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■ぷりくり (あまなつまこと)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : ラブコメコスプレ
・おまけ: あとがき。
・その他: 短編×10(うち「ぷりくり」×8)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「あまなつまこと」センセの「ぷりくり PuRiKuRi」です。

すみません。
現在業務がいっぱい・いっぱいな上、情けないことにやや体調を崩しております。
早く横になりたいので、本日はちと簡単に…。
誤字脱字あったらすみません。

最近ではすっかりお馴染み、一般系えっち漫画「マンサンコミックス」と「あまなつまこと」センセの組み合わせ。
そちらにて3冊目となる単行本は「ぷりくり」です。
ブログで紹介している「りかちゃんはうす」、「ぷち☆うぃっち」らが良かったので、こちらも手に取ってみたのです。
明るい読みやすいお話と、洗練された厭味のないセンセの絵柄は、一般系えっちの「マンサンコミックス」によく合致していると思います
逆に、強烈な個性とか激烈なネタを求めている方には、物足りなく感じるかもしれませんけどね。

さて、表題の長編と短編という、組み合わせもいつも通り。
どちらも読後感の良い、ラブコメちっくなお話になっておりました。

にいなちゃん
※にいなちゃん、です。
 しかし、なにゆえ彼女はあの場所へ誘ったんでしょうねぇ。

表題作の中編「ぷりくり PuRiKuRi」
好奇心から、「立ち入り禁止」と看板の出ている塔へ無断侵入した「千尋」くんと「にいな」ちゃん。
ふとした拍子で本の下敷きになった「にいなちゃん」は、なんと死んでしまったのです。
侵入者に気付いた主「朔夜(さくや)」さん曰く、
”彼女は現在脱け殻状態で、構成している「素」は本の中のお姫様が持っている”
そんな訳で、お姫様から「素」を取り返すべく、「朔夜さん」のサポートを受けて本の世界へ旅立つのでした。
大雑把ですが、概ねそんなん。

ツインテールな「にいなちゃん」とのコスプレえっちな漫画ですね。
本の世界にいるお姫様(ヒロイン)らは、なぜか彼女とそっくり。
赤ずきんな2話ではオオカミ(動物コスプレ)、3話は海賊+スクール水着、4話は白雪姫なんですが、なぜかメイド服に眼鏡。
ちと展開に動きのある5話は黒髪の悪魔(制服っぽいもの)、そして6話は女王さま(※SM系のソレではなく)という具合。
また、現実ではない設定もキチンと活かされており、彼女らは「にいなちゃん」とそっくりながら、性格からスタイルまではそれぞれ微妙に異なっているのです。
3話はロリっぽく、4話では巨乳っぽく、という感じで描かれていました。

朔夜さん
※朔夜さん
 この娘も良いキャラでした。 

登場するヒロインを別キャラにした場合、メインである「にいなちゃん」の存在が薄くなってしまいます。
(※好きな娘なのに、ラストで1回するだけとか、よくありますね)
その点、全て彼女の顔としたことで、えっち回数は多く、自然彼女を正ヒロインとして認識できるようになっていました。
また単純なコスプレえっちに比べ、性格からスタイルまで異なっているなど、変化もあるのです。

なお、↑以上のような設定を投げっぱなしにすることなく、ちゃんと説明がされ、結論が出ていたのも良かったと思います
この漫画のポイントと言えるでしょう。
せっかく集めた「素」が一瞬でなくなってしまうドキドキ展開などありましたが、正直なところストーリーはもうひと捻りほしかったです
しかし、全体的にはまとまり適度で楽しく、和っぽいナビゲーターの「朔夜さん」もイイ雰囲気でした。
すんなり楽しめると思います。

お嬢様「つぐみ」、義妹「あかり」
※左:お嬢様「つぐみ」、右:義妹「あかり」
 この「つぐみ」お嬢様はぽーっとしたところが可愛らしい方でした。

短編「みかぼし」は、清楚な空気を漂わせる「つぐみ」お嬢様と仕える「桜井」のカップル。
ちとトロそうな可愛らしい方で、セーラー服でのえっちになっておりました。
なにげに、普段のぽーっとした表情のがいいですね。
「StepOut!」は、義妹「あかり」ちゃんと兄「祐くん」のラブえっちでした。

丁寧な細線のすっきりとした絵柄。
人物から小物までバランスに優れており、濃淡も適度なためページ全体は見やすくなっておりました。
幅広めな丸い輪郭と、丸く大きな目、開きがちな口が特徴。
どっちかと言うとロリ寄りだと思いますけど、アダルトなキャラも巧い方です。
個性はあるもののこざっぱりと軽く、極端に好き嫌いの出ないだろう作画でした。

どちらの単行本も平均点以上で、安定感あります
ぜひ、この路線で続けてほしいですね。

ぷりくり (マンサンコミックス) (マンサンコミックス)ぷりくり (マンサンコミックス) (マンサンコミックス)
(2008/11/29)
あまなつ まこと

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tag : ラブコメコスプレツインテールマンサンコミックススクール水着

■転生!?人生ゲーム (内村かなめ)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : アンソロジーコメディー
・おまけ: あとがき、ゲストページ、
      描き下ろし[扉絵、扉部分4コマ、など]
・その他: 短編×14、4コマなど。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「内村かなめ(うちむら・かなめ)」センセの「転生!?人生ゲーム~ひぐらしのなく頃に&うみねこのなく頃に」です。

発売日付近を逃すと、おそらく紹介する機会がないと思うので、本日はこちらをば。
アンソロジーの個人作品集ですね。
こちらのブログでは、過去に「アクアドロップ AQUAPLUS作品集/森田夏菜」、「KNIGHT GAME/楠見らんま」などを紹介しております。
たぶん、そんなんを取り上げる人はあまりいないと思うので(笑)
スキ間狙いなの。

レナ、紗音
※左:レナ、右:紗音
 ちょっと怖いレナちゃんです。紗音が驚いているのは…。

正直なところ、こうしたタイプは文が非常に書き辛いんですが…センセのため頑張ります。
何度か書いてますが、ひでるさんはかなめセンセのファンなのでした。

そんな訳で「内村かなめ」センセ久々の単行本「転生!?人生ゲーム~ひぐらしのなく頃に&うみねこのなく頃に」です。
同人ゲームに始まり、漫画、CDドラマやアニメ、家庭用ゲームから実写映画まで…と、ひととおりメディアを席巻した「ひぐらしのなく頃に」、それに続く「うみねこのなく頃に」を題材としたものですね。
なお、めずらしくひでるさんは「ひぐらし」「うみねこ」どちらもプレイしておりますので、知識あります。

とりあえず、ざーっと収録作品を並べてみました。
(※漫画タイプ、タイトル(「」内)、対応するお話(~編)、主要の登場キャラ、という順になっています)

■出題編
短編「どこまでもいっしょ」 鬼隠し編 レナと圭一
短編「遥かなフィールドオブドリーム」 鬼隠し編 レナと圭一+ほか部活メンバー
短編「プチラブ」 目明し編 詩音と悟史 (※実際「目明し編」は解答編ですが、こちらに収録されています)
4コマ「晴れのちくもり」 部活メンバー

■回答編
短編「詩音・ザ・スピードマジシャン」 詩音と監督(入江)
短編「現実と誰か」 詩音
短編「詩音の悟史攻略大作戦」 詩音と悟史
短編「MEET」 賽殺し編 梨花
短編「超お宝さがし」 罪滅し編 レナ+部活メンバー
短編「ねらいうち」 罪滅し編 圭一
短編「初めてのおもてなし」 祭囃し編 梨花と赤坂
4コマ「蜩真っ盛り」 悟史と詩音
4コマ「お世話になります」
4コマ「リセット人生」 梨花と羽入
4コマ「ひぐらしアフター」 部活メンバー 
4コマ「沙都子のなく頃に」 沙都子

■後日編
短編「いちばん!」 部活メンバー
短編「TIME AFTER TIME」 梨花と羽入
4コマ「なぞの転校生」 圭一と部活メンバー
4コマ「幕間劇場」

■うみねこ編
短編「恋バナ」 EP2「Turn of the golden witch」 紗音とベアトリーチェ
短編「マリッジブルー」 EP1「Legend of the golden witch」 紗音

詩音さん
※詩音さん
 かなり出番の多い「詩音さん」です。

全てブツ切り短編と4コマの構成。
一部は同人誌や描き下ろしからの収録でしたが、ほとんどがアンソロジー単行本にて発表されていた短編と4コマです。
こうしたジャンルなので当然ですが、非常に敷居の高い単行本に仕上がっていました。
ひでるさんは、↓そんなんだと考えます。

①漫画家さんが好みでないといけない。
 ここがほとんど全てでしょう。
 多数の漫画家さんが参加しているアンソロジー本とは違い、いくらゲームが好きでも漫画家さん(※絵柄ですね)が苦手な場合は、どうにもなりません。
 逆に、好きであれば、ハズレはほぼありませんが。
「内村かなめ」センセの絵はやや個性強めなんですが、 とりあえず「ひぐらし~」の絵とは合うタイプに思います
  
②せめてなんとなくでもゲームを知らないといけない。
 ちゃんとストーリーを追う、またはある程度の配慮がなされている原作ゲームの単行本とは違い、そちらのファン作品という風情です。
 雰囲気的には同人誌そのままで、ゲームを知っていることがあたり前、前提。
 知らない場合、まったくフォローがないためキャラの把握すらできません。 
(※ちなみにひでるさんは「月姫」も「Fate」も未プレイですが、「あるぴーぬ」センセの漫画を理解するためネットでお勉強しました)

③漫画家さんが押すキャラが好みでないといけない。
 原作では脇役であるキャラが、まるで主役であるかのように登場することが多く見られます。 
 こちらのブログで紹介しております「五月病症候群/仏さんじょ」のように、ちょっとしたイメージを大きく膨らませ、まるで別人のようになることもあるのです。
 上記の通り、こちらは「目明し編」プレイ後からラブ度が強まったという「詩音さん」がかなり目立っておりました

梨花、羽入
※左:梨花、右:羽入
 この2人の漫画をもうちと見たかったです。

そんなんですかねー。
そういったような基本要素とは別に、気になったのは「うみねこ~」の収録について。
前述しているように、各メディアにて展開されている、知名度の高い「ひぐらし~」作品だけで良かったのではないかなぁ。
これをわざわざ加えたのは、原稿が足りないため?
2話程度でページ数もちょっとなので、できれば単一ゲームでまとめてほしかったです

漫画は概ね期待とおり。
ほぼコメディーで押しており、「月華」にあったようなふとした巧みな心理描写は少なめ。
キャラの性格的なこともあるんでしょうけれど、これがちと残念でした。
短編「現実と誰か」は、センセお得意のいい話ちっくな流れで好きなんですが…オチは不要かなぁ。
あのまま、静かに終わってほしかったです。
まぁ、ある意味「詩音さん」らしいですけどね。
続く「詩音の悟史攻略大作戦」は、なんだか納得なお話でした。
確かに、第一声はああなっちゃうかもしれませんね。
ここでも、かなりはっちゃけた「詩音さん」が可愛らしいのです。
なお、「梨花ちゃん」は「内村かなめ」センセが扱いやすそうなキャラかなーと思っていたんですが、意外に出番は少なかったですね。
4コマ「リセット人生」、短編「TIME AFTER TIME」、など「羽入」との絡み部分は期待通りでした。

「うみねこ~」キャラたちはだいぶ可愛らしい雰囲気になっていましたが、もともと漫画ちっくだった「ひぐらし~」キャラについては原作ファンにも問題ないでしょう。
太めのもっさりとした絵柄で、大きな目と幅広な輪郭が特徴。
内容そのままコメディー崩れが頻繁で、このあたりは良し悪しかもしれません。
全体的に安定しておりますんで、↓表紙・裏表紙などを参考にして下さい。

ちなみに、もくじ部分には155ページに描き下ろし「オモイノハテ」というのがあるそうなんですが…この単行本146ページだけなのね。
これって落丁?カバー裏の4コマをさしてる(←たぶんコレだと思う)??
…それとも…………。

転生!?人生ゲーム

転生!?人生ゲーム~ひぐらしのなく頃に&うみねこのなく頃に作 (ミッシィコミックス ツインハートコミックスシリーズ)

★内村かなめセンセの漫画紹介記事
いちごみるく(※とくながともこ名義)
学園非合法勇者。
メイドさんは女王様
メイドさんは女王様4巻
もっと!委員長1巻



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tag : コメディーアンソロジー

■肉辱委員長 (まるキ堂)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ハード
・おまけ: カバー裏にあとがき。
・その他: カラー(4P)短編×8(うち「斬毛澤剛一シリーズ」×4)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「まるキ堂」センセの「肉辱委員長」です。

えー、”漫画の巧さと、合う・合わないというのはまったくの別モノ”だと改めて知らされました。
あまり発売が多くなかったので、色々手を広げてみたんですが…結果としてあまりいい結果ではなかったですねー。
そんな訳で、人は選ぶものの完成度は高い単行本だと思います。

坂里アス奈、赤茶塚麻衣
※左:坂里アス奈、右:赤茶塚麻衣
 ステキな委員長と憧れの先輩です。

今回の「肉辱委員長」は「まるキ堂」センセの5冊目。
ひでるさんはまったくの初見。
発売「ティーアイネット」さんなので、裏表紙の漫画カットが参考になります。
まぁ、カラーでもあまり変化ない方なので、↓表紙そのまま判断しても問題ないでしょう。
そんなんで、合わないかなーと思っていながら、ちょっと冒険してみたくなったのは…あのむちむち感に釣り上げられたのです。
このしつこいくらいのムチムチっぷりは、正直好みなのでした。

柔らかな細線のコテコテ絵柄です。
ベタは文字部分くらいだけで、ほかはトーンとカケ網(←…って言うんだっけか?
そのため色は薄く、トーンによるテカリがたまにあるものの、全体的には抑えめな色彩になっておりました。
ただし作画には迫力あり、枠線をまたぐほどの大きさと細部まで丁寧に描かれていることにより、内容に負けないド派手で過激な画面を表現しております
特に、ねばり・滴る液体描写は見事で、それだけでもえっちに感じられると思います。

縦横に大きい目と丸く幅広な輪郭が特徴。
透けるブラとか髪の毛など独特な表現なんですが…なんと言っても、えっちシーンでの緩んだ表情が凄いですね
かなり胸やお尻の目立つ描き方ですが、むっちりとしたスタイルなためバランス取れていました。

完全に御自身の個性を確立された方で、全体の安定感は抜群。
たぶん、成年漫画をよく知らない一般人の方々が想像する(かもしれない)ような、えろえろ絵です。
客観的に見て、作画は間違いなく良好です。
しかし、癖はかなり強い部類なので、評価が真っ二つに割れるタイプと思いました。たぶん。
どっちかと言うと、好みには近いんですけどねー。

続いてお話について。
最も表題に近い短編が、「肉欲請負い委員長」です。
クラスから性犯罪者を出さないため、非モテ男子の性欲全部あたしが請け負います!
えっち話にはドン引きするものの、”委員長の役目”として自らを提供する「坂里アス奈」さん。
さっさと済ませてよね」という、ツンデレちっくな台詞が逆にえっちです。
お尻だったり縛られたり、複数人数に好き放題されておりました。

独特な体質の持ち主「斬毛澤剛一(ざんげざわ・ごういち)」
10人中1人くらいの確率で存在する、彼のフェロモンに適合してしまう女性たち…。
彼女らがそれを嗅ぐと、たちまち色情で壊れてしまうという、実に強烈なものでした。
「剛一」がターゲットに選んだのは、生意気な「柿原歌音」、そして委員長「薔薇慈りんご」だったのです。

まったく罪な能力だよ

…とか当人が言っておりましたが、まったくその通り。
約半ページは彼のストーリーで、まさに単行本の顔というべきキャラクターでした。

柿原歌音、薔薇慈りんご
※左:柿原歌音、右:薔薇慈りんご
 この2人は不良に優等生、という関係なんですね。

前後編の連続話「あたしが餌食」は「柿原さん」の主役回。
暗示、というか、まるで脅迫みたいなフェロモン描写が見事でした。
ブサメン、とか罵っていた相手に成す術もなく屈服させられる様を堪能するお話です。
特に後編は過激なえろえろ展開でした。
ありゃ、教室へ二度と顔出せなくなりそうですねー。

おなじく前後編「私が餌食」は委員長「薔薇慈りんご」の主役回。
時間としては、「あたしが餌食」のすぐ続きとなっています。
本人曰く優秀で、委員長なども務めている優等生なんですが…ちと見られるお馬鹿っぽい言動が可愛らしい方。
眼鏡の図書委員「笠森まりの」も登場し、こちらも表題に近いお話になっておりました。
なにげに注目なのは、すっかり堕ちてしまった「柿原さん」でしょう。

短編「ヒ・ミ・ツ…?の送り狼」は収録でお気に入り。
眼鏡を無くした先輩「赤茶塚麻衣」
”伸ばした手の指先程度の距離から見えない”という目の悪さを利用し、彼女を公園にて襲ってしまうのでした。
その後も、まったく変わらない態度に歯止めがきかなくなり、何度もシテしまうんですが…と、だいたいそんなん。
やっぱそうだろうなぁ、という王道展開。
しかし、普段の明るい雰囲気と、ラストページでのギャップが見事でした。
…怖いねぇ。

ほか、憧れていた先輩が…という「犯り部屋先輩」は目隠し・緊縛、クラスで人気ある、真面目で清楚な「静谷乃奈美」さんはMっ娘だった、という「証明プレイ」などが収録されております。

縛ったり、複数だったりというハード系ではあるものの、痛い・臭い・酷いというやや方向ズレる過激さはありません。、
(※ちょこっとはある)
絵柄が合致すれば、このいかにもな成年漫画を楽しむことができるでしょう。

肉辱委員長 (MUJIN COMICS)肉辱委員長 (MUJIN COMICS)
(2008/12/05)
まるキ堂

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tag : ティーアイネットフェロモン

■サテンdeヒナカ (永井朋裕)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : コメディー・ヒーロー
・おまけ: 
・その他: 6話収録(全て表題作・1巻完結)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「永井朋裕(ながい・ともひろ)」センセの「サテンdeヒナカ」です。

当初はまるで買う予定でなかったこちら。
「永井朋裕」センセの漫画は初見で、店頭でも↓表紙にて合わないかなーって判断していました。
それなのに、とりあえず手を伸ばしてみたというこの偶然。
…漫画に呼ばれたんですね

おやっさんとお呼び下さい!
※おやっさんとお呼び下さい!
 ここで刺さるかどうかが分かれ目。

↓表紙からは、単純な喫茶店ラブコメっぽい印象を持ちました。
しかし、裏表紙にはヒーロー、喫茶店の主人、憩いの場、天然ボケ…という文面があり、それが最後のひと押しになりました。
そうなんです、これ実は変身ヒーローモノのパロディちっくな漫画なのです。
実写ヒーロー系に思い入れがあるかどうかで評価は変わると思いますが、好きな人には絶対オススメな1冊。

いや、これは面白いですよ!!

怪人が暴れ回ったり、ヒーローが退治に現れたり、というのが当たり前な世界。
喫茶店”Coffe de Hinaka”はそんなヒーローたちの憩いの場でした。
友人として、家族として彼らを支え続けた先代「橘勘兵」の意思を継いだ「橘ひなか」は、立派な「おやっさん」となることを目指して、日夜努力するのです。
…だいたいそんな感じね。

ヒーローとか、悪の秘密結社のパロディー作品というのはよく見かけます。
超常機動サイレーン/井原裕士」とか、「松ヶ丘エンジェル/めいびい」とか、こないだの「しるバ./爆天童」とかですね。
しかし、いわゆる仮面ヒーローに必須であった「おやっさん」に目をつけ、そちらを主役としたのはこれが初めてだと思います。たぶん。

橘ひなか
※おやっさん、を目指す「橘ひなか」
 ”天然にえろい”、巨乳な「ひなかさん」なのです。

さて、主人公の「橘ひなか」さん。
私のことは”おやっさん”って呼んでくださいって!
改造人間ではあるものの、普通に女性。
ぶるぶるとした巨乳の天然キャラで、言葉を書きためたという「おやっさんの心得」をバイブルに頑張っているのです。
この設定だけで、漫画はほぼ成功したと言えるでしょう
なるほど、こうした感じもあったか~、と素直に関心
一生懸命さがカラ回りする”火に油を注ぐタイプ”で、本来は脇役の立ち位置であるはずなのに物語をぐいぐいと牽引しておりました。

”天然にえろい”とは、そんな「ひなかさん」に与えられたもの。
これが、なかなか的確に彼女を表現した言葉なんですね。
さすがに直接はないものの、本作品は結構サービスシーンが豊富。
パンチラから半裸、そして全裸とよく脱ぐことが特徴で、あちこちでその巨乳を弾けさせておりました。
バストトップも隠されることなく頻繁に露出しており、「ヒーローのお身体のメンテナンスをする」という名目で、男湯にもタオル巻いただけの状態でたびたび侵入しています。
2話でのスーツのサイズが合わない(※しかも結局破れる)、指摘されてから自分が処女か気にする描写、5話にあった喧嘩仲裁での「もふっ」、は非常に良かったです。

登場するヒーローたちも個性的で、メタルヒーロー「メタライオー」こと「銀剛士」はそれなりの常識人で突っ込み役、ダークヒーロー「カーボタイガ」こと「麻炭深夜(ますみ・しんや)」は女性を受け付けれない童貞、鳥人戦隊ダイバードの紅一点「ホワイト・スワン」こと「白鳥舞」は戦隊内でふたまたかける、遊び慣れた方でした。
そちらの「舞さん」と「ひなかさん」という女性2人のコンピが、これまた楽しいので必見です。

白鳥舞
※「ホワイト・スワン」こと「白鳥舞」
 この方も実に良いキャラクターです。

太めな線の濃い絵柄。
強い黒ベタとトーン処理で、ややコテコテとした印象です。
コメディー色が強く勢いがあるため、豊富なサービスシーンも爽やかで、さほどえっちには感じません。
…まぁ、それは良し悪しかもしれませんが。
曲線の目立つキャラ絵はほぼ↓表紙そのまま。
ただそちらより、白黒絵のが味わい深いと思います。
安定しているので、極端に違和感なければまず大丈夫でしょう。

よく出来た設定・お話と個性的なキャラで、当初の予想をはるかに超えた良作品でした。
これで完結というのは実に惜しいですね。勿体ない。
悪の秘密結社「ザンゲリア」と海の家対決をする最終6話は良いオチで盛り上がったんですが、特にラストという雰囲気なく…ひょっとしてまだ続いたりするのかな??
ぜひ続くといいなぁ。

サテンdeヒナカ (リュウコミックス) (リュウコミックス)サテンdeヒナカ (リュウコミックス) (リュウコミックス)
(2008/11/20)
永井 朋裕

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tag : コメディーラブコメパロディパンチラバストトップ

■2次元×3次元? (真未たつや)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき、カラー描き下ろし「2次元×3次元?番外編」
      カバー裏に絵(表紙とリンク)・作品解説、加筆・修正あり。
・その他: カラー(8P)、折り返し4コマ、
      短編×11(うち「2次元×3次元?」×9)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「真未たつや(まなみ・たつや)」センセの「2次元×3次元?」です。

あまり発売のなかった週末にて、メインは昨日の「李KPA」センセと、こちら「真未たつや」センセかな。
こちらはたぶん2冊目で、成年漫画としては初。
中編「2次元×3次元?」と関連短編のみで構成された、まとまり良い単行本です。
全て近親ラブコメですね
どちらもコメディー色の強い、軽い漫画になっておりました。

柏木千佳
※柏木千佳
 2人に色々とされてしまう「千佳ちゃん」なのでした。

メインの「2次元×3次元?」は9話ほどの中編。
ツインテールな「柏木千佳」ちゃんのクラスでは、大好きなお兄ちゃんと”秘密の遊び”をすることが流行っていました。
「千佳ちゃん」もお兄ちゃんを誘おうとするんですが…ヲタクなお兄ちゃんはイベントに忙しかったのです。
出かけたお兄ちゃんの部屋へ侵入した「千佳ちゃん」は、そこでだんだん変な気持ちになってしまい…と、そんな感じ。

どーでもいいですが、どちらも止めませんねー。
背徳感がまるでない、兄妹の近親ラブコメです。
直接繋がりのある番外編「とりにてぃ★こみゅにけーしょん」、そして短編「例えばこんな双子の○○○」も同様に”遊び”と称してお兄ちゃんとえっちなことをする女の子という設定でした。

お話の前半部分は、どうにも趣味に走るお兄ちゃんに付き合う、普通の「千佳ちゃん」という形。
だんだん理解していく、ということもなく、まるでそっち要素が無い娘さんなんですね。
途中でアニメの良さを語るお兄ちゃんに対しても、次元の壁を感じておりました
しかし、漫画ではセーラー服からメイド服、チアガールに魔法少女と、コスプレえっちが展開されています。
毎回嫌がりながらも、なんやーかんやーと着てしまう「千佳ちゃん」が良いですね。
このことで、お兄ちゃんを3次元(自分)で独占できると考えたりするんですが…
コレ(「2次元)にはコレのいいトコがあってだな
という台詞がありました。
なかなか理解され難いものですが、これはその通りでしょう(笑)

部活の後輩「大谷さやか」ちゃんが登場する、「2次元×3次元?ぷらすっ」
この「さやかちゃん」は可愛い容姿とは裏腹に、なかなかしたたかな面を見せるキャラでした。
一方、「千佳ちゃん」は前回ラストで着ていた、体操着(ブルマ)姿で頑張っています。
ちなみに、こちらでは「とりにてぃ★こみゅにけーしょん」にてヒロインである、お友達「葵」さんも初登場です。

2人は仲良し
※2人は仲良し
 これだけ気が合っている両名ですが、恋愛とは別なんですね。

「さやかちゃん」の参加によりここから複数プレイとなるんですが…彼女は好きなのは先輩「千佳ちゃん」なのでした。
そっち趣味もある「さやかちゃん」はお兄ちゃんと気が合っていましたが、それはあくまでも同好の士という雰囲気。
会話も盛り上がって、えっちもしているんですが、彼女の目に映っているのは終始「千佳ちゃん」であったようです。
カラー原稿での犬プレイは妄想だったので除外するとして、なんだか新鮮だったお兄ちゃん・「さやかちゃん」のえっちも、外で聞き耳を立てる「千佳ちゃん」をターゲットにしたもの
おそらく、あれ以上の関係にはならないのでしょう。

そんなこんなで、「さやかちゃん」も攻め手に回ったことで、物語後半はやや調教ちっくな展開
拘束えっちから、首輪ペットプレイ、さらにアイテムまで使われてしまい、同時に前後をされてしまうのでした。
「2次元×3次元?ぷらすっ4」では医者・ナース・患者という役回りで、トイレへ連れていく流れまであるんですが…ここ、トイレの扉絵だけで済ませたのがどうにも残念。
可愛かったです…」とか、「さやかちゃん」が感想述べていましたねー。
もったいないなぁ。

↓表紙など、一見するとWヒロインのようですが、実は「千佳ちゃん」がメインを張り続ける漫画なのでした。
やっぱり、どちらとも良い関係を築きつつ、独特な存在感をみせていた「さやかちゃん」の存在は大きいですね。
当初はお兄ちゃんを取り合う予定だったそうですが、こうした設定は正解だったと思います。

大谷さやか
※大谷さやか
 こんな顔して、こちらも攻め手なのです。

その番外編というべき短編「とりにてぃ★こみゅにけーしょん」
ライバル関係である、お兄ちゃんと弟「耕太」くんの2人によって、競うようにえっちされる展開です。
ちょうど年齢が真ん中であるため、「葵さん」は姉でも妹でもあるところがポイントでしょう。

性格は正反対という双子、兄「晴海」くんと妹「日向」さんの「例えばこんな双子の○○○」
兄弟でする”遊び”って、知ってる…?
そんな台詞があり、着ていた制服も「葵さん」らのデザインとよく似ていたので、同じ学校かな。
双子というプラス設定があまり活用されていないったのは、逆にちと意外。
なお、「お兄ちゃん」ではなく「晴海くん」という呼び方のが、ひでるさんは好きです。

丁寧な細線のすっきり絵柄。
濃淡はやや薄めで、ページが賑やになっても見やすくなっています。
比較的小さなコマ割りが多く変化もあり、それがためかさくさくとしたテンポの良さを感じました
丸い輪郭と大きな目が特徴のロリちっくなキャラ絵です。
(※「真未たつや」センセは大きい胸が苦手な様子)
4コマも描かれているためか、特にコメディー崩しのキャラ絵は可愛らしく描かれています。
えーっと、裏表紙みたいな感じよ。
そんな訳で、判断については↓表紙・裏表紙で問題ありません。

ちなみに、折り返しの4コマは紹介帯の有無でオチが変化するお遊びがありました。
こういうのはいいですよね。

2次元×3次元?

2次元×3次元? (ポプリコミックス 39)



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tag : コメディーラブコメコスプレツインテール

■ぷらむコンチェルト (李KPA)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■□□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・カラーイラスト
・おまけ: あとがき。
・その他: カラー(98P)、カラーイラスト、
      白黒短編×3、カラーショート×19、
      初版のみポストカードつき。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「李KPA(すもも・けいぴーえい)」センセの「ぷらむコンチェルト」です。

うわうわ、なんだかずいぶんと久し振りですねー。
ひでるさんは初単行本「誰よりきっと近いから」から刺さっていたんですが…それ1995年発売なのね。
そっか、13年なんだ…。
今回の「ぷらむコンチェルト」は通算4冊目。
どちらかと言うと漫画家以外での活動多く、デザインからイラスト、ゲーム原画など、多方面にて活躍されている「李KPA」センセ。
年数のわりに巻数少ないのは、そのためです。

ユーニ
※ユーニ
 とりあえず「ネオリアル」のサンプルを。髪の毛表現は絶妙ですよ。

ずいぶんぺったりと薄い本でしたが、なんとこれ全146ページのうち、半分以上がカラーページ
あちこちのイラストや漫画が収録されており、漫画本というよりは最近の作品集という風情でした。
心なしか、紙質も良いようです。
(わかんないけど)

とりあえず店頭で見た、あの↓表紙にびっくり。
いやいや、かな~り絵の雰囲気が変化しましたねぇ。
ブログにあたりセンセのHPを確認してきましたが、単行本で追いかけるひでるさんはこの「ぷらむコンチェルト」までそんなん知りませんでした。
単行本中でも見かけられますが、昔からのデフォルメ強いものはそのまま、リアルな絵も描かれる、幅広い対応のできる方になっていました。
紹介帯にあった「ネオリアル」ですが、コレ「李KPA」センセが開発した手法の呼び名。
”リアル・アニメの中間くらいな雰囲気で、さらさらっと艶やかな髪の人物絵”、であるようです。
ちょうど↓表紙のような感じですか。
これが可愛らしくも色っぽく、実に独特なタッチとなっています。
うん、こりゃカラーページで押すの当然ですね。

ルミルナ、かすみ
※左:ルミルナ、右:かすみ
 無意識だったんですが…どちらもブルマになってしまいました。はぅ!

さて、カラーの漫画は4~5ページくらいのショート短編で19話ほど。
枠線なく、ほぼ1ページぶち抜きの絵になっており、漫画というよりもストーリー性のあるイラスト群でした。
美麗な絵を見て、ほわわー♪と、温かな気持ちになって下さい
ツインテール少女からオニ娘、ネコ耳に悪魔っ娘などのキャラたちが登場し、また制服からスクール水着、裸エプロンにチャイナ服という様々なコスチュームで楽しめます。

こうしたもののセオリーそのまま、正直なところお話はさしたるものではありません。
そこまで描き切れないでしょうし。
しかし、ファンタジー色のある「ルミルナ 解き放たれた封印」はなかなか良質のコメディー
まぼろしの魔法防具「ぶーるまぁ」なんてのが登場するんですよ。
触手にうねうねされるえっち展開なんですが、このページ数では異例な面白さでした。
ビキニ鎧風な仕上がりになっているため、意外とブルマ姿に違和感ありません。

「かすみ 頼れるマネージャー!」も短いながら、王道展開でオチまでよくまとまっておりました。
しかし、扉絵にあった上制服・下ブルマという”セーラーブルマ”が本編で登場しなかったのはちと残念。
また、全編剃毛プレイだった「みすず つるつる化計画」もそんなんがじっくりと描かれており、お好きな方には直撃・撃墜な短編でした。

いもうと星人、ヨーコ先生
※左:いもうと星人、右:ヨーコ先生
 白黒絵も洗練されてます。癖はありますが、こちらでも全然良いです。

一方。普通(?)の白黒絵な漫画は3話ほど収録されています。
兄妹の近親系「日課」
寝ている妹に色々しちゃう兄というパターンでした。
お兄ちゃんで教師という設定だったようなので、これはこれとして他シチュエーションも見たい漫画です。

「学校行きたくな~い?」と「木スペ!!襲来!!!いもうと星人」はどちらもコメディー色の強い短編。
うち、「学校行きたくな~い?」は眼鏡の先生「ヨーコ」さんと生徒の「カズ」くん。
酔っている「ヨーコ先生」が可愛いのです。
特にラストページはいいですねー。
しかし、途中にて差し込まれているデフォルメ強い絵については良し悪しかなぁ…。

タイトルがはっちゃけている「木スペ!!襲来!!!いもうと星人」
「いもうと星」から来た「いもうと星人」…とか、冒頭からカッ飛ばしていましたが、後半もそんな感じ。
どーでもいい感じ(※いい意味で)の軽い漫画でしたけれど、あんな展開になるとは予想外。
普通にえっちで終わると思ったんですけどねー。

…以上、やや漫画っぽくない単行本でした。
どう捉えるかでも評価は変わると思いますが、絵柄は一見の価値あり、と言えるでしょう。
初版のみポストカードがつくようなので、気に入った方は書店へダッシュです。
(※ちなみに絵は↓表紙の文字なしパターンですよ)

ぷらむコンチェルト (ムーグコミックス)ぷらむコンチェルト (ムーグコミックス)
(2008/12/05)
李KPA

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tag : コメディーツインテールファンタジースクール水着ゲーム原画ネオリアルビキニ鎧セーラーブルマ

■お姉さんの肉壺 (小石川れんず)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・お姉ちゃん
・おまけ: あとがき、ゲストページ、カバー裏に別絵、
      描き下ろし「オマケの香葉姉のツンデレ日記」
・その他: カラー(8P)、短編×11。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「小石川れんず(こいしがわ・れんず)」センセの「お姉さんの肉壺」です。

えー、色々あって急遽紹介する漫画を差し替えました。
ばたばたとしております。

以前こちらのブログでは、初単行本「恋・体・温」を紹介している「小石川れんず」センセ。
小石川ふに」センセとは関係…ないのかな、あるのかな。
すぐ記憶がなくなるひでるさんですが、珍しくお2人セットで覚えているのです。
(※ごちゃまぜな記憶なので、正確にはよく分かっていないのだけど)

2冊目の単行本は「お姉さんの肉壺」ですね。
タイトルそのまま、お姉ちゃん系な短編集でぐいぐいと押してくる単行本です。

凛子さん、薫子主任
※左:凛子さん、右:薫子主任
 どちらかと言うとアダルトちっくなキャラ絵です。

いきなりすみません、見ていてどうにも気になってしまったので、順序逆に絵柄の話題から。
あとがきによると、”いろいろ試行錯誤中”とのことでした。
キャラの描き方に変化ありましたが、そのことですかね。
他の部分は素人目には感じませんでした。

柔らかな線の絵柄。
トーン処理が強く、ページ全体は灰色気味です。
どちらかと言うとすっきりなんですが、そうした描き方なため適度なくらいの濃厚さもありました。
今風に洗練された雰囲気で、豊かな曲線のキャラ絵はなかなか可愛らしかったです。
○×でどちらか、と問われれば、間違いなく「○」な絵でしょう。

……が。

たまーに、バランスが大きく崩れる時があるんです。
比率で言えばおそらく10%程度なんですが、変な話”他が結構良い感じなので、そこだけ極端に目についてしまう”のですよ。
これが大きなマイナス点。
特に首回りが気になるのね
また、よくありがちな、大きな胸による崩れもちらほらとありました。
成年漫画では、ヒロインの身体というのは生命線。
せっかく女の子が可愛らしく描けているのに、これでは台無しです。
細かく見ると、引き絵でも極端に力が抜けるような弱さがありました。
ちょっとのことなんですけどね。

続いて、お話について。
どちらかというと、アダルトっぽい色気のある、リアル気味なヒロインの短編。
ひでるさんはこちらのキャラ絵のが好みです。
もっともその色が強い、姉「凛子」さんのお見舞いえっち「完全看護」
真意が読み辛い方でして、ほぼ無理やりにえっちする(される)様が可笑しいのです。
母さんの代わりよ
嘘だー!!
…というやりとりが良かったですよ。

「望月薫子」主任の「誘惑オフィス」、「泉」先生の「わくわく白濁実験」の2話も、目が小さめなリアル寄りの描き方。
うち、「誘惑オフィス」は仕事のできる女上司と、そうでない部下という王道パターン。
なんだか、随分可愛らしくなってしまう後半は良し悪しかも。
「わくわく白濁実験」はなんだかAVみたいな展開でした。
ちょっと脱力ですね。
どーでもいいですが、あれは授業時間なんだよなぁ…何をやっているんだか。

香葉さん、咲さん
※左:香葉さん、右:咲さん
 可愛い感じは「咲さん」を参照。「香葉さん」は…掲載するならこの絵だろうと(笑)

ほか、お姉ちゃんではない短編。
眼鏡な従妹のアンダーヘア漫画「なっちゃったの!」
扱うネタが「痔」ということもあり、剃毛からお薬の挿入まで、そうした趣味の方を直撃しそうな短編(笑)
冒頭のもさもさっとした濃いアンダーヘアが、後半で薄くなっているのはなんでだろう??
本人の想像よりも薄いというだけ?
いじめて系な容姿そのままという展開も良かったと思います。
「美緒」先生の「甘えさせてよママ」は幼児プレイみたいな漫画。
うーん、なんだかバカにされているようにしか感じないのは、ひでるさんにその傾向がないからなのかなぁ……。
あちこち上から目線で、”事情を聞いている”という言葉も、心なしか感じ悪いです。

「お姉様の言うことが聞けないの!?」は単行本の代表と言うべき、Wお姉ちゃんな漫画。
描き下ろしで収録の「オマケの香葉姉のツンデレ日記」
2人の姉を盗撮している「早田」くん。
居間の大画面でその映像を眺めていたところ、運悪く早めに戻った姉「紅葉」さんに発見されてしまうのでした。
拘束された上に色々されてしまった「早田くん」は、2番目の姉「香葉」さんに助けられるんですが…その映像には「香葉さん」も映っていたのです。
描き下ろし部分にもあるように、あくまでも行為を楽しむ「紅葉さん」に対し、「香葉さん」はだいぶ気持ちが入ってますね。
姉を盗撮するのもどうかと思いますが、これはどっちもどっちかな。
なお、ツインテールな「香葉さん」ですが、裏表紙・カバー裏・描き下ろしは本編よりも幼い雰囲気になっておりました。

ほか、既に結婚している姉「優菜」さんの「めいきなお姉ちゃん」
アイテムでないとイケない、という「優菜さん」に頑張るお話ですね。
ちと馬鹿馬鹿しいラスト以外は良かったです。
カラーのショート「ツンデレクッキング」は姉「咲」さんの裸エプロン、冒頭の短パン姿が良かった「千恵」姉の「とらわれの日々」、「脱皮しましょう」はお姉さんの優しい手ほどきな短編でした。

ユルめな描写が多いものの、お話は軽い感覚で楽しめました。
ひでるさんは細かい部分で引っ掛かってしまいましたが、全体的にはそう悪いものでないと思います。
どちらかと言うと好みな系統の絵であるので、今後に期待ですね。

お姉さんの肉壺

お姉さんの肉壺



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tag : ツインテールアンダーヘア

■フェアリーテールズ (ほりとも)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ファンタジー
・おまけ: あとがき、描き下ろし(?)「はみ射精し劇場」、
      カバー裏に別絵(表紙の続き)・キャララフ。
・その他: 初単行本、短編×8。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ほりとも」センセの「FAIRY TALES [フェアリーテールズ]」です。

毎度お馴染み、「キルタイムコミュニケーション」さんの単行本。
やっぱり触手にされてしまう、えっちな短編がずらりと収録されていました。
ただ、普通のそんなんとは違って、明るい結末が多いのは「ほりとも」センセの特徴です。
こちら初単行本とのことでしたが、高い完成度の単行本でした。
(※「堀江智宏」という名でも活動されているそうです)
読後感は悪くないので、比較的広範囲にオススメできます

トカゲっ娘戦士「シッポちゃん」
※トカゲっ娘戦士「シッポちゃん」
 キャラクターでは、やっぱりこの娘でしょう。

収録中でもっともキャラが目立つ「シッポのご主人さまっ」
主人公は薬の調合士。
ある日、ペットである「ツインテールトカゲ」に調合途中であった薬をうっかりかけてしまったのです。
その効果か、トカゲであった「シッポ」は人間の女の子のような姿になっていたのでした。
原因をさぐるため、「シッポ」に手を伸ばした主人公は…。

なに気安く触ってんのよ!バカ主人!

ツンデレなトカゲ娘とのラブコメちっくな短編。
収録では最もソフトタッチでした。
トカゲの擬人化と言えば通常「リザードマン」を連想するところですが、そこをツンデレ・ロリな女子とした設定が絶妙
裏表紙を飾っているのが「シッポちゃん」なんですね。
種類が「ツインテールトカゲ」なため、やっぱり髪型はツインテール
太めな尻尾は”ぷりぷりですごく柔らかい”らしく、また触られている際の反応もいい感じでした。
もしかしてあれは弱点なのかなぁ。
~なんだからね!」というお約束な台詞もあり、お好みな方には直撃するだろうキャラです。
着ている衣装(※漫画でも突っ込みありましたが、変化した時にはもう服着てた)も、あまり見られないデザインですね。

「トカゲっ娘戦士」とか言っていたそのまま実際に戦闘力あるらしく、体格差のある魔物を一撃で仕留めています。
おまけページでちょっと顔を見せていましたが、2人の冒険話なども面白そうですね。
ただ、触手うねうねする、ハードなものを期待していた方には物足りないかもしれませんけど。

セリナ姫、部隊長のお嬢さん
※左:セリナ姫、右:部隊長のお嬢さん
 このブログではこのへんがぎりぎり限界。

定番の触手漫画「恋姫花~こいひめばな~」
叶わぬ想いも実るという、伝説の「恋姫花」
しかし、咲いている森は神域とされており、「セリナ姫」は”森の大神”によって、侵入した償いをさせられてしまうのでした。

お姫さまがぐちょぐちょにやられちゃう短編ですね。
「セリナ姫」って覚えある名前でしたが…「ロマンシア」か?
いやー懐かしいなぁ。
主役が「セリナ姫」になったりする裏モードあるんですけど、漫画版「ロマンシア」はそんな設定でしたよ。
そう言えば最近見かけませんね、「円英智」センセ。

…激しく脱線したので戻します。
漫画内でも指摘されていましたが、神は”ゲテゲテゲテ”なんて下品な笑い方はしないでしょう(笑)
相手の隙を突くため、えっちされている姫を見守らなければならない兵士(※昔馴染みで”お兄さま”と慕われている)という、もどかしさも漫画の味付けとなっておりました。
散々にえろい姿を晒す「セリナ姫」なんですが、あれでラブコメちっくな終わり方をすることが凄い。
単純にお飾りではない様子も描かれていたので、まぁ色々と吹っ切れたのかもしれませんが。
女の子はタフですねー。

↓表紙・カバー裏の表面を飾っている、同じく触手系な短編「不敗部隊伝説」
闇結晶に挑んだ”王国一の不敗部隊”
しかし、その力は凄まじく、部隊長であるお嬢さん1人を残して、全滅してしまうのでした。
実はわざと生き残らされていたという彼女も奮戦空しく、捕縛されてしまったのです。
だいたいそんな流れ。

これは素直に「なるほど」とか思いました。
あまり複雑なことではないんですが、ひでるさん的にはなかなか新鮮。
最強と言われていた部隊があっさり全滅寸前まで追い込まれ、それがためにえっちされちゃう展開、そして…という、設定とお話のよくまとまった短編です
詳細については一応伏せておきますが、おまけの「はみ射精(だ)し劇場」を含めて非常に良い出来栄え。
上の「シッポちゃん」もいいんですが、全体的にはこちらのが断然良かったです。
他シチュエーションを見たい気もしますが、ネタとしては一発が限度かな。
(※漢字変換して気付きました。ネタバレなので、反転させておきます⇒もしかして「不敗」と「腐敗」をかけている?

「見習いシスター チリカ」は童顔の割に大きな胸をもつ「チリカ」ちゃんが主人公。
罠にかかっていたケモノの愛らしさに魅了された「チリカちゃん」
処分寸前だったのを無理やり教会へ連れて帰ったんですが、ソレは淫獣だったのです。

食べ物が「女のおしっこ」と聞かされていたこともあり、放尿描写のある本作品。
淫獣ではあるものの邪悪な存在でないらしく、ラストは意外なほど爽やかでした。
これはヒロイン「チリカちゃん」の影響が大きいでしょう。
いかにも見習いという容姿・性格で、常にパンチラ状態の服も良かったです。

チリカ、ベシェール
※左:チリカ、右:ベシェール
 この2人も良かったです。「チリカちゃん」大き過ぎます。

ほか触手系は、前半はショタっぽかった「霧の館の男の子」
これは現代劇でいいのかな。
後半からガラリと変化するんですが、こちらのラストも”前ページと同じ漫画というのが嘘みたい”な気持ちよいラストでした。
もう一つ、「増殖襲来」は対エイリアンで触手。
丸出しみたいなコスチュームがえっちなんですが、捕まったヒロイン「ベシェール」がデータ取得のため、状況報告させられるんですね。
たぶんそうだろうなぁ、と先の読める展開であったものの、実況させられてるのが実にえっちでした。
もし無事に生還したならば、間違いなくセクハラで訴えられそうです。

収録の「お兄さまの仇です!」は悪魔サキュバスと聖騎士見習いで女同士・ふたなり、おとり捜査「見てはいけない」は調教っぽい漫画になっておりました。
うち「お兄さまの仇です!」は故あってサキュバスさんがえっちのメインだったんですが、これは逆のが良かったなぁ。

柔らかな線のごっちゃり系。
あまり枠線の目立たない描き方です。
濃淡はやや薄めで、ネタ(触手ね)の特徴もあってか、ページはかなり賑やか。
しかし、丁寧な作画と絶妙なバランス感覚があり、見辛さはありませんでした。
なお、裏表紙にラフ絵があるんですが、コレいまいち分かりにくく、実際の良さを伝えきれていないのは残念。
おおまかな内容については、そちらの文で確認できるんですけどねー。
カラーとはちと異なるものの、↓表紙を素直に判断して問題ありません。

短編で終わらせるには惜しいです。
それぞれ職業が異なっていたため、収録キャラでパーティーを組んで冒険させても面白そうでした
あとがき下の絵を眺めて、そんなん思いましたよ。

フェアリーテールズ (アンリアルコミックス 25)フェアリーテールズ (アンリアルコミックス 25)
(2008/11/29)
ほりとも

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tag : ラブコメツインテールパンチラファンタジーキルタイムコミュニケーション

■うらかたっ! (みた森たつや)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 生徒会・コメディー
・おまけ: あとがき、加筆・修正あり。
・その他: おまけ「うらかたっ!4コマ」、
       9話収録(全て表題作・1巻完結)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「みた森たつや」センセの「うらかたっ!」です。

そうか、衝撃な展開・結末に驚いたのは5月のことでしたか…。
こちら「うらかたっ!」は、「みた森たつや」センセの今年2冊目となる単行本です。
まるまる1冊を使った、お得意の長編漫画。
前回「僕と彼女のホント」とは系統が異なるため、同じ一般系でもこちらには直接えっちあります。
それでいてしっかりとしたストーリーもあるという、ファンの期待通りな作品に仕上がってます

…なおいきなり余談ですが、センセのHPによると以前ブログで紹介しました「ご近所のもんすたあ」が、「ごきんじょのもんすたあ」として2年後の設定で連載されるのだとか。
そっちも今から楽しみですね。

生徒会長「桜川里緒」
※生徒会長「桜川里緒」
 女として認識されていない「里緒ちゃん」です。一定範囲には確実に刺さると思うんですが。

”伝説の生徒会長”という異名をもつ「加藤剛三」を祖父とする主人公「加藤篤」
伝説と言われるだけあってその熱意には並々ならぬものがあり、彼も生徒会長となるべく厳しいスパルタ教育を受けさせられておりました。
それに反発し、家出をしていた「篤」ですが…。

頼む篤!!後生だから加茂川に行って会長補佐になってくれっ!!

祖父「剛三」に土下座までされてしまったことで、仕方なく転校を承諾。
学園にて「篤」が見たものは、威厳などまるでない、雑務をこなすだけの生徒会だったのです。
覗き趣味の頼りない会長「桜川里緒」と共に、会長補佐として「篤」の戦いが始まるのでした……と、大まかにはそんなん。

学園えっちコメディーですね。
すっかり雑用係となってしまっている、生徒会の立て直しに奮戦する漫画
主人公「篤くん」の指示指導によって、徐々に機能していく生徒会。
徐々に人材も集まり、ひと癖ある教師との対立がクライマックスとなっておりました。

漫画における生徒会は教師・生徒側のどちらかに大きく傾くか、あるいは独自なシステムを確立するものでしょう。
学園という社会を一つのルールで縛ることじゃない!仕切ることだ!起こっている全てを把握して仕切ることだ!
しかし、その台詞にもあるように、「篤くん」が考える”学園の秩序を守る”とは、白黒どちらも管理していくという珍しいスタンス。
そのため、教師に要求することもあれば、手伝いをする場面もあり、また生徒に厳しくあたる一方で、カップルの生徒らにえっちスペースを提供するなど、かなり広範囲な活躍を見せておりました。
もし、この連載が長く続いていたなら、「うらかたっ!」の生徒会ならでは、という対応が次々と散見されたかもしれません。
ページ数の限られたストーリー、またサービスシーンを織り込まなければならないジャンルの都合上、描かれているのが一部だけであったのがちと残念なくらいでした。

副会長「梅沢真樹」
※副会長「梅沢真樹」
 彼女は色々なシチュエーションで見たかったですねー。

…以上のように、生徒会を回復するという目的の定まった、まとまり良いお話
展開がある程度想像できるマイナス点はあるものの、これが読み易さに繋がっております。
各話必須のえっちシーンによる制限がある割に、ストーリー・サービスの両立した、適度な比率が保たれている漫画だと思いました。
ここは、さすが「みた森たつや」センセ、という感じです。

生徒会長の「桜川里緒ちゃん」
幼児体型で童顔、デフォルトで楕円の眼鏡がズレている、いかにもトロそうな娘さんです。
正ヒロインである彼女のキャラクターに偏りが激しいというのは、漫画を大きく左右するポイント
こうしたタイプの娘は好き嫌いが真っ二つに分かれるので、大きく人選ぶと思われます。
↓表紙・裏表紙でもほぼ単独(野郎は無視ね)にてメインを張っており、まさにセールスの可否を握る存在となっておりました。
…いるんじゃないかなぁ、↓表紙で諦めた人。
抱えている悩みから覗き趣味の根本原因まで、よく練られた設定をもった娘なんですけどね。

なお、単行本のサービスシーンもほぼ「里緒ちゃん」が背負っており、直接えっちからパンチラまでありました。
いきなり局部モロ出しで激突する登場など、貧乳なためかそっちを中心とした描かれ方になっています。
特に4話での”挟まったまま、お尻丸出しえっち”、6話での廊下えっちなどはオススメ。

生徒会メンバー
※生徒会メンバー
 実は後半の絵です。…ちょっと「里緒ちゃん」成長したかな??

後に副会長となる「梅沢真樹」さん。
こちらは「里緒ちゃん」のクラスメイトで、故あって仕事のできるタイプ。
同学年とは思えない立派な胸の持ち主で、サブヒロインとして頑張っておりました。
ただ、特徴だらけな「里緒ちゃん」と比べると、的確に空気を読む優等生であることなど、やや地味め。
争奪戦を繰り広げるような、はっちゃけタイプであればまた違ったかもしれませんが…。
(※余談ですが、収録の7話にて非常に可愛らしい素顔が描かれていました)
前述した理由で、彼女を裏表紙とかに配置しても良かったのではないかなぁ。
「真樹さん」は”ちょっとちびった”という、シマパンの確認できる5話が良かったです。

くっきりとした太めな線のすっきり絵柄。
濃淡は適度ですが、ページはややごっちゃりとした雰囲気です。
さすがに抜群の安定感があり、また漫画の非常に巧い方だと思います。
デフォルメされたキャラ絵は癖があるため人を選びますが、もともと話で牽引するタイプなので問題ないでしょう。
判断は裏表紙のがいいかなぁ。
白黒絵のが良いため、いくらかプラス判定で問題ありません。
「里緒ちゃん」も白黒絵のが自然に可愛く描かれていますよ

相変わらず、読ませる漫画の「みた森たつや」センセでした。
後半の教師「枕崎」との駆け引きも必見です。
果たして、彼らがどんな結末を迎えるのか、わくわくしながら読んで下さい。



…………ただね、あまりにセンセーショナルかつ印象的であった「僕と彼女のホント」より、残念ながら全体的に落ちちゃうかなぁ。
双方を比べるべきでないでしょうけれど、まだそちらが頭に強く残っているんですねー。
期待が大き過ぎちゃったかも。

うらかたっ! (マンサンコミックス) (マンサンコミックス)うらかたっ! (マンサンコミックス) (マンサンコミックス)
(2008/11/29)
みた森 たつや

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tag : コメディーパンチラ

■好感あそ~と (しらんたかし)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・色々
・おまけ: あとがき、描き下ろし「らぶくえ」、
      カバー裏に作品解説・キャラ関係図。
・その他: 紹介帯折り返しにコメント、カラー(8P)、
      短編×13(※他作品を含め、同一世界観)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「しらんたかし」センセの「好感あそ~と」です。

過去に2冊目「こいのり」を紹介してます「しらんたかし」センセ。
3冊目は「好感あそ~と」は全て短編という構成でした。
ただ、読んでいるうち、”なんだか似た雰囲気のキャラが多いなー”とか思っていたらこれが大当り。
他エピソードを含め、何かしらの繋がりが裏設定にてありました。
そう言えば、前回紹介した際にもそう書いてましたよ。

詳細についてはカバー裏にびっしりと書かれていましたんで、お好きな方は是非どうぞ。
収録の作品らには特に同一世界だよ~という色が強くなかったのは良し悪しかも。
(※サブキャラが必要以上に目立っていたり、伏線強調されてたり…みたいな)
ただ正直なところ、ブログでまとめる際には大助かりでしたけど(笑)

尾西千秋
※尾西千秋さん。
 職場でモテそうな感じですねー。

カラーの描き下ろし「らぶくえ」
教師「鮎沢」と生徒「町田あおば」のえっちで、地震のメカニズム授業を質問に来たというシチュエーション。
よく見かけますが、あちこち地震関連の言葉に置き換えられているのがポイントですね。
今回↓表紙を飾っているのが、こちらのヒロイン「あおばさん」です。
そちらはまだいいんですが、本編のもわっとした色でのべた塗りがひでるさんには刺さらず…うーむ。
なお、もくじの後に単行本中表紙(※こちらも「あおばちゃん」)があるんですが、コレすごい変。
順番は逆じゃないかなぁ。

前述しているように、センセの漫画は同一世界。
収録で「さかりば」は、会社関係のキャラをつなげている中心的な短編です。
バイト「一宮」くんは同じ部署にて働く派遣社員「尾西千秋」さんに憧れていました。
一緒に食事へ行くなど関係も良好でしたが、残業をしたある日…。

バイトと契約が残業しているのに、社員が職場でえろい事をしないように。
皆さん、ちと無責任ですよね。
この漫画は優しく面倒見の良いヒロイン「千秋さん」
わ…私このまま…されちゃい…ますか?
とか言っていたシーンが秀逸。
日頃憧れている年上(だよね?)の方から、おどおどとした態度でこんなこと言われたら、そりゃーもうしちゃいたくなるでしょう。
また、コピー用紙のムダ使いはしないようにね(笑)

先の漫画で最初に独りえっちを発見されている、眼鏡の事務「犬山いるか」さん主役の短編「酔アソビ」
公園で酔い潰れていた「いるかさん」をまったく関係ない通りすがり「上社」くんが介抱するお話。
泥酔えっちですね。
おそらくそうキレイではなかろう公園のトイレを舞台に、放尿シーンもあったりします。
匂いフェチの方はいいかもしれませんが(?)、実際にはかなり厳しい状況でしょう。
逃げなかった「上社くん」は偉い。
(※あわよくば、って下心ありましたが)

事務「犬山いるか」、義妹「たま」
※左:事務「犬山いるか」、右:義妹「たま」
 まるみえ、だそうです。…なにが?!

「いるかさん」が三連発で出演している「こもどり」
こちらは友人「加藤文」さんとその元彼「ユキヤ」くんのエピソードです。
成年漫画ではたまに見かける、「文さん」が記憶退行して子供になっちゃうネタ。
こういう時、えっちに発展するのはお約束なんですが…荷物が直撃しているというのに酷いですよね。
早く病院へ連れて行ってあげて下さい。

黒ストッキングがまぶしい「海部やとみ」さんの電車痴漢ネタ「行為」
ダイヤ乱れによって、徐行運転をしている電車。
痴漢されている「やとみさん」に車掌さんが気付くのですが…。

どちらかというと、露出漫画
そのあたりで、好み割れてしまうかも。
どーでもいいですが、車掌さん眺めているなら、止めるか参加するか(笑)しないと!
まぁ100歩譲って、プレイか痴漢か判断できなかったとしても、車内は人で溢れている筈。
誰か気付けというのもありますが、あそこまでもぞもぞ動けないもんでしょ。

「のーなこ[Noといえないおんなのこ]」、「ものもの」は密接な関係のある短編です。
まず、「のーなこ」は「美濃可児」くんが長い付き合いのある、無口・無表情な「飛騨清見」さんとのラブえっち。
これは、みつあみ・お下げな「清見さん」の、よー分からん反応を楽しむ漫画。
ラストまで徹底的に喋らせず、擬音だけにまとめています。
フルフル、ぱくぱく、ではまるで真意読めず、彼のじれったさが伝わってきました。
短パンでのパンチラも注目です。
続く「ものもの」は、一応そちらの続編。
ゴミ箱を妊娠させるんですか」 (※参照ネタはこれかな?→「恋の涙と愛の蜜/いとうえい」)
そんな言葉でイメージした、という解説を聞けば、”なるほど!”という感じでしたが、本編だけではやや弱い。
なんでゴミ箱なのか、察しの良い人でないと分かり辛いと思います。
…って言うか、分かんなかったひでるさんなのです。るるる
ちょっと自分自身にがっかりよ。
また、時間として先の短編の後になっているんですが、これは同時刻のが面白かったかなぁ。

飛騨清見、謎の女の子
※左:飛騨清見、右:謎の女の子
 右のポツーンという絵が妙にお気に入りです。

兄「こーちん」と義妹「たま」の近親「たまにわ」
”お互い寝ている間にそれぞれえっちし合っている”という、もう一歩進めばドロドロしそうな感じの2人でした。
うん、そりゃ普段は顔合わせられないわ。
実はお互い気付いているというのも、いざぶっちゃけた際の反応が気になります。
ドロ沼になる一歩手前という、続きが見たい短編ですね。
戦術ではないですが、どちらかが何かしらの行動を起こせば、それが切っ掛けになりそうです。
なお、「たまちゃん」はシマパンだったので、お好きな方は小躍り下さい。

ほか、先輩「小田原裾野」のお口漫画「ものたりない!!」、家庭教師「箕輪双葉」のショタ系「さきいさ」、災害に遭った2人のえっち漫画「さばらぶ」などが収録されています。
スクール水着えっちの「大人遊び。」、ちとヤバめなストーキング妄想漫画「循環妄想」という2話は同人誌からの作品でした。

しっかり引かれた線のすっきり絵柄。
濃淡ではやや濃い目。
キャラ絵は縦長な輪郭と横長の小さい目が特徴です。
特に、女性の”腹あたりから腰付近の作画”には、妙なリアルさがありました
ここがオススメ。
そのため、服を着ているよりも全裸の方が断然にえっちでした。
…あ、それってあたり前か。
かちかちとした雰囲気があり、バランスが微妙に見える時もありましたが個性がそんな感じなので、ここは単純に好き嫌いかも。
カラーでも白黒でもそう変化はない方ですが、やっぱり白黒絵のが味わい深いと思いました。
紹介帯の裏面には漫画カットがありますので、判断にはそちらがベストです。

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(2008/11/29)
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