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■わたしたちのかえりみち (みなすきぽぷり)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: 合間に「コーヒーブレイク(※作品解説)」、
カバー裏に「その後のかえりみち。(※カラー)」、
      描き下ろし「わたしのドキドキかえりみち198X」
・その他: 短編×10(うち「わたしたちのかえりみち」×3、描き下ろしのぞく)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「みなすきぽぷり」センセの「わたしたちのかえりみち」です。

久しぶりに厳しい体験をしてきました。
足がバキバキに痛むので、現在まともに階段下りれません(本当)
ただ、実に良い石仏でしたよー。
このあたりのお話はそのうち別ブログで描きますが…私も気をつけないといけないなぁ、と。

さて、今回の「みなすきぽぷり」センセはこちらが初見。
新刊「わたしたちのかえりみち」は3冊目の単行本でした。
センセには「椎木冊也」という別名義もありましたが、そちらでの単行本はないみたい。たぶん。
こちらは表題作をメインとした、↓表紙そのままロリ系単行本。
収録は穏やかでないロリ系で、”蜜色なんちゃら”でお馴染み「智沢渚優」センセらの系統。
ネタが強いため、軽いのがお好きな方は注意

マコ・杏奈・めぐみ、利央ちゃん
※左:マコ・杏奈・めぐみ、右:利央ちゃん
 なんだか足蹴にしてるみたい。最近の絵ですね。「利央ちゃん」は可愛いんですが…。

今回単行本のメイン「わたしたちのかえりみち」は3話の連続話。
近所の本屋さんにて、よくえっちな本を立ち読みしていた仲良し3人組。
付き合っている彼がいる「めぐポン」こと「めぐみ」ちゃん、本屋のお兄さんが好きな「アナちゃん」こと「杏奈」ちゃん、そして大人しい「まこぴ」こと「マコ」ちゃん。
うち、「マコちゃん」は初めて見た本にて”いままでやっていた行為が独りえっちだった”と知り、興味を刺激された彼女は皆に内緒で再び本屋へと1人出かけるのでした…。
だいたいそんな導入部。

1話目は最も知識のなかった「マコちゃん」がターゲット。
とにかく、本棚の後ろから声をかけるコマが気色悪さ全開
たった1コマで、見事に変態性をアピールしてくれました(笑)
まぁ、そんな野郎に奥へ連れて行かれたら…あーなるでしょうねー。
彼女はまた3人の中で最も大人しい雰囲気で、いかにも支配し易そうでした。
(※親に言えないでしょ)
わざと狙ったのなら、大したものでしょう
飲み物を運んできた時から、ビンビンになっていた彼が凶悪です。(わざと見せてるのね)
”こども110番の店”のステッカーが悲しいですよ。
2話目はそんな本屋のお兄さんに好意を抱いていた「杏奈ちゃん」
ちゃんと彼女を刺激し、対抗心を持たせるように仕向けているのが凄いですね。
タイプ別攻略できてます。
そんな訳で「マコちゃん」は無理矢理でしたが、こちらは自らの意思なのでした。
名前からか、なぜだか彼女のみ毎回お尻です。

そうした訳で、「めぐみちゃん」を除いて共通の秘密を持つようになった2人。
思わず怒鳴っていましたが…「マコちゃん」が打ち明けたのは意外でした。
友達だからかな。
ただ、受けた「めぐみちゃん」の解決方法はお子さま。
空手だかなんだか知りませんが、殴り飛ばしたってどーにもならんでしょ。
とある流れにて結局「めぐみちゃん」まで加わってしまうんですけど、ああした展開になるとは驚き。
また、ラスト前の「マコちゃん」、そして続くオチにはこれまたびっくりでした
なんというか、凄いお話ね。
また、描き下ろし「わたしのドキドキかえりみち198X」は本編と直接関係がありません。
なぜかブルマ姿の「美茄子木ぽぷこ」ちゃん(笑)が登場します。

「せんせいきもい」は、うっかり交換日誌を見てしまった家庭教師の先生が生徒「利央」ちゃんに脅迫されるお話。
散々悪態つかれていたので、逆襲する場面は家庭教師側を応援したくなります。
自業自得かな。
あのくらいの年齢の子供が大人を脅すという妙な構図はマスコミの伝えるそのままで、げんなりしますよ。
しかし、最後の1ページでなんとなく救われたような気持ちになっちゃうんですけれど…。
ちなみに、中扉ではカラーの「利央ちゃん」を見ることができます。
あれってその後の2人かな。
「樋口リコ」ちゃんの受難話「つくろう!たんけんちず!!」
無論、最も悪いのは男連中ですが、先の短編同様やや自業自得な感じ。
くだらん理由で地図作成をサボらないように。
ひでるさんの学校では授業であんなんなかったですけど、単独で調べるものなの?
なんだか相当危険なことさせていると思うんですが。
(※まあ、ああして顔モロ見せでそのまま襲ったりするリスクは普通やらないでしょうけど)
また、下着に名前を書くのはいいんですが…名字かなぁ。
普通なら「りこ」とするのでは。

コーヒーブレイクの2人
※おまけ:コーヒーブレイクの2人
 この2人がお気に入り

短編「くまがでるよ」は…収録中でトップクラスに読後感のやたらめったら悪い作品
ただ、描かれている女の子2人は非常にリアルでした。
危機に陥った際の人間性が出ますねー
いいと思います。
詳細についてはぜひ単行本でどうぞ。

合間の作品解説「コーヒーブレイク」より、だんだん原稿が古いものになっていきます。
「巴ちゃんよくきたね」は教師とのえっち短編。
まず、生徒を家に呼ぶ時点で彼ダメね。
部屋には”先生の恋人”を自称する「乃原」さんが既におり、ほぼ無理矢理メインヒロイン「小野巴」ちゃんがされてしまう流れです。
確かに「巴ちゃん」は好意を持っていたでしょうけれど…漫画中の台詞を引用すると「センセってやっぱりサイテーだよ」、かな。
ひでるさんは冒頭の塀越し会話部分が好きです
探偵(と言っている)「芝草みのも」ちゃんの「ひみつ探偵?みのもちゃん」
コメディーっぽい色が強く、えっちはタイトルになっている「みのもちゃん」ではなく「園川やよい」ちゃんです。
こちらも教師とのえっちでした。

巴ちゃん・乃原さん、やよいちゃん・みのもちゃん
※左:巴ちゃん・乃原さん、右:やよいちゃん・みのもちゃん
 古い絵はこんな感じ。「やよいちゃん」のがヒロインしてるんですね。

植物と会話をする「織葉」ちゃんの短編「か・だ・ん」
あれは…いちおう受け入れたと見ていいのかな。
「慧子」ちゃんと近所のお兄ちゃんの短編「部屋を明るくして…画面から離れて観ようね!」
こちらの彼も穏やかな顔から一転して暴走するタイプ
収録の男性ってこんなんばかりですね(笑)
「か・だ・ん」と違って同意はなく、コスプレえっちされていました。

強い線のすっきり絵柄。
黒は目立つものの、濃淡はさほどでもありません。
ただし、かなーりごっちゃりと描かれる方なので、結果としてページは濃厚。
大小・変形コマも多めです。
また、かなり原稿時期には差があり、全体は不安定。
1999年の「みのもちゃん」を筆頭に、「部屋を明るくして」と「か・だ・ん」は2000年、01年「巴ちゃん」、05年「くまがでるよ」など。(※その他は最近です)
約半分くらいが古い原稿になっています
やはり最近の洗練されたものと比べてしまうともっさり重く、バランスも良くありません。
ロリ系で傾き具合の大きいネタですが、絵にもそんなんが反映されています
かなり人を選ぶと思います。
軽いロリ好きな方はちょっと慎重になった方がいいかもしれません。

どーでもいいですが、「コーヒーブレイク」の2人が可愛いです。
たった2コマだけなんですが、妙なまで印象に残りました。

わたしたちのかえりみち (メガストアコミックスシリーズ No. 231)わたしたちのかえりみち (メガストアコミックスシリーズ No. 231)
(2009/09/19)
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tag : コスプレコメディー

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