■年中無休★サンタさん! (仏さんじょ)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■□□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : コメディー・変身ヒロイン
・おまけ: あとがき4コマ、
カバー裏にプレゼンツ大百科(No.001,002)
・その他: 折り返しにコメント、カラー(4P)、
5話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「仏さんじょ(いむ・さんじょ)」センセの「年中無休★サンタさん! 1巻」です。
ついに発売されました。
これが7/13に頂いたコメントで存在を知りましたサンタ漫画ですね!
さて、こちらでも紹介しておりました「厳守!きまり学園」
勝手に学園公認番長とされてしまった主人公「見城憲太郎」とそのお目付け役・風紀委員「菊川きまり」が各イベントの風紀委員と絡むコメディーでした。
そちらのゲストに、クリスマス風紀「三田太陽(さんた・さん)」という非常に良いキャラがいたのです。
「仏さんじょ」センセもだいぶ気に入った様子。
なにしろ単行本のおまけカードはあちこちヒロインを横目に彼女が描かれており、”レギュラーに出来そうもなかったので、作品自体を終了させてみました”というような冗談を書いていましたが…なんと、これが現実になったのです。
※ヒロイン特集1:恥ずかしい「三田燦さん」
なんだこれーとか言ってます。ただ、クリスマス風紀の彼女より露出は控えめ(笑)
そんな訳で、他にも「五月病症候群」、「ろりぽ アンリミテッド」を紹介している「仏さんじょ」センセの最新刊。
通算10冊目という「年中無休★サンタさん!」をさっそく読んでみました。
…相変わらず、ものスゴイ独特な世界が広がってます。
こうした漫画については、おそらく右に出る方いないのではないでしょうか。
高校生の主人公「三田燦(みた・さん)」は、生徒会では副会長を務める優等生でした。
ある日、名前そのまま”サンタになる家系”であることを告げられた「燦」は母より力を継承。
16才の誕生日にサンタとなったのです。
その仕事は良い子にプレゼントを届けるというものでなく…”大切にされなかったプレゼントのなれの果て”である、通称「プレゼンツ」を狩ること。
誰かの趣味でやたら短いスカートと、恥ずかしさたっぷりな必殺技を駆使して町内を守るのでした。
だいたいそんな感じ。
格好としてはミニスカサンタですが、ノリとしては完全に変身・魔法ヒロインな漫画。
先の「三田太陽さん」とは、設定は当然のこと、ミニスカサンタ衣装についても変化しておりました。
基本的はコメディー。
少女と言い張る母親ほか、外面の良い腹黒キャラ「白銀高尚(しろがね・たかなお)」、通称「がっかり会長」という生徒会長「蓮沼本見」…など、ボケ倒す、暴走する彼・彼女らに振り回されつつ、サンタとして頑張る「燦さん」という感じ。
色々と恥ずかしい変身後から、あっさり「高尚くん」に正体を知られるなど、センセお得意な不幸描写は秀逸。
面白いです。
※ヒロイン特集2:必殺技の「三田燦さん」
腰を左・右・左に振って、ウィンクで発動なのでした。これは失敗パターン。
導入となる1話「真夏のサンタさん!」
困惑する「燦さん」から、彼女の母親とのやりとりが可笑しいです。
変身前後で全裸になるのはお約束ですねー。
ちなみに、「高尚くん」は冒頭にパンチラを目撃していたようですが…絵には描かれておらず、その手のえっち描写はごく控え目。
期待した方はちと残念。
変身・入浴シーンも肝心な部分は隠されてます。
基本的にコメディーな展開ですが、敵「チワワ・ザ・シェイカー」にはっちゃけ感はありませんでした。
攻撃に無傷で、なにげに力を使いこなしているなど、「燦さん」の能力が垣間見えます。
2話「仮面の良い子たち!」は学園描写。
前話オチ部分から、ちょっと気になる幼馴染み「高尚くん」をピックアップしたものになっていました。
変身の際に、ちゃっかりカメラを構える「高尚くん」がいい感じ(笑)
収録中にて、3話「初めての強敵 初めての大ピンチ!」、4話「あきらめない!」は非常に良いエピソード。
先ほど書きましたが、この漫画は敵に冗談っぽさないのが特徴。
冒頭はコメディーちっくな描写になっていましたが…手足がオモチャになったりするのはちょっと恐ろしいですね。
追跡していたサンタ(※デザインは「三田太陽さん」っぽい)を余裕で消滅させるなど、こちらの敵「ダックス・憤怒」は相当な実力者。
サポート役の「パンディ」もはっきり”強敵”と言っています。
しかも、前話オチの流れから人間関係がギスギスして、精神的に不安定だった「燦さん」が襲われる、シリアス展開になっているのです。
能力を解析された挙句精神的にも揺さぶられ、不安定な精神状態を狙って攻撃が仕掛けられるという、「帰ってきたウルトラマン」の37、38話みたいな風情でした。
(※計画的なそちらと違い、単に偶然タイミング重なっただけですが)
ここが非常に深い。
強大な相手に対する揺らぎ、「高尚くん」に対する想いから隙を見せてしまい、ピンチに陥る「燦さん」にドキドキ。
ひでるさん好みな展開です(笑)
ぶっちゃけ…このまま終わっても良いくらいでした。
※ヒロイン特集3:シリアス「三田燦さん」
ギャグだけではありません。こうしたエピソードは大好物なひでるです。
そんな訳で前話が真面目なエピソードだったためか、5話は敵も出現せず、皆で焼肉を食べに行くというはっちゃけ話。
実は焼肉ショーグンだった「燦さん」
(※注意:焼肉ショーグン→鍋奉行の焼肉版みたいな感じ。センセの造語…ですよね?)
独自の理論を展開し、おっかないくらいに仕切るというものでした。
ここは本来の「仏さんじょ」センセらしいお話です。
柔らか線のすっきり絵。
適度なくらいの濃淡で、描き込みそこそこなので画面はこざっぱりな印象です。
コメディー描写が強く、勢いあるだけそれなり。
癖の強い平面絵です。
きっちり人を選びますが…漫画的なものは巧く、ネタで引っ張るタイプなので、違和感が少なければ問題ないでしょう。
分かり辛い箇所もありません。
はっちゃけ表現からテンポまで優れています。
カラーでも大きく変化はしないので、↓表紙の判断で良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・分かり易い表現で、個人的には違和感ないですが…一般的ではこのくらいかと。
・ぺかぺかした冗談ばかりでなかったのが気に入りましたが、読者によりけりですかね。
・サンタクロースをこうした漫画に仕上げれるのは、世界でただ1人でしょう。
合計:[11/15]
本来のコメディーもいいですが、3、4話がどうにも刺さってしまいました。
5話があーした感じだったので、次の戦闘がどうなってしまうのか、楽しみにしたいと思います。
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・絵 :■■□□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : コメディー・変身ヒロイン
・おまけ: あとがき4コマ、
カバー裏にプレゼンツ大百科(No.001,002)
・その他: 折り返しにコメント、カラー(4P)、
5話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「仏さんじょ(いむ・さんじょ)」センセの「年中無休★サンタさん! 1巻」です。
ついに発売されました。
これが7/13に頂いたコメントで存在を知りましたサンタ漫画ですね!
さて、こちらでも紹介しておりました「厳守!きまり学園」
勝手に学園公認番長とされてしまった主人公「見城憲太郎」とそのお目付け役・風紀委員「菊川きまり」が各イベントの風紀委員と絡むコメディーでした。
そちらのゲストに、クリスマス風紀「三田太陽(さんた・さん)」という非常に良いキャラがいたのです。
「仏さんじょ」センセもだいぶ気に入った様子。
なにしろ単行本のおまけカードはあちこちヒロインを横目に彼女が描かれており、”レギュラーに出来そうもなかったので、作品自体を終了させてみました”というような冗談を書いていましたが…なんと、これが現実になったのです。
※ヒロイン特集1:恥ずかしい「三田燦さん」
なんだこれーとか言ってます。ただ、クリスマス風紀の彼女より露出は控えめ(笑)
そんな訳で、他にも「五月病症候群」、「ろりぽ アンリミテッド」を紹介している「仏さんじょ」センセの最新刊。
通算10冊目という「年中無休★サンタさん!」をさっそく読んでみました。
…相変わらず、ものスゴイ独特な世界が広がってます。
こうした漫画については、おそらく右に出る方いないのではないでしょうか。
高校生の主人公「三田燦(みた・さん)」は、生徒会では副会長を務める優等生でした。
ある日、名前そのまま”サンタになる家系”であることを告げられた「燦」は母より力を継承。
16才の誕生日にサンタとなったのです。
その仕事は良い子にプレゼントを届けるというものでなく…”大切にされなかったプレゼントのなれの果て”である、通称「プレゼンツ」を狩ること。
誰かの趣味でやたら短いスカートと、恥ずかしさたっぷりな必殺技を駆使して町内を守るのでした。
だいたいそんな感じ。
格好としてはミニスカサンタですが、ノリとしては完全に変身・魔法ヒロインな漫画。
先の「三田太陽さん」とは、設定は当然のこと、ミニスカサンタ衣装についても変化しておりました。
基本的はコメディー。
少女と言い張る母親ほか、外面の良い腹黒キャラ「白銀高尚(しろがね・たかなお)」、通称「がっかり会長」という生徒会長「蓮沼本見」…など、ボケ倒す、暴走する彼・彼女らに振り回されつつ、サンタとして頑張る「燦さん」という感じ。
色々と恥ずかしい変身後から、あっさり「高尚くん」に正体を知られるなど、センセお得意な不幸描写は秀逸。
面白いです。
※ヒロイン特集2:必殺技の「三田燦さん」
腰を左・右・左に振って、ウィンクで発動なのでした。これは失敗パターン。
導入となる1話「真夏のサンタさん!」
困惑する「燦さん」から、彼女の母親とのやりとりが可笑しいです。
変身前後で全裸になるのはお約束ですねー。
ちなみに、「高尚くん」は冒頭にパンチラを目撃していたようですが…絵には描かれておらず、その手のえっち描写はごく控え目。
期待した方はちと残念。
変身・入浴シーンも肝心な部分は隠されてます。
基本的にコメディーな展開ですが、敵「チワワ・ザ・シェイカー」にはっちゃけ感はありませんでした。
攻撃に無傷で、なにげに力を使いこなしているなど、「燦さん」の能力が垣間見えます。
2話「仮面の良い子たち!」は学園描写。
前話オチ部分から、ちょっと気になる幼馴染み「高尚くん」をピックアップしたものになっていました。
変身の際に、ちゃっかりカメラを構える「高尚くん」がいい感じ(笑)
収録中にて、3話「初めての強敵 初めての大ピンチ!」、4話「あきらめない!」は非常に良いエピソード。
先ほど書きましたが、この漫画は敵に冗談っぽさないのが特徴。
冒頭はコメディーちっくな描写になっていましたが…手足がオモチャになったりするのはちょっと恐ろしいですね。
追跡していたサンタ(※デザインは「三田太陽さん」っぽい)を余裕で消滅させるなど、こちらの敵「ダックス・憤怒」は相当な実力者。
サポート役の「パンディ」もはっきり”強敵”と言っています。
しかも、前話オチの流れから人間関係がギスギスして、精神的に不安定だった「燦さん」が襲われる、シリアス展開になっているのです。
能力を解析された挙句精神的にも揺さぶられ、不安定な精神状態を狙って攻撃が仕掛けられるという、「帰ってきたウルトラマン」の37、38話みたいな風情でした。
(※計画的なそちらと違い、単に偶然タイミング重なっただけですが)
ここが非常に深い。
強大な相手に対する揺らぎ、「高尚くん」に対する想いから隙を見せてしまい、ピンチに陥る「燦さん」にドキドキ。
ひでるさん好みな展開です(笑)
ぶっちゃけ…このまま終わっても良いくらいでした。
※ヒロイン特集3:シリアス「三田燦さん」
ギャグだけではありません。こうしたエピソードは大好物なひでるです。
そんな訳で前話が真面目なエピソードだったためか、5話は敵も出現せず、皆で焼肉を食べに行くというはっちゃけ話。
実は焼肉ショーグンだった「燦さん」
(※注意:焼肉ショーグン→鍋奉行の焼肉版みたいな感じ。センセの造語…ですよね?)
独自の理論を展開し、おっかないくらいに仕切るというものでした。
ここは本来の「仏さんじょ」センセらしいお話です。
柔らか線のすっきり絵。
適度なくらいの濃淡で、描き込みそこそこなので画面はこざっぱりな印象です。
コメディー描写が強く、勢いあるだけそれなり。
癖の強い平面絵です。
きっちり人を選びますが…漫画的なものは巧く、ネタで引っ張るタイプなので、違和感が少なければ問題ないでしょう。
分かり辛い箇所もありません。
はっちゃけ表現からテンポまで優れています。
カラーでも大きく変化はしないので、↓表紙の判断で良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・分かり易い表現で、個人的には違和感ないですが…一般的ではこのくらいかと。
・ぺかぺかした冗談ばかりでなかったのが気に入りましたが、読者によりけりですかね。
・サンタクロースをこうした漫画に仕上げれるのは、世界でただ1人でしょう。
合計:[11/15]
本来のコメディーもいいですが、3、4話がどうにも刺さってしまいました。
5話があーした感じだったので、次の戦闘がどうなってしまうのか、楽しみにしたいと思います。
年中無休★サンタさん! 1 (IDコミックス REXコミックス) (2009/12/09) 仏 さんじょ 商品詳細を見る |
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