2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■Dress select (チバトシロウ)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・コスプレ
・おまけ: あとがき、カバー裏に作品解説「制作小話」、
      描き下ろし「アンジーモーテル」、加筆修正あり。
・その他: 両面カラーピンナップ、短編×10
     (うち「味楽軒シリーズ」×4、「アンナ先生シリーズ」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「チバトシロウ」センセの「Dress select(ドレスセレクト)」です。

えー、ちょっと時事ネタを少々。
事情聴取に応じるそうですね。
散々逃げ回っててアンタ…ようやくヤバイものの処分が終わったのかな。
”強気な姿勢”と書かれていましたが、そりゃ当然のこと。
実に馬鹿馬鹿しい話。
ぜひ検察に頑張って頂き、どうにかしてふざけた奴らに引導を渡してもらいたいところです。
はぁ…。
すみませんでした、元に戻します。


さて、本日は「チバトシロウ」センセ。
4冊目の単行本「Dress select」です。
こちらのブログでは、以前「ウエカノデイズ」を紹介しております。

ミサキさん
※ミサキさん
 最も良かったのはコレかなぁ。お尻のあたりがえっち。

タイトルそのままコスプレちっくな漫画集になっているんですが、メインの連続話がチャイナドレス、ほかパーティードレスにライダースーツと、お馴染みでないところが最大のポイント
特にライダースーツはえっちでいいですねー。
折り返しにはカラー絵があり、なんだか幸せ(笑)
(※それだけのアンソロジーがあるんですね。びっくりです)

そんな訳で、ライダースーツな短編「Ride on shooting star」から。
「ミサキ」さんと「良太郎」くんのえっちで、夏の思い出みたいな風情。
2人の年齢差はどれくらいなのかな。
ちらほら伺っているものの、いまいちはっきりしない「良太郎くん」を優しくえっちへと誘う展開。
スーツのお尻部分がなんだか丸出しみたいなデザインで良く、下はお約束に全裸なのでした
ヒロイン「ミサキさん」は丁寧な言葉使いのお姉さん系。
部屋の状況などガサツさもありましたが、凛々しくも素敵な方でした。

チャイナドレスたっぷりな漫画のメイン「ホタルノヒカリ」、「Good job!」、「La Femme Chinoise」は、ドラクエのような親子3代(だいたいね)の中華食堂「味楽軒」の物語です。

「ホタルノヒカリ」は店の息子「祐介」くんとウェイトレス「史織」さん。
眼鏡とドリル髪が特徴の「史織さん」はスリットの深いチャイナドレスが似合う美人。
やっぱり背中からの眺めがいいですね。
途中「祐介くん」の求めに応じ、様々なポーズを取ってくれました。
もう、可愛いなぁ。
続く「Good job!」は親父さんが倒れたヘルプとしてバイトに入った、「圭太」くんと「美紅」ちゃんのエピソード。
ぶっちゃけ、舞台は同じもののこの2人は食堂「味楽軒」とは無関係。(←さっき親子3代と紛らわしく書いたので)
ポニーテールな「美紅ちゃん」は、ミニスカチャイナ。
ちょっとだけでしたが、ミニスカートな制服姿も最高ですね。
「圭太くん」を追い、バイトとなった「美紅ちゃん」の告白。
ややじれったい彼を胸で陥落させていました。
変じゃない?」って、そんな訳ないでしょー。
ラストカットでの2人も良かったです。

3話目「La Femme Chinoise」は世代交代後のお話。
「味楽軒」の店長となった「祐介くん」・「史織さん」の子「信博」くんと、バイトの留学生「ティア」さんです。
金髪・チャイナですね。
収録女性の中では最も明け透けで、「信博くん」の好意を前面にしている「ティアさん」
ううむ、なんだか羨ましいですよ。
親・その後輩らと同じく、店内でえっちとなっていました。
こうした連続話で、子供世代が登場するというのはなんだか新鮮ですね。
どうせなら、「祐介くん」が子供時代で彼の父親話があったらまた違った面白さがあったかも

史織さん、美紅ちゃん
※左:史織さん、右:美紅ちゃん
 チャイナドレスです。こちらもやっぱり背中からのがいいなぁ。

「FUNNY BUNNY」はパーティードレス。
1ページ目は眼鏡でみつ編みという、ちんちくりんな感じの「綾」さん。
しかし、彼氏「篤」くんに促されて着替えてみると…ドレス仕様となった彼女はこぼれそうなほどの巨乳とむっちりとしたお尻のラインという、予想以上な美人になっていたのです。
どうにも我慢できなくなった「篤くん」は試着室に入り~と、だいたいそんな流れ。
ドレスのサテンの手触りが…
読んでて気になったのが、そんな途中の台詞。
縁がないので知りませんでしたが、毎度の如く調べてきました。

【サテン[朱子織]】
織物組織の名前で、朱子織(しゅすおり)とも言う。
通常経糸(タテイト)が多く表に出ていて、美しい光沢が出やすい。
(※生地屋本店 よくある質問より)

なるほど。
艶々っとした光沢ある素材のことなんですね。
「綾さん」の着ているドレスもそうした感じなのでしょう。
胸元もは無論、なにげにカット大きいお尻部分もこれまた見事
スリットも深いですねー。
これでは「篤くん」もたまらないでしょう。
1ページ目とのギャップが、非常に良く作用していました。

「Falling」、「More than now.」は「アンナ」先生、「卓巳」くんとの不倫話。
コスプレとはやや違いますが、迫力あるスタイルの女教師といった風情になってます。
誠実・清楚と評判で、助教授でもある「アンナ先生」はまさに才色兼備な人妻。
大学教授である旦那さんとの夫婦仲も良好でした。
壁越しに夜の生活を伺っていたお隣の「卓巳くん」
両親が共働きという彼の面倒を見ていたんですが、流されてえっちしまったのです。

「卓巳くん」の想いを受け止め、うっかりしてしまう前半「Falling」
ちらほら抵抗できそうな場面もあったかなぁ。
タイトスカートなど、いかにも女教師という服装の「アンナ先生」
あれほどの巨乳でありながら家ではノーブラだったのです。
ムネだけなら…
しかし、自信あるのか押し倒してきた彼への言葉はそんなんでした。
服越しでたっぷり堪能されてますね。
きっちり逆効果でした。
その一度を後悔し、「卓巳くん」を避けていた「アンナ先生」
しかし、迫る彼に「本当にこれが最後ですから…」という事で再び~という後半「More than now.」
結局そこに行きつくものの、結構じわじわと抵抗してくれていい感じ(笑)
諭す台詞もなんだかえっちですねー。
「アンナ先生」は真面目そうだからなぁ。
前後半という構成の、よくまとまった良作品だと思います。

綾さん、アンナ先生
※左:綾さん、右:アンナ先生
 「アンナ先生」のお話はじわじわ陥落させられるタイプです。

ほか、「ブロッサムズ」はWヒロインな漫画。
「秋音」ちゃんと順調に付き合っていた「春平」くん。
それでいて、彼女の姉「夏希」さんにもドキドキするような日々だったのです。
ある日、家に招かれた彼は、
私とちゃんと付き合うなら…お姉ちゃんも好きになってほしいの~
そう姉妹同士で好き合っていることを告げられてしまったのでした。
なんとも都合のよい(笑)、姉妹えっちな短編。
漫画ですねー。
こんなん現代ファンタジーな領域ですよ。
ただ、姉「夏希さん」が「春平くん」のアソコに対して「秋音ちゃん」との仲を嫉妬するよう描写があり、ここは芸が細かいところ。
そうでなくちゃ。
中盤以降は仲良く3名で入り乱れておりました。

憧れの「瑞樹」さんにようやくラブレターを渡せた「浅井」くん。
告白もそこそこにホテルまで引っ張られ、
あなたの想いがどれだけの物か…見せてもらおうじゃない…
とかなんとか、いきなりえっちすることとなってしまったのでした。
そんな短編「どきどき」
こんなシチュエーションはいいなぁ、という告白話ですね。
言葉とは裏腹に、ちらほら可愛らしいところが見える「瑞樹さん」
ラブラブでしたよー。
なお、解説によると雑誌掲載時のものをまるまる描き直しているそうです。

強い線のくっきり絵。
大小コマ割りは細かく、それでいてぶち抜くことも多めでごっちゃり。
全体的に色があり、濃い目でした。
崩れ、乱れのないしっかりとした作画で、キャラはだいたい大きめに描かれているため、賑やかでも見易いです
横長な目にしっかりとした鼻、大きめな口が特徴。
身長がありながらむっちりとしたスタイルなため、描き方もあって迫力は満点でした。
ちょっと癖がありますかね。
カラーでも大きく変化はしないため、↓表紙・裏表紙の判断で問題ありません。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・個人的に好きな絵柄ですが、人は多少選ぶかもしれません。
・大きな問題はないものの、短編はえっちまでがやや早いかなぁ。
・一味違ったコスプレ話は新鮮で良かったです。チャイナドレス好きならばぜひ。
合計:[11/15]
描き下ろし「アンジーモーテル」は「La Femme Chinoise」の後日談という風情で、温泉えっちを楽しむ親子2代が描かれているんですが…もう1カップルは「美紅ちゃん」らではないのです。
どの2人なのかは、ぜひ単行本でどうぞ。

Dress select (メガストアコミックスシリーズ No. 238)Dress select (メガストアコミックスシリーズ No. 238)
(2009/11/19)
チバトシロウ

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : コスプレファンタジーポニーテールミニスカート

■姉+(アネプラス) (山本よし文 )

★まんがデーター [6/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■□□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ショタ
・おまけ: イラスト・フリートーク、よし文プラス!、
      インタビュー「人妻ラヴァーズ」
・その他: 9話収録(全て表題作・1巻完結)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「山本よし文(やまもと・よしふみ)」センセの「姉+(アネプラス)」です。

アマゾンでは高得点なんですね。
そうかー。
なんだかやり辛いけれど、そのまま書きます。

ベテラン「山本よし文」センセの最新刊。
「姉+(アネプラス)」ですね。
こちら、実は収録全て同じエピソードという長編漫画。
てっきり短編集だと思っていたひでるさんには嬉しい誤算。

ただ、まったく合いません

うっすらとした記憶ですが…確か、どちらかセンセの漫画は読んだ事があると思います。
その時も同じ感想だったので、ずっと敬遠し続けていたのでした。

今回は表題が「姉」で、なかなか↓表紙も良かったため、久しぶりに手を出したんですよ。
結果、印象としては変化ありませんね。
長編の漫画もじっくり読み、全ての点で合わないことを再確認しました。

姉「早乙女ユナ」
※姉「早乙女ユナ」
 やたらな巨乳のヒロインなのでした。

そうした訳で、毎度のことながら正直に感想を書きます。
センセ、およびファンの方、ごめんなさい。
また、好ましい文言は並ばないと思われるため、そうしたのが得意でない方はここでご遠慮ください。


 ・
 ・
 ・

まずは絵柄から。
太めな線のすっきり絵柄。
濃淡は適度なくらいですが、線・ベタの強さがため全体ではこってり感があります。
たまに差し込まれている背景画は良いものの、人物絵はぺたーと平面的。
大崩れはなかったですが、バランスが悪いことも多く、コメディー崩しも頻繁でした。
また内蔵描写が非常に多く、えっち最中の男性キャラが何故か黒くなる(目立たないようにしてるのかな?)、周囲に花が咲き乱れるなど、表現も派手でクドめ
線とベタで勝負していた、”今風ではない作画”ですね。
あまり見られない、独特さはあると思います。
それでいて↓表紙・裏表紙などカラー絵が洗練された綺麗なものであるため、そちらとの落差があります。
紹介帯・裏面にカット絵がちょろっと見えるので、参考になるでしょう。
折り返し・中扉のカラーのが白黒絵に近い雰囲気ですね。

ぺらぺらっと見た時点でダメですね。
変な話ですが、それでも最後まで読み進める事が出来たなど”完全拒絶ではない”ので、これは完全に好みの問題です。
あくまでも参考程度で考えて頂ければ幸いです。

続いてお話。
前述したように、全て表題作という長編漫画。
しかし各話の繋がりは弱く、中心というべきストーリーはありません
同キャラが登場する、ブツ切り漫画という風情なのです。
そのため、ラストまでほぼ変化ない調子で続いているのです。

先生、勘解由小路瞭子
※左:先生、右:勘解由小路瞭子
 登場するヒロインらと次々にえっちしていくのです。 

主人公・弟の「早乙女リオ」くんと巨乳な姉「早乙女ユナ」さんは近親えっちな関係。
カワイイよね~
そう評判である彼を、同級生のクラスメイト、転校してきたBLな変人「勘解由小路悠馬(かでのこうじ・ゆうま)」などから守っていたのです。
しかし、女教師、お隣の人妻「島崎」さんなど「リオくん」を狙う女性はやたら多かったのでした…。
だいたいそんな感じ。

1話から、既に弟「リオくん」は姉「ユナさん」と普通にえっち関係
「ユナさん」は寝てる彼に手を出してましたし、「リオくん」も学校でおねだりをしています。
いちおう両親が住む一軒家で、関係は親に内緒であるようでしたが、見つからないようにドキドキ☆みたいなシチュエーションはありません。
(※母親はちょろっと画面に登場してましたが、そっちとも何らかありかねないような美人です)
2話に登場する「悠馬くん」は引っ張ったもののネタキャラでほとんど本編とは関係なく、3話では唐突に女教師と「リオくん」のえっち関係が描かれていました。
先生のマンションを1人で訪問するなどお互い慣れていたので、こちらの関係もだいぶ続いているものであるみたい。
また彼は全然避妊しないんですね。
いけないんだー
5話は人妻「島崎さん」
回覧板を届けに来た彼を食べちゃう話で、こちらは初めて。
明日も来るね
とか言ってましたが。

6話では再び姉「ユナさん」
そうして彼が浮気(?)していたためか、帰りが遅いことを心配する描写があります。
てっきり、他女性との取り合いみたいな流れになるのかと思ったんですが…。
7話は「悠馬くん」の妹「瞭子」さんに半ば無理矢理、8話では叔母さんの浮気相手になるなど、「ユナさん」を横目にあちこちでえっちしまくっているのでした。

どーでもいいですが、「リオくん」凄いですね。
全話に登場するえっちの中心に位置するキャラで、表題になっている姉の比率は44%くらい。
↑上で属性を”ショタ”にしたのは、そんな理由から。
もともと好かれるタイプなようですが、各ヒロイン毎で微妙に対応を変えていました。
「ユナさん」には従順だったり、甘えたり、弟という特権を最大限に利用している感じ。
そのほか人妻「島崎さん」には年下っぽく、お嬢さま「瞭子さん」には流され、叔母さんには自らの言葉を引っ込めてオウム返しにしています。
幼い容姿とは裏腹に、大した手練手管っぷりですよ
黒い面は最後まで描かれておらず、自然にやっているみたいですけどね。
(そっちのが怖いか)

最後はハーレムか、散々手を出したしっぺ返しなのかなーと思っていましたが、どちらでもなく。
普通にお姉ちゃんとえっちして終わってしまいました。

単に様々な女性とえっちするだけの連続話なんですね。
昭和を彷彿とさせる、古いタイプの成年漫画。
お話の面でも、きっちり人を選ぶでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・すっきりな描き方と違って、全体の印象はべったりです。
・各話ブツ切りな短編と同じですね。ただ長編なので、逆評価に「+1」としました。
・独特であるとは思いますが、ここも人を選ぶでしょう。
合計:[6/15]
前述しているようにアマゾンの評価は良かったので、まさしく人それぞれだと考えます。
しつこいですが、参考程度で願います。

姉+(アネプラス) (エンジェルコミックス)姉+(アネプラス) (エンジェルコミックス)
(2010/01/16)
山本 よし文

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : コメディー

■快感プレミアガール (花村鳥郎)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : ラブコメ・色々職種
・おまけ: あとがき漫画「トリローアワー」、イラスト。
・その他: 短編×9。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「花村鳥郎(はなむら・とりろう)」センセの「快感プレミアガール」です。

ちょっと別のお話から。
こちらでも紹介しました「からっと!/渡辺祥智」は…2巻で完結でした。
結構好きな漫画だったので、ちょっと残念です。
最後までボケ倒してますね。
実に意外な結末を迎えるため、1巻を読んだ方はぜひこちらもどうぞ。

からっと!(2) (BLADE COMICS)からっと!(2) (BLADE COMICS)
(2010/01/09)
渡辺祥智

商品詳細を見る



さて、過去に長編「ぬくぬく温泉オアシスターズ」を紹介している「花村鳥郎」センセ。
5冊目くらいの単行本は「快感プレミアガール」です。
こちらも一般のえっち系。
全て短編での構成で、ヒロインの職種が色々な感じ。
ちょっと強引ですが。

真面目にアナウンサーとして頑張ってきた「本城麻美」
視聴率も取っていた彼女でしたが、突然プロデューサーに降板させられてしまったのでした。
その後釜に入ったのは、アイドル系な女子アナ「小倉奈々子」
どうにも納得できなかった「麻美」が調査してみると、驚く事実があったのです。
「おしおきアナ・麻美」は、実に意外な展開を見せる、びっくり短編

成年漫画でありがちな女子アナものですね。
あちこちで人気のようですが、ひでるさんはアナウンサーにさして興味ありません。
何がそんなに良いのかな。
で、こちらの漫画の場合、真面目なニュース番組であった時間帯へ「奈々子さん」のようなキャラを持ってくるんですが…その戦略で合ってる?
あれで視聴率は稼げないように思いますが。
だいたい、「麻美さん」だって眼鏡の美人ですからねー。
さて、実はプロデューサーとえっち関係にあったことを突き止めた「麻美さん」
逆ギレした「奈々子さん」はついに本性を現わすんですが…この後が驚き
まるで違う漫画になってしまったようです。
ちょっと馬鹿馬鹿しい気もありますが、大きく予想を裏切ってくれて新鮮でした
連載にしても面白そうでしたよ。
なお、全体的に可愛らしいキャラの多い中、こちらの「麻美さん」は凛々しい美人さん。
カバー裏ですね。

アナウンサー「本城麻美」、ありささん
※左:アナウンサー「本城麻美」、右:ありささん
 普段はこんな「麻美さん」なんですが…ちょっとびっくりよ。

タイトル的にメインらしい「プレミア・ガール」
コレクターの集まるネットでの知り合い、「ありさ」さんと「隆弘」くん。
おねだり上手な彼女は可愛く無防備なんですが、
あたし隆弘といる時は女のコの友達といる時よりリラックスしてるよー
という感じ。
そんな「ありささん」に会う度に自らのコレクションが減っていく「隆弘くん」は…と、だいたいそんな展開です。

↓表紙を飾っているはこちらのヒロイン「ありささん」ですね。
コレクターとしては、終始気軽な彼女にイラっとくるでしょう。
細かいシチュエーションは別に、似たような事柄は誰しも記憶あるのではないかなぁ。
その後はまぁ、想像通りな流れ。
やっぱりキスの後の一言ですかね。
無防備な様は彼女からのアピールみたいなもので、もっと早く思い切っても良かったかなー、と。
なお、収録で最も新しい原稿である「となりごこち」は似たシチュエーション。
隣同士、と書いてありましたが、おそらくは昔馴染みでもあるでしょう。たぶんね。
フィギュア制作に熱心な「功一」くん。
あーやって、その部屋をちらほら訪ねてくる「優子」さんは、多少でも好意がなければ無視するところでしょう。
ちゃんと認めてくれてましたからね
参考のため、触ってOKとなるのはこうしたネタでのお約束。
ちゃんと上達していた「功一くん」が面白いです。

エステティシャンの「快感デトックス」もいちおうタイトルにかかってますね。
漫画でも言われてますが、いちおう調べてきました、「デトックス」

【デトックス】 新語
解毒。体にたまった有害物質を取り除くこと。(※Goo辞書より)

…だって。
そんな訳で、エステティシャンなヒロインとのえっち短編。
説明は普通に出来ていたものの、機械をまともに操作できず、転ぶ・うろたえて失敗するなど、ドジな娘さん。
無意識に胸を押しつける、失敗をえっちで取り返すなど、お約束的です。
仕事変えたほうが良さそうね。
わたわたする様が可愛らしい、いじめたくなるような娘さんでした
ストーリーとしては、やや前半に時間かけ過ぎたかなぁ。

担当看護婦「立花さん」
※担当看護婦「立花さん」
 こうした表情が実に色っぽいですねー。いいなぁ。

収録での冒頭話「ナースに病みつき!!」
こちらは普通にナースです。
ちやほやされ、入院中もナースに手を出すなど、好き放題な俳優「須藤武士」
その担当看護婦「立花」さんは真面目と評判。
まだ彼女とえっちをしていなかった彼のアプローチにも応じず、ヤル気を燃やすのでした。

こちらのヒロイン、眼鏡な「立花さん」が実に良い感じ
周囲からの評価である”真面目”というのは実際にそうなんですが、セクハラに反応することなく受け流すほか、”ちゃんと言う事聞くなら…”と、えっちに応じる、それでいてキチンと自制もできるという、素敵な方。
ちょっと底が知れない感じですね
ほわーと掴みどころの無いような、憂いを含んだような表情が良いのです。
あまり見られない、ナースさんでした。
いちおう折り返しでも絵が描かれているんですが、あれではないですね。
強すぎず弱すぎず、真面目でいながらえっちもさせてくれるという、実に微妙なラインが見事でした。
収録では先のアナウンサー「麻美さん」と双璧で、連載にしてほしいキャラです。

…私の大事なモノ…かな
志望校合格のご褒美に、そんな事を言い出した家庭教師「倉井ゆみ子」
「雪成」くんは見事合格を果たしたんですが、そのご褒美は…先生がいつも読んでいる哲学書だったのです。
そんな短編「せんせいのせんせい」

ふざけんなー!!

…って感じですね。
眼鏡の真面目な方なので、オチはつくだろうと想像できるんですが、哲学書ってアンタ酷いな(笑)
ただし別な意味では期待通りで、ややこしい事を言っていたものの経験ありませんでした。
彼女もちょっといじめて系な感じで、知識がないだけこの後色々とできそうで…実に羨ましい限り。

お隣さん、優子さん
※左:お隣さん、右:優子さん
 比較サンプルです。左ほどのは1話だけですが。

「このままずっと延長で」はタイトルそのままカラオケ店が舞台。
そちらで働く「北原真夕」さんと、「大津」くんのえっち短編です。
漫画中で「真夕さん」はきっちりバイト時間中なんですが…ちょっとサボリ過ぎでしょう。
夜が明けちゃった
なーんて台詞までありましたね。
ちゃんと仕事するように。
ほかカップルの関わりがため唐突で、ストーリーがややぼやけ気味であるのが残念。
ページ足りないかなぁ。

ほか、「ケンカのあとで」は倦怠期カップルのコスプレえっち。
新たにウェイトレスなバイトを始めた「亜美」さん。
もう別れようかと気持ち的にぎりぎりだった「康平」くんは、その姿に思い止まるのでした。
そんなものでしょうね。
「亜美さん」はガサツで、だらしないという設定。
うーん、確かに女の子がトランクス穿くというのは、相当に幻滅するので止めてほしいですね。
どうせそんなんなら、のーぱんのが有難いなぁ(笑)
なにかと騒がしい隣人とのえっち短編「騒音天国」
こちらが最も古い原稿で、絵的には大きな落差がありました。
お話としても同様に弱く、助ける~えっちへの流れが非常に不自然。
また、お話のポイントだろう”えっちの時も声大きい”といった表現も台詞だけのことでした。

ざらりとした線のあっさり系。
黒は強めですが白比率多く、ヒロインが黒髪でない場合は全体薄め。
どちらかというと勢いで押す方でしょう。
概ね問題はないものの、特に引き絵は弱めです。
大きめな目と強い恥ずかし線(※恥ずかしい時に鼻から頬にかかる斜め線のことね)が特徴。
可愛らしい系列で、↓表紙の感覚で良いんですが…最大の問題が原稿時期
こちらの単行本、収録は03年から04年と古めのものが大多数なのです。
他に新しいものでも06年、07年が1話づつ収録なだけでした。
ちょっと気をつけて下さい。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・下に近い平均。新しい原稿は良いものの、大きい落差がありました。
・全体的には無難に仕上がったところでしょう。
・前述している通り、アナウンサー「麻美さん」、ナース「立花さん」の両名が秀逸。
合計:[10/15]
古い作品が多く、どちらかと言うとファン向け。
ただしお話としては無難なくらいで、非常に良いものもあったので一般えっち短編がお好きな方には良いかもしれません。

DOKI SELECT 快感プレミアガール (バンブー・コミックス DOKI SELECT)DOKI SELECT 快感プレミアガール (バンブー・コミックス DOKI SELECT)
(2010/01/16)
花村 鳥郎

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : ラブコメコスプレ

■此花亭奇譚 (天乃咲哉)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 百合・キツネ耳
・おまけ: あとがき・各話コメント、カバー裏に漫画「今日の文豪さん」
・その他: 折り返しにコメント、カラー(4P)、4話収録、現在1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「天乃咲哉(あまの・さくや)」センセの「此花亭奇譚 1巻」です。

えー、たぶんこちらが新年一発目な百合姫コミックスですね。
描かれている「天乃咲哉」センセは、以前「GOSICK」を紹介しているんですが…全然刺さらなかったんですねー。

そちらは原作があったんですが、今回はオリジナルなので安心。
たぶん7冊目くらいの単行本となる「此花亭奇譚 1巻」です。
↓表紙から察せられるように、狐耳なもののけヒロインの長編漫画
様々なお客さんと、個性的な6名の仲居さんのふんわり温かな交流を描いた作品のようでした。

柚ちゃん、皐さん
※左:柚ちゃん、右:皐さん
 背は小さいのに胸はあるという「柚ちゃん」なのです。

もののけから人までが普通に生活している世界。
田舎から町へ出た主人公「柚(ゆず)」は、育ててくれた比丘尼の元を離れ、温泉宿「此花亭(このはな・てい)」にて中居をすることとなりました。
そちらは中居頭「桐(きり)」ほか、「皐(さつき)」、「棗(なつめ)」、「蓮(れん)」、「櫻(さくら)」…と、同族である狐のもののけが働き、また様々な客が出入りする場所だったのです。
…大雑把ですが、大まかにはそんな感じ。

ふわふわと穏やかな時の流れる、ほのぼのコメディーという感じ
こちらは「百合姫コミックス」での発売ですが、いわゆる百合漫画然としたラブラブな感じは(いまのところ)ありません。
その意味では、間口は広めだと思います
キツネ耳な仲居さんらの方が、やや敷居高めかもしれませんね。
ファンタジーちっくな描写…いわゆる術・魔法みたいなのは、ちょっとだけ。
収録の3話ですね。
ただ、それを便利に利用したり、事を解決したりというものはありませんでした。

よくあちこち気を使っている、中居頭「桐さん」
立場から最も早く「柚ちゃん」と接しており、彼女の第一印象は「綺麗なひとだぁ」とのこと。
察しが良く、落ち着いた物腰と共に皆に交じってはっちゃけることもする、大人な方でした。
唯一VIPの対応をしているというのも納得です。
皆をまとめる保護者的なキャラで、あちこちエピソードにまんべなく登場しておりました。
酒呑んでいるほかよくキセルを持っており、なんだか女将さんと勘違いしますよ。
そんな「桐さん」と同室なのが、黒髪で半開き目の「櫻ちゃん」
ふらふらと仕事だか遊びだかよく分からん動きをしている、独り遊びが得意なタイプですね。
無口で独特な言動がため皆と接すること極端に少なく、最も出番に恵まれない方でした。
ひでるさん好みなキャラなんですけどねー。

中居頭「桐さん」、櫻ちゃん
※左:中居頭「桐さん」、右:櫻ちゃん
 はい、お気に入りのキャラを優遇してみました。

ショートカットの元気なタイプ「棗さん」とプライド高く、表裏の激しい「蓮さん」は昔から関係のある、”腐れ縁”でした。
「蓮さん」からの第一印象は「男の子」というボーイッシュな「棗さん」
彼女は幼少期の体験から男性を苦手としておりましたが、「棗さん」との間には、なにやらラブな空気が流れております。
同室だし、危険な感じね(笑)
なお、「柚ちゃん」の第一印象は「可愛いひと。お花みたいにふわふわ…」で、唯一着物がふりふりしている「蓮さん」
ちなみに、着物の桃色は年少チームの証である様子でした(※カラーイラスト参照)
お洒落で、大人っぽい娘。
3話冒頭の彼女が実に良く、ひでるさんお気に入りな1人。
あの顔が変わるところですね。
そちらのため「可愛い上に面白ひと」と、「柚ちゃん」の感想が変化することとなるのでした。
なお、性格もあって「柚ちゃん」を苦手としていましたが…今後どうなるのかなぁ。

よくコメディー崩れをしていた主人公「柚ちゃん」と教育係の「皐さん」
山から出てきた田舎者で、頑張り屋さんという典型的な主人公タイプの「柚ちゃん」に対し、個人主義で責任感が強く、真面目で融通利かない…という「皐さん」
漫画中ではよくピックアップされていた2人で、この後にじわじわ接近していったりするのかもしれません。
よくよく考えてみると、各キャラは百合漫画のスタンダードな配置なんですね
特にちんちくりんな「柚ちゃん」と、ロングの黒髪で「綺麗なひとだったなぁ」と言われていた「皐さん」はその典型でしょう。
導入となる1話は、舞台・人物紹介と教育係「皐さん」、「柚ちゃん」の交流話。
続く2話は機転を利かせた中居頭「桐さん」によって、より2人が接近するようなエピソードになっていました。
なお、前回ではオチ担当だった「櫻ちゃん」が前半の主役という感じで、無口な設定だったためほとんど吹き出しがないまま進んでいる点に注目。
3話は「皐さん」と2人でのお出かけ話で、漫画舞台である”もののけ町”の様子が描かれております。
4話は「蓮さん」が主役となっており、「棗さん」との関係が描かれておりました。
ゆったりした良作品ですね。

蓮さん
※蓮さん
 ちらほら可愛らしいところを見せていました。

ちゃんと描き分けはされているんですが、皆1字の名前でややこしいのが難点。
…こんなんはひでるさんだけかもしれませんが。
2巻はぜひ人物紹介がほしいなぁ。
誰がどの名前で、どんなビジュアルであるのか、きっちり確定させておくのがポイントかもしれません。
顔がふと想像できるくらいになっていると、より楽しめると思います。たぶん。

柔らかで丁寧な作画。
もののけ世界を細かい描写でしっかり描かれており、あちこち適度なバランスがありました
濃淡はやや薄めというくらい。
崩れ・乱れのない、非常に綺麗で見易い作画でした。
どちらかと言うと幅広く、ふんわりとした可愛らしい人物絵。
コメディー崩しがちらほらと多く、あるいは気になる人がいるかもしれません。
カラーでもほぼ変化なく、だいたいは↓表紙・裏表紙の判断で良いでしょう。
なお、担当さんから”脱がしてもOK”を頂いたらしく、ちょくちょく差し込まれている温泉シーンでは全裸の彼女らが描かれていました。
そっち方面がお好き方にも良いのではないでしょうか。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・強弱使い分けられた、綺麗な作画です。漫画的な問題もありません。
・ほわほわ穏やかな漫画です。百合漫画として期待された方には合わないでしょう。
・なんちゃら耳がお好きな方は転げ回るほど刺さるだろうなぁ。
合計:[13/15]
気になった方には、専用HP「きつねのお宿」が参考になるでしょう。
なんだか…いかにも声優さんつけてドラマCDになりそうな風情ですねー。

※専用HP「きつねのお宿」



此花亭奇譚

此花亭奇譚 1 (IDコミックス 百合姫コミックス)


★過去に紹介した百合姫コミックス (※作者名あいうえお順)
flower*flower ふらわーふらわー/石見翔子
アオイシロ-青い城の円舞曲-/江戸屋ぽち
かわいいあなた/乙ひより
クローバー/乙ひより
マーメイドライン/金田一蓮十郎
リンケージ/倉田嘘
春夏秋冬[限定版]/蔵王大志
・初恋姉妹1巻 3巻[完結] /東雲水生
百合心中 猫目堂ココロ譚/東雲水生
EPITAPH エピタフ/硝音あや
乙女戦士ラブリー5!/城之内寧々
乙女ケーキ/タカハシマコ
紅蓮紀/武若丸
少女美学 秘蜜少女 /CHI-RAN 
ゆるゆり/なもり
voiceful/ナヲコ
ときめき☆もののけ女学園/南国ばなな
この願いが叶うなら 夜空の王子と朝焼けの姫/袴田めら
SIMOUN シムーン/速瀬羽柴
・ストロベリーシェイクSweet1巻  2巻[完結] /林家志弦
飴色紅茶館歓談 限定版/藤枝雅
極上ドロップス/三国ハヂメ
マイナスりてらしー/宮下未紀
絶対×浪漫/むっちりむうにい
楽園の条件/森島明子
半熟女子・瑠璃色の夢/森島明子
くちびるためいきさくらいろ/森永みるく
・GIRL FRIENDS1巻 2巻/森永みるく[おまけ] 


★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : 百合姫コミックス百合漫画コメディーショートカットファンタジー

■おまかせナースフォース (usi)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : ナース・単独ヒロイン
・おまけ: あとがき。
・その他: 10話収録(全て表題作・1巻完結)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「usi(うし)」センセの「おまかせナースフォース」です。

今週末の書店もちらほらという感じでした。
ほとんどの発売は27日以降みたい。
まぁ、1月ですからねー。

さて、初単行本「さ~ち」、「ほっとすぽっと(※月極仁・名義)」を紹介しておりました「USi」センセ。
3冊目の単行本は一般のえっち系「おまかせナースフォース」です。
全て表題作という長編漫画ですね。

白とピンクが爽やかでいい↓表紙です。
発売が少なかったので、例によって3店舗ハシゴしたんですが…ひでるさん、うっかり2冊買ってきてしまいました。
(※↓下に証拠写真を掲載してみました)
ああ、お馬鹿さん。
全然記憶ないんですよねー。
どっちか保存版にでもしましょうか。

赤城萌
※先輩・赤城萌さん
 もうちょっと活躍してほしかったなぁ。

「比座津総合病院」には、院長公認の「ナースフォース(笑)」という組織がありました。
気落ちしている、元気無いといった患者さんらを癒す目的…というのを建前に、実際のところは問題を起こしかねない患者さんに対して、身体をもって未然に防いでいたのです。
チームリーダーになったばかりの主人公「一色胡桃(いっしき・くるみ)」は献身的な行動を「赤城萌」に評価され、その「ナースフォース(笑)」に抜擢されたのでした。
しかし、副院長など良く考えない者もおり…と、だいたいそんな感じ。

よくある、えっちによる問題解決なお話
そもそも「ナースフォース(笑)」という組織の設立目的がそんなんで、しかも様々なタイプの患者さんがいる病院という舞台設定は、各話えっちしていく必要のある話としてはやたら都合のよいもの
しかも、ナースですからね。
主人公なので毎回のえっち対象となっており、彼女の掘り下げ系。
ただし、各話ヒロインでなかったのは、人によって良し悪しかもしれません。

そんな訳で、全話にてえっち皆勤賞だったナースの「胡桃さん」
忙しい(おそらく)のにも関わらず患者さんに対してはかなり親身に接しており、まだ「ナースフォース(笑)」でなかった1話でもあっさり脱いでおりました。
男の人は色々大変ですよね
…だって。
いい娘です。
もともとえっち方面に対して寛容なようで、建前にも素直に賛同して積極的に活動しておりました。

えっちOKな「一色胡桃さん」
※えっちOKな「一色胡桃さん」
 お触りで「キャっ!」となったりはしません。素敵なナースさんです。

4話では「胡桃さん」に好意を寄せながら、勝手に振られたと思い込んで仕事が上の空となっていた医師「森田」に、
もう…しょうがないですね…
とかなんとか、あっさりえっち。
そうした従順さのある一方で、5話に登場していた建設会社・社長の息子「鍵岡」のわがままっぷりには、冷静な対処を見せていました。
飲み物持ってこい!!
ご自分でどうぞ
こうしたやり取りで怒った彼にも、「正常な血圧計れませんね」とか常に相手の上をいく対応をしてます
理不尽な面会人に対して声を上げて退散させていた8話なども珍しい一面でした。
即えっちに持ち込むため誤解し易いですが、実は「胡桃さん」は相当に優秀な方なのかもしれません。
仕事的なことは無論、人間的にも。
ありがちな、頑張るだけが取り柄なドジっ娘ナースとは全然違いますね。
実際に漫画では他のナースがお手上げとなった事例を受けながら、その全てを身体をもって(笑)解決しております。
最終話でも同様で、ちょっとあっさりし過ぎかなーという印象が正直なところであるものの、アレは「胡桃さん」の真価が発揮された象徴的なエピソードなのかもしれません。

毎回違う男性とえっちを繰り広げる「胡桃さん」と比べて他は目立たず、他の「ナースフォース(笑)」メンバーであった「緑川沙織」さんなどは登場回ですら少しだけ。
タイプが正反対っぽかったので、ちょっと惜しいですね。
仲間に引き込んだ張本人の「萌さん」は説明役として重宝され、ちょくちょく顔を見せていたものの出陣は6話だけ。
どっちかと言うと、こそこそ暗躍していたみたいです。

前述しているように掘り下げ系な漫画であり、

1)えっちするのは毎回「胡桃さん」
2)複数シチュエーションは1回のみ。(※「萌さん」が参加)
3)全て病院内の出来事で、ほぼ場面は病室。(※3話のみ庭)
4)当然ながらナース服のみで、すぐ全裸になるためキャップが残るだけ。
5)えっちプレイも幅は広くありません。

すぐ脱いじゃう「一色胡桃さん」
※すぐ脱いじゃう「一色胡桃さん」
 パンチラとかもなく、即えっちしてくれるのでした。

…だいたいそんな感じ。
「胡桃さん」は頑張っていたもののえっち面ではややシチュエーション的に弱め。
ただ、シリアス・コメディーの比率は適度で、一般えっち漫画として優秀な出来栄え。
「USi」センセの作品では代表作となるだろう単行本に仕上がっていたと思います。
ナースがお好きならば全然問題ないでしょう。

丁寧な強い線のデジタル絵柄。
ややテカテカした感じがあり、特有な灰色でした。
崩れ・乱れはなく、多少ごっちゃりしてても見易いです。
大きく丸い目もそうですが、幅広な輪郭が最大の特徴。
比較的大きい頭と首・身体といったバランスが、以前はやたら気になっていました。
今回は特に引っ掛かるほどのコマはなかったです。(※多少はありましたが)
普通に読むには問題ないでしょう。
カラーでも変化はないため、↓表紙・裏表紙での判断で良いでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・気になっていた点もなくなり、綺麗なデジタル絵の良さが発揮されていました。
・一般えっちとして実に無難な仕上がり。個人的にはもうプラス1点ですが。
・徹底した主人公ナースの掘り下げ。他ヒロインを参加させなかったのは逆にスゴイですね。
合計:[11/15]
双葉社」さんのHPで1話は立ち読みできるので、迷っている方はそちらが参考になるでしょう。
(※トップ→コミック→おまかせナースフォース→立ち読み)
最近は各社さんこうしたサービスでいいですね。
…気付いたのはことごとく購入後でしたが。

※ほら、2冊あるでしょ(笑)
おまかせナースフォース

おまかせナースフォース (アクションコミックス)

★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : コメディーパンチラ

■みるくえんじん (てっちゃん)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: あとがき2、他単行本の解説テキスト、
     カバー裏に別絵・コメント・作品解説。
・その他: 折り返しにコメント、短編×10(※全て同一世界)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「てっちゃん」センセの「みるくえんじん MILK ENGINE」です。

ニュースで見られた方も多いでしょう。
某有名家電店が閉鎖となってしまいました。
ひでるさん、ちょっと馴染み深いのです。
若干ポイントが残っていたので立ち寄ってきましたが…
ポイントは如何致しますか?
…とは言われず、そのまま使用になっていました。
なんだかもの悲しい感じです。

アキさん(幼少期)
※アキさん(幼少期)
 なんとなく最も印象に残ったのは彼女でした。

さて、本日は「とろける穴」などを紹介しております「てっちゃん」センセ。
新刊は「みるくえんじん」です。
今週末もあまり新刊はなかったので、よく目立っておりましたよー。
収録は短編群と見えて、毎度のように同一世界な単行本
ひでるさん、こんなんが大好物。
センセもあとがきにて明記しておりましたね。

とりあえず「てっちゃん」センセのファンな方は、今回は絶対に見逃せません。
巻末に「僕専用」、「お願いおにいちゃん」、「ちびあな」、「おとなスイッチ」…といった「ヒット出版社」さんより発売されていた単行本の”解説テキスト”が収録されているのです。
これが必見!
登場キャラの誰がどうこう~といった情報が4冊分並べられており、読むと世界観がぶわーっと広がると思います。たぶん。
これを見た後、続いて見ながら~と読めば、各単行本をもう2回づつ楽しむことができるでしょう
答え合わせになりますので、ひでるさんも後でじっくり見ます。
最終的には全ての話がどこかで繋がっているってのを目指してます
そう書かれていました。
わくわくしますよね。

そうした訳で、繋がっている収録の各短編。
センセ曰く「同じ場所で別の時間」、「同じ時間にすぐお隣で」という方向性とのことで、より強調された印象です。
今回はあとがきにて書かれていたため、「てっちゃん」センセの協力を頂きつつまとめてみました。
新鮮に読みたい、自分で繋がり見つけたい、という方は、↓[★]まですっ飛ばして頂ければ。

ナナセちゃん、アイドル「森村ゆみ」
※左:ナナセちゃん、右:アイドル「森村ゆみ」
 「ゆみちゃん」は過去単行本にも出演している娘です。


★おまけ:「みるくえんじん MILK ENGINE」 の世界まとめ。
(※見かた:(数字)は収録順の話数、=は舞台、[名前:関連]は登場人物名と立場、「」は単行本、○→はえっち関係、⇒・※は補足、という意味)

-過去(約20年前)-

■「お気にメスまま~ん」(05)=学校・車内
[高野先生:シンジの父親]※実習生の引率。
○→[アキ:新婦]※幼少時代
 ↓数日後
■「お気にメスまま~ん」(05)=モンタナ・ホテル部屋(1117)
[高野先生:シンジの父親]
○→[アキ:新婦]
⇒アキの父親は「ちびあな:彼女の事情」に登場。

-前々々日-

■「まぁきんぐ」(01)=新築マンション・207号室
[高野シンジ:先生の子] ※綾瀬不動産へ部屋の管理を依頼。
○→[綾瀬ミオ:綾瀬不動産の娘]
⇒2人の数年後が「お願いおにいちゃん:隣のお兄ちゃん遊ぼうよ!」
[綾瀬リコ:ミオの妹]

-前々日-

■「disclipline」(04)=新築マンション・207号室
[社長:原工務店・社長、ナナセの父親]
[山口ケンゴ:原工務店・従業員]※「アキさん」の依頼で床を張り替えに来た。
○→[ナナセ:原工務店・社長の娘]
※床を張り替え。(2回目)
 ↓別の場所
■「cheer」(06)=大学?
[?a?:教育学部・生徒]
○→[?b?:教育学部・先輩]
※工藤先輩(どっちか不明)の披露宴余興でチアガールを企画中。
※失恋の先輩元カレは「おとなスイッチ:みーんな悩んで大きくなった」に登場の教師。

-前日・新築マンション・207号室の引き渡し日-

■「ナナと遊ぼう」(03)=新築マンション・207号室
[さとし:綾瀬不動産・社員]※眼鏡。アキとは幼馴染み。
○→[ナナ:アキの妹]※初えっち。友人「チカちゃん」の話はお蔵入りとのこと
※床を業者に張り替えるよう依頼。(3回目)
[アキ:新婦]
[高広:新郎]
 ↓数分後
■「お気にメスまま~ん」(05)=新築マンション・207号室~モンタナ・ホテル部屋
[高野先生:シンジの父親]
[アキ:新婦]
※マンション・207号室は先生からのプレゼント。

-結婚式前・ドレス合わせ日-

■「ふぁいなるあんさー?」(02)=教会トイレ
[高広:新郎]
○→[真央:高広の妹]
[アキ:新婦]
 ↓その後・移動から到着後
■「ふぁいなるあんさー?」(02)=新築マンション・207号室
[高広:新郎]
○→[真央:高広の妹]※同日2回目、お尻は拒否。

-結婚式 当日-

■「ふぁいなるあんさー?」(02)=教会トイレ
[高広:新郎]
○→[真央:高広の妹]※お尻快諾
[アキ:新婦・芸能関係マネージャー]
 ↓同タイミング
■「ナナと遊ぼう」(03)=教会トイレ
[さとし:綾瀬不動産・社員]
○→[ナナ:アキの妹]
 ↓同タイミング
■「決戦WC」(07)=教会トイレ・「ふぁいなるあんさー?」の続き
[高広:新郎]
○→[真央:高広の妹]※お尻えっち
 ↓同タイミング
[稲森雄介:ゆみ・マネージャー]※ゆーくん
○→[森村ゆみ:アイドル]※事務所を「アキさん」のところに移籍。
※それぞれえっち後、「真央ちゃん」は「ゆみちゃん」に声をかける。
[?a?:教育学部・生徒]
[?b?:教育学部・先輩]※「ゆみちゃん」とは教育実習での関係。
 ↓同日・同じくらいのタイミング
■「ホテルへGo」(08)=モンタナ・ホテル部屋
[社長:原工務店・社長、ナナセの父親]※結婚式参加。
[山口ケンゴ:原工務店・従業員]※社長を車で送迎。
○→[ナナセ:原工務店・社長の娘]
 ↓同日・同じくらいのタイミング
■「まぁきんぐ2(09)」=モンタナ・ホテル駐車場
[高野シンジ:先生の子]※結婚式参加。
○→[綾瀬ミオ:綾瀬不動産の娘]
○→[綾瀬リコ:ミオの妹]
※複数
[原口:ホテルマン]
⇒「お願いおにいちゃん:お兄ちゃん遊ぼ!」に登場。
 ↓同日・2次会前
■「ホテルへGo」(08)=モンタナ・ホテル部屋
[山口ケンゴ:原工務店・従業員]
○→[ナナセ:原工務店・社長の娘]
[さとし:綾瀬不動産・社員]
○→[ナナ:アキの妹]
[高野先生:シンジの父親]
 [アキ:新婦]
[高広:新郎]
 [真央:高広の妹]
[高野シンジ:先生の子]
 [綾瀬ミオ:綾瀬不動産の娘]
 [綾瀬リコ:ミオの妹]
※5カップル鉢合わせ。
 ↓同日・同じくらいのタイミング
■「うらはら」(10)=モンタナ・ホテル風呂
[高野シンジ:先生の子]※結婚式参加。
○→[綾瀬リコ:ミオの妹]※初えっち。
[綾瀬ミオ:綾瀬不動産の娘]※拘束
※5カップル鉢合わせ(こちらのがやや時間早め)
 ↓同日・2次会最中
■「うらはら」(10)=モンタナ・ホテル風呂
[高広:新郎]
○→[真央:高広の妹]
[高野先生:シンジの父親]
 [アキ:新婦]
[さとし:綾瀬不動産・社員]
 [ナナ:アキの妹]
[高野シンジ:先生の子]
○→[綾瀬ミオ:綾瀬不動産の娘]
○→[綾瀬リコ:ミオの妹]


[★]ココ

…だいたいそんな感じですね。
(※その表を作成するのに、今回は2時間以上かかったひでるさん[本当]
その割に、これは単行本購入の参考にはならないですよね。
完全な自己満足です。

真央ちゃん、ナナちゃん
※左:真央ちゃん、右:ナナちゃん
 唯一の近親えっちとなっている妹「真央ちゃん」です。

ほぼロリな女性が相手となっている、年齢差カップル漫画集です。
全体のお話にて核となっているのが、「アキさん」と「高広くん」の結婚。
ただし、その2人は結局最後までえっちすることなく、式当日ですら別の相手と一緒なのでした。
単にカモフラージュなのかなぁ。
小さい頃から、スゴかったらしい「アキさん」
彼女の過去話「お気にメスまま~ん」(05)は成長後を見ているためか感慨深く、現在の少女らと同様なはっちゃけ感が楽しいです。
サボリを注意されていながら、逆に喫煙を指摘するあたりも実にいい感じ。
また、切っ掛けとして語っている…
先生の低い声が~
というのはなんだか妙にリアルでした。
…あれ?
「アキさん」が産んだ子は「高野先生」が引き取って育てたそうuyですが…ひょっとして、もしかして「シンジくん」か!?
髪の毛の色も同じだし…ううむ。
なお、「アキさん」は大人な女性であるためか、現在姿でのえっちは収録されていませんでした。
ちょっと残念ね。

もう一方の「高広くん」は収録で唯一の近親関係。
仲の良い兄妹ですねェ」がシャレになってません。
お尻えっちをせがむ兄に対し、妹「真央ちゃん」の考えた行動が秀逸。
すごいなぁ。
その誘惑にあっさり流されてしまう彼も、これまた大したもの。
2次会での描写もなかなか良いですね、懲りてないですね。
あの後「アキさん」と「高広くん」はどんな新婚生活になるんだろう。

短編「cheer」の2人は収録でもっとも普通なカップル。
いちおう年齢的に普通なので、アンダーヘアもありました。
ちょっと強気な感じの先輩(女性)が、露出の大きいチアガール・コスプレをするというもの。
オチの感じから想像するに、ずっとシテたのかな。

えー、だいぶ長くなってしまったのでこれくらいに。
あちこちの人間関係が面白い漫画なのでした。
短編な風情ですがあちこち繋がっているため、連続した長編漫画のように読めますね
また、すっきり・見易く作画は安定しており、全体的なバランス感覚に優れた方です。
ロリで個性はあるもののクドクドしさなく、間口は広めであると思います。
↓表紙・裏表紙のカラーはやや雰囲気が異なるため、ちょっと参考になり辛いですね。
脳内で線からうまーく白黒絵に変換して下さい。
時間がある方は、「阿呍 オフィシャルWEBサイト」にて1話分まるまる読めるようになっていたので、そちらにアクセスするのがオススメです。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・濃くなく、ロリ漫画としては万人向けなタイプだと思います。
・ジャンルもあり、それぞれ各話で考えると無難にまとまっている印象です。
・同一世界な単行本が大好きなんですねー。
合計:[13/15]
登場しているロリなヒロインらが積極的にえっちに臨む姿を堪能下さい。
特に他単行本を持っている方にはより楽しめると思います。

みるくえんじん (セラフィンコミックス)みるくえんじん (セラフィンコミックス)
(2010/01/15)
てっちゃん

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : アンダーヘアコスプレヒット出版社

■DNA×AND (おおとりりゅうじ)

★まんがデーター [7/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : コメディー・色々
・おまけ: あとがき、作品解説、カバー裏に別絵・著者(ん家のネコ)近影!
・その他: 携帯待ち受けFLASHプレゼント、ブックマーク封入、
       カラー(4P)、短編×8(うち「DNA×AND」×4)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「おおとりりゅうじ」センセの「DNA×AND」です。

5冊目でいいのかな。
ブログでは「TheBLACK MAGES」、「インクリメントRO」、「胎内温度」と紹介しています「おおとりりゅうじ」センセです。
実は「座敷牢」も読んでます。
ちとブログで難しく感じたので、後回しにしていたんですねー。
そうこうしていたら、次の単行本が発売されてしまったという訳。

さて、こちらの「DNA×AND」は、たぶんセンセ初の一般漫画です。
メインの中編と短編群という構成。
直接のえっちがあり、サービス描写多いものの、全体としてそっち方面は微妙な程度でした。
えっちなのが見たいなら、成年漫画の方がいいでしょう。

「小野寺律」と「ラファエラ・フェルナンデス」
※左:「小野寺律」、右:「ラファエラ・フェルナンデス」
 それぞれキャラは良かったんですが…。

表題作「DNA×AND」は4話の連続話。
幼馴染みなカップル「りっちゃん」こと「小野寺律(おのでら・りつ)」と、「野上隆太」
2人で部屋にいたところ、突如ヘリコプターからの攻撃を受けたのです。
逃げようとしたものの多勢に無勢で、「隆太」は捕縛され、首謀者たるお嬢さま「ラファエラ・フェルナンデス」と一騎討ちを挑んだ「りっちゃん」も敗北。
「隆太」は連れ去られてしまったのです。
実はDNA調査によって、彼との間にできる子供は”この世で最高の頭脳・肉体で産まれる”と計算されていました。
「ラファエラ」の父「ホセ・フェルナンデス」はこの世を統べるべく、彼との子供をつくるよう厳命していたのです。
拉致された「隆太」、再戦を挑む「りっちゃん」は、果たしてどうなってしまうのか…と、だいたいそんな感じ。

アクションシーンもある、はっちゃけラブコメ漫画です。
まだ続く、ってことはないですよね。
色々詰め込み過ぎとあとがきにありましたが、その通り
バタバタとしたまま4話でばっさりと終わり、結局何をどうしたいのか、いまいちよく分かりません
各パートは面白いんですが、全体的にはハテナマークです。

まず、主人公がいまいち不明。
簡単には「隆太くん」なんですが、さして目立ってはいません。
やっぱり事件を起こした張本人で、人間的に成長したお嬢さま「ラファエラさん」が主役位置なのかな。
えっちシーンで言えば、冒頭カラー部分とラストの温泉えっちを抑えた「りっちゃん」
その扱いからすれば、ヒロインは間違いなく彼女ですね。

実家がお寺な「りっちゃん」は、薙刀のスキルを持っているという女の子。
むちむちとしたスタイルとロングの黒髪、袴姿という和風な美人です。
自ら”大和撫子”とか言ってました。
小さい頃から努力家で、彼を取り戻すべく鍛錬しております。
再戦で勝利し、紆余曲折あっても「りっちゃん」・「隆太くん」で乗り切るならばいいんですが、お嬢さま「ラファエラさん」側の事情がために大混乱。
閉鎖された島から脱出するシチュエーションは盛り上がり、その後の元気をなくした彼女の姿など良いんですが…ここがストーリーを崩している原因
特に後半の修学旅行的なネタ、オチ部分までわちゃくちゃ。
ストーリー関係なく、ただ描きたい場面をつぎはぎしているような印象でした。
ヒロイン2人が良かっただけ、このお話具合は非常に残念です。

「月の夜の女の子」、「屋根裏の恋人」
※左:「月の夜の女の子」、右:「屋根裏の恋人」
 ヒロインは変わった娘が多いです。

5年ぶりに里帰りした「別府ヒロシ」くんと昔馴染みな「御子柴マユミ」ちゃんの「もどり道」
結果OKですが、なかなかブラックな面もある漫画です。
そんなトコロを見せないよう、明るくふるまう「マユミちゃん」が可愛いですねー。
ちゃんと気付いた「ヒロシくん」もいい感じ。
ノスタルジーな短編で、ここは何よりも昔から成長が見える「マユミちゃん」でしょう。
大胆で素敵でした。

なぜか不幸続きな「渡辺」くん。
アナタの”精”を少し…分けていただきたいのですが…
彼が出会った道端で倒れていた女の子は、そんな事を言ってきたのでした。
しかも彼女は、よく彼が描き込むお悩み相談サイト「ネコのヒゲ」の情報を知っていたのです。
そんなファンタジー短編「月の夜の女の子」

連続話の1話目のような風情。
女の子の正体が分かってからのが楽しいですね。
ちょっとこれだけだと物足りないです。
続きが見たいなぁ。

太めな彼氏「西岡」くん。
どちらかというとそんなんが好きな彼女「茜」ちゃんは、毎日の手料理によってすっかり彼をメタボとしてしまったのでした。
同僚らに健康的リスクを説明された「茜ちゃん」は一転してダイエットに取り組ませるんですが…という「メタボ・ホリック」
彼の意思は関係なく、ドンドコ話を進める「茜ちゃん」
ああ、こんな娘いるよねー。
開けかかったビールを横から奪い取り、一気飲みしたコマが好きです。
「茜ちゃん」が太りそう。
漫画のメインが彼のダイエット生活(支援)なので、全体コメディー寄り。
えっちシーンも最後にちょろっと程度でした。

茜ちゃん
※茜ちゃん
 突っ走る傾向ですね。

やたら安い家賃だった、いわく付きな部屋。
その正体は、屋根裏にこっそり住み着いていた元住人だったのでした。
そうした短編「屋根裏の恋人」

帰宅したら、いきなり全裸な女の子が流し台で髪を洗っていました
そんな導入部分はインパクトあって良かったんですが、後半は何事もなく失速気味
きゃらきゃらと明るいヒロインはいいんですけどね。
特にオチ部分は弱めで残念。

乱れのない、柔らかな曲線の絵柄。
線は強めですが全体の色としては適度なくらい。
ただ、コマ割りは小さめで吹き出し多く、派手目な演出のごっちゃりタイプ。
ひでるさんとしては、漫画的にあまり合わないのかもしれません。
小さい鼻で頬が広く、ふんわりとしたスタイルの人物絵。
どちらかというとコメディーなバランスです。
かなり癖はあるので、人を選ぶと思います。
大雑把には↓表紙・裏表紙での判断で問題ないでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・巧い方ですが、個性の強いごっちゃり絵です。
・短編はともかく、メインの中編がこれでは平均をつけられません。
・独特であると思いますが、全体的には空振り気味だと思います。
合計:[7/15]
絵はともかく、お話などひでるさんとは合いませんでした。
当然人によって評価は変わってくるだろうと思いますので、あくまでも参考程度でお願いします。

DNA×AND (ヤングコミックコミックス)DNA×AND (ヤングコミックコミックス)
(2009/12/24)
おおとり りゅうじ

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : コメディーラブコメアクションファンタジー

■超こけし娘 (こけし☆メン)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・コメディー
・おまけ: あとがき、作品解説、ゲストページ、カラー描き下ろし「オープニング漫画」、加筆修正あり。
・その他: 初単行本、カラー(2P)、短編×9。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「こけし☆メン」センセの「超こけし娘」です。

はい、「超こけし娘」ですね。
おもろいタイトルで、実はこちら年末年始の単行本候補だったのでした。
お尻だの人妻だの、キーワードとなかなか組み合わせ辛かったので、見送っていたのです。

そんなこちらは「こけし☆メン」センセの初単行本。
お名前も独特ですね。
全て短編な漫画集で、おおまかにはブラックコメディーな風情です。
コテコテっとした強めな作画が特徴。
リアル寄りの独特な作画だったので、ロリキャラがちらほら収録されていたのは、ちょっと意外でした。

「メイちゃん」と「メイたん」
※「メイちゃん」と「メイたん」
 こちらの「メイちゃん」が好き。続き描かないかなぁ。

「驚きの節約術」は姉「絵美」と弟「亮太」の近親。
ついでに父親も参加してますね。
「亮太くん」の誕生日プレゼントに父親が用意したのは、姉とのえっち券だったのです!
…ごく簡単ですが、ほぼそんな感じ。

明るい家族計画じゃないか」とか言っていたお父さん。
正しいツッコミが楽しいです(笑)
仲良し家族とは、まぁ確かにその通りで、ちらほら「亮太くん」や父親が楽しんでいただけでなく、寝てるフリだった「絵美さん」もまんざらではなかった、というのがびっくり。
なんだ、コレは
母親を亡くしており、おそらく家事を頑張ってきたのでしょう。
アダルトちっくな、落ち着いた「絵美さん」が良かったです。

「いも×いも=無限大ッ!」は妹「メイ」ちゃんと兄「祐一」くんという近親。
収録キャラではもっともお気に入り。
兄「祐一くん」を一人称・呼び捨てにする「メイちゃん」
半開き目の無表情で、言葉数少ないというロリ少女です
センセの絵とも合っていたと思います。
そうした扱い辛い妹にとある想いを抱いていた「祐一くん」
彼女のデータを入れたリアルドール「メイたん」に果たそうとしたところ、「メイちゃん」がそこに割って入って…というもの。
ラブラブですねぇ。
なお、リアルドール「メイたん」は「祐一くん」からの仕様がため眼鏡で良く喋り、雰囲気としてはまったくの別人です。

衰退しつつある旧スクール水着を守るべく、ネット上で活動する”旧スク会コミュ”の面々。
集まった彼らは、ライブチャットでのアピールを考えたのです。
モデルには”旧スク会コミュ”の1人として参加していた、「桜花」さんが担当することとなったんですが…と、だいたいそんな流れの「目指せ工作大作戦!!」

おっちゃんがずらり揃う中、”なぜか1人だけ適当な年齢のヒロインがいる”という、成年漫画のお約束。
いちおう説明もキチンと出来ていたので、水着が好きであることは間違いないみたい。
…まぁ、男性陣と同じ理由かは分かりませんけどね。
そんな訳で、スクール水着姿の「桜花さん」がカメラ前でえっちされるという流れ。
いちおうちゃんとした”旧スク会コミュ”メンバーであるため、当初は困惑しつつも普及のために身体を張っていました。
ひでるさんは単純に「~ッス」という喋り方が苦手なので、その点でこちらは微妙。

姉「絵美さん」、「市川さん」
※左:姉「絵美さん」、右:「市川さん」
 アダルトっぽい色のある「絵美さん」、スクール水着は2話収録です。

プール監視員のバイトをする、スポーツ少女な「市川」さん。
学校ではドジっ娘として知られ、皆を見返すべく責任ある仕事を選んだんですが…なんと、男性が溺れるという事件が発生してしまったのでした。
そんな「お助けします」も、実はスクール水着
で、でも私ファーストキスもまだ…だし…
とか言っている「市川さん」
溺れた男性を目前に呑気な娘です。(←そこがまた面白いんだけどね)
また、その男性が容姿から行為までトンデモな野郎で、心配して周囲に集まった野次馬らは呆れて解散するような始末なのでした。
逆に舌入れてきた段階で、グーでぶっ飛ばしてOKでしょう。
しかし、お人好しな彼女は救助ミスを理由に、えっちなことをされてしまうのです。
明らかに人命救助である筈なく、彼女もそう認識していたようですが…まぁ、暗さがないからいいのかな。

従兄「哲人」と「ゆき」ちゃんの「りあるおなほおる」
おもちゃを壊し、弁償もできない「ゆきちゃん」は言われるがまま、その代わりをすることとなったのでした。
そうした直球のロリえっち。
なんだか落丁みたいに、ガラリと場面転換しております。
いきなり全裸で、ローションまみれでしたねー。
後半はほぼえっちだけです。
あれだけやっていた「哲人くん」なのに、ラストページ部分はちょっと変。

何て読むんだろう、という短編「(H2♂)♀」
いつもハタ迷惑な事ばかりの、超科学同好会・部長さん。
今回は透明になる薬を開発したとの事だったんですが、それはあっさり不発。
しかし、部員「大沢」が閃き良く”服が見えている”と返答したことで、彼女は自ら全裸になってしまうのでした…。

いかに成年漫画とは言え…うわー、コイツお馬鹿だ。
色々と発明していたところから、学問・知識については優秀そうでしたが、失敗も多く、どっちかと言うと悪めなのでしょう。
漫画は自ら実験台となった彼女が、部員にそそのかされてえっちしてしまうパターン。
あの性格だと、どっちかの野郎に飲ませるのが普通ではないかなぁ。
また、漫画・映画でも良く見られるように、飲み薬で服が消える訳ないでしょう。
だいたい漫画中で脱いでいた白衣・制服は無論のこと、眼鏡とヘアバンドだって外さないとウソですね。
せっかくエセ透明なのだから、えっちへの流れはもうひと頑張りほしかったところ。
露出ちっくなプレイはいいんですけどね。
成年漫画なので、細かいツッコミは違うのかもしれませんが、そうした点で今一歩という感じです。

超科学同好会・部長さん、家庭教師「六里先生」
※左:超科学同好会・部長さん、右:家庭教師「六里先生」
 W眼鏡です。眼鏡率もなにげに高いですね。

ほか、「劣情バイブレーション」は店頭でのマッサージチェア話。
妄想世界のような複数えっちになっています。
こんなんあるかいな。
2人だけですが、店員さんの名前に注目です。
「オタク育成特別講座」は、詳しい部分は省略しますがオタク文化の家庭教師「六里」先生とのえっち。
設定コメディーな漫画ですね。
ツインテールに眼鏡、妙な言動の先生。
一回も年下の子
そんな発言から察するに、単に貧乳というのではなくロリキャラであるみたい。
予想外に堅物(※容姿的にはまんまでしたが)であった「隆」のため、自ら無理矢理えっちに持ち込んでいました。
妙に爽やかに描かれているオチが、良い毒具合です。
「冬あそび」はこちらも眼鏡な優等生「峰岸沙織」さん。
塾からの帰り道、彼女はクラスメイト「武」くんらに遊びに誘われました。
雪合戦にて雪玉に直撃された「沙織さん」はワンピースをびしょ濡れにしてしまい…という流れ。
「峰岸さん」はなかなか大きな胸の女の子。
普通に男子に交じって遊ぶなど気さくさも伺え、人気は高い様子です。
しかも、えっち方面には疎いらしく、おしくらまんじゅうという建前で、複数男子に好き勝手えっちされてしまうのでした。
いちおう願い叶った「武くん」でしたが、あれでいいのかぁ。

強い線のべたーという感覚な絵柄。
黒が強く目立ち、時々のこってり表現がため全体では濃厚気味です。
どちらかと言うと勢いで押されている感覚ですね。
多少のバラつきはあったものの、加筆修正をされたということで比較的全体は安定傾向でした。
成人女性からロリキャラまで、ややリアル寄り。
…ちょこっとね。
女の子はいいんです(好みは当然あるでしょうけれど)
ただし、男性陣はイヤーな目立ち方
なんでこう描くんだろう…。
成年漫画には確かに必要な存在ですが、こんなんなら百合かふたなりネタのがいいかなぁ
判断については、↓表紙・裏表紙、あるいは紹介帯の漫画カットでどうぞ。
残念ながら男性キャラは掲載されてないですね。

strong>【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・個性のあるべったり絵。次巻ではより安定するだろうと感じました。
コメディーでもブラック寄りで、ちらほら気になる点があります。
・予想ほどの濃さはなく、各ヒロインは可愛く描かれていました。
合計:[11/15]
前述しました”悪く目立つ男性キャラ”は、確実に好き嫌いの分岐点となるでしょう。
ここは漫画が濃く感じる原因でもありますねー。

超こけし娘 (ムーグコミックス)超こけし娘 (ムーグコミックス)
(2009/11/28)
こけし☆メン

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : コメディーツインテールファンタジースクール水着

■AATM~アーネンエルベの日常~ (Bすけ)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : ゲーム原作コメディー
・おまけ: あとがき、合間にイラスト。
・その他: 原作「TYPE-MOON」、5話収録(全て表題作・1巻完結)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「Bすけ(びー・すけ)」センセの「ALL AROUND TYPE-MOON~アーネンエルベの日常~」です。

単独ではこちらが初単行本なのかな。
本日は、超ファン向けという単行本「ALL AROUND TYPE-MOON~アーネンエルベの日常~」です。
いないとは思いますが、まっったくそれぞれ主人公(作品)をカケラも知らない方は、ヒロイン3名の並ぶ↓表紙で釣られないように注意。
多少でも知識は必要になってきます。

入れ替わる3名
※入れ替わる3名
 こうしたネタはやっぱり面白いですね。

さて、こちら「ALL AROUND TYPE-MOON~アーネンエルベの日常~」はちゃんと同タイトルの原作があり、ドラマCDである様子。
それぞれゲーム作品の各キャラクターが競演するというもの。
いかにもファン向けなお祭り企画ですね。

ひでるさんは「東映まんが祭り」で育ったので、こうしたオールスター形式が大好きなのです。
(※成年漫画のレビューでも書いていますが
今でも続く「ロボット大戦」シリーズとか、ファミコンだと「コナミワイワイワールド」などはドストライクなんですねー。

…で、ひでるさん。
各タイミングにて何度かブログでも書いていますが、「TYPE-MOON」さんの作品のうちプレイしているのは「MELTY BLOOD(PC版・同人ゲーム)」のみ。
ほか、「月姫(※歌月十夜も)」、「Fate/stay night」らは原作未プレイで、ネットとか漫画でなんとなく知っている程度。
特に「月姫」は最初に読んだ同人誌(→「あるぴーぬ」センセ)からのイメージが非常に強く、実際のところよく分かってません。
さらに「空の境界」に至っては、話からキャラまでほぼ知識ないのでした。

…そんな程度の人間がレビューしてます。
全て表題作で、5話ほど収録。
あとがきによると、1話目は原作のコミカライズですが、その後のエピソードは「Bすけ」センセのオリジナル。
もともと設定がお祭りっぽいため、漫画もそんな感じのはっちゃけコメディーになっていました。
なお、ひでるさんは前述したような感じですが、楽しめました。
そこそこ敷居は高いものの、知識それなりでも大丈夫でしょう。

それぞれの競演をお楽しみください
※漫画はだいたいこんな感じ。
 それぞれの競演をお楽しみください

喫茶店「アーネンエルベ」にて出会ったそれぞれのヒロイン「アルクェイド」、「セイバー」、「両儀式」の3名。
店員「ネコアルク」の提案にて、”三大ヒロイン交流会”を開催することとなりました。
「遠坂凛」など「Fate」の他ヒロインや「シエル」、「遠野秋葉」なども来店し、賑やかに楽しんでいたところ…気付いた「遠野志貴」によって、とある計画が露見するのでした。
だいたい1話はそんなん。

個性豊かな登場人物がわらわらと来店(登場)する、喫茶店「アーネンエルベ」でのアレコレという漫画。
とりあえず、ほっといても何かしら起きるようなキャラが揃っており、ネタには事欠きませんね。
舞台は全て店内。
それがため、ちらほらとキーワードになっていたのは、料理・店長などの系統です。

銀幕デビュー」、なんて事を言っている1話。
この漫画世界にて、大雑把にどんな感じの会話がされているのか分かると思います。
メインヒロイン3名が休日にはぐーたらというのは可笑しいですね。
なるほど。
こんなんは偶然かなぁ。
途中にあった、
説明役で色物扱いされて、おいしいところを金髪ヒロインにもっていかれて…
がまたいいですね。
姉妹が決裂する原因となっていました。
ラストへの流れも良く、「勝てると思う?」のコマはファンが小躍りして喜びそうな感じです。

「Bすけ」センセのオリジナルとなる2話目。
「式」ほかメイン以外、前回未登場だった「ランサー」、「カレン」が冒頭から、「藤村大河」、「イリヤスフィール」などが途中から登場してます。
”中から出たガスに触れた者は笑ってしまう”という、「幸せの壷」が起動したことによるドタバタパターン。
意外なキャラの大爆笑が見られ、キレて壊しにかかる「式」・「セイバー」がいい感じ。
壷が暴走してガスをまき散らす中、コマの隅にいたやっぱり唯一笑っていなかったあるキャラが事態を収拾していました。
なお、店長のネタはファンでないと分からなそうですね。
ネットでお調べ下さい。
再びメインヒロイン3名から始まる3話目は、「琥珀さん」のネタキャラ「魔法少女マジカルアンバー」の独壇場。
凄まじいテンションで話を牽引してますね
「暇だ」と言った「アルクェイド」のため、彼女がアイテムを持ってきたというもの。
前回のネタであった、「笑いのガスを出すツボ」も出そうとしてましたねー。
メインは、とあるアイテムによって、それぞれの人格が入れ替わるという王道ネタになっていました。
能天気に楽しむ「アルクェイド」(※発端を作ったのも彼女)ほか、「セイバー」・「式」のスタイルに関する部分が非常に楽しいです。
その後来店する「黒桐幹也」・「蒼崎橙子」、「遠坂凛」・「アーチャー」、「ギルガメッシュ」、「遠野秋葉」など、入れ替わりに気付く・気付かないという反応が異なっているところに注目。
その後もお約束で、2度ともスタイル良い女性になっている「セイバー」、最後まで軽い「アルクェイド」がいい感じでした。
オチは「琥珀さん」ですね。

タダ働きの図
※タダ働きの図
 多くのキャラが登場するので、やっぱりファン向けでしょう。 

「シオン」登場の4話目は、再び「ネコアルク」登場。
目立ってますねー。
記憶喪失となっていた彼女(?)が、「シオン」に連れられて再び店員として喫茶店「アーネンエルベ」で働く流れ。
裁縫セットを常備している「アーチャー」、「キャスター」の可愛い反応が見どころ。
メインヒロイン3名と顔を合わせ、ちょっとした衝撃もあって記憶が戻るのでした。
(※漫画はちゃんと連続してる)
コメディーな中、「ランサー」が格好良いですね。
「セイバーオルタ」をメインに、「桂木千鍵」、「日比乃ひびき」などひでるさんまったく知らないキャラばかりの5話目。
こちらは料理勝負のような風情になっていました。

強い線のすっきり絵。
あっさりな描き込み具合で濃淡は適度なくらい。
平たく多少ざっくり感はありましたが、コメディー作品なので問題ありません。
好みは別にちゃんとキャラは見分けられ、表情・アクションなど表現もいい感じ。
テンポも良かったです
癖はありますが極端ではなく、さらりと読むには十分でしょう。
脳内で↓表紙を線画に変換して判断して下さい。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・ぺったりでしたが、漫画としては問題ないでしょう。
・原作を巧くコメディーにしていたと思います。普通に面白かったですよ。
・後半4話はセンセのオリジナルだったので。
合計:[11/15]
いちおうホントの原作は前述したようにドラマCD。
まぁ、もともとはゲームのキャラなので、↑あちらの属性はゲーム原作としました。

ALL AROUND TYPE-MOON~アーネンエルベの日常~ (角川コミックス・エース 253-1)ALL AROUND TYPE-MOON~アーネンエルベの日常~ (角川コミックス・エース 253-1)
(2010/01/09)
Bすけ

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : ゲーム原作コメディーアクション

■黒炉里 (完顔阿骨打)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: あとがきまんが(作品解説)、
      カバー裏に別絵、描き下ろし「からだあちこち」
・その他: カラー(4P)、短編×14
      (うち「とらいあんぐる」×2、「Side Menu」×3)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「完顔阿骨打(わんやん・あぐだ)」センセの「黒炉里 ぶらっく・ろりーた・ふぃーるど」です。

ベテラン「完顔阿骨打」センセです。
名前は記憶ありました。
長く活動されている方ですが、ひでるさんはこちらが初見と思っていたんですよ。
このブログ書くのにセンセのHPを見ていたら……「俊晴くんは年上の女性に好かれるタイプ?」、「魔法の電脳少女マリア」の2冊は昔買ってました。
記憶についてはブログでも何度か書いてますが、自分自身にがっかりです。

さて、相変わらずなひでるさんは置いといて、新刊「黒炉里(クロロリ)」です。
ちょっぴり厚い単行本
14話収録の232ページ、描き下ろし短編ありと盛りだくさんな内容。
短編だけでなく3話の連続に前後編もあり、ネタとしても独特なもの。
紹介帯の「すげえぞコレ。」は伊達ではありません。

女医「りえさん」、生徒会長「糸井川みお」
※左:女医「りえさん」、右:生徒会長「糸井川みお」
 センセの描かれる眼鏡キャラはどちらも良かったです。

なかなか可笑しい「3割負担」は、↓表紙を飾っている黒ナース「ユウ」ちゃんも登場するお話です。
設定としては、”ロリコン”が病気として認定された世界。
病院にはロリコン科ができ、医者からナースまで小さい娘で構成。
また、病気を早期発見するため、制服、ブルマ、スクール水着などなど、服装も様々用意されているのでした。
だいたいそんなん。

はちゃめちゃ病気ネタで、なかなか凝っている描写が楽しい良作品
メイドだのブルマだのという看護婦さんがため、ぱっと見は完全にコスプレえっちみたいな風情でした。
ひでるさんのお気に入りは眼鏡の女医「りえ」さん。
直接えっちはなかったものの、黒タイツがよい感じでした。
前述している黒ナース「ユウちゃん」も良く、短編で終わるのが非常に惜しいです。

生徒会長「糸井川みお」さんのファンタジー漫画「生徒会長の無口な門」
触手と対決する展開でした。
こちらのヒロイン・眼鏡の「みおさん」は能力者。
定規を駆使して戦うシーンが刺さりました
これは可愛いなぁ。
単純に触手えっちな展開なんですが、設定つけて再登場してほしいです。

収録では唯一のカラー原稿のある漫画「マッド薬剤師見習い美々可」
最年少での”マッド薬剤師免許取得”を目指す、「花柳美々可(はなやぎ・みみか)」さん。
性欲を抑制する薬を作る彼女でしたが、失敗ばかりしていたのです。
ぐるぐるツインテールな「美々可さん」
カラー部分は脇えっちと、いきなり変化球でした。
センセの絵は、こうしてほんのり色がつくと丁度良いですね。
メイン部分では複数を相手にすることとなるんですが、ネタがあるので詳細はいちおう伏せておきます。
マッド薬剤師というネタは、センセの前単行本にあるみたい。
読んでいれば、より楽しめるでしょう。
同様に過去単行本収録のある、「えた~なる・ついんず・あたっく2」
独特な言動の双子「ルイ」、「マリ」という2人。
(※アメリカからの留学生)
裏表紙のエロ水着は彼女らですねー。
本編でもそちらを着用し、えっちしておりました。

菜々子さん
※こわいよ・菜々子さん
 ノコギリ(×2)を装備している「菜々子さん」です。

近所のお兄ちゃん「亨(とおる)」と、「真樹」・「菜々子」という2名の短編「ずっといっしょ」、魔法少女モノ「ブレイド・ウィッチ・ストロベリー」
三角関係の前者。
ランドセルに装備しているノコギリを振り回す「菜々子さん」が独特。
「完顔阿骨打」センセは目を塗らない表現をしていましたが、
ずるい
から、べらーっと喋る登場シーンがやったら怖いのです。
「真樹ちゃん」も震えてましたよ。
後者は魔法少女とのえっち。
ツインテール・シマパンという「いちご」ちゃんに悩みを解決してもらうのでした。
次々に増える男性陣が面白いんですが、あのラストは引きますねー
ぞくぞくってしますわ。

そんな2話よりもブラックな短編「柚音の気持ち」
兄妹での近親えっちなんですが、妹「柚音」ちゃんはラブラブ。
大好きだよ
そうはっきり言うような間柄。
要望に応じてシスター服でのえっちなんですが…そうした姿は常に複数台のカメラで撮影されていたのでした。
従順ではあったものの、単にラブラブだけはない「柚音ちゃん」
なるほど、そう考えるんだ
こっわー。
ただ、こうした話も好みです。
冒頭・ラストで平然と喋っている「柚音ちゃん」が良いですね。

こちらも妹「桂由奈」との学園祭話「Short Short Very Short」
主人公のお兄ちゃんは妹「由奈」の無理矢理なねじ込みにより、学園祭へ連れて行きました。
はしゃいでうっかり机を倒してしまった彼女は、お詫びのためお手伝いをすることとなったのです。
和風喫茶で着物の「由奈」は珍しいスカート姿。
ふと見ると、なんと下着を穿いていなかったのでした…。
冒頭の描写は、いかにも兄妹ちっくですね。
はっちゃける彼女が可愛いのです。
普通に何の躊躇もなく裾をまくり上げる「由奈ちゃん」
ちらほらあーした事をされていたため慣れがあるのか、はたまた分かっていないのか、あっさり屋上えっちに突入していました。
ラストページも性格が出てますよ。

妹「柚音ちゃん」、妹「由奈ちゃん」
※左:妹「柚音ちゃん」、右:妹「由奈ちゃん」
 可愛いシスター姿なんですが…まさかあんなラストだとは。

またまた妹ネタな「とらいあんぐる」は前後編です。
いわゆる近親ネタなんですが、下の妹「秋花(あきか)」さんはお兄ちゃん、お兄ちゃんは上の妹「夏樹」さん、「夏樹さん」は「秋花さん」…という、ぐるぐる回る三角関係。
ラブラブな妹「秋花さん」とシテいながら、ほぼ「夏樹さん」を気にしているお兄ちゃん。
こんなんが非常に独特。
途中で「夏樹さん」からばしーと叩かれていましたが、それも当然のこと。
その直後の3名のやりとりが良いですね。

3話ほど続く中編「Side Menu」
話数としては多いですが、それぞれページ数としては10ページ以下のショートです。
ボケ役の「楠千菜」、眼鏡の突っ込み「木下真津(きのした・まつ)」、おバカな(あとがきによる)金髪ハーフ「ミン」という仲良し3名のオムニバス漫画。
それぞれのやり取りは面白く、コメディー色が強めなのでした。
1話目「千菜さん」は好きな教師「戸保田」とのえっち。
「真津さん」の分析により、ニーソックス攻めです。
2話目は正体不明の「真津さん」なんですが、そこいらの男性を誘ってのえっち。
スパッツが非常に良い感じです。
彼女が何を目的にそんなことをしていたのか、ちょっと驚くと思います。
まぁ、コメディーですね。
3話目は「ミンちゃん」
褐色肌とシマパンが良い感じです。
お兄ちゃんとの近親で、寝込みを襲われるパターンでした。
あーした反応もキャラそのままですね。
各話短いもののなかなか面白く、短いながらポイントをしっかり押さえた良作品でした。

強い線のすっきり絵柄。
白比率が目立ち、濃淡ではやや薄めです。
どちらかと言うと細かいコマ割りでごっちゃり気味。
丸く広い輪郭で、ばっさり髪。
縦長の目は白く塗られていない事が多く、漫画で緊張した雰囲気を醸し出しています
コメディーなどで見られた間も独特でした。
勢いある方でそうした個性も目立ち、全体的に人を選ぶと思われます。
だいたい↓表紙・裏表紙の判断で良いでしょう。
全身見れないのはちょっと残念ですねー。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・良いバランス感覚ですが、癖があるため人を選ぶでしょう。
・短編、連続のどちらもセオリーっぽさ薄く、どんな展開になるのか目が離せません。
・お約束なキーワードと、なんとなく漂う緊張感がイイ感じです。
合計:[13/15]
キャラが立っており、漫画も読み応え十分という1冊でした。
特にジャンル的な問題がなければ、オススメです。

黒炉里 (TENMAコミックス LO)黒炉里 (TENMAコミックス LO)
(2009/12/18)
完顔 阿骨打

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : コメディーツインテールコスプレファンタジースクール水着魔法少女ニーソックススパッツ

QRコード
QR
検索フォーム
作者名検索カテゴリー
【 お名前で分類 】
カウンター
プロフィール

 あおぶひでる

Author: あおぶひでる
 まんがとの出会いは一期一会。そんな、漫画の魅力についてのんびり書きたいと思います。
 いいよね、まんがって。
<現在は更新しておりません>

 はじめての方は↑カテゴリの(※サイトについて)をご覧下さい。

↓メールフォームを用意しました。なにかありましたらそちらに。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

カレンダー
12 | 2010/01 | 02
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
月別アーカイブ
他にどんな記事あるの?

全ての記事を表示する

最近の記事
リンク
最近のコメント
最近のトラックバック
フリーエリア
【趣味のCMエリアです】