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■美少女戦隊ペタリコン (はせ☆裕)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 戦隊モノ・コメディー
・おまけ: あとがき、合間に別絵、
      修正あり。
・その他: 初単行本、登場人物紹介、
      全10話+おまけ。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「はせ☆裕(はせ・ゆうひろし)」センセの「美少女戦隊ペタリコン」です。[20100613]

はい、ようやくこちらを読みました。
時間なくタイミングも悪く、ずっと未読コーナーに積まれたままだったんですねー。

ペタリコン
※おまけ:美少女戦隊ペタリコン
 大まかには、こんな漫画です(笑)

そんなこんなで、初単行本という「はせ☆裕」センセ。
一般漫画だというのに、↓表紙の時点でかなりブッ飛んでいるような「美少女戦隊ペタリコン」です。
こちらは全て表題という長編でして、センセのHPによると「単行本の方が連載時より多少過激になっている」とのことでした。
わざわざ修正されたんですねー、お疲れ様です。

西暦20XX年。
地球侵略の宇宙人は、東京及び各国の上空に宇宙船と共に出現したのでした。
人類存亡の危機を未然に察知していた「国立正義の秘密基地」の博士らは、密かに整えていた対抗手段を小学生の「桃山りん」、「黒龍雨まや」、「白根井かな」という選別していた3名に託すのです。
掛け声「ペタリチェンジ」にて、特種戦闘着”PETALIスーツ”をまとった「ペタリコン」に変身。
各国正規軍、国防軍などがあっさり敗れるほどの強敵に敢然と立ち向かうのでした…。
大雑把ですが、だいたいそんなん。

白根井かな
※ペタリホワイト「白根井かな」
 不知火流剛術拳の免許皆伝。羞恥心ズレており、実は最強キャラなのかも。下着は白。

コメディー色の強い、ロリえっちくさい漫画ですね。
作中ではパロディーっぽい描写もありましたんで、色々とネタが分かればより楽しめるでしょう。
逆に、↑そうしたキーワードの嫌いな方は、全編に垂れ流されるので気をつけて下さい。
まぁ、タイトル・↓表紙の時点で手に取らないでしょうけれど。

まずお話について。、
1話から全編コメディーちっくな他愛ないものがつらつらと続いておりますが、7話にて同能力な敵「デビルペタリコン」に敗北した後には、次々と各地が制圧されるなどの描写もありました。
…が。
ラスト10話にて、驚くくらいに全ての事柄が合致する、怒涛のオチが用意されております
ちょっと大袈裟かもしれませんが、結構関心…じゃないな、深く納得しました。
あちこちにあったギャグのような事柄も、実は伏線だったりもするんですねー(笑)
それがどんなんかは、ぜひ単行本でご確認下さい。

桃山りん
※ペタリピンク「桃山りん」
 ツインテールの主人公。こうして前面に出ること多いのです。下着はピンクのシマパンで紐。

続いて目立つえっち描写についてですが、一般系の限界に挑んだような風情ですね。
いわゆる成年漫画のロリ系とは違って、しっかり描写されないぎりぎり感が、逆にエロティックさを醸し出しておりました。
変身前後関係なくパンチラ(モロ)してたり、やたら頻繁に脱いだり脱がされたりしております。
また、”着ていた服が弾け飛ぶ変身シーン”は「キューティーハニー」から続くお約束そのまま。
しかも1話では、しっかりとページ数が割かれておりました。

何だこの恥ずいかっこうはー!!?
…とか「りんちゃん」言っておりました、変身後の特種戦闘着「PETALIスーツ」ですが、打撃や熱などには強いものの基本的には布なのであっさり破れてしまうとか(笑)
4、5話では触手な敵キャラが、これまたお約束みたいに衣服だけを溶かしたりしてます。
ちなみに、スーツによって増幅されるエネルギー「P.E.値(ぴゅあ・えなじー値)」は羞恥心によってアップするため、”脱げば脱ぐほど強くなる”、という、まるでどこぞのゲームみたいなオイシイ設定(※名作「バトルスキンパニック」ね)なのでした。
これがため、過剰なほどのサービスカット後に、見事逆転勝利するという展開が自然なものになるのです。
ほか、一時的にデザイン変わったり(3話:極端に露出度が増していた)、強化型になったり(8話)もありましたので、真面目にゲームとかになっても、楽しいかもしれませんよ

黒龍雨まや
※ペタリブラック「黒龍雨まや」
 お嬢様です。ロングな黒髪と黒の下着がいいですね。性格もあり、準えっち要員っぽい扱いでした。

細線のしっかりとした絵柄。
人物絵はこざっぱりとした、コメディーちっくな絵柄です。
兵器、背景などは細かく描き込まれておりましたが、どうにも人物絵の印象が強いんですねー。
このため、双方が合わさると、人が浮かび上がっているような感覚がありました。
そんな訳で、ほわーんとユルめな↓表紙とは裏腹に、漫画本編はごっちゃりと細かく、色も濃い目。
コマ割りも小さかったですね。
キャラについての判断は↓表紙で問題ありませんが、全体的には裏表紙のような風情です。

お話の展開・長さは1巻完結で丁度良かったと思います。
ただ、お話から絵柄まで極端に人を選ぶものなので、注意して下さい。
こんなんもアリではないかなぁ。

美少女戦隊ペタリコン (電撃コミックス)美少女戦隊ペタリコン (電撃コミックス)
(2008/02)
はせ 裕

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tag : コメディーツインテールパンチラパロディーシマパンバトルスキンパニック

■エロスはスカートの中 (ひばり・れい)

★まんがデーター [7/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 成年・近親
・おまけ: あとがき漫画、
      カバー裏に別絵。
・その他: 初単行本、短編×10。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ひばり・れい」センセの「エロスはスカートの中」です。

なかなか紹介するタイミングに恵まれず、積んであった中からピックアップしました。
本当は「神寺千寿」センセにしようかと思っていたんですが、なにやら新刊の出る気配が(笑)
あまり連続してしまうとつまらないので、そちらは見送ったのです。
そんな訳で、全編が近親漫画という短編集「エロスはスカートの中」ですね。
こちらの「ひばり・れい」センセは今回が初単行本。
ちなみに近親と言っても「兄妹・姉弟」という系統で、兄妹が6話とやや多めなのでした。

里穂、美波
※左:里穂、右:美波
 彼女と似ている、2人の妹ですね。それぞれ、まるで違う展開になります。

声や仕草まで良く似ている「里穂」「瑠衣」の二人は親友同士。
うち「瑠衣」は「里穂」の兄「陸」と付き合っておりました。
どちらのことも好きな「里穂」は自らの想いを封印しようとしていたんですが、「瑠衣」はそんな彼女に…という「いびつなトライアングル」

さらっと流し読みすると、どちらがどちらか分かんなくなりますね。
いくら似ているとは言え、アイマスクされただけで判別つかないというのは…「陸くん」もう少ししっかりして下さい。
ちなみに、妹か彼女か分からなかった割に、えっちについては迷うことなく一発で探し当てているという(笑)
ひょっとして、見えてません?
私知ってるんだ
とかいきなり声がかかるなど、あちこち唐突でお話としてはイマイチ。
ただ、ネタとしてはなかなか面白いので、これを深く発展させれば非常に良い漫画になると思いました
せめて、3話以上の複数話でじっくりやってほしいなぁ。

彼女と妹が似ている、というもう一つ「私が欲しいもの」
こちらは妹「美波」、兄の彼女「南」というように、名前がよく似た二人です。
(※顔も少し似ているという設定)
振られて落ち込む兄を元気づける、という口実を利用した「美波さん」は~という、王道展開でした。
ラストもそんなんですね。
なお、先の「瑠衣さん」、こちらの「南さん」についてはえっちシーンが用意されておりません。
流れを考えると、「南さん」はあった方が良かったかなぁ。
なんというか、キレる、感情爆発の瞬間がほしかったー

芽衣さん
※おまけ:芽衣さん。
 なんのかんの言いながら服を脱がされてしまうのでした。

実兄と関係していた「芽衣」さん。
結婚してからというもの接触はなかったんですが、久々に里帰りで再開した兄は奥さんの妊娠を報告するのでした。
気持ちの整理がついていないままだった「芽衣さん」は、その場から立ち去るんですが…という「始まりと終わりの果実」

そんなの勝手だよ
という「芽衣さん」の台詞ありましたが、その通りですね。
お兄ちゃん、最低っ!!
なんとなーくイイ終わり方になりそうだったところを、「芽衣さん」がばっさり全否定してくれました。
あの判断は正しいと思います。
もし、あそこでラブラブになったりしたら、かなり陳腐になっていたでしょう。
楽しんだだけ、みたいな小悪魔ちっくさがあれば、もっと良いキャラになったかもしれません。

愛美、美羽
※左:愛美、右:「幸福な遺伝子」
登場の「美羽」
 比較サンプルを兼ねました。分かりづらいかもしれませんが、そんな変わんないでしょ?

変わって姉弟という短編「Toy」
セクシー系ネットアイドル「ユラ」は、眼鏡の委員長「由麻」さんなのでした。
弟「樹」くんに言われるまま従順に従うことで、自らの愛情を示していたのです。
今回も言われるままコスプレさせられた「由麻さん」は…。

昨日の「ようこそ。若葉荘へ/阿倍野ちゃこ」と同様、眼鏡かけただけでまるで気付かれないパターンがありました。
まぁ、そちらメインではないので、いーですけれど。
こちらでは、後半に告白っぽい流れになるんですけれど、あれは不必要だったかなぁ…。
しっかり描き切るには、ページ数が厳しいですね。
ちなみに、「大丈夫動かさないから」…って、そんなわけないじゃない(笑)

ほか、「パーフェクトプラン」は姉「愛美」さんの裸エプロンとぐるぐるなロール髪がやたら特徴的。
「やさしくつかまえて」は、弟「旭」くんの成長前後の落差がなかなか楽しい短編です。
姉「亜子」さんの困ったような表情が可愛いので、シリアスっほくないままな方が良かったですねー。

強い黒線ながら全体では白の目立つ、こざっぱりとした絵柄。
細長い輪郭と幅広く濃い目が特徴です。
たまに背中に花を背負ったりする、少女漫画ちっくな手法もありました。
そんな感じで人物絵についてはほとんど問題ないですが、引き絵、特殊な構図になると、途端に作画が怪しくなるのはマイナス
特に背景・小物の描写は弱く、盛り下がる要因になってしまっていました。
女の子が可愛く・いやらしく描かれていただけ、非常に惜しいです。
初単行本ながら絵の個性についてはほぼ確立しており、作画は安定傾向。
ほとんど目立つ変化はないですが、新しい原稿の方がやっぱり洗練されているような印象を受けました。

絵柄確立し、お話も近親系に統一されて悪くはないんですが…なんというか、大人しいのかなぁ。
まだもうひとパンチ足りない印象を持ちました。

エロスはスカートの中

エロスはスカートの中 (ワールドコミックススペシャル)


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tag : 小悪魔少女漫画ネットアイドルコスプレ

■ようこそ。若葉荘へ 2巻[完結] (阿倍野ちゃこ)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : コメディーラブコメ
・おまけ: あとがき漫画、カバー裏に別絵、
      なかがきで4コマ。
・その他: 折り返しにコメント、
      カラー(8P)、全2巻。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「阿倍野ちゃこ(あべの・ちゃこ)」センセの「ようこそ。若葉荘へ 2巻[完結]」です。

こないだ紹介しました「けものの★」センセの新刊「YELLOW★POP」が気になっているひでるです。
本日も強烈に眠いので、前置きそこそこに始めさせて頂きます。

こちらは、既に1巻を紹介しております「阿倍野ちゃこ」センセの「ようこそ。若葉荘へ 2巻[完結]」です。
集団共同生活漫画の2巻ですね。
1巻では、方向性がふらふらと微妙な感じもありましたが、完結となる2巻ではどんなもんでしょう?

東宮院華憐、沢井知花子
※左:東宮院華憐、右:沢井知花子
 この「知花子ちゃん」にはもっと引っかき回してほしかったですねー。

去年の文化祭で見かけた「東宮院華憐(とうぐういん・かれん)」を追い、同クラスの高校1年生となった主人公「沢井健太郎」
クラスでは休学で空振りだったものの、住むアパート「若葉荘」の管理人として着任した彼女と無事に再会。
やや天然な「華憐ちゃん」に振り回されるほか、”若葉荘3美少女”という、スポーツ少女「加藤ひなた」、エッセイ漫画家「仲本樹」、眼鏡の優等生「荒井アラシ」らと賑やかで華やかな生活を続けておりました。
そのうち、「アラシさん」は「健太郎くん」と幼馴染みという間柄で、お互い昔から気になる存在。
しかし、眼鏡を掛け、髪型が違うというだけでまったく気付かれなかったことに腹を立て、黙っていたのでした。
…だいたいそんなん。

可もなく、不可もなくという感じかなぁ。
キャラが固まったこともあるのか、1巻よりはだいぶ安定しておりました。
前巻同様、こちらでも幼馴染み「アラシさん」がよく目立つ構成。
7話までまともに名前すらなかった彼女が8話にてわざわざ大抜擢されたのは、ヒロイン「華憐ちゃん」が弱いためかなぁ。
ある程度の覚悟(※それが何かは2巻後半で明らかになります)と、独特なテンションがため、なかなか恋愛対象という枠組みに入ってくれないキャラ設定。
同じ屋根の下という身近にいても、「健太郎くん」では憧れの対象にはなったとしても、恋愛にはならないでしょうね。

荒井アラシ
※荒井アラシ
 どちらも「アラシさん」なのです。ブルマですよ。

その点、ツンデレっぽい性格で何かと絡む「アラシさん」は、彼が憧れる存在なヒロインと張り合う対抗馬には最適。
また、やたら鈍い「健太郎くん」は眼鏡の着脱で同一人物を見分けることができないため、それを逆利用して幼稚園時代の幼馴染みで初恋相手という「しーちゃん」に化けるいう点が、良いポイントになっておりました。
体育祭で追い詰められていた際に颯爽と登場するシーンなど、かなり良かったと思います。
ただ、それが良かっただけ、1巻の迷走っぷりは残念なところでした
序盤からこのネタで引っ張っていれば、また違った色が出ていたかなぁ。

そんな「アラシさん」の過去を知る、「健太郎くん」の妹「沢井知花子」さん登場の17、18話。
悪い奴じゃないけど、悪気はある奴
ということで、初登場数ページの雰囲気と裏腹に、やたら腹黒く性格の悪い「知花子さん」
この娘も、もっと早く出すべきだったかなぁ…。
部活でのシーンとか、彼女の描く4コマ漫画など、コメディー要員として抜群の働きでした。
なにげに、体育祭でも紅組を大逆転に導く、重要な役回りを演じております。

実は腹黒い
※実は腹黒い「知花子ちゃん」
 悪い顔してます。上の絵柄と見比べて下さい。

終盤23話からは「華憐ちゃん」のエピソードに戻るんですが、これを前半に入れて早々に三角関係とした方が漫画としては正解でしたね。
「アラシさん」の正体が露見するあたりも、なんだか勿体ない感じでした。
ここはもっと劇的に出来たと思います。

すっきりとした綺麗な絵柄。
前巻より安定感は増しており、シリアスからコメディーまで気になる点はありません。
イラストも巧い方ですが、漫画も巧い方だと思います。
癖も強くなく、万人に好かれるタイプでしょう。
判断は↓表紙にてどうぞ。

そんなこんなで、綺麗な絵柄、そこはかとないお色気、各所エピソードとコメディー部分は十分楽しめるものでした。
(※説明されなかった、「黒いブヨブヨ」という謎の物体が入ったおかゆとか…)
ただずっと述べてきたように、ふら付いていたお話は大きなマイナス点です。
登場キャラについても、人数絞っても良かったかなぁ。
うん、次の漫画に期待ですねー。

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(2008/05/27)
阿倍野 ちゃこ

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tag : ラブコメコメディー三角関係

■はじめてのせっくす (北河瑞樹)

★まんがデーター [8/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: あとがき、
      カバー裏に4コマ漫画。
・その他: カラー(6P)、短編×8
       (うち「日和シリーズ」×2)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「北河瑞樹(きたかわ・みずき)」センセの「はじめてのせっくす」です。

うわ、ど真ん中なタイトルですねー。
恥っずかしいなぁ。
という、「北河瑞樹」センセ3冊目の単行本は「はじめてのせっくす」です。
確かセンセの漫画は過去に読んだことがあったと思いましたが…まぁそれはいいですか(笑)
こちらは関連話もあるものの、基本的には短編集となっております。

同一世界のシリーズ「ねこなべ日和」「いぬなべ日和」という「日和シリーズ」の2本。
ひでるさんは「~耳」というモノの良さがイマイチ理解できないんですが、こちらのヒロイン2名はなかなか楽しめました。
えー、実は本編ではなく、カバー裏の4コマなんですけどね
そちらでは、同じ事柄に対するリアクションの違いが示されているんですが…これがベタベタで良いのです。
いいなぁ「このか」…ということで、続いて本編をば。

こるは、このか
※左:こるは、右:このか
 「このか」が猫で、「こるは」のが犬っぽいような気もします。

最近流行である、女のコ型の愛玩動物を扱うペットショップ「Love PET HOUSE」
幼馴染み「りさ」にフラれていた「たつや」は、そちらにて「りさ」そっくりな愛玩動物を見つけたのでした。
毎回問題を起こして返品されているとのことでしたが、彼女を引き取った「たつや」は「こるは」と名付けるのです。
…だいたいそんなんが「ねこなべ日和」

タイトルそのまま、「こるは」は猫がモデル。
過去に虐待を受けていたということで、当初は怯えて抵抗するんですが…ほぼ1ページで懐いてしまいましたね(笑)
うーん、限られた枚数とはいえ、さすがにげんなり。
ここがお話のポイントであると思うのですけど。
幼馴染みとかの設定は、なくても良かったんじゃないかなぁ。
影から様子を伺っていたり、すぐ逃げたりする「こるは」の描写は良かったんですが。

続く「いぬなべ日和」ですが、
1:いきなりぶつかって罵られる出会い。
2:善意で落し物を届けると、うっかり着替えを覗いてしまって変態扱い。
3:過去を言い争う再会。
4:ちょっとしおらしく、誓いのキス。
…なーんていう、超王道という展開でした。
こちらもやや忙しい流れで、家に着いた途端にえっちが始まってしまいます。
そんな…いきなり…?
と、「このか」の台詞がありましたが、実にその通りかなーと。
ちなみに、こちらの「このか」は犬がモデル。
↑上の流れで想像できるかと思いますが、ツンデレちっくなキャラになっておりました。
いかにも、というあちこちの言動が素敵ですね
ただ、どうせ犬がモデルなのだから、”態度は怒っていても尻尾は振ってしまう”、みたいな描写がほしかったです。
(※「いぬみみずかん/いぬぶろ」に、待たされ、怒っているのに尻尾を振ってしまうという描写がありました。そんなんね)

デレな「このか」
おまけ:デレな「このか」

なお、「Love PET HOUSE」の店内へ入った途端、
ご主人様~~~私を飼ってー
とか抱きついてくる様や、ペット少女は妊娠することなく、ご主人様の相手をするのが仕事…という設定がありました。
こりゃ、完全に新手の風俗ですね。
ついでに、1話目に登場して愛想を振りまいていたサブキャラ二人は、2話目でも3択にて残っていました。
売れ残り?というか、あの娘らはいくらなんでしょう?

それら2話とやや似ている短編「sister sale」
優秀な妹遺伝子を組み合わせて作られた人工の妹「妹少女」
妹売ります
そんな看板を持っていた娘「もみじ」こそ、その「妹少女」だったのです。

いろいろ突っ込みたいトコロがあるんですが、”優秀な妹遺伝子”ってなんなんだ(笑)
「ドジっコ」、「お兄ちゃん大好き」、「ツンデレ」、「ヤンデレ」…というその妹遺伝子らは、よーわからんタイミングで発動しておりました。
他はいいとしても、「ヤンデレ」という要素があるのに不安定というのは危険ですね。
だいたい、街中にて自らを売り歩いている時点で怪しさ満点なのですよ。

妹少女「もみじ」、ありさ
※左:妹少女「もみじ」、右:ありさ
 …こう並べると、なんとなく二人似てますねぇ。容姿だけでなく。

ほか、独特な口調が楽しい「ありさ」ちゃんの「子悪魔カフェにようこそ!」
こちらが冒頭漫画で、カラー原稿より始まる短編でした。
メインである「ありさちゃん」、「りお」ちゃん、そして店長と言ったキャラの性格がはっちゃけており、それがためガチャガチャと変わったお話になっておりました。
ツインテールコスプレっぽい店衣装、「~なのだよ」という喋りで「ありさちゃん」がやたら印象深いんですが…なにげに店長さんも良いキャラでした。
ロリ系であるためか、えっちがなかったのが残念です。
兄妹の近親漫画「委員長の本性」
分からなくもないですが、なにゆえ漫画内があんなに盛り上がっているのか、いまいち意味不明でした。
訳も分からず家に招かれた同級生2人はイイ迷惑ですね。
「いけないリビドー」は、冒頭の「竹田が妹とちゅーしてるぞ!!」の部分が良かったです。
明日から学校行きづらくなるでしょう。
タイトルそのまま、AVの真似してえっちするという内容の表題作「はじめてのせっくす」
こちらのヒロイン「ぱるな」ちゃんは、「みぃ」くんとは幼馴染みという間柄。
しかし、彼かなりモテているようなので、あの行動は正解と言えるでしょう。
お友達の「ちーちゃん」はナイスなサポートですね。
どーでもいいですが、なにゆえ名前が「ぱるな」、なんて素っ頓狂なのかなぁ。

太線で、ぺたーとしている平たい絵柄。
大きめなキャラ絵でコマも広いため、さっぱりと見やすくなっております。
幅広な輪郭と大きな目、さらに星を降らせているような、キラキラとした髪の毛処理が最大の特徴。
強めなロリ絵柄ですね。
カラーでもおおむね雰囲気は変化しないため、↓表紙の判断で問題はないでしょう。
ネタ・お話どちらも癖が強く、人を選ぶモノなのでご注意下さい。
悪くは見えないんですが、あまり合わないかなぁー。

はじめてのせっくす

はじめてのせっくす (セラフィンコミックス)


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tag : コスプレツインテール

■大っきなチェリーパイ (ななみ静)

★まんがデーター [6/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■□□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : ラブコメ・人妻
・おまけ: あとがき。
・その他: 短編×11。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ななみ静(ななみ・しずか)」センセの「大っきなチェリーパイ」です。

もう中堅というより、ベテランっぽい「ななみ静」センセ。
ざーっと既刊単行本のラインアップを見ましたが、かなりハイペースですねー。
おそらく、23冊目くらいな単行本だと思います。

なんだか忘れましたが、過去にどちらか読んだ際に、あまり合わなかったんです。
そんな理由で、久し振りな「ななみ静」センセでした。
こちら、「大っきなチェリーパイ」は掲載雑誌の関係もあって、人妻率が高い単行本の短編集です。

瑞樹さん、洋子さん
※左:瑞樹さん、右:洋子さん。
 2人とも大きくていいんですが…義弟の前でああ見せるのもどうかなぁ。

まずは表題作「大っきなチェリーパイ」
マンションの隣人にして、人妻という「瑞樹」さんと外でデートすることとなった「好博」くんのお話ですね。
↓表紙の女の子は、当然こちらのヒロイン「瑞樹さん」です。
途中、立ち寄った下着売り場にて購入した、えっちなブラを内緒でしていたという流れになっているんですが…。
既に半チチ見えているような服装(※↓表紙参照。一応、あの上にジャケット着てる)なのに、バレないようブラを着けていたというのはかなーり無理があるなぁ。
デザイン的にも、隠せるようなものではなかったし。
また、「瑞樹さん」は一応人妻だというのに、まるでそれっぽさがないんですね。
口では色々言っているものの、背徳感はまるでありませんでした。

ちなみに、「逆転の発想」に登場した、お隣の奥様「吉川」さん、「貴方の運勢は?」の従姉にして人妻の「陽子」さん、変なタイトル「いんびてーしょんカード★特典つき」の叔母・人妻「愛理」さんなども同様です。
これは絵柄もそうですが、各女性の言動がやたら普通であることが原因でしょう。
あっさりし過ぎなんですよねー。
たまにはそういったモノもいいかもしれませんが、どのお話もそんなんではさすがに興がそがれます。

童顔のため、二十八になっても補導されてしまうという義姉「洋子」さんの「セクすぃ~?」
こちらは、可愛らしいセンセの絵柄を逆手に取った、ロリ人妻ネタです。
さらに、巨乳でもあった「洋子さん」なんですが、アンバランスなほどの大きさで恥ずかしく、サラシで小さく見せていたという展開なんですね。
しかし、居候の「紀夫」くんはまだいいとして、夫であるその兄が、
ロリで巨乳は体が受け付けない
という理由で離婚するオチは…「お前、それまで気付かんかったのか」という感じ。
”我慢の限界”とも考えられますが、それなら結婚した理由がよく分かりません。
なんだかなぁ。

義母、亜矢さん
※左:常識外の義母、右:亜矢さん。
 髪型が似てると、イマイチ見分けづらかったりして。

新しくアパートに住むこととなった「章」くん。
その物件には、まだ前住人「上田亜矢」さんが住んでいたのでした…という、「嫁付き1DK」
いや、こんなんあり得ないでしょ。
普通は退去時に業者なり大家なりが立ち会って、原状回復どうのこうの処理した後に入居という流れではないですか。
ダブルブッキングというならまだしも、前入居者が荷物そのままで残っているという設定はかなーり無理があるような…。
いつの時代の話なんでしょう?

常識外の義母、義姉「由香利」に翻弄される「竜太」くんの「ほかほか家族」
スケスケのネグリジェで出迎えたり、裸エプロンだったり、果ては口に含んだり一緒にお風呂入ったりする義母。
難しい事考えなくていいの…
という台詞は、なにげにこの本全体のことを言っているように思いました(笑)

「岐路についての考察」は母乳えっちというネタは良かったんですが、「責任取る」というポイントの見せ方が中途半端でした。
あそこをもうちょっとインパクトあるものにしていたら、良い雰囲気だったかな。
えー、母乳が出るようになるのは妊娠後5、6ヶ月なので、おそらくお腹も大きくなっている頃の筈ですね。
毎日えっちしているような近しい間柄で、それをまったく気付かないということもないでしょう。ご安心ください。
ちなみに、こちらの叔母「綾美」さんも人妻なんですが…”責任”という言葉に喜んでいる場合ではないと思いますよ。

しっかりと乱れない線の絵柄。
どちらかと言うとロリっぽく可愛らしい絵柄なんですが、登場キャラは顔と裏腹なぼってりとした巨大な胸です。
その大きさはいいとしても、あの顔で人妻というのは…まぁ、まぁ。
四角い大きな目と、逆三角に開いた口が特徴です。
特に口は、ほぼ逆三角か楕円という形でだいたい開きっぱなし。
ちょっと癖が強いので、お話ともども人を選ぶものだと思います。
なお、こちらは一般単行本扱いであるためか、修正はかなり大きめでした。

絵柄的にそれっぽくなく、またお話はゆるゆる。
余計な事を考えずに楽しむタイプの漫画であることは承知してますが…やっぱりひでるさんは合わないんでしょうねー。

大っきなチェリーパイ

大っきなチェリーパイ (アクションコミックス)


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tag : ラブコメコスプレネグリジェ

■EROCARTE (東雲舞樹)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 成年・巨乳
・おまけ: あとがき漫画。
・その他: カラー(20P)、短編×8
       (うち「ミレーネという名の女」×2)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「東雲舞樹(しののめ・まき)」センセの「EROCARTE[エロカルテ]」です。

東雲」で「しののめ」って読んでいるうち、どこぞの試験で役に立つかもしれない(ような気がしないでもない)漫画家さんたち。
成年系の「東雲龍」センセ、成年から一般へ進出している「東雲太郎」センセ、百合姫コミックスでもおなじみの「東雲水生」センセ…そして、こちらの「東雲舞樹」センセ。
↓表紙でも分かるでしょうけれど、身長高い、すらりとした女性絵とか絵の巧い方で、ひでるさんも「おしゃま召しませ」、「PAST PRINCESS」など単行本を持っていたんですが…話が合わなかったんですね。これが。
ため、単行本もその後くらいで、敬遠していたのです。

そんなこんなで、今回のたぶん6冊目くらいな単行本「EROCARTE[エロカルテ]」なんですが、なにやら紹介帯に不穏なキーワードを発見。
これがファイナル!!!
…はい?
まぁた大袈裟なこと書いて~、とか思ったんですが、あとがきによると「この単行本を最後に商業活動を引退」とのことでした。
同人活動は続けるそうですが、本気でメモリアルな1冊なのです。
なにはともあれ、おつかれさまでした。

アキちゃん、晴香さん
※左:アキちゃん、右:晴香さん。
 妹「アキちゃん」です。この絵は普通っぽいですが…。

冒頭の「アフタースクール」
こちらはカラー4ページのショート短編で、金髪な女教師が乱れるの。
それに続く短編「インセストタブー」
タイトル扉のないまま先のショート短編から繋がり、同じ金髪ヒロインであった(※髪型は違いましたが)ため、ややこしい構成です。
こちらは、お兄ちゃんとツインテールな妹「アキ」ちゃんの近親えっち。
お互い愛情表現が屈折しており、なかなか珍しいタイプの兄妹漫画に仕上がっております。
しかし、「アキちゃん」は妹キャラっぽくない、やたらキツい目はなんとかならんものかなぁ(笑)
ちなみに、もう一つ屈折した愛情を描いた「妄想遊戯」も同じ近親話。
教師「高村」と結婚する予定の姉「西村晴香」、その間にちらほら見える弟「祐也」くんらのお話です。
カラーでもあった、競泳水着姿がなかなか良いです。

唯一の連続話「ミレーネという名の女」
組織の新入り「ジャン」と、バーの店主「ミレーネ」さんの、よくありそなお話です。
あの後どうなってしまうのか、ってのが問題で、ストーリーとしても盛り上がる部分だと思うのだけれど、 ここは前後編で終了。
ちょっと残念ね。
ラストはすっきりとしていましたが…ありゃ、その後ハッピーエンドは難しそうでした。
…とか、ひでるさんは想像しましたが、皆さんはどうでしょう?

ミレーネ
※「ミレーネさん」です。
 もし、これでぎりぎりで裏切ったりする展開だったら…これまたイイですねー。

「社畜」、「La Gatta Cenerentola~灰だらけのメス猫~」、「無限音階」は拉致監禁ものの3連発。
企画課から処務課へと人事異動された主任「三崎香苗」の、現実にはこんなんあり得ないよねー、って漫画が「社畜」
なにやら注射されてたりもしましたが…やばいなぁ。
くれぐれも真似しないように。しないか。
「La Gatta Cenerentola」はとってつけたようなオチが気になりました。
「無限音階」もなんとなーく理解はできましたが、やや説明不足という感じです。

冴木さん、神木美咲
※左:冴木さん、右:神木美咲
 コマからはみ出しそうですよ。いいですねー。

生徒会長にして、神木財閥の娘「神木美咲」お嬢様と、彼女に仕える「冴木」さん。
その「冴木さん」に恋する後輩「山田太一郎」は何度も(15回)告白し、その度に厳しい言葉とともにフラれていたのでした。
そこで、一計を案じた「美咲お嬢様」は…という短編「お嬢様注意報」
なんとなく、どこぞのお話を連想させられる(詳しくは知らんけど)キャラ配置ですねー。
独特の古風な言いまわしと、ボリューム満点なスタイルの「冴木さん」が素敵でした。

綺麗で正確・丁寧な細線の絵柄。
描き込みが詳細であるため、ページ全体はごっちゃりとしておりましたが、見づらさは感じません。
すらりとした、縦長なスタイルのキャラ絵が特徴です。
実際に何名かの外人キャラもおりましたが、豊かな胸とそれを支える大きめな身体というバランスよい、迫力あるプロポーションですね。
コマも大きいものが多用され、全体的に迫力ある仕上がりになっておりました。
各話はたぶん原稿の処理が異なっているようでしたが、さして気になるほどではありません。
カラー原稿も豊富ですし、このあたりでは特に問題ないでしょう。

で、読んでいてもの凄く気になった点が一つ。
そういった理由で発売されている、いわば記念の、集大成という単行本なんですから…合間に4ページほど挟まれていた”まっ白なページ”をなんとかしてほしかったです。
別に描き下ろしでなくてもいいので、せめて何かしら印刷してもいいと思うんですが、何かしらの込み入った事情があるのでしょうか?
まるでテレビの放送事故みたいでしたよ。

EROCARTE

ERO CARTE (エンジェルコミックス)


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■たぷラブ (中山哲学)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・巨乳
・おまけ: あとがき、
      描き下ろし「Befor~息子のあやまち」、
      カバー裏にキャラ紹介。
・その他: カラー(8P)、短編×8
       (うち「私がメイドを辞めた理由」×3)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「中山哲学(なかやま・てつがく)」センセの「たぷラブ ーFULL OF LOVEー」です。

えー、本来は日が変わると同時に更新しようと考えているんですが…本日もいっぱい・いっぱいでした。
電車で立っていても、ものすごい睡魔に襲われます。
はぁ…1日は24時間では足りないですよね。

さて、今週末の書店はまだ落ち着いた感じでした。
ラッシュとなるのは次週からのようですよ。
そんなこんなで、少ない発売の中でキラリと輝く、今週末の目玉。
「中山哲学」センセ待望の2冊目「たぷラブ ーFULL OF LOVEー」です。

うわうわ、また「早苗」さんが登場してますよ!!
…という、初単行本「抱いて…」によってファンとなったひでるさんが狂喜乱舞した短編「構ってくれる?」
前巻収録「どっちにするの?」にて、好きな同級生「藤原勇」くんと無理やりに関係した委員長「林田凛」さん。
しかし、脅迫ネタであった、彼の実母「藤原早苗」とは相変わらずらしく、デートの誘いもあっさり断られてしまうのでした。
せっかく空けていた時間を無駄にしないため、「凛さん」は街角にて声をかけてきた男の子と映画館へ行くのですが…。
大雑把ですが、そんなお話。

母「藤原早苗」、委員長「林田凛」
※母「藤原早苗」、委員長「林田凛」
 相変わらずのロリ巨乳っぷりです。黒い下着がいいですね。

シリーズの続きとなる短編です。
このまま、少しづつでも継続することをを強く希望します。
今回のメインヒロインは、眼鏡の「凛さん」なのでした。
相手が「勇くん」ではなく、また張り合うべき相手もいないためか、ちょっと違う感じですね。
さて、問題はその男の子なんですが…だいたいの想像はつくかと思いますが、ネタバレなので反転させておきます

…実は、その男の子こそ、「早苗さん」の双子の兄「孝一」だったのです!
うっわー、妹に負けないほどの童顔・ショタですよ。
双子ということなので、あんなんで3X歳(笑)
小人族ですか?
現実にそんなんないでしょうけれど、すっごいなぁ。
あるいは、このまま「凛さん」と付き合ったりしても、面白いかもしれません。
あ、いやいや、もしかして家庭あったりするのかな??
「早苗さん」家庭をそのまま性別反転したっていうのがあっても、楽しいと思いました。
ショタな「孝一」とその父に恋する娘が…みたいな。


漫画は映画館からトイレでのえっちへ流れるパターンでした。
ちなみに、今回はなぜか途中で眼鏡を外してたりして、賛否両論だったらしいのですが…まぁ、なんとなく分かるような、分からんような。
明確にどうのって描写はなかったですしねー。

さて、「早苗さん」の出番はこんだけなのーって、誰もががっかりするだろう事を補完してくれるのが、描き下ろし「おまけまんが Befor~息子のあやまち」
いやぁ、あって良かった「早苗さん」メインな漫画です。
背丈小さく、童顔なロリ女性ながら、アンパランスな巨乳で、しかも母親だったりするんですね(ここもネタバレなので反転:おまけに妹だったりして…
カバー裏表面にもおりましたが、2人に囲まれるとその小ささ・ロリ具合が伺えます。
あんなんで下着が黒というのもなんだか素敵ですね。
しかも、放尿シーンまでありました。(※今回収録のヒロインは多い…って、こないだからそんなんばっかですね)
オチ部分の「ごめんなさい。」など、短いながらも良い短編に仕上がっております。

武川留美子
※武川留美子(前・後)
 メイド・教師をされている「留美子さん」なのです。

今回のメイン「私がメイドを辞めた理由」
”簡単な雑用”というバイトに応募した「武川留美子」さん。
しかし、その実態はお屋敷でのメイド業務だったのです。
色々と不器用な「留美子さん」は、度々お嬢様「真理」さんのご機嫌を損ねるドジっ子メイドっぷり。
おまけに、ひょんな偶然から、お嬢様意中の彼「耕太」くんとえっちしてしまうのです。
それからというもの「耕太くん」との関係は密かに続き、いたたまれなくなった「留美子さん」は逃げるように退職。
数年後、教師に転職・赴任したのですが…その学校には、お嬢様「真理さん」、「耕太くん」も生徒として通っていたのです。
だいたいそんなお話。

冒頭カラーで始まる連続話。
1話目はトイレでメイドの「留美子さん」と、2話目は学校屋上にて教師の「留美子さん」と。
ラスト3話目は、やっぱり複数プレイという流れになっておりました。
その際のアレが重なっている様は…なんともえっちです。
いいなあ、「耕太くん」

メイド・教師という、贅沢な2面を持つヒロイン「留美子さん」
↓表紙は無論彼女で、眼鏡をかけるようになるのは教師になってから。
そのため、ラスト3話目は教師の流れで過去のメイド・コスプレをしているため、1話目とは違ってメイド・眼鏡という異なる組み合わせになっておりました。
おまけに、96のGカップという巨乳キャラでして、ちょうど視線が胸あたりの背丈だった「耕太くん」が惹かれるのも、仕方ないと言えるでしょう。
あうう…」なんて台詞が似合う、いじめて系キャラです。
真面目に教師をやっているんですから
…とか言いながら、えらくスカートの丈が短いのも良かったです。

真理お嬢様
※真理お嬢様
 そうですね、もう少し出番(えっち)があっても良かったかなぁと思います。

ちょっとキツい感じが逆に可愛らしい、単行本唯一の貧乳キャラ、お嬢様「真理さん」
前巻をざーっと見ましたが、そちらも大きな方ばかりだったので、単行本では初の貧乳かも。
(※それなりに膨らんではおりましたが)
過去エピソードを振り返る1話目から、2話目はその数年後ということで、「真理さん」「耕太くん」というキャラはやや成長した姿になっておりました。
うん、こうしたのは見てて楽しいですね。
髪を短くして、やや雰囲気は大人っぽくなっておりましたが…「真理さん」はまだ生えてなかったのでした。
(※センセはしっかりアンダーヘアまで描かれる方です)
なお、3話目の扉絵にて、過去の「真理さん」全裸絵もちゃんとあったりして。

ほか、オチ部分が良かった「ひとりじゃないの」
あんなんが男女の差というやつでしょう。「美樹」ちゃんは大変ですね。
結果的に全て良い方向へ流れていく「イキすぎ指導?」
自由奔放でわがままし放題だった「河崎夕菜」さんが、可愛くなるところがポイントでしょう。
喫茶店の女主人「清美」さんの「あなたとの境界線」
いちおう、ラブえっち系ですね。
「清美さん」は裸エプロンになったりしてますんで、お好きな方はぜひどうぞ。
目覚めを重ねる、ということをしており、なんだか現実が曖昧な感じは、まるで「時をかける少女」みたい。
(※どんなんだったか、もう覚えてないけれど)
…しかし、店頭でよく居眠りする人ですねぇ。

強い線、しっかり描き込まれた細部、適度なトーン処理という、プチ濃厚な雰囲気。
特に胸から太ももくらいまでの胴回りはタイトルそのままで、「中山哲学」センセ最大のウリ。
ぽってり、むっちりとしており、健康的なお色気のあるキャラ絵になっております。
初単行本「抱いて…」も十分安定しておりましたが、より安定感が増しておりました。
癖はあるもののしつこい感じでなく、広範囲に好かれるタイプではないでしょうか。

ティーアイネット」さんの単行本は、後ろページにキャラ紹介みたいなカット絵があっていいですね。
判断には、そちらを利用するのが最も良いでしょう。

たぷラブ

たぷラブ (MUJIN COMICS)


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■とりねこ (野々原ちき)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 動物・コメディー
・おまけ: 描き下ろしあり。
・その他: 折り返しにコメント、1巻完結、
      15話収録。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「野々原ちき(ののはら・ちき)」センセの「とりねこ」です。

はい、毎度のごとくいっぱい・いっぱいです。
へとへとなので、ちょろっとで。

こちらは「野々原ちき」センセの6冊目くらいな単行本。
どちらかで見知ったお名前・絵柄だなーって思っていましたが、電撃系の紹介冊子「電撃の瓶詰」にて、「瓶詰びん子ちゃん」を連載されてた方なんですねー。
そんな訳で、名前に記憶があり、また↓表紙の色・構図などのバランスがやたら良かったので、購入しました。
全て表題作のほのぼの長編ストーリー漫画、「とりねこ」です。

白文鳥「大福さん」
※白文鳥「大福さん」です。
 今回は動物中心にしてみました。こんなん見てると鳥飼いたくなりますねー。

紹介帯に、
「~(省略)~女の子同士の2人(+2匹)暮らし!!
…と、書いてありました。
がしかし、そちらは見ているようで見ておらず、中央のカップル絵にて”男女と動物のラブコメ”と勝手に解釈していたひでるです。
そう、アレはどちらも女性だったんですねー(笑)

白文鳥「大福さん」を飼っている、鳥大好きな女性「梅田ちはる」さん。
ペットOKのマンションに住んでいましたが、些細な切っ掛けで犬好きな住人と揉めてしまい、追い出されてしまうのです。
ほとほと困っていたところ、バイト先の先輩「七北田希太郎」に各安物件を紹介されるのでした。
さっそくそちらへ行ってみると…「希太郎」の姉にして、黒猫「マカロン」を飼う、猫好き「七北田亜希」がおりました。
お金の無い2人は「希太郎」の提案を受け入れて、同居することとなるんですが…鳥と猫は相性どころか捕食関係だったのです。
大まかにはそんなん。

変わった人間・動物らの同居生活を描いたコメディーです。
鳥と言えば「内村かなめ」センセ、猫と言えば…誰でしょう?
アダルト寄りな方々しか頭に出てきませんね。
まぁ、いいか。

魅惑の入浴シーン
※魅惑の入浴シーンです。
 左が「亜希さん」、右が「ちはるさん」です。単行本最大級のサービスシーン(笑)ですよ。

ひでるさんが勘違いしたように、主人公「ちはるさん」は男子中学生に間違われる容姿。
「亜希さん」は当初、性別と共に成人していた(※二十歳です)ことに驚いていましたが、たしかにちんちくりんなのです。
しかし、そんなんであるがため、逆にどーなってるのか興味わいたひでるさん(笑)
3話では「パンツ丸出しの人」という台詞あったものの、残念ながら下着までは拝めず。
11話では温泉旅行へ行くんですが、こちらでも期待するよな描写はなく…。
ジャンル違うのであたり前でしょうけれど、なんだか残念。
普段、あーした漫画(←オススメ漫画欄・参照)を読んでいると、頭おかしくなりますね。感覚がズレます。
もっとも、下着姿でうろつく「亜希さん」にもえっちっぽい雰囲気は皆無なのですが。

漫画は、個性的でだらしない「亜希さん」、そんな主人に似てえらく肥満した猫「マカロン」らのネタに、「ちはるさん」が突っ込むというパターン。
また、それぞれのペット溺愛ぶりが楽しいのです。
食事をペット優先にして自分は食べずに我慢していたり、旅行前(=離れ離れになる)に抱きついて大泣きしてみたり、普段から高級缶詰を食べている猫「マカロン」がねこまんまをひっくり返して食べないとか…。
極め付けは、白文鳥「大福さん」を食べちゃったり(※口の中にいれる)する「ちはるさん」ですね。
口の中血だらけになりそうですよ。実際にやったら、どうなるんでしょう??

猫「マカロン」
※猫「マカロン」です。
 うーん、意外に可愛く見えるんですよねー。

ちなみに、人・話と絡みやすいためか、猫「マカロン」はよく目立っておりましたけれど、白文鳥「大福さん」はイマイチ出番が少なかったです。
アレが犬とか猿だったら、また違った感じになったかもしれませんねー。
いちおう7話冒頭にて、まるで鬱憤晴らしのように4コマ形式のネタを連発してましたけれど。

そう、そんな4コマ漫画での活動が主であるらしい、「野々原ちき」センセ。
絵柄はいかにもそんなんな、きっちりとした線のこざっぱり絵柄です。
デフォルメされた人物絵は、コメディー寄りなバランスに優れておりました。
特にちまちまとした細かい絵などは可愛らしいですね。
黒い目と、ぽってりおまんじゅうのような輪郭が特徴。
個性的でしたがコレと言う強い癖は感じませんので、万人に受けいられると思います。
とりあえず、↓表紙にての判断で問題ありません。

ラブコメでなかったのがやや残念ですが、単純に楽しめるコメディーでした。
動物好きな方、あるいはどちらか飼っている方には特にオススメな1冊です。

とりねこ (まんがタイムKRコミックス) (まんがタイムKRコミックス)とりねこ (まんがタイムKRコミックス) (まんがタイムKRコミックス)
(2008/05/27)
野々原 ちき

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※ね、イイ表紙でしょう?


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tag : コメディーラブコメ瓶詰びん子ちゃん

■蓮美ちゃんの淫罪 (ビューティ・ヘア)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・眼鏡
・おまけ: あとがき、ゲストページ
      カラーページ描き下ろし、
      加筆修正あり。
・その他: 折り返しにプロフィール、カラー(4P)、
      短編×12(うち表題作×11)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ビューティ・ヘア」センセの「蓮美ちゃんの淫罪」です。

長く活動されている「ビューティ・ヘア」センセ。
今回ネットで調べたところ…一時期は色々と大変だったようですが、こうして単行本が出るのはなによりです。

さて、お名前は昔からよく見知っていたんですが、こちらが初見。
なんとなーく、合わないタイプの絵柄だと思っていたんですね。
通常ならば、絶対に手を出さなかっただろう1冊でした。
まぁ、基本的にはそういう視点であったことを考慮して頂ければ幸いです。

副会長「明日香志乃」
※副会長「明日香志乃」
 実は物語の最重要キャラなのです。…ほとんどまともに服着てませんが。

と、そんなこんなで「ビューティ・ヘア」センセの長編単行本「蓮美ちゃんの淫罪」です。
昨年度より大いに乱れる校内風紀に対して、生徒会長「榊櫛覇(さかき・くしは)」の指示により、実働部隊「自治警備隊」は調査を続けておりました。
カソリック系信者の優等生「古代蓮美(こだい・はすみ)」は、帰宅途中にてほぼ全裸という姿で町中を飛びまわる”泣きボクロの女”と遭遇。
その女を追っていた「自治警備隊」は、直接目撃したという「蓮美さん」に協力を依頼するのです。
一方、新聞部も部長「小娘(しゃおにゃん)」の指揮にて、生徒会とは別の形で調査をしておりました。
紆余曲折あって新聞部へと連れられた「蓮美さん」は弱みを握られてしまったこともあり、半ば強制的に部員とされてしまうのです。
驚いたことに、会計「樫清志」と共にいた副会長「明日香志乃」その人こそ、現場に必ず現れていたという”泣きボクロの女”だったのです。
…まぁ、たぶんこんな感じだと思います(←いまいちよく分かってませんが)

やたらそうしたシーンの目立つ、派手なえっち漫画。
基本的には、「蓮美さん」「志乃さん」という面々が”悪の枢軸”という各部活に潜入し、調査をするという流れ。
本来ならばその野望を挫き、是正していく展開になるんでしょうけれど…漫画はえっちと共に終わり、特にその後がどうだった、どうなったというような描写はありません
投げっぱなし、なんですね(笑)
後半になるに従ってストーリーちっくになっていましたが、見せ方がうまくないのか、説明足らずなのか、どうにもあちこち描ききれていない印象なのでした。
そんな訳でお話は弱く、せっかくの長編・連続話ながら、あまり活かされていないと思います。

古代蓮美
※正ヒロインにして主人公「古代蓮美」
 眼鏡の可愛い「蓮美ちゃん」です。いろいろされてましたよー。

ただ、一方でえっちシーンは良く・バラエティも豊富であり、他要素が邪魔だと感じる方には逆に良いかもしれません。
和服・拘束プレイの3話では、書道部にてのエピソード。
途中、格子から無数の筆が出てくるのはなんだかお馬鹿な気もしますが、時代劇にありそなエロスがありました。
わざわざ髪をツインテールにしたりして、ロリっぽく装う部長「小娘さん」が活躍する6話、茶道部部長兼風紀左官という「百合畑鈿女(ゆりばたけ・てんこ)」さんとの百合えっちをすることとなる8話。
さらに、史学部へ潜入する7話では、専用衣装に身を包んだ「蓮美さん」がのりのり♪でSMプレイをされておりました。
こういうネタは人を選ぶでしょうけどねー。
ひでるさんも得意ではありませんが。

9話にて「蓮美さん」を慰める台詞など、じっくり読みたくなるようなコマもありましたが、基本的にはお話そこそこの即えっち系。
当初の扉をけっ飛ばすシーンとか、ラスト付近とか、展開が分かりづらいコマも何箇所か見られました。

部長「小娘」
※部長「小娘」
 …この左右は同一人物です。当初、新キャラかと思いましたが。

強い線のすっきりとした絵柄。
↓表紙からコテコテとしたものを想像していたんですが、実際の絵柄は繊細・丁寧で綺麗なものです
飛び散る液体からしっかり細部まで描かれているトコロなど、えっち描写は濃いですね。
キャラ絵柄については、写実的…というより”劇画タッチ”と書いた方が通りやすいですか?
バランス良く、肉感もリアルなキャラたちでした。
人物から背景・その他もろもろまで非常に巧い方で、要所となる場面での半ページ・1ページぶち抜きなど、迫力もあります。
おそらく、ひでるさんのように一見苦手に感じていた方でも、意外と違和感なく楽しめると思いますよ。
…たぶん(笑)

1話目にて、証拠映像を「蓮美さん」に見せるシーンがあるんですが…ありゃセクハラですよねー。
必要以上の大画面でまざまざと見せつけられたりして…誰だってあんなんになりますよ。(←どんなんだ)

蓮美ちゃんの淫罪 (メガストアコミックスシリーズ No. 170)蓮美ちゃんの淫罪 (メガストアコミックスシリーズ No. 170)
(2008/05/24)
ビューティ・ヘア

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tag : ツインテール

■鬼姫 (冨樫秀昭)

★まんがデーター [7/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 戦国・山形県
・おまけ: あとがき、ゲストページ、
      加筆修正あり。
・その他: 1巻完結、9話収録(本編8話+番外編)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「冨樫秀昭(とがし・ひであき)」センセの「鬼姫」です。

うーん、やっぱりお兄さんを宣伝文句に使われちゃうのねー。
宣伝帯には、「HUNTER×HUNTER」の「冨樫義博」氏による描き下ろしイラストコラボ、とかなんとか書いてましたが、一般漫画に疎いひでるさん、漫画家さんも作品もよく知りません。
ただ、そうした宣伝方法はあまり気持ちのいいものではないですね。
(※だいたい、1ページだけのゲストでコラボ実現というのも、えらく大袈裟だと思う)

さて、こちらは成年漫画を「冨樫」の名義で描かれている、「冨樫秀昭」センセのたぶん初一般単行本「鬼姫」です。
(※初の一般ではありませんでした。コメントありがとうございます080614)
なんとなく店頭を彷徨っている際に発見しました。
特徴ある絵柄なので、ふと目についたのですよ。
購入の決め手になったのは、先の宣伝帯にあった、「時は戦国。」なのでした。

柿崎胡蝶
※ヒロイン「柿崎胡蝶」
 こうした絵は巧いんですけど…。

で、てっきり↓表紙のような甲冑の女の子が戦国時代にて活躍する軍記物かなんかと考えたんですが…。
実はそのすぐ下に、「4百年の時を隔てて現代によみがえった-」と続いてたのでした。
いや、本編読んでいて現代のシーンになるまで、まったく気付きませんでした(本当)
…八兵衛も驚くほどの、うっかりさんぶりです。

戦国時代
越後・上杉家の家臣には、武勇の士として知られる猛将「柿崎景家」がおりました。
その家人「柿崎胡蝶(かきざき・こちょう)」は「鬼姫」と称され、女性ながら戦場にて数々の戦功をあげていたのです。
続いて現代、山形県の山中。
帰省して久し振りに仲間らと共にサバイバルゲームを楽しんでいた大学生「岡晴彦」は、誤射した弾丸をお社の封印に当ててしまうのです。
白い影を見た以外には特に何事もなく、そのまま東京へと戻った「晴彦くん」
生活に不可解な出来事が起こるようになっていた矢先、目覚めると一人の女性が枕元に立っていたのです。
胡蝶………柿崎胡蝶と申します

”過去の想いを現代にて晴らす”みたいな、ちょっとイイ話っぽい漫画ですね。
冒頭の戦国時代シーンでは、ちょうど「川中島の合戦」の場面で非常に良かったんですが…前述したとおり、いきなり場面が現代に変わってびっくり。
あのまま、歴史の影に潜む「胡蝶さん」を眺めていたかったなぁ。るるるー。
ただ、現代にはっきり出現するまで1話ほど使っており、その間の不可解な出来事に怯える「晴彦くん」の描写などは、まるでどこぞの話のようでした。
幻覚、幻聴に怯えるあまり、単なる電話の呼び出し音に驚いたりして。
電話向こうの彼女「沙希」さんがなんとなく気配を察して、「誰か一緒なの?」と聞くシーンも良かったのです。

誰かがいる!!
※誰かがいる!!
 うん、あれはおっかない。

しかし、「胡蝶さん」が実体化した後から、なんだか微妙。
戦国時代な感覚を引きずる「胡蝶さん」が色々騒動を巻き起こす、凛々しくも可愛らしい「胡蝶さん」と「沙希さん」でちょっとした三角関っぽい流れ…それらが後半のメインストーリーを隔てているんですが、どちらかに絞った方が良かったかなぁ。
ただメイン部分についても、過去の出来事と現在の人物などが密接に関わることもなく、激しい愛憎劇というのでもなく、さして強くはないのです。
全体的に悪くはないんですが逆に良くもなく、どうにも中途半端な感覚なのでした。
「胡蝶さん」が戦国シミュレーションゲームにハマるとこなど、面白かったんですけれど…。

せっかく成年系で鳴らした「冨樫秀昭」センセなのだから、サービスシーンでもあれば、また違ったかもしれないんですが。
ざっと見て、7話扉絵の水着、番外編のパンチラっぽい武者姿くらいですか。
そうした漫画ではないと分かっておりますけど(笑)

柔らかで色の薄いあっさり絵柄。
白が目立つ平べったい感じで、背景ほか小物までこざっぱりとしておりました。
ついでに、人物絵も涼しげで、リアルちっく。
巧い方だと思いますが、コメディー絵と落差が激しいのは相変わらず。
バランスが崩れるのも多く、こちらも微妙なのでした。
カラーでもあまり変化はないので、判断には↓表紙が良いでしょう。

成年系「よろず祟られ屋(冨樫)」の際と同じく、やっぱり合いませんでした。
ちょっと見送りですねぇ。

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(2008/04/09)
冨樫 秀昭

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tag : 戦国時代パンチラシミュレーションコメディー川中島の合戦

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