まんがさんぽ　2007年05月17日

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★まんがデーター　［９／１５］
・絵　　　：■■■□□
・話　　　：■□□□□
・独創性：■■■■■
・属性　：　成年・マニアック
・おまけ：　あとがき、作品解説、カバー裏にラフ絵、
　　　　　　ゆーかのおもちゃ案内（2P）、
　　　　　　「にゅるにゅるらぶりん」カラー化。
・その他：　初単行本、カラー（10P）、短編×７。
（※初版本は表紙が特殊仕様）

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「おおたたけし」センセの「ちっちゃいトコ　スキ！」です。

詳しくはここに書きませんが、出題形式になっている漫画帯の文句「全部可能」が面白かったコチラ。
イラストとかゲーム原画とか、あちこちで活躍されている「おおたたけし」センセの初単行本です。
こちら「ちっちゃいトコ　スキ！」は連続話の無い（※ちなみに雑誌掲載時は前後編に分かれていたのもあります）、短編集となっております。
よくありがち（？）なロリ系漫画にも見えるかもしれませんが、内容はかなりスゴイものでした。
よく知らぬまま、可愛らしい絵柄に釣られた方はページ開いてびっくりするでしょう。
マニアックでえろえろですよー。

※おまけ「さやちゃん」です。
　お好きな方のため、水着跡サンプルですよ。

冒頭カラーの「にゅるにゅるらぶりん」は雑誌掲載時白黒だった原稿をカラーに再編集したもの。
センセのあとがきによると、
「びっくりさせる為だけに」
…とのことですが、それによって二度地獄を見たそうです。
頭が下がりますね。
こちらは兄妹が風呂場でいちゃつくだけの話なんですが、水着跡がくっきりとしたヒロイン「さやちゃん」が美肌ジェルでぬるぬる・つるつるになるという内容。わはは。
もともと白黒でも凄かったでしょうけれど、カラーで大変なこととなっておりました。
↑そんなプレイが好きな人にはオススメ。

可愛らしいタイトルとは裏腹な「まりかのぷにぷに新体操」
新体操をする「まりか」ちゃんはジュニア選手権大会のため、先生と特訓をするのでした…。
その一行だけで説明がつくという、お話としてよくありがちな、その後が透けて見えそうネタですよね。
特訓大好きな「まりかちゃん」はほとんどされるがままなんですが、ネタが新体操だけあってやっぱり異常な体勢にさせられておりました。
そう言えば、ポニーテールでお馴染み「井上よしひさ」センセも過去に似たような漫画を描いていましたね。
まぁ、コチラは体勢もそうなんですが、それ以外もあちこちえっちです。
いろんなもの使ったり、間違ったり…。
こんなんなのに、最後はスッキリ爽やかに終わるところが素敵。

※左：「ゆきなちゃん」、右：「まやか・かずは姉妹」です。
　↓表紙はこの「ゆきなちゃん」ですね。学校行く前にいたしてました。

単行本表題にもっとも近いだろう漫画が「ちっちゃくたって、ガンバルもん！」です。
こちらも兄妹、ツインテールの「ゆな」ちゃんが牽引するラブラブ漫画で、４ページはカラー原稿でした。
１ページ目の、「おにーちゃんビックリするかなー」って、お兄ちゃんでなくともびっくりしますよ、「ゆなちゃん」
この娘さんもともと天然っぽいんですが、ちょっとした勘違い（笑）からそこらの成年漫画でもなかなかお目にかかれない、ズレたハード展開になってます。
こんなんが「おおたたけし」センセの趣味趣向らしく、作画にも「魂」を感じました。
好き嫌いは大きく分かれるでしょうけれど、多く発売される成年漫画に慣れた人にはオススメな作品でしょう。

やたらとアイテムが登場したり、ちがうトコだったり（←何が？）、かなり常軌を逸したアブノーマル展開なので、そういった耐性の無い方は注意が必要（笑）
特に、二十歳以下の方が間違って開かぬよう、くれぐれも手の届かない位置に保管するようにして下さい。
全体そーんな漫画で占められているので、一気に読むと疲れるかもしれませんね。
…ただ、非常に独創的な単行本でした。

さっぱり平たい雰囲気の絵柄。
成年漫画とはいえ、えっちシーンにはやたらめったら力が入っており、細部から液体表現まで具体的で濃厚。
そんなんなのに、登場してるのは可愛らしいロリ系な女の子という、通常有り得ないような取り合わせが異質でえろえろでした。
そりゃーモノ凄いこととなっておりますよ。
ただ、そちらに重点がどっかりと置かれているだけ、普通のコマは単調。
ごくあっさり描かれておりました。

絵柄もそうですが、えっち描写が特殊で大いに人を選ぶであろう単行本です。
自信ない方は見送るのもいいでしょう。
もし、大丈夫そうならば、後学のためオススメしておきます。