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■かむかむバニラ! (ハルミチヒロ)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [一般]ラブコメ・ケモノ耳
・おまけ: あとがき、ゲストページ、4コマ漫画、
・その他: 原作「田沢大典」、折り返しに漫画・原作コメント、
      6話収録、現在1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ハルミチヒロ」センセの「かむかむバニラ! 1巻」です。

これから出かけないといけないんですが。
…もう、時間ありません。
のこり17分。
うわわ。
まだ支度も終わってないのにー。
そんな訳で、前置きそこそこに本題へ。


キリコとバニラ
※キリコとバニラ
 こんなWヒロインの漫画になってます。


■かむかむバニラ! 1巻 (ハルミチヒロ)


★構成・概要 一般ラブコメ

本日は「かむかむバニラ! 1巻」ですね。
原作つきの一般ラブコメ
察するところ、読み切りが好評だったので、改めて連載となったのかな。

巻数表記もある長編です。
この1巻は前フリ、キャラ出しという風情でしたが、コレどこまで続くのかな。
なんちゃら耳の女の子が登場するファンタジー漫画
ですが、原作の方が言っているそのまま、空中戦のバトルとか宇宙人があそびに来たとか、そんなんありません。
はっちゃけたりもする、日常ラブコメですわね。
色々ありそうな小さいお嬢様を含め、Wヒロインな風情になってます。

↓表紙そのままスタイル良く、また非常識な存在でもあるため、自然とお色気振りまいておりましたが。
いわゆる直接えっちはありません。
サービスシーンも、かなり控えめな印象でした
ぶっちゃけ、ちょっと意外でしたが。
そんなんが問題でないくらい、楽しい仕上がりでしたよ。

★収録話 6話収録

休憩時間にはあらゆる動物が寄ってくる、
異常な”動物引き寄せ体質”
という、「リクオ」こと「梶陸夫」くん。
そんな彼に引き寄せられたのは、ケモノ耳な女性でした。
あなたに伝えたいことがあるの。すごく、だいじなこと…
そう言った彼女でしたが、彼の体質がためか、肝心な事柄が頭から吹っ飛んでしまったのでした。
とりあえず家に連れ帰ったところ、深夜に彼女「バニラ」のマスターであると名乗った、「伊武桐子(キリコ)」が登場。
約束を果たしにきました
そんな事を言い出したものの、「リクオ」にはいっさい記憶なかったのです。
実は昔馴染みで、結婚の約束をしていたようなんですが…と、そんなお話。

伊武桐子
※伊武桐子
 彼女の秘密は2巻以降かな。右が↓下で言ってる異国迷路な風情ね。

003:[1] バニラComing!
友人の台詞「白雪姫みたいになってる」が印象的な「リクオくん」
餌付けしてるのではなく、勝手に寄って来る彼らに餌をあげるため、より好かれているみたい。
犬猫はまだ分かりますが、鳥まで飛んでくるというのは凄い。
客呼べそうですね。
友人「牧場梅子」さんがうらやましい、と言ってましたが、その通り。
飼い犬も同様らしく、近所の子犬にもラブラブされていました。
顔を見せた「バニラちゃん」の動物要素が反応したのか、初対面な彼女も同様。
やーなにこれ!いいにおいー!!
とか言われてました。
そういう体質なんですかね。
↓表紙のような露出大きい格好でバキバキなるくらいに抱きつかれていましたよ。

後半から顔を見せる、もう1人のヒロイン「キリコさん」
あちこち小さく、しれっとした表情の天才で、「バニラちゃん」をつくったほか、妙な生物を召喚していました。
こんなんも…後に説明がされるのかな。
母親がしっかり覚えていた彼女について、「リクオくん」はまったく記憶なかったですが。
その理由も今後明かされるのでしょう。
何があったのかな。

041:[2] バニラとキリコ
朝方、近所の動物らに餌をあげてる「リクオくん」
頭の上とか肩には、やっぱり鳥が。
させらここでは、全裸の「バニラちゃん」に抱きつかれたりもしています。
ちょっと羨ましいぞ。

前話でもメイドらしき人が引っ越しを手伝っていましたが、家では「バニラちゃん」・「キリコさん」の2人だけらしく。
引っ越し直後というのに荒れ放題。
「キリコさん」はお嬢様なんですねー。
ここでは、彼の家事スキルが発揮されてます。
ある意味、「キリコさん」とはお似合いではないでしょうか。

066:[3] ガッコーへいくよ!
こうしたお話のセオリーで、2人が学校へ通うという流れ。
しっかり、ちゃっかり「リクオくん」のクラスにきていました。
お金持ちだそうですから、「バニラちゃん」はどーにでもなると思いますが…「キリコさん」は飛び級だそうで。
漫画ですわね
いつも通りに懐く「バニラちゃん」に対し、「リクオくん」はクラスメイトから冷たい視線を送られてました。
耳とかのくだりが楽しいです。
やはり昔馴染みらしい、「梅子さん」もラブい感じでした。
参戦するかな。

090:[4] ”ぶかつ”ってな~に?
部活探しうんぬんというネタで、2人のコスプレが楽しめるお話。
「うちの学校がおかしいのはよっくわかった」
そう、ツッコミ疲れしていた「リクオくん」が言ったそのまま、コスプレのためのエピソードですねー。

チア衣装とか着て、パンチラしてた「バニラちゃん」
可愛いですね。
でも、尻尾は?
他のコマではだいたい腰のあたりだったから、上から出してるのかな。
ほか、1コマだけでしたが、軍服コスが良かったですよ。
これが成年漫画でないのが残念(笑)

ちなみに、茶道部では「キリコさん」は着物を着せられ、人形扱いとなっていましたが。
なんだか…異国迷路な風情でした(笑)

110:[5] かだんのやくそく
「バニラちゃん」が花壇のお世話をする話。
これまであまり目立たなかった、彼女の非常識っぷりが伺えます。
特に見張りが好き。
そうした娘なんですね。
約束という単語に従順な、使い魔らしいところを見せていました。

また、ちなみに1コマだけですが、「リクオくん」は蝶まで引き寄せていましたよ。

134:[6] 執事の異常な愛情
執事「キャラウェイ・コールフィールド」さんの初登場回。
即「リクオくん」が突っ込んでいたとおり、女性なんですけどね。
お嬢様だー。
この回を見ると、いままでの「キリコさん」のアレコレに、なんだか納得。
後半は、「キャラウェイさん」と「リクオくん」の料理対決になっていました。
次からも頻繁にちょっかい出してきそうですね。

バニラちゃん
※バニラちゃん
 お色気担当でしたが、後半はコメディーっぽく描かれてましたね。

★絵柄

「フレックスコミックス」のサイトでは発売記念の企画ページがあり、カラーイラストとか4コマが楽しめます。
あー、カラーイラストはそのまま単行本に収録してほしかったなぁ。
高くなっちゃうのか。
(※ちなみにイラストは白黒で小さく収録あり、4コマはそのまま収録されてます)

また、読み切りだった頃の作品も音声つきでそちらから読めるので、判断の参考になるでしょう。
…というか、若干異なるパラレルワールドみたいなので、読んだ後に見ると楽しめると思います。
あ、絵柄の話題から脱線してますね。
戻します。

強めでしっかりとした線。
描き込み・濃淡は適度なくらいで、柔らかな仕上がりです。
乱れ・崩れなく、見易いです。
キャラも可愛いんですが、コチラは特に「リクオくん」を囲む動物たち。
漫画っぽいタッチで、動きとかなんとかまでキュートでした。
「バニラちゃん」まみれでしたが、店頭では紹介帯の漫画カットがいいでしょう。

★その他

そんなこんなで、「ハルミチヒロ」センセでした。
センセは「ベルベット・キス」の印象がかなり強いですねー。
ブログではそちらのほか、「恋をするのが仕事です。」を紹介しています。

これで8冊目くらいかな。
↓表紙とか、かなりポップな色彩で、そちらとか紹介帯とか、「バニラちゃん」一色。
天然けものっ娘がどうのとあり、その属性低いためちょっと考えましたが。
良かったです
さすが「ハルミチヒロ」センセ、あちこちお上手でしたよー。
えっち成分がほとんどない作品だったものの、楽しい仕上がりでした。

かむかむバニラ! ? (フレックスコミックス)かむかむバニラ! ? (フレックスコミックス)
(2011/11/11)
ハルミチヒロ

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tag : ラブコメコメディーコスプレファンタジーパンチラ

■良妻肉奴 (畠山桃哉)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [成年]人妻・むちむち
・おまけ: あとがき、
      カバー裏にフリートークコーナー「マンガ家の日常」・「好きな水着」
・その他: 短編×8。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「畠山桃哉(はたけやま・とうや)」センセの「良妻肉奴」です。

オフィスに来た、某複合機メーカーの営業さんが。
なんとなく、ひでるさんがファンの「小倉みなみ」に似てました。
あくまでもなんとなく、ですけどね。

どうやら新卒のようで、いかにもマニュアルな喋りと、危なっかしい、たどたどしい雰囲気で…。

ガンバレ。

とか。
なんだか、父親のように見守ってしまいました。
子供いませんが。
間違ってオフィスへ入ってきちゃった、みたいな、中学生のような風情でしたよ。


由紀恵さん、母「梨花さん」
※左:由紀恵さん、右:母「梨花さん」
 こちらの「由紀恵さん」がお気に入り。眼鏡がいいですね。

■良妻肉奴 (畠山桃哉)

★構成・概要 成年

さて、前置きはロリな話題でしたが、漫画は「良妻肉奴」とアダルト系です。
毎度のことですが、うまく前置きと合致しませんわね。

収録は全て短編での構成。
↓表紙があんなコトになってますが、だいたいそうした雰囲気の流れになってます。
だいたい、ですね。
実際にあーした状態が描かれるのは3話ほど。
そんな状態で、またさらに~と、トコトンまで転落するようなブラック展開はありません
意外に複数もなく、特殊なプレイもあまりなく。
タイトルとか暗めな↓表紙デザインとは裏腹に、そうハードではありません
読みやすいと感じればいいんですが、物足りなく思う方かも。

★収録話 8話収録

005:「コンパニオンママ」
日本有数、という進学校の裏面というお話。
旦那の会社が倒産したことで、母「貴田美由紀」は授業料の支払いを待ってもらうべく学校と交渉したところ…”短期集中合宿”のコンパニオンという仕事を紹介されたのでした。
成績の上位者はコンパニオンをチョイスできるんだそうな。
これは学力上がる…かな。
こうしたネタのセオリーで、「美由紀さん」はあっさり陥落してしまうのでした。
あの年齢の息子がいる割りには若々しく、1コマだけでしたがメイド服もよく似合っておりました。
彼が傾倒するのも納得。
漫画としてはブラック気味ですが、2人の間は結構イイ感じではないかなぁ。

025:「由紀恵のネットライフ」
こちらが↓表紙を飾っている「由紀恵」さん。
投資に失敗し、貯金を使い込んでしまった「由紀恵さん」
あまり得意ではない義弟「慎二」にそれを知られ、彼の経営するアダルトサイトの手伝いをすることとなってしまうのでした。
義弟相手にAV撮影みたいな展開。
前話と同じく、ご無沙汰だったことでハマってしまうのです。
眼鏡が素敵なんですよね
キャラとしては最もお気に入りです。
普通のお話が見たいくらい。

人妻「遥さん」
※人妻「遥さん」
 コマではこちらが非常に良かったです。

045:「ソレが欲しいの」
娘「彩香」の彼氏「恭介」くんの男性自身を偶然目撃してしまった、母「梨花」さんのお話。
こうした展開のセオリーで、その視線に気付いていた「恭介くん」は、えっちを持ちかけるのでした。
見とれるくらいの大きさだとか。
ちょっと羨ましいですね(笑)
しかし、こんなエロ展開は実際にないだろうなぁ…。
特に男性はあー行動しないでしょ。
ちなみに、「恭介くん」を迎えた母「梨花さん」の服装がなかなかえっちでした。

065:「柴田クンとカオリ先生」
もともと幼馴染みで、現在は教師・生徒の関係である「大橋カオリ」と「柴田」くん。
色々と興味のあった昔に「カオリさん」は彼を悪戯しており、それをネタに学校でのプレイをお願いされていたのでした。
えっち以外に、ちゃんと話したりなんだりしようよ、って事かな。
まぁ、彼が生徒でいられるのは数年間しかないでしょうから。
ぜひプレイを堪能させたって下さい。

085:「淫らな義母へのプレゼント」
旦那が亡くなった後のこと。
夫婦のプレイが記されたノートを発見していた彼の連れ子であった「りょう」くんは、それをネタに義母に迫るのでした。
くん、付けで呼ばれているので誤解しそうですが。
けっこう年齢いってそうですもんね、彼。
こうした短編なので深く描き込まれてはいないものの。
ノートが、いかにして父親から渡ったのかが知りたいですよ。

105:「裏腹」
こちらも義理の息子「竜也」くん。
政略結婚で九条家に来た「九条紗希恵」は、その連れ子「竜也」の友人とキスした現場を彼に目撃されてしまったのでした。
「紗希恵さん」は和服の似合う美人。
結婚時点からして本意でなく、先のやや突飛な話よりも、こうした展開がしっくりきます
「竜也くん」もいい年齢ですし、彼の父親も大した人物ではなさそうなので。

125:「人妻劇場」
ビデオ店の常連客・人妻「遥」さん。
彼女に憧れていた店員「矢島」くんは、ちょっとした相談を切っ掛けに…という展開です。
美人で巨乳でアニメ声、なんだそうな。
…声?
まぁ、いいか。
部屋に上げてくれる時点で、何らかあっても不思議ではないですよね。
「矢島くん」いいなぁ。

145:「歳の差カップルの憂鬱」
女子高生「桜庭水琴」と、30過ぎのオジサン「吹田和史」のお話。
こちらはラブコメですね。
後半はブルマ姿でのお尻えっちになったりしてます。
唯一の年下ヒロインで、プレイはそんな感じでしたけど…個人的にこうした話は好み。
1話だけなのが残念なくらい。

「りょうくん」の義母、桜庭水琴
※左:「りょうくん」の義母、右:桜庭水琴
 「水琴さん」のお話のような、軽いのもイケるのでは。

★絵柄

線は強く太め。
枠線も同様で黒は強く、こってりとした味わいです。
ただ、コテコテとしつこさはありません。
描き込みはそう細かくなく、意外にコマ内にまとまった感覚。
ハデハデしい表現なく、良くも悪くも、どしっと落ち着いています

多少怪しい部分はあったものの、目立つような崩れはなく。
前述したようにキッチリ線は引かれているため、変な乱れもありません。
全体での安定感がありました。

幅広な輪郭で、目は横長でやや鋭角的。
ふっくらとしていて肉付き良いお姉さん絵、ですかね。
匂い立つような、背中をぞくぞくっとさせるような色気はないものの、漫画らしい良さがあると思います。
動きとか表情はまだカタさあるかなぁ…。

癖はそれなりにあるかと。
エンジェル出版」さんのHPか、あるいは「DMM」さんのそれぞれ漫画にあったサンプルをご確認ください。

★その他

そんな訳で「畠山桃哉」センセでした。
おそらく2冊目くらいの単行本ですね。
ひでるさんは今回が初見でした。

手に取った決め手は↓表紙の眼鏡ヒロイン。
ただ、お腹大きい状態というのは…個人的にはまったくエロスに結びつきません。
本能的なものも作用しているのかな。
そんな訳で、あーしたネタは全然好みではないんですが…眼鏡と髪の毛の感じが非常に刺さったので、頑張って(?)手を出してしまいました。

実はこの前に「疼く牝穴/嬉野めぐみ」を読んでいるんですが。
どちらのカバー裏にも、フリートークコーナーがありました。
なんらかのお題に対して、コメントを書くというもの。
(※おそらく、雑誌に掲載されてるみたい)
コレがあとがきとはまた違った風情で、漫画家さんのぶっちゃけが楽しめました。

他出版社さんもぜひ真似してほしいですね。
真っ白で終わらせてしまうのならば、せっかくなので。

良妻肉奴 (エンジェルコミックス)良妻肉奴 (エンジェルコミックス)
(2011/10/17)
畠山 桃哉

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tag : ラブコメ

■きみとの、はじめて (はづき)

★まんがデーター [9/15] 
・絵   :■■■■□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [成年]ラブコメ・初えっち
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、
      描き下ろし「きゃっとすくらんぶる・りぷれい!」
・その他: 初単行本、カラー(4P)、短編×13
     (うち「きゃっとすくらんぶる!!」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「はづき」センセの「きみとの、はじめて」です。

ぼーっとアマゾン見ていて発見しました。

ウルトラマン カラー麺タイマー ウルトラマン (キッチンタイマー)ウルトラマン カラー麺タイマー ウルトラマン (キッチンタイマー)
(2011/12/25)
壽屋

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そう、コレね。
3分と言えば、「ウルトラマン」というのは定番。
ありそうでなかったですねー。
臨場感ある怪獣との対決音声が聞けるんだって。
ぜひ冷蔵庫にとっつけておきたいと思います。


絵梨さん
※絵梨さん
 似合ってますね。どんなお化け屋敷だ。

■きみとの、はじめて (はづき)

★構成・概要 成年ラブコメ

本日は「きみとの、はじめて」ですね。
スタンダードに、短編での収録です。
描き下ろしが後日談(その後の別シチュエーション)となっており、同キャラでの連続が1話ありました。

タイトルそのまま、初体験の多いお話群。
どちらも”あと一息”という状態で、だいたい開始からラブラブ。
カップルのどちらかに強い個性あり、それがためもう1歩関係が進むのを阻んでいたりします。
その目立つキャラ設定なんですが。
なかなか面白いものの、どちらも描き切れていない印象
勿体ないと思いました。
もう1.5倍くらいページが必要かも。

ふわっとした漫画絵なキャラは、安定感あって良い(後述します)んですが。
何と言ったらいいか…。
セオリーを微妙にズラしたようなお話がこざっぱりとまとまっているため、なんだかもう一歩、二歩足りない感覚でした
悪くはないですが、現状は良いとも思えません。

★収録話 12話収録

005:「きゃっとすくらんぶる!!」
189:「きゃっとすくらんぶる・りぷれい!」 →10P
カラー原稿に描き下ろしもある、猫耳コスプレな「絵梨」さんとのお話。
冒頭からのそれは、文化祭の出し物である”お化け屋敷”のコスチューム。
「康太」くんが突っ込んでいましたが…そりゃ、可愛過ぎだ。
カラー部分は家(?)の初披露にて、メインはお化け屋敷内でのえっちとなっていました。
個人的には下に履いている、ブルマだか黒下着だかが気になったんですが…。
なお、描き下ろしは猫耳チャイナ服。
それもいいんですが、どうせならオチの”白にゃんこメイド”のが刺さる人多いと思う。

025:「ツン×ツン」
どっちもツンなカップル「瑞穂」・「由之」
お互い子供っぽいやり合いをしていましたが、「瑞穂さん」が折れましたね。
あのタイミングで、ぐっと堪えたのは立派
普通ならばどっかん喧嘩に発展しそうでしたが。
このカップルはオチがいいですね。

041:「君のポートレート」
「貴也」くんの部屋を片付けていた「有香」さんは、えっち本に挟まれた自分の写真を発見したのでした。
まぁ、男子側はめちゃくちゃ恥ずかしいシチュエーションですわね。
えっちに持ち込むしかないでしょう(笑)
こちらの場合、「有香さん」がなかなか理解ある娘で、彼女から誘ってくれていましたが。
可愛いですよ。

瑞穂さん、陽子さん
※左:瑞穂さん、右:陽子さん
 この単行本は「陽子さん」でしょう。もっとふくらませて欲しいです。

057:「小悪魔とらっぷ」
”困った顔が大好き”という、幼馴染み「陽子」さん。
それがため、付き合う「健」くんへの嫌がらせ、トラップは日増しにレベルが上がっており、シャレにならないくらいになっていたのでした。
収録では、彼女だと思います
困った顔もそうですが、怒ってもぞくぞくされるような始末。
非常に質が悪く、面白いですね
ラブラブではあるものの、何を言っても効果なさそうで…「健くん」ボコボコにされるような別シチュエーションが見たいです。
そんなんでも、「陽子さん」はぞわわーっと楽しむんだろうなぁ。
痛いとかなんとかはまだいいとして、ゲイ雑誌に取り換えられる、そのまま親に見つかる~というトラップは物凄くイヤ。

073:「でじ・らば」
ゲームキャラ「華恋(カレン)」にベタ惚れな「亮太」くん。
幼馴染み「亜矢」ちゃんはなんとか現実に引き戻そうとするんですが、というもの。
彼はなかなかの重症っぷりでした。
コイツのどこがいいんだろう。
このネタで「亜矢ちゃん」がコスプレするのはセオリーですけど、その姿を「甘い」とばっさり叩き斬るのはリアル。
ただ、あんな彼が中身に…興味あるかなぁ。

089:「コトノハノート」
久しぶりに再開した幼馴染み「沙織」さん。
視線を合わさず、メールでのみ会話するような変人になっていたのでした。
オンラインな彼女/むつきつとむ」みたいな感じですね。
ただ、なにゆえそんなんになってしまったのか説明はなく、あっさりえっち展開に。
もう少し巧いこと表現して欲しかったなぁ。
描き方によってより面白そうなキャラになりそうなんですが。

109:「ぎゃくてんマーメイド」
人魚姫の童話に憧れる「七海」さん。
長い付き合いとなる「宏」くんと運命的な恋に落ちるよう、計画を立てたのでした。
おバカな娘さんですね。
計画もかなり穴だらけでした。
ただ、もっと2、3くらい、似たような失敗繰り返してくれた方が良かったかなー。

125:「はぴかむハロウィン」
日本人にどうしても馴染まない、ハロウィン話。
誰が仕掛けてるのか知りませんが、もうやめればいいのに~とか思いますが、それはまた別の話。
漫画は魔女コスプレな「小雪」さんで、”お菓子くれないと悪戯”という流れの即えっちでした。

141:「メリー・メリー」
ゲームのヒロイン「ほめこ」さんが現実に出現するという、ファンタジーちっくなもの。
ずっと現実におらず、夜はゲームに引っ込むのがポイント。
もう少し設定つければ、よりキャラを生かせそうに思いましたが。
深さなく、単に妄想話という感覚ですね
なお、えっちはミニスカサンタなコスプレです。

157:「DRUNK QUEEN」
花粉症な「かをる」さんと花見にいくというもの。
アレルギーの薬を渡しており、外でも大丈夫。
そんな訳で。野外えっちなんですが…こりゃ、捻りも何にもないですね。

173:「スケジュールガール」
何事も予定通りにしたい、「ゆず」さん。
付き合う「椿」くんは、初えっちのタイミングを見計らっていたんですが…という流れ。
予定外の展開でも反応は変わったものでなく、はっきり言って面白味は薄め。
まぁ、短編でギリギリなネタですね。

沙織さん、華恋さん
※左:沙織さん、右:華恋さん
 逆にこの2人は…もうちょっとなんとかして欲しかった。

★絵柄

乱れのない、ふんわり曲線の絵柄。
濃淡は適度からやや強めというくらい。
描き込みも過不足なし、かな。
大きめなコマ割りで、だいたい中、大というところ。
1ページが3コマ程度でまとまっていることも多く、キャラも大きめな描かれ方。
見易く、迫力もあって良いんですが。
お話も同様にこざっぱりとしちゃってるのは、前述した通り。
収録はどちらも最近の原稿。
初単行本とのことでしたが、かなり安定しておりました。
ほぼ個性を確立されている、というのもあるのでしょう。
カラーでも差はほとんどなく、判断は↓表紙・裏表紙そのままで大丈夫。
あーした、ふっくら頬のヒロインが好みなら問題ありません
裏表紙のが漫画カットあって便利かな。

★その他

描かれている「はづき」センセ。
ひでるさんはこちらが初見ですね。
ブログでは何度も書いていることですが。
まぁ、検索し辛いお名前ですねー。
何かネタないかと探してみたんですが、別人ばかりで断念。
この単行本が何冊目なのか、どんな方なのか、まったく分かりません。

…と、書いてしまったんですが。
出版社「マックス」さんのページを見たところ、あっさりリンクを発見しました。
コレが初単行本だったんですね。

やっぱり、3文字平仮名は、セールス的にはどう考えてもマイナスだと思います。
特に”はづき”という並びは、現実にもキャラにも、頻繁に使用されるものですからねぇ。
アマゾンでもヒットするのは別の方ばかりという状態でしたし…。

きみとの、はじめて (ポプリコミックス)きみとの、はじめて (ポプリコミックス)
(2011/09/26)
はづき

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tag : ラブコメコスプレファンタジー

■Juicy (灰司)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]お姉さん・むちむち
・おまけ: あとがき、作品解説・修正前絵、イラスト、
      加筆修正あり。
・その他: 短編×11(うち「カキステ」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「灰司(はいじ)」センセの「Juicy [ジューシー]」です。

ちょっとした機会がありまして。
先日、船に乗ってきたんですが。
柄にもなく、船上ディナーなんて洒落た場に顔を出しました。
さすがに料理も美味かったです。
まぁ、あの雰囲気ではまずいと感じるのが難しいか。
結構な大きさの船なんですが、やっぱり微妙にゆらゆらしてるんですねー。
酔うほどではなかったものの。


教師「岡本知香」、美和さん
※左:教師「岡本知香」、右:美和さん
 メインの前後編はえっちでした。露天風呂はいいですね。

■Juicy (灰司)

★構成・概要 成年

ラブコメ…ではないですね。
かと言って恋愛話ほど甘くはなく、また雰囲気から想像されるほどのハードさもありません。
ブラックなネタはありましたけどね。

収録は短編で、1エピソードのみ前後編となっています。
それぞれ悪くはないですが、もう少し中編が見たかったなぁ。
登場するヒロインは教師とか人妻とか。
↑上の属性部分では広義に解釈して”お姉さん”としました。
リアル姉はいません。
義理の姉とか、従姉ですねー。

良かったのが、実は中扉のイラスト。
そちらの表(表紙開いてすぐ)は各ヒロインがポーズをとっているだけ。
しかし、裏ではそれに男性が加わって、えっちしてる絵になるのでした。

★収録話 11話収録

003:「カキステ」 前後編
収録では唯一の前後編もの。
読書感想文に自分の書いた小説「カキステ」を題材にした生徒「菊池英孝」
ノンフィクションというその作品に登場する教師「岡本知香」とその内容は、そっくり自分のことだったのです。
こうして、「英孝」に秘密を握られていた「知香」は2人きりの旅行に出かけることとなったのでした。

そんなこんなで、生徒にやたらえっちなことをされる先生のお話です。
温泉旅行でのネタとなっているため、電車内から定番に露天風呂でもされちゃってました。
スタイルはむちむちでしたが、童顔の可愛らしい先生ですね。
しかもMちっくなので、縛ったりもしています。
後編は目覚めのえっちから、野外、そして露天風呂での複数と、盛り沢山な内容。
最後の1コマがキュートでした。

021:「義理ギリな関係」
ちょっと事情のある、義理姉「香苗」さんと「守」くんのえっちパターン。
お口のシーンに気合入ってます。
ソファー越しのえっちが良かったなぁ。

039:「夏の虫」
男性陣を誘って海へ行ったものの、そちらで早々に男を捕まえてえっちしてしまった女の子2人。
ひとりあぶれていた眼鏡の「永田佳菜」は、残念がってそれを覗く男性らに身体を開くのでした。
浜辺での集団えっちです。
ヒロイン「佳菜さん」は眼鏡でそうした雰囲気ないのが逆にえっちでした。
あのオチは…案外実際にもありそう。

057:「窮せば姦通す」
ひとオチある、奥様「和恵」さんのお話。
詳細は置いといて、前半は目隠しえっちでした。
むちむちとしたスタイルがめたくたえっちですよ。

亜梨沙さん
※亜梨沙さん
 このお姉ちゃんは美人でした。まさかあーんなオチとは思いませんでしたが。

093:「父と子と」
収録では、後述する「未必の恋」と並ぶ、驚きオチなエピソードです。
本編はそうでもないんですが、オチがやたら黒いです。
良かったですよ。
離婚して父親と2人暮らしの「亜梨沙」さん。
父親の弟であるおじさんが失踪したことで、その奥様と子「和樹」くんが居候しておりました。
そんなある夜の出来事をきっかけに、「亜梨沙さん」は「和樹くん」と…という感じ。
真面目そうなお姉ちゃんの主導でえっちされる、なかなか羨ましい展開。
パンストの足がいいですね。

111:「ビッチ・ぴち」
お隣に住む「祐」くんを狙っている、熟女「かおり」さんのお話。
ちょっと軽めの、ラブコメ漫画です。
収録では最もコメディーちっく。
冒頭の女子高生姿が違和感あるのは、無理をしているため。
そう感じて正解です(笑)
オチがまた可笑しいですね。

129:「マナビヤ」
以前の単行本の販促用漫画なのだとか。
眼鏡の女教師「志乃」さんと元生徒「松山」くんのえっち話です。
前半には強引な雰囲気もありましたけど、「志乃先生」はノリノリでしたよ。
絶対見ちゃだめよ!
…というセリフは……なかなかイイですよ。
あれは「絶対見て」、の意味ですね。

141:「未必の恋」
「美和」・「博史」という若い夫婦のお話。
彼は単身赴任で普段は不在にしており、その弟「直人」が居候しているという…いかにも成年系な設定なんですが。
そんなセオリーを大きく裏切る流れです。
びっくりしました。
どっちかと言うと、成年漫画に慣れた人のが驚くかと思います。
「美和さん」の黒な下着姿がえっちでした。
オチはちょっと切ないですねー。

157:「アキノソラ」
顧問「清水」先生に集団えっちをしていた陸上部の面々。
そちらの新人マネージャー「山田」さんは、親睦会と称した彼らによって次のターゲットにされてしまうんですが…と、そんな導入部。
むちむちなスタイルを包むジャージがいいですね
眼鏡で地味目なヒロインなんですが、実はとびきりえっちな娘さん。
まぁ、確かにそんなんだと、あーなるわ。
オチ付近で「清水先生」がいい味わいを出していました。

173:「据膳尺魔」
自宅に突然AV女優がやって来る、という企画モノちっくな漫画。
DVDを見ていた「飯塚」のもとに、ついさっきまで映像で見ていたAV女優「風間ゆみ」が訪ねてきたのでした。
ファンサービスの特別仕様になっていたそうですが…それってやり過ぎでは。
どっかのご家庭でなくて良かったですね(笑)
「ゆみさん」はむちむちの色っぽいお姉さんキャラでしたよ。
ちょっと羨ましいなぁ。

佳菜さん、新人マネージャー「山田さん」
※左:佳菜さん、右:新人マネージャー「山田さん」
 眼鏡女性もイイ感じでした。ジャージがいいです。

★絵柄

もともと古い原稿の漫画だったようですが、かなり修正された様子
それがため、単行本は安定しております。
その成果はきっちり出てますね。
ちょっとですが、巻末には修正前のイラストもありました。

解説では”劇画っぽくならないように”なんて書かれています。
ご本人の言葉ではないようでしたけど、そんな意識はあるのかな。
ぱっと見ではリアル寄りっぽいものの、実際に見たところでは当初思ったほどそんなんは強くなく。
キャラには漫画らしさもありました。
個性はありますが、間口はそう狭いものではないようです。

詳細な描き込みでコマ割りも細かく、ぶち抜くことも頻繁。
ページ全体にごっちゃり描かれていて、白比率は少なめ。
黒髪女性もいましたが、そう黒の強さなく。
灰色が広がるような濃淡具合でした。
そうした画風なため、味わいはこってり。
細かくは置いといて、大きくでは乱れ・崩れもありません。
目立つ違和感もなかったですよ。

判断については…裏表紙の背景が漫画カット絵になっているので、そちらが最も良いかと。
カラーとはやや趣が異なると思います。
時間のある方は、「ワニマガジン社」さんのHPがオススメ。
見れるサンプルは「据膳尺魔」でした。
AVなお姉さんが素敵よ。

★その他

”「COMIC失楽天」の鬼才”という冠があった「灰司」センセ。
ひでるさんはこちらが所見です。
ちらほらと店頭で見かけていたんですけどね。
あまり合わないかなーという印象でした。
読んだ結果の感想は、前述した通り。
そうハードではなく、フェチっぽさもあって楽しめましたよ。

なお、こちらが通産10冊目の単行本でした。
ついに2桁ですね。
おめでとうございます!
ぱちぱちぱち。

ちなみに。
今回ブログを書くのに、「灰司」センセのHPへお邪魔していたんですが。
↓表紙の制作過程がありましたよ。
ちょっと可愛らしい雰囲気な当初の絵も良いですね。
また、同人誌で出されている、「ラ●ブルローズ・紅影」のがなかなかイイ感じでした。
旧作品を詳しく知らないですが、そうした路線(キルタイムさんなイメージね)でもいいのでは。

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tag : ノンフィクションラブコメコメディー

■Radical GoGo Baby! (ぼっしぃ)

★まんがデーター [12/15] 
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]ラブコメ・水着
・おまけ: あとがき、カバー裏にカラー別絵、
      カラー描き下ろし「GoGoガール!」
・その他: フルカラー(124P)、短編×17。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ぼっしぃ(Bosshi)」センセの「Radical GoGo Baby!」です。

ちょっと時間あると、アマゾンを眺めるんですが。
こんなん発見しました。

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家庭用ゲーム機のストラップなどはちらほら目にしていましたが、筺体のプラモデルですか。
ははー。
良くできていると思いますけど、売れるのかな。
コレで若干だけでもプレイできたら凄いんですが…さすがに無理か。


水城友子、あきこ先生
※左:水城友子、右:あきこ先生
 この透け具合ですね。「あきこ先生」いいなぁ。

■Radical GoGo Baby! (ぼっしぃ)

★構成・概要 フルカラー・成年ラブコメ

本日はオールカラーな1冊です。
こうした単行本の宿命そのまま、全体ページ数は124と薄め。
多い収録数もお約束みたいなものでしょう。
ただ、タイトル扉で1ページ消費することなく、もくじは折り返しに位置。
↓表紙の全体絵で2ページ使っていた以外は、イラスト、空白ページなどでの穴埋めもありません。
確かにショートも収録されていましたけど、比較的読める漫画が揃っていました

漫画はラブコメ
設定そこそこでの即えっちも多めです。
1冊目「水着彼女」から欠かせない水着なヒロインは多く、濡れたり・透けたりのピッチリ具合はこちらでも楽しめます。
フェチっぽい描写もちらほら。
暗さなく、ハードさもなく、読みやすい漫画群となってます。

★収録話 17話収録

001:「秘湯!鰐の湯温泉」
折り込み小ポスター調の漫画です。
温泉えっちですね。

005:「あまらば」
011:「リサイクル・ガール」
015:「GoGoガール!」 描き下ろし
この3話はいちおう同一学園での漫画。
うち「あまらば」は、教師「みっくん」と付き合う「水城友子」さんの屋上えっち。
カップが2つも上がったんだよ
とか笑顔で報告していました。
うん、けっこう・けっこう。
そんな流れでの即えっちなため、胸はいきなり露出していましたが、途中からの雨で制服が濡れ・透けるところがポイントになってます。
「リサイクル・ガール」は「朝丘ミホ」さんの体育用具室えっち。
あ、これはいちおうブラック気味な漫画ですね。
次の描き下ろしで多少救われてますが。
描き下ろし「GoGoガール!」は「水城さん」・「朝丘さん」の両ヒロインが集合するもの。
複数えっちですね。
今回の↓表紙がこちらの2人で、この3話はメインな位置づけです。

022:「くすりのトラブル?」
ピンク色ナースの「さやか」さん。
医師の盛った薬によって、性格が豹変する流れでした。
左右ページで別人のようです。

027:「ケータイびっち」
喋りは普通ですが、オンライン(ここでは携帯電話)だとエロエロな性格という、「みりか」こと「鳴海利香」さん。
ちらほらネタとして見かけるようになったものの、その理由が示されなければ”単に変な女性”
プレイ的にもそう効果的には見えませんでした。

ゆうきさん
※ゆうきさん
 このコマがお気に入りです。いいお尻ですね。

035:「ツール・ド・ロマンス」
自転車・ツーリングで、野外えっちなお話。
これは「ゆうき」さんのぴっちりなサイクリング・スーツ(?)を楽しむ漫画でしょう。
本編ではスパッツと言ってますね。
お尻が実にイイ感じ。
ノーブラで、ショーツもやたら小さいものでした。

051:「She Sea Summer」
「あきほ」・「姫」のWヒロインで、カバー絵のような海・浜辺えっちです。
2人は裏表紙ですね。
こちらでの注目は「あきちゃん」
本編でもいきなりバストを露出する、はっちゃけキャラでした。
収録では唯一と言って良い貧乳が眩しいです。
なお、「姫さん」は対照的に巨乳です。
それぞれカップルの同時えっちが展開されてます。

059:「teach me!」
補習の生徒「大木」・「長島」・「川田」3名と、女教師「あきこ」さんという複数えっちネタ。
悪戯でびしょ濡れにされたことを切っ掛けに、「あきこ先生」のエロスイッチがオンされていました。
ちんこだせ
とか言ってますね。
そんな教師いるかいな。
ピンクのミニスカートと、あみあみなタイツが既にエロいですよ。

069:「タッチ&ラブ」
電車内の痴漢・事務所えっちという2パターンが楽しめるエピソード。
人生に疲れていた「ケンジ」は、ヤケクソ気味に乗り合わせていた女性に痴漢行為をしてしまうんですが…女性は旧知の「俊子」さんだったのです。
「俊子さん」は鉄道関係職員ということで、それっぽい制服。
この漫画は前半のパンストですねー。
後半は脱いじゃってるのがちと残念でした。

085:「momo@chat」
Hなライブチャットに出演のツインテールな「モモ」ちゃん。
けっこうムチムチとしたスタイルなんですが、面積少ない、しかも白水着でした。
当然独りえっちなんですが、妄想も差し込まれてます。

091:「きついよ咲先生!」
朱色ジャージの「咲」先生との体育用具室えっちです。
冒頭のジャージがやや気になる雰囲気でしたが…うわ、この人は下になにも着ていませんでしたよ。
むわっとした湯気描写がリアルです。

097:「うたひめ」
男女のバンドメンバーの複数えっち。
コンサート終了後、控室で発情してしまった「リセ(RICE)」さんを男子メンバーが慰める流れ。
一変して可愛らしい彼女をお楽しみ下さい。

105:「あるでんて」
彼女「さくら」さんとの裸エプロンえっちです。
まぁ、確かに料理なんて作ってる場合じゃーないわね。
ラブラブですよ。

109:「one‘s eyes」
いかにも「ぼっしぃ」センセ、という競泳水着なヒロイン(※ミサキ)です。
夜のプールという、ファンタジックな舞台でのえっちでした。
ピンクの水着が若干透けてるのがエロス。

115:「水着大戦」
前巻「ちゅーちゅーちぇりー」のキャラも顔を見せている、お祭りちっくなエピソードです。
複数で入り乱れておりました。

121:「あねっぱい」
こちらは1ページというショート。
「ゆま姉」とのえっちでした。

俊子さん、ミサキさん
※左:俊子さん、右:ミサキさん
 この前に帽子かぶった「俊子さん」も見れます。

★絵柄

何度も書いているとおり、今回はカラーなので。
↓表紙・裏表紙、そのままの判断で大丈夫です。
だいたい、フルカラー単行本を出されるのは、お上手な証拠みたいなもの。
なにも問題ありませんね

コマ割りは比較的大きめ。
漫画とイラストは別物ではありますが、大小コマどちらもきっちり丁寧な仕上がりです。
表情とかアクションにも違和感なかったです。
キャラはふっくらとしていて丸め。
ロリまではいかないものの、可愛らしい系統。
癖はそう強いものではないため、間口は広めだと思います。

★その他

そんなこんなで、「COMIC失楽天」の表紙イラストを担当されている「ぼっしぃ」センセでした。
今回で4冊目ですね。
こちらのブログでは、初単行本「水着彼女」、2冊目「お嬢様はHがお好き」3冊目「ちゅーちゅーちぇりー」…と、ひととおり紹介しています。
それらもたいていカラーページ多かったですが、ついにオールカラーです。
こうしたタイプにありがちな、ショートばかりの積み重ね…まぁ、正直なそんな雰囲気も若干ありましたが。
前述したように、普通くらいなページ数の短編もそこそこ。
読み応えとしてもそこそこで、そう薄っぺらではありません。
こうした系統では良心的な構成だと思います。

紙質は良く、ページ単価としてはやっぱりややお高めと言えるでしょう。
純粋に漫画を楽しみたい方には…やはり微妙か。
そうした若干の物足りなさを、美麗なカラーで補完できる方にはいいかと。


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tag : ラブコメツインテールアクション競泳水着

■蜜の花 (服部ミツカ)

★まんがデーター [12/15] 
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]特殊プレイ・ラブコメ
・おまけ: カバー裏にあとがき。
・その他: カラー(4P)、短編×10
      (うち「図書室の二次元的妄想宇宙」×2、「おおきくなっても」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「服部ミツカ(はっとり・みつか)」センセの「蜜の花」です。

関係ないお話から。
某ゲームに登場した「ペインキラー琴音ちゃん」がはっちゃけてて面白く、なんだろうって思ってたら。
Webコミックが元なんですね。
元を発見したので、ちょっと見てきました。
オモロイです。
単行本が出たら…って、気が遠くなるくらいに先だと思いますが、紙媒体での漫画ほしいなぁ。


キリコさん、委員長さん
※左:キリコさん、右:委員長さん
 「キリコさん」はとかく胸が露出していて、サンプルに困りました。

■蜜の花 (服部ミツカ)

★構成・概要 特殊プレイ 成年

こちら「蜜の花」はもともとも購入予定ではなかったんですが。
ふと視界に入った↓表紙の、あの目に引かれて手にとってしまいました。
これが本当で、おっぱいとかパンストではなかったです。
やっぱり目は重要ですよねー。

収録は短編で、うち2本ほど前後編の連続モノがありました。
ひでるさんが引っ張られた、↓表紙の目力あるキャラとか、裏表紙とか、表題ロゴとか。
ぱっと見では、「八月薫」センセのような漫画とか、百合漫画な雰囲気を勝手に想像していたんですが…。
ちょっと、ではないな。
だいぶハズレておりました。
登場するカップルはノーマルでなく、男女どちらかが特殊性癖
後述しますがかなりインパクトの強いネタもあり、きっちり人を選ぶと思われます。
そう重々しくはなく、ラブコメちっくに描かれているだけ読みやすさはあるんですが。

★収録話 10話収録

003:「国民多産化計画統制法」
カラー原稿あるのがこちら。
少子化対策のため、政府が無理やりに結婚を義務付けられたことで、「松原キリコ」は「岡野ケイスケ」とカップルになったんですが…彼は直接えっちを避けていたのでした。
こちらの「キリコさん」が↓表紙の方ですね。
そんなんが、直後のカラーページに続いております。
裸エプロンにノーパン・パンストというスタイルにて、
トンチキな格好
とか言ってるのが楽しいです。
期待通りに足でしたりしてます。
Sちっくで素敵ですね。
そんな訳で、言葉責めみたいに口では色々と言っていたものの、いちおう…ラブラブなのかなぁ。
ちなみに、「キリコさん」というと、どうしても無口な男性が脳裏に。

019:「図書室の二次元的妄想宇宙」 前後編
図書館にてえっち妄想が日課の委員長さん。
そうした頃に他クラスの男子が来たため、妄想と現実の境目が曖昧になってしまうのでした。
先の「キリコさん」とは逆で、Mちっくな女性。
半ば自ら無理やりにえっちに誘ってますねー。
真面目そうな四角い眼鏡と、ぼってりとした巨乳が素晴らしいです。
前半はそうした妄想にドキドキする彼女でしたが、後半は複数で直接に。
ちょっと精神的に追い詰められてたっぽいので、あの展開は彼女にとって良かったのかも。
オチの3ページくらいにはちょっと驚き。
でも、あーしたものなのかも。

057:「セールス、押し売りはお断りしております。」
こちらは保育園に娘を迎えに行こうとしていた主人公「岡田」くんのもとに、一水学習社のセールスが訪ねてくるもの。
これは即えっちですね。
成年漫画な展開は置いといて、テーマはなかなかブラック。
一時の快楽を取って、後悔するみたいな。
出来ちゃった婚から浮気、離婚調停という大変な状況でしたが、オチでの台詞が心に刺さります。

077:「ひみつのおにいちゃん」
優しく頭もよく、美形な兄「ヒロキ」が…付き合う彼女の影響から、妹「サキコ」に女装趣味がバレるというもの。
成年漫画のお約束で、これまたばっちり独りえっちの場面に出くわしてました。
裏表紙の2人です。
これまたエグイですねー。
「サキコさん」もイラついてましたが、女装した彼のが女性っぽいという(笑)
たぶん親も普通に居るはずなんですけど、彼女のSちっくな行為から兄妹のえっち展開に発展しておりました。
途中から攻守入れ替わるのがポイント。
お尻とか、なかなか凄いこととなってます。

093:「おおきくなっても」 前後編
こちらは「ケンジ」と幼馴染みの姉妹「ミカ」・「チカ」のお話。
昔好きだった「ミカさん」が集団モノのAVに無名なまま出演しているのを発見した「ケンジくん」
それを「チカさん」に何となく示したところ、黙っている代わりに~とえっち展開になるのでした。
言葉責めなライトSMという感覚。
けっこう酷い事をバシバシと言ってます。
あれは…感情をうまくコントロール出来ていないかな。
彼泣いてたりしますね。
そうした状況に、問題の姉「ミカさん」が登場するのが後編。
確かに頭ユルそうで、「ケンジくん」のリアクションも納得なもの。
ごくあっさりと複数えっちに発展するのでした。
前半はそんなんですが。
オチ前の「ミカさん」の発言に驚きでした。
うっそー。

姉「ミカさん」、中原さん
※左:姉「ミカさん」、右:中原さん
 こうした黒髪のストリレートな女性はいいですね。

129:「死にたいなんて言うだけなら」
学校の屋上にて先生とえっちしていた「中原」さん。
そちらには自殺を考えていたクラスメイトがおり、ちょっとしたやり取りで”どうせ死ぬ前に~”と暴走。
えっちに流れておりました。
切っ掛けとしてはそんなんですが、なかなか良い(?)お話
途中で「中原さん」が止める場面ですねー。
心境の変化があり、彼女から繋がっております。

147:「肉欲連鎖」
167:「セックスと嘘とAV女優(NG無し)」
収録で最もぶっ飛んでいるこちら2話は…犬とのえっちパターンです。
ひでるさんはこんなんがどうしてもダメ。
お話としては…凝っていて、なかなか面白いと思います。たぶん。
どちらにも女性成年漫画家「オーシマ」が関わっており、ぐるぐる連鎖してい前者と、その友人でAV女優「春咲つぼみ」の後者。
特に後者がもの凄いですね。
出演しているAVがこぞってドギツイものでした。
あれは現実見たくないなー。

★絵柄

収録のうち、後半の獣な2話は原稿時期古めかもしれません。
他に比べて黒が強く、ぼてっとした重たさがありました。

それ以外は↓表紙・裏表紙のカラーな雰囲気そのまま、しなやかな印象。
なんだろ、”弾力ある曲線”みたいな。
そんなんが集合して絵になっており、描き込みは細かめ。
斜めに区切っているほか、枠間ないとか、小さいコマ差し込まれるとか、コマ割りも比較的複雑。
ページはかなりのごっちゃり感でした。
メリハリあるんですが、全体的に強め。
勢いというか、パワーがあります。
そのため、濃淡はさほど濃くはないものの、味わいは濃厚
けっこう局部がきっちり描写され、また内蔵描写もちらほら頻繁ということもあるでしょう。
たまに分かり辛い個所もありました。
キャラは、ひでるさんが引っ張られたそのまま、色気ある美人系です。
ここは良いですねー。
絵柄としても、ネタ的にも、とかく癖は強い方なので、ご注意ください
可能であれば、「DMM」などのサンプルをあらかじめ確認するのがいいかと。

★その他

そんなこんなで「服部ミツカ」センセでした。
今回の「蜜の花」で3冊目とのこと。
ひでるさんはこちらが初見なのです。
まさか…犬とのお話が2話も収録されてるとは、夢にも思いませんでしたよー。
この絵柄で。
前回の単行本とか、よく参加されてる「一水社」さんの漫画も…そっち系。
”獣”という漢字が、デカデカと書かれてます。
うっわー。
個性強いものの画力ある方なので、そっち方面が有効範囲であれば刺さるかもしれません。
ごめなんさい、ひでるさんはこの方面はどうしてもダメ。

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tag : ラブコメ百合漫画

■ドリストア DriStoA. (縁山)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]コメディーストッキング
・おまけ: あとがき、カバー裏に漫画、
      描き下ろし「鳥丸さんと犬飼くんと雉野さんと伊藤さん」
・その他: 初単行本、折り返しに4コマ、短編×9。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「縁山(へりやま)」センセの「ドリストア DriStoA. [Drill Stocking Ambivalent]」です。

いつか食べようと冷凍の枝豆を買っておいたんですが。
…それは……どれくらい前のことだっただろう。
ふと気付いて先日解凍してみたんですが、皮がカサカサ。
なんというか、みずみずしさなく、乾ききった感じ。
凄いですね。
いちおう問題なさそうでしたが、一口食べてみてうまい筈もなく、全て破棄しました。
勿体ない事をしました。
どうもすみません。

映子さん、生徒会長「伊藤ゆりこ」
※左:映子さん、右:生徒会長「伊藤ゆりこ」
 ロール髪とストッキング好きな方も注目。


■ドリストア DriStoA. (縁山)

★構成・概要 成年コメディー

成年漫画・コメディーという組み合わせな単行本。
こんなんだいぶ久し振りですね。
収録は全て短編によるもので、描き下ろしは各話ヒロインの集合話。
ただ、各話は同一世界という訳ではないようでした。
ほぼ学園が舞台になっており、キャラはほとんど学生で若めです。

紹介帯にあった、
”一方的な思い込みと、一方的な勘違いで構成された~”
…という紹介文が、まさしくその通りですね。
推薦されている「古賀亮一」センセと似た空気感。
終始ボケ倒すのではなく、どこか噛み合っていない感じ。
それぞれ自分勝手な解釈にて、バラバラにお話進めています。
隊列バラバラなチンドン屋みたいですわね。

ページが勿体ないのか、タイトル扉なく、いきなり始まっているのが特徴。
全部で200ページほどの単行本なんですが、紹介帯にも描かれていたようにかなりテキストは多め
読み応えありました。
ぶっちゃけ、普通の同ページくらいな成年漫画と比べて、倍くらい時間かかるのではないかなぁ。
お話も脱線し放題でしたね。
ちゃんとえっちなんですが、どうしてもコメディーの印象が強いため、そういった意味で人を選ぶかもしれません。
好みはあるでしょうけれど、漫画は高い完成度でした。

★収録話 9話収録

005:「憑依変換!」
クラス委員長「近堂」が、突如セレブな縦ロール女性になってしまうというもの。
高貴の象徴という「ローリィ」によって、縦ロール髪とされた「近堂さん」
知性・体力が上がるほか、勝手に富が転がり込む、家柄が上がる、モテモテになる…など、様々な特典があったんですが、真実の愛には弱かったのでした。
セレブ化した「近堂さん」が面白いです。
能力の上昇もスゴイですが、皆がぱっと言うことを聞いてしまうのが凄い。
色々できそうです。
マスコットのような「ローリィ」を含め、雰囲気としては魔法少女っぽいか。
なお、幼馴染み「藤田」にはとある理由で狼の霊が憑いており、途中からえっち対決のようになってます。
彼とはラブラブであるため、その効果が発揮されたり、なくなったりしていました。
いちおうちゃんとえっちシーンあるのが凄いですね。
ちなみに、今回の左数値はページ数です。

027:「犯人は三人」
タイトルはまじめですが、お話はボケが折り重なっていくようなもの。
鼻をほじっているところを「樋野」くんに見られてしまった「映子」さん。
口に出しつつ困っていたところ、”脅迫”という言葉に食いついたのが「椎」ちゃん。
友人の危機に盛り上がっていた、彼女の”脅迫”という言葉に、またさらに食いついたのが、「樋野くん」だったのでした。
もうはちゃめちゃですね。
皆さん人の話をキチンと聞いておらず、当人の「映子さん」も単語にいちいち反応して妙なリアクションを取るため、まとめ役不在でぶっ飛んだ展開です。
線路外れた暴走電車のような漫画ですわね。
普通ならえっち展開にならない筈なんですが、これがいつの間にかそっち方面になっているのでした。
しっかり「椎ちゃん」も加わり、ラストでは複数になるという、ある意味スタンダードな構成でしたが。

051:「恩返しの3乗」
恩返しのため、女の子の姿となった狐。
助けてくれた彼「富良野」の部屋を訪ねたところ…そこには蛇の化身、牛の化身という女性らがいたのでした。
こちらは学生でなく、ファンタジーちっく。
4名が入り乱れるという、賑やかな構成になってました。
他の2人(蛇と牛ね)がえっち目的だったこともあり、さらりとそっち方面に流れております。
男性も…それなりに変な人でした。
視点は狐さん。
この漫画はまた、皆さん好き勝手に振る舞ってますねー
狐さんも、妄想に恋しているような感覚でした。
また、彼女のみ子供の姿を取っていたため、前半はほったらかし、後半はメインらしい扱いになってます。
オチでは隅っこで存在感を見せてました。

中村黒江・外野カヤ
※中村黒江・外野カヤ
 この話はまたどーにもならないですね。

075:「睡眠術狂想曲」
睡眠術によって予想外な展開となる、パニック漫画。
クラスメイト「内河」くんが好きな「外野カヤ」
彼の幼馴染み「中村黒江」に相談したところ、催眠術をかけてみようとなったのです。
その本心を聞き出そうとしたもののうまくいかず、深層に好意を刷り込もうとしたんですが…という流れ。
言った台詞をオウム返しの如く、そのまま認識してしまう、困った状態の彼。
さらに、術を行っていたはずの「黒江さん」自ら、その最中にて催眠状態となってしまい、わちゃくちゃになっていました
暴走してます。
結局、「内河」・「黒江」が、術の効果もあってえっちしてしまう流れ。
切っ掛けとなっていた「カヤさん」は名前そのまま、ほったらかし、ツッコミ役となってます。
「内河くん」がまた面白い男性ですね。
彼女はコイツの何が良かったんだろう。

097:「ソース」
お隣の「右田幹久」が風邪をひいたため、「佐藤早苗」が看病かたがたお料理を作りに行くのでした。
あ、パンツ見えそう
という前半のコマが好き。
いい足ですよね。
たぶん、こちらは収録で最もタイツを堪能できる漫画でしょう。
多少はっちゃけてはいたものの、楽しい幼馴染みえっちという仕上がりです。
そう脱線してません(笑)

117:「鳥丸さんと犬飼君」
匂いフェチな「鳥丸」さん。
同じ性癖の「犬飼」くんを無理やり協力させ、自他共に認める人間ランク・ナンバー1な徒会長「山田」に匂いをかがせようと謀ったのでした。
好意をもってるのか、単に屈伏(?)させたいのか。
変わった娘さんですね。
自らを”容姿端麗、頭脳明晰、才色兼備、嘉言善行…”とか言ってる時点でだいぶ重症です。
近くにいたらウザそうだなー
描き下ろし漫画でもそんな感じで、ほぼ主役というべき活躍をしていました。
先のエピソードと同じく、タイツがたっぷり堪能できる1話。
そちらよりも色が濃いめ。
とある理由でノーパンで直穿きとなっているので、また違った楽しみがあるでしょう。
いかにもソレっぽくない、「奈多」さんのえっちシーンがなんだか衝撃的でした。

145:「屋上問答」
屋上で食事をしていた「麻宮」くん。
うっかりお茶をこぼしてしまい、慌ててズボンを脱いだところ、風によって飛ばされてしまったのでした。
下半身丸出しで途方に暮れていたところ、自殺をしようと「皆瀬由香」さんが上がってきたのです。
死ぬ前に1発やらせろとかはなしよ
女の子がそんな台詞言わないように。
自殺を考えてるわりに…「由香さん」はすこぶる元気。
彼にとび蹴り喰らわせたりしてました。
なかなか危険な場所でのえっちに注目。
「由香さん」視点は目前絶壁で後ろからガンガン来るという、トンデモな感じです。
あのオチはお約束でした。

167:「伊藤会長の憂鬱」
先の「鳥丸さん」と似たような事を言っている、自己評価の高い生徒会長「伊藤ゆりこ」さん。
しかし、付き合う書記「田中」にはだいぶ分が悪かったのです。
”どっちが上”とか考えてる時点で、相手より下回っているんでしょうねー。
ツンデレちっくの面白いヒロインでした。
置いてあった、彼のズボンに対するリアクションが面白いです。
ダメな感じですね。

佐藤早苗、鳥丸さん
※左:佐藤早苗、右:鳥丸さん
 キャラとしては、この「鳥丸さん」でしょう。近くにいたらうるさいぞー。

193:「鳥丸さんと犬飼くんと雉野さんと伊藤さん」
こちらが描き下ろし。
ちなみに、”雉野さん”とは、「犯人は三人」の「映子さん」です。
とかく強い(笑)「鳥丸さん」に振り回されていました。
「伊藤さん」にライバル心を持つ「鳥丸さん」(←でしょうねー)と、「犬飼くん」の痴態に妄想を膨らませる「映子さんという、これまた皆さん好き勝手にしております。
こうした集合話は、強い個性からまた違った楽しさありますね
後半に登場した「伊藤さん」も相変わらずでした。

★絵柄

こざっぱりとした作画は、いかにもコメディー系。
ただ、成年漫画なので、しっかりえっちシーンもあります。ありますが…。
なんだろ。
確かにえっちではあるんですが、男性自身を直撃するような、しないような、不思議な感覚がありました
しっかりとした線は乱れることなく安定。
濃淡では適度か、やや白比率多め。
描き込みはそこそこ。
コマ割りは細かく、小から中という風情で、たまにどっち流れるのか分かり辛い組み合わせもありました。
前述したようにテキストはかなり多く、ごっちゃり気味。
絵柄がすっきりとしているため、うまく中和されてます。
普通にえっち漫画を描いても可愛らしい風情で良さそうな気もしました。
まぁ、コメディー部分にて強烈な個性を発揮しているので勿体ないですけどね。
ちなみに、大きく崩れるはっちゃけるタイプではなく、流れるままグダクダとなる珍道中な風情です。
とかく独特な仕上がりになっているため、「コアマガジン」さんのHPなどを確認するのが良いでしょう。

★その他

そんな訳で「ドリストア DriStoA.」でした。
「縁山」センセはこちらが初単行本。
あとがきによると、5年かかったとのことでしたが、修正もされているのか安定していました。
お話・絵柄共に、そう感じさせないくらい
良かったです。
ただ、これをえっちありコメディーと考えるか、コメディーな成年漫画ととらえるか。
個人的には、キャラの個性もあって終始オモロイ感じだったので、えっちは付加価値くらいのがいいかと。
こうしたジャンルも盛り上がったらいいなぁ。

ドリストア (メガストアコミックス)ドリストア (メガストアコミックス)
(2011/09/17)
縁山

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tag : コメディーストッキングファンタジー

■ナマ入れ待機中! (はるるん)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [成年]ラブコメ・巨乳
・おまけ: あとがき、イラスト、
      カラー描き下ろし「生娘の性癖チェック」
・その他: カラー(4P)、短編×10(うち「雪姉シリーズ」×2)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「はるるん」センセの「ナマ入れ待機中!」です。

ちょっとスペースを借りて。
久遠ミチヨシ」センセの、一般えっち系「ヒメゴトマタニティ」を読みました。
新婚さんの子作りラブコメという風情。
これがイマイチ刺さらない。
決してつまらない訳ではないものの、あの展開は男性読者にとって酷なもの
追い詰められていく主人公は体調を崩してしまうんですが、そんなんがリアルに想像されてしまうのです。
えっちシーンでのアドバンテージが吹っ飛びますよ。

さて、本日は「はるるん」センセです。
こちら「ナマ入れ待機中!」で2冊目となるようです。
前巻から4年ぶりなのだとか。
ひでるさんはこちらが初見になります。

収録は短編での構成です。
1つのみ、同キャラな連続話もありました。
また一部は同人誌からの漫画になっているので、もしかしたらファンの方はダブってしまうかもしれません。

ナース「美幸さん」、研修担当「緑さん」
※左:ナース「美幸さん」、右:研修担当「緑さん」
 こうしたお姉さん絵がいい感じです。

単行本用に描き下ろしされた、「生娘(なまこ)の性癖チェック」
こちらが冒頭話で、↓表紙・裏表紙から中扉にあとがき絵と、主要部分をゲットしているのが、こちらのチェック娘さん。
派手なはっちゃけ、集団えっちで、街頭アンケートに声をかけられた主人公が、いきなり口でぱっくりされる流れ。
帽子とチェック柄の上下というスポーティーな服装。
何をチェックしたいのか、よくわかんない所がいいですね。
4ページのショートものでしたけど、まとまとり良い作品でした。

収録では最も新しい「病も気から」は、入院している「工藤」くんとナース「美幸」さん。
2週間と言われていた入院生活は半年になり、不信感いっぱいな彼をなだめるべく…という流れ。
まぁ、そりゃーふて腐れるのも当然。
延び過ぎだわ。
何が原因なんでしょうね。
もともとカップルではなく、単に患者・看護婦の関係なのかな。
それだからこそ、あーした手段が効果的なのだと思います。
もうちょっぴり周辺描いてくれたほうが刺さりやすかったかな。

新人研修・担当の「緑」さんと新人くんの「みどりさんを振り回せ!」
ダメで居残りとなった彼に、ビジネスマナーを叩き込もうとする「緑さん」
しかし、彼の態度は変わらず、あからさまに口説いてきたのでした。
えー、腹が立ちますね
漫画なのでこうした流れは当然なんでしょうけれど、あのフザけた感じが受け入れ難いです。
普通のビジネスえっちならいいんですけど、新人研修というシチュエーションがために刺さりません。
だいたい、「緑さん」ものっちゃーダメよ。
まぁ、なかなか大きなバストなのに、あれだけ胸元開けてるのも問題だと思いますが。

押し掛け嫁さん
※押し掛け嫁さん
 こりゃ、もの凄いですね。皆さん大きめです。

「幼な妻、乳搾り」、「OL3P会議チュウ」、「災い転じて福となす」らは、携帯コミック「ぎりもば」に掲載されたもの。
まず、「幼な妻、乳搾り」は田舎言葉と巨乳の押し掛け嫁。
本人も自信あるのか、ガッチリとアピールするような服装でしたね。
彼もまっすぐ胸元を見ていましたから。
ただ、彼氏「タロさ」という名前は…どうしても有名ギャグ漫画のイメージに引っ張られますよ。
「OL3P会議チュウ」は、ビジネスのWヒロインな漫画。
「小田」くんにラブラブな「倉本希」さんでしたが、学生時代からのライバル「浅木優」さんも彼にアプローチをかけており、会社でもまた張り合うこととなったのです。
えー、仕事してください。
というか、「希さん」と相思相愛っぽかった彼の下した結論に驚き。
うわ、男らしくないなー。
コイツのどこがそんなに気に入ったんだろう
ガッチリ複数えっちでしたよ。
2人の警備員さんが刺さる(かもしれない)、「災い転じて福となす」
夜の勤務で、酔っていちおう助けをもとめてきた男に襲われるドジっ娘警備員さん。
拘束えっちですね。
先輩は気付いていたものの、助けはキッチリされた後でした。
お約束に遅いですよ(笑)
描く予定だったという、先輩のお話を見たかったです。

同人誌から、携帯コミック化された「姉ナマ体温計」、「妹は誘惑姫」の姉妹モノ。
「姉ナマ体温計」は、研修医の姉「雪」さん。
弟「ジロちゃん」実験台に注射の練習をする筈だったのが…という流れ。
ラブラブですね。
キスの反応から、これが初めてのようでした。
これ以前から仲はすこぶる良かったようで、可能ならば手を出さない、ドキドキ場面も見たいところ。
寒空の下、彼の帰りを待っていたお姉ちゃんが非常に良い感じ
あれは姉だろうとなんだろうと、惚れて当然。
そちらは冬でしたが、続編「時を忘れて」は真夏で海というシチュエーションです。
ビキニ姿で登場している「雪さん」
あの後えっちを重ねたらしく、ごく簡単にえっち展開となっていました。
本当にどこでもしちゃうんだから……もう!
だって。
「妹は誘惑姫」は姉「奈央子」と「雄太」のえっちを目撃してしまった、妹「真央」
トイレに入った彼を待ち受けた「真央」は、いきなりえっちを仕掛けるのでした。
「お姉ちゃんには内緒にしてあげるから…」
とか言ってましたが、すぐ数部屋先には「奈央子さん」いるんですけどね。
普通ならばバレるだろうなぁ。
そんなことを思っていたら…まぁ、そうでしょう。
個人的にはどっかん荒れてほしかったです。

OL「倉本希」、姉「雪さん」
※左:OL「倉本希」、右:姉「雪さん」
 「雪さん」が可愛いです。この待ってる姿が最高。

同人誌からの収録は、「委員長のお仕事日記」、「2人はいつも2」の2話。
前者は眼鏡の委員長さんが、”性処理委員”を代行するというもの。
似た感じのネタを「如月群真」センセが描かれていますが、こちらは4ページのショート。
あっさり終わっちゃいますね。
「2人はいつも2」は3名ヒロインでの学園百合えっち。
前の話があるそうですが、いきなりでとっつき辛いですね。

収録原稿には時期が異なる様子。
当然ながらだいたいは同じものの、イメージは若干ずつ異なります。
やや不安定ですかね。
ただし昔から優れたバランスのすっきりまとまった、お上手な作画でした。
あまりコテコテ過ぎない、またさっぱり過ぎでもなく、なかなか良い感じ
濃淡も適当なくらいです。
漫画の可愛らしさを残した、縦長でリアルっぽさもある人物絵。
輪郭は丸め、髪は鋭角で、簡単にはお姉さん系です。
絵は巧く、キャラも良く、と良い雰囲気ですが…漫画の細かい部分。
コマとか構図とか。
合わないのか、ひでるさんは読んでいてちらほら引っ掛かりました。
なんだろう。
そうココが問題だとも書き辛いんですが、すっと頭に入ってこない場面があります。
重箱の隅ですけどね。
カラーとそう隔たりはないため、↓表紙・裏表紙などで判断下さい。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: 不安定で、個人的にカチーとは刺さらなかったので。
・話3: ぜんぜん悪くないものの、もうひとパンチ足りないかと。
・独3: 良いんですが、全体的にコレという点が見えません。
合計:[9/15]

…しかし、凄いタイトルですね。
チェック娘さんの↓表紙がまたそんなんとぴったりなんですよ。

ナマ入れ待機中

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tag : ラブコメ

■ビンカン☆おねえさんは感じちゃう (ひろせみほ)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [一般]ラブコメ・ビジネス
・おまけ: あとがき&おまけ漫画、カバー裏に別絵。
・その他: 短編×8。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ひろせみほ」センセの「ビンカン☆おねえさんは感じちゃう」です。

ふと店頭で見かけまして。
おお、懐かしいじゃないですか、「ひろせみほ」センセ。
そういえば昔ちらほら単行本買ったなー、ということで、ゲットしてきました
ぶっちゃけ、あまり肌に合わない方ではあるんですが。
(※くわしくは後述します)

あとがきによると、こちらはなんと5年ぶりとのことでした。
産休・育休だったそうです。
なるほどー。
おまけまんがの娘さんがキュートでした。
あ、いや、変な意味ではなく(笑)

水島弓月、砺波さん
※左:水島弓月、右:砺波さん
 「弓月さん」の話は…やや長過ぎな気が。

さて、そんなこんなで、最新刊「ビンカン☆おねえさんは感じちゃう」です。
やっぱり一般えっち系。
学生などはおらず、社会人なラブコメ群となっていました。
ああこんなだったなー、という印象。
変な意味ではなく、良くも悪くもそのままな感じです

お話・絵柄ともに悪くはないです。良いと思います。
ただ、そこそこ。
なんというか、無難なまとまり
おそらくは雑誌社の意向も強くあるんでしょうけれど。

どちらも当たり障りのないラブコメ漫画なんですね。
コレという際立つポイントがありません
強い個性というか毒がなく、ある意味では一般えっち系として最適なもの。
雑誌などでちら見るくらいではいいと思いますが、こうして単行本にまとめられると…どうにも厳しいですね。
男女ともに容姿・キャラのどちらも似通っており、インパクトは弱め
お話も同様です。
まぁ、そちらについては、ひでるさんとの相性になるかもしれませんが。

冒頭の短編「ネコと暮らせば」
「水島弓月」さんの付き合う「神野康太」くん。
子猫が家で待ってるからな」
そうした理由で、デートをすっぽかしたりしていた彼。
もしかして恋敵がいるのでは。
そう疑った「弓月さん」が彼を尾行したところ、実際に猫ではあったんですが…彼は異常なほどの猫好きだったのでした。
だいたいそんな感じ。
他の短編はほぼ16ページくらいのところ、こちらだけ70ページほどありました。
たっぷりありました。
単行本は全192ページなので、その約36パーセントほどを占めているこちら。
彼女のライバルとなる猫をどう描写するかで、ガラリとお話は変化すると思うんですが、だいたい無難な感じ。
ちょっぴり意志は見せていたものの、普通。
ファンタジーちっくな描き方ではありません。
もう少し人間っぽい反応あっても良かったかな、どうかな。
飼い猫「うどん」を溺愛する彼。
いちおう彼女「弓月さん」もかまってはいるものの、猫を優先しがち。
特に中盤あたりのメールは異常。
お話は友人「八木澄香」さんの手助け(?)もあって、あーした終わり方をしていましたが、今後も「弓月さん」はやきもきさせられるかと。
もう少し割り切って付き合わないと、今後持ちそうにないなぁ。

先輩「伊吹」は独特なテンションの持ち主。
見合いをすることとなっていた彼に好意を寄せる「河原」さん。
街で偶然に出会った切っ掛けを利用し、半ば無理やりに家まで誘うのでした。
そんな短編「お見合いしちゃダメ」
感情がそう前面に出てくるタイプではなさそうですが、彼も好意を見せてますね。
そういう意味では、この見合い話は逆に良かったのかも。
こちらはオチも良く、長さも適度なまとまり良いお話でした。

「恋は未確認」はUFO好きな男性「曾我」くんと「砺波(となみ)」さん。
秘境という温泉に誘われた「砺波さん」でしたが、誘った張本人が直前でドタキャン。
キャンセル料がもったいないと1人出かけたところ、なんと山登りというべき道のりだったのでした。
偶然UFO検証に来ていた「曾我くん」に合流し、温泉宿までサポートしてもらったのです。
あれは酷い。
秘境温泉とか一部で流行っているようですが、女性1人で行くものではありません。
実に危険ですよ。
また出かけるのならば人任せにせず、ちゃんと調べとかなきゃー。
山慣れた「曾我くん」がいて良かったですよ。
ただ、彼はともかく「砺波さん」は…あーですかねー。
個人的にはもうひとイベント足りないような気がします。

仕事の気分転換で、陶器作り体験に参加した「荒井茉莉花(あらい・まりか)」さん。
すると、その講師は元彼「背振岳」だったのでした。
そんな短編「おとなの社会科見学」
こちらの2人はもともと付き合いがあり、あのえっち展開は納得。
朝でいいよ、コーヒー
その一言が良いですね。
ただ、こちらはプライベートだったので髪を下し、眼鏡オフとなってしまっているのがやや残念。
「茉莉花さん」はツリ目で、オフィス仕様のが好き。

「ボク専用のウェイトレス」は店のウェイトレス「有希」さんと常連客。
店員と客という関係を打破するためには、直接告白するか、あからさまなくらいにアピールするしかないでしょう。
良い・悪いは置いといて、意識させてる時点である程度成功かな。
こちらもやや強引な気もしますが、
なんで私が惚れてるみたいなカンジになってるのよーっ!?
という、自らの意志と裏腹な台詞の出たコマが面白いです。
ただ、あのオチから察するに、すぐ覚めてしまいそう。
なお、「最後の3日間」も客と常連客という設定です。
「各務夕紀」さんは眼鏡の販売員。
告白に苦い思い出のある彼女は、けっこう脈がありそうな常連客「賀当」に告白できないでいたのでした。
まぁ、セオリーは男から告白するもんですわね。
ただしそんなんでなくとも、「夕紀さん」はテンパる感じの女性。
心理も含めて、見ていて楽しい娘さんでした。

河原さん、ウェイトレス「有希さん」
※左:河原さん、右:ウェイトレス「有希さん」
 ヒロインは皆可愛らしく描かれておりました。

ほか、「乙女ちっくに恋して」は料理上手な「須藤」くんと、男会社で頑張ってきた先輩「大津」さん。
まぁ、逆転カップルですわね。
ネタとしてはそう珍しくないものの、「須藤くん」の積極性はけっこう意外。
”オヤジギャル”という割には「大津さん」のキャラがいまいち弱いかなー。
容姿も普通で魅力的なので。
「やさしいリサイクル」は「周防紅」さんと「ショーマ」くん。
3年ぶりに再会したカップル話でしたが、いかにも漫画っぽいですね。
作画も他と比べて弱めに感じました。

きちっとした、優れた作画。
乱れや崩れはなく、全体に安定感があります。
濃淡・描き込みはどちらも適度なくらい。
線にはある程度の強さがあり、見易さの要因だと思います。
まとまってますね。
コマ割りは細かめで、比較的枠内にしっかりおさまっていました。
背景・小物にも優れ、コメディー崩しもお上手。
そう人を選ぶような癖もなく、特にマイナス点は見当たりません。
ただ、前述したように登場キャラの個性は弱く、印象に残らないタイプ
並べると確かに別人なんですが、ざーと流れで読んだ場合、同キャラかと錯覚しました。
ひでるさんは昔からそのあたりが肌に合いません。
なんとなく同様な感想を持ちそうな方は注意下さい。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 安定感のある良い作画です。
・話3: 無難な一般えっち系でした。
・独3: 特にコレという特徴は見られません。
合計:[10/15]

色々書いてしまいましたが。
ひでるさんが合わないだけで、優れた漫画には違いありません。
よくよく吟味頂ければ幸いです。

ビンカン☆おねえさんは感じちゃう

ビンカン☆おねえさんは感じちゃう (カルト・コミックス BINETUコレクション)



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tag : コメディーラブコメファンタジー

■もえまに (雛瀬あや)

★まんがデーター [8/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [一般]ラブコメ・マニア
・おまけ: あとがき漫画、合間に4コマ、
      カバー裏にリンク別絵・別絵、
      描き下ろし「コスッてしすた~ず」
・その他: 短編×8(うち「さんかく△ぎるど」×3)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「雛瀬あや(ひなせ・あや)」センセの「もえまに」です。

今テレビで焼き鳥をやってます。
見ると食べたくなるんですよねー。
ケンタッキーとか。
夜の食事は意識して控え目にしてるんですが。

さて、本日は「雛瀬あや」センセです。
単行本としては3冊目になるのかな。
えっちシーンがメインという、成年マークのない一般系な単行本。
ネタとしては、タイトルそのままマニアっぽい作品群が多めです。
ひでるさんは、こちら「もえまに」が初見。
ふんわり・ふっくらとした肉付きのキャラ絵で、漫画としてはそう悪くはないと思いました。
ただ、お話が…個人的に刺さらない
スタンダードな短編集でないのは良かったんですが、なんというか、各話とも納得感がありませんでした。

知里、葛見
※左:知里さん、右:葛見さん
 これが…個人的には刺さりません。

オンラインRPGで1年間パーティーを組んでいた男女3名がオフ会を切っ掛けにして…という「さんかく△ぎるど」
全3話の連続モノです。

ごめんなさい。
まず、ひでるさんはオンラインRPG自体が好みでありません。
こうしたお話についても、素直に受け入れ難い基本があると思います。

お話は、それぞれヒロインとのえっちから最終的には複数になる、スタンダードなもの。
ネット上とリアルでキャラが異なる~というのを描きたかったようですが、さして伝わってきません
もしテーマを重要視するのであれば、ヒロインは2名でなく、カップルを掘り下げた方が分かり易かったのでは。
漫画的には派手になったかもしれませんけどね。

1話目はゲーム上では妹キャラな「細野知里」
リアルでは大人しい眼鏡娘なんですが、酔ったこともあってか豹変しておりました。
こりゃ、二重人格ですわね。
どーでもいいですが、ネットゲーム上でえっちとかはするものなの?
冒頭の色々知っているが会うのは初めて、という部分には興味を引かれますが、ネット上だけでそう理解できるものでしょうか。
納得感がありません
2話目はネットもリアルもさして変化ない「葛見」さん。
先の2人の変化を察して、彼女も参戦するという感じ。
こちらでは、主人公「大介」くんの変化がかなり唐突。
びっくりしますね。
多少分からんでもないですが、なんか…皆おかしいよ。
3話目は複数えっち。
これも軽いなーという印象。
「知里さん」の切っ掛けとか、そんなものでしょうか。
ちょっと話が合いませんね。 

「コスッて・隣のおねえさん」は「吉野」くんのお隣に住むOL「百井みゆき」さんのお話。
隣の「百井さん」は、コスプレイヤーだったのです、というもの。
普通のアパートで…隣に荷物を預かってもらうということは今ないでしょうねー。
そこがいきなり不自然
また、彼女も知り合いに見られて恥ずかしいというのは分かりますが、逃げたり自らを変態というのはどうか。
さすがにまだ一般的でないものの、コスプレの認知度はそう低くはなく。
だいたい彼もイベントに来ているのだから、そっち趣味があるということですもんね。
さらに、2人は単に部屋が隣というだけの関係。
ああしたリアクションはちょっと変ですね
「しす・こす」はとある理由がため、義妹「七々実」さんにコスプレを強要する兄「渡」くん。
まぁ、あーしたやり取りができているのは、仲良い証拠みたいなもの。
ただ、義妹にコスプレさせた上、えっちシーンもあるアニメを再現させようと考える兄はかなり問題。
お互いお年頃ですからねー。
そりゃえろい事態に発展するのも当然のこと。
嘘みたいだ…
とかありましたが、いやいや自分でソッチ方面に持ってったんでしょ
オチ部分の対応も面白いというより、違和感たっぷりでした。
描き下ろし「コスッてしすた~ず」は、「百井さん」・「七々実さん」らコスプレキャラの共演話。
「百井さん」らカップルにつられ、「七々実さん」らも始めてしまうもの。
他の人も利用する着替え室でえっちしていたは問題ですが、その外で普通にシテるというのは…丸見えになっているのでは。

百井さん、七々実さん
※左:百井さん、右:七々実さん
 キャラ・お話共にこっちのがいいかな。

「快感・プリーズ」はチャイナ服っぽいマッサージ店のWヒロインもの。
マッサージからえっちに流れるという、よくある展開のお話。
まあ、あれは風俗っぽいよねー。
後半はまんまでしたが。
そんなんでなくとも、ヒロインの1人「仁菜」さんの対応アレコレは店員としてあるきじきもの。
流行ってない原因は立地はそうかも知れませんが、彼女が原因なのでは?
「黒河」さんも同じ事。
ありゃ、訴えられるぞ。
「酔いどれ・ハニー」は先輩「久保田千寿」と「山田」のオフィスラブコメ
バリバリのキャリアウーマンという彼女でしたが酒に弱く、新歓の飲み会からアパートをホテル代わりに使われていたのでした。
まぁ、これまたよくある展開なんですが、シチュエーションとしてはやはり刺さるもの。
ただ、美人の先輩という設定なので、もう少し大人っぽいデザインのが良かったのでは。
個人的には下着のデザインもいまいち。
あれは普通のでいいかと。

強い線で濃いめな色彩。
ぱっと見で、いかにもこってりとした印象です。
描き込みは適度なくらいで、ページはやや賑やかというくらいなんですけどね。
幅広く、丸めでふっくらとしたキャラ絵
どちらかというと、可愛らしい、漫画っぽい雰囲気になってます。
そちらの特徴が強く、やや人を選ぶでしょう。
乱れや崩れもなく、そう引っ掛かる箇所もなく、そんなん問題なければ楽しめると思います。
カラーでも大きく変化はしないので、↓表紙・裏表紙の判断で良いでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: 丸っこいキャラ絵で、癖が強いです。
・話2: 悪くないと思いますが、個人的には違和感たっぷりです。
・独3: ネタがお好きでないと難しいのでは。
合計:[8/15]

漫画はそう悪くないと思いますが、個人的に違うみたい。
手を出し辛いですね。

もえまに (バンブーコミックス  COLORFUL SELECT)もえまに (バンブーコミックス  COLORFUL SELECT)
(2011/07/27)
雛瀬 あや

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 まんがとの出会いは一期一会。そんな、漫画の魅力についてのんびり書きたいと思います。
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