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■あいらぶ! (槍衣七五三太)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・学園
・おまけ: あとがき、カバー裏にラフ絵・作品コメント。
・その他: 短編×9。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「槍衣七五三太(やりい・しめた)」センセの「あいらぶ!」です。

いきなりですが、延期情報です。
ひでるさんお気に入りの不可思議漫画「あいらんど 淫悦の章/まぐろ帝國」の続巻「あいらんど 淫虐の章」は今月18日発売だったんですが…ちょっとズレて9月26日に発売延期されたそうです。
アマゾンに表紙画像もあったので、さらに遅れることはないと思います。
楽しみは取っておいた方がわくわくできるもの。
じっくり待ちましょう。

さて、本日は久しぶりな「槍衣七五三太」センセ。
こちらでも紹介しました「恋する放課後」に続く待望の2冊目「あいらぶ!」です。
ほぼ学園話オンリーの短編群。
教師ネタもなく、大人な女性がいなくなったのは好みによって良し悪しかもしれませんが、単行本としては前巻よりまとまったと思います。
いかにも同じキャラが別話のどこかで顔を見せていそうな雰囲気だったんですが…いないと思います。たぶん。
それぞれ独立したエピソードで、フェチっぽい色もある短編なのでした。

後輩「舞ちゃん」、幼馴染み「ゆいちゃん」
※左:後輩「舞ちゃん」、右:幼馴染み「ゆいちゃん」
 「舞ちゃん」のキャラもいいですが、「ゆいちゃん」の胸も魅力的ですねー。

アクティブな「舞」ちゃんのお話「舞LOVE!」
元気でストレートな後輩「舞ちゃん」から告白され、付き合っている「俊宏」くん。
しかし、自らを”何の取り柄もない”と考える「俊宏くん」はなにが気に入られたのか分からず、ラブラブな彼女の言動に戸惑っていたのでした…だいたいそんなん。

中扉を飾る「舞ちゃん」は現代ファンタジーなほどに可愛らしい女の子。
ラブラブ度合いは非常に高く、「俊宏くん」のマイナス発言も好意的に解釈していました。
出会ってタックルしてくるとか、抱きついて「エネルギー充電」とかやってますねー。
もの凄いテンションです
彼が悩むのも当然のことでしょう。
また、普段は素っ気なかった「俊宏くん」の言葉で、あっさりスイッチが入る「舞ちゃん」も当然のこと。
先輩が他の女(ひと)なんてどうでもよくなるように、私色に染めてあげるんだから
とか言われていましたよ。

そんな彼女と良く似ている、↓表紙を飾る「ゆい」ちゃんの短編「甘い誘惑」
ほくろ・バストサイズ、よく見たら髪の長さも全然違いますね。
「和」くんのお隣に住む幼馴染み「ゆいちゃん」はお互いの部屋を屋根伝いに行き来するような関係。
(※正確には、一方的に「ゆいちゃん」が通うだけだと思います)
いつものように寝転がって漫画を読む「ゆいちゃん」をさわさわと触っているうち、ほぼ無意識なまま”牛みたい”という巨乳をつついていたのでした。
↓表紙でもびろーんと披露してますが、童顔な割りに不釣り合いなほどの胸が見事です。
自ら舐めれるほどの大きさでしたから…そりゃー思わず触っちゃうわね。
実はお好きな方が多いらしい陥没乳首でもあり、吸い出す描写などがありましたので注目。

なにげに前単行本からの再出演「美織」さんの「ボクといもうと」
父親の再婚から二ヶ月前にできた義妹「美織さん」
普段よそよそしかった彼女との誤解は解け、恋人同士になっておりました。
お尻に興味のあった主人公はそちらをねだったところ、距離を置かれてしまったのです。
照れる「美織さん」は通常おカタい感じなので、より可愛らしいですよ。
ただ、やたらモノ投げつけるのは危険。
容姿そのまま真面目らしく、しっかり準備してしまう「美織さん」がまたいいですねー。
ああした調子で、また新たなプレイをしてそう。

北条沙樹、雛子ちゃん
※左:北条沙樹、右:雛子ちゃん
 コスプレちっくな2話です。Sではない「沙樹さん」のコレはやたらえっちです。

タイトルは「SとM」ですが、漫画は格好だけ。
優しく穏やかな性格・容姿で人気の「北条沙樹」さん。
外観とは裏腹の微妙な趣味があり、付き合う後輩「雅史」くんにボンテージ姿を披露したのでした。
彼女はタイトルのような感覚なく、単にカッコいいという理由。
よく分かっていない天然っぽさが可愛らしく、普通にコスプレえっちとなっています。
短編「ワルな恋人」に登場するヒロイン「雛子」ちゃんは彼女以上の天然系。
ほわーっとした雰囲気と独特のテンションにて、付き合う「恭」くんを支配しておりました。
なお、こちらではスクール水着に首輪という組み合わせです。

大会で何度も優勝する実力の「遥香」さんと万年補欠な「志郎」くん。
練習試合で「遥香さん」に挑んだものの、完膚なきまで叩きのめされただけでなく手加減までされていた始末。
そんな訳で落ち込む彼を慰めるため…という「放課後の決闘」は道着えっち。
なんと裸空手着です!
この格好で試合してほしいですねー。
(※それでも徹底的に負けると思いますが)

眼鏡とみつ編みの優等生「鹿島時子」さんと付き合う「結城」くん。
2人はクラスが異なっていることもあり、2人の間で色々と取り決めをしておりました…という「ふたりの秘め事」
当然、そのほとんどはえっちなもの。
雰囲気と違ってやたら積極的な「鹿島さん」に対し、周囲を気にする「結城くん」という図式でした。
なかなかしたたかな彼女の裏の顔というべきえっちシーンが見どころです。

遥香さん、鹿島時子
※左:遥香さん、右:鹿島時子
 「時子さん」はセンセ初の眼鏡ヒロインなのでした。

ツインテールな「瞳」さんと「京太郎」くんの2回戦なお話「瞳さん突っ走る!」
ラブラブ・メロメロな「瞳さん」が可愛く、学校内とか関係なくスイッチが入っていました。
一度経験しているならでは、という言動が良いですねー。
散々前フリされて予想はできたものの、いかにもなオチが楽しいです。
「吉沢真琴」・「耕介」くんという小学校からの幼馴染みカップルのお話「赤面症の彼女」
こちらは、”いままでボケとツッコミな友達関係”が邪魔するネタです。
すぐ顔を真っ赤にする「真琴さん」がため、「耕介くん」はつい冗談半分にからかってしまうんですが…お互いよく理解しているだけ距離感と緊張感にどきまぎとする様がよく描かれていました。

冊数と絵の巧さというのは直接の関係ないものですが、2冊目ながら絵は高レベルで安定
ここに関しては文句のつけようがありません
まぁ、つける気なんてないですが。
しっかり綺麗な細線の丁寧な作画。
濃淡から描き込み具合までは適度なもの。
キャラは無論のこと、服・背景・小物といった諸々までバランス良いです。
ページは非常に見易く、綺麗でした。
分かり辛い個所や気になるコマもありません。
特にゆるやかな曲線は見事で、細やかな肌は豊満でなくともよい張り具合
クド過ぎず、あっさりでなく、センセ独特の雰囲気はちゃんとあるものの、極端な癖もなく、万人に好まれるだろう絵だと思います。
大幅に雰囲気の変化はないので、↓表紙・裏表紙を信じて問題ありません。
あるいは紹介帯のカット絵が店頭では有効でしょう。
時間のある方はセンセHPへのリンクもあるため、「コアマガジン」さんHPでの確認がオススメ。
今すぐにでも一般系へ行かれてしまいそうなほどに画力のある、センセの漫画をぜひご堪能下さい。

あいらぶ! (メガストアコミックスシリーズ No. 230)あいらぶ! (メガストアコミックスシリーズ No. 230)
(2009/09/19)
槍衣七五三太

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■永遠に妹を愛することを誓います (影乃いりす)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・妹
・おまけ: あとがき、カバー裏に作品解説。
・その他: カラー(6P)、短編×14(うち「Innocent Wish」×3、
      「ぴーべりー」×2、「I can’t fly」×2、「Stay」×4)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「影乃いりす(かげの・いりす)」センセの「永遠に妹を愛することを誓います」です。

本好きな皆さま、成果は如何ですか?
今週は色々と発売があったので、書店であれやこれやと迷った方も多いことでしょう。
ひでるさんはうっかり店内徘徊したことで、漫画以外の本まで買ってきてしまいました。
読む暇もさしてないというのに…。
暗記パン、は1ページしか頭入らないか。
なんか本の内容が短時間ですっぱーって頭に入るような、ひみつ道具が欲しいですよドラえも~ん。

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(2009/09/03)
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そんなこんなで、こちらブログで「たとえばそんなこともあるかもっ!?」を紹介している「影乃いりす」センセ。
9冊目単行本(通算だと12冊目だって)は「永遠に妹を愛することを誓います」です。
タイトル通りに妹をネタとした漫画集。
なんと、全ての短編がそれ関係になっていました。

相変わらずですね、「影乃いりす」センセ。
意外なことに、全て妹ネタというのはこれが初めてだそうです。

今回単行本のメイン「Innocent Wish」は3話。
兄と病弱な妹「永遠」ちゃんの、あま~いラブ近親話です。
各話には直接の繋がりなく、別シチュエーションでの2人が描かれていました。

永遠ちゃん、成美さん
※左:永遠ちゃん、右:成美さん
 どっちも妹なんですが…やたら対照的な2人ですね。別人の絵みたい(笑)

1話目「Innocent Wish」
生まれつき病弱で、ほとんど家にいる妹「永遠ちゃん」
彼女が誕生日に言ったわがままとは…という流れ。
冒頭で、普通にお風呂入っているシーンが良かったです。ちょっと羨ましいですね、アレ。
察するところ、これが初えっちなのかなぁ。
ラブラブというのも無論あるんですが、やや重めだった「永遠ちゃん」の台詞をチェック!
まぁ、抜群の大義名分なんですけれど。
続く「Innocent Wish POTATO」は、カラー原稿のあるエピソード。
前話オチはあんなんでしたが、やっぱり「永遠ちゃん」は身体丈夫でないのね。
(※あとがきによると、もともとは短編だった様子)
デート当日に「永遠ちゃん」は体調を崩してしまうんですが…その後のお兄ちゃんは、なかなか恥ずかしくなるようなことをしてました。
馬と鹿な感じのラブラブっぷりです
掃除大変そう(笑)
体調に気を使いながらも、結局えっちに流れていました。
検査入院していた「永遠ちゃん」がナースコスプレをするという「Innocent Wish ぴゅあ」
コスはメンソレみたいな感じのやつですね。
よく似合ってます。
お兄ちゃんがえっちネタとして喜ぶのも無理からぬ感じ。
ちょっと気になったのが、担当ナースの「尾形」さん。
彼女は2人の事情どこで知ったんだろう。

そちらがスタンダード(?)な妹ネタとすれば、収録で4話もある「Stay」のシリーズは変化球。
”捨て妹”という、捨てられていた妹を拾う漫画群ですね。
ごく簡単には。
要するに、”妹がいなくともお兄ちゃんになれる”という、お好きな方にはすぱーと刺さる(かもしれない)作品です。
「血の繋がりあってこそ」と断言してしまう人には合わないかも。

捨て妹、伊吹さん
※左:捨て妹、右:伊吹さん
 ひでるさんお気に入り、”捨て妹”シリーズです。拾って下さい、が可愛いです。

1話目「Stay」は完全に捨て猫・犬という風情で、当初は喋りすらカタコト。
添い寝からえっちに発展する流れなんですが…他の実妹話よりよっぽと「妹」との関係をタブーとする認識がありました。
2話目「Stay second」からは基本設定のみ引き継いだ別モノ。
こちらは「結城」くんと眼鏡な委員長「涼」さんのカップル。
ロリ趣味なお兄ちゃんに捨てられ、”捨て妹”となった「涼さん」はクラスメイト「結城くん」に拾われたのでした。
(※なにげに眼鏡趣味もあったらしく、彼女のソレは伊達眼鏡)
お風呂に入らせた後、着替えとしてメイド服に着替えさせていました。
うむむ、これはなかなか良い方法ですよ!
オチ部分ではかなりめろめろとしており、1ページ目と比較するとびっくりするくらいでした。
「Staysecond 2」はその続編。
兄妹となり(いちおう)、家だけでなく学校でもラブラブな2人は…という展開。
言動かなり可愛らしくなっており、「涼さん」は完全に別人ですねー。
諸々の事柄について、「兄妹なら仕方ない」であっさり流れていたのが可笑しいです。
2人のクラスメイト「貴広」くんにスポットを当てた「Stay third stage」
こちらは彼のお姉ちゃん「伊吹」さんが相手で、彼氏に捨てられたお姉ちゃんが自ら”捨て妹”となる流れ。
当初のあれは正確に言うと”捨て彼女”だったんですが…妹にもなれるのね。
立場逆転した感じがなかなか面白く、「貴広くん」の希望そのままネコ耳コスプレでのえっちでした。
八重歯もいいです。
えっち最中の台詞「だって私たちは…」の返答「兄妹だろ」にて、あっさりゴーとなっていました。
この世界で兄妹というのはタブーではないみたい(笑)。

亜美ちゃん
※亜美ちゃん
 縛られ慣れているみたいですね。

したたかな妹さんの「ぴーべりー」
家族が揃う食事シーンにての妹「亜美」ちゃんの行動に驚きましたが…なるほど、そういった事情でしたか。
なかなか恐ろしい妹さんですよ。
特にオチ部分には注目下さい。
えっちは軽く縛りがあり、2話目「ぴーべり-2」にもそんなプレイがありました。
お兄ちゃんがお好きなのかと思いましたが…あれはどちらかと言うと「亜美ちゃん」が誘導してるのかも。
2話収録の「I can’t fly」は、そのカップルより倒錯した兄妹のお話。
学校にていじめに遭っている兄妹が、お互いの傷を舐め合うようなえっちでした。
何があったのかは知りませんが、ラブラブ関係より説得力があるように思います
より退廃的な続編「I can’t fly #2」
前回言葉だけで示されていた妹「成美さん」の現実が描かれておりました。
酷い事するなぁ。
ただ、「今日からは違う」と言っていたそのまま、彼女の中では同じ行為でもまるで意味が異なっているでしょう。
ある意味愛情は深く、やや狂ったようなそんなんが素敵でした
他短編とはかなり毛色の異なるエピソードですね。

ほか、「まな板1000円」はどさくさ紛れでえっちになだれ込む展開。
ひでるさんはこんなん好きです。
胸を見たの見てないだのという議論から、千円でのえっち価値はどんなくらいだーという具合で裸エプロンにされる「愛(まな)」ちゃんなのでした。
オチ部分は金銭に絡めてほしかったかなー。
短編「どきどきスパイス」はちょっとした三角関係、「記憶のようなもの」は兄妹の記憶喪失なコメディーでした。

やわらかな線のすっきり絵柄。
濃淡はちょうど良いくらいで、全体的に白比率がありました。
あまりごっちゃり描かれないため、見易いです。
バランス崩れず、線にも安定感もあり、描き込みも適度なくらいかと思います。
さらりとした清涼感のある絵ですね
くりくりとした丸い目と幅広い輪郭という可愛らしい絵柄。
ほわほわとした妹は無論のこと、「ぴーべりー」の「亜美ちゃん」、「I can’t fly」の「成美さん」、「Stay third stage」の「伊吹さん」みたいな、ちょっと強さも感じられるキャラもあちこち巧かったです。
前回も書いておりましたが、昔に比べてかなり良くなっていると思いました。
やはりカラーより白黒の方なので、判断は紹介帯裏面が最適です。

妹テーマで統一されながら、ストレートから変化球まで様々な漫画群でした。
様々な~というのがネックとなるかもしれませんが、妹好きならチェックしておきたい単行本でしょう。

永遠に妹を愛することを誓います (TENMAコミックス RiN)永遠に妹を愛することを誓います (TENMAコミックス RiN)
(2009/09/18)
影乃 いりす

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tag : コスプレ八重歯

■乱れ卍流-みだれまんじる- (桃色卍流)

★まんがデーター [8/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・格技ヒロイン
・おまけ: あとがき、武道娘の裏設定、没キャラ!、裏設定(キャラ紹介)、
      描き下ろし「おまけまんが・柔道ももも」、カバー裏に別絵。
・その他: 初単行本、短編×8(うち「宗谷蘭子シリーズ」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「桃色卍流(ももいろ・まんじる)」センセの「乱れ卍流-みだれまんじる-」です。

漢字だけ見た場合は格好いいんですが…。
なんちゅータイトルですか。
「乱れ卍流-みだれまんじる-」だって。
お名前「桃色卍流」センセということで、タイトルにとっつけたパターンなのね。

こちらが初単行本のようです。
同キャラの連続話もありましたが、ほぼ短編集という構成。
収録短編は大きく人妻系、武道娘というように分かれておりました
人妻系はともかく、ここまで武道娘をピックアップするというのは珍しいですね。
(※短編から裏設定まで、そんな感じです)
それでは、双方簡単にお伝えさせて頂きます。

森本千菜、藍子さん
※左:森本千菜、右:藍子さん
 人妻な2人。こんな感じに独特な作画なのでした。

あちこちで引用される事の多い、某人妻魔女な文句で始まる「スイート×3ハニー」が冒頭話。
簡単には…「森本一樹」、「森本千菜」夫妻のプレイ漫画ですか。
そこそこ大きい娘さんもいるというのに、ラブラブで結構(笑)
甘党な「千菜さん」がため、蜂蜜のローションちっくなえっちです。
ありゃー、さぞべとべとしそうですねー。
ちょっと怒っていたのに、めろめろになってしまう「千菜さん」が可愛いです。

なんとなく”えっちスキルが上昇している”と感じる、カチューシャな人妻「朋美」さん。
まさか、と疑った旦那さんは、最近彼女が参加するようになっていたサークルを見学に来たのでした。
そこにいたのは、紛れもなく見知った近所の奥さん連中だったんですが…という「ひとづまサークル」
複数・ハーレムちっくな展開。
”奥さんの目の前で複数の人妻にえっちされる”…という、なんだか性別あべこべみたいなシチュエーションです。
主催者の「吉村えみ子」、凛々しい感じの「松山明子」、はっちゃけ系な「武田裕香」など、個性豊かな女性陣もいいですね。
ちゃんと皆さまそれっぽい下着をつけておりました。
結局のところはラブラブだったので、できればオチは「朋美さん」に担当してほしかったです。

同じく複数な短編「おすそわけ」は、「藍子」・「紅平」夫婦と、友人「宮崎」の3名。
ソフト調教な漫画ですね。
夫婦生活を見たがった友人「宮崎」に対し、「紅平」はあっさりと許可。
実はそれまでの間もプレイ中であった、「藍子さん」を披露するのでした…。
ずいぶん簡単にOKするなぁ、と思いましたが
そういうことでしたか、ならば納得(笑)
入れるだけですからね、動いちゃだめですよっ
とか言ってましたが、そんな線引きがなんだか面白いです。
軽いラストはああいった流れなので、心地よいものでした
なお、「藍子さん」は裏表紙を担当しております。

蘭子さん・みかちゃん、僧侶「エルフェリア」・淫魔「セルイア」
※左:蘭子さん・みかちゃん、右:僧侶「エルフェリア」・淫魔「セルイア」
 道着好きな方はより良いかもしれません。

続いて、センセ独特な色のある格闘系です。
「合同稽古」、「武道娘のはじける気持ち」という2話は、タイトル異なるものの同キャラの別シチュエーションもの。
まず前者は少林寺部・部長「宗谷蘭子」さんのお話。
部員2名という柔道部と、共同で道場を使用する「蘭子さん」(※こちらは1名のみ)
彼女の提案から、乱捕り稽古をすることとなった柔道部・部長「佐々木流」くん。
ちょっと生意気だった「蘭子さん」がため、勢いそのままえっちしてしまうのでした…。
構える相手に対して、”うまく加減…できっかなー”とか考えている「流くん」
胸のあたりで止まる視線がいい感じ
ただ、それで油断、手を抜くことなく、しっかり彼女を返り討ちにしておりました。
続く後者は、明るく元気な少林寺部の後輩「みか」を追加したWヒロインもの。
先の短編では男2名でしたが、こちらは女性2名に男1名という構成。
途中で肩をはずすシーンがあるんですが…腫れた左肩が痛々しく、なんだか「蘭子さん」が気の毒でした。
そこまでしなくてもいいのではないかなぁ。

可愛い柔道部員「津潟薪(つがた・まき)」ちゃんの「武道娘の負けない気持ち」
先の漫画とよく似たタイトルですが、柔道以外内容はキャラからして別物です。
練習熱心なヒロイン「薪ちゃん」
小さくてなかなか可愛らしく、稽古するうちえっちに流れてしまう主将にも納得。

妹「桃ちゃん」、姉「桜さん」
※おまけ:妹「桃ちゃん」、姉「桜さん」
 こちらはコメディー調で良かったです。…近親なんですが。

桜」、「柳太」、「桃」という姉妹と野郎3名による近親「ももも!」
えー、これは実際に格闘シーンとかありません。
ただし、ヒロイン「桃ちゃん」はどこぞのキャラを連想させるような名前・容姿で、おまけまんがでは”柔道一家”とされていたので、こちらに混ぜてみました。
貧乳な妹「桃ちゃん」と、巨乳な姉「桜さん」というWヒロインです。
仲良し近親えっちをご堪能下さい

原稿時期の古いものが集中していたため、こちらのが絵的に弱いです。
しかし、ここまで挌技を揃えてくる方というのも珍しいですね。
道着えっちはなかなか良く、センセは細かい知識もあるようでしたので、ぜひ自らの売りとしてもらいたいです
頑張って下さい。

剣と魔法のファンタジー短編「Esperienza」
淫魔「セルイア」によって、度々えっちな目にあう僧侶「エルフェリア」
”教会で突然全裸”というイタズラはいいですねー。
それを漫画で見たかったです。
やはりイタズラによって、ヒロイン「エルフェリア」はえっちさせられてしまうんですが…剣魔術士「シーク」が登場して立場逆転となる流れ。
毎度おなじみ「キルタイムコミュニケーション」さんの単行本と違ってハード描写・展開はなく、淫魔「セルイア」も可愛い感じでした。
あちこち優しいですね。

太めの強い線。
どちらかと言うと勢いで押すタイプです。
あっさりとしたキャラ絵で、特に古い原稿はぺたと平ため。
適度な濃淡具合で白比率もありますが、全体はごっちゃり描かれる方でした。
原稿時期の幅がかなり広く、極端な差ではなかったものの古い原稿になると乱れ気味。
(※収録内訳:05年×1、06年×2、07年×2、08年×1、09年×2)
バランスの厳しいコマも散見されます。
キャラ絵などかなり個性があるため、人を選びます
おおむね、↓表紙・裏表紙を参考にして下さい。
(※特に裏表紙のがより白黒絵に近いものでした)

ひでるさん個人的には、概ね想像通りな感じ。
正直なところ、絵柄はあまり合いません。
ただし、漫画が巧いのか、お話がいいのか、すんなりと読めました
これで安定してくれば、お得意の格闘系漫画などが独特の存在感を発揮するかもしれません。

乱れ卍流 (セラフィンコミックス)乱れ卍流 (セラフィンコミックス)
(2009/08/28)
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tag : キルタイムコミュニケーションコメディーファンタジーカチューシャ

■リトル・リトル (ろくこ)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 無声漫画・ケモノ耳
・おまけ: 7、8話は描き下ろし。
・その他: 8話収録(全て表題作・1巻完結)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ろくこ」センセの「リトル・リトル LITTLE・LITTLE」です。

久しぶりに直撃コースで刺さった漫画を紹介します。
今日のひでるさんは、ちとオカシイと思います(←いつも変ですが)
正直なところ色々やり辛いところもありますが、こうした”ちょっと気になるけど買うか迷う漫画”を取り上げるという誓願もあるため、ネタとしました。
実に良い漫画です。
思わず紹介する漫画の順番を変えてしまいました。
ぜひ、ひでるさんと共にあちこちで広めて頂ければと思います。

サンプル1:お嬢さまとキツネ耳少女
※サンプル1:お嬢さまとキツネ耳少女
 だいたいこんな感じの漫画です。

さて、週末の新刊コーナーにて淡い色で、心なしか控えめに積まれていたこちら。
「リトル・リトル LITTLE・LITTLE」ですね。
これは「ろくこ」センセの初単行本…なのかなぁ。
ちょっと調べましたが、よくわかりませんでした。

最近ちらほら見かけることの多い、「コミックエール」のシリーズです。
↓表紙のように可愛らしいヒロインが登場してますが、えっちなのはありません。
普通に一般系。
紹介帯には「キツネっ娘」とかなんとか、”なんちゃら耳なキャラ”を前面したものでしたが、この漫画のポイントはそちらではありません。
(※そうしたキャラがふりふりと可愛らしいのも事実ではありますが)
どちらかと言うと、邪悪なひでるさんが消滅するような、全体のほわわーとした優しい雰囲気を見てみて下さい。

豊かな自然に囲まれた、広いお屋敷にメイドさんと2人っきりで住むお嬢さま。
身体弱く病気がちな彼女は、日々ほとんど独りで過ごしていました。
そんな彼女の元に、ふとキツネ耳少女が出入りするようになりました。
ゆったりとした2人の時間はじわじわと世界を広げてゆき、そして…と、だいたいそんなん。

これは凄い

喋らない(ふきだしほぼない)、擬音だけという独特な世界。
当然、ややこしい説明はありません。
読み進める上で見られる情報だけで問題なく、ほか不足分は想像で補う、みたいな感じです。
…と、これだけならぱ、過去にもちらほらと見かけられますよね。
無声(サイレント)は表現方法の1つですから。

サンプル2:実はいっぱいいる
※サンプル2:実はいっぱいいる
 うわ、増えた!!それぞれ耳の形が異なるところに注目。

さて、なにゆえこの漫画が”凄い”のか
それは、最終話まで読むと判明します。
(※そのため、読む前にペラペラーっとやらない方がいいと思います)
こんなブログでは、あまりにもったいないので書きませんけど…

夜中に思わず「あっ」と声を出してしまう(本当)ほどに衝撃的な作品でした

じわーという感動もあるんですが、それより「なるほどー!」という感覚。
ひでるさん的には、「鳥獣戯画」~「北斎漫画」~「のらくろ」~と続いてきた漫画史に載せてほしいくらいの出来栄えです。
話題になった、という帯の文句も納得。

簡単には、病弱なお嬢さまの成長話。
キツネ耳少女との交流を柔らかなタッチで優しく描いておりました。
ふらふら周囲をうろつくキツネ耳少女は何者なのか?
あれは漫画表現で実際には動物に見えているのではないか、いやいやあれは森の精霊さんなんだよ…みたいな、幻想をぶち壊しにする突っ込み(笑)をすることなく、そのままを感じて下さい

色々と書きたいこともあるんですが、新鮮に読めるようこの程度にとどめておきます。
ちなみに7、8話は描き下ろしのようですが、はっきり言ってここがないままという雑誌連載は片手落ち。
そちらで既に見ているという方は、この漫画の最も良い部分が欠落してます。
やっぱり単行本で一気に読むのに適しているでしょう。

サンプル3:メイドさん
※サンプル3:メイドさん
 この方が非常にイイ味を出していました。

柔らかな線のすっきり絵柄。
濃淡は薄め。
比較的しっかりとした線で構成されている人物絵と、繊細なタッチの背景描写がポイントです。
建物や森の情景は雰囲気たっぷりで、ノスタルジーに溢れてます。
なんだか懐かしい感じがしましたよ。(※同じく田舎ではありますが、故郷の風景とは似ても似つかないですけど)

前述しているように、こちらは何しろ無声漫画。
絵だけで正確に伝える技術が必要とされるんですが、見事にそちらをクリアしておりました
非常に巧い方です。
なお、登場しているキツネ耳少女はたまに突飛な行動を取るので、ちと分かり辛く感じる場面もありましたが、これは読み進めることで何だったか分かるようになっています。
ちょっと覚えておくと良いかもしれません。
可愛らしい絵柄で癖も多少ありますが、極端ではないため幅広く好まれるものだと思います。

全114ページという単行本ですが、内容はそれ以上でした。
ちょっとでも興味あるなら、ぜひ読んでほしい1冊です。
でも、これで次の単行本のハードルは確実に上がっちゃったかなぁ。

リトル・リトル (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ)リトル・リトル (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ)
(2009/09/11)
ろくこ

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tag : サイレントコミックエールノスタルジー

■ラブラブ・らんぶる (はんざきじろう)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ハーレム
・おまけ: 修正あり、描き下ろし「パジャマパーティーおまけシーン」
・その他: カラー(4P)、短編×11(全て同一世界・描き下ろしのぞく)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「はんざきじろう」センセの「ラブラブ・らんぶる」です。

うわ、これも全て同一世界モノなんですね。
↓表紙・裏表紙では絶対に違うと思っていたんですが、良い方面で驚きです。
(※ちなみに…裏表紙のあらすじ部分にはしっかり”全シリーズを収録”って書いてありました)

さて、「はんざきじろう」センセの新刊です。
たぶんひでるさんはこちらが初見。
3冊目「ラブラブ・らんぶる」ですね。
こちらは前述したように全て同一世界のお話。
ストーリーよりえっちに比重があり、好みは分かれるでしょうけれど成年漫画としてはこれも正解
登場で男性は「タクミ」くんだけで、完全なハーレム漫画です。
同級生以外は家庭教師、人妻など年齢高めなのがポイント。
大人気シリーズというのも納得です。

家庭教師「アヤさん」、幼馴染み「マイさん」
※家庭教師「アヤさん」・幼馴染み「マイさん」
 どうしても掲載したかった、眼鏡な「アヤさん」です。こりゃーいー!!

前中後編の3話「うきうきごほうびレッスン」
ぽってり唇がセクシーな「アヤ」さんを家庭教師とする、主人公「タクミ」くん。
最近は幼馴染みの「沖田マイ」さんがいぶかしむほど浮かれていました。
それもその筈、彼は「アヤさん」との間に”成績が良ければご褒美”という約束をしていたのです…。

そもそも、全て物語の発端となっているのがこちら。
ここはよくありがちな、家庭教師からのえっちレッスン、その影響から幼馴染みとのカップル化という漫画でした。
前半の採点シーン~すっとぼける流れはいかにもという感じで、「アヤさん」の素敵さが溢れています。
掴みOKですね。
また、勉強中の「アヤさん」には眼鏡姿もあったんですが、才女然としたそちらもいいですねー
これが、えっち前に外しちゃうんですけど。
そんなんでいて、
タクミくんのためにHな下着してきちゃった
…とか言うあたりが、凶悪な可愛らしさです。
中編ではお風呂えっち。
こちらになると、ほぼ家庭教師という設定は関係ないですね(笑)
後半になって、ようやくメインヒロイン「マイさん」が(まともに)登場。
剣道なんてやっている、ポニーテールと絆創膏が特徴のスポーツ少女。
家がお隣で、2話ラストの描写から気軽にベランダを行き来する仲なので…あんなことが起こるのも当然ですね。
こちらでの「アヤさん」、「マイさん」という2人の言動に注目。
幼馴染みの慣れた部屋ながら緊張する「マイさん」と共に、大人の余裕を見せながらもつい戻ってきてしまう「アヤさん」がまた可愛らしいのです
こっそり下着を確認する「マイさん」の描写もいいですね。

前後編の2話「どきどき初恋ママ」は、そちらから直接続くエピソード。
タイトルはそんなんですが、前編は「タクミくん」と幼馴染み「マイさん」
今までは単なる幼馴染みだったから~というのは、そうでしょうねー。
しかし、むちむちとしたスパッツ姿を目前でふりふり見せられたら、たまらないでしょう。
そんな訳で、彼女の家でえっちに突入する2人なんですが…そこに戻ってきたのが、「マイさん」の母「ユキ」さんなのでした。
この「ユキさん」がまた、「マイさん」をより色っぽくしたような女性(←母子だしねぇ)
直接えっちはないものの、一緒にお風呂という実に羨ましい展開でした。
やたら「ノーメイク」と言っていたのが可笑しいです。
で、ここまではまだ序の口。

藤堂ウララ、原田サヤカ
※藤堂ウララ・原田サヤカ
 ほぼ脱いでるので適当な分かりやすいコマがありませんでした。

2話とおまけシーンの描き下ろしがある、「ぱぱぱぱパジャマパーティー
これに続く漫画も合わせ、単行本でのメインというべきエピソードです。
幼馴染み「マイさん」は友人「原田サヤカ」さん、「藤堂ウララ」さんらとパジャマパーティーをすることとなりました。
さっそく「タクミくん」の部屋でえっちDVDの観賞会をしていると、そこに当人が帰宅。
関係を疑う「原田さん」の挑発に応じてしまった「マイさん」がため、2人の目前でえっちを始め…という、複数に発展する王道展開でした。

なにげに、前話オチからちゃんと続いてます。
「うきうきごほうびレッスン」でもちらりと顔を見せていた、2人の友人。
数少ない貧乳キャラである「藤堂さん」がスタイルから性格まで、やったらキュートなのでした
(※ついでに言えば、下着も可愛らしいの)
”男子に隠れファンが多い”というのも伊達ではありません。
漫画でも突っ込まれていましたが、「タクミくん」も心なしか彼女に御執心でした。
ただ、1つだけ残念だったのが…詳しくは書きませんがラストページの「藤堂さん」
1コマだけで流すには、実に勿体ない絵でした。
あれ見たかったなぁ。
そうした同年代2人と比較すると…「マイさん」はかなり発育良いことが分かります。
剣道なんてやっているのに、あの胸は…母親の血ですかねぇ。

そんな訳で再び登場、「マイさん」の母親「ユキさん」ほか年上グループなお話「ママママMADてぃーぱーてぃー」
近所の奥様「永倉アサミ」さんより、欲求不満の解消について聞かれた「ユキさん」・「シズル」さん。
「マイさん」が忘れた携帯を利用して、まんまと「タクミくん」を誘いだすことに成功。
悩んでいた「アサミさん」の不満解消と共に、自らも楽しむこととしたのでした。

母「ユキさん」、「シズルさん」・「アサミさん」
※母「ユキさん」、「シズルさん」・「アサミさん」
 はっちゃけ人妻です。…っていうか、正式に人妻は「アサミさん」だけなんですが。

こちらは声色にまんまと引っ掛かる(笑)、冒頭の描写が好き。
電話越しでしたし、ぎりぎりわかんないかも。
(※ぶっちゃけ携帯だったので、メールでも確実に引っ掛かったでしょう)
もともとの目的であった、「アサミさん」とのえっちがメインなんですが…。なにげに注目なのが、彼女の母親「ユキさん」
前回登場(↑上参照)の際からこちらでも直接えっちはなく、”やっぱり娘の彼氏だからねぇ”とか思っていたら…最後の最後で……やってしまいました(笑)
マイが出てきたトコ入りたいでしょ~
なーんて言ってましたよ。おいおい。
なお、漫画中には同時進行で「アヤさん」宅へ遊びに行った「マイさん」が描かれており、こちらではゆりゆりとしていました。

ラストの「バイバイごほうびレッスン」は、元に戻って「アヤさん」・「マイさん」との複数です。
言葉良くないですが、”こうした漫画にしてはちゃんとオチまで描かれていた”ので、「タクミくん」らがどういった結末を迎えるのか、ぜひ単行本にてどうぞ。
なお、冒頭にあった「ドキドキごほうびレッスン」はカラー原稿のショート。
家庭教師先の母子とのえっちなんですが…これ、全体の時間的にはもっとも新しい話なんですね。
途中にあった、「ユカ…ホントにママの娘?」という問いが妙に可笑しかったです。
ちなみに、こちらに登場しているツインテールな「ユカちゃん」が貧乳キャラの2人目です。
(※裏表紙、中央2人の右側の娘ね)

丁寧な線のデジタル絵柄。
線はやや太めで、濃淡はやや薄め~適度なくらい。
非常に安定しており、乱れの無い綺麗な作画であるため、ごっちゃりしてもかなり見易いですね。
コマ割りは比較的大きく、迫力があります。
…これは、ヒロインが大人な女性が多いのも影響しているかもしれません。
違和感・分かり辛い個所なども見当たらず、漫画も巧い方でした。
人物絵はリアル寄りで、比較的小さい目とすっとした鼻筋が特徴。
やたらボリュームのあるスタイルです。
(※貧乳もいますが、お腹から腰のあたりがいい感じ(笑))
ふんわりと柔らかそうな肌質を堪能できますよ
↓表紙より裏表紙のが判断には適当かと思います。
カラーも悪くはないですが、やっぱり白黒絵のがいい雰囲気でした。

あるいは、センセのHPには多くサンプルが掲載されていたので、時間ある方は検索してみるといいでしょう。
後で驚くほどそれぞれの関係まで練りこまれていた「侵略的恋愛主義/Dr.P」と違い、えっちシーンに特化したこちらはまた違った良さがありました。
いいですよね、同一世界な単行本って。

ラブラブ・らんぶる

ラブラブ・らんぶる (富士美コミックス)


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■温泉惑星 (高木信孝)

★まんがデーター [8/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 温泉・コメディー
・おまけ: カバー裏に漫画、描き下ろし(?)「アクアの1日」
・その他: 原作「かくばやしつよし」、6話収録(全て表題作・1巻完結)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「高木信孝(たかぎ・のぶゆき)」センセの「温泉惑星 Hot spring planet」です。

なぜだか今回はやたらめったら時間かかりました。
ある程度本文が終えてから、この冒頭部分を書いているんですが…もうすぐ6時間が経過するので、なにげに1日の1/4をこの記事にて消費したこととなるんですね。(※しかも、まだ終わってない)
もう眠いです。
↓続く文面にも、いつもより難儀していた感じが出ているかもしれません。

さて、お名前はよく店頭ほかで見かけている「高木信孝」センセ。
ひでるさんは、こちらの漫画が初見です。
えー、ファンの方には大変申し訳ないんですが、イマイチ絵が肌に合わないんですね。
これまでの漫画は全てスルーしてきましたが、紹介する「温泉惑星」
”毎回が温泉回(サービス)”
…という帯文言にうっかり釣られ、手に取ってしまったのです(笑)
まだ一度もしっかり漫画を見ていなかったこともあり、
「これがいい機会かも」
と、勢いそのままゲットしてきました。

アクア、ルミナ姫
※左:アクア、右:ルミナ姫
 ポニーテールな「アクアさん」掃除の際には水着着用です。

とある恒星系にある、小さな惑星サンタモニカ。
惑星全土が温泉というそちらにて旅館を経営するのは、主人公「アクア」ほか4人姉弟。
宇宙一の温泉となるべく、様々なお客さまを温泉にてもてなすのでした…。
大雑把にはそんな感じ。

異世界の温泉旅館コメディーですね。
ちょろっとした事柄・問題に対して、”温泉の癒しで解決してしまう”ような、ほのぼの系漫画。

舞台は”宇宙の温泉惑星”
異世界モノです。
この設定が、ちらほらと散見されている疑問の回答になっております。
例えば…長女「パール」さん以外は子供みたいな連中ばかりが普通に働いている~というのも、宇宙の温泉旅館(惑星)でカタがつきます。
まぁ、適度な何でもアリ感覚だったので、細かい事はそれとして気にしないのが正しい読み方になるでしょう。

最終話にて殺到する予約対応をしているシーンありましたが、どうやら従業員はその4人だけ。
電話(なぜかアナログな感じ)でいっぱい・いっぱいになっていましたが、このサンタモニカって…温泉はいいとして、料理とか宿泊施設とかは、どうなっているんでしょう。
なお、番外編「アクアの1日」では、他のスタッフがロボットであると描かれていました。
予約受付なんて、それこそロボットに対応させればいいと思うんですけど…まぁ、いいか。
本編ではゲストもあって描かれること少なかったですが、ああした日常風景をしっかり描いても良かったかもしれません

いちおう”宇宙温泉ランキングで1位になる”という野望を持っている主人公「アクアさん」
しかし、言葉とは裏腹に行動はその感覚薄く、2話目では惑星ロサンジェルスのお姫さま「ルミナ」姫を些細なことでひっぱたいておりました。
大人げないなぁ。
日々の生活では姉妹に依存しており、また流行らすための施策に積極的なのも遊びの延長みたいな感覚ですね。
あまり深い考えはないみたい。
とりあえず温泉についてはしっかりと説明できており、パンフレット制作の際には自らダイエットを始めるなど、良い面もありました。
ただ、現実に客が殺到した際には、変な理想論にて自らチャンスを潰しています。
よくありがちな温泉漫画では挽回策となりそうなネタでしたが、漫画では特に経営危機などにはなっていないこともあり、良くも悪くもゆるゆるとした展開
コメディーですからね。
そうした考えを巡らせてしまったひでるさんは、どうやらこの漫画と合わないみたいです。

ほか、まとめ役の「パールさん」はともかく、下の2人は学校へ行っていることもあるのか、意外なほどお話には絡まず、オブジェのようでした。
どっちがどっちだか分かり辛いなー、と思ってましたが、すぐに双子と判明。
どーりで似ている訳だ。
その直後、もう一方が男の子だと知って驚き。
カバーイラストにて、1人だけ端っこにいたのはそんな理由です。
(※男の子「ジェロ」、女の子「アイス」です)
制服(民族衣装?)も良く見たら、1人だけ短パンのようなデザインでした。
各話で登場するゲストが女性ばかりだったので、漫画ではほぼ唯一の男性キャラです。

ニィノさん、ロサさん
※左:ニィノさん、右:ロサさん
 百合漫画色を持ちこむ2人。善悪両面を見せる「ニィノさん」はイイキャラだと思います。

1話目のお客さんは、作曲家「ヨーコ=モルガン」
こちらは作曲で悩んでいた彼女が、温泉に入って閃くという王道展開でした。
仕事があって部屋に閉じ込められていましたが…あんなんで曲作りできないのは当然のことですね。
ただ、逆に考えれば、ああしてストレスを感じていたからこそ、解放後にイメージが膨らんだのかもしれません。

集客のため名物を思案する4話目では飲料メーカーの営業「デイジー=マルティーニ」、パンフレットを作ろうという5話目は写真家「ロサ=リス」
眼鏡のドジっ娘「デイジー」もいいんですが、やっぱり「パールさん」を「子猫チャン」とか呼んでいた「ロサさん」でしょう。
女性ばかりというそのまま、イイ百合傾向でした。

3話目に登場する幼馴染み「ニィノ=ラトキンス」はストレートな黒髪が素敵な、モロ百合キャラです。
しかも、彼女のラトキンスも温泉惑星らしく、実は名前を聞いた「パールさん」が思わずひきつってしまうほどのライバル同士。
「アクアの1日」でのオチ部分、カバー裏漫画など、作品世界を引っかき回す面白い役割ができる方なんですが、本編での登場はそちらだけ。
突っ込み役である「パオパオ」とのコンビも良かっただけ、出番が少ないのは残念
「お父さん達が仲悪い」
という発言あり、察するところ…「アクアさん」らの親もどこかで健在なようでした。
なにやってるんだろ。

2話、最終話で登場していた「ルミナ姫」
お付きの「クレア」さんは…「パールさん」となんらかの関係があるのかな。
こっそり、皇帝陛下(ルミナ姫のお父さんね)が女湯にずかずかと入っていたところに注目。

続いて絵柄について。
冒頭部分で”イマイチ肌に合わない”と書いておりますが、実際見てみて…

やっぱり合いませんでした(笑)

柔らかな線のすっきり絵柄。
あまりコマ内にごちゃごちゃ描くことなく、デジタル処理での濃淡は淡く、色彩としては白・灰色で薄めでした。
これはほのぼのコメディーなお話に合致していたと思います
デフォルメも無理のない感じで可愛らしくまとまっており、こうした漫画は非常に巧い方と言えるでしょう。
舞台が温泉ということで、自然と全裸描写多いのがこちらの特徴。
”毎回サービス”は伊達ではありません。
ただ、その表現としては非常に曖昧なものでした。
たいがい肝心な部分はぼやかされているんですが…コマによっては、うっすらバストトップまで描かれていることもあります。
これがどっちつかずなんですね。
さらに、皆さんあけっぴろげ(※女湯なので)で、センセ独特のふんわりしたキャラ絵もあり、そうしたサービスシーンにはまるでエロス感じられないのがまた問題
どこか爽やかで扇情的ではない裸体絵なのです
人によってはそんなんが逆にいいのかもしれませんが、ひでるさんはえっちなのが好きですね。
皆さまバンバン脱いでくれるんですが、さして喜びはありませんでした。
幅広い輪郭と大きな目が特徴で癖が強く、個性も確立されているため人を選びます。
だいたい↓表紙そのままなので、判断はそちらにてどうぞ。

温泉惑星 (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)温泉惑星 (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
(2009/09/11)
かくばやし つよし高木 信孝

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■ぼいトレ! (PONPON)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき。
・その他: カラー(8P)、短編×10
      (うち「ぼいトレ!」×6、「のーれず」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「PONPON(ぽんぽん?)」センセの「ぼいトレ!」です。

こちら、”日本ツンデレっ娘推進協議会推薦図書”だそうです。
紹介帯の折り返しにそう書いてありましたよー。

さて、そんな推薦図書「ぼいトレ!」は「PONPON」センセの3冊目。
ブログでは初単行本「Start Up!」を紹介しています。
この単行本は…何と言っても表題作「ぼいトレ!」でしょう。
全6話という中編漫画で、こちらが初連載だそうです。
単行本には他の漫画も収録されていましたが、できればこれ1本で単行本まとめてほしかったところ。
後述しますが、収録短編の出来栄えがひでるさん的にイマイチで、また表題作もなんとなーく不完全燃焼という感じだったので、なおさらそんな感覚が強いのでした。

エリちゃん初対面
※エリちゃん初対面
 身長差を見せたかったので、チョイスしました。

出演アニメから、関連商品の売り上げまで好調という人気声優「針美谷エリ(はりみや・えり)」
主人公「木野里志」はそんな彼女のマネージャー採用面接を受けることとなったんですが…目前にいたのは、写真集・PVとは違う、11歳の女の子だったのです。
驚く「里志」に対し、”直接面接”をするという「エリ」は突然服を脱ぎ…と、ごく簡単ですがそんな感じ。

基本的にはロリ・ラブコメという漫画です。
知識のある方は、あちこちに元ネタ(だろうもの)を発見できるでしょう。
そんなんを楽しめるならいいですが、気になる方はやや鼻につくところがあるかもしれません。

読んでいて思い出したのは、名作「キャノン先生トばしすぎ/ゴージャス宝田」でした。
あちらは人気成年漫画家「巨砲キャノン」の正体が、実は若干12才の小学生だった、というもの。
描いているネタがそんなんなため、えっちへの流れも比較的スムーズ。
また連載も長かったことで、ストーリーについても過不足ありませんでした。

こちらの「ぼいトレ!」は、人気声優の正体が若干11才の小学生という設定。
人気が出てしまったため、引っ込みがつかずそのまま黙認しているというのも同じなんですが…やや強引ですか
ネタとしては面白いんですけどねー。

初対面となる1話目「エリちゃん遭遇する」
”中の人の中の人”という一言がなかなか楽しいです。
「エリちゃん」の出番が早過ぎるかなぁ。
バレバレでも、できればもうちょっと焦らしてくれた方が良かったように思います。
とある理由から、直接面接にていきなりえっちとなる2人。
分からんでもないけれど、なんのかんの言いながらも無抵抗な「里志くん」、またその模様を録画しているプロダクション。
違和感あるなー。
みんなこうしたら~
という「エリちゃん」の台詞ありましたが、他にも経験あるってことですよね?
ただでさえ年齢でアウトだと言うのに、影武者を立てているほどの彼女自らそんな表立った行動をしているのは疑問。

人気声優「針美谷エリ」
※人気声優「針美谷エリ」
 お話ほっといても、やっぱり家でのドキドキ・エピソードが欲しいですね。

冒頭にて同居していることが分かる2話目「エリちゃん仕事する」
押し入れに布団が敷いてあるとか、えっちに慣れた幼女との同棲生活など、良さげなネタがコロコロ転がっているんてすが…そんなんはあまり描かれておりません。
おそらくメインヒロインの声を担当しながら、正体を隠すため1人で収録をする彼女。
才能はあるのかもしれませんけれど…わざわざ面倒ですね。
実際に、お話ではそこがネックになっていました。
「里志くん」にだけ心を開いている、というのは常套手段ながらも読みやすくていいんですが、やっぱりそこまでの信頼関係を構築するに至る、もう1エピソードくらい挟んでほしいところでした。

そう、「エリちゃん」はツンデレと言わているキャラ。
推薦図書ですからね。
…なんですけど、読んでいてひでるさんはあまりそれを感じません
それぞれのバランスが悪いためかなぁ。
あるいはストーリーが原因なのか、はたまた「エリちゃん」がえっち好きで積極的過ぎるからか…。
やはりお話の流れを止めても、ゆったりとした2人の日常シーンが必要だったのでは

3話目「エリちゃん目撃する」は、「エリちゃん」の影武者「森衛結衣(もりえ・ゆい)」登場回。
誤魔化しもできるので、普段から2人は同じ行動を取った方がいいように思うんですけれど。
まぁ、そういう指摘はもういいか。
おそらく、日々の行動はかなり制限されている筈で、悩みを抱える彼女。
えっちはいいとして、その後の行動は非常に迂闊なもの
これが4話目「エリちゃん迷走する」以降に繋がり、クライマックスへの布石となっていました。
そんな訳で、詳細はいちおう伏せますね。
あれら言動は計算づくで、密かに秘密をぶっ壊そうとしていた~くらいのインパクトでも面白かったかと。

影武者「森衛結衣」、「神楽坂岬」・「早川由利子」
※影武者「森衛結衣」、「神楽坂岬」・「早川由利子」
 「岬さん」が鍵をかけていなかったのは、かなり不自然だと思います。

うーん、キャラ・設定などが非常に良かっただけ、あちこち残念な出来栄えでした
ストーリーの割には話数・ページ数不足ですかね。
特に後半の熱い展開などは性急過ぎた感じ。
もっとも見たい「エリちゃん」・「里志くん」カップルのやり取りが少なかったのもマイナスでした。

なお、センセのHPには詳しい紹介ページがあります。
分かりやすいので、興味を持った方はそちらもどうぞ。

先輩「神楽坂岬」と「早川由利子」さんのお話「のーれず」
女子校に通う「岬さん」は家柄も良く、成績優秀・容姿端麗という、全校生徒の憧れ。
そんな彼女を慕う1人であった「由利子さん」は、ある日その秘密を知ってしまうのでした…。
こちらはカラー原稿もある2話の連続。
ああした育ち方をしてきたためか、「岬さん」は意外なほどに受け身。
特に2話目では、「由利子さん」にされていましたよ(笑)
漫画ではあくまでも2人をピックアップしていたので描かれていませんが、学校内で「由利子さん」は羨望と嫉妬を一身に受けることとなるでしょう
そっちも見てみたい気が。

ほか、「浩之」くんと友人「貴弘」くんの姉「貴子」さんの「げっふん!乙女ロード」
マニアな「貴子さん」のスイッチオンな描写が可笑しいです。
うん、あんなんですね。
ごめんなさい、お話としては他愛ないもの。
やたら濃い目なアンダーヘアが妙に気になりました。
「100ぱーせんと純愛産」はあまり好きではありません。
出世など出来ないぞ
とか言ってましたが…彼氏、偉そうな事言う前に働け。
食材うんぬんのあたりもバカバカしくて腹が立ちますよ。

強い黒線のばっさりな絵柄。
ベタが濃く、線と擬音文字などが乱れ飛ぶ、こってりな雰囲気です。
メリハリがあまりなく、とにかく全体的に強め。
縦長で鋭角なキャラ絵は勢いがある半面、丁寧さでは欠けています。
個性が確立され、単行本は安定。
かなり癖はあるため、明確に好き・嫌いが分かれるでしょう。
カラーでも大きく変化はないので、だいたい↓表紙での判断で問題ありません。
あるいは紹介帯、余裕あるならばセンセのHP、「コアマガジン」さんのHPがいいと思います。

ちなみに、カバーを外すと妙に硬派な感じになります。(←暑苦しいとも言う)
何らかの事情(笑)でそのまま本棚に置きづらい方は外すのをオススメ。

ぼいトレ! (ホットミルクコミックス 304)ぼいトレ! (ホットミルクコミックス 304)
(2009/09/10)
PONPON

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■I-Girl [アイガアル] (ホリエ)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: 血涙!おまけ4コマ、描き下ろし「ネガティブハッピーライフ その後」
・その他: カラー(4P)、短編×8(※描き下ろし以外)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ホリエ」センセの「I-Girl [アイガアル]」です。

一度紹介しているためブログ記事にはしませんが、2巻が発売された「はだかのくすりゆび/艶々」について少々。
スペースをお借りします。
今回は娘「摩耶さん」がメイン。
ある程度まとまり(良い・悪いは別にして)、これで完結かなぁ、と思ったんですが…まだ続くんですね。
母「翠さん」に慣れが出てきたことで、今回は正直1巻よりも落ち着いちゃった感じ
どう3巻が展開していくのか、楽しみにしております。

優等生「篠宮詠美」、義妹「柴山弥生」
※左:優等生「篠宮詠美」、右:義妹「柴山弥生」
 「弥生ちゃん」は可愛いですね。「卓也くん」があーなるのも、仕方ないかも。

さて、余談はそのくらいで、本日は「ホリエ」センセです。
たぶん2冊目の単行本「I-Girl [アイガアル]」です。
センセの漫画はこちらが初見。
野郎のビジュアルが強めで、ややうっとおしいのが特徴です。
ただ、単に暑苦しいだけでなく、お話に絡んでそれぞれ”熱さ”を見せており、えっちを盛り上げていました。
前半の学生系はそうした熱血ちっくな描写がポイントで読みごたえあり、人妻な短編はほのかに漂うエロスが良い感じでした。

平均よりやや上という、無難な優等生「篠宮詠美」さん。
”私は私が大嫌い”
波風立たないように振る舞い、周囲に迎合してしまう自分を「詠美さん」は嫌っておりました。
そんな彼女が付き合うこととなった「山県」くんは、正反対に素直な一直線タイプ。
自らを無価値だと悩んでいた「詠美さん」は彼の真っ直ぐさがため、ついに気持ちを爆発させて…と、描き下ろしもあるメイン短編「ネガティブハッピーライフ」はだいたいそんな感じ。
↓表紙では外されていましたが、こちらの「詠美さん」は収録で唯一の眼鏡ヒロイン。
髪型もみつ編みで野暮ったく、悩むそのままな感じでした。
一方の彼はやや変質的(笑)で、一見かなーり変でしたが、あちこちの言動はなかなかの好青年。
中盤の言葉はなかなかカッコいいです。モテ台詞ですね
描き下ろしの後日談も相変わらずな感じでした。

義妹「柴山弥生」にベタ惚れな兄「柴山卓也」の短編「LOVELY SISTER」
友人との会話にあった、”兄貴と血が繋がっていない上、一緒に住んでいる”から、「じゃあ毎日やってんだ」という結論は成年漫画してますね。女子なのに…。
あまりに過保護すぎな「卓也くん」に嫌気がさしていた「弥生さん」は、「能登」くんの告白を受け入れてデートすることとなりました。
詳しくは伏せますが、このあたりで垣間見える3者それぞれの心情はいいですねー。
「能登くん」も優しく、読後感の良いお話でした。

ロール髪が嬉しいダンス部・部長「貴法院玲華」の「パッション☆ダンス」
あらゆるダンスに精通している優等生「玲華さん」と、ダンス部の新顧問になった「雄山」の激突えっち話です。
過去の事情もあって、なかなか素直に受け入れられない「玲華さん」
逆に「雄山」を脅すなど、キャラそのままな感じで実にいいんですが…
終わっても構わない、君達の為なら命だって懸けられる
とか言われておりました。
飄々としてましたが、かっこえーですねー
なにげに途中からロリちっくな「伊藤」さんも混ざり、Wヒロインという風情になっていました。
「伊藤さん」のような貧乳キャラもなかなか良かったです。

教師「大崎郁代」、奥様「田中祥子」
※左:教師「大崎郁代」、右:奥様「田中祥子」
 アダルトグループ(笑)です。特に人妻短編の2話は良かったなぁ。

「Baster Complex Lesson」は同じく生徒・教師ネタですが、こちらは先生「大崎郁代」がヒロイン側。
傷ついた生徒「品川逸郎」のため、「郁代さん」が身体を張るという王道展開でした。

「嫁ぎ先に間々ある風景」、「借りてきた種馬」という2話は人妻系短編です。
「ホリエ」センセの描かれる人妻は派手さないものの、奥ゆかしい美人という感じで良いと思います。
前者「嫁ぎ先に間々ある風景」は奥様「田中祥子」とその義父。
簡単には、エロ老人話です
前半のパンチラ視線(※きっちり「祥子さん」も気付いていた)から、介護にかこつけて色々と触るのがえろい。
真剣に介護を頑張っている方には大変申し訳ないですが、憧れなシチュエーションですよ。
いつまでも、男子はかくありたいものですね(笑)
どーでもいいですが、お義父さん全然元気じゃない。
世話必要ないでしょ。
後者「借りてきた種馬」は戦後財を築いた老人「衛藤君信」の夫人「衛藤沙也香」さんのお話。
かなりの年齢差がある「沙也香さん」は唯一の縁者であり、全ての財産を受け継ぐということから、金目当てだと噂されておりました。
そんな彼女から、それとなく誘われた庭師は…という流れ。
これまたえっちで、かつ非常に良いエピソード
清楚な「沙也香さん」から誘われる展開が実にいいんですが、何よりも意識ないくらいの主人と語らう彼女、そしてその後の庭師さん
ここが秀逸
なんというか、ココロ掻きむしられるような、もどかしい感覚ですね。
彼がやや乱暴になってしまうのも、無理からぬところでした。

副主将「間宮玲子」、上司「斉藤さん」
※左:副主将「間宮玲子」、右:上司「斉藤さん」
 裏表紙落選の2人です。もともと高いレベルなので、さほど気にならないとは思いますが。

収録はほぼ最近の漫画でしたが、「黒帯伝説」は05年、「斉藤さんのアフター5」は06年という2話だけ古い原稿。
前者「黒帯伝説」は空手部の副主将「間宮玲子」、主将「周健一」カップルのコメディー漫画。
収録では最もはっちゃけ感があり、なんとなく全体をかき回してしまったような印象です。
ヒロイン「玲子ちゃん」はコロコロと表情を変える、アクティブで楽しい娘でした。
後者「斉藤さんのアフター5」はよくある女性上司とのカップル漫画。
美人ながら”仕事の鬼”と揶揄される「斉藤」さん。
その直属の部下「原泰等」くんはダメ社員と評判で、今日も厳しい叱責を受けていたのです。
しかし、実は2人は恋人同士であり、帰りの電車内にて…と、そんな感じ。
公私混同せずに厳しくダメ出しをするのはいい。
…ですが、「お茶汲みからやり直した方が~」は感情的な台詞で余計ですね。
お茶汲みで仕事ができるようになるなら、バンバンお茶汲みますってば。
そうした厳しい上司ですが、私生活では「原泰くん」にかなり依存しておりました。
えっちでめろめろにされてしまう様をご堪能下さい。
スーツ姿の女性は素敵ですね。

乱れることない、強い線の絵柄。
適度な濃淡でクドクドしさなく、比較的ページは賑やかでしたが画面は荒れていません。
なんというか…綺麗に整然としている印象です。
絵には多少センセの独特なバランス感覚が見えますが、大崩れなく巧さのあるもの。
キャラ絵はリアル寄りながらこってり感なく、これまた適度に漫画っぽいものでした。
色気と可愛らしさがあり、成年漫画の人物絵としては広範囲に好まれるものでしょう。
カラーよりも白黒絵のが味あって良いので、判断は裏表紙が最適です。
単行本「ティーアイネット」さんなので、裏表紙には漫画カットがあるんですねー。
これがキャラの名前まで書かれているので、ブログにも優しいのですよ。
(※ちなみに、古い原稿と前述した2話のヒロインはちゃっかり含まれていません。なんかずるー)

そのカバー裏なんですが、カット横の絵には吹き出しがあったので、何だろなぁと思ったら…。
これが単にカラー原稿の使い回し。
別に悪くはないと思いますが、できれば何か描いてほしいところでした。

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tag : ラブコメコメディーパンチラティーアイネット

■しょがくせ (ハッチ)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: あとがき・作品解説・涙の実話4コマ漫画、
      加筆修正あり。
・その他: 短編×8(うち「転校生は○○だった」×3)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ハッチ」センセの「しょがくせ」です。

紹介帯に書かれていた文言、
~本物はこれが最後…かもしれない。
…が、なかなか冗談でなさそうな昨今。
そんな文と共に発売された単行本は、「ハッチ」センセのロリ系「しょがくせ」です。

温子ちゃん
※温子ちゃん
 センセの眼鏡ヒロインには力があります。

こちらが5冊目の単行本。
たぶん…センセの漫画は、「オアシス」を読んだような記憶があります。
あいまい。
「しょがくせ」の構成としては、メインとなる3話連続と短編漫画。
ヒロインは最も幼そうな「のりちゃん」も含め、だいたいタイトルくらいな感覚です。
個性のある絵柄もそうですが、センセの魅力はやっぱりお話。
単純ではないストーリーに目を見開くこととなるかもしれません
絵が肌に合うなら、オススメな漫画集です。

収録で最もお気に入りは…メイン中編ではなく、短編「腐の遺伝子」
その容姿から、教師という職業まで父と同じであった主人公。
父親の死後、身辺整理をしているうちに金庫を発見しました。
亡くなる直前に預かっていた鍵で扉は開いたんですが…その中にあったのは、大量のビデオテープだったのです。

このお話はスゴイ! えぐい!

映像には教え子「浅田美保」さんとの行為が延々と記録されていたんですね。
彼女の幼い頃から結婚後、そして撮影者である父が亡くなる直前までの姿が。
成長と共にプレイは変化しており、なんと主人公の姿も映し出され…。
そうでしたかぁー。
実に衝撃度のある秀作でした
ぜひ、色々な方に読んでもらいたい1話ですね。
ちょっとした謎解き(…というほどのものでもないですが)も含め、2時間くらいの映画にしたいですよ
ひでるさん的にやたらインパクトが強く、この1話だけで↑上の評価に大きく影響してます

単行本のメイン「転校生は○○だった」は3話の連続ストーリー。
転校してきた寿司屋の跡取り「柴田ヒロユキ」
敵意剥き出しで喧嘩強く、ほとんどのクラスメイトが敬遠しておりました。
えろ本をネタに仲良くなった「広橋亮」は相談を持ちかけられるんですが…と、だいたいそんなお話。

浅田美保、柴田ヒロユキ
※左:浅田美保、右:柴田ヒロユキ
 やっぱり「美保さん」ですねー。この漫画は凄かった。

収録では唯一の連続話なんですが…↓表紙ではないのね(笑)
絵的に仕方ないか。
「ヒロユキ」は実は女の子なんですが、家庭の事情などもあってそれに気付いていないという設定
まぁ、「亮くん」とえろ本を切っ掛けに親しくなっているくらいですから、普通はさすがに気付くものだと思います。
いかにモザイク処理されているとはいえ。
しかし、それを突っ込むのは野暮ですかね。
しっかり女の子だと認識した「亮くん」は言葉巧みに、えっちまで持ちこんでおりました。
さすがに何が起こっているのか分かりそうなもんですけど…いいか。
よく理解していないため、”親友”という言葉に反応してしまう様が可愛らしいです
続く2話目では学校でもシテいました。
この頃になるとお互い感情が入ってくるため、微妙な空気が流れるのがいいですね。
お泊まりの描写があり、お風呂場ほかあちこちでえっちしています。
後半ではとある事情から「ヒロユキ」は真実を知るんですが…その後どうなるかは秘密。
かなりメロメロではあったものの、育ち方がためか愛情表現が屈折しているのはリアルな気もします。
もう数年したら、少なくとも容姿については女の子っぽくなっているでしょう。
(※同性にモテそうです。興味もあるようなので、今後のライバルになりそうなのは女の子かな)
ぜひ後日談が見たいですよ。
かなり無理も感じましたが、勢いもあって楽しく読める漫画でした。

ちょっと変化球な短編「嘘吐きぃ」
兄「竜也」くんと関係してしまっている、妹「今日子」ちゃん。
ある日、同僚「小野」との飲み会で潰れた「竜也くん」は彼に家まで送ってもらったのです。
ソファーへ寝かせてようやくひと段落ついた時、
聞いたよ兄妹2人で暮らしてて、肉体関係もあるんだってね
…不意にそんな言葉を耳元に囁かれてしまうのでした。
だいたいそんな流れ。
連続話の1エピソードみたいな感覚。
漫画中には近親関係あるんですが、お話にそちらは描かれておりません。
(※数コマだけありましたが)
おそらく安定していただろう禁断の関係について、弱味によって揺さぶられてしまう「今日子ちゃん」なのでした。
普通なら…お兄ちゃんを信じている彼女ですから、不安あっても他人の言葉にそう簡単には惑わされないもの。
ましてや、えっちな展開にまでは発展しないでしょう。
それを崩した一言、そうしたお話運びが秀逸なのです
なるほど!
タイトルもしっかり生きた短編ストーリーで、非常にまとまりの良い作品でした。

今日子ちゃん、ジュンちゃん
※左:今日子ちゃん、右:ジュンちゃん
 容姿的には「今日子ちゃん」が単純に可愛いです。

なかなか重たい短編「相合傘」、「雪解」の2話。
どちらもどすーんとした黒さのあるオチがため、なかなか読後感が悪いです。
そうした苦味がポイントでしょう。
クラスメイト「遠藤」との相合傘をいたずら書きされた「ジュン」ちゃん。
友人「ぎゅん」ちゃんからしつこく追及を受けましたが、実際のところ気になっている人が他にいたのです。
ベランダで会ってからよく話すようになっていた隣に住む「へレス」
ある日、彼のえっちを目撃してしまった「ジュンちゃん」は、興味を持たされてしまい…という前者「相合傘」
ベランダでの壁越し逢瀬がえっちでいいですねー。
途中の触るシーンに、1コマ変な絵がありましたけれど。
じわじわと調教ちっくに事が進んでおり、またベランダ越しに彼の部屋へ行く(※命綱つけてた)など別の緊張感も手伝って、ようやくしっかりと触れ合ったえっちシーンは盛り上がっていました。
…が。
まさか、あーんな事になるとは予想外
そっちかー!!
後者「雪解」は、雰囲気などだいたい分かったつもりですが、いまいちピンとはきませんでした。
精一杯の自己主張と若さ故の反抗、みたいな感じで読みましたが、それで合っているのかな。
多少異なっても、現実に「温子」ちゃんと似たような立場の娘はいると思います(※えっちなのは当然抜きにして)
広いおでこと眼鏡で知的な雰囲気のある彼女をご堪能下さい。
(実は前単行本「comic ped.」表紙の女の子)
前半にあった3名との複数えっちより、後半のがイヤーな感じなのですよ。

しっかりと乱れない線の絵柄。
濃淡は適度なくらいで、ページの埋め方もそんな感じ。
丁寧でまとまり良く、見易い仕上がりです。
成年漫画としてはこざっぱり感が強く、なんとなく一般系みたいな感覚でした。
逆に言うと、高いレベルにて安定した作画
たまーに崩れ気味な気になるコマはあったものの、概ね良好です。
ただし、やや平面的で癖が強いため、人を選びます
特にヒロインは”可愛い”という一言で表現し辛い感じでした。
ある意味そこがリアルになんですけど、好き嫌いは分かれるだろうなぁ。
なんだか色々と妄想できそう(笑)な↓表紙より、裏表紙のが判断に適していると思います。

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■秘密の性癖-佐倉小枝短編集- (佐倉小枝)

★まんがデーター [4/15]
・絵   :■□□□□
・話   :■□□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : ラブコメ・ビジネス
・おまけ: あとがき、描き下ろし「泣かない女」
・その他: 短編×10。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「佐倉小枝(さくら・さえ)」センセの「秘密の性癖  -佐倉小枝短編集-」です。

通算8冊目くらいの単行本という「佐倉小枝」センセ。
「羊子」という別名もあり、そちらでも単行本がありました。
活動長い方でしたが、ひでるさんはこちらが初見です。

柚木さん、森田先生
※左:柚木さん、右:森田先生
 服の感じもあまり良くありません。

さて、「秘密の性癖  -佐倉小枝短編集-」は一般のえっち系短編集。
軽いラブコメちっくなエピソードで、ほぼビジネス系な舞台設定です。

これが…絵・お話のどちらも、まったく合いませんでした

どうにも評価できないため、心地よい文言は並ばないでしょう。
これ以降に正直な感想を書かせて頂きますので、得意でない方はご遠慮ください。
センセ、およびファンの方、ごめんなさい。


 ・
 ・
 ・

宜しいですか?
ストーリーは…まぁ、一般えっちにありがちなもの。
突飛な展開がちらほら気になるんですが、こちらは後述します。
とりあえず、目につきやすい絵の話題から。

ゆるい線の絵柄で、濃淡は適度なくらい。
あまりごちゃごちゃとは描かれないため、全体ではあっさりです。
巻末にあった初出を見たところ、”収録は03年から08年まで”と、かなりの期間がありました
(※08年が3話、それ以外は06年より前。どの短編がいつかは書かれていません)
5年もあれば、絵は変わって当然のこと。
ただし、それを考慮しても…オススメどころがありません
当然ながら不安定ですし、えっちを売りとした漫画にしてはあちこち厳しいです。
よく描かれているコマもあるんですね。
ただ、ほとんどが力抜かれたような感じでした。
ぺたと平たい絵です。
構図やバランスが悪いことも多く、それがお話にまで影響していることもありました
何よりも気になったのが、たまに描かれていた棒人間のような絵。
多くはないものの、これにはげんなり。
特に短編「スイートルーム」のそれは相当に酷いですね
読む気力を失わされます。
判断については、そのまま↓表紙で問題ありません。
服のしわとか質感をそのままよく見てみて下さい。

続いて各話について。
「泣く女」は描き下ろしの後日談「泣かない女」といちおうの連続エピソード。
デキると噂のある、研究室の「柚木」さん。
そんな彼女が泣いていた場面を目撃していた主人公「小山」くんは、同僚らとの話もあって本人に直接確かめてみるのでした…。
仕事ができる、イコール恋愛も万全という冒頭の図式が疑問。
意外だとは思いますけどねー。
事実について聞かれた「柚木さん」の返事はイメージそのまま余裕もある素敵なものでしたけれど、さして関係なかった「小山くん」の行動はちょっと変。
ただ、描き下ろし部分は4ページのショートでしたが、短編あってオチがよく決まっておりました。
こちらは良かったです。

春子さん、菜津さん
※左:春子さん、右:菜津さん
 お2人ともえっちアピールな感じなんですよねー

「先生のオシゴト」は元担任「森田」さんと警備員となっていた教え子「八木」くんのカップル。
こちらの「森田先生」は本人も気にしていたそのまま、幼い雰囲気が可愛いですね。
今Hな想像しなかった?
とか、ストレートに聞いてくるあたりもそんな感じでした。
元々の教師・生徒という関係から8年も経過して立場も変化しており、”どちらが主導権を握るか”みたいな緊張感ある関係が良かったです。
がしかし…えっち突入前のコマは明らかに誤魔化してましたね
アレではだめ。

甘いラブコメ話「デキる女はいい女」
転勤を切っ掛けに別れていた元カノ「藤本」さん。
3年ぶりに再会した彼女は開発主任まで出世しており、「芳野」くんとしては立つ瀬がないのでした…。
これはちょっといいお話ですかね。
ただ、彼女のが上役(※しかも途中から抜かれている)というカップルなので、仕事面では今後2人の関係を微妙なものにするかと思われます。
またどれだけ彼が稼いでいるのか知りませんけど、実際収入まで考えると…どうでしょうね。
辞めるべきはどっち?
そんな訳で、やたら男性側に都合よく見えました。

キャビンアテンダントの「空の旅をいかが?」、ウェイトレスの「美味しいのがお好き」
これらは、何の前置きもなく「特別なサービス」を受けるというお話群でした。
特にウェイトレスさんは、店内にお客さんいなかったとはいえ、営業時間中に店内でえっちしていました。
こんなんあり得ないだろうなぁ。
現代ファンタジーですね。

眼鏡で真面目そうな雰囲気だった「二宮」さん。
そんな彼女が社内でえっちしているところを目撃してしまった「森」くんは、どうにも気になって彼女を屋上まで呼び出すのでした。
そんな短編「WORKING GAME」
こちらの彼女は、”ただ時々何となく…”という、えっちに流される女性な設定。
わざわざ屋上まで呼び出されているのに、「優しいです」は違うのではないかなぁ。
事実を確認する気満々ですよね?
(※当然、下心もありありでしょう)
とってつけたようなラブ描写も、行動がハチャメチャに感じるだけで、よく分かりませんよ。

「スイートルーム」はホテル・フロントの「日吉春子」さん。
こちらもまた相当に強引な展開ですね。
新人時代に1回会っただけの客を明確に覚えているのはいいとして、わざわざ使用されている部屋でしていた彼女はかなり異常に見えました。
実はそれを期待していたえっち女性という方が、説明としては分かりやすい気がします。
えっち最中に内線かかってくるという盛り上がるシチュエーションもあったんですが、ごくあっさり処理されていました。

ワゴンでアイス販売をする「鈴原菜津」さんの「ナツのお楽しみ♪」、部屋を片付けにきた何でもサービス「宮川」さんの「片付けタイム」も同様。
前者「ナツのお楽しみ♪」は見知らぬ男の部屋までアイスを届けるのはいいとして、上がってアイスを食べている彼女。
まぁ、よほど好みと合致したんだろうなぁ。
パンチラをアピールしているような座り方でしたからねー。
えっちに至る切っ掛けは、アイスが胸元に落ちたところなんですが…これが位置的に不自然
こうした細かい部分が非常に雑なんです
なお、褐色肌は扉絵だけでしたので、お好きな方は残念。
後者「片付けタイム」に至っては、片付け後に興奮してしまう性癖。
普段は冷静沈着っぽい彼女が途端にそーなってしまうのは可愛いんですけれど、お茶まで付き合った理由は、納得できるようなものでありません。
センセの漫画は、こうした無理矢理感があります。
それにジェットコースターな勢い(※「唯登詩樹」センセ)ある訳でなく、コメディーまでに昇華されている訳でもなく。
いかに短編とはいえ、お話を陳腐なのものにしている原因だと思いました
これが改まらない限り、良いものにはならないでしょう。

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