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■えっちーみっくす!! (isao)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき、作品ひとこと解説コーナー、ゲストページ、
      合間にラフ絵、カラー描き下ろし「会長のお戯れ」、
     カバー裏にカラーサイン本風表紙絵・おまけの駄文。
・その他: 初単行本、カラー(16P)、短編×13
     (うち「生徒会長「さやかさん」シリーズ」×2、「いたがみシリーズ」×2)
         
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「isao(いさお?)」センセの「えっちーみっくす!!」です。

ちょっぴり余談から。
「みなみけ/桜場コハル」の7巻・初回限定には、チェーンで吊るすことのできるフィギュアがついてました。
これがなかなか良い出来栄え。
小さいながら、うまーくそれぞれの特徴をとらえてます。

みなみけ三姉妹
※おまけ:こんなんです。

思わず、そっちを買ってきてしまいましたよ。
特にファンの方は、なくならないうちに書店までダッシュでゴー!

みなみけ(7)フィギュア付き初回限定版 (プレミアムKC)みなみけ(7)フィギュア付き初回限定版 (プレミアムKC)
(2010/07/01)
桜場 コハル

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さて、本日は「isao」センセの「えっちーみっくす!!」です。
こちらが初単行本。
短編がメインで、2つのエピソードは複数話を収録。
可愛らしい娘さんもおりますが、実姉に隣のお姉さん、お嬢さまな生徒会長から憧れな女教師まで、お姉さん寄りでした。
↓おっぱい丸出しなものの、白く清潔感ある色使いそのままに各エピソードは清涼感ある仕上がり
良いラブコメ具合でした。
軍服な女性が登場する、やや世界観のかけ離れた短編も収録されていましたが…実はそちら必見な漫画です。
ブラックな終わり方はないので、ご安心ください。

生徒会長「桜小路さやか」、水着なお姉ちゃん
※左:生徒会長「桜小路さやか」、右:水着なお姉ちゃん
 表紙・裏表紙を飾る2人です。皆さん良いスタイルでした。

冒頭のカラー描き下ろし「会長のお戯れ」は、だいたい中頃に位置する「会長のお気持ち」の連続。
いきなり描き下ろし部分を読むと頭にハテナマークが浮かぶと思います。
ここは特に気にせず、そのまま読み進めて下さい。
本編「会長のお気持ち」に到達すると、それぞれの関係が繋がってきます。
「会長のお戯れ」の2ページ目にて、なにゆえあーした会話がされていたのか、理解できるでしょう。

百年の伝統を誇る名門校にて、生徒会長な「桜小路さやか」さん。
幼馴染み「勇太」くんを拉致・拘束し、えっちを始めるんですが…そこで彼は驚きの事実を知ることとなるのです。
↓表紙が「さやかさん」ですね。
権力・財力を駆使し、かなりトンデモな事をしていました。
どんなんかは内緒ね。
男のエロ妄想みたいなのを具現化したような感覚よ。
ただ、なかなか可愛らしい結論を得ており、前半の照れている「さやかさん」がキュートで良かったです。
また、どちらでもサポート役の眼鏡な「雪江」さんもいいキャラでした。
どちらもキャラが良く、別シチュエーションが見たいですね。

カラー原稿のある「ヒミツの誘惑」は年上のお姉ちゃん。
姉「美雪」の友人「七海」さんとのえっちなんですが…
こっちに来て話しようよ
とかなんとか、ソファーの隣に座るよう促されるのでした。
たっぷりな巨乳を押しつけられたりして。
この展開はえっちで良いですねー。
だいたい、「七海さん」はまるで人妻かと言うくらいに色っぽい女性
うーん、やっぱり腹筋は鍛えとかないとだめかなぁ(笑)
「智樹」くんが羨ましい。

「せんせい、ずるい。」はWヒロインで、タイプ異なる2人の女生徒を相手にする教師のお話。
水泳部で競泳水着な「伊藤美希」さんもいいんですが、メインは眼鏡な「福澤」さん。
”男のにおいのしない、難攻不落の図書委員”
冒頭でも告白されていましたが、おそらくは親しみ易い容姿・性格なのでしょう。
(※極端過ぎると近付きづらくなる筈)
どちらも先生にラブラブなんですが、2人で仲良く共有したりしないのがいいですね。
「福澤さん」も真面目そうに見えて、「美希さん」のことを先生にチクっていました。
あかんべーとかしてましたよ。
なお、「好き 先生 好き」も同じく教師ネタ。
憧れだった教師「柏木」さんと付き合うようになっていた、生徒「佐伯」くんのお話です。
冒頭からすでに深い関係にあるものの、それに不安を感じるという連続話の中盤エピソードのような風情でした。
前後で別人のようなリアクションの「柏木先生」に注目です。

七海さん
※七海さん
 色っぽいお姉さんです。このまま人妻ネタも描けそうですね。

「水着とおねえちゃん!」は何と言っても冒頭部分。
”お姉ちゃんの部屋に入ったら、ちょうど着替え中”なんてシーンが差し込まれていました。
いきなり素敵なハプニングです。
やっぱりお姉ちゃんはいいなぁ。
こちらは近親ネタで、お風呂・ビキニ水着というえっち。
姉弟でこんなことしたらだめだよ
抵抗はそんな程度。
オチでの一言も、実に可愛らしいものでした。
後腐れなく従順で、ちょっと近親っぽい抵抗があり、あちこちの反応も初々しさがあるという、可愛いお姉ちゃんでした
なお、裏表紙を飾っております。

ツインテールな「アンジェラ」さんの「いたずら髪の娘」、「いたがみ」という2話。
それぞれ別シチュエーション話という風情で、特に繋がりはありません。
金髪・ハーフな従姉妹という「アンジェラさん」は、ぱっと見では昨日の”お嬢さまなツインテールの彼女”とダブりましたが、性格としては真逆な感じ。
こちらの「アンジェラさん」は可愛く素直で、スタイルも抜群。
ちょろっと喋りにカタカナが混じる程度で、漫画なども普通に読んでいたところから、日本語達者な様子でした。
大きいリアクションもそれっぽかったです。
また、可愛いだけでなく、ちらほらちゃっかりとした面を見せていたのもいい感じ。
2話目「いたがみ」では電車で出かけていましたが…彼女は相当に目立ちそうですね。

軍部にて、不正な資金の流れを突き止めた少佐「フリートハイム」でしたが…報告した相手将軍「バルテル」こそが黒幕だったのです。
そんな訳で、捕えられてしまった「フリートハイム」は…という、収録で最も雰囲気が異なる「焼きレンガの夜」

こちらも冒頭部分はカラー原稿です。
たぶんお好きな方も多いだろう、軍服な女性です。
凛々しくていいですね。
特に漫画のカラー部分はえっちの前半部分になっており、まだ服もしっかり着ていた状態。
「isao」センセの優しさがじんわり浸透してくるようでした(笑)
逆に、ほぼ全裸となっている本編のえっちシーンは楽しみ半減かなぁ、とか見ていたら…うぉ、そうでしたか。
これは面白い。
漫画のネタとしては一発モノだと思いますが、このキャラは1回だけで終わらせるの勿体ないです。
合うシチュエーションがあれば、ぜひ再登場を期待します。

アンジェラさん、少佐「フリートハイム」
※左:アンジェラさん、右:少佐「フリートハイム」
 「フリートハイムさん」の短編は注目です。凛々しい女性は好きですか?

カラー原稿のショート「Happy Halloween!!」は日本でまったく浸透してない(と思う)ハロウィン話。
だいたい「ハロウィン」と聞いたら…ひでるさんはうたうたいの方がぱっと想像されます。
…そちらも、ほぼ知識はないですが。
また、ヒロインの魔女っ娘「ナンシー」は「魔想志津香」な帽子がそれっぽいものの、あっさり取ってしまうのでした。
こうなると、魔女っぽかった最大の特徴が失われてしまうのですよ。

ほか、「森下」さん・「堤」くんという「学校の快談」はカップル誕生なお話。
あの場面で、割って入った「堤くん」はエライ。
普通は横をこっそり通り過ぎるものでしょう。
誰とでもするわけじゃないからね
そんな「森下さん」のお礼の仕方が可愛いです。
短編「おとなりさま」はお隣に住む「片山」さんとのえっちです。
ちょっとはっちゃけ展開だったかなぁ。
「普通の女の子」はアイドル「五月静」とマネージャー「芦田孝之」
成年漫画でアイドル・マネージャーがえっち関係というのはお約束です。
お仕事のごほうびにキスをねだるなど、ぶっちゃけアイドルとしての彼女よりも可愛らしく描かれておりました。
落ち着いたラストページが、またいかにもいいですねー。
これで逆な立場、「静ちゃん」視点でも見てみたいなぁ。

強めで丁寧な線の絵柄。
初単行本らしく古めな原稿の収録もありましたが、全体的にはそう大きな落差ではありません。
最近の絵柄のがどっしり落ち着いたような感覚です。
すらりと身長の高いお姉さんっぽい人物絵。
縦長な輪郭で、鋭角な髪や顎が特徴でした。
えっちではあったもののグラビアのような清潔な綺麗さがあり、非常に良い雰囲気。
一般えっち漫画でも、好位置をキープできそうです。
あちこちのバランス良く引っ掛かる箇所もなく、1冊目から高いクオリティがありました。
判断は↓表紙などのカラーほか、紹介帯の漫画カット絵が参考になるでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 多少のバラつきはあったものの、爽やかでした。
・話4: お話・キャラが良く、楽しい漫画に仕上がっています。
・独3: まだコレという、際立って目立つものはないかなぁ。
合計:[11/15]

発売「コアマガジン」さんらしく漫画は無論のこと、おまけも充実した、優れた1冊でした。
次の単行本も期待したいと思います。

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tag : コアマガジンラブコメツインテール競泳水着

■暴君ツインテール (士土大介)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき、カバー裏にカラー絵・あとがき、
      描き下ろし「INTRODUCTION」、描き下ろし「EPILOGUE」
・その他: カラー(5P)、短編×6(うち「美々子さんシリーズ」×2、
      「折宮さんシリーズ」×3(+ショート2話))
         
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「士土大介(しど・だいすけ)」センセの「暴君ツインテール」です。

お嬢さま好きなひでるさん。
ネタからして刺さりそうなものでしたが、良かったです。
できれば、1冊まるまるでシリーズを見たかったなぁ。

そんな訳で、本日は「暴君ツインテール」です。
実に分かりやすいタイトルが素敵ですね。
正直なところ↓表紙の時点ではなんとなく不安がありました。
合わないかなー、って。
あらかじめ「ティーアイネット」さんのHPでサンプルも見ていたんですね。
タイトルと↓表紙に引っ掛かったものの、予定には入れなかったのです。

それが店頭で見た際にもやっぱり手に取ってしまい…最終判断は裏表紙でした。
漫画カットが豊富な「ティーアイネット」さんの単行本はいいですねー。
結果的には、当初の予想を大きく上回る出来栄えでした。
たぶん、タイトルでピン★と反応した方は楽しめることと思います

描かれている「士土大介」センセは、「聖戦テイルズ」という一般漫画の連載もある方。
ひでるさんは今回が初見です。
つぎつぎ記憶が消し飛ぶわりに、「恋するニーソ」の表紙は珍しく覚えがありました。
収録のメイン「暴君シリーズ」はそちらにも収録があり、前巻を読んでいればより楽しめることと思います。
ただ、見てなくても全然大丈夫。
ばっちり刺さった実例がここにおりますので(笑)

「折宮瑞月」お嬢さま
※「折宮瑞月」お嬢さま
 貧乳・ツインテールな彼女です。彼女の言う家訓に注目。

ヒロイン「折宮瑞月(おりみや・みづき)」は財閥令嬢のお嬢さま。
学園ではアイドル的な存在の優等生です。
しかし、その裏ではパシリな「山田」を日々弄び、発散していたのでした。
すっかりえっち関係になってしまった「瑞月」を心配したメイド「本間巴」は、彼女に内緒なまま彼を誘いだしたのですが…。
だいたいそんな感じ。

お嬢さま、メイドさんとのえっちストーリーです。
ちと変化球なラブコメですね。
「瑞月さん」はツンデレちっくな娘さんでしたが、タイトルほどのハチャメチャさはありませんでした。

前述したように、前巻「恋するニーソ」から続くシリーズで、2人の出会いについてはそちらに収録。
今回単行本には紹介帯にあらすじが書かれていたほか、冒頭に「INTRODUCTION」が描き下ろしされています。
主要キャラは上記の3名くらいで、お話はそうややこしいものではありません。
こちらから読んでも問題ないでしょう
ただ、細かい切っ掛けとかなんとかは、前巻を見てないと分かりませんねー。
とりあえず、彼女が髪をツインテールに結ぶのが、えっちの合図みたい。

瑞月さん
※瑞月さん
 ラブラブでした。もっと怒ってくれても良かったかな。

「暴君キネマ」は2人して映画館出掛けるという、初デート話。
「瑞月さん」のチョイスはホラーでした。
恋愛ものとか退屈じゃないの
とか笑っていたほか、ホラーの良さについて語っていました。
苦手なジャンルであった「山田くん」が引いてますよー。
舞台が映画館なので、当然ながら上映中にゴソゴソという展開。
バレちゃうよっ
そんな台詞もあり、当然ながら他にお客さんもいる筈なんですが…背景にはまるで人の姿ありませんでした。
「瑞月さん」お嬢さまなので、貸し切りにしたのかと思いましたよ。
まぁ、些細な事なのでここはさらりと流します。
後半の帰ろうというポーズを見せる「瑞月さん」、それに驚く「山田くん」というあの付近の微妙な空気がいいですね。
もう、素直じゃないんだからー。
ラブラブですね。
トイレでのえっちで、人が来たためスカートの端を噛む描写が良かったです。
オチも可愛くまとまっていました。

メイド「巴さん」の視点も楽しめる「暴君観測」
こちらからは完全に連続話となっています。
前半にて「巴さん」とのお風呂シーンがあり、キーワードは胸。
彼女のFカップというサイズに圧倒されていましたが、「瑞月さん」の貧乳っぷりは、それはそれで魅力的だと思いますよ。
即えっち目的でノーブラな登校ですが、それがために体育の授業は見学になってしまうのでした。
不満な表情が可愛いです。
また、性格強めではあるものの「山田くん」とのツーショットではかなり楽しそうな雰囲気。
暴君っぷりが見たい場合は前巻なのかなぁ。

カラー原稿から始まるお話「暴君2号」
そちらは旦那様と「巴さん」のえっちです。
本編ではお嬢さまの今後を心配した「巴さん」が、「山田くん」を無理矢理に誘う展開でした。
あれは「瑞月さん」付きのメイドとして、当然な行動。
計算づくで、まったく気持ちの入っていない相手(←実は途中からちょっと変化してる)とのえっちはドキドキします。
性格もあるのか、かなり従順な「山田くん」でしたが…たぶん、前半に言われた彼女の事も強く影響しているのでしょうね。

メイド「本間巴」、「美々子さん」
※左:メイド「本間巴」、右:「美々子さん」
 こちらの2人も個性的でした。「美々子さん」は…隣だとイラっとしそう。

「暴君スピリタス」、「暴君伝説」は最終エピソードです。
いちおう詳細については伏せておきます。
こちらでは「山田くん」が酔っ払う描写があるんですが…なかなか面白いので必見。
「巴さん」は黒パンストを着用されていたので、ひでるさん的には逆に良かったですが。
あちらの縦ラインはたまんないです
ぜひ「瑞月さん」にもチャレンジしてほしいですね。
なお、巻末の「EPILOGUE」では、眼鏡な「巴さん」が見れます。
あの楕円・横長な眼鏡はもっと早くにほしかったー。

「Not only 暴君」、「But also 暴君」はそちらと別シリーズ。
学校はバイト禁止でしたが、執事喫茶で働いている「高崎」くん。
ある日、そちらでの写真がメールで送られてきたのです。
強迫のような呼び出しを無視できず、待ち合わせ先に向かうと…メールの送り主は、”地味子”と呼んでいたクラスメイト「美々子」さんだったのでした。
だいたいそんな感じ。

先の「瑞月さん」とは違った暴君っぷりです。
マイペースで本人に悪意がないだけ、よりタチが悪いですね
またスタイルは良く、髪を上げた素顔もなかなか可愛いのでした。
1話目はともかく、たぶんあんなんが続いているだろう2話目は、ちと「高崎くん」が気の毒です。
まあ、がんばれ(笑)

強い線の絵柄。
黒が目立つ濃い絵柄で、ページ全体はごっちゃり目です。
しっかり良く描かれているコマもありますが、ちらほらと乱れ・崩れを感じました。
ただ、基本はっちゃけラブコメな漫画であり、またキャラも魅力的であったため、さほど気にならないと思います。
勢いでぐいぐい牽引するタイプでしょう。
引っ掛かるような箇所はなく、ややこしさもなく、テンポは良かったです。
判断については、だいたい↓表紙そのままで問題ありませんが、やはり裏表紙の漫画カットが参考になるでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: 丁寧さに欠けてましたが、勢いがためかあまり気にはなりません。
・話4: シンプルに面白くまとまっていました。
・独4: 暴君は「美々子さん」のが相応しいかも。それっぽくてラブい「瑞月さん」がいいですね。
合計:[11/15]

態度はともかく、ラブラブな「瑞月さん」が可愛いです。
なにゆえそーなってしまったのか、ぜひ前巻を探してみようと思いました。

暴君ツインテール暴君ツインテール
(2010/07/09)
士土 大介

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tag : ティーアイネッラブコメツインテール

■はなさか! (宗我部としのり)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■□□□
・属性 : ラブコメ・女子高
・おまけ: よいどれあとがきまんが。
・その他: 折り返しに著者近影、
      7話収録、現在1巻まで発売中。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「宗我部としのり(そがべ・としのり)」センセの「はなさか! 1巻」です。

福岡県議が政務調査費で購入した書籍の中に、実体験告白モノ「素人手記ひとつ屋根の下」があったそうです。
(※2010年7月6日 読売新聞)
購入したのは「冨原茂昭(66)」議員。
「うっかりミスだと思うが、申し訳ない。ミスがはっきりした段階で、返金が受け付けられるなら、購入費分を返したい」
…とか、言い訳していました。
本くらい自分の金で買いなさいよ。恥ずかしい。
それと、言い訳はよりみっともないので、キッチリ認めてほしいですね。
”エロいの大好き”って、堂々と言えばいいのに。
その方が格好良い(?)ですよ。
たぶん。
ちなみに、体験告白ネタなら「八月薫」センセ、「大見武士」センセなどがオススメです。
小説もいいもんですが、次はぜひ自費でそのあたりの漫画をどうぞ。

妹尾早苗
※妹尾早苗
 可愛かったです…が、アンタ指導担当でしょー。

さて、えっち議員ネタはそれくらいに、本日は「宗我部としのり」センセです。
購入は久しぶりのこと。
ブログでは紹介ないですが、「羽田としのり」名義の成年漫画とか、「あまえないでよっ!!」、「ごてんばチアリーダーズ」などを読んでいます。
絵もお話も良いと思うんですが…なぜかひでるさんとの相性は微妙。
どちらもあまり刺さっていません。

そんな訳で、ずっと見送っていた「宗我部としのり」センセの最新刊、「はなさか! 1巻」です。
正面置きで見た↓表紙に呼ばれたのね。
眼鏡・おかっぱ頭でむちむち。
紹介帯には、
酔ったお姉さんは好きですか…!?
などとあり、”いいんじゃない?”とかなんとか、あっさり手に取ってしまいました。

主人公「花崎孝司」は創業400年という「花崎酒造」の息子さん。
そのまま家業を継ぐことを嫌った彼は大学へと進学し、教師の道を歩み始めていました。
大学の付属校であった「成和女子高等学校」が教育実習先。
6歳違いの幼馴染み「椎名諸美」も通う女子高です。
ぱっと見では何の変哲もない「孝司」
しかし、実は”醸し”という特異体質の持ち主で、彼がアルコールを摂取すると”女性を引き寄せるフェロモンを放出”してしまうのです。
周囲が女子ばかりという状況に不安を感じる彼でしたが…さっそく初日から指導担当の教師「妹尾早苗(せのお・さなえ)」が”醸し”にかかってしまったほか、英語担当「ハンナ・ブラウン」にも迫られるなど、それは的中してしまったのでした。
だいたいそんな感じ。

ちらほらお酒がキーワードになっている、ラブコメ長編です。
単行本は一般で、ソフトえっち系。
脱いだり、縛られたりはあったものの、1巻では直接えっちまではありませんでした。
いちおう。
ぎりぎり直前までとか、妄想シーンくらいですねー
とりあえず、1巻に登場していた主要ヒロインらはきっちり脱いでます
↓表紙から期待されそうな程度のサービスは、キチンと描かれていました。
それぞれの見せ場にて半裸になっており、きっちりバストトップが露出されるくらいなレベルです。

花柄です
※「なえちゃん」は花柄でした。
 こうしたパンチラほか、下着描写は多め。

漫画でのポイント”醸し”
女性をえっちにさせるという素晴らしい能力なんですが、こちらの描写がいまいち中途半端。
お酒を呑むと発動するんですよね。
かなり強力なものらしく、1、2話の冒頭では年齢無関係に街の女性らを引き寄せていました。
老人から幼稚園、果ては犬・猫にまで効果がある様子。
凄いですね。
ただ…彼のすぐ真後ろで走っていた「諸美さん」は普通なんです。
2話ではきっちり”醸し”にあてられており、効かない訳ではない様子だったので、あれは不自然。
”長い付き合いがあると、それが霧のように見える”とあったので、走ってた際にはよけてたとか?
まさかー。
どうやら、家族にも影響ないみたい。
はっちゃけた母親「幸恵」さんは39歳と若く、そっちでも良い感じでしたが…別の漫画になっちゃうか。

”醸し”のタイミングもいまいち不明。
漫画で言われていたアルコールはさして関係なく、緊張するなど汗をかくと発動してるみたい。
放課後になってから”醸し”のあった1話では、少なくとも呑んでから10時間は経過していた筈。
2話も同様。
ただ、飲み会直後の3、4話では汗もかいているだろう描写まであるのに”醸し”はなく、5話でも同様。
実際には発動してませんが、
土日呑み過ぎた~
という台詞の通りだとすると、いつアルコール呑もうが関係ないですね。
漫画の今後を左右する重要な部分だと思うんですが、ややご都合良いかな

生徒からは「なえちゃん」と呼ばれている、日本史担当の教師「妹尾早苗さん」
1巻の↓表紙を飾っているということは、彼女が正ヒロインでいいのかな。
「孝司くん」の肩くらいまでしか背丈なく、幼い容姿のちんまい年上キャラでした。
28歳だそうです。
生徒にも受けていましたが、花柄の下着が可愛いですよ。
部屋では黒の下着に履き替えてましたが、アレはその際の反省でしょう。
ぴっちり具合が素敵。
また、容姿とは裏腹に立派な巨乳なのでした。
全体サイズが小さい(笑)ため、おそらく見た目ではサイズ以上の迫力があることと思います
「なえちゃん」は丸顔なので、全体まるまるしてましたねー。

椎名諸美、ハンナ・ブラウン
※左:椎名諸美、右:ハンナ・ブラウン
 「諸美さん」はスコートを直すコマがいいですね。

5話から登場する、海外育ちの才女という外人キャラ「ハンナさん」
実は両刀で、奥ゆかしい「なえちゃん」を狙っております。
自然、「孝司くん」とは対立関係となっており…やっぱり正ヒロインは「なえちゃん」でいいのかな。
7話では彼女を吊るしたりしており、実にいいビジュアルを見せてくれました。

何かしら、彼の体質に関わりがあるらしい幼馴染み「諸美さん」
他校の生徒から告白されるほど目立つ容姿で、こうしたキャラがこっそり好意を持っているのはお約束。
どこでぶっちゃけるのかな。
2話では、2人してロッカーに入るというお約束ネタがありました。
1人隠れて、2人目は外でそれをサポートするというのがどう考えても普通なんですが…まぁ、サービスですから。
「諸美さん」の見どころは、一瞬の表情から「なえちゃん」をライバルと察知した2話ラストでしょう。
女の子してました。
ちらほら好意は描かれていたものの本人口にしておらず、またロッカーでのソレ以外では接触もなく、焦らし的には「諸美さん」のが正ヒロインっぽいですね。

強い曲線の絵柄。
適度なくらいの濃淡でバランスも良く、崩れ・乱れなどはありません。
漫画でも引っ掛かる部分なく、さらりと読み進められます。
巧い方ですよ。
ふんわり肉付き良いヒロインらもそう極端な癖なく(たぶん)、可愛く描かれていました。
一般で長く活躍されているだけあって安定感も抜群。
カラーでも大きく変化はしないので、判断は↓表紙・裏表紙で問題ありません。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: むちむちしてて良いですね。そう極端ではなく、見事なバランスでした。
・話3: よくあるラブコメ漫画。可もなく、不可もなく。
・独2: 最大のポイントである”醸し”が中途半端で…ちと微妙。
合計:[10/15]

本人酒好きなのに、なんでわざわざ教師なんでしょうねー。
そのあたりも今後描かれるのかな。

はなさか! 1巻 (ヤングキングコミックス)はなさか! 1巻 (ヤングキングコミックス)
(2010/06/28)
宗我部 としのり

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■みだらな… (たんたん)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・むちむち
・おまけ: あとがき、カバー裏にキャラ絵、合間にキャラ絵。
・その他: 短編×13。
         
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「たんたん」センセの「みだらな…」です。

これで2冊目なのかな?
「たんたん」センセの最新刊「みだらな…」です。
↓表紙・裏表紙そのままな、むちむち絵柄。
合間・裏表紙には、収録ヒロインらが半ばどーでもよい情報(笑)と共にエロく描かれているんですが…たぷたぷ揺らしたくなるほどの見事なまでのスタイル
いい肉具合でした。
収録は全て短編。
全部で13話となかなかボリュームありますが、お話はラブコメから人妻ネタ、ビジネス話から暗い展開まで、様々です。

先輩「真由美さん」、人妻「カオリさん」
※左:先輩「真由美さん」、右:人妻「カオリさん」
 むちむちです。こうしたアダルトタッチのがいいですねー。

ヒロイン「亜子」ちゃんと喫茶店マスターの職場えっち「亜子ちゃんのエッチ」
タイトルそのままですね。
マスターのことが好きな「亜子ちゃん」は触られるだけでメロメロになってしまうのでした。
なんでこんな時に限ってブラ忘れてるのぉ
とか言ってました。
成年漫画だからでしょう(笑)
やや動物的なくらいの発情っぷりで、なかなか恥ずかしい感じ。
転んで水浸し・透け透けになってしまうほか、股間にはマスターが突っ込むなどのお約束が嬉しいですね。
「シロップ先輩」も喫茶店(ケーキ屋さん?)が舞台。
どっかで見たような感じの、胸が強調された衣装が素敵です。
こちらは、若いパティシエ「修」くんと、先輩「真由美」さんというカップル。
モノはタイトルそのまま”シロップ”なんですが、ひっかぶって透け透けになってしまう展開も同様でした。
あれはベタベタするだろうなぁ。

「ハルちゃんのこだわり」は、口下手で台詞少なく吹き出しも小さい「ハル」ちゃんの短編。
むちむちスタイルながら、ツインテールであわあわしてるような反応・言動まで、なんとなくロリちっく。
そんなんですが…なんとこちらは剃毛ネタでした。
中扉でも片手剃刀持っていたほか、裏表紙の「ハルちゃん」もそうした絵になってます。
こうした娘が単純にエロいというのはいいですね
いかにも漫画な感じではありましたけど。
ちなみに、「たんたん」センセはアンダーヘアまできっちり描かれる方です。

ハルちゃん
※ハルちゃん
 こうしたキャラも巧かったです。予想外のえっちさが心地よいです。

人妻「加奈」さんの目の前に姿を見せた昔の彼氏「良一」
旦那の食事に睡眠薬を混ぜ、彼女との関係を迫るのでした。
そんな短編「最低なひと」
これはひでるさん、すっかりダマされました
大ドンデン返しがあるので、ぜひお楽しみに。
最後のページで、印象がまったく逆になると思います。
同じく人妻漫画「公園遊戯」ですが…こちらは露出ネタ。
なんかこう刺激が欲しいよな
そんな一言から、「カオリ」さんは下着姿のまま夜の公園に出かけたのでした。
大人しそうな顔と裏腹な黒い下着とむちむちスタイルが素敵。
…イジめたくなるよなあ
という台詞がありましたけど、激しく同意(笑)
わはは。
心なしか抑え目な作画がまた良かったです。
「たんたん」センセ、こっち系でもイケるのでは?

フラれたという理由で会社を休んだ「タカオ」
その根性を叩き直すべく、上司で主任の「チカ」は彼の家を訪ねたのでした。
「上司のツトメ」はだいたいそんな漫画。
ああしたのを相手にして、わざわざ家を訪ねるというのは優しい上司ですね。
私なら名前を抹消しておきますが。
お人好しなそのまま、「タカオくん」の”裸で色っぽく慰めてくれたら…”をそのまま実行しておりました。
ツリ目でいかにも気の強そうな彼女が…
す、好きにしなさいよ
とかなんとか、言うあたりがいいですね。
ラストの彼がまた最低です。

バッドエンドのような展開の「捨てられない指輪」、「壊れたカタチ」もビジネス漫画。
うち「捨てられない指輪」はえっちな接待をしていた「カオリ」さん。
付き合っていた「タカシ」のため、接待役から外れるようにお願いしたんですが…というもの。
実に分かりやすい方法でした。
ちと展開が読めちゃうかなー。
ラストの凛々しい雰囲気の「カオリさん」が好き。
後者「壊れたカタチ」は、病気ながら画家を目指す「ミツル」を彼氏とする「ユキ」さん。
社長から関係を迫られていた彼女はお金を稼ぐために…と、なんだか時代劇のような展開です。
もう1つのアレはよりそれっぽいですねー。
これはセコイやりくちだなぁ。
ただ、芸術は人の目に触れてナンボだと思うので、本当に評価してくれる人が現れればいいですね。
たとえ切っ掛けはこんなんでも。
旅館の若女将「小夜」さんの「それは好きだったから」も、同じくラストまでげんなりする漫画。
じんわりと重い流れで、「修二」くんの若さが打ち砕かれる後半が見どころ
うーん、タイミング…かなぁ。
和服なので、縛られたりする「小夜さん」がいいですね。
個人的にはもうちょっとじわじわ来るような感じのが好みですが、これはこれで(笑)

主任「チカさん」、巨乳ナース「サツキさん」
※左:主任「チカさん」、右:巨乳ナース「サツキさん」
 この収録でも目立つツイズでした。いいなぁ「サツキさん」

巨乳ナース「サツキ」さんの「おっきすぎちゃうの」
ストレスを感じるくらいのサイズで、収録ヒロインは皆さん大きめですが、彼女はより極端。
服を着ている方がえっちな感じでしたよ。
”治療”と称してえっちに流れる、お約束な展開でした。
なぜか母乳出ていたりして、ラストの「サツキさん」がまた良い感じ。

ほか、「僕だけのキミ」は部のため、言いなりになるマネージャー「亜美」さん。
あれはジャージがいいですね。
漫画の途中に放尿描写があるんですが…それが切っ掛けでハジけていました。
うん、相手が脅迫者なので、ああしたモノでしょう。
「仲良くシましょ」は会社のオリエンテーリングで、登山にやってきた「ミズキ」さん・「春日」くん。
冒頭時点では単なる同僚であった2人が、遭難を切っ掛けにえっち展開となるもの。
こちらは前述しました「公園遊戯」と似て抑え目・大人っぽい作画でした。
「マイペット」は「ルリ」さんと「田代」くん。
跳び箱が苦手であることを隠すため、隠れて2人きりで特訓をしていたんですが、あっさり友人らに見つかってしまいました。
そのため、彼女は彼を調教していたと嘘をついたのです。
こちらは…やっぱり「ルリさん」のむちむちブルマでしょう。
自らを「さま」付きで呼ばせる強さが逆に可愛いですよ。

ふんわりとした線絵柄。
黒髪のベタは目立つものの、濃淡としてはさほど濃くはありません。
ただし、線の色は強く、コマ割りも大小様々。
はみ出す、ぶち抜く、枠間がなくなるなど画面いっぱいで、賑やかな描き方でした。
ヒロインはむちむちしており、全体的に濃厚な空気です
大きく乱れることなく、背景なども違和感なし。
分かり辛い箇所もなく、表現的な問題も特に感じませんでした。
カラーでも大きく変化はしないので、↓表紙の判断で良いでしょう。
あるいは裏表紙の漫画カット絵がオススメです。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 個性は強いものの、しっかりと描かれた良い絵柄でした。
・話4: 正直、もうちょっとじっくり見たかったですねー。 
・独3: むちむち具合はいいものの、ジャンルのバラつきが大きいです。
合計:[11/15]

やっぱり連続話が見たいなぁ。
ぜひ人妻ネタで1冊まとめてほしいです。

みだらな…(WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)みだらな…(WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
(2010/07/01)
たんたん

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tag : ラブコメツインテールアンダーヘアバッドエンド

■Ziggurat (MISS BLACK)

★まんがデーター [7/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 泥棒・パンチラ
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、
      合間にオーパーツ解説。
・その他: 折り返しにコメント、
      6話収録、現在1巻まで発売中。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「MISS BLACK(みす・ぶらっく)」センセの「Ziggurat(ジグラット) 1巻」です。

ある意味期待通りで、期待外れでした。
こちらの「Ziggurat(ジグラット) 1巻」は…いつだったかな。
キルタイムコミュニケーション」さんのHPに↓表紙絵がアップされてからというもの、待っていた1冊でした。
どうです、いいお尻でしょ?
しかも紹介部分には”神出鬼没の少女怪盗”とあり、「キャッツ・アイ」好きなひでるさんはもの凄く期待していたのです。

…が。
うーん、正直なところ合いませんでした
個人的には、微妙よりもさらに下な感想です。
「MISS BLACK」センセのゲーム原作な単行本「超昂閃忍ハルカ 刃の巻」の時と同じかな。
悪いことに、こちらの「Ziggurat」は、絵にプラスしてお話にも刺さっていません。
全体的にイマイチ感が強いのです。

パンチラな「トリニティ」
パンチラな「トリニティ」
 こうしたシーンは満載でした。

終始肌に合わないままだったので、これから良い文言は並びません。
そうしたのが得意でない方は、ここでご遠慮下さい。
正直に感想を書かせて頂きます。
(※センセ、およびファンの方ごめんなさい)




やっぱり絵柄から。
Feuerig[フォイエリヒ]」の際に驚いた、洗練された綺麗さはありません。
良く描けているコマもあるんです。
ただ、大抵の部分は、ちらほらと乱れが目につきました。
↓表紙ほか、ぱっと見の印象と裏腹に、本編は全体的に描き込み弱めなのです。
特に背景はさっぱりし過ぎ。
平たいです。
これが漫画の雰囲気・世界観を、大いに損ねる原因になっていました。

柔らかな線ですっきりな絵柄。
漫画ネタとトーン処理のためか、画面は薄く・暗く、という感じ。
この中途半端な色合いすらも、どこか全体を誤魔化しているように見えます。
アクション描写もスピード感なし。
さらに、小さい吹き出しでテキスト多く、テンポもあまり良い物ではありませんでした。
ちょっと今後は考えてしまいそう。

ぴったりなスーツで、ほぼパンチラしているというヒロインは、概ねしっかり描かれていたのが唯一の救い。
そっち目的な人は、楽しめると思います。
ちなみに余談ですが、温泉シーンや着替え描写の際にはバストトップは無論のこと、全裸絵もありました。
後半にはえっちくさい場面もあるので、お楽しみに。
まぁ、ちょろっとだけですけどねー。

成年漫画でなくても、そっち系なセクシー・サービス描写で押す手もあるかと思いますが、そうでもありません。
色々と要素が詰め込まれ、あちこちどっちつかずに見えました。

大泥棒の祖父を持つ主人公「大和鐸(やまと・さなき)」
彼はコレクションされている盗品をこっそり返却する一方、祖父と同じくオーパーツばかり狙う泥棒”特殊手配犯9号”こと「トリニティ」を追っていました。
残されたメモに残る謎の言葉”ジグラット”には秘密があるようで、「トリニティ」ほかアンシエント財団の強盗殺人犯”特殊手配犯7号”こと「ブラック・ハート」もその言葉を口にしていたのです。
果たして、”ジグラット”とは何か、「トリニティ」、そして財団の目的とは!?
…と、だいたいそんな感じ。

ピンチな「トリニティ」
※ピンチな「トリニティ」
 撃たれた!?右の巨乳が「ブラック・ハート」です。

紹介帯の文言は「美少女怪盗VS高校生探偵」でした。
まぁ、要約するとそんなんか。
ミステリーにアクション、ラブにセクシーほか、ファンタジーなんてキーワードまであるという、盛りだくさんな内容です。
手を広げ過ぎかな。
だいたい、”美少女怪盗”はいいとして、探偵は”高校生”な必要あるかなぁ。

こちらの主人公「鐸くん」は、祖父の盗品の1つである”水晶髑髏”の力によって大人に変身(?)し、
この世のどこにもいない探偵
とかなんとか、探偵として現場に出没していました。
元上司というコネで、まったく無関係な部外者なのに現場をうろうろしてます。
たまに自らが指揮官のように、偉そうに振舞ったりもしてました。
もっとも怪しい奴ですね(笑)
そうした変身のほか、核弾頭でも壊せないという素材、プールの水が触手のようにうねうねする、「トリニティ」の正体「八咫(やた)カナエ」さんとの胸サイズ…などなど、ファンタジーちっくな描写もあります。
ややこしいなぁ。

いちおう探偵としては優れているらしく、逃げる「トリニティ」を何度も判断良く発見してます。
ただ毎回それだけのことで、ことごとく取り逃がしているんですけどね。
学園でも名探偵、刑事などと呼ばれ、生徒会長にもその能力を買われていました。
1話では、生徒が紛失したという指輪をしっかり発見してます。
しかし、そのエピソードは特に説明もなく、あっさり処理されていましたが。
あれれ。
「トリニティ」には遅れを取ったものの、名探偵と言われるそのままどう推理したのか、知恵の回る様を見せつけるシーンではないの?

そうした見せ方・ユルい設定などの問題ほか、真っ当に見えて、あちこちに気の抜けるような場面が見られるのです。
”随分な人数”を揃えたという2話では、変装もしてないメイドが紛れ込んでも気付かないという、穴だらけの警備を見せています。
部外者「鐸くん」がうろうろするくらい、へっちゃらなようです。
また、3話から登場する”強盗殺人犯”という危険極まりない「ブラック・ハート」ですが…彼女は素顔丸出し。
なにしろ、「鐸くん」が顔でしっかりと見分けていましたから。(←あるいは格好と行動か?)
とっとと指名手配して下さい。
現地で着替えている「トリニティ」も、サービスとしてはいいですが…ずいぶんな呑気さん。
コメディーちっくな学校シーンは必要かなぁ。
また、そんなんでいて、あちこちの洒落た描き方は刺さっていないひでるさんにとって冷める原因
うーん…。

余計な要素を全て排除し、3話後半から4話前半みたいな、泥棒・探偵のセクシーラブコメみたいなのが良かったなぁ。
ほぼ、常にパンチラしている「トリニティ」だけが最大の特徴であり、見どころになってました。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: 全体的に弱いです。人物以外は平坦で良くありませんが、ぎりぎり平均くらいでしょう。
・話2: お話からキャラまで、描けていないまま進んでいるようでした。
・独2: いろいろと詰め込み過ぎだと思います。
合計:[7/15]

Ziggurat 1 (ヴァルキリーコミックス)Ziggurat 1 (ヴァルキリーコミックス)
(2010/06/30)
MISS BLACK

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キルタイムコミュニケーション」さんのHPで1話が立ち読みできます。
気になった方はそちらを参考にすると良いでしょう。
ひでるさんとしてはあまりオススメしませんが。


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tag : キルタイムコミュニケーションパンチラファンタジーアクションバストトップコメディー

■CHANGE!! (柚木N’)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・性別反転
・おまけ: 後記、カバー裏に作品解説・ラフ絵。
・その他: カラー(4P)、短編×8(うち「DOLL」×2、
       「CHANGE!!」×2)
         
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「柚木N’(ゆずきえぬだっしゅ)」センセの「CHANGE!!」です。

なんだか、つい先日に取り上げたような気がしましたが…。
お姉コレ」は4月のことでしたか。
この素早い仕事っぷりは凄いですねー。

そんな訳で、今回の「CHANGE!!」で通算8冊目。
「柚木N’」センセの単行本はなにげに全巻追いかけれています。(↓下紹介記事リンク参照)
無論、こちらも取り上げることとしました。

やっぱり↓表紙ですね。
この塗り具合は好きです。
ぱっと賑やかで、かつ適度なえっち具合。
斜めに走ったタイトルや、白の背景もキャラを邪魔しないくらいのまとまりで、なかなか良い感じでした。
正直なところ、ちょこっと裏表紙のメイドさんの下半身バランスが微妙な気もしましたけど、紹介帯があればすっぽり隠れちゃうので、大きな問題ではありません。
いいんじゃないでしょうか。

…とか思っていたら……

なんと、カバーを飾る4名のうち、その半数は男性なのでした。
びっくりですよ。
単行本「CHANGE!!」は、そうした女装、性転換みたいなネタばかり収録されているのでした。
過去に発売された「柚木N’」センセの単行本中、最も独特な雰囲気になってます。
逆に言うと、ネタ的にきっちり人を選んでしまうので注意して下さい。

姉「紺堂優希」・弟「紺堂真」
※姉「紺堂優希」・弟「紺堂真」
 女の子に見える方が「真くん」ですよー。

まず、表題作の「CHANGE!!」は2話の連続。
姉「紺堂優希」に付き合って買い物に出かけた、双子の弟「紺堂真」
女装趣味がある彼は、それぞれの性別とは逆の格好で出掛けることとしたのです。
普段は気弱な「優希」でしたが、男装をすると男らしくなり…急にスイッチが入ってしまったのでした。

そんな訳で、こちらは女装ネタ。
特に注目なのは姉弟を描いた1話目だと思います
双子でそっくりなため、2話目では姉に代わって登校するなど、「真くん」は可愛く化けておりました。
騙される周囲の反応を見て楽しむ彼はだいたいそのまんまでしたが、姉「優希さん」は服装の影響を受け、なかなか格好良くなってしまうのです。
えっちに誘うのも、「優希さん」からなんですね。
この”性別逆なまま、えっちまで演じきってしまう”という展開が秀逸
中盤の、男性のように迫る男装の「優希さん」という描写は新鮮で、目からウロコでした。
えー、ちと細かく書き辛いですが…凹凸は当然ながら性別のままなのに「優希さん」がシテるの。
終始「真くん」は受け身で、えっちされちゃう側なのよ。
面白かったです、さすがは「柚木N’」センセ!

上でちょっと書きましたが、2話目は体調を崩した「優希さん」の代わりに、女装した「真くん」が登校するというもの。
こちらは保健医「成澤」とのえっちです。
↓表紙の2人ですね。
クラスメイトはまったく気付かず、体育の授業もそのまま受けていました。
何度かの女装で慣れてるのでしょう。
凄い変身っぷりです。
しかし、とある理由がため、入れ替わりに気付いた「成澤先生」は彼を呼び出すのでした。
刺さった前話に比べると、こちらは普通かな。
やっぱり女性側から迫られ、えっちされる展開なんですが、「優希さん」のソレとは微妙に違うのです。
お姉ちゃんの下着がぴったりという「真くん」が凄いですね。
ラストページがまた面白かったです。
先生も悪くはなかったものの、やっぱり姉妹での描写が見たいなぁ。

裏表紙の2人が登場する「忠犬MAID」は短編。
お嬢さま「西園寺楓」さんと、彼女に仕える「五月明」くん。
あなたは生徒である以前に私の専属メイドなのよ!!
「楓さん」と同じ学校に通う彼は、そうした絶対の意向によって制服ではなくメイド服なのでした。

お嬢さま「西園寺楓」
※お嬢さま「西園寺楓」
 照れるところが可愛いです。何をなめたのかは内緒(笑)

こちらは無理矢理女装なパターン。
似合ってるところが幸いですね。
自分だけ特別な机という、ツーサイドアップの髪型がいかにもソレっぽい「楓さん」
授業で教師に指されると…
私が出るまでもないわね
とかなんとか、隣に座る「明くん」が答えていました。
ふおお…。こんなんいいなぁ。
お嬢さまなキャラが刺さりやすいひでるさんには、直球ストレート。
ちょろっと描かれていた、小さい頃の「楓さん」も良かったです。
ムチャな要求にも従順に従う「明くん」との関係は良好で、照れる彼女が可愛かったですよ
また、なにげに最も良かったのはラスト2ページ部分。
あの一言は腰砕けになるでしょう
あとがきによると、「柚木N’」センセが最も描きたかった部分らしく、なんだか納得。

「俺と彼女と、姉…?」は3名で複数。
彼女との絡みをメインで中和~とあとがきにあったそのまま、「健史」・「美音」というカップルと、ニューハーフな兄(姉)という3名の漫画です。
かなり立派な胸で、初対面の「美音さん」が思わず見惚れるほどの美人な兄(姉)でした。
ほぼ女性にしか見えないので、漫画的にはさして問題なし。
「健史くん」はなんだか気の毒でしたが。

カラー原稿から始まる「DOLL」は前後編。
部屋を片付けていた主人公は、昔遊んでいた人形を発見。
次の朝目覚めると、懐かしさもあって飾っておいたソレ自身になっていたのでした。
理想の女の子となった彼は、そのまま街へ出かけるんですが…という流れ。
これは性別反転な漫画ですね。
読み手としては主人公の感覚にリンクするので、ちょっとイヤだなぁ。
確か「ミカエル計画」にも同じようなお話があったと思うんですが…そちらは「DISTANCE」センセが巧く描かれてました。
何が違うんだろう。
軽く流したようなオチは、やや残念な感じ。
あとがきにて「しまった!」と書かれていましたが、なるほどそうした展開のが面白そうです。

「夕奈ちゃん」、「美智さん」
※左:「夕奈ちゃん」、右:「美智さん」
 やっぱりお姉さんかなぁ。眼鏡がステキです。

ほか、短編「J★C★ISM」、「NOと言えない!」は上記のようなお話と比べて普通なので安心。
うち「J★C★ISM」は、兄の嫁さんの妹という「夕奈」ちゃん。
”身内だからバレると面倒だけど…”
せいぜいそんな程度の感覚で、流されてしまうのでした。
スパッツがえっちなんですが、わざわざ制服着させるところがエグい。
2ページ縦分割から、1ページの大コマへと繋がる構成が迫力あって良かったです。
そちらが義妹なら、「NOと言えない!」はお姉さん。
初対面の年上女性という意味の”お姉さん”ですね。
こちらのヒロイン「美智」さんは眼鏡女性。
フェチの品格」でも書いてますが、やっぱり「柚木N’」センセの描かれる太いフレームの眼鏡女子は素敵です
あの、ちょっと眼鏡がズレた感じが色っぽいのよ。
また、年上らしい、良いお尻をしてました。
途中で眼鏡外し、髪を解いてしまうんですが…それを残念と感じるか、2パターン楽しめると感じるかで、評価は真っ二つになるでしょう。

強めな線の洗練された絵柄。
濃淡はやや濃い目で、心なしかいつもよりこってりな感覚でした。
収録は最近の原稿でまとまっており、あちこちは良好。
安定しております。
重箱の隅をつつくと…正直なところ、気になるコマもありましたけど、漫画についてはほぼ問題なし。
サクサク読み進められるでしょう。
今回はジャンル的な方のが読み手を選ぶだろうなぁ。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 個人的に濃淡はこれくらいのが好き。そこそこ黒が強いです。
・話4: キャラ・お話どちらも印象的で、良くまとまっていました。
・独5: ジャンルが強いです。「優希さん」はセンセ独特な感じあり、非常に良かったです。
合計:[13/15]

最もお気に入りはお嬢さまな「楓さん」でした。
描かれる際に苦労していたようですが、あのカップルの他シチュエーションとか見たいです。

CHANGE!! (SANWA COMICS No. 46)CHANGE!! (SANWA COMICS No. 46)
(2010/06/25)
柚木N’

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★「柚木N’」センセの漫画紹介記事
7[お姉コレ
 成年。お姉ちゃん系の多い短編集。
6[エス・カノ
 一般。5話の連続「天敵カノジョ」を収録。強い女性に弱い男性という、逆転構図なラブコメです。
5[フェチの品格
 一般。センセ初の一般向け短編集です。
4[めちゃLOVE☆
 成年。母から姉、妹など、近親系でまとまった短編集です。人妻な2人が良いですね。
3[シシュンキのアレコレ
 成年。初の連続話「ユーレイ部員」、中学生「安藤さん」の「先生、ロリコン~シリーズ」などを収録。
2[めちゃ姉!
 成年。お姉ちゃん系でまとまった短編集。ラップ越し~なんてネタもあります。
1[明るいエロス計画
 成年。初単行本。みつあみ眼鏡な優等生「柳瀬智さん」などが登場してます。


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tag : ツーサイドアップ

■鬼灯さん家のアネキ (五十嵐藍)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■■
・属性 : コメディー・姉
・おまけ: あとがき・鬼灯家プロフィール、カバー裏に4コマ。
・その他: 初単行本、カラー(6P)、基本4コマ・合間に1ページ漫画、
      現在1巻まで発売中。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「五十嵐藍(いがらし・らん)」センセの「鬼灯さん家のアネキ 1巻」です。

何度か書いてますが、ひでるさんは4コマ漫画が苦手です。
なんというか、集中して読めないんですね。
荒井チェリー」センセの漫画とか、ちょろっとだけ例外もあるんですが。
ただ、実はこないだ発売の「せいなるめぐみ」はこっそり読むのに時間かかりましたが…。

そんなこんなで、本日は「五十嵐藍」センセの初単行本「鬼灯さん家のアネキ 1巻」です。
↓表紙の段階では、スルーしようとした1冊。
購入での決め手は…
大好きな姉貴に振り回されたり、少しエロい悪戯をされるシスコンコメディ。
そうした紹介帯の文句でした。
いいよね、お姉ちゃん。
よく、妹がどうのこうのと取り沙汰されますが(たぶん)、ひでるさんはやっぱり姉ですねー。

姉「鬼灯ハル」
※姉「鬼灯ハル」
 ちと凶悪な絵が少なくなってしまいました。わざわざ服を見せに来るあたりキュートです。

主人公「鬼灯吾朗(ほおずき・ごろう)」と「鬼灯ハル」は血の繋がらない姉弟。
「吾朗」は、その姉に密かに想いを寄せていました。
しかし、「ハル」はどうやら彼の気持ちを察知しており、たびたびタチの悪い悪戯を仕掛けては、リアクションに喜んでいたのでした。
「ハル」にとって、「吾朗」はいいオモチャと化していたのです。
…大雑把には、だいたいそんなお話。

姉とのラブコメをちと捻ったような漫画です。
基本的には4コマですが、合間に1~2ページ程度のショート漫画形式もあります。
こうした4コマは同じエピソードがある程度続くものですが、こちらは3~4タイトルでまったく違うエピソードになったりもしていました。
ややお話的にはガチャガチャしてる印象です。
姉弟を中心に周囲のキャラまで個性強く、それらの魅力によってお話が牽引されていました

”隠れシスコン”という、主人公の「吾朗くん」
上でも書きましたが、リアクション大きいため姉「ハルさん」は無論のこと、周囲の友人らにも気持ちはバレバレ。
携帯の待ち受けも、なんとお姉ちゃん。
からかわれる日々に慣れきっており、ちょっと描かれていた”1人で過ごす休日”は相当に寂しいものでした。

一方、なかなか凶悪な姉「ハルさん」
「吾朗くん」の想いを利用して楽しんでいるんですが、キスしてきたり全裸でいたり、かなりぎりぎりな挑発行為までしています。
これが成年漫画なら、完璧にえっち展開ですねー。
あれは姉弟での安心感ほか、彼のヘタレっぷりを熟知していることもあるのでしょう。
かなりはっちゃけていて、突拍子ない事もしばしば。
お祭りの際には3メートルという落とし穴まで彼を誘っていましたが、なかなか手がこんでます。
まぁ、プレイみたいなものですね。
オモチャ感覚で弄んでいます。
ゲームを一緒にやるなど「ハルさん」から接触すること多く、試験前で冷たい「吾朗くん」にぐずったり、興味をもった友人「美咲」さんには「頭……大丈夫?」など、必要以上のことまで吹き込んでいました。
文化祭での行動も、からかうというよりクラスの女子を遠ざけるためのように感じます。
だいたい、2人でブースを回ってましたからねー。
お互いに依存度高く、なんのかんの仲は非常に良いように見えました

「水野さん」と嫉妬する「ハルさん」
※「水野さん」と嫉妬する「ハルさん」
 この3名の今後に注目です。やり過ぎると個性がうすまっちゃうかなぁ。

そのほか、「ハルさん」の友人「美咲さん」
彼女が余計なイメージを植えつけるためか、「五十嵐藍」センセが面白くなってきたのか、登場毎にだんだん怪しくなっていました。
後半では占い師に変装していたり、媚薬を作ったりと、実は登場キャラでもかなり変な人ですね。
男の子っぽく、「ハルさん」の彼氏と勘違いされる「京」さん。
ほぼ「吾朗くん」に嫉妬させるための相手として、彼女もある意味利用されています。
わざと目の前でイチャイチャされていたため、すっかり彼に誤解されていましたが…こちらは逆になかなか可愛らしいところもある、真っ当な人でした。
モブキャラから取り上げられたっぽい、「吾朗くん」のクラスメイト「水野」さん。
後半からちらほらと登場回数が増えてます。
落ち着いた物腰で、しれっとした冷静なタイプ。
なにげに面倒見の良い「吾朗くん」との相性は悪くないようでした
ツーショットを見掛けた際の「ハルさん」は風邪の時よりも動揺しており、なかなか面白い存在になっています。
3名でのアレコレを見たいですねー。

さらりと流したような、こざっぱりとした絵柄。
濃淡は4コマらしくすっきり。
描き込みもそう細かいものではありません。
大きな崩れはないものの、ジャンル・作風がためにあまり丁寧さは感じません。
勢いで牽引しているようなタイプでした。
キャラは全体的にツリ目で細身。
ちょっと不思議な魅力があり、こうした振り切ったコメディーには合っていると思います。
サービス描写はあっても、あまりえっちっぽくないバランスも適度です。
だいたいは↓表紙・裏表紙の判断で良いでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: 4コマとはいえ、ややばっさり感の強い絵柄です。
・話3: ネタ的にどこまで引っ張れるか疑問。センセの腕に期待しましょう。  
・独5: 他の漫画では見たことないような、はっちゃけお姉さんでした。
合計:[11/15]

収録の後半あたりから、だいたいキャラが出揃った感じです。
これで2巻がどうなるのか、楽しみです。

鬼灯さん家のアネキ (1) (角川コミックス・エース・エクストラ 22-1)鬼灯さん家のアネキ (1) (角川コミックス・エース・エクストラ 22-1)
(2010/07/04)
五十嵐 藍

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tag : コメディーラブコメ

■絶対服従彼女 (大波耀子)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: カバー裏にあとがき・あとがき漫画。
・その他: 折り返しに4コマ「ごあいさつ。」、短編×13
     (うち「奈緒さんシリーズ」×2、「Yes★Master! -Junior-」×3)
         
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大波耀子(おおなみ・ようこ)」センセの「絶対服従彼女」です。

もったいないのでは。
こちらは↓表紙・裏表紙のイラストが首輪で繋がれたりしていて、ややハードめな雰囲気。
タイトルもあんなんで、またロゴの具合がバイオレンスちっく(なんとなく)です。
そりゃー、ドエラい事になりそうな気がするかもしれませんが、漫画はそうでもありません
誤解のないよう。
ジャンルとしては、ラブコメちっくなものですかね。

麻生菜摘
※麻生菜摘
 調教ちっくな漫画はごく僅かです。

本日は過去に「うそつきなきみ。」、「センセイとイイコトしよっか」などを紹介しております「大波耀子」センセ。
ひと区切りな5冊目単行本は、「絶対服従彼女」です。
うーん、こちらも巧いですねー。
より安定した作画で漫画も良く、連続話ほか短編まで全13話と、盛りだくさんな内容でした。
もっとあちこちで大きく取り上げられても不思議でない方だと思います
セールス的なところが、あまりお上手ではないのかな。

いちおう単行本の表題に近い漫画から。
後輩「真奈」と付き合って3カ月という「高梨」
遊びに来た彼女の部屋を物色しているうち、大人なオモチャ群を発見してしまったのです。
興味そのまま、試しに…というところ、その兄「ユウキ」が部屋に入ってきたのでした。
そんな短編「カノジョの事情」

こちらのヒロイン「高梨さん」はばっさり髪で、どちらかと言うと男性っぽいんですが…相手の「真奈ちゃん」が”筋金入りのS”ということで、容姿とは逆なカップル。
兄「ユウキくん」も同様にSな資質であり、漫画は彼にされてしまう展開です。
ラストカットを見る限り、「真奈ちゃん」とのアレコレも見たかったですねー。

「夜に逢いましょう」は教師・生徒のカップル。
しかも、この2人は義理の兄妹でもありました。
姉「由樹枝」との行為を覗き見ていた妹「麻生菜摘」
その視線を気付いていた教師で義兄という彼は、授業中から…という流れ。
あの、指示棒でスカートをたくし上げる部分は最高ですね。
「菜摘さん」は丸出しな下着でオモチャ装着までしていました。
なお、短編「恋愛遠近法」でのヒロイン「ナナ」ちゃんも同様な勝負下着であり、サイドの紐を見つけた彼が”ほどいてみたい”とお願いするんですが…
あんまりイミないと思うよ?
だって。
その周辺のコマが、ドカーと刺さりました
なんだか直接過ぎて風情ないなぁ、とか思っていたんですが、好みって変わりますね。
いや、コレは「大波耀子」センセが巧いのか。

ナナちゃん
※おまけ:ナナちゃん
 このコマがお気に入りです。予定外ですが、無理矢理掲載させて頂きました。

3話ほど収録された「Yes★Master! -Junior-」はファンタジーな描写もある、中華風・異世界漫画です。
貴族・姉弟などの要素が混ざり、なかなか複雑な環境になっていました。
それぞれの関係を見極めながら、じっくり読むのがオススメ

”女であり、男でもある”という「黄家」の大旦那と、獣人メイドの間に生まれた「梅鈴(めいりん)」、「秀明(しゅうめい)」
うち、「秀明」は人の血を多く継いだことから、「黄家」の嫡子として迎えられたのです。
一方、獣人の血を多く継いでいた「梅鈴」は3年ほどで成人し、彼のメイドとしてそのお世話をしていました。
こうして、姉弟は主従関係になってしまったのです。

なかなか複雑な環境下で、彼のために尽くす「梅鈴」が健気。
どうにもできない「秀明」を優しく受け止め、面倒を見ていました。
いつからか、えっちのお世話までしているんですね。
優秀なメイドさんです。
2話目「Yes★Master! -Junior-”合縁奇縁”」はちょろっと話が出ていた見合いエピソードから。
前回荒れていましたが、冒頭からの「秀明」はなかなか大したもの。
そのとおり、満点の答えだな
とかお褒めの言葉をもらっていました、
たぶん、勉強とか礼儀作法とか、色々とさせられてるんだろうなぁ。
”女であり、男でもある”という、よく分からなかった大旦那さまの事まで描かれ、より周囲の世界観が広がっていました。
ここでのえっちは「梅鈴」から。
今この家で私の他に、誰が坊ちゃまを甘やかすことができるでしょうか
…だって。
ラストは10年後がという成長した風景で、しっとりとした終わり方でした。
なお、巻末の「Yes★Master! -Junior-”bo-tree”」はその2話目「”合縁奇縁”」ラストの前日風景です。
これはまた良いお話なので、ゆっくりお楽しみ下さい。

奈緒さん、メイド「梅鈴」
※左:奈緒さん、右:メイド「梅鈴」
 連続話ヒロインです。「奈緒さん」がお気に入り。怒られたいですね。

「チェンジ!」、「LASTDAY」の2話はタイトル異なるものの、「奈緒」・「正太」という同じカップルの登場するお話。
眼鏡でクールな雰囲気の「奈緒さん」
予想外にふりふりな可愛い水着を買ったため、一足早く着用してもらうよう「正太」がお願いしたところ…店員が間違えたらしく、黒ビキニな水着になっていたのです。

こちらの際、「奈緒さん」はなかなか可愛い理由で、黒ビキニを着用していました。
どっちかと言うとコレのが彼女らしく、できれば自らチョイスしたふりふりな彼女のが見たかったですね。
自らを貧乳とか言っていたので、あのデザインを選んだのかな。
普段の冷静な様から想像できないほど「正太くん」にラブラブで、えっち最中の台詞も良かったです。
照れで水着姿になれない、海へ来たラストにも注目。
2話目は大晦日・年越しな2人の風景。
前のラブラブな感じとは違って彼女のクールさが前面に描かれており、故あって「正太くん」が寝込みを襲う展開です。
彼女のが年上なんですね。
ミニスカートでニーソックス、黒下着という組み合わせが良く、また彼女が気付いた後の2人も最高
びびる「正太くん」が思わず正座になっていたり、「まだ遠い」という「奈緒さん」が面白いです。
目付きあんなんなのは、視力弱いからなんですねー。
そうした前フリがため、「奈緒さん」の笑顔には強い破壊力がありました。

「おじさんにおしえてあげる」は、一般えっち漫画とかによくありそうな叔父とのラブコメ
倒産で無職となってしまった叔父「峰くん」こと「清峰」が家に来て1週間。
小さい頃はよく遊んでもらっていた「せとか」でしたが、長じた今では彼の現状もあってどう接して良いか分からず、ギクシャクしておりました。
なかなか眠れないんだよ…
とか言っていましたが、切実ですね。
彼が悪い訳でなし、あの脱力感はなんとなく分かるような気がします。
それを受ける「せとかちゃん」の、”わかんなわよ、そんなの”というのもその通りでしょう。
この2人がえっちに展開するのはほぼ偶然からで、膝枕な「せとかちゃん」がキュート
真っ先に匂いを気にしてるあたりは、女の子でしたねー。

「暗闇でなぐさめて」は人妻とのえっちパターン。
なかなか良いお話です。
塾帰りの「伸二」くんが、よく公園で見かけていた制服の女の子。
声をかけた彼女は、彼の隣の部屋に住む人妻でした。
崩壊した家庭から逃れるように、制服を着て深夜の公園をうろつくようになっていた彼女をそれと知らずに家まで案内すると…と、だいたいそんなん。

実は「伸二くん」もあまり良い家庭ではなく、性格的に公園で孤独でいる彼女を見逃せないのでしょう。
声をかけるくだりは優しく、下心なく、なかなかいい感じ。
彼女を伴って家まで帰ると…ここから攻守逆転(?)
久しぶりでガマンできなくて…
とかなんとか、人妻という魅力を発揮しておりました。
短い間に無理なく情報がつまっており、良くまとまったお話です。

高梨さん、せとかちゃん
※左:高梨さん、右:せとかちゃん
 この「せとかちゃん」も可愛いんですよ。

ほか、「アスリートな彼女。」は大会前に怪我をした「鈴原」さんと陸上部の部長「沖永」くん。
スポーツ少女らしく、えっちと運動を重ね合わせていました。
ラストでは”運動不足解消”とか言ってましたね。
怪我が完治したら、また大変なこととなりそうです。
「ハジけてゴメン★」は生徒「及川」さんと教師のカップル。
ヒロイン「及川さん」は周囲のクラスメイトと比べて立派な胸で、それがためかスクール水着が破れてしまったのでした。
そうか、裁縫できるとこうした役得があるかもしれませんね(←ないよ)
わたわたと慌てる教師がコメディーちっくです。
「朝までずっと起きないで」は、酔って寝てしまった兄とその妹の近親。
この世で一番お兄ちゃんを理解してるのは私なんだもの
とかなんとか、「麻衣」ちゃんは慣れた手つきでした。
切っ掛けはどんなんか知りませんが、1度や2度のコトではないですね?
ダメ」とか「なんで」とか自分で言いながらも、自らの感情に流される様がえっちでした。
さすがに直接は初めてだったようです。
全てについて気付いてない(たぶん)お兄ちゃんがポイントでした。

安定したくっきり線の絵柄。
丁寧で崩れも乱れもなく、あちこちのバランスも適度なもの。
非常に絵の巧い方だと思います。
細かな表情は無論のこと、服から背景に小物まで、しっかりとして丁寧。
色っぽいアダルトキャラから可愛い女性まで幅広く、縦長・横長な目でキャラの雰囲気がガラリと変化しています。
顔の恥ずかし線(※恥ずかしい時に鼻から頬にかかる斜め線のことね)も特徴。
コメディー調からシリアスまで漫画には何の問題もなく、読み応えとえっちさが両立されていました
さほど目立つ癖もなく、幅広く好まれる絵だと思います。
前述したように、やや↓表紙は内容との差を感じるものですが、絵の雰囲気はだいたいそんなん。
判断の参考になるでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 巧いです。あのちょっと色が強めな感じが好きです。
・話5: 短編ほか苦手と書かれていた連続話を含めて良かったです。
・独4: やや収録にバラつきあります。収録と誤解されそうな↓表紙は良くないと思いますが。
合計:[14/15]

えー、”皆さんに喜んでもらえる”単行本だと思いますよ。
次の単行本も期待してます。

絶対服従彼女 (KAIOHSHA COMICS)絶対服従彼女 (KAIOHSHA COMICS)
(2010/07/05)
大波 耀子

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tag : ニーソックスコメディーラブコメファンタジースクール水着

■三つ編みスレイブ (中山哲学)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブ調教
・おまけ: あとがき・後日談その2、
      カラー描き下ろし「三つ編みスレイブ 後日談」、
      描き下ろし「三つ編みスレイブ 反逆編」、
      カバー裏にカラー絵。
・その他: カラー(8P)、短編×8(うち「三つ編みスレイブ」×7)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「中山哲学(なかやま・てつがく)」センセの「三つ編みスレイブ」です。

↓表紙を見た際、瞬時に反応できませんでした。
いつもと雰囲気違ってますよねー。
ちなみに、そんなんでも目ざとく作者名を見つけ、無事ゲットしたんですけれど。

そんな訳で、梅雨時期のお楽しみ「中山哲学」センセです。
2冊目「たぷラブ」、3冊目「ミルクドール」は↓表紙に可愛いっぽい雰囲気がありました。
しかし、今回「三つ編みスレイブ」はタイトルに合わせたのか、それらと比べてエロい↓表紙です。
初単行本「抱いて…」などからしても、直接的でした。
たぶん、買い辛い人もいるだろうなぁ。

みつ編み・眼鏡なクラス委員「片桐美代子」
※みつ編み・眼鏡なクラス委員「片桐美代子」
 非常に良いスタイルです。むちむち。

ちなみに、裏面も丸出し(笑)です。
ちょうど、紹介帯で絵が変化してくれそうな高さでしたが…特に変化ありませんでした。残念。
まぁ、アレ以上は…開くくらいしか変化しようもないですけど。
失礼しました。
4冊目なので、えっち度の上昇を狙ったのかな。
ちなみに、カバー裏のカラーイラストは、↓表紙のリンク絵と裏表紙の全身絵(折り返しもソレ)でした。
眼鏡オン・オフもいいですが、ひでるさんは裏表紙のが好き。

さて、収録はそうしたカバーを飾っている4名のヒロインが登場の表題作と、短編が1話のみという構成。
短編は「ミルクドール」の中編「あねいもうと」の後日談です。
できれば、前回単行本に収録したかったかな。
いちおう説明コマでだいたい理解できると思いますが、やはり知ってた方が楽しめるでしょう。

そんな訳で「あねいもうとafter スク水編」が同時収録の短編。
後述しますけれど、他の漫画があーした感じなので、近親とはいえ普通のラブラブえっちが箸休め的に丁度良いです。
水泳の授業を控える姉「真琴」さんが、お尻濡れても大丈夫なようお風呂で特訓するというお話。
タイトルにもあるようにスクール水着でした。
本編が変身後のが多かったためか、こちらは「真琴さん」なまま。
姉弟という近親関係から、自らの分身にやや嫉妬するなど、あちこち可愛い反応です。
ちょっとだけですが、変身後”まこちゃん”も登場しているので、そちらファンの方もいいでしょう。

保健医「梶真佐子さん」、お嬢さま「宮部亜佐美さん」
※左:保健医「梶真佐子さん」、右:お嬢さま「宮部亜佐美さん」
 もうちょっと「亜佐美さん」に活躍してほしかったなー。

メインの連続話「三つ編みスレイブ」は、本編が5話、後日談とおまけが描き下ろしになっています。
クラス委員「片桐美代子」に憧れる主人公「塚本吉彦」
最近ちょっと元気がないと感じる彼女には、
”生活指導の教師「野口」と付き合っている”
そうした悪い噂があったのです。
放課後、「吉彦」は「野口」と眼鏡・みつ編みな女生徒のえっち現場を目撃しました。
2人の会話から、その女生徒こそが「美代子」であり、また自分に助けを求めていると知った彼は…次の瞬間、夢中で飛び出していたのです。
だいたいそんな展開。

調教ちっくなラブコメ中編ですね。
「中山哲学」センセのあとがきには、
凌辱をテーマにするはずだったのに、いつの間にかラブラブ~
と書いてありました。
そうですね。
センセ的には予想外な流れだったようですが、なんというか”らしい漫画”に仕上がっておりました。
結果として、ファンが期待するだろう漫画になったと思います。

漫画は積み重ね短編ちっく。
当初の3話で新ヒロインが次々に登場し、4話の新ヒロインから物語が急展開し、ラスト5話へ繋がっています。
簡単に言うならば、敵(?)として登場したキャラを次々に味方とする、”少年ジャンプの格闘漫画”な風情
正直、最終の5話は非常に良い話でした。
ラブですね。
泣くほどではないものの、ひでるさん的にはちょっぴり感動(本当)

1話目のヒロインはクラス委員「片桐美代子さん」
↓表紙の娘で、実際は眼鏡でもみつ編みでもないんですが、とある理由によってそんな格好になってます。
すこし地味だけど綺麗な人だな…
というのが「吉彦くん」の感想でした。
その変化っぷりは友人「大輔」くんも見抜けないくらい。
切っ掛けとしては些細な事柄のようでしたが、それが偶然にも”彼女の正体を隠す効果”となっていました。
冒頭カラー原稿部分など、学校えっちを日常化させていた2人には非常に都合良いものですね。
個人的に前半の屋上シーンが好きです。
「美代子さん」は膝上のスカート丈だと言うのに、そんな風強いところへノコノコ出て来ちゃーダメよ。

2話目はヒロインで唯一の成人女性、保健医「梶真佐子」さん。
「吉彦くん」は…ちょっと性格変わった?
憧れだった「美代子さん」を見事救出し、そのご主人様として振舞うなどの経験によるものかな。
そんな事はしないさ、それじゃ先生と同じになってしまう
とか、なかなか格好良い台詞もあります。
年齢と裏腹な「真佐子さん」を見抜き、「美代子さん」と積んだだろう経験値によって、問題をズバッと解決してました。
えっち後、そわそわしてる「美代子さん」が可愛いです。
3話目は親衛隊を引き連れるお嬢さま・先輩「宮部亜佐美」さん。
ここでは友人「大輔くん」が被害者となっており、あの流れは自然。
前回オチから、ベタ甘になってる校医「真佐子さん」がいい感じ。
やめておけ、相手が悪い
そう傍観しようとした彼女を、グラりと動かした場面が非常に良かったです。
「亜佐美さん」はテニス部なので、テニスウェアでのえっち。
ラケットを使うのはお約束ですよね。
彼女の仕掛けてきた交渉にも「吉彦くん」は毅然とした態度でした。
すごいなぁ。

後輩「野口由利奈ちゃん」、「美代子さん」・別バージョン
※左:後輩「野口由利奈ちゃん」、右:「美代子さん」・別バージョン
 1話の屋上シーンが右の絵です。この髪型も良いなぁ。

後輩「野口由利奈」ちゃんの4話目はラストへの布石という風情。
優等生、年上、お嬢さまと続いていたので、4人目はロリでした(いちおう)
きっちりタイプ分けされてますね。
そんな容姿ですが、この「由利奈ちゃん」は最もひねくったキャラ
彼女によって、驚きの展開となります。
そうか、同じでしたよねー。
これは気付かなかった!
あとがきにも書かれていましたけど、セーラー服の「吉彦くん」はヤバいくらい似合ってるので注目。
これがためか、巻末の描き下ろし「三つ編みスレイブ 反逆編」ではナース服を着せられてしまう「吉彦くん」なのでした。
「真佐子さん」力説してましたが、あの妄想は彼女のあちこちの言動からして実にリアル。
そうでしょうねぇ。

最終の5話目は、全ヒロインの登場話。
それぞれが得意分野で魅力を発揮してました。
詳細は伏せますが、こちらの展開は前話で鬱積したものがぱーっと弾ける、読んでいて心地よいもの
私のご主人様は吉彦君だけです
そうきっぱり言い放った「美代子さん」は、正ヒロインたる存在感を示しています。
「由利奈ちゃん」に対した際も強かったですよ。
さすがは優等生。
いい中編でした。

強めな線のしっかりとした絵柄。
黒が目立ちごっちゃり描かれるため、どちらかというと濃い目。
大きな乱れなく、全体は安定してます。
ほぼ問題はないんですが…前回”もうひと段階上のレベルが近いような気もしている”と書きましたが、今回も同様。
引き絵がたまに微妙な感じなんですねー。
ふっくらと健康的な肉付きのヒロインはだいたい↓表紙・裏表紙そのまま。
判断はそちらか、裏表紙のカット絵が参考になるでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 現段階での良さもあるんですが、より洗練・安定の余地があるかなぁ、と。
・話5: 2、3話で完成したフォーマットを大きく変化させた4話目以降が見事でした。
・独4: あまり強すぎない程度の調教えっち。人によっては物足りないかも。
合計:[13/15]

なんだか妙なまでにぐっさりと刺さりました。
予想以上に「三つ編みスレイブ」は良かったです。
ただ…ロリ巨乳な母親「藤原早苗さん」がいなかったのが、ちょっぴり残念。

三つ編みスレイブ三つ編みスレイブ
(2010/07/02)
中山 哲学

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tag : スクール水着ラブコメ

■レッスンとぅゆ~ (天太郎)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・巨乳
・おまけ: あとがき、あとがき漫画「じぎゃく日記ハザード」
      合間に解説・なかがき・4コマ、カバー裏に4コマ、
      描き下ろし「Lesson ex 春野香織編」
・その他: カラー(12P)、短編×10(うち「Lesson」×6)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「天太郎(あまたろう)」センセの「レッスンとぅゆ~」です。

紹介は…「PARADE!」以来ですか。
久しぶりだー。
無論「Daisy!」も持っているんですが、なにげに取り上げてなかったですね。

さて、本日は「天太郎」センセです。
「レッスンとぅゆ~」は4冊目の単行本。
今回も連続話が収録されており、描き下ろしを含めて合計6話と比率高め。
概ね良かったんですが、ちと気に入らない部分もあり…読後感としては正直なところ微妙。
短編では前巻に続いて登場となる「雪野瀬」さんのお話も収録されていました。

飛田マリ、春野香織
※左:飛田マリ、右:春野香織
 普段の「ひだまりさん」はかなりコメディー崩れていました。

やっぱり表題にかかっている、メイン中編「Lesson」から。
本編は全4話でしたが、カラー原稿の「Lesson ex 白ビキニ編」、描き下ろし「Lesson ex 春野香織編」を含めると合計6話と、収録の大半をこちらの漫画が占めておりました。

2つ年上の幼馴染み「霧ヶ崎月子」に小さい頃から憧れ続けていた主人公「倉内稲穂」
頑張って同じ高校へと進学した彼は、彼女と恋愛関係になるため同じ部活へ入ろうとしたんですが…「月子」が所属する茶道部は”女子部員限定”だったのです。
途方に暮れた「稲穂」は、”もしかしたらばったり会うかもしれない”という理由から、隣接する文芸部へ入部。
期待そのまま、ひょんな切っ掛けで「月子」とはち合わせた「稲穂」でしたが、ばっさりとフラれてしまったのです。
自分の無意識な発言が原因と考えた文芸部部長「ひだまり」こと「飛田マリ」は、彼の恋路を応援するかわりに、その恋模様をネタとして使わせてもらうことを約束したのでした。
駆け足ですが、だいたいそんなお話。

青春な感じのラブコメ中編ですね。
メインヒロインである「ひだまり」・「月子」ほか、文芸部に所属する「春野香織」・「小石みどり」などもえっちに参加しております。
うち、「香織さん」は描き下ろし漫画でメインヒロインに抜擢されておりました。

もともとは短編で考えていたらしい1話目。
テンションの高い「ひだまりさん」がおもしろ・可愛いです。
(エッチ)の後にはI(アイ)があるって言うんですよ!!
とか言ってます。
なるほど、うまいコト言うなぁ。
どっかで使えるかもしれません、覚えときましょう。
そんな訳で、全身をもって慰めてくれる(笑)など、性格も非常に良い娘さんでした。
おそらく、この時は純粋に応援するつもりだったんでしょうねー。
(※ちゃっかり交換条件を提示していたとはいえ)

体操着(※当然のようにブルマ)でのえっちから始まる2話目。
前回から、レッスンと称して「ひだまりさん」とのえっちが続いているのです。
ここから登場人物がどばっと増えているんですが…アフロの彼はちょっと別人みたいでしたね。
まぁ、野郎はどうでもいいや。
新登場な部員のうち、溢れるほどの巨乳である「みどりさん」と、逆に貧乳な「香織さん」とのえっちになっています。
落ち着いた物腰で、物事を分析しているような「香織さん」がいい感じ。
いかにも突撃しそうな「みどりさん」を差し置いて、彼女からえっちを仕掛けておりました。
ほか、冒頭での気まずい雰囲気から”人形のフリをしていた”という「ひだまりさん」でしょう。
小器用にSD化してましたよ。

ひだまり・香織・みどり、チアリーダー「美園さん」
※左:ひだまり・香織・みどり、右:チアリーダー「美園さん」
 良いシーンなので、台詞は消しておきました。このあたり好き。

いきなり「ひだまりさん」に告白するシーンで驚く3話目。
練習なんですけどね。
ああした、告白の練習台というのは…「お気に召すまま(シェイクスピア)」みたい。
お互い様でしょうけれど、気付いてないというのは残酷なことですよ。
こちらのメイン部分は「月子さん」
うーん、あれはタイミングかなぁ。
結局のところ、「ひだまりさん」のレッスンは効果があったのだろうと思います。
「稲穂くん」もしっかり告白できてましたし。

本編での最終4話は、揉める・倒れるなど、混乱しております。
ぶっちゃけ好みな展開(笑)
冷静に突っ込み返していた「香織さん」が素敵です
全開になっていた「ひだまりさん」の縞パンも以下同文。
何度かアップになっていましたよー。
オチ部分に描かれていた、
最近の定位置です…
が可愛いですね。

なお、冒頭「Lesson ex 白ビキニ編」は、白ビキニな「ひだまりさん」とのえっちショート。
会話から察するに、1話と2話の間くらいなお話かな。
白ビキニ編とか言いながら、2ページ目では全裸になってしまうのでした。
透けないの?なんで!?
描き下ろし「Lesson ex 春野香織編」は本編でのお気に入り「香織さん」
彼女の主役・番外編という風情で、ページ数も多く(16P)、貧乳なメイドコスプレがいい感じであったんですが…本編オチ部分であーだった彼女が、唐突にラブラブな感じでげんなり
個人的に、まるで納得できません。
いちおう色々とあったようですけど、それも数コマだけで処理されていました。
こんな展開なら、いっそのこと無い方が良かったです

藤野宮優子
※藤野宮優子
 やっぱり女の子で泥棒なら、レオタード姿ですよねー。

カラー原稿もある「エール!」は応援団・チアリーディングの対立話。
応援スペースが限られているようで、お互いに取りあいになっていました。
よく分かりませんが、そうしたモノなの?
スペース半分コして一緒にやればいいのに。
あるいは時間毎に交互でやるとか。
「やればデキル子」は「藤野宮優子」さんのコメディー
試験のために職員室に忍びこんでいるんですけど、何故かレオタード姿。
それだけで「優子さん」が可愛く感じるから、服装って不思議よねー(笑)
「二人なら出来る事」は巨乳・眼鏡な「風(ふう)」さん。
なかなか浮世離れしたキャラでした。
下手なくせして油なんて使っちゃダメ。
「雪野瀬さんと僕」は「Daisy!」に登場していた「雪野瀬さん」のミニスカサンタなコスプレが堪能できる話。
いちおうタイツみたいなの穿いているんですが…かえってエロいですよ。
姉「未来」さんもちょっとだけですが顔を見せていました。

綺麗な細線の絵柄。
濃淡は適度からやや濃い目、描き込み細かく、ページは賑やかでした。
ただ、丁寧で洗練されているため、見辛さはないと思います。
基本的には縦にスラリと高い身長のキャラ絵。
細身ながら豊かな胸・お尻で、たっぷり・むっちりな曲線です。
コメディー巧く、気になる表現もなく、漫画としても良好。
広範囲に刺さるでしょう。
だいたい↓表紙・裏表紙ほか、紹介帯のカット絵が判断には最適です。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: ややコメディーの強さはあったものの、爽やか・えっちにまとまってます。
・話3: 前述してますが、個人的に「春野香織編」が納得できてません。
・独4: 大きくていいですね。バランス崩れてないのが凄いです。
合計:[12/15]

いちおう見えてはいるものの、より大人しい↓表紙ですね。
裏表紙のパンチラも紹介帯があると隠されてしまうんですよー。

レッスンとぅゆ~ (メガストアコミックスシリーズ No. 265)レッスンとぅゆ~ (メガストアコミックスシリーズ No. 265)
(2010/06/19)
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