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■VSおんなのこ (ジョン湿地王)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき。
・その他: 初単行本、カラー(4P)、
       短編×8(うち「だぶるいんぱくと」×2)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ジョン湿地王(じょん・しっちおう)」センセの「VSおんなのこ VERSUS ONNANOKO」です。

またまた初単行本です。
こちらは白を基調とした色づかいと、寝そべっている女の子のバランス良い↓表紙が目に止まった単行本です。
手触りよいつるつるとしたカバーもいいですね。
さっそく、詳しく見てみましょう。

由乃さん
※「由乃さん」です。
 この娘の話が最もお気に入りなのです。勢いがついているとはいえ、モノ凄いこと言ってます。

幼馴染み「雅樹」くんの盗撮現場を押さえた「由乃」さん。
次々デジカメの画像を削除するうち、どうにもひっかかる、納得できないことがあったのでした。
どーしてあたしの写真が一枚もないのよーっ!?
…そんな切っ掛けである短編「710万画素の愛情」

事の発端となる3ページまでが非常に面白く、掴み段階でほぼ成功したと言える漫画です。
ポニーテールでいかにも体育会系っぽい「由乃さん」は上下むちむちとしており、確かに怒るだけのことはありました。
やっぱりデジカメを活かしたえっちシーンは、まんまですが期待通り。
ただ、”なぜ「由乃さん」を盗撮しなかったのか”について、まるで触れられていないのは残念でした。
盗撮していたという犯罪行為も宙ぶらりん。
だいたい、「雅樹くん」は撮った写真をどうしていたんでしょうか?

風紀委員「水鳥みなほ」ちゃんは校則違反の多い「近藤」くんを、その度ごとに実力で排除しておりました、という「暴力的な彼女」
コマを見ると、拳や蹴りがことごとく頭にヒットしており、大の男が失神するというのも納得な攻撃っぷり。
あっぶないなぁ……頭への直撃はいかんですねー。
それだけの目に遭いながら、彼もそれを期待しているようなところがありました。
まぁ、イチャイチャしてるだけですかね。
漫画は”えっち後も変化してない”というオチでしたが、ここは仲直りえっち目的での暴力であったとか、実は何らかの配慮をしているのに、「近藤くん」が単に気付いていないだけとか、再度ラブ「みなほちゃん」を見せてほしかったところです

風紀委員「水鳥みなほ」、喋らない彼女「中島サエ」
※風紀委員「水鳥みなほ」、喋らない「中島サエ」
 どうですか、この胸は。二人ともむちむちなのですよ。

喋らない彼女「中島サエ」さんの「君の声を聴かせて」
なぜ一言も口を利かなかったのか特に触れておらず、それなのに後半であっさり普通に喋ってしまうのはどうかなぁ…。
耳元での囁き、えっち最中以外は黙ったまま(※絵的に喋らない)というのが良かったと思うのだけれども。
ただ、カチューシャにブルマという格好の「サエさん」は、なかなかボリュームあるスタイルで素敵でしたよ。

前後編の「だぶるいんぱくと」は陸上部の部長、後輩「ハルカ」ちゃんとのラブコメ話。
ごくスタンダードな流れで、後編では部長も絡んで複数プレイとなる王道展開です。
うーん、悪くないですが、もうちょっとえっち以外の日常シーンが欲しかったかなぁ…。
普段はっちゃけた感じの「ハルカちゃん」が可愛かったので。

後輩「ハルカちゃん」
※おまけ:後輩「ハルカちゃん」です。
 ラブラブです。初登場のシーンも良かったです。

ほか、理事長の娘「桜子」さんの「M色のお嬢様」
可愛いと評判であるとはいえ、教師「椎名」がまるで先生っぽく見えない点がひでるさん的にマイナスです。
妹「美樹」ちゃんとの近親系「うちのおふろでシェイプアップ!」
これはアヒルちゃんがいいですねー。
ちなみに、こちらと「だぶるいんぱくと」の話はアンダーヘアの表現がありました。気になる方のために(笑)

全体として、むちむちとした女の子のビジュアル以外は、コレという強いアピールポイントを感じませんでした。
成年漫画として無難な出来栄えでしたが、もう一つ何らかのこだわりがあった方がいいかなぁ
むちむち表現を強めるため、服を着たままを増やすとか…。

初単行本ということで全体的にバラついた印象でしたが、もともと絵は巧く方向性がしっかりしているので、不安定な感じはありません。
古い(だろう)作品のが硬いですか。
デジタル処理などもあり、もさもさっとした作画ですね。
キャラは縦長な広い輪郭としっかり描かれた鼻が特徴。
どなたかの絵に似てるなーと思いながら見ておりましたが、それが誰だか分りませんでした(笑)
まぁ、いいか。
癖は強いので、↓表紙よりも白黒絵に近い裏表紙での判断をオススメしておきます。

VSおんなのこ

VSおんなのこ (エンジェルコミックス)

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■きんのたまご (和六里ハル)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : 発明・ラブコメ
・おまけ: あとがき・キャラ設定。
・その他: 折り返しにコメント、全て表題作(全6話)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「和六里ハル(わむさと・はる)」センセの「きんのたまご」です。

あまり時間ないうえに体調も思わしくないので、軽くちょろっとだけですみません。
さて、明日が旗日とはいえ週の中頃に本屋へ行くのはぎりぎりな状態でしたが、とりあえず行ってきました。
…が、いつものトコではなかったのでさして量もなく、同時発売である「コンビニん」は見当たりませんでしたよ。残念。
そんなこんなで、本日は(おそらく)成年系でよく名の知られている、「和六里ハル」センセの一般系単行本のひとつ「きんのたまご」なのです。
怪しげ(笑)なタイトルなのですよ。

センセのお名前がやたら記憶に新しいのは、こちらのブログで紹介した成年系「大妹 oh!imoto」がなかなか良かったため。
今回も↓表紙から裏表紙まで、可愛らしい女の子がぐるりと取り囲んでおりました。

燕かもめ、小丸藤乃
※左:主人公「燕かもめ」、おまる先輩こと「小丸藤乃」
 いかにも暴走しそうな発明ですが…期待通りな展開になります(笑)

発明好きな中学生「燕かもめ(つばくろ・かもめ)」さん。
製作した発明品はなかなか凄い性能であるものの、期待通りでない結果がほとんどという迷惑なシロモノばかり。
そのため、学校では科学部の「おまる先輩」こと「小丸藤乃」さんに敵意を向けられており、家でも起動させないようにと両親に警戒される始末だったのです。
しかし、祖父「燕金鶴(つばくろ・きんかく)」だけは、失敗続きの「つばめさん」を寛大に暖かく見守っておりました。
そんなおじいちゃんのことが大好きな「つばめさん」は、少しでも役に立とうと健康器具「大健康くん」を開発。
誤って作動させてしまった結果、「金鶴」は機械によって60歳ほども若返ってしまうのでした。
若い姿で久しぶりに見た学園は危険がいっぱいで、自らを「椿玉五郎」と名乗った「金鶴」は孫の学園生活を守ることとしたのです。
だいたいそんなん。

↓表紙で軽くパンチラしてますが、本編はほわーんとした雰囲気と違って、なかなかハードなエロスもある内容でした。
さすがに直接えっちはないですが、お友達「葉月亜柚(はづき・あゆ)」さんなど、ふとしたタイミングでマニアックな面を見せております
貞操帯はいてたりして……どんな中学生だ(笑)
特に最終話の彼女は必見です。
ただ、特に後半は「亜柚さん」や褐色の肌をもつ巨乳の「東堂ミンナ」さんなど、個性的なサブヒロインがよく目立ち、発明以外はかなり普通であった「つばめさん」の出番が減ってしまうのがやや残念。
正ヒロインですし、もう少し深く掘り下げてほしかったですね。

東堂ミンナ、葉月亜柚
※左:東堂ミンナ、右:葉月亜柚
 お友達です。この「亜柚さん」を主役にして1話描いてほしいですね。

なお、なんでもアリで細かいことを流しそうなコメディー話ながら、あちこち気を使っておりました。
1話目で同じ学校に通うことを決意した「金鶴」……って、姿変わって孤独な彼がどうするのかなー、と思っていたら、もともと知り合いである校長先生に頼むんですね。
若返った自分を納得させる手段として、定番的に過去話を暴露しただけでなく、アソコ(笑)を見せることで「燕金鶴」と納得させておりました。
その一発だけでしっかり看破されてましたが、いったいどんなんなっているんでしょう??
また、年の功ということで勉強にてアピールしようとしたものの、逆に現在の学問についていけない描写があります。
こんなんはリアルですねー。
ここは実際にその通りで、きっと現役にはかなわないでしょう。

3話目の「つばめさん」を狙うライバル教師「山田五郎」の登場から、単なるえっちコメディーというだけでなく、お話としても面白くなってきます。
果たして、怪しげな行動をとる「山田五郎」は何者なのか?
「金鶴」は元の姿に戻れるのか?
「かもめさん」ほか、「亜柚さん」、「ミンナさん」らとの関係はどうなってしまうのか?
…衝撃のラストが待っております。ご期待下さい。
(※ちょっとネタバレかもしれないので、反転にしておきました。見たくない方、携帯でご覧の方はスルーして→:せっかく成年漫画も手掛ける「和六里ハル」センセですから、単行本の続きとなる20年間に何があったのか、ぜひそっち系で描いてほしいですねー。わはは

こざっぱりとした太線の、丸っこいぷにぷにな絵柄。
ぱっかり開いていることの多い口、硬そうな髪とか、丸い目が特徴です。
こちらはあえて、そんな感じの極端なデフォルメ絵にしている様子なの。
(※センセはもっと普通な絵も描けますから)
ここが好みの分かれるところでしょう。
まぁ、いかにも”えっち展開になりそうもないキャラ絵柄”でのそんなんは、いろいろ違った楽しみがあるかもしれません。
お好きな方は、ぜひどうぞ。

きんのたまご

きんのたまご (チャンピオンREDコミックス)


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tag : ラブコメパンチラコメディー

■つぶらら (山名沢湖)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : コメディー・アイドル
・おまけ: 
・その他: 現在は3巻まで発売。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「山名沢湖(やまな・さわこ)」センセの「つぶらら 1~3巻」です。

おお、どーでもいいことですが、うまく4文字タイトルが続きました。
さて、昨日の「ハハカノ/前田千石」ではさして時間もないのに慣れない紹介をしてだいぶ疲れてしまったので、本日は普通に。
長編のが書きやすいかなー、ということで「山名沢湖」センセの長編漫画「つぶらら 1~3巻」なのです。
レモネードBOOKS」が全3巻のようなので、最長記録なのですよ。
こちらのブログでは、”前代未聞の委員長オムニバス”漫画「委員長お手をどうぞ」を紹介しております。
ちょうど、その記事書いた後くらいに「つぶらら 1巻」が発売されたんですねー。

クールビューティー
※おまけ1:クールビューティーな「つぶらさん」

主人公「鈴置つぶら」は高校性。
感情表現が不得意で、喋るのも苦手な彼女は身長の高さもあって、周囲から”クールビューティー”と呼ばれておりました。
しかし、そんなキャラに似合わず、実は「キャラメル☆エンジェル」という女の子5名のアイドルグループの大ファンで、出演している夕方からの番組「夕日に☆キャラメル」を見るのが日々の楽しみだったのです。
物事にテレビを最優先とする「つぶらさん」は、あちこちの言動がことごとく誤解される、特異な気質の持ち主。
結果、なんと体育祭では応援団長を筆頭に、皆が敬遠する各種目に参加することとなってしまうのでした。

…というのがだいたい1巻のあらまし。
非常に不思議な感覚の青春コメディーですね。
センセの独特な間とほんわかテンションで描かれた漫画で、相変わらず極端に狙った感じないのが良いところ。
巻き込まれタイプな「つぶらさん」を中心としたお話は面白いんですが、正直なところ1巻の段階では微妙に感じておりました。
コレという目的がぼんやりしているため、いまいち盛り上がりどころが見えず、先も読めなかったのです

楽しい漫画ではあるが、インパクトに欠ける。
1巻の時点ではそんな評価だったんですが、この漫画が本格始動するのは2巻からなのでした。
以降、ある程度そのまま書きますんで、ネタバレを嫌う未読な方はすっ飛ばすようにして下さい。

主人公「鈴置つぶら」
※主人公「鈴置つぶら」
 左が3巻後半、右が1巻前半なんですが、ちょっと描き慣れた感じですかね。

ちょとした偶然から、体育祭ではほとんどの種目に出場するという大活躍。
その最中に人助けをした(←当人は交通事故で入院)ことも手伝って近所の噂となり、またバイトをしていた新聞店が「つぶらさん」を取り上げたため、他校生徒からお年寄りまでを巻き込む、にわか人気者となってしまうのでした。
さらに、その記事は「つぶらさん」がアイドルとしてスカウトされる切っ掛けとなり、相棒「辻村つづら」とのデュオ「つぶらら」が誕生するのです。
二人はローカル局番組「ふじおかわくわくワイド」内にて、県内高の部活風景を紹介する「ふじおか部活拝見」というコーナーを担当。
裏番組が「夕日に☆キャラメル」であったため、なんと憧れの「キャラメル☆エンジェル」と”ある意味”肩を並べるアイドルになっていたのでした。

ふじおか部活拝見
※おまけ2:ふじおか部活拝見

誤解・巻き込まれの行く末はそんなんです。
連載9話目にして、はじめてタイトルの意味が分かる(笑)というのが、なんだか斬新。
アイドルとしてTV出演を果たしながらも、やっぱり「夕日に☆キャラメル」を優先しようとする「つぶらさん」と、アイドルとして大成しようという野望を秘める「つづらさん」の対比が良いですね。

地方ローカルとはいえ、いきなりTV局の仕事をサボろうとする、ある意味では大物な「つぶらさん」
不器用ながらも周囲が都合良く解釈してしまう羨ましい天性の素質と、好きな方面では努力を惜しまないところが巧く作用し、デビュー曲「白いキズナ」が盛り上がっていく描写に引き込まれました。

うん、こりゃ良い漫画ですよ。傑作です。

「つぶらら」
※おまけ3:アイドルデュオ「つぶらら」

適当にフィクション・演出を散りばめながらも、大きく違和感のない程度の学園ドラマ。
アイドルになっておりましたが、地方TV局の地味なお仕事だけ。
(※ちなみにデビュー局は担当マネージャーの「片桐」さんが作詞・作曲したもので、CDも県内で売れたという具合)
運命的な出会いであった野球部の「高柳」くんと恋愛に発展する訳でもなく(※タイプ的にお互いをうまく認識できなさそうですねー)、また芸能界への進出を強めるのでもなく、人間的に大きく成長するのでもなく…いや、彼女なりに変わってはいましたが。
そんなん(失礼)なのに、読んでいてまったく飽きない漫画というのは、そうそうお目にかかれないでしょう。

柔らかな線の素朴な絵柄。
濃淡のバランスは適度で、お話同様に暖かみのある作画です。
すこぶる上手という絵のタイプではありませんが、表情から動き、コメディーでの崩しやあちこち表現まで、漫画の巧い方でした。
個性が固まっただけ癖があり、好き嫌いの分かれるタイプだと思います。
カラーでも雰囲気はそのままなので、↓各巻の表紙で判断して下さい。
あまり違和感なければ、手にとって問題ありません。

なんと、最新3巻のラストではおぼろげに見えかかっていたものが、衝撃の展開によって完全にかき消されてしまいました。
何があったのか、ぜひ単行本でご確認を。
今後どうなってしまうのか、目が離せません。

つぶらら (3) (アクションコミックス)つぶらら (3) (アクションコミックス)
(2008/03/12)
山名 沢湖

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つぶらら (2) (アクションコミックス)つぶらら (2) (アクションコミックス)
(2007/07/12)
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つぶらら (1) (アクションコミックス)つぶらら (1) (アクションコミックス)
(2006/11/11)
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tag : コメディーフィクション

■ハハカノ (前田千石)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・義母
・おまけ: あとがき。
・その他: 全て表題作(10話)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「前田千石(まえだ・せんごく)」センセの「ハハカノ」です。

あらかじめ…やっぱり「前田千石」センセの人妻系漫画は面白いですね。
はっきり言ってひでるさんはセンセのファンなので、このまま普通に書くと、いつも通りに甘いレビューになってしまうでしょう。
そんな訳で、気を引き締めて、敢えて苦言をぱ
…まぁ、前述したように、実際は楽しく読んでおったんです。
でもね、読了後に何も感じなかったのでもないのですよ、ええ。

ハハカノ・ヒロインズ
※ハハカノ・ヒロインズ。
 皆で海に来ました、の図。

さて、通産6冊目となる「ハハカノ」は義母との長編えっちコメディーです。
こうした系統は「前田千石」センセの得意分野ですね。
↓表紙・裏表紙から受けるそのまま、ポップで明るい感覚の無難(←これは言葉が悪いかな)なつくりとなっておりました。
さすがに、お話・絵柄というどちらも、抜群の安定感があります。
まさにファンの方が求める単行本と言って良いでしょう。

ただその反面、コレという売りは過去作品よりも弱く、どうしても新鮮味に欠けるのです。
こちらのブログではセンセの全巻をレビューしておりますので、ここで振り返ってみますと…

★「前田千石」センセの漫画紹介記事

☆初単行本[ミセスリンク] B-men’s comics
 こちらは人妻調教系でした。
 あとがきで、オール人妻というのはセンセ自身意外であったようです。
 お話は全てシリアスなのでした。
  
☆2冊目[奥さんバレー] ACTION COMICS
 ひでるさんお気に入り、コメディー色の強いスポーツえっち漫画です(ほとんどバレーはやってないけれど)
 表紙とは裏腹に、ブルマ率が少ないのが唯一の欠点。
 短編もコメディーで、楽しいものばかりでした。
 
☆3冊目[アネモエ 姉萌え] B-men’s comics
 1冊目と雰囲気は似ておりますが、メインはお姉さんとの近親系。
 人妻系統は年齢差がひらいているなど、全体的に重たい話が多いです。
 
☆4冊目[森乃さんちの婿事情] ACTION COMICS
 初の単行本まるまるな長編話。
 お隣の母・姉妹とのテンションが非常に高い、えっちコメディー漫画になっております。 

☆5冊目[ふぁみこん。] B-men’s comics
 シリアスが強い母子の近親相姦ネタと、小さい兄と大きい妹(母もいる)のコメディー
 初期頃の単行本と違って、暗い雰囲気はかなり薄くなっております。
 また、妹というチョイスは珍しいですね。

…そんな感じでした。
今回は「ACTION COMICS」系で、義母との近親えっちコメディーなのです。

義母「洋子さん」
※義母「洋子さん」です。
 もう少し落ち着いた感じの方がよかったかなぁ。

幼少期、義母「洋子」さんに一目惚れであった主人公「青海陸(おうみ・りく)」
高校生になって、「このままではイカン」と彼女を作るべく躍起になったものの、”奴羽高のキング・オブ・いい人”という異名を持つ「陸くん」は連敗続き。
そのうち、大学生になっていた彼はちょっとした誤解から、「洋子さん」とめでたく(?)結ばれてしまうのでした。
以後、そんな状態から抜け出せぬまま、「陸くん」はずるずると関係を続けていたのです。
しかし、必ず何か食べている、ぼーっとした不思議キャラの先輩「霧原凪」さん、ファミレスで働くポニーテールな幼馴染み「美凛」さんなど、その候補となる女性はごく身近におりました。
だいたいそんな感じ。
さて、今回漫画の注目するべきポイントを箇条書きで説明します。

1)メインヒロイン「洋子さん」は義母である。
 やっぱり血縁関係でないだけ背徳感が弱いかなぁ…ってコメントは慣れ過ぎデスか?
 これは「ミセスリンク」に近い話がありました。
 そちらはコメディーではなかったですが。
 
2)主人公「陸くん」は「洋子さん」と既に関係している。
 要するに、「ふぁみこん。」であったような、結ばれるまでの葛藤とかなんとかがありません。
 そういった陰々鬱々としたのを楽しみたい方(?)はがっかりするでしょう。
 一応、結ばれるまでの経緯はありますが、冒頭1話だけで終わってしまうのです。

3)登場するヒロイン3名(+α)は皆「陸くん」のことが好き。
 完全にラブラブえっちなのです。
 その相手も全て「陸くん」で、「アネモエ 姉萌え」にあったようなハード展開はありません。

4)コメディー色が強い漫画。 
 せいぜい彼を巡って火花散らす程度で、三角関係でドロドロとか、現場に出くわして修羅場とかはありませんでした。
(※ちょっとはありますが、揉めませんでしたね)
 ましてや、サスペンスちっくな展開(笑)にもなりません。
 あとがきによると、”コメディー比率を下げ、えっち寄りにしようとしていた”ようなんですが、さしてえっちが強いという印象なく、「奥さんバレー」同様にコメディー部分が目立っておりました。

5)シチュエーションが弱い。
 主人公「陸くん」は「洋子さん」との関係を終わらせようと躍起なため、積極的ではありません。
 また、手近なところで彼女を探す気がないので、他のヒロインに対しても奥手。
(※この人、迫る「美凛さん」にも一度は拒否したりしてます)
 …やっぱり”いい人”という感じで後手にまわることが多く、フェチっぽく欲望剥き出しに行動しないのです。 
 また、「森乃さんちの婿事情」の「椿姉ちゃん」のようなコスプレ担当は不在で、せいぜい水着か「美凛さん」のファミレス衣装程度。

先輩「霧原凪」、「美凛さん」
※左:先輩「霧原凪」、右:「美凛さん」
 「凪先輩」はいいですねー。なにげに左手が危険なのですよ。

…だいたいそんなんですかね。
好き勝手に書かせて頂きました。
センセ、およびファンの方、ごめんなさい。

女性の勘の良さが描かれている、「凪先輩」の視線を敏感に感じ取る「洋子さん」の2話目、続く3話目では逆に「凪先輩」がその存在をはっきり認識するシーン。
こんなんはひでるさんが好きな描写なのです。
また、骨折した「陸くん」の病院に駆けつけた際の義母「洋子さん」の台詞、
「ホントですか先生っ!?何か重大な医療ミスとか…」
というコメディー部分は最高でした。

決して悪いのではないですが、無難でインパクトに欠ける単行本。
逆に考えると、導入にはちょうどイイ、手頃な漫画かもしれませんけど。

ハハカノ (アクションコミックス) (アクションコミックス)ハハカノ (アクションコミックス) (アクションコミックス)
(2008/03/12)
前田 千石

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tag : ラブコメポニーテールコメディーサスペンスコスプレ

■マーメイドライン (金田一蓮十郎)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 百合・人間関係
・おまけ: あとがき・作品解説、
      描き下ろし「おんなのこ*おんなのこ」
・その他: カバー紙は特殊仕様、短編×8
      (うち「めぐみとあおい」×4、「あゆみとあいか」×2)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「金田一蓮十郎(きんだいち・れんじゅうろう)」センセの「マーメイドライン」です。

最近ブログに百合ちっくな色が減っているような気がするので…本日は百合姫コミックス「金田一蓮十郎」センセの「マーメイドライン」です。
前回の「楽園の条件/森島明子」は1月のことでしたから、なんと2ヶ月ぶりですね。
まるで男性のようなお名前ですが、やっぱり女性であるらしい「金田一蓮十郎」センセの漫画。
ひでるさんはこちらが初見。
まるで知りませんでしたが、アニメ化もされた「ジャングルはいつもハレのちグゥ」という漫画を書いている方だとか。
タイトルだけは聞き覚えありますが、どんなんかさっぱり。
そんな訳で、他の作品に左右されていない、まっさらな感想になっていると思います。

どちらかというと、普段はコメディー寄りな方らしいですが…。
こちらの「マーメイドライン」はセンセの独特な感性で描かれた、他の百合漫画とは異なるシリアスな漫画となっておりました。

華屋敷めぐみ、烏丸あおい
※左:華屋敷めぐみ、右:烏丸あおい
 やっはり髪型の長さが異なる組み合わせなんですね(笑)

表題の元になっている中編「めぐみとあおい」
髪の毛ふわふわな「華屋敷めぐみ」さんは誰の目から見ても美少女で、どこか犯し難い雰囲気がためクラスでは浮いた存在なのでした。
夏休みにまとめ借りしていた本が切っ掛けで、その唯一の友人となっていた「烏丸あおい」さん。
いわゆる一目惚れね
自分のことを平凡だと考える「あおいさん」は、二人の友人関係、そんなことを言う積極的な彼女にどこか微妙さを感じていたんですが…。

友人・恋人というラインではちょうど間付近ですかね。
結局のところは明確に告白すらしないままなので、いわゆる一般的な百合漫画という雰囲気ではありません。
思春期の複雑な人間模様を描いた、ヒューマンドラマのようになっておりました。
そんな訳で、「女の子同士なんてドキドキ☆」みたいな、ラブコメっぽさはありません(笑)
このあたりをどう採点するかで、読み手の評価が分かれるでしょう。

実はお互いがそれぞれの良い部分に憧れ、好いているという円満な友人関係。
それが、周囲の妬みを受け、ごく些細な切っ掛けでもろく崩れてしまう、という感じですね。
特に、その後の「めぐみさん」が名前すら知らなかった男性と付き合うようになる3話目が非常に深いのです。
詳細は伏せますが、彼の一言によって気付かされ、思わず涙してしまうシーンが良かったです
ぱあっと白い世界が暗転する表現もいいですねー。
一方で、自分の対応が発端となってしまったことに悩む「あおいさん」
あの年頃の心情を、的確に・リアルに描かれていると思います。
大仰ではないラストも漫画っぽくなく、実際にありそうな素敵なものでした。

なお、描き下ろし「おんなのこ*おんなのこ」は二人の後日談となっているので、雑誌で見ていた方も必見です。
物語「人魚姫」の解釈が独特なところもポイントでしょう。

単行本・メインカップル
※単行本・メインカップル、です。
 4名のうち1名は男性だという…ややこしいなぁ。身長デカイのです。

もう一つの中編「あゆみとあいか」
「龍之介」くんと付き合う「あゆみ」さんは結婚を意識しておりました。
しかし、そんな矢先「龍之介くん」から発せられた言葉は「別れよう」というものだったのです。
実は彼氏「龍之介くん」は”性同一障害”で、心は女の子だったのです。
その後、再会した「龍之介くん」は「真姫愛華(まき・あいか)」という名の女子に生まれ変わっていたんですが…。
僕まだあゆみちゃんが好きだから、一緒にいたら気持ちが抑えきれない……
そう、「愛華さん(龍之介くん)」は女の子として、今でも「あゆみさん」のことが好きだったのです。

先の漫画も独特でしたが、こちらもほとんど例すら見かけないネタ
もともとは「金田一蓮十郎」センセが実際に聞いた、現実のカップルがモデルなようですが…これまたややこしいですね。
お互いを知るまでゆっくりページが割かれている1話目、そして続く2話目は女性同士で付き合うこととなった二人の、苦悩エピソードになっておりました。
こちらがまた良いのです。
より女の子になろうとする「愛華さん」、それを支える「あゆみさん」の微妙なすれ違い。
描かれている事柄はどれも現実的で、普通の男女カップル、百合カップルよりまたさらに複雑な関係ですから、些細なことから不安になってしまんですね。
どちらかと言うと、女性であるはずの「あゆみさん」のが男性的というところが可笑しいです。
…うん、だからうまくいくのかなぁ。

柔らかな線のあっさり絵柄。
全体的に薄く白く、のっぺりとした印象です。
ほら、いかにも成年女性が好みそうな、くどくどしくないサラリとした雰囲気なのよ。
人物絵は輪郭細長く、顔パーツが小さめ。
前述しているように女性寄りな作画なので、好き嫌いがはっきり分かれるでしょう。
まぁ、特徴的な↓表紙なので、合致しない人は手にしないでしょうけれど。

その他収録の短編も、一般的な百合漫画とはかなり趣が異なるものでした。
ソフトたっちの絵柄とは裏腹に、濃く深いお話になっているので、そういう系統が好きならば問題ないでしょう。
ただ、スタンダードな百合漫画を期待する方は、あるいは見送りでもいいかもしれません。

マーメイドライン (IDコミックス 百合姫コミックス) (IDコミックス 百合姫コミックス)マーメイドライン (IDコミックス 百合姫コミックス) (IDコミックス 百合姫コミックス)
(2008/02/18)
金田一 蓮十郎

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★過去に紹介した百合姫コミックス
ストロベリーシェイクSweet/林家志弦
voiceful/ナヲコ
くちびるためいきさくらいろ/森永みるく
絶対×浪漫/むっちりむうにい
SIMOUN シムーン/速瀬羽柴
少女美学/CHI-RAN
初恋姉妹/東雲水生
春夏秋冬[限定版]/蔵王大志
乙女ケーキ/タカハシマコ
夜空の王子と朝焼けの姫/袴田めら
かわいいあなた/乙ひより
秘蜜少女/CHI-RAN
楽園の条件/森島明子
GIRL FRIENDS/森永みるく[おまけ]

tag : 百合姫コミックス百合漫画コメディーラブコメ

■世界で一番好きな人妻 (美夜川はじめ)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・年上
・おまけ: あとがき、作品解説、
      カバー裏にラフ絵。
・その他: カラー(6P)、短編×11。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「美夜川はじめ(みやかわ・はじめ)」センセの「世界で一番好きな人妻」です。

ざーっと調べたところ、成年系だけでなくあちこちで活躍されているらしい「美夜川はじめ」センセ。
ひでるさんはこちらの漫画が初見です。
…はっきり言って、タイトルに釣り上げられてしまいました(笑)
なかなか↓表紙もインパクト強かったですしねー。

綾瀬さん、摩美さん
※左:綾瀬さん、右:摩美さん
 お話的に良かったのがこちらの二人。「綾瀬さん」みたいな人がいれば仕事楽しいんですが…(笑)

さて、こちら「世界で一番好きな人妻」は明るいタッチな短編集です。
帯に書かれた文言も手伝って、強い表題そのまま人妻満載な内容…かと思えばさにあらず
ウェイトレスからOL、ナースなど幅広いジャンルを網羅した単行本になっておりました。
そっち系に期待し過ぎないようご注意下さいませ。

やっぱりサラリーマンには印象的な短編「OL -OPPAI LADY-」
OLの「綾瀬」さんは天然そうな、ほんわかとした娘ながら、よく気のつく人気者。
やっていることは単純なものでしたが、ああいうように細々と気が付き、さらに仕事早いタイプというのは会社で重宝されるでしょう。
本心はどうだか描かれておりませんでしたが、嫌々やっていないようなところもいいですね。
また、途中自主的にお茶くみをする彼女に対して、他のOLに詰め寄られるシーンがあるんですが、その際の回避も自然。
彼氏の「上野くん」には、休憩時間だけでなく、残業時間にも顔を出してくれるという、実に可愛らしい方でした。
気を利かせて、あらかじめ下着を脱いできたことを残念がられると、
そっか…!なるほど~~以後気をつけます
とか言っておりました。いいなぁ、「綾瀬さん」
なかなか予想外であったオチも良かったです。

表題作「世界で一番好きな人妻」、「ナイルな宝石」、「ノエルの夜」という3話がそれぞれ人妻系な短編(←逆に言うとそれだけ)です。
アニメちっくな↓表紙とはまた全然違う、淡い色使いなカラー原稿から始まる「世界で一番好きな人妻」
親友「勇人」くんの姉「摩美」さんに一目惚れをし、そのまま関係を持ってしまう「相田マコト」くん。
しかし、なんと「摩美さん」は姉ではなく、彼の母親だったのでした!
事実にショックを受ける「マコトくん」でしたが、一度好きになってしまった気持ちは抑えられず…。
髪をアップにしているのもいいですが、やっぱり下ろしているのも色っぽいですね。
裏表紙を飾るヒロイン「摩美さん」は大人の余裕を持ちながら、ふとした可愛らしさも失っていない魅力的な女性に描かれておりました。
アンケートが好評だったようですが、それも納得。
途中「マコトくん」が飼っている犬が出てくる3ページ部分ですが、どちらがあーしたのか、ちゃんと見たかったように思いました。

華夜さん
※おまけ:華夜さん
 お気に入りです。もぅ、容姿から言動まで、実によかったですよ。

「ノエルの夜」は扉絵のミニスカサンタ姿が良いですね。
主人公「誠」くんの家では、クリスマスの日には親戚一同が集まる、のが習慣となっておりました。
行事自体はあまり気乗りしないものですが、いとこ「ハルオ」の母親「華夜」さんと会えることだけが楽しみだったのです。
「再婚とかはしないの?」
そうですね…でも、再婚したら…誠くんとは会えなくなりますよ……
こちらのヒロイン、未亡人の「華夜さん」は↓表紙にも出ているロングヘアな色っぽい女性。
なんというか透明感ある女性で、物腰は穏やかという、単行本中でも目立つ存在でした
プレゼントとかなんとかの言動も素敵でしたよー。
できれば「華夜さん」の別エピソードとか見たいなぁ。無理かな~。


義母との関係を描いた「ナイルな宝石」
こちらの「香織」さんは父親の再婚相手で、その当時中学校2年生だった主人公「純くん」にとっては初恋の相手。
成年漫画には珍しく、5年後には(まで)ちゃんと母子らしく接しているところがポイントです。
(※ただ、「純くん」は明らかに意識したままなようでしたが…その間はなにもなかったのかなぁ)
中盤の「脱がせてェ…」のくだりがなかなかえっちでした。

三浦さん、アキちゃん
※左:三浦さん、右:アキちゃん
 お二人とも特徴的なんですが…元委員長「三浦さん」のビキニはいいですねー。眼鏡だし。

ほか、「プライベートびーち」は丸眼鏡でショートカットな元委員長「三浦」さんの、顔とは裏腹なスタイルが魅力的。
凹凸しっかりで、ビキニがよく似合ってました。
ツインテール、半開きな目と極めて特徴的な容姿の「アキ」ちゃんが登場する、「Wの悪戯」
先が読めない展開というだけでなく、オチも実に意外なものでした。
浴衣好きな方は「真夏の夜の夢」の「京子」さんがオススメですね。

さらりと流したような太線の作画。
あちこちの表現は大きく派手で、もっさりと濃い印象でした。
白抜きされた縦長な目と、丸い輪郭が特徴。
曲線豊かで色っぽいので、確かに大人な女性のが合っているように思いました。
ただ、個性的な作画であるだけ癖は非常に強く、人を選ぶでしょう。
これが↓表紙みたいなカラーとはまた雰囲気がかなり異なるので、そちらだけでの判断はなかなか難しいかも。
裏表紙のが近いかなぁ。

「美夜川はじめ」センセはもともとコメディーがお好きなようでしたが、「真夏の夜の夢」、「ノエルの夜」のようなムードある短編も良かったです。
おバカ漫画よりも、こうしたお色気・癒し系のがいいなー。

世界で一番好きな人妻 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)世界で一番好きな人妻 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
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■Witchcraft [ウイッチクラフト] (大和川)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・魔術
・おまけ: あとがき、キャラ解説、
      カバー裏に別絵。
・その他: カラー(6P)、全て表題作(9話)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大和川(やまとがわ)」センセの「Witchcraft[ウイッチクラフト]」です。

今週は週の中頃なんで、大して発売はないだろうなー、とローテンションだったひでるさん。
前田千石」センセの新刊を手にしたこともあり、頭の中では「これで終了」みたいな感じでしたが…。
ありましたよ、「大和川」センセの2冊目単行本が。

加賀美鏡子
※ヒロイン:加賀美鏡子さん
 左が1話、右がラストなんですが…後半はほとんど全裸なので使いづらい絵ばかりなんですよねー。

今回の↓表紙絵はキャラ・背景などアダルトちっくで落ち着いた感があり、パっと見では気付きませんでした。
(※余談ですが。この漫画が「大和川」センセのものだと気付いたのも、家でゆっくり見た時でした。要するに、購入した際はまるでその意識がなかったひでるさん。スゴイんだか、そうでないのか…)
コレ実際の内容とはやや違う雰囲気なんですが…もうちょっとはっちゃけた感じのが良かったのではないかなぁ。
まとまりいいだけあまりインパクトは強くなく、大きなお世話ながらセールスがちょっと心配です。
裏表紙には漫画カットもあり、実際どんなもんか伺うことができますけどね。
判断には、ぜひ裏表紙を参考にして下さい。

せっかく絵柄の話題が出たので続けます。
こちらのブログでも紹介しております、初単行本「AQUA BLESS」は正直なところ、あちこちバラツキが目につきました。
しかし、2冊目となる「Witchcraft[ウイッチクラフト]」ではかなり安定しております。
冒頭・ラストを連続で見ると、さすがに描き慣れた感がありましたけどね。
なんというか、デフォルメされてカワイっぽくなってました。

しなやかな細線のくっきり絵柄。
ジャンルの影響か前巻よりやや濃い目な印象で、派手なプレイがためかややごっちゃり気味です。
可愛くも色っぽい、中間あたりなキャラ絵は丸い輪郭と横に大きめな目が特徴。
それぞれの表情や動きなど、漫画の巧い方です。
えっちながら濃厚すぎることなく、また明るく清潔感のある作画なので、そのうち一般系へ行ってしまいそう。
好みも大きく分かれないタイプに思います。

美木めぐみ、アリス
※左:美木めぐみ、右:アリス
 最年長ながら唯一のロリキャラ、「アリス」師匠です。悪い顔してますねー。

さて、以上のように作画はほぼ問題なかったですが、続いてストーリーについて。
今回の「Witchcraft[ウイッチクラフト]」は全て表題作という、単行本まるまるな連載モノです。
主人公「望月薫」は学校でいじめられている弱気な少年。
ある日、金の無心を拒んだことで、追いかけられた「薫くん」は、偶然「加賀美鏡子」の占い店へ駈け込むのです。
ちょうど実験体を探していた「鏡子さん」は、いじめられる毎日から脱却する手段として彼に催眠をかけるのでした。
強い暗示にかかった「薫くん」は追ってきた連中をものともせずに撃退し、さらに「鏡子さん」を…。
だいたいそんな感じ。

どちらかで聞きましたが、人に催眠をかけるには、まず解除する暗示をほどこしておくそうなのです。たしか。
なんかあったらマズいですからねぇ、「鏡子さん」はその点とか大丈夫ですか?
こういった部門は素人なのかな。
ともかく、そんな事件を起点としてお話は「鏡子さん」の持っている予知能力の争奪戦を妹弟子「西園寺サラ」、アイドル「美木めぐみ」が、続いて魔術の師匠「アリス」が登場してハチャメチャやる流れになっておりました。
まぁ、こうした魔術とかなんとかの王道展開なんですが…。
それぞれをブツ切りとして考えればいいんですけれど、全体通してしまうとガチャガチャした感覚なの。
1話目以降「薫くん」は「鏡子さん」とさして絡んでおらず、また当初のいじめ問題がやや宙ぶらりんでもあるため、ラストの流れはややすっ飛び過ぎ。
3話にて「めぐみちゃん」の正体を看破するくだりも、ご都合的に思いました。
同世代な巨乳アイドルとえっち最中という状態で、ちょっとだけ見た名刺とか、プロフィールなんて思い出すかなぁ…。
実験重ねたことで成長したのかな。
あとがきに連載の苦悩が書かれておりましたが、うーん、確かにそんなんですかね。

西園寺サラ
※ひでるお気に入り:西園寺サラさん
 下着が可愛らしいんですが…後半はほぼ全裸だという(笑)

しかし、それぞれ登場キャラは個性的で魅力あり、彼女らの存在がストーリーを盛り上げておりました。
ここはセンセの書かれているキャラ解説がまんまその通りです。
ひでるさんは、褐色の肌と銀色の髪をもつ「サラさん」が好みキャラ。
髪型はプチ・ツインテールでしたし、ツンデレキャラでしたし…いいなぁ。
アリスソフトの人気キャラ「魔想志津香」もそうでしたが、”あーした強気な女の子が、実はフリルついたような可愛い下着を好む”というのはなんだか嬉しいものですね。
できれば、センセの言うようにデレな部分とか、もっと絡むシーンがほしかったところです。
ライバル多いですし、素直でない性格的に、デレになるためには障害が多かったですね。二人きりというシチュエーションもなかったし。
ほか、毎回メガネの違う「鏡子さん」、吊るされている「アリスさん」はコメント見るまで気付きませんでした(笑)

もう少しそれぞれキャラを掘り下げれる余裕があったら、より良くなったかもしれません。
しかし、お話とえっちのバランスは無理なく、全体は前向きで楽しくものでした。
オススメです。

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■WILD ARMS XF (鈴羅木かりん)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 原作ゲームファンタジー
・おまけ: あとがき、原案者コメント、
      コミック版オリジナル設定資料。
・その他: 原案「金子彰史」、あらすじ、
       キャラクター紹介。
          
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鈴羅木かりん(すずらぎ・かりん)」センセの「WILD ARMS XF[ワイルドアームズ クロスファイア]」です。

こちらは名前に反応したことに加え、↓表紙の雰囲気にて釣りあげられました。
(※近未来のガンアクション、という想像は明らかな間違いでしたけれど(笑)…↓表紙の「クラリッサ」さんが警官に見えていたひでるさんです)
後で調べたら、なるほど「ひぐらしのなく頃に」のコミックス版を描かれている「鈴羅木かりん」センセだったんですねー。
そりゃ見覚えがある筈です。
ちなみに、現在発売されているセンセの「罪滅し編 3巻」はゲームそのまま、泣ける展開でした。
重要な部分にはじっくりページを費やして描かれており、それぞれの心情が伝わってくる良作品です。
やっぱり、解決編あっての「ひぐらし~」だと思いました。
出題編と合わせ、ずらり揃えることをオススメします。
……って、「ひぐらしのなく頃に」の紹介になってしまいました。
新作「うみねこのなく頃に」が今のところ訳わかんないこともあって、やっぱりひぐらしノイローゼが続いているひでるさんなのです。

クラリッサ
※主人公「クラリッサ・アウィル」です。
 実は右は数年後の生長した姿なのでした。ちゃんとキャラデザの方が設定したようです。

さて、話題を元に戻して、「WILD ARMS XF[ワイルドアームズ クロスファイア]」です。
”ワイルドアームズ”というRPGのシリーズがあるそうで、漫画となった「WILD ARMS XF」というのはシリーズのうちPSPにて発売されたゲームタイトルみたいなの。これで合ってますよね?
毎度のことながら、クロスファイアは未プレイです。
…その存在すら知りませんでした。はっきり言って。
ついでに言えば”ワイルドアームズ・シリーズ”はどちらもプレイ経験なく、タイトルに多少の聞き覚えがあったもののどんな画面なのかすら知りません。
ズフズブの素人です。
漫画については、帯の文句からゲーム原作のコミックス版らしいことが分かり、正直なところあまり期待しておりませんでした。
こうしたタイプで成功している例などごく稀なことですし、巻数表記がないところから”おそらく駆け足になっているだろうなぁ”とか予想てできたのです。
…が、しかし。予想はイイ方向に裏切られることとなるのでした。

母の仇と大地を救う方策を求め、旅を続ける「クラリッサ」、「フィアース」の二人。
その途中、内乱状態の「エレシウス王国」を訪れました。
国王は病に伏せっており、慕われていた第一王女も事故死してしまう不幸が続いた国は混乱。
そんな隙をついて権力を握った賢人機関・元老院は圧政によって国民を苦しめていたのです。
たまたま第一王女「アレクシア」と容姿がウリ二つであった「クラリッサ」は王女の名を借り、建国の騎士団「ブランクイーゼル」を率いて戦うこととなったのでした。
…だいぶ大ざっぱですが、だいたいそんなん。

こちらでの手法は読み手によって賛否両論あると思いますが、ひでるさんは肯定派です。

あちこち端折ってやたら詰め込んでしまったり、”戦いは続く”的に中途半端で終わらせたり、はたまた本編とは違う外伝にしてみたり…など、原作のボリュームがあればそれだけ漫画化とした際には、限られたページ数との戦いになっていると思います。
その解決策として、↑上に並べたような構成にするのをしばしば見かけるんですが、完成度が高くなる訳もなく。
徹底して宣伝っぽくしているか、あるいはファン向けにでもなっていればまだいいんでしょうが、素人から玄人まで受け入れられないケースのが目立ちますよね。
色々事情もあろうことは十分承知してますが、作品として世に出てしまった後はどう評価されても仕方のないこと。
いいもんはいい、良くないものはダメ。
こりゃ当然ですよね。

第一王女「アレクシア」、第二王女「カティナ」
※左:第一王女「アレクシア」、右:第二王女「カティナ」
 実はかなり強い「アレクシア様」なのです。妹さんは典型的なお姫様。

そのあたりの点で、本作品はまた異なるパターンにて構成されておりました。
冒頭のあらすじ~キャラ紹介にはじまり、1話終わった後でまた次のあらすじで2話目。それが終わって、また続くあらすじで3話目…というパターンとなっているのです。
これがちょっと新鮮。
繋ぎ部分が文字で説明されてしまうので表面しか伝わらず、深い部分まで読み解くには不向き。
正直なところ、各話の場面展開も急ではありました。
ただ、それなりに全体ストーリーを追いかけられ、またコミックス化された部分にて重要場面をしっかり読むこともできます
漫画として普通に面白いですし、しっかり決着がつけられるのもイイ感じ
おそらくゲームでは最大の見せ場(かもしれない)第二王女「カティナ」のエピソードが描かれていなかったのは残念ですが、ラストなどはお手軽にプチ感動できました。
(※まぁ、王道展開なんですけどね~)
あまり語られなかった設定がどんなんか、残念ながら飛ばされてしまったストーリーがどうなっているのか、知りたくなると思います。
妥協案としては、なかなか良いのではないでしょうか。
なお、ゲームでなかったらしいエピローグ話も特別に収録されており、原作プレイした方にも嬉しい仕様です。
各キャラの成長した姿が見れますよん。

しっかりとした線の、若干濃い目な絵柄。
ややバランスが微妙な箇所もありましたが、勢いと力強さのある作画なので、さしたる問題ではないでしょう。
全体は安定しており、前述したような構成もあってかテンポは良かったです。
極端ではないですが、ところどころ癖のある描き方をされるため、人を選ぶかもしれません。
カラーでも雰囲気は変わらないので、↓表紙・裏表紙にて判断下さい。

ファンの方なら、「あのキャラが出番少ない」とか、「肝心な部分を描かれていない」とか感じるかもしれません。
あちこち説明がきっちりされているところなど、どちらかと言うと初見の方向けなのかもしれません。
とっつく切っ掛けとしては最適だと思います。

ワイルドアームズ

ワイルドアームズXF (電撃コミックス)


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theme : マンガ
genre : アニメ・コミック

tag : 原作ゲームファンタジーアクションひぐらしノイローゼ

■しあわせももりんご 2巻[完結] (うさくん)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : コメディー・えっち(エロス)
・おまけ: あとがき、カバー裏にラフ画、
      描き下ろし漫画「いじわるりんごちゃん」×3、
      おまけの話「尻に狂う少女」
      エロス一覧表、なまえとくだもの、
      ランジェリータウンお店紹介。
・その他: 折り返しにコメント、20話収録、全2巻。
          
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「うさくん」センセの「しあわせももりんご 2巻[完結]」です。

最近は黙って座っていると、モノ凄いほどの睡魔に襲われるようになりました。
それは立っていても同様なんですが…とっとと寝ろってことですかね(笑)

さて、本日は残念ながら2巻で完結となってしまった、「うさくん」センセの「しあわせももりんご 2巻」です。
こちらのブログでは「しあわせももりんご1巻」をレビューしているんですが、2006年6月のことですか!
けっこう昔のことですね~。

りんごちゃん
ポニーテールなヒロイン「琴吹りんごちゃん」です。
 擬音でぺったんこ、とか書かれています(笑)

もともと、こちらの漫画はネット上で展開されておりました。
単に漫画を見るだけならば、WEBで無料なんですが…やっぱり紙媒体というものの手軽さは捨て難いものですね。
デジタル世界がどう発展しようとも、まだまだ太刀打ちできないと思います。
一時期、「雑誌とか漫画とか無くなるのでは?」とか不安に感じた時期もありましたが、単行本というのは今後もそうそうなくならないかなぁ。

変わった町の名前と、アホな住人が多いことで知られる「ランジェリータウン」
そこに住む主人公「桜咲桃彦(おうさき・ももひこ)」ほか、幼馴染み「琴吹りんご」、その父親「琴吹フジ夫」など、様々なえろい住人との交流を描いた日常コメディーですね。
2巻では、”エロス”を主食とするかっぱ「かっちゃん」の正体が明らかになるという、まさに最終巻に相応しい内容となっておりました。
ちゃんと、それなりに考えられていたキャラであったことにまずびっくり(←失礼)
また、あれだけ馬鹿馬鹿しいものを積み重ねていながら、「りんごちゃん」が大ファンであった露出狂ちっくな芸能人「綾人様」のスキャンダル、「かっちゃん」の事件などが巧く綺麗にラストへと繋がっておりました
さすが「うさくん」センセです。

持田きなこ
※「持田きなこさん」
 こちらは巨乳です。…ちなみに表示は3512gで6322円でした。

ちなみに、おまけの描き下ろし「尻に狂う少女」は最終話の後日談。
「りんごちゃん」が「かっちゃん」と絡む、「いじわるりんごちゃん」など、オリジナル要素も非常に多いので、WEBで読まれた方も納得な構成になっておりました。
(※漫画部分の描き下ろしだけで、12ページもあります)

センセはもともとはロリ系成年漫画な方です。
…絵柄がそんなんですしね。
成年系単行本「恋するふくらみ」など購入してみましたが、「しあわせももりんご」が初見であったひでるさん的には、やっぱりブッ飛んだギャグがどうしても欲しくなりました。

ふんどし少女が…
※おまけ:ふんどし少女が…

…それくらい、インパクトの強い、完成度の高い漫画です。
ここまでエロスについて、直接的に熱く語りかけてきたものは、そうそうありません
(※そこがまた馬鹿馬鹿しく、いいコメディー具合になっているんですけどね)
絵に拒否反応なければ是非にでも、多少の違和感があったとしても、思い切って読んで欲しい1冊でした。
24話の靴飛ばし大会、29話の袋とじネタなどは絶品です。

またひでるさん的には、タイトル下の一言、各話途中にある「うさくん」センセのイラストつきコラム、漫画の隅でいろいろやってる「かっちゃん」、好き勝手に描かれたような背景、果物戦隊めりこみファイブ…などがお気に入り。
センセ自身がコメントで書かれておりましたが、2巻では「めりこみファイブ」の出番がやたらめったら多く、必然的に”ももピンク”役の「宗谷雫(むねたに・しずく)」ちゃんの出番も増えておりました。
戦隊モノ好きな方にもいいでしょう。…たぶん。

宗谷雫、振留神社の巫女さん
※左:宗谷雫さん、右:振留神社の巫女さん
 コラム絵などには、こうした無理やりなパンチラなどが多いのです(笑)

コマ割りの小さい、ごっちゃり絵柄。
全体的に文字多く、背景などで遊んでいたりすること、もその原因となっておりました。
(→ちなみに、前述したようなコラムやおまけページもあり、ボリュームとしてはページ(177P)以上のものがあります)
濃い線の素朴な絵柄で、横に大きい輪郭と小さい目が特徴です。
大まかには↓表紙、その背景になっている漫画カットなどで確認できますんで、よくご検討下さい。
ネタは最高にいいんですが、やっぱり人を選ぶものだと思います。
…内容とよくマッチした絵柄なんですけどねぇ。
(余談ですが、センセの成年漫画はもう少しすっきりとした作画です)

エロスというのは広く、奥が深いもの。
さまざまな属性を持ったキャラ(同類)を見てほっと安心するも良し、思い掛けなかった発見をしてしまうも良し、思い切って実践してみたりするのも良しという、いわば教本的な漫画でした。

男性だけが理解できる、まさに”女性立ち入り禁止な世界”がここにあります。
いいよね、エロスって。


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tag : ポニーテールコメディーパンチラ

■レッする!アイドル 2巻 (武礼堂)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 女子プロレス・セクシー
・おまけ: カバー裏に日常4コマ漫画、
      特別描き下ろし「会長ちゃん大あわての巻」
・その他: カラー(6P)、折り返しにコメント、現在は2巻まで発売。
          
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「武礼堂(ぶれいどう)」センセの「レッする!アイドル 2巻」です。

すみません、まだ本調子でありません。
暑かったり寒かったり、はっきりしない嫌な季節ですよねー。

えー、2巻なども発売され、そこそこ書店でも定着感のでてきた「ヴァルキリーコミックス
当ブログでレビューしたもの、持っていながらしていないものなど様々読みましたが、面白さで言えば「武礼堂」センセの「レッする!アイドル」が最高峰ですね。
(※他単行本は気が向いたら紹介するかも。「触手姫」とか…)
なにせ、初単行本「ナースなふりして」も買っちゃいましたから。
こうして、次々に本が増えていくのですよ(笑)

天神真紀
※主人公「天神真紀」です。
 過去に巨乳アイドルだった「真紀ちゃん」です。でかいですね。

主人公「天神真紀(あまがみ・まき)」は現役女子高生の人気アイドルでした。
しかし、資金のやりくりに困った事務所社長により、秋葉原の地下にある「ヴァルハラ・ガーデン」へ売り飛ばされてしまいます。
格闘経験ゼロの「真紀ちゃん」でしたが、潜在的な”リビドーのチカラ(※えっち技)”によって次々と強敵を粉砕。
いつしか、「強くなりたい」と願うようになっていたのでした。
大まかにはそんな流れ。

上記のような基本設定・展開を確立させた1巻。
続く2巻では、王座ベルトを持ったまま三ヶ月間行方不明だった現在のチャンピオン、自称「ロッコ様」こと「岩崎ハルカ」が登場します。
だいたい岩崎……かわいくないじゃん!!
…という会長の一言が実に可笑しい彼女は、これまでの可愛さもあったキャラとは一線を画した存在
前巻では試合でもえっちっぽさが強調されておりましたが、その登場によって格闘アクション漫画という色も目立っておりました。
特に中盤での殴り合うシーンでは、主人公「真紀ちゃん」がボロボロにされております。
そんな訳で、周囲に流されるまま闘ってきた主人公の転機というべき巻になっているんですね。
精神的なものなど、ちょっとシリアスな顔まで見せておりました。

死闘
※おまけ:死闘

ただ、漫画の売りであるコメディー、えっち描写も決しておろそかになってしまったのではありません。
根っからの千葉県人ということが判明する「アンナ」さん(※今回↓表紙)とか、アイドル時代の「真紀ちゃん」の発売したCDの末路とかもよかったですが、完全なネタキャラ「レオパルたん」という、ひでるさん世代には懐かしさと爆笑を誘うものもありました。

また、えっち描写ではバストトップの露出も(なんとなく)多く、かなり格闘っぽい雰囲気があったものの、やっぱりリング上で色々恥ずかしげな事態になっておりました。
EXTREMEでの「電流ビビビデスマッチ」とか、実写で見たいですねー。
直接なシーンはありませんが、えっちでした。
闘う女の子らを格好よく、セクシーに描く「ヴァルキリーコミックス」シリーズでは、代表作と言っても過言でないほどの出来栄えになっております。
ぜひ、コナミさんあたりにゲーム化してほしいですね(笑)

小岩井りんご、デス・バニー
※左:小岩井りんご、右:デス・バニー
 「デス・バニーさん」の立ち絵については、ぜひ単行本でどうぞ!

絵柄についての基本は前巻と変化ありません。
アクションからシリアス、コメディーでの崩し、肝心のセクシーシーンに至るまで、バランスのある、安定感抜群な作画でした。
ちょっと描き慣れてきた感がありますね。
それも悪い意味でなく、より生き生きとしていました。
登場している各キャラが個性的なので、番外編のEXTREMEなどは色々パターンを変えてできそうです。

まぁ、そんな感じなのでした。
…ただ、実はひでるさんがプッシュする”2巻最大の見所”というのが……

地獄からきた殺人ウサギ「デス・バニー」さんの寝間着姿なのです!!

寝る際にくまのぬいぐるみを抱いてたりしているんですが…これが可愛すぎ!!
あの立ち絵ひとつだけで、お気に入り順位が大幅に変動してしまいました。
描き下ろし部分での下着姿も良かったですが、残念なのはそうしたコマが少ないことですねー。
3巻では増えるよう、祈っておきます。

レッする!アイドル (2) (ヴァルキリーコミックス) (ヴァルキリーコミックス)レッする!アイドル (2) (ヴァルキリーコミックス) (ヴァルキリーコミックス)
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