■あねのねいろ-姉弟恋愛- (狩野蒼穹)
★まんがデーター [14/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]お姉ちゃん・コメディー
・おまけ: あとがき、あとがき漫画「この単行本中に起こった事」
・その他: 短編×8(うち「セックスカウントABC」×4)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「狩野蒼穹(かのう・そうきゅう)」センセの「あねのねいろ-姉弟恋愛-」です。
この場をお借りして。
以前にも前置きでちょこっと紹介しました、「彼岸花の咲く夜に」の2巻を読みました。
前巻収録からの続きも、それはソレで凄かったんです。
「つのはず壱郎」センセの絵もいちいちおっかないですわね。
しかし、ここで注目なのは、第2部みたいな写真機のお話。
これはおっっかない!!
あーれーはヤバい。
この時のひでるさんは必要以上に勘が良く、彼が「48人」と言った時点で気付いてしまいました。
黙っているのはなんだか怖いので。
こうしてブログに書かせて頂いたほか、単行本については友人に貸し出すこととしました(笑)
めでたし・めでたし。
あれで3巻はどーなっちゃうんですかね。
とりあえず、そうしたおっかない空気を飛ばすために明るい漫画をチョイスしてみました。
毎度お馴染み「狩野蒼穹」センセですね。
こちら「あねのねいろ-姉弟恋愛-」は8冊目。
タイトルは「姉」でしたが今回は「妹」な漫画も収録されており、例によってそれぞれとの掛け合いが実に見事。
今回も面白かったです。
※姉「希さん」とその友人
この漫画は増加していくカウンターに注目です。
まずは4話が収録された中編「セックスカウントABC」から。
もともとは携帯コミックで連載されていたみたい。
突如、人の頭の上に現れた謎の数字。
若年層に少なく、大人になるほど多い、ただし年齢とは関係ない様子。
増加するだけで減少はせず、夫婦や恋人同士で同数なケースがあるという。
そう、カウントされてるのは性行為の回数だったのです。
普段から言いたい放題だった姉「希」が引き籠った原因は…それが零であったためでした。
だいたいそんな感じ。
ちょっとファンタジーちっくな設定の漫画です。
突飛な感じで、雰囲気的に「陽気婢」センセが得意そう。
ただ、こうした異常事態をも、「狩野蒼穹」センセらしくコミカルに処理しておられました。
面白いです。
導入部の1話目。
成年漫画にありがちな、”急展開えっち”になっていないところは素敵です。
近親だしね。
姉弟の平時の会話が描かれている冒頭で2ページ。
数字設定の説明は1ページ。
その後、お姉ちゃんのカウントがゼロだと判明するまで3ページ…と、ここまでに合計6ページを使っていました。
それまでに描かれた姉弟の会話が非常に面白いですね。
「バカね、あたしはモテモテでやりまくりよ」
とかなんとか言っていた「希さん」なので、そりゃー引き籠って当然。
”熟女並み”とか言っていた知識が、結局弟の部屋で読んだエロマンガというのが悲しいです。
彼と変わんないじゃない。
ため、えっちについても年上らしい余裕はなく、童貞の弟に丸投げをしていました。
学校での描写がある2話目。
日々増えていく数値がため、”彼女がいた”と思われている弟さんが可笑しいです。
こちらでは眼鏡の新キャラが登場。
お姉ちゃんと同学年でお友達ながら、頭の数値は999となっており…
「あたしの数字見てセフレが全員ドン引き~」
という流れで、とりあえず身近な男性として彼をえっちに誘うのでした。
エロい女性ですねー。
実際にそうした方というのは、彼女のように故意にそれっぽくはないと思います。
3名揃ってさらに会話が盛り上がる3話目。
「女子校ではよくある光景」
それが好き。
こちらは2人並べてのえっち対決みたいになっていました。
ちょっと羨ましいですね。
最終4話はお尻えっちな展開。
バカ姉弟です。
ほぼ同数だったカウンターの差に注目下さい。
オチ前の数字がバグるあたりも面白く、次の展開がありそうでしたが、お話はいちおうここで終了。
設定を引き継いで、他のキャラとかでもやってほしいですね。
※左:骨折のお姉ちゃん、右:朝チュンのお姉ちゃん
左下の「ケーキ買ってこい」の顔が好き。
「骨の折れる姉」は骨折したお姉ちゃん。
すでに弟「こーちゃん」との距離は基本的にごく近く、怪我を理由に甘えまくっていました。
掛け合いは先の2人と違ってお姉ちゃんがだいぶ甘く、恋人同士のような感じです。
漫画のメインは、トイレへ行きたくなったお姉ちゃん。
「おんぶしてトイレつれてってー」
ということで、それを弟「こーちゃん」に拒否されたため、我慢するという展開。
(※後におんぶはお姫様だっこにレベルアップしています)
なんというか、お姉ちゃん凄いな。
ぎりぎり我慢の限界まで挑んでいるんですが、こんな危険(笑)な事ができるというのは、相当に信頼を置いている証拠だと思います。
えっちへの流れは「はい、どうぞ」なんて軽いテンションでしたが、いつでもOKだったのでは。
オチの一言もラブいですね。
「処女マクが破れない!」、「姉弟で朝チュン」も姉弟の漫画なんですが、流れ的には変化球なお話。
まずは前者「処女マクが破れない!」から。
「話せよ!あと離せ!」
とか言ってる弟さんが面白いこちらのお話ですが、そんなんは完全にオチ部分。
漫画は、姉「綾崎」さんの性遍歴が描かれ、どうにも本番が巧くいかない様が延々と描かれていました。
相談を受けた友人は酷いなぁ。
あんなシチュエーションでも、コメディーっぽく流せるのは「狩野蒼穹」センセの腕ですかね。
後者「姉弟で朝チュン」は、気付いたら弟と一緒に寝ていた、という酒の上での出来事。
記憶なく、混乱しているお姉ちゃんに対し、こちらは弟さんのが積極的です。
思い出すためにえっちという展開。
あるいは…あんなんフェイクかなーとも思いましたが…実際はどんなんだったのか、本編にてどうぞ。
えっちに流される連続コマが色っぽいです。
※左:妹「妙子」、右:妹「優花」
下手すると妹のが大人っぽいですね。「妙子さん」が好き。
「ひきこもり妹の生活」、「妹との距離感がつかめない」は妹系漫画。
前者「ひきこもり妹の生活」は、引き籠って半年という妹「妙子」さん。
いちおう学校は卒業し、仕事もオンラインでやっているとのことなので…活動的な引き籠りですかね。
髪の毛はボサボサしていたものの長さはなく、だらりとした怠惰な感じに色気がありました。
後者「妹との距離感がつかめない」は妹「優花」ちゃん。
「セックスカウントABC」の2人と似て、口ではお互いに色々と言っているものの、仲良しな兄妹。
なんのかんのと言いながらスキンシップは過剰で、イチャイチャしていました。
オチのやり取りがまたラブラブですねー。
ちょっと太めなしっかりとした作画。
濃淡は適度なくらいで白比率があり、描き込みもそこそこでスッキリとした感じ。
独特のゆったりした間とキャラ同士の軽妙な掛け合いが良く、ボケる姉と突っ込む弟が良質なコメディーとなっていました。
差し込まれてる背景もバランス良く、巧いですね。
この一呼吸置くようなコマが効果的であったと思います。
漫画はお姉ちゃん系ですがセオリーな感じとはやや異なり、それが独特な半面人は選ぶかもしれません。
えっちもそうですが、ゆるっとしたストーリーとか会話の妙が楽しいんですね。
判断には、↓表紙よりも裏表紙かな。
成年漫画の表紙ではパンチ足らないかもしれませんが、ひでるさんは中扉イラストのが好きです。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 独特の可愛らしさがありました。
・話4: 連続話も良く、個人的には完璧。コメディー部分は人を選ぶかなー。
・独5: このコメディー感は他で見られません。
合計:[14/15]
あとがき漫画は地震でのアレコレでした。
しかし…締め切りはいつも通りなんですね、そうなのかーって思いましたよ。
あねのねいろ-姉弟恋愛 (ワールドコミックススペシャル)
★「狩野蒼穹」センセの漫画紹介記事 すべて成年系
[ぼくだって姉とセックスしてみたい!]
お姉ちゃんな短編集です。
[姉るせっくす]
5話の中編「あたしが幽霊だった頃」を収録した1冊。
[あねSWEET]
お姉ちゃんな短編集です。
[弟になんか感じない!]
表題作ほか、「おねぃちゃん計画」、「アンサンブル・いんさーと」など連続話を収録。
[シスブラ]
姉妹との短編集。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]お姉ちゃん・コメディー
・おまけ: あとがき、あとがき漫画「この単行本中に起こった事」
・その他: 短編×8(うち「セックスカウントABC」×4)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「狩野蒼穹(かのう・そうきゅう)」センセの「あねのねいろ-姉弟恋愛-」です。
この場をお借りして。
以前にも前置きでちょこっと紹介しました、「彼岸花の咲く夜に」の2巻を読みました。
彼岸花の咲く夜に 2 (ドラゴンコミックスエイジ つ 2-1-2) (2011/04/09) つのはず壱郎、 他 商品詳細を見る |
前巻収録からの続きも、それはソレで凄かったんです。
「つのはず壱郎」センセの絵もいちいちおっかないですわね。
しかし、ここで注目なのは、第2部みたいな写真機のお話。
これはおっっかない!!
あーれーはヤバい。
この時のひでるさんは必要以上に勘が良く、彼が「48人」と言った時点で気付いてしまいました。
黙っているのはなんだか怖いので。
こうしてブログに書かせて頂いたほか、単行本については友人に貸し出すこととしました(笑)
めでたし・めでたし。
あれで3巻はどーなっちゃうんですかね。
とりあえず、そうしたおっかない空気を飛ばすために明るい漫画をチョイスしてみました。
毎度お馴染み「狩野蒼穹」センセですね。
こちら「あねのねいろ-姉弟恋愛-」は8冊目。
タイトルは「姉」でしたが今回は「妹」な漫画も収録されており、例によってそれぞれとの掛け合いが実に見事。
今回も面白かったです。
※姉「希さん」とその友人
この漫画は増加していくカウンターに注目です。
まずは4話が収録された中編「セックスカウントABC」から。
もともとは携帯コミックで連載されていたみたい。
突如、人の頭の上に現れた謎の数字。
若年層に少なく、大人になるほど多い、ただし年齢とは関係ない様子。
増加するだけで減少はせず、夫婦や恋人同士で同数なケースがあるという。
そう、カウントされてるのは性行為の回数だったのです。
普段から言いたい放題だった姉「希」が引き籠った原因は…それが零であったためでした。
だいたいそんな感じ。
ちょっとファンタジーちっくな設定の漫画です。
突飛な感じで、雰囲気的に「陽気婢」センセが得意そう。
ただ、こうした異常事態をも、「狩野蒼穹」センセらしくコミカルに処理しておられました。
面白いです。
導入部の1話目。
成年漫画にありがちな、”急展開えっち”になっていないところは素敵です。
近親だしね。
姉弟の平時の会話が描かれている冒頭で2ページ。
数字設定の説明は1ページ。
その後、お姉ちゃんのカウントがゼロだと判明するまで3ページ…と、ここまでに合計6ページを使っていました。
それまでに描かれた姉弟の会話が非常に面白いですね。
「バカね、あたしはモテモテでやりまくりよ」
とかなんとか言っていた「希さん」なので、そりゃー引き籠って当然。
”熟女並み”とか言っていた知識が、結局弟の部屋で読んだエロマンガというのが悲しいです。
彼と変わんないじゃない。
ため、えっちについても年上らしい余裕はなく、童貞の弟に丸投げをしていました。
学校での描写がある2話目。
日々増えていく数値がため、”彼女がいた”と思われている弟さんが可笑しいです。
こちらでは眼鏡の新キャラが登場。
お姉ちゃんと同学年でお友達ながら、頭の数値は999となっており…
「あたしの数字見てセフレが全員ドン引き~」
という流れで、とりあえず身近な男性として彼をえっちに誘うのでした。
エロい女性ですねー。
実際にそうした方というのは、彼女のように故意にそれっぽくはないと思います。
3名揃ってさらに会話が盛り上がる3話目。
「女子校ではよくある光景」
それが好き。
こちらは2人並べてのえっち対決みたいになっていました。
ちょっと羨ましいですね。
最終4話はお尻えっちな展開。
バカ姉弟です。
ほぼ同数だったカウンターの差に注目下さい。
オチ前の数字がバグるあたりも面白く、次の展開がありそうでしたが、お話はいちおうここで終了。
設定を引き継いで、他のキャラとかでもやってほしいですね。
※左:骨折のお姉ちゃん、右:朝チュンのお姉ちゃん
左下の「ケーキ買ってこい」の顔が好き。
「骨の折れる姉」は骨折したお姉ちゃん。
すでに弟「こーちゃん」との距離は基本的にごく近く、怪我を理由に甘えまくっていました。
掛け合いは先の2人と違ってお姉ちゃんがだいぶ甘く、恋人同士のような感じです。
漫画のメインは、トイレへ行きたくなったお姉ちゃん。
「おんぶしてトイレつれてってー」
ということで、それを弟「こーちゃん」に拒否されたため、我慢するという展開。
(※後におんぶはお姫様だっこにレベルアップしています)
なんというか、お姉ちゃん凄いな。
ぎりぎり我慢の限界まで挑んでいるんですが、こんな危険(笑)な事ができるというのは、相当に信頼を置いている証拠だと思います。
えっちへの流れは「はい、どうぞ」なんて軽いテンションでしたが、いつでもOKだったのでは。
オチの一言もラブいですね。
「処女マクが破れない!」、「姉弟で朝チュン」も姉弟の漫画なんですが、流れ的には変化球なお話。
まずは前者「処女マクが破れない!」から。
「話せよ!あと離せ!」
とか言ってる弟さんが面白いこちらのお話ですが、そんなんは完全にオチ部分。
漫画は、姉「綾崎」さんの性遍歴が描かれ、どうにも本番が巧くいかない様が延々と描かれていました。
相談を受けた友人は酷いなぁ。
あんなシチュエーションでも、コメディーっぽく流せるのは「狩野蒼穹」センセの腕ですかね。
後者「姉弟で朝チュン」は、気付いたら弟と一緒に寝ていた、という酒の上での出来事。
記憶なく、混乱しているお姉ちゃんに対し、こちらは弟さんのが積極的です。
思い出すためにえっちという展開。
あるいは…あんなんフェイクかなーとも思いましたが…実際はどんなんだったのか、本編にてどうぞ。
えっちに流される連続コマが色っぽいです。
※左:妹「妙子」、右:妹「優花」
下手すると妹のが大人っぽいですね。「妙子さん」が好き。
「ひきこもり妹の生活」、「妹との距離感がつかめない」は妹系漫画。
前者「ひきこもり妹の生活」は、引き籠って半年という妹「妙子」さん。
いちおう学校は卒業し、仕事もオンラインでやっているとのことなので…活動的な引き籠りですかね。
髪の毛はボサボサしていたものの長さはなく、だらりとした怠惰な感じに色気がありました。
後者「妹との距離感がつかめない」は妹「優花」ちゃん。
「セックスカウントABC」の2人と似て、口ではお互いに色々と言っているものの、仲良しな兄妹。
なんのかんのと言いながらスキンシップは過剰で、イチャイチャしていました。
オチのやり取りがまたラブラブですねー。
ちょっと太めなしっかりとした作画。
濃淡は適度なくらいで白比率があり、描き込みもそこそこでスッキリとした感じ。
独特のゆったりした間とキャラ同士の軽妙な掛け合いが良く、ボケる姉と突っ込む弟が良質なコメディーとなっていました。
差し込まれてる背景もバランス良く、巧いですね。
この一呼吸置くようなコマが効果的であったと思います。
漫画はお姉ちゃん系ですがセオリーな感じとはやや異なり、それが独特な半面人は選ぶかもしれません。
えっちもそうですが、ゆるっとしたストーリーとか会話の妙が楽しいんですね。
判断には、↓表紙よりも裏表紙かな。
成年漫画の表紙ではパンチ足らないかもしれませんが、ひでるさんは中扉イラストのが好きです。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 独特の可愛らしさがありました。
・話4: 連続話も良く、個人的には完璧。コメディー部分は人を選ぶかなー。
・独5: このコメディー感は他で見られません。
合計:[14/15]
あとがき漫画は地震でのアレコレでした。
しかし…締め切りはいつも通りなんですね、そうなのかーって思いましたよ。
あねのねいろ-姉弟恋愛 (ワールドコミックススペシャル)
★「狩野蒼穹」センセの漫画紹介記事 すべて成年系
[ぼくだって姉とセックスしてみたい!]
お姉ちゃんな短編集です。
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[あねSWEET]
お姉ちゃんな短編集です。
[弟になんか感じない!]
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[シスブラ]
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