■暴れん坊少納言2 【葵の巻】 (かかし朝浩)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 平安時代・コメディー
・おまけ: 描き下ろし「平安高校課外補習」1~6、
おまけまんが「「弟×弟」の巻末演芸ホール」
・その他: 現在は2巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「かかし朝浩(かかし・あさひろ)」センセの「暴れん坊少納言Ⅱ 【葵の巻】」です。
1巻をこちらで紹介したのは去年の8月でしたかー。
もうずいぶんたつんですね。
前回の時は、続きが出るのかよく分かんなかったままでしたけれど…ありましたよ、2巻です。
ひでるさん、発売表は毎月チェックしているんですが、これ完全にノーマークでした。
あれだけ高評価だったのに見逃しですよ。ひでえ。
とりあえず、3巻までは発売されるみたいなので、ひと安心です。
次はきっちりチェックしようと思います。
※ツンデレ「諾子さん」です。
…こりゃどちらもツンな描写ですね。デレは↓下にて。
さて、「暴れん坊少納言Ⅱ 【葵の巻】」は当然ながら前回の続きとなっていおります。
平安時代。
「清少納言」こと主人公「清原諾子(きよはら・なぎこ)」は才媛(※さいえん:高い教養や才能のある女性)でしたが同時に大変なお転婆で、周囲を混乱させておりました。
縁談をさせたもののその言動は改まらず、相手「橘則光」との関係もさして進展なくという具合。
そんな頃、なにかと目立つ「諾子さん」の評判を聞きつけた時の中宮「定子(ていし)」は彼女を女房として出仕させることとしたのでした。
だいたいそんなん。
非常に珍しい、平安時代を題材とした単行本です。
前巻同様、史実を大胆にアレンジしているので読みやすく、逆に極端な錯誤もないので、漫画部分だけでもそれなりに時代を理解することができるようになっていました。
部分的な解説、4コマ形式でお勉強できる「平安高校課外補習」も顕在で、今後真面目に歴史を学びたい方への導入本としては最適であろう漫画でした。
日本史を専攻している、したい学生さんにオススメです。
やっぱり、ビジュアルが浮かぶと物事頭に入り易いですからねぇ…。
ひでるさんが戦国時代に興味持つ切っ掛けも、光栄ゲーム「信長の野望」からでしたよぅー。
※左:彰子さん、右:紫式部
この二人の関係もいいですねー。今後はもっと出てくるかも。
2巻では「一条天皇」を巻き込むというハチャメチャっぷりに始まり、九条鬼姫こと藤原北家は「彰子(しょうし)」が登場。
その関係で、女房兼教育係であった「紫式部」の出番も自然に増えておりました。
特に6話「盤上で白黒つける六つ目かな」では、パズルゲームのような「盤すごろく」にて「清少納言」・「紫式部」のライバル対決が見られます。
時の有名人である両者の勝負がどう決着するのか、ぜひ漫画でご確認下さい。
※実はラブラブな二人なのです。
ここだけ見ると可愛らしいですね(笑)
また、「諾子さん」・「橘則光」が二人で鞍馬寺まで出かけるというドキドキな5話、「飛び出すな牛車は急に停まれない」をはじめ、ラブコメ好きなひでるさんが好きな展開もあちこち用意されておりました。
「アンタの気持ちぐらい、こっちはとっくにわかってんのよ…バカ!!」
というコマが最高。
隣にいるとややこしいでしょーが、傍目に見物するにはいいですねぇ。
帯の文句”この宮中にはツンデレしかいない”の筆頭格というだけのことはありました。
そんな煮え切らない二人の仲を進展させようと、企画を持ちかける「和泉式部」も良かったです。
やっぱりあんなんいいなぁ(笑)
※おまけ:ひでるお気に入り「和泉式部」さん、です。
絵柄については、前巻とほぼ変化ありません。
心なしか若干だけ描き慣れた感があったかな。
幅広な輪郭と大きい口が特徴。
↓表紙そのまま個性が強い方なので、人を選ぶと思います。
もし違和感がないなら、お話でぐいぐいと引っ張ってくれるタイプなので、さして気にならなくなるでしょう。たぶん。
大げさかもしれませんが、歴史モノ漫画の新境地を開拓した(と思う)傑作です。
どこまで続くのか期待しております。
暴れん坊少納言(2) [ガムコミックスプラス] (ガムコミックスプラス)
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☆お寺とか仏像とか歴史の話を書いているひでる表ブログです。
そういった類のものがお好きであれば、こちらにもお越し下さいませ。 ゆっくり更新ですが。
⇒ 「お寺さんぽ Ver.03」
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・属性 : 平安時代・コメディー
・おまけ: 描き下ろし「平安高校課外補習」1~6、
おまけまんが「「弟×弟」の巻末演芸ホール」
・その他: 現在は2巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「かかし朝浩(かかし・あさひろ)」センセの「暴れん坊少納言Ⅱ 【葵の巻】」です。
1巻をこちらで紹介したのは去年の8月でしたかー。
もうずいぶんたつんですね。
前回の時は、続きが出るのかよく分かんなかったままでしたけれど…ありましたよ、2巻です。
ひでるさん、発売表は毎月チェックしているんですが、これ完全にノーマークでした。
あれだけ高評価だったのに見逃しですよ。ひでえ。
とりあえず、3巻までは発売されるみたいなので、ひと安心です。
次はきっちりチェックしようと思います。
※ツンデレ「諾子さん」です。
…こりゃどちらもツンな描写ですね。デレは↓下にて。
さて、「暴れん坊少納言Ⅱ 【葵の巻】」は当然ながら前回の続きとなっていおります。
平安時代。
「清少納言」こと主人公「清原諾子(きよはら・なぎこ)」は才媛(※さいえん:高い教養や才能のある女性)でしたが同時に大変なお転婆で、周囲を混乱させておりました。
縁談をさせたもののその言動は改まらず、相手「橘則光」との関係もさして進展なくという具合。
そんな頃、なにかと目立つ「諾子さん」の評判を聞きつけた時の中宮「定子(ていし)」は彼女を女房として出仕させることとしたのでした。
だいたいそんなん。
非常に珍しい、平安時代を題材とした単行本です。
前巻同様、史実を大胆にアレンジしているので読みやすく、逆に極端な錯誤もないので、漫画部分だけでもそれなりに時代を理解することができるようになっていました。
部分的な解説、4コマ形式でお勉強できる「平安高校課外補習」も顕在で、今後真面目に歴史を学びたい方への導入本としては最適であろう漫画でした。
日本史を専攻している、したい学生さんにオススメです。
やっぱり、ビジュアルが浮かぶと物事頭に入り易いですからねぇ…。
ひでるさんが戦国時代に興味持つ切っ掛けも、光栄ゲーム「信長の野望」からでしたよぅー。
※左:彰子さん、右:紫式部
この二人の関係もいいですねー。今後はもっと出てくるかも。
2巻では「一条天皇」を巻き込むというハチャメチャっぷりに始まり、九条鬼姫こと藤原北家は「彰子(しょうし)」が登場。
その関係で、女房兼教育係であった「紫式部」の出番も自然に増えておりました。
特に6話「盤上で白黒つける六つ目かな」では、パズルゲームのような「盤すごろく」にて「清少納言」・「紫式部」のライバル対決が見られます。
時の有名人である両者の勝負がどう決着するのか、ぜひ漫画でご確認下さい。
※実はラブラブな二人なのです。
ここだけ見ると可愛らしいですね(笑)
また、「諾子さん」・「橘則光」が二人で鞍馬寺まで出かけるというドキドキな5話、「飛び出すな牛車は急に停まれない」をはじめ、ラブコメ好きなひでるさんが好きな展開もあちこち用意されておりました。
「アンタの気持ちぐらい、こっちはとっくにわかってんのよ…バカ!!」
というコマが最高。
隣にいるとややこしいでしょーが、傍目に見物するにはいいですねぇ。
帯の文句”この宮中にはツンデレしかいない”の筆頭格というだけのことはありました。
そんな煮え切らない二人の仲を進展させようと、企画を持ちかける「和泉式部」も良かったです。
やっぱりあんなんいいなぁ(笑)
※おまけ:ひでるお気に入り「和泉式部」さん、です。
絵柄については、前巻とほぼ変化ありません。
心なしか若干だけ描き慣れた感があったかな。
幅広な輪郭と大きい口が特徴。
↓表紙そのまま個性が強い方なので、人を選ぶと思います。
もし違和感がないなら、お話でぐいぐいと引っ張ってくれるタイプなので、さして気にならなくなるでしょう。たぶん。
大げさかもしれませんが、歴史モノ漫画の新境地を開拓した(と思う)傑作です。
どこまで続くのか期待しております。
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