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■恥辱遊戯 (chaccu)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ハード
・おまけ: あとがき、おまけページ、
      カバー裏に作品解説・ラフ絵、
      加筆修正あり。
・その他: 初単行本、
      短編×10(うち「Fear of division」×2)
          
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「chaccu(チャック)」センセの「恥辱遊戯」です。

HPにて可愛らしいアイコン絵を公開されている、「chaccu」センセの初単行本「恥辱遊戯」ですね。
昨日紹介しました「ヴァルキリーコミックス」シリーズと、こちらの「二次元ドリームコミックス」は同じ「キルタイムコミュニケーション」さんの単行本。
ただ、中途半端とレビューさせて頂きました「ヴァルキリー~」とは違い、こちらの系統は”闘う女の子がやたらえろいことされる”というターゲットのはっきりした漫画です。
壁の中の天使/ここのき奈緒」の際も書きましたが、売りと目的が明確なので、ユーザーにとっては優しいと思われます。たぶん。
年齢を満たしているのであれば、こっち系統のがオススメでしょう。
(※逆に、ヒロインがまともに活躍するのをお探しである場合でも、「ヴァルキリー~」は当てはまらないと思う)

さて、こちらの「chaccu」センセの「恥辱遊戯」です。
あちこちのアンソロジーで描かれた短編が収録されており、系統としてはファンタジーが多く、他には軍人女性や女子プロレスという内容でした。
一部コメディーっぽい終わり方の漫画もありましたが、ほとんどが救いのまったくない、悲劇的な結末を迎えます。
暗いのが苦手、いっしょにダウナーになってしまう方は避けた方が無難。

シルア姫、傭兵アイーシャ.jpg
※左:「シルア姫」、右:傭兵「アイーシャ」です。
 ファンタジー・サンプルです。どちらもトンでもないコトとなります。

収録で唯一の連続話「Fear of division」
死の森に潜む魔物を討伐する傭兵隊。
その中には、兄の剣を譲り受けた少女「アイーシャ=レイコック」もおりました。
ツインテールで子供のような容姿の「アイーシャ」ですが、周囲の魔物をほぼ一人で片付けるスゴ腕の持ち主なのです。
しかし、剣が通用しないスライムに取り囲まれてしまい…。

服(鎧)を溶かすスライムというのは、いかにもなお約束ですね。
身体は溶けないという設定なので問題なし(笑)と思いきや、なんとえっちな動きをはじめ、さらに次々と中へ侵入してくるのでした。
うわ、そうくるか!ってな感じ。
その後の展開はもったいないので詳しく書きませんが、どんどん増殖するというのはえろいの通り越して恐いです。
洒落になりませんね~。
連続話ですが、ストーリーはさしたるものでなく、独りえっち…?のような1話目と、二人プレイでの2話目という二部構成みたいになっておりました。

自国だけでなく、他の国々まで評判になるほど美しい姫「シルア」さま。
過去に会ったことのある「ラザラ」王子からの婚姻を受け入れるのでした。
しかし、国についた「シルア姫」はなぜか薄暗い地下へと連れられていくのです。
そんな、「シルア姫 ~淫虐受胎婚姻儀~」

きっと愛し合って、幸せな家庭を築けると…そう信じられるのです

漫画冒頭での↑そんな台詞が空しく響くお話です。るるる。
しかし、こりゃー某有名アニメーション映画のリアル版ですか?
……あ。
いや、王子は”心を失われ”ているのだから、違いましたね(笑)
通い合うものもなく、ただ醜くえろいだけでした。こりゃお気の毒。
神聖な血筋を残すだけという、普通のお綺麗なお話とは全然違った、いかにも「二次元ドリームコミックス」という漫画をゆっくりお楽しみ下さい。
特に、ラストはこういった系統のお約束通りで、真っ暗けでした。
ほのかな恋心が無残に打ち砕かれて終わる本作品。
ああ、「シルア姫さま」…。

月ヶ瀬ルナ・山本玲・レイチェル少佐.jpg
※左から、月ヶ瀬ルナ・山本玲・レイチェル少佐です。
 現代サンプルです。左の「Smoke Philter」は作画も良く、良かったです。

どちらも無理やりハードにいたされてしまう漫画で、相手も普通の人間でなかったりしております。
例えば、オーガーだったり、猫だったり、犬だったり……ああっ。
内容としても、触手でぐちゃぐちゃにされたり、胸にされたりと、やや変質的なものまでありました。
…正直、ひでるさんは痛々しいのとかダメなので、ちょっと引きました。うん。
↓表紙があんなんなので、おそらく不慣れな方は手を出さないでしょうけれど…やたら濃いネタが多く、ちょっと注意
なお、ラストの「蹂躙 ~穢されたマスク~」は4ページの連続イラストで、漫画ではありません。

やや太めのはっきりした線。
ぺったりとした硬い絵で、やや動きにはぎこちなさがありました。
漫画っぽい、可愛らしいキャラ絵ですが、前述したようにやたらハードな内容です。
特長ある文字・擬音なども卑猥さを増していると思います。
ページ全体にごっちゃりと描かれる方で、液体描写も↓表紙そのままド派手。
判断には↓表紙もそうですが、裏表紙にちょっと見える漫画カットを確認するのが良いでしょう。
また、大きな落差はないものの、描かれた時期がバラバラであるためか作画は不安定でした。

絵柄もそうですが、内容も人を選ぶものです。
好き嫌いがはっきり分かれる単行本なので、くれぐれも気をつけて。

恥辱遊戯.jpg

恥辱遊戯 (二次元ドリームコミックス 93)

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theme : マンガ
genre : アニメ・コミック

tag : ツインテールファンタジーヴァルキリーコミックス二次元ドリームコミックスアンソロジーコメディー

■タロットメイデンきさら (ろばー)

★まんがデーター [5/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■■□□□
・独創性:■□□□□
・属性 : 魔法・タロットカード
・おまけ: 折り返しにコメント・プロフィール、
      ろばー導師のオカルトコラム①②。
・その他: 初単行本、現在は1巻まで発売。
          
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ろばー」センセの「タロットメイデンきさら」です。

はい、こちらの漫画で、新創刊された「ヴァルキリーコミックス」のひでる購入した単行本レビューがコンプリートとなりました。
先日紹介の「レッする!アイドル/武礼堂」は最も出来がよく、「正義研究会セレナード/よこやまなおき」は最もがっかりした、となると…「タロットメイデンきさら」は3冊中では中間ですかね。
ただ、正直なところ、さほどオススメできる漫画ではありません
センセ、およびファンの方、ごめんなさい。
これから正直な感想を書かせて頂きます。

タロットメイデン.jpg
※タロットメイデンの勇姿です。
 そうですね、何か決め台詞とかほしかったですよ。

私立「エリフェス学園」に通う中学2年生の「来栖川キサラ」さん。
タロット占いが趣味でよく当たるとの評判もあり、お菓子を代償によく他の生徒を占っておりました。
骨董品店からの帰り道、喋る猫「ライベル」と激突した「キサラさん」
訳も分からぬまま「ディアナ」と名乗る女の子に襲われ、「ライベル」の導きで魔法少女へと変身するのでした。
お尻に埋め込まれてしまった強大な魔力を有する「賢者の聖石」を「蛇十字団」から守るため、タロットメイデンとして刺客と戦うのです。
かなり大雑把ですが、そんなん。

↑上でご覧頂いた通り、導入はごくごくスタンダードな王道展開。
カードを使う魔法少女ネタ…というのも、どっかで人気漫画があった(笑)ような気がしますね。
そんな訳で、目新しさはありません。

こちらのシリーズお約束の一つ、サービスシーンについて。
パンチラがあったり、やたら服破けたりとえっちっぽさがあるもの、やや思い切りが足りないかなー、と。
(※例によって、これはひでるさんの感覚がだいぶ麻痺している、というのもあるかもしれませんが…)
ある程度の制約があるのかもしれませんが、もっとギリギリなところを狙ってほしかったところです。
魔石がお尻に埋め込まれた関係から、「キサラさん」はよくお尻を狙われておりました。
そっちが好きな方は、ちょっとだけいいかもしれません。

式神・前鬼後鬼、来栖川キサラ.jpg
※左:式神「前鬼・後鬼」、右:主人公「来栖川キサラ」です。
 ううーん、もう少しド派手にやってほしいところでした。

さらにもう一つのお約束、戦闘シーン。
直撃を受けるなど、結構派手にやられたりもするんですが、基本コメディーちっくなのであまり緊張感はありません。
特に、敵である「蛇十字団」のゆるさが最悪。
おしおきの中途半端なサービスシーンははっきり言って余計ですねぇ。
ごく普通の中学生だった「キサラさん」が、いきなり当たり前のように魔法戦闘をしている(※使えるカードがまだ少ないという描写はあったものの)のが変。
喋る猫に驚いた彼女が、明らかに異質な化け物である「バルバロス」には(奇襲をかけた立場とはいえ)怯むことなく、普通に戦っているのがやっぱり変。
それらについてはえっち関係よりも微妙で、お話を生ぬるくしておりました。

あちこちのギャグは肌寒く、コラムなど見る限り知識は多く持たれているようなので、もう少しシリアス展開の落ち着いた漫画の方が良かったかもしれません。
…まぁ、絵柄的には合いませんけれど。

強い黒線であっさりとした作画であるものの、雰囲気はぼってり気味。
洗練された感がなく、なんというか…いかにも初単行本という風情でした。
可愛らしい人物絵で、良く描かれているコマもありますが、バランス悪かったり、あちこち雑な箇所が目につきました。
そんなあたりが非常に残念です。
戦闘シーンでは、”頑張っている感”が伺えるものの、あまり巧くはありません。
後半はだいぶ良くなっておりましたから、今後に期待というところでしょう。

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※こちらが通常版。

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tag : パンチラコメディーヴァルキリーコミックス魔法少女

■牝姉 (秋乃秀文)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・お姉ちゃん
・おまけ: 今回掲載されなかった作品に関して、
      カバー裏にちょい漫画、加筆・修正あり。
・その他: 短編×9。
          
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「秋乃秀文(あきの・ひでふみ)」センセの「牝姉」です。

もうタイトルからしてそうなんですが、↓表紙・裏表紙もえろいですねー。
ちなみに、カバーを外して見えるちょい漫画(※誰かわからんかった)も、いきなりエロくてびっくりしました。
…と、本日はそんなバリバリ成年漫画なこちら「秋乃秀文」センセのおそらくは4冊目となる久しぶりの単行本「牝姉」です。

全て短編という構成で、登場するヒロインはタイトル通りにお姉さんだったり、教師だったりと立場的に上の方。
うん、ヒロインっていう冠はあんまり似つかわしくないですね(笑)
積極的、というよりも、はっきり言って襲う側なの。
複数プレイなどはあるものの、器具を用いたり・変質的だったりと常軌を逸するものはさしてありません。
そのため、めたくたえっちではありますが、絵の表現方法がそれなだけです。
そういう意味ではごく健全。
…まぁ、健全。たぶん。

先生、眼鏡のお姉さん.jpg
※眼鏡の先生、眼鏡のお姉さん、です。
 偶然、どちらも眼鏡キャラになってしまいました。この先生は結構いいかも。

寝ている姉に逆襲される「桃色姉貴」
登場するお姉さんは眼鏡キャラの常識を覆すような強いキャラで、「殺す」なんて言葉まで飛び出す恐い方。
それだけに、冒頭数ページのちょっとイタズラする描写、目覚めてから逆襲されていまうあたりのギャップが面白く描かれていました。
いやー、この弟さんは大変ですね。
あんまり羨ましくないかも(笑)
しかし、ラストページのお姉さんがなんだか格好良く見えましたよー。

収録作品では最も良い作画であるように感じた「桃色ミルキーナース」
桃色繋がり(?)みたいですが、上の話とは全然関係ないですね。
看護婦「有子」さんのナース服は成年漫画では珍しいパンツタイプで、そんなんは逆にリアル。…かも。
(※下着は黒でしたけれど(笑))
タイトルそのまま、あたり一面がびちゃびちゃになってしまうという、えろい漫画です。
また、どーでもいいですけれど、見舞いに来た同級生らと仲良く談笑できる看護婦さんは暇でないと思いますが…。
こんな看護婦いないよぅ。

収録作品中で唯一雰囲気の違う「義母の柔肌」
再婚したものの、旦那との関係は冷めていくばかり。
夫婦の特殊な性癖を知った息子「裕一」くんはそんな義母に対して性的要求をするのでした。
最後の一線だけは守ろうとするんですが…。

義母.jpg
※おまけ:義母です。
 
ラストまで実にスタンダードな王道展開。
義理とはいえ、母子という親子関係で、女性が攻められる側であるのは収録中でこちらだけ。
眼鏡でポニーテール、黒い下着が実に色っぽいですね。
そーんな義母に、わざわざセーラー服を着せたりするのがえっちでした。
後半は眼鏡が落ち、束ねられていた髪も解けるので、異なる雰囲気で楽しめます。

実は結構暖かな作品である、眼鏡な教師とのえっち話「やさしく抱きしめて」
机下では先生にえろいことをされていながら、上半身では冷静に幼馴染み「麻美」さんと話す「朝吹恭一」くん。
そこが非常に良いシーンでした。…普通はこんなん逆ですよね(笑)
ラストの終わり方など、この先生が実は非常に可愛らしい性格だった、というのが素敵です。

美華さん.jpg
※おまけ2:姉「美華さん」です。

ちょっと重い雰囲気の作画である、姉弟の近親モノ「ボクたちの関係」
家と学校で態度が全然違う、姉「美華」さんと弟「茜」くんのやや倒錯した愛情話でした。

濃い線のこってり絵。
すらりと高い、大人っぽく色っぽい人物絵で、横長の目とまつげの描き方に特徴があります。
だいたい↓表紙通りですね。
判断には、裏表紙の漫画カットを確認するのがいいでしょう。
ごっちゃりするものの安定感あって、大まかにはさしたる問題ありません。
が、細かく見ると処理が甘かったり、バランス悪いところがありました。
かなり意地悪く、じっくり見るとそんなんが目につくと思いますね。他の絵が良いだけ。

とりあえず、対象・目的がはっきりしている系統で、その期待は裏切られないだろう単行本です。
えっちなお姉さんは好きですか?

牝姉 (メガストアコミックスシリーズ No. 140)牝姉 (メガストアコミックスシリーズ No. 140)
(2007/09/19)
秋乃秀文

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tag : ポニーテール

■イン・ザ・スカート (桐原小鳥)

★まんがデーター [8/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 恋愛・ファンタジー
・おまけ: あとがき、カバー裏に4コマ。
・その他: カラー(4P)、短編×10(うち「塔の魔女×3」)
          
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「桐原小鳥(きりはら・ことり)」センセの「IN THE SKIRT ~イン・ザ・スカート~」です。

こちらは必殺「作者名買い」なんですが…。
あれれ、全然漫画の記憶がありませんでした。
どっかで見かけた程度なのかなぁ…。
あるいは「桐原いづみ」センセとの勘違いか??

さて、そんなひでるさんの衰えた記憶は置いといて、「桐原小鳥」センセ3冊目の単行本は「IN THE SKIRT ~イン・ザ・スカート~」です。
初単行本が「少女病」、2冊目が「清純病」とシリーズみたいに続いていたので、こちらも「~病」というタイトルであれば綺麗にまとまったんですが…まぁいいか。
とかく、↓表紙の”微妙な表情でスカートを持ち上げている女の子”の姿はなんだか色々想像・妄想させられる、なんだか妙にいいものでした(笑)
こちらはファンタジーな中編「塔の魔女」、ちょっと不可思議な世界の「森の棲処」、ほか短編が収録された単行本ですね。
ちょっぴり切なく、暖かく、そしてえっちという、系統としては実に微妙な線だと思います。

フォルテ・エクルラ・レファ.jpg
※上:魔女「フォルテ」、魔道書「エクルラ」・「レファ」です。
 この話は良かったですねー、ぜひ続きを描いてほしいところですが。

収録漫画の中で、ファンタジーな世界観から異質な中編「塔の魔女」
魔女「コーデリア・フォルテ」が長い間外に一歩もでることなく暮らしてきた塔は魔道の力の結集地で、生活にも困らないところでした。
しかし、「フォルテさん」はそんな塔から逃れるため、最上級の闇魔道書を召喚。
脱出を試みるのです
こちらの塔、そして彼女の出生には、ある重大な秘密があったのでした…。

もう1話くらい追加して、ゆっくり描きこんでもよかったですかねぇ。
限られたページ数の中、世界観から状況説明まで実に盛りだくさんな内容であるため、自然と文字が多めになっていました。
もしかして、えっちシーンも必ず入れる必要があったのかな?
駆け足です。
闇魔道書は召喚しただけで立ち上がれなくなるほどの絶大な力を有する、”最上級”という称号が相応しいもの。
その割に、闇魔道書から実体化した「レファ」はそれと感じさせない軽い調子ながら、召喚した「フォルテさん」にそっと気を使う、いかにも女性受けしそうな良いキャラでした。

嬉しいぞ。初めて護りたいと思える主だ

短いながらもジーンとくる、ホロリと泣けるお話でした。
それだけに、エピローグの3話目が良かったです。
気難しいという光の最上位「エクルラ」を召喚しながら契約をしない、「フォルテさん」が可愛らしいですね。
こちらに登場のキャラ、魔女「フォルテさん」、冷静で堅物っぽい光の魔道書「エクルラ」、そして闇の魔道書「レファ」の三人組はなかなかおさまりよく、この3名での道中、続きが読みたくなる漫画でした。
なお、カラーイラストにありましたが、「フォルテさん」の服装はえっちだったんですねぇ。

いとこの姉「ひろかさん」、実は…の女性.jpg
※左:いとこの姉「ひろかさん」、右:禁じられた森に住む女性、です。
 この2作品の落差は大きいですよー。

ほか、収録では最も異質な漫画「森の棲処」
ありがちな系統ではありますが、「桐原小鳥」センセの優しい絵柄とは逆である衝撃的なラストまでずぅーんと重く、ミステリアスな雰囲気漂う傑作。
最終ページの黒い和服姿な女の子が切ないです。
コロッケ屋「成里子」さんの登場する「カンバンムスメ」
こちらは王道展開なラブコメですね。
本編もいいんですが、カバー裏の4コマを合わせて読むとより楽しめるでしょう。

以上、ちょっぴりえっちなシーンがあったりするラブコメ…というほど楽しいものばかりでなかったから、恋愛話ですかねー。
正直なところ、中編「塔の魔女」以外はコレという目立つものありませんでしたが、どちらもつくりの良いお話ばかりでした。
ただ、収録された短編内容のバラつきが大きく、やや一貫性に欠けるのはマイナス点。
ミステリー、あるいはファンタジーだけで統一してもいいかな、とか思いました。

やや強めながらも、柔らかな細線のあっさり絵。
ふんわり優しげな空気と、白が多いスッキリ感は少女漫画のよう。
作画に味のある強い個性がため、コマによっては乱れ気味だったりと、安定感はありません。
ひでるさんこうした系統は好みなので問題ないんですが、一般的には支持がはっきり分かれるもの。
合わない方には、雑という判断をされてしまうでしょう。
↓表紙のカラーイラストが抜群に良いため、それに釣られぬよう気をつけて下さい。
また、成年系でもありませんので、そちらについても注意。

イン・ザ・スカート.jpg

イン・ザ・スカート (ワールドコミックススペシャル)

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tag : ラブコメファンタジーミステリアスミステリー少女漫画

■ちびっこみっく (てつ)

★まんがデーター [8/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■□□□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: あとがき。
・その他: カラー(2P)、短編×11。
          
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「てつ」センセの「ちびっこみっく」です。

どーでいもいいことですが、名前が簡易すぎて検索しずらいですねー。
せめて漢字ならいいんですけれど。
もし、PNを模索している漫画家卵の皆さまがおりましたら、平仮名三文字以内のお名前は避けた方がいいと思います
誰かがネット上で探そうとしても、的確なキーワードを足さないとなかなか見つかりませんから…。
損しますよ、たぶん。
わかんないけど(笑)

そんな訳で、昨日同様にさして目立つものなかった成年系単行本からのチョイスです。
えーっとね、どちらかでお名前を拝見した記憶があったのよ。
こちらの「てつ」センセ。
最近はロリものがなかったこともあり、ちょっと手を出してしまいました。

美香ちゃん、夏江ちゃん.jpg
※左:「美香ちゃん」、右:「夏江ちゃん」です。
 こうした特長的な絵柄なのですよ。右が短編越えて登場しているアイドル「夏江ちゃん」なの。

↓表紙そのまま、ロリ単行本「ちびっこみっく」は「てつ」センセ2冊目の単行本。
非常に癖の強い絵柄で、またジャンルもそんなんでしたから、大いに人を選びます。
ひでるさんはそれなりに色々大丈夫な自信(←なんじゃそりゃ?)あったんですが、こりゃ合わない。
残念ながら、拒否反応がでてしまいましたよぅ。

まずは絵柄から。
太く濃く、こってり風味な作画。
下手をすると2頭身、だいたい3頭身程度の極端なロリ絵で、太い眉毛と目、平たいまんじゅうのような輪郭が特徴的でした。
また、ショートカットな娘が多いですね。
前述しておりますが、成年漫画の核である女の子の描き方ですけれど、漫画ちっくなロリ絵系統でも群を抜いて独特。
異常に人を選ぶと思われます。
カラーですっきりとしているためか、↓表紙・裏表紙の絵なら、まー問題ないんですよ。
ただ、実際の白黒絵はもう少しデフォルメが強く、コテコテっとしておりました
うまーく↓表紙を脳内で白黒変換して、判断するのがいいでしょう。

即えっちなお話で、とりあえずなんやーかんやーと強引にされてしまう王道系漫画。
一部慣れた(笑)娘もおりましたが、ネタ的にも受け身が基本。
そんなえっちシーンは派手で仰々しく、ページ全体にごっちゃりめ。
女の子メインに描かれており、痛々しく気の毒な感じ。
ある程度の耐性が必要ですね。
各話連続性はありませんが、冒頭の短編「みずぎ」にて、プロとして写真に撮られていた「夏江」ちゃんが「噂のアイドル」では主役で登場しておりました。
他にもどちらかで繋がりがあったらまた楽しかったんですが、関連しているのはソレだけみたい。

忍者「氷菓さん」.jpg
※忍者「氷菓さん」です。
 やや忍者らしくはない衣装ですが…この話はなかなか。

ただ、ラストの短編「Nむー」は唯一掲載誌が異なるもので、収録の中ではちょっと異質。
忍者「氷菓」さんは忍術によって大人に変身し、機密事項を盗むべく城へ潜入するんですが…という、話はありがち。
こちらの作画は舞台が時代モノであるためか、初期の「あさりよしとお」センセみたいな風情で他のような極端さが薄く、イイ感じ。
結局は変身解けてロリえっちとなってしまうんですが、コメディー色が強いこともあって悲劇的ではありませんでした。
うーん、無理やりロリ方面にせず、こちらみたいな系統で勝負してもいいように思います
こんなブログは十中八九見ていないでしょうけれど、「てつ」センセどうですか?

あとがきにて、「そろそろデジタルかなぁ」の一言がありました。
短編「Nむー」がなかなか良かったので、そうなればまた違った魅力が出てくるかもしれません。
…今後に期待しましょうか。

ちびっこみっく (ムーグコミックス)ちびっこみっく (ムーグコミックス)
(2007/09/05)
てつ

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tag : ショートカットコメディー

■ダブルリップ (鰻丸)

★まんがデーター [8/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 成年・学生
・おまけ: カバー裏にカラー別絵、
      描き下ろし「ダブルリップ」
・その他: 初単行本、カラー(4P)、短編×10
      (うち「不動帝学園物語」×3)
          
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鰻丸(うなぎまる)」センセの「ダブルリップ」です。

今週は月中なので、さして本の発売がありません。
こういう時は平置きでない本を眺めたり、本屋をハシゴしたりして発掘するのがいいですよね。
ひでるさんは、うっかりアニメを見てしまった「ぽてまよ/御形屋はるか」にハマってしまったので、そちらの単行本を探してゲットしてきました。
原作もいいですねー。

さて、そんなこんなで本日は「鰻丸」センセの「ダブルリップ」です。
成年系単行本もさして目立つものはなく。
こちらは「メガストアコミックス」でしたから、「そうそうハズレはないかなー」ということで購入しました。
あまり見慣れないお名前だと思ったら、初単行本なんですね。
帯にもしっかりそう書かれていましたが、ぜんぜん目に入りませんでしたよ。
じっくり見ているようで実はぜんぜん確認していない、うっかり八兵衛なひでるです。

不動帝学園物語.jpg
※中編「不動帝学園物語」のお二人です。
 やっぱりこの制服姿は凛々しくていいですね。

まずは収録されている中編「不動帝学園物語」から。
主人公「三角湊(みすみ・みなと)」くんの通う「不動帝学園」では、3年連続で生徒会長に就任している「袈裟丸景子(けさまる・けいこ)」が独裁者として君臨しておりました。
秘書「逆瀬川幸子(さかせがわ・さちこ)」から私設軍隊まで保有し、PTAをしのぐというトンデモな生徒会に突如呼び出された「三角くん」
入試をトップ通過したことで、学費免除などの優遇措置がある「1年筆頭」の資格を与えられることとなりました。
しかし、それを受けるにはあるテストを受けなければならないのでした…。

生徒会がアレコレ権力を持っていてどうの、ってな漫画は過去にも数多くありますね。
こちらも学園内の空調を独断で操作したり、個人情報を入手したりと無茶っぷりを発揮しており、なかなかイイ感じ。
できれば、その活動色々をもう少し見たかったんですが…えっち制限のある成年漫画では難しいですか。
3話目の学園祭エピソードも悪くはないんですけれど、ちょっとした日常生活のが面白そうかな、なーんて。

会長として命令口調の似合う強気な顔と、可愛らしく弱気な顔をもつ、二重人格のような「景子さん」
あれ、帽子着脱が変化する切っ掛けかと思いましたが、実際は「不動」のロゴバッジがスイッチになっているんですね。
ちょっと分かりづらいかも。
本当の「景子さん」がそうした性格ですから、えっち最中でも傍らに控え続け、アドバイスを送ったりもしていた秘書「幸子さん」が影の実力者なのでしょう。
それだけに、学園祭で表に出て目立ってしまったのはそうしたイメージと違い、残念。
なお、2話目ではスクール水着、3話目ではメイド服と、コスプレっぽい要素もある本作品です。
でも、やっぱり「景子さん」は1話目の官制帽姿が凛々しくて最もいいですねぇ(笑)…と、ひでるさんと同意見な方は楽しめると思います。

袈裟丸景子.jpg
※ヒロイン「袈裟丸景子さん」です。
 ここまでくると立派な二重人格ですね。左はサンバイザーの「景子さん」

野球部部長の「カズ」くんは厳しい練習で部員たちから恐れられる存在。
あまりの激しさに見かねたマネージャー「かおり」ちゃんはそれを制止し、部室へと連れていくのでした。
さて、「カズくん」のイラつく原因とは?
…という「彼女の責任」

あのぅ、どーでもいいですが、「かおりちゃん」はジャージの下全裸なんデスカ??
回想当時がいくつだったのかは知りませんが、伊達にあの世代で男の子を襲っていただけのことはありますね。
えっちでも自ら動いたりと、完全に主導権を握っておりました。
えろい娘さんです。
その幼少期の出来事がトラウマとなり、ひとりえっちができないという「カズくん」は気の毒。
こりゃーイラついて当然(笑)
スポーツでは発散できないようですねぇ。

えっちと引き換えに実弟からお金を稼ぐお話、「お姉ちゃん・姉貴・姉さん」
当初はよくありがちな姉弟の近親話かと思いましたが、「健一」「健ニ」「健三」と、次々にタイプの違う弟が増殖して驚かされました。
なるほど、タイトルはそれぞれの呼び方になっているんですね。
ひでるさんとしては、姉弟らの今後のが気になります。
おそらく、お金入る度にえっちとなるのかなーなんて。
お姉ちゃん大儲けでしょーけれど、避妊はちゃんとしましょう。

かおりちゃんとサキコさん.jpg
※左:マネージャー「かおりちゃん」、右:幼馴染み「サキコさん」です。
 偶然ながら、お二人ともカチューシャですね。ひでるさんは「おじゃまユーレイくん」の頃からカチューシャ好き(笑)

大柄で無表情な幼馴染み「サキコ」さんの登場する「笑顔」
こうしたまんがのセオリー通りの展開で、ラストページの表情が全てというラブえっち話です。
彼氏と勘違いされたまま、えっちとなる「きぐるみパニック」
その場のみという刹那的の関係ながら、ちょっと優位な感覚のまま終わるという、読後感も良い傑作でした。
変にバレたりして、ラブラブにならないのは正解だと思います。

登場するほとんどの女の子が積極的に行動しており、全てが合意えっち。
ラブコメだったり、やたら激しかったり、変質的だったり、フェチっぽかったり…という目立つ特色がなく、無難な成年漫画。
もう少し「鰻丸」センセ自身の好みを前面にしても宜しいかと。

やや太めで濃い線なクッキリ絵柄。
バランス適当に良く、漫画っぽい可愛さのあるキャラ絵で、ツリ目のが似合っていると感じました。
初単行本としては比較的安定しておりますが、さすがに初期頃作品はやや荒め。
収録最古は05年の7月から11月なんですが、全て「不動帝学園物語」なんですねー。きゃー。
新しいものはだいぶ線がしっかりして、落ち着いておりました。いい意味で。
そうですね…ほぼ↓表紙絵柄での判断で良いでしょう。

なお、カバー裏は登場している女の子らがズラリと揃ったえっちカラー絵でした。
ひでるさんは誰がどの娘か探すの好きなんで、こういうのはいいですね。

ダブルリップダブルリップ
(2007/09/19)
鰻丸

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tag : ラブコメメガストアコミックスうっかり八兵衛コスプレスクール水着カチューシャ

■レッする!アイドル (武礼堂)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■□□□
・独創性:■■■■■
・属性 : 女子プロレス・セクシー
・おまけ: カバー裏に日常漫画、
      特別描き下ろし「PPVデス・バニーVS東洋子」
・その他: 現在は1巻まで発売。
※限定版ではドラマCDつき。
          
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「武礼堂(ぶれいどう)」センセの「レッする!アイドル」です。

こちらも先日まとめて発売された「ヴァルキリーコミックス」のひとつですね。
ひでるさんは4冊のうち「インフィニティブレード/KEN+」以外の3冊を購入しております。そちらで最も期待していながら一番合わなかったのが、以前紹介した「正義研究会セレナード/よこやまなおき」なの。
本日の「レッする!アイドル」は、逆に最後までギリギリ迷った末に手にしたものでした。
でも、読んでみた感想としては、こちらが3冊中で最も上
こりゃーいい。
いやぁ、漫画ってーのは↓表紙だけでは分かりませんねぇ。

天神真紀.jpg
※主人公「天神真紀」さんです。
 左の絵はいかにもソレなシーンに見えますが、試合中なのでした。

そんな「武礼堂」センセ…というか、それ実は「はまむらとしきり」センセ、「村正みかど」センセという、お二人のユニット名なのでした。
活躍は漫画だけでなく、色々やられているようです。
とりあえず漫画としては4冊目くらいの単行本。
先の「ナースなフリして」も良さそうでしたが、今回は「レッする!アイドル」なのですよ。

主人公「天神真紀(あまがみ・まき)」は現役女子高生の人気アイドル。
しかし、資金のやりくりに困った事務所社長により、秋葉原の地下にある「ヴァルハラ・ガーデン」へ売り飛ばされてしまうのでした。
そちら「ヴァルハラ・ガーデン」は裏世界の格闘場。
格闘技経験ゼロの「真紀ちゃん」の運命は!?
…と、だいたいそんなお話。

あの娘はエロい!

一見するとちゃんとした格闘技漫画っぽい雰囲気ですが、実はそうでもありません。
ダメージを与える打撃技などがある一方で、揉んだり、なめたり、押し付けたり(笑)と快感で失神させるようなえっち技が飛び出したりもしておりました。
そういった意味では微妙なライン。
特に、純粋にプロレス好きな方が見たらさぞかし腹立つだろう内容だと思います。気をつけてね。
…ですが。
もともと、闘う女の子らのセクシー、あるいはえっちっぽさがウリ(…と思う)である、こちらのシリーズとしては実に正道。
やや意味不明ながら、漫画は大仰でテンション高く、妙なまでの勢いとえろさで突っ走っておりました

アンナとデス・バニー.jpg
※左:アンナ”ヴァイパー”リッジウェイ、右:デス・バニー
 ライバルのお二人です。しかし…バニーさんの必殺技が(笑)

えー真面目に見てしまうとデスね、格闘経験まったくない、普通のアイドルやってた女の子が、ある意味”百戦錬磨”な相手とまともに試合できる訳がない。
目覚めよ!!リビドーのチカラにッ!!
…ってな感じに、興奮して逆転するパターンなんですが、そんな所がいかにもちょいエロ漫画ちっくでしょう。
あまり真剣に考えることなく、素直に楽しむのが正解。
特に描かれていませんでしたが、もしかしたら「真紀ちゃん」はなんらかの素地があるのかな?ないか。
まぁ、どうでもいいか(笑)

コナミ「RUMBLE ROSES」みたいな、えっち格闘が好みな方には期待通りな内容でしょう。
(※漫画はこちらでも紹介しております、「カスカベアキラ」センセですね。…あっさり終わってしまいましたが)
変にカタすぎず、また柔らか過ぎないお話も良い感じです。
当初は訳も分からぬまま、無理やり闘わされていた「真紀ちゃん」ですが、1巻後半では成長の跡も見られました。
今後どうなっていくのか、見守りたいと思います。

丁寧で大崩れしない線の雰囲気良い絵柄。
全体のバランスがしっかりとしており、コメディーパートからメインの試合風景、そしてえっちっぽい箇所まで、安定感は抜群でした。
横に広く、ぷにぷにっとした健康的なキャラ絵で、多少の癖はあるもののあまり人を選ばない系統だと思いました。
ヴァルハラのガラガラ蛇「アンナ”ヴァイパー”リッジウェイ」、地獄帰りの殺人ウサギ「デス・バニー」など、特徴的なキャラクターを出しやすく、それによって牽引できる得な内容。
うーん、いいんじゃないでしょうか。

ちなみに、添付の漫画紹介見てて気付きましたが、「ZOL」センセが「夢幻戦士ヴァリス」の漫画を描いているんですね!
きゃー!!
こりゃー単行本となった暁には即買いですよ!!


レッする!アイドル 限定版1 (ヴァルキリーコミックス)レッする!アイドル 限定版1 (ヴァルキリーコミックス)
(2007/08)
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※ドラマCD好きな方は限定版を。

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※こちらは通常版。

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tag : コメディー女子プロレスヴァルキリーコミックス

■ふぁーすと いんびてーしょん (昭嶋しゅん)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ツインテール
・おまけ: あとがき、各所にラフ絵・作品解説、
      カバー裏にラフ絵・解説、
      描き下ろし「Invitationシリーズエピローグ」(2P)
・その他: カラー(10P)、短編×9(「Invitationシリーズ」×2)
          
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「昭嶋しゅん(あきしま・しゅん)」センセの「ふぁーすと いんびてーしょん」です。

あちゃー、「安倍首相」は辞任ですか。
小泉首相の後はさぞ大変だろうなーとは思っておりましたが、あっけなかったですね。
実績としてはそれなりだと思うんですけれど、途中からは運にも見放されていたように感じます。お気の毒。
次は麻生さんだといいなぁ。
…と、まるで跡地のような書き出しをしてしまいましたが、こちらは漫画ブログなのでいつものように。

板東理沙・住田陽織.jpg
※左:リベロ「板東理沙さん」、右:頭いい「住田陽織さん」です。
 「理沙さん」はもう少しスパッツを堪能したかったですねー。

本日は「昭嶋しゅん」センセのおそらくは4冊目、三年振りくらいな単行本の「ふぁーすと いんびてーしょん」です。
なんとなくお名前はどこかで見知っていたようにも思うんですが…わかりません。
まぁ、ひでるさんの記憶なんてそんなもんですよ。

↓表紙からあちこち出ずっぱり、カラーページは全て占拠していた「住田陽織(すみた・ひより)」さんの「Firast invitation」「Second Invitation」の2作品。
2歳年下の「住田陽織さん」に何故だかやたら懐かれている先輩「目黒匠」くん。
授業でわからないところがある、ということで放課後呼び出されるんですが…。

こちらのヒロイン「陽織さん」はロリっぽい容姿と、幼い雰囲気が漂う動きなんですが、それでいて実にしたたかな娘さん。
モノを使って不意打ちをしたり、あらかじめ鍵を手に入れて密室状態にしているなど、準備万全でした。
ここまで手際が良いと、”恐がったり痛がったりしているのも演技なのでは?”…とか疑ってしまいました。
学年1位という成績で、飛び級で同級生になっていたり(夢オチでしたが…)というのは伊達ではないのです。
あんなんで実際に頭はすこぶる良いのですよ。
いやぁー、恐い娘さんですね。
カラーページでは日焼け跡が残っていたりしてえっちでいいんですが、なにゆえこんな娘が「目黒くん」ラブとなったのか、その切っ掛けが見たかったですね。(※漫画ではいきなりラブラブ状態なの)
それがちょっと残念。

尾行の娘さん・篠崎美佑.jpg
左:尾行の娘さん、右:「篠崎美佑さん」です。
 逆ストーカー話ってーのはなかなか珍しいですね。しかもこんな娘が…。

主人公「石倉修」は何者かに尾行…というか、あきらかにバレバレで小さな女の子に春先からずっと尾けられ続けておりました。
いい加減気になった「修くん」は彼女を誘い出し、話を聞くこととするのです。
すると、持っていた携帯にはなんと無数の盗撮写真があったのでした…。
そんな、逆ストーカー話「PEEPING CAT’S」

えっち最中に記念撮影というのは、仕返しとはいえなかなか良い趣味です、「修くん」(笑)
単行本の女の子たちは皆積極的にえっち参加してくるんですが、こちらだけはちょっと強引な展開で、やや趣が異なっておりました。
結果的には丸く収まってしまうんですけどね。
ヒロインの名前が出ぬまま終わるというのも、収録の漫画では異質でした。

父親違いの姉「林稚尋(はやし・ちひろ)」、弟「関戸隼」の「Half in Half」
お互いの見せっこからえっち展開になるという、近親モノの黄金パターン。
漫画内で「隼くん」も言っておりましたが、脱いで、わざわざ制服を上に着直すというのは逆にサービスですね(笑)
全裸が恥ずかしいのであれば、ぜひやってもらいたいものです。
こちらは実に含みあるラストでして、もう1話続いて「ぢたま某」センセが得意とするような展開になっても良かったように感じました。
そうすると雰囲気がガラリと変わってしまうので、やたら浮いちゃいそうですが。

ほか、ぐるぐるロールのツインテールが目立つ「篠崎美佑」さんの「Eternal Equaeion」、バレーのジャージ姿が素敵な小さな先輩「板東理沙」さんの「Clock-Like」など、童顔ながら肉付きよい女性たちのえっちが堪能できる作品集でした。
ほとんどがベット上でなく、学校のあちこちでえっちしているのも特徴でしょう。

三段オチ・サンプル.jpg
※おまけ:三段オチ・サンプルです。
 ちょっとまがっちゃいましたが。

ゆたかな曲線のしっかりとした作画。
丸くぷにぷにとしたロリ絵で、形状がそれぞれ微妙に異なるツインテール・ヒロインにて単行本のほとんどが占められておりました。
コメディー描写が巧く・味があり、特に三段オチはお得意なようでした。
これが実にイイ。まさに「必殺!」って感じですよ。
ただ、カラーが…あまり巧くないですか。
白黒絵の方が断然味があってぽよんと可愛らしいので、↓表紙にはいくらかのプラス判断で良いでしょう。

とりあえず絵柄に違和感なければ、ほんわかしたコメディー・えっち漫画の数々は期待通りだと思われます。
楽しいのが好きな方にはオススメ。

ふぁーすと いんびてーしょん (ホットミルクコミックス 244)ふぁーすと いんびてーしょん (ホットミルクコミックス 244)
(2007/09/10)
昭嶋しゅん

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tag : ツインテール安倍首相コメディー小泉首相

■ボクの番台さん 4巻[完結] (あずまゆき)

★まんがデーター [8/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■□□□
・独創性:■□□□□
・属性 : ラブコメ・銭湯
・おまけ: あとがき(1,2,3,4)、イラスト(3,4)
      カバー裏に別絵(2)
      花乃湯・万代家間取り図(2)
・その他: 全4巻。
※括弧内数値は巻数です。
          
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「あずまゆき」センセの「ボクの番台さん 4巻[完結]」です。

終わりましたか、ああそうですか。
こちらのブログでは「あづまゆき」名義の一般漫画「Glee Green Island」「しらたま!」、そしてセンセの代表作と言える成年漫画「こんいろ」を紹介しておりますが…話が巧い方という印象はまったくありませんでした。
発売されている他の単行本も全て見させて頂いておりますが、結果としては同人誌が最も輝けるフィールドだと感じます。
要するに、”規制がゆるい中でのロリえっち話”がもっとも合っているのでは、ということなのですよ。

楓子・千夏・アン.jpg
※左から、妹「楓子さん」、「千夏ちゃん」、「アンさん」
 こちらは4巻での画像です。しかし…「楓子さん」は妹に見えませんねー(笑)

…と、そんなこんなで「あずまゆき」センセの最長記録となった長編「ボクの番台さん」です。
大学浪人中の「望月恋太」は部屋を探しておりました。
不動産屋にて紹介された物件は、なんと「花乃湯」という銭湯だったのです。
奥で倒れていた女主人「万代桜子」を助けると店を頼まれ、訳も分からぬまま番台に座るのでした…。

予備校講師にして「桜子さん」の妹「華稜院楓子」、近所の看護学生「アン」・「千夏」など、さまざまな女性たちから誘惑される中、「恋太くん」は本命「桜子さん」と両想いになれるんでしょうか!?

本命とはなかなかえっちできない、こうした漫画の定番。
1巻冒頭からくわえられたり、入る寸前という危機(?)は何度かありましたが、結局「恋太くん」がえっちしたのは「桜子さん」一人だけでした。
えろくはないけどえらい!
こうした漫画のセオリーを見事に打ち破ってくれた主人公「恋太くん」は、スゴイような、つまんないような…(笑)
そんな訳で、積極的に手を出してくれない受け身な主人公のため、舞台は銭湯というまんまサービス目的な設定。
皆さんお風呂にはよく入られるので、本命「桜子さん」をはじめとした各ヒロインは1巻から全裸全開状態なのでした。
必然的に脱がす安易なネタですが、そうした意味ではサービス満点。
経営がどうのという、ありがちな”誰も期待しない、くだらん展開”へ持っていかなかったのは正解だと思います。

比較サンプル・「万代桜子さん」.jpg
※比較サンプル・「万代桜子さん」です。
 左上:1巻(1話)、右上:2巻、左下:3巻、右下:4巻(最終話)

ただ、全体の内容としては、愛らしく、可愛らしいキャラ絵で牽引するお話。
ラブコメにしたいならもっとあっけらかんとした方が良いですし、恋愛モノならもっと追い込まないとダメ。
中途半端でどっちつかず。
お話は下手をすると単行本一冊だけで済みそうな、だだ伸ばしした薄っぺらストーリー。
さして波乱なく、大きな盛り上がりもないまま、当初の流れで落ち着いてしまいました。
もっと軽めな、がちゃがちゃっとするようなラブコメのが合っていると思います。
絵柄の雰囲気も含め、人の機微を繊細・丁寧に描写するほどの技術はありませんから。
…いや、悪くはないんですよ。
なんというか「背伸びし過ぎ」みたいなの。

いかにも「あずまゆき」センセっぽいネタである、1巻収録の番外編「お母さん」は良かったです。
ああいう身持ちの堅い女性が子供相手には油断してしまうという、見ていて楽しいエピソードでした。
4巻収録の「もしもシリーズ 学園生活編」など、そんなんがもっとも巧いかと。

極細でしなやかな線のスッキリとした絵柄。
丸く大きな目の可愛らしい人物絵が基本なんですが、いつもより若干大人っぽく意識をして描かれているように感じました。
連載当初は置いて、2巻以降はだいぶ作画の安定感が増しております。
前述したように、微妙な人間心理描写は今後に期待というところでしたけれど、他は特に問題ありません。
カラーでも大きく変化しませんので、↓表紙が気に入ったなら大丈夫でしょう。

昨日に引き続き、本日もごく正直な感想を書かせて頂きました。
センセ、およびファンの方、もしいらしてたらごめんなさい。
一応、ひでるさんは「あずまゆき」センセのファンなんですけどねぇ…。


ボクの番台さん 1 (1) (マンサンコミックス)ボクの番台さん 1 (1) (マンサンコミックス)
(2005/02/28)
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(2006/08/29)
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tag : ラブコメ

■凌辱生娘狩り (なまもななせ)

★まんがデーター [2/15]
・絵   :■□□□□
・話   :■□□□□
・独創性:□□□□□
・属性 : 成年・陵辱
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵。
・その他: カラー(4P)、短編×9、原案「Qばーど」
          
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「なまもななせ」センセの「凌辱生娘狩り」です。

えー、色々あって、先日行った本屋さんは普段とは違う店でした。
そんな訳で、いつもとはちょっと違った感覚だったのですよ。
…と、なにゆえそんな書き出しなのかと言うと、

失敗。

やっちゃいました。
あらかじめ示しておきますが、センセ、およびファンの方、もしいらしてたらごめんなさい。
これから正直な感想を書かせて頂きます。
批判記事が苦手な方は、ここでご遠慮下さいませ。

凌辱生娘狩り・サンプル.jpg
※サンプル絵です。
 これくらいが続けばいいんですけどねぇ…。

とりあえず絵から。
こうした成年系漫画で、絵がイマイチというのは致命的でしょう。
(※念のため…イマイチ、と記述していますが、”ひでるさんにとっては合わない”という意味です。絵の合う・合わないは個人差があると思っています。そこは間違えぬよう、宜しくお願い致します)
細線のスッキリとした絵柄。
キャラは平たくのっぺりとした雰囲気で、やや横に広めな可愛らしい系統でした。
なかなか良い、↓表紙のようなコマもいくつかはあるんですが、たいていはバランス悪かったり、残念ながら手抜きのような箇所があちこちに見受けられます。
そうですね、一言で言い表すならでしょうか。
特に背景や小物の描写はかなり厳しめ。
そうした、あちこちの崩れ・微妙さが、女の子の良さ全てを打ち消しておりました
なお、判断には↓表紙よりも、ややズレているような裏表紙のが良いと思います。

作画がそうした状態で表現力が稚拙なため、お話についてもあまり評価できるものではありません。
基本的にはタイトル通りな強引モノ。
どちらのお話もいきなり襲われるような流れで、無理やりにえっち展開へと持ち込まれておりました。
また、男性の描写がウザく・暑苦しく、必要以上に目立っているのが大きなマイナス点。
そうしたものがどこかギャグっぽく、シリアスなお話を不必要に軽くしていたように感じます。

固定の絵については、さほど悪く見えませんでした。
ただ、漫画としてはあまりにも残念な出来栄え。
多くの単行本が発売される昨今、この程度では戦えません。
今後に期待したいところですが、とりあえず手に取る気にはなりませんね。
回避させて頂きます。

凌辱生娘狩り (ムーグコミックス)凌辱生娘狩り (ムーグコミックス)
(2007/09/05)
なまも ななせ

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theme : マンガ
genre : アニメ・コミック

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 まんがとの出会いは一期一会。そんな、漫画の魅力についてのんびり書きたいと思います。
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