まんがさんぽ

★まんがデーター　［８／１５］
・絵　　　：■■■■□
・話　　　：■□□□□
・独創性：■■■□□
・属性　：　アクション・ミステリー
・おまけ：　
・その他：　

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「垣野内成美」センセの「ルビー・ブラッド」です。

吸血姫「美夕」でお馴染みの「垣野内成美」センセ。
本作品はその流れと似た、女の子のヴァンパイアが登場するお話です。
ただ、別作品の「夕維」とは違って、両作品が交流しているような描写はありません。

「その女の子ね…　目がね、右目がまっ赤だったんだって」

着物着てたり鳥居の上に座ってたりと、和風な雰囲気の強かった美夕に比べ、ふんわり白ドレスが可愛らしい｢ルビー・ルル」が主人公の本作品。舞台は日本なんですが、人間だった頃のルルが登場するエピソードは外国なようですし、こちらは洋風と言えるでしょう。

そんなん↓ですよ。（※表紙）
この表紙で「おお！」と思った人は買ってみるのもいいでしょう。…その欲望が果たせるかは保証しませんが（笑）

ちなみに、くくりとしては「ホラーコミック・スペシャル」なんですけど、おっかなく感じることはありません。ガンガンコミックスの「ひぐらし～」のが段違いにおっかないですよ。
話は１話完結のオムニバスで、どちらかの不可解な話にルルら一行が関わるもの。

…ひでるさんは垣野内センセのストーリーと相性が悪いのか、なに言いたいのかイマイチ理解できないことが多いんです。
やはり、こちらも同じでした。雰囲気は好きなんですけど…ねぇ。
正直、さして面白いとは感じていません。点数もそんな感じでつけました。
ファンの方ごめんなさい。

絵柄は少女漫画風。柔らかな線でさらりと流すように描いておられます。通常はいいんですが、アクションシーンになると、どうなったのか理解しずらいという…これってひでるさんだけですかね？

俄雨（がう）に抱かれるルルの姿はそのままラヴァと美夕でして、この本での主人公ルルに際立つ魅力が感じられないため、単に別キャラにしたという印象。評価としては美夕の二番煎じ、です。
続編が出るか知りませんが、次を買うかは正直微妙。
うふふ…。

ルビー・ブラッド 垣野内 成美 (2006/02/28) 秋田書店 この商品の詳細を見る

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genre : アニメ・コミック

★まんがデーター　［１４／１５］
・絵　　　：■■■■□
・話　　　：■■■■■
・独創性：■■■■■
・属性　：　アクション・あたたか
・おまけ：　カラーイラスト
・その他：　現在６巻まで発売中。7/27に７巻発売予定。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「相田裕」センセの「GUNSLINGER GIRL　１～３巻」です。


本作品はアニメからゲーム化までされ、独特の世界観から非常に有名で人気の高い漫画であります。
まぁ、いまさら説明するまでもないんですが、ひでるさんは相田センセのファンですんで是非紹介させていただきます。
…ちなみに、アメリカだかなんだかの決める有害ゲーム（※残酷なものや性的描写の強いモノが該当するらしい）にこのＰＳ２のガンスリゲームが選ばれているのを発見してびっくりしました。
そうね、ばりばり人撃ったり、ダメージで「ヘンリエッタ」（※プレイヤー）が血だらけになったりするからでしょうかねぇ。そんなゲーム版は置いておいて、とりあえずはアニメでもやりました現在発売の前半にあたる１～３巻までの漫画紹介をお送りします。

このあたりはちょうど物語の導入部でして、アニメで放映されていたエピソードと重なっています。
所属する「社会福祉公社」の概要から、各キャラの紹介。対立する反政府組織「五共和国派」について自然に理解できる流れになってます。
ちょっとした細かい描写が後に係わることも多いので、やっぱり１巻から順に買っていくのがオススメです。
たまに読み返すと、あっと思う箇所がありますよ。

舞台はイタリア。政府の諜報機関の一つに、社会福祉を隠れ蓑として”身障者の少女を機械強化して自らの仕事道具とする”部隊がありました。彼女らは薬物洗脳によって忠実な手駒となり、国内に潜む反政府組織を始末するべく、ドロ臭い様々な任務に就くのです。

…簡単に書くとそんな漫画ですよ。
それぞれ状況は異なりますが、社会的に一度離脱した身の上の少女たちは元がそんなであるため、それなりに幸せな生活を送っています。
ただ、通常の生活から程遠い、任務（暗殺とか）と訓練を繰り返す毎日に加え、強化による拒否反応や薬物依存など、およそ長生きできないであろうことが宿命づけられています。
そんな、ずっしりと重いものが常に付きまとうのですよ。
こういう儚げな設定が、単純に女の子が拳銃バンバンぶっ放す漫画とは異質で、人気の高い原因なのでしょう。

「あなたに…　こんなに良くしてもらってる私が　自殺するわけないじゃないですか」

特に１巻後半の「エルザ・デ・シーカの死」はアニメでもわざわざ放映を後半にずらし、さらに１話追加していただけあって、この漫画の核とも言える秀逸なエピソードになっています。↑そんな台詞もある非常に重い話なんですけどね。
…こんな漫画なので、いつもとは違った意味で子供は読まない方がいいと思います。
【　漫画（全部じゃないよ）は二十歳を過ぎてから　】

また、舞台設定にも気を配った漫画でして、各所にそれが伺えるシーンがあります。各キャラの言動とか、背景とか、ですね。
「リコ」が男の子の名前、と言われても…３６０度日本人のひでるさんはピンときませんでしたが、そんな感じです。

最後に絵柄ですが、線が細く丁寧で、人物は比較的あっさり気味な青年誌絵です。
登場人物に大人が圧倒的に多いためか皆すらりとした雰囲気で、写実と漫画の中間くらいの人物絵です。正直、バランスがちょっと気になる箇所もあるんですが、概ね問題ないでしょう。

そう、この相田センセもなんというか、独特な間がある方ですよ。
ちょっと重めなガンアクションをお望みな貴方はぜひどうぞ！

GUNSLINGER GIRL 1 (1) 相田 裕 (2002/11) メディアワークス この商品の詳細を見る

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genre : アニメ・コミック

★まんがデーター　［１１／１５］
・絵　　　：■■■■□
・話　　　：■■■□□
・独創性：■■■■□
・属性　：　セクシー・近親
・おまけ：　あとがきなど。
・その他：　現在３巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「艶々」センセの「たとえば母が」です。

前に紹介しました「かすみの杜」とはうってかわってえっち内容の濃い単行本です。でも、これがまた成年指定でないというんですね。いいんかなぁ、とか思いますが。
…なんだか、数年ごとに繰り返される”規制”の悲劇がそろそろ起きそうな気もしますよ。
こわいこわい。
とりあえず未成年の人は本屋さんで見つけてもスルーするように。

「マコトでなくてもいいのなら…　どうして…！　どうして俺じゃないんだよ……！！」

さて、この「たとえば母が」
タイトルの時点で、なんだか淫靡な匂いを漂わせておりますが、それって大当たりです。
簡単に書きますと、「緑川マサキ」の母「緑川美晴」がその息子の友人「マコト」と関係を持ち、さらに会社の上司とも……すると、実の息子マサキの意識にも少しづつ変化が……あらあら。
なぁんて内容。
さて、上↑の台詞を言ったのは誰なんでしょう？うふふ…。

この漫画は熟女系えっちを得意とする（と思う）艶々センセの専門フィールドでして、全編がえろえろです。
内容がだんだん調教っぽくエスカレートしてきているので、好きな人は次の展開がそりゃー気になって仕方ないことでしょう（笑）

その手の描写を抜きにしても、背徳な状況へと自ら突き進んでしまう、どうにもならないもどかしさを巧みに描いております。ちょっとしつこいかもしれませんが、好きな人は吉本のベタギャグと同じで気に入ると思いますよん。
とりあえず旧作品からのファンは買って問題ないでしょう。

絵柄はちょっと色の濃い印象の残る成年漫画絵です。どちらかと言うと写実寄りではありますが、漫画ちっくでもあるという、ちょうど中間あたりの雰囲気。ネタ的にも、ねっとり絡み付くような感じですかね。
ちょっと官能小説ちっくなのが好きな方にはオススメ。
そうでない方（…は普通このタイトルに興味もたんか）はスルーした方がいいですね。

たとえば母が 3 (3) 艶々 (2005/12/12) 双葉社 この商品の詳細を見る

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genre : アニメ・コミック

★まんがデーター　［１１／１５］
・絵　　　：■■■□□
・話　　　：■■■□□
・独創性：■■■■■
・属性　：　ギャグ・ボケたおし
・おまけ：　あとがき
・その他：　ユレバケ（４話）、カラー（４Ｐ）

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「古賀亮一」センセの「忠犬ディディー」です。

まさか本当にアニメ化されるとは思いませんでしたが、つい先頃まで放送されていた「ニニンがシノブ伝」で一躍有名漫画家となった「古賀亮一」センセ。
連載の続く「ゲノム」も有名でありますが、本日はこれ１冊で完結するのでお求めやすい「忠犬ディディー」をば。

まずのっけからなんなんですが、はっきり言って古賀センセの漫画はキャラが違うだけでほぼ同じなんですよ。
主要キャラには、終始ボケ倒す者、エロいセクハラを連発する者、突っ込み入れる常識人、という感じです。
ほぼ同じではあるんですが、皆でボケ倒す珍道中（※古賀センセ自身でそう表現してました）のような漫画は他に類をみない独特さで、一度はまると虜になってしまうような強烈さがあります。
（※こないだ読みましたが、「仕切るの？春日部さん／竹内元紀」も似た感じのボケたおす珍道中話でした。こんどやりますね）
突っ込みキャラが不在である場合は延々収拾つかなくなったり。ちなみに、この漫画だとディディーの主人、「芹沢亜美」がその配置です。
表紙で分かるかは微妙ですが、犬、猿、雉に桃山博士と鬼というように、構成としては「桃太郎」なんですが、お伽話とは全く関係ないところも古賀センセらしいですね。
ストーリーは…まぁ、ギャグ漫画なので気にするほうが間違い。。

また、共に収録されている怖くない幽霊「幽子」さんの登場する「ユレバケ」は「ゲノム」登場の「エルエル」ちっくにセクハラされたりなんだりと、その手の趣味な方には嬉しい展開となっています。
こちらもオススメ。

絵柄は表紙絵↓のまんまです。
四コマ漫画ちっくな、線のはっきりしたシンプル絵です。女の子はポヨンとかわいらしく、それ以外の生命体は不気味（笑）かついやらしく描かれています。
軽いですが、下ネタが多いのでキライな人は注意！

忠犬ディディー 古賀 亮一 (2002/08) コアマガジン この商品の詳細を見る

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theme : マンガ
genre : アニメ・コミック

★まんがデーター　［１１／１５］
・絵　　　：■■■■□
・話　　　：■■■□□
・独創性：■■■■□
・属性　：　成年・ナース
・おまけ：　巻末キャラ解説、おまけ漫画「花が死んでいくように」
・その他：　カラー（８Ｐ）
　　　　　　「BAD　MEDICINE」シリーズ×４
　　　　　　「PALLADIUM　GARDEN」外伝（※ミルコレット主役）
　　　　　　　ほか短編×３

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「的良みらん」センセの「無限想刻」です。

前に紹介した「PALLADIUM　GARDEN」の外伝がさしたる説明もないまま登場する本単行本。
ぱらでん、購入の貴方はぜひ揃えたい一冊です。
さらに、おまけ漫画「花が死んでいくように」も収録してます。こちらは舞台裏的な雰囲気で、またちょっと楽しめると思いますよ！

さて、ぱらでん、は武装メイド（笑）でしたが、こちらは武装ナース（笑）が登場する、「BAD　MEDICINE」シリーズがおすすめです。
こうした少年誌によくありそうな、格闘ネタのＨ版は的良センセは非常に巧い方ですね。
ナースに戦闘させるという、ありえないくらいに逆の組み合わせがいいですよ。
思い切りよくて。


「勘違いするな…私たちはお前たちバケモノを治療するために努力しているんじゃない　一般市民に危険が及ばないよう隔離監視しているだけだ」



そのお話中に、↑上のようなどぎつい台詞を喋る「鈴上ユズキ」という、盲目で無表情で小さくて戦闘力がやたら高い娘が出てくるんですが、これがひでるさんお気に入りです。
いいよね、なんか。（←なにが）
…まぁ、実際隣にいたら寝首かかれそうなんですが。

その他、短編に登場する武装シスター（笑）みたいな漫画はいい出来栄えでした。
こちらは「呪われし神の尖兵」だそうです。ナースもシスターも実に物騒ですねぇ。
救いがあるんだかないんだか微妙な展開なんですが、登場するエーゼルというキャラもちょとキツメな、いいキャラでした。シリーズで読みたかったですね。

絵柄としては相変わらずアクティブな、はっきりとした線の漫画絵です。こんなところも、やや少年誌ちっくなんですが、しっかり成年漫画なので年齢に満たない方はスルーするように。
楽しみは後にとっておいた方があとあと楽しいですよ！
（※あ、やば。一期一会って言ってるんだっけ…）




無限想刻 / 的良 みらん


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★まんがデーター　［１０／１５］
・絵　　　：■■■■□
・話　　　：■■■□□
・独創性：■■■□□
・属性　：　ラブコメ・えっち
・おまけ：　あとがき
・その他：　

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「東鉄神」センセの「もとかの」です。

ちなみに「東鉄神」でそのまま「あずまてっしん」と読むそうです。なんでこんなややこしい名前なんでしょうね？
…そういえば「東鉄神」センセの漫画で２巻目以降に続くってのははじめてではないでしたっけ？
まぁいいか。

さて、この「もとかの　１巻」
主人公「松山克彦」は彼女「雪乃」と同棲してはいるものの、前に付き合っていた彼女「菅野あるみ」のことをいまだに忘れられないでいました。そんな中、一年後にふらりと戻って来たあるみはそのまま居着き、三人での同棲生活となるのでした…。

お話としてはそんなんで、よくある三角関係タイプ。
主人公が結局どちらも選べず、ずるずると三人で住むことになるのはお約束。モト彼女が突如家を出た理由も他愛ない、実際にはありえないだろう漫画設定で、これもお約束なのでしょう。
設定的にはドロドロとした修羅場になりそうですが、多少のいざこざはあるものの、明るくあっけらかんと進行します。あちこちでえっちですし、なんも考えずに読み進めることができるでしょう（笑）

「…２号ちゃんはお料理も洗濯もお掃除も何でも出来て－…　しっかりしてて優しくて　なんだかママみたい…」

↑そんな感じに三人での同棲生活が進むにつれ、なんとなく女同士が仲良くなるというのはちょっとリアルだと思いました。
下手するとどちらにも愛想つかされて追い出されそうですね、この男（笑）

青年誌がほとんど（たぶん）の「東鉄神」センセだけあって、絵柄も大人な雰囲気の漫画絵です。かわいいんですけどね。
はっきりとした細線で、濃淡のバランス適当。絵は大幅に崩れることもないので、非常に見やすい絵です。
（※ここで何回か同じこと書いていますが、表紙↓より中身の白黒絵のが全然いいです）

最後にちょっと波乱含みな展開で幕を閉じたこの１巻。
次の展開次第で評価は二分されることでしょう。乞うご期待！ですよ。

もとかの 1 (1) 東鉄神 (2006/06/28) 双葉社 この商品の詳細を見る

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★まんがデーター　［１３／１５］
・絵　　　：■■■■■
・話　　　：■■■□□
・独創性：■■■■■
・属性　：　百合・Ｈ
・おまけ：　あとがき、カバー裏絵（カラー）、描き下ろしエピソード、
　　　　　　 ざっと書き漫画「メガネトロニクス」など
・その他：　全２巻。カラー（４Ｐ）

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「玄鉄絢」センセの「少女セクト　２巻」です。

「でも…そうね　あなたが望むのなら紳士にだってなれるわ」

前に１巻をオススメしましたが、引き続いて２巻の完結編です。
物語のメインストーリーとなる２巻は主人公「内藤桃子」と「藩田思信（はんだしのぶ）」の恋愛模様が描かれます。（※ちなみにどちらも女性なので↑の台詞がぐっとくる訳ですよ、そこの方）
合間にはちょっとですが、１巻であったような周辺の人々を描いたオムニバスもあります。

これで終わってしまう「少女セクト」なんですが、正直なところ、もう少しこの独特な世界を長く見たかったなー、という印象です。
わたしがニブいんでしょうか、ちょっと急展開にも感じましたので。
ただ、他に見られない”独特な間合い”は変わらず同じでして、細くも乱れない・やわらかな線での繊細な絵柄と融合して、まるで映画のような世界になってます。
男性不在の百合な漫画はまさに「別世界」ですよん。
男女共にオススメです……が、消火器で人ブン殴るのはいくらなんでもやりすぎですよ、内藤さん。
良い子はマネしないよーに（笑）

ちなみに前回成年指定、とか書きましたが、コレ成年マークはありませんでした。すんません、間違いです。
しかし、びっくりですよ、コレお子様でも買えるんですね。
（↑でも、ある程度の年齢になってから買おうね！）

おまけの一つ、「ExtraChapter２」はその後の二人を描いたお話なんですが、こちらは本編と打って変わってコメディータッチな漫画になっておりまして、実に楽しく読みました。こんなんもずっと長く読んでみたいと思いました。

「ほら、間接いってらっしゃいのちゅー」

…だって。
思信の勤める会社の連中もそうですが、モノ凄い世界です。

ちなみに、ひでるさん本買った際におまけペーパー（書店の限定？）もらえましたが、ちょっとの顔出しである企画四課のキャラにも↓こんな設定がちゃんとありました。




エピローグにある子供時代の二人もラブリー（笑）で良かったですよ。
ランキングなどでも人気が高かった漫画ですが、それが納得できる、男女どちらでも楽しめる漫画でしょう。
オススメですよ！！

少女セクト(2) 玄鉄絢 (2006/04/19) コアマガジン この商品の詳細を見る

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★まんがデーター　［９／１５］
・絵　　　：■■■□□
・話　　　：■■■□□
・独創性：■■■□□
・属性　：　アンソロジー・ギャグ
・おまけ：　あとがき、描き下ろし「お仕置き者」、カバー裏４コマ
・その他：　カラーイラスト

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「荒井チェリー」センセの「ＭＯＯＮ　ＣＨＩＬＤ」です。

最近発売されました、いわゆる「アンソロジー」の個人本です。
ひでるさんは当たり外れのある、複数の方が参加しているアンソロジー本は避けるんですが、こうした個人本はいくつか持っています。
まぁ、これなら通常の単行本と変わらないですし、雰囲気的に同人誌みたいなもんですよ。

さて、アンソロジーは当然ながら原作を知らないとなんのこっちゃ分からないものですが、ひでるさんは「内村かなめ」センセの「リフレイン」や「月華」などは元ネタ知らぬまま買いました。
ファンなので。必殺「作者名買い」ですよ。
んで、なんとなくおもしろかったので、その後原作情報を集めたという、普通とはまったく逆のパターンでした。
これだと漫画を知る前と知った後の２度楽しめます（笑）

まあ、そんな訳で原作を知らなくても、フィーリングが合えば試して見るのもいいのでは、という事です。
ひでるさんは月姫もフェイトもいまだ未プレイのままですが、たいてい内容は理解できてます。

さて、前置きが長くなりましたが、この「ＭＯＯＮ　ＣＨＩＬＤ」はほぼ月姫系統がメイン（１２話）で、フェイトは３話のみという構成になってます。
全編ギャグですが、変にドタバタするようなタイプではありません。話の流れによっては、ちょっと泣かせる方面へひっぱれそうなんですけど、基本的にはきっちり落とされます。
そんな訳でしんみりした話も読んでみたいと思いました。
遠野家舞台が多く、レンはあちこちに出てきます。好きな方にはおすすめ。
特に、お茶をさましているレンが妙に可愛いです。（※それ↓）
ほか、レッドカードに対して「なんですか、いただけるんですか？」と反応するセイバーが楽しいです。




表紙絵柄は４コマ漫画のようなあっさり系統に見えます（※ちなみにセンセの他作品は４コマ漫画）が、実際は線の濃い少年誌っぽい雰囲気の絵でした。
正直、この表紙カラーはあんまり良くないので参考になりません。白黒のが段違いに巧く見えます。キャラの特徴もよく掴んでいました。

全体的に、話は面白いですし、表紙でちょっと躊躇しました絵柄も中身はかなり良かったので、ひでるさん的には高評価です。
（※上の採点は原作つき作品なのでややおさえてありますが）
ファンであれば楽しめる内容ではないでしょうか。

MOON CHILD―TYPE-MOON作品集 荒井 チェリー (2006/06/24) 一迅社 この商品の詳細を見る

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★まんがデーター　［９／１５］
・絵　　　：■■□□□
・話　　　：■■■□□
・独創性：■■■■□
・属性　：　ラブコメ・えっち
・おまけ：　あとがき、お祝いコメント
・その他：　表題作×６、短編「まこちゃんと遊ぼう」×３

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「中田ゆみ」センセの「おさわがせ弁天寮」です。

まず「おさわがせ弁天寮」の全６話ですが、実はこれ２ストーリー（３話づつ）の分割でして、寮設定だけ引き継いだ別モノです。あとがきによると、いずれはそれらキャラたちが交流する予定だったそうですが、休刊によってウヤムヤになったとのこと。
残念ですね～。
お話としては女子寮に住む女の子たちの恋愛話で、それぞれ単独でも読めるオムニバスっぽい雰囲気です。キャラの強い個性でさまざまに展開され、違いを見るのも楽しいです。
基本的にはぺかーと明るいネタが多いですが、ちょっとシリアスちっくなものもありますんで、ストーリー重視の人もちょっと楽しめるかと。
ちなみに、えっちシーンははあっさり目です。

…と、そんな本作品。
実は、この単行本の本当のおすすめは短編「まこちゃんと遊ぼう」なのでした。

「水着のおなかの下　穴があいてるんだよ」
（す…すっごい　びっくりした…）

はっきりした眉毛でボーイッシュな真琴ちゃんこと、通称「まこちゃん」の天然無防備なさまが微笑ましくもえっちな、稀に見る良作となっています。
（※評価↑もこれで上げています）
上記台詞と共に水着をめくってみせたり、逆上がり（鉄棒ね）のお手本をセーラー服のまま何の躊躇もなくやってみせたりする感じですよ。
うふふ……。いいですね！（←なにが）
ネタ的には、「瓦敬助」センセの名作「菜々子さん的な日常」と似ている感じで、その中田ゆみ版という感じでした。
できるのなら、これで一冊読みたいですねー。

絵は評価低くなっていますが、やわらかな細線のふんわりとした絵柄です。そんな関係で、ちょっとバランス悪く感じる時があるんですよ。
女の子は黒目が大きく、ぷにっとむちむちで可愛いらしく描かれてます。少女漫画ちっく系統の、成年漫画絵ですね。
ひでるさん的には全然気にならないんですが、ちょっと人を選ぶと思います。

おさわがせ弁天寮 中田 ゆみ (2004/11/29) 実業之日本社 この商品の詳細を見る

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★まんがデーター　［８／１５］
・絵　　　：■■■■□
・話　　　：■■□□□
・独創性：■■□□□
・属性　：　成年・ネコ耳
・おまけ：　カバー裏「パンチラ情熱指数」
・その他：　カラー（４Ｐ）
　　　　　　「コン・クリ」×３、短編×７
　　　　　　（※一部は若干絵柄違う旧作品。←それで若干減点してます）

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「納都花丸」センセの「魅惑の三次曲線」です。

山のあなたのまだ遠く。
ねこみみナースが優しく（？）看病してくれる夢の病院があると言う。
その名はコンパニオン・アニマル・クリニック。

…という訳で本作品のオススメは、上記を略したコメディ「コン・クリ」です。
その文↑だけで何かウキウキと盛り上がった方はぜひどうぞ（笑）

この花丸センセは最近は一般誌が多いようで、「蒼海訣戦」「オオカミが来る！」など、立て続けに単行本を出しておられます。
でもね、それらきっちりストーリーあるタイプよりも、ひでるさんはこのギャグ要素が強いおちゃらけＨ漫画「コン・クリ」のが好みです。
…あるいは、また別の単行本でギャグ漫画の「てりぶるマシンツインズ」ですかね。（←これはＨではありません）

Ｑ．　この病院まともな看護婦おらんのか？
Ａ．　いません。
　
そんな感じに、登場人物がボケ倒す、突っ込みどころの多い漫画は「古賀亮一」センセの漫画と同様に珍道中っぷりが実に楽しいです。
なんも考えずに、ゆったり読むのがいいでしょう。

ただ、単行本に収録された他の短編はシリアスなものが多く、ガラリと雰囲気が違っています。ちょっとミステリアスちっくですね。オススメ度は低い、というか、上にて紹介している「コン・クリ」のイメージが圧倒的に強いので、物足りなく感じました。
…明るい感じのが絶対合ってると思うんですけどねぇ。

絵柄は表紙↓のような、きゃるっ☆とした、いかにもな漫画絵です。ぷにぷにと健康的な雰囲気ですよん。細目のはっきりした線は青年誌風味。
白黒のバランスがよく、見やすい絵であると思います。

ナースねこみみナースねこみみナースねこみみナースねこみみナースねこみみ…と、ぐるぐるなりたい方はぜひどうぞ。




魅惑の三次曲線 / 納都 花丸


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genre : アニメ・コミック