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■乙女ドロップス (ReDrop)

★まんがデーター [13/15] 
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]ラブコメ・むちむち
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、
      描き下ろしカラーイラスト、加筆修正あり。
・その他: カラー(24P)、短編×10。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ReDrop(れっどろっぷ)」センセの「乙女ドロップス Otome Drops」です。

なかなか集中できない時があり…。
これを書き終わるまで、10時間以上かかってしまいました(本当)
普段の倍ですよ。
途中…眠ってましたね。
時間があると、逆にだらけちゃいますわ。
お腹空きました。


ヨーコさん
※ヨーコさん
 カラーの着物姿は必見です。

■乙女ドロップス (ReDrop)

★構成・概要 成年ラブコメ

そんなこんなで「乙女ドロップス」です。
成年のラブコメ漫画で、もっともスタンダードな短編での構成。
多いカラー原稿ページが示すそのまま、最大の売りはその綺麗な絵柄にあるでしょう。
さすがの仕上がりでした。
ここはカテゴリあるので、後述しますね。

お話は暗さのないラブコメ
だいたい女性らのが積極的に描かれています。

開いた後のカラーページは今回単行本の特徴
ここは描き下ろしのようなんですが、えっちシーンがお話調になっています。
カバー裏では、後の各話キャラも顔見せたりしてますね。
場面の1コマを切り出したような絵と、その前後シチュエーションが文字で表現されてるの。
せっかくなので、↓収録話のとこに並べてみました。

★収録話 物語つき・カラーイラストあり 10話収録

※物語つき・カラーイラスト
005:「はじめての保健体育実習」 篠原さん・白鳥さんと生徒ら
006:「ひろみの青春」 ひろみさんと監督。
007:「瞳先生のお仕置き」 瞳先生と生徒。
008:「乙女の秘密の嗜み」 お嬢様と執事・メイド。2ページ。
010:「ママ散歩」 人妻と男の子
xxx:「カバー裏・表」 美紗都先生と男子生徒(S×S)
xxx:「カバー裏・裏」 美奈子さん単独(よく効く恋のおまじない!)

※漫画
011:「節句す!」 カラー原稿あり
お酒が入ると、エロエロ女性になってしまう「ヨーコ」さん。
お正月もお屠蘇1パイでそんなんになり、「ワタル」くんは半ば無理やりに初体験させられていたんですが…ひな祭りに招待された彼女は妹「ユウ」からの白酒を受け、再びそんなんになってしまうのでした。
もはや別人格みたいでしたね。
ただ、彼は何をそんなに避ける必要あるのか。
どっちもラブラブだったので、別にいーじゃないって思うんですが…まぁ、彼真面目なんだろうなぁ。
冒頭はそのお正月の出来事で、着物姿の「ヨーコさん」はカラーでばっちり。
本編はひな祭りとなっています。
お姉さんがニヤニヤと気付いていたのはいいとして、まさか「ユウちゃん」も~とは意外。

031:「残念です!!愛理さん」
親の都合で居候する従姉「愛理」さん。
「タイチ」くんはわがままでガサツな彼女に困惑していましたが、中でも夜中に聞こえてくる声がため、勉強に身が入らないのでした。
まあね、いきなり若い女性が同居するともなれば、男子的にどきどき落ち着かないものです。
漫画を見るかぎり、「愛理さん」はだいぶリラックスできているようでイイ感じ。
妹さんにも慕われているようで、居心地良いんでしょうね。
もうっエッチ!!
とか言って照れ隠しに殴るコマが好き。
こうしたパターンで、えっちはやはり「愛理さん」から。
ごく爽やかなお話でしたよ。

黒崎美奈子、城崎メイ
※左:黒崎美奈子、右:城崎メイ
 比較的若めな2人です。どっちもイイキャラですね。

051:「よく効く恋のおまじない!」
クラスメイト「優木」くんのことを密かに想う「黒崎美奈子」さん
放課後、彼の机でなにやら怪しげな事をやっていた彼女を発見してしまった「松野」くんは、その手伝いをさせられることとなったのです。
やってる事はちょっと怖いですが…「美奈子さん」は可愛いので、普通に告白すりゃーいいのに。
お話はおまじないをやめさせようと謀った「松野くん」が、彼女にえっちな行為をさせるというもの。
当然ながら、エスカレートしてしまうのでした。
たぶん、意中の彼とはまともに付き合えないでしょうね。
そのうち本人も気づくのではないかなぁ。

071:「嵐の夜に」
アイドルとして人気の出た「城崎メイ」は昔馴染み。
誕生日に親が勝手に見合いをセッティングしたことに腹を立て、「悠」くんのアパートに突如転がり込んできたのでした。
ツンデレ幼馴染みですね。
まぁ、このシチュエーションで、えっちに流れない筈もなく…。
前半とは違った、可愛らしい彼女を堪能できます。
オチがまたキュートですわね。

091:「tutorial.」
近所に住む年下男子「ヒロ」・「ユウキ」の2人と、「エリ姉」さんのえっちパターン。
彼女は大人しそうな雰囲気ですが、胸まわりパンパンですね。
多少期待しているところもあるようで…そうしたオーラがじんわりにじみ出ているのではないかなぁ。
そりゃ、エロく展開するのも当然。
なんとなく。
今のところは若さそのまま調教ちっくになってますが、そのうちどっちか本気になって三角関係になりそう。

111:「S×S」
可愛らしい容姿とは裏腹に、年上女性らを手玉に取る「優輝」くんと教師「美紗都」さん。
また「美紗都さん」が真面目そうなので…この手の男子には太刀打ちできませんわね。
彼女8人とか言ってましたから。
保健医「亜樹」さんもメロメロなようでした。
彼女は顔見せだけなのが残念。
メインは「美紗都さん」で、前半はそのパンスト具合を、後半は拘束えっちが楽しめます。
腰回りから太ももまでやたらむちむちとしており…服着ている方が逆にえっちですよ。

131:「イキすぎ・性活指導!!」 カラー原稿のみ
8ページのカラーショート。
人気ある生活指導「遠藤先生」と、女生徒「エリ」・「ミカ」のお話。
ヘタレっぽいのがイイ、とか言われていた彼ですが、彼女らの挑発に乗っかった彼は激しいえっちをするもの。
オチが好き。
ちょっと痛快ですね

139:「正規化リレーション」 カラー原稿あり
ひとつ年下という従弟「ヒロ」くんと「麻里」ちゃん。
ホルモンバランスの異常で、一時的に絶倫になってしまうという彼がため、その処理をしていたんですが。
どこで聞きつけたか、噂を知った先輩らは彼にえっちを仕掛けるのでした。
ちょっと…羨ましいですわね。
処理はしてくれていたものの、「麻里ちゃん」との直接もコレが初めてです。
オチの先輩らが楽しいです。

159:「Rumble Sisters」
「タカシ」くんと2人の姉「アキ」・「サキ」というお話。
Wヒロインですね。
ぱっと見でタイプの異なるお姉ちゃんに、可愛がられつつも支配されてる感じね。
単にラブラブだけでないのは、なんだかリアルかも。
あのオチはいかにもそんなん。

181:「あと12センチっ!!」
こちらがデビュー作とのこと。
幼馴染み「恵美」さんと「こーちゃん」で、彼女のが身長高いというお話。
傍から見ると姉弟のようである、とのことでした。
やっぱり男子的には…気になりますよね、身長は
そのため、好意を前面に出す彼女に対して、どうにも素直になれないのでした。
オチにてちゃんと言葉にしたのは、大したものですわね。
ラブラブです。

教師「美紗都」、姉「サキ」・「アキ」
※左:教師「美紗都」、右:姉「サキ」・「アキ」
 比較的アダルトめな2人です。黒髪・眼鏡な女性がいいですね。

★絵柄

白黒・カラーどちらも、高い完成度の作画。
適度なくらいの描き込み具合で、あちこちは実に丁寧です。
前にも書きましたが、こうした方は小さいコマにも違和感がないですね。
あとがきに書かれていたとおり、100ページ以上も修正をしたそうで、結果として抜群の安定感となっていました。
お疲れさまでした。
そんな中、デビュー作「あと12センチっ!!」はあえてそのまま収録されてますね。
そちらの原稿とか、「ReDrop」センセのHPには修正前後のサンプルがあったりするんですが…まぁ、修正なくても全然お上手ですわね。
鉄砲を三千挺揃えただけでなく、馬防柵に空掘まで用意して待ち構えたような感覚。
キャラはすらりとしたお姉さん系で、色気と可愛さがあります。
そうした人物の描き方を筆頭に、あちこちのバランスにも優れていました。
ちょっと濃い目ですが、メリハリもあって見易いです。

完全に同じではないものの、判断については↓表紙・裏表紙をそのまま信じて大丈夫。
…というか、絵的な問題は見られず、また間口も広めなので、ここで引っかかることはないでしょう

★その他

描かれている「ReDrop」センセ。
初単行本「ナツコイ」はこちらのブログで取り上げており、今回ので2冊目。
↓表紙は「ヨーコさん」で、せっかくの和服なんですが…肌とややカブりな暖色系で、デカイ胸のインパクトが強いため、あまり目立たないのが残念。
ネット上の小さい絵で見たときには、赤いスーツを着ているのか勘違いしました。
桜とタイトル文字もぎゅうぎゅうで、なんだか窮屈な印象。
これが直接セールスには響かないでしょうけれど、ちょっと勿体ないなー、って。

乙女ドロップス (メガストアコミックス)乙女ドロップス (メガストアコミックス)
(2011/09/30)
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tag : ラブコメ

■女の子×女の子コレクション (ロクロイチ)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]百合・ラブコメ
・おまけ: あとがき・描き下ろし「その後の素敵なアンドロお姉様」
・その他: 2話+α収録、現在1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ロクロイチ」センセの「女の子×女の子コレクション 1巻 女の子どーしよ!?『えっちな宿題やっちゃうもんね!』編」です。

以前紹介しました、「妹と恋なんかしたくない/神寺千寿」と、同じ系統の1冊。
そのため、いちおう成年マークはついていたものの、漫画はごくソフトな感じ。
百合姫コミックス」の、えっち寄りなものと同じくらいでしょう。
そうした描写が多めな百合漫画という位置付けです。

描かれているのは「ロクロイチ」センセ。
以前に「くちびるに透けたオレンジ」を紹介ししております。
今回は「女の子×女の子コレクション 1巻 女の子どーしよ!?『えっちな宿題やっちゃうもんね!』編」ということで、実はこの漫画続きモノでした。
シリーズの応募券を集めると、”描き下ろしイラストのQUOカード”のサービスに応募できるとのこと。
とりあえずは3巻まで続くんですねー。
表題のお話は収録2話だけでしたが、ページで言えばだいたい3、4話程度。
そのため、薄い印象はありません。
こっちが続くんですよね。
短編の1話は本来連載の予定だったらしく、描き下ろしでお話をまとめていました。

アンドロイドなお姉さん
※アンドロイドなお姉さん
 実はこっちの話のが好き。

そんな訳で、短編「素敵なアンドロお姉様」から。
誕生日を迎えた「七芽」ちゃん。
男子が苦手だったため、プレゼントに人形のアンドロイドをねだったんですが、
キレイな感じで、年上の兄妹みたいな…背が高くって…
そう伝えたところ、まったく勘違いした父親は、綺麗なお姉さんというアンドロイドを贈ったのでした。
だいたいそんな感じ。

”苦手な男子よりも緊張する”
とか「七芽ちゃん」が言っていた、美人お姉さんというべきアンドロイド。
中扉にて、カラーで描かれているのが彼女です。
アンドロイドとは言っても人間とそっくりで、おっぱいもやわらかく、刺激にも反応しております。
それはいいですね!
「七芽ちゃん」が男子を苦手にしているのはスキンシップ不足であると考えたお姉さんが、えっちの練習をしようと持ちかける展開になっていました。
うん、慣らしは大切です。
そうした流れであるため、えっちのメインは「七芽ちゃん」
まだまだ成長前ですね。
お風呂シーンがクライマックスなんですが、お姉さんはタオル巻いたまま。
こちらはちと残念でした。
面白かったです。
ただ、大人の事情で残念ながら続編なく…描き下ろし「その後の素敵なアンドロお姉様」が本編を補完するようなお話になってます。
そう、アンドロイドのお姉さんは名前なかったんですね。
ほわほわーっとしたお話でしたがそこは設定がキチンとあり、盛り上がりそうな場面。
クラスメイト「流山レミー」さんの軍用アンドロイド「キャンドル」が良い感じ
こちらの話も見たいですよ。

七芽・お姉さん
※七芽・お姉さん
 こう見えてアンドロイドなんですが。

続いて、表題作「女の子どーしよ!?」です。
成年指定だけあって、やはり売りであるえっち描写を意識したような感じ。
そのため、お話については、やや軽めな印象でした。
連続モノでしたがそうストーリーっぽくはなく、メインカップルの2人に集中できます。
そうは言っても、百合漫画では必須だろう心理面はしっかり描かれておりました
切っ掛けの1話目よりも2話目ですね。

お年頃でそろそろ彼氏が欲しい「ちょこ」ちゃん。
デートとかしてみたいなー、と言っていた彼女に対し、
私と付き合おっか
そう持ちかけたのは、友人「寧々」さんだったのです。
こうして付き合い始めた2人はより仲良くなっていたんですが…ある日から「寧々さん」は「ちょこちゃん」にえっちな宿題をお願いするようになったのでした。
そんなんが1話「えっちな宿題やっちゃうもんね!」

まぁ、「ちょこちゃん」を見る限り、付き合う相手が女の子で正解な感じ。
「寧々さん」も気を遣ってますね。
調教ネタでよくある感じに、彼女自ら開発していくようなお話になっていました。
うん、やっぱり慣らしは大切です。
「寧々さん」はどさくさ紛れで告白していましたが、一か八かでしょう。
涙ぐんでいたのも納得。
そうした感じで、基本的に「寧々さん」が主導のカップル。
あー見えて「ちょこちゃん」もいちおう意味は分かっており、2人でしない事に違和感を持っていました。
ただし、宿題という対応はさすが同姓という感じ
あっさりとしていたものの、「寧々さん」は内心は悶々としていただろうと思います。
じわじわスキンシップを増やしていたのも作戦の1つなのでしょう。
オチ前のネタばらしにご期待下さい。
電話でのシーンもいいですねー。

ちょこ・寧々
※ちょこ・寧々
 比較的順調にお付き合いする2人でした。

それから夏休みの2人を描いた、2話「ドキドキお泊まり・一緒だもんね!」
泊まり込みでペンションのお手伝いをするという「寧々さん」に、誘われた「ちょこちゃん」も付いていくという流れ。
こちらはえっち成分控え目。
百合漫画でよくあるすれ違いなパターン。
「寧々さん」がやや言葉足らずな印象。
「ちょこちゃん」はあーゆー娘ですわね。
途中の目覚まし時計のくだりは、なるほど!とか思いました。
あまーいお話ですよ。

変化の大きいコマ割りと、コマ隅に咲く花という、少女漫画ちっくな描き方です
全体の雰囲気からキャラ絵などを含めて非常に癖があり、人を選ぶもの。
なんというか、ふわふわ・キラキラとした印象ですね。
ちょっと強めな色で、ゆったりとした柔らかな曲線。
描き込みはすっきり気味。
幅広い輪郭で、大きい目と丸い鼻が特徴でした。
カラーだとやや雰囲気異なりますが、だいたい↓表紙・裏表紙の判断で良いでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: 癖がありますね。前巻よりややもっさりとした印象。
・話4: えっち寄りですが、ジャンル的に好きかどうかでしょう。
・独4: 細かい部分の丁寧さが良かったです。
合計:[11/15]

この先がどうなるのか、楽しみに待ちたいと思います。
次巻は「女の子どーしよ!?」だけになるのかな。

女の子×女の子コレクション 1 (シガレットコミックス)女の子×女の子コレクション 1 (シガレットコミックス)
(2011/04/23)
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tag : 百合漫画ラブコメコメディー少女漫画

■100人ヌイても大丈夫。 (りょう)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]積極的・コメディー
・おまけ: 合間にネタ絵、
      カバー裏に「りょう」センセの大好物、
      巻末おまけ漫画「茂七の野望」。
・その他: 初単行本、短編×9。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「りょう」センセの「100人ヌイても大丈夫。」です。

他の単行本とかなんとか、ネタ探しを含めてHPとかブログとかあるか検索するんですね。
ブログを書く際には。
よく冒頭部分ではネタにしますが、この平仮名3文字のお名前は、まーこれまた見事なまでに検索には引っ掛からなかったですね。
こうしたケースでは、よく「漫画家」というキーワードを足してみるんですが、それもダメ。
漢字・平仮名など含め、「りょう」という文字のくっつく漫画家さんは結構おられることを知りました。
直接それがセールスに結びつくかどうか判断はできませんが、3文字の平仮名は再考の余地あるのでは。
機会損失になると思います。
実際、今回は途中で断念しているので…。

楠若菜、水谷めい
※左:楠若菜、右:水谷めい
 基本的なヒロインはこうした感じ。それっぽくないでしょ。

さて、本日は「100人ヌイても大丈夫。」です。
…どっかの物置みたいなタイトルですね。
描かれている「りょう」センセは、これが初単行本である様子。
直接の言葉が少なかったので詳しくは分かりませんが、なかなか面白い方であるみたい。
イラスト+文言という、なんだか「相田みつを」さんみたいな折り返しが良かったです。
特に気になったのは、もくじ絵部分。
AV機器やらゲームやらがあったので、たぶん男性の部屋。
(※ぬいぐるみもありますね)
そのあちこちに、全裸な収録ヒロイン(たぶん←うつ伏せで顔見えない)が、無造作に横たわっているのです。
非常にシュールな光景
微妙に恐怖も感じますよ。
うわわ、なんなんだろ、コレは。

また、あとがきはなかったものの、カバー裏のにはギッシリと思いの込められたテキストがありました。
なるほどなぁ。
先にそっちを読んでいたひでるさんは、収録の各話を見ているうち、そう感じましたよ。

そんな訳で、「若菜ちゃんのほとばしる性欲」は収録の冒頭話。
眼鏡な「楠若菜」さんは、「光明」くんと付き合って春満開という毎日でした。
家に誘われた「若菜さん」その後の展開を期待して鼻血をたらかしておりましたが、そこには土下座をするクラスメイト、「光明くん」の友人「茂七」の姿が。
曰く、「若菜さん」に失恋した彼は、完全に諦めるため2人のえっちを見せてほしいとの事だったんですが…と、だいたいそんな導入部。

雰囲気とは裏腹に、えっち好きな「若菜さん」
髪の毛切ったことを気付かれて下着を濡らし、彼に誘われて鼻血をたらし、えっちのためギャラリーありのシチュエーションを承諾しておりました。
どっちかと言うと垢抜けない、野暮ったい雰囲気な「若菜さん」
それが、えっち開始から”加速度的にエロく”なっていくのです。
↑上のキーワードでは”積極的”としましたが、えっちスイッチ後はまさに新幹線のよう。
…細かいスピードとかは知りませんけどね。
「りょう」センセはこんなんがお好きなようで、表現の違いはあっても他の漫画でも共通した空気がありました
対する相手が「光明くん」、「茂七」でガラリと態度が豹変しており、Sちっくな面を開花させています。
同じく眼鏡で似た雰囲気であった「伊庭響子」さんの「こあつ~Duo」は友人「相原希」さんほかとの複数系。
こちらの「響子さん」は優等生で、”男子はちょっと苦手”とか言っておりました。
そんな割りに、オヤジとのねっとりえっちを妄想しているなど、素質は十分。
放課後、冗談だと思っていた複数えっちを「希さん」は実際に行っており、それに触発されて参加する展開。
あっさり馴染み、お尻とかでもされていましたよ。

「勘違いお姉ちゃん」は姉「向郁美」と弟「晃平」の近親系。
小さい頃より「晃平くん」が大好きなまま成長した彼女は、彼の部屋へと潜入。
帰宅前に机とティシュのつまったゴミ箱にて激しい独りえっちをしていたところ…「晃平くん」にばっちり現場を押さえられてしまったのでした。
…好き過ぎて変態ちっくになってるのが素敵
(※後のネタ絵がまた良いので必見)
相当に依存度も高いようで、万が一「晃平くん」に彼女とかできたら、たまんないでしょうね。
ちょっと怖いよ。
家でえっちするため、2人してお風呂に入っておりました。
これは良いシチュエーションですねー。
「郁美さん」の性格から、極端な愛情が漏れ出ていると思われ…仲直りしたと無邪気に喜ぶ母親がオメデたいですよ。

「姉カノサンド」も同じく姉弟の近親描写がありましたが、ラブラブではありません。
弟「神坂秋人」には同じ図書委員という彼女「水谷めい」がいたんですが…エロくお馬鹿な姉「神坂天夏(かんざか・てんか)」は、日々彼をえっちなオモチャとして性欲解消に扱っていたのでした。
家へ招いた「めいちゃん」となかなか良いムードであったところ、姉「天夏さん」が乱入してきたことで、えっち講座となってしまうのです。
よくありがちな、年上近親者が彼女とのえっちをサポートする漫画。
お姉さんとは毎朝して(されて)おり、楽しむ「天夏さん」と違って「秋人くん」はドライ。
先の「郁美さん」と違って愛がないですねー。(※どっちも)
おそらく近親とかなんとかの疑問は置いといて、「めいちゃん」は普通にお姉さんにヘルプを求めていました。
収録では珍しく、エロ過ぎない純粋な娘さんですよ(笑)
今後どうなってしまうのか知りませんが。
なにしろ先生役があんなだからなぁ。

姪「皆川つかさ」、上杉珠子
※左:姪「皆川つかさ」、右:上杉珠子
 基本的にはお姉さんちっくなヒロインのが多めです。

兄夫婦の旅行から、姪「皆川つかさ」ちゃんを居候させる小説家「秋山ノボル」
家事全般をしてくれる彼女に、”嫁に欲しい”とか冗談半分に言ったところ、なかなか満更でもない様子なのでした。
そんな訳で、収録では唯一の貧乳キャラ、「つかさちゃん」の「兄の娘と俺の場合」
意外なでっかい胸も捨てがたいですが、素朴な雰囲気そのままというこのサイズも絵的におさまり良く素敵。
今年は貧乳ですからね。
えっちに至るまでの直前数ページが緊張感ありました。
あの年齢な娘さんに、嫁とかなんとかの発言というのは心揺さぶるでしょうねー。(←今どきな娘さんは違うのか)
年相応という、あちこちの大きいリアクションが可愛らしかったです。

タイトルそのまま実の姉弟ではないですが、「おさ×こん ~幼なじみコンプレックス~」はヒロイン「上杉珠子」さんのが「直江景太」くんよりも年上という、広義ではお姉ちゃん系。
日頃の他愛ない売り言葉に買い言葉の流れから、実はフラれていた彼女の傷を直撃してしまった「景太くん」
籠城する「珠子さん」に対し、なかなか言い出せなかった一言を伝えたのでした。
こちらもラブラブです。
女の子っぽくなくて~
そんな台詞があった彼女は、普段の言動とショートカットがボーイッシュな感じ。
うーん、あえて大本命は避けたか、むりやり考えようとしてなかったか…。
そんな彼女とは裏腹に、ヘッドロックの場面とか「景太くん」はドキドキしていたんでしょうね。
雰囲気とは別に、なかなかいい胸でしたよ。
(※「りょう」センセの描かれるヒロインらは、それっぽくないもののドスンというほどの巨乳が多め
ベタベタになってしまうラストページも良かったです。

カタイ言動のヒロイン「日下いろは」さんは、風紀に厳しい女性。
日々クラスメイトの「高梨祐二」くんを注意と共にボコボコにしていたんですが…実は、触っただけでメロメロになってしまうほど、彼にラブラブだったのです。
体育授業で髪留めを忘れた彼女は、「祐二くん」の着替えを発見。
つい欲望そのままにしてしまったところ、その当人に目撃されてしまったのでした。
そんな短編「武士スイッチ」は、先の「郁美さん」に負けないほどの暴走娘。
腕っぷしも強いだけタチ悪く、テレ隠しと状況打破のため、「祐二くん」をノックアウトしていました
気絶した彼に対する直後のコメディー4コマが楽しい。
添い寝して記念撮影、とか(笑)
当然そんな程度では満足できず、この絶好の場面にて彼を襲っています。
オチまでまとまりの良いお話でした。

日下いろは
※日下いろは
 こうした強い態度で接する「いろはさん」ですが、実は…。

先行して見れるネタ絵が注目の「リバーシ」
昔馴染みな「北河柊子」さんは、「山神」くんにとって口煩い存在。
教師からの信頼も厚く、現在は委員長という彼女でしたが…実は日々オモチャを忍ばせている、えっちな女性だったのです。
ただ、それが強過ぎたため、駆け込もうとした女子トイレが掃除中であったため、男子トイレへ入ったんですが…そこにはタバコを吸う「山神くん」がいたのでした。
先のお話と似た空気な漫画ですが、こちらはラブラブでないですね。
お互い気になる存在だったと思いますけど。
しっかりタバコを注意しつつも、いきなりぱっくりいっていました。
まー、この娘もエロいなぁ。
色々と眼鏡女性が登場しますが、彼女は凛々しいタイプですね。

人妻「はるか」さんの「壁に耳アリ!」
収録では最も年齢高いだろうヒロインです。
旦那とのえっちが合わず、欲求不満だった「はるかさん」
日中にて自らを慰める日々が続いていたところ、回覧板片手に訪ねてきた隣の学生「藤本卓也」は…。
レイプなら不倫じゃないし
そんなつぶやき程度から、隣に聞かれておりました。
発言も凄いですが、こちらの超安アパートっぷりも見事ですね。
「卓也くん」は中盤での駆け引きも見事で、「残念だなー」という台詞からの3コマも見事。

強めな細線の絵柄。
さらりとしたタッチで、濃淡は薄めなため、わさわさと線が賑やか。
コマ割りも細かめでした。
縦長な輪郭で、ごく小さい鼻が特徴。
独特な雰囲気の、ゆったりとした素朴なヒロイン絵です。
最大の特徴である、加速度的なえっち描写からコメディー部分まで漫画の巧い方。
修正もされてるのかな、初単行本という割には乱れなく、全体は安定しておりました。
どっちかと言うと、判断は↓表紙よりも裏表紙ですかね。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 独特な雰囲気で、安定するに従って未知の領域に手が届くかも。
・話4: えっち女性の暴走っぷりが見事でした。
・独5: そうした加速度的な感じと、絵のタッチが独特です。
合計:[13/15]

ちらほら気付いた方がいるかもしれませんが、眼鏡率も高め
ハマる方にはガッチリ合うでしょう。
次巻も期待しております。

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tag : コメディーショートカット

■LOVE・DOG (RED-RUM)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]調教・巨乳
・おまけ: あとがき、ゲストページ、合間にキャラ紹介、
      カバー裏に表紙リンク絵・キャラ設定画、加筆修正あり。
・その他: カラー(16P)、11話収録(全て表題作・1巻完結)
       
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「RED-RUM(れっど・らむ)」センセの「LOVE・DOG [ラブ・ドッグ]」です。

”闇の調教部屋へようこそ…!!”
そんな紹介帯があった本作品。
あーした↓表紙とか、”凌辱請負い作家”とか書いてあると、いかにもハードな漫画だと思うかもしれませんが…まぁ、だいたいはその通り(笑)
ただ、それだけでばっさり判断してしまうのは、勿体ない単行本でした。
自分でも意外なほどに面白かったです。

桃園美冬、此ノ花桜
※左:桃園美冬、右:此ノ花桜
 プレイとしてはやっぱりハードめです。

過去に初単行本「LOVE・DOLL」を紹介している「RED-RUM」センセ。
2冊目は「LOVE・DOG [ラブ・ドッグ]」です。
似たタイトルですが、特に関連はしていません。

ぶっちゃけ、前巻は相当に不安定な絵が問題でした。
そのため厳しい評価をしていますが、今回はそちらと比べて全然良くなってます。
加筆修正がためか全体のバランスにも優れ、また収録話は全てシリーズものとなっていました。
調教ジャンルで個性の強い仕上がりでしたが、様々プレイを巧く利用されています。

冒頭話「A・LI・CE」はカラー原稿8ページの作品。
メインヒロイン(だと思う)「アリス」ちゃんが↓表紙のような、拘束えっちを受けるというもの。
表紙買いをした人も納得でしょう。
なお、ここはプロローグなので、イマイチよく分かんなくても大丈夫。
でかいツインテールと胸を持つ彼女のえっちをカラーでご堪能下さい。

各キャラの名前がタイトルになっている各話。
それぞれ秘めた欲望を持っており、独特な性癖を闇サイト「MY DOG HOUSE」の案内メールによって充足するというものです。
いちおう繋がり・流れのあるオムニバスで、バーのマスターが案内人みたいな感じになっています。

お尻えっち好きな「桃園美冬」さんのお話「桃園美冬の場合」
パソコンで独りえっちをしていた「美冬さん」の元に届いた、ブリーダーからのメール。
期待と共に指定された場所を訪れるのでした。

幼少期の体験から、お尻えっちの性癖を持っている彼女。
こちらでは目隠し・拘束でのプレイとなるんですが…非常にエグいですね。
細かくは書きませんが、いい展開です。
(ちょっとイメージが違うな…)
とか、なにげに考えてるのがリアルでした。
なお、「美冬さん」は幼いころの姿も描かれています。
当時は何歳か知りませんが、かなり立派に育ったのねぇ。

トップアイドルの3話目「此ノ花桜の場合」
こちらの「此ノ花桜」さんは露出好き
まぁ、アイドルなんて多かれ少なかれそうしたもんですよねー。
ただ、現在の地位でもwebカメラで中継してしまうなど、エロス方面にそれが強め。
大通りを背景にしたマジックミラーをバックに、複数えっちされてました。
衝撃的なラストもいいですが、途中にあったスクール水着姿の彼女がショートカットで可愛いです。

久住蓮秋音、アリス
※左:久住蓮秋音、右:アリス
 もう、どうなってるのか分からんくらいの巨乳です(笑)

いわゆる不良少女の「海堂ナツキの場合」が4話目。
ネット中に闇サイト「MY DOG HOUSE」までたどり着いた「ナツキさん」
欲望をさらけ出す同年代の女性を軽蔑・馬鹿にしていた彼女ですが、いつしか頻繁にサイトへ訪れるようになっていたのでした。

彼女は縛り好き
制服姿にて、がっちり縛られていました。
短い間にも色々な縛り方をされているので、そんなんお好きな方はより楽しめるでしょう。
彼女はオチ部分が注目です。
ちょっとイイお話ですね(←たぶん)

5話目「久住蓮秋音の場合」は前後編。
こちらの「久住蓮秋音(くじゅうれん・あきね)」さんは教師。
あのバストは…男子は授業どころではなさそうですねー。
なんと、理事長室にて「美冬さん」が再登場してます。
2話目ではエロい姿ばかりでしたが、こちらでは日常生活での明るい彼女が見れます。
例のバーへと足を運ぶ、「美冬さん」を尾行した「秋音さん」
なかなか真面目な方ですね。
しかし自らの欲望を無理矢理に抑え込んでおり、それを解放させる~というもの。
もともとターゲットは彼女自身だったんですね。
態度のわりに派手な下着、というキーワードが素敵です(笑)
こうしたお話のお約束で、後半では露出大きい格好にての授業風景が描かれます。
あの後ろ姿はいいなぁ。
複数えっちへ発展するんですが、「美冬さん」もチョイ役ではなくしっかり加わっていました。

そちらの後半でちらと顔を見せていた「アリスちゃん」
続く前後編「アリスの場合」がようやく彼女のエピソードです。
お待たせしました。
こちらが過去やらなにやらの解決話。
詳細は秘密ね。
目隠し・拘束ほかムチでしばくなど、よりSMちっくなプレイです。
めたくたえっちでしたが…オチがため、何気に心地よい読後感でした
ちょっと驚き。
ハードそうな雰囲気に懸念を示してる方も…想像より読めるかもしれません。
食わず嫌いは勿体ないですよ。

海堂ナツキ
※海堂ナツキ
 ヒロインの中でお気に入りです。実はもう1パターンあります。

再びアイドル「桜さん」が登場する「コノハナサクラ」
8ページのカラーショートですね。
本編は先のエピソードで決着しており、ここからは各キャラのモノローグ的な感覚になっています。
こちらも先のオチからの後日談となっており、マネージャーさんも登場していました。
「ナツキメランコリー」は「ナツキさん」
えー、ネタバレをしないように伏せつつ書くと…彼女の友達の危機を「ナツキさん」がその身をもって助けるというもの。
やってる事はえろいんですが、これまたイイ話
剃毛から複数えっちまでハードめなプレイが続くんですが…華麗な逆転劇が楽しめます。
「ナツキさん」いい娘ですね。
このエピソードが最も好き。
「アリスちゃん」の再登場「Welcome to my doghouse」はシリーズの完結話。
コメディーちっくな彼女の姿も見れます。
先の「ナツキさん」同様、エロス体験を利用して人助け…まぁ人助けをしており、良し悪しとかなんとかは置いといて、心地よいお話でした。

しなやかな極細線の絵柄。
版画のエッチングを彷彿とさせるタッチですね。
濃淡は適度なくらいですが、かなりごっちゃり。
コマ割りも大小などかなり複雑で、見辛さがあります。
幅広な輪郭で、横長の目、そして小さい鼻など、個性的なキャラ絵
やたらな巨乳も特徴です。
それがため、バランスに影響しているような部分もありました。
大コマなどには迫力あり、繊細さと大胆さが組み合わさったような感覚。
あちこち、調教ジャンルには合致していると思います。
カラーだとやや雰囲気は違いますが、だいたいそんなん。
裏表紙より、↓表紙のが近いと思います。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: 4に近い3です。かなり個性的なので好き嫌い分かれるかな、と。
・話4: 解放する本編と、性癖を利用する後半のバランスが見事でした。
・独5: やはり1冊にきちっとまとまっていて、良かったです。
合計:[12/15]

この漫画はハードなえっちがありつつも、読後感が爽やかでいいですね。
前回イロイロ書いてすみません…とか、頭を下げたくなるような出来栄えです。
いいもんはいい。

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■好きスキkiss (Rico)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]ラブコメ・リボン
・おまけ: なかがき、あとがき、あしっどへっど番外地、ゲストページ。
・その他: ピンナップ、カラー(16P)、
       短編×11(うち「可愛く全部愛してね」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「Rico(りこ)」センセの「好きスキkiss」です。

ちょっとスペースをお借りして。
ぱっと見たイラストから気になっていた「絶対不発アトミックガール/中山ユキジ」が発売されました。
もの凄い期待していたので、しっかり限定版で買ったんですが…これがまったく合いませんでした。
”総理”という単語から、セクシー政治ラブコメちっくなものを勝手に想像していたんですが、内容は過激シュールギャグ(HPによる)というもの。
そうかー、こんなんかー。
はっちゃけたのが好きな人はいいと思いますが。
また、漫画的な表現もいまいち不足してるかなぁ。
中扉などのカラー絵は非常に良いんですけどね。

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さて、例によって前書きとは関係なく、本日は「好きスキkiss」です。
こちらは「Rico」センセの3冊目。
ブログでは、2冊目の「はちゅ・えち」を紹介しております。
その際にも”甘いラブコメ漫画集”と書いてますが、今回もまたベタベタに甘いですねー
前回に続いて今回も↓表紙・裏表紙は大人しいイラスト。
なんだか、成年漫画ではないみたい。
黄色い背景もスッキリで、柑橘系のような爽やかさがありました。
内容を含め、初めて成年漫画を体験しようという方には特にいいと思います。

美香ちゃん、ランジェリーデザイナー「美樹ちゃん」
※左:美香ちゃん、右:ランジェリーデザイナー「美樹ちゃん」
 こうした徹底的に可愛らしいヒロインたちです。

表題作「好き・スキ・kiss」は「優弥」くんと「美香」ちゃん。
↓表紙は「美香ちゃん」ですね。
キスまではしているものの、それ以降がない2人。
ある日彼の部屋で女性モノの服を発見した「美香ちゃん」は、彼の浮気を疑うのでした。
自らの部屋で、2人きりにあーんなキスしていながら…その後がないというのはある意味凄いですね、彼。
そりゃー「美香ちゃん」でなくても不満いっぱいで当然。
逆にプレイにも見えますが(笑)
似たタイトルの「kiss・kiss・kiss」ですが、まったくの別話。
「ケイ」くんと「なるみ」ちゃんで、こちらは逆に所構わずキスを求めるなど、男子が積極的。
ため、思わず怒っちゃう「なるみちゃん」が可愛いです。
同じくキス関係な「しあわせキッス」
ふっくら厚めな唇の「ゆき」ちゃん。
「Rico」センセの絵柄で、不自然にならない程度に厚く描かれていました
あれは大人っぽく見えるので、コンプレックスに感じているのも納得。
前半での隠すような服、仕草がまたキュートでした。

カラー原稿もある「2人のゼロ距離恋愛」
「まり」ちゃん、「たつや」くんのカップル漫画で、ほぼ全編がえっちシーン。
冒頭で”遠距離恋愛”とあったので、そんなんもまぁ当然かもしれませんが…オチにてネタばらしがありました。
うっわー、これはまたドロリとした甘さですね。
驚きますよ。

ゆきちゃん
※ゆきちゃん
 この唇ですね。絵柄に自然な程度が巧いです。

同じくカラー原稿から続く冒頭話「エッチなマンガは好きですか?」
ペンネーム「桃美」こと「ともみ」さんはえっち漫画家。
彼氏「誠」くんにその事実は言えず、少女漫画家として振舞っていたのでした。
しかし、彼女の部屋で単行本を見つけられてしまい…と、そんなん。
まぁ、男子でえっちな事嫌いというのはないでしょうね。
無理矢理されてもいい~とか妄想しているのは、いかにも漫画家さん
そのため、バレた後は彼女から半ば強引にえっちへと誘っていました。
これからはプレイをネタにされたりするんでしょうけれど、たぶん「ともみさん」のがえっち度高いと思うので、「誠くん」が合わせられるかちと心配。
なお、最初は彼女の漫画原稿という設定で、白メイドが楽しめます。

なお、続く「Princess Maid」はメイド「真由」さん登場のお話。
國城家の主人「優」くんにラブラブな「真由さん」
使用人にも優しい彼に、酔っ払った勢いで普段からの想いを口にしたのでした。
あの感じだと、先輩メイドでも好きな人はいそうですね。
服を自ら脱いでしまったのは、ちと残念でしたが。

番外編と合わせ、「可愛く全部愛してね」は連続話。
ランジェリーデザイナーの「美樹」ちゃんと、その彼氏「和斗」くん。
…え…下着ももう脱がしちゃうの?
そんな台詞ありましたが、その通り。
「Rico」センセはリボンとか下着とか、ふわふわした感じがお上手な方。
あっさり脱がしてしまうのは、勿体ないですよ。
また、「美樹ちゃん」自身がそのデザインを手がけていることもあって、よりそれにこだわる理由にもなっています。
”体を隠す邪魔なもの”
「和斗くん」の意見には同意できませんねー。
隠されているからこそいいと思うのだけれど。
どちらもセクシー下着という依頼なようでしたが、番外編よりも本編のほうがいいなぁ。

ともみさん、メイド「真由さん」
※左:ともみさん、右:メイド「真由さん」
 「ともみさん」はぜひ続きが見たいですね。

ほか、「かまってほしいっ?」は共働き夫婦のすれ違い漫画。
疲れてるというのはよく分かります。
ただ、やはり新婚さんなので、「奈央」さんにはえっちに積極的であってほしいですね
このブログを見ている女性で新婚な方(←そんなんいないよ)
男性の1人として、そこはぜひお願いします。
「いーぱいあいちてる」は彼氏「ゆう」くんのダイエット話。
対象が男性というのは珍しいですね。
えっちで痩せようというのは成年漫画のお約束です。
「片想い×片想い」は昔馴染みな妹的存在である「美紗」ちゃん。
あ…あたしが彼女になったげよっか?
定番な、そうした台詞が可愛いです。
お祭りに出かけるため、浴衣な彼女。
その2つがセットになれば、やはり野外えっちですよねー。
呼び方は「お兄ちゃん」なままのが背徳的でいいと思うのだけれど(笑)

やや太めで強い線。
トーン処理と絡んで、ふんわりとした感覚があります。
濃淡・描き込みは適度なくらいで、丁寧でしっかり。
コマ割りはそこそこ複雑でしたが、見易くまとまっていました。
漫画は巧く、キャラ、服や小物なども含めて可愛らしいもの
特に下着には力が入っていて、良いですね。
ラブコメというジャンルがぴったりです。
絵柄の糖分も高め。
カラー原稿もふんわりとした色使いで、絵によく合ってます。
基本的には白黒と変化ないので、↓表紙・裏表紙にてご判断下さい。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 徹底的に可愛らしく描かれていました。
・話3: ひたすら甘い作品群です。もう少し仕掛けがほしいかな。
・独4: リボンなどアイテムを含め、ふわふわした感じがいいですね。
合計:[12/15]

コアマガジン」さんの年末・年史発売な単行本3冊を買うと、同人誌プレゼントだそうなんですが…。
抽選で100名は少ないなぁ。
全員プレゼントならば応募する気が起こるんですけど。

好きスキkiss (ホットミルクコミックス 336)好きスキkiss (ホットミルクコミックス 336)
(2010/12/24)
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■ラブトライク (椋蔵)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]ラブコメ・学園
・おまけ: 4コマ、カバー裏に「マジカルRinの冒険」
・その他: カラー(16P)、11話収録(全て表題作・1巻完結)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「椋蔵(りょうぞう)」センセの「ラブトライク」です。

ちょとお知らせを。
左上にあった「検索フォーム」ですが、こないだ削除しました。
自分としてもかなり重宝していたんですが、最近うまく機能していなかったので…。
なんでだかは不明。私も聞きたい。
もし、タイトル・作者名でお探しの場合は、右の「全ての記事を表示する」で「CTRL+F」をしていただければいちおう数ページで全記事検索ができます。
お手間かけますが、ごめんなさい。

美津羽凛
※美津羽凛
 もうちょっと作画が安定していたら良かったんですが。

さて、本日は「ラブトライク」です。
描かれている「椋蔵」センセは、過去に一般えっち系「イロドリ COLORFUL DREAMS」を紹介していました。
↓表紙・裏表紙のカラー絵は綺麗で良いんですが、肝心の白黒原稿は不安定
収録では古いものもあったので、そっちは仕方ないとしても…最近だろう漫画もイマイチ。
なんというか、全体的に線が乱れてる感覚がありました。
カラー原稿・そのモノクロ収録部分がそれなりにまとまっているため、より目立っているような。

せっかくなんで、絵の話題続けます。
強めな細線の絵柄。
描き込みはさほどでもなく、あちこちのバランスについては良好です。
ページ全体が賑やかな割に濃淡は薄く、ごっちゃりとしていました。
コメディー崩しほか、コマによっての落差も大きめ
また、前述しているように良いカラー原稿、またそれのモノクロ収録がちらほら差し込まれるため、より不安定さが強調されているような感覚
「椋蔵」センセはその綺麗さが最大の売りだと思うので、これはちょっと小さくない問題点でしょう。
熱心なファンの方でなければ、正直見送るのも手ではないでしょうか。

そうした「ラブトライク」は長編漫画。
だいたい2年ほどシリーズを描かれていたらしく、紹介帯には、
エピソード順に並べ替えました!!
とかなんとか、”親切設計”って書いてありました。
単行本を買う全員が雑誌から読んでいるとも限らず、わざわざビックリマークで書くほどではないと思うのだけれど。
また、連続ではあるものの、各話はそうストーリーっぽくないんですね。

学園ではアイドル的な存在「美津羽凛(みつわ・りん)」と仲良しな、「虎太郎」・「郁巳」
よく3人で遊んでいたんですが、ついに「郁巳」は彼女への告白を決意したのです。
抜け駆けを嫌った彼が「虎太郎」にそれを伝えたところ、同時に告白することとなったんですが…「凛」の返事は”選べない”というものでした。
こうして、他の女の子と付き合うようになった2人は、「凛」から遠ざかってしまうんですが…と、だいたいそんな流れ。

当初はその仲良しグループ3名によるラブコメかと思いましたが。
「凛ちゃん」の意外なまでのエロさに驚き
うわ、そうした娘なのかー。
各エピソードにて、次々に別の男とえっちしちゃってます。
その相手になるかと思った「コタ」こと「虎太郎くん」、「郁巳くん」らも中盤は出番少なく、また別のヒロインに手を出したりしていました。
お話そこそこで、早めなえっち展開です。

リボンな「凛ちゃん」
※リボンな「凛ちゃん」
 画面の露出多く、複数でも目立っているなど、しっかりメインヒロインしてます。

カラー原稿から始まる1話「Love+Like!」
こちらが最も古いもの。
同じくカラーな「Re Intro!」がプロローグで冒頭話となっているんですが、こちらは2年ほど新しい原稿です。
直後なので…落差が激しいです
特に大きいコメディー崩しが個人的には微妙。
可愛いんですけどねー。
こちらの後半から2話「Rin in run!」の前半までが3名の複数えっち。
ただし、こちらのメインは漫研の「織田」です。
2人とのえっちで、慣れた・感覚が開発された、って事なのかな。
友人「日下藍」ちゃんとのやり取りで下着を取られたため、直後の「織田くん」に付け入られる隙を見せてしまうのでした。
ただ…誘ったのは完全に彼女から。
直前のアレコレがあったとはいえ、その言動にはまたまた驚き
オチの彼女もそんなん。

3話「I try!」も切っ掛けは友人「藍ちゃん」
2人は単なる友人でなく、軽い百合ちっくな関係ですね。
前回での流れもスムーズだったので、察するところイチャイチャは昔からかなぁ。
そんな訳で、こちらも2人の行為が途中で中断されたことからのえっち展開です。
学校でほぼ全裸・拘束状態での放置ってのはスゴイですね。
相手は”存在感薄い”という「相馬」くん。
まともにすれ違った「藍ちゃん」の記憶に残らない彼の名前をしっかり覚えていたというのは、さすが学園のアイドルと呼ばれてるだけのことはありますね。

眼鏡な新ヒロイン「伊勢蘭子」さんと「虎太郎くん」の4話「TORA TORA TORA!」
「蘭子さん」も漫研であり、作品資料という名目からのえっちでした。
しかし、途中からのメインはそんなん覗いていた「凛ちゃん」にシフト。
えろい娘さんですね。
またまた新キャラ「取吹琉未(とりぶき・るみ)」さんと「郁巳くん」の5話「Take me!」
「琉未さん」は「凛ちゃん」の幼馴染み。
こちらも4話と似たシチュエーション。
「琉未さん」・「郁巳くん」らとの隙に、「凛ちゃん」がそこらの男(洋菓子屋)とえっちするパターンでした。
まぁ、たとえ鍵かかっていなくても、中までズカズカ入っていかないものですけどね。
6話「Rin can!」は「織田」の友人3名と「凛ちゃん」
さすが複数は慣れたもので、前後にも対応してました。
この調子だと、もう色々と学校内で噂になってそうですね。

伊勢蘭子・取吹琉未
※伊勢蘭子・取吹琉未
 サブヒロインな2人。カラー・白黒原稿との比較サンプルです。

7話「Not run through!」、カラー原稿もある8話「Double Trike!」は、新キャラ「麻生レイ」のお話。
女装とかはしてないものの、最近流行りらしい女の子みたいな男の子です。
うち7話は「虎太郎くん」・「郁巳くん」とえっちする「凛ちゃん」の同時刻、「蘭子さん」・「琉未さん」が「レイくん」とえっちしてました。
なお、どちらも補習の関係から競泳水着を着用しており、8話カラー部分では「凛ちゃん」・「蘭子さん」・「琉未さん」のヒロイン3名がイチャイチャしておりました。
そこに「レイくん」が参加する流れなんですね。
彼が男の子と判明するあたりが良い感じ。
久しぶりに大きくコメディー崩れする「凛ちゃん」も見れます。
9話「Triple Couple!」、10話「Better Volley!」はラストエピソード。
皆で海へ行く展開から、先の7・8話での6名が総出演してのえっちになっています。
入り乱れるのはお約束ですが、特に最終話はほぼ「凛ちゃん」という描き方。
えろい娘さんでした。
オチ4コマにもなっていましたが、「藍ちゃん」が蚊帳の外であったのがちと残念。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: 悪くはないものの、全体は不安定でした。
・話3: あまり長編の良さはないですが、成年漫画としては無難な仕上がり。
・独4: あくまでもメインの「藍ちゃん」を中心とした展開になってます。
合計:[10/15]

↓表紙・裏表紙のカラーはちと白黒原稿よりも良い感じ。
判断にはマイナス判定のが適切だと思います。

ラブトライク

ラブトライク (ワコーコミックス)


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■イロドリ COLORFUL DREAMS (椋蔵)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : [一般]ラブコメ・大学
・おまけ: カバー裏に4コマ。
・その他: 初単行本、9話収録(全て同一世界)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「椋蔵(りょうぞう)」センセの「イロドリ COLORFUL DREAMS」です。

良い↓表紙絵ですよね。
さきほど「椋蔵」センセのHPを見てきましたが、さらりとした非常に美麗なカラーイラストを描かれる方
↓表紙・裏表紙そのままで、”清涼飲料”みたいな爽やかさ。(←漢字の雰囲気ね)
なお、ちょっと気付き辛いですが、カバーは折り返しを含めて1枚の絵となっており、機材らと並ぶヒロインたちは額に入れて飾っておきたくなるようなもの。
良いと思います。

角松まどか、鹿野穂香
※左:角松まどか、右:鹿野穂香
 他にも良いコマあったんですが…趣味に走りました。

そんな訳で、「椋蔵」センセ。
こちらの「イロドリ COLORFUL DREAMS」が初単行本で良いのかな。
一般えっち系で、実は全て同大学内・学園祭前後のエピソード
青春ラブコメという風情になってます。
ちらほら同じキャラが出演してたりするので、細かく探してみるのも良いでしょう。
なお、各話では映研部長が毎回ちらりと切っ掛けを作っており、果ては”恋のキューピット”と呼ばれていました。
最終話のオチにて…って、ここで書く訳にはいかないか。
まぁ、ほわーって感じのものよ。
てっきり最終話がそうかなのかなーって思ってましたが、さすがに「椋蔵」センセ。
あのくらいが丁度良いかな。

冒頭話「アオシネ」は、映研部のカントク「瀬戸千歳」くんと「水戸琴美」さんのカップル。
原稿時期で言えば次の「パーピュアソウル」より2年ほど古いみたいですが、あまり気にしなくても大丈夫。
この頃からお上手です。
じっくり見比べると、やや線が不安定な感じ。そのくらい。
お話は、コンテスト出品の予算のためにAV撮ろうというもの。
(※通称「ブルーフィルム」というそうです)
その出演に「琴美さん」が名乗りをあげるんですが、ちと流れが強引かなー。
もう少し細かい心情が描かれていればまた違うんでしょうけれど。

学園祭が始まっている「パーピュアソウル」
”霊視コーナー”を行うオカルト研究部の「木元朝喜」くんと、相談者の「角松まどか」さん。
好きな娘が相談に来たため、霊視と言いつつもしっかり下調べできてましたという展開。
なるほどなぁ。
「まどかさん」は眼鏡とみつ編みの可愛らしい娘。
霊視の結果として、お祓いのため彼女の家へ行けることとなるんですが…途中のアレは厳しいですね。
素直に白状したことで幸いしたかも。
容姿と裏腹に積極的な「まどかさん」が素敵でした。
まぁ、家へ呼んだ時点で彼女は戦闘態勢だったでしょうけどね。
守護霊様~の部分が面白いです。

池田圭
※池田圭(いけだけい)さんです。漢字違いますが。
 このまま置いておきたくなりますね。

「セピアングル」は映研部のカメラマン「池田圭」さんと高校時代の同級生「土佐前真人(とさまえ・まさと)」くん。
「圭さん」の名字が”池田”で、ちと驚き。
1話目から出演しており、帽子が目立つ方なので見つけやすいです。
学生時代より、ショートカットな今の方がいいですね。
えっちではパンストほか、見事な貧乳っぷりが見どころ

「メロウエロウ」は軽音部、JAPSというバンドを組むボーカル「鹿野穂香」さん、ギター「矢尾尚也」くん。
ヴィジュアル強化のため、「穂香さん」の衣装を考えるところからの発展。
彼氏いない、とか言っていながら、「尚也くん」とやたら良い雰囲気でした。
鹿野は可愛いから…客なんて簡単に騙せるよ
とか普通な顔で言われたら、たまんないでしょうねー。
ポニーテールで前屈みになった際の、片目隠れたコマが好き(笑)
直接続く「オレンジスナップ」は、JAPSのドラマー「空田太郎(うろた・たろう)」くんと写真部の「小松真子」さん。
どうやら2人は昔馴染みの間柄。
フラれた彼を癒すというお決まり展開で、車内が舞台でした。
ボーイッシュで普段しれっとした彼女のえっちシーンがポイントでしょう。

「ピンクプロンプ」は劇団のメイン女優「水砂涼美」さんと演者のサポート役である「桶谷竹男」くん。
舞台に映える主演女優の隣にくるのは、やっぱり地味な彼ですよねー。
それぞれの練習にて、わざわざ相手役の申し出を断ってまで「桶谷くん」に稽古を頼むところが可愛いですね。
せっかくジャージ姿だったので、もう少しじわじわ脱がしてほしかったですが。
ちなみに、「涼美さん」も右の髪が長く、ごく一部のコマですが片目隠れてたのがお気に入り。

水砂涼美、田中かなた
※左:水砂涼美、右:田中かなた
 右は扉絵です。こうしたイラストは、本当にお上手でした。

「コミドリ」は漫研(?)の「田中かなた」さんと「塚本智勝」くん。
ミニスカートでちらほらアピールしてる「かなたさん」が可愛いです。
最終的には自ら行動してました。
いいシチュエーションです。
えっち時の彼女の台詞が泣かせるようなものなので必見。(さすがにここで泣きませんが)
窓から登場していた映研部長も生きてました。
怪我から察するに、「クレナイノオト」はその後のエピソード。
文芸部、小説家志望の「江本朋恵」さんとJAPSのベース「へーくん」こと「杉本卓人」
2人の付き合う切っ掛けは、なにげに「オレンジスナップ」で描かれているので、気付かなかった人は一度戻ってみるのもいいかと。
お風呂えっちです。
「朋恵さん」は映研部長と会話している方が面白いですね。

「ホワイトアクト」はミスキャンパス「成沢沙里奈」さんと劇団のメイン役者「小津稼付央」くん。
JAPSのプロモ映像を映研で撮ることとなり、出演依頼をする流れ。
「小津くん」は「ピンクプロンプ」に続く出番で、ちゃんと「涼美さん」・「竹男くん」も顔出ししてます。
ほか、収録ではラストエピソードであるためか、あちこちキャラが顔見せしているのであちこち注意深くご確認下さい。

さらりとした細線のすっきり絵柄。
濃淡は適度からやや濃い目、描き込みは人物以外の部分に細かく、特に小物がいい感じ。
画面は賑やか寄りであったものの、大きな崩れ・乱れなく、また見辛さもありません。
人物絵は漫画っぽくも落ち着きあり、男女とも清潔感漂っていました
これがラブコメからもう一歩踏み込んで、恋愛劇っぽい空気なのです。
洗練された白黒漫画で、また前述したようにカラーも巧く、今後が実に楽しみな漫画家さんでした。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: もう少し全体で安定感があればいいかなぁ。
・話3: 爽やかで照れくさいです。長編とかいいかもしれません。
・独4: 短編群となりそうなところを、うまーく繋げたように感じました。
合計:[11/15]

なお、もくじ部分に「登場人物は全て18歳以上です」と、ありました。
こちらは大学生漫画なので、飛び級でもなければ普通18歳以上だと思うんですが…。
ちょっと突っ込んでみました。
(ぎりぎり17歳ってこともある?)

イロドリ (バンブー・コミックス DOKI SELECT)イロドリ (バンブー・コミックス DOKI SELECT)
(2010/07/17)
椋蔵(りょうぞう)

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■ナツコイ (ReDrop)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・アダルト
・おまけ: あとがき、おまけ4コマ「じみこさん!」・「かてきょ!」、
     カバー裏に別絵、加筆修正あり。
・その他: 初単行本、カラー(32P)、短編×12
     (うち「ままカの」シリーズ×2、「つまマま」シリーズ×3)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ReDrop(れっどろっぷ)」センセの「ナツコイ」です。

某書店にて小冊子が付くと聞いたので。
けっこう無理矢理にそちらへゲットしに行きました。
内容は各話のヒロイン・イラストにコメント。
(※表紙・裏表紙はカラーイラストです)
単行本には作品解説がなかったので、そんなん読むの好きな人にはいいかもしれません。
ちなみに、ひでるさんは好きな人です。

地味子さん、井上響子
※左:地味子さん、右:井上響子
 ぶっちゃけ…今回の単行本で最もお気に入りのコマが右側のソレ。

さて、「ナツコイ」は「ReDrop」センセの初単行本。
原作担当の「スモーク」さんと、作画担当の「おつまみ」さんのコンビによるお名前でした。
(分けるとややこしいので、「ReDrop」センセで統一します)
どちらかと言うと大人っぽいヒロインが多く、やたらむちむちとした人妻ヒロインらが素敵
人物絵の感じも手伝ってか、むちっとしたアダルト色に染まっていました。

カラー原稿の表題作「ナツコイ」が冒頭話。
↓表紙のとおり「ReDrop」センセはカラーが巧い方ですが、いきなり14ページもありました。
ショート短編ではありません。
生徒会から、活動成果を出すように言われていた写真部。
儲け話に敏感な「エリカ」さんは、写真部「青木」くんの彼女「真琴」さんと共に、撮影会に参加したのでした。
空き時間に、「モデル料のサービス~」という「エリカさん」が写真部相手に事を始めると、それを目撃した「青木くん」・「真琴さん」も…と、だいたいそんな流れ。

ちなみに、きっちり途中からは”別料金”とか言っていました。
「エリカさん」なかなか面白いキャラです。
最近のひでるさん的なトレンドである水着跡を備えているのも彼女で、白水着の透け具合まで素敵
2人を相手に余裕でしたよ。
一方、前半では競泳水着を着ていた「真琴さん」
個人的にはそのままでも良かったんですが、「エリカさん」によってビキニに着替えさせられていました。
ふりふりで、髪を束ねるリボンとも合って、正ヒロインらしく可愛くまとまってます。
オチでの「エリカさん」がいい感じ。

カラー原稿もある「図書館の地味子さん」は、↓表紙で絶大なインパクトを残していた彼女のお話。
酷いフラれ方をして、落ち込んでいた主人公「康治」
よく図書館で見かける地味な女の子に声を掛け、八つ当たりと知って彼女に復讐しようと考えたのです。
飽きたら捨てるつもりだった「康治」ですが、彼女から意外な話を聞くこととなったのでした。
だいたいそんな感じ。

地味だから”地味子さん”というヒロインです。
まぁ、確かに派手ではないですが…
結構着痩せするんだな
そうした台詞そのまま、スタイルの良い、カチッとした美人。
本編ではほぼ外していましたが、眼鏡な彼女も素敵でした。
いちおう、設定なキャラ付けのためか「地味子さん」は顔を真っ赤にしているんですが、逆にそんなんも良い感覚。
もともとの考えなくとも、いぢめてみたくなるわね(笑)
詳細は伏せますが、過去描写の「地味子さん」も可愛いです。
中頃にあった、パン食べる彼女からの発想がえっちでした。
4コマ「じみこさん!」にも登場するのでお楽しみに。

「恋愛家庭教師」は生徒「菜々」ちゃんと家庭教師「貴博」くん。
先の「図書館の地味子さん」とは逆っぽく、ヒロイン「菜々ちゃん」はなかなか凶悪。
ラブコメのように見えましたが、完全に彼を手玉に取っていました。
冒頭の缶コーヒーのシーンはいかにもありそうで嫌だなぁ。
こちらにも4コマ「かてきょ!」が収録されており、そちらを見る限り家庭教師な場面でもなかなか手を焼きそうでした。

紗枝子さん、優紀子さん
※左:紗枝子さん、右:優紀子さん
 はっちゃけ人妻な「優紀子さん」が可愛かったです。

カラーのショート短編「かのマま」、そちらの本編「ままカの」
「梓」と付き合う「浩次」
しかし、彼の興味はその母「紗枝子」に移ってしまったのでした。

むちむちな人妻とのえっち話。
実はカラー部分が切っ掛け。
かなりすっ飛ばしており、説明そこそこにえっちが始まっています。
無意識に浩次君を惑わせてしまったのかしら
とか言ってましたが…なるほど、あれはエロい。
丈ぎりぎりというミニなタイトスカート、黒のストッキング・下着が素敵でした。
なんのかんのとえっちになってます。
本編でも同じ服装・展開でえっちに発展するんですが、こちらでは娘「梓ちゃん」が登場。
うまく誤魔化した(?)「紗枝子さん」がため、変なシチュエーションにて彼女とのえっちになります。
あまり詳細に描かれてはいませんが、「浩次くん」・「紗枝子さん」の心理は微妙なものだろうなぁ。
あるいは、スワッピング的により火がつくか。
最中に2人で見つめ合ったりしてくれれば、より好みなんですが。

「ママわナ」、「つまマま」、そしてカラー原稿の「つまマま~エッチな家庭学習~」という3話は、実は連続話です。
切っ掛けの「ママわナ」
熱を出した息子「和彦」くんの見舞いに訪れた同級生2人を、その母「優紀子」さんが半ば無理矢理にえっちへ誘うお話。
眼鏡な人妻で、一見すると普通の人なんですが…なかなかコメディーちっくに顔が崩れる方でした。
はっちゃけてます。
タオル一枚という格好で来客を迎えたのも凄いですが、
あ、プリント落しちゃった
とか、丸出しにする(わざとね)シーンが最高。
彼らもよく事情を把握できないままお風呂へ連れ込まれ、えっちになっていました。
2話目「つまマま」は、ストレスを訴える人妻「亜矢」さんに、「優紀子さん」が先のお話から続くえっちパーティーに招待するというもの。
当初は戸惑っていた「亜矢さん」でしたが、さすがは「優紀子さん」のお友達。
複数えっちを堪能しています。
カラーの「つまマま~エッチな家庭学習~」は、そんな2人のショート短編です。(※6ページ)
こちらでは、すっかり慣れた「亜矢さん」の姿が伺えます。
彼女がメインで描かれていましたが、ひでるさん的には面白さもあった「優紀子さん」のが好き。
しかし…息子「和彦くん」はほったらかしなのね。

えっち・女性漫画家なお話「エロマン。」
エッチ無しじゃ売れる漫画は描けないのよ
という訳で、締め切り間際ながら依頼した”可愛い子”というアシスタントにいきなりお手付きをしてしまうのでした。
冒頭とまったく態度の違う漫画家さんが素敵。
いきなりベットインでしたね。
途中から眼鏡な編集さんも加わり、なんと複数に発展しておりました。
なんのかんのと、2人はノリノリです。
こいつのノリにまんまと巻き込まれた
とか言ってましたよ。

涼子・奈々・メグ
※涼子・奈々・メグ
 「祐一くん」は普通に営業しただけですよね。

ほか、眼鏡な管理人「井上響子」さんの「金曜夜はみんなで…」
酔った「響子さん」に複数えっちを仕掛ける話です。
「泰弘」くんにラブラブだったため、無理矢理でしたが多少見易いかな。
迫力ある胸とむちむちなパンストな太ももが実に結構。
人妻ではないようですが、アダルトな魅力です。
「ああっ奥様っ」、「ミセス・プールサイド」の2話は、たぶんわざとオチを重ねたお話だと思います。
前者「ああっ奥様っ」は「如月」さんの奥様が近所の男性陣3名の相手をするというもの。
色々とコスプレさせられていました。
あの年代(詳しく知りませんが)でのコスプレは…また違った趣があって良いですね(笑)
失礼しました。
最終的には面積のやたら狭いビキニです。
天然炸裂なオチが面白いですね。
後者「ミセス・プールサイド」は、
スイミングスクールのコーチ「祐一」くんと、「奈々」・「メグ」・「涼子」という3名。
がっついてましたねー。
当然ながら複数えっちになっており、微妙に羨ましくない感じ(笑)
意味はまったく異なるものの、先の旦那3名と同じオチが凄い

強めなしっかり線の絵柄。
丁寧で良く描き込まれています。
全体的に濃い目で、ページ全体は賑やかでごっちゃり。
大小なコマ割りで、特に1ページぶち抜き、1/2ページなコマがポイントで迫力ありました。
初単行本ながら抜群の安定感があり、高いクオリティな1冊です。
バランスなどに違和感なく、漫画としても引っ掛かる部分ありません
身長あるリアル寄りな人物絵は、やっぱりアダルトキャラがぴったり。
特に胸・尻のたっぷり具合は見事なものでした。
カラーのイメージそのままで問題ないので、↓表紙・裏表紙でご判断下さい。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 問題らしきものはありません。感覚的に合わないことも少ないのでは。
・話4: 短編でもキッチリ印象に残るような、目立つキャラがおりました。
・独4: 人妻漫画は無論のこと、コメディーもなかなか良かったです。 
合計:[13/15]

ガチーと刺さる人も多いでしょう。
明暗(暗というほどダークではないですが)はどちらも巧く、今後どうなっていくのか楽しみです。

ナツコイ (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)ナツコイ (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
(2010/07/31)
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tag : コメディーラブコメスワッピングコスプレ

■センセイのエプロン (りゅうき夕海)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 保育園・保母さん(保育士)
・おまけ: あとがき。
・その他: 携帯待ち受けFLASHプレゼント、ブックマーク封入、
      カラー(4P)、8話収録(全て表題作・1巻完結)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「りゅうき夕海(りゅうき・ゆみ)」センセの「センセイのエプロン」です。

一般えっち系な単行本ですね。
エプロン・巨乳な↓表紙はともかく、裏表紙の雰囲気から…すみません、あまり期待していませんでした。
まぁ、ラブコメえっちなんだろうなぁ、って思っていたの。

山積まれた本の中でこちらをチョイスしたのは、本当に”なんとなく”でした。
さらりと読み始めたところ…コレがなにげに面白い
正直なところ派手さはなく、完璧なストーリーがどかーんと展開するのではありません。
でも、ひでるさんには刺さりました。
そのあたりの説明がキチンと出来るか分かりませんが、↓後述しますね。

木元くるみ、日向沙希
※左:木元くるみ、右:日向沙希
 ロリちっくですが良いバストです。

そんな訳で「センセイのエプロン」です。
過去にブログでは同じく一般えっち系「ダブルラブライフ」を紹介している「りゅうき夕海」センセ。
1冊まるまるな長編単行本になっていました。

大学を卒業した「長山明」は東京で職探しをしていたものの…厳しい結果でした。
そんな訳で田舎に帰ったところ、小学生の頃の元クラスメイト「松川菜摘」と再会。
推薦を得て、彼女の実家でもある「うさぎ保育園」の園バス運転手・雑用として目出度く採用されたのです。
しかし、こちらも不景気で、彼女の姉で園長「秋絵」は来年の3月に閉鎖することを宣言していたのでした。
さて、「うさぎ保育園」は、「明くん」はどうなってしまうんでしょう?
だいたいそんな感じ。

ラブコメ…というほどコメディーっぽくも、ラブっぽくもないですね。
危機を迎えている「うさぎ保育園」を中心に、主人公「明くん」の成長話という感じかなぁ。
いちおうヒロイン「菜摘さん」とは良い雰囲気。
ただ、その関係を積極的に発展させようという気概なく、逆に周囲のヒロインらとえっち三昧でした。
ちらほら起こる問題を解決…することもありましたが、熱血漢で仕事をバリバリってな感じでもありません。
冒頭の就職から、流されるまま~っぽいですね、彼。
漫画ストーリーとしては、正直なところふわふわしてますかね。

ただし、ラストを含めて現実感はあり、素人が1人奮闘して物事が好転するような陳腐さはありません。
主人公も積極的に難題に挑んで解決していくような暑苦しさなく、ひでるさん的には心地よいものでした。
あちこちのポイントとしてはリアルだったと思います

園長「松川秋絵」
※園長「松川秋絵」
 まったくもって、その通り。

仕事が決定する1話。
小学校時代の同級生というヒロイン「菜摘さん」とは、まったく連絡も取っていなかった間柄。
(※後に色々判明し、彼女としては偶然な再会の意味が違ったものだったろうと思われますが)
「明くん」としては仕事に窮していただけ。
美人に囲まれて~
という発言から、優れた容姿を認めているものの、さして彼女に興味があったようではないのでした。
そのため、現実に直面した彼が”辞めよう”と考える流れはごく自然。
園児(※しかも人さまの)相手の仕事というのは、そう生易しいものではありません。
そこで生きてくるのが、ブラック・ロリな保育士「木元くるみ」ちゃん。
相変わらずドジっ娘なんだからぁ
などと「菜摘さん」に言われていた彼女ですが、裏では態度をガラリと豹変させるのです。
そんな訳で、1話目のえっち相手は「くるみちゃん」
彼女がなにゆえ彼をえっちに誘ったのかは、ぜひ本編でどうぞ。
ただ、いきなり仕事に行き詰っていた彼はとある理由によって、辞められなくなってしまうのでした。
ここは巧いと思います。

各ヒロインの水着姿が堪能できる2話目。
子供用のビニールプールというのが、経営状態の厳しさを物語っていますねー。
こちらは口数少なく、あまり表情を変えない不思議キャラな保育士「日向沙希」さん。
見事な貧乳で競泳水着が良く似合っているんですが、こちらはバストサイズなお話です。
過去に物凄いコトをしてサイズアップを目指していた彼女。
実は後半で出演があるのでお楽しみに。
「明くん」も認めていましたが、大したモノですよ。
水着で着替え中に鉢合わせ~とキーワードが揃えば、やっぱりロッカーに隠れるんですね。わはは。
ラストの笑顔が可愛いですよ。

3話目はいわゆる「モンスターペアレント」なお話。
えー、漫画開始から3話目にして、ようやくマトモに「明くん」が活躍してます。
彼は怒鳴りこんできた相手(ケンちゃんの母親)と、次のコマでは膝を突き合わせて会話していました。
どうやってなだめたのか描かれていませんが、これは大したクレーム処理な才能
聞き役に徹して彼女の真意を引きだし、果ては”最大の問題”を解決しているのです。
凄いですよ。
えっち込みなのは漫画として当然ですが、毎朝の難題をなにげにクリアしていました。

お泊まり保育という4話目。
自然を舞台に、ようやくメインの「菜摘さん」との関係を深める…のかと思えば、さにあらず。
いちおう彼女とはイベントあったものの、覗いたり・覗かれたりという接触はなく、えっち相手は「くるみちゃん」・「沙希さん」で複数。
…おっぱいあげてた
とか「沙希さん」はしれっとした表情で言ってましたが、そのあたりをじっくり見たかったです。
貧乳万歳。

ちらほら顔を見せていた園長「秋絵さん」が登場の5話目。
そう、ここでも「明くん」が活躍するんですね。
彼女に付き合った(合わされた)彼はその愚痴を聞くうち、真意を吐露させていました。
3話目と同じパターンです。
聞き手として優れているのかなぁ。
このあたりの、”あまり目立つことなく、やんわり問題が解決する、勝手に事態が沈静化する”という描写は絵的には地味かもしれませんが、作り話的なはっちゃけ感が薄く、読み易いのです。
ちなみに、えっち相手は当然ながら「秋絵さん」
最中の台詞も良い感じでしたが、次の日の一言が秀逸です。

松川菜摘さん
※松川菜摘さん
 意外に目立ってはいませんでしたが、ちゃんとヒロインしてます。

6話目は「くるみちゃん」を中心にした過去描写。
彼女がなにゆえ”ブラック・ロリな保育士”になってしまったか、ですね。
そうか、漫画での熱血漢キャラは「菜摘さん」なのか。
温和そうな彼女が珍しく怒っていたので必見です。
えっち相手はまたまた「くるみちゃん」
全キャラトップの3回目なのでした。

最終話に繋がる7、8話。
えー詳細は伏せますが…ラストエピソードらしく、「菜摘さん」の違った表情が見れます。
いままでヒロインながらほったらかし(笑)っぽかったですが、さすがは「りゅうき夕海」センセ。
こちらの対応だけで、”見事に正ヒロインの座を死守”したと思います。
いいおっぱいでした。
ラストも無理ない感じ。
あの場面で巧く事が運んだのは、やはり5話目で園長「秋絵さん」と深く接していたためでしょう。
そんな調整役としての活躍はあったものの、彼の努力とか、周囲の頑張りとかでなく…本当に単純に、偶然に、良い方向へ向かっただけのこと。
ただ、何はともあれ読後感は良いもので、楽しく読める漫画に仕上がっていたと思います
「明くん」も主人公らしい成長を見せていました。
面白かったです。

しなやか線のすっきり絵柄。
そこそこな描き込みで、濃淡はやや薄めです。
やや軽い感じのコマも散見されましたが、全般的には良好。
バランスも良く、違和感はありません。
引っ掛かるコマもなく、一般えっち系らしい爽やかさがありました。
グトさありません。
独特な黒の深いタレ目と恥ずかし線(※恥ずかしい時に鼻から頬にかかる斜め線のことね)がセクシーです。
可愛いからアダルトキャラまで、巧いです。
だいたいカラーと変化はないので、↓表紙・裏表紙の判断で良いでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: ちょっと人を選びそうですが、可愛く仕上がってます。
・話4: センセは大変そうでしたが、よくまとまっていたと思います。
・独5: 保育園のお話で、子供との関係ではなく運営にスポットを当てたのが良かったです。
合計:[13/15]

こんなん好きです。
お話も無理なくちゃんとえっちで、野郎が前面に出過ぎない、一般えっちに良く合った描き方だったと思います。

センセイのエプロン (ヤングコミックコミックス)センセイのエプロン (ヤングコミックコミックス)
(2010/07/28)
りゅうき 夕海

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■くちびるに透けたオレンジ (ロクロイチ)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : 百合・不安
・おまけ: あとがき。
・その他: 短編×8(うち「くちびるに透けたオレンジ」×6)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ロクロイチ」センセの「くちびるに透けたオレンジ」です。

なんでだか分りませんが、百合姫コミックスが集中投下されてましたねー。
全部で11冊ほど。
いつの間にか、それだけの漫画がぐるぐる回転してるということてですか。
もうすっかり一般化…してるのかな。
どうでしょう?

さて、そのラインアップのうち、頑張って3冊をチョイスしたひでるさん。
最も期待していたのが、「死神アリス/いづみやおとは」でした。

死神アリス 1 (IDコミックス 百合姫コミックス)死神アリス 1 (IDコミックス 百合姫コミックス)
(2010/07/17)
いづみや おとは

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絵的に合ってたのよ。
実際の白黒絵もカラーと大きな差はなく、わくわく読んだんですが…これが前半部で急降下。
絵は期待通りでしたが、お話が全然合わない。
キャラはいいんですよ。
みつあみ・黒セーラー服にベレー帽な”黒髪の死神”という「ひなげし」さん。
武器のハサミも独特で良い感じ。
(※正直なところ、もっとバッサリ・ドロドロしてもらった方が良いように思いましたけど)
ただ、お相手「香川真崎(かのがわ・まさき)」さんがどうにも違和感。
冒頭で、彼女は殺されたけたうえ、返り血浴びてしまうような殺人を目の当たりにするの。
普通の女子高生が。
しかも、数日後にまた似たような目に遭ってるのね。
あたり血まみれな場面ですよ。
それなのに…あの落ち着いた、ボケたような言動はどうにもリアリティ無さ過ぎ。
「貴方ばかですか」
漫画内でそう言われてましたが、その通り。
2人が出会う重要な場面がこんなんでは、その後どれだけフォローしても無駄。
面白そうな要素もちらほら見えたんですけどねぇ。

そこで、紹介するのが「くちびるに透けたオレンジ」です。
↓表紙の段階では、ぶっちゃけ3冊のうち最も好みから遠い単行本でした。
だから読んだのも最後。
しかし、これが百合漫画として優れた、完成度の高い作品なのです。
やっぱりこの手の漫画はお話が命(たぶん)

唯・理央、希和子・アズサ
※左:唯・理央、右:希和子・アズサ
 短編ヒロインズです。これら話も非常に良かったです。

描かれている「ロクロイチ」センセはこちらが初見。
軽く検索してみると、不確かではあるものの別の名前がちらほら。
たぶん初単行本ではないのでしょう。
収録は単行本のほとんどを表題作が占め、短編がオマケという感覚でした。
前置きが長くなっているのでさっそく書きますね。

「これが恋なのかわからない」はもともと親友同士のカップル。
漫画は「唯」さん視点。
親友である「理央」さんに告白されるという場面から。
彼女のことは大好きで、恋人として受け入れたものの、もやもやとした違和感が拭えずにいたのでした。
だいたいそんなん。
実に微妙な心理を描いた良作品です。
お互いの想いの差にやきもきするのはこうしたジャンルの基本ですが、告白後というのは珍しいですね。
恋人同士になり、万事解決とはいかないのが世の常。
やや引っ掛かるようなラストもそんな感じでした。
くわしくは単行本でどうぞ。

もう1つの短編「閉じててね、心」はちょっとした行き違いなお話。
1つ上の従姉「アズサ」ちゃんの家に居候する「希和子」さん。
お姉さんな彼女は優しく、それを半ば利用して「希和子さん」は想いを果たしていたんですが…と、だいたいそんな流れ。
もともと従姉妹同士で、両親の死によって2人は同じ家に同居しているのです。
しかも同性ですから…おそらくは監視もユルいのでしょう。
こちらの漫画は、冒頭から既に身体の関係が出来上がっている状態でした。
ただ、「希和子さん」の強引さからなし崩し的なものであり、すっかり告白は後回しになっているのです。
そんな訳で、後半・クライマックス部分のやり取りが見もの
収録ではトップクラスに甘い作品ですよ。

千鶴さん、叶さん
※左:千鶴さん、右:叶さん
 擬音で「ぽっさり…」など書かれてしまう「千鶴さん」なのでした。

単行本のメイン、「くちびるに透けたオレンジ」は全6話という中編。
東京から主人公「千鶴」さんのクラスに転校してきた、モデルのような容姿の「叶(かなえ)」さん。
当然、クラスでお洒落と言われていたグループに落ち着くかと思いきや、なぜか「千鶴さん」らの地味な集団に加わったのです。
友人「朝実」・「悦子」らは「叶さん」のアドバイスによって綺麗になっていったものの、「千鶴さん」との距離はまだ遠め。
なんとなくグループでは取り残されたような感覚があったんですが…憧れの存在が恋心に変わりつつあった「千鶴さん」には、近しい位置という現状に満足していたのでした。
かなーり大雑把ですが、だいたいそんな感覚。

こちらの「千鶴さん」は1話の段階から、はっきり自らの気持ちを”恋心”と認識していました。
自らの想いに困惑しておらず、その分だけは手っ取り早いですね。
リップのくだりがある2話では、しっかりキスを想像したりしてました。
あちらのお話はいかにも女の子という感じ。
よくは分かりませんが(笑)
そんな彼女に対し、いちおう一般的な感覚であるのが「叶さん」
2周目でじっくり確認してみると、ちらほら彼女を見てましたね。
もし「叶さん」がはっきり自らの想いを認識していたなら、あの性格から察するにもっと早くに完結していたと思います。
彼女の心理の動きをまた逆に漫画で描いてほしいです。
あのしれっとした表情の裏で、かなりどぎまぎしていたんではないかなぁ。

「叶さん」・「千鶴さん」が初めて2人きりとなるのが3話、そして続く4話。
やたら細かい部分に一喜一憂する「千鶴さん」
なるたけ彼女に近づくよう、お揃いの小物を揃えるだけでなく、ウイッグまで通販していました。
本当に好きなのねぇ。
こちらでのえっち妄想は、なんだか男性的で素敵(笑)
”バレちゃいけない”、”悟られちゃいけない”というところが切ないです。
ちなみに、「ロクロイチ」センセは結構えっち描写をしっかり描かれる方。
こちらの最終話ほか、先の短編もそんな感じなのでソッチ目的でも大丈夫(たぶん)

なめていい?
※なめていい?
 甘い描写をば。じわじわと圧迫されるのが面白いですが(笑)

最終話から一歩手前という5話は、やたらめったら緊張感ある良作品。
内緒で買っていたお揃いのアイテムを目撃され、前回と違ってやたら言葉数少なくなる「叶さん」
あれは怖いなぁ。
全ての解決編という6話をお楽しみに。
じわじわと苦しめられただけ、ぱーっと昇華していくかのような感覚があると思います
いや本当に。

強い線のすっきり絵柄。
濃淡よりも全体は線が目立っています。
比較的大きめな変形コマで、こうした描き方にしてはページ賑やかでした。
眉毛・まつ毛の強い目で、丸い鼻が特徴。
たまに描かれるコメディー絵が個人的に好きです。
バランスに優れ、表現などを含めて漫画の巧い方。
違和感なく作品世界に入れると思います。たぶん。
ただ、人を選ぶだろうくらいに癖はあるので、ご注意ください。
カラーでも変化はないので、↓表紙の判断で良いでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 好き嫌いきっちり分かれるでしょう。
・話5: じわじわストレス重ねられた後の緩め方は見事でした。 
・独4: 表題作も良いですが、短編はまた独特。
合計:[13/15]

「くちびるに透けたオレンジ」はもっと続くかと思いました。
個人的には…あの後のラブラブな2人も見たかったなぁ。

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(2010/07/17)
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●携帯向け【くちびるに透けたオレンジ (百合姫コミックス)


★過去に紹介した百合姫コミックス (※作者名あいうえお順)
此花亭奇譚/天乃咲哉
flower*flower ふらわーふらわー/石見翔子
アオイシロ-青い城の円舞曲-/江戸屋ぽち
かわいいあなた/乙ひより
クローバー/乙ひより
マーメイドライン/金田一蓮十郎
リンケージ/倉田嘘
春夏秋冬[限定版]/蔵王大志
ソルフェージュ~Sweet harmony~/さわななお
・初恋姉妹1巻 3巻[完結] /東雲水生
百合心中 猫目堂ココロ譚/東雲水生
EPITAPH エピタフ/硝音あや
乙女戦士ラブリー5!/城之内寧々
ラブフラッグ★Girls!!/高橋依摘
乙女ケーキ/タカハシマコ
紅蓮紀/武若丸
少女美学 秘蜜少女 /CHI-RAN 
ゆるゆり/なもり
voiceful/ナヲコ
ときめき☆もののけ女学園/南国ばなな
この願いが叶うなら 夜空の王子と朝焼けの姫/袴田めら
SIMOUN シムーン/速瀬羽柴
・ストロベリーシェイクSweet1巻  2巻[完結] /林家志弦
飴色紅茶館歓談 限定版/藤枝雅
極上ドロップス/三国ハヂメ
マイナスりてらしー/宮下未紀
絶対×浪漫/むっちりむうにい
キミ恋リミット/百乃モト
楽園の条件/森島明子
半熟女子・瑠璃色の夢/森島明子
くちびるためいきさくらいろ/森永みるく
・GIRL FRIENDS1巻 2巻/森永みるく[おまけ] 



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