まんがさんぽ　2006年12月02日

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★まんがデーター　［１０／１５］
・絵　　　：■■■■□
・話　　　：■■■□□
・独創性：■■■□□
・属性　：　成年・色々
・おまけ：　あとがき、あとがき４コマ、
　　　　　　カバー裏に別絵。
・その他：　短編×12、カラー（４Ｐ）
　　　　　　
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「龍牙翔」センセの「濡れた翼」です。

現在コンプティークで「Ｄ.Ｃ.Ⅱ」の漫画を連載している「龍牙翔」センセです。
まだ見てないですが、結構絵的にはイイ感じではないでしょうか。
大してゲーム知らないけれど。
ゲーム原画されたり、あちこちでイラストも描かれているので、知らない人もどちらかで見ていると思います。
ひでるの印象では非常に有名な方なんですけれど……一般的にはどうですか？

↓表紙のような可愛く儚げなキャラを描かれる割に、襲われたり揉めたりと結構ハード展開がある「龍牙翔」センセ。
うろ覚えですが、「ダイナマイト巫女」とかがそんなんだったと思います。
これが８冊目の単行本なんだって。
なんとなく、早くて多いイメージがあるんですけどねー。

こちら「濡れた翼」は短編集。
メイド、猫耳、ロリ、学生という、えっち系スタンダードが盛りだくさんな内容です。
逆に言えば、固定されたテーマはありません。
収録された各話は明るいコメディーちっくなものが多く、楽しく読める単行本となっています。

※サンプルです。
　彼女が誰かさんにちょっと似ているみるくちゃん。

ひでるさん的には「こみっくパーティー」に登場しそうな容姿が嬉しい「みるくちゃん」の「大なり小なり」、母乳プレイ（笑）な「恵子さん」の「溢れ出して止まらない夜」が良かったです。
ほか、猫耳話が２話収録されてますんで、その属性ある方にはオススメ。
うち、「猫間家の人々」は無理・強引な設定が逆に可笑しいです。
「しっぽ…っ、握っちゃダメェッ」
だって。こんなんいいですね。
うふふふ…。
「ぜんまい仕掛けの命」はちょっと泣ける（かもしれない）、切なげなお話。
幸せなままで終わらないところが、心に響きます。
このような、ぬるい展開で終わらないのが「龍牙翔」センセの真骨頂。
ただ、先に記述したように、今回の収録作品は全体として気楽に見れる幸せ展開が多かったです。

黒く幅広い目と強い髪、そして恥ずかし線（※恥ずかしい時に鼻から頬にかかる斜め線のこと）に特徴ある絵。
濃くはっきりした線ですがページ全体の濃淡としては強くなく、どちらかと言えばすっきり。
となりで見比べると全然違いますが、雰囲気としては「結城みつる」センセなどの系統だと思います。大まかに言うとね。
だいたい↓表紙そのまんまですが、白黒絵のが味があってオススメです。