■花のいろ (すえひろがり)
★まんがデーター [9/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 百合・ラブコメ
・おまけ: 漫画「おまけのコーナー」
・その他: 全て表題作(10話)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「すえひろがり」センセの「花のいろ」です。
見つけました。
先週はうっかり勘違いしてましたが、ちゃんと発売されておりました。
こちらは、「奥さまは生徒会長/中田ゆみ」、「Cheer up!/あずまゆき」らと同系統な”マンサンコミックス”でして、成年指定と違う小さい本(B6判)だったんですね。
てっきり、一般の成年漫画(※サイズはA5判)と勘違いしていたので、周辺コーナーをハツカネズミみたいにぐるぐるまわってしまいました(笑)
…あるいは、延期したのかとも思いましたけれど、とりあえず買えてひと安心。
※左から、藍子先輩・橙季子先輩、翠さん・茜さん。
…ここだけ見ると、違う漫画みたいじゃーありません?
そんな訳で、前回週末に見つけられなかったこちら、「すえひろがり」センセの最新刊「花のいろ」なのでした。
全て表題作というお得意な連載漫画で、まだ続けられそうな雰囲気もありましたが、この1巻で完結なようです。
数年前までは女子高であった「燕子花高校(かきつばた・こうこう)」に通う1年生「我妻茜(あがつま・あかね)」さん。
友人「大滝翠」の誘いもあり、憧れの先輩・2年生「八重樫藍子」が部長として所属する「映像研究会」へ入部するのでした。
部室には、”学校の資料を預かっている”という、厳重に鍵のかけられていたビデオ棚がありました。
好奇心もあり、ひょんな偶然から見てしまった「茜さん」は、女性同士の絡み合う映像に驚かされるのです。
「恋人たちの営みを記録する」
それが、代々続いていた映研の裏の活動なのでした。
画面を見つめる「茜さん」の背中に、「藍子先輩」がそっと忍び寄って…。
大ざっぱですが、だいたいそんなお話。
男子生徒も普通に登場するものの完全に背景扱いで、基本としては女性ばかりな漫画です。
恋愛だけにとどまらず、直接行為にまで至ってしまう、強めなレベルの百合漫画となっておりました。
えっちは全て女性同士でしたね。
※左:「茜さん」・「藍子先輩」、右:「浅黄さん」・「うぐ先輩」
やっぱりキスシーンですよねー。…まぁ、この後も続いちゃうんですが(笑)
話数にしてはとにかくキャラ数が多く、主役カップル(?)、「茜さん」・「藍子先輩」を筆頭に、入学前からのカップル、副部長「小暮橙季子(こぐれ・ときこ)」と「翠さん」
ほか、「うぐ先輩」こと「梅埜うぐいす(うめの・うぐいす)」と「樋渡浅黄(ひわたり・あさぎ)」、風紀委員で幽霊部員の2年「渡瀬桃香」と、ヌード・デッサンのモデルをする幽霊部員の1年「鳴沢紫乃(なるさわ・しの)」、そして顧問「二瓶」先生など…。
次々頻繁に個性的なキャラが登場するのでバリエーションが豊富である反面、お話としてはやや薄まってしまった印象がありました。
特に後半は主役カップルである二人が埋もれてしまったように思います。
そっち系の王道である「百合姫コミックス」は精神的なものに重点が置かれているだけ、読ませるイイ話が多いんですが、こちらはえっちが売りとなっているためか、深みがいまいち足りないのです。
また、おそらくセンセのファンが望むであろう、「CAGE」のような露出・調教描写が弱いため(←当り前か)、官能小説のようなえっちさがあまり発揮されておりません。
まぁ、成年漫画ではないですからねー。
それでいて、コメディーちっくな描写は多く、はっちゃけ度合の強い漫画で仕上がっておりました。
ここはそれぞれ読者にとって良し悪しかなぁ…。
※おまけ:ヌード・デッサンのモデルが…。
一応水着を着ているんですが、えっちですねー。
ただ、屋上でいたしてしまう「茜さん」・「藍子先輩」の3話、「茜さん」・「紫乃さん」の二人でヌード・デッサンのモデルをすることとなる6話など、直接的なえっち度合としては低いものの、十八番である露出ちっくがため、エロスな雰囲気がよく出ておりました。
…やっぱり、こうしたものを描いたらセンセの右に出る方はいないでしょう。
もともとあっさり、さらさらっと描かれたような絵柄の「すえひろがり」センセ。
今回はコメディー・シーンでの崩した絵が目立つことで、えっちシーンの丁寧・柔らかな絵との差が目についてしまいました。
いつも(※成年でないという意)と違って、えっちシーンが少ない、というのもあるんでしょうか。
また、冒頭で触れた”本のサイズ”ですが、心なしかなんだかせせこましい印象です。
「CAGE」と見比べると、やっぱり成年漫画サイズ(A5判)のが合っているように感じました。
うーん…。
初見の方は、個性が強い作画なので注意して下さい。
期待が大きすぎたんでしょうか、お話・絵柄のどちらも、ちょっと物足りない。
アマゾンの紹介に、「学園の映研を舞台に、女の子同士の恋と性を描いた、すえひろがりの新境地!」とか書いてありましたが、キャラ数を減らして掘り下げるか、短編にした方が正解だったように思います。
うーん、「すえひろがり」センセは、やっぱり成年系のがいいかなぁ。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 百合・ラブコメ
・おまけ: 漫画「おまけのコーナー」
・その他: 全て表題作(10話)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「すえひろがり」センセの「花のいろ」です。
見つけました。
先週はうっかり勘違いしてましたが、ちゃんと発売されておりました。
こちらは、「奥さまは生徒会長/中田ゆみ」、「Cheer up!/あずまゆき」らと同系統な”マンサンコミックス”でして、成年指定と違う小さい本(B6判)だったんですね。
てっきり、一般の成年漫画(※サイズはA5判)と勘違いしていたので、周辺コーナーをハツカネズミみたいにぐるぐるまわってしまいました(笑)
…あるいは、延期したのかとも思いましたけれど、とりあえず買えてひと安心。
※左から、藍子先輩・橙季子先輩、翠さん・茜さん。
…ここだけ見ると、違う漫画みたいじゃーありません?
そんな訳で、前回週末に見つけられなかったこちら、「すえひろがり」センセの最新刊「花のいろ」なのでした。
全て表題作というお得意な連載漫画で、まだ続けられそうな雰囲気もありましたが、この1巻で完結なようです。
数年前までは女子高であった「燕子花高校(かきつばた・こうこう)」に通う1年生「我妻茜(あがつま・あかね)」さん。
友人「大滝翠」の誘いもあり、憧れの先輩・2年生「八重樫藍子」が部長として所属する「映像研究会」へ入部するのでした。
部室には、”学校の資料を預かっている”という、厳重に鍵のかけられていたビデオ棚がありました。
好奇心もあり、ひょんな偶然から見てしまった「茜さん」は、女性同士の絡み合う映像に驚かされるのです。
「恋人たちの営みを記録する」
それが、代々続いていた映研の裏の活動なのでした。
画面を見つめる「茜さん」の背中に、「藍子先輩」がそっと忍び寄って…。
大ざっぱですが、だいたいそんなお話。
男子生徒も普通に登場するものの完全に背景扱いで、基本としては女性ばかりな漫画です。
恋愛だけにとどまらず、直接行為にまで至ってしまう、強めなレベルの百合漫画となっておりました。
えっちは全て女性同士でしたね。
※左:「茜さん」・「藍子先輩」、右:「浅黄さん」・「うぐ先輩」
やっぱりキスシーンですよねー。…まぁ、この後も続いちゃうんですが(笑)
話数にしてはとにかくキャラ数が多く、主役カップル(?)、「茜さん」・「藍子先輩」を筆頭に、入学前からのカップル、副部長「小暮橙季子(こぐれ・ときこ)」と「翠さん」
ほか、「うぐ先輩」こと「梅埜うぐいす(うめの・うぐいす)」と「樋渡浅黄(ひわたり・あさぎ)」、風紀委員で幽霊部員の2年「渡瀬桃香」と、ヌード・デッサンのモデルをする幽霊部員の1年「鳴沢紫乃(なるさわ・しの)」、そして顧問「二瓶」先生など…。
次々頻繁に個性的なキャラが登場するのでバリエーションが豊富である反面、お話としてはやや薄まってしまった印象がありました。
特に後半は主役カップルである二人が埋もれてしまったように思います。
そっち系の王道である「百合姫コミックス」は精神的なものに重点が置かれているだけ、読ませるイイ話が多いんですが、こちらはえっちが売りとなっているためか、深みがいまいち足りないのです。
また、おそらくセンセのファンが望むであろう、「CAGE」のような露出・調教描写が弱いため(←当り前か)、官能小説のようなえっちさがあまり発揮されておりません。
まぁ、成年漫画ではないですからねー。
それでいて、コメディーちっくな描写は多く、はっちゃけ度合の強い漫画で仕上がっておりました。
ここはそれぞれ読者にとって良し悪しかなぁ…。
※おまけ:ヌード・デッサンのモデルが…。
一応水着を着ているんですが、えっちですねー。
ただ、屋上でいたしてしまう「茜さん」・「藍子先輩」の3話、「茜さん」・「紫乃さん」の二人でヌード・デッサンのモデルをすることとなる6話など、直接的なえっち度合としては低いものの、十八番である露出ちっくがため、エロスな雰囲気がよく出ておりました。
…やっぱり、こうしたものを描いたらセンセの右に出る方はいないでしょう。
もともとあっさり、さらさらっと描かれたような絵柄の「すえひろがり」センセ。
今回はコメディー・シーンでの崩した絵が目立つことで、えっちシーンの丁寧・柔らかな絵との差が目についてしまいました。
いつも(※成年でないという意)と違って、えっちシーンが少ない、というのもあるんでしょうか。
また、冒頭で触れた”本のサイズ”ですが、心なしかなんだかせせこましい印象です。
「CAGE」と見比べると、やっぱり成年漫画サイズ(A5判)のが合っているように感じました。
うーん…。
初見の方は、個性が強い作画なので注意して下さい。
期待が大きすぎたんでしょうか、お話・絵柄のどちらも、ちょっと物足りない。
アマゾンの紹介に、「学園の映研を舞台に、女の子同士の恋と性を描いた、すえひろがりの新境地!」とか書いてありましたが、キャラ数を減らして掘り下げるか、短編にした方が正解だったように思います。
うーん、「すえひろがり」センセは、やっぱり成年系のがいいかなぁ。
花のいろ (マンサンコミックス) (マンサンコミックス) (2008/01/29) すえひろがり 商品詳細を見る |
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