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■花ひら蕩ろり (鶴田文学)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]ラブコメ・フェチ
・おまけ: あとがき漫画「鶴田文学は旧スク水のどこが好きなのか?」、
      おまけ4コマ、カバー裏に「旅は道ズレ」漫画
・その他: 短編×9(うち「旅は道ズレ」×2、「だって~だもん」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鶴田文学(つるた・ぶんがく)」センセの「花ひら蕩ろり(ハナヒラ・トロリ)」です。

文字の力は凄いですね。
こちらの単行本。
↓表紙の右上にお名前が書かれているんです。
明朝体みたいなフォントで、”文学”なんてカタイ文字なんで…いかにその下で女の子が足を広げていようとも、なんだかそれすら真面目な事のように感じます
なんとなく。
銭湯の看板娘「沢村さん」が良かった前巻「好きにしていいよ?」は、位置左下でゴシック体みたいな感じ(しかも黒抜きで赤)だったのでそうしたイメージはなかったんですが。

「沙由さん」
※沙由さん
 バジャマ姿も可愛いですが、やっぱりコチラをば。

さて、そんな訳で初心者の方も比較的買い易い(かもしれない)、「鶴田文学」センセの2冊目が発売されました。
「花ひら蕩ろり」ですね。
前巻に比べてかなり作画の安定感が増し、非常に良い感じ
まぁ、ひでるさんがこうした系統の絵が好みというのもあるんでしょうけどね。

収録は2話程度の連続モノと、短編による構成。
あとがき漫画ではスクール水着について語っておられました(※収録のうち「だって恋なんだもん?」がそんな漫画です)が、そちらを筆頭にフェチ度も高い漫画群です。
個人的に…この一門の方々とはエロスの系統がぴたーと合致しているのかもしれませんね。
表紙めくった後のカラー中扉にも、ぴきーんときましたから(笑)

そんな訳で、中扉の彼女が登場する連続話「だって怖いんだもん」、「だって恋なんだもん?」
まず「だって怖いんだもん」は里帰りしていた主人公「としちゃん」が、従姉妹「沙由」さんと留守番えっちな展開です。
怖いTV番組を見た「沙由さん」にトイレまでついてくるようお願いされた「としちゃん」
外で待っていると言う彼に、
手…つないでて
そんな事を言ってきたのでした。

いや、中までお供しますよ。
とはならないものの、当然扉を閉めることもできず…背中越しに放尿という素敵なシチュエーションになってます。
まぁ、ちょっと振り返るのは当然の行為(笑)
和式便所で、そんな彼と目が合ってしまった「沙由さん」は体勢をくずしてしまい、「としちゃん」はそれを支えるのでした。
トイレえっちですね。
お互い(彼のがそうか)思春期だろうから、あれで止めることなんてできません。
最終ページの「沙由さん」が可愛いですよ。

続く「だって恋なんだもん?」は田舎の定番である、川遊び編です。
ノスタルジーですねー。
先のエピソードは漫画内では昨日のこと。
着替えの際に目線が合い、ドキドキしておりました。
「としちゃん」側からはいちおう隠れてると思いますが、漫画のアングルは逆視点なので…モロ見えです。
この一連のコマが非常に良いです。
また、それを経てのスクール水着がまた素敵で無敵。
えっち展開になってしまうのも、無理からぬことでしょう。
「沙由さん」はちょっとトロそうな雰囲気がいいですねー。

部屋:「瀬尾加奈子」
※部屋の状況:「瀬尾加奈子」
 「加奈子さん」は大胆でした。こんなんもいいんですが… 

収録でのメイン、前後編の「旅は道ズレ」は修学旅行話。
旅館に着いた仲良し3人組「瀬尾加奈子」、「笹井美保」、「鈴木麻衣子」
「加奈子さん」は彼氏「井上大樹」くんのいる男子部屋に行こうともちかけ、そちらにいる「尾田」くんの事が気になっていた「美保さん」もその提案に同意し、消灯後に皆で遊びに行ったのです。
教師の見回りで、一斉に隠れたところ…「加奈子」・「大樹」のカップルを切っ掛けとして、えっちな空気になってしまうのでした。
だいたいそんなん。

付き合っているということで、いきなり彼にベタベタしている「加奈子さん」が前編のヒロイン。
彼女の性癖をなんとなく見抜いていた「大樹くん」は、2人のえっちを男子皆に見せるのでした。
んーもう
とか言いつつも始めてしまう「加奈子さん」がいいですね。
さすがに下着も可愛らしいものをチョイスしていました。
彼氏がまた若い割になかなか良い素質の持ち主で、下着だけとか言っていた彼女を言葉巧みにエロスへと導いておりました。
どんな背景あるのか知りませんが、テクニシャンでしたわ。
だから「加奈子さん」がベタ惚れなのかな。
いちおう直接は「大樹くん」とだけでしたが、結局手なり口なりで集団えっちをこなしておりました。
後編。
こちらは、教師の見回りで押し入れに隠れた「尾田」・「美保」・「麻衣子」の3名。
外(部屋)で「加奈子さん」らが始めてしまったため、そこから出るに出ずらく。
告白するチャンスであると、「麻衣子さん」が身体を張って「美保さん」を挑発するのでした。
うわ、「尾田くん」いいなぁ。
先の「加奈子さん」を含めて3名のヒロインは実に個性的
特に「麻衣子さん」の”邪魔したら怖いよ?”の台詞が良く、またもっとも普通な「美保さん」の恥ずかしがる描写が良かったです。
この3名はカバー裏でも登場し、なにゆえ↓表紙・裏表紙があんなこととなっているのかの漫画になっていました。
ぜひこれは続きが見たいですねー。
なお、「麻衣子さん」は巨乳、「美保さん」は控え目というスタイルです。

押し入れ内:「鈴木麻衣子」、「笹井美保」
※押し入れ内:「鈴木麻衣子」、「笹井美保」
 でもこっちのが羨ましいなぁ。

「恋かさね」、「あねきゅーと」の2話は、どちらもお姉さん系なお話。
うち「恋かさね」は姉の友人「冥佳」さん。
彼女に呼ばれた「祐介」くんはそこで下着からセーラー服まで女装させられてしまうのでした。
家でもお姉ちゃんの着せられた事あるし…
なるほど、彼はそうしたキャラなんですね。
えー、ネタのヒントをば。
「祐介くん」が女装すると、姉「ゆっこ」さんにソックリだそうです。
「冥佳さん」はなかなかややこしい方で、数年後のオチもなかなか微妙な空気
実に良いお話でした。
実姉に寝込みを襲われる「あねきゅーと」
お姉ちゃんとの行為を夢に見るようになり、なんとなく落ち着かない「ヒロくん」
いつもお風呂上がりに彼女から手渡されていたオレンジジュースにふと疑問を感じた彼は、飲んだふりをしていたところ…夜中にお姉ちゃんが忍びこんでいた事実を知ることとなるのです。
鼻歌まじりみたいな喋りのお姉さんが良いキャラ。
いちおう彼女なりのぎりぎりラインはあった…のかな。
そんな事をしていながら、後半ではちょっと意外なことを言っていました。
そもそもアンタが始めたんじゃない。

音楽教師「宮里」、人妻「高遠美咲」
※音楽教師「宮里」、人妻「高遠美咲」
 お姉さん系統(もう少し年上)はこんな感じ。むっちりしてます。

「大きな声はおナカから」、「宿り道」の2話はそれらよりもう少し年上なお姉さんです。
前者は眼鏡の音楽教師「宮里」さんと生徒「工藤」くん。
膝立てて腰下ろしたため、パンチラになっているコマが好き。
指導・練習とか言いつつのえっちパターン。
基本的には「宮里さん」が終始主導権を握っていましたが、暴走「工藤くん」の前後が可愛いです
「宿り道」は人妻「高遠美咲」さんとの夜間ジョギング話。
足をひねってしまった彼女を、「裕樹」くんはおんぶするのでした。
胸の感触を味わうと共に、ちゃっかりお尻に手を回しています
ああ、自分だったらどさくさ紛れにやりそう(笑)
大義名分もあるしねー。
しっかりバレていましたが。
さすが人妻。
短パンの隙間からのパンチラが良かったので、個人的には一気に脱がさないでほしかったです。
ほか、「じれったいの!」は眼鏡・みつ編みという生徒会「岩瀬栞」さん。
行事で忙しく、なかなか会えなかった後輩の彼氏「健二」くんにえっちをおねだりする展開でした。
これは体操着(ブルマ)ですね。
オチでの彼女が実にキュートなのでご期待下さい。

しっかりとした描き込みで、強めな黒。
全体の色使いはそうコテコテしておらず、適度なくらい。
優れたバランスと線に乱れがないためか、ページは見易いです。
ややふっくらとした、健康的な肉付きのヒロインら。
どっちかと言うと可愛い系統ですが、そうロリロリとばかりもしておらず、健康的なイメージ。
「鶴田文学」センセにこだわりがあるためか、随所にフェチっぽい色を感じます
そんなんがぐさーと刺されば、間違いなく楽しめるでしょう。
表現的に引っ掛かる部分もなく、服とか背景・小物に至るまで丁寧。
今回はまた安定感があり、非常に優れた1冊となっていました。
カラーだとやや白黒での良さが失われているものの、だいたいは↓表紙・裏表紙での判断で良いと思います。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 前述したように好きな系統です。安定感ありました。
・話5: どちらのエピソードも長すぎず・短くなく、良い出来栄えです。
・独4: 脱がさなくてもいいと思います。今回よりもっと。
合計:[14/15]

そう、何度も書きますが、ひでるさんの好きな系統なんですよねー。
そのため、今回の評価はやや甘めになっているかもしれません。

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(2011/08/19)
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■恋糸記念日 (たかやKi)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]ラブコメコスプレ
・おまけ: あとがき、カバー裏にカラー別絵、
     カラー描き下ろし「むすんで・ひらいて 固結び」、
     描き下ろし「小悪魔☆安奈」
・その他: 初単行本、カラー(50P)、短編×15
     (うち「ホーリーナイト・シリーズ」×3、
        「むすんで・ひらいて」シリーズ×6)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「たかやKi(たかやき)」センセの「恋糸記念日」です。

いきなり発売記念のプレゼント企画がある、こちらの単行本。
凄いですね、出版社さんの力の入れ具合が分かりますよ。
ただ、そのプレゼントというのが…スペシャル・ミニ抱き枕ストラップ、なのだとか。
抱き枕なのかストラップなのか、大きいのか小さいのか。
よく分かんないですね。
(※予定サイズ30mm×100mmでした)
まぁ、抽選で100名程度ですし、漫画ではないので応募しませんが。

姉「アイシャ」、妹「サーシャ」
※左:姉「アイシャ」、右:妹「サーシャ」
 ショートでしたが、この単行本で最も刺さったのはこの姉妹。

さて、そんな訳で「たかやKi」センセの初単行本「恋糸記念日」です。
爽やかなブルーと、白のウエディングドレス(※注)が爽やかで良い感じ。
バスト露出し、ショーツも脱げかかっているなど、だいぶエロちっくなんですが、あまりそう感じさせないのがスゴイ。
(※注:調べたところ、あれはビスチェではなく正確には「スリーインワン」というらしい)
親とか彼女に見つかっても全然オッケー…、ほどではないか。
一瞬なら大丈夫かも。

収録された漫画もそんな感じのラブコメ
中編「むすんで・ひらいて」のシリーズを中心に、カラーでの連続「ホーリーナイト・シリーズ」と6話の短編が収録された構成でした。
好みはあったとしても、たぶん絵柄・お話は大多数の方が平均以上をつけるだろう、お上手な方です。
出版社さんがいきなりキャンペーン仕掛けるのも納得です。

まずは短編群から。
カラー4ページ「巫女みこ厄搾り」「オードブルは若奥様」の2話。
厄祓い、ということで巫女さんとえっち展開になる前者。
そうした理由がため、可愛らしい巫女さんと普通にえっちしております。
予想外のサイズであったらしく、「ちゃんと全部入るかな…」とかドキドキしているコマが最高。
そうした職業がためか、下着つけてなかったですよ。
後者はその巫女さんとやや雰囲気が似た、可愛らしい奥さま「ひなの」さん。
彼も帰るなり、即えっちに至っておりました。
オチでの一言がまたキュートなのです。
ありゃ、あの台詞直後に2回戦でしょうねー。

「ひめぎつね」、「閉店はドキドキのはじまり」はその倍でカラー8ページのお話。
前者は狐耳をつけた「姫乃」さんとのえっち。
演劇部で、子狐が罠に捕まったというシチュエーションなので、緊縛プレイになってます。
小豆色の制服と黄色の髪、水色チェックの下着が良い感じ。
ロリロリしてました。
後者はファミレス店長とスタッフ「皆木詩織」さん。
こちらは年上らしく、胸も大きめ。
コスプレちっく店みたいな制服がよく似合っていました。
こちらのオチとかそうですけど…結構妊娠ネタが目につく印象です。(←そう重々しい描かれ方ではないですが)

短編「ヤキモキGrow up!」、「それぞれの卒業体験」はスタンダードに白黒原稿の漫画。
この2話は悪いとは思いませんが、個人的にはややパンチに欠ける印象です。
うち「ヤキモキGrow up!」もファミレス店で、こちらは先輩と「鈴」ちゃん。
どっちかと言うと妹扱いしてくる憧れの先輩に対して、頑張ってアプローチする流れ。
泣くのは卑怯。
まぁ、もう少し落ち着いたほうが良いかなー。
背のちっちゃいドジっ娘で、スカートを穿き忘れたまま店頭に出たりしていました。
そんなことあるわけ…
とか言ってましたが、そりゃーこっちの台詞だ。
もう1つ、「それぞれの卒業体験」は部活の先輩と「優希」ちゃん。
卒業する彼に対して告白し、そのままえっちに発展しています。
早いですね。
まぁ、ラブラブで何より。

母「由梨恵さん」
※母「由梨恵さん」
 まぁ、若い方でしたねー。

裏表紙を飾っていた、ミニスカ・サンタ姉妹のカラー連続話「ホーリーナイト・シリーズ」は全3話。
まず、「急転直下のホーリーナイト☆」はカラー6ページ。
いきなりストッキング越しの下着が実に良い感じ(笑)
この漫画はソレを楽しむお話でしょうね。
「~ですわ」みたいな、お嬢様口調の金髪娘「アイシャ」さん。
気絶していた彼女を家まで運んだ主人公は、”神様のくれたプレゼント”という勝手な解釈でえっちしてしまうのでした。
意識ない女の子を襲うなんて最低!
みたいな常識が軽く処理されるのが成年漫画のイイところ。たぶん。
オチでも正当化されてましたからねー。
続く「ホーリーナイト・インベーダー」もカラー6ページ。
こちらでは妹というツインテールな「サーシャ」ちゃんが登場。
半開きな目がキュートで、先のエピソード違って淡々とえっちに持ち込んでいました。
最終「ホーリーナイト・ハッピーベル」のみカラー8ページ。
こちらは姉妹・Wヒロインのえっちパターンです。
ちゃっかり「サーシャちゃん」も居ついているんですが、冒頭の手紙から「アイシャさん」がプレゼントとなった理由が推察できます。
この2人がなかなか良いキャラで、短いながら非常に優れた連続話。
ミニスカ・サンタ姉妹という設定はビジュアル面で大きなプラスとなっているように感じました。
できれば長く見たい気もしますが…やっぱりカラーだからこそのお話、なんだろうなぁ。

アパート管理人「香奈子」さんと「祐一」くんのラブコメ連続話「むすんで・ひらいて」
こちらは2話の描き下ろしを含めて、全6話というエピソード。
えーっと…↓表紙もあんなだし、いいか。
最終的には結婚式にまで至るという、2人の歴史・一部を切り取ったような中編です。

「むすんで・ひらいて 一結び」は初えっち話。
既に管理人「香奈子さん」とは親しく交流している間柄で、こちらでも夕飯を馳走になっていました。
なかなかのドジッ子で、パンチラ全開(チラではないか)にしていたほか、お風呂で驚いたため全裸を披露しています。
もともと漫画前からお互いを意識し合うほどに交流があり、切っ掛け待ちみたいな状態でしたね。
ちなみに、「香奈子さん」のが5歳年上です。
容姿・性格ともに可愛らしい割に、なかなか凶悪なほどに大きな胸が素敵ですよ。

「香奈子さん」の制服コスプレが見れる、「むすんで・ひらいて 二結び」
ここで妹「安奈」ちゃんが初登場。
彼女との会話から、なんとなく昔の制服に袖を通してみた「香奈子さん」
そこで、ばったり「祐一くん」と鉢合わせてしまうのでした。
またちょうどスカートを持ち上げていたので、パンチラ状態なんですね。
そりゃ、彼がはしゃぐのも無理からぬこと。
照れてる様がまた良いんですよ。
ちょっと着たくらいだったのでブラをしておらず、透け具合が刺さります
えっち後の一言がいいですねー。

アパート管理人「香奈子さん」
※アパート管理人「香奈子さん」
 母、そして妹にはくれぐれも気を付けて(笑)

そちらのオチから、「香奈子さん」の母「由梨恵」さんが登場する「むすんで・ひらいて 三結び」
2人を温泉旅行へ行かせておいて、ちゃっかり「由梨恵さん」も先回りしているという展開。
漫画でも描かれていましたが、あれだけ大きな姉妹がいるというのに、容姿は無論のこと気持ちからして妙に若い「由梨恵さん」がスゴイ。
漫画ですねー。
じわじわと「祐一くん」を誘惑し、「香奈子さん」を慌てさせています。
どんな母親だ。
さらに温泉では、その3名で混浴。
酔って寝てしまった「香奈子さん」をそのままに、2人してえっちしています。
真面目な話とか言ってたのに。
あんなんだと、結婚後も不安ですねー。
まぁ、それが若さの秘訣かもしれませんが。

最終話「むすんで・ひらいて 縁結び」では妹「安奈ちゃん」が再登場。
彼女がもうひと押しをしています。
まあね、彼はまだ大学生ですから…。
後半のドレスアップした「安奈ちゃん」が可愛かったですよ。
カラー描き下ろし「むすんで・ひらいて 固結び」は、↓表紙で期待した方にオススメなウェディングドレスえっち。
あんなんで了承してくれるのが、「香奈子さん」のいいところでしょう。
描き下ろし「小悪魔☆安奈」は本編で唯一えっちシーンのなかった彼女の補完話。
まぁ、あんな母親ですから…こうした展開もなんだか納得。
今後も波乱を巻き起こしそうでした

丁寧でこざっぱりとした絵柄。
↓表紙・裏表紙そのままカラーがお上手で、白黒原稿もほぼ同じ感覚でした。
濃淡は適度か、やや薄めというところ。
無理ない程度の描き込みは丁度良いくらい。
「たかやKi」センセは初期頃の作品とどうの~と謙遜しておられましたが、安定感もあります
普通に見ている分には、ほぼ気付かない程度。
表現などに引っ掛かる部分もなく、漫画も巧い方でした。
むちっとしたスタイルの、ふんわり可愛らしいヒロイン群。
母「由梨恵さん」などもそうですが、アダルトよりもロリっぽい方が巧いですね。
多少癖はあるものの、そう気になるほどではないでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 好みはあるかもしれませんが、可愛らしく安定していました。
・話3: 連続話・ショートもお上手でしたけど、もうプラスがほしいかと。
・独4: もっともインパクトあったのは、カラーのサンタ姉妹かな。
合計:[12/15]

なお、アングルとかなんとかで、パンチラが多めな印象がありました。
なんとなくですが。

恋糸記念日 (メガストアコミックス)恋糸記念日 (メガストアコミックス)
(2011/08/17)
たかやKi

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tag : ラブコメコスプレツインテールパンチラ

■おかあさんもいっしょ (桜月マサル)

★まんがデーター [8/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [成年]母親・Wヒロイン
・おまけ: 単行本化記念☆描きおろしCOMIC「娘のお礼巡業」
・その他: 短編×9。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「桜月マサル(おうつき・まさる)」センセの「おかあさんもいっしょ~シアゲはおかあさん~」です。

白さといい、厚みといい、なんだか…電●コミックスのようでしたが。
手に取ったら、やっぱり成年系でした。
実はこちら「無双舎」さんの単行本。
ぱっと見では、もの凄く一般ぽい空気が漂ってますねー。
店頭でのインパクトは弱いと思います。

さて、本日は「おかあさんもいっしょ~シアゲはおかあさん~」です。
描かれている「桜月マサル」センセはこれが初見。
タイトルそのまま、母娘なお話がずらり揃った単行本になっていました。
どっちかというと母親のが多めですね。
ちなみに紹介帯には、
”いろいろダクダクな母娘ドンブリ短編集”
との文がありました。
…ダクダク?
なにそれ。

叔母「美咲」、「紗季」
※左:叔母「美咲」、右:「紗季」
 前半収録のが比較的安定していた印象です。

再婚した旦那の子「紗季」との仲はうまく、3年たった今では本当の母娘のようになっていました。
ある日、勉強会と称して彼女が連れてきた「佐藤」とのえっちを目撃してしまうのです。
恋人同士のそれとは違っていたことに疑問を感じた母が彼を問い詰めると、何らか秘密を握っている事が発覚。
”娘に手を出さない替わりに…”
そうした条件で、彼に協力せざるを得なくなってしまうのでした。
そんな短編「義母娘」

お話ではコチラですね。
「佐藤くん」によって、いいようにされてしまう母娘というネタ。
もう少し掘り下げたり、発展したりすると、「すえひろがり」センセの漫画っぽくなりそう。
娘さん視点でも1話描けそうに思いますよ。

「おかあさんもいっしょ」は叔母と従妹「真央」のWヒロイン。
受験がため「剛」はそちらの家に居候しているんですが。
以前みたいに女だけの家じゃないんだから…
とか「真央ちゃん」に注意している母親も大差なく。
風呂場にて独りしていたのも、ばっちり目撃されてましたよー。
甥をネタにしないように。
えっち展開もはっちゃけており、誘惑していた「真央ちゃん」に母親が乗っかるパターンでした。
加わっちゃうんだ。
というか、娘に張り合うみたいな描写でしたね。

予備校へ通うため、叔母「美咲」の家から通うこととなった「雄馬」
美人で色っぽい彼女と、若い娘「真紀」との日々は、勉強どころではないのでした。
そんな短編「母娘交尾」
こちらが冒頭話です。
先のエピソードと違い、先行した母に娘が乗っかるパターン。 
非常に流れとか空気が似てましたが、仲が良いだけラブコメ調です。
まぁ、現実味ないですけどねー。

昔住んでいた温泉街を訪ねた主人公「研一」
どこか懐かしい面影のある女子高生に促されて旅館へ行ってみると、女将として登場したのは昔馴染みの「ユカ」さんだったのです。
そんな「母娘でおもてなし温泉」は温泉えっち。
流れ的に「ユカさん」はいいんです。
彼にとっては優しいお姉ちゃんでしたし、昔も2人してお風呂に入っていたようなので。
ただ、納得できないのは娘「薫」ちゃん
彼女自身が何の縁もゆかりもない男性にえっち承諾するのも不思議ですが、母親も止めなさいよ。
えろい母娘ですねー。
なお、後半は着物な「ユカさん」と、制服な「薫ちゃん」でした。

ここからは母親がメインになります。
娘「菜々」とその彼氏「潤」くん。
えっちがうまくいってないことを心配した母親が、彼氏にえっち指南をするのでした。
そんな短編「性教育ママ」
こちらの母親は収録で唯一の眼鏡ヒロインでした。
下付きだという母娘。
それについては…ネットで検索してみて。
結構ガシガシ引っ掛かりましたよー。(←いちおう検索してみた)
まぁ、そんなこんなで「潤くん」とえっちしてしまう母。
特にその後の彼については描かれていませんでしたが、下手すると寝取ることになっちゃうよ。
それに今後気まずいって。
ちゃんと娘さんにも教えていましたけど…順番はそっちが先じゃない?

兄妹のえっち現場を発見した母親。
後妻なため2人とは血縁でなく、どちらかというと強い妹「亜紀」より、大人しい兄「ひろし」をかばいがちだったのです。
今回の件について、「ひろし」と2人きりで話していたところ…という、「ママと初体験しよ!」
うん、軽い
血縁でない子とはいえ、兄妹でえっちしてた現場を目撃してるんですよね。
もっと真っ暗でいいと思うし、「ひろしくん」もあの倍くらいの勢いがあっても良いと思います。
また、建前上母親は表面だけでも抑えてくれた方が良い感じでは。
ページ数的に色々要素は難しいか。

「ママと初体験しよ!」の母親、「メグさん」
※左:「ママと初体験しよ!」の母親、右:「メグさん」
 もう少し安定すればいいかもしれません。

タイトルからしていかにも母乳ネタっぽい「ミルキィメモリー」、「エッチなミルク出ちゃう」の2話
前者は、浄水器の営業をする「反町」くん。
訪問した家で、学生時代の憧れな先輩「メグ」さんに出会ったのでした。
今では人妻となっていた彼女。
昔話に花を咲かせているうちに…というお約束な展開。
ちょっと気になる台詞が。
大人が飲みすぎるとお腹壊す~
そうだったっけか。
試しにネット検索してみましたが…肯定・否定で半々くらい。
いちおう専門家(と書いてある人)は問題ないとあり、確かに赤ちゃんが平気で大人に毒ってのは考え難いこと。
”すぎる”くらい、がぶがぶ飲まなければ大丈夫みたいでした。
舐めたりは普通にしますもんね。
そうしたプレイもありましたが、えっちはごくスタンダードな感じです。
後者は会社上司とできちゃった婚した女性。
しかし、旦那には高校生になる息子「翔」くんがあり、お互い意識するためか、なんだかギクシャクしていたのです。
小さい頃に母親が育児放棄して逃げたらしく、”母親を知らない”という「翔くん」
そんな彼の母代りをするというのは分かりますけど、
ママのおっぱい…飲んでみる?
とか言ってました。
相手は高校生にもなる男子ですから、そりゃ単なるプレイだってば(笑)
途中からは普通にえっちしてました。
またデキちゃうぞ。
こちらでもお腹壊す、って書いてますね。
何にせよほどほどにー。

農業実習で田舎の家に寄宿することとなった主人公。
実習の帰り道、若く美人な奥様のお風呂がうっかり見えてしまったのでした。
そんな短編「オバサンのカラダ」
あのくらいな女性をオバサン呼ばわりするのは失礼ですね。
(※結局名前は分からずじまいでしたが)
まぁ、彼は若いし仕方ないか。
ちなみに余談ですが、どうせ「オバサン」というなら、「オバちゃん」と言ったほうが間違いないですよ。
可愛げでるでしょ。
お話はやや彼が暴走していましたが、さすがに優しく受け止めてくれました。
良い方です。
もんぺみたいな野暮ったい作業着だったので、どうせならもう少し着たままのが良かった。
…と、思うのは私だけ?

もともとはカラー原稿ですかね。
濃淡は灰色っぽくやや薄め。
描き込みはそうコテコテとはしておりません。
こざっぱりとした、デジタル絵柄になっていました。
幅広めな輪郭と、横長な目。
鼻は比較的大きめで特徴的です。
ぶっちゃけ、あまり好みではありません。
また、それぞれ多少原稿時期の差があるのか不安定
前半収録の絵柄のが、バランス良い感じに見えました。
だいたいは↓表紙の判断で良いと思います。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵2: 不安定です。やや崩れて見える時がありました。
・話3: 絵柄もあって軽めな印象です。
・独3: 母親好きな方にはいいかもしれません。
合計:[8/15]

なお、描き下ろしは1ページのみ。
あとがきなく、カバー裏も昔の単行本みたいにまったく色気のないもの。
まぁ、別に何らか描いてあればいいってもんでもないですが、ちと寂しいですね。

おかあさんもいっしょ (ムガイコミックス)おかあさんもいっしょ (ムガイコミックス)
(2011/07/01)
桜月 マサル

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tag : ラブコメ

■先生、俺にナニさせたいっスか!? (憧明良)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]ラブコメ・教師
・おまけ: あとがき、ヒロインについて、
      合間に4コマ、加筆修正あり。
・その他: カラー(12P)、短編×8
     (うち「先生、俺にナニさせたいっスか!?」シリーズ×6)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「憧明良(しょう・あきら)」センセの「先生、俺にナニさせたいっスか!?」です。

もうネタが古くなっているかもしれませんが。
民主党の次期代表の候補者、「馬淵澄夫」、「鹿野道彦」、「野田佳彦」、「小沢一郎」らをまとめて”馬鹿野郎”とくくっていました。
なるほど、コレは良い!
面白い事考える人がいるもんですねー。
もう誰がどうとかそんなんでなく、民主党そのもの、その存在自体に愛想をつかしているのだと思いますよ。
とっとと解散総選挙して下さい。
完膚無きまで叩きのめされるだろうけど。

…失礼しました。
ここは漫画のブログなので、それくらいに。

本日は、ひでるさん好きな「憧明良」センセです。
一般系の単行本「恋愛圏内」が発売されたのは、つい5月のこと。
そちらも良かったんですが、やはり最大限に良さを発揮できる舞台は成年系。
8月予定だった新刊、「先生、俺にナニさせたいっスか!?」が無事に発売されていました。
わーい。

森田加奈子、従姉「あずみ」
※左:森田加奈子、右:従姉「あずみ」
 短編の2人です。どっちも教師なんですが…いいねぇ。

タイトルそのまま、全て教師モノでまとめられた1冊。
「憧明良」センセ曰く”ドーナツ先生”なメインシリーズと、短編が2話ほど収録されています。
短編の2人は強めでしたが、メインの先生はほわほわとした癒し系
らしくない教師なんですが、それが良かったです!!
あんなん近くにいたら、たまらないわね。

やっぱり…こうしたお姉さんっぽいヒロインは抜群です。
特に教師と聞いてピーンと来る方にはオススメ。

まずは2話ほど収録された短編から。
冒頭話「Refrain」は学生時代(高校生)から就職後までが描かれた、”もしかしたら現実にあるかもしれない”ようなエピソード。
高校生時代、大学生のお姉さん「森田加奈子」に家庭教師をしてもらっていた主人公「岩倉圭司」
受験合格のお祝いにえっちなことをねだっていたところ、しっかり約束を果たしてくれたのでした。
しかし、関係はそれっきりで会うこともなく、教師となった彼が赴任した学校には…同じく教師となっていた「加奈子」がいたのでした。

初体験の相手と職場で再会するという、ドキドキなエピソード
家庭教師後はすっかり会わなくなっていた、というのはリアルな気がしました。
お互い成長し、やや落ち着いた雰囲気の彼女と再会というのは素敵ですねー。
ただ、そうした羨ましい展開ながら、当の「圭司くん」は現実に直面して”全然ドラマティックじゃない”と考えているのです。
ううん、こうした部分も現実にありそう。
お互い牽制し合っているようなところからの、えっち発展となっていました。
…また私としたいの?
とか笑顔で言われたら…その場で倒れてしまいそう(笑)
彼は新米教師のハズですけど、こりゃー仕事どころではないわね。
最終コマも、ドキってするくらいに魅力的でした。

一方、巻末に収録されている「彼女の香り」は、従姉が教師というなんとも贅沢なパターン。
昔、従姉「あずみ」さんの下着からの匂いに、魅せられてしまった主人公「照」くん。
それから気にするようになり、いつしか彼女の香りに敏感に反応するようになっていたのでした。
ある日の放課後、ふと置いてあったジャージに引かれてしまった彼は…という流れ。

実は3年も前から気付いていた「あずみさん」
見てるだけではガマンできなくなっちゃったから
…だって。
うわ、羨ましいなぁ。
2人きりの彼女は教師というよりも”お姉ちゃん”しており、優しくえっちに導いてくれました
ちょっとだけ顔を見せていた、髪をアップにして和服な「あずみさん」がまたキュート。
あれは成人式ですかね。
↓後述する「ドーナツ先生」もそれはソレで良いですが、お姉ちゃん要素もある女教師はまた素敵。
一緒にいてもそう違和感ないだろうと思われるので、家とか学校で色々なシチュエーションが想像できます。
また「照くん」は、「あずみさん」の匂いで敏感に反応(笑)しちゃうだろうしねー。

ドーナツ先生
※ドーナツ先生
 食べるかえっちするか…寝てるか、ですね。

今回の表題となっている、「ドーナツ先生」の「先生 俺に何させたいっスか!?」シリーズ。
(※最後まで先生は先生です、ということで名前がないので、「ドーナツ先生」で統一します)
実は途中で教師(男)・生徒(女)という、性別逆の別カップルも加わり、相乗効果となっていました。

切っ掛けとなる冒頭話「先生 何やってんスか」
担任の先生は課外授業中に好きなドーナツを買いに走ってしまう、ほわほわとしたテンションのはっちゃけた方。
生徒「日向」くんは別に学級委員ではないものの、面倒見が良く、彼女の行動パターンを把握していることもあって、クラスではお世話係と化していたのでした。
ある日、ドーナツを5個も食べて体調を崩してしまった彼女。
無防備にも彼の膝枕で眠ってしまうんですが…心配したクラスメイトの女子らが、普段の会話そのままに2人の関係についてベラベラと喋ってしまったのでした。
…だいたいそんなん。

多少は性格というのもあるんでしょうけれど。
あそこまでべったりしてるのは、もう信頼以上のなんらかがある証拠でしょう。
4コマなどでも他の生徒にはいちおう教師っぽく振舞ってましたからね。
恋愛の話題に飢えた女子らがあー噂しているのも当然のこと。
”鈍感だった”というふうに「ドーナツ先生」は言ってましたが、第三者の意見で確信したのではないかなぁ。
可愛らしい雰囲気とは異なる黒い下着がセクシーでした。
「憧明良」センセの描かれる下着はえっちで良いですね。
ちなみに…えっちしてた場所って、学校の廊下とかでは??

ちょっぴり「ドーナツ先生」の機嫌が悪い、「先生 俺 何かしたっスか?」
冒頭の、気分が悪いと手を上げるのが教師という図式が可笑しい。
「日向くん」はクラスの皆から総突っ込みを受けていました。
わはは。
実は他愛ない理由なんですけど、その後の「ドーナツ先生」の行動がまた必見です。
いやぁ、久しぶりに教師っぽくない先生ですね。
タイプとかなんとかは異なりますが、「ひだまりスケッチ/蒼樹うめ」の「吉野屋」先生を思い出しました。
仕事しなさいよ。
なお、こちらは屋上で居眠りしいていた彼女の寝込みを襲うパターン。
…「ドーナツ先生」は寝てるシチュエーション多いですね。
あっさり露出する胸が実に素敵。

試験後の「先生 何したいんスか」は、「ドーナツ先生」のヤキモチな展開。
女子と「日向くん」が喋っている光景を見た彼女は、クラスの女子らに煽られたこともあって、いきなりえっちに誘うのでした。
ベタ惚れですよ。
先生以外に出しちゃダメだからねっ
そんな事を言ってます。
可愛いなぁ。
なお、こちらは後半がカラー原稿となっていました。

「日向くん」が会っていた女子が登場する「blind touch」
こちらが体育教師と「天童牧子」さんのカップルです。
「牧子」、ですか。
えー…「牧子」という字面で思い出すのは……ひでるさん的には「猟奇の檻 第2章」のヒロイン「北沢牧子さん」
あの地味目な美人顔と黒のドレスが頭に。
まぁ、まったく関係ないのでコレまでにしますが。
”校内一の運痴”
かもしれない「牧子さん」のため、体育教師「堀口」は2人きりで補習をするのです。
気を使う彼に対し、なぜか彼女はわざと身体に触らせるよう、からかうように振舞うのでした。
上がジャージ、下がブルマを描きたかったのだとか。
なるほど、そんなんもイイ(笑)
上着が一気にめくれて、いたずらの”巾着”みたいになるシチュエーション。
あとがきに、「ブルマのゴム段多くしたら、それに食いついてくれた人もいた~」とかありましたが、なるほど確かに目立つ
なんだろ、ブラのフリルとも重なって、よりえっちに見える気がしました。

天童牧子
※天童牧子
 いいグラデ出してます。これはヤバい。

「先生 ココで何しちゃいまスか?」、「先生 俺に何させたいっスか!?」の2話は、そんな2組のカップルが登場するお話。
双方カップルのえっちが重なる、ザッピングな感覚です
前者は公園でのえっち。
ほぼ公認となってる「ドーナツ先生」はデート、「牧子さん」は…ある程度想定しての偶然会った、ではないかな。
教師「堀口」のリアクションが面白いですよ。
「ドーナツ先生」らのえっちに触発され、こちらも始めちゃうパターン。
どうやら、「牧子さん」らはコレが2度目のえっちみたい。
この場面って…同僚のえっちを目撃しつつ、教え子とえっちしてる「堀口」が最も良い感じ(笑)
後者は保健室。
授業をサボった「牧子さん」に会いにきた「堀口」はそのままえっちを始めてしまうのでした。
しかし、コッソリおやつを食べに忍び込んでいた「ドーナツ先生」も保健室にいたのです。
さっきの逆パターン、というか双方の声が漏れ聞こえるという、なかなか素晴らしい環境。
やんわりとあったお互いの誤解も完全に解消します。
途中から保健室に入った「日向くん」は「牧子さん」らに気付かず、こちらも始めてしまうのでした。
後半はカラーページで楽しめますよ。

デジタルな洗練された絵柄。
濃淡はやや濃い目、描き込みも細かいんですが、サラリとした線とバランスの良さがためか、非常に見易いです。
安定感もあり、ぱっと見て綺麗なんですね。
むっちり度合が適度なキャラは、可愛さと色気のあるお姉さん系。
服装などの質感も良かったです。
漫画も巧く、コメディーからシリアスまで引っ掛かる表現などはありません。
カラーも決して悪くはないと思いますが、白黒原稿の色使いのが見事。
判断には、↓表紙や紹介帯にプラスして良いと思います。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 巧いですね。すっきりとしていてキレイです。
・話4: やっぱりキャラが交流する中編だと思います。
・独4: それぞれ先生が魅力的でした。
合計:[13/15]

どーでもいい事ですが。
この単行本…折り返し部分が通常よりも短いような気が。
エコ!?じゃないですよねぇ。


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(2011/08/12)
憧 明良

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★「憧明良」センセの漫画紹介記事  
Honey Come
 成年。学生モノなお話が多い短編集。日本好きな外人「エイダさん」が登場します。
おねいちゃんW
 成年。家でも学校でもWヒロインというお姉ちゃん系な中編。
らぶ・かん] 【オススメ】
 成年。実に魅力的な個性の異なるナース4名(+α)が登場。
恋愛圏内
 一般。瞬間妄想という特技を持つ人妻「森永良子さん」シリーズ、ほか短編を収録。


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tag : コメディーラブコメ

■まがつき (田口ホシノ)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [一般]ラブコメ・Wヒロイン
・おまけ: あとがき漫画、試行錯誤、余談漫画、
      カバー裏に漫画、合間にネタ絵。
・その他: 初単行本、折り返しにコメント、
      5話収録、現在1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「田口ホシノ(たぐち・ほしの)」センセの「まがつき 1巻」です。

こないだ炎天下でサイクリングをしたんですが。
見事なまでに、手の表裏が色違いになりました。
うーん、野郎の日焼け跡ほどつまんないモノはないですね。
お風呂のたびにヒリヒリします。

さて、本日は「まがつき 1巻」です。
「田口ホシノ」センセは…これが初単行本なのかな、違うのかな。
よく分かんない。

正直なところ、↓表紙だけでは見送る考えだったんですね。
ただ、単行本に呼ばれたのか、なんとなーく手を伸ばしてしまい、紹介帯の裏に書かれた文言。
ちょっぴりエッチ
それに釣り上げられました(笑)
やっぱり紹介帯って重要ですね。
…というか、表は「この手を離すと~」ではなく、文面そっちのが店頭で見た読者にぱっと刺さると思いますよ。

ぴっとり描写
※ぴっとり描写
 だいたい、こんな感じの漫画です。

幼馴染み「稲森アカリ」に密かな想いを寄せる「荒巾岐八助(あらはばき・やすけ)」
彼の家は姉「荒巾岐宮乃」が神主という神社でした。
その手伝いをしていたところ、ちょっとした拍子に祀られていた神鏡を割ってしまったのです。
そちらから出てきた疫病神「瀬織津姫(せおりつひめ)」に祟られ、「八助」は命を奪われてしまうのでした。
こうして、彼女から離れると、死んでしまう体となった彼。
それを解消するためには、神に奉仕、つまりは”幸せ”にすることなんですが…意中の「アカリ」には、バッチリ誤解をされてしまうのです。
大雑把にはそんな感じ。

神様の登場する、ラブコメ話です。
巻数表記そのままの長編漫画。
天変地異が起こったり、「八助くん」が亡くなったりと、ファンタジーちっくな描写もちらほら見られるんですが。
どっちかと言うと、Wヒロインな漫画ですわね。
2人の間でドタバタと揺れ動く、動かされる様をお楽しみ下さい。

冒頭にて書いたように、エロス方面にて引っ掛かったひでるさん。
いきなりですが、基本的にそっち方面は期待しない方が無難です。
まぁ、くくりが「シリウスコミックス」ですからねー。
事情がため、キスシーンほか常にべたべたしてはいるものの、全裸は無論のことパンチラのサービスもありません。
着替え描写があった程度ですね。
ただし、幼い雰囲気とは裏腹に「織姫(瀬織津姫)」さんは良いスタイルの持ち主で、登場時の正式コスチュームは露出大きめ。
ちなみに「八助くん」の姉「宮乃さん」も巨乳で胸元も広い巫女服なので、じわじわとは楽しめるかと思います

そんなことを書いてきましたが。
はっきり言って、そうしたサービスなくても、ぜんぜんOKです。
先ほど書いたようにWヒロインな漫画。
突然顔を見せた「織姫さん」はもうベタベタに可愛らしく、幼馴染み「アカリさん」はスタンダードにツンデレています。
この2人のキャラが良く、また常にくっついてる必要のある設定もうまく機能していました
面白かったです

ただ、そう…長々と続くべきネタではないような気もします。
こちら1巻のオチは良く、ぜひ続きが見たくなるようなものでしたが、たとえば3巻以降まで引っ張ると、中だるみしそう。
例えば後半に登場する「ひなた」は、個人的にやや邪魔な印象です。
詳細は伏せますけどね。
ここは「田口ホシノ」センセの腕前に期待しましょう。

稲森アカリ、織姫(瀬織津姫)
※左:稲森アカリ、右:織姫(瀬織津姫)
 こんな2人にやきもきされる、幸せなシチュエーションです。

続いて、各話について簡単に。
ごくごく基本的な1話目。
「アカリさん」は太もも具合が良いですね。
スカート丈は短く、黒のニーソも可愛い着こなしでした。
ポニーテールも似合ってます。
神社での「八助くん」とのやり取りも良く、何事もなければ彼の妄想そのまま付き合う寸前といった2人なんですが…。
そこで登場する「織姫さん」
キッチリ誤解された上、またより悪化させるような彼女の説明が花丸

なかなか羨ましいシチュエーションで始まる2話目。
かと思ったら、姉「宮乃さん」がコレまたいい感じ。
次の3話では彼女での同シチュエーションがあり、「八助くん」も間違った道に進んでしまいそう。
おそらくは手を繋いでいる程度で良い筈なんですが、ぴったり身体全体でくっついている「織姫さん」がキュート
授業での彼女も膝に座っていたりして、良いですね。
そりゃ、男子連中があーなるのも当然。

前回オチがため、よりややこしい事態になっている3話目。
思わず逃げ出す「アカリさん」がまた面白い。
この性格は恋愛の妨げですねー。
あともう少しでもぐいぐいイケたなら、「織姫さん」登場しても彼女の座を死守できたかな。
また、ここでは純粋な「織姫さん」に注目。
彼女の涙溜めてる表情は抜群に良いですね。
いぢめたくなります。

そんな訳で詳細は伏せますが、新キャラ「ひなたさん」登場の4話目。
厳格なように見えて、「八助くん」と娘「アカリさん」をくっつけようと画策している、父親「稲森邦彦」が良いキャラクター。
どーでもイイですが、「アカリさん」は父親似でなくて良かったねぇ。
トイレでも難儀していましたが、着替え場面もなるほど、という感じ。
だいぶ慣れてきました!
そんな事を言っている「織姫さん」の破壊力がスゴイです。

我慢する「織姫さん」
※我慢する「織姫さん」
 このコマがお気に入り。ちなみに右の背中が姉「宮乃さん」

収録では最終となる5話目。
えー、ある程度は伏せておきたいんですが…難しいな。
ある事件がため、さらにトンデモなこととなります。
この展開はまた、なるほどーって思いましたよ。
ずっとイイ娘で描かれてきた「織姫さん」の黒い部分も見れそうで、次巻が楽しみです。

強めな線でスッキリ。
濃淡全体で言えば色はさほどでもなく、描き込みもこざっぱりとしてます。
特に気になるような乱れはなく、崩れについても同様。
分かり辛い表現なく、引っ掛かるコマもなく、安定感もありました
ふっくらで丸いバランス感覚ですね。
漫画っぽい可愛らしさです。
癖はあるものの、そう嫌な感じではないかと。
間口は広めなタイプだと思います。
判断については、↓表紙か紹介帯のカット絵がいいでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: こざっぱりと可愛くまとまっていました。
・話4: ごく基本的なWヒロインのドタバタラブコメです。
・独4: くっついている必要のある設定が良く作用していました。
合計:[12/15]

エロスはないものの、予想以上に面白かったです。
2巻がどうなるのか、「アカリさん」はどうするのか、楽しみに待ちたいと思います。

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(2011/08/09)
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■Only You (青木幹治)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]ラブコメ・貧乳
・おまけ: あとがき4コマ、描き下ろし「彼女は矢島さん」、
      カバー裏に作品解説・漫画「トリプル・ツインテール
・その他: カラー(12P)、短編×13
      (うち「節子さん」シリーズ」×5、「天崎さん」シリーズ×2)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「青木幹治(あおき・かんじ)」センセの「Only You」です。

先日、故あって体力ないのに山登りなんてしまして。
往復はちょうど2時間程度の山なんですが、バテバテになりました。
山自体が神様ということで、そのうち表ブログの方に詳細を掲載しますんで、興味ある方は覗いてみてください。
…そんな訳で、現在も本調子ではありません(笑)

さて、本日は「矢島節子」さんのシリーズが記憶に残る「青木幹治」センセです。
こちらの「Only You」が2冊目ですね。
初単行本「さよなら、おっぱい」はブログで取り上げさせて頂き、お話というかキャラが非常に良かったんです。
今回も同様。
ぐいっと、ヒロインらに引っ張られる感覚でした

矢島節子
※矢島節子
 ぜひ、前巻と共にお楽しみください。良かったです!

収録は、ありがとうございます、と言いたい「矢島節子」さんのシリーズを中心に、ほか短編という風情。
やっぱり今回もロリでない貧乳漫画集となってます。
”むしろ貧乳じゃなきゃダメ!”
…とか、紹介帯に書いてありましたが、その通りですね。
今年の誓い」とも合致してます。

そんな訳で、完結してしまうのがやたらめったら惜しい、「矢島節子」さんのシリーズです。
今回は描き下ろし「彼女は矢島さん」を含めて5話ほど収録されているんですが、時間の流れがあり、結婚して子供を成して…と、彼女らカップルの歩み一部を切り取って見せられる、壮大な大河ドラマちっくな感覚がありました。
思わず前巻「さよなら、おっぱい」を読み返してしまいましたよ。

前巻収録の「兎の節子さん」の続きになるという「Fetishist節子さん」
よくよく読んではっきり思い出しましたが、そちらでも学生時代から就職までが描かれていましたね。
いきなりメイド服で家事をしている「節子さん」
就職・同棲生活をしており、仕事に疲れた「マサくん」こと「工藤正臣」くんを癒す目的。
全力で御奉仕してあげるから全力で休養しなさい
そんな事を言っていました。
これは嬉しい。
「マサくん」は歳を考えろ、とか思っていましたが、あのしれっとした表情とメイド服の相性は抜群
色々言ってましたが、最後のコマに注目です。
なんだかこちらがじーんときますよ。

いきなりコスプレな「節子さん」が、花嫁衣装で部屋にいたという「花嫁節子さん」
えっち最中に言ってることがまた可愛いんだ。
前半の台詞がまた非常に良いんですね
いかにも彼女らしいですね。
「節子さん」がそうしたキャラであるためか、お話はよりリアルで、独特な緊張感と静寂がありました。
なんだかこちらもじーんと…って、ついさっきも書きましたか。
そんなこんなで、ついに人妻となってしまった「節子さん」の「新妻節子さん」
エプロン姿で髪をポニーテールにしてます。
あれは…背中からいきたくなりますねー。
いいなぁ。
「マサくん」の反応もいちいち面白く、やり取りはあーでもどこか安定しており、成熟したカップルという風情でした。

コスプレから、「お母さんかわいー!!」なんて衝撃な台詞で始まる最終話「彼女は節子さん」
うわわ、娘さん登場ですか。
女の子だし、なるほどそーした反応になるのかも。
漫画でも描かれていますが、「節子さん」の意外な反応が素敵。
オチでも良い事を言ってました。
描き下ろし「彼女は矢島さん」は…なるほど、2人の出会い話なんですね。
1話目「しましま節子さん」でのシチュエーションであった、屋上・制服という舞台での彼女が見れました。
えっちシーンはないものの、これまでのシリーズの流れと「節子さん」のキャラがためか、楽しく見させていただきました
やっぱり…このまま終えてしまうのは惜しいですよ。
ちらほら程度でも良いので、ぜひ今後も「節子さん」を見続けたいです。

なにげに「節子さん」がゲスト出演していた短編「若社長と島津君」
こちらに登場する社長さんが学生時代見て憧れたのが…たぶん「節子さん」、そしてブルマーという訳で。
秘書「島津」さんがその願いを叶えるべく、ブルマー姿で登場するのでした。
厚い唇が特徴のヒロイン。
「節子さん」と似た雰囲気をもっていましたが、また違った可愛さあるのかな。
休暇を頂いてよろしいでしょうか、という冒頭があー展開するとは意外

ジョセさん、義妹「三子ちゃん」
※左:ジョセさん、右:義妹「三子ちゃん」
 ツインテールな2人。皆さん魅力的でした。

カバー裏に登場している、ユニット名「トリプル・ツインテール」な3名の漫画「Template and Chocolate」、「Black Box Girl」、「Active Canine」・「ビキニでお邪魔」という4話。
まず、「Template and Chocolate」はツインテールなツンデレさんで、幼馴染みな間柄という王道ネタ。
バレンタインで、「ジョセ」さんが「吉田」くんにチョコレートを渡すお話。
口と共に身体が動いてしまうタイプで、手足が出ています。
照れもあって、本来のを隠して20円の チロリチョコなんですが、その渡し方が秀逸。
わけがわからない…
と言っていた「吉田くん」はその通りでしょう。
あの胸をいきなり見せてるところが、愛情の深さだと思います。
義妹「三子」ちゃんとのお話「Black Box Girl」
こちらは黒髪のツインテールで、半開きな目が特徴…かと思いましたが、あれは故意にそうした態度を見せてるだけですね。
友人らの悪ふざけによって、初家族の雰囲気をぶち壊してしまった兄「圭一」くん。
その気まずいイメージを引きずってていた彼を、「三子ちゃん」は誘惑してくるのでした。
あの、いかにも成年漫画なシチュエーションで、なかなか動かない「圭一くん」は現実的。
どっちかと言うと、アンリアルな感じでしょうからねー。
彼が手を出すのは、結局相当後半になってからのこと。
オチの彼女はまた魅力的でした。
「Active Canine」・「ビキニでお邪魔」の「天崎」さんは、ツインテールに八重歯とツリ目な女性。
カラー原稿によると髪は赤で塗られ、先の2人とはまったく違う雰囲気になっていました。
「金井」くんとは同級生ですが、まだ付き合う前。
お互いちょっと気になる存在であった2人のうち、夏休みに「天崎さん」が仕掛ける流れです。
うん、あーいう言い方しかできないんだろうなぁ。
マイクロビキニを描きたかった、という「ビキニでお邪魔」は4ページのカラーショート。
そちらにて、もう少し彼女のことが分かるようになっていました。
できれば学校の描写とか欲しいですねー
2人の付き合いは結構意外な感じになっているのでは。

担当さんアドバイスによる、さわやか青春モノ「やりたい季節 新緑のさかり」
こちらが冒頭話ですね。
簡単には、初体験まで済ませたカップル「則安」・「陽菜」のうち、「陽菜さん」が2度目をしたくなるというもの。
ああ、それは男性側だって同じ事ですよ、「陽菜さん」
そんな彼女を知ってか知らずか、気遣った「則安くん」に対する彼女の表情が実に良いです。
こうしたキャラも素敵ですねー。
いかにも幸せそうで、見ていて気持ちの良いヒロインです。
そんな一方、「伏し目がちな彼女」は大人しく引っ込み思案な「宇佐見」さん。
ちょとした切っ掛けで、「宇佐見さん」を意識するようになった「小松」くん。
声を掛けると真っ赤になって照れるリアクションが気に入り、度々ちょっかいを出すようにしていたんですが…というもの。
彼の気持ちはまたよく分かるなぁ。
普通ならばアレで終わってしまっても不思議でないですが、「宇佐見さん」が頑張ったことで縁が切れずに済みました。
可愛いです。
さらにいぢめたくなりますわね。
ラストページもキュートてでした。
どきどきしますよ。

秘書「島津さん」、メイド「香苗さん」
※左:秘書「島津さん」、右:メイド「香苗さん」
 この「島津さん」のブルマー姿も素敵でした。

収録ではダントツに初期頃という「Iron Maid」はメイド「香苗」さんと坊ちゃん「晴彦」くん。
借金からメイドとなった「香苗さん」に好意を持つ「晴彦くん」でしたが、対等に付き合いたいという彼に対して、彼女はなかなか連れない態度だったのです。
そんなに私がお気に入りなら押し倒せばどうです?
そんな事を言っていました。
中盤に「香苗さん」の心情が描かれてますが、なかなか難儀な娘さん。
ただ、こんなキャラはいかにも「青木幹治」センセらしいですね。
絵柄の差は当然ながら強く感じましたが、キャラ・お話が良く、そう極端な落差でもないため、あまり気になりません。

そう、前回も述べたようにそう好きな系統ではないんですが…キャラと合って魅力的。
線は強めで全体的には鋭角なイメージ。
やや色は濃い目。
描き込みは気になるほどでなく、あっさりもしておらず。
個性的ではあるもののあちこちのバランスはあり、極端に人を選びません。
表現とか構図とかに違和感もなく。
ああした難しいキャラを生き生きと表現できる、技術ある方でしょう
優れた漫画でした。
彩色原稿では「青木幹治」センセの魅力が発揮されておらず、判断に↓表紙らは不適当。
コアマガジン」さんのHPか、ぎりぎり紹介帯のカット絵だと思います。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 癖はあるものの、良い感じです。
・話5: 魅力的なキャラがお話をぐいぐいと牽引するイメージでした。
・独5: あまり見られないヒロイン群をお楽しみ下さい。
合計:[14/15]

「矢島節子さん」を筆頭に良かったです。
ヒロイン群らの交流していたカバー裏漫画も、より長く見たいですよ。

Only You (ホットミルクコミックス)Only You (ホットミルクコミックス)
(2011/08/10)
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■白衣のカノジョ (日坂水柯)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [一般]白衣・ラブコメ
・おまけ: あとがき、合間にコメント。
・その他: 7話収録、現在1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「日坂水柯(ひさか・みか)」センセの「白衣のカノジョ 1巻」です。

ブログを書くにあたり、「日坂水柯」センセのHPに立ち寄ってみたならば。
”ネット書店先行予約キャンペーン”
そんなんを発見しました。
もうすっかり締め切り後ですが、特製トートバッグがついたようす。
いいなぁ。
絵柄はこちらのヒロインなんですが…なぜか猫耳・しっぽが追加されてますね。
普通のがいいと思うのだけれど。

さて、本日は「めがねのひと」を紹介している「日坂水柯」センセです。
「白衣のカノジョ 1巻」ですね。
お話はお上手な方ですが、絵柄の癖が強く、どっちかというと単行本は見送りがちでした。
今回も当初は予定になかったんですが。
…白衣、はくい……白衣かぁ。
ちょっと大きめな白衣を羽織っている↓表紙から、色々なことが想像され…
結局、手に取ってしまいました(笑)
いいよね、白衣の女性って

養護教諭「支倉さん」
※養護教諭「支倉さん」
 独特なテンションと間のある娘さんでした。

高校の理科教師「桑原」は養護教諭「支倉」と同じアパートの1階と2階に住む間柄。
そんな縁もあり、よくどちらかの部屋で呑む事があったのです。
その日、酔った「支倉」はそのまま眠ってしまいました。
クーラーの冷気を避けるため、大きめな「桑原」の白衣にくるまっていた彼女は…寝ぼけたこともあってか、そのまま独りえっちを始めていたのです。
だいたいそんな切っ掛け。

”白衣のあなたと学校内で秘密の恋”
紹介帯にそうした一文があったので、てっきり生徒と保健の先生のドキドキ・ラブコメかと思いましたが。
同僚でしたね。
(※裏表紙にあらすじありましたが)

目前で独りえっちをしてる(※しかも2度)ほか、ノーパンだったりなんだりとやたら無防備なヒロイン「支倉さん」
天然エロですよ。
もしこれが成年漫画であれば、シチュエーション的にえっちされまくってると思います。
そりゃー1度や2度ではないでしょう。
そんなんですが、お互い教師でしかも同僚でもあるためか、もう1歩が踏み出せない、もどかしい、ある意味リアルな展開となってます。
どちらも、ぽけーっとした感じですしねー。
もう~、という具合に、なかなかくっついてくれない2人に悶え転げまわる漫画です。
2巻ではイチャイチャするようなので、人によっては2巻が発売後に双方揃える方がいいかもしれません(笑)

1話「白衣の彼女」
当初は独りえっちしてる場面を見逃してしまいました。
アレはポイントになる部分だと思うので、もっと分かり易い描写でもいいと思いました。
まぁ、同僚とはいえ男の部屋に1人で来て、居眠りなんぞしてる時点で何でもOKな気もしますが。
変な奴ですよ。
寝ぼけてる「支倉さん」がキュートです。
そんなんでも、「桑原くん」の部屋に呑みに来ているんですが…。
2話「myself」
続くこちら。
気をつけるっ
そんな事を言っていながら、またまた寝ぼけて独りえっちを披露してしまうのでした。
こんなん目前にしながら、お手付きしない彼がスゴイ。
まぁ、前回はともかくとして、指摘しての今回なので…普通は誘ってると思うよね。
さすがに「桑原くん」も3度目はないと言い放ってます。
タイトルそのまま、あちこちで白衣がピックアップされてるのがイイ感じ。
”先生の白衣着てると気持ちいいです…”
そんな事も言ってますね。
(※男物はサイズが大きいのでうんぬんというのが実際の理由)
後半での「支倉さん」の台詞に注目下さい。
天然だ。

3話「スカートの中」
色々あったものの、気まずい時期を越え、結局彼の部屋での呑みを続けている「支倉さん」
”でもいる”
そんな小さいコマが面白いです。
こちらはラブコメちっくに朝方衝突し、荷物がごっちゃになるというパターン。
「桑原くん」の白衣ポケットに、女性の下着が入っていたのでした。
良く分かんないんですが。
下着って、穿き忘れるものなの??
その後の2人がまた面白く、実はお似合いのカップルなのかなーと思いました。
4話「階上のひと」
上からのトラブル音がため、「桑原くん」が駆け付けるという展開。
またまたノーパンな「支倉さん」でした。
こっちはいちおう想定外でのことなので、多少仕方ない感じもしますが…そのまま彼の部屋に落ち着いてましたからね。
そんな訳で後半はついに、という流れになっているんですけど、それを止めた台詞がいかにも養護教諭していました。
5話「約束」
前回オチにて「一週間後、来週の今日まで」、と言われてのこちら。
そうしたドキドキなイベント会った後でも、普通に部屋へ顔を出している「支倉さん」
天然だー。
いつも勝手に来て、勝手に帰ってるだろ
そうした台詞そのまま、鍵が開いてたら家人寝てても普通に入って来るんですね。
もう付き合ってるのと同じじゃない。
白衣着て、コタツでみかん食べてる様かキュートです。
オチではついに、かと思いましたが…。

のーぱん「支倉さん」
※のーぱん「支倉さん」
 あまりそうした事に執着がないのかな。

6話「不安」
前回のアレから、まさかそんな話になろうとは。
えらくマイペースですね。
もし付き合ったとしても、ああした感じで振り回されそうですよ。
そういうことが上手くやれてたら~
そうした台詞は、なんだか納得。
7話「決断」
こちらが収録での最終話。
彼女のモノローグで、その心境が伺えます。
よく解らない
とか言ってますが、それはアンタだ。
ここでは書きませんけど、後半の流れはいかにもという感じでした。
どんなんかは内緒ね。

独特な、くっきり太線の絵柄。
描き込みはあっさりで、白黒どっちかという色具合です。
コメディー崩しがやや強めですかね。
そう見辛い、分かり辛いことはないものの、個人的には視点が定まり辛い印象。
注意しないと見逃しちゃうことがちらほらあったのです。
ツリ目と眼鏡なヒロインは相変わらず。
もう完全に個性となってますねー。
非常に癖のあるので、人はキッチリ選ぶでしょう。
判断については、↓表紙で良いと思います。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: ヒロインの可愛らしさですねー。
・話4: ほわほわとしたラブコメ話です。
・独5: 白衣もそうなんですが、個性的な「支倉さん」でしょう。
合計:[12/15]

先ほども書きましたが、2巻。
こちらでのモヤモヤを吹き飛ばしてくれることを期待します。

白衣のカノジョ 1 (ヤングジャンプコミックスBJ)白衣のカノジョ 1 (ヤングジャンプコミックスBJ)
(2011/07/19)
日坂 水柯

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tag : コメディーラブコメ

■官能の方程式 限定版 (瀬奈陽太郎)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]ラブコメ・むちむち
・おまけ: 巻末特典・あとがきおまけマンガ「官能のエロ漫画家」、
       おまけ4コマ「かんのう!」、カバー裏におまけ4コマ「かんのう!」、
       修正あり。
・その他: カラー(26P)、官能のリビドー収録、短編×11
      (うち「姉恵子さんシリーズ」×2)
※初回限定特別付録はドラマCDつき。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「瀬奈陽太郎(せな・ようたろう)」センセの「官能の方程式 限定版」です。

ドラマCDなんて久しぶりですね。
わーい、ってな具合にプレイヤーへ入れたところ…認識しない。
あれ。
まさか不良品か!?
そう思ってよくよく見てみると、
本ディスクは、パソコンで使用するCDーROM規格です。
一般のオーディオプレイヤーでは絶対に再生しないで下さい。
…だって。
そんなん「ReadMe!」に書かれても。
しっかり再生しちゃいましたよ。

センセのブログに、
”CDの収録時間に収まりきらない”
そう書いてありました。
なるほどー。
そんな訳で急遽仕様変更をして、業界初の「ドラマCD-ROM」となったんだそうな。
最近耳にしないので、すっかり忘れてました。
「ドラマCD-ROM」ってドラマのCDだと解釈しましたけど、仕様の意味でのドラマCDなんですね。
総時間で1時間42分16秒なんだとか。
うはー。
いま聞きながらコレ書いていますが、だいたい漫画そのままです。
クオリティも問題ないので、そんなんお好きな方は見逃さないように。

早川さん、姉「長谷川恵子」
※左:早川さん、右:姉「長谷川恵子」
 この「恵子さん」のしれっとした感じが素敵。

そんなこんなで、だいぶ久しぶりなイメージの「瀬奈陽太郎」センセです。
「官能の方程式 限定版」ですね。
あとがきマンガに7年振りとの台詞がありました。
当時小学生の子が、中学に進学してるくらい。
まー、随分間があきましたわねー。

絵・漫画の巧さは当時そのまま、あるいはより洗練された感じ
また、今回の各話は各種シチュエーションのえっち短編となっているんですが、お話にやや癖のあった単行本らと違って、入り易く・読み易いです。
「瀬奈陽太郎」センセの最高傑作と言っても過言でないと思います
オススメ。

物語のあらすじ抜き出しみたいな、カラーページ「官能のリビドー」
その左ページが、「コミック桃姫」でカラー絵と官能小説ちっくな文章という形式で連載されていたもの。
右ページが漫画連載時のカラー原稿なんだとか。
そうした裏事情は置いといて、なかなか面白いです。
先にざーっとあらすじみたいなのがカラーで見せられ、後に白黒原稿の漫画が続く構成なのです。
なんというか、映画の予告編と本編みたいなイメージよ。
カラーもお上手です。

ちなみに、収録は全て短編となっていました。
ごめんなさい、嘘だ。
(※「ジェラシー」・「バスタイム」が同一キャラの別シチュエーションでした)
これから各話について、簡単に書いていきます。
なお、下記に[CD]とつけたものが「ドラマCD-ROM」の収録作品です。

●「官能の方程式」 [CD]
↓表紙を飾る「早川」さんです。
彼女が体育祭の準備で倒れたため、委員「松野」が保健室までおんぶして連れていくこととなりました。
密かに気になっていた彼女を背中に感じ、役得だったんですが…なんと、彼女の方からアプローチしてきたのです。
これはブルマですね
先に赤色を見せられているためか、なんだか白黒原稿のソレも赤く見えます。
ぎりぎりまで脱がさない展開にも拍手。
いいお話でしたが、オチ部分にて「早川さん」のしたたかな面も見えるのがいいですね。

●「官能の夜想曲」 [CD]
大きなお屋敷に仕える、メイド「麻耶」さんのお話。
詳細は伏せますが、病弱な奥さまの指示で、代わりに旦那の夜の相手をすることとなった彼女。
主治医「飯島」にて練習し、頑張って奉仕をするのでした。
まぁ、色々と異常なシチュエーションですから、ああした展開も当然かな、って思えます。
いかにも嫌らしい、「飯島」が良いキャラでした。
後の4コマが可笑しいですよ。

亜美さん、めぐみさん
※左:亜美さん、右:めぐみさん
 今回はこのツインテールな2人ですね。

●「官能の五月雨」
”官能のリビドーで気になった1つめ”
田舎な風景で、土砂降り、雨宿り、バス停と三拍子揃った良作品です。
ヒロインは、ちょっとツリ目でツインテールな「亜美」さん。
ゲリラ豪雨な転校がため、当然ながら服は透け透け
しかも、「浩二」くんが屋根下までたどり着いた際には、スカートを絞っていたので…パンモロな登場となっていました。
良い場面ですね。
ツンデレちっくな娘で、オチの1ページでまただいぶ可愛らしい事を言っています。

●「官能の昼下がり」 [CD]
”官能のリビドーで気になった2つめ”
こちらも田舎な風景で、「拓也」・「めぐみ」のひと夏の初体験という風情。
それだけならば普通なんですが…コレはツインテールなヒロイン「めぐみさん」の日焼け跡ですわね。
水着の日焼け跡恥ずかしいし
そんな台詞がありましたけど、いえいえ。
ソコがいいんですよ!
また、縞パンとそれを包む白のミニスカートという組み合わせも大変に魅力的でした。
(※4コマ漫画の、”スカートであぐらかくな”のイラストも好きです。拡大コピーして部屋に飾りたいくらい)
1ページ目の「パンツ見えてる」のコマも素敵。
これだけでなんかいいわー。
また、個人的には「鬼束直」センセの漫画にありそうな、”試しにしてみようか”みたいな流れも好みです。
ちなみに、ドラマCDのイラストはスクール水着な彼女です。

●「官能の三角関係」
「真理子(マリ)」が仲を取り持った「誠」・「日菜」との三角関係な短編。
詳細は書きませんが。
そうか、そっちでしたか。
3名での複数えっちなんですが、体育授業後なのか2人ともブルマ姿。
しかも「真理子さん」は最後まで脱がず、ステキなお尻でした。

●「官能のジェラシー」 [CD]
●「官能のバスタイム」 [CD]
書いてる途中で、CDのスタッフキャストにて同キャラだと思い出しました。
思わず姉「長谷川恵子」の寝込みを襲ってしまった弟「長谷川聡」
まったく抵抗されなかった事で冷静になり、直接までは思い止まった彼。
しかし、その後は直前くらいまでの行為を頻繁にするようになっていたのです。
ある日、いつものイチャイチャ後になぜか不機嫌となっていた「恵子」
それがため、「聡」は言い寄ってきた「中村千春」と付き合うようになっていたんですが…と、だいたいそんな展開が「官能のジェラシー」
姉弟のラブコメ話。
しれっとした表情の「恵子さん」の余裕ない様を楽しむ漫画ですね
あの目だけでは…そう伝わらないよね。
続く「官能のバスタイム」はお風呂えっちです。
手でもみ洗いとか言っていました。
これはいいなぁ。
後半は「聡」くん」がローションを持ちだしたことで、ぬるぬるえっちに発展します。

●「官能のクリスマスイヴ」 [CD]
「佐々木翔太」くんが、「和美」さんの家でクリスマスを楽しむというもの。
彼の家は母子家庭で、また良い親とも言えず、家庭教師かたがた彼女が色々と面倒をみることとしていたのです、みたいな風情。
ただ、接するうち「和美さん」は本気で「翔太くん」に恋をしていたのでした。
まぁね、その気づかいがあってか、彼は実にイイ子でしたが。
冒頭の掴み部分、セーターまくってのホットパンツな絵が素敵。
腰回りすごいですねー
あんなんいいなぁ。
お尻も迫力あり、むちむちとしたスタイルが堪能できます。

和美さん、咲耶さん
※左:和美さん、右:咲耶さん
 「和美さん」の腰回りがスゴイです。

●「官能の共犯者」 [CD]
こちらは「瑠璃」・「瑠珂」という双子兄妹の近親えっちかと思いましたが…なんと母も加わる、コメディー話でした。
背徳感がある方が燃えるからですっ
とか言ってます。
お母様、いいキャラでしたねー。
あの現場に鉢合わせして、あーしたリアクションを取れるというのがコメディーです。
ひでるさんは控え目な胸の「瑠璃さん」とかも好きですが。

●「官能の徒桜(あだざくら)」
コメディーちっくながら、ちらほら物悲しさのある、教師・生徒のラブコメ
セーラー服で深窓の令嬢、みたいな「咲耶(さくや)」さん。
容姿とは裏腹に、ケラケラと先生を笑う彼女に驚きましたが…なるほど、”徒桜”ですもんね。
(※徒桜(あだざくら):散りやすい桜の花。はかないもののたとえ。 goo辞書より引用)
あの結末は仕方ない事なんでしょうけれど、オチの1ページがため、救われました。

●「官能の雨宿り」
ちょっぴり驚くふたなり漫画です。
自治会長「篠森亜梨沙」と体育教師のえっちを目撃してしまった「小日向圭」
しかし、覗きは気付かれており、後に「亜梨沙」から呼び出されてしまうのでした。
「圭」は眼鏡・みつ編みという地味目な容姿で、いかにも美人という「亜梨沙」とは対照的。
モノはついていましたが、展開とか百合漫画な風情ですね。
雨の処理はさすがにお上手で、雰囲気を盛り上げていました。

抜群のバランス感覚で、可愛くもリアルさあるキャラが魅力的。
洗練された風情で、全体も安定しています。
描き込みは詳細ですがしつこさなく、やや濃いめな濃淡が全体を引き締めているような感じ。
漫画も巧く、特に見辛いとか、引っ掛かるような箇所はありません。
特にコレというマイナスは見当たらないです。
カラー部分とだいたい変化はないので、↓表紙・裏表紙での判断で良いでしょう。
久しぶりでしたが、いいですね。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: やっぱりお上手です。白黒・カラーどちらも良かったです。
・話4: さらりと読める、優れた短編群でした。
・独5: カラー部分との独特な構成で、高いエロスある作品に仕上がってます。
合計:[14/15]

ストーリーとの相性が悪いなーと感じていましたが。
こちらはどの短編も刺さりました。
ハズレなしです。

官能の方程式 [限定版] ドラマCD付き (富士美コミックス)官能の方程式 [限定版] ドラマCD付き (富士美コミックス)
(2011/08/10)
瀬奈 陽太郎

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tag : コメディーラブコメツインテールスクール水着

■人妻さんといっしょ (東西)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]人妻・黒
・おまけ: あとがき、ゲストページ、作品解説・ラフ画、
      カバー裏にカラーリンク絵、加筆修正あり、
      描き下ろし「奥さん、花屋です! 番外編」・「人妻さん、4コマです!」
・その他: カラー(10P)、短編×7(うち「奥さん、花屋です!」×3、
      「追想の未亡人」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「東西(とうざい)」センセの「人妻さんといっしょ」です。

花屋さんですか。
こうした男性はモテそうですねー。
いいなぁ。
ひでるさんは生物を選択していましたが、植物系は本気でチューリップとひまわりくらいしか知りません。
プレゼントなどの目的で花屋へ行っても、まるでちんぷんかんぷんです。
ほぼ店の方にお任せしちゃってますよ。

奥さま「あさくらさん」・よそいき
※奥さま「あさくらさん」・よそいき
 彼女の魅力にメロメロにされると思います。

そんなこんなで、花屋の男性が登場する、「人妻さんといっしょ」です。
初単行本「Incest Taboo インセストタブー」が良かった「東西」センセです。
そちらは絶妙な近親テイストにぐさー刺されましたが、今回は”清く正しい人妻えっち”という風情。
花屋に喪服姿の未亡人ですからねー。
もう、そうした趣味の方を狙い撃ちにしてきたような感じでしたよ。
あの↓表紙とかタイトルにきゅんとした(笑)人は、手を出すべき単行本です。
無論、ひでるさんもしっかり撃墜されています。

収録はメインというべき花屋さんシリーズがほぼ半分くらい。
そちらとまた違った刺さり方をするだろう未亡人シリーズが2話、そして短編という構成。
まずは2話ほど収録された短編から書いてみますね。

前巻もスポーツ系短編がありましたが、「サマーメモリーズ」はそうした風情。
合気道部の先輩「松田梅之介」くん。
転校してきた美人さんが入部したということで行ってみると、彼女は昔馴染みの「ミサキ」だったのでした。
7年ぶりという彼女とはある約束があり~と、だいたいそんな感じ。

クセっ毛なショートカットで、九州弁な「ミサキさん」
方言好きな方は小躍り下さい。
個人的には…やや台詞が読み辛く感じてしまいましたが。
強く・可愛く、魅力的ではあるんですが…1つだけすみません。
格闘技経験があるためか、スカートの下になんらか穿いているんですが…ここは多少露骨でもブルマとかスパッツで良かったのでは?
せっかくのハイキックが嬉しくないんですよー。
あるいは、ちょっと照れつつも下着のままとかのが良かったかな。
小さい頃はスパッツだったんですけどね。
そう、この短編のもう1つポイントが、幼少期の「ミサキさん」
成長前の姿が見れるので、ご期待下さい。
ただ…「東西」センセはやっぱり人妻かな、って思いました。

あ、お姉さん系もいいですよね!…という訳で、もう1つの短編「隣人はOLさん」
お隣に住む、キャリアウーマンな「桜庭」さん。
美人でスタイルも良く、「大塚アキラ」くんはその美脚によく見とれていました。
そんな頃、夜中の物音に気付いた彼がこっそり伺ってみると…トイレには何故か「桜庭さん」がいたのです。

自宅の鍵落としちゃったみたいで
と、そんな理由はいいとして。
「アキラくん」はぐっすり寝ていましたが、不用心ね。
玄関の鍵はかけとくべきだと思いますよ。
また、多少顔見知りであるとはいえ、勝手に上がる「桜庭さん」も大したものですが。
なお、この「桜庭さん」は、「Incest Taboo インセストタブー」の裏表紙に出ていた、お姉さんなのでした。



裏表紙の黒下着・眼鏡な女性は…残念ながら登場しません。
そんなんお好きな方は残念賞。
次巻の登場に期待しましょう。


確かにそんなことを書いてましたが、実際に登場するとは驚き。
「東西」センセ、ありがとうございます!
まぁ、眼鏡ではなくなっているんですけどね。
あちらのイラストのイメージより、やや若いかなーという雰囲気です。
ただ、黒下着・ガーターベルト、黒パンストの組み合わせは健在で、魅力的な脚をたっぷりと堪能できる1話になっていました。
オチにも注目。
そちらを見る限り、「アキラくん」を巡ってのなんらか裏エピソードが想像できそう。
鍵をかけてない理由がソコにあるのかも。

桜庭さん、叔母「小枝子さん」
※左:桜庭さん、右:叔母「小枝子さん」
 このトイレの「桜庭さん」の落ち着きっぷりもなにげに凄い。

お待たせしました喪服えっちなお話「追想の未亡人-五月雨-」です。
生まれつき体が弱かった叔父。
半ば邪魔者という感じで分家へ婿養子に出され、そこで1人娘「小枝子」と結婚。
しかし、なかなか体調は回復せず、献身的に介護する彼女ら夫婦を、甥の「誠一」だけが面倒を見ていました。
その頃から交流のあった叔母「小枝子」に、いつしか恋心を抱いていた彼。
就職が決まり村を出てから5年ほど経ったころ、叔父の訃報が届いたのでした。

どうにも長くなっちゃいましたが、だいたいそんなん。
冒頭からの設定部分はテキスト多く、ややめんどくさい感じ。
要するに叔母「小枝子さん」と「誠一くん」が親しかったんだよー、という部分が掴めればだいたいOKかと思います。
いちおう関係については↓コレで良い筈。

【 追想の未亡人 関係図 】

本家 長男-妻 →[子]→誠一
     ↓       
   [婿養子]    
     ↓
分家 次男(叔父)---小枝子

喪失感とか、懐かしさ・もともとの親しさがためか、「小枝子さん」のリアクションが…色々とヤバい
たぶん迷いもあるのかな。
どっちつかずであったものの、最終的には彼女からのお誘いとなっていました。
喪服とアップにした髪が最高です
他にぐだぐだした説明は不要でしょう。

カラー原稿もある続編「追想の未亡人-蝉時雨-」
前回とは裏腹な冒頭の激しいシーンで、”いったい何があったのか?”という構成になっています。
4コマでも意外な活躍をしていましたが、ああいうオヤジはいますわね。
そんなんを目撃した「誠一くん」が、誤解からあーなってしまうのはなんだか納得。
勢いの前話と違い、同居はしているものの微妙な関係ですから。
カラーでも描かれていましたが、大人しそうな服装からの黒い下着が実にセクシー
白黒原稿でのブラが見えたシーンは、ドキってしますよ。
なお、こちらは髪を束ねる、解くという両パターンの「小枝子さん」が見れるので、お楽しみに。

今回収録のメイン「奥さん、花屋です!」
こちらは本編2話と描き下ろし「奥さん、花屋です! 番外編」などが収録されています。
恋愛経験もないまま、お見合い結婚した奥さま「あさくら」さん。
奥様方の浮気だの誘惑だのという噂話に、ついていけなかったのです。
しかし、仕事が忙しい旦那との交流は薄く、毎日を退屈に過ごしていた頃、ふと花屋「いしだ」に出会ってしまったのでした。
だいたいそんな感じ。

収録の4コマとか、↑ブログの冒頭でも書きましたが。
やっぱり花屋なんですかね。
そっちかー。
あんな奥さまに誘われるというのは、大変に羨ましいことです。

そう、↓表紙を飾っている奥さまの破壊力が抜群なのよ。
落ち着いた物腰でありながら初心でリアクションが可愛く、非常に魅力的。
だいぶ距離が近かったり、おそらく本人は無自覚なままの隙も多そうな感じです。
花屋さんもギリギリまで我慢してましたねー。
元来の性格に、商売ということもあるかな。
まさか彼女があーした誘い方をするとは、意外でした。
これは抗えません。
なお、こちらは下着の色が白でしたけど、それも正解
黒じゃーないな。
当初はベランダだったので、声を我慢するところが見どころです。

奥さま「あさくらさん」
※奥さま「あさくらさん」
 もし、離婚・再婚したとしても、なんだかうまくいかないような気が…。

”あれから一度も会えてない”
そんな2話目。
あのオチからすれば、頻繁に会っていても不思議ではない感じでしたけれど、逆に奥さまの株が上がった感じよね。
1度はあーでも、やはりそう簡単に攻略できない方が素敵だと思います。
こちらはフラワーフェスティバルのイベントにて、偶然に奥さまと再会する展開。
しかも、旦那が忙しくて来れなかった、という花屋さんには願ってもないチャンスです。
ため、こちらは花屋さんからのアプローチ。
そうだ!今がチャンスだ!!
思わず、読んでいて応援したくなる感じですよ。
前回もそうでしたが、こちらでの言動も、まー可愛いですねー。

ついでに、描き下ろしの番外編。
こちらでは旦那とのツーショットで登場(顔は見えてない)です。
男性側としてはどうにもできませんわね。
こんなんは常套手段で、よくあるパターンなんですが…こう目の当たりにすると歯がゆいです。
(※ひでるさんはまっったく関係ないんですが)
漫画は、翌日会いに来てくれたという奥さまとのえっちです。
これが、ちょうど↓表紙の風情。
ガーターベルトに黒下着となっています。
そう、このシチュエーションは黒で正解
すみません、ややこしい男で(笑)

すらりと洗練された絵柄。
濃淡はやや薄め、描き込みは適当なくらいの細かさ。
丁寧でバランスにも優れているため、見易くごっちゃり感がありません。
全体的に、前巻よりも安定感が増し、落ち着いた印象でした。
漫画っぽさを残しつつも、リアル寄りなキャラが素敵。
やっぱりお姉さん~人妻という系統がぴったりかと
前述したように、今回は幼少期の描写もあったんですが…「ミサキさん」が当時から大人っぽい顔立ちだったこともあってか、ここはアンバランスな印象でした。
カラーもお上手ですね。
だいたい白黒原稿とイコールで良いですが、せっかく「ティーアイネット」さんの単行本なので、店頭では裏表紙。
余裕ある方はそちらのHPが良いでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 綺麗に安定していました。が、まだ上が目指せるのでは…。
・話5: 人妻系の2本ですね。定番ですが、やっぱりこんなんは良いです。
・独4: どうせならそっち系で統一してほしかったなぁ、と。
合計:[13/15]

えー、”お気付きだろうが”とありましたが…。
すみません、4コマを見るまで、全く気付きませんでした。
次回は頑張ります。

人妻さんといっしょ (MUJIN COMICS)人妻さんといっしょ (MUJIN COMICS)
(2011/08/11)
東西

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tag : ガーターベルトショートカット

■最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。 (松沢まり)

★まんがデーター [8/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : [一般]ラブコメ・妹
・おまけ: 妹ちょBackStageその①
・その他: カラー(4P)、5話収録、現在1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「松沢まり(まつざわ・まり)」センセの「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。 1巻」です。

ちょっとおかしい、の前にちょっとスペースをお借りして。
やはり前置きで過去に紹介していた、「かみあり/染屋カイコ※ちょろっと2巻]」の3巻が発売されていました。

かみあり 3 (IDコミックス REXコミックス)かみあり 3 (IDコミックス REXコミックス)
(2011/07/27)
染屋 カイコ

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相変わらずなのんびりテンションで、あちこち絵柄とか展開、ネタに漫画の描き方まで変な力は入っておらず、すっきりと丁寧。
ヒロインの2人と神様・悪魔らの交流が実に良い感じ
特に意識なくとも、”ふと気付くと最後まで読んでいる”という、素晴らしいものです。
神様とか、そういった系統が信仰とは別にお好みな方には、特にオススメ。
よく知らなくても、読んだ後にネットなどで神様を調べてみると、描かれていたアレコレの理由が分かって、より楽しいと思います。
(※軽く解説っぽいコマもあります)
3巻は「気付いたけどフラフラしてました」とか、二次創作などやり取りが面白いです。
また、”宗教の割合と信仰の割合のバランス~”は思わず納得でした。


さて本日はまた関係なく、原作のある「いぬかみっ!」、三角関係な「さんぶんのいち。」、悪魔な4コマ「デビルっちゅ!」…と、紹介してきている「松沢まり」センセです。

最新刊は「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」ですね。
まだ「動研。~菜ノ花高校動画研究部~」が読めていない中(※しかも間違ってダブり購入した)、先にコッチを読んでしまいました。
タイトルから察せられるように、ちらほら見掛ける兄妹のラブコメです
「松沢まり」センセなので、けっこう期待したんですが…うーん、色々と微妙
お話とかなんとかは置いといて、今回はそのあたりを書いていきたいと思います。

幽霊「寿日和」、桐谷雪那
※左:幽霊「寿日和」、右:桐谷雪那
 「日和さん」の正体は!?という謎もあります。

①設定がややこしい
おそらくコレが最大の問題かな。
近親恋愛なので、何かしらそう至ってしまうポイントなり、切っ掛けなりが必要だと考えるのは当然のこと。
ただ、そんなんはお話の合間でじんわり滲ませれば良いと思います。
好き好き~で当初突っ走っても、さして問題はないでしょう。

こちらの漫画。
まず、ヒロインの「神前美月」さんは、お兄ちゃんに対して特にコレという感情ありません。
幽霊だという「寿日和(ことぶき・ひより)」との関係がため、ラブい行動を取ってしまう、その必要がある~という設定になっているのです。
ちょっと面倒くさい事情があるんだ
そう「日和さん」が言ってましたが、だいたい以下のとおり。

①幽霊の「日和さん」には記憶がない。
②兄「夕哉」くんが好きだったことだけ覚えている。
③成仏するため、彼と恋人がするようなラブラブ体験をしたい。
④成仏するためには、「天の門」をくぐる必要がある。
⑤そこに至るためには、階段を作らなければいけない。
⑥階段は”恋の満足度”によって作られる。
⑦”恋の満足度”は、貞操帯(TST)のゲージによって示される。
⑧ゲージの溜まり方は、体験の質によって変化する。
⑨成仏するまで貞操帯は脱げない。

…と、そんな訳で、「美月さん」は自分の意思に関係なく、お兄ちゃんとラブい事をしなければならないのでした。
その気が(あまり)なく、恥ずかしさたっぷりなのに、お兄ちゃんに甘える必要がある、というのがこの漫画のオリジナリティーなんでしょう。
葛藤する「美月さん」がため、タイトルの”ようすがちょっとおかしい”となるのです。
別にそう難解なことを言っている訳ではないものの…。
はっきり言って、確かにめんどくさい
また、そんな設定が2話でばーっと描かれ・語られているため、だらりとした印象がありました。

②幽霊「寿日和」、ヒロイン「神前美月」のキャラ
幽霊として、「美月さん」の周囲をうろついてる彼女。
2人のやり取りは面白いんです。
ただ、その登場については、もっと遅らせても良かったのでは
なんだか知らないけど、妹がツンデレっぽくなってる。
…みたいに、ドキドキ困惑する様を見せていた方が、読者が入り易かったのではないでしょうか。
なにしろ、タイトルはお兄ちゃん視点の文言であるものの、実際の主人公は「美月さん」ですし。
よくブログで比較する妹キャラ、「奈津メグ」、「高梨奈緒」、「弘瀬乃亜」…らと比べると、常識人なので毒は薄く
兄妹ラブコメの主役として、どうしても面白味に欠けるのです。

また、兄「夕哉くん」いまのところ普通ですよね。
極端にエロスに走らせることはないと思いますが、もうひと押し足りないと思います。
はっちゃけ足りないんですね。

しばしば「美月さん」と入れ替わっている「日和さん」
憑依した際には、自らの感情と成仏という目的がため、過度なほどにお兄ちゃんとラブラブしています。
そうして意思とは無関係な接触が続くうち、「美月さん」もお兄ちゃんに対して恋愛感情を持つ~、という流れなんでしょうかね。
「美月さん」の体を乗っ取ろうとしたがダメだった。
そう言っていた割に、時間はそう長くないようでしたけど、普通に入れ替われてるんです。
”無理矢理に我慢をして「美月さん」がラブい行動を取る必要がない”となってしまうのです。

これならばややこしい設定は置いといて、「おじゃまユーレイくん」的に、何かしらの際に憑依される、という設定だけで良かったのでは。
さして意識なかった近親者と、事情がためえっちくさい事をしないといけない。
そんな、最も漫画で期待されるだろう、”強制羞恥プレイな感じ”が弱いのです。

③実妹ではない
さらに、「夕哉くん」と「美月さん」は1ヶ月前に突然兄妹となった間柄でした。
血の繋がりはないんですねー。
この時点で、えー!って声を上げる人もいるでしょう。
やっぱり「逃げ」だと感じます。

また、1ヶ月程度では…普通は兄妹っぽくならないかと。
もともと兄が欲しかった、とヒロインが感じていて、やたら甘えようとしてるならば、また別だろうけど。
ちなみに、再婚した両親は仕事で海外へ行っているため、家では2人きりというシチュエーション。
2人とも年頃なんだし、もうちょっと何かしらのドキドキ描写があっても良いかと。
洗濯物の下着にドッキリするコマはありましたが、そんなん。
「夕哉くん」だって、突然あの年齢の可愛らしい彼女を、妹だと割り切って見ることはそうできないでしょう。

神前美月
※神前美月
 絵柄・漫画は良好なんですが…。

④えっち描写があまい
バストトップなどは描かれず、裸の描写もスッキリめ。
甘いですね
「松沢まり」センセの絵が、やはりそれっぽくないというのも原因。
あと、出版社さんの意向とかが影響してるのかな。
まぁ、コレはひでるさんが漫画の期待する読者層から外れているというのもあるのでしょう。

⑤貞操帯が楽しくない
デザインが可愛らしいので、やはりエロス面ではいまいち
なんで貞操帯なのか。
ラブラブになっても、直接えっちをさせないため?
また、せめてえっち描写が弱いのであればパンチラとかを期待したいんですが…こちらがため、チラの期待がないのです。
よくスカートをめくる絵はあるものの、いまいち嬉しさがないんですね。

…と、だいいそんな感覚。
後半では「桐谷雪那」という、お姉さん系な対抗馬が顔を見せております。
ちょっと早いか。
彼女の介入を切っ掛けに、よりアプローチを強めていくという展開かと思いますが、まだ兄妹の2人を描き切れていないと思うので。
コレもちょっと違うと思うんですよねー。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: えっちっぽいのは合わないと思います。
・話2: タイトルから期待されるものと異なるのでは。
・独2: オリジナリティを出そうとして失敗している印象です。
合計:[8/15]

絵柄はすっきりとして、漫画も説明部分が目についたものの、そう大きな問題には感じません。
あちこちスリム化すれば楽しめたかと思います。
次巻で巻き返しがあるかもしれませんが、これでは手が出ずらいかなぁ…。

最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが

最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。 1 (ドラゴンコミックスエイジ)


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