■いきなり☆ねこキック (むつきつとむ)
★まんがデーター [13/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : ラブコメ・猫耳
・おまけ: あとがき、合間にネタイラスト。
・その他: 折り返しにコメント、8話収録、
現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「むつきつとむ」センセの「いきなり☆ねこキック 1巻」です。
昨日に続き、ベテランさんの単行本をひとつ。
きました、「むつきつとむ」センセの新刊ですねー。
昔はあまり刺さらなかったんですが、最近の単行本はひでるさんとは良い相性。
当ブログでも、「オンラインな彼女」、「桃色ぴ~ナッツ」、「快感温度n℃2巻」などを紹介しております。
…で、今回の「いきなり☆ねこキック」なんですが…正直なところ、タイトルからは微妙な感覚でした。
↓表紙もあーんな雰囲気でしたし。
(※よく来る方はご存じだと思いますが、ひでるさんは「なんちゃら耳」が不得意なの)
実際に読んでみての感想は、作品としては万人向けでなく、多少人を選ぶもの。
しかし、普通と異なるセンセ独特のアプローチがため、ぐっと引き込まれる程の面白い漫画に仕上がっていました。
思わず紹介する順番を変えちゃいましたよ。
※ちゃろ・いろいろ
様々な表情を見せる「ちゃろ」なのでした。
動物好きで、その知識も豊富な中学生「麻木優」くん。
昨夜またまた拾ってきてしまった茶色の仔猫ですが…次の朝目覚めると、隣にいたのは猫耳少女だったのです。
それを目撃した姉「由羽」さん、母「花織」さんらは、一時”犯罪”だと騒然。
誤解だったと理解した後は、その猫耳少女を「ちゃろ」と名付け、家に置くこととしたのでした。
それからと言うもの、「ちゃろ」の存在から巻き起こす事件に至るまで、さして気にしなかった関係について「由羽さん」は深く考えるようになっていくのでした…。
だいたいそんな感じ。
猫耳少女が登場する、ラブコメ漫画です。
とりあえず、ラブの対象が猫耳の「ちゃろ」ではないので注意。
簡単には、「ぽてまよ/御形屋はるか」の恋愛方面を強めたお話ですかね。
だいたいそんな感じですよ。うん。
ただ「ぽてまよ」知らない人もいるでしょうから…えー、不思議生物との遭遇・生活から、ごく近しい相手の存在を再確認していく、みたいな漫画ですか。
おおまかにはそんなん。
もともとは茶色の仔猫であったという、謎の猫耳少女「ちゃろ」
首にリボンをつけていたところから、もともと飼い猫であった様子。
なぜ幼女の姿になったのか、今のところ詳しい説明などはありません。
漫画内で「何でそんなに冷静なのよ…」と突っ込みがあったほど、あっさりと受け入れておりました。
そんなんなので、調べようともしていません。
「ちゃろ」はくるくると喜怒哀楽の変化する、やたらキュートな存在でした。
センセはこうしたキャラを巧く描きますねー。
あくまでも恋愛対象でなくお騒がせな立ち位置なので、本気でこんなん好きな方はがっかりするのかなぁ。
猫じゃらしに反応するほか、弁当を持つ「神坂」さんを匂いでいち早く察知するなど、いかにも動物っぽい一面のある「ちゃろ」
しかし、そんな一方でなかなか頭の働く様を頻繁に見せており、「優くん」を捜すのに犬を連れるほか、喋ることはないものの、だいたいの人語をきっちり理解しておりました。
文字を書くだけでなく、「優くん」を模したぬいぐるみをそれと判別して抱きしめ、3・4話では普段とは異なる「優くん」の微妙な空気を察しております。
彼の幼少期が写っていた写真も見極めたんですが…あの反応から、なぜ人の姿なのか、今後に何かしらの説明がありそうでした。
注目ですね。
※左:猫耳少女「ちゃろ」、右:姉「由羽さん」
そう言えば、「ちゃろ」は特に嫌がらずに服着てますね。
さて、物語で目立っていた「ちゃろ」とは別に、地味ながらもしっかりとヒロインしていた眼鏡の姉「麻木由羽」さん。
委員長も務める真面目な娘ですが、咄嗟な行動を見せた2話など、なかなか機転も利くようでした。
前述したように、この漫画のメインは猫耳少女「ちゃろ」でなく、そんな「由羽さん」と「優くん」の関係なのです。
学校では、”双子の姉弟”と勝手に理解されていたみたいですが、実は~(いちおうフセます)~ですね。
あらためて読み返してみると、ちゃんと1話目から写真のカットありました。
「優くん」が「花織さん」と呼んでいたのにふと違和感ありましたが…なるほどなぁ。
色々と過去のあった「優くん」の事情は、なかなか重たいもの。
それを癒したのは、おそらく「ちゃろ」の名付け親であった母「花織さん」でしょう。
当初は混乱したものの、あっさりと「ちゃろ」を認めて飼うことを了承していた(※これは旦那「雄太」も同様)ほか、4~5話の事件ではしっかり冷静に母親をしていました。
普段はぽやーっとしていますが、色々とよく物事を観察しているようですね。
何気に重要な位置づけです。
そうした訳で、いままで近過ぎたこともあってか、「由羽さん」は素直に気持ちを表現できないタイプのツンデレちっくなキャラなのでした。
小さい頃の純な「由羽さん」ほか、6話で見せていた女の子っぽいところはいいですねー。
ラブラブなのですよ。
1巻ラスト付近では吹っ切れたような描写もあったので、次巻から押しまくるのかな。
期待しましょう。
柔らかな線のふんわり絵柄。
強弱から濃淡まで、適度なバランス感覚があります。
漫画の巧い方でテンポ良く、特にコメディー部分からちょっとした心理描写などに優れております。
ちなみに「むつきつとむ」センセの漫画ですが、今回はえっち描写ないので、そんな期待をしないように。
うまくこの漫画の面白さが表現できたか微妙ですが、はっちゃけたタイトルとは裏腹にしっかりとしたストーリーの漫画でした。
猫耳が目立っておりますが、逆にそんなん好きな方のが微妙かもしれません。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : ラブコメ・猫耳
・おまけ: あとがき、合間にネタイラスト。
・その他: 折り返しにコメント、8話収録、
現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「むつきつとむ」センセの「いきなり☆ねこキック 1巻」です。
昨日に続き、ベテランさんの単行本をひとつ。
きました、「むつきつとむ」センセの新刊ですねー。
昔はあまり刺さらなかったんですが、最近の単行本はひでるさんとは良い相性。
当ブログでも、「オンラインな彼女」、「桃色ぴ~ナッツ」、「快感温度n℃2巻」などを紹介しております。
…で、今回の「いきなり☆ねこキック」なんですが…正直なところ、タイトルからは微妙な感覚でした。
↓表紙もあーんな雰囲気でしたし。
(※よく来る方はご存じだと思いますが、ひでるさんは「なんちゃら耳」が不得意なの)
実際に読んでみての感想は、作品としては万人向けでなく、多少人を選ぶもの。
しかし、普通と異なるセンセ独特のアプローチがため、ぐっと引き込まれる程の面白い漫画に仕上がっていました。
思わず紹介する順番を変えちゃいましたよ。
※ちゃろ・いろいろ
様々な表情を見せる「ちゃろ」なのでした。
動物好きで、その知識も豊富な中学生「麻木優」くん。
昨夜またまた拾ってきてしまった茶色の仔猫ですが…次の朝目覚めると、隣にいたのは猫耳少女だったのです。
それを目撃した姉「由羽」さん、母「花織」さんらは、一時”犯罪”だと騒然。
誤解だったと理解した後は、その猫耳少女を「ちゃろ」と名付け、家に置くこととしたのでした。
それからと言うもの、「ちゃろ」の存在から巻き起こす事件に至るまで、さして気にしなかった関係について「由羽さん」は深く考えるようになっていくのでした…。
だいたいそんな感じ。
猫耳少女が登場する、ラブコメ漫画です。
とりあえず、ラブの対象が猫耳の「ちゃろ」ではないので注意。
簡単には、「ぽてまよ/御形屋はるか」の恋愛方面を強めたお話ですかね。
だいたいそんな感じですよ。うん。
ただ「ぽてまよ」知らない人もいるでしょうから…えー、不思議生物との遭遇・生活から、ごく近しい相手の存在を再確認していく、みたいな漫画ですか。
おおまかにはそんなん。
もともとは茶色の仔猫であったという、謎の猫耳少女「ちゃろ」
首にリボンをつけていたところから、もともと飼い猫であった様子。
なぜ幼女の姿になったのか、今のところ詳しい説明などはありません。
漫画内で「何でそんなに冷静なのよ…」と突っ込みがあったほど、あっさりと受け入れておりました。
そんなんなので、調べようともしていません。
「ちゃろ」はくるくると喜怒哀楽の変化する、やたらキュートな存在でした。
センセはこうしたキャラを巧く描きますねー。
あくまでも恋愛対象でなくお騒がせな立ち位置なので、本気でこんなん好きな方はがっかりするのかなぁ。
猫じゃらしに反応するほか、弁当を持つ「神坂」さんを匂いでいち早く察知するなど、いかにも動物っぽい一面のある「ちゃろ」
しかし、そんな一方でなかなか頭の働く様を頻繁に見せており、「優くん」を捜すのに犬を連れるほか、喋ることはないものの、だいたいの人語をきっちり理解しておりました。
文字を書くだけでなく、「優くん」を模したぬいぐるみをそれと判別して抱きしめ、3・4話では普段とは異なる「優くん」の微妙な空気を察しております。
彼の幼少期が写っていた写真も見極めたんですが…あの反応から、なぜ人の姿なのか、今後に何かしらの説明がありそうでした。
注目ですね。
※左:猫耳少女「ちゃろ」、右:姉「由羽さん」
そう言えば、「ちゃろ」は特に嫌がらずに服着てますね。
さて、物語で目立っていた「ちゃろ」とは別に、地味ながらもしっかりとヒロインしていた眼鏡の姉「麻木由羽」さん。
委員長も務める真面目な娘ですが、咄嗟な行動を見せた2話など、なかなか機転も利くようでした。
前述したように、この漫画のメインは猫耳少女「ちゃろ」でなく、そんな「由羽さん」と「優くん」の関係なのです。
学校では、”双子の姉弟”と勝手に理解されていたみたいですが、実は~(いちおうフセます)~ですね。
あらためて読み返してみると、ちゃんと1話目から写真のカットありました。
「優くん」が「花織さん」と呼んでいたのにふと違和感ありましたが…なるほどなぁ。
色々と過去のあった「優くん」の事情は、なかなか重たいもの。
それを癒したのは、おそらく「ちゃろ」の名付け親であった母「花織さん」でしょう。
当初は混乱したものの、あっさりと「ちゃろ」を認めて飼うことを了承していた(※これは旦那「雄太」も同様)ほか、4~5話の事件ではしっかり冷静に母親をしていました。
普段はぽやーっとしていますが、色々とよく物事を観察しているようですね。
何気に重要な位置づけです。
そうした訳で、いままで近過ぎたこともあってか、「由羽さん」は素直に気持ちを表現できないタイプのツンデレちっくなキャラなのでした。
小さい頃の純な「由羽さん」ほか、6話で見せていた女の子っぽいところはいいですねー。
ラブラブなのですよ。
1巻ラスト付近では吹っ切れたような描写もあったので、次巻から押しまくるのかな。
期待しましょう。
柔らかな線のふんわり絵柄。
強弱から濃淡まで、適度なバランス感覚があります。
漫画の巧い方でテンポ良く、特にコメディー部分からちょっとした心理描写などに優れております。
ちなみに「むつきつとむ」センセの漫画ですが、今回はえっち描写ないので、そんな期待をしないように。
うまくこの漫画の面白さが表現できたか微妙ですが、はっちゃけたタイトルとは裏腹にしっかりとしたストーリーの漫画でした。
猫耳が目立っておりますが、逆にそんなん好きな方のが微妙かもしれません。
いきなり☆ねこキック (1) (まんがタイムKRコミックス) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) (2009/04/11) むつき つとむ 商品詳細を見る |
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■ばっくんちょ (御影獏)
★まんがデーター [9/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき。
・その他: 初単行本、カラー(4P)、短編×11
(うち「♂♀わんだほー」×2、「密室」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「御影獏(みかげ・ばく)」センセの「ばっくんちょ」です。
なんとなーく手にしましたが…コレはいいんじゃないでしょうか。
今回の単行本「ばっくんちょ」は、「御影獏」センセの初単行本です。
収録では良し悪しがはっきりしていたので、↑あちらの評価を平均的にしてますが、ラブコメは楽しく女の子は可愛くとイイ感じでした。
こうした漫画がお好きな方には、注目の単行本です。
※ポニテな「誠ちゃん」です。
うん、たしかにこの髪型のが可愛いです。
カラーのある冒頭話「ポニーテールは世界の宝だよねっ!」
これが最も最近の原稿で、ショートの短編です。
実はポニーテールでないと興奮できない(笑)「シンゴ」くんと、ひょんな切っ掛けでそんな性癖を知ってしまった「誠」ちゃんのお話。
女の子でこの漢字当てるのは珍しいですねー。なんか意図があるのかな。
単純に可笑しい1ページ下の極端なコマから、ラスト部分まで、良いオチになっていました。
一撃必殺なネタとは理解してますが、もうちょっとこのカップルを見たいと思わせるほど楽しい漫画でした。
続く「リトルリトルラバー」も同様な雰囲気をもつラブコメ短編。
小さく貧乳なロリちっくの幼馴染み「洋子」さん。
モテるものの”ロリ専”と言い切る「和也」くんは、彼女に自作の服を着てもらうようお願いするんですが…と、だいたいそんな流れ。
ちんちくりん、とか言われているヒロイン「洋子さん」
↓表紙の娘さんですね。
「よく小学生と間違われるし…」
本人はそれをコンプレックスに感じているようですが、なるほどここまでだと「和也くん」の言うように才能というべき領域。
直接の言葉に照れるのも可愛らしかったです。
スポーツブラも素敵でした。
ただ、やっぱり想像そのまま色々とお着替えしてほしかったですねー。
※左:洋子さん、右:織野準さん
ああ、せっかく作った服が…ちなみにサイズはぴったりなのだとか。
前後編の連続話「♂♀わんだほー」、そして「密室」の2本。
世界各地を旅する両親から、「草野洋介」へ届く荷物。
今回届いた妙な壺がため、気が付くと「洋介」は女性になっていたのでした…という「♂♀わんだほー」
ページ数も限定された中では仕方ないんでしょうが、色々と性急すぎ。
突然女性になった~それをあっさり許容してしまうところ、またいきなり外出するあたりまで、違和感抜群なんですね。
ただ、後編に登場していた小さい精霊さん(※表紙裏参照)は、某人気漫画ちっくでなかなか良いキャラクター。
ちゃんとえっち描写もあり、こちらについてはなかなか良かったです。
妹「春乃」さんと監禁される短編「密室」
これはなんだかよく分かりません。
極限状態でえっちになだれ込む兄妹を描きたかったのかなぁ。
これら漫画もそうですけれど、センセの過去原稿はモノローグ枠にてさーっと説明する特徴があり、それがお話を弱くしていると思います。
なんだか妙に枠線の太い短編「きゃんでぃぽっぷ」
ちびでがさつな姉「柚子」さんの部屋に居候する弟「航」くん。
ふと見た彼の財布から、自らの中学生時代の写真を見つけた「柚子さん」は制服コスプレのサービスをしたんですが…。
ロリなお姉さんとの近親ラブコメです。
制服コスで目の前に出るというのは、餌をつけてライオンの檻へ自ら飛び込むようなものでしょう。
一緒にお酒飲みたいですね。
遅刻に無断欠席、さらに宿題も忘れるという「織野準」さん。
教師「工藤」はそんな彼女に研究室の清掃を依頼するのでした。
掃除終了の報告に来た「準さん」は、そこで自らの名前が呼ばれる寝言を聞き…という教師と生徒のラブコメ「じゅんに恋して」
これは何気にストッキング漫画ですね。
それ越しの下着から、電線した描写に破くあたりまで、しっかりと網羅されておりました。
先の精霊さんもそうですが、「御影獏」センセはこうしたロリちっく(※ロリ、ではない)なキャラが抜群に巧いですねー。
※左:精霊さん、右:恵ちゃん
比較絵です。こちらが06年、05年の原稿。
ほか、2人の従姉妹「智」ちゃん、「硝」ちゃんの「Comic or Treat?」、孤児であった「恵」ちゃんを引き取った義父の短編「PRISON」、過激な妄想でほけ~となってしまう成績優秀なお嬢様「塚越雅」さんの「インビテーション」などがありました。
昨日紹介している、いかにもお嬢様だった「小金井風華」さんと比べてしまうと、「雅さん」はやや絵的なインパクトが弱いかな。
センセもあとがきで書かれていますが、原稿時期の広い単行本。
どっちかというと、過去原稿のが多めです。
05年が4話、06年が3話、07年が1話、08年が2話、09年が1話…で、合計11話ですね。
ただし、昔のぺったりとした絵もそんなに悪くは見えません。
適度なバランス感覚があると思います。
最近の原稿になると、細線で今風に洗練されたような感じになっていました。
いい感じのロリちっくラブコメでした。
今回は原稿の関係もあってバラついていましたが、そっち方面でまとまれば非常に良いと思います。
次の単行本も期待しましょう。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき。
・その他: 初単行本、カラー(4P)、短編×11
(うち「♂♀わんだほー」×2、「密室」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「御影獏(みかげ・ばく)」センセの「ばっくんちょ」です。
なんとなーく手にしましたが…コレはいいんじゃないでしょうか。
今回の単行本「ばっくんちょ」は、「御影獏」センセの初単行本です。
収録では良し悪しがはっきりしていたので、↑あちらの評価を平均的にしてますが、ラブコメは楽しく女の子は可愛くとイイ感じでした。
こうした漫画がお好きな方には、注目の単行本です。
※ポニテな「誠ちゃん」です。
うん、たしかにこの髪型のが可愛いです。
カラーのある冒頭話「ポニーテールは世界の宝だよねっ!」
これが最も最近の原稿で、ショートの短編です。
実はポニーテールでないと興奮できない(笑)「シンゴ」くんと、ひょんな切っ掛けでそんな性癖を知ってしまった「誠」ちゃんのお話。
女の子でこの漢字当てるのは珍しいですねー。なんか意図があるのかな。
単純に可笑しい1ページ下の極端なコマから、ラスト部分まで、良いオチになっていました。
一撃必殺なネタとは理解してますが、もうちょっとこのカップルを見たいと思わせるほど楽しい漫画でした。
続く「リトルリトルラバー」も同様な雰囲気をもつラブコメ短編。
小さく貧乳なロリちっくの幼馴染み「洋子」さん。
モテるものの”ロリ専”と言い切る「和也」くんは、彼女に自作の服を着てもらうようお願いするんですが…と、だいたいそんな流れ。
ちんちくりん、とか言われているヒロイン「洋子さん」
↓表紙の娘さんですね。
「よく小学生と間違われるし…」
本人はそれをコンプレックスに感じているようですが、なるほどここまでだと「和也くん」の言うように才能というべき領域。
直接の言葉に照れるのも可愛らしかったです。
スポーツブラも素敵でした。
ただ、やっぱり想像そのまま色々とお着替えしてほしかったですねー。
※左:洋子さん、右:織野準さん
ああ、せっかく作った服が…ちなみにサイズはぴったりなのだとか。
前後編の連続話「♂♀わんだほー」、そして「密室」の2本。
世界各地を旅する両親から、「草野洋介」へ届く荷物。
今回届いた妙な壺がため、気が付くと「洋介」は女性になっていたのでした…という「♂♀わんだほー」
ページ数も限定された中では仕方ないんでしょうが、色々と性急すぎ。
突然女性になった~それをあっさり許容してしまうところ、またいきなり外出するあたりまで、違和感抜群なんですね。
ただ、後編に登場していた小さい精霊さん(※表紙裏参照)は、某人気漫画ちっくでなかなか良いキャラクター。
ちゃんとえっち描写もあり、こちらについてはなかなか良かったです。
妹「春乃」さんと監禁される短編「密室」
これはなんだかよく分かりません。
極限状態でえっちになだれ込む兄妹を描きたかったのかなぁ。
これら漫画もそうですけれど、センセの過去原稿はモノローグ枠にてさーっと説明する特徴があり、それがお話を弱くしていると思います。
なんだか妙に枠線の太い短編「きゃんでぃぽっぷ」
ちびでがさつな姉「柚子」さんの部屋に居候する弟「航」くん。
ふと見た彼の財布から、自らの中学生時代の写真を見つけた「柚子さん」は制服コスプレのサービスをしたんですが…。
ロリなお姉さんとの近親ラブコメです。
制服コスで目の前に出るというのは、餌をつけてライオンの檻へ自ら飛び込むようなものでしょう。
一緒にお酒飲みたいですね。
遅刻に無断欠席、さらに宿題も忘れるという「織野準」さん。
教師「工藤」はそんな彼女に研究室の清掃を依頼するのでした。
掃除終了の報告に来た「準さん」は、そこで自らの名前が呼ばれる寝言を聞き…という教師と生徒のラブコメ「じゅんに恋して」
これは何気にストッキング漫画ですね。
それ越しの下着から、電線した描写に破くあたりまで、しっかりと網羅されておりました。
先の精霊さんもそうですが、「御影獏」センセはこうしたロリちっく(※ロリ、ではない)なキャラが抜群に巧いですねー。
※左:精霊さん、右:恵ちゃん
比較絵です。こちらが06年、05年の原稿。
ほか、2人の従姉妹「智」ちゃん、「硝」ちゃんの「Comic or Treat?」、孤児であった「恵」ちゃんを引き取った義父の短編「PRISON」、過激な妄想でほけ~となってしまう成績優秀なお嬢様「塚越雅」さんの「インビテーション」などがありました。
昨日紹介している、いかにもお嬢様だった「小金井風華」さんと比べてしまうと、「雅さん」はやや絵的なインパクトが弱いかな。
センセもあとがきで書かれていますが、原稿時期の広い単行本。
どっちかというと、過去原稿のが多めです。
05年が4話、06年が3話、07年が1話、08年が2話、09年が1話…で、合計11話ですね。
ただし、昔のぺったりとした絵もそんなに悪くは見えません。
適度なバランス感覚があると思います。
最近の原稿になると、細線で今風に洗練されたような感じになっていました。
いい感じのロリちっくラブコメでした。
今回は原稿の関係もあってバラついていましたが、そっち方面でまとまれば非常に良いと思います。
次の単行本も期待しましょう。
ばっくんちょ (ムーグコミックス) (ムーグコミックス) (2009/04/06) 御影 獏 商品詳細を見る |
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■恋降る夜の物語 (みつや)
★まんがデーター [8/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 物語・むっちり
・おまけ: あとがき。
・その他: オリジナルポートレート封入、カラー(4P)、
短編×8(うち「炎蝶」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「みつや」センセの「恋降る夜の物語 ~Tales of Love falls Night~」です。
えー、いろいろあって時間がないので、早速はじめます。
過去に「萌乳☆」を紹介している「みつや」センセ。
こちら「恋降る夜の物語」は、一般えっち系の単行本です。
通算3冊目のこちら。
収録は1話が前後編、他は短編という構成になっておりました。
※左:本条あすか、右:谷木まり
実に踊り辛そうな大きさです。…いいですね。
戦国時代から続く、旧家の藤代家と本条家。
毎年一人づつ踊り手を輩出し、舞を奉納しておりました。
男役と女役のある「結びの舞」
小さい頃から覚えが早かった「本条あすか」は「藤代清十郎」の相手になると確信しておりましたが…後継者として選ばれたのは弟「本条七雲」だったのです。
…という、前後編の連続話「炎蝶」
なかなか見られない演舞話です。
カラーページもあって、良い感じでした。
お話の詳細については伏せますが、実際にもああいった裏っぽい、闇に包まれた真実みたいなものはあるのかなーって思います。
もともと踊る資格ない「あすかさん」に稽古をつけていたのがちと疑問ですが…まぁいいか。
和風テイスト溢れる話で、和服と彼女のむちむちと豊かなスタイルがいい感じ。
踊るのに邪魔そうです(笑)
親族の目前で~という流れも良かったんですが…ただ、あの蝶のマスクは…どうよ。
ちなみに、もくじに「あすかさん」のイラストがあったんですけど、小さいサイズがもったいないくらい良かったです。
人気マジシャン「谷木まり」は三年前の失敗により、灼熱地獄マジックがトラウマになっていました。
アシスタント「リョウ」はそれを克服することにこだわり、彼女に再挑戦をもちかけるのでした。
だいたいそんなんが「二人のステージ」
いちおう他のマジックは問題ないようだったので…わざわざそれやらなくてもいいのでは?
なお、脱出自体は失敗していなかったので、ショーをやる人間ならあの程度のトラブルは巧く誤魔化してほしいところでした。
そういった意味では、「リョウくん」の言うようにやる意味あるかも。
またどーでもいいですが、スタッフ待たせたままえろい事しないように(笑)
失礼でしょう。
ユニークな作戦とセクシーな衣装で”盗めない物はない”という怪盗「キャッチ・ミー」
高額の宝石を狙う彼女は、数千億という”クリオパトラの冠”を予告してきたのです。
名探偵「ホリコシ」はそれを阻止するべく現場へ向かうんですが…という「怪盗キャッチ・ミー!」
※左:怪盗キャッチ・ミー、右:篠原あや
「キャッチ・ミー」はいいんですが…「ホリコシ」はもっと普通の格好のが良くないかな。
まぁね、頭脳・推理勝負がメインでないというのは分かっているんですが…もうちょっと何とかしてほしかったというのが正直な感想。
だいたい、「ホリコシ」も名探偵とか言いながら、あっさり色気に騙されてたりして(笑)
えっちに持ち込む展開も、他にもっと良いパターンがあったと思います。
設定としては「キャッツアイ」的で好きなので、もうちょっとじっくり描いてくれたら、面白くなったかなぁ。
非常に惜しいです。
闘技場で闘う「エリーナ」さんの「グラディエーター」もそんな感じ。
もうちょっと重々しさがほしいですね。
14歳でデビューした恋愛小説家「水藤恋」の担当になった新入社員「鮎川真人」というカップリングの「恋愛小説家」
こちらも展開が早いです。
流れからオチまで、うーん…という感じ。
コメディーになっているのならいいんですけどねー。
お手伝い「都」さんもちゃんと脱いでいたのは良かったですが。
収録でコメディーは、「ラブラブ・サプリ」、「ゴールドフィンガー」ですね。
「ラブラブ・サプリ」は店員「篠原あや」と客「五郎」のラブラブ。
「あやさん」は誤って1000個注文してしまったラブナミンXをさばくべく、身体を張るのでした…。
えー、そんな危うい店員に発注を任せる責任者がダメ。
偶然売れたのはいいですが…えろいことしてないでレジ手伝いなさいよ。
ホームステイ「サンディー」と「コタロウ」の「ゴールドフィンガー」
こちらはよりテンションのより高い、おバカ話でした。
収録中ではもっとも軽く、はっちゃけてるかなぁ。
しっかりとした曲線の絵柄。
色は濃くなく、全体的にはすっきり目です。
ゆったりとした曲線とトーン処理などもあって、かなりむっちりとした感じでした。
くりくりっとした目とぽってり唇の可愛らしいキャラ絵。
軽い雰囲気はラブコメにはいいですが、ストーリーが真面目な場合はやや厳しいです。
あとがきによると、物語風としてまとめた単行本とのこと。
ページ制限もあるんでしょうけれど、肝心のお話面がイマイチなのは…。
とりあえずセンセのHPには詳細な紹介があったので、参考に良いでしょう。
恋降る夜の物語 (ヤングコミックコミックス)
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・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 物語・むっちり
・おまけ: あとがき。
・その他: オリジナルポートレート封入、カラー(4P)、
短編×8(うち「炎蝶」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「みつや」センセの「恋降る夜の物語 ~Tales of Love falls Night~」です。
えー、いろいろあって時間がないので、早速はじめます。
過去に「萌乳☆」を紹介している「みつや」センセ。
こちら「恋降る夜の物語」は、一般えっち系の単行本です。
通算3冊目のこちら。
収録は1話が前後編、他は短編という構成になっておりました。
※左:本条あすか、右:谷木まり
実に踊り辛そうな大きさです。…いいですね。
戦国時代から続く、旧家の藤代家と本条家。
毎年一人づつ踊り手を輩出し、舞を奉納しておりました。
男役と女役のある「結びの舞」
小さい頃から覚えが早かった「本条あすか」は「藤代清十郎」の相手になると確信しておりましたが…後継者として選ばれたのは弟「本条七雲」だったのです。
…という、前後編の連続話「炎蝶」
なかなか見られない演舞話です。
カラーページもあって、良い感じでした。
お話の詳細については伏せますが、実際にもああいった裏っぽい、闇に包まれた真実みたいなものはあるのかなーって思います。
もともと踊る資格ない「あすかさん」に稽古をつけていたのがちと疑問ですが…まぁいいか。
和風テイスト溢れる話で、和服と彼女のむちむちと豊かなスタイルがいい感じ。
踊るのに邪魔そうです(笑)
親族の目前で~という流れも良かったんですが…ただ、あの蝶のマスクは…どうよ。
ちなみに、もくじに「あすかさん」のイラストがあったんですけど、小さいサイズがもったいないくらい良かったです。
人気マジシャン「谷木まり」は三年前の失敗により、灼熱地獄マジックがトラウマになっていました。
アシスタント「リョウ」はそれを克服することにこだわり、彼女に再挑戦をもちかけるのでした。
だいたいそんなんが「二人のステージ」
いちおう他のマジックは問題ないようだったので…わざわざそれやらなくてもいいのでは?
なお、脱出自体は失敗していなかったので、ショーをやる人間ならあの程度のトラブルは巧く誤魔化してほしいところでした。
そういった意味では、「リョウくん」の言うようにやる意味あるかも。
またどーでもいいですが、スタッフ待たせたままえろい事しないように(笑)
失礼でしょう。
ユニークな作戦とセクシーな衣装で”盗めない物はない”という怪盗「キャッチ・ミー」
高額の宝石を狙う彼女は、数千億という”クリオパトラの冠”を予告してきたのです。
名探偵「ホリコシ」はそれを阻止するべく現場へ向かうんですが…という「怪盗キャッチ・ミー!」
※左:怪盗キャッチ・ミー、右:篠原あや
「キャッチ・ミー」はいいんですが…「ホリコシ」はもっと普通の格好のが良くないかな。
まぁね、頭脳・推理勝負がメインでないというのは分かっているんですが…もうちょっと何とかしてほしかったというのが正直な感想。
だいたい、「ホリコシ」も名探偵とか言いながら、あっさり色気に騙されてたりして(笑)
えっちに持ち込む展開も、他にもっと良いパターンがあったと思います。
設定としては「キャッツアイ」的で好きなので、もうちょっとじっくり描いてくれたら、面白くなったかなぁ。
非常に惜しいです。
闘技場で闘う「エリーナ」さんの「グラディエーター」もそんな感じ。
もうちょっと重々しさがほしいですね。
14歳でデビューした恋愛小説家「水藤恋」の担当になった新入社員「鮎川真人」というカップリングの「恋愛小説家」
こちらも展開が早いです。
流れからオチまで、うーん…という感じ。
コメディーになっているのならいいんですけどねー。
お手伝い「都」さんもちゃんと脱いでいたのは良かったですが。
収録でコメディーは、「ラブラブ・サプリ」、「ゴールドフィンガー」ですね。
「ラブラブ・サプリ」は店員「篠原あや」と客「五郎」のラブラブ。
「あやさん」は誤って1000個注文してしまったラブナミンXをさばくべく、身体を張るのでした…。
えー、そんな危うい店員に発注を任せる責任者がダメ。
偶然売れたのはいいですが…えろいことしてないでレジ手伝いなさいよ。
ホームステイ「サンディー」と「コタロウ」の「ゴールドフィンガー」
こちらはよりテンションのより高い、おバカ話でした。
収録中ではもっとも軽く、はっちゃけてるかなぁ。
しっかりとした曲線の絵柄。
色は濃くなく、全体的にはすっきり目です。
ゆったりとした曲線とトーン処理などもあって、かなりむっちりとした感じでした。
くりくりっとした目とぽってり唇の可愛らしいキャラ絵。
軽い雰囲気はラブコメにはいいですが、ストーリーが真面目な場合はやや厳しいです。
あとがきによると、物語風としてまとめた単行本とのこと。
ページ制限もあるんでしょうけれど、肝心のお話面がイマイチなのは…。
とりあえずセンセのHPには詳細な紹介があったので、参考に良いでしょう。
恋降る夜の物語 (ヤングコミックコミックス)
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■どみなのド! (目黒三吉)
★まんがデーター [14/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : SM・コメディー
・おまけ: 4コマ(3P)
・その他: 原作「雑破業」、折り返しにコメント、
5話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「目黒三吉(めぐろ・さんきち)」センセの「どみなのド! 1巻」です。
いやー、これは面白かった!
さっすが「目黒三吉」センセ、という感じでしたよ。
さて、「どみなのド!」は「低俗霊DAYDREAM」のイメージが強い、「目黒三吉」センセの最新刊。
紹介帯には「セレブでドS!?」とか書かれていました。
ジャンルとしては、こないだの「えむえむっ!/氷樹一世」と似た感じなんですね。
SMっぽいテイストをコメディーとした、ぎりぎりちっくな一般漫画なのでした。
※怒皆ひかり
良く見ていると、けっこう可愛い娘さんなのです。
平凡な高校生「土江武(つちえ・たけし)」
学校からの帰り道、不意に声を掛けられた彼は薬で眠らされ、拉致されてしまったのです。
到着した先は驚くほどの豪邸。
「土江武!!アンタは今日から私のモノになるのよ!!」
目の前にいたのは、超お嬢様の幼馴染み「怒皆ひかり(どみな・ひかり)」だったのです。
彼女曰く、「武くん」がプロポーズしたということなんですが…本人はまったく記憶にありません。
突然の許嫁話に驚いた両親も、それぞれ足下を見られたことによって、言われるがまま彼を預けてしまったのでした。
ドSなツンデレお嬢様「ひかり」を筆頭に、えろくしたたかな妹「怒皆あかり」、暴力的な眼帯メイド「桐井音瀬(きりい・おとせ)」など、屋敷内は息つく暇がなかったのです。
さらに、「ひかり」と同じ学校へ無理やり転校させられるんですが…なんと、そちらは女子高だったのです。
大雑把ですが、だいたいそんなお話。
SMちっくなコメディー。
色々と不幸な目にあう主人公「武くん」ほか、個性的な面々らが非常に楽しい漫画となっております。
※左:桐井音瀬、右:砂戸璃瑠
強い女性のオンパレードです。
なにげに目立っていた眼帯メイド「桐井音瀬さん」
メイドという単語に期待した「武くん」を、イイ意味で裏切る・ぶち壊す「音瀬さん」初登場シーンが素敵。
あの人は怖いなぁ…軍隊みたいですよ。
他にも内容寂しい弁当とか、馬の生首とか地図とか、各所で笑わせてくれました。
寸止めした筈のナイフでしっかり切れているお約束も良かったです。
漫画の正ヒロイン、二重眉毛な許嫁「ひかりさん」
確かにハチャメチャではありましたが、あの両親を見て育ったのならば仕方ないかなー、と。
小さい頃は可愛い雰囲気だったようなので、周囲の環境が成長する彼女を歪めてしまった原因だと思います。
(…というか、あれほどのお嬢様となにゆえ遊べる間柄だったのか疑問)
1話でのご褒美など象徴的で、あれは「ひかりさん」にとってごく当たり前な日常シーンであった筈なのです。
ほか、メイド「大杉鸚哥(おおすぎ・いんこ)」の突っ込みとか、2話でのキスシーンなど、よく照れて真っ赤になっていました。
それらを隠そうとするあまり暴力的に振る舞うあたり、頑張ればツンデレとして許容範囲(笑)
…かな?
どうですか??
特にお風呂上がりの彼女は可愛かったです。
あちこちで酷い目にあいながら、幼馴染み・許嫁というキーワードにほわーんとなる「武くん」も馬鹿でいいなぁ。
※怒皆あかり
凶悪な妹です。もっといいコマあるんですが、そっちは単行本でどうぞ。
最も注目したいの、妹「あかりさん」
本編を読む前に、一部書店にて配布されていたメッセージペーパーを見たんですが…いやー、この娘は凶悪。
一見すると、ツインテールの可愛らしい女の子。
ベタな妹キャラちっく。
しかしその本性は、えっちキーワードを湯水のように溢れさせる、悪魔のような娘だったのです。
「ひかりさん」に目撃された途端、手の平を返したように泣いて助けを求める様もスゴイですねー。
たぶん、そっち方面の知識は姉「ひかりさん」よりも豊富なのでしょう。
いったいどこで覚えたのやら…。
ひでるさん大好きな、「ぢたま某」センセの名作・単行本「nothing but…」収録の「break」を思い出しました。
他のキャラと比べ、そうした性悪さが目立たないのもポイント。
ただ、ある程度マトモに話ができる数少ない人物というのも事実で、食事シーンがえろい2話の中ごろでは、ちゃんとしたアドバイスを「武くん」に送っておりました。
今後の活躍に期待しましょう。
学園内でも、4話でテニス対決のある、ロール髪のライバルキャラ「砂戸璃瑠(すなど・りる)」、登場ヒロインで最もマトモな「実輪彩子」など、濃いキャラが目白押しでした。
屋敷から学園まで、振り回され続ける「武くん」を楽しみましょう。
強い線のすっきり絵柄。
濃淡は強くなく、どちらかと言うと全体的には白め。
ややごっちゃり。
「目黒三吉」センセ独特の乾いた感じの絵(…としか表現できません。よく分からん人はごめんなさい)が、非常に良く作用しておりました。
ちょっぴりえっちながら、エロ過ぎないあたりも、作品と合致していたと思います。
癖はあるので人を選びますが、漫画・コメディーの巧い方です。
お話が好みっぽいのならば、おおむね問題ないでしょう。
巻末の4コマも面白かったです。
ひでるさん的には、「低俗霊~」よりも断然好みでした。
2巻も期待しております。
どみなのド! 1 (1) (チャンピオンREDコミックス)
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : SM・コメディー
・おまけ: 4コマ(3P)
・その他: 原作「雑破業」、折り返しにコメント、
5話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「目黒三吉(めぐろ・さんきち)」センセの「どみなのド! 1巻」です。
いやー、これは面白かった!
さっすが「目黒三吉」センセ、という感じでしたよ。
さて、「どみなのド!」は「低俗霊DAYDREAM」のイメージが強い、「目黒三吉」センセの最新刊。
紹介帯には「セレブでドS!?」とか書かれていました。
ジャンルとしては、こないだの「えむえむっ!/氷樹一世」と似た感じなんですね。
SMっぽいテイストをコメディーとした、ぎりぎりちっくな一般漫画なのでした。
※怒皆ひかり
良く見ていると、けっこう可愛い娘さんなのです。
平凡な高校生「土江武(つちえ・たけし)」
学校からの帰り道、不意に声を掛けられた彼は薬で眠らされ、拉致されてしまったのです。
到着した先は驚くほどの豪邸。
「土江武!!アンタは今日から私のモノになるのよ!!」
目の前にいたのは、超お嬢様の幼馴染み「怒皆ひかり(どみな・ひかり)」だったのです。
彼女曰く、「武くん」がプロポーズしたということなんですが…本人はまったく記憶にありません。
突然の許嫁話に驚いた両親も、それぞれ足下を見られたことによって、言われるがまま彼を預けてしまったのでした。
ドSなツンデレお嬢様「ひかり」を筆頭に、えろくしたたかな妹「怒皆あかり」、暴力的な眼帯メイド「桐井音瀬(きりい・おとせ)」など、屋敷内は息つく暇がなかったのです。
さらに、「ひかり」と同じ学校へ無理やり転校させられるんですが…なんと、そちらは女子高だったのです。
大雑把ですが、だいたいそんなお話。
SMちっくなコメディー。
色々と不幸な目にあう主人公「武くん」ほか、個性的な面々らが非常に楽しい漫画となっております。
※左:桐井音瀬、右:砂戸璃瑠
強い女性のオンパレードです。
なにげに目立っていた眼帯メイド「桐井音瀬さん」
メイドという単語に期待した「武くん」を、イイ意味で裏切る・ぶち壊す「音瀬さん」初登場シーンが素敵。
あの人は怖いなぁ…軍隊みたいですよ。
他にも内容寂しい弁当とか、馬の生首とか地図とか、各所で笑わせてくれました。
寸止めした筈のナイフでしっかり切れているお約束も良かったです。
漫画の正ヒロイン、二重眉毛な許嫁「ひかりさん」
確かにハチャメチャではありましたが、あの両親を見て育ったのならば仕方ないかなー、と。
小さい頃は可愛い雰囲気だったようなので、周囲の環境が成長する彼女を歪めてしまった原因だと思います。
(…というか、あれほどのお嬢様となにゆえ遊べる間柄だったのか疑問)
1話でのご褒美など象徴的で、あれは「ひかりさん」にとってごく当たり前な日常シーンであった筈なのです。
ほか、メイド「大杉鸚哥(おおすぎ・いんこ)」の突っ込みとか、2話でのキスシーンなど、よく照れて真っ赤になっていました。
それらを隠そうとするあまり暴力的に振る舞うあたり、頑張ればツンデレとして許容範囲(笑)
…かな?
どうですか??
特にお風呂上がりの彼女は可愛かったです。
あちこちで酷い目にあいながら、幼馴染み・許嫁というキーワードにほわーんとなる「武くん」も馬鹿でいいなぁ。
※怒皆あかり
凶悪な妹です。もっといいコマあるんですが、そっちは単行本でどうぞ。
最も注目したいの、妹「あかりさん」
本編を読む前に、一部書店にて配布されていたメッセージペーパーを見たんですが…いやー、この娘は凶悪。
一見すると、ツインテールの可愛らしい女の子。
ベタな妹キャラちっく。
しかしその本性は、えっちキーワードを湯水のように溢れさせる、悪魔のような娘だったのです。
「ひかりさん」に目撃された途端、手の平を返したように泣いて助けを求める様もスゴイですねー。
たぶん、そっち方面の知識は姉「ひかりさん」よりも豊富なのでしょう。
いったいどこで覚えたのやら…。
ひでるさん大好きな、「ぢたま某」センセの名作・単行本「nothing but…」収録の「break」を思い出しました。
他のキャラと比べ、そうした性悪さが目立たないのもポイント。
ただ、ある程度マトモに話ができる数少ない人物というのも事実で、食事シーンがえろい2話の中ごろでは、ちゃんとしたアドバイスを「武くん」に送っておりました。
今後の活躍に期待しましょう。
学園内でも、4話でテニス対決のある、ロール髪のライバルキャラ「砂戸璃瑠(すなど・りる)」、登場ヒロインで最もマトモな「実輪彩子」など、濃いキャラが目白押しでした。
屋敷から学園まで、振り回され続ける「武くん」を楽しみましょう。
強い線のすっきり絵柄。
濃淡は強くなく、どちらかと言うと全体的には白め。
ややごっちゃり。
「目黒三吉」センセ独特の乾いた感じの絵(…としか表現できません。よく分からん人はごめんなさい)が、非常に良く作用しておりました。
ちょっぴりえっちながら、エロ過ぎないあたりも、作品と合致していたと思います。
癖はあるので人を選びますが、漫画・コメディーの巧い方です。
お話が好みっぽいのならば、おおむね問題ないでしょう。
巻末の4コマも面白かったです。
ひでるさん的には、「低俗霊~」よりも断然好みでした。
2巻も期待しております。
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■縁切り本舗 (前田千石)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : コメディー・年上
・おまけ: あとがき。
・その他: 9話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「前田千石(まえだ・せんごく)」センセの「縁切り本舗」です。
今日は…押されました。
いっぱい・いっぱいです。
できれば睡眠時間としたいんですが、せっかく「前田千石」センセの新刊なのでもうひと頑張り。
ついに発売されました、待望の7冊目は「縁切り本舗」です。
なんだか、ずいぶんと久しぶりな感じですねー…って、約1年ぶりなのか。
定番なキャラクターの揃った、いかにもセンセらしいコメディー長編となっています。
※左:「縁切り本舗」ヒロインズ、右:かれんさん
この3名がいかにして集ったのか、プロローグを見たいですね。
めったに参拝者を見かけない「双ノ葉神社」
寂れてはいるものの、実は霊験あらたかな“縁切り神社”としてごく一部では有名だったのです。
そちらと親戚関係だった主人公「こーじ」くん。
男手がなく、人手不足だったということで、神社にて働かせてもらえることとなったのです。
従姉の「ちーねーちゃん」こと「千尋」さんは、小さい頃から憧れの存在。
久しぶりの再会に心ときめかせる「こーじくん」でしたが…登場した「千尋さん」はまったくの別人のようになっていたのでした。
また、仕事は縁切りを願う者を影で支え・助ける「縁切り本舗」だったのです。
まぁ、大雑把にはそんなんですかね。
えっちコメディーな長編漫画です。
依頼を受けて活動する展開なので、ストーリーというよりは各話ブツ切りなタイプ。
ユルいコメディーですね。
いや、良い意味で。
各話解説するとネタバレバレになるので、キャラについてずらりと書きたいと思います。
好みなタイプがいれば、より楽しめるでしょう。
●クォーターの「かれん」さん。
あっけらかんとしたマイペース娘で、実行部隊であるためか登場はなかなか多め。
頭にバンダナ、そしてタンクトップ・短パン姿という、健康的かつ活動的な雰囲気が漂っておりました。
…2話のラブホほかあちこちの描写を見る限り、たぶんブラしてないと思います。
素敵ですね。
なかなか用意周到で(2話)、頭の回転も良く(6話)、あの雰囲気とは裏腹にプロフェッショナルな方でした。
●いちおうメインヒロイン「ちーねーちゃん」こと社長の「千尋さん」
回想シーンによると、昔は巫女服も似合う、ぽわーんとした優しいお姉さんでした。
それが何年ぶりかに再会したら、↓表紙のような感じになっていたんですねー。
びっくりだ。
何故そんなんになってしまったのか、というのがお話のメイン部分です。
現場指揮という立場であり、意外と登場が少なかったのは大きなマイナス点。
やはり、ラスト前に主役エピソードが欲しかったところ。
また後述しますが、主役話がかなり駆け足だったのも残念でした。
もう少し、「こーじくん」に対してやきもきと穏やかでない態度が前面に出れば良かったんですが…。
※左:千尋さん、右:千早さん
巫女親子です。やっぱり「千早さん」ですねー。
●2話ラストから顔を出す、「千尋さん」の母親「千早」さん。
この方はほとんど巫女服でした。
お好きな人は小躍りして下さい。
センセの漫画ではよく登場する、ぺかーと何も考えてない人妻キャラですね。
“下ネタバカで虚言癖”とか称されていましたが、なるほどこの人が喋るだけでコメディーになっています。
「…それが童貞もらってあげた女に対する態度…?」
という発言(3話)が最高。
「微妙にホントっぽいウソ」とか言っていましたが、確かにそうですねー。
昔からこんなだったらしいので、「こーじくん」とも何度かえっちな事をしてそう。
そーんな感じにインパクトがあるため、他のキャラを霞ませるほどのパワーがありました。
悪霊依頼(7話)にて、結果的には切っ掛けを演出しておりましたが…あれはわざとかなぁ。
●年齢不詳なお姉さんキャラ「美月」さん。
なにゆえ、彼女の紹介を最後にしたのか?
実はですね、冒頭のシーンにカギがあるのです。
えっちの真っ最中に、“カメラ目線で微笑む描写”があったんですが…これにて陥落させられました。
前にも書いたような気がしますが、片目の隠れる髪型というのも直撃コース(笑)
…ひょっとして、この漫画がえらく気に入ったのは、この人が原因かもしれません。
うん、いま自分で書いていて、「そうかも」と思いました。
「千尋さん」と2人で会話するシーンが多く、ブレーン的な存在。
にこにことした笑みを絶やさない、「全てお見通し」みたいな大人の余裕を感じさせるキャラでした。
もぅ、あちこちの言動全てがたまんないくらいに素敵です。
実は声優もやっていたことが4話で判明するんですが、担当キャラの容姿から想像するに、相当に可愛らしい声も出せそうでしたね。
この人はいいなぁ。
※美月さん
そんな訳で、えらく「美月さん」がお気に入りなのでした。
…と、以上が主なヒロインたちでした。
ひでるさんとしては、あちこちバランスも良いお話で楽しめました…が。
ややバタバタと忙し過ぎなラストはイマイチ。
物語のポイントである、あの方が言葉だけで実際に登場しなかったのはいいと思います。
ただ、ラスト付近でふいと開示されたものが弱く、あちこちの複雑な心情がざーっと流されていたようだったのは正直微妙。
せっかくのクライマックス部分がやや失速気味で、えっちさせ損みたいな(笑)感じもありました。
絵柄は…いつも通りの安定感でした。
丁寧な線のすっきり系。
あちこちのバランスに優れ、見やすい漫画です。
癖もあまり強くないので、万人に好かれるタイプでしょう。
一般単行本でコメディーちっくな漫画というのもあり、今回のえっちシーンは爽やかなものでした。
いちおう、念のため。
ファンのひでるさんが言うのもなんなんですが…良く言えばいかにも「前田千石」センセらしく楽しい漫画、悪く言えばワンパターン。
確かにパターンではあったものの、キャラや設定などがよくまとまっていて各話の出来栄えも良く、できるならばもっと続いてほしい漫画でした。
あとがきにはまだネタあるようなことも書かれていたので、ちと残念ですねー。
★「前田千石」センセの漫画紹介記事
[ミセスリンク]
B-men’s comics 初単行本 人妻調教
[奥さんバレー]
ACTION COMICS 2冊目 スポーツえっち
[アネモエ 姉萌え]
B-men’s comics 3冊目 お姉さんとの近親
[森乃さんちの婿事情]
ACTION COMICS 4冊目 お隣の母・姉妹とのコメディー
[ふぁみこん。]
B-men’s comics 5冊目 母子の近親・小さい兄と大きい妹(母もいる)のコメディー
[ハハカノ]
ACTION COMICS 6冊目 義母との近親コメディー
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : コメディー・年上
・おまけ: あとがき。
・その他: 9話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「前田千石(まえだ・せんごく)」センセの「縁切り本舗」です。
今日は…押されました。
いっぱい・いっぱいです。
できれば睡眠時間としたいんですが、せっかく「前田千石」センセの新刊なのでもうひと頑張り。
ついに発売されました、待望の7冊目は「縁切り本舗」です。
なんだか、ずいぶんと久しぶりな感じですねー…って、約1年ぶりなのか。
定番なキャラクターの揃った、いかにもセンセらしいコメディー長編となっています。
※左:「縁切り本舗」ヒロインズ、右:かれんさん
この3名がいかにして集ったのか、プロローグを見たいですね。
めったに参拝者を見かけない「双ノ葉神社」
寂れてはいるものの、実は霊験あらたかな“縁切り神社”としてごく一部では有名だったのです。
そちらと親戚関係だった主人公「こーじ」くん。
男手がなく、人手不足だったということで、神社にて働かせてもらえることとなったのです。
従姉の「ちーねーちゃん」こと「千尋」さんは、小さい頃から憧れの存在。
久しぶりの再会に心ときめかせる「こーじくん」でしたが…登場した「千尋さん」はまったくの別人のようになっていたのでした。
また、仕事は縁切りを願う者を影で支え・助ける「縁切り本舗」だったのです。
まぁ、大雑把にはそんなんですかね。
えっちコメディーな長編漫画です。
依頼を受けて活動する展開なので、ストーリーというよりは各話ブツ切りなタイプ。
ユルいコメディーですね。
いや、良い意味で。
各話解説するとネタバレバレになるので、キャラについてずらりと書きたいと思います。
好みなタイプがいれば、より楽しめるでしょう。
●クォーターの「かれん」さん。
あっけらかんとしたマイペース娘で、実行部隊であるためか登場はなかなか多め。
頭にバンダナ、そしてタンクトップ・短パン姿という、健康的かつ活動的な雰囲気が漂っておりました。
…2話のラブホほかあちこちの描写を見る限り、たぶんブラしてないと思います。
素敵ですね。
なかなか用意周到で(2話)、頭の回転も良く(6話)、あの雰囲気とは裏腹にプロフェッショナルな方でした。
●いちおうメインヒロイン「ちーねーちゃん」こと社長の「千尋さん」
回想シーンによると、昔は巫女服も似合う、ぽわーんとした優しいお姉さんでした。
それが何年ぶりかに再会したら、↓表紙のような感じになっていたんですねー。
びっくりだ。
何故そんなんになってしまったのか、というのがお話のメイン部分です。
現場指揮という立場であり、意外と登場が少なかったのは大きなマイナス点。
やはり、ラスト前に主役エピソードが欲しかったところ。
また後述しますが、主役話がかなり駆け足だったのも残念でした。
もう少し、「こーじくん」に対してやきもきと穏やかでない態度が前面に出れば良かったんですが…。
※左:千尋さん、右:千早さん
巫女親子です。やっぱり「千早さん」ですねー。
●2話ラストから顔を出す、「千尋さん」の母親「千早」さん。
この方はほとんど巫女服でした。
お好きな人は小躍りして下さい。
センセの漫画ではよく登場する、ぺかーと何も考えてない人妻キャラですね。
“下ネタバカで虚言癖”とか称されていましたが、なるほどこの人が喋るだけでコメディーになっています。
「…それが童貞もらってあげた女に対する態度…?」
という発言(3話)が最高。
「微妙にホントっぽいウソ」とか言っていましたが、確かにそうですねー。
昔からこんなだったらしいので、「こーじくん」とも何度かえっちな事をしてそう。
そーんな感じにインパクトがあるため、他のキャラを霞ませるほどのパワーがありました。
悪霊依頼(7話)にて、結果的には切っ掛けを演出しておりましたが…あれはわざとかなぁ。
●年齢不詳なお姉さんキャラ「美月」さん。
なにゆえ、彼女の紹介を最後にしたのか?
実はですね、冒頭のシーンにカギがあるのです。
えっちの真っ最中に、“カメラ目線で微笑む描写”があったんですが…これにて陥落させられました。
前にも書いたような気がしますが、片目の隠れる髪型というのも直撃コース(笑)
…ひょっとして、この漫画がえらく気に入ったのは、この人が原因かもしれません。
うん、いま自分で書いていて、「そうかも」と思いました。
「千尋さん」と2人で会話するシーンが多く、ブレーン的な存在。
にこにことした笑みを絶やさない、「全てお見通し」みたいな大人の余裕を感じさせるキャラでした。
もぅ、あちこちの言動全てがたまんないくらいに素敵です。
実は声優もやっていたことが4話で判明するんですが、担当キャラの容姿から想像するに、相当に可愛らしい声も出せそうでしたね。
この人はいいなぁ。
※美月さん
そんな訳で、えらく「美月さん」がお気に入りなのでした。
…と、以上が主なヒロインたちでした。
ひでるさんとしては、あちこちバランスも良いお話で楽しめました…が。
ややバタバタと忙し過ぎなラストはイマイチ。
物語のポイントである、あの方が言葉だけで実際に登場しなかったのはいいと思います。
ただ、ラスト付近でふいと開示されたものが弱く、あちこちの複雑な心情がざーっと流されていたようだったのは正直微妙。
せっかくのクライマックス部分がやや失速気味で、えっちさせ損みたいな(笑)感じもありました。
絵柄は…いつも通りの安定感でした。
丁寧な線のすっきり系。
あちこちのバランスに優れ、見やすい漫画です。
癖もあまり強くないので、万人に好かれるタイプでしょう。
一般単行本でコメディーちっくな漫画というのもあり、今回のえっちシーンは爽やかなものでした。
いちおう、念のため。
ファンのひでるさんが言うのもなんなんですが…良く言えばいかにも「前田千石」センセらしく楽しい漫画、悪く言えばワンパターン。
確かにパターンではあったものの、キャラや設定などがよくまとまっていて各話の出来栄えも良く、できるならばもっと続いてほしい漫画でした。
あとがきにはまだネタあるようなことも書かれていたので、ちと残念ですねー。
縁切り本舗 (アクションコミックス) (2009/02/12) 前田 千石 商品詳細を見る |
★「前田千石」センセの漫画紹介記事
[ミセスリンク]
B-men’s comics 初単行本 人妻調教
[奥さんバレー]
ACTION COMICS 2冊目 スポーツえっち
[アネモエ 姉萌え]
B-men’s comics 3冊目 お姉さんとの近親
[森乃さんちの婿事情]
ACTION COMICS 4冊目 お隣の母・姉妹とのコメディー
[ふぁみこん。]
B-men’s comics 5冊目 母子の近親・小さい兄と大きい妹(母もいる)のコメディー
[ハハカノ]
ACTION COMICS 6冊目 義母との近親コメディー
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tag : コメディー
■恥辱の迷宮 (MON-MON)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・色々
・おまけ: あとがき、イラストページ、
カバー裏にラフ絵、加筆修正あり。
・その他: カラー(30P)、短編×18(うち4話はフルカラー)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「MON-MON(もんもん)」センセの「恥辱の迷宮」です。
見知っている方も多いでしょう。
イラストからアニメ作品まで、まさに多方面で活躍されている大ベテラン「MON-MON」センセの新刊です。
あまり”漫画家”って感じではないですね。
巻数が多くないのは、そうした理由なのでした。
さて、こちらでも紹介している前巻「露出妻麗子」が07年2月でしたから、約2年ぶりの単行本。
収録された漫画は、おおよそ10ページ前後のショートストーリー。
ぱっと提示されるシチュエーション重視で、えっちへとなだれ込む展開ですね。
(※正直なところあまりひでるさんは得意でない系統なんですが、お話などは結構しっかりしていると思います)
それだけにえっち度合いは全体的に高く、大別すると男性にやり込まれる調教系、女性のえっちさが際立つ淫乱系、その他短編、という感じなのでした。
やたら話数が多いので、それぞれをざーっと簡潔に書いてみます。
…長いですよ。
※左:舞衣さん、右:吉永先生
アダルト絵サンプルです。普通の絵がなかなかないのです。
カラー原稿「凌辱教室」
生徒「間宮淳子」さんを助けるため、眼鏡の女教師がその代わりに色々とされちゃう流れ。
お約束ですが、あまり嫌そうでない先生(笑)がポイントでしょう。
倒錯した描写のカラー原稿「欲望のラビリンス」
眼鏡のOL「美里」さんがヒロインなんですが、不確かな世界がラストで暴かれる、どんでん返しなお話でした。
なるほど…こんなんはいいなぁ。
露出プレイ好きな「舞衣」さんの「疼き」
ついていけない~みたいな男性の描写ありましたが、”相性良くない”ってのはその通りですね-。
「背徳の花嫁」は色っぽい義姉「美緒」さんとのお話。
またまたラストにてひっくり返されるパターンで、後半のウエディングベールな姿は素敵です。
なお、こちらの「美緒さん」も眼鏡なのでした。
なにげに眼鏡率が高いような気もしますね。なんとなく。
むちむちとした「吉永」先生の「恥辱の迷宮」
ありゃー授業どころではないでしょう(笑)
ストレートな黒髪と黒ストッキングが素敵で、収録ではお気に入りなキャラです。
漫画っぽい絵で描かれたヒロイン「彩乃」さんの「波の数だけ晒されて」
前半の絵も凄いですが、あの水着は着ている方が恥ずかしいと思いますよ。
放尿描写もある露出系「不倫の代償」
これはまた、めたくたえっちですねー。
先の「「吉永先生」の話からここまで、なんとなーく髪型が似通っているような。
変化球な調教ネタ「牝犬婦人」
扉絵から、てっきり動物に…というネタだと思いましたが、違ってました。
「飼い主さんには愛犬の役をやってもらって犬との接し方を学んで頂きます」
…って、そんなトレーナーいるかー!!
収録では数少ないロリ系「おにいちゃんといっしょ」
こちらの義妹「綾香」ちゃんも漫画っぽい、可愛らしい作画。
”新体操部に入った”ということで、皆様の期待通りな展開になります。
※おまけ:和服美人「彩乃さん」
どうしても掲載したかったので(笑)
中盤のカラー原稿「コスプレ日記」
目が大きいため、漫画っぽい作画ですかね。
猫耳・尻尾のコスでしたけど…「理奈」ちゃん、いきなりエロ過ぎます。
和風な「陽炎の館」もカラー原稿です。
ヒロイン「彩乃」さんは和服美人ということで、当然ながら縛ってますわね。
主人が最低だというのもいい感じでしょう。
才色兼備な女上司の短編「美人上司はコスプレがお好き」
こちらの営業部長「朝倉かすみ」さんも眼鏡キャラ。
なぜかコスプレ趣味があったということで、コメディーちっくなお話になっていました。
「あんなの着れる訳ないでしょ」とか言いながら、ちゃんと作っていたのが可笑しいです。
「春日井」先生の調教系「イサリビ」
物凄いこととなっている服の下に注目。
1ページ目に登場していた女生徒の目が不敵だったので、そちらが相手かと勘違いしました。
「秘密の花園」は童顔・ツインテールな「佳奈」ちゃんがヒロイン。
ロリっぽい雰囲気でしたけど、かなり立派な胸をお持ちでした。
どうなっているか確認、ってのが、触り~えっちへと展開するお約束話です。
どーでもいいですが、あのエロコスチュームはいつ買ったんだろう?
複数ヒロインな短編「媚肉のエチュード」
ネタとしては「牝犬婦人」と近いですね。
「開放的な気分で歌ってもらう~」とか理屈言ってましたが、単なるスケベ野郎じゃーん(笑)
ラストが馬鹿馬鹿しい(※褒め言葉ね)ですよー。
※左:綾香ちゃん、右:付喪神~のヒロイン
漫画絵・サンプルです。上の絵と全然違うでしょ?
「付喪神買います」は収録でもやたら雰囲気が異なる、ファンタジー話。
リボンの可愛いヒロインから付喪神まで、相当に漫画寄りなデザインでした。
触手ちっくなシチュエーションになってます。
ジェットコースターな短編「彼女はある夜突然に」
なんだか「ショウコ」さんは日本ファルコムを思い出すキャラですね。
ラスト話「薔薇のつぼみ」は催眠治療。
これは「独蛾/月吉ヒロキ」パターンです。
どこまで万能なものか知りませんが、こんなん実際にあるのかなぁ。
以上です。
…楽かと思ったんですが、普段より疲れました。
普段より読み辛かったりする?
強い線のこってり系絵柄。
濃淡では濃い目であるものの、作画は見やすく、バランスも良いです。
まるで「八月薫」センセを彷彿させる、劇画調でアダルト色強いものが大半を占めていましたが、前述したように一部短編は漫画っぽく、可愛いらしいものも収録されています。
…要するに、センセは色々と巧い方なんですね。
ただ、ガラリと雰囲気が変化してしまうため単行本としては不安定で、このあたりをどう捉えるか読み手次第でしょう。
過去はだいぶ癖あった印象でしたが、現在はごく自然。
ただ、初見の方、慣れない方が見ればコテコテと感じるかと思います。
えー、判断には色々と気をつけて(笑)
まさにファン待望という感じの作品集でした。
絵柄もそうですがお話的にも癖があるので、合うかどう事前に調べることをオススメしておきます。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・色々
・おまけ: あとがき、イラストページ、
カバー裏にラフ絵、加筆修正あり。
・その他: カラー(30P)、短編×18(うち4話はフルカラー)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「MON-MON(もんもん)」センセの「恥辱の迷宮」です。
見知っている方も多いでしょう。
イラストからアニメ作品まで、まさに多方面で活躍されている大ベテラン「MON-MON」センセの新刊です。
あまり”漫画家”って感じではないですね。
巻数が多くないのは、そうした理由なのでした。
さて、こちらでも紹介している前巻「露出妻麗子」が07年2月でしたから、約2年ぶりの単行本。
収録された漫画は、おおよそ10ページ前後のショートストーリー。
ぱっと提示されるシチュエーション重視で、えっちへとなだれ込む展開ですね。
(※正直なところあまりひでるさんは得意でない系統なんですが、お話などは結構しっかりしていると思います)
それだけにえっち度合いは全体的に高く、大別すると男性にやり込まれる調教系、女性のえっちさが際立つ淫乱系、その他短編、という感じなのでした。
やたら話数が多いので、それぞれをざーっと簡潔に書いてみます。
…長いですよ。
※左:舞衣さん、右:吉永先生
アダルト絵サンプルです。普通の絵がなかなかないのです。
カラー原稿「凌辱教室」
生徒「間宮淳子」さんを助けるため、眼鏡の女教師がその代わりに色々とされちゃう流れ。
お約束ですが、あまり嫌そうでない先生(笑)がポイントでしょう。
倒錯した描写のカラー原稿「欲望のラビリンス」
眼鏡のOL「美里」さんがヒロインなんですが、不確かな世界がラストで暴かれる、どんでん返しなお話でした。
なるほど…こんなんはいいなぁ。
露出プレイ好きな「舞衣」さんの「疼き」
ついていけない~みたいな男性の描写ありましたが、”相性良くない”ってのはその通りですね-。
「背徳の花嫁」は色っぽい義姉「美緒」さんとのお話。
またまたラストにてひっくり返されるパターンで、後半のウエディングベールな姿は素敵です。
なお、こちらの「美緒さん」も眼鏡なのでした。
なにげに眼鏡率が高いような気もしますね。なんとなく。
むちむちとした「吉永」先生の「恥辱の迷宮」
ありゃー授業どころではないでしょう(笑)
ストレートな黒髪と黒ストッキングが素敵で、収録ではお気に入りなキャラです。
漫画っぽい絵で描かれたヒロイン「彩乃」さんの「波の数だけ晒されて」
前半の絵も凄いですが、あの水着は着ている方が恥ずかしいと思いますよ。
放尿描写もある露出系「不倫の代償」
これはまた、めたくたえっちですねー。
先の「「吉永先生」の話からここまで、なんとなーく髪型が似通っているような。
変化球な調教ネタ「牝犬婦人」
扉絵から、てっきり動物に…というネタだと思いましたが、違ってました。
「飼い主さんには愛犬の役をやってもらって犬との接し方を学んで頂きます」
…って、そんなトレーナーいるかー!!
収録では数少ないロリ系「おにいちゃんといっしょ」
こちらの義妹「綾香」ちゃんも漫画っぽい、可愛らしい作画。
”新体操部に入った”ということで、皆様の期待通りな展開になります。
※おまけ:和服美人「彩乃さん」
どうしても掲載したかったので(笑)
中盤のカラー原稿「コスプレ日記」
目が大きいため、漫画っぽい作画ですかね。
猫耳・尻尾のコスでしたけど…「理奈」ちゃん、いきなりエロ過ぎます。
和風な「陽炎の館」もカラー原稿です。
ヒロイン「彩乃」さんは和服美人ということで、当然ながら縛ってますわね。
主人が最低だというのもいい感じでしょう。
才色兼備な女上司の短編「美人上司はコスプレがお好き」
こちらの営業部長「朝倉かすみ」さんも眼鏡キャラ。
なぜかコスプレ趣味があったということで、コメディーちっくなお話になっていました。
「あんなの着れる訳ないでしょ」とか言いながら、ちゃんと作っていたのが可笑しいです。
「春日井」先生の調教系「イサリビ」
物凄いこととなっている服の下に注目。
1ページ目に登場していた女生徒の目が不敵だったので、そちらが相手かと勘違いしました。
「秘密の花園」は童顔・ツインテールな「佳奈」ちゃんがヒロイン。
ロリっぽい雰囲気でしたけど、かなり立派な胸をお持ちでした。
どうなっているか確認、ってのが、触り~えっちへと展開するお約束話です。
どーでもいいですが、あのエロコスチュームはいつ買ったんだろう?
複数ヒロインな短編「媚肉のエチュード」
ネタとしては「牝犬婦人」と近いですね。
「開放的な気分で歌ってもらう~」とか理屈言ってましたが、単なるスケベ野郎じゃーん(笑)
ラストが馬鹿馬鹿しい(※褒め言葉ね)ですよー。
※左:綾香ちゃん、右:付喪神~のヒロイン
漫画絵・サンプルです。上の絵と全然違うでしょ?
「付喪神買います」は収録でもやたら雰囲気が異なる、ファンタジー話。
リボンの可愛いヒロインから付喪神まで、相当に漫画寄りなデザインでした。
触手ちっくなシチュエーションになってます。
ジェットコースターな短編「彼女はある夜突然に」
なんだか「ショウコ」さんは日本ファルコムを思い出すキャラですね。
ラスト話「薔薇のつぼみ」は催眠治療。
これは「独蛾/月吉ヒロキ」パターンです。
どこまで万能なものか知りませんが、こんなん実際にあるのかなぁ。
以上です。
…楽かと思ったんですが、普段より疲れました。
普段より読み辛かったりする?
強い線のこってり系絵柄。
濃淡では濃い目であるものの、作画は見やすく、バランスも良いです。
まるで「八月薫」センセを彷彿させる、劇画調でアダルト色強いものが大半を占めていましたが、前述したように一部短編は漫画っぽく、可愛いらしいものも収録されています。
…要するに、センセは色々と巧い方なんですね。
ただ、ガラリと雰囲気が変化してしまうため単行本としては不安定で、このあたりをどう捉えるか読み手次第でしょう。
過去はだいぶ癖あった印象でしたが、現在はごく自然。
ただ、初見の方、慣れない方が見ればコテコテと感じるかと思います。
えー、判断には色々と気をつけて(笑)
まさにファン待望という感じの作品集でした。
絵柄もそうですがお話的にも癖があるので、合うかどう事前に調べることをオススメしておきます。
恥辱の迷宮 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL) (2009/01/31) MON-MON 商品詳細を見る |
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■その手に救いは届かない (抹茶ちゃもも)
★まんがデーター [8/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 成年・凌辱
・おまけ: あとがき・作品コメント、折り返しに4コマ、
リバーシブルカバー、
カバー裏に特製とんとん相撲セット・ゲストコメント。
・その他: 短編×8。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「抹茶ちゃもも(まっちゃ・ちゃもも)」センセの「その手に救いは届かない」です。
毎度おなじみ、「キルタイムコミュニケーション」さんからの単行本。
「抹茶ちゃもも」センセは2冊目の単行本「その手に救いは届かない」です。
ちと絵柄の個性が強いものの、可愛らしいキャラ絵とハードなえっちが嬉しい、いかにもシリーズらしい単行本でした。
※水城千佳
あの格好で外歩くのは恥ずかしいですね。いい年齢なのに。
前半の5話はファンタジー系。
「お葬式の鐘」は屍術師「メリル・メル」と祓魔師「リコ」の対決。
過去にお兄ちゃんを目の前で失った「リコちゃん」は、仇である「メリル」を追い詰めるんですが…という流れ。
気絶してしまった「リコちゃん」は乗っ取られ、”身体が勝手に動く”状態になっています。
ただ、ここが言葉だけの説明になっているため、分かりづらいんですね。
せっかくアンデットが周囲を取り囲んでいたのだから、そっち使ったのが良かったのではないかなぁ。
手持ちの武器である巨大な十字架が面白かったので、もう少しアクションが欲しいところでした。
”水着で戦う戦闘ヒロイン”という、(笑)なテーマの作品「好きでちびこいワケじゃない!」
こちらは巨大な鎌を武器とする「水城千佳」さんと水棲バケモノの対決です。
ちっちゃい女の子ばかりを狙う相手に、囮・退治役として選ばれた「千佳さん」
童顔・幼児体型で、スクール水着がぴったりなのでした。
こうした女性がヒネた性格というのは、その通りだと思います。
上記のテーマに対し、設定段階でうまく水着を着せた挙句、”戦闘中にロッカーの鍵が壊れるというハプニング”が重なり、やむなくそれを着続ける…という流れは、よく考えられていました。
しかし、水着のまま道路を歩く際に(羞恥調教されてる風)とか考える「千佳さん」はえっちですね。
そりゃ男の発想ですよ。
「刃の往く先」は代々退治する家業であった「美耶子」さんと触手な化け物の対決。
こちらは初戦にて「美耶子さん」が敗北したシーンから始まっており、本編はその後のよりエスカレートした展開になっています。
化け物の存在が国家的に認識されている設定であり、対策機関も存在するようなんですが…”皆を巻き込むのが嫌”とか言っている暇あったら、応援要請するなり早急な対策を考えるべきでは??
そうした不確かなモノが身近にいるというのに、エロ写真で盛り上がる男子も緊張感無いですね。
また、助けるは難しいとしても、捕まった女の子を目前に写真撮っただけで通報もしなかった「吉田」くんも意味不明。
まぁ、漫画ですからね。
マナ板とか言われていた胸を大きくされる、お約束がありましたよー。
※左:祓魔師「リコ」、右:巫女「水無月御琴」
凛々しいヒロインです。勢ぞろいしたら面白そうなんですが。
「お山のかみさま」は祠を守護する巫女姉妹「水無月御琴」「水無月御影」と、元々は土着の神であった物の怪の対決。
お役目大事なら、勝手な行動した妹「御影ちゃん」もろとも討ち果たすべきだったかなぁ。
あるいは、「御琴さん」には何らかの策を持ちつつ従ってほしかったところです。
ちと考えなさすぎ。
唯一の時代モノ「魔討姫偃息図」は陰陽道の家「土御門」の姫様と土蜘蛛らの対決。
甲冑姿の姫様は単純にいいですね。
蟲…がうじゃうじゃのシーンは、「抹茶ちゃもも」センセのライトな作画がため普通に見れましたが、あれは相当気色悪い。
ラストも同様です。やだなぁ、あんなん。
…以上、魔物との対決シリーズは実にスタンダードなつくりでした。
こうした触手モノはヒロインがピンチにならないと期待するえっちが成立しないため、敗色の流れは必然。
そのためラストは逆転勝利か、そのまま全面敗北になるか、というところなんですが、収録の漫画は全て後者でした。
対決→捕縛→えっち→救いないままおわり、というパターンが続くんですね。
やや王道過ぎた気もしますが、期待通りに進むのは読みやすいと思います。
…えー、ちと関係ない話でごめんなさい。
今回のような、ごく基本的な流れであった各話を見ていると、こないだ紹介した「フェアリーテールズ/ほりとも」がどれだけアイデアを絞っていたのか、再認識できました。
そちら収録の「不敗部隊伝説」とかですね。
あれは逆転勝利のパターンでしたが、”そうなるよう仕向けていた”というのは素晴らしい発想だったと思います。
まぁ、余談なのでここまでに。
※左:土御門の姫様、右:ソフト選手「千葉靖恵」
「靖恵ちゃん」のユニフォーム姿はいいなぁ。
後半に収録された3話は現代劇と王国モノ。
「校外試合」はソフト選手「千葉靖恵」ちゃんの電車痴漢話。
試合とかなんとかはほぼ関係ないんですが、服の下にユニフォームを着たままだったので、そんなん好きな方も安心です。
眼鏡でなぜか和服だった「舞香」さんの「カメラの代償」
いじめてオーラを持つ「舞香さん」がため、プレイもちょいハードめでした。
わがまま姫「リア」こと「フリージア・ローゼンタール」と宰相「ツカサ」の「笑顔の向こう側」
彼女に罪はないかもしれませんが、「ツカサくん」の行動は支持されて然るべき。
国の王が溺愛するってのは、いいもんではないですね。
過去の浪費っぷりをぶちまければ最悪処刑されても仕方ない可能性もあり、そうしなかっただけでも優しいかなぁ。
当然、彼自身の性癖もあるんでしょうけれど(笑)
緩やかな曲線のデジタル絵柄。
こうした系統の漫画では明るい色づかいで、ごっちゃりはしているものの全体的には薄め。
コマ間の繋がりなど、やや分かりづらい個所あり、もう少しという印象です。
空豆のような大きいだ円目と、たゆんとゆるい頬のロリ絵柄。
ややデフォルメが強く、人を選ぶと思います。
背景が弱く、人物と重なる引き絵はいまいち。
特にファンタジー系は雰囲気も大切なので、そのあたりが改善されればまた違った魅力が見えてくるかもしれません。
絵柄に大崩れはなく、お話も含めて安定した作品集でした。
判断には裏表紙、もしくは「キルタイムコミュニケーション」さんの商品ページにて漫画原稿のサンプルが見れますので、こちらも良いでしょう。
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・話 :■■■□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 成年・凌辱
・おまけ: あとがき・作品コメント、折り返しに4コマ、
リバーシブルカバー、
カバー裏に特製とんとん相撲セット・ゲストコメント。
・その他: 短編×8。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「抹茶ちゃもも(まっちゃ・ちゃもも)」センセの「その手に救いは届かない」です。
毎度おなじみ、「キルタイムコミュニケーション」さんからの単行本。
「抹茶ちゃもも」センセは2冊目の単行本「その手に救いは届かない」です。
ちと絵柄の個性が強いものの、可愛らしいキャラ絵とハードなえっちが嬉しい、いかにもシリーズらしい単行本でした。
※水城千佳
あの格好で外歩くのは恥ずかしいですね。いい年齢なのに。
前半の5話はファンタジー系。
「お葬式の鐘」は屍術師「メリル・メル」と祓魔師「リコ」の対決。
過去にお兄ちゃんを目の前で失った「リコちゃん」は、仇である「メリル」を追い詰めるんですが…という流れ。
気絶してしまった「リコちゃん」は乗っ取られ、”身体が勝手に動く”状態になっています。
ただ、ここが言葉だけの説明になっているため、分かりづらいんですね。
せっかくアンデットが周囲を取り囲んでいたのだから、そっち使ったのが良かったのではないかなぁ。
手持ちの武器である巨大な十字架が面白かったので、もう少しアクションが欲しいところでした。
”水着で戦う戦闘ヒロイン”という、(笑)なテーマの作品「好きでちびこいワケじゃない!」
こちらは巨大な鎌を武器とする「水城千佳」さんと水棲バケモノの対決です。
ちっちゃい女の子ばかりを狙う相手に、囮・退治役として選ばれた「千佳さん」
童顔・幼児体型で、スクール水着がぴったりなのでした。
こうした女性がヒネた性格というのは、その通りだと思います。
上記のテーマに対し、設定段階でうまく水着を着せた挙句、”戦闘中にロッカーの鍵が壊れるというハプニング”が重なり、やむなくそれを着続ける…という流れは、よく考えられていました。
しかし、水着のまま道路を歩く際に(羞恥調教されてる風)とか考える「千佳さん」はえっちですね。
そりゃ男の発想ですよ。
「刃の往く先」は代々退治する家業であった「美耶子」さんと触手な化け物の対決。
こちらは初戦にて「美耶子さん」が敗北したシーンから始まっており、本編はその後のよりエスカレートした展開になっています。
化け物の存在が国家的に認識されている設定であり、対策機関も存在するようなんですが…”皆を巻き込むのが嫌”とか言っている暇あったら、応援要請するなり早急な対策を考えるべきでは??
そうした不確かなモノが身近にいるというのに、エロ写真で盛り上がる男子も緊張感無いですね。
また、助けるは難しいとしても、捕まった女の子を目前に写真撮っただけで通報もしなかった「吉田」くんも意味不明。
まぁ、漫画ですからね。
マナ板とか言われていた胸を大きくされる、お約束がありましたよー。
※左:祓魔師「リコ」、右:巫女「水無月御琴」
凛々しいヒロインです。勢ぞろいしたら面白そうなんですが。
「お山のかみさま」は祠を守護する巫女姉妹「水無月御琴」「水無月御影」と、元々は土着の神であった物の怪の対決。
お役目大事なら、勝手な行動した妹「御影ちゃん」もろとも討ち果たすべきだったかなぁ。
あるいは、「御琴さん」には何らかの策を持ちつつ従ってほしかったところです。
ちと考えなさすぎ。
唯一の時代モノ「魔討姫偃息図」は陰陽道の家「土御門」の姫様と土蜘蛛らの対決。
甲冑姿の姫様は単純にいいですね。
蟲…がうじゃうじゃのシーンは、「抹茶ちゃもも」センセのライトな作画がため普通に見れましたが、あれは相当気色悪い。
ラストも同様です。やだなぁ、あんなん。
…以上、魔物との対決シリーズは実にスタンダードなつくりでした。
こうした触手モノはヒロインがピンチにならないと期待するえっちが成立しないため、敗色の流れは必然。
そのためラストは逆転勝利か、そのまま全面敗北になるか、というところなんですが、収録の漫画は全て後者でした。
対決→捕縛→えっち→救いないままおわり、というパターンが続くんですね。
やや王道過ぎた気もしますが、期待通りに進むのは読みやすいと思います。
…えー、ちと関係ない話でごめんなさい。
今回のような、ごく基本的な流れであった各話を見ていると、こないだ紹介した「フェアリーテールズ/ほりとも」がどれだけアイデアを絞っていたのか、再認識できました。
そちら収録の「不敗部隊伝説」とかですね。
あれは逆転勝利のパターンでしたが、”そうなるよう仕向けていた”というのは素晴らしい発想だったと思います。
まぁ、余談なのでここまでに。
※左:土御門の姫様、右:ソフト選手「千葉靖恵」
「靖恵ちゃん」のユニフォーム姿はいいなぁ。
後半に収録された3話は現代劇と王国モノ。
「校外試合」はソフト選手「千葉靖恵」ちゃんの電車痴漢話。
試合とかなんとかはほぼ関係ないんですが、服の下にユニフォームを着たままだったので、そんなん好きな方も安心です。
眼鏡でなぜか和服だった「舞香」さんの「カメラの代償」
いじめてオーラを持つ「舞香さん」がため、プレイもちょいハードめでした。
わがまま姫「リア」こと「フリージア・ローゼンタール」と宰相「ツカサ」の「笑顔の向こう側」
彼女に罪はないかもしれませんが、「ツカサくん」の行動は支持されて然るべき。
国の王が溺愛するってのは、いいもんではないですね。
過去の浪費っぷりをぶちまければ最悪処刑されても仕方ない可能性もあり、そうしなかっただけでも優しいかなぁ。
当然、彼自身の性癖もあるんでしょうけれど(笑)
緩やかな曲線のデジタル絵柄。
こうした系統の漫画では明るい色づかいで、ごっちゃりはしているものの全体的には薄め。
コマ間の繋がりなど、やや分かりづらい個所あり、もう少しという印象です。
空豆のような大きいだ円目と、たゆんとゆるい頬のロリ絵柄。
ややデフォルメが強く、人を選ぶと思います。
背景が弱く、人物と重なる引き絵はいまいち。
特にファンタジー系は雰囲気も大切なので、そのあたりが改善されればまた違った魅力が見えてくるかもしれません。
絵柄に大崩れはなく、お話も含めて安定した作品集でした。
判断には裏表紙、もしくは「キルタイムコミュニケーション」さんの商品ページにて漫画原稿のサンプルが見れますので、こちらも良いでしょう。
その手に救いは届かない (二次元ドリームコミックス162) (二次元ドリームコミックス 162) (2009/01/28) 抹茶ちゃもも 商品詳細を見る |
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■恋するウシチチ (真鍋譲治)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・巨乳
・おまけ: あとがき、描き下ろし「ぎぶあんどていく!?」
・その他: カラー(4P)、7話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「真鍋譲治(まなべ・じょうじ)」センセの「恋するウシチチ 1巻」です。
最近はコッチばかりな「真鍋譲治」センセ。
今回の「恋するウシチチ」は、こないだの「リン×ママ」ほか「幕の内でらっくす1~3巻」のような一般えっちでなく、「てぇいる・ちぇいさー」と同じ成年単行本での発売でした。
タイトルの雰囲気から、短編集かなーって思いましたが、実はコレ連続話。
しかも、目立った表記はありませんでしたが、以後も続く1巻の単行本なのです。
(※カバー裏の下あたりにあらすじが書かれているので、参考にいいでしょう)
なんだか色々ダメになりそう(笑)なほど、巨大な胸と液体描写が派手で嬉しいカバーです。
タイトルを含めて漫画のセールスポイントが一目で分かりやすく、ちょっとでも目を奪われた方なら購入すべきでしょう。
※ピピ子
自ら売り込む「ピピ子」です。
巨乳の愛玩ペット「ウシチチ」は、勝ち組の象徴でした。
一人暮らしの貧乏学生「椿潤九郎」にとっては、まさに夢の存在。
ある日、街を歩いていた「潤九郎」は”野良ウシチチ”である「ピピ子」を拾わされました。
彼にとっては待望の「ウシチチ」…でしたが、飼育され販売されているそれとは違い、癖の強い天然モノは母乳に毒を含むケースなどがあるのです。
当初は追い出そうとしていた「潤九郎」でしたが人懐っこい「ピピ子」に押され、結局は同居することとなるのでした。
だいたいそんな感じの漫画。
ペット「ウシチチ」は無論のこと、登場する人間の女性までもが揃って豊かであるという、胸好きな方御用達な1冊。
ウシということでか、母乳な描写もごく当たり前のように描かれておりました。
お好きな方はあちこち楽しいでしょう。
また、「ウシチチ」という単語ではいまいちよく分からないかもしれませんが、要はセンセお得意の獣人キャラです。
尻尾と耳以外はまったく人間と変わらないので、さして気にするほどではありません。
※左から、大家さん、エルニーニョ、ラニーニャ
大家さんは刺さったんですが…いまのところ1話だけ。
性格などが強く成分も不確かであるため、人によっては母乳が毒であるという天然モノの「ウシチチ」
毒というのが果たしてどこまでなんだろう?
「潤九郎くん」は「ピピ子」の母乳を飲んでいましたが、単純に下痢となっただけ。
それだけのこと。
命落としたりはありませんし、なんなら飲まなければいいだけかも。
この世界は、どうやら天然モノが闊歩している様子なのです。
変な話、そっちを養殖でもしてきっちり教育すれば、多少は安めに商売できそう。
犬の個人ブリーダーみたいなのね。
販売されていた「ハルミ」は3千万なんてトンデモ価格だったので、もっと安くはできると思います。たぶん。
確かに「アルテミス」ほか飼育モノのが容姿も整って扱いやすい性格でしたが、野良も手がつけられないほどではなく、十分のような気がしました。
また、結婚しているほか御令嬢とかいう「ウシチチ」もおり、そうした設定はいまいち不完全な気もします。
…まぁね、そんな事を細々と考えるべき漫画ではないんでしょうけれど。
※お嬢様、人妻のウシチチ
ちょっと出なキャラですが、こちらのが好みなひでるさん(笑)
テンション高い、活発なヒロイン「ピピ子」
こうした漫画では”偶然見つけた主人公が持ち帰る”というのが一般的ですけど、彼女は自らの意思で勝手にくっついていました。
いきなり「ご主人様」とか呼んでいましたが、何か過去からの縁とかあるんでしょうかね?
あるいは、「通りかかった誰でもいいや」、という感じだったのかなぁ。
個人的には、毎度おなじみな雰囲気の「ピピ子」より、2話に登場した有名ヒロインを彷彿とさせる大家さん、7話の人妻、デカメロンのお嬢様らのが良かったです(笑)
大家さんの出番がやたら少なかったのが残念ですが…彼女は人間ですし、今後も望みは薄いかなー。
太線で濃い絵柄。
ベテラン漫画家さんなため安定感は抜群で漫画も巧く、やや個性ある作画に違和感なければまず問題ないでしょう。
前述しているように、ヒロインらは獣人キャラではあったものの、そういった色についてもごく薄めです。
お話の関係で、コメディー描写がやや多いかなー、とは感じました。
今のところ各話をつらぬく、基本的なストーリーはありません。
7話より2人は商売を始め、ぐんと行動範囲が広がっていたので、今後はそうした流れでの様々な「ウシチチ」との出会いがメインになっていくのかもしれません。
とりあえず、ひと波乱ありそうな次巻に期待しましょう。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・巨乳
・おまけ: あとがき、描き下ろし「ぎぶあんどていく!?」
・その他: カラー(4P)、7話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「真鍋譲治(まなべ・じょうじ)」センセの「恋するウシチチ 1巻」です。
最近はコッチばかりな「真鍋譲治」センセ。
今回の「恋するウシチチ」は、こないだの「リン×ママ」ほか「幕の内でらっくす1~3巻」のような一般えっちでなく、「てぇいる・ちぇいさー」と同じ成年単行本での発売でした。
タイトルの雰囲気から、短編集かなーって思いましたが、実はコレ連続話。
しかも、目立った表記はありませんでしたが、以後も続く1巻の単行本なのです。
(※カバー裏の下あたりにあらすじが書かれているので、参考にいいでしょう)
なんだか色々ダメになりそう(笑)なほど、巨大な胸と液体描写が派手で嬉しいカバーです。
タイトルを含めて漫画のセールスポイントが一目で分かりやすく、ちょっとでも目を奪われた方なら購入すべきでしょう。
※ピピ子
自ら売り込む「ピピ子」です。
巨乳の愛玩ペット「ウシチチ」は、勝ち組の象徴でした。
一人暮らしの貧乏学生「椿潤九郎」にとっては、まさに夢の存在。
ある日、街を歩いていた「潤九郎」は”野良ウシチチ”である「ピピ子」を拾わされました。
彼にとっては待望の「ウシチチ」…でしたが、飼育され販売されているそれとは違い、癖の強い天然モノは母乳に毒を含むケースなどがあるのです。
当初は追い出そうとしていた「潤九郎」でしたが人懐っこい「ピピ子」に押され、結局は同居することとなるのでした。
だいたいそんな感じの漫画。
ペット「ウシチチ」は無論のこと、登場する人間の女性までもが揃って豊かであるという、胸好きな方御用達な1冊。
ウシということでか、母乳な描写もごく当たり前のように描かれておりました。
お好きな方はあちこち楽しいでしょう。
また、「ウシチチ」という単語ではいまいちよく分からないかもしれませんが、要はセンセお得意の獣人キャラです。
尻尾と耳以外はまったく人間と変わらないので、さして気にするほどではありません。
※左から、大家さん、エルニーニョ、ラニーニャ
大家さんは刺さったんですが…いまのところ1話だけ。
性格などが強く成分も不確かであるため、人によっては母乳が毒であるという天然モノの「ウシチチ」
毒というのが果たしてどこまでなんだろう?
「潤九郎くん」は「ピピ子」の母乳を飲んでいましたが、単純に下痢となっただけ。
それだけのこと。
命落としたりはありませんし、なんなら飲まなければいいだけかも。
この世界は、どうやら天然モノが闊歩している様子なのです。
変な話、そっちを養殖でもしてきっちり教育すれば、多少は安めに商売できそう。
犬の個人ブリーダーみたいなのね。
販売されていた「ハルミ」は3千万なんてトンデモ価格だったので、もっと安くはできると思います。たぶん。
確かに「アルテミス」ほか飼育モノのが容姿も整って扱いやすい性格でしたが、野良も手がつけられないほどではなく、十分のような気がしました。
また、結婚しているほか御令嬢とかいう「ウシチチ」もおり、そうした設定はいまいち不完全な気もします。
…まぁね、そんな事を細々と考えるべき漫画ではないんでしょうけれど。
※お嬢様、人妻のウシチチ
ちょっと出なキャラですが、こちらのが好みなひでるさん(笑)
テンション高い、活発なヒロイン「ピピ子」
こうした漫画では”偶然見つけた主人公が持ち帰る”というのが一般的ですけど、彼女は自らの意思で勝手にくっついていました。
いきなり「ご主人様」とか呼んでいましたが、何か過去からの縁とかあるんでしょうかね?
あるいは、「通りかかった誰でもいいや」、という感じだったのかなぁ。
個人的には、毎度おなじみな雰囲気の「ピピ子」より、2話に登場した有名ヒロインを彷彿とさせる大家さん、7話の人妻、デカメロンのお嬢様らのが良かったです(笑)
大家さんの出番がやたら少なかったのが残念ですが…彼女は人間ですし、今後も望みは薄いかなー。
太線で濃い絵柄。
ベテラン漫画家さんなため安定感は抜群で漫画も巧く、やや個性ある作画に違和感なければまず問題ないでしょう。
前述しているように、ヒロインらは獣人キャラではあったものの、そういった色についてもごく薄めです。
お話の関係で、コメディー描写がやや多いかなー、とは感じました。
今のところ各話をつらぬく、基本的なストーリーはありません。
7話より2人は商売を始め、ぐんと行動範囲が広がっていたので、今後はそうした流れでの様々な「ウシチチ」との出会いがメインになっていくのかもしれません。
とりあえず、ひと波乱ありそうな次巻に期待しましょう。
恋するウシチチ (富士美コミックス) (富士美コミックス) (2009/01/24) 真鍋 譲治 商品詳細を見る |
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tag : コメディー
■みはねに全部出して (カマキリ)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・アイドル
・おまけ:
・その他: 折り返しにプロフィール、
16話収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「カマキリ」センセの「みはねに全部出して 1巻」です。
ぱっと見た↓表紙から、懐かしのアニメーションするPCゲームかと思いましたが…違いますね。
長く活動しており、単行本も多い「カマキリ」センセの新刊です。
センセの漫画はこれが初見。
店頭では短編集かと思いましたが、これストーリー漫画なのです。
巻数表記はありませんが、実は2巻にも続くのでした。
※サービス満点「福成みはね」
登場キャラが少ないこともあり、彼女の魅力満載な1冊です。
もともとは携帯漫画で、↓表紙・裏表紙のようなカラー原稿であるようです。
単行本はそちらを単純に白黒化しただけのため、なんというか”白黒原稿の良さ”はありません。
もともとカラーだったんだろうなぁ、っていうのがずっと続くのでした。
これは仕方ないことですが、人によっては気になる点だと思います。
ぺったりした平たい塗り方のデジタル絵。
こうした系統そのまま、濃淡では強い灰色でしたが、全体的にはすっきりしています。
ちゃんとコマ内におさまってますからね。
ふっくらとした人物絵は多少癖があり、人を選ぶかもしれません。
サンプルには事欠かないので、↓裏表紙にてじっくり判断して下さい。
続いてお話について。
入学当初より可愛いと噂だった「福成みはね」ちゃん。
そんな彼女と2年になって同クラスとなった主人公「小主翔馬(こぬし・しょうま)」は、ひょんなきっかけから頻繁に話すようになり、いつしか付き合うようになっていたのです。
えっちしてからラブラブ度合の高まっていた2人がデートしていたところ、有名プロデューサー「百合川」に見染められた「みはねちゃん」はアイドルとしてデビューすることとなってしまうのでした。
…だいたいそんなん。
えっちシーンが売りのラブコメ漫画。
登場キャラは「みはねちゃん」、「翔馬くん」にほぼ限定しており、2人の関係がじっくりと描かれておりました。
漫画要素としてアイドルっぽさは薄く、刺客として送り込まれた「舟口ミオ」さんの他はグループメンバーですらまともに出番ありません。
基本的にややこしい関係とか重々しいネタはありませんので、気軽に読めるタイプになっています。
ヒロインの「みはねちゃん」
かなりラブラブっぷりが強く、お茶をいきなり口うつししてきたり、外でのえっちにも応じてくれる可愛い娘さんでした。
アイドルなんですけどねー。
寝込みを襲っても、怒らずに対応してくれていました。いい娘です。
また、容姿とは裏腹にかなり芯もしっかりとしており、デビューにて不安を感じる「翔馬くん」のため、妊娠する覚悟まで持っていました。
そんな訳で、
「妊娠するまでアイドルをやりたい」
という条件を出すんですが…ここでプロデューサー「百合川」の取った作戦が実に凶悪。
詳細については伏せますが、あれは副作用もあって危険でしょ。
そこまでして、彼女にこだわる理由がちと理解できない。やや無理あるかなぁ。
弱小事務所でなく、しかも単独アイドルでなくグループでしたからねー。
スカウト場面の1話も同様。
彼女にオーラを感じたというのは置いといて、さして声も聞いてない相手に歌手デビューを持ちかけるのは変。
胸が大きいのだし、別にタレントの線でもいいと思うのだけれど。
ただ、よくあるアイドル漫画と違って即デビューさせることはなく、条件を設けてテストするというのは実際にありそうでした。
※強弱シーンな「福成みはね」
しっかりした強い娘です。右はむちむちなジーンズ姿を入れたくて無理やり掲載しました(笑)
見ごたえある、10話から続く「みはねちゃん」ピンチのお話。
一難去ってまた一難というドキドキな展開で、ここは冷静・的確な判断をした「翔馬くん」が男を上げていました。
状況を把握して無暗に突っ込むことせず、それでいてしっかり彼女を守っておりました。
あれは偉い。
好かれる資格あるんじゃないでしょうか。
なお、むちむちなジーンズ姿の「みはねちゃん」も良かったです。
14話のホテルシーンでは、自分が着ていた色々なコスチュームを持参するなど、サービス満点な彼女。
これには、「翔馬くん」に喜んでもらおうというのと同時に、「浮気防止のため全て出しておく」という、したたかさもありました。
こんなんはリアルですね。
とにかく、ヒロイン「みはねちゃん」が魅力的に描かれた漫画でした。
設定では”同性アイドル好き”というのがありましたが、今後そういった面も活かされてくるのかなぁ。
とりあえず、2巻以降の展開に期待したいと思います。
ちなみに、明確に成年指定はなかったですが、裏表紙のすみっこに「大人向け」の文字が。
紹介帯があるとすっかり隠れるんですが、これって意味あるんでしょうかね。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・アイドル
・おまけ:
・その他: 折り返しにプロフィール、
16話収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「カマキリ」センセの「みはねに全部出して 1巻」です。
ぱっと見た↓表紙から、懐かしのアニメーションするPCゲームかと思いましたが…違いますね。
長く活動しており、単行本も多い「カマキリ」センセの新刊です。
センセの漫画はこれが初見。
店頭では短編集かと思いましたが、これストーリー漫画なのです。
巻数表記はありませんが、実は2巻にも続くのでした。
※サービス満点「福成みはね」
登場キャラが少ないこともあり、彼女の魅力満載な1冊です。
もともとは携帯漫画で、↓表紙・裏表紙のようなカラー原稿であるようです。
単行本はそちらを単純に白黒化しただけのため、なんというか”白黒原稿の良さ”はありません。
もともとカラーだったんだろうなぁ、っていうのがずっと続くのでした。
これは仕方ないことですが、人によっては気になる点だと思います。
ぺったりした平たい塗り方のデジタル絵。
こうした系統そのまま、濃淡では強い灰色でしたが、全体的にはすっきりしています。
ちゃんとコマ内におさまってますからね。
ふっくらとした人物絵は多少癖があり、人を選ぶかもしれません。
サンプルには事欠かないので、↓裏表紙にてじっくり判断して下さい。
続いてお話について。
入学当初より可愛いと噂だった「福成みはね」ちゃん。
そんな彼女と2年になって同クラスとなった主人公「小主翔馬(こぬし・しょうま)」は、ひょんなきっかけから頻繁に話すようになり、いつしか付き合うようになっていたのです。
えっちしてからラブラブ度合の高まっていた2人がデートしていたところ、有名プロデューサー「百合川」に見染められた「みはねちゃん」はアイドルとしてデビューすることとなってしまうのでした。
…だいたいそんなん。
えっちシーンが売りのラブコメ漫画。
登場キャラは「みはねちゃん」、「翔馬くん」にほぼ限定しており、2人の関係がじっくりと描かれておりました。
漫画要素としてアイドルっぽさは薄く、刺客として送り込まれた「舟口ミオ」さんの他はグループメンバーですらまともに出番ありません。
基本的にややこしい関係とか重々しいネタはありませんので、気軽に読めるタイプになっています。
ヒロインの「みはねちゃん」
かなりラブラブっぷりが強く、お茶をいきなり口うつししてきたり、外でのえっちにも応じてくれる可愛い娘さんでした。
アイドルなんですけどねー。
寝込みを襲っても、怒らずに対応してくれていました。いい娘です。
また、容姿とは裏腹にかなり芯もしっかりとしており、デビューにて不安を感じる「翔馬くん」のため、妊娠する覚悟まで持っていました。
そんな訳で、
「妊娠するまでアイドルをやりたい」
という条件を出すんですが…ここでプロデューサー「百合川」の取った作戦が実に凶悪。
詳細については伏せますが、あれは副作用もあって危険でしょ。
そこまでして、彼女にこだわる理由がちと理解できない。やや無理あるかなぁ。
弱小事務所でなく、しかも単独アイドルでなくグループでしたからねー。
スカウト場面の1話も同様。
彼女にオーラを感じたというのは置いといて、さして声も聞いてない相手に歌手デビューを持ちかけるのは変。
胸が大きいのだし、別にタレントの線でもいいと思うのだけれど。
ただ、よくあるアイドル漫画と違って即デビューさせることはなく、条件を設けてテストするというのは実際にありそうでした。
※強弱シーンな「福成みはね」
しっかりした強い娘です。右はむちむちなジーンズ姿を入れたくて無理やり掲載しました(笑)
見ごたえある、10話から続く「みはねちゃん」ピンチのお話。
一難去ってまた一難というドキドキな展開で、ここは冷静・的確な判断をした「翔馬くん」が男を上げていました。
状況を把握して無暗に突っ込むことせず、それでいてしっかり彼女を守っておりました。
あれは偉い。
好かれる資格あるんじゃないでしょうか。
なお、むちむちなジーンズ姿の「みはねちゃん」も良かったです。
14話のホテルシーンでは、自分が着ていた色々なコスチュームを持参するなど、サービス満点な彼女。
これには、「翔馬くん」に喜んでもらおうというのと同時に、「浮気防止のため全て出しておく」という、したたかさもありました。
こんなんはリアルですね。
とにかく、ヒロイン「みはねちゃん」が魅力的に描かれた漫画でした。
設定では”同性アイドル好き”というのがありましたが、今後そういった面も活かされてくるのかなぁ。
とりあえず、2巻以降の展開に期待したいと思います。
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■こいこく KOIKOKU (陵こえり)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・学園
・おまけ: あとがき、華陵学園放課後学級・出張版(作品解説)、
描き下ろし「Beginning」、初登場イラスト、
・その他: 初単行本、ピンナップ、カラー(4P)、短編×10
(うち「ヘビ★ロテめがねくん」×5、
「ERASER OF MAGIC」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「陵こえり(みささぎ・こえり)」センセの「こいこく KOIKOKU」です。
コメントによると、もともとは「華陵学園初等部」にて読者コーナーのイラストを担当していたらしい「陵こえり」センセ。
子飼いさんの出世作、というところでしょうか。
当然ながら、こちら「こいこく KOIKOKU」が初単行本です。
※左:飛鳥知菜、右:守屋愛美
いまいち目立っていない2人。もうすこしがんばりましょう。
↓表紙を飾っている女の子のメイン中編「ヘビ☆ロテめがねくん」
真面目で気弱な眼鏡男子「伊達勇芽(だて・ゆうが)」には最近悩みがありました。
眼鏡を外した後の記憶が曖昧で、気付くと決まって裸の女の子が横に寝ているのです。
初恋相手「飛鳥知菜」のため欲望を抑えようと必死な「勇芽くん」ですが不可解な現象は続き、今度は幼馴染み「守屋愛美」を手にかけてしまったのでした。
ここに至って、”自分は二重人格である”と自覚したのです。
…だいたいそんな感じ。
全5話のラブコメ中編です。
大変失礼ながら、ひでるさんの予想を遥かに大きく越える出来栄えでした。
まず、主人公「勇芽くん」を二重人格としたのは正解。
これによって、成年系連続話での課題”基本となるストーリーとサービス描写の両立”に成功しています。
設定についても巧くお話と絡んでおり、ラストに至るまで意外なほど良くまとまった作品に仕上がっておりました。
天然ながら、重い過去を背負っていた正ヒロイン「知菜ちゃん」
こうした漫画のお約束そのまま最後までえっちシーンなく、また出番も微妙に少ないため、あまり目立ちません。
登場キャラの中で胸が大きいようでしたが、容姿的にさほど差はなく、ちと気の毒。
せめて、恋する切っ掛けが描かれていれば、また違ったかもしれませんが。
また、そこそこ出番のあった「愛美さん」ですが、こちらは幼馴染みという有利な立場を活かしきれなかった印象。
うーん、もっと頑張れ。
そんな2人を尻目に、大活躍していたのが新聞部「葉加瀬希枝」ちゃん。
詳細は伏せますが、意外に重要な役回りだった彼女。
自分の幸せのため色々と調査をし、うまく言いくるめて協力者を求め、密かに作戦を進行させていました。
この、ライバルを確実に蹴落とそうと画策しているところは最高ですねー。
「希枝ちゃん」良かったです。
センセもお気に入りなのか、作品解説の「華陵学園放課後学級・出張版」にもサブキャラながら加わっておりました。
途中で諦め、彼の背中を押しているのも格好いいですね。
ただ、そうした役目はやっぱり幼馴染みにやってほしかったかなぁ…。
※左:葉加瀬希枝、右:相沢叶南
かたや進行役、かたや広い心で、という2人。たいへんよくできました。
そうしたヒロインらと共に、女たらし状態な「勇芽くん」が面白いのです。
彼の存在がため、初恋を成就させるべき純愛物語ながら豊富なえっちシーンを確保できていたのです。
「でも愛美も好き。っていうか女の子はみんな大好き」
「この際僕が全部チェックしてあげるよ♪」
「君みたいに可愛いコなら大歓迎さ」
…そうした、いかにも、という”しゃらーん☆”とした台詞ほか、「代々木夢穂」さんとの際ではしっかり彼女の本質を看破していました。
入れ替わったままでも良かったか(笑)
ひと通り褒めてきましたが、お話で重要なイベントである”二重人格に気付く”シーンが微妙。
かなり唐突過ぎるんですね。
あの場面で記憶ないまま我に返り、即二重人格だと自己診断するのはやっぱり違和感ありありでした。
(※人前で眼鏡外す、というトリガーまで把握しているのもなんだか変かなー)
他が良かっただけに、非常に残念なところです。
できれば、何かしらのイベントが欲しいところでした。
2話の連続「ERASER OF MAGIC」、「ERASER OF MAGIC-truth-」
背が低く童顔であるため、生徒の中でも違和感ない教師「北木征太」
特に「チビ太」と呼ぶ問題児「相沢叶南」には手を焼いていたのです。
新学期でも「叶南」と同クラスになってしまった「征太」は、教師の威厳を取り戻すべく彼女の苦手なテストを実施するんですが…大雑把にはそんな感じの流れ。
(※ちなみに、2話目冒頭では「可南」となっていました。誤植かな?)
教師「征太くん」とツンデレちっくな生徒「叶南ちゃん」のラブコメ。
スタンダードなため分かりやすく、あるいは「ヘビ☆ロテめがねくん」より支持を集めるかもしれません。
しかし、漫画内にも書かれていましたが「征太くん」は思考幼いですねー。
勝ち負けだの、恥かかせるだの、同レベルかそれ以下という感じでした。
特に後編の場面は、嘘でも謝っては駄目なシーン。
そんな彼に対し、「魔法のケシゴム」なんて可愛らしさを残しながら、許すことのできる度量ある「叶南ちゃん」は素敵な娘さんでした。
なお、同じく教師・生徒のカップルであった「~もいちどキミに~」も同様。
「華陵学園」に教育実習として派遣された「支倉」先生。
そちらには、初恋相手だった「下川舞子」と瓜二つな容姿である「川上鞠耶」という生徒がいたのです。
妙に懐いてくる「鞠耶」と屋上で2人っきりになると…。
なんだかなぁ、というこちらの主人公「支倉」先生。
初恋の相手「舞子さん」は大人になったら関係なく(笑)
好意を持っていた「鞠耶ちゃん」とえっちはするものの、過去の記憶と容姿をダブらせた揚句、違う名前を呼んでたりしました。
こちらも失礼、というかコイツ最低ですねー。
あれだけ格好悪いところを見せておきながら、ラストの「期待してるよ」って台詞も「馬鹿にしてんのか?」という感じでしたが。
…まぁ、いいか。
なお、こちらのヒロイン「鞠耶ちゃん」はませた娘でしたが、精神的にも大人でした。
※おまけ:斉木肖夢(さいき・あゆむ)さん。
比較用です。そんなに違和感ないでしょ?
描き下ろし「Beginning」は「アリス」ちゃんの8ページで、ちょいとブラック気味。
センセの初オリジナル作品「妹はサンタクロース」は兄妹の近親でした。
コメントそのまま、恥ずかしいくらいの王道展開です。
お芝居のキス程度で過剰反応する兄「斉木巴生」は…ヤバ過ぎですね。
妹離れとか、そんなレベルではないと思います。
悔い改めるように(笑)
初出によると、収録原稿は06年12月から08年6月までとやや開きあります。
たいていの単行本はだんだん過去原稿になるパターンですが、こちらは新しくなっていきます。
もともと個性を確立されている方なので、大きく変化はしていません。
しかし、後半になるにつれ、線からあちこちのバランスまで、格段に巧くなっておりました。
強めな線でしっかりと描かれたような絵柄。
濃淡はやや濃いめ、丁寧であるためページが賑やかになっても見辛さは感じません。
白黒絵は↓表紙などのカラーよりも落ち着いております。
前者は動きある漫画絵、後者は固定イラスト、という違いですかね。
やや雰囲気は異なりますが、判断はそちらで問題ないと思います。
絵柄はともかく、極端にロリロリとしていないのは人によって良し悪しかも。
収録されたお話、特に連続話は良かったので、次巻にも期待です。
こいこく (華陵COMICS)
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・学園
・おまけ: あとがき、華陵学園放課後学級・出張版(作品解説)、
描き下ろし「Beginning」、初登場イラスト、
・その他: 初単行本、ピンナップ、カラー(4P)、短編×10
(うち「ヘビ★ロテめがねくん」×5、
「ERASER OF MAGIC」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「陵こえり(みささぎ・こえり)」センセの「こいこく KOIKOKU」です。
コメントによると、もともとは「華陵学園初等部」にて読者コーナーのイラストを担当していたらしい「陵こえり」センセ。
子飼いさんの出世作、というところでしょうか。
当然ながら、こちら「こいこく KOIKOKU」が初単行本です。
※左:飛鳥知菜、右:守屋愛美
いまいち目立っていない2人。もうすこしがんばりましょう。
↓表紙を飾っている女の子のメイン中編「ヘビ☆ロテめがねくん」
真面目で気弱な眼鏡男子「伊達勇芽(だて・ゆうが)」には最近悩みがありました。
眼鏡を外した後の記憶が曖昧で、気付くと決まって裸の女の子が横に寝ているのです。
初恋相手「飛鳥知菜」のため欲望を抑えようと必死な「勇芽くん」ですが不可解な現象は続き、今度は幼馴染み「守屋愛美」を手にかけてしまったのでした。
ここに至って、”自分は二重人格である”と自覚したのです。
…だいたいそんな感じ。
全5話のラブコメ中編です。
大変失礼ながら、ひでるさんの予想を遥かに大きく越える出来栄えでした。
まず、主人公「勇芽くん」を二重人格としたのは正解。
これによって、成年系連続話での課題”基本となるストーリーとサービス描写の両立”に成功しています。
設定についても巧くお話と絡んでおり、ラストに至るまで意外なほど良くまとまった作品に仕上がっておりました。
天然ながら、重い過去を背負っていた正ヒロイン「知菜ちゃん」
こうした漫画のお約束そのまま最後までえっちシーンなく、また出番も微妙に少ないため、あまり目立ちません。
登場キャラの中で胸が大きいようでしたが、容姿的にさほど差はなく、ちと気の毒。
せめて、恋する切っ掛けが描かれていれば、また違ったかもしれませんが。
また、そこそこ出番のあった「愛美さん」ですが、こちらは幼馴染みという有利な立場を活かしきれなかった印象。
うーん、もっと頑張れ。
そんな2人を尻目に、大活躍していたのが新聞部「葉加瀬希枝」ちゃん。
詳細は伏せますが、意外に重要な役回りだった彼女。
自分の幸せのため色々と調査をし、うまく言いくるめて協力者を求め、密かに作戦を進行させていました。
この、ライバルを確実に蹴落とそうと画策しているところは最高ですねー。
「希枝ちゃん」良かったです。
センセもお気に入りなのか、作品解説の「華陵学園放課後学級・出張版」にもサブキャラながら加わっておりました。
途中で諦め、彼の背中を押しているのも格好いいですね。
ただ、そうした役目はやっぱり幼馴染みにやってほしかったかなぁ…。
※左:葉加瀬希枝、右:相沢叶南
かたや進行役、かたや広い心で、という2人。たいへんよくできました。
そうしたヒロインらと共に、女たらし状態な「勇芽くん」が面白いのです。
彼の存在がため、初恋を成就させるべき純愛物語ながら豊富なえっちシーンを確保できていたのです。
「でも愛美も好き。っていうか女の子はみんな大好き」
「この際僕が全部チェックしてあげるよ♪」
「君みたいに可愛いコなら大歓迎さ」
…そうした、いかにも、という”しゃらーん☆”とした台詞ほか、「代々木夢穂」さんとの際ではしっかり彼女の本質を看破していました。
入れ替わったままでも良かったか(笑)
ひと通り褒めてきましたが、お話で重要なイベントである”二重人格に気付く”シーンが微妙。
かなり唐突過ぎるんですね。
あの場面で記憶ないまま我に返り、即二重人格だと自己診断するのはやっぱり違和感ありありでした。
(※人前で眼鏡外す、というトリガーまで把握しているのもなんだか変かなー)
他が良かっただけに、非常に残念なところです。
できれば、何かしらのイベントが欲しいところでした。
2話の連続「ERASER OF MAGIC」、「ERASER OF MAGIC-truth-」
背が低く童顔であるため、生徒の中でも違和感ない教師「北木征太」
特に「チビ太」と呼ぶ問題児「相沢叶南」には手を焼いていたのです。
新学期でも「叶南」と同クラスになってしまった「征太」は、教師の威厳を取り戻すべく彼女の苦手なテストを実施するんですが…大雑把にはそんな感じの流れ。
(※ちなみに、2話目冒頭では「可南」となっていました。誤植かな?)
教師「征太くん」とツンデレちっくな生徒「叶南ちゃん」のラブコメ。
スタンダードなため分かりやすく、あるいは「ヘビ☆ロテめがねくん」より支持を集めるかもしれません。
しかし、漫画内にも書かれていましたが「征太くん」は思考幼いですねー。
勝ち負けだの、恥かかせるだの、同レベルかそれ以下という感じでした。
特に後編の場面は、嘘でも謝っては駄目なシーン。
そんな彼に対し、「魔法のケシゴム」なんて可愛らしさを残しながら、許すことのできる度量ある「叶南ちゃん」は素敵な娘さんでした。
なお、同じく教師・生徒のカップルであった「~もいちどキミに~」も同様。
「華陵学園」に教育実習として派遣された「支倉」先生。
そちらには、初恋相手だった「下川舞子」と瓜二つな容姿である「川上鞠耶」という生徒がいたのです。
妙に懐いてくる「鞠耶」と屋上で2人っきりになると…。
なんだかなぁ、というこちらの主人公「支倉」先生。
初恋の相手「舞子さん」は大人になったら関係なく(笑)
好意を持っていた「鞠耶ちゃん」とえっちはするものの、過去の記憶と容姿をダブらせた揚句、違う名前を呼んでたりしました。
こちらも失礼、というかコイツ最低ですねー。
あれだけ格好悪いところを見せておきながら、ラストの「期待してるよ」って台詞も「馬鹿にしてんのか?」という感じでしたが。
…まぁ、いいか。
なお、こちらのヒロイン「鞠耶ちゃん」はませた娘でしたが、精神的にも大人でした。
※おまけ:斉木肖夢(さいき・あゆむ)さん。
比較用です。そんなに違和感ないでしょ?
描き下ろし「Beginning」は「アリス」ちゃんの8ページで、ちょいとブラック気味。
センセの初オリジナル作品「妹はサンタクロース」は兄妹の近親でした。
コメントそのまま、恥ずかしいくらいの王道展開です。
お芝居のキス程度で過剰反応する兄「斉木巴生」は…ヤバ過ぎですね。
妹離れとか、そんなレベルではないと思います。
悔い改めるように(笑)
初出によると、収録原稿は06年12月から08年6月までとやや開きあります。
たいていの単行本はだんだん過去原稿になるパターンですが、こちらは新しくなっていきます。
もともと個性を確立されている方なので、大きく変化はしていません。
しかし、後半になるにつれ、線からあちこちのバランスまで、格段に巧くなっておりました。
強めな線でしっかりと描かれたような絵柄。
濃淡はやや濃いめ、丁寧であるためページが賑やかになっても見辛さは感じません。
白黒絵は↓表紙などのカラーよりも落ち着いております。
前者は動きある漫画絵、後者は固定イラスト、という違いですかね。
やや雰囲気は異なりますが、判断はそちらで問題ないと思います。
絵柄はともかく、極端にロリロリとしていないのは人によって良し悪しかも。
収録されたお話、特に連続話は良かったので、次巻にも期待です。
こいこく (華陵COMICS)
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