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■Lycoris リコリス (スミヤ)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・貧乳
・おまけ: あとがき、カバー裏にラフ絵、
     描き下ろし「エンドロール」
・その他: カラー(20P)、短編×12。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「スミヤ」センセの「Lycoris リコリス」です。

そうか、初単行本の「Romareda(ロマレダ)」で驚いたのは、06年の年末でしたか。
ブログ開始から半年くらいことですね。
「スミヤ」センセの3年ぶりくらいという2冊目は「Lycoris リコリス」です。

収録は全て短編。
相変わらず笑顔を魅力的に描かれる漫画家さんですねー。
ひでるさんは白黒絵のが味あって好きなんですが、こちらは多くのカラーページが収録されていました。

くくりはいちおう「コミックLO
いかにもロリ系な作品集っぽく思われがちですが、実際にはそうでもありません。
確かに大きくはないものの、そこそこ年齢な娘さんがちらほらといました。
それでもさして気にならないのは、おそらく「スミヤ」センセの描かれるヒロインには、
”少女という単語に相応しい繊細さ”
…があるので、年齢関係なくそうした風情で感じるのでしょう。
なお、少なくともバストサイズは皆さん控えめでしたけどね。

明見萌、由耶姫
※左:明見萌、右:由耶姫
 キャラ的な可愛さでは「萌ちゃん」ですね。ちいさいです。

カバー裏を飾っている「明見萌」ちゃんの短編「オハナシ」は先生と生徒。
前巻「Romareda」にて「スミヤ」センセに刺さった方ならば、間違いなく直撃される(たぶん)だろうと思います。
うろたえる様が実にキュートな「萌ちゃん」
先生のひざの上にちょこんと座っていた1コマが最高です
これはえろい事したくなるわ。
何があったのか彼女はベタ惚れで、ポイントである”おはなし”が、ラブラブの象徴みたいでした。
なお、小学生に読み聞かせるようで~という文から察するに、少なくとも彼女はそれ以上な年齢な様子。
やったら幼く見えるんですけどねー。

同じ先生でも、「ラヴリーゴースト」は医師「柏原」
B2病棟に出現するという、女の子の幽霊「由加里」さん。
忘れ物をしたナースの付き添いでB2病棟へ入った彼は、突然の途切れかける意識の中でその幽霊「由加里さん」を見たのでした…。

なるほどなぁ。
やはりラブラブには違いないものの、先の「オハナシ」とはまったく異なる展開・結果を迎えるストーリー
どちらも「スミヤ」センセの実力が垣間見える、良作品です。
ひでるさん的には、今回単行本の両輪というべきものでした。

こちらの短編はちょっと仕掛けもあるため、詳細は伏せておきますね。
あーしながら、自分は置いといて先生のことを心配する様にドキっとします。
いい娘だぁー。
胸が締めつけられるようなお話でした。

由加里さん
※由加里さん
 お話では「由加里さん」が良いです。泣けます。

また、「遙」さん、「安行」くんという姉弟の短編「花火の灯り」
こちらの救われなさは現実的。
姉「遙さん」と義父の現場を目撃してしまった「安行くん」
どうしたらいいか、わかんなくて
彼女の一言が重いです。
楽しみにしていた花火によって、わずかな抵抗がばっさりと断ち切られる様にぞくぞくしますよ。

「月の姫」はカラー原稿もある短編。
牛車とかなんとか、なかなか珍しい平安時代ネタになっています。
こちらの「由耶」姫が↓表紙の彼女ですね。
お付きの「鳶(とび)」くんとのえっちです。
若いながら経験豊富である「由耶姫」
あ……そうか……
いままでと同じ行為でも全く異なるアプローチがため、大切なものに気付くという展開になってました。
オチ部分が可愛いですね。

そららのほか、カラー原稿のみという漫画も収録されてます。
8ページカラーの冒頭漫画「冬がさむくて」
妹「結衣」さんとお兄ちゃんの近親モノ。
うーん、センセの漫画というのは、ラブというよりも恋愛という感じですね。
「ハナゾノ」、「マツリノハジ」は4ページのカラーショート短編。
前者は眼鏡・ポニーテールな「沙弥花」さん、後者はツインテールの「香奈」ちゃんでした。
「香奈ちゃん」のお話はお祭りで和服姿。
当然ながら野外なんですが…なんと、複数えっちが展開されてます。

理緒ちゃん、ユッカさん
※左:理緒ちゃん、右:ユッカさん
 このあたりの短編はどちらかというとストレートで、読み易いです。

中学生となった「理緒」・「大輝」というお隣さんカップルの「ふたりはライバル」
こちらはラブコメと言って良い感じでした。
よく喧嘩からの流れで肉弾戦をしていたものの、まったく傷がなかった「理緒ちゃん」というのが見事。
ラブですね。
道着姿だった彼女の服が乱れた様がいいなぁ。
思春期となった2人の心情が微笑ましく描かれておりました。
短編「なぞなぞ」は図書委員「ユッカ」さん。
彼女はイギリス生まれ(すぐ日本へ来たらしい)で、折り返しのカラー絵によると金髪。
(※余談ですが、アンダーヘアも金色だそうで)
前回収録の「カレンちゃん」もそうでしたが、こうした娘さんは巧いですねー。
えっち後の「陽介」くんとのあれこれが優しいです。

「condo」が雑誌未掲載なお話ですね。
「カンナ」ちゃんと「昌幸」くんです。
…真田?(←ちがう)
とある理由がため、収録では唯一えっちの無い短編になってました。
(※直前までならある)
もう単純に黒セーラー服が魅力的な1話でしょう。
「高遠」さんの「アタシノモノ」は複数えっちでパターン。
本編ではよく分かんなかったですが、これは単にツンデレみたいな感じでいいのかなぁ。

なお、巻末に収録された描き下ろし「エンドロール」は、それぞれ作品の後日談漫画となってます。
次々に収録の各場面が描かれ、いい感じなんですけど…うわわ、こーれーはヤバい
涙腺の弱いひでるさんを直撃してきます。
途中までは微笑ましく眺めていたんですが、ラスト部分にて涙が…。(←本当)
冒頭で走ってたのはこの娘ですね。
収録の各話はもともと良いものでしたが、こちらの描き下ろしで全体の完成度がより上昇したようでした。

やわらかな線のすっきり絵柄。
適度なくらいの濃淡・描き込み具合で、賑やかでも見易いです。
良くも悪くもたどたどしい線が、そのままお話の手助けをしている感じ。
癖は強いと思います。
華奢な身体で、頭大きめというロリバランスな人物絵。
前述しているようにコテコテのそっち系ではないため、苦手な人でもイケるかもしれません。
どっちかというと貧乳属性という気がします。
ヒロインの眩しい笑顔に代表されるように、巧みな表情を描かれる方
お話の良さのいくらかはその影響かもしれません。
カラーだとまた違った良さが出ていますが、判断については↓表紙で良いでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・人によって評価が真っ二つになりそうです。いいと思うんだけど、どうかなぁ。
・濃い短編群ですね。連続話とかどうなるのか見たいですよ。
・各ヒロインらが丁寧・繊細に描かれています。
合計:[13/15]

淡い変化を描き、表現できる希有な作家」とは、「茜新社」さんの紹介ページでの文言でした。
それがぴったりですね。

Lycoris (TENMAコミックス LO)Lycoris (TENMAコミックス LO)
(2010/03/19)
スミヤ

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tag : コミックLOラブコメアンダーヘア平安時代ポニーテールツインテール茜新社

■らぶ・かん (憧明良)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・ナース
・おまけ: あとがき、作品解説、「ストレス病棟・おまけ漫画」
     描き下ろし「脱いでみた×ひいてみた」(※カラー含む)
・その他: カラー(8P)、短編×9(うち「ストレス病棟」×7、
      「痴漢プレイ?」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「憧明良(しょう・あきら)」センセの「らぶ・かん」です。

ひでるさんは特にナース好きではないんですが…これは良かった
↓表紙そのまま、個性の異なるナース4名(+α)が登場するんですが、その誰もが実に魅力的
普通は何名かヒロインで1人、2人というくらいなんですが、こちらは別格です。
皆さんそれぞれ違った良さがあり、すべからく良いですね。
ごめんなさい。
もう、のたうち回りたいくらいに刺さっているので、いつも以上に冷静でない文になっていると思います。
ナース好きな方は無論のこと、さして興味のない方にもぜひ見てほしい1冊でした

芝浦さん、椿さん
※左:芝浦さん、右:椿さん
 仲良しな2人。登場ヒロインたちの連続ストーリーを描いてほしいです。

さて、勝手に盛り上がってるひでるさんは置いといて、今日は「憧明良」センセです。
こちらのブログでは「Honey Come」、「おねいちゃんW」と紹介しておりました。
たぶん、センセの漫画とは相性がすこぶる良いのだと思います。
よく使う”合う・合わない”でいうと、ジャストフィットな感覚よ。
特に「おねいちゃんW」は殿堂入り状態です。
「らぶ・かん」もそうなるでしょう。

なお、この「らぶ・かん」は記念すべき10冊目という単行本でした。
おめでとうございます!
次も期待してます!

前回は表題作の中編と短編でしたが、こちらは中編での構成。
2話の連続「痴漢プレイ?」と、個性的なナースさんらのオムニバス「ストレス病棟」となってます。
では、さっそくメインの「ストレス病棟」から。
ナース・ラブコメという風情で、各話でヒロインがバトンタッチしていくタイプの漫画。
同じ病院内でのお話ですね。
それぞれに彼氏(※そうでない場合もあります)がおり、一堂に会しての複数えっちとかはありません
その代わり、登場した後は各話にてゲスト的に顔を見せていました。

「ストレス病棟1」は明るくて人気のある「芝浦」さんと医師「園田」のお話。
今年になって同じ棟へ配属された彼女は、ドジっ娘ナース。
夜勤明けで疲れ切っていた「園田」でしたが、好みのジュースが売り切れだったことに加え、なんと「芝浦さん」にカレー南蛮をぶっかけられてしまったのでした。
そもそも医療関係でドジっ娘なんてあり得んだろ!
噂の真相を体感した「園田」は病棟のシャワーを利用することとなったんですが…と、だいたいそんなん。

漫画で見る分には”可愛い”で済みますが、実際に隣にいたら嫌だろうなぁ。
シリーズで表題にもっとも合致したカップルで、性格的に「園田先生」はストレスで倒れてしまいそう。
それを晴らすべく関係するような感じね。
ぺかぺかとした、えっち・ナースの「芝浦さん」
色々と鬱積していそうな彼とは逆に、何にせよ満足してるのがポイント。
冷たくあしらわれることすら、なんだか楽しんでいるようでした。
なお、彼女のみ5話目「ストレス病棟5 Shave?」、カラーページを含む描き下ろし「脱いでみた×ひいてみた」という2話でもヒロインを務め、さすが中央に描かれる(※表紙ね)だけあってメイン扱いです。
剃毛ネタが嬉しい5話目。
先生と会うたび、今日かな……、今日かな…って
とか言ってました。
ほら、彼女の頭の中では逆にプレイみたいになってましたね。
冒頭・あとがき部分での描き下ろしでは、どちらも下着について描かれてしました。
白がイイって言ったから買ったんですよぉ
そんな台詞があり、ほとんどは赤か黒を履いている様子。
しかし、えろいナースですねー。

ミリアムさん、天海さん
※左:ミリアムさん、右:天海さん
 キーワードの多い2人。眼鏡キャラは全部で3名が収録されてます。

「ストレス病棟2 無言の住人」は無口・無表情な「椿」さんと、思うように喋れない患者さん。
うわ、この人いいなぁ。
淡々と仕事をこなすタイプで、えっちでもそんな感じ。
キスしてくる彼女がやたらキュートです
彼女からのメールも個性がありました(ラスト部分)
先の「芝浦さん」とよく喋ってました(※大部分は「芝浦さん」喋り、一言返すみたいなパターンね)が、この正反対みたいな2人は気が合うのかなぁ。
「ストレス病棟3 Milk×Milky」は友人の母、「ミリアム」さんと「俊也」くん。
眼鏡で金髪な外人さんで…タイトルそのまま、母乳ネタなのでした。
飲んでみる?
とか言ってます。
そりゃー飲むでしょう(笑)
なんと、こちらの後半はカラー原稿になっていたので、そちらも必見です。
金髪が映えていました。

小さいナース「天海」さんと院内コンビニの店員「裕樹」という「ストレス病棟4 Deliver!」
よく注文をする常連客であった彼女に、雑誌を届けようとしたところ…子供みたいな認識だった彼女の、独りえっち現場を目撃してしまったのでした。
だいたいそうした導入部。
「裕樹くん」の肩より低いという、ミニマムな「天海さん」
小さいのにFカップもありました
ますます良いですね。
彼氏もいない女がオナニーしてて何が悪いのよ!
とかなんとか、性格も実に望ましいとんがり具合
笑顔がなかなか凶悪です。
ちなみに、こうした身長差カップルでは、その設定があまり生かされないこと多いんですが、こちらでは四十八手でいう「櫓立ち」で描かれておりました。
大満足いただけると思います(笑)

女医「神崎さん」
※女医「神崎さん」
 ナース服も用意されてます。結局「神崎さん」に直撃コースで撃墜されました。

女医の「神崎」さんと医師「吉野」くんの「ストレス病棟6 Biased love.」
これまでに登場した4名は甲乙つけがたい魅力があったんですが…ココにてトップのお気に入りが決定
「神崎さん」最高です。
眼鏡で真面目で、ぶきっちょな彼女。
ちょっとした、恥じらう描写が実にキュートです
この手のキャラはひでるさんのツボなんですよ。
…あ、よくよく考えたら彼女ナースではないじゃない。
(※とある理由で、えっちシーンはナース服でのコスプレえっちですが)
しかし、「憧明良」センセの描かれる眼鏡女性は破壊力抜群ですねー。

なお、収録はこちらでおしまい。
特にラストっぽくないまま、すかっと終わっておりました。
個人的には直撃で撃墜されたシリーズなので、彼女らを絡めた感じでも単独でも、他シチュエーションが見たいです

収録のもう1つ、「痴漢プレイ?」と「痴漢プレイ?パート2 オフィスでプレイ?」
前者は会社の同僚「真田」くんと「小滝」さんの、痴漢プレイな漫画。
後輩「理華」ちゃんがために強く意識させられ、偶然同じ電車で帰ることとなった車内で…という流れ。
こちらの2人は、特に恋人同士でなかったところがポイント。
また異なる緊張感で素敵でした。
そんな訳で目出度く結ばれた「小滝さん」らが、今度は”社内”えっちという後者。
ばっちり「理華ちゃん」に目撃され、こちらでは成年漫画らしく複数に発展します。
狙ったのか、はたまた偶然か、結果オーライで何よりでした。

丁寧で強い細線での繊細な絵柄。
広くトーン処理がされており、画面はほぼ灰色です。
そんな訳で、濃淡では適度~ちょっと濃い目というところ。
たまーに引き絵で微妙な部分はあったものの、それは重箱の隅。
バランス良く、大きく乱れることのない、綺麗な作画になっています
リアル寄りながら人物絵は適度に漫画しており、コテコテとしたクドさはありません。
切れ長な目は、ドキッとさせられるほどでした。
極端な癖もなく、幅広く支持されるだろうものです。
カラーはちょっと雰囲気変わるので、紹介帯のカット絵が判断にはオススメ。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・巧いです。単純に好みな絵柄なんですね。細かいですが、あとは引き絵くらいかなぁ。
・読後感の良い、ラブコメ漫画です。ジャンル好きならより良いでしょう。
・登場キャラが皆さん魅力的でした。特に「神崎さん」とか眼鏡キャラは素敵でした。
合計:[13/15]

あとがきによると、次は女教師モノだそうです。
うわわ、そっちも今から楽しみですね。

らぶ・かん (TENMAコミックス)らぶ・かん (TENMAコミックス)
(2010/03/19)
憧 明良

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tag : ラブコメコスプレ四十八手

■少女漫画 (KEN)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: あとがき、
      描き下ろし?「身体測定」(※中扉4コマから続く漫画)
・その他: 中扉カラーに4コマ、短編×13。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「KEN(けん)」センセの「少女漫画」です。

うわ、これはモノ凄く分かり易い↓表紙ですねー。
慣れていない人だと、レジへ持っていくのに抵抗感ありそう。
はっきり売り上げに響くような気もしますが…セールス的には大丈夫だったんでしょうか?

彩ちゃん
※彩ちゃん
 女の子は可愛く安定してます。

さて、そんな「少女漫画」が本日の紹介。
「KEN」センセ4冊目の単行本(たぶん)で、ひでるさんはこちらが初見。
そうか、内容もまたドストレートなんですね。
誤魔化しのない、強いタイプのロリ漫画で、ヤバメなえっちが基本。
オチもそんな感じが多かったです。

つい先ほどに”↓表紙がため買い辛そう”と書きましたが、そうした困難にも立ち向かえるような精神力が必要かもしれません。
くれぐれも、真似はしないように(笑)
…まぁ、いい目みて終わるパターンの漫画はなかったですけどねー。

短編「出雲市児童誘拐事件」が収録で最も刺さったお話。
家がお金持ちな「森」くん。
一緒に遊んでいた「彩」ちゃんと共に、誘拐されてしまったのです。
ふと気付いた時には、2人仲良く車のトランクに入れられていました。
目覚めた「森くん」のすぐ目前には彼女のお尻がダイレクトに見え…と、だいたいそんな感じ。

極限状態の男女を描いた作品ですね。
年齢は不明でしたが、少なくとも「森くん」は異性に興味あるくらい。
自らの状態は置いといて、目前の下着に目を引かれてしまうのでした。
情けないコトですが、こんなんリアルかな
気付いた彼女に、わざわざ不安にさせるような言葉も言ってました。
それは貴方の願望ではないかなー。
受けた「彩ちゃん」の台詞は…ちょっと都合良いのでは。
彼に好意を持っていた、という感じがもう少しあったならば、分からんでもないですが。

雨宮さん、綾ちゃん
※左:雨宮さん・高野くん、右:綾ちゃん
 象徴的な気がしたので、2人は扉絵をチョイスしました。

どちらかというとげんなりする話の多いなか、「学級夫婦」はちょっと良い話。
ちょっとですよ。
クラスでいじめを受けている、「高野」くんと「雨宮」さん。
”2人を結婚させよう”という内容で、2人してえっちなことを強要させられてしまうのでした。
女の子まで混じって…酷いことするなぁ。
ただ、変な話ですが、1人でないというのは救い
「雨宮さん」も可愛かったですからね。
幸せになってほしいものです。

なかなか珍しいカーニバルな漫画「イタズラ」
知識ないですが、「綾」ちゃんの着ていたあれはサンバ衣装ですよね。
こうしたジャンルでは、なかなか珍しいと思いました。
そんな訳で、えっちないまま4ぺージで終わってしまったのはちょっと残念。
きっちりお話で見たかったです。

「宇宙戦隊スペースレンジャー」、「新自由世界」という2話は新聞オチ。
この単行本を代表するような漫画だと思います
前者はヒーローに扮した男が”秘密の訓練”と称してえっちなことするパターン。
普通あーしたものに憧れるのは男子のが圧倒的だと思うので、効率悪そうな気がします。
前半にてあーしたことをされていた「瑞瀬真美」ちゃんが、後半でわざわざ友達「笹木沙耶」を巻き込んでいるのはちょっと不自然。
ただ、「合体!」という単語に目をキラキラさせるのは、なんとなく分かりますよ。
後者はちょっと危険な新興宗教ネタ。
…コメントし辛いですよ(笑)
まぁ、こんなん実際にあるんだろうなぁ。

なかなか良くまとまった短編「人体透過実験」
透過薬の研究をしていた教授「川柳」
自ら実験の被験者となり、見事誰にも気付かれないようになったんですが…という流れ。
その成果をえっちなことばかりに使う教授にがっかりです。
まぁ、あーした事は男の夢なので分からんでもないですが…せめてちょっとだけにして下さい。
しかもロリな娘ばっかり対象にして。
いやあねぇ。
複数ヒロインが登場していましたが、お嬢さまちっくな「桜井」さんが可愛いです。
また、こんなん王道かもしれませんが、何よりオチ部分が良かったですね。

桜井さん、まなみちゃん
※左:桜井さん、右:まなみちゃん
 この娘ですね「桜井さん」出番がちょっとだったのが残念。

いちおうスポーツ系な短編群。
「ライフイズビューティフル」は体操部「平野恵那」ちゃん。
彼女のレオタード姿が堪能できる漫画で、トイレ盗撮からの流れになっています。
いちおう、オチはあーしたものでしたけど、コーチはだいぶ危険。
転職をオススメ致します。
「マラソン」はブルマ姿の「千佳」ちゃんです。
市民マラソンなお話で、彼女と並走していた男が親切そうに振舞いながら…というもの。
これもひでえことするなぁ。
信用したがため、えっちなことされちゃう展開です。
ボディペイントまでされていましたよ。

「少年A少年B」はやたら救いなく、読後感の悪いお話。
大人でなく、タイトルそのまま興味本位で次々とえっちする少年2人を描いたもの。
ひでるさんはこんなんダメ。
冒頭の犬に対するアレが嫌。
オチもげんなりしますねー。
独白系な「少女の記録」も同様。
ハードな部分が流されていたのが救いでしょう。

ほか、「禁じられた遊び」は「みこと」ちゃんのお話。
もともと興味あったのかな。
一度の体験から、どんどんエスカレートしておりました。
大人な女性ではよくあるネタですね。
「ガールスカウト」はこれまたトンデモなお話です。
女の子らの寝込みを襲うんですが…しっかり当人に気付かれないままというのがエグい。
なお、複数女の子が描かれていましたけど、ほぼ「内村まなみ」ちゃんのみという描写です。
後半のアレは怖いでしょうねぇ。
どうせなら、知らぬままのが幸せかも。
子供が現金獲得のため、様々なチャレンジをするというTV番組風な短編「キッズチャレンジ」
挑戦していた女の子はある意味お約束なので置いといて、男の子のパターンがいいですね。
彼の相手をする「節子」ちゃんがロリ少女だったのは、当然こうした漫画ジャンルがためでしょうけど、なんだかすごい卑猥です。

やや太めな線の絵柄。
きっちりと丁寧で、洗練されたデジタル塗りです。
それ自体はつやつやとした灰色でさほどではないものの、全体的に濃い目な印象です。
キャラは身体に比べて頭の大きいロリバランスな絵で、ややふっくらとした肉付き。
カラーでも大差はないので、だいたい↓表紙の判断で問題ありません。
前述しました”濃い目”な要因の一端として考えられるのは、そうしたヒロインと比べて、イヤな感じで目立つ男性陣
かなり極端に、クドクドしく描かれていました。
ここが好みの分かれるところだと思います。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・女の子はともかく、クドい男性陣がきっちり人を選ぶでしょう。
・お話は良いと思います。けど…すみません、もっとソフトな方が好みです。
・ネタ的にも成年系。凄いお話を描きますねー。
合計:[12/15]

万人向けではない、ネタの強いロリ漫画でした。
お話を含めて傾き加減が大きいので、くれぐれも気をつけて下さい。

少女漫画 (セラフィンコミックス)少女漫画 (セラフィンコミックス)
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tag : レオタードボディペイント

■ロリビッチなう!! (ドバト)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・コメディー
・おまけ: あとがき・作品解説、イラスト、
      描き下ろし「あの娘は酒乱ビッチ」、カバー裏に日常漫画。
・その他: 初単行本、カラー(6P)、短編×9
      (うち「あの娘はロリビッチ・シリーズ」×3)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ドバト」センセの「ロリビッチなう!!」です。

こちら「ロリビッチなう!!」が初単行本だそうです。
漫画のブログをやっていてつくづく思いますが、漫画家さんは大変ですね。

さて、本日は「ドバト」センセです。
タイトルそのまま、「ロリビッチなう!!」はロリ漫画集。
強いタイプのはっちゃけコメディーですね。
やたらめったらにえろいロリ少女が基本となっていました
もの凄い現実味のなさで、どちらかというとコメディー好きな方のが刺さるのではないかなぁ。
王道なロリジャンルが好きな場合は、あるいは合わないかもしれませんので注意。
(※そのため、↑あちらの属性もコメディーとしました)

まひるちゃん、由美ちゃん
※左:まひるちゃん、右:由美ちゃん
 「まひるちゃん」が↓表紙の娘ですね。おもろいです。

前後編のメイン話「あの娘はロリビッチ」
巻末に収録された「あの娘は酒乱ビッチ」は番外編というべき描き下ろし漫画です。
主人公「由美」ちゃんのお友達の「まひる」ちゃん。
明るく良い娘でしたが、誰とでもえっちしてしまうのが困りもの。
しかも、その度に後始末するのは「由美ちゃん」なのでした。
そうした頃、帰宅した「由美ちゃん」はお兄ちゃんと「まひるちゃん」のえっち現場に遭遇し…と、だいたいそんな感じ。

冒頭のたらかしてる描写も凄かったですが、身体測定(?)にての「由美ちゃん」との会話内容にもびっくり。
人外キャラは置いといて、ある理由がためにとっかえひっかえでシテいる彼女は、収録でトップクラスのえっち好き
後編では関係した男子が揃うんですが、なにげに担任が入っていたのが面白いですね。
いやあ
じゃねーだろー!
後編ではネタばらしがされてましたが、「まひるちゃん」の言葉には思わず納得。
なるほどねぇ。
最後は「由美ちゃん」を混ぜての複数えっちに発展してました。
描き下ろし「あの娘は酒乱ビッチ」は酔っ払った「由美ちゃん」が攻める6ページ。
本編とは逆な立場の2人をお楽しみください。

なんと、メインを差し置いてカラー原稿のある「マリーはアイドりゅ」
新人ジュニア・アイドルという「マリー」ちゃん。
カメラマンな兄との近親えっちで、他の短編と違って「マリーちゃん」自身は(いちおう)それほどえっちな娘ではありませんでした。
それがためか逆に直接的で、前半部分の
ってか声大きいよ。お兄ちゃん捕まるでしょ
のあたりは最高。
”仕事”という単語に自らを捨て、その相手をしていました。
うーん、まだ幼いのにプロフェッショナルですね。
なにげにDVDはセールス好調らしく、売り出しについては成功と言えるかもしれません。

マリーちゃん、梢ちゃん
※左:マリーちゃん、右:梢ちゃん
 こちらの「マリーちゃん」の話はまたちょっと異なる設定になってました。

幼馴染み「梢」ちゃんの「いぢってハニー」
前半部分はラブコメちっくな微笑ましい雰囲気だったんですが…やっぱこんなんか(笑)
”スペシャルなおもてなし”に警戒していたお兄ちゃん。
意を決して、玄関に入った途端に出ていく様が楽しいです。
笑顔いっぱいな「梢ちゃん」と、顔にタテ線な彼の対比が良い漫画でした。
後半の突然に両親が帰宅する所からがクライマックス。
こんなん好きです。

1ページ目の可愛さがたった1コマで吹き飛ぶ「ウサギさんはお強いのです。」
お隣に住むロリ少女「うさぎ」ちゃんをまんまと(笑)彼女にした、大学生の主人公。
可愛い彼女とラブラブだったんですが…えっちでの「うさぎちゃん」はドSキャラなのでした
黙れペドロリ!!!
とかなんとか言ってた彼女。
どこで覚えたのか言葉攻めになかなか才があり、緩急つけて弄んでいました
ドMという彼なので、「うさぎちゃん」の現在年齢に問題はあったものの、実はなかなか良いカップル。
プレイはあんなんですが、ラブラブですね。

うさぎちゃん
※うさぎちゃん
 収録でお気に入りは彼女。良い言葉攻めをしています。

「特濃!!スペルマガール」は女子高生「竹田有美」さん。
彼氏なく、処女ながらえっちな「有美さん」のお話。
なんと、彼女疑似精液なんて作ってましたよ。
この娘の今後が非常に心配。
そうした彼女の願いを叶えるため、精液の妖精「ザーたん」が登場するのでした。
何故かスクール水着な衣装の彼女がロリですね。
あのオチは面白いけど…臭ってきそうでいやだなぁ(笑)
「くたばれサンタクロース」も人外キャラ、配達課の「コジカ」さん。
何故か眼鏡をかけた、トナカイっ娘でした。
やたらめったらに馬鹿馬鹿しいものの、中盤の展開からオチまではなんだかイイ話ちっく。
またそんなんが、ふんわりとした可笑しさを生み出しています。

短編「ラプンツェル」はデビュー漫画だそうです。
いわゆる拉致・監禁なタイプで、部屋では「ラプンツェル」と呼ばれている「塚田小鳥」さんがヒロイン。
これはまたすごいですねー。
収録で唯一のブラックストーリーで、それまでの漫画と大きな差があるためより悲劇が際立った感じ。
特にツインテールだった髪がショートカットになってしまう(何故かは秘密ね)ラスト付近は秀逸でした
人は選ぶでしょうけれど、「ドバト」センセこんなんも良いと思います。

強めでしっかりとした線の絵柄。
濃淡は適度なくらいで、白比率はやや高め。
コテコテとは描き込まない、すっきりなタイプでした
目立つ大崩れなどもなく、初単行本ながら安定しています。
コメディーなのでそちらの崩れはあるものの、特に違和感はありません。
人物絵は可愛くこざっぱりとまとまっており、ジャンルはロリ系でしたが濃くはなく、間口は広め。
楽しい漫画がお好きな方には良いと思います。
↓表紙などのカラーより、白黒絵のが良いですね。
判断は紹介帯裏のカット絵柄のがオススメ。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・すっきりで見易く、テンポも良かったです。安定感もありました。
・はっちゃけたロリ少女の、驚くようなえっち描写が楽しいコメディーです。
・可愛くまとまっていました。キャラが強く印象に残る短編群でしょう。
合計:[12/15]

絵柄・お話どちらも完成度の高い単行本でした。
これで次がどんなになるか、楽しみですね。

ロリビッチなう!!

ロリビッチなう!! (OKS COMIX)


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■盲姫~めしいひめ~ (さきうらら)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・お姉ちゃん
・おまけ: あとがき、イラスト、
      カバー裏に作品解説「咲麗通信 第xg4oo号」
・その他: 短編×8(うち「初恋は裏切らない」×3、
      「夏休みには~シリーズ」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「さきうらら」センセの「盲姫~めしいひめ~」です。

もっと早く紹介したかったですね。
こないだの「小暮マリコ」センセらと同じ発売日だったんですが、当日にゲットできませんでした。
ひょっとして売り切れかなぁ。
セールス好調ならいいですね。

さて、そんなこんなで「さきうらら」センセです。
ブログでは一般系の「蜜愛フルコース」ほか、同じ「ティーアイネット」さんの成年系をちらほらと紹介していました。
8冊目という単行本は「盲姫~めしいひめ~」ですね。
2本の中編ほか、過去単行本からのシリーズ短編などを収録していました。
たいていラブコメでしたけど、メインは…ちょっと深刻。

「那賀井風香」・「早見きり」
※「那賀井風香」・「早見きり」
 このお風呂シチュエーションみたいなのがもう少しほしかったなぁ

単行本のメイン中編である、「初恋は裏切らない ~序~」、「初恋は裏切らない ~破~」、「初恋は裏切らない ~急~」という3話。
交通事故に遭った姉「那賀井風香」さんは、右手の指、左足を骨折していました。
さらに視力まで失っており、日常の世話は全て弟の「那賀井満久」くんがサポートしておりました。
こんな時に両親の関係はすこぶる微妙な状態であり、特に母親に関しては見舞いにすら顔を見せない始末。
そうした中、お互いに想いを抱いていた姉弟の2人は…と、だいたいそんなん。

ラブラブではあったものの、やや重いタイプの近親えっち漫画です。
よく血縁、義理という関係が取り沙汰されますが、こちらの漫画ではそのあたりも大きなポイントになっています。
…しかも、ある理由がため通常とは逆の意味で。

もう、さっすが「さきうらら」センセという感じ!!

セオリーとは異なるアプローチで、こんなんは非常に巧い設定だと思います。
そう、設定で言えば姉「風香さん」
”怪我をしているため、世話をしなければならない”というあたりまでは、さして珍しさはありません。
常套手段ですもんね。
こちらの漫画ではより一歩進み、視力から失っているというのが特徴でした。
ココも良い
なにしろ、どこをどんな感じで見ていようが、何をしていようが、触れない限りはほぼ分かんないですからね。
「序」でのお風呂描写とか、ひでるさん大好きなシチュエーションです。
その状態がすぐ終わってしまうのが、すこぶる残念。
(まぁ、そのままでは話進みませんけどね)
また、手足の骨折とは違って”治るかどうかという不確か”なソレは、「風香さん」の心に大きな影を落としているのです。
詳細は伏せますが、非常に良いストーリーでした

なお、「序」は「満久くん」視点。
まだ健在であった頃の「風香さん」と行っていた、冒頭・海での描写がいいですね。
ああ、あれは年齢的にたまんないかもしれません。
「破」では「風香さん」視点。
そちらでも泣くシーンはありましたが、全体的にはぺかーと明るい風だった彼女の心情が分かります。
後半からラストまで、ずしーと重いです。
最終の「急」では、「破」から登場していた「早見きり」さんが活躍していました。
確かに、事の決着には第三者が必要だったと思います。
どうなるかは秘密ね。
なお、「早見さん」も実は過去単行本からのキャラなんですが…言われなきゃ分かんないですねー)

巨乳・従姉妹「青枝」・「真琴」
※巨乳・従姉妹「青枝」・「真琴」
 こりゃ…見て当然ですわね。

収録でもう1つの連続話「夏休みには起たされて」、「夏休みには縛られて」のシリーズ。
姉「青枝」、妹「真琴」という巨乳な従姉妹に弄ばれる帰郷した「竜太郎」くんの夏休みストーリーです。
(※余談:「真琴さん」も「竜太郎くん」より1つ年上なので、2人ともおねーさんでした)
連続モノですが、それぞれは別シチュエーションという感じ。
1話目は田舎えっちの定番である川辺。
姉妹の水遊びにどぎまぎとしていた「竜太郎くん」は~というお約束な展開です。
えっちではこれが初めてという「真琴さん」がメイン。
セーラー服に大きい胸なんですが、しかもノーブラなのでした。
初々しくてよかったですよー。

2話目は宵朱夏祭りということで、和服な「青枝さん」がメインです。
酔っ払っていながら、6大学対策の問題をスラスラと解いていた彼女。
まぁね、その描写だけでも「竜太郎くん」が敵う相手ではありませんわね。
とある事情がため、「青枝さん」との緊縛えっちとなっていました。
こちらもお約束な展開です。
なお、一流商社から退職していた彼女は、ラストにてもうひと波乱巻き起こしていました。
…あの感じだと、またセンセの漫画のどこかに登場しそうな雰囲気ですね。

「絶倫草食系」は「飯嶌穂純」さんと包容力ある家庭教師。
あーゆーKYにウンチクたれちゃうところとか素敵っ…!
とか言っていた、ヒロイン「穂純さん」はちょっと変わった娘さんでした。
タイトルそのまま、彼女の半裸ですらスルーしてしまう草食系な彼。
(※玄関開けたら直後に…という嬉しい状態)
対称的に「穂純さん」は積極的で、特に告白直後のキスシーンが最高でした。
この娘いいなぁ。

飯嶌穂純、宵緋御音
※左:飯嶌穂純、右:宵緋御音
 本来なら巫女姿にすべきですが…趣味に走らさせて頂きました

冒頭のふんどし姿が嬉しい「神紡ぎの夜」
過去単行本「蜜祭り」に収録された、「ドキドキ温泉ホスピタル」の番外編的作品です。
そちらのラスト部分で顔を出していた、宵明神社の娘「宵緋御音(よいあけ・みおと)」さん。
16歳になった宮司の子には、お祭りの日から1週間後にかなりハードな神事が行われるというのです。
憎まれ口をたたいていながらも彼女に一目惚れをしていた「清水」くんは~というもの。
ああ、もうちょっと「御音さん」のふんどし姿が見たかった…(笑)
漫画のメインは「ドキドキ温泉ホスピタル」の本編とは違ってお祭り部分でなく、宵明神社の神事。
その代わりに、「御音さん」の巫女姿が見られます。
けっこう素早く脱がしてしまったのが、ちと残念でした。
わざわざデマを流すというのは、なんだかリアルな気もしますが…あれ「御音さん」的にはどうなんでしょうね。
教室で近くに座っていたりしたら、それこそ色々と妄想してしまいそうです(笑)
なお、前巻ヒロインの1人、「諏訪芽吹」さん、「望月梓」さんが冒頭でちょろっとだけ顔出していました。

短編「絶対千華領域」は、過去単行本「痴女が恋しちゃダメですか」、「おねだりパレード」に収録された痴女シリーズのお話。
漫画のメインは痴女ヒロインの「三嶋千華」さんで、こちらはメイド服えっち。
ゲスト程度にシリーズキャラが登場しており、見ている人はなんだか優越感。
はっきり言って、それら単行本を持っている人向けです。
逆にそうでない方には、「神紡ぎの夜」より周辺キャラが強いだけ、置いてけぼりな感じがありました。
あとがき以外に説明なく、やや不親切かなぁ
一言添えてほしかったです。

丁寧な細線のすっきり絵柄。
濃淡は適度なくらいでいいんですが、盛り上がるとコマ割り複雑でごっちゃり。
乱れ・崩れのない綺麗な作画で安定感もあり、見辛さはありませんでした。
すらりと縦長な人物絵で、シリアスからコメディー崩しまで、表情の巧い方。
すんなり物語世界に引き込まれると思います
また、はっきり言ってカラーよりも白黒絵のが断然に良いです。
判断はぜひ↓表紙ではなく、裏表紙のカット絵がいいでしょう。
こうした際に「ティーアイネット」さんの単行本構成は有難いですねー。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・あまり人を選ばない、すっきり・綺麗な作画でした。漫画の巧い方です。
・やはり、シリーズ番外編の不親切さはマイナス点。それ例外は問題ないでしょう。
・キャラ、設定が素敵です。ただ、やっぱり「神紡ぎの夜」はふんどしのが良かったなぁ。
合計:[13/15]

今回も非常に良かったです。
過去単行本との繋がりなど、やや”一見さんお断り”という感じもありましたが、そんなんも補うほどの面白さでした。
ぜひ、「痴女が恋しちゃダメですか」からずらりと揃えてみて下さい。


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(2010/03/05)
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※コレですね。
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tag : ティーアイネットラブコメコメディー

■Love Diet (東タイラ)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・ダイエット
・おまけ: あとがき。
・その他: 10話収録(全て表題作・1巻完結)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「東タイラ(あずま・たいら)」センセの「Love Diet ラブダイエット」です。

なかなか難しい状況です。
実は他に数冊読んでいるんですが、ことごとく合いません。
合わないですねー。
判断できてないのはひでるさん自身ですか(笑)
そんなんをブログにつらつら綴るのはどうかと思うので、なるたけ好みに近いものだけをチョイスしていきます。

そんな訳で今回は「Love Diet ラブダイエット」です。
過去に「恋愛ばいぶる」を紹介してます、「東タイラ」センセです。
これが4冊目でいいのかな。
一般えっちな漫画で、1冊まるまる同一話。
各話がブツ切りのタイプではなく、連続ストーリーになっていました。

栗原さん
※栗原さん
 メインヒロインですね。ダイエットしても、肝心な部分は残りました。

スポーツクラブに勤める主人公「宮田」は、スポーツ理論と栄養学が専門。
だいたい普通くらいの体格でした。
そんな彼の担当はダイエットコースで、生徒はおばちゃんから太めな女の子。
他の筋肉質なインストラクターとは勝手違って、なかなかモテなかったのです。
しかし、生徒のうち太めな「栗原」さんについては、”痩せたら美人かも”という、若い娘。
同僚「向井」からの暴言に一念発起した彼女は、「宮田」との二人三脚で見事ダイエットに成功。
念願のスタイルを手に入れたのでした。
…だいたい、そんな導入部。

なかなか珍しい、ダイエットラブコメ
他ですぐ思いつくのは…コメディー漫画以外ないかなぁ。
(※あるいはダイエットではないものの、「雅舞罹-L」センセが成年系「がむしゃらが好き」にて、太めな女の子の話を描いてましたが)
基本的に男性はさしてダイエットに興味ないでしょうからねー。
また、それ以上に太めな女の子の痩身ネタというのも、どーでも良いことでしょう。
かく言うひでるさんも、読んでいて気になるのはヒロイン「栗原さん」がリバウンドしないかどうか。
そんな訳で、ちょっとドキドキ(笑)
実際に2話では、ややふっくらが戻ってましたよ。

そんな訳でネタとしてはあまり他では見られないものでしたが、特にダイエットについてのウンチクが語られるでもなく、スポーツクラブの内情が描かれるでもなく。
単に見事ダイエットに成功し、綺麗になったヒロインとのラブコメ話となっていました。

冒頭のふっくら体型から”地道な努力によって綺麗に痩せた”ということで、彼女のひた向きさ、主人公に対する愛情が表現されています。
そうした「栗原さん」は真面目なキャラであるため、正直なところ…普通
目を引くのは6話のお風呂と、8話の触発されてのえっちくらい。
もうちょっとフェチっぽい描写があって良かったと思います。
えっち担当である、もう1人のヒロイン「ユキ」さんも同様。
ショートカットな髪型が良く、色気と可愛さのあるキャラだったんですが、予想以上にイイ人。
頻繁にクラブ内でシテいたものの、さほど特に目立つ部分なく。
なんとなく残念な気もしました。
ただし、彼女が面倒見の良いお姉さんキャラであったため、後半9話では複数えっちとなるのです。

ユキさん
※ユキさん
 もう1人のヒロイン。ひでるさんは彼女のが好み。

アシスタントとして2話から登場の「藤本」さん。
あるいは彼女がライバルキャラでも良さそうな感じでしたが、まるで話に絡んでこなかったのは意外。
出番もちょろっとで、当然えっちシーンどころかサービス描写すらありませんでした。

もともと1話からして「栗原さん」とは相思相愛の関係であり、「ユキさん」は単に快楽目的。
キャラが少ないだけ心理描写も深いところまで描けそうなんですが、それほどややこしいものでもなく。
さして障害は他に強さなく、だいたい1本道なお話です。
潔い「宮田くん」が格好良かったですけど、それも当然の流れでしたからねぇ。

丁寧な線のすっきり絵柄。
濃淡は適度なくらいで、安定感のある綺麗なものでした。
乱れも崩れもなく、良好です。
縦長な人物絵には健康的なふっくらさがあり、なかなか魅力的
見易く、引っ掛かる部分もなく、そうですね…。
ちょっと表情に硬さがあるかなぁ、という程度でした。
カラーでも大きく変化はないため、↓表紙の判断で問題ありません。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・ここまで描かれていれば一般系でも十分。あまり人は選ばない絵だと思います。
・1冊まるまるの長編でしたが、メリハリには欠けるかなぁ。
・ストーリーがためか、あまり特徴的なものは感じませんでした。
合計:[10/15]

ヒロインらは悪くなかったものの、全体的には無難な仕上がり。
ストーリーもあるので難しいとは思いますが、えっち部分ではもうちょっと色々シチュエーションがほしかったです。
なんというか、皆さん全裸になるのが早いように思いました。

Love Diet (アクションコミックス)Love Diet (アクションコミックス)
(2010/02/27)
東 タイラ

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tag : ラブコメコメディーショートカット

■腐女子委員長 (木村屋いづみ)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・百合
・おまけ: あとがき、4コマ「木村屋イベントに行く。」
・その他: カラー(4P)、短編×10(うち「腐女子委員長」×3)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「木村屋いづみ(きむらや・いづみ)」センセの「腐女子委員長」です。

今月は忙しいのでまだ発売表をチェックできていません。
手探り状態ですね。
まぁ、結局ほとんどは店頭判断なのでさして問題ある訳ではないんですが。

そんな訳で心なしか念入りに書店をチェックしていたら…ありましたよ、「木村屋いづみ」センセの最新刊。
ブログでは「Video Letter」、「少女風景-スカートの中の願望-」を紹介しておりました。
5冊目かなぁ、という「腐女子委員長」です。

これは↓表紙ですよねー。
赤い眼鏡でロングな黒髪が実に良い感じ。
委員長然という、意思の強そうな雰囲気と共に女性らしい可愛らしさもありました
…半裸ですからねぇ。
いいなぁ、って思っていたら、なんと巻末に「表紙画像携帯待ち受けプレゼント」なんてのがありました。
ちゃんと複数サイズが用意されており、ひでるさんの携帯にもピッタリです!
もちろん壁紙にさせて頂きました。

委員長、山田ミク
※左:委員長、右:山田ミク
 この委員長さんが凛々しくも可愛いのです。

今回の収録はだいたい短編集という風情。
↓表紙を飾っていた表題話の委員長シリーズが唯一の連続となっていました。
全体的に百合ちっくな色が強く、特にえっちシーンにて女性中心に描かれているのは相変わらず。
ウザい男性キャラが幅をきかせていないので、そうした感じが嫌いな方には特に良いと思われます。

さて、表題作「腐女子委員長」から続く「腐女子委員長2」、「腐女子委員長 再び!」という3話。
男子の持っていた同人誌に、
…レベルの低い…こんなの見て楽しい?
そう言っていた、眼鏡な委員長さん。
”顔は可愛いのに怖い”
クラスではそうした評判だったのです。
ある日、即売会へ行った「鈴木」くんは、気になってたサークルのところまで赴いたところ…売り子にいたのはその委員長だったのでした。
いつもと異なるイメージが新鮮な委員長。
このことは内緒にして
彼女は「鈴木くん」にそんなことを言ってきたのでした。
大雑把ですが、だいたいそんなん。

黙っているかわりにえっちという王道パターン。
あ…眼鏡そのままで
「鈴木くん」はそんなリクエストをしておりました。
わはは。
ひでるさんなら、それよりちょっと前のタイツ時点で「そのまま」と言うところですが(笑)
そーゆーモンです
えっち後のあれこれは描き手っぽくて良いですね。
写真撮ったりしてましたよ。
続く2話目では、学校でも可愛いところを見せていました。
切っ掛けはあんなんでしたが、慣れたのかな。
”親がいないから泊まりで来て”
そんな言葉に胸躍らせる「鈴木くん」でしたが…ここはお約束。
ぶっちゃけ、ひでるさん予想そのままです。
こんなキワドいの会場で着るなんて絶対ムリだからね!!
ここはお礼としてコスプレえっちになってます。
ただ、口だけとはいえ、複数提案をしていた「鈴木くん」にはちょっと違和感が。
心情そのまま、絶対に独占しようと考えるのではないかなぁ。
オチ前のビデオに撮る部分が好き。
顔は撮らないで
ソコですね。
逆にアップで撮影したくなりますよ。
3話目「腐女子委員長 再び!」では、前話オチから登場している「山田ミク」さん。
腐女子を公言する彼女は委員長と意気投合。
ここは3名でのえっちパターンになっていました。
「山田さん」とイチャイチャしていたものの、結局は「鈴木くん」を求めるところが可愛いですねー。
非常に残念なのは、こちらのシリーズがたった3話で終わってしまう点。
Wヒロインになったというのもありますが、何より”普段その素振りもない彼女が実はえっちだった”という委員長との色々シチュエーションを見たかったです。
だいたい、彼女名前すら明かされてませんでしたから。

姉「柑菜」、妹「杏菜」
※姉「柑菜」、妹「杏菜」
 これはちょっとイイ話でした。…ちょっとね。

「理奈」ちゃん、「佐紀」ちゃんという、お得意な百合漫画ちっくな短編「近道」
えっちな「理奈ちゃん」ほか2人の発育途中みたいなスタイルがキュートでした。
「彼女以上彼氏未満」も同様に百合パターン。
学園トップの美女という「矢島夕香」さんに恋する「市川園子」さん。
気持ちを知らせるだけでも、ということで「園子さん」がしたためたラブレターに対し、「夕香さん」はクラスメイトのいるなかキスで返事をしたのでした。
流れとしては王道なもの。
数話をぎゅぎゅーっと1話に圧縮したような感じですかね。
「露出少女」はタイトルそのまま、露出趣味のある「今井彩夏」さん。
ノーパンだったり、授業中に全開にしていたりと、なるほど確かにあれは変態。
もの凄いコト考えてました。
ついに全裸で出掛けた「彩夏さん」は友人「中島都」に目撃されてしまうんですが…という展開です。
こちらも女の子同士。
まぁ、なんのかんのとうまくいったようで何より。
収録中の百合ジャンルで、「私の1番好きな人」は最も変化球なお話です。
姉「柑菜(かんな)」と妹「杏菜(あんな)」という双子。
過去に「杏菜」のため、身体に傷を負った「柑菜」
その件によって、2人の関係はやや崩れてしまったのでした。
なるほど、「2番目の人」ね。
男の子が気の毒です。

カラー原稿から始まる「彼女の見る風景」
ちょっと驚く短編です。
勿体ないので詳細については伏せますが、すぐに語られるヒロイン「舞美」ちゃんの正体に愕然。
うわぁー、やっばいなぁー。
終盤のクライマックス部分では、「岡田尚斗」くんやっちまった(犯罪犯した)かと思いましたが、そこまでブラック展開になることはなく。
温かいオチで、安心したような、そうでないような(笑)

矢島夕香・市川園子、梨衣ちゃん
※左から矢島夕香・市川園子、梨衣ちゃん
 ロリな娘さんも巧い方です。

ほか、「梨衣ちゃんの秘密計画」は従妹でツインテールな「梨衣」ちゃん。
「努(つとむ)」くんの家系で、”奇跡”と言われるほどに可愛い「梨衣ちゃん」はえっちな娘だったのです。
いきなりエロゲーやってたら驚くでしょうねー。
ロリロリした「梨衣ちゃん」でしたが、積極的に彼を誘っていました。
タイトルからして淫靡な雰囲気が漂う「屋根裏の少女」
よく例として出しますが、「智沢渚優」センセがお得意なジャンルですね。
後半のアレは…ひでるさんもとっくに死体になってるかと思いましたけど。

しっかりとした細線のすっきり絵柄。
白比率が高いものの、黒が強くコマ割りも複雑で、全体としてはごっちゃりとした傾向です。
バランスに優れ、乱れもなく、安定しておりました。
ぱちっとした縦長の丸い目で、すらりとした身体の人物絵。
「木村屋いづみ」センセは百合えっちがお得意ですが、男性とのそれでも女の子ばかり描かれるのが特徴です
そのため、ペラペラっとめくっても男子の姿はほとんど見られません(笑)
カラーでも雰囲気の変化はないので、↓表紙での判断で良いでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・ヒロインらの可愛さは絶対です。委員長いいなぁ。
・それぞれ悪くはないものの、収録としてはややバラついた印象でした。
・女の子同士がお好きな方向け。ソフトですね。
合計:[13/15]

お話から絵まで高いクオリティのある方です。
百合ジャンルが苦手でないなら大丈夫でしょう。

腐女子委員長 (クインコミックス)腐女子委員長 (クインコミックス)
(2010/03/12)
木村屋いづみ

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tag : 百合漫画コスプレツインテール

■少女素数 (長月みそか)

★まんがデーター [15/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 少女・双子
・おまけ: あとがき漫画「少女素数が出来るまで」、搗栗邸断面図、
      「Q蒼井って誰?」、カバー裏に別絵、合間にネタ絵。
・その他: 折り返しにコメント、9話収録、現在1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「長月みそか(ながつき・みそか)」センセの「少女素数 girls prime number 1巻」です。

実に特徴的なので、漫画はなくともどちらかで記憶にある絵柄ではないでしょうか。
そんな「長月みそか」センセの漫画です。

正直なところ、名前をしっかり認識したのはこれがはじめて。
イラストな方なのかなーってずっと思ってましたが、漫画とかそんなんのほかに、なんと普通にデザイナーのお仕事もされている様子
うわぁ、大変ですねー。
デザイン事務所というのは、相当に経営が難しいと聞いたことがあります。
(※大口の常連客がいるかどうか、がポイントなのだとか)
くれぐれもお体には気をつけて。

あんず・有美・すみれ
※あんず・有美・すみれ
 少女素数ヒロインズ、です。「有美ちゃん」も結構出番がありました。

そう言えば「HR~ほーむ・るーむ~」が「長月みそか」センセですね。
記憶にあるのはこちらがためかな。
冒頭にてひでるさんは”特徴的”と書いてますが、強い癖があまり得意ではない感じだったの。
えー、長めな輪郭と丸い顎のソレです。
そんなんなのに、なぜ「少女素数 1巻」が手元にあるかというと、月中で発売が少なかったためと、白く綺麗な↓表紙が目に入ったから。
いい↓表紙ですよね。
ふんわりと足が透けているのもなかなか素敵(笑)
ちょっと試しに読んでみよう、とか思ったのでした。

中学生の「搗栗(かちぐり)あんず」、「搗栗すみれ」はハーフな双子。
造型師で家にいることの多い兄「搗栗富士夫」にべったりで、まだお風呂も一緒に入るという関係でした。
簡単ですが、そうした3名を中心とした、”女の子の日常”的な漫画です。

舞台は海が近い町。
なかなか年代モノっぽい搗栗邸ほか、周囲の家・店や差し込まれるセミの描写など、どことなくノスタルジーちっくな風景が広がっていました。
さしてコレという事件なく、明確な目的・目標なく、穏やかな時間がゆったりと過ぎていくような感覚です
いちおう小学校で同クラスだった「田中博」、「蒼井有美」らとの可愛い恋愛関係も描かれておりますが、特にそんなんがメインという訳でもありません。

搗栗あんず
※搗栗あんず
 金髪な「あんずちゃん」です。お祭りの6話が必見。

あとがき漫画にて述べられていましたが、これは
徹底的に女の子を可愛く描いた漫画
…になるでしょう。
「あんず」・「すみれ」らの日常生活をかいつまんで眺めているような感覚ですね。
こうした明確なメインストーリーのない漫画にて、次がどんなか気になるというのは、もの凄いことだと思います。
ゆったりと丁寧に思春期な女の子の心理が描かれてました。

髪の毛の色以外、見分け付かないようだった双子。
読み進めるごとに、そんな彼女らが”完全に別人として感じるようになる”から不思議です
(※ちなみに、双子の超感覚について描かれてもいません。彼女らは二卵性双生児という台詞があります)
派手さはありませんが、ぐいぐいと物語世界へ引っ張られること請け合い。たぶん。

「有美ちゃん」ちの船で遊びに出掛ける1話。
特に説明なく、搗栗家から周辺状況までが理解できるようになってます。
妹らに、何らか感じるところがあるというのをはっきりと認める「お兄ちゃん(富士夫)」が凄い。
妖精とかファンタジックに例えていましたが、さすがは造型師ですね。
明確な目的・目標なく~とか、さきほど書きましたが、こちらのラストページでの台詞はその部分にあたると思います。
お風呂が一緒だと判明する2話。
それでいて下着が恥ずかしいというのは、女の子ですね。
ここで気になったのは、なくなった「すみれちゃん」の下着。
「ぱっクン」こと「田中博」の持っていた紙袋に入っていたんですが…あれどのタイミングで混入したんだろう。
何回もコマの隅とかを見てしまいましたよ。
合間のネタ絵ではドライヤーで乾かしていましたけど、彼がどうしたのか見てみたいですね。
親に見つかったりして大騒ぎになったりして。
またこの日は雨が降っているんですが…「長月みそか」センセ、雨シーン巧いですねー。
「あんず」・「すみれ」らが別行動を取るという3話。
なるほど、きっちり異なりますね。
1話でもありましたが、このあたりから明確に別人として見えるようになると思います。
ふたりじゃない時は全然違うんだよな
というのは彼女らに限ったことでなく、その通りでしょう。

搗栗すみれ
※搗栗すみれ
 碧眼の「すみれちゃん」です。彼女はやっぱり3話かなぁ。

4話目から7話目までは「すみれ」・「有美」・「博」という三角関係がピックアップされてます。
その切っ掛けとなるのが、4、5話での海水浴ネタ。
「お兄ちゃん(富士夫)」も来るとはいえ、女子3名の海水浴に誘われる「ぱっクン(博)」
うお、羨ましい。
水着選びの4話では、「有美ちゃん」の白ビキニに注目です。
やっぱりアレ買わないかー。残念。
また、ここは本編よりもばっちり日焼けしたらしい「すみれちゃん」が気になるところでした。
(※次に登場する時には戻ってしまってるのよ)
二手に分かれた、お盆の6話。
「あんずちゃん」と「お兄ちゃん(富士夫)」という、初の組み合わせです。
お祭りに出かけているんですが、こちらの描写も見事なものでした。
雰囲気たっぷりですね。
ぎこちないそれぞれから仲直りまでの7話も、非常に良かったです。
詳細は伏せておきますね。

8話はほぼ「あんず」・「すみれ」という2人のみでの進行。
冒頭の寝起きシーンが好きです。
新キャラ「桐生梗子」登場の9話。
こちらが収録では最終なんですが…ラストまで異常なほどまとまり良く、「これで完結か?」というくらいのお話。
そんなんなので、逆に次がどうなるのか気になります。
まだ続くということで…いいんですよね?

しっかり、丁寧な作画。
テカテカとしていない、落ち着いた色のデジタル絵で、濃淡はやや強め。
さすがに背景とか小物の描写は正確でした
写実的なそれに、うまーくキャラが合致してます。
前述しているように、人物絵は丸くデフォルメの強い、かなり個性的なもの。
単独でイラストとして見ると気になるものの、お話として読んだ場合は意外にすんなり受け入れることができました。
動き・台詞と共に描かれているというのもあると思いますけど、これはやっぱり漫画が巧い証拠ではないでしょうか
非常に良かったです。
やっぱり実際に見ないと判断できないものですねー。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・癖はあるものの、それを補って余りあるほどの巧さがありました。
・次が気になる漫画です。じっくり読むと、細かく楽しいでしょう。
・あちこち丁寧に描かれています。単行本としてまとまりも良かったです。
合計:[15/15]

ジャンル的に好みはあるでしょうけど、1巻はまったく隙がありません。
びっくりしました。
初単行本の成年系「あでい いんざ らいふ」も探してみようと思います。

少女素数 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)少女素数 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
(2010/03/12)
長月 みそか

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tag : ノスタルジー

■MILKY WAY (黒岩瑪瑙)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・年上
・おまけ: あとがき・作品解説、カラー描き下ろし「MILKY WAY」、
     描き下ろし「続・墜落母子~真夜中は別の貌~(一部)」、「忍者のお仕事」
・その他: カラー(8P)、短編×10(うち「墜落母子」×2、「忍者姉妹シリーズ」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「黒岩瑪瑙(くろいわ・めのう)」センセの「MILKY WAY」です。

いやぁ、↓表紙のパワーたるや凄いものですね。
ばーっと複数表紙が並んだネットにて、最も目を引かれたのが「MILKY WAY」なのです。
そちらは「黒岩瑪瑙」センセの3冊目という単行本。
ブログでは2冊目の「SPILT MILK」を紹介しております。

未堂静香、黒目愛
※左:未堂静香、右:黒目愛
 この2人は描き下ろしカラーでも活躍しています、

基本コンセプトは「少年×年上の女性」とのこと。
解説を見た限り、程度の差はあれど…「黒岩瑪瑙」センセも似たような体験をしてたのかな。
収録話は全てそういった傾向で、
「少年(ショタ)達は犬になる」
なーんて紹介帯になってます。
ちょっとこのフレーズは強いかも。
前回も書いてましたが、響きの割にその傾倒は浅めだと思います。
単語で苦手意識を持った方がいたら勿体ないですね。
大丈夫かもしれません。たぶん。
わかんないけど。
また、眼鏡率が結構高かったので、↓表紙の女性に刺さった方なら楽しめるでしょう。

「犬の生活」は前述した紹介帯そのままな短編。
高等部3年生という「未堂静香」さんに告白した、中等部の2年生「真鍋輝」くん。
それに妖しげな笑みを浮かべた彼女からは承諾されるんですが…
私と貴方は対等の関係ではなくて…私が主人、あなたは下僕、それでいいならね

これを聞いた「輝くん」はぽかーんとなっていました。
ああ、彼女変だ。
日常生活でもそんなんが滲み出るのか、ちらほら噂にもなっているみたい。
とりあえず「静香さん」に合わせた「輝くん」の目前には、彼女の足が差し出されるのでした。
その表情がヤバいです。
後半は女装させられ、他女子も加わっての複数えっちになるのです。
いちおう彼は順応できたように描かれていましたが、あまり無理すると後で大変ですよー。
なお、こちらのカップルが今回↓の表紙です。

「ゆあ・あいず・おんりぃ」のヒロイン「黒目愛」さんも、「静香さん」と似たクールな雰囲気の眼鏡美人
主人公「三柴」くんは、図書室にて脚立から落ちる先輩「愛さん」を発見しました。
その下敷きとなることで見事彼女を助けると、
気に入ったんだ
という「愛さん」に、いきなり誘われたのでした。
ある意味分かり易かった「静香さん」と比べて、手が込んでいるだけタチが悪いですね。
涙もたぶん計算されたものでしょう。
後半えっち時での熱の籠った表情から、普段の冷たい感じまでのギャップが良い感じ。
ちょっと恐ろしいですけどねー。

ショートカットでスポーツ少女っぽい「流水(るみ)」さん。
予報違いの突然の雨に走っていました。
昔遊んだことのある小屋へ雨宿りのため入ると、そこには「霧島美雨(きりしま・みう)」、「霧島玲音(きりしま・れいん)」という昔馴染みの姉弟がいたのです。
「雨に濡れても」はそんな3名での複数ネタ。

スクール水着姿な「玲音くん」を弄ぶ(弄ばれる?)という、前述した「犬の生活」と同じショタっぽい色の強い漫画。
もくじ絵はカラーの彼でしたよ。
股間にげんなりです(笑)
彼はツインテールな姉「美雨さん」との従属関係にあり、まったくの第三者で普通な感覚をもった「流水さん」がポイントになっていました。
あんた弟にナニ仕込んでんのよ!!
という一言が可笑しいです。
えっちは「流水さん」を中心に、姉「美雨さん」・弟「玲音くん」が交互に愛でるというもの。
下手すると本気で「玲音くん」を持ってかれそう。
またどーでもいいことですが、見事にタイトルと合った名前を揃えましたねー。

睦月初美、母「なつみ」
※左:睦月初美、右:母「なつみ」
 本当はもっと良い絵があるんですが…ごめんなさい。

従弟「トシユキ」・「アキトシ」という双子と「睦月初美」さんの「一姫×二太郎!」
この漫画を切っ掛け(?)として、後半収録のお話群はぐっとアダルト色に変わります。
いきなり刺さるのが、扉絵の「初美さん」
前述した3話のヒロインにはない、素晴らしい肉付き・腰回りです
あれはえっちでいいなぁ。
(※台詞からして、そう年齢高い訳ではなさそうですが)
どちらが提案したのか、漫画ではトランプ勝負で負けたら服を脱ぐ~みたいなことをやっていましたが、それも納得。
脱がせてじっくり見てみたくなるわね。
ぽってりとした胸とシマパンも良い感じです。
後半はお風呂場。
これまでのヒロインとは一変して受け身であり、困ったような表情が素敵でした。

「墜落母子~昼下がりの情事~」、「続・墜落母子~真夜中は別の貌~」は母子近親の連続話。
過去に子「あきひこ」くんの処理をした母「なつみ」さん。
しかしそれを切っ掛けとして、2人の関係は大きく狂っていたのでした。
実際にもこうした感じなのかなぁ。
やっぱり年上がちゃんとしてないといけませんね(←よくは知りませんが)
単にえっち相手となってしまった「なつみさん」
こっちならいいよね?
とかなんとか、いちおうお尻でギリギリセーフ(?)です。
後半ではわざわざ友人「ハルキ」くんを家に招いており、目撃された後は複数に発展するのでした。
サンドイッチになってます。
2話目は「ハルキくん」の母親「由紀江」さんが登場。
出迎えた際の笑顔からは想像もできないような事態に発展します
すごいぞ、「由紀江さん」
どんなんかは内緒。
楽しみにとっておいたのよ!
とか言ってるのがヒントです。

収録で最もプッシュしたいのが、短編「疾風の如く…」です。
単純には、ワイルドな先輩「ふぶき」さんと「隼人」くんのえっち話。
収録では最も普通のカップルであり、お互いラブラブなので安心して見れます。
それだけだったなら、特筆すべきことはありませんけど…。
「ふぶきさん」はバイト代にてバイクを購入しており、彼を後ろに乗せて出掛けるというのが切っ掛け。
密着している「隼人くん」が羨ましいです。
もうちょっと上に捕まりたいですね(笑)
ここで「ふぶきさん」はライダースーツを着用しているんですが…これが良い
また「黒岩瑪瑙」センセはその描写にかなり力を使われており、収録でも群を抜くほどの質感がありました
これほどのクオリティなら、全編「ふぶきさん」でもぜんぜんOKです。
しかし前にも書きましたけど、ライダースーツというのはえっちなアイテムですねー。
ちなみに下が全裸というお約束は、当然こちらでもキッチリ守られていました。
ラストページには「ふぶきさん」の正面絵がありましたけど、その腰回りがまた最高

ふぶき先輩
※ふぶき先輩
 コレ、これですよ!!おまけで背中絵も掲載してみました。

ほか、「はいぱーDUEL!」と描き下ろし「忍者のお仕事」という2話は、なんとびっくり忍者漫画。
こちらはコメディーちっくです。
収録順では衝撃展開となる「続・墜落母子~真夜中は別の貌~」の直後になっているので、お口直しには丁度よいかも。
姉「霧雨」、妹「時雨」という、くのいち姉妹です。
年頃になり、えっち修業を嫌がって逃亡した「時雨ちゃん」を連れ戻しに「霧雨さん」が追いかけてくるというもの。
ちなみに、「秘技・代わり身の術」で巻き添えを食った男子の名前は、「ケンイチ」くんでした。
わはは。
ツンデレちっくな「時雨ちゃん」が面白いです。
あの程度で足蹴にするのはやめて下さいよー。
一方の「霧雨さん」はしっとりした美人で、あみあみが素敵です。
ひでるさんはもうちょっと目の細かいのが好きですが。
なお、描き下ろし「忍者のお仕事」はとある理由で捕まった「霧雨さん」の尋問話、カラー描き下ろしの「MILKY WAY」は各作品のキャラが集合するお祭り話でした。

しっかりとして乱れのない、丁寧な作画。
薄めなトーン処理は柔らかく、過ぎない程度の描き込み具合でした。
どちらかと言うと、カラー原稿のがこってりとした感じがありますね。
優れたバランス感覚があり、人物は無論のこと、小物から背景まで良い感じ
また適度に強弱を使い分けておられ、見易い仕上がりになっています。
幅広な輪郭でしたが顔パーツは小さくまとくっており、あまり漫画っぽい可愛さが前面に出ない人物絵。
張りのあるしなやかなものから、むちっとした豊満なものまで、肉付きからの表現で若めな女の子からアダルトキャラを描き分けていました。
↑上でもちょっと書きましたが、肌や服などには見事な質感がありますね。
さほど人は選ばないと思いますが、癖はそれなり。
ちょっと小さいですが、判断は紹介帯裏のカット絵がいいでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・何と言ってもライダースーツ。あれは凄かった。
・絵がしっかりとしているだけ、それぞれのお話も良かったです。
・アダルト女性が強く、ショタ色薄めな後半のが好みでした。
合計:[13/15]

時間があるなら、やっぱりカラー原稿も確認できる「コアマガジン」さんの紹介ページがおすすめ。
ライダースーツのサンプルが含まれていないのは、セールス的に惜しい気が…

(成)MILKY WAY (ホットミルクコミックス)(成)MILKY WAY (ホットミルクコミックス)
(2010/03/10)
黒岩瑪瑙

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■はたらくエッチなお姉さん (一智和智)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・お姉さん
・おまけ: 合間にコメント・イラスト・ラフ絵。
・その他: 短編×12(うち「リトルピーチ」×3)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「一智和智(いちとも・かずとも)」センセの「はたらくH(エッチ)なお姉さん」です。

これは必殺「作者名買い」での1冊です。
「一智和智」センセと言えば…「轟乙女荘」を読んでます。
そちらがため、一般系な漫画家さんというイメージを勝手に持っていたので、びっくりしたのです。

そうした訳で、こちらの「はたらくHなお姉さん」は成年系な単行本。
連続話が1つ、他は短編という作品群です。
特徴ある作画なので、↓表紙・裏表紙の段階で間違いないとは確信してましたが、開いてもやっぱり「一智和智」センセでした。
こんなんも描いていたんですね。

香奈ちゃん、長谷川チカ
※左:香奈ちゃん、右:長谷川チカ
 だいたいこんな感じのバランスです。

表題そのままに仕事を持った女性らのお話。
かと思えば、67ページには、
side-B はたらいてないえっちなお姉さん 女子大生とか義妹とか。」
そう書かれていました。
その後は単行本表題とは裏腹に、仕事と関係のないヒロイン群。
…ぶっちゃけ連続話もあって、ボリュームとしてはそちらのが多めでした。
タイトルに偽りありですね(笑)
購入者はさほど重視されないと思いますが、仕事している女性が3度のメシよりもお好きな方は注意。

冒頭話「主任にお願い」は、ファミレスの主任「中村」くんとバイト「香奈」ちゃん。
童顔で気が弱く、お客様によく怒られている彼。
たぶん、「香奈ちゃん」はそんな様にきゅんとしているのでしょう。
(※ドン底な状態を慰める、というのにも、快感を得ていると思います)
退職を考える「中村くん」を止めるべく、あっさりえっち展開になってました。
彼が業務的にレベルアップしたら…魅力感じなくなるのではないかなぁ。
あるいは、成長を見守ってきたと感慨に浸るのか。

ネタとしては、「ドキドキ社員旅行」が好き。
…まぁ、今時社員旅行なんてやってる会社はごく稀でしょうけどねー。
ひでるさんも昔経験しましたが、さして楽しくなかったですよ。
温泉えっちもなかったし(←それは当然か)
こちらの漫画は「西岡」が会社の後輩「長谷川チカ」と温泉えっちに至るという羨ましい展開。
普段は眼鏡で髪も無造作に束ねている程度の彼女。
ぜんぜんシュミじゃない
そんなことを言ってましたが、温泉(混浴)で出会った彼女は別人のようだったのです。
まぁ、漫画ですからねー。
温泉地で彼女はタオル一枚という状態で、
見たいですか?
とか言われたら、たまりません。
…しかし、社員旅行で混浴の温泉地なんてチョイスしたら、セクハラ呼ばわりされるだろうなぁ。

英語講師「滝川モニカ」、人妻「宮城加奈子」
※左:英語講師「滝川モニカ」、右:人妻「宮城加奈子」
 お気に入りは「加奈子さん」です。美人ですよ。

外国人英語講師の「プライベートレッスン」、おっとりした新入社員の「新入社員に気をつけろ」はどちらもえっち時の豹変系。
うち前者は「滝川モニカ」先生です。
可愛くむちむちとした金髪(たぶん)ショートカットな彼女。
パンチラに照れるあたりもいいんですが、後半の特別レッスンもいいですね。
後者は「丸川桃未」さんで、トロそうな彼女をひっかけたプレイボーイのえっち受難話。
もう、悪いコね
そんなスイッチ切り替え部分は、冷たくドキっとさせられるような感じでした。
下着も黒でしたよ。
2ページ目のソレと明らかに異なるラストページの笑顔に注目下さい。

おそらくは収録ヒロインで最年長だろう人妻「宮城加奈子」さんの「いけない人妻パートタイマー」
雰囲気的には、こないだの「三ツ星お姉さん/大見武士」みたいな感じです。
こちらの「加奈子さん」は周囲のパートさんと比べて天と地ほどの開きがあり、引き立て役いなくてもかなりの美人さん。
えっちシーンは無論いいんですが、ラストページのが刺さります
わざと見つめていたいですね。

さて、前述してました、
「side-B はたらいてないえっちなお姉さん 女子大生とか義妹とか。」
…は、これ以降の漫画です。
うち「リトルピーチ」は3話ほどの連続モノです。
主人公「藤木」くんの父親は5年前に再婚。
母方の連れ子だった「桃香」ちゃんは、彼の義妹となったのでした。
友人から羨ましがられるほど可愛い彼女とは、兄妹の枠を超えた関係だったのです。

お風呂場での1話目。
漫画では既にえっちが当たり前となっており、両親居ぬ間のえっちになってました。
切っ掛けはどうだったのかな。
ラブ度は「桃香ちゃん」のが目立つ描き方をされてますね。
2話目では次へのフリとして大学の描写が前半を占めており、眼鏡の「村瀬」さんが登場。
義妹「桃香ちゃん」との関係を気にしており、その噂を否定すると「良かった」と笑顔を浮かべていました。
おお、ライバル登場なのですよ。
正直”ちょっとどうかと思う(笑)”、ラストでの彼女が素敵
なおこちらでは裸エプロンな「桃香ちゃん」とのえっちになってます。
しかし…弁当を作ってみせたり、夕食作ったりしてましたが、両親不在がちで都合良いですね。
3話目では場を学校内へと移し、ドキドキ校内えっちを堪能していました。
こうした際に、覗かれてるのはもうお約束。
その相手が「村瀬さん」だったりして…これからどうなるんだろう、ってなところでばっさりと終わり
コメントによると、もともとは10話の予定だったものが、雑誌がなくなったとの事でした。
「桃香ちゃん」とはラブラブなまま終わっており、まだ事件前だったので、このままでも問題ないかもしれませんが…なんかもやもやっとした感覚。
うーん、残念ですね。

義妹「桃香ちゃん」
※義妹「桃香ちゃん」
 本当なら「村瀬さん」との対決になっていったのかな。

タイトルそのまま、「義妹の命令は絶対!」の「真央香」さん。
広い額で、お嬢さまちっくな「~ですわ」という彼女。
漫画は8ページのショートなんですが、先の2人と異なる”調教ちっく”な感じが素敵です

ほか、大学生「羽多野杏奈」とり短編「アプリコット」
眼鏡で服装も野暮ったく、地味目な彼女とのえっち話です。
こんなんは実際にありそうですね。
「テイルズオブサマー」の「陽」くんも大学生。
元カノ「育美」さんとの帰省えっちです。
「高瀬」くんと「臼田」さんの「幼虫少年」
このカップルは中学生か高校生というところかな。

しっかりとした濃い線の絵柄。
それもあって濃淡はそこそこですが、白の比率は意外にも高めでした。
あまりコテコテと描き込むことなく、すっきりとしています。
まつ毛の目立つ目、丸めな鼻が特徴の人物絵。
各顔パーツがリアル気味で、ぱっと見では劇画ちっく。
ヒロインなどは可愛らしく描かれており、それと逆に漫画っぽいコマもちらほら見受けられます。
そうしたリアル・漫画では中間あたりに位置する作風がため、乱れはないものの必要以上に崩れて見える時がありました。
うまくぴたーとはまった際は非常に魅力的なんですけどね。
カラーでもさして変化はないですが、裏表紙には白黒のカット絵があるので判断には便利です。
ひでるさんは中表紙のが好き。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・雰囲気と裏腹にコテコテしておらず、ふっくら気味です。個性強いですね。
・お話は働くお姉さんのがいい感じ。連続話の打ち切りもあるのでマイナスにしてます。
・全体的には可もなく不可もなく。特に目立つものはありませんでした。
合計:[9/15]

原稿時期に差があるのか、各話で多少ですが絵の違いが見られます。
巧い方なので大きな問題ではないでしょうけれど、念のため。

はたらくエッチなお姉さん

はたらくエッチなお姉さん (ワールドコミックススペシャル)


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 まんがとの出会いは一期一会。そんな、漫画の魅力についてのんびり書きたいと思います。
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