■みこたん~巫女さまは女子高生~ (倉上淳士)
★まんがデーター [7/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 妖怪・コメディー
・おまけ: カバー裏に別絵。
・その他: 8話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「倉上淳士(くらがみ・あつし)」センセの「みこたん ~巫女さまは女子高生~ 1巻」です。
久しぶりですね。
「倉上淳士」センセの漫画は…なんだか忘れましたが、昔読んでいます。
その時も全体的に合わなかったんですねー。
ずっとご無沙汰だったんですが、それなのに最新刊「みこたん ~巫女さまは女子高生~」がなぜ手元にあるのか?
察しの良い方はなんとなく想像つくでしょう。
買う本が多くなかったこともそうなんですが、巫女と書いてあったからですね。わはは。
紹介帯には「巫女漫画界激震!!」とか書いてありました。
…巫女漫画界なんてモノがあるかどうかは置いといて、これでは激震しないかなぁ。
※「夜野とばり」、中央が「朝霧かすみ」
うーん、キャラとしても違うんですよねー…この「とばりさん」
目つきの悪い女子高生「夜野とばり」
セクシー水着にて夏に彼氏をゲットするべく、購入資金集めのバイトを捜しておりました。
友人「朝霧かすみ」に依頼していた募集は間に合わず、彼女の祖父が神主をしている神社のバイトに参加することとしたのです。
その内容は単純な倉庫整理でしたが、うっかりお札が剥がれたことで百年ぶりに妖怪「九尾の狐」が復活してしまったのでした。
実は”聖なる血統”であった「とばりさん」は、「かすみ」に憑依した妖怪の撃退に見事成功。
退散はさせたものの逃亡されてしまったため、妖怪を封じるべく「とばりさん」の闘いが始まるのでした。
だいたいそんな導入部。
妖怪撃退アクション漫画ですが…いちおう売りとしてはセクシー描写。
まぁ、ごくごく軽いもんでしたが。
各話それぞれに別ヒロインが登場し、妖怪に憑依された彼女らと対決するのが基本の流れです。
肝心の対決シーン。
乗っ取られた女の子らは単なる妖怪コスプレみたいな風情になっており、2話メイド喫茶でのお話にて、店員を乗っ取った猫又は単なる猫耳キャラ。
4話でのウサギはそのままバニーガールのような容姿となっておりました。
そんな訳で、退治せんとする「とばりさん」が男子らの抵抗にあったりもしています。
こうした反応というのは、いかにも現代的で楽しいですね。
妖怪らは覇王として世界に君臨しようと目論んでいましたけれど…こっち路線で行けばすんなり支持を集められそうな気もしました。
ただ、そうしたコメディー描写がため、アクションが生ぬるいです。
特に妖怪らのバカバカしさが軽さに拍車をかけており、「とばりさん」のピンチなどあまりにも迫力がなさ過ぎ。
こんな中途半端な戦闘シーンであるのなら、もっとえっち方面で押した方が良かったと思います。
7話ではいちおう修行を始める描写もありましたが…その必要はあるのかなぁ。
あるいは、もっと早い段階でそんなん差し込むべきでしたか。
※左:猫又、右:ウサギ
妖怪変化な描写です。
そう、はっきり言って主人公「とばりさん」は血筋がそっち系というだけで、単なる女子高生なのです。
巫女さんではないんですねー。
1話はバイトの関係から巫女服をオマケ的に着ていましたが、それも短期だけのもの。
その後の各話はほぼ日常描写なのでした。
メイド服からスクール水着、あるいはブルマとコスプレちっくな色はあったんですが…サブタイトルから想像するに、読者がそれを期待しているのかは微妙かも。
性格的にも巫女ちっくでないのだから、せめて格好くらいはそれっぽくしてほしかったなぁ。
だいたい、全ての切っ掛けとなったバイトの倉庫整理。
危険だと認識しているのに、2人に任せて立ち会いもしなかった神主はかなりいい加減。
あんなん素人にやらせちゃーダメでしょう。
封印も「とばりさん」に任せきりで、傍観者のように振る舞っていましたが…アンタが責任もってやんなさい(笑)
柔らかな細線の絵柄。
色の薄いあっさり系で、線画という風情です。
絵に強弱があり、しっかり描かれているところもあるんですが、手入れ前みたいなコマも多いのです。
そういう個性なんでしょうけれど、バランス感も微妙で気になります。
独特の間とテンポあり、もろもろ含めて好き嫌いの分かれる漫画だと思います。
判断は↓表紙そのままで良いでしょう。
ストーリー的なものは弱く、妖怪退治という重みはありません。
軽いサービスシーンも期待と差が大きく、コメディーとしても微妙なものでした。
うん、ひでるさんはやっぱり合いませんね。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 妖怪・コメディー
・おまけ: カバー裏に別絵。
・その他: 8話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「倉上淳士(くらがみ・あつし)」センセの「みこたん ~巫女さまは女子高生~ 1巻」です。
久しぶりですね。
「倉上淳士」センセの漫画は…なんだか忘れましたが、昔読んでいます。
その時も全体的に合わなかったんですねー。
ずっとご無沙汰だったんですが、それなのに最新刊「みこたん ~巫女さまは女子高生~」がなぜ手元にあるのか?
察しの良い方はなんとなく想像つくでしょう。
買う本が多くなかったこともそうなんですが、巫女と書いてあったからですね。わはは。
紹介帯には「巫女漫画界激震!!」とか書いてありました。
…巫女漫画界なんてモノがあるかどうかは置いといて、これでは激震しないかなぁ。
※「夜野とばり」、中央が「朝霧かすみ」
うーん、キャラとしても違うんですよねー…この「とばりさん」
目つきの悪い女子高生「夜野とばり」
セクシー水着にて夏に彼氏をゲットするべく、購入資金集めのバイトを捜しておりました。
友人「朝霧かすみ」に依頼していた募集は間に合わず、彼女の祖父が神主をしている神社のバイトに参加することとしたのです。
その内容は単純な倉庫整理でしたが、うっかりお札が剥がれたことで百年ぶりに妖怪「九尾の狐」が復活してしまったのでした。
実は”聖なる血統”であった「とばりさん」は、「かすみ」に憑依した妖怪の撃退に見事成功。
退散はさせたものの逃亡されてしまったため、妖怪を封じるべく「とばりさん」の闘いが始まるのでした。
だいたいそんな導入部。
妖怪撃退アクション漫画ですが…いちおう売りとしてはセクシー描写。
まぁ、ごくごく軽いもんでしたが。
各話それぞれに別ヒロインが登場し、妖怪に憑依された彼女らと対決するのが基本の流れです。
肝心の対決シーン。
乗っ取られた女の子らは単なる妖怪コスプレみたいな風情になっており、2話メイド喫茶でのお話にて、店員を乗っ取った猫又は単なる猫耳キャラ。
4話でのウサギはそのままバニーガールのような容姿となっておりました。
そんな訳で、退治せんとする「とばりさん」が男子らの抵抗にあったりもしています。
こうした反応というのは、いかにも現代的で楽しいですね。
妖怪らは覇王として世界に君臨しようと目論んでいましたけれど…こっち路線で行けばすんなり支持を集められそうな気もしました。
ただ、そうしたコメディー描写がため、アクションが生ぬるいです。
特に妖怪らのバカバカしさが軽さに拍車をかけており、「とばりさん」のピンチなどあまりにも迫力がなさ過ぎ。
こんな中途半端な戦闘シーンであるのなら、もっとえっち方面で押した方が良かったと思います。
7話ではいちおう修行を始める描写もありましたが…その必要はあるのかなぁ。
あるいは、もっと早い段階でそんなん差し込むべきでしたか。
※左:猫又、右:ウサギ
妖怪変化な描写です。
そう、はっきり言って主人公「とばりさん」は血筋がそっち系というだけで、単なる女子高生なのです。
巫女さんではないんですねー。
1話はバイトの関係から巫女服をオマケ的に着ていましたが、それも短期だけのもの。
その後の各話はほぼ日常描写なのでした。
メイド服からスクール水着、あるいはブルマとコスプレちっくな色はあったんですが…サブタイトルから想像するに、読者がそれを期待しているのかは微妙かも。
性格的にも巫女ちっくでないのだから、せめて格好くらいはそれっぽくしてほしかったなぁ。
だいたい、全ての切っ掛けとなったバイトの倉庫整理。
危険だと認識しているのに、2人に任せて立ち会いもしなかった神主はかなりいい加減。
あんなん素人にやらせちゃーダメでしょう。
封印も「とばりさん」に任せきりで、傍観者のように振る舞っていましたが…アンタが責任もってやんなさい(笑)
柔らかな細線の絵柄。
色の薄いあっさり系で、線画という風情です。
絵に強弱があり、しっかり描かれているところもあるんですが、手入れ前みたいなコマも多いのです。
そういう個性なんでしょうけれど、バランス感も微妙で気になります。
独特の間とテンポあり、もろもろ含めて好き嫌いの分かれる漫画だと思います。
判断は↓表紙そのままで良いでしょう。
ストーリー的なものは弱く、妖怪退治という重みはありません。
軽いサービスシーンも期待と差が大きく、コメディーとしても微妙なものでした。
うん、ひでるさんはやっぱり合いませんね。
みこたん巫女さまは女子高生 (1) MiChao!KC(KCデラックス) (KCデラックス) (2009/02/06) 倉上 淳士 商品詳細を見る |
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■雛鳥たちの館 (ひめはち)
★まんがデーター [9/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: あとがき、描き下ろし(16P)
・その他: カラー(4P)、短編×11
(うち「雛鳥たちの館」×7、「およめさん人形」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ひめはち」センセの「雛鳥たちの館」です。
センセ4冊目くらいの単行本「雛鳥たちの館」ですね。
今は懐かしい「STUDiO B-ROOM」さんの名作「殻の中の小鳥」とは…やっぱり関係ないのか。
※こんなん
「ミュハ」さん良かったなぁ…って、ほとんど皆知らないか。
ただ、ネタ的にはほとんどそのまんまなので、ひでるさん同様ゲームが懐かしい方、メイド調教的なお話が好きな方は試してみるのがいいかもしれません。
単行本のメイン「雛鳥たちの館」
家が破産したことであちこち転々とした挙句、売られてきた主人公「牧原可憐」ちゃん。
ある豪邸に住む、旦那様の使用人となったのです。
「逆らってはダメ。全て旦那様のおっしゃる通りにするのよ」
…ということで、そのまま好き勝手されてしまった「可憐ちゃん」はこのお屋敷で生きていくこととなったのです。
大雑把ですが、だいたいそんな話。
※連れてこられた「牧原可憐ちゃん」
これからさっそく…。
旦那様に仕える、「可憐ちゃん」を中心としたメイドらのお話。
いちおう調教ちっくな感じもありましたが、それほど目立ってはおりませんでした。
挨拶そこそこに、いきなり押し倒す旦那様がエグい。
なーにが儀式だ。
…あ、でもゲーム(※↑上で言ってたソレね)もそうした流れだったか。
お約束なんですかね。
当然ながら主従関係であり、基本としては無理やりなロリえっち。
しかし、日常描写では普通に家事をこなしているほか、勉強を教わっていたりしています。
ちゃんと名前が出ているキャラでは「塔子」「雪那」など、敷地内で結構好き勝手に生活しており、それなりに幸せではある様子でした。
(※親戚の家を転々としたり、施設に入ったりよりはいいかなぁ…)
また歪んだ愛情ではあるものの、いわゆるライバルキャラな「亜梨沙」ちゃんも生活に満足しているようでした。
彼女は言いすぎて思わず失言するなど、依存度高くお約束な感じでしたねー。
※左:可憐ちゃん、右:亜梨沙ちゃん
この2人が仲良くなっていくお話も見たいですね。
夜伽担当となると別みたいですが、”旦那様と1ヵ月会っていない”と「可憐ちゃん」が言っているところから想像するに、えっちなことされるのもそう頻繁ではない様子。
まぁ、大勢いましたから…大奥みたいなもんか。
そんなメイドらの中でもっとも気に入ったのが…先輩「静乃」さん。
↑先ほど「ミュハさん」が好きだった、とか書きましたが、彼女の立ち位置がそんな感じなの(←大まかに)
眼鏡もそうですよね。
それぞれ使用人らの事情を把握するほか、アフターフォローまでしっかりこなしておりました。
閉じ込められた「亜梨沙ちゃん」の救出を、旦那様自ら向かわせるところも素敵です。
これは想像ですが…散々好き勝手にされている女の子らの精神が崩壊しないのは、彼女の存在が大きいのではないかなぁ。
2人の関係が見える6話は彼女の過去話。
そちらではちゃんと卒業する場面まで描かれており、なんだか…妙にイイ感じだったのが凄い。
エピローグである最終7話も含め、ラスト部分がしっかりしていることで非常に良い読後感でした。
単なるロリメイドの調教話というのにねぇ(笑)
お互い理解し合うようになっていた、成長した2人も実に良い感じでした。
いいんじゃないでしょうか。
※静乃さん(左:現在、右:過去)
やっぱりこの人でしょう。小さい頃も可愛かったです。
前後編の「およめさん人形」
買い取った娘「宮田ゆかり」ちゃんの受難エピソードで、眠ったままの前編、目覚めてからの後編という感じ。
はっきり言って、あり得ないオチ部分は不要。
タイトルに従ったのか、もともと決まったものだったのかは知りませんが、ラストページがためにお話を相当軽いものとしておりました。
あんなんなる訳ないでしょーに。
ほか、スクール水着な「牧原千花」ちゃんの「玩具」、妹「綾」ちゃんとの短編「誤算」などが収録されていました。
…分かりませんでしたが、どっちかが描き下ろしな筈です。
うち「誤算」は「綾ちゃん」からえっちを求められ、「ダメです」ときっぱり言い放つ兄が意外(笑)
まぁ、結局は流されちゃうんですけどね。
もうちょっとじっくり描いてほしかった気もしますが比較的まとまっており、オチ部分も良かったです。
やや太めな線のすっきり絵。
ぺったりと平たく、デフォルメは強めでした。
背景も平面的で立体感に欠けており、そうした意味でのビジュアル面は微妙。
あれを個性と捕えるかどうかで、評価は変化するでしょう。
人を選ぶので、店頭では裏表紙、事前ならば「コミックプラム」の単行本のページにサンプルありましたんで、参考にするのがいいと思います。
えー、そんなこんなでメイン中編は思った以上に楽しめました。
好みとも合致しており、収録の単純えっちな短編よりも全然良かったですねー。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: あとがき、描き下ろし(16P)
・その他: カラー(4P)、短編×11
(うち「雛鳥たちの館」×7、「およめさん人形」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ひめはち」センセの「雛鳥たちの館」です。
センセ4冊目くらいの単行本「雛鳥たちの館」ですね。
今は懐かしい「STUDiO B-ROOM」さんの名作「殻の中の小鳥」とは…やっぱり関係ないのか。
殻の中の小鳥 PG [DVD] (2003/06/26) No Operating System 商品詳細を見る |
※こんなん
「ミュハ」さん良かったなぁ…って、ほとんど皆知らないか。
ただ、ネタ的にはほとんどそのまんまなので、ひでるさん同様ゲームが懐かしい方、メイド調教的なお話が好きな方は試してみるのがいいかもしれません。
単行本のメイン「雛鳥たちの館」
家が破産したことであちこち転々とした挙句、売られてきた主人公「牧原可憐」ちゃん。
ある豪邸に住む、旦那様の使用人となったのです。
「逆らってはダメ。全て旦那様のおっしゃる通りにするのよ」
…ということで、そのまま好き勝手されてしまった「可憐ちゃん」はこのお屋敷で生きていくこととなったのです。
大雑把ですが、だいたいそんな話。
※連れてこられた「牧原可憐ちゃん」
これからさっそく…。
旦那様に仕える、「可憐ちゃん」を中心としたメイドらのお話。
いちおう調教ちっくな感じもありましたが、それほど目立ってはおりませんでした。
挨拶そこそこに、いきなり押し倒す旦那様がエグい。
なーにが儀式だ。
…あ、でもゲーム(※↑上で言ってたソレね)もそうした流れだったか。
お約束なんですかね。
当然ながら主従関係であり、基本としては無理やりなロリえっち。
しかし、日常描写では普通に家事をこなしているほか、勉強を教わっていたりしています。
ちゃんと名前が出ているキャラでは「塔子」「雪那」など、敷地内で結構好き勝手に生活しており、それなりに幸せではある様子でした。
(※親戚の家を転々としたり、施設に入ったりよりはいいかなぁ…)
また歪んだ愛情ではあるものの、いわゆるライバルキャラな「亜梨沙」ちゃんも生活に満足しているようでした。
彼女は言いすぎて思わず失言するなど、依存度高くお約束な感じでしたねー。
※左:可憐ちゃん、右:亜梨沙ちゃん
この2人が仲良くなっていくお話も見たいですね。
夜伽担当となると別みたいですが、”旦那様と1ヵ月会っていない”と「可憐ちゃん」が言っているところから想像するに、えっちなことされるのもそう頻繁ではない様子。
まぁ、大勢いましたから…大奥みたいなもんか。
そんなメイドらの中でもっとも気に入ったのが…先輩「静乃」さん。
↑先ほど「ミュハさん」が好きだった、とか書きましたが、彼女の立ち位置がそんな感じなの(←大まかに)
眼鏡もそうですよね。
それぞれ使用人らの事情を把握するほか、アフターフォローまでしっかりこなしておりました。
閉じ込められた「亜梨沙ちゃん」の救出を、旦那様自ら向かわせるところも素敵です。
これは想像ですが…散々好き勝手にされている女の子らの精神が崩壊しないのは、彼女の存在が大きいのではないかなぁ。
2人の関係が見える6話は彼女の過去話。
そちらではちゃんと卒業する場面まで描かれており、なんだか…妙にイイ感じだったのが凄い。
エピローグである最終7話も含め、ラスト部分がしっかりしていることで非常に良い読後感でした。
単なるロリメイドの調教話というのにねぇ(笑)
お互い理解し合うようになっていた、成長した2人も実に良い感じでした。
いいんじゃないでしょうか。
※静乃さん(左:現在、右:過去)
やっぱりこの人でしょう。小さい頃も可愛かったです。
前後編の「およめさん人形」
買い取った娘「宮田ゆかり」ちゃんの受難エピソードで、眠ったままの前編、目覚めてからの後編という感じ。
はっきり言って、あり得ないオチ部分は不要。
タイトルに従ったのか、もともと決まったものだったのかは知りませんが、ラストページがためにお話を相当軽いものとしておりました。
あんなんなる訳ないでしょーに。
ほか、スクール水着な「牧原千花」ちゃんの「玩具」、妹「綾」ちゃんとの短編「誤算」などが収録されていました。
…分かりませんでしたが、どっちかが描き下ろしな筈です。
うち「誤算」は「綾ちゃん」からえっちを求められ、「ダメです」ときっぱり言い放つ兄が意外(笑)
まぁ、結局は流されちゃうんですけどね。
もうちょっとじっくり描いてほしかった気もしますが比較的まとまっており、オチ部分も良かったです。
やや太めな線のすっきり絵。
ぺったりと平たく、デフォルメは強めでした。
背景も平面的で立体感に欠けており、そうした意味でのビジュアル面は微妙。
あれを個性と捕えるかどうかで、評価は変化するでしょう。
人を選ぶので、店頭では裏表紙、事前ならば「コミックプラム」の単行本のページにサンプルありましたんで、参考にするのがいいと思います。
えー、そんなこんなでメイン中編は思った以上に楽しめました。
好みとも合致しており、収録の単純えっちな短編よりも全然良かったですねー。
雛鳥たちの館 (ムーグコミックス) (2009/02/05) ひめはち 商品詳細を見る |
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tag : スクール水着
■戦う司書と恋する爆弾 (篠原九)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : ファンタジー・アクション
・おまけ: 4コマ。
・その他: 初単行本(?)、原作「山形石雄」、
登場人物紹介、カラー(6P)、7話収録、
現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「篠原九(しのはら・ここのつ)」センセの「戦う司書と恋する爆弾 1巻」です。
うーん、紹介し辛い漫画ですねー。
果たしてどうしたもんだろうか。
伝わるかどうかは置いといて、とりあえず頑張ってみます。
小説を原作とするお話の漫画化。
そちらでは「戦う司書と~」という、本ごとにタイトルの異なっているシリーズでした。
漫画タイトルである「戦う司書と恋する爆弾」は、小説では1冊目。
全部で8冊ほどありましたが、漫画はそちらのストーリーになるのかな。
普通なら、こういったややこしそうな本(笑)には手を出さないひでるさんですが…ぶっちゃけ、発売が少なかったことと、↓表紙の姫様に釣られました。
なんかいいよね、あの娘。
※シロン=ブーヤコーニッシュ
持っている禍々しい剣が印象的。血を好むとか…。
”死んだ人間の魂を地中に埋めると生命が抜けきり、魂は化石になる…それが「本」である”
…ということで、死者が本となり、図書館へ管理される世界。
胸に爆弾を埋め込まれ、人間爆弾とされた「コリオ=トニス」
洗脳によって”武装司書「ハミュッツ=メセタ」を殺すこと”、を生きる目的とされた彼は、ある本の欠片に出会いました。
欠片の主、三百年前のお姫様という「シロン=ブーヤコーニッシュ」に一目惚れをした「コリオ」の心は変化していくのでした…と、だいたいそんな話。
ファンタジー世界なお話。
武装司書らの使う魔法のような特殊能力が目立つほか、飛行機や爆弾などの近代ちっくな描写もありました。
街並みはなんだかヨーロッパちっく…でいいのかな。よくわかんないや。
独特な設定とか次々登場するキャラまで、色々と覚えないといけない事柄が多いです。
(※登場人物紹介が有り難かったですよ)
そんな訳でとっつき辛さはありましたが、意外とすんなり読めました。
余計なことを考えず、無理やり進めたほうが楽しめるでしょう。
この世界で最も独特な「本」について。
見かけはちと小奇麗な石片みたいなものなんですが、それに触れるとバーチャルのように記録(記憶?)が映し出されるという、最もファンタジーちっくなものでした。
最初の欠片はなんだか「コリオくん」に話しかけているように見えましたが、意思の疎通はできないでいいんだよね?
周囲まで変化するという迫力満点な立体映像で、ありゃ彼が夢中になるのも納得。
洗脳の効果を一発で吹き飛ばしましたからねー。
うん、さすがに美人は違う。
※武装司書「ハミュッツ=メセタ」
胸元がセクシーです。ちなみに、持っているのが本の欠片ね。
そんな「コリオくん」に爆弾を埋め込んだのが、なんとも怪しげな「神溺教団(しんでき・きょうだん)」
こちらが明らかに悪であるというのは理解できるんですが…図書館を支配して高い知識と戦闘力を持ち合わせる武装司書らも正義とは思えず。ううむ。
とりあえず、狙っていた張本人「ハミュッツさん」と接触したところで1巻は終わっていました。
彼女の反応から、本の主「シロンさん」は何らかの重要人物であるようなんですが…それは次回までお預け。
圧倒的な戦闘力と普段の気さくな顔というギャップが良い「ハミュッツさん」ほか、真面目な部下「ミレポック=ファインデル」など、武装司書側のキャラが登場したことでより面白くなっていました。
まぁ、自分が爆弾であると信じ、陰々鬱々な「コリオくん」よりも派手で分かりやすいんです。
それに見栄えも良いですからねー(笑)
しっかりと丁寧な線の絵柄。
白比率は高いものの色としては濃い目で、ぽかっとした独特な軽い空間と重厚な雰囲気が共存しておりました。
…これは意図的にやっているのかなぁ。
細かく突っ込ませてもらうと、たまにバランスが崩れるほか、のっぺりした背景が気になりました。
基本的に絵は巧い方だと思いますが、イラストメインな方によく見られる”良い絵が長続きしない”傾向があります。
リアルタッチな人物絵なので、もう一、二歩というのが正直な感想です。
ぱっと↓表紙・タイトルを見て皆さんが思うだろう(たぶん)、派手さに欠けたややこしいお話。
ただ前述しているように、意外とすんなりお話世界に溶け込め、楽しむことができました。
(※その意味では、色々書きましたが絵柄は十分に役割を果たしているのでしょう)
どう展開していくのか読めず、実に興味深い漫画です。
※こちらが小説の絵。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : ファンタジー・アクション
・おまけ: 4コマ。
・その他: 初単行本(?)、原作「山形石雄」、
登場人物紹介、カラー(6P)、7話収録、
現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「篠原九(しのはら・ここのつ)」センセの「戦う司書と恋する爆弾 1巻」です。
うーん、紹介し辛い漫画ですねー。
果たしてどうしたもんだろうか。
伝わるかどうかは置いといて、とりあえず頑張ってみます。
小説を原作とするお話の漫画化。
そちらでは「戦う司書と~」という、本ごとにタイトルの異なっているシリーズでした。
漫画タイトルである「戦う司書と恋する爆弾」は、小説では1冊目。
全部で8冊ほどありましたが、漫画はそちらのストーリーになるのかな。
普通なら、こういったややこしそうな本(笑)には手を出さないひでるさんですが…ぶっちゃけ、発売が少なかったことと、↓表紙の姫様に釣られました。
なんかいいよね、あの娘。
※シロン=ブーヤコーニッシュ
持っている禍々しい剣が印象的。血を好むとか…。
”死んだ人間の魂を地中に埋めると生命が抜けきり、魂は化石になる…それが「本」である”
…ということで、死者が本となり、図書館へ管理される世界。
胸に爆弾を埋め込まれ、人間爆弾とされた「コリオ=トニス」
洗脳によって”武装司書「ハミュッツ=メセタ」を殺すこと”、を生きる目的とされた彼は、ある本の欠片に出会いました。
欠片の主、三百年前のお姫様という「シロン=ブーヤコーニッシュ」に一目惚れをした「コリオ」の心は変化していくのでした…と、だいたいそんな話。
ファンタジー世界なお話。
武装司書らの使う魔法のような特殊能力が目立つほか、飛行機や爆弾などの近代ちっくな描写もありました。
街並みはなんだかヨーロッパちっく…でいいのかな。よくわかんないや。
独特な設定とか次々登場するキャラまで、色々と覚えないといけない事柄が多いです。
(※登場人物紹介が有り難かったですよ)
そんな訳でとっつき辛さはありましたが、意外とすんなり読めました。
余計なことを考えず、無理やり進めたほうが楽しめるでしょう。
この世界で最も独特な「本」について。
見かけはちと小奇麗な石片みたいなものなんですが、それに触れるとバーチャルのように記録(記憶?)が映し出されるという、最もファンタジーちっくなものでした。
最初の欠片はなんだか「コリオくん」に話しかけているように見えましたが、意思の疎通はできないでいいんだよね?
周囲まで変化するという迫力満点な立体映像で、ありゃ彼が夢中になるのも納得。
洗脳の効果を一発で吹き飛ばしましたからねー。
うん、さすがに美人は違う。
※武装司書「ハミュッツ=メセタ」
胸元がセクシーです。ちなみに、持っているのが本の欠片ね。
そんな「コリオくん」に爆弾を埋め込んだのが、なんとも怪しげな「神溺教団(しんでき・きょうだん)」
こちらが明らかに悪であるというのは理解できるんですが…図書館を支配して高い知識と戦闘力を持ち合わせる武装司書らも正義とは思えず。ううむ。
とりあえず、狙っていた張本人「ハミュッツさん」と接触したところで1巻は終わっていました。
彼女の反応から、本の主「シロンさん」は何らかの重要人物であるようなんですが…それは次回までお預け。
圧倒的な戦闘力と普段の気さくな顔というギャップが良い「ハミュッツさん」ほか、真面目な部下「ミレポック=ファインデル」など、武装司書側のキャラが登場したことでより面白くなっていました。
まぁ、自分が爆弾であると信じ、陰々鬱々な「コリオくん」よりも派手で分かりやすいんです。
それに見栄えも良いですからねー(笑)
しっかりと丁寧な線の絵柄。
白比率は高いものの色としては濃い目で、ぽかっとした独特な軽い空間と重厚な雰囲気が共存しておりました。
…これは意図的にやっているのかなぁ。
細かく突っ込ませてもらうと、たまにバランスが崩れるほか、のっぺりした背景が気になりました。
基本的に絵は巧い方だと思いますが、イラストメインな方によく見られる”良い絵が長続きしない”傾向があります。
リアルタッチな人物絵なので、もう一、二歩というのが正直な感想です。
ぱっと↓表紙・タイトルを見て皆さんが思うだろう(たぶん)、派手さに欠けたややこしいお話。
ただ前述しているように、意外とすんなりお話世界に溶け込め、楽しむことができました。
(※その意味では、色々書きましたが絵柄は十分に役割を果たしているのでしょう)
どう展開していくのか読めず、実に興味深い漫画です。
戦う司書と恋する爆弾 1 (ヤングジャンプコミックス) (ヤングジャンプコミックス) (2009/01/19) 山形 石雄篠原 九 商品詳細を見る |
※こちらが小説の絵。
戦う司書と恋する爆弾 (集英社スーパーダッシュ文庫) (2005/09) 山形 石雄 商品詳細を見る |
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■艶ママ (かるま龍狼)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・人妻
・おまけ: あとがき、加筆修正あり、カラー描き下ろし「○と○」
・その他: カラー(8P)、短編×13(うち「○シリーズ」×3、「ポチんちん」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「かるま龍狼(かるま・たつろう)」センセの「艶ママ」です。
長く活躍されている、ベテラン「かるま龍狼」センセ。
まともに単行本としてゆったり読んだのは、今回が初めてです。
たぶん漫画自体は過去に読んだかもしれませんが…まぁ、そんなんどーでもいいか。
さて、新刊は「艶ママ」ということで、アダルト感溢れる漫画集となっていました。いちおう。
ただ…正直なところ、「うえー、こんなん描く人だったのかー」という感じ。
いや、良い意味でですよ。
タイトル・↓表紙からはおそらく想像できないだろう、非常に独特な“かるま龍狼ワールド”が広がっていました。
かなり変化球だったので万人に好まれることはないでしょうけれど、ひでるさんにとっては新鮮で楽しめました。
普通の人妻系(?)ではないので、そんなん読みたい方は「艶々」センセとか「前田千石」センセの漫画をオススメしておきます。
人妻としっぽり…とか油断してると、大変なことになりますよ。
※左:「ドジっこママ」、右:「脱いだらスンゴイ」
それぞれ短編の奥様です。掃除機に襲われるのは見事。
登場人物が表裏カバーを飾っており、メイン扱いな「お○さん」、「お○ちゃん」の2話。
ちなみに、冒頭のカラー描き下ろし「○と○」はそれらのプロローグ部分でした。
バレバレなフセ字が楽しい近親系漫画。
ともかくフセ字処理だけでなんとなしの可笑しさが溢れております。
失礼ながら、お話としてはそう大したものではないんですけどね。
サブタイトルの「Who are you?」も馬鹿馬鹿しくていい感じ。
ただ、2話目「お○ちゃん」では「ママ」という単語を出していましたけど、ここもフセ字のが良かったかなぁ…。
こんなんは、なんらかの対策に良さそうですねー。
どちらかと言うと普通っぽい(?)人妻系「ドジっこママ」
単純に掃除をしているだけなのに、独りでドンドンえろくなっていく奥さまが素敵です。
途中参加する米屋もいい味でした。
こんなんいいなぁ。
タイトルそのまま、脱いだら大人のようになってしまう「トシオ」くんのお話「脱いだらスンゴイ」
…あれれ??
どちらかで似たようなネタがあったような……[考え中]……あ、「プラちな+/らっこ」だ。
「ボク、服ぬいだらオトナっぽいってよく言われるから」
とか言っていましたが、色々な法則を捻じ曲げるコメディーですね。
「プラちな」では「ちなみ先生」でしたが、こちら「トシオくん」は男の子なので、そんなんを目前とした「シゲオ」くんのお母さんがえっちターゲットです。
メイン部分は寝た後でしたが、できれは風呂場の偶然~という流れそのままえっちに突入してほしかったですね。
ああした流れは大好物なの。
※左:リンコちゃん、右:ミチおばさん
アダルトは無論、若い娘さんも巧いです。
再婚しようとしている両親それぞれの子供「リンコ」ちゃんと「アキオ」くんの「オヤシラズ」
「えへへ脱いで来ちゃった」
という台詞ほか、とにかく明るく積極的な「リンコちゃん」がいい感じ。
どちらかと言うと、「アキオくん」のが躊躇しておりました。
オチ部分の1ページも良かったです
…で、続く「オジシラズ」は舞台設定ガラリと変化し、入試のため叔父夫婦の家に泊まることとなった「トオル」くんの話になっておりました。
初恋の人「ミチおばさん」とのえっちで、特にお話的な繋がりはないんですね。
ただ、これら2話の「~シラズ」なシリーズは、冒頭部分の”伸ばした手の先で違うモノを掴む”という、重ねた描写がとにかく見事。
こうした処理は、さすがベテランさんという巧さがありました。
掴みOKです。
実はタイトルそのまんまという、収録では要チェックな作品「ポチんちん」
単行本の中扉はいきなりインパクトありましたが…そちらの元ネタがコレなのです。
とにかく、登場するポチに注目下さい。
ポチを拾ってきた、神保さんの娘さんな1話目。
いかにも、というくだらん展開(※褒め言葉です)に泣き笑いでした。
2話目は先の1話と異なり、飼い主「タクオ」くんが妙に人気のあるポチのモノマネをする流れ。
前エピソードの発展形ですね。
正体不明ではあるものの、一度見せられていることが効果的に作用しておりました。
…と、なかなか気色悪く、夜にうなされそうな衝撃漫画です。
これらは、どちらかというと成年漫画に慣れた人にオススメかもしれません。たぶん、わかんないけど。
色々とおかしくなる可能性あるので、小さい子にはくれぐれも見せないように(笑)
言葉で説明するのはもったいないので、ぜひ単行本でどうぞ。
※謎のポチ
当ブログではこれが限界。
ほか、どこぞの有名家族ちっくな「海の家」
「海野若菜」ちゃんですね。
あの水没したような世界で普通に暮らす描写は、なんだか楽しげでした。
ノスタルジーな雰囲気溢れる、収録では唯一のしっとり話「あの時のひぃ君」、「桃香」さん・「栗夫」くんというお隣同士の短編「モモクリ」もいちおう普通っぽいですかね。
電車のアナウンスがお気に入りな「ツンデレの果てに」は…とりあえずコレも漫画見て下さい(笑)
濃い線のすっきり絵柄。
ベタ・線処理が基本でトーンは少なく、色の濃い昭和風。
この感じがため、”ちょっと不思議なコメディー”という、変化球な話の数々が巧く処理されていると思いました。
特に「ポチんちん」などはその最たるモノですね。
楕円で幅広めな輪郭とふんわりと健康的なスタイルが特徴。
確立された個性で安定感もあるので、こちらについてはさしたる問題はないでしょう。
裏表紙にカット絵あるので、参考にして下さい。
予想より全然良かったんですが、想像と違い過ぎです。
購入にはくれぐれも気をつけて。
ただ、読まずに一生を終えるのはちと惜しいくらいの、パワーある単行本でした。
色々大丈夫そう(笑)な方は、ぜひ読んでみて下さい。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・人妻
・おまけ: あとがき、加筆修正あり、カラー描き下ろし「○と○」
・その他: カラー(8P)、短編×13(うち「○シリーズ」×3、「ポチんちん」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「かるま龍狼(かるま・たつろう)」センセの「艶ママ」です。
長く活躍されている、ベテラン「かるま龍狼」センセ。
まともに単行本としてゆったり読んだのは、今回が初めてです。
たぶん漫画自体は過去に読んだかもしれませんが…まぁ、そんなんどーでもいいか。
さて、新刊は「艶ママ」ということで、アダルト感溢れる漫画集となっていました。いちおう。
ただ…正直なところ、「うえー、こんなん描く人だったのかー」という感じ。
いや、良い意味でですよ。
タイトル・↓表紙からはおそらく想像できないだろう、非常に独特な“かるま龍狼ワールド”が広がっていました。
かなり変化球だったので万人に好まれることはないでしょうけれど、ひでるさんにとっては新鮮で楽しめました。
普通の人妻系(?)ではないので、そんなん読みたい方は「艶々」センセとか「前田千石」センセの漫画をオススメしておきます。
人妻としっぽり…とか油断してると、大変なことになりますよ。
※左:「ドジっこママ」、右:「脱いだらスンゴイ」
それぞれ短編の奥様です。掃除機に襲われるのは見事。
登場人物が表裏カバーを飾っており、メイン扱いな「お○さん」、「お○ちゃん」の2話。
ちなみに、冒頭のカラー描き下ろし「○と○」はそれらのプロローグ部分でした。
バレバレなフセ字が楽しい近親系漫画。
ともかくフセ字処理だけでなんとなしの可笑しさが溢れております。
失礼ながら、お話としてはそう大したものではないんですけどね。
サブタイトルの「Who are you?」も馬鹿馬鹿しくていい感じ。
ただ、2話目「お○ちゃん」では「ママ」という単語を出していましたけど、ここもフセ字のが良かったかなぁ…。
こんなんは、なんらかの対策に良さそうですねー。
どちらかと言うと普通っぽい(?)人妻系「ドジっこママ」
単純に掃除をしているだけなのに、独りでドンドンえろくなっていく奥さまが素敵です。
途中参加する米屋もいい味でした。
こんなんいいなぁ。
タイトルそのまま、脱いだら大人のようになってしまう「トシオ」くんのお話「脱いだらスンゴイ」
…あれれ??
どちらかで似たようなネタがあったような……[考え中]……あ、「プラちな+/らっこ」だ。
「ボク、服ぬいだらオトナっぽいってよく言われるから」
とか言っていましたが、色々な法則を捻じ曲げるコメディーですね。
「プラちな」では「ちなみ先生」でしたが、こちら「トシオくん」は男の子なので、そんなんを目前とした「シゲオ」くんのお母さんがえっちターゲットです。
メイン部分は寝た後でしたが、できれは風呂場の偶然~という流れそのままえっちに突入してほしかったですね。
ああした流れは大好物なの。
※左:リンコちゃん、右:ミチおばさん
アダルトは無論、若い娘さんも巧いです。
再婚しようとしている両親それぞれの子供「リンコ」ちゃんと「アキオ」くんの「オヤシラズ」
「えへへ脱いで来ちゃった」
という台詞ほか、とにかく明るく積極的な「リンコちゃん」がいい感じ。
どちらかと言うと、「アキオくん」のが躊躇しておりました。
オチ部分の1ページも良かったです
…で、続く「オジシラズ」は舞台設定ガラリと変化し、入試のため叔父夫婦の家に泊まることとなった「トオル」くんの話になっておりました。
初恋の人「ミチおばさん」とのえっちで、特にお話的な繋がりはないんですね。
ただ、これら2話の「~シラズ」なシリーズは、冒頭部分の”伸ばした手の先で違うモノを掴む”という、重ねた描写がとにかく見事。
こうした処理は、さすがベテランさんという巧さがありました。
掴みOKです。
実はタイトルそのまんまという、収録では要チェックな作品「ポチんちん」
単行本の中扉はいきなりインパクトありましたが…そちらの元ネタがコレなのです。
とにかく、登場するポチに注目下さい。
ポチを拾ってきた、神保さんの娘さんな1話目。
いかにも、というくだらん展開(※褒め言葉です)に泣き笑いでした。
2話目は先の1話と異なり、飼い主「タクオ」くんが妙に人気のあるポチのモノマネをする流れ。
前エピソードの発展形ですね。
正体不明ではあるものの、一度見せられていることが効果的に作用しておりました。
…と、なかなか気色悪く、夜にうなされそうな衝撃漫画です。
これらは、どちらかというと成年漫画に慣れた人にオススメかもしれません。たぶん、わかんないけど。
色々とおかしくなる可能性あるので、小さい子にはくれぐれも見せないように(笑)
言葉で説明するのはもったいないので、ぜひ単行本でどうぞ。
※謎のポチ
当ブログではこれが限界。
ほか、どこぞの有名家族ちっくな「海の家」
「海野若菜」ちゃんですね。
あの水没したような世界で普通に暮らす描写は、なんだか楽しげでした。
ノスタルジーな雰囲気溢れる、収録では唯一のしっとり話「あの時のひぃ君」、「桃香」さん・「栗夫」くんというお隣同士の短編「モモクリ」もいちおう普通っぽいですかね。
電車のアナウンスがお気に入りな「ツンデレの果てに」は…とりあえずコレも漫画見て下さい(笑)
濃い線のすっきり絵柄。
ベタ・線処理が基本でトーンは少なく、色の濃い昭和風。
この感じがため、”ちょっと不思議なコメディー”という、変化球な話の数々が巧く処理されていると思いました。
特に「ポチんちん」などはその最たるモノですね。
楕円で幅広めな輪郭とふんわりと健康的なスタイルが特徴。
確立された個性で安定感もあるので、こちらについてはさしたる問題はないでしょう。
裏表紙にカット絵あるので、参考にして下さい。
予想より全然良かったんですが、想像と違い過ぎです。
購入にはくれぐれも気をつけて。
ただ、読まずに一生を終えるのはちと惜しいくらいの、パワーある単行本でした。
色々大丈夫そう(笑)な方は、ぜひ読んでみて下さい。
艶ママ (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL) (2009/01/31) かるま 龍狼 商品詳細を見る |
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■プリンセスナイトメア (野口芽衣)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : 原作ゲーム・ファンタジー
・おまけ:
・その他: 初単行本(?)、折り込み小ポスター、
原作「花梨エンターテイメント」、
4話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「野口芽衣(のぐち・めい)」センセの「プリンセスナイトメア 1巻」です。
…うわ、コレってもともとはゲームなのか。
調べてびっくり。
(※だって単行本にはそんなこと一言も書いてなかったしー)
そう言えば「花梨エンターテイメント」とは書かれていました。
良くは知りませんでしたが、調べてみたところ女性向けゲーム製作ブランドなようでした。
と、すると…基本的には漫画も女の子向けなのか。
まぁ、普通に面白かったからどーでもいいや。
いいもんはいい。
※吸血シーン
人は襲わないんですねー。
そんな訳で、プレステでも発売されているらしい、アドベンチャーゲームの漫画版。
存在自体知らなかったので、当然ながら未プレイ。
描かれている「野口芽衣」センセは、たぶんコレが初単行本だと思うんですが…詳しくは不明。
(※違う形で参加されているのは見つけましたが、後はよくわかんない)
百年前、現在は義兄である「ラドウ」によってバンパイアとなった吸血鬼の少女「リトル・ドラクレア」
114歳の誕生日プレゼントに彼女が欲したのは「青春」でした。
「フツーの女の子みたいな生活がしてみたい…!」
そんな願いから、「リトル」はお目付け役である兄「ラドウ」と共に「聖ローザ学園」の夜間部へ入学したのです。
そこには、ニホンオオカミと人間のハーフ・人狼「犬飼一狼太」、夜間部の生徒会長にして妖魔が視える「小早川真治」など変わった面々が揃っており、学園生活を満喫していたんですが…。
世間では”薄闇町のバンパイア事件”ほか不可解な怪死事件が頻発していたのです。
だいたいそんな雰囲気。
※リトルさん、学園Ver
ちなみに、使い魔「チェシャ」の変化をあっさりと見破ってた「真治」も凄い
女の子の吸血鬼というと…ひでるさんが真っ先に思い出すのは某吸血姫。
そちらは和風でしたが、こちらは洋風。
お話としても、派手な戦闘からコメディーちっくな描写まで、万人向きな印象がありました。
洋風ということで、ふりふりな黒いゴスロリ衣装である「リトル」
2話では悩む「犬飼」をあっさりと立ち直らせる、主人公らしい前向きな娘でした。
さらに、「犬飼」に対する心情が吐露される3話のあちこちがまたいいですね。
あれは…言われた当人も驚いていましたが、ラブコメちっくなのかな?
当初の想像より、今のところそうした描写は薄かったです。
※リトルさん、バンパイアVer
戦闘モードです。てっきりこの調子でいくと思ったんですが。
逆に目立っていたのがアクション場面。
人知れず学園を守る…みたいな、妖魔やハンターなども登場する話もありました。
1話ほかに描かれていた、義兄「ラドウ」、人狼「犬飼」らと「リトル」のコンビネーションは良く、てっきり毎回そんな感じで進むのかと思いましたが、実は彼女には秘密があり…。
…という、「約束の日」となったところで、2巻へ続いておりました。
あーいうインテリっぽいキャラはやっぱ胡散臭いですねー。
しっかりと乱れない線の綺麗な絵柄。
光と影というお話そのまま、色の強弱について効果的に使用されていたと思います。
ややこしい衣装なども違和感なく、非常に安定感ありました。
また、聖ローザ際で”浮かれ過ぎ”とたしなめる「ラドウ」に対する、義父「ブラド」の顔が印象的。
言葉はなくともちゃんと表現できる技術を持った、腕のある方でした。
いちおうゲームの絵も見てきましたが、原作の雰囲気を残しつつ、巧く漫画っぽくアレンジされています。
以上、楽しく読めました。ありがとうございます。
とりあえずはまだ1巻。
こうした漫画はよく見かけるので、2巻以降の展開でいかにオリジナリティが発揮されるか、今後の展開に期待します。
※これがゲーム版ですね。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : 原作ゲーム・ファンタジー
・おまけ:
・その他: 初単行本(?)、折り込み小ポスター、
原作「花梨エンターテイメント」、
4話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「野口芽衣(のぐち・めい)」センセの「プリンセスナイトメア 1巻」です。
…うわ、コレってもともとはゲームなのか。
調べてびっくり。
(※だって単行本にはそんなこと一言も書いてなかったしー)
そう言えば「花梨エンターテイメント」とは書かれていました。
良くは知りませんでしたが、調べてみたところ女性向けゲーム製作ブランドなようでした。
と、すると…基本的には漫画も女の子向けなのか。
まぁ、普通に面白かったからどーでもいいや。
いいもんはいい。
※吸血シーン
人は襲わないんですねー。
そんな訳で、プレステでも発売されているらしい、アドベンチャーゲームの漫画版。
存在自体知らなかったので、当然ながら未プレイ。
描かれている「野口芽衣」センセは、たぶんコレが初単行本だと思うんですが…詳しくは不明。
(※違う形で参加されているのは見つけましたが、後はよくわかんない)
百年前、現在は義兄である「ラドウ」によってバンパイアとなった吸血鬼の少女「リトル・ドラクレア」
114歳の誕生日プレゼントに彼女が欲したのは「青春」でした。
「フツーの女の子みたいな生活がしてみたい…!」
そんな願いから、「リトル」はお目付け役である兄「ラドウ」と共に「聖ローザ学園」の夜間部へ入学したのです。
そこには、ニホンオオカミと人間のハーフ・人狼「犬飼一狼太」、夜間部の生徒会長にして妖魔が視える「小早川真治」など変わった面々が揃っており、学園生活を満喫していたんですが…。
世間では”薄闇町のバンパイア事件”ほか不可解な怪死事件が頻発していたのです。
だいたいそんな雰囲気。
※リトルさん、学園Ver
ちなみに、使い魔「チェシャ」の変化をあっさりと見破ってた「真治」も凄い
女の子の吸血鬼というと…ひでるさんが真っ先に思い出すのは某吸血姫。
そちらは和風でしたが、こちらは洋風。
お話としても、派手な戦闘からコメディーちっくな描写まで、万人向きな印象がありました。
洋風ということで、ふりふりな黒いゴスロリ衣装である「リトル」
2話では悩む「犬飼」をあっさりと立ち直らせる、主人公らしい前向きな娘でした。
さらに、「犬飼」に対する心情が吐露される3話のあちこちがまたいいですね。
あれは…言われた当人も驚いていましたが、ラブコメちっくなのかな?
当初の想像より、今のところそうした描写は薄かったです。
※リトルさん、バンパイアVer
戦闘モードです。てっきりこの調子でいくと思ったんですが。
逆に目立っていたのがアクション場面。
人知れず学園を守る…みたいな、妖魔やハンターなども登場する話もありました。
1話ほかに描かれていた、義兄「ラドウ」、人狼「犬飼」らと「リトル」のコンビネーションは良く、てっきり毎回そんな感じで進むのかと思いましたが、実は彼女には秘密があり…。
…という、「約束の日」となったところで、2巻へ続いておりました。
あーいうインテリっぽいキャラはやっぱ胡散臭いですねー。
しっかりと乱れない線の綺麗な絵柄。
光と影というお話そのまま、色の強弱について効果的に使用されていたと思います。
ややこしい衣装なども違和感なく、非常に安定感ありました。
また、聖ローザ際で”浮かれ過ぎ”とたしなめる「ラドウ」に対する、義父「ブラド」の顔が印象的。
言葉はなくともちゃんと表現できる技術を持った、腕のある方でした。
いちおうゲームの絵も見てきましたが、原作の雰囲気を残しつつ、巧く漫画っぽくアレンジされています。
以上、楽しく読めました。ありがとうございます。
とりあえずはまだ1巻。
こうした漫画はよく見かけるので、2巻以降の展開でいかにオリジナリティが発揮されるか、今後の展開に期待します。
プリンセスナイトメア 1 (1) (BLADE COMICS) (2009/02/10) 花梨エンターテイメント野口 芽衣 商品詳細を見る |
※これがゲーム版ですね。
プリンセスナイトメア (2008/05/22) PlayStation2 商品詳細を見る |
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■コアフェス (矢上健喜朗)
★まんがデーター [3/15]
・絵 :■■□□□
・話 :□□□□□
・独創性:■□□□□
・属性 : 成年・即えっち
・おまけ: あとがき。
・その他: カラー(4P)、短編×9。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「矢上健喜朗(やがみ・けんきろう)」センセの「コアフェス」です。
今日もいっぱい・いっぱいです。
本当なら、昨日の旗日・本日と続けて連休にするよう狙っていたんですが…結局、どちらも出勤したというこの事実。
たはー、踏ん張りどころですねー。
サラリーマンな皆様、厳しい毎日ですがとりあえずは前向きに頑張っていきましょう。
そのうちなんとかなりますよ。…たぶん。
そんなお疲れモードのひでるさんは置いといて、こちらの「コアフェス」です。
「矢上健喜朗」センセ、2冊目の単行本。
あとがきにてセンセ曰く、「オタクネタとSMネタのミックス」という単行本。
収録されたお話は全て短編で、複数にされたり、縛られたりという、ややハードな即えっち系でした。
実は購入前より「合わないかなー」と予想しておりましたが…残念ながら的中してしまいました。
前にも書きましたが、ひでるさんは↓表紙・裏表紙から、好みな漫画かどうかを見極めるべく目を鍛えております。
それを”修行”と称しているんですが…いちおう、成果ありということで。
※左:田村ゆか、右:長谷川さん
だいたいこんな感じの絵柄です。
毎度ながら、これから感じたそのままを文にしていきます。
そんなん苦手かな、と思う人はここで退室して下さい。
センセ、およびファンの方、ごめんなさい。
正直な感想を書かせて頂きます。
・
・
・
SMちっくなネタは4話ほど。
人妻「ゆかな」さんの「若妻肉バイブ」
ボンテージな拘束衣で、ロデオボーイに乗せられたりする短編ですね。
うーん、お話としてはこれかなぁ…。
「ゆかなさん」を見つけ、思わず手を出すのはいいとしても…わざわざ正面向かせて顔を見せちゃうのはどうかなぁ。
また、なにゆえ”不用心な家”だとされたのか、よく分かんないです。
縛られたりするうえ、競売にかけられるお話「SMショーガール」
まるでジェットコースターのように、「田村ゆか」ちゃんに値が付いておりました。
景気いいなぁ。
「アンコスリ」は、テニス部合宿中の「長谷川」さん。
タイトルそのまま、アンダースコートなお話でした。
そこそこ引っ張ってはいましたが、どうせなら脱がせないままのが良かったかなぁ。
ちなみに、「長谷川さん」は面白いほどガッチリ罠にかかっておりましたが…あれは良く考えるともの凄く低い確率ですよね。
いったい、彼は何をしたかったんだろう??
より分訳からない短編「森の宴」
眼鏡な「佐竹晴江」さんの実家が民宿ということで、「さおりさん」ほかゼミのメンバーで訪れたんですが…いきなり拘束されたりしていました。
単純にそれだけで、なんだかよく分かりません。
※左から、弟「晶」、姉「ルカ」、漫研「カナちん」
この「晶くん」が男なんですねー。一緒にされてます。
続いて、漫画とかコスプレみたいなネタが5話ほど。
イベントでカメラに囲まれる姉弟の「イベント淫プレイ」
姉「ルカ」さんはいいとして、何故かメイドな女装をしている弟「晶」くんが微妙に女の子っぽく、可愛らしく、はっきり言って嫌な感じ(笑)
これなら、ふたなりという設定にしてくれたのがまだマシです。
ちなみに、短編「好き者レイヤー」
先の2人で良かったのでは?というくらい、よく似た雰囲気な登場人物でした。
コスプレ同好会な「なつき」さんと、女装する男子「高島」くんというキャラ配置ですね。
先の短編は複数でしたが、こちらは2人きりでした。
なお、「エロマン妻」に登場する、アシスタント「足立」くんがふたなり設定。
えっち漫画家「えみり」さんと旦那さんで三重連結まではいいんですが…(←いいのか?)
その後の縛られたりするハードな流れからオチに至るまでがちと意味不明。
カラー原稿のある「まんぐりスケッチ」は、シマパンとリボンの可愛い漫研「遠藤」さん(※「カナちん」)
彼女が複数にされるネタなんですが、こうした漫画の男子というのは躊躇ないですねー(笑)
なお、「Tなブルマア尻」の「小峰」さんも漫研所属。
いきなりお尻に画びょうが刺さる描写ありましたが…えろいというよりも痛そうでダメ。
やはり複数へと発展する短編で、
「わかんなくなっちゃうよォー」
というラスト部分の台詞はさすがに「ハァ?」という感じでした。
コイツどんな性格だ。
以上、なんと言うか…お話は無いに等しいですね。
ヒロインの女の子ほか周囲の男子まで人間味なく、無機質にえろい事をしているだけのような感覚。
もの凄い現実感のなさにげんなりしました。
…まぁ、せっかく漫画なのだから都合いいように~という考え方もあるでしょう。
そんなんも十分理解しておりますが、それでも疑問でした。
合わないなぁ。
強い線の絵柄。
こうしたハード気味な漫画としては、すっきりな部類でしょう。
登場している各ヒロインはそれなりに可愛く描けていたと思います。
構図など、見せ方についても頑張っていた感じありましたが…コマ間の繋がりが不自然。
キャラの動きもぎこちなく、表情が硬めで各バランスが微妙。
かなり不安定なコマもありました。
また、縛ったりする機会も多いんですが…ここは大事なネタ部分なので、もう少し描写について頑張ってほしかったところ。処理が甘いと思います。
ざっと書かせていただきましたが、ひでるさんの求めるものとは真逆に位置するような単行本でした。
ネタ的に癖が強いので、人を選ぶでしょう。
くれぐれも気をつけて下さい。
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・絵 :■■□□□
・話 :□□□□□
・独創性:■□□□□
・属性 : 成年・即えっち
・おまけ: あとがき。
・その他: カラー(4P)、短編×9。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「矢上健喜朗(やがみ・けんきろう)」センセの「コアフェス」です。
今日もいっぱい・いっぱいです。
本当なら、昨日の旗日・本日と続けて連休にするよう狙っていたんですが…結局、どちらも出勤したというこの事実。
たはー、踏ん張りどころですねー。
サラリーマンな皆様、厳しい毎日ですがとりあえずは前向きに頑張っていきましょう。
そのうちなんとかなりますよ。…たぶん。
そんなお疲れモードのひでるさんは置いといて、こちらの「コアフェス」です。
「矢上健喜朗」センセ、2冊目の単行本。
あとがきにてセンセ曰く、「オタクネタとSMネタのミックス」という単行本。
収録されたお話は全て短編で、複数にされたり、縛られたりという、ややハードな即えっち系でした。
実は購入前より「合わないかなー」と予想しておりましたが…残念ながら的中してしまいました。
前にも書きましたが、ひでるさんは↓表紙・裏表紙から、好みな漫画かどうかを見極めるべく目を鍛えております。
それを”修行”と称しているんですが…いちおう、成果ありということで。
※左:田村ゆか、右:長谷川さん
だいたいこんな感じの絵柄です。
毎度ながら、これから感じたそのままを文にしていきます。
そんなん苦手かな、と思う人はここで退室して下さい。
センセ、およびファンの方、ごめんなさい。
正直な感想を書かせて頂きます。
・
・
・
SMちっくなネタは4話ほど。
人妻「ゆかな」さんの「若妻肉バイブ」
ボンテージな拘束衣で、ロデオボーイに乗せられたりする短編ですね。
うーん、お話としてはこれかなぁ…。
「ゆかなさん」を見つけ、思わず手を出すのはいいとしても…わざわざ正面向かせて顔を見せちゃうのはどうかなぁ。
また、なにゆえ”不用心な家”だとされたのか、よく分かんないです。
縛られたりするうえ、競売にかけられるお話「SMショーガール」
まるでジェットコースターのように、「田村ゆか」ちゃんに値が付いておりました。
景気いいなぁ。
「アンコスリ」は、テニス部合宿中の「長谷川」さん。
タイトルそのまま、アンダースコートなお話でした。
そこそこ引っ張ってはいましたが、どうせなら脱がせないままのが良かったかなぁ。
ちなみに、「長谷川さん」は面白いほどガッチリ罠にかかっておりましたが…あれは良く考えるともの凄く低い確率ですよね。
いったい、彼は何をしたかったんだろう??
より分訳からない短編「森の宴」
眼鏡な「佐竹晴江」さんの実家が民宿ということで、「さおりさん」ほかゼミのメンバーで訪れたんですが…いきなり拘束されたりしていました。
単純にそれだけで、なんだかよく分かりません。
※左から、弟「晶」、姉「ルカ」、漫研「カナちん」
この「晶くん」が男なんですねー。一緒にされてます。
続いて、漫画とかコスプレみたいなネタが5話ほど。
イベントでカメラに囲まれる姉弟の「イベント淫プレイ」
姉「ルカ」さんはいいとして、何故かメイドな女装をしている弟「晶」くんが微妙に女の子っぽく、可愛らしく、はっきり言って嫌な感じ(笑)
これなら、ふたなりという設定にしてくれたのがまだマシです。
ちなみに、短編「好き者レイヤー」
先の2人で良かったのでは?というくらい、よく似た雰囲気な登場人物でした。
コスプレ同好会な「なつき」さんと、女装する男子「高島」くんというキャラ配置ですね。
先の短編は複数でしたが、こちらは2人きりでした。
なお、「エロマン妻」に登場する、アシスタント「足立」くんがふたなり設定。
えっち漫画家「えみり」さんと旦那さんで三重連結まではいいんですが…(←いいのか?)
その後の縛られたりするハードな流れからオチに至るまでがちと意味不明。
カラー原稿のある「まんぐりスケッチ」は、シマパンとリボンの可愛い漫研「遠藤」さん(※「カナちん」)
彼女が複数にされるネタなんですが、こうした漫画の男子というのは躊躇ないですねー(笑)
なお、「Tなブルマア尻」の「小峰」さんも漫研所属。
いきなりお尻に画びょうが刺さる描写ありましたが…えろいというよりも痛そうでダメ。
やはり複数へと発展する短編で、
「わかんなくなっちゃうよォー」
というラスト部分の台詞はさすがに「ハァ?」という感じでした。
コイツどんな性格だ。
以上、なんと言うか…お話は無いに等しいですね。
ヒロインの女の子ほか周囲の男子まで人間味なく、無機質にえろい事をしているだけのような感覚。
もの凄い現実感のなさにげんなりしました。
…まぁ、せっかく漫画なのだから都合いいように~という考え方もあるでしょう。
そんなんも十分理解しておりますが、それでも疑問でした。
合わないなぁ。
強い線の絵柄。
こうしたハード気味な漫画としては、すっきりな部類でしょう。
登場している各ヒロインはそれなりに可愛く描けていたと思います。
構図など、見せ方についても頑張っていた感じありましたが…コマ間の繋がりが不自然。
キャラの動きもぎこちなく、表情が硬めで各バランスが微妙。
かなり不安定なコマもありました。
また、縛ったりする機会も多いんですが…ここは大事なネタ部分なので、もう少し描写について頑張ってほしかったところ。処理が甘いと思います。
ざっと書かせていただきましたが、ひでるさんの求めるものとは真逆に位置するような単行本でした。
ネタ的に癖が強いので、人を選ぶでしょう。
くれぐれも気をつけて下さい。
コアフェス (2009/02/13) 矢上 健喜朗 商品詳細を見る |
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■縁切り本舗 (前田千石)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : コメディー・年上
・おまけ: あとがき。
・その他: 9話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「前田千石(まえだ・せんごく)」センセの「縁切り本舗」です。
今日は…押されました。
いっぱい・いっぱいです。
できれば睡眠時間としたいんですが、せっかく「前田千石」センセの新刊なのでもうひと頑張り。
ついに発売されました、待望の7冊目は「縁切り本舗」です。
なんだか、ずいぶんと久しぶりな感じですねー…って、約1年ぶりなのか。
定番なキャラクターの揃った、いかにもセンセらしいコメディー長編となっています。
※左:「縁切り本舗」ヒロインズ、右:かれんさん
この3名がいかにして集ったのか、プロローグを見たいですね。
めったに参拝者を見かけない「双ノ葉神社」
寂れてはいるものの、実は霊験あらたかな“縁切り神社”としてごく一部では有名だったのです。
そちらと親戚関係だった主人公「こーじ」くん。
男手がなく、人手不足だったということで、神社にて働かせてもらえることとなったのです。
従姉の「ちーねーちゃん」こと「千尋」さんは、小さい頃から憧れの存在。
久しぶりの再会に心ときめかせる「こーじくん」でしたが…登場した「千尋さん」はまったくの別人のようになっていたのでした。
また、仕事は縁切りを願う者を影で支え・助ける「縁切り本舗」だったのです。
まぁ、大雑把にはそんなんですかね。
えっちコメディーな長編漫画です。
依頼を受けて活動する展開なので、ストーリーというよりは各話ブツ切りなタイプ。
ユルいコメディーですね。
いや、良い意味で。
各話解説するとネタバレバレになるので、キャラについてずらりと書きたいと思います。
好みなタイプがいれば、より楽しめるでしょう。
●クォーターの「かれん」さん。
あっけらかんとしたマイペース娘で、実行部隊であるためか登場はなかなか多め。
頭にバンダナ、そしてタンクトップ・短パン姿という、健康的かつ活動的な雰囲気が漂っておりました。
…2話のラブホほかあちこちの描写を見る限り、たぶんブラしてないと思います。
素敵ですね。
なかなか用意周到で(2話)、頭の回転も良く(6話)、あの雰囲気とは裏腹にプロフェッショナルな方でした。
●いちおうメインヒロイン「ちーねーちゃん」こと社長の「千尋さん」
回想シーンによると、昔は巫女服も似合う、ぽわーんとした優しいお姉さんでした。
それが何年ぶりかに再会したら、↓表紙のような感じになっていたんですねー。
びっくりだ。
何故そんなんになってしまったのか、というのがお話のメイン部分です。
現場指揮という立場であり、意外と登場が少なかったのは大きなマイナス点。
やはり、ラスト前に主役エピソードが欲しかったところ。
また後述しますが、主役話がかなり駆け足だったのも残念でした。
もう少し、「こーじくん」に対してやきもきと穏やかでない態度が前面に出れば良かったんですが…。
※左:千尋さん、右:千早さん
巫女親子です。やっぱり「千早さん」ですねー。
●2話ラストから顔を出す、「千尋さん」の母親「千早」さん。
この方はほとんど巫女服でした。
お好きな人は小躍りして下さい。
センセの漫画ではよく登場する、ぺかーと何も考えてない人妻キャラですね。
“下ネタバカで虚言癖”とか称されていましたが、なるほどこの人が喋るだけでコメディーになっています。
「…それが童貞もらってあげた女に対する態度…?」
という発言(3話)が最高。
「微妙にホントっぽいウソ」とか言っていましたが、確かにそうですねー。
昔からこんなだったらしいので、「こーじくん」とも何度かえっちな事をしてそう。
そーんな感じにインパクトがあるため、他のキャラを霞ませるほどのパワーがありました。
悪霊依頼(7話)にて、結果的には切っ掛けを演出しておりましたが…あれはわざとかなぁ。
●年齢不詳なお姉さんキャラ「美月」さん。
なにゆえ、彼女の紹介を最後にしたのか?
実はですね、冒頭のシーンにカギがあるのです。
えっちの真っ最中に、“カメラ目線で微笑む描写”があったんですが…これにて陥落させられました。
前にも書いたような気がしますが、片目の隠れる髪型というのも直撃コース(笑)
…ひょっとして、この漫画がえらく気に入ったのは、この人が原因かもしれません。
うん、いま自分で書いていて、「そうかも」と思いました。
「千尋さん」と2人で会話するシーンが多く、ブレーン的な存在。
にこにことした笑みを絶やさない、「全てお見通し」みたいな大人の余裕を感じさせるキャラでした。
もぅ、あちこちの言動全てがたまんないくらいに素敵です。
実は声優もやっていたことが4話で判明するんですが、担当キャラの容姿から想像するに、相当に可愛らしい声も出せそうでしたね。
この人はいいなぁ。
※美月さん
そんな訳で、えらく「美月さん」がお気に入りなのでした。
…と、以上が主なヒロインたちでした。
ひでるさんとしては、あちこちバランスも良いお話で楽しめました…が。
ややバタバタと忙し過ぎなラストはイマイチ。
物語のポイントである、あの方が言葉だけで実際に登場しなかったのはいいと思います。
ただ、ラスト付近でふいと開示されたものが弱く、あちこちの複雑な心情がざーっと流されていたようだったのは正直微妙。
せっかくのクライマックス部分がやや失速気味で、えっちさせ損みたいな(笑)感じもありました。
絵柄は…いつも通りの安定感でした。
丁寧な線のすっきり系。
あちこちのバランスに優れ、見やすい漫画です。
癖もあまり強くないので、万人に好かれるタイプでしょう。
一般単行本でコメディーちっくな漫画というのもあり、今回のえっちシーンは爽やかなものでした。
いちおう、念のため。
ファンのひでるさんが言うのもなんなんですが…良く言えばいかにも「前田千石」センセらしく楽しい漫画、悪く言えばワンパターン。
確かにパターンではあったものの、キャラや設定などがよくまとまっていて各話の出来栄えも良く、できるならばもっと続いてほしい漫画でした。
あとがきにはまだネタあるようなことも書かれていたので、ちと残念ですねー。
★「前田千石」センセの漫画紹介記事
[ミセスリンク]
B-men’s comics 初単行本 人妻調教
[奥さんバレー]
ACTION COMICS 2冊目 スポーツえっち
[アネモエ 姉萌え]
B-men’s comics 3冊目 お姉さんとの近親
[森乃さんちの婿事情]
ACTION COMICS 4冊目 お隣の母・姉妹とのコメディー
[ふぁみこん。]
B-men’s comics 5冊目 母子の近親・小さい兄と大きい妹(母もいる)のコメディー
[ハハカノ]
ACTION COMICS 6冊目 義母との近親コメディー
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
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・属性 : コメディー・年上
・おまけ: あとがき。
・その他: 9話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「前田千石(まえだ・せんごく)」センセの「縁切り本舗」です。
今日は…押されました。
いっぱい・いっぱいです。
できれば睡眠時間としたいんですが、せっかく「前田千石」センセの新刊なのでもうひと頑張り。
ついに発売されました、待望の7冊目は「縁切り本舗」です。
なんだか、ずいぶんと久しぶりな感じですねー…って、約1年ぶりなのか。
定番なキャラクターの揃った、いかにもセンセらしいコメディー長編となっています。
※左:「縁切り本舗」ヒロインズ、右:かれんさん
この3名がいかにして集ったのか、プロローグを見たいですね。
めったに参拝者を見かけない「双ノ葉神社」
寂れてはいるものの、実は霊験あらたかな“縁切り神社”としてごく一部では有名だったのです。
そちらと親戚関係だった主人公「こーじ」くん。
男手がなく、人手不足だったということで、神社にて働かせてもらえることとなったのです。
従姉の「ちーねーちゃん」こと「千尋」さんは、小さい頃から憧れの存在。
久しぶりの再会に心ときめかせる「こーじくん」でしたが…登場した「千尋さん」はまったくの別人のようになっていたのでした。
また、仕事は縁切りを願う者を影で支え・助ける「縁切り本舗」だったのです。
まぁ、大雑把にはそんなんですかね。
えっちコメディーな長編漫画です。
依頼を受けて活動する展開なので、ストーリーというよりは各話ブツ切りなタイプ。
ユルいコメディーですね。
いや、良い意味で。
各話解説するとネタバレバレになるので、キャラについてずらりと書きたいと思います。
好みなタイプがいれば、より楽しめるでしょう。
●クォーターの「かれん」さん。
あっけらかんとしたマイペース娘で、実行部隊であるためか登場はなかなか多め。
頭にバンダナ、そしてタンクトップ・短パン姿という、健康的かつ活動的な雰囲気が漂っておりました。
…2話のラブホほかあちこちの描写を見る限り、たぶんブラしてないと思います。
素敵ですね。
なかなか用意周到で(2話)、頭の回転も良く(6話)、あの雰囲気とは裏腹にプロフェッショナルな方でした。
●いちおうメインヒロイン「ちーねーちゃん」こと社長の「千尋さん」
回想シーンによると、昔は巫女服も似合う、ぽわーんとした優しいお姉さんでした。
それが何年ぶりかに再会したら、↓表紙のような感じになっていたんですねー。
びっくりだ。
何故そんなんになってしまったのか、というのがお話のメイン部分です。
現場指揮という立場であり、意外と登場が少なかったのは大きなマイナス点。
やはり、ラスト前に主役エピソードが欲しかったところ。
また後述しますが、主役話がかなり駆け足だったのも残念でした。
もう少し、「こーじくん」に対してやきもきと穏やかでない態度が前面に出れば良かったんですが…。
※左:千尋さん、右:千早さん
巫女親子です。やっぱり「千早さん」ですねー。
●2話ラストから顔を出す、「千尋さん」の母親「千早」さん。
この方はほとんど巫女服でした。
お好きな人は小躍りして下さい。
センセの漫画ではよく登場する、ぺかーと何も考えてない人妻キャラですね。
“下ネタバカで虚言癖”とか称されていましたが、なるほどこの人が喋るだけでコメディーになっています。
「…それが童貞もらってあげた女に対する態度…?」
という発言(3話)が最高。
「微妙にホントっぽいウソ」とか言っていましたが、確かにそうですねー。
昔からこんなだったらしいので、「こーじくん」とも何度かえっちな事をしてそう。
そーんな感じにインパクトがあるため、他のキャラを霞ませるほどのパワーがありました。
悪霊依頼(7話)にて、結果的には切っ掛けを演出しておりましたが…あれはわざとかなぁ。
●年齢不詳なお姉さんキャラ「美月」さん。
なにゆえ、彼女の紹介を最後にしたのか?
実はですね、冒頭のシーンにカギがあるのです。
えっちの真っ最中に、“カメラ目線で微笑む描写”があったんですが…これにて陥落させられました。
前にも書いたような気がしますが、片目の隠れる髪型というのも直撃コース(笑)
…ひょっとして、この漫画がえらく気に入ったのは、この人が原因かもしれません。
うん、いま自分で書いていて、「そうかも」と思いました。
「千尋さん」と2人で会話するシーンが多く、ブレーン的な存在。
にこにことした笑みを絶やさない、「全てお見通し」みたいな大人の余裕を感じさせるキャラでした。
もぅ、あちこちの言動全てがたまんないくらいに素敵です。
実は声優もやっていたことが4話で判明するんですが、担当キャラの容姿から想像するに、相当に可愛らしい声も出せそうでしたね。
この人はいいなぁ。
※美月さん
そんな訳で、えらく「美月さん」がお気に入りなのでした。
…と、以上が主なヒロインたちでした。
ひでるさんとしては、あちこちバランスも良いお話で楽しめました…が。
ややバタバタと忙し過ぎなラストはイマイチ。
物語のポイントである、あの方が言葉だけで実際に登場しなかったのはいいと思います。
ただ、ラスト付近でふいと開示されたものが弱く、あちこちの複雑な心情がざーっと流されていたようだったのは正直微妙。
せっかくのクライマックス部分がやや失速気味で、えっちさせ損みたいな(笑)感じもありました。
絵柄は…いつも通りの安定感でした。
丁寧な線のすっきり系。
あちこちのバランスに優れ、見やすい漫画です。
癖もあまり強くないので、万人に好かれるタイプでしょう。
一般単行本でコメディーちっくな漫画というのもあり、今回のえっちシーンは爽やかなものでした。
いちおう、念のため。
ファンのひでるさんが言うのもなんなんですが…良く言えばいかにも「前田千石」センセらしく楽しい漫画、悪く言えばワンパターン。
確かにパターンではあったものの、キャラや設定などがよくまとまっていて各話の出来栄えも良く、できるならばもっと続いてほしい漫画でした。
あとがきにはまだネタあるようなことも書かれていたので、ちと残念ですねー。
縁切り本舗 (アクションコミックス) (2009/02/12) 前田 千石 商品詳細を見る |
★「前田千石」センセの漫画紹介記事
[ミセスリンク]
B-men’s comics 初単行本 人妻調教
[奥さんバレー]
ACTION COMICS 2冊目 スポーツえっち
[アネモエ 姉萌え]
B-men’s comics 3冊目 お姉さんとの近親
[森乃さんちの婿事情]
ACTION COMICS 4冊目 お隣の母・姉妹とのコメディー
[ふぁみこん。]
B-men’s comics 5冊目 母子の近親・小さい兄と大きい妹(母もいる)のコメディー
[ハハカノ]
ACTION COMICS 6冊目 義母との近親コメディー
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tag : コメディー
■SPILT MILK (黒岩瑪瑙)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・年上
・おまけ: あとがき、イラストページ、
加筆修正あり。
・その他: カラー(6P)、短編×9。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「黒岩瑪瑙(くろいわ・めのう)」センセの「SPILT MILK」です。
昨日と同じく「コアマガジン」さんからの単行本…なんですが。
そのジャンルというか、ネタ的には大きく異なっている、いかにも成年漫画な濃い内容でした。
まぁ、おおむね↓表紙通りですねー。
実はあちらのイラストだけで、単行本のほとんどが示されているのですよ。
さて、2冊目の単行本「SPILT MILK」は母親を中心とした年上系な短編集。
逆に言うとその相手は当然年下となる訳で…「少年でしか癒せぬ渇き」という紹介帯そのまま、ショタっぽい雰囲気な漫画もありました。
さほどしつこさなかったので、そんなん苦手な人も大丈夫でしょう。たぶん。
※左:三鶴木舞、右:「ママとドライブ」の母親
ちと分かり辛いかな。やっぱり折り返しのイラストが必見です。
各ヒロインらの適度にむちむちとしたスタイルが素敵だったんですが…いきなり紹介するのは「剣の舞」
剣道部顧問「三鶴木舞」さんの複数プレイな短編です。
こちらは、折り返しのカラー絵に注目。
……どうですか?あれは凄いでしょー。
本編もそうですが、「舞さん」は”26年間スポーツ一筋に生きてきた”という、引き締まった身体に描かれています。
脇の処理もされていなかったので、やっぱりアンダーヘアはさらにもさもさとしていたのがリアルだったかなぁ。
(※あんまりやり過ぎるのは良くないか)
それでいてちゃんと可愛らしくも描かれています。
「黒岩瑪瑙」センセ、巧いですね。
さて、単行本ではメインの母子短編。
冒頭に収録された「脱線母子」は父親の目を盗み関係する、母と子「ゆう」くんのお話。
カラー中扉の後姿はこちらのお母さんですね。
お尻のあたりがやたらイイ感じです。
どうやらたいていの事は経験済らしく、電車にて痴漢プレイなどが展開されるのでした。
切っ掛けが簡単に描かれていましたが、うーん、あれはいかにも漫画って感じですかね。
なお、カラー原稿の「母は今夜も眠れない」は2人のプロローグ的な4ページ・ショートです。
※みどりさん
後半はこんな感じなのでしたー。
眼鏡の母親「みどり」さんとの「ふたりの妻」
奥様が2人ではなく、言葉は悪いですが所有者が2人という意味なんですね。
目隠ししたり縛ったりするほか、ネタとしてはかなりエグいもの。
後半も凄いです。
同じく眼鏡で可愛らしい奥さまの、「空想科学まんが 団地妻の憂鬱」
こちらは色々アイテム使ったりするえろえろ短編なんですが…ちょっと仕掛けもあるので、詳細は伏せておきます。
さすがに気付きはしませんでしたが、あれなんだろう?とは思って読みました。
扉絵が良かった「ママとドライブ」
離婚した母親と「ジュン」くんの近親系。
やり手のキャリアウーマンというそのまま、やっぱり眼鏡で知的な美人でした。
切っ掛けとしては、「脱線母子」よりも説得力ありますね。
ややショタっぽい雰囲気もありましたが、お嬢様と使用人「マコ」の「メイド日和」もそんな色のある短編。
野郎のメイド姿はやだなぁ。
しっかり攻守は逆転するので、どっち好きな人も大丈夫でしょう。
※左:女将、右:絹子さん
なにげにこの2人も良かったです。
やっぱり使用人は女性ですね、ということで、「絹子」さんと大剛寺家の坊ちゃん「ユウイチ」くんの短編「大いなる遺産」
年上ながら初々しい感じの「絹子さん」が可愛いですね。
どこぞのAVみたいなタイトル「温泉女将湯けむり旅情」
前半は外人「ミカ」さんとの温泉えっち、後半は女将を巻き込む着物えっちでした。
1ページ目でこけしが描かれた段階でぴーんときましたが、やっぱり使うんですねー。わはは。
しっかり乱れない線の絵柄。
どちらかというと色は薄く、ページ全体は綺麗で見やすいものでした。
キャラ絵は漫画っぽさを残した程度のリアルさで、年上なヒロインらがクド過ぎず、あっさりでもなく描かれています。
極端でない程度の個性は万人に好かれるタイプだと思います。
抜群に安定感もあるので、ジャンル的に問題なければ楽しめるでしょう。
紹介帯の裏に漫画カットがあるので、店頭ならばそちら。
事前に確認するなら、やっぱり「コアマガジン」さんの紹介ページがオススメです。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・年上
・おまけ: あとがき、イラストページ、
加筆修正あり。
・その他: カラー(6P)、短編×9。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「黒岩瑪瑙(くろいわ・めのう)」センセの「SPILT MILK」です。
昨日と同じく「コアマガジン」さんからの単行本…なんですが。
そのジャンルというか、ネタ的には大きく異なっている、いかにも成年漫画な濃い内容でした。
まぁ、おおむね↓表紙通りですねー。
実はあちらのイラストだけで、単行本のほとんどが示されているのですよ。
さて、2冊目の単行本「SPILT MILK」は母親を中心とした年上系な短編集。
逆に言うとその相手は当然年下となる訳で…「少年でしか癒せぬ渇き」という紹介帯そのまま、ショタっぽい雰囲気な漫画もありました。
さほどしつこさなかったので、そんなん苦手な人も大丈夫でしょう。たぶん。
※左:三鶴木舞、右:「ママとドライブ」の母親
ちと分かり辛いかな。やっぱり折り返しのイラストが必見です。
各ヒロインらの適度にむちむちとしたスタイルが素敵だったんですが…いきなり紹介するのは「剣の舞」
剣道部顧問「三鶴木舞」さんの複数プレイな短編です。
こちらは、折り返しのカラー絵に注目。
……どうですか?あれは凄いでしょー。
本編もそうですが、「舞さん」は”26年間スポーツ一筋に生きてきた”という、引き締まった身体に描かれています。
脇の処理もされていなかったので、やっぱりアンダーヘアはさらにもさもさとしていたのがリアルだったかなぁ。
(※あんまりやり過ぎるのは良くないか)
それでいてちゃんと可愛らしくも描かれています。
「黒岩瑪瑙」センセ、巧いですね。
さて、単行本ではメインの母子短編。
冒頭に収録された「脱線母子」は父親の目を盗み関係する、母と子「ゆう」くんのお話。
カラー中扉の後姿はこちらのお母さんですね。
お尻のあたりがやたらイイ感じです。
どうやらたいていの事は経験済らしく、電車にて痴漢プレイなどが展開されるのでした。
切っ掛けが簡単に描かれていましたが、うーん、あれはいかにも漫画って感じですかね。
なお、カラー原稿の「母は今夜も眠れない」は2人のプロローグ的な4ページ・ショートです。
※みどりさん
後半はこんな感じなのでしたー。
眼鏡の母親「みどり」さんとの「ふたりの妻」
奥様が2人ではなく、言葉は悪いですが所有者が2人という意味なんですね。
目隠ししたり縛ったりするほか、ネタとしてはかなりエグいもの。
後半も凄いです。
同じく眼鏡で可愛らしい奥さまの、「空想科学まんが 団地妻の憂鬱」
こちらは色々アイテム使ったりするえろえろ短編なんですが…ちょっと仕掛けもあるので、詳細は伏せておきます。
さすがに気付きはしませんでしたが、あれなんだろう?とは思って読みました。
扉絵が良かった「ママとドライブ」
離婚した母親と「ジュン」くんの近親系。
やり手のキャリアウーマンというそのまま、やっぱり眼鏡で知的な美人でした。
切っ掛けとしては、「脱線母子」よりも説得力ありますね。
ややショタっぽい雰囲気もありましたが、お嬢様と使用人「マコ」の「メイド日和」もそんな色のある短編。
野郎のメイド姿はやだなぁ。
しっかり攻守は逆転するので、どっち好きな人も大丈夫でしょう。
※左:女将、右:絹子さん
なにげにこの2人も良かったです。
やっぱり使用人は女性ですね、ということで、「絹子」さんと大剛寺家の坊ちゃん「ユウイチ」くんの短編「大いなる遺産」
年上ながら初々しい感じの「絹子さん」が可愛いですね。
どこぞのAVみたいなタイトル「温泉女将湯けむり旅情」
前半は外人「ミカ」さんとの温泉えっち、後半は女将を巻き込む着物えっちでした。
1ページ目でこけしが描かれた段階でぴーんときましたが、やっぱり使うんですねー。わはは。
しっかり乱れない線の絵柄。
どちらかというと色は薄く、ページ全体は綺麗で見やすいものでした。
キャラ絵は漫画っぽさを残した程度のリアルさで、年上なヒロインらがクド過ぎず、あっさりでもなく描かれています。
極端でない程度の個性は万人に好かれるタイプだと思います。
抜群に安定感もあるので、ジャンル的に問題なければ楽しめるでしょう。
紹介帯の裏に漫画カットがあるので、店頭ならばそちら。
事前に確認するなら、やっぱり「コアマガジン」さんの紹介ページがオススメです。
SPILT MILK (ホットミルクコミックス 283) (2009/02/10) 黒岩瑪瑙 商品詳細を見る |
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■純愛かたろぐ (江戸屋ぽち)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき4コマ、作品解説、ゲストページ、
描き下ろし「なめくじの涙」、
カバー裏に「カバーガールげきじょう」
・その他: カラー(16P)、短編×11
(うち「万有引力」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「江戸屋ぽち(えどや・ぽち)」センセの「純愛かたろぐ」です。
中途半端な曜日に発売されていた、「コアマガジン」さんの新刊。
なにゆえこんな時期に…って、旗日の関係なのか。
どーでもいいですが、その日はひでるさんは仕事なのでした。
ううう…。
そんな訳で、過去に「アオイシロ-青い城の円舞曲-」を紹介しております、「江戸屋ぽち」センセの「純愛かたろぐ」です。
成年単行本はこちらが初とのこと。
ほとんどは短編という構成で、雰囲気そのままラブコメちっくな読後感良い作品集となっております。
※皐月深雪
カチューシャもいいですねー。「正しい夜這い」パターンも見たいなぁ。
「万有引力」、続く「万有引力セカンドシーズン」は収録で唯一の同キャラ連続話。
突如、空から落ちてきた「皐月深雪」さんの下敷きとなった「水島」くん。
その一件から、実はクラスメイトだった彼女を気にするようになったんですが、「水島くん」の視線を知ってか知らずか、特にこれといった反応はなかったのでした。
そんなある日、普段は無表情な「皐月さん」が鏡を前に百面相しているところを目撃。
問いかけた「水島くん」に対して彼女が言ったのは…と、だいたいそんなお話。
うわぁ…こ、これは、ヤバい。
この手のキャラ、ひでるさんのツボなの。
ブログで何度も何度も書いていますが、登場する「皐月さん」が「メイプル・フール・デイズ/宇佐美渉」の「紗耶さん」みたいなんですねー。
無表情なところとか、喋り方とか、研究というキーワードとか…。
ここだけ同キャラな2話連続となっていたのが、大変嬉しい限りでした。
2話目にあった、
「仕方のない…人ですね…」
という台詞にて、完全に直撃・撃墜されました。
ぜひ、シリーズ化を希望します!
…と、そんなどことなく不思議な言動が可愛い、「皐月さん」とのラブコメ話です。
上から落ちてきた冒頭シーンにて、”ベタな感じなのかなぁ”って思いましたが…なかなかよく考えられたストーリーでした。
そちらが冬であったため、2話目の「~セカンドシーズン」では夏。
海へ宿泊込みで出かけるという、ドキドキ展開となっています。
やっぱりスクール水着で登場した「皐月さん」
これはお約束かな。
ある意味個性そのままで、サービスとしても満点だったと思います。
前話での下着は意外と可愛らしいデザインだったんですけどねー。
ビキニはない(※収録ではある)としても、ふりふりなワンピースでも良かったかも。
どちらのエピソードも非常にまとまり良く、作品解説によると2人の名前は偶然に一致したとのこと。
それはまた凄いなぁ。
※左:美姫ちゃん、右:加賀屋さん
防火服コスプレですね。ちん火だって(笑)
ちょっと変わったコスプレ短編「消防少女!!」
「美姫」ちゃんの彼氏「慶司」くんは、コスプレ好きでした。
しかも、メイドとかよくあるものでなく、”特殊服専門の制服マニア”だったのです。
今回は防火服(笑)なんてものを手に入れて…。
ああ、なるほど。
単純にアイテムを”特殊服”としただけで、かなり新鮮なコスプレ話となっていました。
それに合わせた、お馬鹿展開も面白いですね。
拳で殴られそうなラストでしたが、あの場面で怒らなかった「美姫ちゃん」は確かに馴染んでいると思います。
※純ちゃん
こうした衣装もいいですねー。
短編3話「竹は取らない物語」、「愛LOVEうどん」、「薄藍の花が咲いたら」…は、どちらも和服なエピソード。
かぐや姫ちっくな「加賀屋」さんの、「竹は取らない物語」
実際にお嬢様らしく、浮世離れしているのは当然か。
ただ、切なそうに月を見上げるとか、ややこしい行動はしないように。
はふはふとシチューを食べているコマが可愛かったです。
うどん屋「水澤庵」を舞台とする、ふみふみ、しこしこな「愛LOVEうどん」
急死した父親に代わった「しの」さんが奮闘する話…には違いないんですが…。
まさか、あーんなお馬鹿さん展開になるとは予想できませんでした。
当初は普通だった「高田」が、どんどん変態ちっくになる様を楽しんで下さい(笑)
和風メイド「純」ちゃんの「薄藍の花が咲いたら」
こちらは冒頭話「跡」と同じく、カラー原稿のある短編。
淡い色づかいで雰囲気良く、「薄藍の~」は着物の紫、「跡」は制服の黒が素敵でした。
お話としては、どちらも甘いラブ展開です。
ちなみに、「跡」に登場するヒロイン「藤倉」さんの片側だけの大きいリボンと、くるくるふんわりとした髪というデザインがいいですねー。
この娘が↓表紙でも良かったのに。
(※ちなみにカバーの女の子らは、そちら限定なキャラです)
※藤倉さん
写真に撮りたくなる笑顔です。
ほか、「翼の人」と「長距離走と恋心」ですが、これら実は同キャラが登場する、同一世界な連続話。
保健委員「時子」さんと棒高跳びの人気者「翡翠」くんのお話「翼の人」
そちらのカップル成立を受け、長距離な「藍沢」くんとマネージャー「千歳」さんが…という「長距離走と恋心」みたいな感じです。
発掘好きな「遥」さんと「進一」くんの「Discovery」、”なめくじ”というあだ名だった「三河千鳥」とお友達「八重」ちゃんの「なめくじの涙」などが収録。
うち「なめくじの涙」ですが、掲載誌は百合ネタがNGらしく、わざわざ描き下ろした短編でした。
強くやや太めな線の作画。
適度な濃淡具合で、あちこちのバランスにも優れているため見やすいと思います。
ただ、重なるようなコマが特徴で、変化はあるもののややごっちゃり。
キャラ絵は縦長な輪郭と幅広い目が特徴です。
ちと個性があるため人を選びますが、表現力のある巧い方でした。
とりあえずは↓表紙での判断で問題ありませんが、紹介帯のある場合にはカット絵があるのでそちらを参考にどうぞ。
しつこいですが、2番目に収録された「万有引力」にて撃沈されたので、ひでるさんの評価はより上がっていると思われます。
なんのかんの言っても、やっぱり趣味嗜好と合致すればOKですよねー。
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・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき4コマ、作品解説、ゲストページ、
描き下ろし「なめくじの涙」、
カバー裏に「カバーガールげきじょう」
・その他: カラー(16P)、短編×11
(うち「万有引力」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「江戸屋ぽち(えどや・ぽち)」センセの「純愛かたろぐ」です。
中途半端な曜日に発売されていた、「コアマガジン」さんの新刊。
なにゆえこんな時期に…って、旗日の関係なのか。
どーでもいいですが、その日はひでるさんは仕事なのでした。
ううう…。
そんな訳で、過去に「アオイシロ-青い城の円舞曲-」を紹介しております、「江戸屋ぽち」センセの「純愛かたろぐ」です。
成年単行本はこちらが初とのこと。
ほとんどは短編という構成で、雰囲気そのままラブコメちっくな読後感良い作品集となっております。
※皐月深雪
カチューシャもいいですねー。「正しい夜這い」パターンも見たいなぁ。
「万有引力」、続く「万有引力セカンドシーズン」は収録で唯一の同キャラ連続話。
突如、空から落ちてきた「皐月深雪」さんの下敷きとなった「水島」くん。
その一件から、実はクラスメイトだった彼女を気にするようになったんですが、「水島くん」の視線を知ってか知らずか、特にこれといった反応はなかったのでした。
そんなある日、普段は無表情な「皐月さん」が鏡を前に百面相しているところを目撃。
問いかけた「水島くん」に対して彼女が言ったのは…と、だいたいそんなお話。
うわぁ…こ、これは、ヤバい。
この手のキャラ、ひでるさんのツボなの。
ブログで何度も何度も書いていますが、登場する「皐月さん」が「メイプル・フール・デイズ/宇佐美渉」の「紗耶さん」みたいなんですねー。
無表情なところとか、喋り方とか、研究というキーワードとか…。
ここだけ同キャラな2話連続となっていたのが、大変嬉しい限りでした。
2話目にあった、
「仕方のない…人ですね…」
という台詞にて、完全に直撃・撃墜されました。
ぜひ、シリーズ化を希望します!
…と、そんなどことなく不思議な言動が可愛い、「皐月さん」とのラブコメ話です。
上から落ちてきた冒頭シーンにて、”ベタな感じなのかなぁ”って思いましたが…なかなかよく考えられたストーリーでした。
そちらが冬であったため、2話目の「~セカンドシーズン」では夏。
海へ宿泊込みで出かけるという、ドキドキ展開となっています。
やっぱりスクール水着で登場した「皐月さん」
これはお約束かな。
ある意味個性そのままで、サービスとしても満点だったと思います。
前話での下着は意外と可愛らしいデザインだったんですけどねー。
ビキニはない(※収録ではある)としても、ふりふりなワンピースでも良かったかも。
どちらのエピソードも非常にまとまり良く、作品解説によると2人の名前は偶然に一致したとのこと。
それはまた凄いなぁ。
※左:美姫ちゃん、右:加賀屋さん
防火服コスプレですね。ちん火だって(笑)
ちょっと変わったコスプレ短編「消防少女!!」
「美姫」ちゃんの彼氏「慶司」くんは、コスプレ好きでした。
しかも、メイドとかよくあるものでなく、”特殊服専門の制服マニア”だったのです。
今回は防火服(笑)なんてものを手に入れて…。
ああ、なるほど。
単純にアイテムを”特殊服”としただけで、かなり新鮮なコスプレ話となっていました。
それに合わせた、お馬鹿展開も面白いですね。
拳で殴られそうなラストでしたが、あの場面で怒らなかった「美姫ちゃん」は確かに馴染んでいると思います。
※純ちゃん
こうした衣装もいいですねー。
短編3話「竹は取らない物語」、「愛LOVEうどん」、「薄藍の花が咲いたら」…は、どちらも和服なエピソード。
かぐや姫ちっくな「加賀屋」さんの、「竹は取らない物語」
実際にお嬢様らしく、浮世離れしているのは当然か。
ただ、切なそうに月を見上げるとか、ややこしい行動はしないように。
はふはふとシチューを食べているコマが可愛かったです。
うどん屋「水澤庵」を舞台とする、ふみふみ、しこしこな「愛LOVEうどん」
急死した父親に代わった「しの」さんが奮闘する話…には違いないんですが…。
まさか、あーんなお馬鹿さん展開になるとは予想できませんでした。
当初は普通だった「高田」が、どんどん変態ちっくになる様を楽しんで下さい(笑)
和風メイド「純」ちゃんの「薄藍の花が咲いたら」
こちらは冒頭話「跡」と同じく、カラー原稿のある短編。
淡い色づかいで雰囲気良く、「薄藍の~」は着物の紫、「跡」は制服の黒が素敵でした。
お話としては、どちらも甘いラブ展開です。
ちなみに、「跡」に登場するヒロイン「藤倉」さんの片側だけの大きいリボンと、くるくるふんわりとした髪というデザインがいいですねー。
この娘が↓表紙でも良かったのに。
(※ちなみにカバーの女の子らは、そちら限定なキャラです)
※藤倉さん
写真に撮りたくなる笑顔です。
ほか、「翼の人」と「長距離走と恋心」ですが、これら実は同キャラが登場する、同一世界な連続話。
保健委員「時子」さんと棒高跳びの人気者「翡翠」くんのお話「翼の人」
そちらのカップル成立を受け、長距離な「藍沢」くんとマネージャー「千歳」さんが…という「長距離走と恋心」みたいな感じです。
発掘好きな「遥」さんと「進一」くんの「Discovery」、”なめくじ”というあだ名だった「三河千鳥」とお友達「八重」ちゃんの「なめくじの涙」などが収録。
うち「なめくじの涙」ですが、掲載誌は百合ネタがNGらしく、わざわざ描き下ろした短編でした。
強くやや太めな線の作画。
適度な濃淡具合で、あちこちのバランスにも優れているため見やすいと思います。
ただ、重なるようなコマが特徴で、変化はあるもののややごっちゃり。
キャラ絵は縦長な輪郭と幅広い目が特徴です。
ちと個性があるため人を選びますが、表現力のある巧い方でした。
とりあえずは↓表紙での判断で問題ありませんが、紹介帯のある場合にはカット絵があるのでそちらを参考にどうぞ。
しつこいですが、2番目に収録された「万有引力」にて撃沈されたので、ひでるさんの評価はより上がっていると思われます。
なんのかんの言っても、やっぱり趣味嗜好と合致すればOKですよねー。
純愛かたろぐ (ホットミルクコミックス 284) (2009/02/10) 江戸屋ぽち 商品詳細を見る |
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■きゅーきゅーキュート! (藤井理乃)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・ファンタジー
・おまけ: あとがき、原作・キャラ原案コメント、
お姉さま図鑑・4コマ、
カバー裏に漫画「裏きゅーきゅー給湯室」
・その他: 原作「野島けんじ」、折り返しにコメント、
カラー(4P)、5話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「藤井理乃(ふじい・りの)」センセの「きゅーきゅーキュート! 1巻」です。
いっぱい・いっぱいです。
普段とは違う動きが続き、疲労困憊なのでした。
そんな訳でごく簡単に…。
さて、察しの良い方は分かるかもしれませんが、↓表紙に釣られた単行本。
ちょっとした期待と共に漫画帯を外したら、これがパンチラ未遂なのでした(笑)
うっわ、騙されたー。
さて、そんなお馬鹿さんは置いといて、こちらの「きゅーきゅーキュート! 1巻」は小説を原作とする漫画でした。
毎度ながら、そっちは未読です。
ついでに、「CLANNAD」ほか原作つき漫画が多いらしい「藤井理乃」センセの漫画もこちらが初見でした。
※左から、キュートちゃん、亜威黒媛、美々津巴
「きゅー」なんて口癖あります。頻繁でないですが、こんなん”好き・嫌い”はあるかな。
人間と魔族が普通に交流する世界。
「レゾン学院」には、一般科とは別に魔族らと同種な能力者を育成する”ペンタグラム(能力開発学科)”というエリートコースがありました。
千人という生徒の中で、ペンタグラムの在籍資格となる能力値「100」以上を示すのは、うちわずか30名程度。
主人公「春日理刀(かすが・りと)」の能力値は、なんとぎりぎり「99」なのでした。
様々な努力をするものの数値はまるで変わらず、
”魔界産の食物を食べると能力値が上がる”
…という不確かな噂を頼りに、”魔界の至宝”と呼ばれる魔界の公爵家令嬢「スキュース・フォンターナ」のパーティーに潜入したのです。
そこで「理刀」は偶然に「スキュース」と出会うんですが…。
だいたいそんな感じ。
留学してきたのは、実は末妹「キュート・フォンターナ」だったのです。
最初は何を言ってるのかよく分かりませんでしたが…なるほど、「理刀くん」だけには彼女の幻術が効いてないんですね。
絵としては「理刀くん」目線であるため「キュートちゃん」の容姿なままなんですが、彼以外の反応だけが異なっているのです。
文字で表現する小説はいいとしても、漫画だと正直分かりづらいかなぁ。
とある事情がため、「スキュース」と偽っている彼女。
ただ、3話から4話にかけてのソフトシーンではいきなり追い込まれており、またカメラ・ビデオには幻術の効果はないのだとか。
…こんなん、すぐバレそうな気が。
(※姉「スキュース」に対し、「キュートちゃん」は能力的に相当劣っている雰囲気)
3日の留学で周囲に人は絶えないでしょうし、そんな短期間であるなら、普通は記念として写真を撮ろうとするものでしょう。
まぁ、そんなんはいいか。
※「スキュース」と偽る「キュートちゃん」
幻術でも、胸は増量必要なのかなぁ。
ちなみに、なぜか「理刀くん」の頭にとっついた「シィちゃん」という始祖竜。
(※唯一のファンタジーちっくな描写です)
リアクションがなかなか可愛らしかったんですが、「キュートちゃん」に懐いていることでその着替えを覗き見、シャワーへ一緒に入り、毎日ベットインまでするという特典が。
いやん、犯罪ちっくねぇ(笑)
シャワーシーンではやたらロリロリした雰囲気でしたが、この娘いくつなんだろう。
あくまでも”妹的な可愛さ”で「理刀くん」は接しており、恋愛はかなり遠いようでした。
↑上ではラブコメとしましたけど、違うのかな。
柔らかな線のすっきり絵柄。
賑やかではあるものの、色は薄めで空きスペースも多め。
幅広な輪郭と、適度なゆるさが特徴のキャラ絵です。
あるいはこの後ハードな展開があるかもしれませんが、現在のような女の子の心理描写を表現するには適度なものだと思います。
万人が認めるだろう巧さはないものの、ふんわりと素朴で温かみある絵柄でした。
判断は↓表紙で問題ありません。
彼女の本当の目的であった”儀式”は、どうやら仲良くなった友人らに良からぬ影響があるらしい、ってなとこで終わっていました。
現在のところ、どう流れるのかよく分かりません。
魔界とかなんとか言ってましたが、彼女ら人間と変化はなく。
決闘とかアクションな漫画にはならなそうなので、「理刀くん」ほかクラスメイトらとの交流展開となっていくのかなぁ。
次巻以降に期待しましょう。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・ファンタジー
・おまけ: あとがき、原作・キャラ原案コメント、
お姉さま図鑑・4コマ、
カバー裏に漫画「裏きゅーきゅー給湯室」
・その他: 原作「野島けんじ」、折り返しにコメント、
カラー(4P)、5話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「藤井理乃(ふじい・りの)」センセの「きゅーきゅーキュート! 1巻」です。
いっぱい・いっぱいです。
普段とは違う動きが続き、疲労困憊なのでした。
そんな訳でごく簡単に…。
さて、察しの良い方は分かるかもしれませんが、↓表紙に釣られた単行本。
ちょっとした期待と共に漫画帯を外したら、これがパンチラ未遂なのでした(笑)
うっわ、騙されたー。
さて、そんなお馬鹿さんは置いといて、こちらの「きゅーきゅーキュート! 1巻」は小説を原作とする漫画でした。
毎度ながら、そっちは未読です。
ついでに、「CLANNAD」ほか原作つき漫画が多いらしい「藤井理乃」センセの漫画もこちらが初見でした。
※左から、キュートちゃん、亜威黒媛、美々津巴
「きゅー」なんて口癖あります。頻繁でないですが、こんなん”好き・嫌い”はあるかな。
人間と魔族が普通に交流する世界。
「レゾン学院」には、一般科とは別に魔族らと同種な能力者を育成する”ペンタグラム(能力開発学科)”というエリートコースがありました。
千人という生徒の中で、ペンタグラムの在籍資格となる能力値「100」以上を示すのは、うちわずか30名程度。
主人公「春日理刀(かすが・りと)」の能力値は、なんとぎりぎり「99」なのでした。
様々な努力をするものの数値はまるで変わらず、
”魔界産の食物を食べると能力値が上がる”
…という不確かな噂を頼りに、”魔界の至宝”と呼ばれる魔界の公爵家令嬢「スキュース・フォンターナ」のパーティーに潜入したのです。
そこで「理刀」は偶然に「スキュース」と出会うんですが…。
だいたいそんな感じ。
留学してきたのは、実は末妹「キュート・フォンターナ」だったのです。
最初は何を言ってるのかよく分かりませんでしたが…なるほど、「理刀くん」だけには彼女の幻術が効いてないんですね。
絵としては「理刀くん」目線であるため「キュートちゃん」の容姿なままなんですが、彼以外の反応だけが異なっているのです。
文字で表現する小説はいいとしても、漫画だと正直分かりづらいかなぁ。
とある事情がため、「スキュース」と偽っている彼女。
ただ、3話から4話にかけてのソフトシーンではいきなり追い込まれており、またカメラ・ビデオには幻術の効果はないのだとか。
…こんなん、すぐバレそうな気が。
(※姉「スキュース」に対し、「キュートちゃん」は能力的に相当劣っている雰囲気)
3日の留学で周囲に人は絶えないでしょうし、そんな短期間であるなら、普通は記念として写真を撮ろうとするものでしょう。
まぁ、そんなんはいいか。
※「スキュース」と偽る「キュートちゃん」
幻術でも、胸は増量必要なのかなぁ。
ちなみに、なぜか「理刀くん」の頭にとっついた「シィちゃん」という始祖竜。
(※唯一のファンタジーちっくな描写です)
リアクションがなかなか可愛らしかったんですが、「キュートちゃん」に懐いていることでその着替えを覗き見、シャワーへ一緒に入り、毎日ベットインまでするという特典が。
いやん、犯罪ちっくねぇ(笑)
シャワーシーンではやたらロリロリした雰囲気でしたが、この娘いくつなんだろう。
あくまでも”妹的な可愛さ”で「理刀くん」は接しており、恋愛はかなり遠いようでした。
↑上ではラブコメとしましたけど、違うのかな。
柔らかな線のすっきり絵柄。
賑やかではあるものの、色は薄めで空きスペースも多め。
幅広な輪郭と、適度なゆるさが特徴のキャラ絵です。
あるいはこの後ハードな展開があるかもしれませんが、現在のような女の子の心理描写を表現するには適度なものだと思います。
万人が認めるだろう巧さはないものの、ふんわりと素朴で温かみある絵柄でした。
判断は↓表紙で問題ありません。
彼女の本当の目的であった”儀式”は、どうやら仲良くなった友人らに良からぬ影響があるらしい、ってなとこで終わっていました。
現在のところ、どう流れるのかよく分かりません。
魔界とかなんとか言ってましたが、彼女ら人間と変化はなく。
決闘とかアクションな漫画にはならなそうなので、「理刀くん」ほかクラスメイトらとの交流展開となっていくのかなぁ。
次巻以降に期待しましょう。
きゅーきゅーキュート! 1 (1) (MFコミックス アライブシリーズ) (2009/01/23) 野島 けんじ 商品詳細を見る |
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