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■あったかく、して。 (雨がっぱ少女群)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵・2冊目漫画
・その他: カラー(8P)、短編×9
      (うち「パジャマパーティー」×3)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「雨がっぱ少女群(あまがっぱ・しょうじょぐん)」センセの「あったかく、して。」です。

なんだかえらく早いリリースのような気がしましたが、前巻「小指でかきまぜて」の発売は去年の11月末頃。
…まぁ、成年系で半年の間隔は素早いと思います。

そんなこんなで、「COMIC LO」にて”持ち込み大賞 初代受賞者”という輝かしい冠を持つ、「雨がっぱ少女群」センセの2冊目「あったかく、して。」なのです。
連続話を中心に短編を配した単行本です。

まず、店頭でも目立っていた↓表紙について。
これまた、なんとも言えないエロティックさがありますね~。
確かに胸のあたりが透けてはいるものの、特にはっきりと露出している訳でないんですが…さすがです。
「雨がっぱ少女群」センセの画力が遺憾なく発揮された、良い絵だと思います。
(※ネットの写真で見た際には、目が隠れているように感じていましたが、実際にはちょっと出てました。もし帽子か、髪の毛が被っていたら、また雰囲気が違ったかなぁ)

紹介帯には「ただひたすらに圧倒的」と言うキャッチフレーズが前にあるほか、「圧倒的な~」という言葉が裏に踊っていました。
大仰だなぁ、とか思っていいましたけれど、読み終わると…うん、まぁそんなんですかね。

美紅ちゃん、美星さん
※左:美紅ちゃん、右:美星さん
 このあたりの絵柄は、いたってスタンダードという綺麗なものです。

えー、この単行本は特に”お話を紹介するより先に絵柄について書いておいた方がいいと思った”ので、いつもとは順番を変えてそちらから。
とりあえず、非常に巧い方です。
間違いありません。
今回単行本でも、ひしひしとそんなんが伝わってきました。
深い色のカラー絵(←そうでないのもある)は、それだけで背景の物語を想像させるようなもの。
そして白黒絵。
黒が強い、どちらかと言うとこってりな絵柄です。
特に目立つのはキャラ以外の部分(背景など)で、細かくしっかり描き込まれた、たまに”描き込まれ過ぎ”みたいなこともある、リアルで写実的なものでした。
目が小さく輪郭の幅が広い、微かな凹凸とつるっとした肌のロリ絵柄。
今回収録の各話なんですが、おそらくは”話の内容によってわざと雰囲気を変えている”ようなのです
それがため、全体としてはやや不安定。
いかにも成年漫画という軽いタッチもあり、劇画っぽく描かれていることもありました。
そんなんを踏まえ、お話と共に紹介致します。

すっきりとした綺麗な線のデジタル絵柄な短編「小鳥の縛り」、「AWAKE」
見やすく見栄えも良く、収録では単純にひでるさん好きな感じです。
まず「小鳥の縛り」は、「美紅」ちゃん10歳のロリ緊縛漫画。
”ということで縛ってみた!”
…という、収録では最も軽いコメディー短編です。
昔はお姉ちゃんと付き合っていたらしい「サトシ」くんにラブラブな「美紅ちゃん」
自分の髪の毛に溺れたりする楽しい娘で、崩し顔とかなんとなーく「関谷あさみ」センセちっく。
プレイとしてはなかなかハードでしたが、オチまで爽やかな短編になっておりました。
なお、縄は途中で外すんですが、縄跡がちょっと残っていても良かったかなぁ…。

妹「沙織」ちゃん10歳と兄「圭」くんという「AWAKE」は兄妹の近親モノ。
ちょっと胸のある、「圭くん」の親友「美星」さん13歳がお話の鍵になっていました。
独特な言いまわしの”ボク少女”ですね。
ラスト付近で再登場しており、いい娘だなぁ、とか思っていたら…。
うーん、このオチはやや展開が早過ぎ。
前後がないため、やたら軽い感じになっていました。

収録でのメイン「パジャマパーティー」は全3話の連続話。
絵としては、こちらがもっとも適度な感じで安定していたと思います。
(※可愛らしさとリアルさ、そして描き込みのバランスが取れている…ような気がするの)

七草このみ、五堂エリカ
※左:七草このみ、右:五堂エリカ
 絵柄・お話というどちらも、よくまとまった良作品だと思います。

病気がため、亡くなってしまった「七草このみ」ちゃんは幽霊として復活しました。
他の人には見えないんですが、生前に告白していた医師「九重宗一郎」だけはお互い認識でき、触れることもできたのです。
常に好きな人といられるため、快適な幽霊生活を満喫していた「このみちゃん」
しかし、自称「天才エクソシスト」という「五堂エリカ」さんが「このみちゃん」を感知し、除霊に乗り出したのでした…。
だいたいそんな流れ。

他の人にはまったく見えないものの、「宗一郎くん」だけが例外。
…ということは、2人がえっちしているシーンは、傍から見ると相当アブない、変態ちっくな感じに見えるのかもしれません。
うわ、やだなぁ(笑)
”法に裁かれないのをいいことに、さんざんいじり倒した”
などと回想している、重度な「宗一郎くん」がステキです。
どっちかというと微妙な医師ですよねー。

ゴムがゆるいためパジャマがずれ、常に下着が見えている正ヒロイン「このみちゃん」もいいですが、車椅子でカチューシャという「エリカさん」が可愛いなぁ。
前回失敗しているらしく、名誉挽回を目指して「宗一郎くん」の除霊に挑みますが…2人の関係がため「このみちゃん」の代わりとして、えっちさせられてしまうのでした。
そんな予想外の展開に困惑しながらも、除霊を優先させた「エリカさん」はプロフェッショナルですね
…まだ若いのに。(※ちなみに「エリカさん」は9歳だって)

そんなこんなで、3名の結末がどうなるのか、詳細書いてしまうとつまんないので伏せます。
まぁ、王道展開のいい話ですよ。
いかにも成年系というネタでしたが、「宗一郎くん」はなかなか偉いと思います。…ラストを含めて。
なお、3話途中にあった、えっちを堪能した「エリカさん」の背中に!!って、描写は結構怖いのですよ。

”怖い”というキーワードが当てはまる短編「夕蝉のささやき」は、黒が目立つ落ち着いたタッチの静かな作画でした。
キツネのお面というのは、ものすごーく神秘的ですね。
さらに秘密の儀式とかなんとか、ミステリアスで、やたらブラックな短編です。
「小鳥の縛り」とはえらい違いなのですよ。
「里香」ちゃん10歳と父親の、いちおう近親系。
代わりにお嫁さんにしてるのと同じことを里香にもしてやろう
…とか言っておりました。
お父さん最低っ!
ほか色々仕掛けがあるんですが…うーん、まるまる伏せさせて頂きますね。

なお、10歳の「晶奈」ちゃんとお父さんの同じく親子近親モノ「家庭菜園」は、鉛筆タッチのようなリアル絵柄で、もっとも異質な雰囲気でした。
ここまでくると、良し悪しかなぁ。

晶奈ちゃん、雛美ちゃん
※左:晶奈ちゃん、右:雛美ちゃん。
 こんなんです。非常に強いので、ちょっと怖さを感じるんですよねー。

カラー原稿から始まる短編「真夜中の妹」はお兄ちゃんと8歳の「ミミカ」ちゃんという兄妹の近親系。
当初、欲望をぐっと抑えて、ちゃんと兄らしい対処をしていたのは偉い。
なお、こちらは非常に気になるオチでした。
じわじわと作画が暗くなっていったような気がしていましたが、ひょっとしてこれもわざとだったりして??

ややばっさりとした作画の「太古の森」ですが、お話としては最も良かったです
…初期ころの原稿なのかなぁ。
下手ではないんですが、やや線がふわふわとしてますね。
自殺しようと屋上に出たら、ぬいぐるみを抱えた11歳の女の子「浅利雛美」ちゃんが先客としていたのでした、という短編です。
「雛美ちゃん」の回想シーンに出てくる、あの学校の先生はイヤですねー。腹立ちます。
ひでるさん、まったく関係ないですが。
しかし、そんなんと現在のえっちがリンクしており、
汚くないよ
という一言がなにげに「雛美ちゃん」の大きな救いになるという展開は、なかなか良く出来た素敵なお話だと思います
また、結末もロリ成年漫画とは思えないほど、感動的なものが待っていました。
確かにありきたりと言ってはそれまでなんですが、逆にそれらを見事に融合させた技術は、やっぱりスゴイと言えるでしょう。
頑張って舐めてみるもんですねー(笑)

そんなこんなで、各話によってだいぶ作画にバラつきのある、珍しい単行本なのでした。
実は紹介帯の裏部分にある漫画カットでだいたいは確認できますので、穴があくほどじっくり見てみるのもいいでしょう。
店頭でアブない人と勘違いされないよう、気を付けてほどほどにどうぞ。

あったかく、して。 (TENMAコミックスLO) (TENMAコミックス LO)あったかく、して。 (TENMAコミックスLO) (TENMAコミックス LO)
(2008/09/19)
雨がっぱ少女群

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tag : コメディーカチューシャミステリアス

■松ヶ丘エンジェル (めいびい)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■■
・属性 : コメディー・えっち
・おまけ: おまけ「松ヶ丘エンジェルのひみつ」、
      カバー裏に漫画「中林蓮華の華麗なる日常」
・その他: 初単行本、全て表題作(全9話)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「めいびい」センセの「松ヶ丘エンジェル」です。

はい、買っちゃいました(笑)
こないだの成年系「満開乙女」が刺さったので、ぜひセンセの一般系を読んでみたくなったんですよ。
そんな訳で、手に入れました「めいびい」センセの一般系にして初単行本、「松ヶ丘エンジェル」なのです。
…こうして、本が次々と増えていくんですね。たはー。

発売は今年の1月18日のこと。
これはねー、ちゃんと記憶があるんですよ。珍しく。
あちらの↓表紙です。
なんとなーく、胸元がユルくてえっちっぽい雰囲気があって目が止まったんですが、左下の「淀屋めろん」さんの表情がために、やめたのです。
もともと表情の明るい娘さんではなかったですが、なんであんな顔にしたんだろう。
折り返しとか中表紙の絵のがいいかなぁ。

松ヶ丘エンジェル
※松ヶ丘エンジェルのみなさま。
 個性的な面々です。…統率するの大変そうね。

ちょっと関係あって、ないことですが…。
AVの売れ行きというのは、パッケージの写真でだいぶ左右されるんですが…同じ女優さんでも、ふとした表情の違い程度で売れ行きがはっきり分かれたんですよ。
キツいというか、厳しい表情のは不思議と売れていかないのね。
そうした流れからか、TMAさんの素人モノは構図うまく、顔がはっきりと見えない、綺麗なイメージになっていたのでした。
…余談おしまい。

そんなんを思い出しました。
こちらのブログでは、何度も↓表紙について書かせて頂いておりますが、そう言った意味ではこちらイマイチかなぁ…。
他の2人はいいですけど、半開き目なロリ担当の「めろんさん」はもっとしれっとした、おすまし表情のが良かったと思ったのですよ

長くなりましたが、お話について。
こちらは全て表題作の長編漫画ですね。
やたらはっちゃけた、なんでもアリなハイテンションコメディーになっています。
さらに、あちこちで胸が露出したり、全裸になったりするという、サービス満点な展開なのです。
こないだの「ペンギン娘MAX/高橋てつや」とジャンル・方向性的には同じ路線ですかね。
(※ちなみに、どちらも「秋田書店」の一般向けえっち漫画)
そちらはだいぶ厳しかったですが、こちらは絵が巧いこと、ハチャメチャなりにお話がしっかりしていること、という2点がため、楽しく読ませて頂きました。

必殺!加奈佳コレダー
※必殺!加奈佳コレダー
 両腕が電動なので、こうした芸当ができるのです。

主人公「鈴木翔一」は公務員。
町を守るヒーロー「松ヶ丘エンジェル」を擁する、松ヶ丘防衛課に課長(隊長)として配属されてしまうのでした。
腕だけサイボーグの「天満加奈佳(てんま・かなか)」、歩く頭脳戦艦「淀屋めろん」、役場のアイドル「長堀小枝子」という3名で構成された「松ヶ丘エンジェル」は、全裸で町内を走りまわるような、がっかりヒーロー。
アンドロイドから触手生物、果ては「ヘル・ヴァニラ」こと「中林蓮華」らと、町の平和を守るために対決するのでした。
…大雑把には、だいたいそんなん。

紹介にも”主人公”という冠がありました、普通の人「鈴木翔一」くんの目線で進むコメディーかと思いましたが…なんと彼は2話目にてびっくりな展開を迎え、そのままフェードアウト
あちらの展開はもの凄くブラックなネタで、面白いと笑うよりもちょっと怖かったですねー
コメディー漫画というのは、基本”どんな結末を迎えても次の回では普通に登場する”というのがセオリーなんでしょうけれど、こちらはそのまま進んでおりました。
なんと、開始3話目にして主人公という冠のついたキャラが交代するという、トンデモな事態を迎えるのです。
まぁ、ほとんど「加奈佳さん」がメインで主人公扱いだったため、さして気にはなりませんでしたけれど。

ちょっと気になったのが、↓表紙と同様に「淀屋めろんさん」のこと。
当初は「国家を転覆させる智略」とか言われていた、お利口さんキャラでした。
1話では発信機をあらかじめ取り付けておいて犯人の割り出しに成功したほか、3話では次の放火地点を予測してました。
戦闘中にパソコン使ったりしてましたからねー。(←検索してただけですが)

それが、5話の主役回あたりから周囲に感化されたのか、クールな突っ込みという雰囲気ではなくなっていくのでした。
バレンタインデーの日に無理やり「学校へ行く」と主張した「めろんさん」
しかし、その割にあげたい相手などおらず、適当な下駄箱へチョコを入れたりして、普通の中学生生活を満喫しておりました。
なかなかお茶目な娘さんですね~
また、チョコにはメッセージを付けていたんですが、どう見ても賢くなさそうな文だったりして(笑)
7話での「魔法女子よしこ」のコスプレ、最終話での3分発言など、どんどんアホっぽくなっていく様が悲しいです。

天満加奈佳、淀屋めろん
※左:天満加奈佳、右:淀屋めろん
 なにしろすぐ脱いじゃう(笑)ので、ぎりぎりなサービスシーンが少ないのです。

なお、サービスから戦闘、ボケまで物語を牽引した「加奈佳さん」、終始サービス担当として役目を全うしていた「小枝子さん」は、ほぼそのまんまでした。
1話にてアンドロイドを蹴っ飛ばした「加奈佳さん」がちゃんと骨折していたり、1コマもないまま負けた巨大触手生物との再戦にて、ちゃんとセクシーカットが入っていたところ(※小枝子さん曰く、「こんな感じでいいのかにゃ?」)、流れであっさり捕まる「深江勇太」などの描写が良かったです。
思い返してみると、ほとんどのことはこの人が元凶のような…
とか言われている、なにげにあちこち関与していた松ヶ丘町長「中林恒夫」もぴったりなキャラでした。

強い線と濃い色のコテコテ絵柄。
コマ割り小さく、またごっちゃり描かれる方で、黒ベタやトーン処理などで黒々としたページの比率が高いのです。
細かな描き込みの、賑やかな漫画はちょっと分かり辛い部分もありました。
しかし、メカから触手まで絵の巧い方ですから、おおむね問題はないと思われます。たぶん。
バランスに優れた、写実と漫画の中間あたりな人物絵です。
コメディーでの崩れ具合も良く、全体的に安定しておりました。
直接のえっちシーンはさすがにないものの、すぐに胸がポロリと露出する気前の良さ(※ちゃんとバストトップも描かれています)、成年漫画っぽい触手との絡み、貧乳「めろんさん」の搾乳シーン(※規格外で実現しなかった)など、サービスシーンについては抜群の出来栄えでした
ちょっとえっち度合が強いので、慣れていない方は置き場所とかに注意(笑)

全体的にこってり濃厚な作画で、特徴的なお話です。
どちらも人を選ぶため幅広く好まれるものではありませんけれど、一定方面には強いので刺さる方もいるでしょう。
ただ、このえっち具合ならばやっぱり成年漫画のがいいなぁ。

松ヶ丘エンジェル (ヤングチャンピオン烈コミックス)松ヶ丘エンジェル (ヤングチャンピオン烈コミックス)
(2008/01/18)
めいびい

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tag : コメディー秋田書店コスプレ

■あねパイ (山田ショウジ)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・むちむち
・おまけ: あとがき、カバー裏に「いっとけ!教育指導!外伝」
・その他: 初単行本、カラー(6P)、短編×8
      (うち「教育指導!シリーズ」×3)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「山田ショウジ(やまだ・しょうじ)」センセの「あねパイ」です。

なんか違和感があるような…。
店頭でも、↓表紙がものすごーく気になったんですね。
たぶん…ちょっと胸が上向き過ぎない??
なんだか、つくりものの胸(←まぁ、絵なんですけどね)みたいなのですよ。
これなら、中扉の絵のが良かったような気がします。

…という訳で、↓表紙などカラー絵柄よりも白黒絵のが断然良かった「あねパイ」は「山田ショウジ」センセの初単行本。
そう、実際の漫画は問題なく、単純にひでるさん好きなタイプの絵柄なのです。
表題そのままなお姉さん系短編と、連続話「教育指導!シリーズ」の2本柱な単行本。
コテコテしたラブコメではないですが、むちむちしたスタイルな女の子の明るい作品集でした

姉「ナツキさん」、義姉「しずるさん」
※左:姉「ナツキさん」、右:義姉「しずるさん」
 収録でお気に入りなお姉ちゃんズ、です。2人ともむちむちよ。

タイトルそのまま、お姉ちゃん系統な漫画が3話ほど収録されております。
狩野蒼穹」センセの単行本でも思いますが、”お姉ちゃんはいいねー”、という短編です。
(※現実にはこんなんないだろうけれど)
欲しかったなぁ、お姉ちゃん(笑)

さて、中扉でむちむちなスタイルを披露している女性「ナツキ」さんの「姉ちゃんのらぶレッスン」
えっち知識がない弟「ハルキ」くんは、それがために喧嘩をして帰宅しました。
傷を治療した姉「ナツキさん」は原因を知り、文字通り一肌脱いだのです。
じゃあそれ、お姉ちゃんが教えてあげよっか

いやー、素敵なお姉さんですねー。
ある程度、姉弟を超えないぎりぎりまでして、
これでお姉ちゃんの授業はおしまいです。もう教えることはありません
…とか言ってがっかりした弟の表情を見た後の台詞。
ここからは実技に移ります
これが最高なのよ!
また、後ろからされている「ナツキさん」の表情が、やたら可愛くて印象に残りました。
ラブラブな空気はないものの、この2人はなにげに関係続いちゃいそうですねー。

再婚した母親がため、「ケイ」くんは義姉「しずる」さんのドキドキ同居生活が始まったのでした、という表題作「あねぱい」
顔が挟まれるほどな巨乳を持つ「しずるさん」
ちゃっかり仕掛けていた盗撮カメラに、お風呂でひとりえっちをするシーンが映り…って、おいおい盗撮は犯罪だって。
いかに家の中とはいえ、いかんなぁ。
とかなんとか、前半の清楚な雰囲気が崩壊するほど、やたら積極的な「しずるさん」のえっちシーンが良かったです。
いちおう半年間は何もなかったようですから、お互いよく我慢しましたね(笑)
先の「ナツキお姉ちゃん」とはまったく違ったタイプでどちらも可愛いんですが、いかにもという容姿とえろえろなギャップの「しずるお姉ちゃん」のが好みです。
ぜひ”押しつぶしの刑”をされたいですよ。

朝霧さん、吉川由里
※左:朝霧さん、右:吉川由里さん
 あの行動は、「可愛い」というより、「怖い」でした。

カラーで始まる冒頭話「そして明日もあさっても♪」
先輩「朝霧」さんが落としてしまったプリントを、なんとなく一緒に拾った「竹内」くん。
これまで全く接点がなかった、それだけの関係であった彼女が、次の日にはお弁当を作って目の前に現れたのです。
…という、女子ストーカーな短編ですね。

眼鏡の「朝霧さん」は、↓表紙の娘さん。
可愛いとかなんとか言う以前に、”気持ち悪い”と感じた彼の反応は至極真っ当。
さんざん避けていた「竹内くん」ですが、ついに無理やり押し倒されてしまうのでしたー。
まぁ、あんな女性ならいいか、とか思う反面、今後は下手に浮気とかできなさそう。
怖そうですね~。
えっち途中で眼鏡を外してしまうのは、読み手によって良し悪しかも。

妻「岬」さんと「優介」くんの夫婦短編「Happy life」
うん、これは”勝手にやってて下さい”というようなラブラブ短編ですね。
あーしたプレイなんだ、という(笑)

収録で「教育指導!」シリーズは、単行本でもう一つのメインという連続話。
実は、カバー裏のおまけ漫画もこちらのお話なんですね。

1話目「いっとけ!教育指導!」は、いじめてオーラな女性「吉川由里」さんを”性・教育指導”するお話。
生徒指導室で、授業中で、トイレで…と、あちこちでえっちが展開されておりました。
脱ぎたまえ!
とか、命令言葉に当然のごとく従ってしまう「吉川さん」なのです。
教室シーンは、もうちょっとじわじわやって欲しかったですが…。
次でメインとなる「藤森茜」さんもしっかり関わっているところがポイントです。

藤森茜
※藤森茜さん
 ツンデレな「藤森茜さん」なのです。真ん中の人が先生ですね。

続く2話目「もっといっとけ!教育指導!」は、大きなリボンの可愛い、ツンデレちっくな女性「藤森茜」さんを”性・教育指導”するお話。
先の従順な「吉川さん」と違い、普通の反応な「藤森さん」がなんだか新鮮。
密かに慕っているという「塚原」くんとのえっちは、正体を知られないよう必死に声を抑える姿が良かったです。
口を押さえてましたが、もう一歩進んで指噛んだりしてもいいかなぁ。

ラストの3話目「いっとけ!教育指導!-逆襲編-」
逆に先生が拘束され、先の2人にされる話…と言っても、おどろおどろしいものではないのでご安心を。
単にそういったプレイですね(笑)
私は真に教育の事だけを考えているのだ!ただ生徒に欲情する教師など犯罪者にすぎんではないか!
とか、きっぱり言い切る先生はスゴイ。
後半で泣いたりしてましたから、いちおう本気の指導であった様子なのです。
ラスト付近の、キスが切っ掛けで途端にラブラブちっく、メロメロになってしまう「藤森さん」が目立っていました。

収録では最も異質なファンタジー短編「Princess Tiara」
これ、2ページ目に扉絵が配置されているんですが、前のページからの続きで姫が叫んだコマが右上でやたら小さかったこともあり、いきなり発射された状態かと思いました。
ここは変更した方がいいですね。
もし続きがあれば、犯罪者の騎士「アベル」と逃亡した世間知らずの姫「ティアラ」が追手や世間にボロカスにされたりして…。
そんなん想像したひでるさんは、ちょっと疲れ気味。

強い太線のこってり絵。
コマ割りは小さめで、全体に擬音が乱れ飛ぶなど、やや賑やか風味です。
線は乱れず、濃淡の色合いも適度なので、見やすい絵だと思います
まつげがクッキリな縦横幅に広い目と、狭い輪郭が特徴。
個性をほぼ確立されており、単行本全体で安定していました。
(※ちなみに、収録も最近の原稿ばかりでした)
ただ、癖が強いので、はっきり人を選ぶと思われます
ちょっと注意ね。

おそらく隣にして並べると全然違うでしょうけれど、「鈴羅木かりん」センセみたいな絵かなぁ。
(※本当に、なんとなーく似ているだけでした)
好きな系統の絵柄とお話だったので、次もぜひ追いかけたいと思います。
お姉ちゃん漫画のがいいですね。

あねパイ

あねパイ (セラフィンコミックス)



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tag : ラブコメファンタジー

■ペンギン娘MAX (高橋てつや)

★まんがデーター [7/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■□□□□
・独創性:■■■■□
・属性 : コメディーパンチラ
・おまけ: あとがき「BONUS TRACK MAX」、
      カバー裏に「グレイテスト竹の子ちゃん」
      合間にキャラプロフィール。
・その他: 折り返しにコメント、折込小ポスター(カラー両面)、
      6話収録(+番外編)、現在は1巻まで発売中。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「高橋てつや(たかはし・てつや)」センセの「ペンギン娘MAX 1巻」です。

うわ、やっちまいました。
ふわーっと書店を回っていた際、えっちっぽい↓表紙に導かれてうっかり手に取ってしまいました(笑)
こちらは前に発売している、同タイトルな漫画の続編なのね。
さして見もせず、感覚だけで本を買うひでるさんです。

さて、そんなこんなで「高橋てつや」センセの「ペンギン娘MAX 1巻」です。
センセの絵は何度か見掛けておりましたが、漫画としてはこれが初見。
前巻は知らず、正直なところよく分かっていませんが…これ結構人気のある漫画なんですね。
そうすると、人によっては刺さる漫画なのかなぁ。

仲良し3人組
※仲良し3人組です。
 なんやーかんやーと、3名でつるんでおりました。

ブログもあるため、いちおう頑張って読みましたが…ちょっとひでるさんには合いませんでした。
いや、確かに面白いところもあったのだけれど。
毎度のことですが、これから正直な感想を書かせて頂きますので、そういったのが苦手な方はこちらでご遠慮下さい。
センセ、およびファンの方、ごめんなさい。

 ・
 ・
 ・
いいですか、いきますよ?

主人公「南極さくら」は日本一という”南極財閥”のお嬢様。
特にアニメ「竹の子ちゃん」が好きな、オタク少女で様々な言動で周囲を驚かせておりました。
男前な女性「択捉鯨(えとろふ・くじら)」、「おばあちゃん」と呼ばれて親しまれている「栗尾ねね」ら友人ほか、ライバルのお嬢様「マリー・チュパカブラ・W・ホワイトベア」、「シャー・チー」、北極町マフィアの首領「シーラ・K・ンス」など個性的な面々と共にドタバタした日々を送るのでした。
…だいたいこんなん??

やたらテンションの高い、なんでもアリなコメディー漫画
単行本中でも「珍しく気がきくな!」とか言われておりましたが、合間にはキャラ紹介がありました。
また、収録の1話はまるまるキャラ紹介エピソードとなっており、なんとなーくどんなんか理解できるようになっています。
こうした点は親切ですね

ただ、短いページの中に色々詰め込んでいるため、やたらめったら忙しい雰囲気になっております。
うーん、これなら普通に登場人物紹介のがいいかなぁ…。
あるいは「ハッピーとれいるず!/荒井チェリー」のように、各キャラでの4コマを並べた方が良いと思います。

主要キャラは女性ばかりで、ほぼ男性不在な世界。
いちおう4話では「国後」先生なんて男性キャラが登場しており、ほとんど存在感ないもののクラスにも男子がいるようでした。
そんな訳で、男性色が非常に薄く、百合ちっく。
お話中では「鯨さん」がモテモテで、取り合うシーンもありました。
(※本人はいたってノーマル)
それは主人公の「さくらさん」も同様で、「未来の夫」だの「王子様」だのとか言っております。
自らを「嫁」とか自称してますね。
また、よく殴ったり蹴ったりするシーンがあり、瞬時に背後をとる「ねねさん」はまだいいとして、「さくらさん」は弾丸を素手で受け止めたりしていました。
コスプレで身体能力が伸びるらしいですが…なんでもありですね。

択捉鯨、どうなる、南極さくら!?
※左:択捉鯨、右:どうなる、南極さくら!?
 パンチラほか、よく脱いでおりました。

そうした百合・格闘描写はもそうですが、「さくらさん」のマニアな様、また財力あるもののお金の使い道がズレているところがコメディーとして楽しいです。
まるで図書館のような保存部屋にも驚きましたが、テープは劣化するということで、DVDへ変換させるためだけに人を雇っているのにはびっくり。
そんなん業者へ発注すればいいと思うのだけれど。
秋葉原から自宅まで、専用の地下鉄を敷いてしまうのはスゴイですね
これも無駄だなぁ。
ヘリ使うのはダメなの?

前述しているように、ごちゃごちゃとしたお話はまとまりなく、勢いで牽引するゆるーいお話でした。
ところどころは面白いものの、まぁ…まぁ…………。
パロディーネタもあるようで、そういったのが全て理解できれば、あるいは楽しめるのかもしれませんが。

強い太線のばっさり絵柄。
ごっちゃり描かれる方で、また変形コマから大ゴマまで多く、よくキャラが枠線をぶち抜いておりました。
たまにブツ切りのようになったりしており、どうなったのか分かり辛い箇所もあります
勢いと迫力があるため、楽しく描かれていることは伝わってきますが…漫画としての巧さはありません。
あちこち見ていると絵が下手ではないようなので、雰囲気に合わせてあーしてるのかもしれませんけれど。

大きく特徴的な目で、長く鋭角な輪郭が特徴。
これが非常にバランス微妙な個性のキャラ絵で、崩れているところも頻繁です
また、手足やスタイルなどの作画で厳しいところがありました。
多めのパンチラ・全裸など、サービスシーンが頻繁な漫画として、この乱れは痛いです。
バストトップまで描かれているんですけどねー。
基本的にコメディーなので、多少の崩れは仕方ないかもしれませんが。

前巻を知っていれば楽しいかなぁ。
えっちなのはいいとしても、前後を見たくなるようなものではありませんでした。
そんな訳でここまでに。

ペンギン娘MAX

ペンギン娘MAX 1 (1) (チャンピオンREDコミックス)


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tag : コメディーパンチラコスプレパロディーバストトップ

■Fresh Goddess (高崎たけまる)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・色々
・おまけ: あとがきまんが、カバー裏におまけ。
・その他: カラー(8P)、短編×10。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「高崎たけまる(たかさき・たけまる)」センセの「Fresh Goddess フレッシュゴッデス」です。

あれれ、なんで手元にあるんだろう?
好きな絵柄からいまいち外れており、また読んだ後もそれはさして変化なく。
コアマガジン」さんの単行本だからかなぁ…。

そんなこんなで、こちらは「高崎たけまる」センセの初単行本「Fresh Goddess フレッシュゴッデス」です。
好きな系統から外れていたんですが、カラーよりは白黒絵のがいいと思います。
そんなに変化はないですけどね。
せっかく絵の話題になったので、そちらから。

教師「長谷川萌木」、「倉賀野真冬」
※左:教師「長谷川萌木」、右:「倉賀野真冬」
 「萌木先生」のお尻はいいですねー。なにげに「真冬ちゃん」の「?」顔も可愛いです。

強い太線のこってり絵柄。
コマ割りは大きめなんですが、ごっちゃり描かれる方なので画面は忙しい雰囲気です。
色が濃い目でトーン処理も多く、濃厚なんですね。
ちなみに、見開き2ページを横に割ったコマ(※要するに横長なのね)があるんですけれど、これがなかなか迫力あり、また新鮮で良かったです
全体的に大きめな絵になっていました。
髪の毛、顎の尖った鋭角的なキャラ絵です。
輪郭が縦長で目の幅が広く、スタイルを含めてバランスが微妙な個性。
勢いがあるのでさほど気になりませんが、ひでるさんは合わないなぁ。
そんな訳で強い癖があるため、ご注意下さい。

さて、続いてお話について。
収録は全て短編となっており、お姉さん系からロリ、幽霊に秘密結社など内容は盛りだくさんなものでした。

こちらには、眼鏡なヒロインの短編が3話ほど収録されております。
うち、テストにて”良い点なら何でもしてあげる”という王道ネタ「What’s the Reward?」
眼鏡の「愛美」さんはこうしたネタに最適・スタンタードな真面目キャラ。
前後半で制服・私服という2パターンが楽しめました。

カラー原稿のある短編「アネモエ」
…あれ、どっかで聞いたような。
そうか、「前田千石」センセの「アネモエ 姉萌え」ですね。
眼鏡な「長谷川萌木」先生と「巧」くんのえっちなんですが、実は姉弟という近親漫画でもあるのです。
タイトスカートのお尻がイイですねー。
キャラとしては、収録中で最もひでるさんのお気に入りでした。
漫画は放課後の教室でしたが、ぜひその後の授業風景とか見たいです。

「Strap Me Tight」は眼鏡な「逢坂鏡子」さんの拘束プレイな短編。
なお、裏表紙にはこちらの「鏡子さん」、「萌木」先生、もう一人は「Milky Sister」の母乳が出るお姉さんでした。
どうせなら眼鏡な3名を揃えても良かったと思うけど…そしたら全体の内容を勘違いされるか。

祀条蒔子、香菜ちゃん
※左:祀条蒔子、右:香菜ちゃん
 うん「蒔子さん」いるなら、多少おっかない程度では引き下がれませんね。

なお、「アブノ。.」もタイトルそのまま、縛ったりなんだりというお話。
先の「鏡子さん」は色っぽい美人でしたが、こちらは無愛想な「倉賀野真冬」ちゃん。
…いいよ。要介がしたいなら何でも
と言うことで、縄からお尻までなかなかえっちに展開しておりました。
普段の「真冬ちゃん」が可愛かったですね。

ミステリアスちっくな短編「満開の桜の下で」
”ククリのサクラ”と呼ばれる、記念館裏にある桜の木。
満開の花の影に潜む「何か」が手を伸ばし、殺して連れていく、という言い伝えがあったのです。
しかし、そちらには「祀条蒔子」さんという美人がおり、心配されつつも彼女の元へ通う「日下部」くんは…という感じ。

先が読める展開でしたが、ちょっといい話。
最後の「蒔子さん」のシーンは、なかなか綺麗で良かったです。
雰囲気的には、噂をバラまいている女の子のがそれっぽかったですかね(笑)
ちなみに、「お祓い屋顛末記」の幽霊「白河桜子」さんが彼女と似てました。

ほか、「カナタン」とか呼ばれている小学生「香菜」ちゃんのロリ短編「かなカナ?」
スパッツが可愛く、序盤の蹴っ飛ばすコマが素敵でした。
こちらも最後の甘いページが良かったです。
女子更衣室の変質者話「水着の小悪魔」
もともと生徒には慕われているらしい「間島」先生なんですが…どーでもいいですけど、ものスゴイ量でした
まぁ、あんなんなら処理しないとねぇ。
悪の秘密結社「ワルワル団」が登場するコメディー、「ネコウサアトラクション」
こちらはネコ耳「美幸」さん、ウサギ耳「瑞穂」さんのコスプレえっちですね。

…以上。
絵柄はひでるさん合いませんでしたが、お話としては普通に楽しめました。
色々キーワードがあったので、どちらか傾向あっても良いかと思います。

Fresh Goddess (フレッシュゴッデス) (ホットミルクコミックス 273)Fresh Goddess (フレッシュゴッデス) (ホットミルクコミックス 273)
(2008/09/08)
高崎 たけまる

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tag : コアマガジンミステリアスコメディーコスプレ

■ちぇり×ちぇり (そりむらようじ)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■□□□
・独創性:■■■■□
・属性 : ロリ・ラブコメ
・おまけ: あとがき、カバー裏に「カラ・プリ解説」
・その他: カラー(4P)、5話収録(+おまけ)、
      現在は1巻まで発売中。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「そりむらようじ」センセの「ちぇり×ちぇり CHERRY×CHERRY 1巻」です。

こちらは初見…って、いや嘘だ。
お名前平仮名になっていますが、これって「反村幼児」センセですよね!?
なるほど、どーりでえろい訳だ。

ラブコメちっくな描写
ラブコメちっくな描写ですね。
 …でも、勝負にすらならないかなぁ。

たぶんこちらが4冊目になるはず。
こちらのブログでは、成年系の「Colorful Princess」を紹介しております。
今回の「ちぇり×ちぇり CHERRY×CHERRY」が初の連載だそうですが、一般系単行本で巻数をまたぐというのも初めてですよね。
やや狙い過ぎな気もしますが、あちこち期待通りな展開を見せてくれる、ベタベタ・あまあまな漫画に仕上がっております
あまりにあまりなため、これを絶賛してしまうと人生の落伍者になったような気分になると思います。
(※そんな訳で、褒め辛い部分がありますが…直撃される人は必ずいるだろうなぁ)

主人公「神代智希」は二次元好きな浪人生。
ある日家へ帰ると、双子「りる」「せら」が待っておりました。
海外で仕事をする父親と現地の学生から生まれた、「智希くん」にとっては別腹の妹なのです。
だいぶ説明が遅れてもう9歳となっていた2人を、色々あって「智希くん」は預かることとなってしまうのでした。
…だいたいそんなお話。

せら、りる
※左:「せら」、右:「りる」
 だいたいこんなんばっかりです。「せらちゃん」のが目立っているかなぁ。

はい、これは双子な幼女「りる」「せら」のパンチラ(モロ)と、お隣さん「東城美那穂」の巨乳を堪能する漫画ですね。
お話なんて置いといて。
全編、やたらサービスシーンが豊富なのです
いろいろコスプレしてみたり(※これは父親の趣味らしい)、お風呂入ってみたり、果ては漏らしたり…と、いう感じでした。
さすがに「そりむらようじ」センセですね。
ただ前述しているように、どちらかというと過剰気味なので、それが逆にマイナスとなる可能性もあると思います。
寸止めでない成年漫画と違って中途半端なためか、見ていてこっ恥ずかしいですよ(笑)

そんなこんなで、ロリな妹との同居ストーリー。
たぶん、自由奔放な2人に振り回されつつ、いちおうお兄ちゃんらしくなっていく「智希くん」の成長を描いていくのが基本線になると思います。
多少ませた言動があったものの全体的に子供らしい描写多く、いわゆる小悪魔ちっくさは薄め。
そのため、似たような漫画「こんいろ」ほどえっち・したたかではなく、「こどものじかん」ほど重たく深い設定・ストーリーが展開される訳でもありません。
また「SCHOOL MATE」よりもさらに年齢低くロリロリしており、「SWEET THANG」とか「Kiss×sis」は…似てるけどお姉ちゃんか。
とりあえず、現段階ではどっち方面へ傾倒していくのか、まだはっきりしておりませんでした。
双子の母親がどうのというややこしそうな問題あり、また後半では小学校に通って新キャラも登場してましたから、次巻がどうなるかですね。

東城美那穂
※東城美那穂。
 サッカーボールとか言われておりました(笑)

ひでるさんは、同年代(な筈)なのに、まるで人妻のようにやたら落ち着いた感のある「美那穂さん」がお気に入りです。
いや、あの胸は凄いなぁ。
ぜひ勉強を教わりたいですねー。

乱れない強い線の安定した作画。
濃淡バランスに優れた綺麗な絵ですが、コマ割りなどを含めてややごっちゃり気味です。
鋭角的な感じとゆるやかな曲線が組み合わさったような、独特な人物絵でした。
非常に特徴的なので、お話を含めて人を選ぶでしょう。
カラーでもさほど変化ないので、↓表紙・裏表紙にて判断下さい。
…だいたいあんなんです(笑)

なお、どーでもいいことかもしれませんが、こちらのカバーの紙質はいいものなのかな?
つやつやで硬めでしたよー。

ちぇり×ちぇり CHERRY×CHERRY1 (角川コミックス ドラゴンJr. 132-1)ちぇり×ちぇり CHERRY×CHERRY1 (角川コミックス ドラゴンJr. 132-1)
(2008/09/09)
そりむらようじ

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tag : ラブコメパンチラコスプレ

■コイノハナ (小暮マリコ)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・むちむち
・おまけ: あとがき、ラフ絵。
・その他: カラー(6P)、短編×9
      (うち「姉じゃなくなる日」×2)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「小暮マリコ(こぐれ・まりこ)」センセの「コイノハナ」です。

名義変更の再発本もうっかり買ってしまっている、八兵衛なひでるさん。
そんな訳で、おそらく全巻ある「小暮マリコ」センセの最新刊「コイノハナ」が発売されました。
複数ある全名義を合わせ、たぶん16冊目くらいな単行本だと思います。
こちらでは、「夕立が止む前に」ほか「サニーサイドアップ(※ジェームスほたて名義)」を紹介しております。

さて、「コイノハナ」は短編集という内容で、連続は1話ほど。
主に学園舞台となっており、同級生から後輩、お姉ちゃんや先生など様々なタイプが揃っています。
登場ヒロインは揃ってむちむちなので、そんなんお好きな方にはオススメです

眼鏡の後輩、水田さん
※左:眼鏡の後輩、右:水田さん
 眼鏡な2人です。喋らないのは同じですが、それ以外は正反対ですね。

カラー原稿のある短編「最終バスの彼女」
最終のスクールバスにて、決まって2人きりになる後輩の彼女。
近づいたり凝視しても、しれっとした表情を変えない彼女に、なんとなく声をかけてみたのでした…。
だいたいそんな切っ掛け。

実は18禁のボイスドラマを聞いていたという、眼鏡の彼女。
後部座席へ移動してからのメイン8ページは、なかなか良いシチュエーションでした。
ほとんど台詞がなく、声を殺している雰囲気がよく伝わってきますね
…ただ、あれは運転手にバレてるよなぁ。

自らを”地味”と言っている、眼鏡な「水田」さんの登場する「水玉・スパイラル」
いきなり告白してきた、積極的な「山下真樹」くんとのエピソードですね。
漫画中ではほとんど台詞なく、大人しいキャラの「水田さん」
コロコロ変化する表情とモノローグにて、独特な彼女の雰囲気がよく表現されていたと思います
慇懃無礼っぽく、ずかずかテリトリーに踏み込んでくる「山下くん」に、ほとんどされるがままでした。
じわじわえっちなことされていくのもいいんですけど、
我慢できませんでした
とかなんとか、うっかり(ちゃっかり?)好き放題の「山下くん」が良かったですね。

そちらの「水田さん」と似た、小動物のような動きが可愛らしい「森明子」さんの「ちびすけ観察日記」
委員長「吉岡」くんは共に委員の仕事をする「森さん」を気に入り、「ちび」と名付けておりました。
クラスの男子を避ける、男性恐怖症っぽい彼女でしたが、「吉岡くん」には打ち解け、キスをするような関係になっていました。
”学校に来ないではなく、来れなくなった”
ある日を境に、ばったり登校しなくなった彼女を心配して自宅へ行ってみると…と、だいたいそんなん。

これ、実はなかなか重い設定の短編。
もっとシリアスな感じにも出来そうでしたが、「小暮マリコ」センセ流にソフトな仕上がりとなっておりました。
(※それがいいかは別問題として~)
誰もが考えるだろう、直球な質問をする「吉岡くん」もスゴイですが、「森さん」の返答は深刻なものでしたねー。
とりあえず、ブラックに展開しなくてひと安心。

小さい「森明子さん」、姉「おりえさん」
※左:小さい「森明子さん」、右:姉「おりえさん」
 小さい…というわりに、実に立派なものをお持ちな「森さん」でした。自分で育てたようですよー。

収録では唯一の連続話「姉じゃなくなる日」
同居生活が長く、ほとんど普通の姉弟という「おりえ」さんと「ゆう」くん。
海外を飛び回る新聞記者だった父親が帰ってくることとなり…という流れです。
従姉「おりえさん」から仕掛けるというのは、この設定では順当。
ぐいぐいと迫ってくる「おりえさん」に対し、逆に「ゆうくん」のがブレーキ役となっていました。
たびたび不意打ちされ、驚く「ゆうくん」が楽しいですね。
ゆうが困ってたら飛んでくから。世界のどこでも絶対助けに行くから
途中、そんな「おりえさん」の台詞ありましたが、コレは弟に対するものでしょう。
ラストページのやりとりなど、恋人でもあり、姉弟でもあるみたいな微妙な関係ですね。
なんかいいなぁ。
なお、兄「長井福也」くんと妹「長井ミミ」ちゃんの「フクミミ」も近親系ですが、こちらは手を繋いで登校するほか、校内あらゆる場所でえっちしてしまうという、いかにも成年漫画な短編でした。

ほか、”眼鏡をかけると男前に見える”、という発明からの短編「みなみちゃんの恋人」
晴れて「みなみ」ちゃんから告白されるんですが…。
ネットでやり方調べてくる
ということで、なぜだか剃毛、パイブプレイに発展するという、びっくり展開になっておりました。
どんな調べ方をしたんだ(笑)

アキ先生
※アキ先生です。
 こんなんね。これは恋の告白ではなく…。

↓表紙・裏表紙を飾る「まひる」ちゃんの「コイノハナ」
ある匂いをかぐと、頭がぼーっとなって、顔が熱くなって、鼻がムズムズして、動悸と息切れが激しくなる…ということで、花粉症と勘違いされる短編。
実は単なるラブラブ話でして、後半のスイッチ入った後の「まひるちゃん」がえっちでした。
「アキ」先生と「オーサワ」くんの空手話「トキ×ドキ」
組手を望むあまり、「つき合って」だの「やりたい」だのと、ややこしい台詞を連発している「アキ先生」が良かったです。
ただ、道着でのえっちでなかったのはちと残念。

くっきり・やわやわした線のこってり絵柄。
普段はそれほどでもないんですが、えっちシーンとなると描き込み激しく、ごっちゃり系なのです。
ベタとトーン処理も強く、やたら濃厚な作画になっておりました。
大きな目と、やたらむちむち・肉感的なスタイルが特徴
特に胸や太ももの描写、また局部の表現(※この辺が一般と成年指定の違い)は、皆さまを直撃すること間違いありません。たぶん。
ただ、癖が非常に強く、コテコテしつこい感じであるため、人を選ぶものとなっています。
カラーでもさして雰囲気に変化ないですが、裏表紙のカット絵のが判断には良いでしょう。

やっぱりセンセのむちむち感はいいですねー。
(※あんまり変わらない印象だったんですけど、昔の漫画を開いてみたら格段に巧くなっていました)
一般でなく、こっちでもそろそろ長編とか描かれてみてはどうでしょう?

コイノハナ (MUJIN COMICS)コイノハナ (MUJIN COMICS)
(2008/09/12)
小暮 マリコ

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tag : 花粉症

■柳田君と水野さん2 (榎本ハイツ)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ツンデレ
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、
      12話・最終話は一部描き下ろし。
・その他: 全て表題作(収録10話)、全2巻。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「榎本ハイツ(えのもと・はいつ)」センセの「柳田君と水野さん2」です。

宮仕えの皆様、1週間おつかれさまでした。
色々あり、今週はだいぶ疲れましたよー。
そんな訳で、「榎本ハイツ」センセの2冊目、これで完結巻となる「柳田君と水野さん2」です。
ざっと見て、やっぱりメインはこちらかなぁ。と。
前に1巻を紹介してますし、続きモノのがブログを書くの楽かなぁ…とか思ったというのは内緒。

か、勘違いしないでよね!あんたなんか…
というのが、今回の帯文言。
語尾が変化したことで、よりツンデレちっくなものとなっておりました。
完全に前回の続きという単行本。
そのため、やっぱりあらすじなり、キャラ紹介なり、何らかのフォローは欲しかったところです。
特にひでるさんは記憶がすぐなくなっちゃうので。

ツンな「水野千華さん」
※ツンな「水野千華さん」
 相変わらず、この手の質問には反発してしまう「水野さん」です。

ちょっとした切っ掛けがため、学級委員「柳田修一」くんとえっちしてしまった「水野千華」さん。
あんたはSEXフレンドだ!!!
意識するようにはなっていたものの、素直に気持ちを認めない「水野さん」はそんな宣言をして、2人はセフレとして付き合うようになっておりました。
もともと好きだった「武田鉄郎」くんとの関係に決着がつき、また「好き」と言ってはばからない「柳田くん」がため、態度とは裏腹に心は彼に深く傾倒していくのです。
どつき、言葉で罵倒しながらも、なかなか安定した関係となっていた頃。
柳田先輩、好きです
妹「柳田春」ちゃんのクラスメイト「佐東あや」さんが突然告白をしたことで、それが揺らいでしまうのでした。
だいたいはそんな感じ。

周辺キャラが増え、賑やかになった2冊目。
ですけれど、基本的な所は変化なく、非常に手堅いつくりになっておりました。
タイトルそのまま「柳田くん」と「水野さん」がしっかりメインでして、「佐東さん」、「春ちゃん」ら他のヒロインのえっち回は1話づつのみなのですね。
これで正解だと思いますが、読者次第かなぁ。

さて、今回の起爆剤「佐東さん」も学級委員という、真面目な娘。
第三者を介入させ、三角関係としたのはお話的に至極真っ当でしょう。
1巻では、いちおう「武田くん」がその役目だったんですが、彼は予想以上に弱かったですし。
それに、やっぱり成年漫画。
両手に花という方が絵的にも美しいですからね。

柳田春、佐東あや
※左:柳田春、右:佐東あや。
 ちょっと怖い「佐東さん」です。暴走して「スクールデイズ」のようなパターンはどう?

教室にて六法全書を黙々と読んでいた「柳田くん」の姿に一目惚れしたという「佐東さん」
…いや、あれってだいぶ変だと思うのだけれど。
(※しかも、実はオチがあったりする)
性格そのまま、暴走気味な娘さんで、勘違いしたほか、だいぶ無茶もしておりました。
しかし、そんな彼女に対して、きっちり線引きをして拒絶した「柳田くん」はスゴイ。
成年漫画の主要男性キャラなのに(笑)
もう少し引っ張って「水野さん」をどぎまぎさせても面白かったかもしれませんが、「柳田くん」の性格からしてあれ以上はないだろうしなぁ。
ちょうど良い程度なのかもしれません。
なお、関連して名前がついた「浅田」くんは、よく見たら前巻の3話目から登場していました。

ちなみに、すっかりコメディー要員という、ぎりぎりなイケメン「武田くん」
より出番が減った上、主役回の17話では「春ちゃん」の前に存在が霞んでおりました。
いやぁ、「春ちゃん」はいい娘さんでしたねー
このまま終わらせるのが惜しいです。

デレな「水野千華さん」
※デレな「水野千華さん」
 今回はデレデレです。左の電話シーンもいいですね。

そして、やっぱりヒロインの「水野さん」
今回は思わぬライバル登場から、家庭環境まで描かれた、まさに完結巻という風情でした。
素直に「好き」と言えない難儀さは相変わらずで、とりあえず突っかかるのが2人のコミュニケーション。
”えっちはできても、単独のキスは駄目”とか、可愛らしいことを言っております。
こりゃ、逆にラブラブですよね~。

注目は、「水野さん」がのーぱんだったりする16話。
パンツはいてくるの忘れた…」って、なかなかのうっかりさんぶりを発揮してくれておりました。
それから、下着を穿かせるまでの数ページがなかなか素敵なのです。
この、”脱がす”ではなく”着せる”というのがお好きな方には、ばっちり刺さる展開となっておりました。
1巻での誕生日プレゼントが役立つ展開も良かったです。
ポケットに入れ続けてたのね(笑)

気になったのは、ラスト直前での流れについて。
2人の性格などから、あれも確かに分かるんですけれど、やや余計に感じました。
無理やり盛り上げずとも、すんなり穏やかなまま、えっちに終わってもいいかなぁーと思ったので。
さらに残念なのは、ぐっと大人っぽい雰囲気となった「水野さん」が脱がなかったことですか。
(※あとがき部分にちょろっとだけありますが)

ちなみに、17話で答案用紙が描かれていましたけど、やっぱり頭いいのねーという「柳田くん」と共に、「水野さん」の点数がリアルでした。
1巻から比べると、だーいぶ勉強できるようになってましたねー。

しっかり強い線のあっさり絵柄。
大きく乱れることはありませんが、バランスが微妙なコマもありました。
絵のタイプ的にそんなんが目立つのね。
癖が強いため好き嫌い分かれるでしょうけれど、ポイントは外していないと思います。
あるいは、”漫画が巧い”ということなのかもしれません。
また、前巻よりもだいぶ作画は安定して、線などがすっきり洗練されておりました。

ちなみに、あの↓表紙絵はカバー裏での「柳田くん」からの視点なんですね。
それが分かってから改めて見ると、なんだか幸せな感じに…なれるかも(笑)

柳田君と水野さん2(ホットミルクコミックス) (ホットミルクコミックス 274)柳田君と水野さん2(ホットミルクコミックス) (ホットミルクコミックス 274)
(2008/09/10)
榎本ハイツ

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tag : 三角関係コメディー

■お姉さんと遊ぼっ (海野留珈)

★まんがデーター [6/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■□□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・年上
・おまけ: 
・その他: 短編×11。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「海野留珈(うみの・るか)」センセの「お姉さんと遊ぼっ」です。

そうでした、過去に「ナイショの残業」を紹介した際も色々書いてましたね。
あまりひでるさんと相性のよろしくない、「海野留珈」センセの4冊目くらいな単行本です。
いきなりですが、正直な感想を書かせて頂きますので、そういったのが不得意な方はご遠慮下さいませ。
センセ、およびファンの方、ごめんなさい。


内容は毎度お馴染みな短編集。
タイトルそのままお姉さんから義母まで、年上女性とのエピソードにてまとめられております。
こうした漫画のタイプ(※一般えっち系)では多少仕方ない面もあるかとは思いますが、それにしても突っ込み所満載な脱力漫画となっておりました。
そんなんが許容できないひでるさんは、やっぱり合わないんだろうなぁ…。

池上桜、義母「不破清華」
※左:池上桜、右:義母「不破清華」
 喪服というのはいいですねー。なにゆえはだけているのか、単行本でどうぞ。

さて、「喪服のお義母さん」は義母「不破清華」さんとのエピソード。
一応抵抗する(→言葉だけでほぼ無抵抗ですが)義母「清華」さんに対して、
お尻ならギリギリOKだよね?
とか言っている主人公「拓斗」くん。
…なにがギリギリなんでしょう?
ネタ的に素敵なものなんですが、せっかくの喪服をあっさり脱がし過ぎです。
勿体ないなぁ。

「お義母さんと一緒」はヒロイン義母「峰美」さんの台詞に注目。
私だって女盛りで、火照る身体を持て余してるのに
などと、一緒に暮らして半年という「良久」くんに言っておりました。
…あのー、頭は大丈夫ですか?
その後、「息子に言うことじゃないわよね」とか続くんですが、あたり前だー!!

もっとも力が抜ける人妻系「若妻の行水」
タライで行水する隣の若奥さん。
それを穴のあいた塀から覗く…って、コレいつの時代のネタだ(笑)
逆に新鮮だったりする?

以上、3話ほど収録されている義母・人妻系の短編なんですが、どちらも腰くだけなゆるゆる話でした。
もうちょっと落ち着いた感じにならないものかなぁ。

人妻ではないようですが、色っぽい女性の短編「お花見しましょ」、「湯治にイこう」
うち「お花見しましょ」は、公園内にて茶屋を経営している和服が似合う「池上桜」さんが登場しています。
清楚な雰囲気なんですが、そんなんとは裏腹にあっさりえっちへ移行しておりました。
ううーん、どうなんかなぁ。
これまたすぐに着物を脱いでしまうんですが、えらく勿体ないと思います。
「湯治にイこう」、は温泉客「宮貝優奈」さん。
胸が大きいために肩がこるという巨乳な「優奈さん」とは、後半で”いかにも雪国な湯治場”というプレイがありました。
あれ実際やると、どうなるんでしょう。
本当にスッキリするのかしら。

神園泉、愛田百花
※左:神園泉、右:愛田百花
 「泉さん」でかいですねー。疑惑の真相については、やっぱり単行本でどうぞ。

それと同じく、巨乳がネタとなっている「ミルクパイ」
巨乳がニセモノという疑惑がある主任「神園泉」とのビジネス話です。
前に紹介している「ナイショの残業」の際にも色々書いてますが、とりあえず…プレゼン途中にテメェら何やってんの?!、という短編ですね。
数分で事を終わらせたなら別の意味で凄い(笑)ですが、普通ならば役員誰もいなくなってますって。
多少のフィクションはあって当然でしょうけれど、これはまたもの凄く現実味ないですねー。
まぁ、そうした突っ込みはとりあえず置いといて。
”感情が高まると母乳が出る”という「神園さん」の設定は、いかにもえっち系で良かったです。
巨乳疑惑との絡みについても、なかなか巧い運びだと思いました。
他にも色々シチュエーションが考えられるので、シリーズ化したらいいなぁ。
…無理だろうなぁ。

ほか、ダイビングインストラクター「宮琉美」さんとの、「ちゅら海お姉さん」
気持ち分からんでもないですが、気絶するほどに海が苦手なら先に言っておくように。
へたすりゃ大惨事だし、憧れの彼女に多大な責任問題を残すことになりますよ。
ライフセーバーの従姉「龍村仁愛(たつむら・にな)」さんの「ライフセーバーのお姉さん」
”日焼けした肌、鍛え上げた筋肉”、とのことでしたが、まるでその感じがない絵が残念。というか疑問。
褐色の肌くらい、表現しても良いと思うんですが…なんなんだろう。
バイトの女子大生「愛田百花」さんの「アイスクリームお姉さん」
熱中症で倒れてしまう展開なんですが、応急処置の絵はなにげにえっちでした。不謹慎ですね。

強めな線のあっさり絵柄。
コマ割りは小さめで、比較的かっちりとした構成です。
よく描けているところもあるんですが、それが持続していません。
アップ時、引き絵のどちらもバランス悪くなることが多く、かなり良い雰囲気の↓表紙・裏表紙とはギャップがありました
釣り上げられてしまった初見の方は、ちょっとがっかりするかなぁ。
お話はともかく、キャラ絵についてはもう少し頑張ってほしいと思います。

なお、カバー裏に「オール単行本未収録の選りすぐり11作品を収録」とありましたが、それって当然なのでは?
まぁ、記述のないまま過去作品を収録されるよりは親切ですけどね。
…ただ、再録が前提みたいな書き方で、あまりいい気分ではなかったです。
佐藤茶菓子」センセみたいなんだと、非常に買いづらくなりますよ。
絶版ならともかく。

お姉さんと遊ぼっ

お姉さんと遊ぼっ (ダイトコミックス 227)



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tag : ラブコメフィクション

■恋の魔法の唱え方 (葵蜜柑)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ファンタジー
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵・馬絵、
      キャラクターウラばなし。
・その他: 初単行本、折り返しにプロフィール、
      短編×11(うち「恋の魔法の唱え方」×3、
      「雨宮さんちの家庭事情」×3)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「葵蜜柑(あおい・みかん)」センセの「恋の魔法の唱え方」です。

なんだか最近は妙に仕事が押しており、いっぱい・いっぱいです。
まぁ、順調にはいかないのが人生。
気合いで乗り切りましょう。
…とはいえ、気合いだけで疲労は回復しないので、毎度の如く本日はちょろっとでごめんなさい。

さて、「葵蜜柑」センセの初単行本「恋の魔法の唱え方」です。
昨日に引き続いて魔法関連なの。
せっかくなので、明日もそんな系統の漫画を紹介したいですねー。
こちらの収録は表題作を含めた連続話を中心に、短編を加えた構成。
全体的に女の子が積極的で、男性が受難っぽく巻き込まれるタイプの漫画でした

くるるさん、雨宮唯さん
※左:くるるさん、右:雨宮唯さん。
 可愛い下着ですね。この「唯さん」がお気に入りなんですが。

まずは表題作、全3話の「恋の魔法の唱え方」から。
放課後、ちょっと変わった幼馴染み「くるる」さんによって、無理やり付き合わされてしまった「まーちゃん」
ふと目が覚めると、椅子にぐるぐる巻きで拘束されていたのです。
1人ではできない魔術書の儀式をしたいがため、彼の意見をまるで聞かずに淡々と事を進める「くるるさん」なんですが…。
……えっとね、この儀式に…まーちゃんのせーえきが…いるの…

儀式のためにえっちなことをするというのは、魔法使い少女との王道パターン。
あやしげな薬品を作ったりしているだけで、いわゆるファンタジーな魔法描写はありません。
「くるるさん」は縦ジマのニーソックスと、帽子・マントが特徴です。
↓表紙にも描かれてますので参考に。
いかにも魔女ちっくな雰囲気が漂っているんですけれど、実際のところは幼馴染みとのラブコメ漫画でした。
日常では何を考えているのか分からない、独特キャラの「くるるさん」なんですが、「まーちゃん」の前では色々女の子らしいところを見せておりました。
あの普通っぽさは、読み手によって評価分かれるかなぁ…
(※ラブラブにならず、独特なペースのままが良いという人もいると思うけど…どうかな?)
特に2話目ではあらかじめ体操着(※当然ブルマね)だったり、精力剤を作っていたりと、いつもと趣向を変えるべく頑張ってくれておりました。実は放尿シーンもありますので、お好きな方はおめでたう!
遊びへ誘う際に、しびれ薬や毒をもって自分に従わせようとする「くるるさん」が良かったです。
一番人気だったそうですが、なるほどそれが納得できる作品だと思いました。
心なしか、半開きな目のコメディー絵柄のが可愛く見えますね(笑)

半開きな目・特集
※おまけ:半開きな目・特集です。
 やっぱり「唯」おねーさんがいいですねー。特にラストのアメリカ土産とか。

もう一つ「雨宮さんちの家庭事情」は、カバー裏を飾るWヒロインな連続話。
世界に通用するほどの天才「雨宮唯」さん。
その弟「豊」くんは大学受験を控える大事な身でしたが、呼びだされて何かしら手伝わされるため、浪人暮らしが続いておりました。
ある日、毎度の如く召喚された「豊くん」は、ほぼ人間そのものという家庭用メイドロボ「リリス」のモニターを任されるのでした。
部屋へ連れ帰った「リリス」にさっそく掃除をさせようとするんですが…彼女にはえっち以外の機能がなかったのです。
さらに、10万馬力の妹機「エリス」も完成し…と、だいたいそんなん。

…どこがメイドロボだ(笑)
似たお話で「幸田朋弘」センセの名作「Pろいど3」があるんですが、そちらはちゃんと家事ほか各場面で活躍していたのに対し、こちらの2人(2機)はただひたすらえっちするだけでした
おまけに動力源がネジである「リリス」はそれを時々巻く必要があり、原子力の「エリス」はそれが漏れて(!)いたり、勉強している横でわいわいゲームしていたりと、きっちり役立たずなのです。
まぁ、なぜだかえっち機能だけは充実しているようでしたから、目をつけたアメリカ企業はさすがですね。
もう少しお話が続き、色々なエピソードが盛り込まれれば、また違った魅力が出てきそうでしたけれど、さすがに3話では短いかな。
ひでるさんは、先の「くるるさん」と似た半開きな目が可愛い「唯さん」が気に入ったんですが、残念ながらえっちシーンはありませんでした。
短編なり、続きなりでぜひ描いてほしいですね。

リリス、エリス
※左:リリス、右:エリス
 いちおうメイドロボな2人です。しかし、ネジでどうやって動いているんでしょう??

ほか短編は、チャイナ服の悪徳金融「ラオシャン」の「みすていく で でいず」
こちらはかなりはっちゃけた感じで、強引さがコメディーっぽいお話でした。
美少年好きな学級委員長「蓮根雫」さんの「そういう趣味」、宇宙人「マム=アウステル」さんの「えんかうんたー」、稲荷様の呪いで狐耳となった巫女さんの「お腹の空いた巫女」は、なんだか「うたわれるもの」みたいなキャラでしたねー。
全体的にはファンタジーっぽい色の、楽しい作品集ですよ。

強い線のこってり絵柄。
濃淡ではさほど濃くありませんでしたが、基本となる太線から多用された変形コマ、トーン処理などが目立っております。
縦に短い顔と、くっきりと大きな目が特徴。
たまーにバランス崩れたような箇所もありましたが、さして気になるほどではありません。
コメディーの崩し絵はひでるさん普通に好きなんですけど、キャラ絵を含めて人を選ぶかもしれません。
ちょっと注意ね。
たまーに背景強かったのは、あまり良くないと思いますが。

うーん、どうでしょう。
お話はなかなか楽しめましたが、癖のある絵柄は正直なところ微妙。
悪くはなかったので、とりあえず様子見かな。

恋の魔法の唱え方

恋の魔法の唱え方 (ポプリコミックス 34)



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tag : コメディーラブコメファンタジーニーソックス

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