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■恋のヒメゴト 初回限定版 (龍牙翔)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき漫画、あとがき、
      加筆修正あり。
・その他: カラー(4P)、短編×10。
※初回限定版はドラマCDつき。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「龍牙翔(りゅうがしょう)」センセの「恋のヒメゴト 初回限定版」です。

でました、まぁたドラマCDです。
単行本の「僕の奥さんは」、「ニセモノ」という2作品が収録されており、後述しますが、それ用のエピソードが付加されておりました。
好きな方、要チェックです。
(※ちなみに声優 ☆僕の奥さんは:「山田奈穂」、「いちごみるく」 ☆ニセモノ:「榊るな」、「椿屋是希代」 …だって。知ってるの「榊るな」さんだけ)
そんなこんなで、CDのついた初回限定版「恋のヒメゴト」です。
久し振りな成年では、9冊目という単行本なのだとか。
確か「龍牙翔」センセのHPには、成年系は遠慮するとか書かれていたと思ったんですが…あとがきでは”縮小”となっておりました
まぁ、何にせよ成年での新刊が出るとは思わなかったので、驚きでした。

…えっと、センセ、およびファンの方、ごめんなさいね。
正直ひでるさんは、発売されているセンセの一般単行本についてあまり評価しておりません。
(※↓下記”紹介記事”参照のこと)
もともと原作のある「D.C.Ⅱ ~ダ・カーポⅡ」はいいんですが、オリジナルは厳しかったです。
お話がやたら弱いんですね。
心なしか、絵柄もそれに引っ張られたように、イマイチに見えていたのでした。

しかし、ざっと今回の単行本を読みましたが…うん、これこそ「龍牙翔」センセですね
ブツ切り短編の形式がいいのか、えっちシーン必須の成年系がいいのか、普通に楽しめました。

ドジ嫁「春美さん」、理事長の娘「秀華さま」
※左:ドジ嫁「春美さん」、右:理事長の娘「秀華さま」
 ドラマCDヒロインズです。…やっぱり「秀華さま」かなぁ。

ドラマCDに収録された1話目、短編「僕の奥さんは」
ドジ嫁「春美」さん、旦那「信」ちゃんという、結婚して1年というカップルの漫画です。
CD部分では、出会い部分や初えっちなどが追加されておりました。
さすがに、本編そのままだと短すぎですよね。
普段の転んだりなんだりというドジはいいとして、”風呂場でシャワーのコードがこんがらがって身動き取れない”って……。

そんなんある訳ねーだろー!!

しかし、いくら格好がエロいとはいえ、30分間も拘束されていた奥さんにそのままえっちしちゃうのは、どーかと思いました。
とりあえずは救出後にシテ下さい。

ドラマCDの2話目は「ニセモノ」
理事長の娘「瑞木秀華」さまは、大きな家に住むお嬢様。
ニセモノの恋人同士になりなさい
学園では男女問わず言い寄って来る者が多かったため、そんなことを「若松」くんに命じるのでした。

こちらは、ほぼ漫画通りの進行です。
細かい設定・エピソードが各所に追加され、漫画ではうやむやだった「若松くん」について、”もともとは使用人だった”という設定が付加されておりました。
そう、そんなんがないと、「秀華さま」とつり合わない、と見ている周囲の説明が弱いんですね。
なにしろ、絵的にはお似合いでしたから。
お話としてはベタな王道展開で、期待通りなオチでした。

ちなみに、リボンによって「私がプレゼント状態」になっている↓表紙の2人は、ドジ嫁「春美さん」、理事長の娘「秀華さま」なのでした。
今回記事のため、じっくり見ていて気付きました。
てっきり、短編「好きだよっ先生!」に登場する、「田嶋梨音」「中村智恵」と思っていたのです。

湯河さん、生徒会長
※左:湯河さん、右:生徒会長
 こんな生徒会長だったらいいなぁ。眼鏡とロングな髪が素敵です。

副会長「土伊」くんに調教される、生徒会長のエピソード「Mな彼女」
そんな文やタイトルだけを見ると違った雰囲気ですが、実は暗さのまるでない、ラブラブ漫画。
アイテムを入れながら、説明会の壇上で挨拶させられるお約束があるんですが…その色っぽい表情から、新入生の評判が良かったといという展開が良いですね。
その後、誰もいなくなった同じ壇上にて~、というシチュエーションも実にえっちでした。
確かに「M」っぽいプレイですが、漫画中ではそれ以上の厳しい描写もなく、しかも「土伊くん」がちゃんと後始末をしているなど、結局のところ2人のラブラブ・プレイを見せつけられた感じです。
なお、発情期のあるアイドル「夕前さち」とマネージャーのお話「今日からエロドル?」
先の「Mな彼女」と同じ流れで、えっちっぽい表情がため、逆に注目されるという展開になっておりました。
こちらはTVなのでアップも映るでしょうから、確かに人気が出る切っ掛けとなるかもしれませんね。

シマシマ下着のツインテールな「湯河さん」が登場する、「同級生はお嫌い」
色っぽい「藤宮」先生に憧れる、「根元」くんを振り向かせようと奮闘する「湯河さん」なんですが…。
前半の見せ場である、挑発シーンを区切ってしまったのにはがっかり。
ぜひ、あそこはブチ抜きの全身絵がほしかったですよ。

ありがちな催眠術な短編「あねとおとうと」
生意気なお姉ちゃんに対して、催眠術を試してみるという展開です。
しかし、紐に吊るした5円玉って…いつの時代の催眠術だ(笑)
実はかかったふりしてたのかなー、とか思っていましたが、さにあらず。
また冒頭カラー部分のシーンですが、言いなりではあったものの普通にえっちしており、”酷い目にあっている”という感じがしなかったのはマイナスかな。

裏表紙を飾る「柚月」さんの「MODEL?」
無駄に大きい胸を持つグラビアモデル「柚月さん」なんですが、
おれにはこんなことしてくれたこと一度もないのに…………
という、彼氏「拓」くんの台詞が良かったです。そんなもんでしょう。
ほか、義母との近親話「僕の義母さんは」、隣に住む「多村由美子」さんの「真夜中の訪問者」などの短編がありました。

今回ひととおり読んでなんとなく考えました。
く、くだらねー!…みたいな部分が、成年短編の場合コメディーとして片付くんですが、えっちのない一般漫画はそうした部分が違和感として目立つのかなぁ。
センセの目指すところは違うようですが、ひでるはこっち系統のが良いと思いました。

目の大きい可愛らしいキャラのすっきり絵柄。
線は濃い目ですが、全体的には見やすいと思われます。
極端に目立つバランスの悪さもなく、加筆修正されたということもあってか、安定しておりました。
細かーく見てみると、それぞれ短編で若干違うかなぁ…という程度です。
↓表紙が気に入れば、全然問題ないでしょう。

ちなみにどーでもいい事かもしれませんが、青・紫という背景にピンクの文字は、やたら読みづらいのです。
なにかって、もくじ部分なんですが、サンプルとか出来た時点で修正できなかったかなぁ。

恋のヒメゴト 初回限定版 (TENMAコミックス) (TENMAコミックス)恋のヒメゴト 初回限定版 (TENMAコミックス) (TENMAコミックス)
(2008/05/16)
龍牙 翔

商品詳細を見る


★「龍牙翔」センセの漫画紹介記事
 「つるぎのまい!」 <一般>
 「有限会社コボルト私立探偵社」 <一般>
 「濡れた翼」 <成年>


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tag : ラブコメコメディーツインテール

■ぶっ★かけ (松山せいじ)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : Wヒロイン・ラブコメ
・おまけ: カバー裏にラフ絵、紹介帯で別絵。
・その他: 初単行本、立体カバー、折り返しにコメント、
      カラー(6P)、13話収録、現在は1巻まで発売。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「松山せいじ」センセの「ぶっ★かけ 1巻」です。

最近よく目にするようになった、紙媒体ではないメディアからの単行本。
こちらは、「ケータイまんが王国」ということでした。
携帯で漫画ですか…ついにそんな時代になったんですねー。
ひでるさんはやっぱり紙のが好きなんですが。

仕事モードの2人
※おまけ:仕事モードの2人。
 でました、Mカップ!手が見えないのです。

さて、今回は「松山せいじ」センセです。
いきなりなんなんですが、あまりの好きなタイプの絵ではありません。はっきり言って。
そんな訳で、いままでの単行本は全て見送ってきたんですが…この、いかにもえっち系っぽいタイトルな「ぶっ★かけ」は、web上にて展開されていた宣伝映像をふと見ちゃったんです。
…やめときゃいいのに。
そちらではさほど違和感なく見れたので、この機会にチャレンジしてみることとしたのでした。
Mカップとか言ってるし。
しつこいですが、年明けでの誓いを素直に順守するひでるさんなのでした(笑)
しかし、宣伝というのはやっぱり大事なものですね。

他界した旦那の後を継いだ女社長によって、傾いていた会社が世界的企業になった「物翔商事(ぶっかけ・しょうじ)」
従業員1万人という社員らは約七割が女性という、実に羨ましい会社でもあるのでした。
三流大学の出身ながら、そちらに補欠合格した主人公「筑前勝太」は入社2年目の平社員。
地下駐車場階の一部でおまけのように存在する、「雑務科(←デフォルトで漢字間違ってる)」に配属され、課長「西戸崎柚須(さいとざき・ゆす)」にコキ使われる毎日を送っておりました。
ゲーム好きな「勝太くん」は、ある日購入整理券の奪い合いから「西戸崎宇美菜((さいとざき・うみな)」と出会い、メールアドレスを交換するまで仲良くなるんですが…その「宇美菜さん」こそ「物翔商事」の敏腕女社長で、しかも「西戸崎課長」の母親だったのでした。
…だいたいそんなん。

Wヒロインなサラリーマンえっちラブコメ漫画です。
とりあえず1巻は収録13話・全209ページと、この手のサイズ(B6判)ではなかなかのボリュームになっておりました。

課長「西戸崎柚須」
※課長「西戸崎柚須」
 なぜか「勝太くん」をフルネームで呼び、自らは”乙女”とか言ってる「柚須さん」なのです。

社長の娘にして課長「柚須さん」は貧乳のロリ体系で、まるで学生のような容姿。
しかし、4画面を見ながら両手で複数のキーボードを同時に操るなど、仕事のできる真面目な方。
また時刻にも正確で、5分の遅刻(※業務開始10分前に入るのが鉄則という考え方で、間に合っているのに遅刻)を指摘したほか、定時10分オーバーというだけで、「勝太くん」を帰そうとしておりました。
このあたりの台詞は現在の会社っぽく、なかなかリアルですね。そうでない会社もありますが。
確かに厳しくはあるもののよく漫画にあるようなハチャメチャさはなく、上司としてなかなか有能だと思います。
普段(特に業務中)は気を張っているので、ふと素が出ると弱々しくなってしまう、ツンデレちっくなのがポイントでした。

ちなみに、脚立の足を持たせる際に、
くれぐれも上方は見るなよ!
とか言ってましたけれど、あの台詞は余計ですよねー。
大丈夫、わざわざそんなん言われなくても見ちゃうモノですから。

一方、未亡人でMカップという巨乳、いや爆乳の持ち主「宇美菜さん」
やや天然で、普段はゆったり穏やかな性格・容姿なんですが、これが仕事になると豹変。
複数の言語で会話しつつ、やっぱり複数の端末を扱っておりました。
なるほど、「柚須さん」はお母さんに似たんですね~。
忙しくヘリコプターで移動したり、栄養管理されているなど、いかにもという描写がありましたが、気軽に「勝太くん」をデートに誘うほか、ゲームしたり、好きなコスプレしたりと、休日を満喫しておりました。
宴会にての、厳しい訓示からのくだけ方も見事です。
あのあたりの仕事・プライベートという切り替え・息抜きのうまさが、「柚須さん」より余裕のある所以だと思います
それが娘にコンプレックスを抱かせてしまう原因なんですけどね。
(※現在の「雑務課」という地位も、自ら志願して必死に努力した結果手に入れたものだとか)

また、ガチガチの「柚須さん」とは逆にえっちなことにも寛容で、初対面の際にはいきなり全裸になったりしております。
脱ぐわね」はいいんですが、往来ですからせめて下着くらいは身につけて下さい(笑)

社長「西戸崎宇美菜」
※社長「西戸崎宇美菜」
 ものスゴイことになってますが、これを押しつけられたりしてました。うわぁ。

以上のような、貧乳・爆乳というWヒロインをメインとした、えっち描写が売りの漫画なのでした。
怪しげなタイトルは会社名だったんですね。
いまの所直接えっちはありませんでしたが、両ヒロインともパンチラ程度のものから全裸まで頻繁に描かれ、サービスは満点
冒頭カラーの1話扉絵では、いきなり2人共全裸になっておりました。
ちょっと過剰過ぎかなぁ。
普通はたいてい逆だと思うんですが、もう少し引っ張っても良かったかなぁ、とか思ったりしました。
また妄想限定ですが、お風呂での母子お仕置き、アイテムえっち、放尿シーン(最近こんなんばっか)まであります。

デジタル処理のこってり絵柄。
独特のテカテカ・つやつやとした感じがあり、ページは灰色でごっちゃり気味です。
丸の重なる、ぐるぐる目と、太字の擬音が特徴
マローンとかたっぷーんとか、なんだか「べーしっ君/荒井清和」みたいな感じです(←あれほど派手ではないですが)
固定された描き方は巧いもののかなり特徴的な絵柄となっております。
カラーでも変化ありませんので、↓表紙・裏表紙にて判断下さい。

あらあら、サンプルの↓表紙は紹介帯を外してしまった状態なんですね。
やや楽しみが減っちゃいますが、逆に紹介帯がどんなんなってるか、想像して楽しんで下さい。
裏面にもお遊びがありますから、そちらでどうぞ。

ぶっ☆かけ 1 (1) (GAコミックス)ぶっ☆かけ 1 (1) (GAコミックス)
(2008/05/26)
松山 せいじ

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tag : ラブコメコスプレパンチラケータイまんが王国サラリーマン

■HAPPY MILK (六堂真稀)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき、一部描き下ろし、
      カバー裏に作品解説・別絵。
・その他: 初単行本、カラー(8P)、短編×12
      (うち「My Darling☆」×2、「森下・吉川シリーズ」×2)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「六堂真稀(りくどう・まき)」センセの「HAPPY MILK(ハッピーミルク)」です。

本日は違った系統の書店(笑)にて、いくつか時代モノなぶ厚い本を揃えてきました。
店頭で見つけた「鎌倉・室町人名事典」も欲しかったんですが…今回は断念。
もう少し知識つけてから、再チャレンジしようと思います。

さて、関係ない話はそれまでに、「HAPPY MILK(ハッピーミルク)」は「六堂真稀」センセの初単行本。
甘いラブコメな短編集で、2話ほど連続話もありました。
こういった類は、ひでるさんの大好物です。

みずほちゃん、りえちゃん
※左:みずほちゃん、右:りえちゃん。
 この単行本は「みずほちゃん」でしょう!…びっくり箱のような娘さんですが。

発表時期に半年くらいの時間が空いていた連続話「My Darling☆」
主人公「章」くんの彼女、「みずほ」ちゃんは、おっとり穏やかな癒し系。
2人の間は一見すると順調そのものという感じなんですが…。
初回での”モノ足りない”っていう「みずほちゃん」の表情が、ずっと「章くん」の頭に引っ掛かっていたのです。
だいたいそんなお話。

うん、あーいうの男性は深く傷つきますよねー。
ちょっとしたコトなのですが。
1、2話どちらも、清楚な雰囲気漂う「みずほちゃん」の”色々な真実が判明する”という展開。
日常の言いまわしとか性格、{お茶の先生のお手伝い}などの発言から、やっぱり結構なお嬢様らしい「みずほちゃん」
詳細は省きますが、実は色々あって常識外のえろい方なのでした。
和服(訪問着)を着てきた際の、
くるくる、あーれー出来ますよ
と言う台詞が素敵です。
あんな感覚だと、前半で「章くん」が危惧しているそのまま、”本当に満足はしていない”かもしれませんねー。
びっくりするような事を沢山したんですけど
とかなんとか言っておりましたが、まだまだ多くの引き出しがありそうな、恐ろしい娘さんでした。
漫画としても、さらに続く余地はありますんで、ぜひ他エピソードなども見たい2人です。
ちなみに、結構すっ飛ばされておりましたが、おそらく下着は着けていなかった(和服なので)だろうと思われます。

ショートカットの「なおちゃん」は男の子っぽい中性的な容姿でした。
ひらひら・ふわふわとした女の子らしい可愛い服に憧れて購入はするものの、似合わないと思いこんでいるため、一度も着ないままだったのです…という、「Love So Sweet」

なおちゃん、みほちゃん
※左:なおちゃん、右:みほちゃん。
 実は08・05年と比較絵にもなってます。どっちもいいでしょ?

そんな訳で、彼氏「貴弘」さんと2人っきりの際だけ着るようになったんですが…そのお披露目(※袋を持っている)が、いつしかえっちの合図になってしまうというのは、当然・自然な流れかもしれません(笑)
小さいコマですが、袋に視線が重なったときの表情など、いかにもラブコメちっくでした。
転げ回りたくなりますね。
貴弘さんしか入っちゃダメです…
などと、可愛らしい台詞まで用意されております。
ただ、どうせなら、もう2、3回ほど着替えてコスプレちっくな色を強くしても良かったかなぁ。
下着穿いてないまま町中を歩く、恥ずかしがり屋な「なおちゃん」の漫画も見たいです。

短編2話「キミのとなりで」、「キミと一緒に。」も連続話。
前から好きだった男子「森下」くんに告白されてしまった「吉川亜希」さん。
可愛く優しく、さらに頭も良い「森下くん」はクラスの人気者。
一方、身長以外に取柄ないと自らを評する「亜希さん」は嬉しさ反面、不釣り合いと考えてしまうのでした。

前半「キミのとなりで」は「亜希さん」、後半「キミと一緒に。」は「森下くん」視点でのお話になってます。
眼鏡っ子「森下くん」は小さく、10cm以上の長身差があるという設定。
彼が人気者であったこともあり、「亜希さん」は心無い言葉を偶然聞いてしまうのでした。
しかし、落ち込む彼女へのフォローはなかなか気が利いてましたねー。
うん、「森下くん」はモテる訳だ。
彼視点となった後半では、ああ見えて余裕がなかったことが分かります。
結局のところラブラブなんですね~。…もう好きにして下さい(笑)
なお、豊かなバストである「亜希さん」には、お風呂で胸が浮かぶシーンが2度ほどありました。
ああいった描写は些細なものなんですが、やっぱりいいもんですね~。

「たまき」「よーこ」
※こちらが「たまき」「よーこ」です。
 この2人とのやりとりが、なにげに楽しいのです。

同じく大きな胸の「みほちゃん」が登場する「HONEY」
スクール水着の絵が1コマだけあるんですが、モノ凄いことになっております。
女子高生のモデル「りえ」ちゃんに告白され、戸惑う「林」さんのお話「コイノヤマイ」
こちらは、前半の「たまき」「よーこ」という2人にからかわれるシーンが楽しいですね。
カラー原稿のある冒頭漫画「Heart Throb」
2人ともまだまだ子供なんだから
…とか言っている、吹き出しの後ろでしちゃっておりました。
お父さん、さすが大正解です!
↓表紙・裏表紙を飾る人気者「伊藤はるか」さんの「メリクリ」
ツインテールな「はるかさん」は眼鏡姿もあるんですが、残念ながらちょろっとだけ。
オチは、いかにも女の子してますので必見。

ほか、後輩「ななこさん」との「かわいいひと」、後に教師・生徒という間柄になる、歳の離れた幼馴染みの二人「たまき」さん、「カズ」くんの「Sweet」、ちょっと異質な化け猫「マオ」の「恋」が収録されておりました。

伊藤はるか
※伊藤はるかさん、です。
 こうした3段コマがあります。

しっかりと引かれた黒線の絵柄。
キャラ自体はすっきりでしたが、変形コマが多いこともあってページとしてはややごっちゃり。
目の大きい可愛らしい人物絵は、どことなく「結城みつる」センセ、「龍牙翔」センセみたいな風情でした。
(※女性漫画家さんの描く、少女漫画っぽい色のない成年漫画…みたいな。分かりづらいですか)
コメディー調の崩し絵が自然で、3段オチみたいな描き方がひでるさんはお気に入り。
なお、描かれた時期にはバラつきがありましたが、初単行本ながら全体的に安定しております。
センセは”羞恥プレイ”とか言ってましたけれど。
ちなみに、カバーの絵はなんだか微妙で、正直店頭では一度躊躇したりしてました。
あのテカテカっとした、薄い塗り方があまり好きではないんです。
絶対に白黒絵のが巧いので、判断にはプラス評価でいいでしょう。
いちおう帯にカット絵があるんですが…小さいので参考にし辛いのでした。

HAPPY MILK (ホットミルクコミックス 267)HAPPY MILK (ホットミルクコミックス 267)
(2008/06/10)
六堂真稀

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tag : ラブコメコメディーショートカットツインテールスクール水着少女漫画

■家族耽乱 (蛇光院三郎)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・近親
・おまけ: あとがき、
      カバー裏に消しが少ないバージョン。
・その他: カラー(8P)、全て表題作(8話)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「蛇光院三郎(だこういん・さぶろう)」センセの「家族耽乱」です。

予定から、6月は非常に買うべき本が多いんですが…今週末はやたらめったら少なかったです。
均等に発売されれば有難いんですが、ほとんど20日以降なんですよねぇ。

家族の図
※おまけ:家族の図
 コスプレしてますね。…どんな家族だ。

そんな中、唯一メインというべき「蛇光院三郎」センセの5冊目「家族耽乱」が発売となっておりました。
……家族とは何か?
などと紹介帯に書いてありましたが、そんなテーマちっくなものとはまるで無縁な単行本です。
こちらは、全て表題「家族耽乱」という、1冊まるまる使った長編。
ひでるさんもそうですが、長いのがお好きな方は注目ですよ。

穏やかな母親と強い姉「晶」、生意気な妹「昴」、そして弟「二郎」という、5人家族の長男である主人公「一郎」くん。
家出した父親に代わり、新聞配達などのアルバイトにて家計を助ける苦労人なのでした。
そんな頃、いとこ「山本日向」が家出をしてきたことから、家族の関係は少しづつ変化していくのです…。
だいたいそんな感じ。

なるほど。
母、姉、妹、ついでに従妹と、全てそんなんなヒロインで固められた、超近親漫画ですね。
そういった暗さのない、ちょっとコメディーっぽさのある漫画に仕上がっておりました。

母親
※母親です。
 トロそうな感じですが、なんのかんのと登場多く、目立っておりました。

まず、家族中でなにかと目立つ母親。
精神的・外観的にモノ凄く若く、どうやら“年齢を言って、ナンパ男らをドン引きさせる”くらいに人生経験があるようです。
セーラー服を着たり、水着を着ている(しかし、なぜかビキニ)とはいえ、息子の風呂へ普通に入ってくるなど、かなりの非常識人
頑張って、決定的な事態を避けた「一郎くん」に対し、
ちゃんと最後までお相手して下さる?
とか、逆に怒ったりしておりました。
なんつー母親だ。
さらに息子「一郎くん」との子を本気で望んでいるらしく、
もし子供ができても、5人家族が6人家族になるだけよぉ
とかトンデモないことを言っております。
あるいは義理な関係なのかと思っていましたが…やっぱり4人産んだのかな。…漫画ですね。
特に触れられてはおりませんが、おそらく父親家出の直接原因だと思われます(笑)
なぜか母乳も出るらしく、何度か飲ませているシーンなどもありました。

強敵揃いのヒロインから、みごと↓表紙をゲットした「アキ姉」こと姉「晶さん」
性格もあって、もともとは「一郎くん」との接触が多かったものの、えっちでは家族中もっとも遅かったですね。
どうしても精神面で優位に立とうとしてしまうため、メインヒロインの座も逃しておりました。
最中には「二郎くん」ほか第三者に割りこまれる確率高く、コスプレえっちでも唯一半ページという短さだったなど、貧乏くじを引かされております。

妹「昴ちゃん」
※妹「昴ちゃん」
 ロリ担当…っぽくてそうでなく、という中途半端な感じです。それが魅力ではあるんですが。

ツインテールな妹「昴ちゃん」は、雰囲気そのままツンデレ気味なキャラクター。
普段の言葉とは裏腹に、「相手は一人がいいなぁ」など、年相応(?)の可愛らしい一面もあります。
そう、学校と言っているシーンもありましたが、彼女はいくつくらいな設定なんでしょう。中学生?
ぬいぐるみと寝てたり、苺模様な下着だったり、漫画中では母親に次ぐアンバランスな存在。
幼いっぽい容姿(たまにそうでもない)の割に、遺伝ということで胸は大きめ。
なお、陥没乳首に悩んでいるようでしたが…大丈夫、逆にそんなんが好きという方々が世にごまんといますから(笑)

さて、↑以上のしっかり血の繋がった家族らを横目にメインヒロインとなったのが、従妹「日向さん」
彼女の行動が物語を動かす、重要人物なのです。
ショートカットの似合う活発な女性で、ボーイッシュなんですが…胸はやたら大きいのでした。
なんとなくですが、登場ヒロイン中で最大かもしれません。
ほかにも、絆創膏とかシマパン(すぐ脱いじゃいますが)とか、色々なキーワードを持った方。
なお、5話で海に行ってから、褐色の肌と日焼け跡という新たな特徴を追加して、よりそれっぽいキャラとなっておりました。
ただ、やっぱり着ていた水着面積が小さすぎましたねー。
終始皆に振り回されていた「一郎くん」が、はっきりと好意を口にした唯一の女性なんですが…。

姉「晶さん」、従妹「日向さん」
※左:姉「晶さん」、右:従妹「日向さん」
 実は最も「一郎くん」の心を支配している2人なのです。…やや地味でしたが。

ラスト前の7話では、寂しさからか姉「晶さん」のトイレに侵入したほか、台所に立つ母にはいきなり服を脱がせる(前日は緊縛プレイ)、妹「昴ちゃん」の寝込みを襲うなど、暴走してしまう「一郎くん」なのでした。
しかし、全然意に介さない母親ほか、姉妹どちらもそれはそれで満足であった様子なの(笑)
その後半、3人がコスプレして出迎えるシーンはさすがに圧巻です。
(※ちなみに母がメイド服、姉がチャイナ、妹がスクール水着でした。…どうせなら、ひとつずらした方が見栄え的には良かったかな)

ちゃんと連続性のある長編ながら、お話としてはえっちが主体で弱め。
展開も各話一人づつから、後に集団で~という、お約束なものでした。
まぁ、変にストーリー仕立てにするより、このくらい思い切って正解なのかもしれません。
このドロ沼のように乱れたえっち家族が、果たしてどんな結末を迎えるのか、ぜひ単行本でご確認ください。

細線ですっきりとした明るい絵柄。
表情などが硬く、決して下手ではないんですが、微妙な箇所もありました。
絵柄だけで言えば、過去に紹介しております4冊目「相思想姦」のが良かったかなぁ…。
特に今回は目が大きく、可愛らしいキャラが交じっていたので、そのあたりが原因かもしれません。
「蛇光院三郎」センセの人物絵は、タイプ的に目の細いアダルトちっくな女性のが合っていると思うのですよ。
また、いかにも濃いえっちが展開されそうな雰囲気的なんですが…案外普通で特殊なものはありません。
このあたり、評価分かれるところかなぁ。
なお、裏表紙の各絵はだいぶイマイチでした。
カラーより白黒絵のが巧い方なので、そこはあまり気にしないように。

家族耽乱 (MUJIN COMICS)家族耽乱 (MUJIN COMICS)
(2008/06/06)
蛇光院 三郎

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tag : コメディーコスプレショートカットツインテールスクール水着陥没乳首シマパン

■慾望のままに恋したい (はらざきたくま)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : コスプレ・みつあみ
・おまけ: あとがき。
・その他: 9話収録。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「はらざきたくま」センセの「慾望のままに恋したい」です。

ぐー、やたらめったら眠いです。
昨日に続いてあまり時間がありませんので、前置きもそこそこに始めます。

こちらのブログでは、「好色制服図鑑」の際に取り上げた「はらざきたくま」センセ。
久し振りの新刊は2冊同時発売なのでした。
…そんな訳で、ついこないだ「妄想みたいに愛されたい」をやったので、もう1冊「慾望のままに恋したい」も紹介させて頂きます。
まぁ、こちらだと絵柄についての話もちょろっとで済むと思ったので(笑)

さて、こちら「慾望のままに恋したい」は、全て「双葉社」さんの雑誌「メンズヤング」に掲載された短編集。
妄想みたいに愛されたい」と比較すると、ややコスプレちっくな感じが強かったです。
なお、話数ではこちらのが1話ほど少ないですが、ページ数ではなんと同じなのですよ。わぉ!

メイド「アリスさん」、弓道部「射詰真弓」先輩
※左:メイド「アリスさん」、右:弓道部「射詰真弓」先輩。
 「アリスさん」なのですよ。…あんまりエロい視線を向けないように(笑)

弓道部の先輩と…ってなお話の「悪癖」
弓道部「射詰真弓(いずめ・まゆみ)」さんは体調が優れないのか、練習中に何度もトイレに行って皆に心配されておりました。
彼女に憧れる新人「本矧守弘(もとはぎ・もりひろ)」は、居残って練習を続けると言った「真弓さん」の身を案じ、忘れ物をしたと偽って、一人弓道場へと戻るんですが…。

弓を射る際の緊張感、道着の凛々しさもあってか、漫画などでお馴染みな衣装ですね。
そう、いまは懐かしい「電脳学園4エイプハンターJ」のヒロイン「南山宏美」もそんなんでした。(←知ってる?)
完全に道着を脱がさないまま、というのも良かったんですが…驚かされたのが冒頭2ページ目
「真弓さん」が独りでなさっているんですけれど、うわわっ。
ついでにえっちの際にも、ぷしゃーっなんて派手な表現があったりして(笑)
一応成年マークない単行本なんですが、これはセーフなの??
”液体表現が多く派手めである”とした前巻「妄想みたいに愛されたい」にも、よくよく確認するとそういった描写はありましたが、ぶち抜き1ページで、よりインパクトの強い感じになっておりました

…こないだの「千代ちゃん」(※「かがみふみを」センセ)から、なんだかそんなん続きです。
まぁ、こちらの単行本の場合は、あれが「尿」なのか「潮」なのか曖昧なんですけど…って、こちらのサイトは”健全に漫画(成年も)の紹介する”ことを本願としているんですね(⇒サイトについて参照のこと)
いかん・いかん。

さて、タイトルで勘違いする、バドミントン話「バドガール」、1つ上な幼馴染みとの短編「忘却の日々」も、実はそんな描写がありました。
「バドガール」に登場している男性コーチですが、えっち漫画に登場するキャラながら、熱血漢で細かい変化にもちゃんと気付く、爽やかな好男子でした。
ヒロイン「羽田」さんが憧れるのも納得です。
なんちゃら言う二人がため、最近注目されることの多い競技(←ほとんど詳しくない)ですけれど、やっぱりバドミントン服はテニスのそれよりも地味で、楽しさは薄いですねー。
アンダースコートとか、ボール入れれたりするのが好きなんですが(笑)
なお、こちらの「羽田さん」がされたぷしゅーは、やたらめったら派手に飛び散っておりました。
一方「忘却の日々」に登場する、眼鏡・カチューシャな「真澄」さんは、唯一の2ページブチ抜きです。いやん。

一度もあったことのない血縁より、手紙(遺言状)が届いた「ホープ」くん。
それがため、財産と所有物を引き取ることとなったんですが、その中には人間も入っていたのです…という「Possessions」

私は前の旦那様の所有物でしたので…

ということで、メイド「アリス」をも相続してしまった、実に羨ましい主人公「ホープくん」
いわゆるコスプレっぽくない本格的なメイドさんで、えっち表現がなければどこぞの正統派メイド漫画かと思うくらいな風情でした。
やや大げさですが。
みつあみな「アリスさん」は清楚で可愛らしい娘さんでしたが、こちらでも1ページぶち抜きでぷしゃー、ってな表現が!
どれだけの額が転がり込んできたのか知りませんけど、あんなんでは彼仕事する気なくなるでしょうねー。

司書さん、椿さん
※左:司書さん、右:椿さん。
 みつあみを全員集合させてみました。「椿さん」は、ヘタすると子供とかいそうな雰囲気ですねー。

清楚で言えば、「非受験勉強」の「椿」さんも同様。
大学受験にて2浪中な「椿さん」は家庭教師の張り紙をしておりました。
それに目をつけた「佐原」くんは、彼女の教師として家へ赴くんですが、家政婦を雇っていたという、裕福そうな家庭は両親は共に不在がちで、一人ぼっちなのでした。

できれば受かるまでわたしのこと見てくれる方募集なんですけど…

やっぱりみつあみで、広いおでこの「椿さん」
やたら落ち着いた空気があり、また人妻漫画ちっくな、妙な緊張感もありました。
収録では、先のメイド「アリスさん」と双璧というべきキャラクターでしょう。

一方、軽いテンションと「すぐに出せるから」の台詞が楽しい「廃校の怪談」
色々お着替えのある短編で、高校時の制服にて1回、体操着(ブルマ)でも1回というコスプレ話です。
えっちシーンのあったそれら衣装のほか、冒頭で着ていた私服、中学時の制服、白と紺色のスクール水着までを持ち歩いていた様子。
残念ながら名前ないですが、なかなかいい娘さんです(笑)

ほか、「淫猥図書姦」に登場の司書さんは↓表紙を飾るもう一人のみつあみキャラ。
眼鏡と髪型、服装から控えめな胸まで、まるでそうした感じでないのにえろえろなのです。
途中で全裸になってしまったのは、良いような悪いような…。
彼が大学で知り合った「真由美」さん、過去に父の教え子で、男女の関係であったというびっくり話「コトノハ」
静かな漫画で、女性の強さが滲み出たような短編です。
「編集王女」、は女性から仕掛ける短編が圧倒的に多く収録された中で、下手をすると訴えられそな強引展開でした。

作画については、「妄想みたいに愛されたい」を参照下さいませ。
さすがに時期が新しい原稿だけで収録されているため、全体の安定感はこちらのが上です。
またコスプレっぽい色が強い分、OLさん不在(編集さんならいましたが)なのでストッキングはちょっとだけ。
まぁ、どちらも揃えるのがいいでしょう。

ちなみに、表紙はこちらのが良い雰囲気ですね~。
肝心なところは全然見えていないのに、「司書さん」が本来持っている、えっちな空気を漂わせております。
背景の黒と服装の赤という組み合わせもいいのかなぁ。
ちなみに絵柄としても、実際の白黒絵と近いように思います。

慾望のままに恋したい

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■いぬかみっ! 全6巻 (松沢まり)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : ラブコメアクション
・おまけ: あとがき(1,2,3,4,5,6)、
      原作・キャラデザより(1,2,4,5,6)。
・その他: 原作「有沢まみず」、合作おまけマンガ(6)、
      合間にキャラ紹介・イラスト、全6巻。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「松沢まり(まつざわ・まり)」センセの「いぬかみっ! 全6巻」です。

目がしばしばしてます。
えー、毎度のごとく業務が多忙のため、今回はちょろっとでごめんなさい。

本日は、こないだ最終となる6巻が発売されました、「松沢まり」センセの「いぬかみっ!」です。
いまさらこんなブログで取り上げる必要のないくらいに有名な作品ですよ。
作画を担当された「松沢まり」センセの作品は、初連載・初単行本という「ひなどりGIRL」を読んでおりました。
…が、この時はあまり刺さらなかったんですよねー。
好きな絵柄ではあったんですが、なんというか「毒」が無さ過ぎで、邪悪なひでるさんには耐えれなかったのです。

それに続く連載が、今回の「いぬかみっ!」だったみたいなの。
多くの方はご存じでしょうけれど、こちらは小説を皮切りにこちらの漫画、アニメ、ゲームという具合でメディアミックス展開されております。あちこちで見かける機会があるでしょう。

2巻・4巻の「ようこさん」
※2巻・4巻の「ようこさん」です。
 他の犬神もおりますが、今回は比較も兼ねて「ようこさん」オンリーです。

代々犬神使いの血筋である川平家は、「犬神」と共に魑魅魍魎の類を退治することを生業としておりました。
その末裔「川平啓太」は、十三歳の時に行われた儀式”品定め”において不適格の烙印を押され、勘当の身だったのです。
ある日、当主に呼び出された「啓太」はとある事情がため儀式で名乗り出れなかった犬神「ようこ」を与えられ、晴れて犬神使いとなったのでした。
しかし、自らの犬神に喜んだ「啓太」ですが、可愛らしい容姿とは裏腹に「ようこ」はわがままで家事などを一切しない上、桁はずれに高い能力を有するという、問題児だったのです。
大雑把ですが、まぁそんな感じ。

確かアニメをやっていた際に、「飛龍乱」センセは「うる星やつら」を連想したとかなんとか書かれていましたが、そんな感じが基本ですね。
魅力的な人外女子とのドキドキ同居生活でありながら、その娘は置いといて他の女子を追いかけ、嫉妬される~みたいなとこ。
身近な女性よりも他の女性が恋しくなるというのは、悲しい男性の性と言えるでしょう(笑)

お話でのポイントとしては、魔物との対決がある犬神使いということ、ヒロイン「ようこさん」が犬神…(まぁ、いいか)…であること。

軟派な振る舞いとえっちさがため誤解されている犬神使い「啓太くん」は、言われているほどのハチャメチャさはありません。
それぞれ依頼をサボらずにちゃんと対処しているほか、手を焼いてはいるものの「ようこさん」の面倒をしっかり見ており、また気は多いものの直接手を出そうとはしておりません。
こう見えて結構紳士なんだぜ?
という台詞もありましたが、その通りなのでしょう。
また、「啓太くん」の明るく前向きで、ときたま鋭い面は依頼・事件などの解決において大いに発揮されており、特に中盤のクライマックスたる死神とのエピソード(4巻)でも、困難な仕事をきっちり完遂していました。
相棒たる「ようこさん」の能力もありますが、彼はなかなかの人物ですね。

1巻・6巻の「ようこさん」
※1巻・6巻の「ようこさん」です。
 左が初登場、右はラスト話。ちなみに、中央上あたりにいる「ともはね」の生長後の姿がみたいです。

もうひとつ、犬神「ようこさん」ですが、ぜひブログを書きたいと思った切っ掛けは、2巻に収録された7話「続々・なでしこ登場」の回。
過去に紹介した「いぬみみ/中島零」の際にも書きましたが、

他の犬神を排除し、独占したのですよ。私が

…この一言が妙に刺さったんですねー。
後に「ようこさん」自身も、

実はわたしがみんなけちらしちゃったの。だってだってそうしないと、わたしがケイタの犬神になれなかったんだもん

とか、明るく告白しております。
1巻後半で「なでしこ」が来た際には「街を焼き払う」と激しい怒りをあらわにしたほか、帰宅して「ともはね」の姿を見つけると部屋を破壊するほど怒ってみたり、3巻にて「川平薫」宅へ呼ばれた際には終始彼を監視し続けておりました。

ひでるさんは複数犬を見て実感してますが、犬というのはそうしたものだと思います。
それぞれ多少性格の違いはあるものの、従順である反面、非常に嫉妬しますよね
ましてや「ようこさん」みたいな激しい性格なら、尚更です。
外出では必ず連れて行ってほしいでしょうし、他に関心を向けられるのは猛烈に嫌なことでしょう。
そんな訳で、他の犬神がちょくちょく出る1巻後半以降になってから、面白さは倍増しました。
もう少し色々絡んでほしかったという気持ちもありますが。

今回のブログに際して改めて1巻を見ましたが、最新刊とほぼ遜色はありません。
全6巻にわたって非常に安定感があり、またすっきりとした高レベルな作画です。
少女漫画っぽい原作絵よりも広く好まれそうな雰囲気ですが、そのあたりの違いをどう捉えるかで評価は変わるでしょう。
漫画なので動かしやすくなったかなぁ、とか思いましたけど。

…とまぁ、好き勝手に書きましたが、さすがに人気作品だけあって設定・お話など良かったです。
また、「松沢まり」センセも巧く漫画化したと感じます。
この出来栄えなら、原作ファンの方も問題ないでしょう…かな?
猫耳とか漫画ではよく「猫」を目にしますが、やっぱり「犬」ですよねー。
お話はまだ続くようですし、可能ならば連載を再開してほしいところでした。

いぬかみっ!

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■ネイキッドプレイ (ムサシマル)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき、ラフ絵、
      描き下ろし「しあわせかぞく」
・その他: カラー(8P)、短編×12
      (うち「We’reハッピーファミリー」×3)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ムサシマル」センセの「ネイキッドプレイ」です。

はい、”河合奈保子お宝密封!”に釣られ、思わず「フラッシュ」を買ってしまったひでるさんです。
えー…ちょっと、いや、かなりガッカリな内容でしたが。
特に驚く内容ではなく、何よりも少なすぎです。
せめてもう1、2ページほしかったですねー。

さて、漫画と関係ない内容はそこそこに、「ネイキッドプレイ」は「ムサシマル」センセの3冊目な単行本です。
連続話も含まれた短編集で、同級生から年上っぽいヒロインが目立っておりました。
さっそく、各話を見ていきましょう。

交換留学生「桜井エリス」
※交換留学生「桜井エリス」
 このコマがお気に入りです。いいなぁ、「エリスさん」

実は、最も印象に残ったのはメインの連続話でなく、短編「Campus Play」なのです。
海外MITからの頭脳明晰な交換留学生「桜井エリス」さん。
低い身長とツインテールな髪という外観からか、早くもファンクラブが出来たほどの人気でした。
しかし、当人はまるで相手にず、その足を6年前の中学校時代に同級生だった、「宗太」くんへと向けるのです…。

じゃあどうして、志願して交換留学生なんかになったのか、理由も分かるかい?

「MIT」って「マサチューセッツ工科大学」のことだったんですね。
いや、まるで縁がなかったので、今調べて知りましたよ。恥ずかしながら。
成長が止まってしまったような幼い容姿と、それとは裏腹な独特の言いまわしが特徴の「エリスさん」
当然、細部はまるで異なりますが、イメージ的にはアリスソフト大悪司」の「さっちゃん」こと「岳画殺」ですね。
そちらのファンの方には、おそらく刺さることでしょう。
ブレザーとチェック柄のスカートという服の組み合わせ、途中から余裕なくなるえっちシーンなど、色々可愛らしい方でした
しかし、最後の台詞とか、今後の「宗太くん」は頭が上がらなそうですねー。

エリスさん、アケミさん
※左:エリスさん、右:アケミさん
 2人並べてみました。似たような容姿なんですが、かなりの年齢差がある筈。
 
唯一の連続話「We’reハッピーファミリー」シリーズ。
父親が再婚して、新しい家族を迎えることとなった「雄太」くん。
義母の連れ子は年上でお姉さんになると聞かされていたんですが、帰宅した彼を迎えたのは、妹と名乗る「アケミ」さんだったのです。
やたら積極的な「アケミさん」に押され、ついにえっちしてしまうんですが…続いて帰宅した「トモミ」さんは、
はじめまして。アケミの『娘』のトモミです
…という挨拶をするのでした。
そう、「アケミさん」は妹ではなく、母親だったのです!

びっくり近親ラブコメですね。
1話目では、妹と偽っていた義母「アケミさん」と。
続く2話目では、散々えっちする様を見せつけられていた義姉「トモミさん」が。
そして描き下ろし部分では3名で~という、Wヒロインな漫画の基本的な構成なのでした。
特にお話のメインである義母「アケミさん」は、丸見えなエロ下着だったり、責任をもって処理(?)しようとしたり、玄関で始めちゃったり…と、バレた後にも自らを「妹」と称しているだけあって、かなりトンデモない方
過去の離婚もそんなんが原因らしく、まるで懲りていないのでした。
困った母親です。
なお、描き下ろしのカラー「しあわせかぞく」は↓表紙そのままな制服姿でのえっちでした。
「アケミさん」は本編の方がより妹っぽい雰囲気が強いですね。
これは色がついているためか…あるいは表情がためか……あ、服装かな?

目つきが悪く粗暴であるため、暴力団の娘とか、根も葉もない噂で恐れられている先輩「ミサキ」さん。
同サークルの新入生「タケ」くんは、酔っ払った「ミサキさん」を送っていく役目になってしまうんですが…実は外観に似合わず、ぬいぐるみなどが置かれたファンシーな部屋に住む、可愛らしい人だったのです、という「ミサキとタケ」
ギャップを楽しむ漫画ですね。
ラストは”イメチェンして驚いた”ということなんでしょうけど、もうちょっと極端な変化でないと分かりづらいです。
なにしろ、「ミサキさん」は男前っぽい容姿でしたから。
…胸は大きいのですが。
ちなみに、途中で2度ほど「タカ」と呼ばれてましたが、あれは誤植ですよね?

ハルミさん、ミサキさん
※左:ハルミさん、右:ミサキさん
 夜明けとかなんとか言ってますが…もうちょっと下が見たい方は単行本にて(笑)

コスプレ系としては、裸エプロンでのお風呂場えっち「つまエプ」、カラーのショート短編「L.M.L~レット・ミー・リード~」は赤が映える、チアリーディング衣装。
さらに、実家が神社という巫女「神谷」さんの「おみくじ」
不器用という設定の「神谷さん」なんですが、仕込みアリの「お祓いしてあげる~」という誘い方は、なんだか男性のソレでした。
そして、注目は「ラブストッキング
高校時代の体操着(ブルマ)をなんやー、かんやーと着させられてしまう「西崎ハルミ」さん。
ちょっとした流れで、上は体操着、下は直にストッキングという、好きな方には直撃な組み合わせの格好をさせられてしまうのです。
こうした漫画で脱がさないのは、当然ですよね。

ほか、隠し撮り・脅迫と続く「くちどめPLAY!」
物騒な文言とは裏腹に、実は最後のページまでラブラブな短編なのでした。…もう勝手にやってて下さい。
肌の白黒っぷりがいい、ビキニな水着の「Private Bitch」は、3名での複数プレイなお話でした。
コメディー調の「はぐれ遊女と純情派」、逆に物悲しい雰囲気漂う短編「からっぽ遊女」の2話は、古き時代が舞台の異色な作品でした。

細線のすっきりとした絵柄。
白が目立つ明るい原稿なんですが、ページ全体に詰め込むよう描き込まれているため、ごっちゃりとした風情です。
リアル気味なキャラ絵は漫画っぽさとのバランスに優れた、適度な感じ。
万人に好まれるようなタイプですね。
コマ、構図の変化が多彩で、おそらく…各短編毎で若干雰囲気も変えていると思いました。たぶん。
なお、↓表紙などカラーより白黒のが良いので、いくらかプラス判断して下さい。
もし漫画帯がついているなら、裏面のカット絵が参考になるでしょう。
(※帯の折り返し部分には、センセのコメントもあります)

ネイキッドプレイ (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)ネイキッドプレイ (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
(2008/05/31)
ムサシマル

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■ローズ×マリー 限定版 (浦瀬しおじ)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : ガンアクション・魔物
・おまけ: あとがき。
・その他: 初単行本、折り返しにコメント、
      カラー(12P)、6話収録、現在は1巻まで発売。
※限定版はドラマCDつき。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「浦瀬しおじ(うらせ・しおじ)」センセの「ローズ×マリー 1巻[限定版]」です。

おまけがあると、「どうせなら…」と、買いに走ってしまう人間心理。
さて、こちらは毎度お馴染みドラマCDのついた、「ヴァルキリーコミックス」の限定版です。
ひでるさんはそんなんに釣られた一人ですが、セールス的には大丈夫なんでしょうか?
(※もともと雑誌についていたものの再構成らしいですが…)

姉「ローズ・リヒター」、妹「マリー・リヒター」
※左:姉「ローズ・リヒター」、右:妹「マリー・リヒター」
 お姉さんの方が小さいという設定です。…あちこち。

「浦瀬しおじ」センセのおそらくは初単行本・初連載となる、「ローズ×マリー 1巻」です。
表では「世界文化保全財団」という看板を掲げているその機関。
実は、世界にひっそりと存在する、”人に害なす魔物を狩る”という専門組織だったのです。
そちらに属する優秀な魔物ハンター、姉「ローズ・リヒター」、なぜかメイド服を着る妹「マリー・リヒター」の姉妹は、行方不明の兄「クルト」を探しつつ、各地で闘いを繰り広げるのでした…。
大雑把にはそんなん。

魔物との対決を描いた、ガンアクションな漫画です。
そういった系統のごくごくスタンダードな感じでしたね。
すんなりと受け入れやすい反面、コレという特徴はさして見られませんでした。
まだ始まったばかりではありますが…。

姉「ローズ」は接近戦、妹「マリー」は狙撃という具合に、個性・役割分担がキチンとされており、銃を武器とはしているものの、派手にアクションしておりました。
遠くからぺちぺち撃っているだけではありません。
弾が無くなるとか、補充がどうのといった描写までされていたのはいいと思います。

マリー・ローズ、ピンチシーン
※マリー・ローズ、ピンチシーンです。
 いかにも、この後にまだ続きがありそうなんですが…。

ただ、読んでいて気になったこと。
舞台は微妙に時代がかった雰囲気もありますが、現代劇でした。(←たぶん)
一般人が魔物と出会う確率は飛行機事故と同じ位なんだから
という台詞があり、”魔物は存在するが、一般的には否定されている”というのが、漫画世界での大原則なのです。
これが、どうにも微妙なんですね。

実際に何名もの被害者がいたり、日中に平然と町を飛びまわる魔物がいたりと、情報操作程度では到底誤魔化せるようなレベルに見えないのです。
それに、夜の街でバンバン拳銃を撃ったりしたら、さぞかし目立つと思うのだけれど…。
後々で何かしらの材料が提示されたりするのかなぁ。
それが一般的にオフィシャルでないという点は、違和感あるだけで今の所さして魅力は感じられませんでした。
同じ設定ならば、もう少し時代を遡った方が自然だったでしょう。

また、2話「隣人達」で語られる事柄ですが…うーん、ここの読者がそんなんを望んでいるかどうか、ちょっとばかり疑問。
描かれていたように、ぱーっと一気に説明するのならば、話を持ってくるのが早過ぎたかもしれません。
もう少し、「魔物出現→依頼を受け→ピンチになり→奇策によって勝利」という、1、2話みたいな基本フォーマットを数回噛ませてからのが、良かったように思いました。
ただ、事実を知った際の「「マリーさん」の台詞、
「~[省略]~いざという時に躊躇したり判断ミスを犯すかもしれない
…というあたり、事柄を単純に捉えていないことは伝わりました。
そのあたりを含め、今後に期待というところですかね。

カラーの「ローズさん」
※おまけ:カラーの「ローズさん」
 やっぱり、色がつくとイイ感じです。黒です。

なお、好評で連載の切っ掛けとなったらしい、カラー原稿「月鱗乱舞」がそのままの形で収録されています。
こちらは、アクションと適度なセクシーさが融合された短編ですね。
こざっぱりとし過ぎな背景、いまいち迫力に欠けるアクションなど、じっくり見てしまうと気になるところもありましたが、掴みとしては最適な仕上がりと言えるでしょう。

ついでに、「ヴァルキリーコミックス」シリーズでは、ポイントとなるサービスシーン。
こちらの漫画では、格闘担当である「ローズさん」の深いスリットからなるパンチラですかね。
下着とストッキングの黒は素敵なんですが、残念ながらあまり頻繁ではありません
3話「隣人Ⅱ」ではお馴染みの触手っぽい魔物が登場していたにも関わらず、さして注目カットもないままきっちり退治。
うーん、強いなぁ。
続く4話「隣人Ⅲ」ではシャワーシーンなどありましたが、バストトップは湯気でしっかりと隠されておりました。
…ぬるいなぁ。
同シリーズの「夢幻戦士ヴァリス/ZOL」、「「レッする!アイドル/武礼堂」ではそんな描写もあるので完全NGではないと思っているんですが、漫画毎に規制度合が異なるんでしょうか?
毎回書いているかもしれませんが、かなり中途半端でした~。
(※これまた毎度ながら、ひでるさんの感覚がだいぶ麻痺している、のかもしれませんが…)

吸血鬼
※吸血鬼です。
 ドラマCDでは「田村ゆかり」さんが担当されてます。

太線が非常に強く、ぼってりと濃い目な絵柄。
全体もごっちゃりとした感じですね。
アップでは問題ないものの、引き絵などのバランスは微妙です。
そのあたりの強弱がために、やや不安定でした。
なお↓表紙などのカラー絵ですが、漫画としての雰囲気では異なります。
イラストとしては、ほぼあんなんですけど…この書き方で分かるかなぁ。
脳内でモノクロ変換して、ご判断下さい。

なお、ドラマCD部分は単行本に収録されている0話「妖血の囁き」でした。
漫画を眺めながら聴いてみましたが、ストーリーや台詞などほぼ同じものの、単体でも楽しめるよう、そこそこのアレンジがされていました。
このエピソードは魔物たる吸血鬼も女の子でそれぞれ絡みも多く、最適なお話でしたよー。

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(2008/05/30)
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※こちらが通常版
ローズ×マリー 1 [ヴァルキリーコミックス] (ヴァルキリーコミックス)ローズ×マリー 1 [ヴァルキリーコミックス] (ヴァルキリーコミックス)
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■おんなのこ ふたたび (かがみふみを)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき、イラスト、
      描き下ろし「プールサイド」、
      カバー裏にラフ絵。
・その他: 短編×13(うち「わかば」×2、
      「SONG」×2、「千代ちゃんシリーズ」×2)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「かがみふみを」センセの「おんなのこ ふたたび」です。

最近は一般向けが多く、そうしたイメージの強い「かがみふみを」センセ。
過去に「ちまちま」を読んでおりますが、成年系はこれが初めてです。
ぶっちゃけ店頭で「おんなのこ ふたたび」のタイトル”ふたたび”から、以前発売されていた「おんなのこ」の続巻だと勝手に勘違いしていたひでるさん。
そうか、これは絶版となっていた過去単行本の新装・復刻版なんですね
ちなみに、単に再発売というだけでなく、単行本未収録2話と描き下ろし1話が新たに加わっておりました
(※そんなんをページ合間のイラストにて繋いでおります)
過去単行本を持っている方には複雑ですよね~。
こういったのはあまり好きではないんですが、絶版ならば仕方ないことなのかもしれません。
一期一会ですから。

「上原さん」と「村田くん」
※「上原さん」と「村田くん」
 こんな状態になるんですが…。

さて、そんな訳で、こちらの単行本は”新録となった3話がどんなんか”でしょう。
そのあたりを詳しく紹介させて頂きます。

さて、未収録作品という「チョコレート」、「マシュマロ」の2話は連続話。
バレンタインの日。
「千代」ちゃんは、お隣のお兄ちゃん「カズヤ」くんにチョコレートを渡して告白するため、玄関前にてその帰りを待っていました。
雪も降る外は寒く、トイレに行きたくなった頃…「カズヤくん」が戻ってきたのでした。
しかし、我慢したままだった「千代ちゃん」は…。
だいたい、そんなお話。

なんか入れるの!入れる…入れるものちょおだい!!早く!!

…という訳で。
なんとびっくり、コレ実は放尿な連続話なのでした(笑)
緊急事態であるとはいえ、まだキスすらしていない好きな男性の前で、あーんなことをしてしまうのは…スゴイですね。
ビジュアルとしても、なかなか衝撃的・刺激的で、かつセンセーショナルなのでした
なんかいいなぁ。
おそらく、アレを目の当たりにした「カズヤくん」は、高確率で新たな性癖が増えると思います。わはは。

なお、”ここが漫画のメインだ!”という認識は読者だけでなく「かがみふみを」センセも同様(逆か?)で、もよおしてから事が終わるまで、なんと9ページも割かれ、じっくりと描写されておりました。
こりゃ、「ぢたま」センセ、およびそのファンな方々も納得でしょう。
前巻をお持ちな皆さま、この短編だけでも買う価値はありますよ!
(※そんなんが嫌いな方は駄目でしょうけれど)
えー、尿ばかり追いかけているのもなんなので、他のところを。
いつもスカートでないため、つい足元が無防備になってしまう「千代ちゃん」
思わず見とれてしまう「カズヤくん」の目線を追って、自らのパンチラに気付くまでのゆったりとした流れも良かったです。

千代ちゃん
※大ピンチな「千代ちゃん」です。
 非常に良かったので、単独絵にしてみました。

さらに、続く「マシュマロ」は続編となるショートの短編。
……ほら、やっぱり(笑)
1ページ目ではブルマ、2ページ目ではカット絵だけでしたが、スクール水着や制服にて、そんな描写がありました。
あのページはヤバいですねー
あちこちで驚かされた漫画でしたが、結局2人は直接えっちのないままなのでした。
ため、お話はそんなんであるものの、オチは爽やかです。

描き下ろしの短編「プールサイド」
さすがに最も新しいだけあって、綺麗な線ですっきりと見やすいですね。
順にページを開いていくと、急に洗練された感じが味わえると思います。
お話は「花穂子」ちゃんと「ゴローくん」こと「岩井」くんのラブえっち話。
「花穂子ちゃん」の過去の思い出がオーバーラップする内容です。
なお、タイトルそんなんですが、水着シーンはちょろっとだけでした。

続いて再録部分、連続話の「わかば」、「SONG」
ヒロイン「わかば」さんというタイトル・名前そのまま、初々しい単純えっち話でした。
なお、かなり絵柄が変わっているので違うかもしれませんが、あとがき下の絵はこの2人だと思います。
「SONG#1」、「SONG#2~とってもなかよしさん~」の2話はは、他の単行本にもまたがっているらしい中編。
詳細については省きますが、「ユカ」ちゃんの”風呂上がりで丸見え”ってのはいいですね。

花穂子ちゃん、わかばさん
※上:「花穂子ちゃん」、下:「わかばさん」
 比較絵ですね。それぞれでみると、さほど気にならないと思いますが。

生徒会・書記「上原」さんと生徒会・文化委員長「村田」くんの「三月の恋」
ラストの「上原さん」が可愛らしいのですが、結局独りえっちだけなのでした。
後半あたりで、ああいった会話の流れで絶好のポジションになったというのに、そのまま何もないのが逆に凄いです。
成年漫画なのに…まぁ、実際はあんなもんですよねー。
なお、こっちのが健全・正解(?)な反応かも~という短編が「echo」でした。

ほか「手に入らない愛ならば」は百合漫画、「チェリー」は「ちえり」さんのコスプレ、「short hope」は微妙に重たい雰囲気が漂う、収録中ではかなり異質な作品でした。

4コマ漫画とかにありそうな、線が太めで平べったいのっぺり絵。
楕円な輪郭と手足・スタイルまで、幅広く、ヒロインはほぼロリ気味です。
あとがきにてセンセが述べているように、かなり描かれた時期に差があるため全体は不安定ですね。
交互に見比べてしまうと差が明確でしたけれど、絵の性質上さほど落差が気にならない、得なタイプだと思います。
新しい原稿の方が、色々な面で安定感があるような気がしました。

以上、一応成年指定なんですが、優しいタッチとほんわかしたお話群
直接えっちすら無い短編もありますね。
あまりそのあたりを期待して買われる方はいないでしょうが…通常の成年系とはかなり異なる単行本ですよ。

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(2008/05/22)
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tag : ラブコメコメディーコスプレパンチラスクール水着百合漫画

■妄想みたいに愛されたい (はらざきたくま)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : お姉さん・ショートカット
・おまけ: あとがき。
・その他: 10話収録。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「はらざきたくま」センセの「妄想みたいに愛されたい」です。

こちらのブログでは、「好色制服図鑑」の際に取り上げている「はらざきたくま」センセ。
久し振りに新刊が、しかも2冊同時に発売となりました。
…そんな訳で、過去原稿のリニューアル版では?とか疑ってしまいましたが、完全新刊です。
ご安心ください。

OL「里穂さん」、ベルボーイ「琴葉さん」
※左:OL「里穂さん」、右:ベルボーイ「琴葉さん」
 ぎりぎりです。どーしても、すらりとした足の描かれている絵を掲載したかったのですよ。

さて、こちら「妄想みたいに愛されたい」は他社で描いた短編をまとめたもの。
ちなみに、同時発売の「慾望のままに恋したい」が、「双葉社」さんの雑誌「メンズヤング」に掲載されたもの。
「はらざきたくま」センセによると、「大人の事情とか出版社の都合」とのことでした。

とりあえず、ビジネス系の4話から。
なかなか会えない彼氏がため、欲求不満なOL「吉田里穂」さん。
久し振りのデートもドタキャンされてしまい、ふと給湯室で慰めてしまうのでした。
しかし、閉めたはずの扉は少しだけ開いており、誰もいなかった筈のフロアには支店長の姿があったのでした。
…という「OL覗事」

うん、ああいった小さな支店では、実際にもあり得るシチュエーションでしょう。
(※独りえっちの場面はともかく)
ショートカットの「里穂さん」は「もしもあの時見られていたら…」と勝手に妄想を膨らませ、結果としてあんなんなってしまうのですね~。
二度目はともかく、一度目はあるいは本気で勘違いだったかもしれませんよ。
なお、同じくOL「片桐」さんのショート「存在理由」
これはもともとはカラー原稿だったのかな。
できれば白黒でなく、オリジナルで収録してほしかったです。
どちらのOLさんも、ストッキングの描写がえっちなのでした
ああいった女性がいると、仕事も楽しいでしょう。…進捗悪くなりそうだけど。

天野さん
※喫茶店・店員「天野さん」
 このコメディー絵もお気に入り。やたら小さいコマなんですが。ちなみに左が普通の顔です。

「笑顔の味」は喫茶店、「Hotelier」はベルボーイ(※女性でもそう呼ぶらしい。あるいはベルガールとかベルマン)のお話。
前者は無表情で愛想しくない「天野」さんと店長のえっち話。
2人はオープン最中に休憩室にてしちゃうんですが、よくこういった漫画では”店内はさぞ大変だろうなぁ”とか思うひでるさん。
こちら、しっかりそんな描写がありました。
ちなみに、えっち後のぼーっとした「天野さん」のコメディー顔が可愛らしいのです。
後者は、ベルの「琴葉」さんとお客さんのお話で、まさに「姉さん、事件です」という感じの漫画でした(笑)

表題作「妄想みたいに愛されたい」
こちらのショートカットなヒロイン「大久保知香」さんが、↓表紙の娘なんですね。
ヘッドホンで何を聞いているかと思えば…これがまたAVなんですよ。
あまり心を開かないちょっと変わった娘さんなんですが、それに毒されているようでした。
教室内でもかるーく独りえっちする描写がありますし、「山瀬」くんに対しても完全な不意打ちなの。
おそらくは、日々勝手にイロイロな妄想していたのかもしれません。
アブないなぁ。

知香さん、夏美さん
※左:知香さん、右:夏美さん
 これですね。「夏美さん」はいいなぁ…連れまわしたいです。

最もお気に入りなヒロイン「夏美」さんが登場する「恥歓」
やや変態ちっくな性癖の旦那「修一」くんがため、野外でアイテムを忍ばせたままさんぽさせられるほか、義弟「健二」くんとするよう仕向けられてしまうのでした…。
だいたいそんなお話。
何が良いかって、ショートカットカチューシャという取り合わせな「夏美さん」です。
あのビジュアルから、なんとなーく昔の各ヒロインが思い出させられるのですよ
えー、こだまちゃんとか美樹ちゃんですね。
同じ想像がつく方だけ、はは~んと楽しんで下さいな(笑)
なお、長いスカート丈や、大人しいデザインのブラウスなども逆に良かったです。

友達「ツトム」くんの従姉「久美」さんと「拓海」くんの「しあわせ」
「やっぱりまた…」とか言われる「久美さん」がメインなんですが、なにげにラストで驚かされるお話になっておりました。
どうせなら、あの続きが見たいですよぅー。
ほか、眼鏡の家庭教師「真理」さんの「イキヌキしましょ」、ベランダにてメッセージを送る人妻「渡辺沙耶」の「ワイドショー」などが収録されておりました。

繊細な線による、非常に洗練された丁寧な絵柄。
全体的にはすっきりとしておりますが、主に下着やストッキングなどで使用されるトーン処理のえっちさが秀逸なのです
小さい目としっかりとした鼻、縦長気味な輪郭にすらりとしたスタイルが特徴。
特に足の綺麗さ・色っぽさについてはまた格別で、いわゆる”足を伸ばしたままの後背位描写”などはコマをはみ出したりして、やたらめったら素敵なのでした
成年マークない一般系単行本としては、液体表現も多く派手め。
過去ほど極端ではないですが、やっぱり癖ある作画なので、人を選ぶかもしれません。
↓表紙で判断するならば、同時発売「慾望のままに恋したい」の方が白黒絵に近いでしょう。

久し振りに、たっぷりとセンセの漫画が読めて幸せでした。
次はぜひ「黄金色舞台」のような連続話が見たいですね。

妄想みたいに愛されたい

妄想みたいに愛されたい (アクションコミックス) (アクションコミックス)


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tag : ショートカットコメディーメンズヤング双葉社ストッキングカチューシャ

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