2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■シスター・スレイブ (RaTe)

★まんがデーター  [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ふたなり
・おまけ: あとがき漫画、カバー裏にラフ絵・作品解説。
・その他: 短編×12(うち「シスタースレイブ」×7、
      「かんなシリーズ」×2、「魔羅さまのおちから」×3)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「RaTe(らて)」センセの「シスター・スレイブ」です。

えー、「RaTe」センセですね。
過去に見た記憶があるような、ないような。
…でも、こんなんでしたっけか?

今回の単行本「シスター・スレイブ」は「富士美出版」さんということで、裏表紙を見ればあらすじが書いてあるんですね。
それに、↓表紙だってよく見れば、下着あたりが妙に尖っているのが分かります。
そう、この単行本はほぼ”ふたなり”でまとめられた単行本なのでした。
ひでるさん苦手なんですよねー、このジャンル。
ちゃんと店頭で確認して下さい。

収録は連続の中編ばかりで、12話でストーリーとしては3本という構成。
全てふたなりではありませんが、7割以上はそんなんでした。
そっち狙いの方は、逆に残念かもしれませんねー。

天野美琴、天野美神
※左:天野美琴、右:天野美神
 もうちょっと巫女姿を堪能したかったですねー、おしい。

まずはふたなりでない漫画から。
ラストに収録の「魔羅さまのおちから」は前中後編の3話連続。
母親の生まれ育った村を訪ねた「彦野大(ひこの・ひろし)」くん。
通常は男性の精力・エネルギーを奪ってしまう、村にて信仰を集める「マラさま」
しかし、彼の股間は逆に抑えられないほど元気になっていたのです。
その様から、後を継ぐべき未来の宮司だと悟った先代宮司の娘「天野美琴」さんは…と、だいたいそんなん。

男根信仰な漫画ですね。
ついこないだ、川崎「かなまら祭」を楽しんだばかりのひでるさんにとって、非常に興味深い内容でした。
あとがきによると、センセはだいぶ大変だったようですが。

御神体「マラさま」と宮司「大くん」は一心同体。
1話目ではノリノリなツインテールの「美琴さん」が可愛らしいです。
初めて、とか言ってるのに(笑)
2話目で登場する「美琴さん」の母親「天野美神」さん。
こちらもノリノリで、いくつか知りませんが、性格もかなり若い感じ。
「美琴さん」とも、まるで姉妹のようなやりとりをしておりました。
「大くん」母とのエピソードも楽しいですねー。
1話目の「美琴さん」は制服姿でしたが、こちらは母「美神さん」と共に巫女服なのでした。
オチも楽しいです。
ちなみに1コマだけでしたが、”勃起奉納の舞”がお気に入り
ラストの3話は「美琴さん」の友人、「なお」、「ちい」、「みっちゃん」という3名との複数ネタ。
全然悪くはないんですが、この時点でわざわざ新キャラを出さず、「美琴さん」ら親子で終えてほしかったなぁ。
出っぱなしの「大くん」は…なんだか見ていて気の毒。

妹「山村楓」、姉「山村千秋」
※左:妹「山村楓」、右:姉「山村千秋」
 この姉妹…?は、お姉ちゃんが良かったです。

妹「山村楓」さんはふたなりの子。
強い性欲の処理は大変なもので、体調に影響したため学校を休んだのでした。
”匂いで安心できる”、と姉「山村千秋」さんのベットを借りた「楓さん」でしたが…その帰宅と共に収まらなくなり、ついに襲いかかってしまうのです。
そこに見たものは…自らのソレと同じ、ふたなりだったのでした。
そんな表題作「シスタースレイブ」は、全7話の中編。

衝撃の1話から、吹っ切れたような「楓さん」
姉・両親は承知の事実とはいえ、いままでは孤独に悩んできたのでしょう。
大好きな姉「千秋さん」が同じ身体的特徴を持っていたのがよほど嬉しいのか、かなり積極的に迫るようになっていました
まぁ、姉妹でのえっちはあれが初めてだったようですしねー。
放課後の教室からトイレ、屋上に自宅風呂場まで、やりまくりなのです。
すっかりその虜になっておりました。
それに対して、ひたすら抑え、控える「千秋さん」は可愛らしかったです。
”ふたなり姉奴隷”というキャッチフレーズはぴったりですね。
そんな大事を、一緒に住んでいた妹がまったく知らなかった、というのはちと違和感ありますが。

文芸部でのえっちを、眼鏡な後輩「もも香」さんに目撃されてしまう、ドキドキな4話。
ここから、彼女を加えた3名での複数になります。
地味な容姿とは裏腹に、「もも香さん」はかなりはっちゃけた女の子。
ふたなりに感激し、ぱくぱくと口にしておりました。
…なんというか、スゴい漫画ですね(笑)
そんな普通(?)の女の子が増えても、やっぱり「千秋さん」は受け身なのでした。
がんばれ。

さて、そうした3名の結末がどうなってしまうのか、しっかり結末まで見て下さい
ビジュアルだけでなく、お話的にもふたなりがよく目立っていました。
あまり脱がない「もも香さん」も、それを強調するためなのかなぁ。

ななことやよい
※おまけ:「ななこ」と「やよい」
 良いカップルです。

前単行本「底なし汁だくクリニック」の外伝らしい「ふたりのせかい」、「It’s my destiny」の2話。
地元の病院から「日暮里ふたなりクリニック」を紹介された「鹿児島ななこ」ちゃん。
そちらで出会った「むつき」さん、「やよい」ちゃんも当然ふたなり。
検査がため、採性(さいせい)するよう言われた「ななこちゃん」は、「やよいちゃん」ら2人に…。

メインストーリーではサブキャラであったらしい2人の補完話。
こちらも”特異な身体的特徴を持ってしまった”者の孤独について、ほんのり描かれておりました
2話目「It’s my destiny」での「ななこちゃん」が可愛いです。
テンション高い「やよいちゃん」からも、その喜び具合が感じられるでしょう。
なにげに、ラストでの「むつきさん」の台詞が重たいのも印象的。
先の「シスタースレイブ」もそうですが、単にえっちするだけでなかったお話は良かったです。
暗さは薄く、明るいノリであるのもいいところでしょう。

強めなしっかり線の絵柄。
色は薄めでトーン処理がやんわりという感覚ですね。
すっきり絵でバランスも良く、巧さのある方だと思います。
派手というよりもどっぷりとした濃厚な液体描写が特徴的でした。
丸い輪郭は大きめで、スリムな身体のキャラ絵。
ジャンルもそうですが、絵柄としても癖があります。
おおむね↓表紙の判断で問題ないでしょう。

ふたなりがお好きな方は、さぞ楽しいだろう漫画に仕上がっていたと思います。
やっぱり短編でないのは大きいですね。

シスター・スレイブ (富士美コミックス)シスター・スレイブ (富士美コミックス)
(2009/04/10)
Rate

商品詳細を見る




★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】


tag : 富士美出版ツインテール

■WHITE ALBUM (阿倍野ちゃこ)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : 原作ゲーム・恋愛
・おまけ: あとがき、ゲストページ、
      合間にSDキャラ・コメント。
・その他: 原作「アクアプラス」、8話収録(※1話はプロローグ)、
      現在は1巻まで発売中。
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「阿倍野ちゃこ(あべの・ちゃこ)」センセの「WHITE ALBUM[ホワイトアルバム] 1巻」です。

季節の変わり目ですね。
…そんな訳でなんだか体調が微妙なので、本日は簡単に失礼します。
もともと知識ある、書きやすそうなモノをチョイスさせて頂きました。

有名な原作ゲームの単行本ですね。
これは知ってますよー。
珍しく実際にプレイしております、「WHITE ALBUM[ホワイトアルバム]」なのでした。
PCゲームの発売は…1998年だって!
ふっるー、11年も前なんだ。
詳細は置いといて、あの頃のひでるさんはPCゲームに近い立場でありました。
注目作品であったため、ちゃっかり初回版を手にしていたんですよ。
いやあ、懐かしいなぁ…。

森川由綺
※森川由綺
 なんだかスリムになった印象です。

そんなゲームの漫画版。
紹介帯には、「PS3ソフト発売&TVアニメ後半今秋放送決定!」という文字がありました。
ゲームとアニメの連動企画なんですね。
へー。

……でも、なんで今更これなの??

つまらなくはないですが、「Leaf」の作品ではそう目立つものでないでしょうし、特に目新しい要素があった訳でもなし。
人気声優さんに歌わせたかったんでしょうか。
まぁ、どうでもいいか。

平凡な大学生「藤井冬弥」
その彼女「森川由綺」は大学の同級生。
さらに、天才肌なプロダクション社長「緒方英二」によって見出された、新人アイドルでもあったのです。
デビューより、その素朴な性格と歌声がため人気は上昇中。
なかなか思うように会うことすらできない日々続いていたのでした。
そんな頃、「由綺」と同じプロダクションに所属する人気アイドル「緒方理奈」と偶然街中で出会い…とだいたいそんな感じ。

アイドルとかなんとか、多数の女性が登場するお話です。
ただ、その内容は「浮気」をテーマにしているだけあって、なかなかシビアで重いもの。
だからラブコメではなく恋愛。
主人公「冬弥くん」がモテるんですよねー。
詳しいストーリーは当然記憶にない(笑)ですが、漫画はゲームとは別展開
ゲームではそれぞれシナリオ分岐がありましたけど、そのどれにも当てはまらないと思います。たぶん。
センセのあとがきなどから察するに、おそらく間違いないでしょう。

学生時代の2人が描かれたプロローグ部分、ステージ衣装のまま「冬弥くん」の部屋まで来てしまう1話がため、「由綺ちゃん」の出番がそこそこありましたが…2話以降になるとひっそり。
6話ラスト部分では、
由綺との連絡が取れなくなった
とかなんとか、さっそくそんな展開になっておりました。
彼女狙いの読者さんは、さぞやきもき・腹立たしいことでしょう。

緒方理奈
※緒方理奈
 やっぱり彼女には怒ってもらいたいですね(笑)

しかし、ひでるさんのターゲットは、98年から変わらず「緒方理奈ちゃん」なのでした。
漫画版では「由綺ちゃん」と入れ替わりで、2話目から目立っております

人気アイドルの実力だけでなく、初めての生放送で緊張する「由綺ちゃん」をフォローするなど、その存在感を遺憾なく発揮した2話。
プライベートの彼女と偶然に接触し、プチデートのような感覚の3話、続く大学編の4、5、6話は完全に彼女のエピソードという感じです。
彼女である「由綺ちゃん」も忙しい合間を縫って顔を見せているというのに、すっかり「理奈ちゃん」に持って行かれた印象でした。
オリジナル漫画「ようこそ。若葉荘へ」から想像するに、「阿倍野ちゃこ」センセも「理奈ちゃん」狙いなのかな?どうかな?
とりあえず1巻では、ひでるさんほか彼女のファンには嬉しい展開になっておりました
やっぱりいいなぁー。
そのまま展開し、久々に女同士の対決が見たいです
たしか、ひっぱたかれるシーンありましたよねー。

1巻ラストでは先輩「澤倉美咲」がアパートを訪ねて来る(※その際のセリフ「藤井くん、来ちゃった」は実に凶悪)ほか、「河島はるか」、「観月マナ」というほかヒロインもちらほら顔を見せており、今後のドロドロな展開が想像されます。
漫画オリジナルとはいえ基本線はブレていないと思うので、プレイの有無に関係なく楽しめると思いました。

あのゲームを漫画にすると、こんな感じになるだろうなぁ、というそのままを絵にしたような感覚。
柔らかな細線のすっきり絵柄。
薄めな色使いと白比率が多いため、かなりホワイトですね。
…タイトル通りに(笑)
今風の洗練されたキャラ絵は綺麗でした。
これがぜんぜん悪くないんですが、旧作が印象にあったひでるさんはなんだか違和感が…。
もっとぼてっとしてましたよねー。
えー、柔らかすぎるというか、細すぎるというか、そんな感覚なの。
センセには大変申し訳ないですけど、↓表紙は誰だか分かりません。
…まぁ、分かるのだけど。
とっつきの1巻は、彼女の代名詞と言うべきステージ衣装を着せた方がセールス的に良かったのではないでしょうか?
また、コメディー崩しが若干だけ多いのかな。
それも悪くはないんですけど、煩雑なためか”もっと絵が巧い方ではないかな?”とか考えてしまいました。

まだ始まったばかりではありますが、前述したようにお話はいいと思います。
後は絵柄ですかねー。
特に旧作をプレイした人は…すんなり受け入れられるかな?

WHITE ALBUM 1 (1) (電撃コミックス)WHITE ALBUM 1 (1) (電撃コミックス)
(2009/03/27)
アクアプラス

商品詳細を見る


※こちらがゲームですね。
WHITE ALBUM リニューアルパケージWHITE ALBUM リニューアルパケージ
(2003/06/20)
Array

商品詳細を見る




★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】


tag : アクアプラス原作ゲームラブコメ

■桃園学園男子寮へようこそっ! (さめだ小判)

★まんがデーター  [12/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき、合間にラフ絵、4コマ「今日のチカちゃん」、
      おまけイラスト。
・その他: カラー(20P)、11話収録(全て表題作・1巻完結)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「さめだ小判(さめだ・こばん)」センセの「桃園学園男子寮へようこそっ!」です。

順序で言えば、本日は一般系。
実際に別の単行本を予定していたんですが…あまりに合わなかったのでまともに読めず、紹介も無期延期としました。
やっぱりネットゲームはどうにも合いません。

そうした訳で、すっかり紹介するタイミングを逸していたこちらの単行本をチョイスしました。
「さめだ小判」センセ2冊目くらいの単行本、「桃園学園男子寮へようこそっ!」ですね。
過去に初単行本「BEASTIE GIRLS」を紹介しております。
イラストでの活躍も多いセンセ。
HPを見てみたら…なんと、DS向けゲームの原画までされている様子でした。
そいつぁースゴイ!!
しかも、こちらは短編集でなく、1冊まるまるの長編漫画なのですよ。

管理人「春日ひなた」
※管理人「春日ひなた」さん
 いいですねー、正統派美少女…という年齢ではないのか。いくつくらいだろう。

男子寮「桃園学園寮」は貧乏学生御用達のムサ苦しい所でした。
しかし、入院していた寮生「ケンイチ」くんが戻ると、昨今の学生減少がため、新館などと合併。
管理人「春日ひなた」さんほか、多くの女子で華やいでいたのです。
早朝までの回復祝いに付き合わされた「ケンイチくん」はふらふらと学校を早退するんですが…風呂場にて、「ひなたさん」とはち合わせしてしまうのでした。
…さて、「ケンイチくん」の新たな寮生活はどうなってしまうのでしょうか??

カラーページ多かったですねー。
巧いからなぁ…。
えっちラブコメ漫画です。
寮と言っても登場キャラはカチューシャが素敵な巨乳の管理人「ひなたさん」ほか、主人公「ケンイチくん」、友人「タケシ」くん、その彼女「チカ」ちゃんなど、かなり限定された数名だけでした
複数の女性寮生とえっち、ハーレムな展開はありません。
そう考えると、舞台が寮と言うだけで集団共同生活漫画(※参照:「ようこそ。若葉荘へ/阿倍野ちゃこ」)ではないんですね。

真面目な「ひなたさん」
※真面目な「ひなたさん」
 遅れる理由がそんなんですよ。

切っ掛けとなる1話目。
相手「ひなたさん」は風呂上がりたて。
しかも、さきほど全裸をぱっと見てしまったばかりの、ドキドキ状態。
ちょっとした切っ掛けで、思わず隠れてしまった目前でえっちが始まっているという、まさに拷問みたいなシチュエーションなのでした。
…まぁ、健全な男子ならどうにもならないでしょう。
あのままえっちへ流れず、
ブ…ブラ…外すから…
とか、「ひなたさん」から一呼吸置いたのは良かったです。
許諾ですもんねー。
あちらはえっちでした。

続く2話目は…おそらく「ケンイチくん」が押しているのでしょう。
冒頭のカラー原稿部分では、心とは裏腹にえっちしてしまう「ひなたさん」が描かれておりました
会話の内容から身体だけの関係がそこそこ回数は続いていた様子です。
…ぶっちゃけ、そのそこそこ回数部分じっくり見たかったんですが…(笑)
この回で彼が告白したことにり、なんというか1組のラブラブカップルが出来上がってしまうのですよ。
ラブコメ漫画としては、やや受け入れが早いのです。

2人に残された問題と言えば、「ひなたさん」が多少年上であること、良さげな彼がいたらしいこと。
「ケンイチくん」は貧乏学生であること。
さらに同級生、眼鏡の「柊柚葉(ひいらぎ・ゆずは)」さんが彼のことを好いていること…くらい。

4話で登場する「柊さん」は、委員長のあだ名で呼ばれる友達感覚な女性。
寮へ連れてきた彼女に、ふと嫉妬を覚えた「ひなたさん」
前回の3話とは逆に、彼女から無理矢理に迫ってくるパターンでした。
ブリブリと怒ったり、無視したりすることなく、実に可愛らしくて理想的な反応ですねー。
いいなぁ、「ひなたさん」
その「柊さん」とのえっちは、5話目にて。
控え目な胸の幼児体型っぽい彼女は色気なく、はっきり言って容姿的には「ひなたさん」と大きな差のあるキャラ。
(※逆に言えば、一部限定では直撃コースでしょう。…とある理由で、後半は大きく雰囲気が変化するんですが)
「ひなたさん」が万人向け、いかにも正ヒロインしているので、”明らかにソレっぽくない娘”とのえっちシーンは逆に効果的なのかもしれませんね。たぶん。

柊柚葉、嫉妬の「ひなたさん」
※左:柊柚葉、右:嫉妬の「ひなたさん」
 この回は良かったです。ただ、若い相手に困惑するほど年上っぽくないんですよね。

ただ、その後の後半からクライマックス部分が微妙。
えっと、まだ読んでいない人のため、分かり辛く書きたいな……うーん、でもやっぱり自信ないので、未読の方は下の「」部分まですっ飛ばして頂ければ幸いです。


いきますよー。
ついに元彼が登場するんですが…これが最も微妙。
ひでるさん的には元凶キャラでした。
あそこで過去の調教成果が蘇ったりして、ボロボロに堕ちていく…という「艶々」センセみたいなパターンであればより盛り上がったんですけれど…。
まぁ、いままでの展開からして、超ハードへ推移する訳もなく(笑)
「ケンイチくん」との関係を”恋愛ゴッコ”とか評していましたが、彼だって大人の関係に見えません。
御曹司というより自分勝手なチンピラ程度にしか見えず、立ちはだかるライバルとしては中途半端。
あんなんなら、存在をちらつかせるだけで、登場させない方が良かったかなぁ。
翻弄されてしまう「ひなたさん」にも、さしたる魅力がなくなってしまいます。
逆に、あんなんに翻弄されて然るべきという「柊さん」のが、彼女を押さえてイイ感じで目立っております。
そんな訳で、肝心の後半部分がだいぶごちゃごちゃと混乱・弱くなってしまったかなぁ、という印象なのでした。
前半が良かっただけ、このあたりが残念です。


★★ ここまで ★★

ゆるやか・やわらかな線の絵柄。
バランスに優れており、適度な濃淡もあって見易いです。
イラストでの仕事も多いためあちこちは巧く、コメディー崩しも自然でした。
言葉はあまり良くないですが、”固定絵と違って適度に息抜きしたような感覚”なのがいいと思います。
いや、決して悪い意味ではなく。
また前単行本とは違い、収録が連続話だけあって全てが近い時期の原稿でした。
安定感あります。
あまりリアル過ぎず、かと言って漫画寄りでもない人物絵も万人向けでしょう。

お話にちと気になる部分があったものの、全体的には良質な単行本です。
そこは間違いありません。
極端な内容でなく、どちらかに傾くようなフェチっぽさもなく、広い範囲で好まれる仕上がりでした。

桃園学園男子寮にようこそっ! (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)桃園学園男子寮にようこそっ! (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
(2009/03/31)
さめだ小判

商品詳細を見る




★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】


tag : コメディーラブコメカチューシャ

■自慰シキ過剰 (飯尾鉄明)

★まんがデーター  [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・複数
・おまけ: あとがき。
・その他: 短編×8。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「飯尾鉄明(いいお・てつあき)」センセの「自慰シキ過剰」です。

こないだも書きましたが、先日参加した座談会の「その2」が公開されました。
もうちょっと突っ込んだ話題になっています。
宜しければ、そちらも見ていただければ。

⇒ 「エロマンガレビュアー座談会 その2」(※「えろまんがけんきゅう」さまサイト)

そんなこんなで、「飯尾鉄明」センセの単行本です。
過去に「SET UP」を紹介してますね。
たぶん、7冊目くらいの単行本は「自慰シキ過剰」でした。
結構好きなので、ぜひ連続話とかでキャラをしっかり見たい気もするんですが…今回も短編集なのでした。

真沙美さん(小)、音楽教師「鈴木美穂」
※左:真沙美さん(小)、右:音楽教師「鈴木美穂」
 こう見ると…センセはやっぱりアダルトキャラのがいいですねー。

やはり最も印象的な冒頭話「見たのね…」から。
こちらは、子供の頃に両親のえっちを目撃してしまった兄妹の近親モノです。
バスケットをしており、人気者の兄を持つ、妹「真沙美」さん。
うっかり、独りえっちをしていた現場を押さえてしまうんですが…その際の言動から、切っ掛けが自らと同じであることを悟ったのでした…。

ああいうのは、子供の性格形成・心理に多大な影響があると聞きます
しかも、アイテムを使うだけでなく、吊るしてムチでしばくという、なかなかハードなプレイなのでした。
…あのさ、せめて見つからないよう、鍵かけるとかなんとかしようよ(笑)
子供はそこそこ物事が分かるくらいの年齢なのだから。

そんなこんなで、成長した兄妹はしっかり影響を受けていたのです。
妹に目撃されてしまったお兄さん。
変な話、下着でなかっただけ理性的…かな?よくわかんないや。
その後の、自分自身で疑問を感じつつ、色々と提供する「真沙美さん」が非常に可愛いです

冒頭のアレがため、切っ掛けを与えられてからずるずる流れてしまうのは、ラブラブな兄妹よりも現実的。
…たぶん。
ただ、いかにも成年漫画なあのラストには、ちとがっかり
徹底的に後味を悪くしてほしかったところです。
発見された際の1ページ大ゴマもやや中途半端でした。

真澄ちゃん、順子さん、保健医「後藤」
※左から真澄ちゃん、順子さん、保健医「後藤」
 皆さんバンバン脱ぐのが難点(笑)使いやすい絵が少ないんですよねー。

新任の音楽教師「鈴木美穂」の「うそつき先生」
複数の男子生徒にされてしまう複数系でした。
「吉井」くんに対する、
絶対に…秘密にするんですからね
という台詞はいいですねー。
そんな感じに口では色々と言っていたものの、元々素地があった「美穂」先生はノリノリ。
悲劇的な色がないのは…良いのか悪いのか、というところでしょう。
こちらはガムテープ・プレイが素敵です
うん、何でも使ってみるもんですね。

伯母に女だらけの職場を紹介された「青葉薫」くんが、複数の年上女性らとえっちする短編「天職」
先の短編とは逆に、複数の女子にされてしまうタイプの複数系でした。
社長と眼鏡の「順子」さんは胸、「真澄」ちゃんは臭い、「香奈」さんはプチ女王様…と、それぞれキャラクターが分けられてはいたものの、1話だけではちと厳しいですねー。
せめて前後編ほしかった。
とりあえず、物凄いがっつき具合を楽しんでください。
これは、どんな職場だ(笑)
女性が複数という点では、生徒「塩谷一晃」くんが保健医「後藤」、教師「坂田睦美」にされてしまうショタもの「可愛がるだけ?」も同様ですね。

タイトルそのまま、エレベーターに閉じ込められた男女4名の複数えっちもの「エレベーター
主人公の「寺井駿二」は電車で見かけていた名前も知らぬ女学生「櫻井麻里香」を気に入り、何気なく追ってきたら閉じ込められてしまった経緯があるのです。
ちょっとした「駿二くん」の反応から、それを察した主婦っぽい「中川照代」、OLっぽい「小沢唯」は…という流れ。

単なる閉鎖空間えっちでなく、多少のストーリーがあるところがミソでしょう。
こちらも異様にガツガツしており、真っ先にズボンを脱がしにかかっていた「照代さん」が良かったです。
オチに至るまで非現実的なお話でしたが…漫画ですし、たまにはこんな現代ファンタジーもいいかしれません。
毎回だとがーっくりしますが。
ちなみに、電車痴漢モノ「逆襲×逆襲」は男女が電車内で入り乱れるという、これまた超・現代ファンタジーでした。
これまたぶっ飛んだお話ですねー
見開きページが迫力満点です。

エレベーター・ヒロインズ
※おまけ:エレベーター・ヒロインズ
 ちと羨ましいシチュエーションです。

ほか、家庭教師の先生と、生徒「郁美」さんの短編「罰」
学力が伸びないため、”女性が嫌がる罰”として、えっちなことをするようになったんですが…予想に反して、成績は一向に良くならなかったのです。
こりゃ、形を変えたコメディーですね。
おおむね、皆さんが想像した、そのままの展開になります(笑)
…先生、全然罰になってないですよー。
短編「わたしはこんな牝(おんな)です」は調教ちっく。
身体にびっしり文字を書かれたりするパターンですが…ひでるさんはこんなんダメ。
過去に紹介しました、「キミの瞳に欲情してる/TANA」でも書きましたが、某耳なしな怪談話を思い出すんですよねー。
だいたい、ごちゃごちゃ・うねうねしたものが苦手なんですよ。

乱れない細線の絵柄。
適度な濃淡具合で、あまりごっちゃりとはしておらず、かと言って隙間が多い訳でもなく。
バランスに優れ、安定感があります。
コレというマイナス点の見当たらない、優等生な感じの絵柄ですね
リアル寄りな人物絵で、艶やかな黒髪が特徴。
アンダーヘアもちゃんと描かれる方です。
雰囲気ほどのハードさなく、逆にコテコテとした濃さもないため、やや判断の難しい単行本だと思います
裏表紙にあるカット絵を参照ください。

その裏表紙のイラストなんですが、中扉や折り返しにまで使われており、おまけ要素の非常に薄い単行本でした。
悪いとまでは言いたくないんですが、やっぱりがっかりする自分がいるんですよねー。

自慰シキ過剰

自慰シキ過剰 (MUJIN COMICS)




★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】


tag : ファンタジーコメディーアンダーヘア

■あねとむち (春日旬)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : コメディー・姉
・おまけ: あとがき、ゲストページ、
      描き下ろし「姉と友樹と危険な香り」、
      合間にオマケコスプレ、カバー裏に別絵。
・その他: 初単行本、折り返しにコメント、カラー(4P)、
      11話収録(全て表題作・1巻完結)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「春日旬(かすが・しゅん)」センセの「あねとむち」です。

↓表紙に抜群のインパクトがあった、こちらの単行本。
セールス好調なのか、なかなか書店で見かけませんでしたが…このたびようやく手に入れることができました。
やっぱり、本屋さんは梯子してナンボですね。

そんなこんなで、「春日旬」センセの初単行本は「あねとむち」でした。
こないだ紹介した「どみなのド!/目黒三吉」とか、「えむえむっ!/氷樹一世」など、最近はSMちっくコメディーなジャンルが熱いんでしょうか??

姉「九条愛さん」
※姉「九条愛さん」
 はちゃめちゃですが、実は家計簿をつけていたりもします。

眼鏡の美人「九条愛」さんを姉に持つ、双子の弟「九条友樹」くん。
嘘を見抜く目を鍛える
騙されて失敗した父親の二の舞を踏ませないよう、「愛さん」は彼を鍛えるべく、日常のいたるところに嘘や罠を仕掛けてくるという奇行があったのでした。
それを見破るとアメを貰え、引っ掛かってしまうと鞭を打たれてしまうのです。
優等生であり、人間から動物に至るまで様々な味方を持つ「愛さん」に叶う日は来るんでしょうか?
…と、だいたいそんな感じ。

テンション高いコメディーです。
非常に独特な視点で描かれており、他では見られない「春日旬」センセの世界が広がっていました

なんと言っても、この漫画はヒロイン「愛さん」に尽きるでしょう。
弟「友樹くん」の教育に全力を傾けており、ややそれを楽しんでいるように見えます。
非常に厳しい面がありながら、3話では着替えを覗かれたことにクネクネと喜ぶような仕草をしてみたり、ラブレターで呼び出した7話では「お姉ちゃんなら大丈夫ですけど…」とか照れていました。
「友樹くん」が見事に切り返し、アメを受け取ることに快感を覚えているような描写もありますね。
よくあるラブラブ姉弟とは違って、実に面白い関係です

御褒美はアメ
※御褒美はアメ
 実は相当に美味いものであるようです。

学級委員を務め、成績もトップという「愛さん」
頻繁に鞭を振るっているためかその技術も相当熟練しているらしく、逆の立場となった「友樹くん」が力の加減をコントロールできない様が9話にありました。
伝説のSM嬢である「かりんさん」と対決させてみたいですねー。
クラスでは男女どちらからも支持を集め、バイト先でも店長に気に入られる彼女。
弱点を探そうと近づいた「西園寺茜」が雰囲気だけで籠絡されるシーンもあり、天性のカリスマを持ち合わせているようでした。
また、人間だけでなく動物の扱いも慣れており、犬を操るほか携帯電話の代わりに伝書鳩を使っていたりします。
(※犬「テディ(大五郎)」は餌付けしてましたけどね)
ちなみに、その伝書鳩でやりとりしていた相手は…最終話にて明かされるので要チェック。

罰は鞭
※罰は鞭
 どっちかと言うと、叩かれている方が多かったですねー。

最後に、↓表紙からしていかにも誤解されそうなサービスシーンについて。
なぜか漫画中では「愛さん」のコスプレちっくな姿が多く、スクール水着からボンテージチアガールにブルマ姿などが披露されておりました。
立派な胸の持ち主(Iカップだそうです)で、むちむちとしたスタイルがいい感じ。
そんな彼女が鞭を持っていたり、散々姉弟でじゃれ合っていたりしてましたが…意外なほどにえっちなシーンはありません(笑)
せいぜいパンチラ、下着姿程度でしたねー。
センセもそう思ったのか、描き下ろし部分はサービス多めでした。
まぁ、中扉のカラーイラストもそうなんですが、直接ではない繊細な加減のエロスを絵に込められる方でしょう。

…そんな流れで、絵柄について。
細線で勢いのある絵柄。
適度な濃淡でバランスにも優れ、テンポも良く読めました。
一般系に相応しい画力と構成をお持ちです。
等身あるリアル寄りのキャラ絵は適度なデフォルメ具合
コメディーの崩しも巧いですね。
ちなみに、↓表紙・裏表紙は上下の絵柄を分割したもの。
これが非常に良かったです。(←なんとなく、2冊揃えたくなります)
多少白黒絵とは異なりますが、判断もそちらでいいでしょう。

HPのイラストを見ると、眼鏡がいっぱいでした。
こちらのヒロイン「愛さん」、「茜さん」も眼鏡だったので、センセそんなん好きなのかなぁ。
また、2人のお母様がどんな感じの方か、見れなかったのは残念。

あねとむち (MFコミックス フラッパーシリーズ)あねとむち (MFコミックス フラッパーシリーズ)
(2009/03/23)
春日旬

商品詳細を見る




★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : コメディースクール水着チアガールコスプレボンテージパンチラ

■ばっくんちょ (御影獏)

★まんがデーター  [9/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき。
・その他: 初単行本、カラー(4P)、短編×11
      (うち「♂♀わんだほー」×2、「密室」×2)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「御影獏(みかげ・ばく)」センセの「ばっくんちょ」です。

なんとなーく手にしましたが…コレはいいんじゃないでしょうか
今回の単行本「ばっくんちょ」は、「御影獏」センセの初単行本です。
収録では良し悪しがはっきりしていたので、↑あちらの評価を平均的にしてますが、ラブコメは楽しく女の子は可愛くとイイ感じでした。
こうした漫画がお好きな方には、注目の単行本です。

誠ちゃん
※ポニテな「誠ちゃん」です。
 うん、たしかにこの髪型のが可愛いです。

カラーのある冒頭話「ポニーテールは世界の宝だよねっ!」
これが最も最近の原稿で、ショートの短編です。
実はポニーテールでないと興奮できない(笑)「シンゴ」くんと、ひょんな切っ掛けでそんな性癖を知ってしまった「誠」ちゃんのお話。
女の子でこの漢字当てるのは珍しいですねー。なんか意図があるのかな。
単純に可笑しい1ページ下の極端なコマから、ラスト部分まで、良いオチになっていました。
一撃必殺なネタとは理解してますが、もうちょっとこのカップルを見たいと思わせるほど楽しい漫画でした。

続く「リトルリトルラバー」も同様な雰囲気をもつラブコメ短編。
小さく貧乳なロリちっくの幼馴染み「洋子」さん。
モテるものの”ロリ専”と言い切る「和也」くんは、彼女に自作の服を着てもらうようお願いするんですが…と、だいたいそんな流れ。

ちんちくりん、とか言われているヒロイン「洋子さん」
↓表紙の娘さんですね。
よく小学生と間違われるし…
本人はそれをコンプレックスに感じているようですが、なるほどここまでだと「和也くん」の言うように才能というべき領域
直接の言葉に照れるのも可愛らしかったです。
スポーツブラも素敵でした。
ただ、やっぱり想像そのまま色々とお着替えしてほしかったですねー。

洋子さん、織野準さん
※左:洋子さん、右:織野準さん
 ああ、せっかく作った服が…ちなみにサイズはぴったりなのだとか。

前後編の連続話「♂♀わんだほー」、そして「密室」の2本。
世界各地を旅する両親から、「草野洋介」へ届く荷物。
今回届いた妙な壺がため、気が付くと「洋介」は女性になっていたのでした…という「♂♀わんだほー」
ページ数も限定された中では仕方ないんでしょうが、色々と性急すぎ
突然女性になった~それをあっさり許容してしまうところ、またいきなり外出するあたりまで、違和感抜群なんですね。
ただ、後編に登場していた小さい精霊さん(※表紙裏参照)は、某人気漫画ちっくでなかなか良いキャラクター。
ちゃんとえっち描写もあり、こちらについてはなかなか良かったです。
妹「春乃」さんと監禁される短編「密室」
これはなんだかよく分かりません。
極限状態でえっちになだれ込む兄妹を描きたかったのかなぁ。
これら漫画もそうですけれど、センセの過去原稿はモノローグ枠にてさーっと説明する特徴があり、それがお話を弱くしていると思います

なんだか妙に枠線の太い短編「きゃんでぃぽっぷ」
ちびでがさつな姉「柚子」さんの部屋に居候する弟「航」くん。
ふと見た彼の財布から、自らの中学生時代の写真を見つけた「柚子さん」は制服コスプレのサービスをしたんですが…。
ロリなお姉さんとの近親ラブコメです。
制服コスで目の前に出るというのは、餌をつけてライオンの檻へ自ら飛び込むようなものでしょう。
一緒にお酒飲みたいですね。
遅刻に無断欠席、さらに宿題も忘れるという「織野準」さん。
教師「工藤」はそんな彼女に研究室の清掃を依頼するのでした。
掃除終了の報告に来た「準さん」は、そこで自らの名前が呼ばれる寝言を聞き…という教師と生徒のラブコメ「じゅんに恋して」
これは何気にストッキング漫画ですね。
それ越しの下着から、電線した描写に破くあたりまで、しっかりと網羅されておりました。
先の精霊さんもそうですが、「御影獏」センセはこうしたロリちっく(※ロリ、ではない)なキャラが抜群に巧いですねー

精霊さん、恵ちゃん
※左:精霊さん、右:恵ちゃん
 比較絵です。こちらが06年、05年の原稿。

ほか、2人の従姉妹「智」ちゃん、「硝」ちゃんの「Comic or Treat?」、孤児であった「恵」ちゃんを引き取った義父の短編「PRISON」、過激な妄想でほけ~となってしまう成績優秀なお嬢様「塚越雅」さんの「インビテーション」などがありました。
昨日紹介している、いかにもお嬢様だった「小金井風華」さんと比べてしまうと、「雅さん」はやや絵的なインパクトが弱いかな。

センセもあとがきで書かれていますが、原稿時期の広い単行本。
どっちかというと、過去原稿のが多めです。
05年が4話、06年が3話、07年が1話、08年が2話、09年が1話…で、合計11話ですね。
ただし、昔のぺったりとした絵もそんなに悪くは見えません。
適度なバランス感覚があると思います。
最近の原稿になると、細線で今風に洗練されたような感じになっていました

いい感じのロリちっくラブコメでした。
今回は原稿の関係もあってバラついていましたが、そっち方面でまとまれば非常に良いと思います。
次の単行本も期待しましょう。

ばっくんちょ (ムーグコミックス) (ムーグコミックス)ばっくんちょ (ムーグコミックス) (ムーグコミックス)
(2009/04/06)
御影 獏

商品詳細を見る




★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : ラブコメコスプレツインテールポニーテールストッキング

■ふぇてぃっしゅサークル (しなま)

★まんがデーター  [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・フェチ
・おまけ: あとがき、描き下ろし「H.H.H外伝」、
      カバー裏に別絵。
・その他: カラー(4P)、短編×8
      (うち「H.H.H」×5、「追姉」×2)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「しなま」センセの「ふぇてぃっしゅサークル」です。

たはー、疲れましたー。
例によって余裕がぜんぜん無いので、さっそく紹介を始めますね。

過去に2冊目「きす☆みい」、初単行本「はつカノ」を紹介している「しなま」センセ。
毎度のように、シマパンな↓表紙が嬉しい単行本。
今回は「ふぇてぃっしゅサークル」なのでした。
中編の連続話がメインで、収録で短編は1話だけとなっています。
なかなか濃いキャラが揃っているので、「しなま」センセ初体験な方にもオススメな単行本だと思います。
あ、1話シリーズものがあったか…。

お口の「真田槇」、露出の「菅田茜」
※左:お口の「真田槇」、右:露出の「菅田茜」
 頑張って、多少でも彼女らの性癖が確認できそうな絵をチョイスしました。

今回のメイン「H.H.H(トリプルエッチ)」は全4話の中編でした。
外伝の描き下ろしも8ページと、そこそこのボリュームがありますね。
漫画はヒロイン5名と「笹塚明大」くんのオムニバス形式。
基本のストーリーはそれなりという程度で、同キャラ出演の別エピソード群という感じでした。

1話目担当、「真田槇(さなだ・まき)」さんは真面目な委員長。
こういう娘の硬い物言いはお約束ですね。
初めて見た専門誌がため、お口好きとなってしまった「槇さん」
普通にえっちもしているんですが、お口の描写はページ数もあってかなり濃厚です。
そのため自然と顔のアップが多く、容姿の特徴である眼鏡が非常に映えておりました

2話目はツインテールにリボンな「菅田茜(かんだ・あかね)」ちゃん。
あの年齢でおもらし癖というのは…そんなん好きな方には最高でしょう(笑)
そんな訳で、のーぱんであった際、「明大くん」とぶつかったことが切っ掛けで露出癖が開花してしまうのでした。
「槇さん」のお口はやや強引な感じでしたが、こちらは自然な流れだと思います。たぶん。
もやもやという期待から、下着を着けずに非常階段を下りていた「茜ちゃん」
ちょっとしたハプニングもあり、念願叶ったんですが…思わず漏らしちゃうのが可愛らしいです。
ちなみに、露出と言っても「筒井朝顔」(※アリスソフト大悪司出演)とは違って、「明大くん」限定みたいでした。
そのあたりの違いは、人によって刺さるか微妙なところでしょう。

お尻の「小金井風華」、独りプレイの「御社春奈」
※左:お尻の「小金井風華」、右:独りプレイの「御社春奈」
 何か察知した「春奈ちゃん」です。お気に入りの「在未さん」は…内緒(笑)

3話目の「小金井風華(こがねい・ふうか)」さんは、髪の長いお嬢様キャラ。
こちらは、前回ラスト部分からしっかりと繋がっておりました。
世間知らずであるため、勘違いでお尻な「風華さん」
…なるほど(笑)
もしかしたら、実際にそんな娘もいるかなーって感じました(うそ)
「槇さん」の口と同じく、お尻な「風華さん」はその付近のアップが頻繁です。
もう、単純にえろいのですよ。
広いオデコとストレート・ロングな髪はいかにもお嬢様ちっくで、良かったですね。
舞台が茶室だったので、和服で見たかったなぁ。

ラストの4話目はいちおう正ヒロインっぽい「御社春奈(みやしろ・はるな)」ちゃん。
周囲は「明大くん」の彼女という認識で、毎朝起こしに行くような近しい間柄。
起こしに行って、下半身丸出しで寝てるの何度も目撃してるしなぁ
とか言っていた「明大くん」
…コイツぁ羨ましい事言ってんなぁ~。
そんな光景を見たかったんですが…寝起きシーンがなかったのはなんとも残念でした。
いままでも何気なく覗いていたようですが、独りえっち好きな「春奈ちゃん」
こちらではアイテムを駆使して、かなり激しくシテおりました。
綿棒が素敵ですね。
ショートカットのリボンが可愛いんですが…↓表紙のようなシマパン要素はぜひ欲しかったです。

…以上、特殊な性癖を持った女の子らとのえっち中編でした
仲間内でえっちは許容されていましたし、いちおう彼女という位置づけの「春奈ちゃん」も覗いてれば満足でしょう。
おそらくは。
次々とそうした女の子らの相手している「明大くん」は超ハーレムという状態で、羨ましいような、そうでないような(笑)
皆さん普通ではないこともあり(笑)、服を完全に脱がなかったのもいい感じです。

ちなみに外伝ですが…これにびっくり!
第5の適格者、ということで「薄井在未」さんが登場しておりました。
(※ちなみにこの「在未さん」は、収録ヒロインの中で珍しく貧乳です。そんなんもいいよねー)
あーそうか、なるほど!!
ひでるさんはこんな仕掛けが大好きです
コレがため、評価はぐーんと上昇してます。

大学進学のため、家を出て独り暮らしを始めた姉「晴子」さん。
見送りの際、自分の気持ちに気付いた弟「孝明」くんは、2年間の努力によって同じ大学を受験することとなったのです。
試験を控え、久しぶりに「晴子さん」と再会した「孝明くん」は…という、前後編の姉弟近親「追姉(ついし)」

姉「晴子さん」
※姉「晴子さん」
 色々と包容力満点な「晴子さん」なのでした。…こりゃ、勉強できんわね。

眼鏡で落ち着いた雰囲気の「晴子さん」がいいですね。
先の中編がフェチっぽかったですが、こちらも同様です。
下着だったり、寝込みだったりするのもそうなんですが…何と言っても、後編の脇えっちは独特なので注目
「孝明くん」、やるねぇ~。
寝ていたところ不意にえっちされながら、騒がずに受け入れた「晴子さん」は素敵な対応でした。
それぞれお話で視点が逆になってるのはいいんですが、やっぱりお姉さんの切っ掛け部分が見たかったなぁ。
やはり何かしら常識を揺るがす事件があったと思うので。

カラー原稿ある唯一の短編「キモチイイ秘湯?」は、過去単行本より続く「キモチイイ~シリーズ」です。
ポニーテールで眼鏡の「荻野秋葉」さん、「椎名七海」さん、そして「時田」くんという混浴温泉話。
前回も書いたんですけど、2人仲が良いのは…ちとつまらないなぁ。
時田君とは…なんでもない…んだ…から…
とか、心とは裏腹っぽい、イイ雰囲気な台詞を「秋葉さん」が言ってくれてるんですけどねー。
とりあえず、Wヒロインのえっちシーンはコマも大きく、迫力あって良かったです。
…が、しかし。
あのオチ部分ですね。
前半部分に4コマ程度のフリがあったんですが…すっかり覚えておりませんでした

乱れない、しっかりとした強い線の絵柄。
トーンからベタまで色は濃く、大きめな絵の賑やかな画面でした。
コマをまたぐのも頻繁で、液体描写も派手なごっちゃり風味
やっぱりえろえろなのですよ。
広い縦長の輪郭から縦横に大きい目まで、やや特徴的なキャラ絵です。
カラーでもそう変化はないですが、やっぱり裏表紙のカット絵が判断に良いでしょう。

上にも書きましたが、「在未さん」は良かったー。おどろいた―。
写植は大変そうでしたけれど。

ふぇてぃっしゅサークル (MUJIN COMICS)ふぇてぃっしゅサークル (MUJIN COMICS)
(2009/04/03)
しなま

商品詳細を見る




★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】


tag : シマパン混浴温泉ツインテールショートカットアリスソフトポニーテール

■ひぐらしのなく頃に 心癒し編 (影崎由那)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 原作ゲームコメディー
・おまけ: あとがき、原作者コメント、
      4コマ「心癒し編を終えて……」
・その他: 原作「竜騎士07」、カラー(4P)、
      7話収録(全て表題作・1巻完結)、
      予告「ひぐらしのなく頃に 百合美し編」
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「影崎由那(かげさき・ゆな)」センセの「ひぐらしのなく頃に 心癒し編」です。

ちょっと色々あって余裕がありません。
そんな訳で、本日は書きやすそうな漫画(笑)をチョイスしてみました。

ゲームを原作とする単行本です。
この”原作ゲーム”のシリーズはひでるほぼ未プレイなものばかりなんですが、「ひぐらしのなく頃に」は”ひぐらしノイローゼ”になるくらいにハマったものです。
いや、面白いですよ、コレ。

さて、過去に「宵越し編/みもり」、「鬼曝し編/鬼頭えん」を紹介しているひぐらし単行本。
今回の「心癒し編」は漫画のみの外伝でした。
”先の世界”と書かれていたので、当初は「賽殺し編」の漫画化だと勘違いしてました。
また違う後日談なんですねー。
そんなんもひぐらしちっくです。

古手梨花
※明暗の「古手梨花」
 漫画は「梨花ちゃん」と「羽入」のお話ですね。

あ、そうそう。
こちらはエピローグ話になるので、当然ネタバレ全開な内容になっています
まだ原作未プレイ、あるいはこれから楽しみたいという方は↓先に進まない方がいいと思います。
ちゃんと順序通りに読み進めるのが最も面白いですよ
…というより、ある程度でもキャラ・ストーリーを知らないと訳が分かりません。
特に「影崎由那」センセのファンな方で、原作を知らん人は注意して下さい。

 ・
 ・
 ・

延々と繰り返す惨劇のループから逃れた、部活メンバーと雛見沢村。
ここは昭和58年6月よりも先の世界。
初体験の夏休みに浮かれていた「古手梨花」ですが、未体験の勝手の分からぬ世界に戸惑ってしまうのでした。
すっかりすねてしまった「梨花」を心配した「羽入」は「赤坂衛」の誘いもあって、東京への旅行を提案したのですが…。
だいたいそんな流れ。

圭一、沙都子、レナ、魅音
※だいたい左から、圭一、沙都子、レナ、魅音
 お気に入りのコマですね。「沙都子ちゃん」が可愛いです。

コメディーが目立つ外伝話ですね。
とりあえず作画が「影崎由那」センセということで、ひでるさんは期待しておりました。
事件後の世界なので当然惨劇は起こらず、また疑心暗鬼な描写もありません
…ここがちと残念。
こちらでも紹介した「かりんairmail 影崎由那短編集」にもありましたが、ホラーとかサスペンスな描写が抜群に巧い方なので、できればそんなネタがほしいところでした。
せっかく「影崎由那」センセなのに、もったいないような。
(※「すとれんじマンション」とか、楽しい漫画も巧い方ではあるんですが…)

またこの記事を書く際に、ちらとアマゾンを見てしまったんですが…色々と言われていたのが、ものすごく意外。
みんな辛口でしたねー。
アニメから映画にまでなっている、超・有名作品ですから仕方ないか。
(※それだけに、サスペンスちっくでなかったのが悔やまれます。るるるー)
まぁ、いいや。

基本的には部活メンバーらのドタバタ劇。
それぞれの言動は相変わらずで楽しく、留守番となった「園崎詩音」ほかカレーネタのある「知恵」先生、東京へ行くと聞きつけた村人の反応などが面白かったです。
こっそり家を脱出しようとした「前原圭一」が「竜宮レナ」に脅かされる「鬼隠し編」のパロディー描写があるなど、ちょっとしたシーンにも注目です。
さらに、そうしたドタバタだけで終わらないのが、ひぐらしのイイ所

羽入
※羽入
 変な顔をしている訳は…

先ほどタイトルを出した「賽殺し編」は、違和感抜群な緊張感のあるお話でした。
こちら簡単には、「梨花ちゃん」の成長話ですね。
期待に溢れた表情が曇ってしまう1話は、なかなか深いです
経験の反復によって100年の時を生きてきた心に、未知なる日々は辛いものでしょう。
彼女が言うように、普通のまっとうな生活を送ることはかなり難しいと思います。
そして唯一、その事情を詳細に知る「羽入」の活躍に注目下さい。
普段とは言葉使いまで異なる、オヤシロ様な彼女はいいですね。優しいですね
ここで書いてしまうのは惜しいので、ぜひ漫画にてどうぞ。
そう、まだ完治しきっていない「北条沙都子」もいいですねー。
特にこの娘らは幸せになってほしいものです

強い線の濃い絵柄。
お話の関係でコメディー崩しが多く、作画としてはかなり賑やか。
ぺったりと平たい感じになるんですねー。
ちょろちょろと気になるコマがありましたが、この程度であれば許容範囲内。
安定感あるもののいつもより癖は強めな雰囲気だったので、慣れない人はそのあたりが目につくかもしれません。

そうした作画から、原作シリーズを知っているのが前提のお話に至るまで、全体的に敷居はかなり高い漫画でした。
完全にファン向けですね。
ひでるさん的に残念だったのは…「影崎由那」センセの日常4コマがなかったことかなぁ。

ひぐらしのなく頃に 心癒し編 (角川コミックス・エース 229-1)ひぐらしのなく頃に 心癒し編 (角川コミックス・エース 229-1)
(2009/03/26)
影崎 由那竜騎士07

商品詳細を見る


※ゲームは時間かかるので、簡単にはこっちがおすすめ。
ひぐらしのなく頃に解 DVDセット 1ひぐらしのなく頃に解 DVDセット 1
(2008/01/25)
中原麻衣保志総一朗

商品詳細を見る




★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】


tag : 原作ゲームコメディーひぐらしノイローゼサスペンスパロディー

■とろけるからだ (いーむす・アキ)

★まんがデーター  [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・むちむち
・おまけ: あとがきイラスト、一部描き下ろし「プールサイドの誘惑」、
      カバー裏に漫画「とろけるまんが~トロマン~」
・その他: カラー(32P)、短編×13。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「いーむす・アキ」センセの「とろけるからだ」です。

えー、もう掲載されている筈ですが…先日、ひでるさんは座談会というものに参加させて頂きました。
特に参加された方々(リンク部分に並べております→)はかなーり凄かったので、一見の価値ありだと思います。
楽しかったですよー。
漫画というのは、実に広く深いもの」…とか、終わった後でしみじみ思いました。
またまだ精進が必要です。
ちなみに、ひでるの部分は恥ずかしいので読み飛ばして頂ければ(笑)

 「エロマンガレビュアー座談会 その1」(※「えろまんがけんきゅう」さまサイト)


そんなこんなで、「いーむす・アキ」センセ3冊目の単行本です。
こちらでは以前に「いとしのみゆ先生」、「若奥様解放区」を紹介しております。
それらは連続話でしたが、こちらは全て短編集。
センセの描かれる、色々なシチュエーションが楽しめる単行本になっておりました。
カバー帯文句「すべての嗜好に応える充実作品群!」は伊達ではありません。
…まぁ、実際には全てを満足させるほどカバーはさすがにできておらず、ちと大袈裟な文ですけどね。

湯女さん、人妻「みよこさん」
※左:湯女さん、右:人妻「みよこさん」
 お尻絵はぜひ単行本にてどうぞ!

温泉地へ遊びに来た「修」くん。
明るいうちからえっちを迫ったことで、うっかり彼女を怒らせてしまったのでした。
がっかりする「修くん」でしたが、廊下で出会った女性に混浴を勧められ…という冒頭話「湯女~ゆな~」

全てカラー原稿の、よくある温泉えっちネタ。
これは何と言っても、メインのえっちシーンよりも登場時のお尻につきるでしょう
あれはえろい!
実際には濡れたりしてぴったりと張りついてでもしない限り、あんな感じにはならないんですが…いいなぁ、あれ(笑)
やっぱりお尻ですよね~。
そう言えば、今年一発目のネタは「しりある!/奴隷ジャッキー」ということでお尻系でした。運命を感じます。
スポンジを忘れて~というお約束も心地よいものでした。
良いと思います。

そちらとやや趣の似た、和服な義姉「薫」さんとの短編「密衣」
…なにげに、ひでるさんが単行本中で最も刺さった短編がこちらなのでした
おそらく、今後は何度も読み返すことになりそうです(本当)

和服でアップにした髪という組み合わせは…なんとも色っぽいです。
さらに、和菓子を食べる際の口がアップになるシーン。えっちです。
「良介」くんが見とれていたのも納得ですよ。
さらにさらに、お手洗いシーンでの豊かなお尻は最高
そうか、格子か!!
あのシチュエーションならば、絶対に男は覗きますよねー。
続くお風呂シーンもやっぱり格子なのでした
どっかの時代劇みたいです。
しかしこんなんなら、外の役目もへっちゃらですよ。
というか、ぜひ私にやらせて下さい。
もう、いいなぁ……「そうだ、京都いこう」、ってな感じ(笑)

義姉「薫さん」
※義姉「薫さん」
 この方にめろめろです。いいなぁ。

旦那とラブラブで、子供もいる人妻「みよこ」さん。
彼女は近所に住む「良」くんの相談を親身に受けており、本日も…という「若奥様相談室」

しっかり脱ぎやすい服に着替えていた「みよこさん」に注目。
いちおうお茶なんて運んでおりましたが…完全にポーズだけで即えっちなのです。
何故だか母乳描写もあり、いつの間にか注いでいたティーカップにもミルクが。
おっぱい張ってきちゃったっ…
という台詞がなんだかいいですよね~(笑)
帰宅した息子を目前に、壁裏でえっちし続けるクライマックス部分も実に良かったです。

たぶん、カラーページ部分が描き下ろしだと思う短編「プールサイドの誘惑」
ようやく出来た彼女「ちさ」ちゃんと海へ遊びにきた主人公「たくや」くん。
しかし、2人ではどうにも心もとないということから、それぞれお友達を連れてきていたのです。
「ちさちゃん」の連れてきた友人「みゆき」さんはポニーテールの美人。
なぜか「たくやくん」にちらほらと接触してきて…と、だいたいそんなん。

カラー部分は後日談です。
そちらのフリもあり、きっちり引っ掛けられてしまいました。
この話は、意外なラスト部分が実に面白かった!!
…ため、ここでは詳しく書けません(笑)
うー、言いたいよー。
とりあえず、メインヒロインの「みゆきさん」が素敵なのです。
お話は彼女にえっちなことされる流れなんですが、”「ちさちゃん」との本番で彼女をがっかりさせないように…”というスタンスなのです。
はっきり言って浮気には違いないんですが、あくまで「ちさちゃん」のための予行練習と言ってくれるので、まじめな彼が良心の呵責に耐えられるよう配慮されていたのでした。(たぶん)
あとは、ぜひ実際の単行本にてどうぞ。

憧れの「西沢」さんと会うため、スイミングスクールへ通う「後藤」くん。
不純な動機がためかタイムは伸びず、コーチにも注意される始末。
いささか腹を立てた彼はお仕置きのため、更衣室へ忍び込むんですが…という「スリリングスクール」

競泳水着、ロッカー内密着ネタですね。
ヒロインであるコーチは、眼鏡と広いオデコの知的な雰囲気ある女性。
当然むちむちです。
「後藤くん」が憧れる「西沢さん」もいいですが、キャラ的には断然このコーチですよね(笑)
オチ部分になるので詳しく書けませんが、包容力もある素敵な女性でした。

みゆきさん、ちさちゃん、コーチさん
※左から、みゆきさん、ちさちゃん、コーチさん。
 眼鏡の感じがこれまた素敵なのです。

”負けた人は買った人の言うことを何でも聞く”、という麻雀勝負に誘われ、女子寮へと赴いた部長さん。
好みである「池内」さんを前に張り切ったものの女性陣は思いのほか強く、ビリになってしまうのでした。
さて、「池内さん」の要求は…という「部長無礼講」

笑顔が可愛い社内のアイドル「池内さん」ほか、3名の女子社員との複数えっちでした。
天国から地獄へ真っ逆さまですね。
えっちシーンに迫力もあって良いんですが、女性の怖さが目立つため楽しくは感じません。
複数では、彼女「みさ」ちゃんとそのお姉ちゃんというWヒロインの「かのあね」のが気軽でいいですね。

ほか、タイトルからして”いかにもメイドもの”という「小鳥達の館」、南国金髪美女「リサ」さんとの「濡れたマーメイド」、タイトルそのまま、のーぱんネタのドキドキ短編「ノーパンデート」、露出少女の「熱体少女」はラストページが良かったです。
あちらだけで、面白さは全然異なると思います。
カラー原稿のある漫画では、「真理奈」ちゃん複数えっちショート「真理奈の休日」、エロ水着なWヒロインもの「リゾートハプニング」などがありました。

強い線でややごっちゃりな絵柄です。
ベタ・トーンでの色が濃く、センセの描かれる女性陣の豊満なスタイルもあって、かなりこってり気味
若干違いますが、おおむね↓表紙などのカラーそのままで判断できます。
引き絵や一部気になるコマもありましたが、問題ない程度でしょう。
キャラはやっぱ年上女性ですねー。
広い輪郭と小さめな目鼻、ぽってり唇のバランスが非常に良く、胸もそうですが特に腰回りは秀逸です。
色っぽいです。
可愛らしいキャラも巧いんですけどね。

…そんな訳で、ラスト収録の「密衣」は義姉「薫さん」に直撃で刺さってしまいました。
やっぱり京都はいいですね~。

とろけるからだ (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)とろけるからだ (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
(2009/03/31)
いーむす・アキ

商品詳細を見る




★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】


tag : ポニーテール競泳水着

■ACONY[アコニー] (冬目景)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 日常・不思議
・おまけ: 描き下ろし「空木画伯」、ゲストページ・コメント。
・その他: 6話収録、現在は1巻まで発売中。
(※ほか、構成については↓本文参照のこと)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「冬目景(とうめ・けい)」センセの「ACONY[アコニー] 1巻」です。

非常に特徴ある絵で、ちらほら名前を見かけていた「冬目景」センセ。
ふと見かけた単行本がちょうど1巻であり、また↓表紙の女の子が気になったので、この機会を逃さず購入しました。
(※「幻影博覧会」も目を引かれる表紙でしたが、3巻だったので見送ったのよ)
蜘蛛とか紫・黒の色使いも怪しげな雰囲気満点でしたねー。

さて、今回ブログを書くにあたって調べてきましたが…女性なんですか。びっくり。
カラーイラストが独特なので、てっきりイラストメインの方だと思ってましたけど、当初から漫画家さんであった様子。
これもびっくりでした。

ヒロイン特集1:新旧のアコニーさん
※ヒロイン特集1:新旧のアコニーさん
 左が1話、右がchokotto#1のものです。

そんなセンセが描かれた、最新刊「ACONY[アコニー]」
不定期の連載であったらしく、収録時期がバラバラでした。
そんな訳で、単行本は最新なんですが、収録は03年1月から、06年8月(※月刊アフタヌーンの号による)と、成年漫画もびっくりな間隔なのです。
遅筆なのか、飽きっぽいのか…調べてみると今後の巻は危うい可能性も。
うわ、やだなぁ。
ただ、そんなマイナス点あったとしても、なかなか捨て難い魅力のある漫画なのでした
なんだろ、何度も読み返したくなる感覚ですよ。

祖父が住む古い年代物のアパート「しきみ野アパート」へ引っ越してきた、主人公「空木基海(うつき・もとみ)」
何度か再開発の対象になっているものの、取り壊されないというこちら。
曖昧なまま話を断ち切った祖父に促され、管理人さんへ挨拶に行った「基海」は、不思議な体験をするのでした。
そんくらいのことでビビってたら、この先ここで暮らせねぇぞ
言葉通り、ちらほら気になることがあったんですが…ある日、廊下でネズミと遊ぶ「アコニー・ランチェスター」と出会います。
自らを”死人”と名乗った「アコニー」は、掴みどころない、不思議な言動の少女だったのです。
だいたいそんな感じ。

もやもやっとした不可思議さの溢れる、日常風景漫画です
アパートの住人は普通の人間ではなく、簡単にくくるなら妖怪屋敷。
いかにもなんかありそうな雰囲気満点なんですが…特に何事も起こらないのが、最大の特徴

ヒロイン特集2:基海くんとアコニーさん
※ヒロイン特集2:基海くんとアコニーさん
 なかなかいいコンビです。漫画の雰囲気はこんな感じ。

そうですね…ブログで過去に紹介している漫画と比較すると、「ときめき☆もののけ女学園/南国ばなな」のような異世界迷子ネタでなく、「ハッピーとれいるず!/荒井チェリー」のようなほのぼの人外コメディーでもありません。
生贄と牢獄/オイスター」のような怪奇サスペンスでも、「ゾンビ ロマンチシズム/睦月のぞみ」のようなラブコメでもなく、ましてや「百目姫捕物絵巻/湯浅みき」のような妖怪退治でもないのでした。

こちらの「ACONY[アコニー]」はふんわりとした不思議さがありつつも、あまり怪異さは強調されておりません。
なんだろ、それぞれの日常を淡々と描いた感じです。
情けないことですが、なんとも文では形容し難い魅力があるんですよねー、この漫画。

死んでいるのに生きている「アコニー」の秘密、彼女が探す母親の所在などが物語の基本です。たぶん。
しかし、ストーリーはそちらに追い立てられるようなものではありませんでした。
普通ならば、”何が言いたい(描きたい)のか分からん”とか眉をひそめるところなんですが、こちらは独特のテンションとキャラの魅力がためか、そんな日常風景が心地よいのです。
不可思議さについてもちょうど良い程度のスパイスみたいなもので、漫画のメリハリになっていたと思います。
とりあえず、ヒロインの「アコニー」が可愛いですね。
捉えどころなく、猫みたいで。
単行本の前半でハサミを振り回していたので、なんだか某不思議系ヒロインを想像しましたが。
(※ちなみに、開始は「ACONY」のが先です)

ヒロイン特集3:ハサミを持つアコニーさん
※ヒロイン特集3:ハサミを持つアコニーさん
 このコマがお気に入りです。

さらりと描いたような、強い線の絵柄。
やや濃い目でごっちゃりすることもありますが、バランスなど安定感があるため見辛さはありません。
”大胆かつ丁寧な作画”という感じでした。
あまり変化はないですが、時期の新しい原稿のがより洗練されていたと思います。
とりあえず癖は強いので、よく吟味してからの購入がオススメ。
カラーだとまた異なるので、↓表紙はあまり参考にならないかなぁ。
うまく脳内で線画に修正するのがいいでしょう。

ちなみに、単行本は↓以下のような構成でした。

「Open the Door」 カラー。イラストと文。
 …あらすじみたいなもの。
「OTOMODACHI」 カラー。イラストと文。
 …ひざに乗る(乗られる「アコニー」の表情も)、スカート端を掴む仕草が実にキュートです。
「Faces ~アコニー百面相~」 カラー。イラストのみ。
1話「新しい友達」
2話「ママを捜して」
3話「モトミママ」
4話「アコニーとはなんぞや?#1」
5話「アコニーとはなんぞや?#2」
6話「アコニーとはなんぞや?#3」
 …1~6話が本編です。
  アパートへ引っ越してきた「基海くん」と「アコニー」の出会い~交流を通して「アコニー」の事情~「アコニー」の母親・研究について。
「chokotto ACONY #1」
 …2ページ。単行本「ハツカネズミの時間 」発売紹介の漫画?
「chokotto ACONY #2」
 …4ページ。健康不良につきお休み漫画。
「空木画伯」
 …描き下ろしの4コマ。「牧野美里」登場。
ゲストページ
 …イラストレーター「高荷義之」さんコメント。 

ACONY 1 (1) (アフタヌーンKC)ACONY 1 (1) (アフタヌーンKC)
(2009/03/23)
冬目 景

商品詳細を見る




★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】


tag : アフタヌーンラブコメサスペンスコメディー

QRコード
QR
検索フォーム
作者名検索カテゴリー
【 お名前で分類 】
カウンター
プロフィール

 あおぶひでる

Author: あおぶひでる
 まんがとの出会いは一期一会。そんな、漫画の魅力についてのんびり書きたいと思います。
 いいよね、まんがって。
<現在は更新しておりません>

 はじめての方は↑カテゴリの(※サイトについて)をご覧下さい。

↓メールフォームを用意しました。なにかありましたらそちらに。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

カレンダー
03 | 2009/04 | 05
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
月別アーカイブ
他にどんな記事あるの?

全ての記事を表示する

最近の記事
リンク
最近のコメント
最近のトラックバック
フリーエリア
【趣味のCMエリアです】