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■アクアドロップ AQUAPLUS作品集 (森田夏菜)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : アンソロジーコメディー
・おまけ: あとがき、描き下ろし漫画(カラーあり)・
      1Pおまけまんが×2、
      カバー裏に「うたわれるもの」漫画。
・その他: 初単行本、カラー(4P)、短編×20(おまけ含む)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「森田夏菜(もりた・なな)」センセの「アクアドロップ 森田夏菜Leaf/AQUAPLUS作品集」です。

今回は久々にアンソロジーな単行本です。
完全なそれ系統では「KNIGHT GAME/楠見らんま」以来ですねー。
たぶん、批評とかではそうそう取り上げないだろう単行本だと思ったので、今回あえてチョイスしてみました(笑)
成年系で残っているのがいくつかあるんですが、えっちなのばかりというのも、ねぇ。

そんなこんなで、「森田夏菜」センセの「アクアドロップ 森田夏菜Leaf/AQUAPLUS作品集」です。
タイトルから分かると思いますが、収録は全て「AQUAPLUS」原作のもの。

カルラ、アルルゥ、ウルトリィ
※だいたい左から「カルラ」、「アルルゥ」、「ウルトリィ」
 ぽふっというのはいいですねー、羨ましいですねー。

短編でおまけっぽいのを除くと、「うたわれるもの」が6話、「To Heart」が3話、「To Heart2」が5話となっておりました。
↓表紙でも割合は半分ですが、ページなどから考えても、大半は「うたわれるもの」で埋め尽くされております。
その3種類を見知っており、特に「うたわれるもの」が好きかどうかがポイントになると思います。
なお、あらかじめ書いておきますが、この単行本を買ったひでるさんは、収録の3作品で「うたわれるもの」のみプレイ。
「To Heart」と「To Heart2」は漫画からの知識と、ネットなどで説明を読んでいるだけなんですね(笑)

さて、単行本では何の解説も説明もないままポンポンと漫画が始まっていきます。
知識あって当然という構成(←当り前か)
そんな訳で敷居は高めなんですが、加えて「森田夏菜」センセがチョイスしたキャラに多少でも愛情が必要、というのもあるのです。
アンソロジーで頻繁に見かける、”特定キャラのピックアップ”がやっぱりこちらでもありました。
(※例「五月病症候群/仏さんじょ」…こちらなどはその典型的な単行本)
このあたりも実に難しく、基本ストーリーとか正ヒロインに思い入れがある方にも、厳しい内容になってしまうかもしれません。
(※実際のところ、あまりいないかもしれませんが)

カルラさん
※お気に入りな「カルラさん」です。
 「トウカさん」を2度ともコメディー絵にしてしまいました。

「うたわれるもの」では、「アルルゥ」が可愛らしく自由に描かれ、「トウカ」がボケ、「ハクオロ」が巻き込まれ役になっておりました。
特に↓表紙にも顔を見せている「トウカ」は、圧倒的な出番の多さで、あちこちボケ倒しておりました。
それでいて、剣を振るうシーン(※蜂に峰打ちとかやってます)はなかなか格好よかったりして。
ちなみに、ひでるさんのお気に入り「カルラ」さんの出番は多めで、ひと安心でした。
原作とおり、余裕ある態度と色っぽさなのです。
可能なら、ちょっとでもシリアスちっくな短編があってもよかったかなぁ…
アンソロジーでは、「内村かなめ」センセの単行本みたいな比率(コメディーとシリアス)が好きなんです。

収録では最も少ない「To Heart」は「来栖川芹香」「来栖川綾香」という来栖川姉妹中心。
本来はメインである「神岸あかり」については、本当に1コマだけの出番でした。
よくありがちな、小さい「マルチ」の登場する短編「HMX-12M」が良かったです。
肩にのせて歩きたいですね。

ひでるさんが最も知識ない「To Heart2」は、「小牧愛佳」「小牧郁乃」という小牧姉妹と「るーこ」さんの短編。
「このみ」、「タマ姉」あたりなら良かったんですが、このあたりの子はよく分かんないですねー。
…というか、委員長は妹さんいたんですか?!
この漫画で知りましたよ。

来栖川姉妹、小牧姉妹
※左:来栖川姉妹、右:小牧姉妹。
 この4名、どんなシナリオなのかまっったく知りません(笑)

特に、冒頭・巻末部分に収録された描き下ろし漫画については、「うたわれるもの」の世界を舞台に他のキャラたちが混ぜこぜになっているというコメディーになっておりました。
他はまーだ良いんですが、ここは知識微妙な人間には、最もわかり辛いネタでしたねー。

…と、色々書かせて頂きましたが、あまり分かっていないひでるさんでも、明るいコメディーを楽しめました
それぞれキャラクターの特徴をよく掴んでおり、またそれをオリジナルのお話にうまく乗っけれていたと思います
3作品が好きな方には、オススメできる内容でしょう。

しっかりとした丁寧な線の、安定感ある絵柄。
ページ全体、各人物、濃淡などそれぞれバランスが適度であるので、非常に見やすくなっておりました。
ジャンル的なこともあるかもしれませんが、コマ割りなどがしっかりしていますね。
大きめな黒目で、すらりとしたスタイルの人物絵です。
コメディー崩しから引き絵に至るまで、無理ない感じに仕上がっておりました。
アンソロジーでは重要な”キャラの判別”についても、まったく問題ありません
癖も薄く、万人に好まれると思います。

ちなみに…ゲーム自体が変わる際には扉があるんですが、短編間では左したの「END」とタイトル文字だけ。
そのため、ぼーっと読むと区切り分からぬまま、次の話に進んでたりします。
こうした単行本は、ほぼ必ずそんなんですよねぇ。

アクアドロップ 森田夏菜Leaf/AQUAPLUS作品集 (IDコミックス DNAメディアコミックススペシャル) (IDコミックス DNAメディアコミックススペシャル) (IDコミックス DNAメディアコミックススペシャル)アクアドロップ 森田夏菜Leaf/AQUAPLUS作品集 (IDコミックス DNAメディアコミックススペシャル) (IDコミックス DNAメディアコミックススペシャル) (IDコミックス DNAメディアコミックススペシャル)
(2008/07/25)
森田 夏菜

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※ちなみに↓これらが原作。
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tag : コメディーアンソロジーAQUAPLUS

■ブルマー戦士ジャスティスブレイブ (NO.ゴメス)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・闘うヒロイン
・おまけ: あとがき、作品解説、
      合間にSDキャラ絵。
・その他: 短編×7(うち表題作×3)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「NO.ゴメス」センセの「ブルマー戦士ジャスティスブレイブ」です。

新刊のラッシュは来週末ということで、今週末もあまりないんでしょうか?
ひでるさんは27日発売という「シギサワカヤ」センセと、下旬発売と聞く「MGジョー」センセの単行本が気になっております。
…まさか、もう発売されてたりしないでしょーねー。

そんなこんなで、今回は行き慣れない書店にてゲットしていた、こちら「NO.ゴメス」センセの「ブルマー戦士ジャスティスブレイブ」です。
↓表紙もそうなんですが、特にタイトルに呼ばれました。うふふ。
小さい頃は実写ヒーローモノが好きだったので、どうしてもこの系統には弱いのです。

ブルマー戦士ジャスティスブレイブ
※ブルマー戦士ジャスティスブレイブ
 こんなんです。普通に、かなり強いヒロインなのです。

全3話の表題作「ブルマー戦士ジャスティスブレイブ」から。
正義感は強いものの、気弱な委員長「霜口静」さん。
実は、街を守るヒロイン「ジャスティスブレイブ」だったのです。
変身ヒロインに憧れていた「静さん」にとって、大胆に自分を表現できるそれは心地よいものでした。
しかし、ふとしたことから正体がバレてしまい…と、だいたいそんなお話。

キルタイムコミュニケーション」さんお得意な、闘うヒロインのピンチ漫画です。
単行本には3話ほど収録されているんですが、これ漫画内ではせいぜい数時間程度のことです。
当初は優位に立っていたのが、何らかの理由で服従。
色々されるうちになんやかんやと楽しんでしまい、ちょっとした隙から逆転して終了…という、王道展開でした。
こうした漫画なので、セオリー通りな流れは良いと思います。
分かり易いですからね。
ただ、普通に良かっただけ、できればもっと色々と見たかったのです
単行本まるまる1冊分でも良かったと思いますが、これは色々事情があるのかなぁ…。

静さん、ジャスティスブレイブ
※左:静さん、右:ジャスティスブレイブ
 実際にあんな格好でうろうろしてたら、違和感ありありでしょうねー。

なお、「ジャスティスブレイブ」の敵は単なる学園の不良生徒ということで、彼女が本気を出せば圧倒的。
脅されたネタも携帯電話で写真撮られていた程度なので、その場でボコボコにしちゃえばいいのに。
そしたら正義ではないか。
ともかく、相手が普通の人間であるため、えっちシーンも”人間で可能な程度(笑)にとどまっておりました。
先ほど違うストーリーでも見たかった、というのはこういった事情なんですね。
ほか、変身を解除しないと脱げないというブルマが普通に伸び縮みしたり、そんなんなのに下には何も穿いていなかったり、と興味深い設定もありましたので、もっと活かして欲しく思います。

漫画ではほとんど変身後の姿でウハウハでしたが、こうなると逆に「静さん」をもう少し見たくなったりして。
こりゃ贅沢ですかね?
パンチラしたり、全裸になったりという、凝った変身シーンがあっても良かったかなぁ。
まだ完全に終わった訳ではないので、出版社さんが許すのであれば、ぜひ続編を描いてほしいです。
ちなみに、おまけマンガが2ページほどあったんですが、これは描き下ろしかな?

魔獣と討伐機関のヒロイン「ミーナ・ティアドルフ」の「凶弾」
こちらは、定番な触手モノでした。
えー、ほぼネタバレになっちゃいますが、後半は「このどんと」センセがよく描かれるような「卵」とかポコポコしたほうのが、エグい感じになったと思います。
ただ、「NO.ゴメス」センセは比較的明るい作画なため、悲劇的な結末にはやや軽いかなぁ。
解説によると、初作品という「Devil Down」
先の「凶弾」と同様のガンアクションで、こちらは相手が人間でした。
超能力部分がいまいちよく分からなかったです。

ミーナ、リィズ
※左:討伐機関「ミーナ」、右:女盗賊「リィズ」
 短編はもうひと捻りかなぁ…「ミーナさん」のは良かったですが。

圧倒的な剣技を持つ女盗賊「リィズ」と、魔力を有する「ベガ」の短編「サンドストーム」
アクション部分のページが多く、なかなか迫力があって良かったんですが、ラストは微妙なところ。
トコトンまで抵抗するか、あるいは完全にぶっ壊れてしまった方が……って、なんだか先ほどから偏ってますねー。
いかん・いかん。

10ページのショート漫画「プリンセスの報酬」
解説に「ノベルの方しか読んでない」と書かれていたので、なんらか原作があるのかな。
単行本内には、まったくフォローありませんでしたが。(※検索でヒットしたこれ? →「淫堕の姫騎士ジャンヌ」)
お話は「ジャンヌ」姫様が兵士(?)のため、自ら労うというものでした。お尻ですよ。
ひでるさん的には、着ているあみあみが良かったんですが、途中で脱いでしまうんですねー。

スマートな線のさっぱり絵柄。
前述しているように、濃淡では白が強いんですけれど、盛りあがってくるとごっちゃりしてきます。
古い原稿(たぶん)の方が、比較的力強い感じでした。
どちらかというと縦長なキャラ絵で、鋭角な顎が特徴。
バランス微妙そうな雰囲気のある作画ですが、こちらは安定しておりました。
↓表紙のような感じ、闘うヒロインのお好きな方であれば楽しめると思います
なお、裏表紙にはそのまま漫画カットが豊富にありますんで、購入の際には参考になるでしょう。
こうした仕様は有難いです。

折り返しの宣伝で知りましたが…アリスソフト超昂閃忍ハルカ」の連載をやっているんですね!
しかも作画は「MISS BLACK」センセだって。期待できます。
正直ひでるさんはそちらよりプレイしている「超昂天使 エスカレイヤー」のがいいんですが、ともかく単行本を期待したいと思います!

ブルマー戦士ジャスティスブレイブ (二次元ドリームコミックス148) (二次元ドリームコミックス 148)ブルマー戦士ジャスティスブレイブ (二次元ドリームコミックス148) (二次元ドリームコミックス 148)
(2008/08/13)
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tag : 実写ヒーローキルタイムコミュニケーションパンチラアクションアリスソフト

■おとうといもうと (愛染五郎)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・メイン掘り下げ
・おまけ: あとがき。
・その他: 10話収録。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「愛染五郎(あいぞめ・ごろう)」センセの「おとうといもうと」です。

今週末に目立った単行本は、先の「コアマガジン」さんからの2冊と、こちら「愛染五郎」センセのおそらくは3冊目「おとうといもうと」です。
過去にこちらでは、初単行本の短編集「センチメンタル-愛染五郎作品集」、ナースラブコメVer.2」も紹介しております。
漫画の巧い方ですが、話もなかなか良いので期待しておりました。
今回はなんだか短編集みたいなタイトルだなーって思っていましたが、これ実は連続話なのです。

楓さん、ひかるさん
※左:ヒロイン「楓さん」、姉「ひかるさん」
 うーん、もうちょっとお姉ちゃんと絡んでほしかったです。

両親を亡くした主人公「藤村拓」くんは姉「藤村ひかる」さんと2人暮らし。
境遇としてはあまり幸せとは言えない「拓くん」ですが、「ひかるさん」の働く間に家事をこなすという生活は安定しておりました。
また、密かに姉を想い慕う「拓くん」にとって、2人暮らしの日々は充実していたのです。
しかし、ある日の朝、
あたし結婚するかも
そんな言葉を聞かされてしまったのでした。
困惑する「拓くん」の元へ、いきなり見知らぬ女の子が訪ねてくるんですが。
けッッ結婚してケローーーッ
突然抱きついてきた彼女こそ、「ひかるさん」のお相手「山田源太」の妹「山田楓」さんだったのです。
「拓くん」同様、兄を想う「楓さん」は…と、大雑把にはそんな感じ。

…どーでもいいですが「楓さん」
抱きつくのはいいとしても、いきなり咥えたりしないように(笑)

さて、こちらはシスコンな「拓くん」とブラコンな「楓さん」というラブコメな長編漫画です。
周辺キャラを極力抑え、主要カップルのみをじっくり掘り下げた構成で、姉「ひかるさん」の出番すらも意外なほどにちょっとだけ。
もうちょっと「拓くん」がどぎまぎする様とか見たかったんですけどねー。
冒頭のシーンみたいなやつを。

シリアスシーン
※シリアスシーンな2人
 かなり核心近い部分です。このあたりは前半と雰囲気違いますね。

また、結婚相手「源太」はラグビー選手ということで、規格外のデカさ。
(※「ひかるさん」がちょうどお腹あたりの身長差)
妄想なんですが、「ひかるさん」と彼のえっちシーンが一度だけ描かれていたんですけれど、これがまたなかなか興味深い感じでした(笑)
あそこだけなのが残念です。

一方、ヒロインの「楓さん」
コロコロと表情を変える、目立つ動きをするキャラクターです。
「ケロ」というのは独特な口癖なのかなーって当初思いましたが、これは方言。(宮城だって)
ひでるさんはあんまり刺さらないんですが、そうしたのがお好きな方には嬉しい設定でしょう。

いかにも妹というロリっぽい顔なんですが、ふっくら・ぽよんとした豊かなスタイルでした。
流れそのままえっちしてから、次々に技を習得していく2人が楽しいのです。
これが何気に、ラストでも活かされているところはさすがでした。
お互いそれっぽい服を着る4話「きょうだいごっこ」、裸エプロンの5話「カレーの歌」などはビジュアル的にもいいですね。
全体的に凝ったシチュエーションは少なめなんですが。

6話目「ナモちゃん」あたりからシリアスな描写が増え、その後は恋愛漫画っぽくなっていました。
気になったのは、7話「やつあたり」の冒頭。
とある事情で面接を受ける「拓くん」なんですが…あの言葉は酷い。裁判で勝てると思います。
それだけに、その後の荒れる様がよく分かりますし、また受け止める「楓さん」が優しいのですよ。
続く8話「鼻おっぱい」、9話「さよなら」もなかなか良かったです。
ちょっと泣けますよ

乱れない、しっかりとした線の作画。
こざっぱりと素朴な味わいで、実に見やすい絵柄なのです。
安定感があり、それぞれの表情から背景まで、あちこちのバランス感覚にも優れておりました。
やっぱり巧い方です。
曲線の目立つ、丸っこく広いキャラ絵も厭味なく、万人に好かれる絵と思います。
↓表紙での判断で問題ありません。

1コマだけですが、板さんの許嫁の女性が可愛く見えました。
なかなかアダルトな感じの女性も素敵なので、次はそんなんを見たいですねー。

おとうといもうと (バンブー・コミックスDOKI SELECT) (バンブー・コミックス DOKI SELECT)おとうといもうと (バンブー・コミックスDOKI SELECT) (バンブー・コミックス DOKI SELECT)
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tag : ラブコメコアマガジンコメディー

■むにちち (いけださくら)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・和
・おまけ: あとがき、折り返しに裏次、
      カバー裏にカラー別絵、
      描き下ろし「ちらぬさくらのあるけしき」
・その他: 初単行本、カラー(4P)、短編×10、
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「いけださくら」センセの「むにちち」です。

昨日に引き続き、またまた「コアマガジン」さんの単行本です。
…あれ。
つい先日にも、「コアマガジン」さん単行本の3連発をやったばかりな気もしますが…。
(参照:「ぷりプロ/いとうえい」、「な美らる/てりてりお」、「初恋レシピ/桜吹雪ねる」ですね)
まるでそちらの営業マン、というか回し者みたい。

さて、今回は「いけださくら」センセの初単行本「むにちち」です。
収録は全て短編で、絵柄そのままというあまーいラブラブ漫画なのですね。
正直、お話はさほどのものではないんですが、キャラの魅力たっぷりな単行本でした。
なにげに「和」っぼい色が強く、キャラは容姿と裏腹に豊かな曲線をお持ちなのです。

いつきさん
※いつきさん。
 無理だろ、とか言われてますが…むにゃむにゃ。

男の子っぽいヒロイン「いつき」さんが華道始めたよー、というお話「はなかずら」
一人称が「僕」という、ショートカットの「いつきさん」が着物姿で登場します。
本人はコンプレックスとして考えているようですが、スタイルなどは普通に女の子しており、胸もお尻もむっちりでした。
足が痺れて抱きついてくるお約束、ちょんと触れるようなキス描写がやったら可愛らしいです。
なお、「則之」くんの部屋にあった本でこっそり勉強していたらしい「いつきさん」なんですが、そのシーンも見たいなぁ。
ラストの1コマも良く、お気に入りな短編です。

弓道部「菜央」さんの「いっし そうれん」
こちらは当然ながら、道着(弓道衣)でのえっちです。
なにげに全裸っぽく見えて、ちゃんと右手にゆがけ(手袋みたいなやつです)をしたままというのが良いです。
こうしたものは結構重要ですよね(笑)

菜央さん、明さん
※弓道「菜央さん」、柔道「明さん」
 良いモノをお持ちな「明さん」です。そりゃシャツ着ないと大変なこととなりますわね。

ツリ目でカチューシャな「明」さんの「いっぽんはればれ!!」
こちらはタイトルでも察せられるとおりに柔道モノで、やっぱり道着(柔道衣)なのです。
成年漫画では、よく道着の下が下着だったり、果ては何もつけてなかったりという極端なこと多いんですが、こちらはちゃんとシャツを着ておりました。
さらにその下は、実に可愛らしい下着なんですけどねー。
ちなみに、「明」さんは柔道なんぞやっている割に、非常に立派な胸をお持ちでした。
あれは練習の際に邪魔だろうなぁ。

ほかの「和」っぽい短編としては、↓表紙を飾る巫女「綴(つづる)」さんの短編「いとよりさま」
こちらは、まるで「~耳」のような、大きめなリボンが特徴ですね。
浴衣を着た眼鏡な風紀委員「法子」さんの「まつりこと」
毎朝校門にて仁王立ちという、真面目な「法子さん」
ぽかーんとした、あまり厳しくなさそうな容姿なんですが、彼「伸」くんをデートの誘いと引き換えに見逃したりしてました。
…だめじゃーん。
和服に日傘という、古いタイプのお嬢様「文乃」さんの「ふみふみ」
大きめなリボンと髪型から、どこぞのゲームキャラみたいな容姿でした。

綴さん、明夢ちゃん
※巫女「綴さん」、明夢ちゃん
 頭の装飾品がなんだか特徴あるんです。

裏表紙を飾る「明夢(あむ)」ちゃんの「ねこ・にこ・ばん」
これは本編よりもカラー原稿部分(流れでは後日談なのね)のが衝撃的で、印象に残ってます。
お話よりもキャラで牽引するタイプで、猫っぽい「明夢ちゃん」の白い大きめなリボンとツインテール、さらには黒のハイソックスが素敵なのでした。
特にカラーでの透けた下着はいいですね

ほか、「由麻」「由菜」という双子の「ともえ」、オデコが特徴の財閥令嬢「本願寺奏」さんの「でこ。ぼこ。」などがありました。
先の「ねこ・にこ・ばん」を含め、これらは制服でしたね。

くっきりとした強い線のすっきり絵柄。
カラー絵は薄い色使いの優しいものですが、白黒絵になると乱れないしっかりとした感じです。
こちらが初単行本とのことでしたが、個性はほぼ確立し、また単行本全体での安定感もありました。
広く楕円な輪郭とふっくらとしたスタイルが特徴。
どちらかというとロリっぽい絵なんですが、漫画としてはどっちもあり。
(※明確なロリキャラはおりませんので、間違えないように)
下着の描写なども力入っていますね。

4コマに登場する「さくら」さんは「いけださくら」センセ自身でいいのかな?
紹介帯の折り返し部分にも登場しており、なにげに可愛らしいので要チェックです。
これで短編描いてほしいですねー。
よくある成年漫画描くためにえっちする、みたいなパターンで(笑)

むにちち (メガストアコミックスシリーズ No. 179)むにちち (メガストアコミックスシリーズ No. 179)
(2008/08/19)
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■ふたり嫁 (レオパルド)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・お尻
・おまけ: あとがき、ゲストページ、
      全員ブルマーイラスト、
      カバー裏に「かくしマンガ・奥様ストレート」
・その他: 初単行本、短編×9
      (うち「人妻チアリーダー」×4)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「レオパルド」センセの「ふたり嫁」です。

色々あって、本日は行き慣れた書店ではありませんでした。
発売された単行本などがいまいちよくわかんないんですが、月の中頃なのでそんなに冊数はないだろうし、まぁいいやと流したのですよ。

そんなこんなで、本日は「レオパルド」センセの初単行本「ふたり嫁」にしてみました。
発売がお気に入りの「コアマガジン」さんということで安心しておりましたが、非常に個性の強い単行本でした。
いきなりカッ飛ばしましたねー、「レオパルド」センセ。

羊子さん、加美諸さん
※加美諸さん、羊子さんです。
 うーん、ぜひカラー原稿で見たかったですねー。

表題作の「ふたり嫁」は短編話。
主人公「はん太」くんと姉妹「羊子」さん、「加美諸」さんは幼馴染みという間柄。
成長した今になっても変わらずに仲は良く、お互いの親が出かけた隙に12年前の約束を果たすべく、姉妹で「はん太くん」に迫るのでした…。

実に基本的なWヒロイン短編ですね。
いちおう2人は姉妹なんですが、「羊子さん」、「加美諸さん」の容姿はまるで違ってました。
特に「加美諸さん」は日焼け跡などが素敵なんですが…いまいちそのあたりの描写が弱かったので残念。
ただ、単行本で頻繁に描かれている、”複数のお尻を並べる描写”は(時期的にも)こちらが初出なんですが、ココが良いのです。
だいたい↓表紙のような感じ(紹介帯があると隠れちゃうの)なんですが、こんなんが刺さるならば手を出すべきでしょう。
いかにも成年漫画というオチはいいんですけど、コイツのどこがそんなにいいんだろう。

異なるタイトルもありますが、「人妻チアリーダー」「人妻チアリーダー2」「人妻温泉」「人妻チアリーダーFINAL」という人妻を冠とした4話は、連続話になっておりました。
商店街対抗運動会にて、メガロード商店街は街の美人奥様らに温泉旅行を褒美として、チアガール姿による応援を依頼したのでした。
主人公「紅狼(くろう)」くんは、そんな奥様らと…と、だいたいそんなお話。

コメディーちっくな人妻モノですね。
ひでるさんは先の表題作より、こちらのが好みです。
なお、中表紙、目次イラスト、あとがきイラストもこちらの奥様方なのでした。

花屋さん、本屋さん
※左:花屋さん、右:本屋さん。
 皆さまむちむちです。こんなんなら、やっぱり写真撮りたくなりますよねー。 

1話目「人妻チアリーダー」は、ムチムチなスタイルとツインテールがアンバランスな花屋さんとの短編。
(※こちらの連続話ヒロインは、店名で呼ばれているのです)
裏表紙ではモロ出しになっている、期待通りにアンダースコート全開な内容です。
あんなもの(笑)をすぐ目の前にされたら、誰でも「紅狼くん」と同じ行動をとるでしょう。
なにしろ応援シーンでは、男連中が皆笑顔でカメラ構えていましたからねー。
後半では、いかにも人妻モノというシチュエーションもあり、実にオススメな1話となっています。

2話目「人妻チアリーダー2」は眼鏡な本屋さんのお話。
運動会当日では旦那にアピールしてみたり、その後にもチア服を着ていたり、と知的な雰囲気があるわりになかなかお茶目なことをやっておりました。
恥ずかしがる反応もいいですね。
かなり凶悪な巨乳の持ち主で、全話と比べて比較的胸が目立つ内容になっております。
転んで押しつけられるという、お約束もしっかり再現されておりました。

ご褒美の温泉旅行に、荷物持ちとしておまけに同行させられてしまった「紅狼くん」という3話目「人妻温泉」
始まって2ページ目の描写は妄想なんですが、これはいい!
…窒息しそうですね。
懐かしのPCゲーム「バトルスキンパニック」を思い出します。
当然ながら温泉は混浴で、皆さまと共に入浴することとなる「紅狼くん」
この後の展開が、なにげにリアルだったところは逆に良かったと思います。
こちらでは「あらあら」が口癖という、もっとも人妻っぽい喫茶店さんとのえっちになっておりました。
当然ながらチア服ではないんですが、その代わりに最終話「人妻チアリーダーFINAL」にて、酒屋さんも加えた4名とのチア服コスプレえっちがあります。
なお、こちらでも当然”複数のお尻を並べる描写”が見られるんですね。
しかもチアガール姿なので、迫力満点でした。

本屋さん、芹沢さん
※左:本屋さん、右:芹沢さん。
 比較画像になっています。お気に入りなので、再度本屋さんです。

同じく、”複数のお尻を並べる描写”がなんとテニスウェアで見られるという短編「特訓」
キャラとしては弱いものの、ほぼ全編がえっち描写です。
アンダースコートやブルマなど、こちらも完全にお尻話となっておりました。
ほか、「西脇」くん、「芹沢」さんという同級生の「金髪ツインテール」、担任教師と「伊東歩」さんの「金髪ストレート」は一応シリーズなのかな?
どちらも、金髪な女の子とのコスプレえっち話になっておりました。
特に「金髪ストレート」ですが、生徒を更生させたまでの前半部分がガタガタと崩れる中盤以降が素敵です。
まぁ、男なんて所詮あんなもんでしょうね。
(※ちなみに、カバー裏のショート「奥様ストレート」は「金髪ストレート」の金髪でない「歩さん」とのコスプレえっち話です)
義妹「絵子」さんとの「ふたりのはなし」は、お尻でぐりぐりされる短編でした(笑)

若干太めな強い線で、非常に細かい描き込みがされている作画。
ページ全体はごっちゃりで、濃くコテコテとした感じがありました。
大きめな絵なので、頻繁に枠線をぶち抜いています。
変形コマも多様されてますね。
むっちりとしているのはいいんですが、ややバランスが犠牲になっているところがありました。
なお、収録では最も古い「金髪ツインテール」は顔のバランスが微妙で目立ちます。
他はそれほどでもありませんので、ご安心下さい。
初単行本にしては安定していると思います。

以上、そんな訳で非常に癖のあるタイプの絵柄です。
大まかには↓表紙・裏表紙での判断で良いでしょう。
なお、↑上でもさんざん書いてきましたが、やたらお尻に注力された単行本なのです
そんな訳で、自然とパンチラも多め。
特にアンダースコートのフリル加減がお好きな方には、オススメな1冊でしょう。

ふたり嫁 (メガストアコミックスシリーズ No. 181)ふたり嫁 (メガストアコミックスシリーズ No. 181)
(2008/08/19)
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tag : コアマガジンコスプレツインテールパンチラコメディーアンダースコート

■キラ☆キラ (上田キク)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■■
・属性 : 原作ゲームコメディー
・おまけ: あとがき。
・その他: 原作「OVERDRIVE」、
       全て表題(4話+α)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「上田キク(うえだ・きく)」センセの「キラ☆キラ」です。

いや毎日暑いですねー。
色々あって、やや疲れ気味です。
ビジネスマンな皆さまは、だいたい今頃が夏休みなんでしょうかね?
…う、うらやましい。

さて、ぐったりなひでるさんは置いといて、こちらは原作がPCゲームというコメディー「キラ☆キラ」です。
作画を担当されている「上田キク」センセの漫画はこれが初見。
絵柄が好みな系統なので、なんとなーく手にしました。
PCゲームの漫画版で1巻完結というのは、博打要素ありましたが…これがなかなかオススメなのです

「樫原紗理奈」「椎野きらり」「石動千絵」
※左から、「樫原紗理奈」、「椎野きらり」、「紗理奈」、「石動千絵」
 左はお泊りでのネグリジェ姿、右がステージ衣装です。

また一から真面目に部活やるのもだるくてさ…
テニス部をやめた主人公「前島鹿之助(まえじま・しかのすけ)」は幼馴染み「石動千絵」に誘われ、”ほとんど活動していない”という第2文芸部iへ入部しました。
その部室にて、お嬢様の「樫原紗理奈(かしわら・さりな)」、歌のうまい「椎野きらり」と出会います。
まったく別の意味で浮世離れしたその2人は「鹿之助」の持っていたライブビデオに魅了され、近づく文化祭の出し物としてパンクバンドを結成するのでした。
友人「村上」より楽器を借り、人気バンドの一員「殿谷健太」の指導を受けた4名は、3ヶ月後の本番まで練習を重ねるのです。
…だいたいそんな感じ。

原作は成年指定なんですが、やっぱりこちらは一般単行本。
毎度の如くひでるさんはPCゲーム未プレイですが、今後はプレステとか携帯アプリなども予定されているそうです。
へー、人気あるんですかね。
例によって漫画版にはえっちシーンは無論のこと、サービスシーンすらほぼ皆無でした。

…が。

なんでパンクなのかなぁ、と思ってましたが、なるほどそこがコメディーになっているんですね。
可愛らしい女の子らが(半分意味も分からぬまま)過激な単語を連発する様は、見ていて楽しいものです

お嬢様「樫原紗理奈」
※お嬢様「樫原紗理奈さん」
 ひでるさんのお気に入り。左の服はもの凄いこととなってます。

単行本では、車で送り迎えをされているほどのお嬢様「紗理奈さん」
笑顔で「豚野郎」とか言ってみたり、運転手と怪しげなプレイをしたりしておりました。
また身体が弱いという設定があり、儚げな容姿である割には、なかなかのスタイルをお持ちなんです。
大きいですね。
ステージ衣装もセクシーです。

いかにも正ヒロインという「きらりさん」は登場回数多めでしたが、いい娘過ぎてちょっと毒に欠けるかなぁ。
特に3話は彼女の主役エピソードという感じなんですが、もうひと捻りほしい気がしました。
…なんとなく。
緊張のあまり、訳のわからん行動をとるのは面白いんですけど。

また、バンドでは女装している「鹿之助くん」なんですが、2話途中にて語られるトラウマ部分、4話でのモテモテな様が素敵です。
とある理由でヒッチハイクすることとなるんですが、「きらりさん」では止まらなかった車(←「千絵さん」曰く”色気が足りない”とのこと)が、女装の「鹿之助くん」がアピールするとバンバン止まる描写などが最高ですね。
プライドがズタズタになっているだろう「きらりさん」の表情も非常に良かったです。

あうあう、な「きらりさん」
※おまけ:あうあう、な「きらりさん」
 もっとこんな感じを出してもよかったかなぁ。

お話は4話とかなり短いんですが、全体的にまとまった単行本でした。
気になったのは、3話、4話の並びくらいですかね。
前述したように原作は知りませんが、選んだエピソードも適切だと思います。
ゲーム原作の漫画版としては、かなり良質な出来栄えと言えるでしょう
なお、パンク用語辞典などもありましたよー。

かなり絵柄が変わっているんですが、それは大丈夫なのかなぁ。
中扉のカラー絵には、よくある原作絵(※片山真二さん)とのコラボなんですが、同じ服を着た「きらりさん」がまさしく別人のようになっていました。
ただ、決して悪くなっている訳でなく、原作絵は成年ゲームちっく、単行本は漫画ちっくという違いなのです。
ひでるさんとしては、漫画版のが好みです。

しっかりと引かれた、やや強い線の絵柄。
柔らかさには欠けますが乱れは少なく、全体的に安定しておりました。
構図や濃淡などのバランスについては、適度な感じだと思います。
まんまるな黒眼と尖った顎、ばっさりとした髪が特徴。
基本的には可愛らしいキャラ絵ですが、目は比較的小さめ・輪郭は広めということで、爽やかな綺麗さもありました。
できれば、いつものジャンルでも見たいですねー(笑)
大まかには↓表紙ですが、裏表紙にカット絵があるのでそちらが判断にオススメです。

ひでるさんの読後感は”もうちょっと見たいなぁ”でした。
ゲーム未プレイな人間にそう思わせたことこそ、漫画版が成功したと言えるでしょう。
オススメです。
逆にファンの方は…絵柄の違いが問題なければ、ですかね。

キラ☆キラ (角川コミックス ドラゴンJr. 131-1)キラ☆キラ (角川コミックス ドラゴンJr. 131-1)
(2008/08/09)
上田 キクOVERDRIVE

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※こちらがゲーム版
キラ☆キラキラ☆キラ
(2007/11/22)
Windows XP

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tag : コメディー原作ゲームビジネスマンネグリジェ

■Escape Creator (井上よしひさ)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・緊縛
・おまけ: 描き下ろし「縄原縛郎の女体緊縛ルポ」、
      カバー裏に別絵・ダムダム講座。
・その他: 折り返しにコメント、短編×8
      (うち「縄原くんシリーズ」×4)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「井上よしひさ(いのうえ・よしひさ)」センセの「Escape Creator ~責絵少女~」です。

いきなりですが…

これは良いです!

たぶん、「井上よしひさ」センセの最高傑作というべき単行本であると思います!!


まぁ、単にひでるさんがこうしたもの好きなだけなんですけどね。
(※緊縛とか黒タイツとか独立した短編がまとまるとか…まぁ色々)

さて、こちら「Escape Creator ~責絵少女~」は成年漫画だけだと8冊目(くらい)な単行本。
「井上よしひさ」センセと言えばやっぱりポニーテールなんですが、こちらのジャンルとしては「緊縛」となっております。
えー、こうした可愛らしい絵柄で、かつ緊縛をメインにした単行本ってのは、そうそうないでしょう。…たぶん。
そんなん好きな方はオススメ。

ダム蜂さん、淳さん
※左:ダム蜂さん、右:淳さん
 カバー裏でダム講座をしているのが、その「ダム蜂さん」です。

収録の「淳~すなお~2008年・初春」は単行本「淳~すなお~」に収録された、同タイトル中編の主人公「横山ヒカル」、ヒロイン「鈴代淳」の後日談です。
お話としては相変わらずで、「淳さん」に誘われた「ヒカルくん」が緊縛プレイをするというもの。
具体的には、”緊縛”というより”磔”なんですが。
そうしたシチュエーションがためか、盛り上げようとする「淳さん」は設定をつけるんですが…
しかしこの私、セーラーメガネタイツ刑事はどんな拷問にも屈しないわ!!
…とか言っておりました。
どんな刑事だ(笑)
眼鏡と黒タイツが特徴である「淳さん」の健在ぶりが幸せでした。
ふと思い出す単行本は「独蛾/月吉ヒロキ」ですが、やっぱり”黒タイツとそれ越しの下着”ってーのは実にいいもんですね。
↑あの台詞は、なにげに短編のポイントを押さえているのです。
なお、フィギュアスケート部の「川村美央」さんはやっぱり出番ありませんでした。

今回単行本では、なんと言ってもコミックスをまたいで登場していた「縄原くんシリーズ」が収録のメイン。
漫画家のアシスタントとして登場する「縛遼太郎(PN)の実践緊縛され講座」、陸上部の後輩という位置づけの「緊トレ」、温泉スタッフとして顔を見せている「緊縛温泉縄目の湯」、そして彼の正体などが明らかにされる最終話「Escape Creator ~責絵少女~」という4話です。
ほか、「淳~すなお~」収録の「縄道~ROPE WAY~」、「Escape Artist」収録の「Escape Artist」が全シリーズなんですね。
もし読んでいない方は、ぜひそちらも揃えるのをオススメします。

↓表紙を飾る、緊縛えっち漫画家「縛遼太郎」先生の「縛遼太郎(PN)の実践緊縛され講座」
ラストの漫画、描き下ろし「縄原縛郎の女体緊縛ルポ」などを考慮すると、彼女がシリーズのメインヒロインかもしれません。
眼鏡と黒タイツは「淳さん」と同じですが、全体的にふっくら気味であるのが最大の特徴。
比較的身体はふくよかで、輪郭も丸めに描かれておりました。
こうした漫画なので、実に最適なキャラと言えるでしょう。
なんとなくですが、脱ぐ前のがえっちに見えますよ。

緊縛えっち漫画家「縛遼太郎」先生
※緊縛えっち漫画家「縛遼太郎」先生。
 こんな感じ。服着ているほうがえっちくさいのです。いいなぁ。

「緊トレ」、「緊縛温泉縄目の湯」という2話。
当初はロングなんですが、どちらも途中からなんかんのとポニーテールにするのが良いですね。
普段は人畜無害そうな「縄原くん」が、すっと冷たく表情を変えるのが素敵です。
やっぱり男子はかくありたいですよねー
短編「緊トレ」では、なにげに扉絵の縄跡がえっち。
お話で面白いのは「緊縛温泉縄目の湯」でして、なんやーかんやー言いながら、興味本位に自ら縛ってしまうパターンでした。
温泉スタッフとして登場する「縄原くん」ですが、うまーく誘導した感じです。

シリーズ総括漫画「Escape Creator ~責絵少女~」
こちらでは、それまで出演していたヒロインらが再登場しておりました。
詳しくは単行本にてどうぞ。
こうした「和」っぽい雰囲気で、重ためな背景を抱えているようなネタは、PCゲーム「月花美人」から大好物なひでるさんなのです。
それぞれ独立した短編としても楽しめ、たまに緊縛豆知識のようなものもありました。
そうしたジャンルが好きな方は無論、そうでない方も趣味趣向を揺り動かされるかもしれない漫画です。
オススメです。

コメディー描写
コメディー描写:「御子柴理恵子さん」
 巫女さんも縛られます。

ほか、「御子柴理恵子の緊縛」、「電波少女」という2話も、上記シリーズとは無関係ですがそうした系統。
「御子柴理恵子の緊縛」はタイトルそのまま、実家が神社である「御子柴理恵子」さんが同級生「ヤワタ」くんにお願いして縛られるという短編。
コメディーちっくに描かれた、強引な誘い方が素敵です。
「電波少女」はとある理由がため、勝手に縛られていく姉のお話。
こちらも、非常にコメディー色の強い短編でした。
シマパンはいいんですが、ああも丸出しだとなんだか嬉しくないのが不思議よ。
収録では、唯一縛りと無関係な短編「ひねりもなんにもニャい」
ヒロインは猫の擬人化なんですが、微妙に可愛くないところが最大のポイントでしょう(笑)
うん、「~耳」だからと言って、必ずしも美少女(…に耳と尻尾デスか?)な訳ないですもんね。
これはなかなか新鮮でした。

やや太めで、強い線のくっきり絵柄。
どちらかというと濃いめで、ページは賑やかです。
一般でも活躍されているだけあって、各描写についてはさすがの安定感でした。
特にコメディー部分の崩しなどは抜群ですね。
(※当然、縛りの描写も巧くえっちに描かれてます)
大き過ぎないきらきらとした目、広めの輪郭、そしてポニーテールが特徴。
ロリ過ぎず、アダルト過ぎずという、どっちつかずな雰囲気があります。
お話ともども作風を確立されており、多少の癖があるのでご注意下さい。
なお↓表紙は塗り方がためか、やや雰囲気異なります。
(※過去に発売された「Escape Artist」と、タイトル・表紙を合わせたそうなんですが、色の塗り方、構図などはひでるさんの好みなので実に嬉しい仕様ですけれど)
紹介帯があるならば、その裏面が参考になるでしょう。

ちなみに、同日発売された「おじいちゃんは少年探偵 4巻」とで、”特製小冊子の応募者全員サービス”があります。
締切は9月10日なので、気になる方はお早めにどうぞ。

EscapeCreator

Escape Creator (セラフィンコミックス)


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tag : コメディーポニーテールシマパン

■SHI-NO -シノ- (東条さかな)

★まんがデーター [7/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 交流・難解
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵。
・その他: 初単行本、原作「上月雨音」、人物紹介、
      カラー(4P)、全て表題作(全5話)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「東条さかな(とうじょう・さかな)」センセの「SHI-NO -シノ-」です。

こちらは、原作が小説の漫画版ですね。
うーん、そっちは人気あるのかなぁ…。
とりあえず、毎度の如くひでるさん原作については未読です。
そのため、単純に漫画を読んだだけの感想を書かさせて頂きます。

さて、こちら「SHI-NO -シノ-」は「東条さかな」センセの(おそらく)初単行本。
センセはイラストな方らしく、ゲーム原画などでも活躍されておりました。
漫画はいかにもそんな感じですね。

支倉志乃
※ヒロイン「支倉志乃ちゃん」
 実際にいたら…もの凄く扱いづらい娘でしょうねー。

小学校5年生の「支倉志乃(はせくら・しの)」さん。
近所に住む”歳の離れた幼馴染み”という主人公は、忙しいその両親に代わって彼女の面倒を見ておりました。
好んで食事などの世話をしているんですが、独特な感性と大人びた発言の「志乃ちゃん」には戸惑うこと多々なのです。
…たぶん、こんな感じ。

黒い瞳と髪を持つヒロインの「志乃ちゃん」
有名私立大学付属という小学校の制服も黒で、しれっと無表情な彼女に合ってビジュアル的には正解。
ただ…この「志乃ちゃん」ってのは何者?
どう見ても、小学生という設定には無理を感じました。
あんなんでは、主人公がオロオロと振り回されるのも当然でしょう。
特に説明はありませんでしたが、なんなんだろうか。
どっかの誰かさんみたいに実は千年生きている魔女であるとか、単純に姿が幼いだけとか…まぁ、あのアンバランスさが売りなんでしょうけれどね。
確かに独特でしたが、非常に現実感のない世界になっておりました。

こんな雰囲気
※おまけ:こんな雰囲気です。
 小説はもっとサスペンスちっくなのかなぁ。

ちょっと調べて分かりましたが、こちらの原作はミステリー文庫ということで、本当は事件モノな様子。
しかし、こちらはミステリアスな少女「志乃ちゃん」と主人公の交流話なんですね。
(※いちおう、周囲では事件めいたことが起こっているようでしたが)
また、漫画ではちゃんと段階を経ていないこともあって、敷居の非常に高い漫画になっております
完全に小説が好きな人向けですね。
お話はやたら難解で、↓表紙そのまま重たい雰囲気。ついでに文字も多め。
裏表紙にあった、「友達以上恋人未満な物語」ではラブコメちっくなものを想像しますが、実際は違います。
こりゃオススメしません。
ひでるさんの弱い頭では、何を言わんとしているのか、訴えたいのか、よく分かりませんでした。
サブキャラ「涼風真白」さんに敵意を向けたりする様など、良い部分もあったんですけどねー。

非常に独特な線画の世界。
細く儚げな線はどこかたどたどしく、やや乱れがち。
キャラ絵などはこざっぱりとしていながら、全体的にはごっちゃり描かれる方でした。
イラストメインな方にありがちな、絵の強弱も極端で不安定。
まぁ、珍しく小説版のイラストと同じなので、そちらが好きであれば問題ないでしょう。たぶん。
大まかには↓表紙そのままなんですが、色があるだけ白黒絵よりも良く見えます。
ちょっと注意。

なんとなーく、「ま☆くわ」センセの絵に似ているかなーって読んでいる際に思っていましたが、全然違いました(笑)
ヒロイン「志乃ちゃん」がどことなくそれっぽいだけでしたね。

SHI―NO ―シノ― (角川コミックス ドラゴンJr. 129-1)SHI―NO ―シノ― (角川コミックス ドラゴンJr. 129-1)
(2008/08/09)
上月 雨音東条 さかな

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※こちらが小説版。
SHI-NO夢の最果て (富士見ミステリー文庫 76-7)SHI-NO夢の最果て (富士見ミステリー文庫 76-7)
(2008/03/08)
上月 雨音

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tag : ゲーム原画ラブコメサスペンス

■コスってあげる! (千葉哲太郎)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・コメディー
・おまけ: あとがき、描き下ろし「おネコさま」、
      カバー裏におまけマンガ。
・その他: カラー(10P)、短編×12(描き下ろし含む)
             
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「千葉哲太郎(ちば・てつたろう)」センセの「コスってあげる!」です。

こちらのブログでも紹介しました、初単行本「ハグしてあげる!」に続く2冊目。
以前、読ませる技術(=話が楽しい)をお持ちで、作画向上するであろう今後が期待できる漫画家さん…と書きましたが、いま一歩かなぁ。
↓表紙・裏表紙を見ると、「~耳」とか満載な単行本に見えますが、実際は半々くらい。
ただ、そうした人外キャラの短編は楽しいものでしたので、そんなん好きな方にはオススメです。

芳野さん、猫又「タマさん」
※左:コスプレイヤー「芳野さん」、右:猫又「タマさん」
 比較絵です。左が最新(2008)、右がもっとも古いもの(2003)

カラー原稿を含む表題作「コスってあげる!」
なるほど、”コスって”というのは、コスプレな意味なんですね。失礼しました(笑)
コスプレイヤーなヒロイン「成田芳野」さんが彼氏「五郎」くんにそっち系の興味を持ってもらうために色々頑張るお話。
たいていは男女逆なんですが、こちらは女の子が積極的なところがポイントです。
(※一緒にイベントへ参加してもらいたいのね)
途中にあった「芳野さん」の脳内にて、
あああっ、今の今までコスプレ否定していた人間が喰いついて来てる!!超楽し~~~~っ!!
という付近は、妙なまでに面白かったです。
そうした王道な流れもいいんですが、どうせならオチ以降のお話も見たいですよ。

一方、「メイドの土産」は「広貴」くんが自分の誕生日に彼女「藤崎倫子」さんへメイドコスプレをお願いするという基本的なお話…かと思えば、まったく異なる展開を見せていました
2ページ目以降は完全にコメディー漫画ですね。
なお、同じくメイドを冠とする「変身メイド服」は演劇部にて男の子がメイドコスプレををする短編でした。

「慎太郎」くん、「詩乃」さんのラブコメ「コスプレエッチ」
服を処分しようとしたら、高校時代の制服などが出てきて…という、これは期待通りに展開する短編
セーラー服からブルマ、スクール水着という具合に次々と着替え、それぞれにえっちシーンがあるという、大変に盛りだくさんな内容でした。

狐耳「八重さん」、兎耳「モモさん」
※左:狐耳「八重さん」、右:兎耳「モモさん」
 どうしてもコメディー路線になっちゃうんですねー。

そうしたコスプレと共に、こちらの単行本で特徴的なのが、紹介帯にも書かれていた人外な皆さんらの各話です。
ペットであった兎「モモ」さんが人間の姿になるという「リンカネーション」
普通ならばラブラブ話に発展しそうなもんなんですが、そうしないのが「千葉哲太郎」センセ流。
腐った人参によって生死をさまよったほか、散々な仕打ちをされてきた「モモさん」は、ここぞとばかりにいきなり刀を振りまわしておりました。
そのくせ、ほっておくと「ウサギは寂しいと死んじゃうんだぞ!!」とか言って背中にとっついてくるあたりの加減がいいですね。

厄病神「とと子」さんの王道展開な短編「守り神様」
なんだか、ヒトダマみたいなのをはべらしている「とと子さん」なんですが…厄病神ってそんなんでしたっけ?
キャラ的には、いじめてオーラを出していたリニューアル前のが好みです。

「物の怪の人たち」に登場する「要八重」さんは狐を先祖とした、裏表紙を飾っている娘。
最近よく見かける、狐耳・尻尾な娘さんですね。
こちらには、カワウソの変化した「田中」さんというキャラが出てくるんですが…なにげに彼が良い味を出していました
「八重さん」よりも目立ってます。
ほか、表紙を飾る猫又「タマ」さんとのバトルコメディー「キャットライフ」、悪魔「くまこ」さんの「悪魔が来たり手て笛を吹かない」などが収録されておりました。
…で、それら人外キャラたちが大集合しているのが、描き下ろしの短編「おネコさま」なのです。
これが、4ページというのが惜しいくらいに、よく出来たコメディーでした。

厄病神「とと子さん」
※おまけ:厄病神「とと子さん」
 こんな感じなのです。

濃く太めな線のさっぱりとした絵柄。
新旧原稿ともども、適度に荒れた感じが特徴です。
バランスとしてもやや弱いところがありますが、勢いで押すタイプなのであまり気にならないと思います。
今回は収録で古い原稿もあり、全体的にも不安定。
下手ではないんですが、コメディー描写が強いだけ崩し絵の方が目立っておりました。
実際の白黒絵よりも↓表紙・裏表紙がだいぶ綺麗に仕上がっているので、ご注意ください。
紹介帯がついていれば、裏にカット絵があるので参考に良いでしょう。

やはりお話は良く、読むに楽しい単行本でした。
もうすこし作画が安定すれば、一般系でも活躍できる方だと思います。

コスってあげる! (ホットミルクコミックス 271)コスってあげる! (ホットミルクコミックス 271)
(2008/08/09)
千葉哲太郎

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tag : コスプレコメディースクール水着コスプレイヤー

■カナ式!ラジオスター (永野あかね)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : ラジオ・アイドル
・おまけ: 花崎圭司「カナ式!裏話」、
      4コマ「どこでも☆ラジオスター」
・その他: 原作「花崎圭司」、全て表題作(7話)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「永野あかね(ながの・あかね)」センセの「カナ式!ラジオスター」です。

こちらではまだ紹介してませんが…「触手姫/黒葉」の2巻見ました?
収録された冒頭7話「ミヨちゃんの殺虫剤」なんですが…センセはこういうのよく描けるなぁ、と。
こないだの「コンビニん/和六里ハル」にもありましたけど、黒い害虫「G」が大量に発生するという、なんとも体がカユくなるような、とりあえず部屋全体を見渡したくなるような、気色悪いエピソードなのでした。
げんなり。

…そんな訳で、あらかじめ予定していたそちらは敬遠し、「永野あかね」センセの最新コミックス「カナ式!ラジオスター」にしたのです。
無難なつくりながらサービスたっぷりで、なかなかオススメな単行本に仕上がっております

遠山可奈_その1
※タレント「遠山可奈さん」
 お仕事中です。なかなか気合い入った娘さんなのでした。

フォローよろしく頼むわ
構成作家の主人公「野々村」は、事務所をたたんだ社長「日田」によってタレント「遠山可奈」を押しつけられてしまいました、
おまけに、「日田社長」は番組の制作費を持ち逃げしており、その後始末も「野々村くん」が取ることとなったのです。
急遽依頼された5分間の雨傘番組に困惑する「野々村くん」でしたが、ふとした切っ掛けから「可奈ちゃん」に一流のDJとなる素質を発見。
再び仕事の活力を取り戻すのでした。
…だいたいそんなお話。

アイドル「可奈ちゃん」と共に、主人公「野々村くん」の奮闘記。
その2人以外に主要なキャラクターはおらず、各話のゲストらとラジオ番組を作る風情の漫画なのでした。
ただ、ラジオ番組と言っても座ってトークするようなものでなく、サッカーにプロレスというアクティブなものばかりで、果てはミニスカサンタのようなコスプレちっくなものまでありました。
良いか悪いかは置いといて、あまりラジオっぽくはありませんね。
センセの漫画にて、「トキメキ☆とらいあんぐる」というアイドル漫画がありましたが、そんな感じですよ。
業界ネタはちょっとだけ、さらりと読めるお話は明るく軽いものでした。
このあたりはいつも通りですかね。

遠山可奈_その2
※普段の「遠山可奈さん」
 言葉がそのまま映像になってしまうので…こんなコスプレえっちが展開されるのです。

いきなり胸のドアップなヒロイン「可奈ちゃん」から始まる単行本。
大変に露出は多く、豊富なサービスシーンが今回単行本の最大の特徴です
各話の冒頭シーンはその回のシチュエーションを基本としたコスプレえっちから始まるお約束。
(※ややコメディーっぼく処理されています)
さらに、「可奈ちゃん」の”実況を聞くと実際に映像が浮かぶ”という「ホログラム能力」は、複数の「可奈ちゃん」がリスナーのお相手をするという、ビジュアル的に派手なもの。
毎度お馴染みなパンチラは無論、全裸や縛られているシーンまでありました。
なお、ちょっと気になったのが1話目「おしかけ☆ラジオスター」の中頃部分。
やられちゃいました……
とか言っているんですが、「可奈ちゃん」はなにゆえAVなんか見ていたんだろう。
屈託ない娘でしたけど、ひねくれた見方をすると誘ったぽい感じもするんですよねー。
私の処女奪ったくせにぃ」とか言ってましたし。
(※というか、あーんな能力あるなら、とっくに経験してそうなもんだけれど)

くっきりとした強い線の安定感ある絵柄。
画面はごっちゃりと賑やかで、ぶち抜き、アップが多め。
ややバランス微妙なコマもありましたが、全体的にはさほど問題ないと思います。
ヒロイン「可奈ちゃん」ほか、女性陣の可愛さとむっちり感は相変わらず。
それよりなにより、「おとミヤ!」、「ラブケア~永野あかね作品集」などではイマイチだったお色気描写が、前述したように非常に強くなっておりました。
ここは読者の期待通りな仕上がりでしょう。
素直に評価させて頂きます。

カナ式!ラジオスター

カナ式!ラジオスター (ジェッツコミックス)


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tag : アイドルパンチラミニスカサンタコスプレ

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 まんがとの出会いは一期一会。そんな、漫画の魅力についてのんびり書きたいと思います。
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