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■派遣のむうこさん (彩画堂)

★まんがデーター [6/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■□□□
・独創性:■□□□□
・属性 : 派遣・即えっち
・おまけ: あとがき。
・その他: 現在は1巻まで発売中。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「彩画堂(さいがどう)」センセの「派遣のむうこさん 1巻」です。

漫画にて、絵柄が占めるウェイトは非常に大きいと思います。
すぐ目に入るモノですしね。
なにせ、話は読まないと、ある程度進まないと、評価はできないですから…。
そんな前置きを踏まえて、こちらの「彩画堂」センセ。
お話についてはさておき、色々書きたいこともある絵柄から。

こちらの「派遣のむうこさん」では、冒頭4ページが↓表紙のような、おそらくカラーデジタル絵の原稿(注:単行本収録は白黒です)、その後のページが普通の白黒絵柄になっておりました。
その落差が非常に大きいのです。
センセの十八番というべきカラーデジタル原稿は、綺麗な肌、微妙な肉具合など良い部分が出ているんですが、そこに力が入っているだけ、後に続く普通の白黒絵がより弱く感じてしまうのです。

カラーデジタル絵原稿.jpg
※カラーデジタル絵・サンプル、です。
 ほとんど全裸(笑)な中、数少ない掲載できるシーンの抜粋です。右はトビラ絵ですが。

知っている人も多いとは思いますが、「彩画堂」センセは同人誌で有名だった方。
もともと流行のよく見かけるタイプとは一線を画した、劇画タッチというかリアルっぽく濃いキャラ絵が特徴でした。
初期のそれが非常に強かったものが、だんだん描きなれてきて(※こちらも見慣れてきて)、キツさが取れて柔和な雰囲気になったんです。
そのあたりが、絵的に好みだったんですよ。
初の一般流通である、「ハナさんの休日」の際はあまり気にならなかったんですが、こちらの「派遣のむうこさん」はそのあたり微妙
読んでいて、「だいぶあっさりしちゃったなぁ~」という印象をだったのです。

そんな訳で、久しぶりに「ハナさんの休日」を引っ張り出して、あるいは同人誌を読み返してみたところ…。
実際、普通の白黒絵柄部分については、そう変化ありません。
ちょっと意外。
おそらく、カラー原稿のこってりさが、インパクト強かったんですね。
単に脳内イメージでしたか(笑)

普通の白黒絵柄.jpg
※普通の白黒絵柄・サンプル、です。
 「むうこさん」ですね。やっぱり巧い方には違いないんですが…。

比べると、線はより洗練されて綺麗でしたし、バランスもいいので過去原稿より見やすくなっておりました。
しかし、特に主人公の「むうこさん」など、目が大きく可愛いっぽいキャラ絵になっており、全体的にも丸くなったようなのです。
ひでるさんは以前の独特なイメージが気に入っていただけ、”微妙”という結論になってしまうのかなぁ。
(※描いた時期が大きく開いていた「ボクの成年貢献人」など、その傾向が顕著でした)
前述しておりますが、カラーデジタル・普通の白黒絵柄という漫画構成も、落差がために不安定さを煽っているようでした
限られた時間のなかで頑張っているとは思うのだけれど…うーん。

まぁ、好みは様々ですし、可愛くえっちに描かれておりましたので、初見の方ならば全然問題ないかと。
特に今回の↓表紙は、文字バランス・彩色バランス・キャラ絵にポーズまで、過去単行本の中では無論のこと、他の単行本と比べても群を抜いた出来栄えだったと思います
とりあえず、胸の谷間だけで、あーもえっちっぽく描けるというのは、さすが「彩画堂」センセ!という感じでした。
多少ゆっくりでも、ページ数少なくても、これを維持してくれたら文句はないんですが…。

あ、だーいぶ長くなりましたが、ここらでお話について。
短大生「むうこさん」こと「逢島夢子」さんは内定ゼロという、厳しい状況でした。
コネも効果なく、飲んだくれていた「むうこさん」をえっちに誘った派遣会社「スタッフサーヴィング」の社長「小笠原ひろ美」は彼女を気に入り、社員へスカウトするのです…。
だいたいそんなん。

派遣会社に所属ということで、同キャラ登場のブツ切り短編という風情。
その悲哀や裏話を描くこともなく、とりあえずあっさり全裸になってしまう、即えっちのゆるーいお話です。
第4話「お水揚げ」での、社長室えっちはシチュエーション的に良かったですが、他はさして気になるのはありませんでした。
好き嫌いは色々でしょうけれど、やっぱりもう少し経緯とかなんとか、じわじわしたものが欲しかったです。
そういった点でも、露出やコスプレ、独りプレイなどがあった「ハナさんの休日」のが上かなぁ。
次巻に手を出すかどうか、迷いますね。

派遣のむうこさん 1 (アクションコミックス)派遣のむうこさん 1 (アクションコミックス)
(2007/12/12)
彩画堂

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tag : 劇画コスプレ派遣会社

■インクリメントRO (おおとりりゅうじ)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・コメディー
・おまけ: カバー裏に別絵・あとがき、
      描き下ろし(たぶん)「おまけまんが」
・その他: カラー(6P)、短編×7。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「おおとりりゅうじ」センセの「インクリメントRO」です。

そうかー。
店頭で絵柄とお名前になんか覚えがあって購入したんですが、このブログにて紹介までしておりましたね。
初単行本「The BLACK MAGES」は同人誌の連続話で未完という、およそ一般向けではないものでした
今回は、商業誌掲載の短編を集めた、一般的な成年単行本になっております。
初出がなかったのではっきりとした時期は不明ですが、絵柄については前よりも格段に良くなっておりました。
もし、前作でがっかりした方がおられましたら、頭をリセットするのがいいでしょう。

メイド・梅宮さん.jpg
※おまけ:メイド・梅宮さんです。

…でも、「The BLACK MAGES」の発売が今年の5月頃ですよね?
それだけ近い時期ならば、発売順序を逆にした方がセールス・戦略的に良かったと思うんですが…どうでしょう、「ヒット出版社」さん?
まぁ、そんなことは置いていて、「おおとりりゅうじ」センセの「インクリメントRO」です。
狸にキツネに宇宙人という人外の皆さんから、↓表紙のようなメイドさんまで登場する短編集。
やたらテンション高い、コメディー色の強い娯楽・成年漫画に仕上がっておりました

とりあえず、ひでるさんオススメが「ころもがえパニック」
お兄ちゃんとまるで躊躇なくえっちしている妹「三浦文香」さん。
明日から衣替えということで、”学校を選んだ理由の1つ”である、お気に入りな制服に袖を通すことを楽しみにしていたんですが…昨晩のお楽しみがために寝過ごし、慌てた「文香さん」はなんと下着を忘れてしまっていたのでした。

文香さん、ミアさん.jpg
※左:妄想妹「文香さん」、宇宙人「ミアさん」です。
 可愛い顔して激しいエロ妄想してしまう「文香さん」なのでした。

パンツをはき忘れた」というだけの単純ネタなんですが、巧く膨らまされた良作品。
お兄ちゃんとえっちし慣れ過ぎているためか、もともと素質があったのか、「文香さん」はハードな妄想癖のあるヒロイン。
ただでさえ、のーぱんで落ち着かないというのに、しっかり自爆しておりました。
後半はお兄ちゃんとの校内えっちになんですが、ドキドキしている様に多くページを割き・描写しているのが良かったです。
”恥ずかしい”ということで制服は上下着せたままなんですが、そんなんも好判断でしょう。
しかし、お兄ちゃんは「文香さん」を起こさず、なにゆえ一人で登校しちゃったのか、疑問。
…というより、普通なら学校到着以前に”穿いてないっ!”って気付くでしょー(笑)

タイトルそのまま狸の「タヌキちゃんでGO!」、犬の「博士と娘と助手と稲妻」、そしてキツネの「桜花」という、動物関連な3話。
狸が化けるのは、郷土史跡研究倶楽部に所属の眼鏡が可愛い副部長さん。
「おおとりりゅうじ」センセお気に入りなのか、彼女が裏表紙・中表紙を飾っておりました。
なにげに、ツインテールのロリっぽい部長さんも出番ちょっとながら印象深いキャラでして、続き見てみたいお話です。
父親が怪しげな研究所所長という、「鈴音」ちゃん。
落雷に遭い、脳にダメージをうけてしまった彼女を救うため、機能回復まで犬の脳を借りて生命維持を~という流れ。
ふりふりとお尻をこっちに向ける全裸の「鈴音ちゃん」がえっちなのです。
首輪などしておりましたが調教モノではないため、明るいラブコメちっく話になっておりました。
あーんなことをされていながら、「ちょっと恥ずいけど…」程度の「鈴音ちゃん」はなかなか良い(?)素質の持ち主でしょう。
キツネ、というか妖狐の「美留狐(みるこ)」さんの話は、前世がどうのっていうちょっぴり感動話です。

美留狐さん、狸・副部長.jpg
※左:妖狐「美留狐さん」、右:狸が化けた「副部長」です。
 この2作はどちらも動物モノながら、お話的には全然違うのでした。

ちなみに、巻末のおまけまんがでは、副部長に化けた狸と、妖狐の「美留狐さん」が相見えるもの。
途中にて「桜花」の設定裏話なども描かれており、上記ストーリーが気に入った方には嬉しい構成でしょう。
おそらくこちらが最近の作画だと思いますが、かなり洗練されてスッキリとしておりました

ほか、カラー原稿から始まる「宵闇の来訪者」
ショートカットで気の強い彼女「リョーコ」さん、大きなリボンと長い黒髪で、宇宙人ながら和風ちっくな風情(※姿を写したという設定)のある「ミアさん」という2人が登場するお話。
まぁ、あんなんがほぼ全裸という状態でウロウロしてたら、男性は理性飛んで当然です。
あれは「リョーコさん」の判断ミス。主人公「テツヤ」くんに過失はないでしょう。
「お嬢様の非日常」、「真夏のおくりもの?」というメイド関連2話は…
女は!チチがはれ上がった時点で終わりなんだよ!!
…とか言っている、「真夏の~」の偏った主人公が楽しいキャラでした。

強く濃い黒線のごっちゃり絵柄。
前巻と比べると格段に良くなっており、あちこちのバランスや崩し絵、構図や演出まで巧さがありました。
特にえっち、コメディーという単行本のポイントとなる両シーンは、自然で乱れることなく、安定感さえあります。
単純に絵もそうなんですが、漫画としても巧い方です。
前述しておりますが、新しい原稿ではより洗練されておりましたんで、次も期待できますね。
とりあえず、↓表紙が大丈夫であれば、中身も問題ないと思います。
癖はありますが、オススメですよっ。

インクリメントRO.jpg

インクリメントRO

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tag : コメディーツインテールショートカット

■秘蜜少女 (CHI-RAN)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 百合・ラブコメ
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵・ラフ絵、
      描き下ろし「恋」
・その他: カラー(4P)、短編×6。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「CHI-RAN(ちーらん)」センセの「秘蜜少女」です。

今回のタイトルは…「秘蜜少女」なんですね。
なんだか、やたら露出度高い↓表紙絵もあり、まるで成年漫画のような風情でした(笑)
」って単語が前面にあると、まるで「智沢渚優」センセみたいです。

鞠花ちゃん、エメちゃん.jpg
※左:超能力美少女「鞠花ちゃん」、右:異世界の住人「エメちゃん」です。
 性感が封じ込まれているアクセサリーを持つ「鞠花ちゃん」です。それ、欲しいなぁ(笑) 

そんな訳で、同シリーズでは早くも2冊目という「CHI-RAN」センセ。
今回も全て短編という構成で、甘いラブコメちっく話。
単行本全体の特徴としては、”ファンタジー要素”というのがありました。
ざっと記述しますと、
表題作「秘密少女」では超能力美少女「鞠花」ちゃん。
小人…というか、妖精みたいな存在なのかなーという、「百合籠」に登場する「籠女(かごめ)」ちゃん。
女性だけの世界(笑)という異世界「ファム」からはじまる「プラネート★エメリス」では、その住人「エメ」ちゃん。
「D×DROPs」では、”夢が叶う”という、物語の切っ掛けとなる不思議な飴。
…という具合なんですね。

そんな中で最もひでるさんに刺さったのが、逆にファンタジーっぽさのない短編「好きにさせないで」
女子校「早乙女学園」へ編入した主人公「野々花来(のの・かこ)」さん。
ある日、”学園一のプレイガールと呼ばれている「天城揚羽(あまぎ・あげは)」の女の子同士のキスシーン…というか、ほぼえっちシーンを目撃してしまうのでした。
そんな切っ掛けから、「揚羽さん」の目にとまってしまった「花来さん」は…。
だいたいそんなお話。

野々花来・天城揚羽.jpg
※野々花来、天城揚羽。
 黒髪が「揚羽さん」です。左はサービスカットなのですよ。
 
アナタを私の恋人(モノ)にする
「CHI-RAN」センセの漫画は、”女の子同士なんてイケナイ事”と思い悩むより、堂々とした肯定キャラが目立ちます。
こちらに登場するプレイガール「揚羽さん」は、まさにそんな思想を体現したような存在。
言動は自由で積極的。
ある意味悟りきっているので、非常に爽やかで魅力的に描かれておりました

私は…女であることに誇りを持ってる。女として、女に愛されたいの、愛したいの。そして、触れ合いたい

なーんて、言葉があったりして。
センセの漫画は、電気が走るような感覚を台詞のあちこちにて覚えますが、こちらもまさにそんなんでした。(※ひでる病気ではなく)
ちょっと、ページをめくる手が止まってしまいました。いや本当に。
女性同士でも全然いーじゃない、とか感化されてしまいそうです(笑)

ほか、暗くて感じ悪いと噂されていた「井筒茉織(いづつ・まおり)」さんが、前向きになるお話「百合籠」、”運命は一期一会”なーんてこのブログ文句みたいなのが出てくる、年下の同性に恋した「水宮美姫」さんが一歩踏み出すまでの漫画「D×DROPs」など、なんらかの要因によって前向きになるという、読後感の良い作品集でした。
ちなみに、カラーで始まる「秘密少女」は1ページ目で詳細にキャラを紹介していたので、てっきり各キャラが単行本の各エピソードに散らばっているのかと思いましたが…全然違いました。
ちょっと紛らわしいかも。

流れるような太く濃い線の絵柄。
センセ自身は”変形ゴマ”と言っておりましたが、コマをぶち抜く、窓みたいな小ウィンドゥが頻繁に発生する、少女漫画調。
乱れる髪の毛、心理描写も兼ねた花、星などの背景がため、ごっちゃりとしております。
縦長な身体と、丸い目、顔全体まで広がる恥ずかし線(※恥ずかしい時に鼻から頬にかかる斜め線のことね)など、多くの特徴があるキャラ絵です。
かなり癖が強いので、人を選ぶでしょう。

そんなこんなで、なんだか久しぶりに発売されました百合姫コミックスでした。
封入されていた案内によると、「玄鉄絢」センセ、「宮下未紀」センセらのお名前が!!
(※コミックゆりひめエス)
うっわー、これでますます百合ワールドにどっぷり漬かってしまいそうなのですよ。
もう、後戻りはできません(笑)

秘蜜少女.jpg

秘蜜少女 [IDコミックス/百合姫コミックス] (IDコミックス 百合姫コミックス)

★過去に紹介した百合姫コミックス
ストロベリーシェイクSweet/林家志弦
voiceful/ナヲコ
くちびるためいきさくらいろ/森永みるく
絶対×浪漫/むっちりむうにい
SIMOUN シムーン/速瀬羽柴
少女美学/CHI-RAN
初恋姉妹/東雲水生
春夏秋冬[限定版]/蔵王大志
乙女ケーキ/タカハシマコ
夜空の王子と朝焼けの姫/袴田めら
かわいいあなた/乙ひより
GIRL FRIENDS/森永みるく[おまけ]


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tag : 百合姫コミックスラブコメ少女漫画ファンタジープレイガール

■おまかせ!さやなのもえろ部 (水兵きき)

★まんがデーター [5/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■□□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : コメディー・えっち
・おまけ: あとがきまんが、合間にボツイラスト。
・その他: 折り返しにコメント、現在は1巻まで発売中。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「水兵きき(すいへい・きき)」センセの「おまかせ!さやなのもえろ部 1巻」です。

何気なくソレっぽい空気を察知して購入したこちらの単行本(笑)
ほとんど帯や表紙を見ぬまま手にしましたが、「水兵きき」センセは「みかにハラスメント」の方でした。
そうすると、センセの漫画は既に見ておりますね。
明るい色彩の↓表紙そのまんまな雰囲気という単行本です。

正直、ちょっと期待しておったんですが……これは対象年齢違いなのかな
そんな理由から、今回は評価が厳しくなってしまうと思います。
合わなそうな方はご遠慮下さい。
また、センセ、およびファンの方。ごめんなさい。
正直な感想を書かせて頂きます。

主人公「本郷さやな」さん.jpg
※主人公「本郷さやなさん」です。
 右でパンチラしてますが、意外にそんなんは少なかったりして。

ドジっ娘な主人公「本郷さやな」さんは所属二人だけという「お手伝い部」の部員。
幼馴染みの「かぐ姉」こと「綾瀬かぐや」さんに誘われ、創設したばかりのそちらに入ったんですが…。
街のお手伝いをなんでもするという部活は、”お色気な仕事もOK”ということから、えっちな依頼ばかりなのでした。
その身体を張った活動から、顧問「木塚」先生は「お手伝い部」を「もえろ部(※萌エロ部)」と改めるのです。
だいたいそんなん。

1話目「さやなのお手伝い部」にて、いきなり温泉シーンがあるんですが…湯気で肝心なところだけ隠れるという、よくある処理がなされておりました。
ざーと見てみると、この漫画はバストトップを描かないんですね。
世の中にこれだけえろえろが反乱しているなか、この表現はやや前時代的なような…。
…まぁ、健全な雑誌に掲載されているとか、出版社の意向なんでしょうけれど。
うーん、やっぱり不自然よねぇ。
その表現が不可能であるならば、同じえっち方面で攻める場合はチラリズムとか、シチュエーションえっちにするとか、色々やりようがあると思うのだけれど。
あるいは、下着姿くらいにとどめるのが丁度良いのでは?
漫画では良いか悪いか、ちょくちょく全裸になっておりました。

スカートの下は….jpg
おまけ:スカートの下は…秘密。
 結構頻繁に見られてしまう「さやなさん」なのでした。

また、「もえろ部」という語呂悪い名称からも想像できるように、お話はなんでもアリな、軽いコメディー
ゆるい展開で、さしたるものではありません。
…という以上の理由から、そういったモノが許せる方向けの単行本ですかね。

細線のざっくりとした大仰な作画で、こざっぱりとした印象。
全体の白さがために、軽い空気が漂っておりました。
絵的にはコメディーがぴったりでいいんですが、自然と崩し絵が多くなっており、雑に感じる方がいるかも。
縦横に大きな目と、下の線を省略する口が特徴。
デフォルメの強い癖がある作画なので、人を選ぶと思われます。
おおよそは↓表紙の判断で問題ないでしょう。

とりあえず、対象は20代後半…より上の人ではないのでしょう(笑)
ひでるさん的には、売りの1つに魅力を感じないのでここまでに。

おまかせ!さやなのもえろ部.jpg

おまかせ!さやなのもえろ部 (電撃コミックス)

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tag : コメディーパンチラバストトップ

■エプロンドレス (うましか)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 成年・メイド
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵。
・その他: 短編×7(うち「BLANC DE BLANCS」×5)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「うましか」センセの「エプロンドレス」です。

ブログでは何回か描いておりますが、漫画(※特に成年系)の表紙というのは判断に難しいものですね。
これは!って思ったのが全然中身が違っていたり、逆に微妙だったものが良かったり。
ただ、やっぱり皆さま白黒絵のが慣れているためか、開いて正解というパターンのが多い気がします。
今回の「うましか」センセもそうなんですね。
久しぶりらしい「エプロンドレス」はセンセ3冊目(たぶん)の単行本で、ひでるさんは初見。
なんとなく「きお誠児」センセを思い出した↓表紙の段階では迷いましたが、白黒絵のが全然巧い方でしたよー。

保健医、成田ちとせ.jpg
※左:保健医、右:成田ちとせ。
 ヤバめな雰囲気の小悪魔ちっくな「ちとせさん」です。絶対に「空くん」の手には負えないと思う。

さて、メイド「御厨あえか」さんが目印な単行本は、彼女が登場する中編「BLANC DE BLANCS[ブラン・ド・ブラン]」と短編2話という構成。
話数あるわりにお話は大したものではありませんが、登場人物が最小単位に抑えられていたこともあり、主要キャラがしっかり描かれておりました。

豪邸に住む、御曹司な主人公「一美」くん。
お前もそろそろ専従の使用人を持ってもいい頃だろう
という父親の言により、強制的に時代錯誤な召使いを与えられてしまうのでした。
しかも、側仕えとなったのは、学校では先輩の「御厨あえか(みくりや・あえか)」さんだったのです。
”幼少よりご主人さまにお仕えすべく育てられた”という「御厨さん」は、「立派な男にしてほしい」という希望通り、この日のため自分を磨いてきたという身体で無理やり迫るのでした。
だいたい、そんなお話。

積極的な御厨さん.jpg
※おまけ:積極的な「御厨さん」なのです。

教育の成果はあったらしく、盲目なまでに「一美くん」ラブラブになっている「御厨さん」
任務と希望がぴったり合致したためやたら積極的なんですが、胸が小さいからと言って隠してたり、フィニッシュの際に足を絡めてきたり、あちこちの言動が可愛らしいのです。
なお、胸小さいという特徴は、続く2話目以降にも活かされておりました。
眼鏡の保健医が、童顔っぽい容姿とは裏腹に巨乳であるというのもその対比ですかね。
成年漫画で保健室と言えば…ヒロインとのえっち舞台か(ベットあるしね)、えろい保健医が手ぐすねひいて待ち構えている、というのが定番なんですが、そのまま王道展開に「一美くん」はえっちされてしまうのでした。

そう、こちらの主人公「一美くん」は、使用人を拒否したり、気を使ったりという、典型的な優しいご主人さまキャラ。
そのためか、ほとんどのえっちシーンでは女性陣の希望そのままにされておりました。
…まぁ、年下だしね。
ちなみに、学園では主従関係は秘密なため、普段とやや違う二人の描写がちょとしたお話のポイントになっております。
そうですね、「内村かなめ」センセの漫画にて、”学校の同級生が家ではメイド”という漫画がありましたれど、あちらは学校で憂さ晴らしをされてしまうコメディーなのに対して、こちらはラブコメ系。
どうやら後輩にも人気らしい「御厨さん」を、実は深く知っているというドキドキ感がいいんですが…もう少しそんなんほしかったところですね。
5話目のラストが”小さい事件ひと段落”というものでしたから、できれば続きが読みたいです。

御厨あえか.jpg
※ヒロイン「御厨あえかさん」
 メイドとして理想的な「御厨さん」、学校ではちゃんとレースの下着でなかったりします。

また、4話目「bouquet」にて、「御厨さん」がアダルトに黒い下着だったりするんですが…うわあ、コレが秀逸
ちょっと恥ずかしがっている描写もまた素敵で、魅力倍増という感じでした。
漫画でも珍しく「一美くん」が興奮しておりましたが、キャラとの一体感を得られました(笑)

濃い黒の細線と、髪の毛・スカートなどの黒ベタがよく映えた作画。
全体的には白が目立つ、すっきりと見やすいものです。
だから、たまの黒がいいんですね。
細かく注視してみると若干微妙な所もありましたが、普通にはさして気にならないでしょう。
柔らかく綺麗な絵柄で、えっち時の手書き台詞が特徴です。
ロリから大人の女性まで幅広く描かれ、また短編でもキャラが強いため、それでお話を牽引しておりました。
(※どっちかというと、ロリっぽい方が得意なのかな)
前述したとおり、↓表紙にはいくらかプラス判断でいいと思います。

ほか、ロリ体系な同級生「成田ちとせ」とのえっち話「Plain」、再婚家庭での近親話「トライアングル」などが短編として収録されておりました。
とりあえず、メイド好きな方は無論のこと、そうでない方にもオススメできる作品ですね。

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(2007/12/14)
うましか

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tag : 小悪魔コメディーラブコメ

■鬼畜ゲーム (紫色雁行)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・お尻
・おまけ: 
・その他: 短編×10。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「紫色雁行(ししょく・がんこう)」センセの「鬼畜ゲーム」です。

発売された成年単行本の中で、真っ先にぴきーん☆ときたのがこちら。(※脳内ニュータイプ
必殺「作者名買い」ですよ。
しっかりお名前覚えておりました(笑)

「紫色雁行」センセの漫画は、ブログで「思春期の秘め事」を紹介しております。
その際、”大きなマイナスは要素なく、無難で平均点”とかずいぶん偉そうで失礼な文言を書かさせて頂いておりましたが、今回もそんな感じ
全て短編という構成で、相変わらずの無難なつくり。(←でも悪い意味じゃなく)
ロリ少女から教師、母親まで、登場する女性陣はバラエティ豊か
お話についても、タイトル「鬼畜ゲーム」に近い雰囲気の系統が目立ちましたけれど、それほどハードなものばかりではありませんでした
表題で過大な期待をしてしまった方は、やや物足りないかもしれません。
逆に遠慮してしまった場合は、再考の余地があると思います。
痛そうなのが苦手なひでるさんとしては、お話はこんなんで十分。
絵柄は好みな系統ですし。

風紀委員.jpg
※おまけ:左:「美作先輩」、右:「森木さん」
 美少女風紀委員です。連続話とか見たいなぁ。

表題作の短編「鬼畜ゲーム」
PC研究会と称して活動していた連中は、実はえっちな同人ゲームを作成・販売していたのです。
その証拠を掴んだ、学園でも有名な美少女・風紀委員「美作」先輩、「森木」さんの二人は委員会へ報告しようとしたんですが、逆に拘束されてしまうのでした。
だいたいそんなお話。

ショートカットで控えめな胸の「森木さん」、ロングヘアで巨乳な「美作さん」らが、色々えっちなことをされてしまう、期待そのままな王道展開。
二人を並べて描いているコマが多く、異なるビジュアルの対比を楽しむべき漫画に仕上がっておりました。
どうせなら、もう1話くらい使って、じわじわ調教しても良いかと思いましたけれど。
しかし…年間ン千万も稼いでいる、ってーのはなかなかスゴイですね。
そりゃ、簡単に潰されたくないよなぁ。

琴美先生、神尾さん.jpg
※左:琴美先生、右:神尾さん
 眼鏡です。「琴美先生」のお尻シーンがまたカワイくて撃墜されました。

眼鏡でおさげ髪な、”いかにも文学少女”という「神尾」さんが実はえっち漫画を描いていた、という「ひそかな願望」
も…もう…約束だからね
なーんて一言でクラスの男子と次々関係してしまう「神尾さん」が素敵でした。
ほとんど当人が望んでのことなので、調教っぽいわりに暗さのまったくないお話。
なにげに、体験を漫画に活かして稼いでいるところがしたたかです。
ちなみに、収録の「思い出の場所」に登場している美術教師「琴美」先生は、やっぱり眼鏡で髪を後ろに縛ったという外観が先の「神尾さん」成長後みたいでイイ感じ。
こちらも複数生徒と関係しているという設定で、お互い了承した上での行為なために、やっぱり読後感の良いお話でした。
「紫色雁行」センセの描かれる眼鏡の女性は強すぎず、弱すぎずで可愛らしいですね。
ちなみに、「トレジャーハンター」に登場する「入谷夏美」さんも眼鏡でしたよー。

村長さん、母親.jpg
※左:「辺境の聖母」の村長さん、右:「父の遺言」の母親。
 未亡人です。「シローちゃんのしたいこと、何でも許してあげるわよ」とか言ってました。うわぁー。

「秋の夜の淫夢」は、いわゆる痴漢電車モノ。
ロリっぽい「高城由奈」さんと、巨乳で色っぽい「鬼塚」先生が登場する、これまた異なるビジュアルの両者がイロイロされる、調教っぽい作品です。
妹「石井みゆ」ちゃんとの近親漫画「小悪魔」
そういったコトに興味をもってどうの~という導入からラストのハーレム状態まで、よくある流れなんですが、ここは是非続き見たいですねー。
ほか、つるぺたな容姿の姉が胸を大きくするため、適当な男性である弟とえっちするという近親話「ずっとアネのターン」、巨乳な母親との近親話「父の遺言」
さらには、村を守る村長さんの話「辺境の聖母」、淫魔族第三皇女「レイア」の登場する「トレジャーハンター」など、ファンタジー話まで収録されております。特に「辺境の聖母」は村長さんが身体張って村を守るという単純なお話ながら、母乳出ちゃうむちむちと肉感的な村長さんがえっちなのでした。

くっきり強く、丁寧な線の微妙に濃い絵柄。
全体的にトーン処理が施され、灰色でちょっと重たい空気が流れております。…ちょっと、ね。
キュートな女性絵がためにロリっぽい系統にも見えますが、少女から大人の女性まで描かれるジャンルは幅広く、その器用さがためにやや没個性
むっちりとした女性が色っぽかったので、大人な女性陣だけで構成された単行本が読みたいなぁ…。
なお、今回は全体的に”お尻”というキーワードが散らばっておりましたんで、上の属性をそうしてみました。
今後もそんな感じでいくのかな。
極端に濃すぎず、かと言って薄くもなくという見やすい作画なんですが、癖はあるので好き嫌いは分かれるでしょう。

前述しているようにも「紫色雁行」センセの描かれる女性キャラは好きな系統、お話も前回単行本より合ってきたので、今後もお世話になりたいと思います。
ただ、あとがきとか、カラーページなどが一切ないのは…ちょっと寂しいですね。

鬼畜ゲーム.jpg

鬼畜ゲーム (別冊エースファイブコミックス)

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theme : マンガ
genre : アニメ・コミック

tag : ニュータイプショートカット同人ゲームファンタジー

■GIRL FRIENDS (森永みるく)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■■
・独創性:■■■□□
・属性 : 百合・女子高生
・おまけ: あとがきまんが、通学設定・電車でのキャラ絵。
・その他: 現在は1巻まで発売中。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「森永みるく」センセの「GIRL FRIENDS -ガールフレンズ- 1巻」です。

「大橋亜希子」、「熊倉真理子」.jpg
※左:「大橋亜希子」、右:「熊倉真理子」
 両極端な二人です。とりあえず1巻では、百合というより友人物語ですね。

おお、久々…と言っても、今年2冊目な「森永みるく」センセの単行本です。
いままでのリリースを考えると、なかなかいいペースですね!
こちらのブログでは、3月頃発売になった成年系「あまいくちびる」、百合姫コミックスの傑作「くちびるためいきさくらいろ」などを過去に紹介しております。
今回の「GIRL FRIENDS -ガールフレンズ- 1巻」は、↓表紙絵柄からなんとなく伝わってくるそのまま、センセお得意な「百合漫画なのでした。
連続話がありつつも基本としては短編だった「くちびるためいきさくらいろ」、過去のソレっぽい作品も短編や数話連続程度、あるいはえっち含む成年系でしたから、実はコレが初の純粋・百合ストーリーなの。

短期大学付属の高校。
主人公「熊倉真理子」は真面目な優等生で、本好きの大人しい女の子。
英語の追試を受け終わった日、突然にクラスメイトの「大橋亜希子」が「一緒に帰ろ」と話しかけてきたのです。
二学期になって初めて話をした「亜希子さん」は明るく積極的で、「真理子さん」とは正反対なタイプ。
何気ない髪の毛の話題から「亜希子さん」が常連である美容室へ行くこととなり、彼女の意向でショートカットになってしまうのでした。

やっぱりショートヘアは本当に可愛い子にしか似合わないじゃん?

そんな切っ掛けから、ごく親しい友人となっていく二人。
関係を深める中で様々な体験をした「真理子さん」は次第に…。
だいたいそんなお話です。

「まりちゃん」、「あっこちゃん」.jpg
※左:「あっこちゃん」、右:「まりちゃん」
 とりあえず、こんなシーンもあったりします。これからどうなる!?

いかにも「森永みるく」センセという漫画で、ファンの方は狂喜乱舞するだろう内容。その一人がひでるさん(笑)
地味で控えめだった「まりちゃん」こと「真理子さん」が、「あっこちゃん」こと「亜希子さん」によって世界観を広げ、垢抜け、彼女に傾倒していくんですが、それは恋心に…なるのかな?
仲のいい友人に対して、喜んだり不安になったりという微妙な思春期心理がごく丁寧に描かれておりました。
繊細でゆっくりとしたお話は、なんだかリアル女子高校生の生活を垣間見ているようで、こっ恥ずかしいですよ。
なお、コメディー女子高生/大島永遠」とは、また違った意味でのリアルっぽさですかね。
憧れが残っている人は、こっちの漫画を読むのががいいでしょう(笑)

前述したとおり、いかにも「森永みるく」センセという、青春百合ストーリーでした。
ファンの方には問題ありませんが、その度合いが低い方には、もしかしたらワンパターンに見えてしまうかもしれません。
しかし……センセは本っ当に、この手のパターンがお好きなんですねぇ。
…って、この漫画を喜んで読んでいるひでるさんもそれは同じですか(笑)

とりあえずは1巻なので、ラストは~~で終わっておりました。[自主規制]
今後どうなっていくのか、二人から目が離せません。

仲良し四名.jpg
※おまけ:右から「杉山さとこ」、「関根珠実」、そして二人。
 仲良し四人組ですね。合コンシーンがこれまたイイのです。

嬉し恥ずかしな少女漫画ちっくとコメディーシーンでの独特な崩れが組み合った作画。
はっきりとした線は見やすく、全体的にはふんわり優しい感覚です。
キャラ絵に癖があるため多少好き嫌いがあるかもしれませんが、漫画は良質で抜群の安定感でした。
なお、派手・地味、優等生・人気者、ショート・ロングでベタあり・なしという基本キャラが主要二人なので、どちらかで見かけた感じがしてしまうかもしれません。
それがいいと思うのはセンセのファンは問題ないですが、マンネリと思う方はお財布と相談するのがいいでしょう。

成年系も良い「森永みるく」センセですが、”こうした一般(※百合系)も全然オッケー”って普通に思う、楽しくもシリアスなお話が巧い稀有な方です。
プリクラで下着姿(※いちおう上だけね)になったりする「杉山さとこ」、センセの漫画にはちらほら見かける漫画オタク系「関根珠実」など、サブキャラもなかなか捨てがたい味を出しておりました。
非常に面白かったです。
余談ですが、カバーを外すと文字だけになってしまうので、なくさないよう注意。

GIRL FRIENDS 1 (1) (アクションコミックス)GIRL FRIENDS 1 (1) (アクションコミックス)
(2007/12/12)
森永 みるく

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tag : 百合姫コミックスコメディーショートカット百合漫画少女漫画

■萌える麻雀入門もえじゃん! (大林森)

★まんがデーター [5/15]
・絵   :■■■□□
・話   :□□□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 麻雀・メイド
・おまけ: 携帯ゲーム「萌える麻雀超実践編もえじゃん!2」
      隠しキャラ。
・その他: 原作「森永ひとみ」、オールカラー(127P)、
      現在は1巻まで発売中、表紙は凹凸ある仕様。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大林森(おおばやし・もり)」センセの「萌える麻雀入門もえじゃん! 1巻」です。

えー、年末でバタバタしていることもありますが特に本日はいっぱい・いっぱいです。
そんな訳で、ちょろっとだけ。

秋葉原にあるメイド喫茶「エンジェル・ハイロン!」にて、新人メイドとして働く主人公「つくだもえこ」さん。
可愛いけれどドジな娘で、その日も伝説の雀師「つもこ」さんにコーヒーをこぼしてしまったのです。
そこで麻雀勝負を申し込まれた「もえこさん」は素人ながら、”一度もツモることなくあがり続ける”という神業を披露。
完敗した雀師「つもこさん」は、そんな「もえこさん」に”二代目つもこ”の名を与えるのでした。
だいたいそんな導入。

二代目つもこ.jpg
※二代目「つもこさん」です。
 扉絵では露出多いものの、本編では大人しめでした。

こういった類の本は買わないようにしているんですが、漫画を描いているのが過去にこちらでも紹介しました「魔法少女マヂカルペンチ」の作者「大林森」センセ、そして扱う題材が「麻雀」という2点により、禁を破って手を出してしまいました。
やっぱり初志貫徹すべきでしたかねぇ。
今は懐かしい「芹沢美来」ちゃんが登場する「スーパーリアル麻雀P3」で鍛えた(笑)ひでるさんは、初心者に毛が生えた程度のレベルです。
役、ルールあたりは、ほぼ理解できている…と思います。
そんなひでる視点からの結論。

これで麻雀は理解できない

漫画には多少説明っぽい台詞はあるものの、初心者が見ても訳わかんないでしょう。
基本から順々にという流れでなく、真面目な解説もなく、ある程度麻雀を理解している方向けですね。
この時点で、”麻雀入門”としての役割を果たしておりません
ちなみに、本気で麻雀を覚えたいならば、「片山まさゆきの麻省教室」などがオススメです。

つもこ、平和美.jpg
※左:「つもこ」、右:「平和美」
 なぜか皆変身したりしてます。

また、もう一つの要素”萌え”というのが明確にどんなんを示すか理解できておりませんが、とりあえず可愛らしいキャラとメイドさん要素は満載でした。
…よくわかんないですが、これで皆は満足なのかな?
ひでるさんとしては、各話表紙扉絵以外に露出少なく、脱ぐわけでもなく(※ちょっとだけある)、パンチラもさしてなく、えっちについては当然なく、そう言った意味で違っておりました。
まぁ、成年系じゃないですからね。
さらに、主人公「つもこ」、オーナー以外のキャラはどちらかで見覚えある方々になっているんですが、元ネタが分からないと訳わかんないと思います。

そんなんなので、当然お話もむこうが透けて見えそうなほど薄っぺら。
ここは人によって感覚違うでしょうけれど、コメディーとしては寒め。
麻雀ネタ、パロディという要素がために敷居は高く、およそオススメできないような内容でした。

絵柄は悪くないと思いますし、全編カラーなので、↓表紙が気に入ればいいかもしれません。
あるいは、携帯ゲームがあるようなので、そっちをやっている方向けですかねぇ。

萌える麻雀入門 もえじゃん! MiChao!KC (KCデラックス) (KCデラックス)萌える麻雀入門 もえじゃん! MiChao!KC (KCデラックス) (KCデラックス)
(2007/11/22)
森永 ひとみ

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tag : 芹沢美来パンチラパロディコメディー

■えっちぃビーム★ (10-Shion)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: あとがき・作品解説。
・その他: 初単行本、短編×8。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「10-Shion(てん・しおん)」センセの「えっちぃビーム★」です。

お名前「10-Shion」は「てんしょん」と読むのが正解なんでしょうか?
ネット検索した結果ではそう書かれている方が圧倒的に多く、なるほど読み方もそっちのが洒落てますよね。
…ただ、単行本巻末に、わざわざ「てんしおん」とルビがあったので、それに倣ってみました。

さて、そんなこんなで読み方が微妙にわからないままという「10-Shion」センセの初単行本です。
えー、ごめんなさい。
こちらも↓表紙の段階にて、「違うと思うよー」とか、誰かが耳元で囁いておりました(笑)
ランドセル半裸な女の子は絵としてはいいんですが、背景の色使い・3Dなタイトルなど、バランスが微妙に良くないの。
それぞれが相殺し合っているような気が……まぁ、素人意見ですけれど。
要するに、購入前から”合わないかもしれない”って感じたんですね。
結果としては、多少だけ想像通り。
絵は白黒絵のが味がありましたし、話も無難だったので予想よりは良かったです。

広瀬絵理花さん.jpg
※広瀬絵理花さん、2タイプです。
 じわじわ脱いでいくトコがえっちですね。お好きな方、ぜひどうぞ。

冒頭のラブラブ・スパッツ漫画「遠足まで待ちきれないっ★」
近づく遠足にて、しおり係に立候補した「広瀬絵理花」さん。
他の者が何だかんだと帰宅してしまったため、放課後一人で作成していたところ、大好きな「草加」先生が顔を見せるのでした。
ちょっと不器用な「絵理花さん」のため、「草加先生」は…。

もっと上手く作れるコツを教えてあげようか?
…って、なに鍵閉めとるんじゃー!!
まぁ、成年漫画ですしね。
期待通りにえっちへ進む展開なんですが、ひらひら捲れるワンピースにスパッツ、それを脱いで、シャツにスパッツ、さらに脱いで、半裸とスパッツ…という、それぞれ段階の組み合わせが楽しめる、スパッツ好きにはたまらないだろう(笑)漫画でした。
なお、こちらの「草加先生」は擦っただけでスパッツを破いておりました
わーはははははは、そりゃどんな技デスカ!?
携帯壁紙にしっかり記念写真(証拠写真)を残されておりましたが、あれは大丈夫なんでしょうかね。
ちなみに、↓表紙の女の子はこちらの「絵理花さん」でした。

山田真知子、めぐみちゃん.jpg
※左:真知子さん、右:めぐみちゃん
 我慢の原因は雷でした。…まだこんな娘いるかなぁ?

「なりきり★レッスン」は、うさぎコスプレ話ですね。
あと一週間で校内発表会という時期を迎えた演劇部。
うさぎ役の「めぐみ」ちゃんはクマ役の「ヒロキ」くんと目が合うと、何故だか言葉に詰まってしまうのでした。
それを察知した「柴崎」先生は他の部員を帰らせ、二人に居残りを命じるのです。
だいたいそんなん。

いわゆるバニーではない、もこもこしたワンピースのうさぎコスプレが可愛らしいお話
ぺろん、とめくったシーンがチェック柄のパンツもあって、ヤバさ全開ですね。
ちょっと脱ぐのが早いかなーとも思いましたが、うさ耳と手足のモコモコはそのままで安心でした。
特に肉球のついた「めぐみちゃん」のくつが可愛らしいのです。
また、そのやり方は置いといて、しっかり問題解決して劇を成功へと導いた「柴崎先生」の手腕はなにげにスゴイと思います。
ジャンルは違っちゃいますが、できれば…この先生のえっちも見たかったなぁ。

ほか、眼鏡の「山田真知子」さんとトイレでうんぬんという「大雨洪水放尿注意報」、バレンタインでのあまーいラブラブ近親話「ハニカムチョコレイト」など、そっち系コミックス「華陵学園初等部」より収録されたロリ単行本でした。
(※以前こちらのブログで紹介しました、「Honey&Sweet/藤坂リリック」と同じ系統ね)
基本的に明暗極端な展開のない、さっぱり読める漫画に仕上がっております。

やわらかな曲線のやや素朴ちっくな絵柄。
線は強いですが各パーツがすっきりしているため、クドさはありません。
大きい頭とあちこちの丸さが極端な、非常に個性の強い人物絵でした。
ジャンルを含め、間違いなく人を選ぶと思います。
やっぱり白黒絵のがいい雰囲気なんですが、だいたい↓表紙の判断でいいでしょう。
あるいは、裏表紙の背景が漫画カットになっておりますので、そちらも参考に。
ちょっと見づらいですけれど。
なお、単行本は冒頭漫画からだんだんと新しい原稿になっていく構成でした。
全て最近に発表された漫画なので全体的に大きな差はなく安定しておりましたが、ちょっとづつ処理には変化が見られます。
収録中で人気抜群だったらしい、「なりきり★レッスン」はトーンと濃淡バランスよく、ひでる好みですね。

えっちぃビーム☆ (OKS COMIX)えっちぃビーム☆ (OKS COMIX)
(2007/11)
10-Shion

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tag : ランドセルコスプレ証拠写真華陵学園初等部

■異国迷路のクロワーゼ (武田日向)

★まんがデーター [15/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : フランス・文化交流
・おまけ: カバー裏に4コマ・別絵。
・その他: カラー(4P)、現在は1巻まで発売中。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「武田日向(たけだ・ひなた)」センセの「異国迷路のクロワーゼ 1巻」です。

ちまちまとブログを続けて1年半くらいになりましたが…やっぱり選んだ単行本によって、すぐ文が書けるものと、なかなか思い浮かばないものがありますね。(※それがうまい・ヘタは別にして)
実際、書けないものは全然文にならないんですよ、コレが。
過去に紹介しているものでも、本を片手に相当な時間を費やしているものがあったりします。
果たして、いつまで続けれることやら…。

そんな訳で、今回紹介する「武田日向」センセの「異国迷路のクロワーゼ 1巻」は、さくさくと感想が出てくるタイプでした。
センセの漫画は、巫女さんにつられて購入した「狐とアトリ-武田日向短編集-」を当ブログにて掲載しております。
こちらも↓表紙の和服姿が非常にいいですねー。適度な派手さで。
ややごっちゃりはしてましたが。(←まぁ、着物ですから)

”長崎一の看板娘”こと「湯音さん」.jpg
※ヒロイン「湯音さん」です。
 ちょろっとカタカナになる台詞とか、困った際の表情がいいですね。

もの珍しい日本文化がブームになっている、約19世紀頃のヨーロッパ。
フランスはパリの下町では、時代の波に取り残されて危機的状況となっている鉄工芸店「ロアの看板店(アンセーニュ・ド・ロア)」がありました。
”長崎一の看板娘”こと「湯音(ゆね)」は、家のきまりとなっている奉公先をパリに求め、日本好きな「オスカー」につれられてそちらで働くこととなりました。
しかし、店主「クローデル(※略:クロード)」はそんな彼女に対して、気難しい顔を見せるのです。
だいたいそんなお話。

簡単には異文化交流漫画です。
”慣れない世界でがんばって、ゆっくり周囲に認められていく”、というお話ですね。
そういった事柄が大小エピソードにて細かく描写されており、思わずのめり込んで一気に読んでしまいました。
楽しくも暖かな作品ですよ。

「アリス・ブランシュ」お嬢様.jpg
※「アリス・ブランシュ」お嬢様です。
 一応、入浴シーンということで(笑)やっぱり「湯音さん」の表情がいいのです。

こちらのヒロイン「湯音さん」は、小さくて人形のような容姿とは裏腹に、一本筋の通った女性。
普段は控えめで従順なんですが、ここという場面では一歩も引かない意外なまでの強さを見せる、今は無き大和撫子というべきキャラクターなのです。
そんな彼女の愛らしさだけでも十分寄り切れそうな作品でしたが、間違ったり・失敗したり、主人「クロード」や付近一帯のオーナー「アリス・ブランシュ」お嬢様などに振り回されつつも、健気に孤軍奮闘する「湯音さん」の姿は、漫画ながら声援を送りたくなりました。
もし、これで「フランダースの犬」みたいな、バッドエンドでも迎えた日にゃあ、ひでるさん泣きそうです。
…と言うか、絶対に泣くでしょう(笑)
いちおう、登場人物には(今のところ)本当の悪人がいない、ほんのりと優しい漫画として進んでおりました。
今後も、立ちはだかるだろう苦難には、様々な人に助けられ、あるいは助けながら乗り越えてくれることでしょう。

大変だ!.jpg
※おまけ:ああっ、湯音ちゃん!!

しっかりとした線の丁寧で繊細な作画。
あちこち、背景から小物、各人物の表情まで詳細に描き込まれており、画面には説得力がありました。
イラストの仕事もされている「武田日向」センセはもともと絵の巧い方ですが、漫画という視点でも濃淡・強弱のバランス感覚に優れた、漫画技術のある方だと思います。
癖はありますが強くはないので、万人に好まれるでしょう。
とりあえず、↓表紙が気に入れば問題ありません。

明らかな「洋」の風景にぽつりと入った「和」なキャラクターは、独特な存在感を発揮すると共に、そこはかとない孤独も感じられました。
着実に信頼を得ている「湯音さん」が今後どうなっていくのか、期待して見ていきたいと思います。
こりゃ、そのうちアニメとかになりそうですね。

異国迷路のクロワーゼ 1 (1) (角川コミックス ドラゴンJr. 111-2)異国迷路のクロワーゼ 1 (1) (角川コミックス ドラゴンJr. 111-2)
(2007/12/08)
武田 日向

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tag : フランス日本文化バッドエンド

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 まんがとの出会いは一期一会。そんな、漫画の魅力についてのんびり書きたいと思います。
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