2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■せいふく宣言! (しょうさん坊主)

★まんがデーター [5/15]
・絵   :■□□□□
・話   :■■□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 成年・巨乳
・おまけ: あとがき漫画、ゲストページ、カバー裏に漫画(表紙の娘)
・その他: 初単行本、カラー(8P)、短編×9(うち「強奪遊戯」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「しょうさん坊主(しょうさん・ぼうず)」センセの「せいふく宣言!」です。

あまり時間がないので、前置きなくいきます。
こちらの「せいふく宣言!」は、「しょうさん坊主」センセの初単行本。
デビュー作から最新作までが収録されており、リリースとしては早め。
ほとんどが短編という構成ですが、前後編の連続話もありました。

ネットで見た↓表紙の女の子が可愛かったので、結構期待していたんですが…ちとこれは厳しいです
非常に癖が強く、不安定。
ある意味では、実に初単行本らしい感じでした。
狙うならば次の単行本だと思います。

藤本よしの、千夏ちゃん
※左:藤本よしの、右:千夏ちゃん
 こちらが最近の作画になります。かなり濃い目の系統です。

そんな訳で、これよりいい言葉はあまり続きません。
そういったのか得意でない方はここでご遠慮下さい。
センセ、およびファンの方、ごめんなさい。
正直な感想を書かせて頂きます。

 ・
 ・
 ・
 

貧乳キャラもおりましたが、全体としては巨乳寄り。
やたら濃い絵で、癖の目立つ作画なのです。
その詳細については後述しますが、絵のイマイチ感が確実にストーリーまで影響しておりました。

カラー原稿から始まる冒頭話「好きゃんだる」
生徒会長「三國はじめ」くんと、その彼女で成績優秀、しかもハーフな「マリー」さんカップル。
優等生ながら学校でのえっちにハマっていた2人は、行為をクラスメイト「藤本よしの」さんに目撃されており…というお話。
声をかけてきた「よしのさん」を同類と判断し、仲間に引き込む漫画です。
うん、あのリアクションは…彼女ちょっとヤバいですね。
あるいは、ああして発散できて良かったのかもしれません。
学校でのえっちながら前半・後半共に何故かエロ水着に着替えており、制服でなかったのは良し悪しかと。
また、えっちシーンはともかく、前半の教室シーンのバランスが微妙でした。

中頃に収録されている「隠れ大和撫子!」もカラー原稿あるお話。
こちらのヒロイン「島本雪乃」さんは旧家の娘さん。
ややズレた家の教育によって下着を隠され、学校でも下着を着けぬまま過ごしていたのでした。
本編では着物えっちですね。
カラー部分はブルマ姿、制服姿の「雪乃さん」が描かれており、サービスもあってか、濡れているみたいにスケスケ
うーん、かなり丈も短かったので、制服の際にはスカート押さえる絵が欲しかったかな。
また、彼氏「野中武」をはじめ、周囲の人がまったく気付いていないのはやや違和感が。
特に体育のシーンでは、女の子ならば気付きそうなものだと思います。
彼女結構な大きさでしたし。

幼馴染み「ちなちゃん」こと「千夏」との水泳部短編「とししたなじみ」
子供っぽい言動の「千夏ちゃん」でしたが、なかなかのスタイル。
舞台がプールだったので、てっきり競泳水着えっちかと思えば…こちらは制服。
風邪をひいてしまった「祐樹」くんの看病に訪れた彼女が、持参したネギを実演する(笑)という流れです。
あっさりネギを突っ込むところはコメディーですね
本人は雰囲気ほど幼い訳ではなく、まぁあれは「千夏ちゃん」からのお誘いだったのでしょう。
中盤にあった、母親が来てドキドキというパターン。
あれは扉開けないのがどうにも不自然かなぁ。

特異体質を持つ「浅川澪」さんとその姉「浅川舞」さんの「敏感乙女」
えっちは格闘ゲームキャラのような「澪さん」と。
私達に好きな事なんでもしていい」という条件でしたが、ヤル気満々だった「舞さん」はなぜか途中でフェードアウト。
参加しないのね。
えっちはともかく、あそこまで乱れてしまう彼女をほったらかしにしたのも、なんだか良く分かりません。
言った責任とって下さいよー。

彩ちゃん、綾小路美穂都
※左:彩ちゃん、右:綾小路美穂都
 こちらが古めになります。「彩ちゃん」は崩れがちなんですよねー。

「おじ様と呼ばないで」は、「葛西彰彦」・「沙耶」という事情のある歳の差カップル。
妻「早苗」の浮気現場に鉢合わせ、離婚していた「彰彦」
仕事一筋に生きてきた彼の元に届いたのは、浮気相手「郁夫」の死でした。
元妻であった「早苗」も既に亡く、「彰彦」は彼女そっくりに育っていた子供「沙耶」を引き取ることとしたのです。
もともと下心あった彼でしたが、それを実行には移せず、半年たった頃…というお話。

これ前後編とかの複数話で、じっくり描いてほしかったですねー。
特に「沙耶ちゃん」の心理描写が少ないのは残念。
おそらく同居生活の中でも、何らかの心理変化があったと思うんですが。
(※半年も実行できずに悩んでいたらしい「彰彦」としてもそうでしょう)
ひでるさんはこの後、「沙耶ちゃん」の浮気現場にぶつかるというよりブラック展開を想像してました(笑)

ほか、収録では唯一の連続話、「強奪遊戯」
主人公(兄)と「実」・「彩」という姉妹の近親えっちですね。
前後編とページ数が多いながら微妙なお話で、うまくまとまってしまう展開にも疑問。
目的のためにああした手段を取る「彩ちゃん」なので、ここは徹底してブラックな感じのが良かったと思います
「かわいい犬のしつけ方」はお嬢さま「綾小路美穂都」さん。
単純にキャラとしては彼女が最も好みなんですが…残念なことに作画は乱れがち。
特に教室シーンが残念です。
巻末収録の「悪魔のキューピッド」はデビュー作だそうです。

かなりくっきりとした、強い線の絵柄。
濃淡としてはやや濃いめ程度でしたが、その線とごっちゃり描かれることによって、ページはかなりこってりしてます
あまりメリハリもなく、背景を含めて全体的にべたーとした印象。
コテコテですね。
やや見辛さも感じました。
気を使っておられるのか、よく構図の変化があります。
ただ…とにかくバランスが良くありません
動き描写から身体・首まわりはともかくとして、顔にまで影響しているのは大きなマイナス点。
構図の変化が、それに拍車をかけているようです。
また、野郎の顔が悪く目立ってしまうのも微妙なところ。
描かれた時期はさほど離れてはいないものの、かなり不安定でした。
↓表紙やカバー裏などは比較的良くまとまっていたので、今後に期待というところでしょう。
判断は裏表紙のカラー絵のが大まかな感じが掴めるかと。
カット絵は小さく、あまり参考にならないと思います。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・だんだん良くはなっているものの、収録段階では非常に厳しいものです。
・何度かハテナが浮かびました。前後編の「強奪遊戯」の出来栄えもイマイチなのです。
・ネギが印象的な「とししたなじみ」くらいかなぁ。
合計:[5/15]
↓表紙・カバー裏などを、濃さが良い方向に進めば次は期待できるでしょう。
ただ、今回はセンセの魅力が出ていなかったと思います。

せいふく宣言!せいふく宣言!
(2009/11/06)
しょうさん坊主

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : 競泳水着コメディー

■Fの女神 (あろうれい)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : デパート・ラブコメ
・おまけ: あとがき(上・下)、近況イラスト(上・下)、パン屋のナナちゃん(上)、
      私の作業場(上)、ななしちん(下)、旦那の仕事机(下)
・その他: 9話収録(全て表題作[全18話]・2巻完結)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「あろうれい」センセの「Fの女神[Floor Venus] 上下巻」です。

11月25日頃発売だという、「無望菜志」センセの新刊。
いつものように、ぼーっとアマゾンを見ていたら、画像ありました!
「剣より強し」ということで、前巻は触手ラブコメでしたがこちらは和風アクションみたいな風情?
まだどんなんかは分かりませんが、あの表紙画像からしてイイ感じです。
いきなり刺さりました
期待大ですねー。




「亜朧麗」というお名前もある、ベテラン「あろうれい」センセ。
最新刊「Fの女神[Floor Venus]」が発売されていました。
上下巻の同時発売なんですね。
書店でも目立っていましたよ。

2巻で完結する長編漫画。
デパート内での恋愛ラブコメで、お話としては正直なところスタンダードなもの。
ただ、漫画のあちこちではさすがの巧さが感じられ、非常によくまとまった良作品に仕上がっておりました

坂本リカ、堀内栄子
※左:坂本リカ、右:堀内栄子
 えっち担当な2人。えろいだけあって、「栄子さん」は上巻で目立っていました。

新進デパート「トキタケ」では、10階フロアを中心に全館改装の計画がありました。
主人公の「有馬功(ありま・いさお)」は内装課の主任で”仕事の鬼”と言われる堅物。
今回の改装を指揮しており、もともと設計をやっていたセンスの良い双子の弟「有馬壬」に協力を求めたのです。
しかし、前々から「功」が気になっていた受付嬢「浅生愛心(あそう・あいこ)」に、女性受けが良く手も早い「壬」が目をつけたことから、やきもきと落ち着かない日々が続くのです。
そんな三角関係に「功」を狙う化粧品メーカーの販売員「堀内栄子」、「壬」にベタ惚れな受付嬢「坂本リカ」、さらにはやり手な部長「堺珠代」などが加わっていくのでした。
かなり大雑把ですが、おおむねそんな感じ。

デパートを舞台とした、ラブコメ漫画です。
さしてビジネス、業界ちっくではありませんが、とりあえずコメディー色は薄め。
簡単には、生真面目な「功くん」の恋愛ストーリーですかね。
なにしろメインヒロイン「愛心さん」も身持ちの堅い女性で、ただでさえサクサクとは発展していかない2人に対し、またさらに周囲の邪魔が入ってしまうパターン。
さて、「功くん」は無事に「愛心さん」と結ばれるんでしょうか?

前述しておりますが、そうした感じなので、一見するとよくありがちなお話ですよね。
ただ、こちらは2巻・連続18話という枠にぴったりとおさまる、漫画の巧さを感じることができました
サービスシーンが豊富で飽きさせません。
また、分かり辛くない程度の人間関係で、登場キャラを崩すことなくしっかり完結しています
そのあたりについて、感じたそのままをちょっと書いてみます。

メインヒロイン「浅生愛心」
※メインヒロイン「浅生愛心」
 魅力的に可愛らしく描かれていました。

【豊富なサービスシーン】
漫画の売りは、デパートに勤務する華やかな女性らとのえっちシーン。
こちらは毎回のお約束で、ストーリーと共に必ず差し込む必要のある連続話では、”いかに自然にサービスを差し込むか”、はポイントだと思っています。
よくある温泉旅館モノは必然的に裸となるためやり易いでしょうけれど、こちらの舞台はデパート。
また、「恋をするのが仕事です。/ハルミチヒロ」のように付き合っている訳でなく、お互いに意識し始めた程度。
さらに主人公「功くん」は超堅物という設定なので、本命がいながらもとっかえひっかえ~、みたいなハーレム展開ができないのです。

ここで存在感を発揮するのが、ほぼ順主役という弟「壬くん」
さすがにモテキャラだけあり、漫画のほとんどは彼のえっちシーンなのでした。
相手も「リカさん」、「栄子さん」、「堺部長」など広く、シチュエーションも様々。
見事にサービス担当たる役目を果たすと共に、「功くん」のライバルキャラとして君臨しております
(※ぶっちゃけ、主要男性キャラは有馬兄弟のみ)
うーん、2人はどんな育ち方であーも性格変わってしまったのかなぁ(笑)

【汚れない主要メンバー】
さきほど書きましたが、ハーレム展開の場合は純愛を訴えるキャラが軽く見えるもの。
下半身だけ性格別なのか、”本命がいながら浮気しまくりじゃーん”みたいな。
そう考えると、こちらの主役「功くん」は(おそらく)動かし辛いほどに真面目な男性。
仕事に熱心であるがため、いきなり「愛心さん」を叱りつけたりしています。
もともと彼女は”嫌われている”という印象でしたね。
他の女性陣にも大抵は厳しく、4話で迫ってきた「栄子さん」にもまるでスイッチ入ったかの如く冷静に退けていました
実際のところ、弱味をつかれた「功くん」は1度だけ他の女性とえっちシーンがあるんですが…それがため、より厳しくなっています。
ややこしい性格ですね(笑)
「リカさん」が怖がってますよー。

恋愛面では「愛心さん」のが積極的。
「壬くん」にも普通に好意を持っていましたが、ちらほら気にしていたのは「功くん」
普段は必要以上に感情を抑えているのか、酔っ払った際にはごく自然に真情を吐露しておりました。
その後の逃げ出す行動から、寄り添った際に違和感を覚える描写、他人のえっちシーンを見た際(何度かある)のリアクションまで、非常に可愛らしく描かれていました
特に12話「確かめたい」の「愛心さん」は今までのイメージを覆すほど魅力的でした。
なにげに、えっち担当「壬くん」を導く役回りでもありますね。

部長「堺珠代」、コメディー担当「木島奈名」
※左:部長「堺珠代」、右:コメディー担当「木島奈名」
 両極端な2人を並べてみました。この2人との結末でも良かったかなぁ。

【飽きさせない構成】
さて、前述したように、サービスシーンもばっちりな本作品。
ちょっと気になるのが、メインヒロインである「愛心さん」のえっちシーンでしょう。
だいたい漫画での最終目的(笑)たる彼女は、そうそう派手なことはさせられません。
よくあるハーレム展開では最後で両想いとなり、ようやくえっち展開というのもしばしばありますね。
そういった点を踏まえると、こちらの漫画は見事な構成。
上巻でいきなりパンチラをしていた彼女はあちこち想像にて脱がされ、3話「イマジネーションリフト」では2人っきりでエレベータが停止するというお約束シチュエーションもありました。
まぁ、結局はずっと妄想続きなんですが、上巻収録の7話にて直接えっちシーンが描かれるのでした。
(※8話「とまどい」まで続く)
それまでにお互い心境の変化があったので、自然な流れです。
何より、”上巻の、しかもラスト付近にてメインヒロインのえっちシーンを差し込んだ”のは見事だったと思います
それがまたお話を混乱させる切っ掛けとなっており、ずっと描かれていたキーワードがため無理なく誤解が解けるのも巧いです。

また下巻でも、「愛心さん」は12話「確かめたい」にてすぐさまえっちシーンがあるんですが、こじれた関係を変に引っ張らなかったのも、技ありだったと思います
そのため、13話「ウワサの二人」では試着室、15話「もう一度の初めて」では彼女の部屋、16話「使える女 使えない女」ではラスボス(笑)対決みたいなシチュエーションを経て、ラストに繋げていました。
要するに、メインヒロインもちゃんとえっちシーンで存在感を発揮しているんですね。
最後にちょろっとだけな場合は、確かにキャラは守られるでしょうけど、サービスとしては物足りないもの。
ストーリー、キャラを破綻させることなく、上下巻を巧くまとめられていたと思いました。

…大まかには、そんな感じ。
2巻ほど続く連続話として完成度の高い漫画です
正直なところ、ここまで面白いとは思いませんでした。
特にお話を重視したい方にはオススメな2冊ですね。
(※一般系ということもあり、えっちに比重を置く方は普通に成年系を探すのがいいでしょう)
キャラで言えば、「壬くん」を敵視していたパン屋の「木島奈名」さんが好きです。
残念ながらサービス描写はありませんでしたが、お話から考えてそれで良いのでしょう。
もし「愛心さん」がいなかった場合、7話での飲み会テンションそのまま「奈名さん」が「功くん」の彼女になってたかも。

乱れの無い丁寧な線での絵柄。
濃淡から人物・画面などもろもろに至るまでバランスに優れています
さすがに抜群の安定感がありましたねー。
軽いリアル寄りなキャラ絵。
嫌味なく可愛らしさもあり、コメディーからシリアスまでよく描かれていました。
癖も強くはないので、万人に好まれるでしょう。
そのように白黒絵が良い半面、なぜかカラー絵はドギツい感覚。
確かに色っぽいですが、あの↓表紙はセールス的に微妙な効果ではないかなぁ。
特に上巻を飾っていたヒロイン「愛心さん」は、もっと可愛らしいのに…。
(※本来はもっとぱっちり目で、また髪の毛の色が軽いのが原因かな)
どちらかと言えば裏表紙のが近いので、判断にはそちらがいいでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・強い個性なく、爽やかさのある作画です。漫画も非常に巧い方でした。ただ、ややさっぱりし過ぎかも。
・あまり際立った感じのないラブコメ漫画を上下巻にて違和感なく、面白くまとめておられました。
・簡単ではないだろう舞台・キャラ設定ながら、魅力的に仕上げています。
合計:[13/15]
いちおう個人的には絵・話どちらも好みなので、もっと点数は高いです。
何度か頷きながら読みました。
えっち系連続話はかくあるべき、というほどに面白かったですよ。

Fの女神 (上) (バンブー・コミックス DOKISPECIAL SELECT)Fの女神 (上) (バンブー・コミックス DOKISPECIAL SELECT)
(2009/11/07)
あろう れい

商品詳細を見る


Fの女神 (下) (バンブー・コミックス DOKISPECIAL SELECT)Fの女神 (下) (バンブー・コミックス DOKISPECIAL SELECT)
(2009/11/07)
あろう れい

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : ラブコメコメディーパンチラアクション

■ぱいぐるみ (シュガーミルク)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・年上
・おまけ: あとがき、作品解説、ゲストページ、
      カバー裏に漫画「ぱいぐるみ・プロローグ」、
      カラー描き下ろし「ぱいぐるみ」
・その他: 初単行本、カラー(16P)、短編×12。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「シュガーミルク」センセの「ぱいぐるみ」です。

またまた初単行本です。
今日は「シュガーミルク」センセですね。
これは甘そうなお名前ですねー。
…というか、こちらがタイトルみたい。

さて、そんな「シュガーミルク」センセの初単行本「ぱいぐるみ」です。
お名前とは異なり、なかなか甘くはない単行本。
人妻、女教師など、全体的には年上系の多い短編集でした。
絵はそうしたネタと合って大崩れもなく良いんですが、お話はやや弱めだったと思います
とりあえず、方向性が決まるだけでも違ってくるのではないでしょうか。

麻衣さん、静穂さん
※左:麻衣さん、右:静穂さん
 人妻短編です。こうした初々しい感じがいいと思います。

兄「完治」とその妻になった「麻衣」、弟「啓介」という三角関係のお話「ブラザーギフト」
幼馴染みだった3名のうち、もともと「麻衣」と長く付き合っていたのは「啓介」でした。
しかし、東京に就職した後に海外出張となり、その間に残った2人は結婚していたのです。
帰省して久しぶりに「麻衣」らと再会した「啓介」は…と、だいたいそんな展開。

過去の関係もあって、あっさり陥落してしまう「麻衣さん」
なーるほど、そういう展開でしたかー。
寝ている兄「完治」のすぐ隣でのシチュエーションほか、放尿描写までありました。
いや、気付くでしょーって、突っ込みたかったんですが、オチがため納得
あの事実を知ったら、彼は愕然とするでしょうねぇ。
冒頭のカラー原稿部分も良かったです。

「ボイストラップ」は「田淵裕也」とお隣に住む人妻「静穂」さんのえっち短編。
毎晩のように隣から聞こえる声で、どうにも落ち着かない「裕也くん」
旦那が出張した夜にも同様の声が聞こえ、興味をもった彼は隣を訪ねてみることとしたのでした。
髪型かな。
いかにも若妻という風情が素敵だった「静穂さん」
なんのかんの言いながらも積極的で、急に旦那が戻って隠れていた際にも自ら動いておりました(笑)
こちらはコメディーにして正解だったと思います。

義母「麻美」さんと「真人」くんの「義母の方程式」
再婚した「麻美さん」ですが、夫「雅史」は大企業の社長でどうにも仕事が忙しく、もう3週間も会っていませんでした。
その息子「真人くん」には良く思われていないらしく、目の前でえっちビデオを見せられるなとセクハラまがいの嫌がらせをされており…という流れ。
「真人くん」が良い感じでなかっただけ、「麻美さん」の豹変シーンからの逆襲が非常に心地よいです。
普段のほわほわとした感じとのギャップも素敵。
結局うまく収まってしまう流れもいいですねー。
あれで母親らしいかは疑問ですが。

「バイバイ・リメンバー」は叔母「みゆき」さん。
えー、どうでもいいですが、思い切り出世前の子をまたがないように(笑)
目覚めていきなりあの光景は目の毒ですよね。
そんなこんなで、いかにも「ミチ」くんが若さを爆発させる話っぽいんですが…これ「みゆきさん」から誘うパターン。
それが、ああいったオチになるとは、ちょっと意外でした。
普通に憧れなお姉さんとのラブラブえっちで良かったと思うんですけど。

花川観礼さん
※花川観礼さん
 個人的にはコレ。ひでるさん、こういったキャラが刺さるんですね。

成績優秀で、クラスでは最も美人という「花川観礼」さんの「1/20の恋の花」
手紙で「観礼さん」から呼び出された「山下」くんは告白を受けるんですが…その対象は彼の股間だったのでした。
これはツンデレちっくな「観礼さん」ですね。
指で触っていたら、「さっさとしてよ、童貞じゃないんだから」とか、怒られてしまいました(笑)
えっちでいいですねー。
度胸は満点なようで、「藤木」くんに見つかるかどきどき~というシチュエーションでも、うろたえる「山下くん」を横目にえっちを続けていました。
すっかり馴染んできたのに弱腰なままであった彼に対し、不機嫌になるところが可愛らしいですね。

即えっち系「好きですお姉さん」はかなり無理矢理な展開。
お話はともかく、ヒロインは色っぽくて良かったです。
眼鏡の教師「野村美鈴」さんの「女教師と呼ばれて」も同様なスピード展開でした。
男子校なのかなぁ。
クラス全員参加の複数えっちパターンなんですが、特に脈略ありません。
教師「美鈴さん」が個性的なビジュアルで目立っていただけ、ちょっと残念ですね。

表題作「ぱいぐるみ」はカラー原稿の描き下ろし。
こちらは…タイトルの説明漫画みたいな感じですかね。
なるほど、そんな意味でしたか。
カバー裏にはプロローグ漫画もあったので、ぜひそちらも一緒にどうぞ。

教師「野村美鈴」、アイドル「成宮チイ」
※左:教師「野村美鈴」、右:アイドル「成宮チイ」
 キャラはいい感じですねー。

ほか、カラー原稿から始まる「ラブチャレ!」はアイドル「成宮チイ」とマネージャーのお話。
せっかくアイドル(どっちというと新人女優かな?)なのに仕事風景はなく、演技指導というネタでえっちしまくるパターンです。
彼女が過剰なまで役に入ってしまうこともあり、なんだかガチャガチャとまとまっていない印象でした。
預かった甥っ子「春斗」くんと「茜」さんの「ラッキーゴール」
あとがきによると一番人気だったそうですが、個人的には意味わかりません。
受験のため、ナーバスになっていた甥を慰める(鼓舞する?)漫画でいいのかな。
特に、冒頭の洗濯物シーンは明らかに変。
お話の流れはともかくとして、オチ部分もあれではないと思います。
「ミッドナイトドリーム」はデビュー作だそうです。
兄妹の近親話なんですが…多少極端なものの、けっこうリアルかもしれません。
(※お兄ちゃんがあー変わったら、「智子」さんがそのままというのは別居でもしていない限り無いと思う)
なお、途中には「シュガーミルク」センセのロリ絵があるので、注目。
ビジネス短編「ハードレクリエーション」は逆にリアリティまるでなく、いかにも想像で描いたようなお話。
これは駄目。

くっきりとした線の絵柄。
あとがきによると、処理の変化から新しい原稿については細めな線になっています。
そのためか、あるいは全体的にレベルアップしているのか、なんとなく洗練された感じがありました。
濃淡は適度なくらい。
ページはややごっちゃりな感じでしたが、比較的大きめな絵なのであまり見辛さはありれません。
バランスも良好で、違和感ある部分はなかったです。
キャラはすっきりとしたお姉さん系。
判断は紹介帯の裏面がいいでしょう。
絵的にはほぼ問題はないと思いますが…なんとなーく漫画が分かり辛く感じています
表現か、構成か、あるいは単純にページが足りないだけなのか、いまいち定かではありませんでしたけど…。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・綺麗でえっちな若妻が巧いです。全体ではやや不安定でした。
・お話は今一歩という印象。「ボイストラップ」のようなコメディーちっくな方がいいかも。
・人妻系が目立つものの、特にコレというネタはありませんでした。
合計:[9/15]
たまならばいいですが、唐突な展開ばかりでお話は微妙。
ただ、全体的に悪いほどではなかったので、より安定するだろう次の単行本に期待しましょう。

ぱいぐるみ (ホットミルクコミックス)ぱいぐるみ (ホットミルクコミックス)
(2009/11/10)
シュガーミルク

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : コメディー

■はちゅ・えち (Rico)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき、ゲストページ、イラストは描き下ろし、
      折り返しは紹介帯外すと変化。
・その他: カラーピンナップ、見開きピンナップ、カラー(8P)、
      短編×11(うち「あずさちゃんシリーズ」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「Rico(りこ)」センセの「はちゅ・えち [HACYU・ECHI]」です。

店頭でやや驚き。
ガンダムに続いて、マクロスも漫画になっているんですねー。
しかも「美樹本」センセの作画で。
でも…なにゆえ今になって「マクロス」の1作目なんだろう。
なんかあるのかなぁ。

超時空要塞マクロス THE FIRST (1) (角川コミックス・エース)超時空要塞マクロス THE FIRST (1) (角川コミックス・エース)
(2009/11/09)
美樹本 晴彦

商品詳細を見る


まだ読んでないのでそちらはとりあえず置いといて、本日は「Rico」センセです。
2冊目の単行本は「はちゅ・えち [HACYU・ECHI]」です。
↓表紙そのまま可愛らしいヒロインらとの甘いラブコメ漫画集。
ほぼ短編という単行本になっています。
”「Rico」センセと言ったらメイドさん、メイドさんと言ったら「Rico」センセ”
…と、ゲストの「江戸屋ぽち」センセが書かれていたほか、皆さんメイドさん絵だったので…やっぱりそっち系のお話から。

収録で最もスタンダードなメイドさん短編「厳しく!甘く?メイドごころ」
なかなか厳しいメイドの「律」さん。
夏場の暑さでだらける坊ちゃんに対し、きちっとメイド服を着こなす「律さん」は見た目暑苦しいにも関わらず、涼しげな表情で働いていました。
その姿に閃いた坊ちゃんは「律さん」のため、夏服を用意するんですが…という流れ。
こちらのメイド「律さん」は可愛いだけでなく、そこそこ厳しさもあるのがポイントでしょう。
お約束な露出の多い服に恥ずかしがる様も良かったです
ただ…ひでるさんはこの坊ちゃん(「Rico」センセ?)と趣味が一致しません
ストッキングでなく、生足を主張している彼。
うーん、あの短いスカート丈で、背中から見た際にストッキング越しにパンチラするのが見どころだと言うのに…。
もったいないなぁ。

メイド「律さん」、「明菜ちゃん」
※左:メイド「律さん」、右:「明菜ちゃん」
 本物メイドと偽物メイドです(笑)やっぱり厳しい方がいいなぁ。

執事「松本」とお嬢さま「由梨」さんのラブえっち話「お仕えします」
とある理由で”頑張ろう”と決意した彼女がため、メイド服に袖を通した「由梨さん」
彼女の家は執事やメイド長(※長という役職から察するに、メイドは1人でない筈)がおり、かなり裕福な雰囲気でした。
想像するにやってもらうのが当たり前という育ち方だと思うんですが、積極的に自らを磨こうとしていた「由梨さん」はさぞ良い教育をされたんでしょうねー。
悪くはないものの、それがためお嬢さま然とした個性が薄れて見えました。
お風呂での言動も同様。
…やたらキュートな娘さんではあるんですけどね。

ラブラブなカップルのお約束すれ違い漫画「大好きなキミのため」
大学時代の後輩「明菜」ちゃんと付き合う「康介」くん。
毎週土日のデートで幸せだったんですか、急に彼女がバイトをすると言い出したのでした。
欲しいものも教えてくれず、結局休日に1人ぼっちとなった「康介くん」が昔馴染みなメイドカフェへ行ってみると…という流れ。
なんだか、真面目にレビューするのが嫌になるくらいのラブラブカップルですね。
しかし、こちらの「康介くん」は彼女に好かれるべき、なかなかの男性。
「明菜ちゃん」をバイトから辞めさせるため、なんと身を粉にして働いておりました。
根性あるなぁ。
そんな訳で、メインはメイドコスプレなえっちです。
そこそこのタイミングで脱がしてしまうんですが、なぜかシマパンだけは最後までそのままでした。

お嬢さま「由梨さん」
※おまけ:お嬢さま「由梨さん」
 各ヒロインは実にキュートなのでした。

カラー原稿「恥めてのこすぷれい」を含めた連続話「密着でーと」
遠距離恋愛なカップル「あずさ」と「啓太」
田舎に住んでいるらしい「あずさちゃん」
途中の東北なまりな喋りが、コメディーになっています(1コマだけね)
1話目「密着でーと」は人の多さに酔った彼女がため、すぐさま家に戻ってのえっちでした。
そちらのオチから続く「恥めてのこすぷれい」は、前述しております「律さん」の夏服くらいに露出のあるメイド服でした。
彼女もシマパン着用で、カラーだけに紫色のストライプがいい感じよ。

ケーキ屋店長さんとバイト「ちよこ」さんの「お砂糖よりも甘いコト」
もともとは常連客だった、現在アルバイトという「ちよこさん」
嬉々として残り物を始末する彼女に惹かれていたんですが、その際の表情は単に大好きなケーキを食べるものとは明らかに異なっていたのです…。
紛らわしいほどの、えっちな食べ方(※正確には”舐めかた”ですね)をする「ちよこさん」がいい感じ。
ただ、それを気付いてもらえないというのは…けっこう恥ずかしいですねー。
他人事ながら。
しかし、売れ残りだけでなく明日の仕込みまで1人で平らげるほか、「モンブラン4つ」とか言ってました。
…太るぞ。
えっちシーンでは「ちよこさん」自ら服を脱いでいるんですが…なぜかエプロンだけ残しておりました。

女性用ふんどしは「パンドルショーツ」なんて名称になっているんですね。
…と、漫画の主人公「カズ」くんそのまま勉強になった短編「どきどき!?初体験」はふんどし漫画。
さっそく調べてみたところ、ひでるさん好きな女優「高樹沙耶」さんも着用しているんだとか。
へー。
漫画中のヒロイン「沙織」ちゃんは
私…ね、腰のとこお肉あるから…普通のパンツはくとゴムの跡ついちゃって…
とか言ってました。
いやいやいや、その”下着跡”がまた可愛いトコなんですけど…。
お肉あるから、とか照れながら言うのもいいなぁ。
そんなこんなで、話を戻してふんどし下着。
はっきり言って、デザインちっくになっているだけ面白味は半減
これはひでるさんだけの感覚!?
やっぱりふんどしというのは…こないだの漫画にもあったような、”無骨なソレをぎりぎりくらいな年齢の女の子が普通に着用するところが良い”んだと思うんですが。
お好きな皆さまはどうお考えでしょう。
えー、ついでなのでもう1つ。
この漫画では全て正面絵になっていましたけど、やっぱり背中からも見たいもの。
お尻が見れなかったのが、ちと残念。

沙織ちゃん、シスター「幸野春花さん」
※左:沙織ちゃん、右:シスター「幸野春花さん」
 これがふんどしですね。脱がしていきなりコレだったら…驚くだろうなぁ(笑)

ほか、シスター「幸野春花」さんの「純真恋心」
これは修道服がお好きな人への漫画ですねー。
漫画中にも台詞がありましたが、なかなか罰あたりっぽい場所でのえっちになっていました。
「どきどき・乙女心」はあがり症な「立花ゆずか」さん。
倒れてしまうのは極端ですが、こうした娘いるよねー。
場数と共に慣れていくと思うんですが。
「2人の超→引↓力↑ッ!」はWヒロインな短編。
田舎に戻った主人公がお隣に住んでいた双子「奈緒」「奈奈」に再会する流れです。
顔はそっくりだったものの、「奈奈」は発育良く巨乳に、「奈緒」は幼い容姿そのままな貧乳と、どちらも彼の趣味を満たすもの。
水着に着替えようという展開からえっちに発展していたんですが…ビキニの「奈奈」、スクール水着の「奈緒」という2人がまたいいですね。
画面は派手でしたが、ほぼ性格に変化はなく、キャラとして弱いのが残念なところ。
「礼奈」ちゃんとのほぼ即えっち系「あちゅい夏のある日の彼女」
こちらは寝ぼけた「礼奈ちゃん」でしょう。
あのぼーっとした、目半開きでの言動は正気に戻った際よりも数倍魅力的でした。

大まかには「森崎くるみ」センセ系統です。
乱れることない、太めな線の絵柄。
濃淡は丁度よいくらいで、細かく施されたトーン処理が特徴です。
コマ割り縦横に3分割くらいで、ちょっぴり賑やかな印象。
それでも作画の安定感が抜群なので、しっかりとまとまっておりました
人物絵は丸く幅広な目・輪郭の可愛らしいもの。
いかにもロリっという雰囲気ですが登場キャラの年齢は低くなく、そこそこの成長具合。
胸サイズも、普通かそれ以上という大きさでした。
コメディー描写が巧く、ほわほわ楽しいキャラであったため、ラブコメというジャンルがぴったり。
いいと思いますが、この絵のまま他ジャンルにも挑戦してほしいですねー。
カラーでもさほど変化はしていなかったので、判断は↓表紙・裏表紙がいいでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・個性はあるものの嫌味のない絵だと思います。安定しておりました。
コメディーは良いですが、全体的にお話は普通。キャラ・服装の可愛さで寄り切る感覚。
・ここは読者次第でしょうけど、ストッキング、ふんどしはひでるさんと合致しませんでした。
合計:[11/15]
ストーリーがどうのとかややこしい事は考えず、キュートなヒロインたちとの漫画をほわわーと楽しむのが正しい読み方でしょう。
なお、紹介帯を外すと前折り返し部分に女の子が登場します。
(※こちらが隠しゲスト…ですよね?)
その絵が可愛らしかったので、お持ちの方はぜひご覧下さいませ。

はちゅ えち (ホットミルクコミックス)はちゅ えち (ホットミルクコミックス)
(2009/11/10)
Rico

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : ストッキングラブコメコメディースクール水着パンチラパンドルショーツ高樹沙耶

■もう射精さないで (めいか)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ストッキング
・おまけ: あとがき、ゲストページ。
・その他: 短編×12。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「めいか」センセの「もう射精さないで」です。

こちらが「めいか」センセの初単行本。
紹介帯にはそう書いてありましたが…センセのHPを見たところ、どうやらこれが2冊目の様子。
前巻の「いもうと遊戯」にも”ファースト作品集”なんて書いてますね。
間が空いたから?

そんなこんなで、本日は「もう射精さないで」です。
構成は全て短編。
姉、教師などの多い、ちょっと年上な”お姉さん系漫画”となっています。
後述しますが、繊細なトーン描写の絵柄でした。
特にストッキングは目にもやたらいい感じ。
そんな訳で、やっぱり「めいか」センセが力を入れている(と思う)ストッキング着用なヒロインらよりどうぞ。

収録でイチ押しな漫画「ラブわんこ」
犬が大好きな若妻「麻衣」さん。
「健」くんと犬を選ぼうとしているうち、話題は”どうしたら犬が喜ぶか”にシフト。
おれを犬だと思ってやってみろ
という言葉を切っ掛けに、変な方向に流れていくのでした…。

どちらかと言うと無理矢理だったり、調教ちっくなネタの多い作品集。
しかし、こちらのカップルは新婚さんということで、カップルのラブラブっぶりを見せつけられてるようなお話ですね。
そうした明るいストーリーと共に注目なのが、ふんだんに描かれた「麻衣さん」のパンストでしょう
なんか違わない?
さすがに気付いていたものの、ローアングルから見上げる足・パンチラが実に良い感じ
羨ましく感じる方も多いでしょう。たぶん。
そんな風に前半は足でしたが、後半はお尻であるところもこの短編のポイント
自ら要所部分のみ破く展開も良かったです。

若妻「麻衣さん」、義姉「理恵さん」
※左:若妻「麻衣さん」、右:義姉「理恵さん」
 実に良いですね。「麻衣さん」のお話はこんなアングルばっかり(笑)

刺激的なパンストのお話「義姉さんのお夜食」
こちらは義理の姉「理恵」さんと「亮」くん。
漫画では既に彼の支配下にあり、携帯電話を大事なトコへ入れられていました。
バイブ機能は便利ですね(笑)
従順でむちむちとした「理恵さん」が可愛いものの、何かと甘ったれた事を言っていた「亮くん」が腹立たしいです。
あと、あっさりストッキングを脱いじゃうのが、ちょっぴり残念でした。
そちらとよく似た短編「家庭相談」は引き籠りな生徒「洋一」くんとその父親が最低。
特に父親ですねー。
おそらく、原因はアナタでしょう。
なお、こちらの担任「鈴村」先生はひざ上までのストッキングでした。

これまた教師モノ「性徒指導」
えっちな本を没収され、指導室まで呼び出された「吉田」・「石川」という2名。
融通の利かない、居丈高な態度で遂にキレた「吉田くん」は襲いかかるのでした。
実はかなり良いスタイルな先生。
しかも、黒のガーターストッキングなんて着用しておりました。
こんな教師いないだろうなぁ
そんな訳で、てっきり先生が仕組んだのだと思いましたが…。
結果的に没収した本と同じ事をしてました。

「抗戯の放課後」もまたまた教師モノ。
生徒「小林」くんと関係していた「若菜先生」
結婚が決まり、乱れた関係もこれで最後と決め、放課後に彼と教室でしていたところ…なんと、他の生徒に見つかってしまったのです。

言っているような繊細さは「小林くん」ないですが、確かに酷い。
たぶん頻繁にシテいたんでしょうし。
ちなみに、↓表紙が「若菜先生」でいいのかな。
イラストとは違い、やはりひざ上までのストッキングなのでした。
そう、「恋教師」のヒロイン「高岡」先生がパンストですね。
あるいは、そちらは彼女が描かれているのかもしれません。
「高岡先生」に憧れていた「堀田」くん。
電話口で”見合い”というキーワードを聞いてしまった彼は…という展開。
こちらは逆に、見るのも初めてというくらいに初々しい先生ですねー。
彼女の発想から察するに、あの後はラブラブになってそうでした。
たぶん、学校内のあちこちでえっちされるんだろうなぁ(笑)

ストッキングと黒下着がやたら美しい短編「カード」
こちらのヒロインは眼鏡の保健医「美央」先生。
彼女はいわゆる女王様タイプでなく、儚げないじめて系なのでした。
まぁ、どうやらそんなプレイのようなんですが。
むっちりグラデな太もも、特に1コマだけでしたがお尻描写が素敵なので注目のこと。

「性徒指導」の先生、鈴村先生
※左:「性徒指導」の先生、右:鈴村先生
 教師の多い単行本でもあります。皆さん必要以上にむちむちでしたが。

彼女の着用は…調べたところサスペンダーストッキングでいいのかな。
会社の同僚「橋本高行」と結婚予定というOL「上村エミカ」
彼女が裏表紙ですよね。
彼の不始末に、社長と即えっち展開な「婚前交渉」
旦那の目前でされてしまう、刺激的な展開なんですが…実はひとオチありました。
そりゃそうだよなぁ。

以下はストッキングでない短編群ですね。
彼氏と電話をしていた姉「由菜」になんとなく嫉妬を覚えた弟「トモ」
試しに足を舐めてみたところ抵抗なく、その勢いで…という姉弟の近親「あね電」
こちらが冒頭話。
一線を越えるかどうか、というぎりぎりが1ページをかけてじっくり丁寧に描かれておりました。
電話中だと言うのに、えっちですよー。
舌で下着をずらしたりされながらも、まるで抵抗しない「由菜さん」が良かったです。
そのまま終わるかなーと思いましたが、「トモくん」の行動にびっくり。
うお、なかなかカッコいいじゃーないですか。

えろえろな姉「結花」さんが登場する短編「まっサカリ」
可愛いと評判である「結花さん」の実態は、オモチャで自らを慰めるほか、弟「宏明」くんにも手伝ってもらっているほどのえっちな女性。
友達が泊まるため、手伝いを拒否されてしまった「結花さん」は、「宏明くん」の寝込みを襲おうとしたのでした。
…だいたいそんな流れ。
こちらはバカ姉ですね。
(※あるいは全て計算ずくなのかも)
結局手を出す寸前で阻止した「宏明くん」とのえっちになっていました。
大きな声出すとお友達起きちゃうわよ?
そうした、普通は逆のような台詞も言っています。
小さいコマでしたが、むーってなった「結花さん」が可愛いです。

ふんわりとした雰囲気の人妻「里中美咲」さんの「奥様クラブ」
近所の「久美子」さんに誘われ、アロマサークルへ行ってみると、そこは男女が絡まるようなマッサージだったのです。
慣れない「美咲さん」が良い反応っぷり。
口でどうのこうの言っていながらも、まるで抵抗していないのもいい感じでした。
(※なにげに旦那と比較してるし)

ビデオ店員「まひろ」さんの接客えっち漫画「接客方式」
ああしたコーナーの女店員はお客さんとえっちするのがお約束。
こちらは接客態度のテストと勘違いした「まひろさん」がえっちする展開でした。
DVD挟めるほどの巨乳を堪能下さい。

柔らかな線のすっきりな絵柄。
淡い色使いで、ぼんやり滲むようなトーン処理が最大の特徴
大きめなコマ割りと共にキャラも大きくゆったりと描かれています。
ふんわりとした曲線でゆったりなスタイルのキャラ絵。
お姉さん系ですね。
なによりも↓表紙・裏表紙にあるような、ストッキング描写が実に見事でした。
そんなんお好きな方は、あちこち刺さると思います。
なお、さほど大きな差はなかったものの、期間は07年3月から09年8月とやや開きがありました。
判断にはカット絵のあった紹介帯ほか、裏表紙のが白黒絵に近いかなぁ。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・個性が強く、人を選ぶと思います。悪くはないものの、まだ良くなりそうだったので平均にしてみました。
・可もなく不可もなくという感じです。
・特徴的なトーン処理でした。このままこっち系でぐいぐい活躍してほしいです。
合計:[10/15]
絵・話どちらも成年漫画として十分だったので、あとは好み次第でしょう。
ストッキング、女教師がお好きならばいいと思います。

もう射精さないで (TENMAコミックス)もう射精さないで (TENMAコミックス)
(2009/10/27)
めいか

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : ストッキングパンチラローアングル

■リリィがヤラせてあげる (佐藤沙緒理)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : オムニバス・ロボット
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵。
・その他: カラーイラスト数点、オールカラー(128P)、
       5話収録、現在は1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「佐藤沙緒理(さとう・さおり)」センセの「リリィがヤラせてあげる 1巻」です。

色々あって今日は時間がないので、ちょっとだけですみません。

さて、週末の新刊コーナーにて、目立っていたこちらの単行本。
なぜかって、こちらだけだいぶ山が低かったから。

そうなんです、こちらの単行本は全128ページとかなり薄め
巻数表記があるので漫画っぽいんですが、なんだか怪しげな厚みです。
店頭だと、小サイズのイラスト集みたいに見えるんですね。
これは簡単に手を出しづらいだろうなぁ~、と言うことで、こちらのブログに最適だと判断しました。

リリィ・キワコさん
※愛玩用ロボット「リリィ」(※一番右は「キワコさん」)
 ほわほわした巨乳ロボットです。基本えっちなことしかできません。

そんな訳で、本日は「リリィがヤラせてあげる」を紹介です。
「佐藤沙緒理」センセの単行本。
ネットで調べましたが…いまいちよく分かりません。
こちらが初単行本かな?違うかな?
お名前を変えてなければ、おそらくそんな感じだと思います。

もともとは「みはねに全部出して/カマキリ」と同シリーズの携帯コミック。
「松文館」さんの宣伝文句を借りると、”ケータイコミックで驚異的なダウンロード数”とのことでした。
人気なんですね!
前述しておりますやたらな薄さは、オールカラーであるため。
カラーイラストもありましたがメインは普通に漫画です。
量的にはやや微妙な気もしますが、一般的なオールカラー本と差はありません。
問題はないでしょう。

漫画は実はオムニバス。
愛玩用ロボット「リリィ」が様々な場面にて活躍するというもの。
今のところレギュラーに登場しているのは「リリィ」だけ。
記憶など、それぞれエピソードの関連もないみたい。
各話に登場していたサブヒロインがちらほらとサービスしてますが、基本的にえっちは「リリィ」中心になっています。

1話目は、引き籠りな息子「コウ」に父親が送ってきたのが「リリィ」という設定。
中古屋で売られていたそうなので…どなたかの使用済かな(笑)
ほぼ人間そのままでしたが、愛玩用らしくえっちのみが得意で家事は不得意。
つっけんどんな喋りがロボットちっくです。(※喋りは全エピソードで共通)
ただ、コミュニケーションは普通に出来、何も考えていないっぽいところが逆に良かったのか、彼の信頼を得ておりました。
ちなみに、こちらのエピソードは収録で唯一「リリィ」の機械部分が見られます。
…やっぱりロボットなんですね。

小学校が舞台の2話目は、「リリィ」が生徒らに拾われたという設定。
充電の描写があります。
普通の絵では確認できませんが、首筋にコネクタ差し込み口がある様子。
やはりはっきりと「愛玩用」と言っている彼女ですが、教師のサポートとして校長の許可が出ていました。
当然ながらえっち以外には遊び相手程度にしか役立たないんですけどね。
こちらは、先生と仲の良い「リリィ」に嫉妬するツインテールな少女、「安堂」さんが可愛いので注目です。
なお、「リリィ」とはジャージ姿・ブルマ姿でのえっちが展開されます。

3話は朝起きたら隣に「リリィ」というパターン。
実は、酔っ払っていた主人公が勢いそのまま買ってきていたのでした。
おお」という独特のテンション・リアクションがコメディーっぽい「リリィ」
こちらはなにげに主人公の彼女「キワコ」さんが目立っておりました。
彼女がえっち好きなため、珍しくぴったりな居場所という感じですね。

安堂さん、ラン、ミズエ
※左から「安堂さん」、「木嶋さん」、「ラン」、「ミズエ」
 他ヒロインはこんな感じ。先生に恋する「安堂さん」がキュート。

4話は「リリィ」が中古店に売られてきた?というエピソード。
…そうだ、1話目は中古店から買われてましたね。
ひょっとして各話はバラバラに見えて繋がりあったりするのかなぁ。
(※ご主人は若い男で、実は~という展開でしたが)
店の手伝いをする万能ロボット「ミズエ」ほか、商品兼店員という「サヤ」、「ラン」など他ロボットも登場するお話。
男性型も登場してました。
普通に店を手伝う他のロボットらに対し、やっぱり何もできない「リリィ」
ミズエ…セックス機能ついてたんだ…
という台詞から察するに、「リリィ」は愛玩機能しかないみたい。
あるいはそれに特化しているだけ、そっちだけは相当に凄いのかも。
それぞれ細かく個性と意思があり…よくある終末映画のような展開になっていました。
緊急措置みたいな機能がないと危ないでしょー。

「ユキ」という女子高生(?)がマスターである5話は学校話。
身体の弱い彼女をサポートするため、学校へ人間として潜入している設定です。
ボケっぷりは相変わらずでしたが、他短編と比べてそこそこ知恵がまわるような描写がありました。
ちょっといい話に仕上がっているので、詳細は伏せておきますね。

えー、アマゾンさんのページでは成年確認がありましたが、漫画には…ないですよね、成年マーク。
そんな訳で、↑上の属性部分では外しました。
必ず直接えっちシーンがあり、局部は手、ふきだし、コマ枠などで巧妙に隠しています。
ただ、下着を穿いていればそのまま描かれていたり、結構ぎりぎりな感じもありました
購入の際には、成年っぽい感じのがいいでしょう。いちおうね。

オールカラーなので基本は↓表紙そのままですが、本編ではもう少し漫画っぽく崩しています。
動かし易いように、という意味ね。
すっきりとして見易く、極端な強弱もありません。
コマ割りが細かいのは、こうしたジャンルではあまりないと思います。
単にカラーなだけで、普通に漫画してます。
読み応えもありました。
それなりに癖の強い人物絵で、↓表紙にある特徴的な大きい目と太いまつ毛は好みがきっちり分かれるでしょう。
ただ、それはヒロイン「リリィ」だけのもの。
他ヒロインは普通でした。
「リリィ」に関しても、読み進めていくうちあまり気にならなくなると思います。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・癖の強さはありますが、良く描けています。カラー漫画、お疲れさまです。
・ちょっとオトボケな「リリィ」が面白く、彼女を中心としたオムニバスも楽しく読めました。
・カラフルな色彩が素敵です。微妙なロボット具合なネタも効果的であったと思います。
合計:[12/15]
予想以上な出来栄えでした。
面白かったです。
完全にバラバラなオムニバスでなく、「リリィ」のえっち珍道中~みたいな風情も携帯漫画、カラーコミックという媒体に合致していたと思います。

リリィがヤラせてあげる 1 (パインコミックス)リリィがヤラせてあげる 1 (パインコミックス)
(2009/10/27)
佐藤 沙緒理

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : ツインテールコメディー

■俺の妹がこんなに可愛いわけがない (いけださくら)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : コメディー・妹
・おまけ: あとがき・漫画、ゲストページ、カバー裏に別絵。
・その他: 原作「伏見つかさ」、8話収録、現在は1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「いけださくら」センセの「俺の妹がこんなに可愛いわけがない 1巻」です。

なんとなーく、平仮名の名前に記憶あるような、ないような…という「いけださくら」センセ。
ああ、なるほど。
初単行本「むにちち」を紹介してましたねー。

さて、センセ2冊目の単行本「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
長めなタイトルに「妹」とあったので…「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!/草野紅壱」を想像しておりましたが、原作は小説の様子。
毎度のことながら、そちらは未読です。
しかし…「いけださくら」センセはいきなり2冊目で一般の長編ですかー。
すごいなぁ。
まだ成年系のお仕事もされているようでしたが、ちょっぴり心配。

ヒロイン特集1:いつもの桐乃さん
※ヒロイン特集1:いつもの桐乃さん
 凛とした表情が素敵…というより、ちょっとこわいですか。

主人公「高坂京介」は平凡な高校生。
しかし、その妹「高坂桐乃」は容姿端麗、文武両道という感じの完璧少女でした。
学業では県のランキングに載るほどの優等生で、所属する陸上部では記録を出すほど。
さらに中学生とは見えない大人びた雰囲気があり、モデルの活動までしていたのです。
そんな妹との仲は険悪そのもので、まともに接していない彼女とは口さえ交わさない関係なのでした。
ある日、玄関にて「星くずういっち・メルル」というアニメDVDを発見。
しかも、その中身は「妹と恋しよっ♪」という成年向けゲームだったのです。
持ち主は自分でなく、また厳格な父は無論のこと母でもないだろうと考えた「京介」
家族の集まる夕食の際に軽く話題を振って様子を見てみると…なんと、明らかな反応を見せたのは「桐乃」だったのでした。
大雑把ですが、だいたいそんな導入部。

妹とのラブコメ…ではなく、意外な趣味であった妹との交流を描いたコメディー漫画。
お互い兄妹として接しており、そこに別の感情はありません。
ただ、普段の凛とした表情が、好きな事になると素が出てふにゃーとなったり、照れたりと崩れるあたりはどこかツンデレちっくです
いかにも漫画(小説)という設定で、”実際にはあり得ないだろう組み合わせ”の妙・実現を楽しんで下さい。

なかなか高圧的な「桐乃さん」が描かれている1話。
落としたバックを拾おうとして、「京介くん」ひっぱたかれたりしていました。
あれは気まずくなって当然ですね。
彼女中学生でしたから、実際もそんなものなのかなぁ。
やだなー。
ただ、その強さがあればこそ、食事シーンでの困惑した表情が実に生きておりました。

ヒロイン特集2:崩れてくる桐乃さん
※ヒロイン特集2:崩れてくる桐乃さん
 それがこーんな感じになってしまうのでした。

持ち主判明から続く2話。
なかなかの策略家であった「京介くん」の罠に見事落ちた「桐乃さん」ですね。
家での彼女はホットパンツ姿だったので、お尻を突き出した感じが実に結構(笑)
ただし、さすがに彼は大人。
返却する際、相手のプライドを守りつつの会話は、ちゃんとお兄ちゃんしていました
事が露見した後に「桐乃さん」が心を開くのも当然だと思います。
その後、ベットで覆い被さられる光景は一瞬勘違いしますよねー。
…というか、もうそこそこの年齢なのだから、男にがっつり跨るのは止めたほうがいいですよ、「桐乃さん」
しかも頬染めて。紛らわしいなぁ。

”人生相談”と称して、自らの趣味をカミングアウトするのが3話まで。
自らが妹という同じ立場であるのに、「桐乃さん」の趣味は妹モノ。
しかもアダルト。
察するところ、自分がどうであるかは関係なく、兄(姉かな?)の視点で楽しんでいる筈。
可愛いという感想は、いかにもソレでしょう。
優等生で大人に交じって仕事をするなど、だいぶ年齢からは背伸びをしているようだったので、そっち好みになったのかな。
ともかく、ここで非常に気になるのが「京介くん」の疑問でもあった切っ掛けについて。
彼は特にマニアな趣味なく、少なくとも家庭内ではそんなんに触れる機会は皆無。
しかも女の子ですからねー。
漫画では明言されてなかったですけど、ここは今後明かされていくのかな。

こうして、ぱったりと止んでいた妹「桐乃さん」との交流が再開していくんですが…趣味方面になると、いまいち不器用な彼女を楽しんで下さい
前述しているようにラブな展開はありませんが、「京介くん」と同じ兄目線で優しく見守るようなお話だと思います。
特に1巻ラストでは、帰宅した「京介くん」が絶体絶命な場面を迎えている「桐乃さん」という場面に出くわしておりました。
さて、貴方ならどうフォローしますか?
という感じですね。
「京介くん」の活躍に期待しましょう。

ヒロイン特集おまけ:幼馴染みの麻奈実さん
※ヒロイン特集おまけ:幼馴染みの麻奈実さん
 うーん、何か事件がないと発展しそうにないかなぁ。

ちなみに、「京介くん」の幼馴染み「田村麻奈実」さん。
ほわほわとした穏やかな眼鏡キャラですね。
よき相談相手と言うより、もはやじゃれ合う恋人同士のよう。
ただ、関係が近過ぎるのか、はたまた妹で何らかが満たされている(笑)のか、ちょっと発展しそうにない雰囲気でした。
こちらでも、ラブ展開はかなり遠い感じ。
1巻の時点では、どちらかと言うと「桐乃さん」の方にドキドキしており、危険な空気が残っているのもポイントでしょう。
「麻奈実さん」の寝ているカットありましたが、だーいぶ幼い感じでしたねー。

乱れない、丁寧な細線での絵柄。
濃淡は適度なくらいで、白比率もあるため、画面はすっきり。
あちこちのバランス良く全体に安定感もあり、個性はあるものの絵的な問題は特に見当たりません
コメディー絵がちょっと崩れるかなぁ。
ふっくらとしたキャラで、くりくりっとした強い黒目が特徴。
必要なだけの描き込み具合も見易くて良い感じでした。
カラーでも変化ないので、↓表紙の判断で良いでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・単純にひでるさん好みな絵です。ふっくら気味が好きならば問題ありません。
・面白い導入部です。ただ、一撃必殺な感じもありました。
・良い設定だったと思います。単純ラブラブっぽさもなく、今後はどう展開するのかなぁ。
合計:[13/15]
お話についての補足。
優等生でモデルまでやっている小生意気な妹が、実は妹系アダルトゲームな趣味だった~という3話までのエピソードに比べると、後半はややインパクトが薄れていく印象でした。
2巻以降がどうなっていくのか、楽しみにしたいと思います。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 1 (電撃コミックス)


★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : ラブコメコメディーホットパンツ

■淫にゃん娘。 (ねこまたなおみ)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・胸
・おまけ: あとがき。
・その他: 初単行本、紹介帯折り返しにコメント、カラー(16P)、短編×12。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ねこまたなおみ」センセの「淫にゃん娘。」です。

はー、こちらも初単行本なんですか。
果たして、1年のうちにどれだけの漫画家さんが初単行本を出されているんでしょう。
活躍し続けるのも大変ですね。
頑張って下さい。

さて、そんなこんなで、こちらが初となる「ねこまたなおみ」センセ。
「淫にゃん娘。」です。
タイトルの”にゃん”はセンセの名前からのものらしく、漫画には猫関連(猫耳など)はありません。
シリアスなものはありましたが全体的に暗いお話なく、爽やかなストーリー群。
全て短編ですね。
清潔感あるキャラも、なかなか良い感じです
特に胸(谷間)が素敵だったので、↑上の属性部分はそうしてみました。

保健医「音無さん」
※保健医「音無さん」
 刺激的な服装ですが、穏やかな可愛い方でした。

カラー原稿の浴衣漫画「彼女が浴衣に着替えたら」
いちおう8ページもあるので、そこそこのボリュームを赤い浴衣で飾っておりました。
濃い目な色使いから寒色系な髪・帯と浴衣・肌の暖色などがバランス良く、ひでるさん好みな感じ。
これはカラーで大正解ですね。

同じくカラー原稿から始まる「保健室ではお静かに」
教師「幸田」は保健室で寝ていました。
そちらで、憧れている保健医「音無」とのえっちな夢を楽しんでいたところ…ふと目覚めると、目前には似たような光景が。
こんな状態で教壇に立つつもりで?
そう言って、あの「音無」が迫っていたのでした。
だいたいそんな導入。

保健医というと生徒が相手なのがセオリーですが、こちらは教師。
なぜ保健室で寝てたんだろう。サボリ?
ロングな髪とリボンが可愛い「音無さん」
同名字の有名キャラと同じく、女生徒らにからかわれる「幸田くん」に激しく嫉妬しておりました。
トゲトゲなふき出しが素敵。
ネクタイをぎゅーっと掴む仕草もいいですねー。
そのまま一気に締めて下さい(笑)
容姿とは裏腹に、ガーターベルトでえらく面積の狭い下着がなんだか意外でした。
その気があったためかな。
でも、服も胸元だいぶ空いており、またスカートもタイトのミニなんて穿いているんですよね、この方。
漫画で男子生徒は描かれていませんでしたが、もし共学だった場合男子生徒から絶大な人気がありそうでした。

「てのひらの上の未来」の後輩さん、保育士「ちあきさん」
※左:「てのひらの上の未来」の後輩さん、右:保育士「ちあきさん」
 いい谷間具合です。こっち方面がお好きな方は注目。

文化祭での先輩・後輩カップル「てのひらの上の未来」
こちらのヒロインも「音無さん」と似た、清楚なお嬢さまっぽい感じ。
かなりがっつり迫っていましたが、したたかな面も持ち合わせる”可愛いだけでない女性”でした。
「Hony Bitch」のヒロインはそちらよりも上。
会社の先輩からお願いされ、奥さんの浮気調査をするべく侵入した主人公。
しかし、それはあっさりバレてしまい、事情を全て喋らさせられると…奥さんはあっさり部長との浮気を告白したのです。
さらに口止めとして…という展開。
共犯者になっちゃえば一番安心できるのよ
だってー。
次の機会ではどちらかというと周囲に気兼ねする主人公とは裏腹に、バンバン服を脱ぎ出していました。
この奥さん可愛いのに凄いですね。

憧れる課長との出張・宿泊な短編「丑三つ時にも眠れない」
仕事では頼れる上司が、実は幽霊関係が苦手で…というネタ。
いきなり来て、”風呂が使えないからこっちの借りる”というシチュエーションがいいですねー
待っている間はさぞドキドキとすることでしょう。
幽霊が苦手というのは置いといても、ビジネスホテルで額の下にお札が貼ってあったりしたら確かに嫌ですね。
電気を消させないための一言が”技あり”な感覚で良かったです。

保育士「ちあき」さんの「オトナの時間」
なにげに気を使っている(と思う)弟さんの行為が微笑ましくていいですね。
スカートめくられるのが絵的に都合良いですが、あれがジャージなのはリアルかも。
ひざ枕からの行為は普段の感覚なんでしょうけど、対象が大人になると途端にえっちな空気が流れますねー。
いいなぁ。
あの場に1人だけというのは実際にないでしょうけれど、刺激的でした。

「HERE_COMES~」の娘、先輩の奥さま
※左:「HERE_COMES~」の娘、右:先輩の奥さま
 ロリちっくな絵とアダルト絵を。どちらも素敵な大きさですが。

義妹「愛」ちゃんとの「ギリギリまいしすたー」
告白はしてしまったものの、それまでの素直になれなかった感覚を引きずっている「愛ちゃん」
思わず蹴っ飛ばしてしまうとこは、なんだかリアルな気がしました。
ただ、ラストはちと余計だったような気もします。
そちらと並び、ロリちっくなヒロインの「HERE COMES A NEW CHALLENGER!」
容姿からは想像し難いような胸もいいんですが…やっぱり短パンですよね
真横の逃げ出す前の絵が大好き。

「エコ暖房のススメ」は告白前でしたが、実はラブラブなカップル。
暖房代わりに一晩いてもらうって、主人公の男性は相当な鈍さでした。
付き合い長いためかな。
同窓会後の「タイムカプセル」は「啓子」・「瞳」というWヒロイン。
うん、これはオチまで読めてしまいましたが、ラストページの切なさがいかにもいい感じ。
「ひろあき」くんがその真意に気付いたりしたら…またドロついて面白そうなんですが(笑)
ほか、「Matiere(マティエール)」は美術部(?)の先輩と、短編「きずあと」は管理人「澄子」さんなのでした。
勢いをつけるため、えっち前にビールを一気飲みする「澄子さん」が可愛いです。

丁寧な線の絵柄。
適度な程度の濃淡具合で、大崩れもないため画面しっかりで見易いです。
盛り上がってくるとコマ割りが複雑になる特徴がありました。
人によって良し悪しかもしれませんが、適当に力が抜けている部分がメリハリになってます。
主要キャラはバランス良く、描き込み具合もちょうどいいくらい。
ふっくらと幅広な輪郭ながら他パーツが小さめなので、お姉さんっぽいヒロイン群。
むちむちとした肉付きで、特に胸の谷間が良い感じでした
こちらが初単行本とのことでしたが、高いレベルで安定しております。
豊富なカラーページがあるだけそちらも巧く、白黒絵とそう差はなかったので、判断は↓表紙で問題ありません。
裏表紙はロリっとしているので、↓表紙のがいいと思います。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・バランスに優れ、引っ掛かる部分もなく安定していました。初単行本では十分でしょう。
・悪い点なく、こちらも安定。あまりラブコメっぽくもなく、無難な仕上がりという感じでした。
・まだ色々と模索しているような印象。こちらは今後に期待ですね。
合計:[11/15]
いきなり完成度の高い単行本でした。
カラーも巧く、キャラもいい感じだったので、次は中編・長編が見たいです。

淫にゃん娘。 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)淫にゃん娘。 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
(2009/10/31)
ねこまたなおみ

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : ラブコメ

■ドリームハンター麗夢XX 蒼の機関騎士 (火浦R)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ビキニアーマー
・おまけ: あとがき、ゲストページ(原作)、キャラクターデザイン集、
      折り返しに「お勉強教室」・挨拶、カバー裏に「続・お勉強教室」
・その他: 原作「奥田誠治」、登場人物紹介、8話収録(全て表題作・1巻完結)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「火浦R(ひうら・あーる)」センセの「ドリームハンター麗夢XX 蒼の機関騎士」です。

こないだの「超昂閃忍ハルカ」と共に、期待していた「キルタイムコミュニケーション」さんの単行本2冊。
…結果としては、あまり良くありません。
「ハルカ」は以前の紹介記事通り、そしてこちらのは「ドリームハンター麗夢」は絵が良かったものの、どうにも期待からズレる展開なのでした。
そのあたり、ざーと書いていきます。

ヒロイン特集1:色々な服の「麗夢さん」
※ヒロイン特集1:色々な服の「麗夢さん」
 できればもっとバリエーションが見たいところでした。

「ドリームハンター麗夢XX 蒼の機関騎士」は全て1冊まるまるの長編漫画です。
なんとなーく、記憶にあるような、ないような感じ。
調べてみたところ、OVAを原作として、色々派生していったような作品でした。

ひでるさんはやっぱり今回が初見。
なんとなく記憶にあるような感じを受けるのは、おそらく当時流行だったビキニアーマーからの勘違いだと思います。
ロリっとした主人公「麗夢」が目立っておりますが、基本的には”夢魔”という不確かな相手と闘うミステリーアクションのようなお話みたい。
もともと18禁だったのが、評価を得て一般リリースされた経緯があった様子。
それがためか、今回の漫画もややどっちつかずな印象なんですね。

いちおう成年マークをつけていますが、漫画でそういったシーンはぽろぽろという程度
捕えられている女の子ほか、「麗夢」の触手えっちなど無い訳ではありませんが、少しだけ。
「麗夢」の変身後がいかにも80年代ちっくな露出の大きいビキニアーマー
そのため、えっちくさい匂いがしているものの、描写はだいぶソフトに落ち着いています
簡単に一言で表現するならば、ストーリーに比重があるだけ成年漫画っぽくないのでした。
下手をすれば、同社の一般くくりな「ヴァルキリーコミックス」でもぎりぎりOKなのではと思いました。

原作のそういった事情をよく知っているならば問題ないと思いますが、初見な方の場合は…やっぱり、↓表紙のロリちっくな女の子がそりゃーもう色々な事をされてしまう絵を想像する筈。たぶん。
なにしろ、裏表紙の漫画カットもそういうシーンばかりチョイスされていましたから。
わざわざ書くまでもありませんが、ひでるさんはモロに”勘違いした派”でした。
逆に原作ファンの方にしてみれば、もしかしたらえっち過ぎると評価されるかもしれませんねー。

夢から人を蝕む”夢魔”と戦う少女探偵「綾小路麗夢」
いつものように床についた彼女は、知らぬうちどちらかの夢世界へ入っていました。
「麗夢」の持つ変身能力も使えず、あちこち調べていたところ、巨大な機関車と謎の男「ジョバンニ」が出迎えたのです。
一方、現実世界では携帯電話を持った女の子らが”闇の中から現れる列車に連れ去られる”という謎の事件が発生しておりました。
調査を命じられた警部「榊純一郎」は、協力を得るべく「麗夢」のを探していたものの捕まらず、超心理学者「鬼童海丸(きどう・うみまる)」に接触。
ついに、不穏な気を察知するのでした…と、だいたいそんな導入部。

ヒロイン特集2:ビキニアーマーな「麗夢さん」
※ヒロイン特集2:ビキニアーマーな「麗夢さん」
 こんなんが好きかどうかが最大のポイント。あっさり破られます(笑)

前述したように、1冊まるまるの長編漫画。
完全新作で、「麗夢さん」の1エピソードという風情になってます。
そのため、シリーズについては”知っているもの”という扱いで、多少説明的な台詞があるくらい
もくじ部分にはいちおう登場人物紹介があるんですが、ちょっとだけ。
まったく無いよりは親切ですけれど、初見な方には厳しい情報量
どうせなら1ページくらい使って、OVA作品の紹介とかして盛り上げればいいのに…。

”ドリームハンター”というヒロイン「麗夢さん」
↓表紙では剣を持ってビキニアーマーを着用し、またそれが破れかかっているいい感じなんですが…微妙な活躍。
原作もこんな感じなのかな。
1話目「悪夢の銀河鉄道」は完全に導入という感じ。
おそらく寝間着姿なので、パンチラが目に優しい(笑)程度。
えっち描写は捕まった女の子らの数カットのみでした。
続く2話目「生命の操車場」は、主要登場人物が集結するような回。
修行僧「円光」、サポートの犬猫らが顔を見せるのもこちらから。
えっちシーンはさらに少なく、「麗夢さん」の扱いも少しだけ。
ほぼ、男どもがお話を進めているのです。
前述しました”微妙な活躍”
主要キャラはおやぢと坊主と学者にペットと「麗夢さん」以外に色気がなく、この先のストーリーではえっち描写のためもあってか「麗夢さん」はほとんど捕まったままになるのです。
キャラが彼女だけならば、「キルタイムコミュニケーション」さんのお約束そのまま、えっちなことされつつも事件をじわじわ解決していくんでしょう。
しかし、こちらは変に周辺キャラが大勢いるため、「麗夢さん」が何もしていなくてもお話は勝手に進んでいくのでした
これが、主役たるヒロインの出番・活躍を少なくし、またサービスシーンもちょろっとという原因なんですね。

2話ラストでようやく変身した「麗夢さん」
続く3話「終着駅の怪人」は、皆さん待望のアクションシーンです。
剣を振るい、触手によってアーマーが破られ、人質を盾にされた彼女は…という、非常に盛り上がるお話になっています。
ストーリーを追っている関係で、各話の差が激しいんですね。
捕まった「麗夢さん」は当然~ということで、4話目「永遠の箱舟」は期待そのままな展開。
触手ですよ。
体が徐々に元に戻っているのか…
そんな台詞そのまま、じわじわロリちっくになるところがポイントです。
お前を全て解析してやるぞ」とか言っていたので、期待したんですが…たまに「麗夢さん」が描かれているものの、ほぼ周辺キャラが活躍。
大まかには6話「電脳魔城の悪意」までそんな感じ。
故あって復活した「麗夢さん」でしたが、活躍する間もなく再び触手に絡め取られてしまうのでした。
やたら簡単に破られてしまうビキニアーマーが実に良い感じ(笑)
ここからクライマックスですよ!

ヒロイン特集3:触手と「麗夢さん」
※ヒロイン特集3:触手と「麗夢さん」
 あるいはこんなん。回数(ページ)が少なめなのが残念。また、ソフトです。

強めな線の丁寧な絵柄。
濃淡は黒とトーンの目立つ、やや濃い目な感じ。
各キャラ、背景などのバランスに優れており、確かな描写で見易い作画でした。
サイトで見た原作よりも、可愛らしくなった印象。
前述しているように男キャラが活躍しているもののあまりうっとうしさはなく、「麗夢さん」もぷにぷにとキュートに描かれています。
お話のややこしさはありましたが絵的に分かり辛い箇所はなく、こちらについては問題ありません。
非常に良かったと思います
判断については、ほぼカラーと変化ないので↓表紙を参考にして下さい。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・センセの単行本「火浦係数」に興味がわくほどの画力がありました。原作ファンも納得するのでは。
・敷居が高く、成年漫画では分かり辛い部類。えっちシーンも少なく、読者の期待と合致するか微妙。
・知っていること前提で、漫画部分では夢世界での能力うんぬんという基本が弱かったように思います。
合計:[11/15]
周囲の男キャラがお話を進行していた印象が強く、えっち度もあまり高くはありません。
ページとしても多くないです。ちょっと残念。
敷居も高いままで、シリーズを知っているのが前提という感じでした。
ただし絵は一級品という出来栄えで、ビキニアーマーのロリちっくな可愛いヒロインが触手と戯れる描写がお好みな方なら、楽しめるかもしれません。
えっち目的な場合は要検討のこと。

ドリームハンター麗夢XX 蒼の機関騎士 (二次元ドリームコミックス192) (二次元ドリームコミックス 192)ドリームハンター麗夢XX 蒼の機関騎士 (二次元ドリームコミックス192) (二次元ドリームコミックス 192)
(2009/10/28)
火浦R

商品詳細を見る


※こちらが原作
ドリームハンター麗夢 DVD-BOX 2ドリームハンター麗夢 DVD-BOX 2
(2007/05/23)
松井菜桜子深雪さなえ

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : ビキニアーマーキルタイムコミュニケーションヴァルキリーコミックスアクションパンチラ

■となりのアサミさん (ふうたまろ)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : ラブコメ・母
・おまけ: あとがき。
・その他: 短編×10(うち「となりのアサミさん」×9)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ふうたまろ」センセの「となりのアサミさん」です。

ついにプレイしました、「海原川背・旬 ~セカンドエディション完全版~」
良い出来栄えです!
知ってる方は無論のこと、知らない方にはぜひオススメなゲームです。
面白いんですが…もともとアクションが苦手な上に腕は相当鈍っており、ダメダメなひでるさんです。
もっと巧く「川背さん」を操縦してあげたいんですが…もう親指がアツいのですよー。
自分の体はうまくスイングしてるんですけどね(笑)

海腹川背・旬 セカンドエディション完全版海腹川背・旬 セカンドエディション完全版
(2009/10/29)
Nintendo DS

商品詳細を見る


さて、ゲーム紹介のブログではないので本題をば。
本日は「アナよび」などを紹介しております「ふうたまろ」センセです。
待望の新刊が発売されました!
こちらで5冊目という新刊は「となりのアサミさん」です。
あとがきに書かれていてやっとこさ気付きましたが、センセの短編集「愛・家族―ふうたまろセクシー短編集」の同タイトルを長編漫画用にしたもの。

愛・家族―ふうたまろセクシー短編集 (マンサンコミックス)愛・家族―ふうたまろセクシー短編集 (マンサンコミックス)
(2006/03/29)
ふうたまろ

商品詳細を見る

※コレね。

あらためてそちらを見ると…おおっと、びっくり!!
お持ちの方はぜひそれぞれを見比べて下さい。
1話お風呂のシーン前後です。
それはいい考えね」の台詞あたりから~背中流すくだりまで、まったく同じ流れです。
セルフパロディのような風情ですねー
(あ、でも基本的に同じ漫画なのか)

と、うっかりあらすじ書く前に本編へ行ってしまったので、ちょっと戻してあらすじから。
主人公「川崎秋彦」の隣に住む幼馴染み「吉原かがり」ちゃんの母「吉原朝美」さんは、近所でも評判な美人。
その美貌と料理の腕前により、TVにてお料理コーナーを担当するほどでした。
母親のない「秋彦」にとっては母性を感じる存在であると共に、憧れな年上女性でもあったのです。
ある日、「朝美さん」のものらしき下着を拾った「秋彦」がなんとなく1人でしていたところ、内外での公認カップルであった「かがりちゃん」にうっかり目撃されてしまいました。
激しく非難し、絶交まで宣言した彼女の言葉を受けた「朝美さん」は…
秋彦くん、じゃあ私の恋人になってくれる?

じゃあ私の恋人になってくれる?
※じゃあ私の恋人になってくれる?
 小さい頃から変わってないですね、この方。

いかにも「ふうたまろ」センセ、というラブコメ漫画でした。
「朝美さん」の方針がため、全裸率が非常に高くなっています
そのため、あとがきでセンセが書いているようにえっち度は他よりもやや上向きな単行本に仕上がっておりました。

こちらのメインヒロイン「朝美さん」
センセの書かれるアダルトヒロインというのは、一歩下がって皆を優しく導くような存在。
煽情的家族」の「美紗子さん」とかがソレですね。
しかし、こちらの「朝美さん」は自分に正直な、かなりはっちゃけた女性なのでした。
冒頭での裸エプロン(※↓表紙と同じですが、さらに下着も着けてません)に始まり、いきなりの恋人宣言。
これが単に「かがりちゃん」を素直にさせるための方策かと思いきや、お風呂へ侵入すると彼の妄想そのままというえっちをしておりました。
この方、本気で娘と張り合ってます
その後も「秋彦くん」の父親から承諾を得ると、同居のため勝手に引っ越しを開始。
さらに、”家の中で服を着るのは禁止”としておりました。
この世にはね…戦わずに手に入るものなんて何もないのよ
だって。
どんな人生だったんだろう。

吉原朝美
※吉原朝美
 はっちゃけ母親。面白い人ですねー。

そうした流れで、むりやり全裸にさせられる娘「かがりちゃん」
豊かな「朝美さん」とは違い、これからなスタイルですねー。
がつがつ貪欲に娘の恋人を奪う母親(笑)と対抗するため、素直に頑張っておりました。
怒ったり、恥ずかしがっている場合ではないですから。
まじめなだけじゃ幸せにはなれないの…
うんうん、その通りだ。
「かがりちゃん」は恋人の権利を1つ譲られ、さてこれからというところ登場するのが、もう1人の幼馴染み「菜摘」ちゃん。
センセお得意(たぶん)なツーサイドアップなキャラですね。
ほわほわお嬢さまっぽい割になかなか大胆で、胸も大きめ。
もともと気持ちは封印しようとしていたためか、7話ではナースコスプレ(その下にベルト状の拘束衣)、8話では母親「渚」さんの目前など、登場するたびにはっちゃけていくのでした。
「秋彦くん」モテモテですねー。
決して表情には見せませんが、なにげに監視を強化している「朝美さん」が可愛いです。

なお、6話では「菜摘ちゃん」の母「渚さん」が参戦してます。
行動が多少は怪しいものの、あくまでも娘の幸せを願うなど、「朝美さん」と比べるとだいぶ普通。
しかし、近しい女性と次々にえっちする「秋彦くん」は羨ましいですね。
かえって苦労するわよ
という台詞は、おそらく本心からのものでしょう。

かがりちゃん、菜摘ちゃん
※左:かがりちゃん、右:菜摘ちゃん
 「家で服着てると変な感じ」とか言ってましたよ。

そんなこんなで、「朝美さん」の下着を発端にしたカオスがどんな決着を迎えるのか、ぜひ単行本でご確認ください。
どう転ぶのか、ラストのぎりぎりまで目が離せない漫画です。
なにげに他単行本のヒロインらがもゲスト出演しているので、そちらも見逃さないように。
なお、複数で乱れる短編「快画の時間!」は、なんとなく「すえひろがり」センセちっくなお話でした。

しなやかな線のすっきり絵柄。
濃淡は適度からやや薄めという具合です。
大変バランスに優れ、決して崩れることない安定感のあるもの。
コテコテしていないものの、ゆったりとした豊かな曲線が微妙なふっくらな肉加減をうまーく表現しております
ボクのアダルトヴィーナス」の頃から巧い方でしたが、特に最近の絵は洗練させて綺麗ですね。
お話も含めて多少の癖はありますが、万人に好まれるタイプだと思います。
近い雰囲気だと…「陸乃家鴨」センセかな。
そちらよりもう少し落ち着いた感じです。
↓表紙、裏表紙の判断で良いでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・ソフトなタッチながら、きっちりえっちな絵柄です。絵的な問題はありません。
・ストーリーよりもえっちに比重のある、はっちゃけ話でした。
・センセ独特なキャラですね。やっぱりアダルトな女性は巧いなぁ。
合計:[13/15]
可愛い↓表紙なんですが…「朝美さん」、もう少し手を上にしてほしかったなぁ(笑)
個人的には、後ろ折り返しの母子絵が好きです。


となりのアサミさん (マンサンコミックス)となりのアサミさん (マンサンコミックス)
(2009/10/29)
ふうたまろ

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : ラブコメツーサイドアップコスプレ

QRコード
QR
検索フォーム
作者名検索カテゴリー
【 お名前で分類 】
カウンター
プロフィール

 あおぶひでる

Author: あおぶひでる
 まんがとの出会いは一期一会。そんな、漫画の魅力についてのんびり書きたいと思います。
 いいよね、まんがって。
<現在は更新しておりません>

 はじめての方は↑カテゴリの(※サイトについて)をご覧下さい。

↓メールフォームを用意しました。なにかありましたらそちらに。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

カレンダー
10 | 2009/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
月別アーカイブ
他にどんな記事あるの?

全ての記事を表示する

最近の記事
リンク
最近のコメント
最近のトラックバック
フリーエリア
【趣味のCMエリアです】