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■あなたのチアペット (大橋薫)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : コメディーチアガール
・おまけ: あとがきのようなもの?
・その他: 短編×8(うち「あなたのチアペット」×3、
      「年上な彼女たち」×3、「イケナイ昇天乙女」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大橋薫(おおはし・かおる)」センセの「あなたのチアペット I will cheer you up!」です。

あれれ。
どうやら描いてる途中でうっかり寝てしまったらしく…時間がまるでありません。
やたらめったら眠いですよー。

さて、疲れ気味なひでるさんは置いといて、本日は「いけない華子先生」を紹介している「大橋薫」センセの新刊です。
「あなたのチアペット」ですね。
はっきり言って、店頭で見た↓表紙のチアガールにつられました。
こちらはバストトップも頻繁に描かれる、一般のえっち系単行本。
表題作のほか収録はどちらも中編による構成です。
いかにも「大橋薫」センセらしい作品に仕上がっています
センセの漫画が好きな方であれば、間違いなく大丈夫でしょう。

千秋さん
※千秋さん
 この娘は…おそらく同性からは人気ないだろうなぁ。

表題作「あなたのチアペット」はチアガールな漫画。
主人公「千秋」は憧れだったチアガールとなるため、大学のチア部へ入部希望を出しました。
希望者は非常に多く、部長「橘いぶき」に入部テスト会場まで連れられると…”ストレス発散のため身体をもって癒す”と言う、部の真実の姿があったのです。
幻滅した「千秋」は”本当に応援を必要とする相手”を求め、個人でのチアガール活動を開始するのでした。
大雑把ですが、だいたいそんなん。

こんな娘いたらいいですね、というはっちゃけ漫画です。
疲れた男性を見つけた「千秋さん」が自らの身体を使って応援していくというもの。
各話はオムニバスっぽいものの、いちおうメインとなるストーリーがありました。

体使って青田買いよ!
そんな台詞が妙に可笑しい1話。
トンデモな入部テストも驚きでしたが、「千秋さん」以外はまったく動じていないのが凄いですね。
こんなんはちょっとリアルかも(笑)
お話のメイン部分は隣のお兄ちゃん。
「千秋さん」にも追い抜かれ、いまだ浪人を続けている彼を応援するのでした。
この身近な人との関わりから、本当に望んでいたチアガールになっていくのです。

2話目は就職がうまくいっていない男性。
困難な就職活動をする男性陣らに、「千秋さん」は胸をときめかせているのでした。
うしろから抱きしめてあげたい
とか、目をハートにしています。
…変わった娘ですね
ターゲットとなるのは、そんな中でもひときわ重症そうな男性。
街で見かけた程度の関係なんですが、自らスカートめくったり、胸広げたりと無理矢理にサービスを開始していました。
チア服は自分で作った様子。
ここまで徹底していると、大したものですねー。
えっちです。

ちょっとタネ明かしもある3話。
こちらは1話目の解決編…とまで言うと大袈裟ですが、だいたいそんな感じ。
通して見ると、2話目だけがストーリーから外れてしまうんです。
どちらかとうまく絡めることができたら、もっとお話全体として、まとまったと思います。
まだまだ色々なシチュエーションを差し込めそうな感じだったんですけどねー。

OL「睦月さん」
※OL「睦月さん」
 ピンチです!さて「睦月さん」の運命は!?

アパートで独り暮らしをする大学生「吉田」くん。
憧れの先輩「詩音」さんが住んでいるということで選んだアパートには、ほかにも口煩いOLや天然ドジっ娘な人妻などが住んでいたのでした。
だいたいそんな感じの「年上な彼女たち」

3話の連続モノで、メインヒロインがバトンタッチしていく構成。
いちおう先輩「詩音さん」が最後の攻略対象として存在し、ちらほら姿を見せていた謎のパーカー姿な人物もポイントになっていました。
果たして、「吉田くん」の想いは通じるんでしょうか?

1話は単身赴任な旦那の部屋へ時々やって来る「オクさん」
誘惑してるのかと思った
やたら無防備で面白い方でしたが、切っ掛けとなるベットに挟まっていたシーンは見事。
まぁ、違うんだろうなぁ、って想像はつくと思いますけど。
ラスト2ページがいいですね。
転ぶのさえなければ、小悪魔的な人妻で終わるところなんですけど。
2話目はOL「睦月」さん。
真面目できっちりした性格がため、アパートでも口煩い彼女は職場でも同様に敬遠されているタイプ。
(※いちおう出世コースなようでしたが)
こちらでは完全に偶然のタイミングだった「吉田くん」が活躍する展開です。
何があったのかはいちおう秘密ね。
そうして、強い部分ばかりだった彼女が、ふと弱い一面を見せるのでした。
朝まで一緒にいてほしい…
だって。
あれは攻撃力高いですねー。
3話目はついに憧れの先輩「詩音さん」
えー、2話の前フリがため、なんとなく想像ついてしまいました(笑)
ああした感じは、「大橋薫」センセの十八番。
登場毎に花を背負っていた、「詩音さん」の実態がどんなんかは単行本にてどうぞ。
いちおう結果は出ていたものの、なにげにバッドエンドっぽいオチですね。

先輩「詩音さん」、「イケナイ昇天乙女」の女の子
※左:先輩「詩音さん」、右:「イケナイ昇天乙女」の女の子
 「詩音さん」は清楚な感じだったんですが…

仕事も私生活も適当だった主人公「進一」くん。
正社員でしたがあっさりとクビを切られ、また彼女「リエ」にも愛想尽かされる始末。
そんなドン底状態だった彼がビルの屋上で出会った、自殺志望の女の子。
思い止まらせるための会話の流れから、
「気持ち良くて天国へ行けるくらい最高のセックス」
を見せることになってしまうのでした。
だいたいそんなんが前後編の「イケナイ昇天乙女」

…実は、コレ何気に良いお話
問題の多かった主人公が、わがままな女の子と接することによって、自分を改めるというもの。
静かなオチも含め、いかにも「大橋薫」センセらしい作品だと思います
切っ掛けとなる前半。
女の子は可愛いものの眼鏡で服装も野暮ったいものでしたが、デートとなる後半はドレスアップ。
背中に花を背負ってますね。
ここでは勿体ないので伏せておきますが、後編でのやりとり・会話は非常に良いので必見です。
こんなん実際にあったら素敵ですよ。

丁寧で強い線の絵柄。
濃淡は適度なくらいで、コマ割りは小さめ。
崩れなく全体的に安定しております。
やっぱりコメディー描写は非常に巧い方ですね。
テンポにも優れているので、さくさく読めると思います。
どちらの漫画でも脱ぎっぷり良く、前述しているようにバストトップも頻繁。
ただ、えっちシーンはだいぶソフトです。
枠線・構図などによって、だいぶ誤魔化しているように感じました。
絵というよりも漫画の癖は強く、あるいは人を選ぶ可能性があるかもしれません。
(※特にコメディーはそうした傾向が顕著だと思う)
絵についての判断は↓表紙で問題ないでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・非常に漫画の巧い方です。ヒロインも可愛らしく描かれていました。
コメディーっぽいこともあり、読みたい人向けだと思います。
・センセお得意な登場キャラ・ネタで、お馴染みという感じです。
合計:[11/15]
なお、カバー裏はどちらかというと横長絵だった↓表紙を90度ずらしたものになっています。
全体を横に広々と見れて、良い感じでした。

あなたのチアペット (バンブー・コミックス DOKI SELECT)あなたのチアペット (バンブー・コミックス DOKI SELECT)
(2009/12/17)
大橋 薫

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tag : チアガールコメディーバストトップバッドエンド

■エッチなことしよ… (もずや紫)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき、ごあいさつ漫画、カラーイラスト、
      描き下ろし「~のつづき」×4、
      カバー裏に別絵・作品解説、加筆修正あり。
・その他: 初単行本、カラー(16P)、短編×10(※描き下ろし除く)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「もずや紫(もずや・むらさき)」センセの「エッチなことしよ…」です。

あわわ、またまた時間がオーバーしてしまいました。
慌ててアップしますので、前置きはそこそこに始めます。
誤字脱字あったらごめんなさい。

さて、本日は「もずや紫」センセの初単行本。「エッチなことしよ…」です。
226ページほどでちょっと厚く・重く、あちこち短編の後日談という描き下ろし、おまけまで充実した1冊です。
かなり気合いを感じられますね。
↓表紙そのままむちむちヒロインのあまーいラブコメなので、そういった基本的なものがお好きな方にオススメ。

水泳部「夏帆さん」、美術部「藤枝さん」
※左:水泳部「夏帆さん」、右:美術部「藤枝さん」
 部活シリーズから2人。「夏帆さん」は水泳やるに邪魔そうですね。

カラー原稿のある冒頭話「あま☆なつ」は「あま☆なつのつづき」と描き下ろしもある短編。
2人きりで練習する水泳部「夏帆」さんと「和田」くん。
平泳ぎのフォームを確認する~からのえっち展開でした。

実は両想いだったので、ラブラブ。
カラー部分の水中えっちは妄想なんですが、本編でも「つづきはプールの中で~」なんて提案を受け入れてくれました。
「夏帆さん」いい娘です。
ショートカット競泳水着を堪能下さいませ。
ちなみに…あれで妊娠はしないですよ。
描き下ろし部分は後日談。
本編冒頭からは信じられないほどメロメロになっており、”彼女がいる男はモテる”という事項を気にしていました。
まー、そんな可愛らしいところを見せられたら、たまんないですわね。
こちらは制服姿でのえっちでした。

同じく部活シリーズ「教育的指導っ!」は柔道部の部長「あずみ」さんと「さとし」くん。
2人は幼馴染みな関係。
「あずみさん」はあまり強くない「さとしくん」に個人特訓をしていたんですが、どうにも彼は集中できなかったのです。
…そうだろうねぇ
柔道であれだけ可愛らしい娘(※しかもお姉ちゃん的な存在)というのは羨ましいですよ。
また、強いというのが嘘みたいにむちむちしたスタイルでしたから。
漫画ですね。
個人的には道着の下から可愛い下着が出てくる様が見たかったんですが、「あずみさん」は一気に下ろしてしまいましたよ。
どんな下着だったのかなぁ。
なお、そのまんま小型化したような彼女の小さい頃がまたキュートです。

「君は僕のヴィーナス」は美術部という「藤枝」さんと「斎藤」くん。
「斎藤くん」はお目当てで入部した「藤枝さん」にモデルを頼み、許諾されました。
しかし、1週間たっても仲は進展せず、絵も思ったように進まず、パニくっていたところ…
実際に、触ってみたらどうかな?
そんな提案をしてきたのです。
こちらの「藤枝さん」が↓表紙の彼女ですね。
まぁ…絵のモデル(個人)を引き受けた時点で、ほぼOKなのでしょう。
そうした大胆なことを言ってきたほか、”服脱いだ方が分かりやすい”と、自ら半裸になっていくのでした。
ラブラブですね。
あーなっていながら、「嫌われたか…」と結論出している彼は相当のニブチン。
あるいは、彼女のアプローチを散々見逃してきたのではないかなぁ。

妹「まゆちゃん」
※妹「まゆちゃん」
 こんな娘と普通に(お触りアリ)お風呂へ入っていたのでした。

描き下ろしのつづきがある「姉ちゃんVSxxx」
こちらは実姉。
姉弟の近親系で、お姉ちゃんはヤバいくらいにメロメロ。
えっちなアイテムに嫉妬してるんですね。
お姉ちゃんの方が~」とか言ってましたよ。
(※描き下ろしもそうしたお話ね)
しかし、人の部屋でえろい事してないように(笑)
犬ちっくで、「ごめんね」と謝っているコマが可愛いです。

同じく近親でこちらは実妹という「おとなになる方法」
ずっと一緒のお風呂に入っていた、ツインテールな妹「まゆ」ちゃんとお兄ちゃん。
しかし、友人に指摘されたとして、今後は1人で入ると「まゆちゃん」に宣言されてしまったのです。
”そしたら最後にもう1度”と泣きつき、一緒に入ることとなるんですが…。

恥ずかしいから、ということでスクール水着を着用していた「まゆちゃん」
しかし、お兄ちゃんは”これがラスト”ということで、気合いが違いました。
そうした抵抗もまったく気にせず、
触りまくってやる!!
とかなんとか、セクハラ三昧なのでした。
まぁ、一緒に入っていた頃も胸揉んだりしてましたけどねー。
(※その際は冗談ぽく済んでいたみたい)
”えっちなことを知らない=コドモ”
そんな理論を展開するお兄ちゃんに対して、”知っているからオトナ”、と「まゆちゃん」は同じ土俵に立ってしまうんですが…そんなこんなで、当然えっちに流れてしまうのでした。
ああ、事態が悪化(?)してしまいました。
つづきの後日談では、お風呂一緒に入るだけの兄妹から、えっち関係になっていた2人。
こちらはブルマでのパターンでした。

お嬢さま「織絵」さんと使用人「圭介」くんの「お嬢様の言うとおり」
命令でえっちなご奉仕を続ける「圭介くん」
しかし、だんな様が戻ってくるため、それを止めてもらうようお願いしたのでした。
これで最後というその日、「織絵さん」は”敬語・命令はなし”というゲームを提案してきたのです。

高慢でも従順でもないお嬢さま「織絵さん」
両親と離れて暮らしている割に良い育ち方をしてますね。
庭でティータイムなんてしているところから、そこそこのお屋敷に住んでいるようなんですが、他使用人などの描写はなく、はっきりと分かりません。
10年仕えているという「圭介くん」がため、ああした感じに育ったのかなぁ。
どうせなら、おそらくお互いドキドキするだろう1回目のえっちが見たかったですねー。

「彼ふぇち」は彼「ゆう」くんの匂いフェチという「あかり」さんの短編。
借りた枕でばたばた悶える様がいい感じ(笑)
ラブラブですね。
試験がためお預けをくらっていた「あかりさん」でしたが、耐えられなくなって押し倒しにかかる様が実に素敵。
匂い嗅いでるほか、味までも楽しんでいましたよ。

あかりさん、小宮さん
※左:あかりさん、右:小宮さん
 なかなかえっちな「小宮さん」こちらは逆に触ってきたところ。

事業中にも関わらず居眠りをしていた眼鏡の「小宮」さん。
眺めているうちにふと触りたくなってしまった隣の「足立」くんは、ちらほらと触れていたのです。
授業が終わって目覚めた「小宮さん」は、”もっとさわる?”そう紙に書いて見せたのでした。
そんな短編「タッチあんどGO!」

まぁ、確かに彼女はぎゃーぎゃー騒ぐタイプには見えませんが、「足立くん」ヤバいことしますねぇ。
おっぱいを見せてもらった途端、理性が崩壊していました。
結局「小宮さん」はラブラブだったんですが、彼はえっち目的っぽかったけれど…それでいいいのかな。
なかなか楽しいカップルです。
お互い触りあってる描き下ろし部分がまた素敵でした。
そっちもじっくり見たいよね。
そんな彼と同じで、こちら「妄想先生彩子さん」は教師「彩子」さんが理性を抑制できないパターン。
好きな生徒「高田」くんと2人きりで進路相談をしていた「彩子さん」
しかし、妄想に流された彼女は話も聞かないまま彼を押し倒してしまうのでした。
こんな教師いるかいな(笑)
顔近付けた(机2つ分で向かい合った距離ね)だけで、むらむらさせてます。
可愛いですね。
なお、こちらもカラー原稿のある短編でした。

ゆったりとした曲線のふんわり絵柄。
濃淡・描き込み具合は適度で、そこそこページ賑やかでも見辛さはありません。
初単行本とのことでしたが個性を確立されており、全体は安定傾向。
(※短編「ラブ・テスト」のみ古めです)
修正が生きているのかもしれませんね。
丸く幅の広い輪郭と横長な目が特徴のキャラ絵。
肉付きよく、むちむちした可愛らしいものです
系統としては、「BENNY’S」センセなどのラインかと思います。
癖は強めですね。
あ、「もずや紫」センセはちゃんとアンダーヘアを描かれる方です。
そのあたりがキメ手になる方はご注意を。
大まかには、↓表紙・裏表紙にて判断下さい。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・初単行本ながら安定傾向で、むちむち描かれていました。
・甘いラブコメ話ですね。どちらも良くまとまっていたと思います。
・ふわふわ大きい胸や健康的な肉付きがえっちでした。そういったのがお好きな方向けね。
合計:[11/15]
コアマガジン」さんのHP、あるいはセンセのHPにて原稿見れました。
余裕ある方はそちらを確認しておくのがオススメです。
むちむちしたのがお好きならば、全然問題ないでしょう。

エッチなことしよ… (ホットミルクコミックス 313)エッチなことしよ… (ホットミルクコミックス 313)
(2010/01/09)
もずや 紫

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tag : コアマガジンラブコメツインテールショートカットスクール水着競泳水着アンダーヘア

■ネガティブ・ツインタワー! (けものの★)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : コメディー・学園
・おまけ: あとがき、合間に各話解説、カバー裏にキャラ絵。
・その他: 折り返しにコメント・4コマ「ぶんぎょう」、
      6話(+おまけ6.5話)収録、現在は1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「けものの★」センセの「ネガティブ・ツインタワー! 1巻」です。

年明けすぐの週末。
書店は発売本も少なく、心なしか寂しげな状態でした。
人もまばらでしたよ。

そんな店頭で発見しました、「けものの★」センセ。
なんとびっくり、新刊は一般系、しかも巻数表記まであったのでした。
「ネガティブ・ツインタワー! 1巻」です。
さすがに腕ある方は違いますねー。
このまま成年系を描かなくなったらやだなぁ。

ネガティブ・ツインタワー・ガールズ
※ネガティブ・ツインタワー・ガールズ
 この身長差に注目です。高いなー。

こちらのブログで紹介している「Groove Tube」、「YELLOW★POP」に続く3冊目の単行本。
はっちゃけ感の強いコメディー長編で、残念ながらサービスシーンはありません。
まぁ…センセの意図と関係なく、それっぽく見えるところはありましたけど(←これはひでるさんの頭がオカシイだけかも)

荏田中(えだなか)高校の1年生。
そちらには、無差別な暴力から「狂犬」と揶揄される「兵頭要(ひょうどう・かなめ)」、鋭い目つきと無表情から凶悪な存在とされる「宍戸真琴(ししど・まこと)」がおりました。
どちらも180センチを超える長身で、頻繁にツルんでいた2人は…いつしか、「氷炎魔団長(フレ○ザード)」と恐れられていたのです。
しかし、実際の彼女らは他人と接する事に臆病な、可愛らしい女の子だったのでした。
早く周囲の誤解を解き、お友達、できれば彼氏をと願うんですが…と、だいたいそんな感じのお話。

兵頭要、宍戸真琴
※左:兵頭要、右:宍戸真琴
 だんだん可愛く見えてくる…筈。しかし「真琴さん」はスタイル良いですね。

要領悪く生きる女の子のコメディー漫画
主要の2人とも高身長で目付き悪く、およそヒロインっぽくない感じ。
そういった容姿のうえに、視線恐怖症(対人恐怖症?)という難儀な性質もあり、ラブどころか友人でさえ、ままならない状況なのでした。

感覚としては「あずまんが大王」の「榊さん」ですね。
当初孤独だったものの最終的には仲間に恵まれた彼女と違い、こちらの2人は1人でないだけ逆に微妙。
ちゃんと理解してくれる”自分を鏡映しにしたような相手”が目前にいるためなかなか他に発展し辛く、周囲に与えるそれぞれの異なる恐怖が変な相乗効果となっているみたい。
また、「真琴さん」はともかく「要さん」はテンパると暴力になってしまう(※相当に腕っ節も強い)ので、よりタチが悪いのです。
漫画中でも指摘されていましたが、担任ぶっとばしたのは色々とまずかったかなぁ。
そのあと泣いて後悔してるんですけどね(笑)
普段から暴走気味でしたが妄想内も同様
困った人です。
実はなかなか多芸で、校舎屋上から遠く離れた部室棟内の相手にリップクリームを直撃して気絶させるほか、なかなか家庭的で料理は巧く、曲芸のような包丁さばきまで披露していました。
どちから部活に入ったら良さそうなんですが…他の視線があると無理かな。
こうした女の子のセオリー通りぬいぐるみからふりふりしたものなどが好きらしく、ちらと描かれていた下着も可愛い感じでした。

一方の「真琴さん」はそんな「要さん」ほどでなく、いくらかマトモ。
やはり対人には不器用で、極端に無口で無表情。
頷く、横に振る、といった顔の動きだけで返事をしております。
某ロボ超人になぞらえていましたが、なるほどピッタリですね。
「要さん」と違って刃物を怖がってしまうため料理は全然ダメ、運動もバレーの描写から察するに微妙であるみたい。
普段は冷静なため頭の回転良く、スタイルは相当に良いので、ちょっと慣れれば良さそうなんですが。
やたら視界広く、視力も抜群でしたが…本人曰く「眼鏡かけてるから」って、どんな調整してるんだろう。

要・真琴、乾玉留・小洗真央
※左:要・真琴、右:乾玉留・小洗真央
 「玉留」・「真央」の2人がどう絡んでいくのか、これから見モノです。

漫画では3話から「乾玉留(いぬい・たまる)」、「小洗真央(こあらい・まお)」という、別の友人カップル(?)が登場。
ぶっちゃけ、「要さん」・「真琴さん」だけの場合は話ぐるぐる進展しなさそうだった(笑)ので、良いタイミングだと思います。
意外と女子ファン多いのよ~
などと「真央さん」が言ってましたが、それも納得。
そうした第三者からの目線が分かると、また世界が広がりますね。
「玉留さん」も含めて的を得た分析をしており、なるほどこの2人が友人になっていくのかなーと思いましたが…1巻ラストで楽しい事となっていました
次がどうなるのか楽しみです。

あちこちに漫画などのネタが差し込まれ、そうしたものを知っているかどうかはカギ
(※おおまかに有名なものばかりでしたが)
ちなみに、「氷炎魔団長(フレ○ザード)」というネタはひでるさん分からなかったので、穴あき問題の回答できませんでした。
そんな訳で、元ネタ分かった今でもいまいちピンときません。
知っていれば、より面白いんでしょうけどね。
なお、こちらの漫画は「ゴルゴ13」みたいに1話をパートで区切る描き方になっています。

強い線のこってり絵柄。
濃淡ではやや濃い目で、ごっちゃり気味です。
かなりテンションの高いコメディーなので、描き方としてもはっちゃけてます。
崩し絵が多く、デフォルメも非常に大きめ。
ココを面白いと感じるかどうかもカギの1つで、かなり極端なので人を選びます。
また、主人公ヒロインの2人は”目付き悪い”特徴がため、ぱっと見で可愛くないんですねー。
(※読み進めるうち、可愛いと思えますが)
こちらは売れ行きを左右するだろう、大きなポイント。
えっち描写ほかサービスシーンも残念ながら無く、センセに成年漫画のイメージがある人はがっかりするでしょう。
正直なところ、やっぱりえっちなんが良かったなぁ。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・漫画ジャンルもあって癖の強さが前面になっていました。絵は巧い方です。
・良質なコメディーですが、ややぶっ飛び過ぎる気もします。
・良くも悪くも非常に独特な「けものの★」センセ・ワールドでした。
合計:[12/15]
なお、「FlexComix」のサイトでは、音声つきコミックスが見られるので、迷った方はこちらをあらかじめ確認しておくのをオススメ。

こちらは台詞をクリックすると音声が出るタイプ(※逆に言えばクリックしなければそのまま進めれる)で、自分のタイミングで読み進めれるので非常に快適でした。
良いですね。
また、声は「兵頭要」役は「小林ゆう」さん、「宍戸真琴」役は「岩岡玲湖」さんと、どちらも雰囲気に良く合致して、ぶっちゃけこの形式の方が断然面白く感じました
単行本買った方、まだの方、どちらも一度見てみて下さい。
ちょっと印象変わるほど良かったですよ
次はCDドラマ付きで発売するのがいいかも。

うーん、「小林ゆう」さんはやっぱり巧いなぁ。
デレてる声とのギャップが見事に表現されていましたよ。
そんな本人が、あれだけおもろい人というのがまたスゴイのです。

ネガティブ・ツインタワー! 1 (Flex Comix)ネガティブ・ツインタワー! 1 (Flex Comix)
(2010/01/12)
けものの★

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tag : コメディー小林ゆう岩岡玲湖

■制服〇號 (鋼鉄)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・コスプレ
・おまけ: あとがき漫画
・その他: カラー(4P)、短編×13(2話連続あり)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鋼鉄(はがね・てつ)」センセの「制服〇號」です。

センセのHPはないのかなぁ。
非常に検索し辛いお名前。
ざーと探してもよく分からなかったので、諦めました。
こないだ紹介した漫画に、編集の方が進言してタイトル変えたというのがありましたけど、こういうところですよね。
色々調べたくても引っ掛からないので、めんどくさくなるんだもの。
ごめんなさい。

さて、そんなこんなで「鋼鉄」センセ。
最新刊はコスプレな単行本「制服〇號」です。
同キャラの登場する別シチュエーションという風情な連続話と、短編による構成。
センセの単行本は、おそらくこちらが初見。たぶん。
絵柄としてはいい感じだったんですが…どうにもお話が弱く、刺さりません
適切な表現でないですが、よくありがちな一般系えっち漫画みたいな風情でした。

「戸田沙也」先生、チアガール「相澤優希」
※左:「戸田沙也」先生、右:チアガール「相澤優希」
 やっぱりこの虎シマでしょう。1話だけなのが残念。

幼稚園の新米「戸田沙也」先生。
園長の考えた節分行事にて、見事鬼役となってしまったのです。
試しにそのコスチュームを着ていたところ、同様に鬼役となっていた「杉山」先生に脅かされてしまうのでした。
…だいたいそんなんが、収録ではもっとも良かった短編「保母さん」

こちらが冒頭話。
「沙也先生」が着ることとなった鬼コスチュームは、某有名キャラを彷彿とさせる虎シマなビキニ
(※下はパレオ風でした)
単純ですが…
やっぱりソレが良い!
どちらかというと大人っぽいキャラが多い中、彼女はぷにぷに・ふっくらの可愛らしい容姿。
コスプレとも合って、魅力的に描かれていました。
ただ、お話は色々と問題あり
いちおう声をかけたとは言え、女性職員のロッカールームをがらっと開けた「杉山先生」はかなり異常。
覗き目的…でもないですよね?
また、今時子供でも驚かないようなシチュエーションで、あーまで驚くのはいかにも漫画。(←漫画ですが)
それがため放尿描写となるのはOK。
ただ、その後にちゃっかり告白していた「沙也先生」はこれまた相当に異常。
…って言うか、お前(※「杉山先生」)とっとと出てけー。
なお、あーしたコスチュームを用意していた園長さんですが、自らフォローしていたのは偉い。
ヤラしい目的ではなかったのね。

カラー原稿もある「チアガール」
こちらは2話を巧く利用した印象です。
出番が終わったチアガール「相澤優希」さん。
帰ろうとしていたところ、チームのマスコット「ウルフィくん」の着ぐるみにスタッフルームへ連れ込まれ、えっちされてしまうのです。
終始無言な相手に困惑する「優希さん」でしたが…という展開。

期待通りのチア衣装ですね
黙り続ける着ぐるみには迫力があり、ちょっと不安になる彼女の表情がポイント。
また、それがちゃんと2話目に繋がっているんですよ。
このバトン受け渡しがスムーズで、良い流れだったんですが…あのラストはかなり疑問
正体不明なままでも良かったのではないかなぁ。

チーフマネージャー「松井百合」さん登場の「マネージャー」2話は、いわゆる業界裏話。
身体を張って降板阻止、仕事を受注する「百合さん」という風情です。
ありがちにタレントを要求するのではなく、そのマネージャーをターゲットとするのはなんだかリアル
(※表沙汰にならにくいだろうし)
まぁ、「百合さん」は眼鏡の美人で、後に姿を見せるタレントよりぜんぜん良いのですが。
ひでるさんとしては、スタンダードなスーツ・パンスト姿であった1話目のがいいなぁ。

バスガイド「槙田真紀」、ミニスカサンタ「河合さん」
※左:バスガイド「槙田真紀」、右:ミニスカサンタ「河合さん」
 センセは腰から太ももあたりが良いですねー。

2話の「ウェイトレス」は、いわゆるフリフリと可愛らしい衣装でなく、シャツにタイトスカートというシックな風情。
ヒロイン「礼子」さんも、切れ長な目の美人でした。
1話目は最後まで残っていたお客さんに慰めえっち。
あみあみなストッキングが良かったんですが…すぐ脱いじゃうのねー。
2話目も閉店後。
なにげに登場したマスターによって、眠らされてしまった彼女がえっちされてしまうのです。
ラストの「礼子さん」はいいんですが、マスターは相当に変。
漫画中でも言われていましたが…
バッカじゃないの?!

「里中サエ」さんの「サマーガール」は…どんなんか想像し辛いですよね。
浜辺にいそうな女性のことです。
1話目はウェットスーツからの着替え途中にえっちされるパターン。
そちら脱ぎかけだったので、シーンでは単なるビキニがほとんど。
これが勿体ない
ウェットスーツのえっちパターンというのは、珍しいですからねぇ。
また、外で着替える事多い(と思う)んですが、彼女を更衣室に入れてしまったのがよく分かりません。
そのためか、流れも微妙なものになっていました。
海の家を手伝う2話目は、水着+短パン、エプロン。
どーでもいいですが、変な男ばっかりですね、この浜辺。(特に1話目)

ほか、2話ほど収録された「バスガイド」
こちらの「槙田真紀」さんは、調教ちっくな玩具プレイでした。
運転手とのえっちというのはお約束ですよねー。
「サンタ」、「キャンギャル」という2話も短編でなく、実は「河合」さんという同ヒロインの短編になっています。
うち前者は、店頭販売をするミニスカサンタだった彼女が、台無しにしてしまった商品の代わりにえっちされるという流れ。
後者は先輩社員の嫉妬がため、関係ない男にされてしまうという、より悲劇的な展開。
そのどちらもオチは今一つ。
「サンタ」はまだ良いとして、「キャンギャル」はいじめのような目に遭っており、軽いラストが中途半端に弱いのです。
センセは他の短編もそうですが、オチが巧くない方だと思います
それがお話のイマイチ感を決定的なものにしているのではないでしょうか

非常に強めな、濃い線の絵柄。
濃淡でも黒が目立ち、全体としてはそこそこ程度ですが、ぱっと見では濃く感じるでしょう。
しっかりとして崩れなく、全体安定しておりました
キャラは鋭角的ですらりと縦長なスタイル。
きゅっとツリ目で鼻筋の通った、美人なお姉さんという風情です。
個性はあるものの、そうキッチリと人を選ぶものではない…と思います。たぶん。
どちらかと言うと色っぽい方が多いので、判断は裏表紙の良いと思います。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・癖のある濃い絵ですが、こちらはなかなか良かったと思います。
・非常に軽々しく、それまでの流れを崩壊させるようなオチも微妙。
コスプレはいいとして、もう少しシチュエーション、フェチ描写が欲しいところでした。
合計:[9/15]
ひでるさんは刺さりませんでしたが、悪くはないと思います。
ただ、このタイトルで…↓表紙が裸エプロン・裏表紙がウェイトレスというのは…どうでしょう?
収録で考えた場合、鬼柄ビキニ(※表紙のキャラは「沙也先生」でしたけど)とか、チアガール、バスガイドあたりだと思うんですが。
セールス的に勿体ないように感じます。
だいたい、それっぽいモノはありましたが、裸エプロンの話なんてないじゃない。

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(2009/11/27)
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■ボクとキミのヒメゴト (きみおたまこ)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・近親
・おまけ: あとがき漫画(合間から続く)。
・その他: 短編×10。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「きみおたまこ」センセの「ボクとキミのヒメゴト」です。

よかった、新刊が発売されましたー。
お久しぶりです。
色々あるようですが…応援しています。
がんばって下さい。

可愛い絵柄としっかりとしたストーリーの「きみおたまこ」センセです。
ひでるさんは全単行本(たぶん)ほか、ちらほら同人誌も持っているという、単なるファンなのでした。
今回はあちこち甘めになっているかもしれません。
こちらのブログでは何回かお名前を出していましたが、ちゃんと単行本を紹介するのはこちらが初めて。
前巻「私と主人の空」は06年発売だったんですね。
ちょーどブログ開始くらいよ。

そんなこんなで、3年ちょっとぶりの単行本「ボクとキミのヒメゴト」です。
「きみおたまこ」センセと言えば、シリーズもので有名。
しかし、こちらの収録は全て短編での構成
そうしたお馴染みのお話・キャラは1話も収録ありませんでした。
ファンにとっては「続きが読みたいよー」というところでしょう。
それで押した場合は…やっぱり間口が狭くなると思われ(※)、まただいぶ発売間隔もあります。
(※単行本によっては、シリーズの漫画には1ページであらすじ入ったりしていましたが)
短編をずらりと揃えた今回の構成は、正解だと思います。
センセの漫画の導入には、最適な1冊に仕上がっているのではないでしょうか。

妹「さくらさん」、妹「真諸ちゃん」
※左:妹「さくらさん」、右:妹「真諸ちゃん」
 タイプ違いますが、この2人は可愛かったですよー。

基本的にはラブコメですが、非常に心理描写が巧い方。
ぺかぺかとしたコメディー部分も多いんですが、単に甘いだけでないラブ部分はラブコメ”という軽い響きよりも恋愛モノと言った方がしっくりきます
今回収録されていた漫画は、大まかに近親系とラブラブカップル、そして軽い調教(SMちっく)ネタという3ジャンルになっていました。

妹「さくら」さんの机上にあった手紙をちらと見てしまった兄「朋」くん。
好きな男とかできる歳になったんだなー
そう感心していたところ、”感度が悪い”と悩んでいた「さくらさん」はそれを告白。
自分の身体を開発してほしいと頼むのでした。
そうした近親漫画「恋文」

普通に拒否した兄を泣き落していた、見事な貧乳の「さくらさん」
↓表紙が彼女ですね。
思わずこぼれたえっち最中の言葉に、反応する様が良かったです。
「朋くん」もそうした感情があったんでしょう。
こちらの短編は、何はともあれラスト2ページが必見
いやー、「さくらさん」は可愛いなぁ。
なお、無口・無表情な「亞弥」さんの短編「美味しい食事」も、同様にラスト部分のためのような漫画でした。
こうした漫画は「きみおたまこ」センセ絶品ですね

コタツでうたた寝をしていた妹「真諸」ちゃん。
お兄ちゃんに部屋まで連れられるんですが、入りたての布団は寒いということから一緒に寝ることなったのです。
そんな短編「雪の夜には」

こちらはヒロイン「真諸ちゃん」がとにかく可愛いです。
くっついてくる布団内ほか、こっそりえっちな事に気付いた際の反応、あちこちの台詞まで、非常に良い感じ。
ラストページもそんなんでした。
甘えん坊ですねー。
後半の直接えっちは無論ですが、前半の下着越しプレイもなかなかじれったくて素敵
ギリギリセーフという考えもあるんでしょうね。
あっ、窓あけっぱだー
というコマが可笑しいです。
雪の日に窓全開にしないように(笑)

「大樹」くんと彼女「秋吉」さんの「はじめての…」
タイトルそのまま単純にはカップルの初えっち話なんですが、「大樹くん」のお姉さんがちらほら(話に)絡んでいるのが最大のポイント。
変態ねーちゃん
という言葉もあり、あーした行為は頻繁だったようなんですけど…なるほど、タイトルはこの姉弟にもかかっていたんですね。
クローゼット内のお姉さんが非常に良く、メインの「秋吉さん」を完全に食っています。

妹「莉奈ちゃん」
※妹「莉奈ちゃん」
 遠慮なくって、アンタ…「莉奈ちゃん」はどーなってしまうんでしょう?

「熱いカラダ」はお姉ちゃんと弟「慶太」くんの近親もの。
鍋焼きうどんをこぼし、火傷しそうになったお姉ちゃんを助けるためお風呂場へ。
シャワーで冷やしていたところ、うっかり全身びしょ濡れにしてしまい、うろたえる彼をえっちに誘う展開でした。
こちらは初めてですよね。
当初は主導権を握っていたお姉ちゃんでしたが、途中でスイッチ・オンとなった「慶太くん」によって攻守逆転してしまうのです。
あーした場面での「だ…だめだよ?」は逆効果でしょう。
そんな後半はあまり姉っぽくなく、縦ロールな髪型が独特なのでした。
特にお嬢さまではないんですけど。

「妹とあそぼ」は近親・拘束な漫画。
拘束と言っても手錠だけなんですが、”いつも出来なかった事”をするお兄ちゃんなのでした。
うん、まるで躊躇してないですね。
シマパンが眩しい「莉奈」ちゃんも、えっち前後を見る限り可愛いだけではない様子
でも、これくらいの方がリアルかな。

「真結(まゆ)」ちゃんと「優斗」くんの「やさしくいじめて」
よく気が付き、世話を焼く「優斗くん」は”優しい彼氏”と評判。
周囲の目にはそう映っている彼でしたが、実はなかなかいじわるなのでした…。
だいたいそんな感じの、ラブラブ短編。

こちらが冒頭話ですね。
ふわふわ・ほわほわしている「真結ちゃん」
いかにもいじめ甲斐ありそうな娘さんで、なんのかんの言いながらえっちな事を受け入れております。
メインはおもちゃでしたが、ラスト付近もいいですね。
これ飲んだら事業中に効いてきちゃうかな……
とか言いながら、お薬を飲んでしまうのでした。
いきなりベタ甘でしたよ。
同じく「私の望むもの」はMちっくな性癖のある「理都」さん。
拘束されている、なかなかエグい状態の冒頭部分に驚きです。
先ほどの短編と違ってラブラブという訳ではなく、これは…願望(夢?)の通りに行動するってことなのかな。
公園シーンは当初何事かと思いましたが。

「慶太くん」のお姉ちゃん、真結ちゃん
※左:「慶太くん」のお姉ちゃん、右:真結ちゃん
 縦ロール髪はこんな感じ。ちなみにシャワーなので勘違いしないように(笑)

複数えっちな短編「なかよし」
女子ばかりの茶道部・新部長に抜擢された、男子「東城」くん。
まだ部に馴染んでいなかった彼のため、送られる旧部長(※女子)はスケジュールに組み込まれていた一発芸を代わりに引き受けたんですが…いきなり「東城くん」は縛られてしまうのでした。

簡単には、女子部へ1人飛び込んだ男子の複数ネタ。
旧部長を中心とした、百合えっちサークルという実態だったのかな。
彼女らに対して「東城くん」の扱いは道具っぽく、これからの頑張り次第という感じ。
まだ人数は増えるようでしたから…大変ですね。
コマの隅で脱ぎ散らかした服をたたんでいる「架南」ちゃんが可愛いです。

背が高く、胸も大きい「平野」さんは大人っぽい同級生。
そんな彼女に惹かれていた「宮沢」くんは、体育用具室で着替え中だった彼女と鉢合わせ。
見ていた胸がニセモノであったと気付いたのでした。
短編「夏のはじめ」はそんな感じ。
いくら恥ずかしさあっても、鍵もかからないそんな場所で着替えるのはだいぶ不用心。
ぺたんこでしたねー
冒頭の絵と比べて、相当にサバを読んでいるようでした。
ただ、彼女に憧れていた「宮沢くん」にとって、あーした弱い部分も逆に刺さるんだろうなぁ。
続きが楽しみなお話です。

乱れない柔らかな線の絵柄。
適度なくらいの濃淡ですが、あちこち全体的にバランスは優れ、安定感があります。
全体で見た場合はやや薄いかなぁ。
幅広・五角形ちっくな輪郭で、大きい目の可愛らしいキャラ絵。
恥ずかし線(※恥ずかしい時に鼻から頬にかかる斜め線のことね)も特徴で、コメディー崩しもちらほらと見えました。
どちらかというと漫画の巧い方で、個性のある絵については好みが分かれるでしょう。
お話のネタも偏りあり、そっちでも人選ぶと思います。
だいたいは↓表紙などカラーでの判断で問題ありません。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・ひでるさん好きな絵柄です。ただ、好みは分かれるだろうなぁ。
・全て短編でしたが、どちらも印象深く読んで楽しい漫画に仕上がっています。
・べたーっとした甘さが特徴。調教・百合っぽい色も含め、こちらも好み分かれると思います。
合計:[12/15]
「きみおたまこ」センセはもっと濃い目なイメージでした。
違ったっけか。
心なしか、こちらはだいぶ洗練され、適度なくらいに今風な感じになっています。

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(2009/12/26)
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tag : ラブコメコメディー

■ぱられる!リキュアたん (KOJIROU!)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・巨乳
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵。
・その他: 短編×9(うち「ぱられる!リキュアたん」×7)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「KOJIROU!(こじろう)」センセの「ぱられる!リキュアたん」です。

ようやく読めました。
ブログでも2度ほど取り上げてますが、「カノジョは官能小説家/後藤晶」の4巻にドキドキです!
うわうわ、「千尋先生」どーなっちゃうんだろう!!
…とかなんとか、うまーいトコロで4巻は終了。
これはシャレにならんほど気になります。
一般系なので、過激な展開にはならないと思いますが…早く5巻出ないかなぁ。

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さて、本日は「Pure Girl pul!」を紹介している「KOJIROU!」センセです。
たぶん4冊目くらいの単行本「ぱられる!リキュアたん」
メインの漫画と短編という構成です。
ただ、実は…そちら未完なのですよ。
ストーリーで流れていくタイプではないので、もやもや落ち着かなくなったりはしないでしょうけど…完全に終わらないのが嫌な人はちょっと注意ね

メインの「ぱられる!リキュアたん」は7話ほどの連続モノ。
失った魔力を取り戻すべくふらついていた”性の小悪魔”こと淫魔サキュバス「リキュア」
ひときわ強い性欲反応を見せた「俊明」を発見しました。
相手を提供するかわりに精力をもらう
そんな「リキュア」からの交換条件をのんだ「俊明」は、不思議なアイテムによって周囲の女性と次々にえっちしていくのです。
だいたいそんな感じの漫画。

妹「夏美さん」、メイド委員長「宮藤瑞穂さん」
※左:妹「夏美さん」、右:メイド委員長「宮藤瑞穂さん」
 ほぼ登場の皆さんは立派な胸です。

前述しておりますが、とりあえず収録の7話は未完です。
まだ続く様子。
各話毎に登場ヒロインが異なり、毎回登場していたのは「俊明くん」と淫魔「リキュアさん」だけ。
(※ちょろっと顔見せ程度の出演も1回だけ)
女の子に合せた便利なアイテムが登場し、それによってえっち展開となるオムニバス風な漫画です。
国民的有名漫画の青いロボットを思い出しますねー。
とか考えていたら、あとがきには「某ネコ型」と書かれておりました。
感覚としては正しいみたい。

1話目は彼の妹「夏美」さん。
「魔法のフィギュア」を媒介にした間接えっちなので…
犯罪じゃねーよな!?
となんとか、近親でも目一杯でした(笑)
感覚のみリンクしている筈なんですけど、当の本人曰く「透明人間に無理矢理~」とか、フィギュアと同じ体勢。
ちょっとここが残念。
彼女は外出中だったりして、服などはそのままにえっちな感覚だけ伝わるというネタのが好みです。
隣に住む女の子「まどか」ちゃんが2話目。
ぺったん娘は守備外
という「俊明くん」
「身体大人化チョコ」によってのえっち展開です。
うーん、「まどかちゃん」はもっと幼い感じで描いた方が分かり易かったのではないかなぁ。
短パン・シマパンが良い感じ。

メイドさん(ファミレス制服)との3話。
こちらでは委員長「宮藤瑞穂」さんがバイトをしており、専属メイドになってしまう「ご奉仕キット」によるえっち。
彼女もだいぶ胸は大きいので、コスプレよく似合っていました。
途中で自らスカート捲り上げていましたけど、まーやったら短い丈ですよ。
ツンデレなクラスメイト「佐倉千佳」さんが4話。
↓表紙を飾っているのが彼女ですね。
セオリーそのまま、金髪ツインテールです。
書いたことが現実になるという日記風アイテム「明るいエッチ計画日記」によって、自然とそちらになだれ込んでいました。
勘違いしてないでしょうね
ほか、「バカじゃない」、「信じらんない」などお約束な台詞を連発していました。
彼女レギュラーでもいいのではないかなぁ。

佐倉千佳さん
※佐倉千佳さん
 セオリー通りなツンデレキャラでした。

5話の「藤村いずみ」さんは珍しく貧乳キャラ。
それに悩む彼女のため、”揉めば理想どーりの胸にできる”というリストバンド「おっぱいスライドFX」によるえっちでした。
そう、結局は巨乳になっちゃうんですけどね。
(※余談ですが、えっち後は元通りになるため「いずみさん」の悩みは解決しない)
おまけに、「俊明くん」の理想そのまま母乳プレイに発展しておりました。
1コマだけで回想っぽい扱いですが、こちらでは巨乳な女の子として先の「千佳さん」、妹「夏美さん」が顔を見せています。
6話はスクール水着な水泳部員「水無月早苗」さん。
アイテム「AWAWAスライム君」によって身体を液状化し、泳いでいる彼女に水と紛れてえっちするパターン。
触手えっちみたいな風情になっています。
これまでの経緯で「リキュアさん」は信頼あるとは言え、「俊明くん」はよくこんなん飲みますね。
なお、途中から同じ水泳部の「星野美鈴」さんを巻き込み、Wヒロインな風情になっていました。
この「美鈴さん」は収録で唯一貧乳なままえっちされます。
どうにもややこしいのがラストの7話。
「俊明くん」はネットゲーム内へ「漢のフロッピーディス君」によって猿の怪物として侵入。
対峙した武闘家キャラに勝利して、ゲーム内えっちとなるんですが…そちらはプレイヤーにもシンクロするというアイテム。
プログラム無視で好き放題できるということで、描かれているえっちはゲームキャラでした。
ただ、さすがにここまでくるとヤリ過ぎな感じが…。
妹「夏美さん」のエピソードよりもオマケっぽかったプレイヤー「吉田響子」さんはほぼ空気な存在になっていました。
シンクロ云々という設定は必要だったかなぁ
違和感たっぷりで、しかも収録でのラストだったため、他の良さがかき消されてしまいました。

なお、レギュラー登場の淫魔「リキュアさん」は↓表紙では右隅の肩上、裏表紙では中央に描かれています。
彼女とのえっちはないので、そうしたのが好きな人は残念。
失った魔力~から察するに、実はむちむち女性なのかもしれませんが…詳細については不明。
完全回復目前だ!
そんな言葉もあり、次に登場した際には大きな変化もありそうです。
ただ、コレという伏線なく、またお話がオムニバスということもあって、さほど次が気にならないんですよねー。
本日は「後藤晶」センセを前置きにしましたが、そちらの正反対。
次の単行本も含め、1冊にまとめた方が正解だったのではないかなぁ。
(※当然大人の事情もあるでしょうけれど)

水泳部員「水無月早苗さん」、短編の巫女さん
※左:水泳部員「水無月早苗さん」、右:短編の巫女さん
 ファンタジー的な短編も良いおっぱいです

2話ほど収録されている短編。
そのどちらもメインより「キルタイムコミュニケーション」さんっぽい漫画だと思います。
「玉響(たまゆら)」は巫女さんの悪霊退治ネタ。
これは時代劇っぽい風情なのかな。
”悪霊がついている”という少年の依頼によって、祈祷を開始する巫女さん。
しかし、具現化したものは悪霊ではなかったのです。
まぁね、あんな胸で袴もやたらミニだったので、彼に罪はないですね。
やたら巨乳な巫女さんとのえっちを堪能下さい。
一方、「BLACK NIGHT」は洋風なファンタジー漫画。
旅の途中で道に迷ったエルフの女の子。
山小屋を発見し、そちらに宿泊することとしたんですが…待っていたのは、黒魔導の男だったのです。
待望の触手えっちほか、複数にされていました。
なお、先ほどの「玉響」と違ってこちらはバッドエンドな風情になっています。

やや太めなくっきり線の絵柄。
デジタルな灰色で濃淡はあまり濃くないものの、ごっちゃり描かれる方です。
描き込みは全体的に多くなく、ぺたーと平たい感じ。
大崩れなく、バランスに優れております。
ばっさり髪で全体的に縦長な人物絵。
当然キャラにもよりますが、重量感たっぷりな胸が特徴です。
はっちゃけ感の強いコメディーがため、漫画は賑やか。
個性ある作画も合わせ、人を選ぶと思います。
カラーでも大きく変化はないので、↓表紙・裏表紙で判断下さい。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・好み分かれる個性でしょうけど、全体的にはよくまとまっていたと思います。
・メインを含めて短編群という風情でした。ちょっと勿体ないかなぁ。
・たっぷりな胸がいい感じ。メイドからスクール水着、巫女さんなどが良かったです。
合計:[10/15]
うーん、なかなか良いおっぱいでした。
大きなマイナス点はないので、そんなん好きな方にはオススメです。

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(2009/12/25)
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tag : コスプレツインテールファンタジースクール水着キルタイムコミュニケーションバッドエンド

■加納家の事情 上下巻[完結] (小石川ふに)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : ラブコメ・妹
・おまけ: あとがき(上下)、ヒロイン紹介(上)、ネタ絵(上)、
      カバー裏にメガネ体操・眼鏡ネタ絵(上下)、
      描き下ろし「加納家の次女と三女と長女/中田ゆみ」(上下)
・その他: カラー(4P:上下)、3話(上)・4話(下)収録、全2巻(上下巻)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「小石川ふに(こいしかわ・ふに)」センセの「加納家の事情 上下巻[完結]」です。

本日は独特な作風の「小石川ふに」センセですね。
なんだか店頭に上下巻で並んで目立っていたので、イマイチよー分からんまま手に取りました。
こんな買い方するからどんどん本が山積まれるんですね。
まぁ、↓表紙は女の子で、紹介帯に「妹」とか見えたので、安牌だろうという判断なんですが。

次女「ちか」
※次女「ちか」
 頑張っての黒下着です。「皐月さん」もいたので、こちらの絵にしてみました。

さて、そんな訳で上下巻で完結という漫画「加納家の事情」です。
「小石川ふに」センセの漫画はちらほら、「初音がんばりますッ」、「マジカル・ふにゃっと」などを読んでいるのでお馴染みです。
こちらは「comicキャンド-ル」にて連載されていた、6ページのショート漫画をまとめたもの
そのため↑上では3話とか書いていますが、実際の話数としてはもっと多いです。
収録されているのが、表題作「加納家の事情」とその前に連載されていたらしい、同じくショート連載「真夏の星は見えない」、そしてなぜか「中田ゆみ」センセの描き下ろし「加納家の次女と三女と長女」という構成だったので、もくじ通り3話と書きました。
(※下巻にはさらに日常漫画のような「耐え難くもアツイ季節」が収録されてます)
どちらも楽しくちょっとえっちなエピソードなので、下着姿な↓表紙とか「妹」とか”悩ましい”などというポイントに引っ掛かった方(←わたしですね)には、満足いただけるだろう内容になっています
はっきり言ってオススメです。

さっそく、表題作「加納家の事情」から。
予備校生の主人公「加納正(かのう・ただし)」くん。
毎朝電車にて見掛ける、本好きな女子高生がなんとなく気になっていました。
”せめて名前くらい知りたい”
そんな事を考えていた矢先、なんと再婚する父親から彼女の名前を聞かされるのです。
眼鏡な長女「ゆか」、巨乳な次女「ちか」、三女「るか」はこうして「正くん」の妹になり、見掛けていた女子高生は「ゆかさん」であると判明したのでした。
当初はぎこちなかった関係も次第に打ち解け、やがて彼女の想いも知ることとなるのです。
…だいたいそんな感じ。

突如「妹」となった三姉妹とのドキドキ同居漫画です。
非常に甘めなので、ある意味安心して読めると思います。たぶん。
そりゃー、妹からはなんだかんだ言って慕われており、サービス描写も当然ありなのです。
6ページの連載時はブツ切りで(おそらく)分かり辛いことあったかもしれませんが、こうして2冊にまとまるとストーリーがよく見え、なかなか読み応えあるラブコメに仕上がっていました。
いいんじゃないでしょうか

三女「るか」
※三女「るか」
 折り返しのSD絵がかわいらしいです。

下巻になって、がくーと出番が減っていた三女「るかちゃん」
人見知り激しいものの懐くとべったり、という小動物系な妹です。
基本的にコマの隅などに描かれること多かったですね。
注意深く彼女を追ってみると、物陰から観察するように見つめていたり、図鑑を読んで微笑んでいたり、なかなか表情豊か。
特に好き・嫌いはっきりしているのが可笑しいですね。
「正くん」に懐く切っ掛けとなる話は面白いんですが、まだ警戒されていたお父さんはなんだか気の毒(笑)

最も早く打ち解けた次女「ちかちゃん」は2巻目の↓表紙。
真っ先に「お兄ちゃん」と言ったのが彼女でした。
他の2人は当初緊張感あったので、あーいった気軽な反応は有難いですねー。
ショートカットで唯一の黒髪(※絵的には)というスポーツ少女。
スキンシップも大胆で、いきなりEカップを触らせてくれたほか、「るかちゃん」と一緒によく抱きついてきていました。
…そんな彼女が実は人見知り激しく、特に友人「城ケ崎」には途端にダメなところなど、刺さる人多いでしょう。
これまた可愛い娘さんです。
どうやら学校でもモテている様子。
漫画中でもちらほら男友達が描かれていましたが、ああした性格と巨乳で誤解されるのかなぁ。
そんな「ちかちゃん」なので、特殊な立場であった「正くん」が気になってしまうのも当然のことかもしれません。
(※実はその切っ掛けを与えてしまったのも彼でした。ここは巧いので下巻は必見)
いっぱい考えたもん
とか言っていた彼女が、どんな行動を取るのかご期待下さい。

メインヒロインである長女「ゆかさん」
もともとの顔見知りで、気になっていた存在である彼女。
性格柄「ゆかさん」はあちこち余計な気を回すタイプで、また「正くん」としてもそういった事情がため、同居当初から関係はぎこちなく、普通に会話できるまで最も時間(ページ数)を要しておりました。
おおよそ上巻の中盤から後半あたりでようやく、というところ。
「正くん」の幼馴染み「柏木皐月(かしわぎ・さつき)」さん登場以降くらいでしょう。
この「皐月さん」は姉妹とはまた違ったタイプで、「ゆかさん」には最大のライバルとなりそうなキャラだったんですが…根っこはさして変わらなかったですね。
特に下巻・前半での友人「城ケ崎」と対した描写にはちょっとびっくり。
うわわ、アンタもかーい!って感じでしたよ。

えー、話を戻して「ゆかさん」
上巻前半にて酔っ払った際の一言。
なんでお兄ちゃんは平気なの?気になる人が突然兄妹だよ?
そんな告白を聞いてしまった「正くん」がため、義理とはいえ兄妹な関係をやがて崩すこととなるのでした。
「ゆかさん」も同様で、想いが通じた上巻後半以降はいままでと打って変わってメロメロ
いきなり泣き出していたほか、一緒の大学受けるだの、合格したらご褒美だのとか言っています。
下巻中盤での長女らしい一面も素敵ですねー。
2人っきになるラスト前は必見です
あれはびっくり。

長女「ゆか」
※長女「ゆか」
 お話としては現代ファンタジーというくらい、出来過ぎたものですが。

「真夏の星は見えない」は”地味女”とか言われてる、眼鏡な「置村チヨ」さんとのショート連載。
こちらはよりコメディーちっくですね。
直接えっちがオチになっているほか、全体的に表題作よりもえっち度は高め。
(※こちらの単行本は一般ですが、バストトップは無論のこと、頻繁ではないもののえっちシーンもあります)
下巻収録の「耐え難くもアツイ季節」は、とある理由でほぼ皆半裸状態になってます。

柔らかな線のすっきり絵柄。
濃淡はやや薄めくらいですが、大小変化の多いコマ割りで白比率も高め。
描き込み具合は全体的にそこそこで、どちらかというとのっぺり系です。
少しづつ変化のある連続コマの流れが独特で、心地よく・可笑しいという妙な間を生み出していました。
そんなんが好き。
人物絵は縦長な輪郭と丸い目、鼻から口にかけてやや広めなのが特徴。
スタイル(手・足)もきゅっと細めです。
的確な表情からの心情表現が巧く、コメディーからシリアスまでに優れる方。
今回の「加納家の事情」は丁度その中間あたりのラブコメだったので、最もお得意なテリトリーと言えるでしょう。
ただ、↓表紙などカラーではあまり白黒の良さが出ていません。
判断には、裏表紙のがそれっぽいと思います。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・癖は強めで、好みが分かれるでしょう。ひでるさんは好きな系統です。
・ショートの積み重ねでしたが、単行本で読むにはまったく問題ありません。
・義妹との心地よいラブコメ。巧く描かれているため、下巻でざくーと串刺しになるでしょう。
合計:[14/15]
なにげに、あとがき部分に描かれていた鉛筆画(おそらく)が柔らかいタッチで、なんだかものスゴく刺さりました。
あたり前なんですけど…やっぱりセンセお上手ですねー。

加納家の事情 上 (マンサンコミックス)加納家の事情 上 (マンサンコミックス)
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小石川 ふに

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加納家の事情 下 (マンサンコミックス)加納家の事情 下 (マンサンコミックス)
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■少女孵化 (しらたき春)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・妹
・おまけ: 合間に次巻予告絵、カラー描き下ろし「カラオケBOXにて」、
      カバー裏に表紙リンク絵・合間シーン漫画、加筆あり。
・その他: 短編×7(うち「森下ユキ・シリーズ」×3)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「しらたき春(しらたき・しゅん)」センセの「少女孵化」です。

紹介帯にあった、
”2010年のファーストインパクト”
ということで、単純にそのままこちらの単行本をチョイスしてみました。

こちらの「少女孵化」は「しらたき春」センセの3冊目。
2冊目「思春期少女」をブログで紹介しているほか、初単行本も見ています。
各話は長く、話数以上のボリューム。
タイトルはバラバラでしたが一部は連続話もあり、出演するヒロインは良い感じに目立っていました。
絵など非常に巧い方なんですが、その反面個性も強め
ぜんぜん悪くはないんですが、お話を含めて全体的にひでるさんはあまり合わない傾向です。

森下ユキ(1、3話)
※森下ユキ(1、3話)
 初登場から比べ、だいぶ後半は可愛らしい感じになっていました。

「お留守番」、「イケナイ娘にはおしおきです」、「お風呂でチャプチャプ」というタイトル異なる短編3話は全てむちむち小学生「森下ユキ」さんのシリーズです。
容姿は無論のこと、性格的にも全然年相応ではありません。
”周囲の扱いだけそんな感じ”という妙も楽しい漫画でした。

うち「お留守番」はお兄ちゃんとの近親えっち。
たった1年で急激な成長を見せた妹「ユキちゃん」
普通にしてるだけでエロいですね。
そりゃー勘違いされるわ。
わざとお風呂場へお兄ちゃんを誘い、強引にえっちへと持ち込んでいました。
後半の通学姿はまた犯罪的です。
似合わないですねー。

そんな「ユキちゃん」のスクール水着姿が描かれる「イケナイ娘にはおしおきです」
去年のだから小さすぎて
とか言ってましたが、モロ出しでした。
そりゃ、鼻血も吹き出しますわ。
数字はあえて隠されているようでしたが、どうやら3年生。
(※ランドセルが消されてるのもそうした事情なのかな)
周囲の女子らと大きな差…というよりも、あれは絶対に別学年ですね。
現代ファンタジーという感じです。
こちらは水泳授業に参加できなかった「ユキちゃん」が補習ということで、教師にえっちなことされるパターン。
かなりクドクドしくお尻などでされていました
表で帰りを待つお兄ちゃんは果たして間に合うのか!?
ドキドキです。

収録では3話目「お風呂でチャプチャプ」は再びお兄ちゃんとお風呂。
↓表紙で着ているような格好です。
(※メイド水着バージョン、だそうでした)
どこで覚えたのか、マットプレイをしておりました。
1話目オチで傷ついた(笑)ためか、2話目で気を使っていたのか、お兄ちゃんとのえっちはこちらで2度目。
いちおう話が繋がっているんですねー。
かなり積極的で、おそらく全然年上だろう兄を弄んでいました。
ちなみに、初登場と比べて顔はだいぶ柔和な感じになってましたね。
…それでも、実年齢からは十分違和感ありますけど。
なかなか面白いシリーズでした

森下ユキ(2話)
※森下ユキ(2話)
 えろえろなスタイルです。このように消されてるんですねー。

「青春ドキドキスペルマNo.1 第1部」はスポコンコメディーちっくな漫画。
女子バレーの名門校に在籍する主人公「羽榊りろ(はさかき・りろ)」
彼女に素質を見出したコーチは、バレー経験ない彼女をレギュラーに抜擢。
特別扱いと言われるほどの猛特訓をしていたのでした…。
よくある熱血コーチ・根性ヒロインというカップル
1ヶ月間の猛特訓をしているという2人。
描かれていた絵はどちらも基礎的なもので、いちおうマトモ。
ただ、その後いきなり脱がしにかかる、てーのは明らかに変ですわね。
色々と訓練だの何だのと言ってましたが、単にえろい事をやっているだけで、途中から本人がそれ認めているような発言をしているところが可笑しいです。
魔球を編み出すのだ!
…とか言ってましたが、そんなん無理だってば(笑)
いきなりブルマを脱がしてしまったのは残念でしたが、ラストがまた良いので注目。
次巻予告に第2部とか描いてましたけど、これって本当かなぁ。

「ぼーいずびぃ」は中学校・卒業式での告白ネタ。
卒業式をさぼった「有馬」くんの前に現れた学級委員「松山真純」さん。
座っている彼の目線がちょうど彼女のスカート裾部分という、前半の描写が実に良いですね。
状況もあるんでしょう。
いままで真面目で口煩いような「真純さん」ですが、思い切っただけあって大胆。
ラストでも可愛く描かれています。
”一度だけもらった”というラブレターがポイントになっていました。

羽榊りろ、松山真純
※左:羽榊りろ、右:松山真純
 コメディー描写はこんなテンションです。

複数ヒロインでの「少女達の夏期講習」
学校じゃないんだから…
そんな台詞がありましたけど、今時バケツ持たせて立たせるってーのはないですよね。
しかも、えろく縛ってたりして(笑)
スカートなので、下着も丸出しになっていました。
単行本でのメイン「ユキちゃん」は置いといて、収録では最もロリっぽい3名でしょう。
オチはちょっと可笑しいですね。

たぶん描き下ろしのカラー原稿「カラオケBOXにて」
カラオケBOXにて女の子3名に色々と弄ばれるというもの。
珍しく直接えっちシーンなく、ヒロイン「マココ」ちゃんを楽しむような風情になっていました。
普通の白黒漫画で前後を見たい感じですね。

強く極細な線の絵柄。
黒は目立つものの全体的に白比率は高め。
漫画によっては、かなり白いものもありました
そんな訳で色としてはクドくないものの、ごっちゃり気味です。
くりくりっとした目の可愛らしいキャラ絵で、鼻から口までに特徴。
スタイルは細めですがかなりむちむちとした肉感で、特に局部描写は濃厚でした。
バランスに優れ、表情なども巧いですが個性があり、人を選ぶもの。
↓表紙とともに裏表紙のカット絵が参考に良いでしょう。
多少前よりも柔らかくなったかな…どうかなぁ??

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・賑やかでやや見辛いところもありましたが、えっちな線が巧い方です。
・はっちゃけ感が強く、勢いで押し切るタイプだと思います。
・いかにも成年漫画らしい、濃厚で直接的なものでした。
合計:[12/15]
成長しきった妹「ユキちゃん」のシリーズは設定からしてコメディーっぽく、色々な要素が含まれた良作品。
女子バレーの第2部より、そっちの別シチュエーションのが受けるのではないかなぁ。

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■新米社宅妻 (たかねのはな)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・調教
・おまけ: あとがき・作品解説、ゲストページ、加筆・修正あり。
・その他: 短編×8(うち「新米社宅妻」×2、「扉の向こうに」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「たかねのはな」センセの「新米社宅妻」です。

新年人妻ネタの3冊目。
「たかねのはな」センセの漫画がありましたので、こちらにしました。

4冊目の単行本「新米社宅妻」ですね。
なにげにブログではファンタジー系「神に叛きし天使」、「新米冒険者―堕とされし者たち―」、そしてこちらと同じエンジェル出版さんの「性援隊」と全て紹介しておりました。

今回の「新米社宅妻」は表題作ほか中編が多め。
人妻漫画としては収録で2本だけでしたが、全体的にはっちゃけ感は薄く、落ち着いたヒロイン群。
全体的には調教ちっくかなー、ということで属性はそちらにしてみました。
見てきた「たかねのはな」センセの単行本では、最も良い仕上がりだと思います。

荒川久美子さん
※表題・ヒロイン「荒川久美子さん」
 ポニーテールもイイ感じです。大きいですねー。

表題の前後編「新米社宅妻」
大卒後すぐに結婚した2人。
「久美子」さんは彼「荒川信也」くんの住む社宅に引っ越しました。
しかし、専務奥さまの機嫌を損ねてしまったらしく、グループから陰湿なイジメを受けていたのです。
その息子のお昼の用意と掃除を命じられた「久美子さん」は、明らかに年上という彼に~という流れ。

たぶん↓表紙ほか裏表紙のセーラー服まで、カラーは全部「久美子さん」でいいのかな。
(※本編でセーラー服はありませんでしたが)
ちょっとSMちっくな色もある連続話。
社宅ってのは嫌だなぁ。
なんだか私生活にまで仕事待ちこまれるみたいで。
何をやっちゃったのかは知りませんが、そんな閉鎖空間でいじめられている「久美子さん」
本来ならば専務の息子なんてまるで関係ないんですけどねー。
そんなこんなで、当然えっちされてしまう「久美子さん」
雰囲気とは裏腹な巨乳っぷりで、実はなかなかお好きな方。
旦那より良いというのは、こうした漫画のお約束です。
前半では裸エプロンにされていた「久美子さん」
実は、毎夜の営みは全て彼に盗撮されていたのでした!!

そんな驚愕の事実から続く後編。
ポニーテールな髪型が可愛いですね。
かなり露出の多い服装を着させられ、当然ながらおもちゃも装備していました。
前後に装着し、ぴったりとしたシマパンが良いです。
しかも、こちらの漫画は最後にもうひとオチあるのがポイントになっています。
どうなるのかは秘密。
前編冒頭はヒントになっていたんですねー。

旦那との関係は冷え、アダルトサイトで自分を慰めるようになっていた妻「奈緒子」さん。
しかし、それがためパソコンがおかしくなり、折り込みチラシにあった修理を依頼することとなったのです。
いわゆる訪問業者との王道えっちパターン「画面の向こうに…」
こうした事態は多そうです。
ただ、おもちゃをわざわざあーんな目立つトコに置いとくのは、誘ってると同じですわね。
大事なトコがぱっくり開いていた下着ほか、後半のガムテーププレイがやたらえっちでした。

藤田薫さん
※藤田薫さん
 こちらが面会後。スカートの下は!?

もう1つの前後編「扉の向こうに」
白百合学園に通う「藤田薫」さん。
インフルエンザの流行から学級閉鎖となり、早く帰宅した彼女は家に忍びこんでいた不審者「原田拓蔵」に襲われてしまったのでした。

そんな訳で、脅迫・調教というお話。
お仲間のホームレスに囲まれ、えっちから放尿までの前編。
こちらはスタンダード。
頻繁に呼び出された「薫さん」はすっかり調教されてしまうんですが、なんとご主人様「原田」が強盗未遂で逮捕されてしまうんですね。
写真によって従わされていた「薫さん」でしたがそれについては表沙汰にならず、解放された彼女は平穏な日常を取り戻すんですが…と、それから続く後編が必見
その後、どうにも落ち着かない「薫さん」
ふと刑務所まで足を運び、面会する彼女は…。
この際に果たしてどうしたのかは、ぜひ漫画でご確認下さい。
お説教され~
という部分が妙に可笑しかったです。
そりゃそうだよねぇ(笑)

医者を目指す「ユウちゃん」こと「祐治」くんと、従姉「アキ」さんの「あの日の約束」
勉強で思うような結果出ず、苦しんでいた彼を慰める「アキさん」という展開。
押し倒してきた彼を拒むことなく、自ら身体をひらいた彼女でしたが、それを勘違いしてしまう「祐治くん」
ちょっとやり過ぎでしたか。
ただ、後半で明かされる事実など「アキさん」は愛情深く優しいですねー。
こんなん大好きです。
これは勉強頑張らなきゃ。
どーでもいいですが、ひでるさんは途中の聴診器プレイみたいなシーンがお気に入り。
普通はあんな先っぽに当てないってば(笑)

従姉「アキさん」、芽衣ちゃん
※左:従姉「アキさん」、右:芽衣ちゃん
 キャラとしてはこの2人でしょう。「アキさん」好きです。

同じ「性援隊」という冠の「性援隊 教えて☆Myてぃーちゃー」、「性援隊 硬派な使い魔」ですが、双方・前巻などまったく関係ないですね。
えっちで応援するというコンセプトだけなので、前の漫画を知らなくても大丈夫。
前者は数学教師「近藤雄介」と生徒「卯月芽衣」というカップル。
教師としての自信を無くしていた「雄介」がコスプレイヤーだった「芽衣」によって気力を取り戻すというもの。
いいお話ですね。
~ですの」という口調の「芽衣ちゃん」はやや個性ないくらいの都合良いヒロイン。
雰囲気とは裏腹にえっちに積極的で、広い優しさをもっていました。
イチゴ柄の下着が良い感じです。
後者はサブタイトルが示すそのまま、なんとびっくりなファンタジー系。
番長とか言っていた、やや時代錯誤な「大貫直広」
”触ると体調が悪くなる”という噂のある黒猫を助けて死んでしまったかと思われましたが…気付くと喪服姿のクラスメイト「野間」とえっちしていたのです。
…これってどんな話??
長編ファンタジーの1話目みたいな感覚で、これだけではどう扱って良いのかよく分かりませんね。
とりあえずは喪服な「野間さん」を楽しんでください。

細くしなやかな線の絵柄。
適度なくらいの濃淡具合で、洗練された今風な感覚です。
大小コマで斜め、ぶち抜きなど多く、ややごっちゃり。
ただ、丁寧であちこちバランスも良く、さほど見辛い感じはありませんでした。
ネタ的なこともあるのか比較的目は大きくなく、強い恥ずかし線(※恥ずかしい時に鼻から頬にかかる斜め線のことね)が特徴。
各話とも野郎キャラが濃い目なのがやや邪魔かなぁ。
カラーでも雰囲気は大きく変わらないので、↓表紙・裏表紙で判断して下さい。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・人妻系だったためか、以前よりもキャラが落ち着いて好きな絵柄となっていました。
・収録の中編はどちらも良かったです。「硬派な使い魔」だけクエスチョンでしたが。
・ソフト調教ちっくながら、可愛らしく描かれています。
合計:[12/15]
目が大きく可愛らしいイメージが強かったですけど、ひでるさんはこうしたバランスのが好み。
お話もいままでの単行本で最も良かったです

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■素肌の人妻 (嬉野めぐみ)

★まんがデーター [8/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・人妻
・おまけ: ありがとまんが。・あとがき。
・その他: 短編×8。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「嬉野めぐみ(うれしの・めぐみ)」センセの「素肌の人妻」です。

積んであった漫画を少しづつ崩し中。
そんな中、新年の誓いそのまま人妻シリーズがあったのでこちらをお届けします。

さて、「嬉野めぐみ」センセはこれで11冊目の単行本。
たぶんどちらかの漫画は読んだことあると思います。(←忘れましたが)
新刊は一般えっち系の「素肌の人妻」ですね。
全て短編での構成で、登場しているのはほぼ人妻ほかアダルト系。
絵的にそうした感じが薄いものの、お話は基本に忠実でストライクゾーンという感じです。

お隣の奥さま、あけみさん
※左:お隣の奥さま、右:あけみさん
 ちょっとキャラが若く、アダルトっぽい風情がほとんどないのは残念なところ

某有名菓子を想像させる「ミルキィなママの味」
こちらはお隣の奥さん。
なぜ”ミルキィ”かと言うと、母乳ネタなのね。
結構そうした描写が多いので、お好きな方はいいでしょう。
いつも子育てのため、すっぴん・疲れ気味な顔であったのが、久しぶりに1人でお出かけのためちゃんとしており、新鮮に見えた~という冒頭部分はなんだか納得。
そうしたものでしょうねぇ。

「柴田」くんと同級生「尾口」くんのお母さま「あけみ」さんの「優しい雨」
なかなか就職が決まらなかった「柴田くん」
心ドン底な中、またすぶ濡れになっている所で優しくされるというのは…「艶々」センセの名作「はだかのくすりゆび」にも似たシーンありました。
あれはいいですねー。
彼泣いてましたよ。
ちょっと絵柄は若すぎる感じですけど、お風呂シーンなども良かったです。
料亭の女将「ゆうか」さんと若手「ヨシオ」くんの「癒して・女将さん」
こちらは多忙で辞めたいという彼を慰めるパターン。
ああ、気持ち分かるけど…ああいった仕事はそんなんを越えれるかどうか、だろうなぁ
女将さんの好意は非常にありがたいですが、一度で済まないでしょう。

「ゆ~わく奥さん×2」はWヒロイン。
「堀口」、「桜井」という近所の人妻がまたまた振られた「マコト」くんを癒すという展開です。
これはネタ・オチのどちらも想像できてしまいました(笑)
ガツガツしている「桜井さん」がいいですね。
同じくWヒロインの「なかよくしまショ」は2人の保母さん。
バイトという「陽子」さん(※通称「陽ちゃん先生」)は欲望に忠実で、まったくそれっぽくない所が良い感じ
幼児に「強い者が欲しいモノを手に入れるのよっ」とか言ってました。
普通は「桜子」先生のように皆で~という教育なんでしょうけど、「陽子さん」の考えもあながち間違ってはいないような。
いずれは嫌でも競争社会に放り込まれますからね。
はっちゃけた「陽子さん」と真面目な「桜子さん」という個性際立つキャラは「ゆ~わく奥さん×2」より面白く、楽しい仕上がりとなっていました。

桜子・陽子、女将「ゆうかさん」
※左から桜子・陽子、女将「ゆうかさん」
 全体的にもっとフェチっぽく傾倒させた方が刺さるかなーと思いました。

ほか、「ご奉仕若奥サマ」は超パワハラ話。
リストラぎりぎりという主人を妻「菜摘」さんが部長を接待することで回避するというもの。
うーん、前時代的ですねー。
今こんな事やったら、即座に事が露見して逆に会社から首飛ばされますわ
お金持ちな人妻とお掃除業者の短編「セレブ妻にリベンジ!!」
相手の奥様が言っていることはもっともで、またあの程度でいちいち腹を立てていたら、仕事できません。
お得意さんになる可能性もあるでしょう
まぁ、漫画ですね。
作品中での台詞
なんじゃそのエロ小説みたいな設定は!!
…が実に可笑しい「奥サマは○女!?」
「大樹」くんと義姉というカップルで、ラブラブみたいな最後コマが好み。
一緒に住んだらまた面白いかも。

ふんわりとした線のすっきり絵柄。
濃淡としては適度なくらいで、コマ割りは比較的大きめ。
かなりこざっぱりとしており、描き込みとしてもそれなり。
キャラ絵は横長な目と三角に開いた口が特徴。
漫画っぽい感じで、幅広めです。
良く描けている時もあるんですが…ちょっともっさり気味
顔・胸が大きめであるためか、普通の正面絵などバランスが悪く見えるコマもありました。
見易いので逆に粗が目立ちやすいというのもあるでしょう。
ただ、際立って問題という程でもないので、普通に読み進めた場合はあまり気にならないと思います。
新しい原稿は洗練されてますね。
だいたい↓表紙・裏表紙を白黒変換して頂ければ判断になるでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・嫌味の無い絵柄です。じっくり見ると色々不満が出ちゃうかなぁ。
・さらりと読むのに適した短編群です。無難な線です。
・母乳ネタはページ数も多く良かったですね。ただ人妻が冠なので、もう少し濃厚さがほしいところ。
合計:[8/15]
色々書きましたが、一般えっち系としては無難な出来栄えだと思います。
ちょっとでもいいので、合間ページにも何か描いてほしかったなぁ。

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