■TSF物語 (新堂エル)
★まんがデーター [13/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]性別反転・複数
・おまけ: カパー裏にお疲れさま漫画、加筆修正あり、
描き下ろし「TSF物語<Takumi&Ryo>」・「TSF物語<Forever>」
・その他: カラー(6P)、短編×8(うち「TSF物語」×6)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「新堂エル(しんどう・える)」センセの「TSF物語」です。
紹介帯にあった、
「帯を外して」
…につられてみたら、ちょっと驚いたひでるさんです。
さて、そんな訳で本日の「新堂エル」センセ。
外人さんなんだって。
ニューヨーク生まれのアメリカ人、とか書いてありました。
うっそー。
こうした漫画がお好きで、日本でデビューしたんだとか。
なんだか…想像を飛び越えた話で、ぽかんとしてしまいました。
成年漫画も国際化な時代なのかなー。
そしたら今回の表題「TSF物語」の”TSF”も、それっぽい単語が並んでいるんだろうなぁ…って思いきや。
「Takumi ga Seitenkan shite Fuck sare makuru」
…だって。
この感覚はまた逆に凄いですね。
(※実際は「Trans Sexual Fantasy(Fiction)」などになるみたい。カバー裏参照のこと)
2冊目の単行本で、ひでるさんはこちらが初見。
表題の連続中編をメインに、短編を加えた構成になっていました。
短編は2話ほどあったんですが、そんなん不要かなーって感じるほど、メインの中編がインパクト強かったです。
凄まじいですね。
※序盤の「武蔵野タクミ」
左は挨拶直後です。そのため、まだズボン姿になっています。
そんな訳で、描き下ろしを含めて全6話という表題中編「TSF物語」から。
主人公「武蔵野タクミ」は平凡な男子学生。
しかし、体中に転移していた癌によって、突然倒れてしまったのです。
もはや担当医師もさじを投げるほどの状態でしたが、訪ねてきた製薬会社の女性は、
「完治する見込みもある」
そう行って、実験的な治療法を持ちかけてきたのでした。
絶望していた「タクミ」は話もそこそこに同意書へサインをし、治療を受け、実際に完治に至ったんですが…その副作用によって、女の子になってしまったのです。
だいたいそんなお話。
性転換、性別反転なお話ですね。
一般系は置いといて、成年漫画では「CHANGE!!/柚木N’」、「女の子?/OKAWARI」などもありましたが、やっぱり思い出すのはそんなん得意(たぶん)な「DISTANCE」センセですね。
「ミカエル計画」は面白かったなぁ。
だいたいのセオリーは、女の子の快楽に溺れてえっちを重ねていってしまうパターン。
こちらもセオリー通りではありました。
…が。
その堕ちっぷりがハンパではありません。
もういいよ、ってな感じでお腹いっぱいになっていたため、あーしたラストは心地良いものでした。
女性となったまま、いきなりクラス復帰する「タクミさん」
クラスの反応から察するに、変わったのは性別のほか容姿にも至っているようで、ほぼ別人という反応。
幸せな事に可愛らしい容姿で、群がる男子に胸を触らせたりしていました。
ちらほら意見している娘はいましたが、あーした事に対して女子はもっと嫌悪感を持つのではないかなぁ。
学園のアイドル的な存在であった「曽我原杏里」さんが服の買い物に付き合うなど世話を焼いていましたが、そーした反応のが自然に思います。
(※ちなみに「杏里さん」は別クラスです)
なお、この漫画は成年系らしく、えっちに特化しています。
そのため、スカートとか女性モノの下着も、特に抵抗なく普通に着ていました。
また、いきなり女性になってどうのこうの~という葛藤などはイベントとしてなく、さらりと流しています。
よく見られる、自分の身体とか反応を確認してみよう!、みたいな描写もありません。
ちょと残念ね。
(※モノローグに「途中で怖くなってやめた」とは書かれていました)
ただ、そうした変化をしっかり確認していなかったがためか、大変な事になっていくのです。
1話は、まだ男の子の感覚が強かった「タクミさん」
友人に対して過去の関係そのままに接しているんですが、囲む男子らは…もう過去の彼とは見てないんですね。
がっちりエロい考えしかなかったのでした。
流れのまま咥えさせられたりもしております。
あの行為は…元男性と考えるとしんどいなぁ。
こちらのメインは、親友「遼」くん。
こっちはこっちで、なかなか複雑な感じ。
分かるような、分からんような。
何にせよ、えっちを済ませてしまったことで、もともとユルそうな歯止めが利かなくなってしまうのでした。
※曽我原杏里
アイドルを冠としているだけあって、可愛らしい方です。
電車での痴漢描写がスゴい2話目。
一緒に乗っていた「杏里さん」を助けた「タクミさん」がその代わりになってしまう流れ。
考えとは裏腹に、抵抗できないのでした。
あれは女の子っぽいですね。
成すがままになる「タクミさん」は、こちらでかなーり濃厚なえっちをされています。
これはエロい。
しかし、周囲は気付かないもんかなぁ。
…というか、「杏里さん」気付いてあげて下さい。
なお、こちらのオチはストーリーに関わる重要なものです。
覚えておきましょう。
続く描き下ろしの1つめ「TSF物語<Takumi&Ryo>」は、その直後の学校描写。
「遼くん」との2回目えっちが描かれおりました。
漫画ラストへ繋がる前エピソードとして、コレはあって良かったですね。
収録の中では愛ある感じよ。
「タクミさん」のブルマ姿に注目下さい。
定期健診にて、”全身が性感帯になっているのだ”とか言われていた3話目。
いまだ男子らと普通に接している「タクミさん」
「未だに女子トイレには入り辛い」
…とか言っていたものの、男子トイレで立ち小便というのはエグい。
そりゃ、あーなって当然。
ここからが「新堂エル」センセの真骨頂。
学校内でのえっちほか、毎朝の電車で関係していたおっちゃんに連れられ、温泉旅行での集団プレイなどにも発展していました。
見事な転落っぷりです。
特に映研・ロボ研も参加している、3カ月後という学校描写は相当なもの。
うーん、彼は意思が弱いのではないかなぁ。
事態を止めてくれそうなお助けキャラ、「杏里さん」は入院中で、「遼くん」は…特に関わっていなかったみたいでした。
歯止めがききません。
カラー原稿からの最終話。
お金を稼ぎつつ、快楽も得るという手段を取りはじめた「タクミさん」は家出中でした。
「ご両親はあなたの判断に任せるといって」
冒頭にそんな台詞があったものの、漫画に両親は登場しておりません。
だいたい家庭内の描写もまるでなかったですね。
確かに気軽に話せる事態ではなかったでしょうが、車内えっちの場面とか、漫画喫茶を拠点にしている様は重たいです。
もうどうするんだよー、という状態での展開は、なんだかこっちがひと安心(笑)
ラストも良かったです。
もう1つの描き下ろし「TSF物語<Forever>」は後日談でした。
ちょっぴりラブい感じで素敵。
まぁ、何はともあれお疲れさまです。
一気に読むと、こちらがなんらか消耗しているような感覚がありましたよ。
※中盤の「武蔵野タクミ」
すっかり女の子になってる「タクミさん」でした。ブルマがえろいです。
ほか、短編「エロは文学!~晒し愛外伝~」は映研「三谷杏奈」さん。
サブタイトルにもあるように、前巻「晒し愛」に繋がっているようなので、そっちを読んでいる方はちらほら顔を見せていたキャラにうはうはすることでしょう。
なお、こちらのヒロイン「杏奈さん」は、ちちりと「TSF物語」にも顔を見せていました。
こちらも複数えっちですね。
小さい頃の「杏奈さん」が可愛いです。
もう1つの短編「一人ナベ×二人ナベ」
雪が降る夜に鍋はいいんですが…なにゆえ入口を全開にしているのか、非常に疑問。
寒いってば。
素朴な容姿のヒロイン「犬井美羽」さん。
そうした雰囲気とは裏腹に、えっちシーンではやたら乱れていましたが、その理由もキチンと描かれていました。
後半の鍋とか、もしコレが普通の漫画に混じっていたら目立つと思います。
しかし、他のエピソードが強烈なだけ、なんだか純粋ないい話ちっくにスルリと頭に入ってきましたね。
変な感じですけど(笑)
強い線と濃淡の絵柄。
ページ全体を使用した、ごっちゃり描かれる方です。
複数が多いとか、特殊なプレイなども手伝って、かなりのこってり具合でした。
そうハードではないと思いますが…とかく迫力ある表現なんですね。
ここが人を選ぶポイントだと思います。
大きく目立つ乱れ・崩れはなく、作画は安定していました。
描き下ろし原稿のが、やっぱり洗練されてスッキリしてたかな。
あちこちのバランスは良く、各コマでの差も目立ちません。
あ、モノローグが多いかなーって感じました。
そうした表現が効果的なこともあるんですが、やや気になりますね。
↓表紙のカラー絵より濃く、個性も強めなので、裏表紙のカット絵などをよくよく確認下さい。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 強い癖で人は選ぶでしょうけど、良いと思います。
・話5: もの凄く引っ張られる漫画でした。こんなんもアリかと。
・独4: 細かいコトは置いといて、とにかくえっちなのですよ。
合計:[12/15]
ちなみに。
こちらを購入した際、店員さんが袋に”なにやら大きいモノ”をいれていたんですね。
なんだろうなー、って確認してみたら、これがなんとトイレットペーパー。
※こんなん
その表面にはイラストが描かれており……あ、ああ、そう言う感じにしたいんだ。
なるへそー。
どうやら初回限定でつくようなので、気になる方は書店まで急げ!
(※ネットでちゃんと確認したほうが無難かも)
友人宅へ遊びに行った際など、こっそり入れ替えておくと楽しそうね。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]性別反転・複数
・おまけ: カパー裏にお疲れさま漫画、加筆修正あり、
描き下ろし「TSF物語<Takumi&Ryo>」・「TSF物語<Forever>」
・その他: カラー(6P)、短編×8(うち「TSF物語」×6)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「新堂エル(しんどう・える)」センセの「TSF物語」です。
紹介帯にあった、
「帯を外して」
…につられてみたら、ちょっと驚いたひでるさんです。
さて、そんな訳で本日の「新堂エル」センセ。
外人さんなんだって。
ニューヨーク生まれのアメリカ人、とか書いてありました。
うっそー。
こうした漫画がお好きで、日本でデビューしたんだとか。
なんだか…想像を飛び越えた話で、ぽかんとしてしまいました。
成年漫画も国際化な時代なのかなー。
そしたら今回の表題「TSF物語」の”TSF”も、それっぽい単語が並んでいるんだろうなぁ…って思いきや。
「Takumi ga Seitenkan shite Fuck sare makuru」
…だって。
この感覚はまた逆に凄いですね。
(※実際は「Trans Sexual Fantasy(Fiction)」などになるみたい。カバー裏参照のこと)
2冊目の単行本で、ひでるさんはこちらが初見。
表題の連続中編をメインに、短編を加えた構成になっていました。
短編は2話ほどあったんですが、そんなん不要かなーって感じるほど、メインの中編がインパクト強かったです。
凄まじいですね。
※序盤の「武蔵野タクミ」
左は挨拶直後です。そのため、まだズボン姿になっています。
そんな訳で、描き下ろしを含めて全6話という表題中編「TSF物語」から。
主人公「武蔵野タクミ」は平凡な男子学生。
しかし、体中に転移していた癌によって、突然倒れてしまったのです。
もはや担当医師もさじを投げるほどの状態でしたが、訪ねてきた製薬会社の女性は、
「完治する見込みもある」
そう行って、実験的な治療法を持ちかけてきたのでした。
絶望していた「タクミ」は話もそこそこに同意書へサインをし、治療を受け、実際に完治に至ったんですが…その副作用によって、女の子になってしまったのです。
だいたいそんなお話。
性転換、性別反転なお話ですね。
一般系は置いといて、成年漫画では「CHANGE!!/柚木N’」、「女の子?/OKAWARI」などもありましたが、やっぱり思い出すのはそんなん得意(たぶん)な「DISTANCE」センセですね。
「ミカエル計画」は面白かったなぁ。
だいたいのセオリーは、女の子の快楽に溺れてえっちを重ねていってしまうパターン。
こちらもセオリー通りではありました。
…が。
その堕ちっぷりがハンパではありません。
もういいよ、ってな感じでお腹いっぱいになっていたため、あーしたラストは心地良いものでした。
女性となったまま、いきなりクラス復帰する「タクミさん」
クラスの反応から察するに、変わったのは性別のほか容姿にも至っているようで、ほぼ別人という反応。
幸せな事に可愛らしい容姿で、群がる男子に胸を触らせたりしていました。
ちらほら意見している娘はいましたが、あーした事に対して女子はもっと嫌悪感を持つのではないかなぁ。
学園のアイドル的な存在であった「曽我原杏里」さんが服の買い物に付き合うなど世話を焼いていましたが、そーした反応のが自然に思います。
(※ちなみに「杏里さん」は別クラスです)
なお、この漫画は成年系らしく、えっちに特化しています。
そのため、スカートとか女性モノの下着も、特に抵抗なく普通に着ていました。
また、いきなり女性になってどうのこうの~という葛藤などはイベントとしてなく、さらりと流しています。
よく見られる、自分の身体とか反応を確認してみよう!、みたいな描写もありません。
ちょと残念ね。
(※モノローグに「途中で怖くなってやめた」とは書かれていました)
ただ、そうした変化をしっかり確認していなかったがためか、大変な事になっていくのです。
1話は、まだ男の子の感覚が強かった「タクミさん」
友人に対して過去の関係そのままに接しているんですが、囲む男子らは…もう過去の彼とは見てないんですね。
がっちりエロい考えしかなかったのでした。
流れのまま咥えさせられたりもしております。
あの行為は…元男性と考えるとしんどいなぁ。
こちらのメインは、親友「遼」くん。
こっちはこっちで、なかなか複雑な感じ。
分かるような、分からんような。
何にせよ、えっちを済ませてしまったことで、もともとユルそうな歯止めが利かなくなってしまうのでした。
※曽我原杏里
アイドルを冠としているだけあって、可愛らしい方です。
電車での痴漢描写がスゴい2話目。
一緒に乗っていた「杏里さん」を助けた「タクミさん」がその代わりになってしまう流れ。
考えとは裏腹に、抵抗できないのでした。
あれは女の子っぽいですね。
成すがままになる「タクミさん」は、こちらでかなーり濃厚なえっちをされています。
これはエロい。
しかし、周囲は気付かないもんかなぁ。
…というか、「杏里さん」気付いてあげて下さい。
なお、こちらのオチはストーリーに関わる重要なものです。
覚えておきましょう。
続く描き下ろしの1つめ「TSF物語<Takumi&Ryo>」は、その直後の学校描写。
「遼くん」との2回目えっちが描かれおりました。
漫画ラストへ繋がる前エピソードとして、コレはあって良かったですね。
収録の中では愛ある感じよ。
「タクミさん」のブルマ姿に注目下さい。
定期健診にて、”全身が性感帯になっているのだ”とか言われていた3話目。
いまだ男子らと普通に接している「タクミさん」
「未だに女子トイレには入り辛い」
…とか言っていたものの、男子トイレで立ち小便というのはエグい。
そりゃ、あーなって当然。
ここからが「新堂エル」センセの真骨頂。
学校内でのえっちほか、毎朝の電車で関係していたおっちゃんに連れられ、温泉旅行での集団プレイなどにも発展していました。
見事な転落っぷりです。
特に映研・ロボ研も参加している、3カ月後という学校描写は相当なもの。
うーん、彼は意思が弱いのではないかなぁ。
事態を止めてくれそうなお助けキャラ、「杏里さん」は入院中で、「遼くん」は…特に関わっていなかったみたいでした。
歯止めがききません。
カラー原稿からの最終話。
お金を稼ぎつつ、快楽も得るという手段を取りはじめた「タクミさん」は家出中でした。
「ご両親はあなたの判断に任せるといって」
冒頭にそんな台詞があったものの、漫画に両親は登場しておりません。
だいたい家庭内の描写もまるでなかったですね。
確かに気軽に話せる事態ではなかったでしょうが、車内えっちの場面とか、漫画喫茶を拠点にしている様は重たいです。
もうどうするんだよー、という状態での展開は、なんだかこっちがひと安心(笑)
ラストも良かったです。
もう1つの描き下ろし「TSF物語<Forever>」は後日談でした。
ちょっぴりラブい感じで素敵。
まぁ、何はともあれお疲れさまです。
一気に読むと、こちらがなんらか消耗しているような感覚がありましたよ。
※中盤の「武蔵野タクミ」
すっかり女の子になってる「タクミさん」でした。ブルマがえろいです。
ほか、短編「エロは文学!~晒し愛外伝~」は映研「三谷杏奈」さん。
サブタイトルにもあるように、前巻「晒し愛」に繋がっているようなので、そっちを読んでいる方はちらほら顔を見せていたキャラにうはうはすることでしょう。
なお、こちらのヒロイン「杏奈さん」は、ちちりと「TSF物語」にも顔を見せていました。
こちらも複数えっちですね。
小さい頃の「杏奈さん」が可愛いです。
もう1つの短編「一人ナベ×二人ナベ」
雪が降る夜に鍋はいいんですが…なにゆえ入口を全開にしているのか、非常に疑問。
寒いってば。
素朴な容姿のヒロイン「犬井美羽」さん。
そうした雰囲気とは裏腹に、えっちシーンではやたら乱れていましたが、その理由もキチンと描かれていました。
後半の鍋とか、もしコレが普通の漫画に混じっていたら目立つと思います。
しかし、他のエピソードが強烈なだけ、なんだか純粋ないい話ちっくにスルリと頭に入ってきましたね。
変な感じですけど(笑)
強い線と濃淡の絵柄。
ページ全体を使用した、ごっちゃり描かれる方です。
複数が多いとか、特殊なプレイなども手伝って、かなりのこってり具合でした。
そうハードではないと思いますが…とかく迫力ある表現なんですね。
ここが人を選ぶポイントだと思います。
大きく目立つ乱れ・崩れはなく、作画は安定していました。
描き下ろし原稿のが、やっぱり洗練されてスッキリしてたかな。
あちこちのバランスは良く、各コマでの差も目立ちません。
あ、モノローグが多いかなーって感じました。
そうした表現が効果的なこともあるんですが、やや気になりますね。
↓表紙のカラー絵より濃く、個性も強めなので、裏表紙のカット絵などをよくよく確認下さい。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 強い癖で人は選ぶでしょうけど、良いと思います。
・話5: もの凄く引っ張られる漫画でした。こんなんもアリかと。
・独4: 細かいコトは置いといて、とにかくえっちなのですよ。
合計:[12/15]
ちなみに。
こちらを購入した際、店員さんが袋に”なにやら大きいモノ”をいれていたんですね。
なんだろうなー、って確認してみたら、これがなんとトイレットペーパー。
※こんなん
その表面にはイラストが描かれており……あ、ああ、そう言う感じにしたいんだ。
なるへそー。
どうやら初回限定でつくようなので、気になる方は書店まで急げ!
(※ネットでちゃんと確認したほうが無難かも)
友人宅へ遊びに行った際など、こっそり入れ替えておくと楽しそうね。
TSF物語 (MUJIN COMICS) (2011/04/08) 新堂 エル 商品詳細を見る |
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tag : ニューヨーク
■好きで好きで、すきで (岡田コウ)
★まんがデーター [15/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]妹・近親
・おまけ: カパー裏にあとがき・作品解説。
・その他: 小冊子プレゼント企画あり、短編×8
(うち「一枚上手」×2、「亜樹ちゃんシリーズ」×2、「ふたごころ」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「岡田コウ(おかだ・こう)」センセの「好きで好きで、すきで」です。
コレはすごい。
あまり大きな声では言えませんが…センセ、今回も完璧です。
無駄な球が一球もない、完封勝利みたいな感じ。
どーやっても打てる気がしなかった、全盛期の「大野豊(広島)」さんみたい。
そんなこんなで、本日は「恋するぱんつ」、「チュー学生日記」と紹介している「岡田コウ」センセです。
3冊目の単行本は「好きで好きで、すきで」です。
紹介帯には”2010年エロ漫画大賞1位”とありました。
おめでとうございます!
まぁ、こんなブログでコテコテ説明せずともその凄さは皆さんよく御存じかと思いますが…いつも通りにやりますね。
今回の単行本は、ポイントが2つほどありました。
その1つが小冊子の存在。
今回は応募者全員に小冊子のプレゼント企画があります。
それが、なんと3種類。
収録された各エピソードのサイドストーリーなどが描き下ろされているようで、お好きなエピソードがチョイスできます。
逆に言うと、どれか選ばなければならないんですが。
全て揃えておきたいファンの方は、ざっと3冊ほど用意する必要があったりします(笑)
もぅ、「ヒット出版社」さんたら商売上手なんだからー。
とりあえずひでるさんは、お気に入りの「一枚上手」編を希望しようと思います。
…でね。
ちらほらサイトを見てきましたが、あちこち専門書店では、それと別に小冊子がつくのでした。
さすが「岡田コウ」センセ、おまけにも手抜きがありません。
当然ながらプレゼントとは別のもので、8ページという漫画小冊子です。
収録では唯一の短編だった、「ちゅーして」の「朋美」ちゃんが登場。
単純に1話分お得になるので、購入の際にはあらかじめ確認するのをオススメしておきます。
※果澄ちゃん
もっとガッツリ迫ってれば、あるいは…だったかも。
もう1つはページ数。
単行本を見て度肝を抜かれましたけど、ずっしりとした重量感。
装備したら、「こんぼう」と同じくらいの攻撃力になりそうです。
紹介帯には270ページと書かれていました。
いちおう最終話から数えてみたところ、奥付け部分(※ここがラストのコマ)が266ページ目。
先の数値は、裏表紙を含めてのページ数なのかな。
話数としては8話でしたが、読み応えとしては申し分なし。
描写も丁寧で、じっくり描かれていましたよー。
”注意書きとして用意していた1ページが差し込めなかった”
…とか、各話の解説に書いてありました。
もう、どこまでサービス精神旺盛なんでしょうか!?
頭が下がりっぱなしです。
そんな訳で、1つの短編以外は、2話の連続が2つ、3話の連続が1つという構成。
エピソードが4つなので、中扉などには4名が並べられておりました。
この”お兄ちゃん好き”な4名が揃ったら、会話楽しそうですねー。
ひでるさんは「果澄」・「亜樹」のやり取りが見たいです。
収録の全てが、妹をヒロインとしたエピソード群。
読むにつれて(後半収録話ほど)、だんだんと重たくなっていくような感覚でした。
「岡田コウ」センセは近親えっちを基本的にタブーと設定しているので、軽くはないんですね。
まずはもっとも重量感のあった、3話の中編「ふたごころ」から。
妹「小林果澄」は兄「誠一」にべったり。
明らかな好意を向けてくる彼女がため、「誠一」は大学進学と共に家を出ようと計画しておりました。
友人かつ、彼の良き相談相手であった「佐伯晃司」
「晃司」は「果澄」からも信頼を得ており、言葉巧みに部屋へ誘った彼女を、とある写真をネタにして強引に関係を持ってしまうのでした。
…大雑把にはだいたいそんな感じ。
先の”注意書き”というのはこちら中編のことで、人を選ぶネタであると思います。
いわゆるネトラレな漫画ですよ。
「岡田コウ」センセは妹凌辱漫画という感覚で、だいぶこんなんがお好きな様子。
そう言えば、前巻にあった「メジルシ」もこうした系統でした。
ひでるさんはあまり得意でないものの、嫌いではありません(笑)
エロいよね。
お兄ちゃんにラブラブな「果澄ちゃん」
好意は隠しておらず、はっきり口にもしていましたが…兄「誠一くん」が必死に我慢しているのです。
両想いなんですが、世間的なそのまま兄妹という関係を守り通していました。
そんな2人をずっと見ていた、幼馴染み「晃司くん」
彼がまた「果澄ちゃん」に好意をもつというのも、当然あることでしょう。
お兄ちゃんのため、くるくる動く様を長い間見せつけられているだろうからねぇ。
ため、「果澄ちゃん」を誘いだすことは容易であったと思います。
「本能寺の変」と同じく、大学進学のいざこざは彼にとってまたとない大チャンスでしょう。
勢いそのままあっさり「晃司くん」の部屋に上がり、2人きりとなった「果澄ちゃん」
ふと状況に気付き、落ち着かなくなる描写が秀逸でした。
この漫画のポイントは携帯電話。
後編でも活用されていましたが、こちらでも有効活用されています。
「誠一くん」は…ニブいのね。
あるいは、そんなん想像もしていないって事なのかなー。
いっぱい・いっぱいな「果澄ちゃん」が可愛らしいです。
お風呂えっちからの中編、兄「誠一くん」の視点が描かれる後編。
こちらは学校でのノーパンなプレイが素敵でした。
過去のカットが差し込まれるようになり、切っ掛けとなったエピソードもあります。
細かくは異なるんですが、三角関係な様は「こころ」を思い出しました。
分からんでもないけれど、「誠一くん」は…なんかじっとりしててめんどくさい野郎だなぁ。
後編のクライマックスとなる2元中継が秀逸。
ラストの3ページで、またげんなりすること請け合い(笑)
あー、しんどい話だったー。
えろいですが。
※亜樹ちゃん
単行本メイン(たぶん)に相応しい活躍をしています。
そんなんに対して、「浮空」、「いつまで…」の兄妹。
今回の↓表紙・裏表紙を飾っているのは、こちらのヒロイン「亜樹ちゃん」です。
大学進学を切っ掛けに上京していた主人公(兄)
何年かぶりに実家へ帰省しておりました。
年の離れた妹「亜樹」が普通に好意を向けてくるため、故意にそこは避けていたのです。
しかし、その日の夜に部屋を訪ねて来た「亜樹」は、彼の心を揺さぶるような話をしてきたのでした。
だいたいそうした切っ掛け。
先の兄妹に対し、こちらはえっちしちゃうパターン。
ヒロインである妹「亜樹ちゃん」は、「果澄ちゃん」と比べてかなり積極的。
ガシガシ迫り、アピールをしていました。
これは…それぞれの距離感によるものかな。
「亜樹ちゃん」は久しぶりの実物お兄ちゃんですからねー。
(※大学4年だから、少なくとも5年以上振りであるかと思います)
そりゃー、この機会にどうにかしようと意気込むのも、当然のことかもしれません。
また、漫画の冒頭で彼は母親から結婚の話題を振られていました。
話の流れから恋人の存在を匂わすようなことも言っており、「亜樹ちゃん」をうろたえさせています。
えっちしてもいい、じゃないな、えっちに向かわせる条件が揃っていたと思います。
「亜樹ちゃん」の告白。
「岡田コウ」センセも”正規ルート”と言っていたそのまま、あれは嘘だろうなぁ。
お兄ちゃんとしてはたまんないわね。
翌日の、「2人きり……だよね」とか言っていた様は、だいぶ大人っぽく見えました。
そんなんも計算のうちではなかろうかと。
目的を果たしているだけ「ふたごころ」と違って読み易く、中盤からの”妹えっちアラカルト”みたいな、様々パターンのえっちが良かったです。
やっぱり親が隣部屋にいるシチュエーションでの、台所な「亜樹ちゃん」かなー。
なお、「いつまで…」はそんな「亜樹ちゃん」視点の4ページ・ショート漫画です。
彼女は…もう少ししたら、お兄ちゃんを追いかけて上京するのではないかなぁ。
「わすれな/ゼロの者」みたいな感じで、どうにも後戻りできないと思いました。
期間短いだけ、鮮烈な記憶として刻まれてるだろうし。
”押し入れえっちが描きたかった”という短編「ちゅーして」
学校をサボって家に帰ってきた兄「さとし」くん。
部屋の押し入れに、風邪で休んでいた筈の妹「朋美ちゃん」と鉢合わせしたのでした。
サボリを追及しようとした母親から逃れるため、一緒に押し入れへ入った彼は、妹がそこで何をしていたのか悟ったのです。
収録ではダントツに軽く、読み易いお話。
先に紹介した小冊子のエピソードは、こちらの前だと思います。
「このまえ…あんなことする…から…」
そんな台詞の”あんなこと”ですかね。
ある程度までシテいたためか、こちらはごくスムーズな流れ。
気持ち的にものが後からついてきてるところがポイントではないかと。
オチが面白いですね。
※左:朋美、右:夏美
この2人もいいですね。押し入れの「朋美ちゃん」が座敷わらしのよう(笑)
前後編の「一枚上手」が冒頭話。
寝込みを襲うシチュエーションに、ツンデレちっくな妹。
前後編で視点が逆になる構成など、ひでるさん好きなパターンのお話になっていました。
そんな訳で、収録ではダントツにこちらがお気に入りです。
なぜか部屋に居座り続けている妹「夏美」
彼女がいるため1人えっちできず、また友人から借りたビデオも見れずという状態で、大変に困っていたのです。
そんな訳で、相談を受けた友人から貰った睡眠薬を試したところ…TV画面より、横で寝ている妹のが気になってしまったのでした。
兄妹のやりとりが実に面白いです。
「ソレとコレとは話が別~」
とかなんとかお兄ちゃん言ってましたが、その通りなんですよ「夏美ちゃん」
家探しでもしてるのか、しっかりDVDの存在にも気付いていました。
あの感じだと、中身も見てそうね。
いちおうDVDを再生しつつも、「夏美ちゃん」に気を取られるお兄ちゃん。
じわじわえっちに流れる色々がやたらめったら丁寧に描かれていました。
胸へと至る展開が自然な感じ。
チェックの下着も可愛らしいですね…とか思っていたら。
続く後編は、そんな「夏美ちゃん」視点です。
攻守が逆になっており、また前編を踏まえての後編なので、非常に奥深いお話となっていました。
余裕な態度のお兄ちゃんがまた可笑しく、また慌てる「夏美ちゃん」がキュート。
オチも良く、今後の2人がどんなんか見たいですね。
以前の関係もあり、どうにも素直になり切れていない「夏美ちゃん」が、この次のえっちをどう切っ掛けづくるのか見物です。
特別企画の小冊子がそんなんだったらいいなぁ。
お話もいいですが、絵柄の完成度も高いです。
濃淡・描き込みに優れた、ごく丁寧な作画。
力の抜ける箇所なく、抜群の安定感がありました。
当然ながら崩れや乱れも見られず、大小のコマ割りが視覚的にお話を盛り上げています。
連続する小コマが好き。
丸っこいロリ絵は可愛らしく、特に様々な表情を見せるヒロインが凄い。
細かい心情を見事に表現していました。
台詞と自然なリンク具合で、喋ってる感がありますね。
擬音が乱れ飛び、全体は賑やかな描き方でしたが、特に見辛い感じもありません。
ジャンル的な好き嫌いは置いといて、特にマイナス点はないでしょう。
良かったです。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: ぐるぐるになる目とか、あわわ…な口が好き。絵柄・漫画は抜群です。
・話5: ココが人を選ぶでしょう。ジャンル的に問題なければ、特に心配ないですが。
・独5: 十八番な「ふたごころ」も良いですが、個人的には「一枚上手」です。
合計:[15/15]
まぁ、前述しておりますが、どー頑張っても打てなさそうな、全盛期の「川口和久(広島)」さんみたいな漫画です。
大丈夫です。
「ヒット出版社」さんの立ち読みは、「浮空」の中盤(21ページ分)までと、裏表紙・折り返し部分までが見られました。
あれを見たら…きっと欲しくなると思いますよー。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]妹・近親
・おまけ: カパー裏にあとがき・作品解説。
・その他: 小冊子プレゼント企画あり、短編×8
(うち「一枚上手」×2、「亜樹ちゃんシリーズ」×2、「ふたごころ」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「岡田コウ(おかだ・こう)」センセの「好きで好きで、すきで」です。
コレはすごい。
あまり大きな声では言えませんが…センセ、今回も完璧です。
無駄な球が一球もない、完封勝利みたいな感じ。
どーやっても打てる気がしなかった、全盛期の「大野豊(広島)」さんみたい。
そんなこんなで、本日は「恋するぱんつ」、「チュー学生日記」と紹介している「岡田コウ」センセです。
3冊目の単行本は「好きで好きで、すきで」です。
紹介帯には”2010年エロ漫画大賞1位”とありました。
おめでとうございます!
まぁ、こんなブログでコテコテ説明せずともその凄さは皆さんよく御存じかと思いますが…いつも通りにやりますね。
今回の単行本は、ポイントが2つほどありました。
その1つが小冊子の存在。
今回は応募者全員に小冊子のプレゼント企画があります。
それが、なんと3種類。
収録された各エピソードのサイドストーリーなどが描き下ろされているようで、お好きなエピソードがチョイスできます。
逆に言うと、どれか選ばなければならないんですが。
全て揃えておきたいファンの方は、ざっと3冊ほど用意する必要があったりします(笑)
もぅ、「ヒット出版社」さんたら商売上手なんだからー。
とりあえずひでるさんは、お気に入りの「一枚上手」編を希望しようと思います。
…でね。
ちらほらサイトを見てきましたが、あちこち専門書店では、それと別に小冊子がつくのでした。
さすが「岡田コウ」センセ、おまけにも手抜きがありません。
当然ながらプレゼントとは別のもので、8ページという漫画小冊子です。
収録では唯一の短編だった、「ちゅーして」の「朋美」ちゃんが登場。
単純に1話分お得になるので、購入の際にはあらかじめ確認するのをオススメしておきます。
※果澄ちゃん
もっとガッツリ迫ってれば、あるいは…だったかも。
もう1つはページ数。
単行本を見て度肝を抜かれましたけど、ずっしりとした重量感。
装備したら、「こんぼう」と同じくらいの攻撃力になりそうです。
紹介帯には270ページと書かれていました。
いちおう最終話から数えてみたところ、奥付け部分(※ここがラストのコマ)が266ページ目。
先の数値は、裏表紙を含めてのページ数なのかな。
話数としては8話でしたが、読み応えとしては申し分なし。
描写も丁寧で、じっくり描かれていましたよー。
”注意書きとして用意していた1ページが差し込めなかった”
…とか、各話の解説に書いてありました。
もう、どこまでサービス精神旺盛なんでしょうか!?
頭が下がりっぱなしです。
そんな訳で、1つの短編以外は、2話の連続が2つ、3話の連続が1つという構成。
エピソードが4つなので、中扉などには4名が並べられておりました。
この”お兄ちゃん好き”な4名が揃ったら、会話楽しそうですねー。
ひでるさんは「果澄」・「亜樹」のやり取りが見たいです。
収録の全てが、妹をヒロインとしたエピソード群。
読むにつれて(後半収録話ほど)、だんだんと重たくなっていくような感覚でした。
「岡田コウ」センセは近親えっちを基本的にタブーと設定しているので、軽くはないんですね。
まずはもっとも重量感のあった、3話の中編「ふたごころ」から。
妹「小林果澄」は兄「誠一」にべったり。
明らかな好意を向けてくる彼女がため、「誠一」は大学進学と共に家を出ようと計画しておりました。
友人かつ、彼の良き相談相手であった「佐伯晃司」
「晃司」は「果澄」からも信頼を得ており、言葉巧みに部屋へ誘った彼女を、とある写真をネタにして強引に関係を持ってしまうのでした。
…大雑把にはだいたいそんな感じ。
先の”注意書き”というのはこちら中編のことで、人を選ぶネタであると思います。
いわゆるネトラレな漫画ですよ。
「岡田コウ」センセは妹凌辱漫画という感覚で、だいぶこんなんがお好きな様子。
そう言えば、前巻にあった「メジルシ」もこうした系統でした。
ひでるさんはあまり得意でないものの、嫌いではありません(笑)
エロいよね。
お兄ちゃんにラブラブな「果澄ちゃん」
好意は隠しておらず、はっきり口にもしていましたが…兄「誠一くん」が必死に我慢しているのです。
両想いなんですが、世間的なそのまま兄妹という関係を守り通していました。
そんな2人をずっと見ていた、幼馴染み「晃司くん」
彼がまた「果澄ちゃん」に好意をもつというのも、当然あることでしょう。
お兄ちゃんのため、くるくる動く様を長い間見せつけられているだろうからねぇ。
ため、「果澄ちゃん」を誘いだすことは容易であったと思います。
「本能寺の変」と同じく、大学進学のいざこざは彼にとってまたとない大チャンスでしょう。
勢いそのままあっさり「晃司くん」の部屋に上がり、2人きりとなった「果澄ちゃん」
ふと状況に気付き、落ち着かなくなる描写が秀逸でした。
この漫画のポイントは携帯電話。
後編でも活用されていましたが、こちらでも有効活用されています。
「誠一くん」は…ニブいのね。
あるいは、そんなん想像もしていないって事なのかなー。
いっぱい・いっぱいな「果澄ちゃん」が可愛らしいです。
お風呂えっちからの中編、兄「誠一くん」の視点が描かれる後編。
こちらは学校でのノーパンなプレイが素敵でした。
過去のカットが差し込まれるようになり、切っ掛けとなったエピソードもあります。
細かくは異なるんですが、三角関係な様は「こころ」を思い出しました。
分からんでもないけれど、「誠一くん」は…なんかじっとりしててめんどくさい野郎だなぁ。
後編のクライマックスとなる2元中継が秀逸。
ラストの3ページで、またげんなりすること請け合い(笑)
あー、しんどい話だったー。
えろいですが。
※亜樹ちゃん
単行本メイン(たぶん)に相応しい活躍をしています。
そんなんに対して、「浮空」、「いつまで…」の兄妹。
今回の↓表紙・裏表紙を飾っているのは、こちらのヒロイン「亜樹ちゃん」です。
大学進学を切っ掛けに上京していた主人公(兄)
何年かぶりに実家へ帰省しておりました。
年の離れた妹「亜樹」が普通に好意を向けてくるため、故意にそこは避けていたのです。
しかし、その日の夜に部屋を訪ねて来た「亜樹」は、彼の心を揺さぶるような話をしてきたのでした。
だいたいそうした切っ掛け。
先の兄妹に対し、こちらはえっちしちゃうパターン。
ヒロインである妹「亜樹ちゃん」は、「果澄ちゃん」と比べてかなり積極的。
ガシガシ迫り、アピールをしていました。
これは…それぞれの距離感によるものかな。
「亜樹ちゃん」は久しぶりの実物お兄ちゃんですからねー。
(※大学4年だから、少なくとも5年以上振りであるかと思います)
そりゃー、この機会にどうにかしようと意気込むのも、当然のことかもしれません。
また、漫画の冒頭で彼は母親から結婚の話題を振られていました。
話の流れから恋人の存在を匂わすようなことも言っており、「亜樹ちゃん」をうろたえさせています。
えっちしてもいい、じゃないな、えっちに向かわせる条件が揃っていたと思います。
「亜樹ちゃん」の告白。
「岡田コウ」センセも”正規ルート”と言っていたそのまま、あれは嘘だろうなぁ。
お兄ちゃんとしてはたまんないわね。
翌日の、「2人きり……だよね」とか言っていた様は、だいぶ大人っぽく見えました。
そんなんも計算のうちではなかろうかと。
目的を果たしているだけ「ふたごころ」と違って読み易く、中盤からの”妹えっちアラカルト”みたいな、様々パターンのえっちが良かったです。
やっぱり親が隣部屋にいるシチュエーションでの、台所な「亜樹ちゃん」かなー。
なお、「いつまで…」はそんな「亜樹ちゃん」視点の4ページ・ショート漫画です。
彼女は…もう少ししたら、お兄ちゃんを追いかけて上京するのではないかなぁ。
「わすれな/ゼロの者」みたいな感じで、どうにも後戻りできないと思いました。
期間短いだけ、鮮烈な記憶として刻まれてるだろうし。
”押し入れえっちが描きたかった”という短編「ちゅーして」
学校をサボって家に帰ってきた兄「さとし」くん。
部屋の押し入れに、風邪で休んでいた筈の妹「朋美ちゃん」と鉢合わせしたのでした。
サボリを追及しようとした母親から逃れるため、一緒に押し入れへ入った彼は、妹がそこで何をしていたのか悟ったのです。
収録ではダントツに軽く、読み易いお話。
先に紹介した小冊子のエピソードは、こちらの前だと思います。
「このまえ…あんなことする…から…」
そんな台詞の”あんなこと”ですかね。
ある程度までシテいたためか、こちらはごくスムーズな流れ。
気持ち的にものが後からついてきてるところがポイントではないかと。
オチが面白いですね。
※左:朋美、右:夏美
この2人もいいですね。押し入れの「朋美ちゃん」が座敷わらしのよう(笑)
前後編の「一枚上手」が冒頭話。
寝込みを襲うシチュエーションに、ツンデレちっくな妹。
前後編で視点が逆になる構成など、ひでるさん好きなパターンのお話になっていました。
そんな訳で、収録ではダントツにこちらがお気に入りです。
なぜか部屋に居座り続けている妹「夏美」
彼女がいるため1人えっちできず、また友人から借りたビデオも見れずという状態で、大変に困っていたのです。
そんな訳で、相談を受けた友人から貰った睡眠薬を試したところ…TV画面より、横で寝ている妹のが気になってしまったのでした。
兄妹のやりとりが実に面白いです。
「ソレとコレとは話が別~」
とかなんとかお兄ちゃん言ってましたが、その通りなんですよ「夏美ちゃん」
家探しでもしてるのか、しっかりDVDの存在にも気付いていました。
あの感じだと、中身も見てそうね。
いちおうDVDを再生しつつも、「夏美ちゃん」に気を取られるお兄ちゃん。
じわじわえっちに流れる色々がやたらめったら丁寧に描かれていました。
胸へと至る展開が自然な感じ。
チェックの下着も可愛らしいですね…とか思っていたら。
続く後編は、そんな「夏美ちゃん」視点です。
攻守が逆になっており、また前編を踏まえての後編なので、非常に奥深いお話となっていました。
余裕な態度のお兄ちゃんがまた可笑しく、また慌てる「夏美ちゃん」がキュート。
オチも良く、今後の2人がどんなんか見たいですね。
以前の関係もあり、どうにも素直になり切れていない「夏美ちゃん」が、この次のえっちをどう切っ掛けづくるのか見物です。
特別企画の小冊子がそんなんだったらいいなぁ。
お話もいいですが、絵柄の完成度も高いです。
濃淡・描き込みに優れた、ごく丁寧な作画。
力の抜ける箇所なく、抜群の安定感がありました。
当然ながら崩れや乱れも見られず、大小のコマ割りが視覚的にお話を盛り上げています。
連続する小コマが好き。
丸っこいロリ絵は可愛らしく、特に様々な表情を見せるヒロインが凄い。
細かい心情を見事に表現していました。
台詞と自然なリンク具合で、喋ってる感がありますね。
擬音が乱れ飛び、全体は賑やかな描き方でしたが、特に見辛い感じもありません。
ジャンル的な好き嫌いは置いといて、特にマイナス点はないでしょう。
良かったです。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: ぐるぐるになる目とか、あわわ…な口が好き。絵柄・漫画は抜群です。
・話5: ココが人を選ぶでしょう。ジャンル的に問題なければ、特に心配ないですが。
・独5: 十八番な「ふたごころ」も良いですが、個人的には「一枚上手」です。
合計:[15/15]
まぁ、前述しておりますが、どー頑張っても打てなさそうな、全盛期の「川口和久(広島)」さんみたいな漫画です。
大丈夫です。
「ヒット出版社」さんの立ち読みは、「浮空」の中盤(21ページ分)までと、裏表紙・折り返し部分までが見られました。
あれを見たら…きっと欲しくなると思いますよー。
好きで好きで、すきで (セラフィンコミックス) (2011/04/08) 岡田コウ 商品詳細を見る |
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tag : 三角関係
■ぷにゅ!ちちまにあ (かいづか)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [成年]ラブコメ・胸
・おまけ: あとがき、カパー裏にSD絵・作品コメント、
カラー描き下ろし「とある体育用具室の日常」、
描き下ろし「それからの女神様」、
・その他: 初単行本、カラー(4P)、短編×9(うち「女神様シリーズ」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「かいづか」センセの「ぷにゅ!ちちまにあ」です。
ちょっぴり余談から。
PSPの「ファイナルファンタジー4」が届きました
リニューアルされたグラフィックが実にいい感じなんですが…プレイしていて眠ってしまうことがあるんですねー。
気付いたら、戦闘シーンでボコボコにされてました。
寝ろ、ってやつですね。
ぜんぜん時間が取れないんですよー。
さて、本日は「かいづか」センセの初単行本「ぷにゅ!ちちまにあ」です。
収録は全て短編で、描き下ろしで集合話、連続話などもありました。
↓表紙・裏表紙などカラーはすっきりとした雰囲気で、お上手。
多少の不安定さはあるものの、白黒絵もそう悪くはありません。
タイトルそのまま各ヒロインの胸が目立っていましたけれど…それ以上に特徴的なのは”一風変わったキャラ”でした。
特に単行本を代表する2人は際立っていたので、注目です。
↓表紙を飾り、描き下ろし短編もあった単行本のメインヒロイン「清(きよ)」先輩のお話「美術部の女神様」
イメージに合う、白い絵具を求めていた美術部の先輩「清さん」
”お父さんの部屋にあったDVDで見た”
という彼女は、部員「幸田」くんの股間へと手を伸ばしてきたのでした。
だいたいそんな感じ。
※左から、美術部の先輩「清さん」、巫女「神楽」・シスター「ノエル」
このぼーっとした感じがいいですね。ぱぇ。
「かいづか」センセがコメントに”天才”とか書かれていましたが、確かにそうですねー。
素人には、白なんてどれも同じに見えますよ。
「私の肌みたいな白がほしいの」
登場時にいきなり脱いでいたのは、そうした理由。
なぜかブラまで外していましたが…「幸田くん」役得ですね。
まったく分かっていないところがえっちです。
(単に吸い出す目的なら、あーした舌使い不要でしょうけど)
天然で可愛くていいんですが、「清さん」にはちょっと気になる発言もありました。
「私が絵を描いていると、いつの間にか誰もいなくなっちゃうの…」
たぶん…漫画に描かれていない部分で、「幸田くん」は相当苦労してるんだろうなぁ。
どんなんなっているんだろう。
描き下ろし「それからの女神様」では、会話の合間にて”ぱぇ”、”ぽぇ?”という擬音を駆使しています。
これが良く、なんだか「かいづか」センセがキャラをがっちり掴んだように思いました。
えっちシーンよりもそうした感じのがよりキュートです。
なお、こっちのエピソードでは「幸田くん」が所持していたエロ本知識の応用えっち。
だから隠しとけってー。
厳重に隠していても直感で探し当てられそうな気もしますが、オチに納得しました。
さすがに付き合い長いだけのことはあるなぁ。
ダンボールをかぶった、通称「ハコ娘」こと「安藤さくら」さん。
その奇妙な出で立ちから周囲をドン引きさせていた彼女ですが、決して箱を離すことなく…。
委員長「石田」は、教師からなんとかするよう丸投げされてしまったのでした。
そんなオモロイ設定の短編「ハコムスメ」
コメントによると、”はちかつぎ姫”という昔話から思い付いた、とのこと。
知らないので、さっそく検索してみました。
簡単には…鉢をかぶって取れなくなってしまった女の子がそれで苦労した結果、偉い公家さんと結婚するというもの。
ありがちの出世パターン。
こちらの「さくらさん」は超ネガティブ思考で、昔フラれた経験からダンボールをかぶっていました。
自ら進んであの状態になっているんですねー。
おどおどした感じが素敵。
あんな目で見つめられたら、思わずいじめてしまいそう(笑)
当然ながら、中身は可愛いというお約束なんですが、初期のダンボール状態が非常に良いんですね。
それがため、裏表紙とか、ラストページに描かれていたように、完全に取らないくらいのがいいなぁ。
支える手が自由にならないですが、それもまた一興。
うふふ。
そんな感じでヒロイン「さくらさん」が非常に良い半面、初対面の「石田くん」の反応、えっちへの流れなど、個人的には微妙でした。
もうひと捻り…じゃないな、もっと丁寧にいっても良かったかなー、って。
先輩「清さん」、ハコ娘「さくらさん」というヒロインらが個人的に刺さりました。
他シチュエーションも色々想像できるので、また彼女らに会いたいですね。
とりあえず、両カップルとも外でデートさせたら面白そう。
やっぱりダンボールかぶって待ち合わせに来たりするのよ。
※ハコ娘「安藤さくらさん」
右が正体(笑)やっぱりダンボールとセットなのがいいですね。
ずっと昔に死んだ幼馴染みの幽霊という「美樹」ちゃんとの「夏の日の夢」
10年振りに、過去通っていた学校を訪れた主人公「こうくん」
すると、階段下に亡くなったと噂で聞かされていた1つ上の幼馴染み「美樹ちゃん」の姿があったのでした。
ひでるさんも八兵衛ちっくなので人の事言えませんけど。
こちらの彼は、だいぶうっかりさんですね。
死体を目の当たりにしていたというなら別ですが…。
また、10年振りくらいに成長した彼女を見て、一発で「美樹ちゃん」だと気付いていた「こうくん」
確かに小さい頃から変化少ない娘さん(笑)でしたけど、それほどインパクト強い相手だったのかな。
なにげにオチの台詞と結びついてますわね。
「美樹ちゃん」は褐色肌の美人で、とり憑くとかなんとか勘違いさせたままのえっちでした。
まー、あんな健康的な幽霊はいないでしょー。
ラストページの制服姿もよくお似合いで、そっちでの色々も見たいですね。
シスター「ノエル」と巫女「神楽」の宗教対決漫画「ミコ×シス!!」
お互い宗派そのまま仲は悪く対立しており、道に迷った人を巡って対決をするという流れ。
成年漫画ではそれぞれ単独で登場すること多いですが、Wヒロインにしたのは珍しいですね!
漫画はコメディーちっく。
「貧相な胸」と言われていた「ノエルさん」は、個性を出すためもっと極端に貧乳でもいいかと思いました。
それぞれ宗教ちっくな色がもう少しあっても良かったかなぁ…マニアック過ぎちゃうか。
次回には尼僧も混ぜて欲しいですね。
下手すると、どこぞの団体から怒られそう。
眼鏡・みつ編みなヒロイン「由里」さんの「眠り姫は××な夢を見る」
どこでも居眠りしてしまう「由里さん」に、幼馴染みの「京」くんが寝込みを襲うパターン。
いちおうちゃんと起こそうとしているんですが、ゆすったことで胸ボタンがはじけ飛んでしまうのでした。
巨乳ですねー。
ノーブラで、シャツから自動飛び出しするバストトップが見事。
動画にして取っておきたいですよ。
※美樹ちゃん
この漫画では正統派なヒロインでしょう。黒髪も素敵。
「特訓しようよ!」は、お隣の妹ちっくな「雛」ちゃんとの特訓話。
はっちゃけた、ブルマな彼女とのえっちでした。
こちらは…えっちに発展する切っ掛けの、胸を触るシーンがもう一歩。
実は女の子っぽくも見られていると知った彼女が、自ら胸を見せる場面は良かったんですけどね。
いちおうリレーらしく、バトンも使っていました。
一方、「なまいも!」は実妹「美佳」ちゃん。
成長してすっかり生意気になった彼女でしたが、ふと転んだした拍子に5才児に戻ってしまったのでした。
お兄ちゃんのお風呂中に侵入したことで、腫れてるとか舐めれば治るみたいな王道パターンです。
薬とかなんとか言って誤魔化すのもそうですね。
ああ、お兄ちゃん…。
そうした退行状態の「美佳ちゃん」より、中盤の気付いた以降のが好き。
なお、カラー描き下ろし「とある体育用具室の日常」は、そうした「雛」・「美佳」という妹系2人に、ハコ娘「さくらさん」が加えられてのえっちになっていました。
やっぱり「さくらさん」にはダンボールが必要かなぁ。
強い線の絵柄。
描き込みはさほどでないものの、全体的には濃い目な印象です。
コマ割りは比較的大きめ。
↓表紙のように良いコマも多くありましたが、そちらと比較してどうしても弱めに感じる部分があります。
流れ的に分かり辛い箇所も散見されました。
収録はだいたい最近の原稿が揃っていたものの、処理が異なるのかちょこっとずつ雰囲気が違っています。
いかにも初単行本っぽいですね。
やっぱり新しい原稿のがすっきり洗練されていて、良い感じ。
やや人を選びそうな癖も、あまり目立たなくなってきたように思いました。
裏表紙のヒロイン集合絵など良く、次の単行本は良質で安定したものが見られそうです。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: 新しい原稿は良くなっていましたが、いちおう平均として。
・話3: お話と言うより…設定の妙ですね。
・独4: こちらの力が強かったです。宗教対立話も個人的に好きな系統。
合計:[10/15]
先輩とかハコ娘など、独特なヒロインがいい感じ。
紹介帯の天然には”アホ”とルビがふられていましたが、それで片付けるには勿体ないくらい。
次のアイデアにも期待しましょう。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [成年]ラブコメ・胸
・おまけ: あとがき、カパー裏にSD絵・作品コメント、
カラー描き下ろし「とある体育用具室の日常」、
描き下ろし「それからの女神様」、
・その他: 初単行本、カラー(4P)、短編×9(うち「女神様シリーズ」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「かいづか」センセの「ぷにゅ!ちちまにあ」です。
ちょっぴり余談から。
PSPの「ファイナルファンタジー4」が届きました
ファイナルファンタジーIV コンプリートコレクション (2011/03/24) Sony PSP 商品詳細を見る |
リニューアルされたグラフィックが実にいい感じなんですが…プレイしていて眠ってしまうことがあるんですねー。
気付いたら、戦闘シーンでボコボコにされてました。
寝ろ、ってやつですね。
ぜんぜん時間が取れないんですよー。
さて、本日は「かいづか」センセの初単行本「ぷにゅ!ちちまにあ」です。
収録は全て短編で、描き下ろしで集合話、連続話などもありました。
↓表紙・裏表紙などカラーはすっきりとした雰囲気で、お上手。
多少の不安定さはあるものの、白黒絵もそう悪くはありません。
タイトルそのまま各ヒロインの胸が目立っていましたけれど…それ以上に特徴的なのは”一風変わったキャラ”でした。
特に単行本を代表する2人は際立っていたので、注目です。
↓表紙を飾り、描き下ろし短編もあった単行本のメインヒロイン「清(きよ)」先輩のお話「美術部の女神様」
イメージに合う、白い絵具を求めていた美術部の先輩「清さん」
”お父さんの部屋にあったDVDで見た”
という彼女は、部員「幸田」くんの股間へと手を伸ばしてきたのでした。
だいたいそんな感じ。
※左から、美術部の先輩「清さん」、巫女「神楽」・シスター「ノエル」
このぼーっとした感じがいいですね。ぱぇ。
「かいづか」センセがコメントに”天才”とか書かれていましたが、確かにそうですねー。
素人には、白なんてどれも同じに見えますよ。
「私の肌みたいな白がほしいの」
登場時にいきなり脱いでいたのは、そうした理由。
なぜかブラまで外していましたが…「幸田くん」役得ですね。
まったく分かっていないところがえっちです。
(単に吸い出す目的なら、あーした舌使い不要でしょうけど)
天然で可愛くていいんですが、「清さん」にはちょっと気になる発言もありました。
「私が絵を描いていると、いつの間にか誰もいなくなっちゃうの…」
たぶん…漫画に描かれていない部分で、「幸田くん」は相当苦労してるんだろうなぁ。
どんなんなっているんだろう。
描き下ろし「それからの女神様」では、会話の合間にて”ぱぇ”、”ぽぇ?”という擬音を駆使しています。
これが良く、なんだか「かいづか」センセがキャラをがっちり掴んだように思いました。
えっちシーンよりもそうした感じのがよりキュートです。
なお、こっちのエピソードでは「幸田くん」が所持していたエロ本知識の応用えっち。
だから隠しとけってー。
厳重に隠していても直感で探し当てられそうな気もしますが、オチに納得しました。
さすがに付き合い長いだけのことはあるなぁ。
ダンボールをかぶった、通称「ハコ娘」こと「安藤さくら」さん。
その奇妙な出で立ちから周囲をドン引きさせていた彼女ですが、決して箱を離すことなく…。
委員長「石田」は、教師からなんとかするよう丸投げされてしまったのでした。
そんなオモロイ設定の短編「ハコムスメ」
コメントによると、”はちかつぎ姫”という昔話から思い付いた、とのこと。
知らないので、さっそく検索してみました。
簡単には…鉢をかぶって取れなくなってしまった女の子がそれで苦労した結果、偉い公家さんと結婚するというもの。
ありがちの出世パターン。
こちらの「さくらさん」は超ネガティブ思考で、昔フラれた経験からダンボールをかぶっていました。
自ら進んであの状態になっているんですねー。
おどおどした感じが素敵。
あんな目で見つめられたら、思わずいじめてしまいそう(笑)
当然ながら、中身は可愛いというお約束なんですが、初期のダンボール状態が非常に良いんですね。
それがため、裏表紙とか、ラストページに描かれていたように、完全に取らないくらいのがいいなぁ。
支える手が自由にならないですが、それもまた一興。
うふふ。
そんな感じでヒロイン「さくらさん」が非常に良い半面、初対面の「石田くん」の反応、えっちへの流れなど、個人的には微妙でした。
もうひと捻り…じゃないな、もっと丁寧にいっても良かったかなー、って。
先輩「清さん」、ハコ娘「さくらさん」というヒロインらが個人的に刺さりました。
他シチュエーションも色々想像できるので、また彼女らに会いたいですね。
とりあえず、両カップルとも外でデートさせたら面白そう。
やっぱりダンボールかぶって待ち合わせに来たりするのよ。
※ハコ娘「安藤さくらさん」
右が正体(笑)やっぱりダンボールとセットなのがいいですね。
ずっと昔に死んだ幼馴染みの幽霊という「美樹」ちゃんとの「夏の日の夢」
10年振りに、過去通っていた学校を訪れた主人公「こうくん」
すると、階段下に亡くなったと噂で聞かされていた1つ上の幼馴染み「美樹ちゃん」の姿があったのでした。
ひでるさんも八兵衛ちっくなので人の事言えませんけど。
こちらの彼は、だいぶうっかりさんですね。
死体を目の当たりにしていたというなら別ですが…。
また、10年振りくらいに成長した彼女を見て、一発で「美樹ちゃん」だと気付いていた「こうくん」
確かに小さい頃から変化少ない娘さん(笑)でしたけど、それほどインパクト強い相手だったのかな。
なにげにオチの台詞と結びついてますわね。
「美樹ちゃん」は褐色肌の美人で、とり憑くとかなんとか勘違いさせたままのえっちでした。
まー、あんな健康的な幽霊はいないでしょー。
ラストページの制服姿もよくお似合いで、そっちでの色々も見たいですね。
シスター「ノエル」と巫女「神楽」の宗教対決漫画「ミコ×シス!!」
お互い宗派そのまま仲は悪く対立しており、道に迷った人を巡って対決をするという流れ。
成年漫画ではそれぞれ単独で登場すること多いですが、Wヒロインにしたのは珍しいですね!
漫画はコメディーちっく。
「貧相な胸」と言われていた「ノエルさん」は、個性を出すためもっと極端に貧乳でもいいかと思いました。
それぞれ宗教ちっくな色がもう少しあっても良かったかなぁ…マニアック過ぎちゃうか。
次回には尼僧も混ぜて欲しいですね。
下手すると、どこぞの団体から怒られそう。
眼鏡・みつ編みなヒロイン「由里」さんの「眠り姫は××な夢を見る」
どこでも居眠りしてしまう「由里さん」に、幼馴染みの「京」くんが寝込みを襲うパターン。
いちおうちゃんと起こそうとしているんですが、ゆすったことで胸ボタンがはじけ飛んでしまうのでした。
巨乳ですねー。
ノーブラで、シャツから自動飛び出しするバストトップが見事。
動画にして取っておきたいですよ。
※美樹ちゃん
この漫画では正統派なヒロインでしょう。黒髪も素敵。
「特訓しようよ!」は、お隣の妹ちっくな「雛」ちゃんとの特訓話。
はっちゃけた、ブルマな彼女とのえっちでした。
こちらは…えっちに発展する切っ掛けの、胸を触るシーンがもう一歩。
実は女の子っぽくも見られていると知った彼女が、自ら胸を見せる場面は良かったんですけどね。
いちおうリレーらしく、バトンも使っていました。
一方、「なまいも!」は実妹「美佳」ちゃん。
成長してすっかり生意気になった彼女でしたが、ふと転んだした拍子に5才児に戻ってしまったのでした。
お兄ちゃんのお風呂中に侵入したことで、腫れてるとか舐めれば治るみたいな王道パターンです。
薬とかなんとか言って誤魔化すのもそうですね。
ああ、お兄ちゃん…。
そうした退行状態の「美佳ちゃん」より、中盤の気付いた以降のが好き。
なお、カラー描き下ろし「とある体育用具室の日常」は、そうした「雛」・「美佳」という妹系2人に、ハコ娘「さくらさん」が加えられてのえっちになっていました。
やっぱり「さくらさん」にはダンボールが必要かなぁ。
強い線の絵柄。
描き込みはさほどでないものの、全体的には濃い目な印象です。
コマ割りは比較的大きめ。
↓表紙のように良いコマも多くありましたが、そちらと比較してどうしても弱めに感じる部分があります。
流れ的に分かり辛い箇所も散見されました。
収録はだいたい最近の原稿が揃っていたものの、処理が異なるのかちょこっとずつ雰囲気が違っています。
いかにも初単行本っぽいですね。
やっぱり新しい原稿のがすっきり洗練されていて、良い感じ。
やや人を選びそうな癖も、あまり目立たなくなってきたように思いました。
裏表紙のヒロイン集合絵など良く、次の単行本は良質で安定したものが見られそうです。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: 新しい原稿は良くなっていましたが、いちおう平均として。
・話3: お話と言うより…設定の妙ですね。
・独4: こちらの力が強かったです。宗教対立話も個人的に好きな系統。
合計:[10/15]
先輩とかハコ娘など、独特なヒロインがいい感じ。
紹介帯の天然には”アホ”とルビがふられていましたが、それで片付けるには勿体ないくらい。
次のアイデアにも期待しましょう。
ぷにゅ!ちちまにあ (メガストアコミックス) (2011/03/31) かいづか 商品詳細を見る |
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■1エロDK ~24H快感☆アパート~ (甘夏)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [一般]フルカラー・コメディー
・おまけ: おまけマンガ「あまなっちゃんのぱいおつメモリー」、
カバー裏にラフ絵、加筆修正・描き下ろしあり。
・その他: カラー(160P)、11話+α収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「甘夏(あまなつ)」センセの「1エロDK ~24H快感☆アパート~」です。
”ダウンロード数50万突破”、という漫画です。
メガヒット御礼だって。
そんな訳で、連載されている「ギリもば」をちらりと見てきました。
「甘夏」センセの「1エロDK ~24H快感☆アパート~」ですね。
「甘夏真琴」センセとは…特に関係ないのかな。
ないですよね。
こちらはサイトでもイチオシ新作とされておりました。
サンプルがあったので、見てみたところ…さすがは携帯コミック。
ぐりぐりと動いたり、蹴られたシーンでは振動したりと、なかなか良い感じ。
スピードも遅くはなく、クリックでサクサク進んでいました。
はっちゃけた派手目の漫画なので、携帯コミックスに合ってますね。
⇒ ギリもば[GiriGiriMobile] ※サイトにQRコードあったので、気になった方はそちらからどうぞ。
そのサンプル。
収録された1話だったので、ふと見比べてみたところ…あれれ。
これが、かなり携帯上の原稿と異なっていました。
だいたい流れはそのまんまなんですが、着ている服のデザインから表情、果てはコマ自体がまるまる変更されているのです。
台詞などもかなり違ってましたよ。
分かり易くなってたかな。
「甘夏」センセのHPを見たところ、
「単行本用の描きおろし・直し作業、鋭意進行中です」
そうした文言もあり、かなり加筆修正をされているようです。
なお、既に13話まで配信されており、この単行本はとりあえず1冊で完結してないみたい。
※左:槙原ゆずき、右:塩田明日香
同じような構図のサンプルになっちゃいました。
格安家賃で陽当たり良好。
駅やコンビニからも近く、水まわりとか収納もまったく問題なし。
そんな「メゾン・ド・カルマ」は、まさに理想的という物件だったのです。
しかし、そちらの契約書の”特別条項には”…
「乙は、いつなんどきも、アパート内における【エロ行為】を許可する」
そうした文言があったのでした。
そのため、好条件につられてあっさり契約してしまった「槙原ゆずき」、田舎から上京してきた「塩田明日香」らは、住人からえっちなことを24時間し続けられるのです。
だいたいそんな感じ。
えっち契約条項のある「メゾン・ド・カルマ」でのコメディー話です。
だいたい1話あたり12~14ページ。
それぞれタイトル扉にて1ページ割かれており、新キャラ登場の際には名前などの紹介枠がありました。
(※ただしヒロインのみ)
メインになるストーリーとか、連続性はありません。
基本的には、登場するヒロインがとかくセクハラな行為とか、直接えっちをされるパターン。
契約があるため、やたら触られ、脱がされ~という展開です。
登場するヒロインはアパート「メゾン・ド・カルマ」にうっかり住んでしまった「ゆずきさん」、「明日香さん」らだけでなく、訪ねて来た友人から近所の奥様、果ては宅配ピザ屋まで、敷地内に入れば有無を言わさずという感じでした。
無理矢理でしたがえっち展開についてはコメディー処理されているため、馬鹿馬鹿しく楽しめると思います。
ややこしい事は抜きに、あははーって読むのがいいでしょう。
1話目はOL「槙原ゆずきさん」
↓表紙とかオープニングも飾っており、漫画でのメインヒロインという扱いでした。
部屋のあちこちには侵入口が作られており、風呂場からトイレまで落ち着ける場所がありませんね。
”もうホント最悪!”
あーした状況下で、その程度で済んでいる、ある程度の平常心を保てているというのは只者でないですよ。
2話目はそんな彼女を訪ねてきた同僚「柏木もも」さん。
風邪で倒れしまった「ゆずきさん」
うつるのを嫌ってか、まったくセクハラされない様が可笑しいです。
徹底してるのね。
会社帰りに立ち寄った「ももさん」でしたが、特別条項は友人・親族にも適用されていたのでした。
そんな訳で、見逃されることもなく…エレベータ内での複数えっちになっています。
占い好きらしく、そっちと結びつけてのコメディーになっていました。
後の「INTERMISSION」でもそんな感じで、「ももさん」は彼女自身が面白い娘さんのようです。
3話目はピザ屋の宅配定員「一ノ瀬ヒカリ」さん。
こちらはエロい内容の書かれたクーポンからのえっち展開。
読んだ際にはピザ屋は無関係だと思っていたんですが、合間の「INTERMISSION」にて秘密が明らかになります。
このアパートは…男性住人からの儲けで成り立ってるのかな。
あるいは、単に大家の趣味か。
※左:引っ越しセンター主任「望月テレサ」、右:警官「日向美羽」
この2人もお気に入りです。「美羽さん」もいいなぁ。
4話目は独特なイントネーションの「塩田明日香さん」
新入居者のオーディションと称して、よく分かっていない「明日香さん」に好き勝手しておりました。
世間知らずで可愛らしいですね。
5話目は”ダークネス引越センター”の主任「望月テレサ」さんと引き続き「明日香さん」です。
こちらの「テレサさん」は眼帯とツリ目、大きいリボンなど個性的な容姿で目立っていました。
後にちらほら顔を出しており、「甘夏」センセのお気に入りな様子。
ひでるさんも収録では「明日香さん」と「テレサさん」ですね。
いちおう引っ越し自体の手際は良いようでしたが、”まごごろ耐震サーピス”というSMちっくなプレイになってます。
6話目は久しぶりに「ゆずきさん」
住人らの仕込みでお化け屋敷と化したアパートでの悪戯でした。
あの通路はおっかないですね!
よく「ゆずきさん」も先に進むなぁ。
7話目は近所に住む主婦「深沢真由」さん。
今度はアパート内で運動会をしており、貼られていたビラにうっかり「真由さん」がつられてしまうパターン。
ここは無理矢理でなく、ブルマに着替えたりしていました。
アパート住人の姿は見えず、参加してたのはほとんど無関係な人たちみたい。(←そりゃそうか)
なお、やはり「INTERMISSION」にてそちらの秘密が描かれています。
お子さまのいる「真由さん」の母乳な描写をお楽しみに。
8話目は”ダークネス引越センター”の主任「テレサさん」のメイン話。
こちらはハロウィンのイベントで、暇を持て余していた(※他の従業員は忙しそうに働いてる)彼女が逆えっちを仕掛ける流れ。
女性からというのは、「テレサさん」が始めてですね。
魔女コスプレが似合ってました。
”襲われる事に耐性がない”という住人がコメディーです。
※望月天音
右手は気にしないように。
9話目は新人警官「日向美羽」さん。
刑事課を希望する彼女が、怪しげな噂が報告されるアパートへ潜入捜査をするというもの。
”慎重かつ大胆に!”
とか言ってましたが、大胆というか行き当たりばったりで何も考えてないですね、この人。
「ゆずきさん」・「明日香さん」が顔を合わせる10話目はクリスマス。
実はもう1人女の子の住人がいるということで、眼鏡な新キャラ「望月天音」さんが登場しています。
最上階奥に住む陰気な女性でしたが、実は女王様な漫画家さんでした。
確かに最も美形ですね。
11話目も続いて「天音さん」
宅配ドライバーの男の子を喰っています。
その彼女がピザ屋の「ヒカリさん」であったほか、後半では意外な繋がりとかなんとかが描かれていました。
なるほど、6、7話などにも実は関わっていたのかなぁ。
全体的に濃い目な色具合です。
カラー原稿の収録なので、基本的には↓表紙そのまま。
もうちょっと濃い目かなぁ。
コテコテ描き込む雰囲気ではないものの、コマ割りは細かくページは賑やか。
気持ちバランスが気になることもありましたが、勢いとコメディー描写でかなり中和されていました。
あまり気にならないと思います、本当に。
縦長なヒロイン絵で、胸の目立つスタイルです。
変態的な男性陣がそろっているためか、そちらはクドめで嫌な目立ち方。
前述した携帯サイトのサンプルがお手軽で、判断に最適だと思います。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: 強めな癖があり、好みは分かれそうです。
・話4: メガヒットも納得な面白さがありました。あとはえっちコメディーが好きかどうか。
・独5: 突っ込み疲れそうなくらいにボケ倒していました。
合計:[12/15]
巻数表記ないですが、2巻は出るのかな。
続きにも期待しましょう。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [一般]フルカラー・コメディー
・おまけ: おまけマンガ「あまなっちゃんのぱいおつメモリー」、
カバー裏にラフ絵、加筆修正・描き下ろしあり。
・その他: カラー(160P)、11話+α収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「甘夏(あまなつ)」センセの「1エロDK ~24H快感☆アパート~」です。
”ダウンロード数50万突破”、という漫画です。
メガヒット御礼だって。
そんな訳で、連載されている「ギリもば」をちらりと見てきました。
「甘夏」センセの「1エロDK ~24H快感☆アパート~」ですね。
「甘夏真琴」センセとは…特に関係ないのかな。
ないですよね。
こちらはサイトでもイチオシ新作とされておりました。
サンプルがあったので、見てみたところ…さすがは携帯コミック。
ぐりぐりと動いたり、蹴られたシーンでは振動したりと、なかなか良い感じ。
スピードも遅くはなく、クリックでサクサク進んでいました。
はっちゃけた派手目の漫画なので、携帯コミックスに合ってますね。
⇒ ギリもば[GiriGiriMobile] ※サイトにQRコードあったので、気になった方はそちらからどうぞ。
そのサンプル。
収録された1話だったので、ふと見比べてみたところ…あれれ。
これが、かなり携帯上の原稿と異なっていました。
だいたい流れはそのまんまなんですが、着ている服のデザインから表情、果てはコマ自体がまるまる変更されているのです。
台詞などもかなり違ってましたよ。
分かり易くなってたかな。
「甘夏」センセのHPを見たところ、
「単行本用の描きおろし・直し作業、鋭意進行中です」
そうした文言もあり、かなり加筆修正をされているようです。
なお、既に13話まで配信されており、この単行本はとりあえず1冊で完結してないみたい。
※左:槙原ゆずき、右:塩田明日香
同じような構図のサンプルになっちゃいました。
格安家賃で陽当たり良好。
駅やコンビニからも近く、水まわりとか収納もまったく問題なし。
そんな「メゾン・ド・カルマ」は、まさに理想的という物件だったのです。
しかし、そちらの契約書の”特別条項には”…
「乙は、いつなんどきも、アパート内における【エロ行為】を許可する」
そうした文言があったのでした。
そのため、好条件につられてあっさり契約してしまった「槙原ゆずき」、田舎から上京してきた「塩田明日香」らは、住人からえっちなことを24時間し続けられるのです。
だいたいそんな感じ。
えっち契約条項のある「メゾン・ド・カルマ」でのコメディー話です。
だいたい1話あたり12~14ページ。
それぞれタイトル扉にて1ページ割かれており、新キャラ登場の際には名前などの紹介枠がありました。
(※ただしヒロインのみ)
メインになるストーリーとか、連続性はありません。
基本的には、登場するヒロインがとかくセクハラな行為とか、直接えっちをされるパターン。
契約があるため、やたら触られ、脱がされ~という展開です。
登場するヒロインはアパート「メゾン・ド・カルマ」にうっかり住んでしまった「ゆずきさん」、「明日香さん」らだけでなく、訪ねて来た友人から近所の奥様、果ては宅配ピザ屋まで、敷地内に入れば有無を言わさずという感じでした。
無理矢理でしたがえっち展開についてはコメディー処理されているため、馬鹿馬鹿しく楽しめると思います。
ややこしい事は抜きに、あははーって読むのがいいでしょう。
1話目はOL「槙原ゆずきさん」
↓表紙とかオープニングも飾っており、漫画でのメインヒロインという扱いでした。
部屋のあちこちには侵入口が作られており、風呂場からトイレまで落ち着ける場所がありませんね。
”もうホント最悪!”
あーした状況下で、その程度で済んでいる、ある程度の平常心を保てているというのは只者でないですよ。
2話目はそんな彼女を訪ねてきた同僚「柏木もも」さん。
風邪で倒れしまった「ゆずきさん」
うつるのを嫌ってか、まったくセクハラされない様が可笑しいです。
徹底してるのね。
会社帰りに立ち寄った「ももさん」でしたが、特別条項は友人・親族にも適用されていたのでした。
そんな訳で、見逃されることもなく…エレベータ内での複数えっちになっています。
占い好きらしく、そっちと結びつけてのコメディーになっていました。
後の「INTERMISSION」でもそんな感じで、「ももさん」は彼女自身が面白い娘さんのようです。
3話目はピザ屋の宅配定員「一ノ瀬ヒカリ」さん。
こちらはエロい内容の書かれたクーポンからのえっち展開。
読んだ際にはピザ屋は無関係だと思っていたんですが、合間の「INTERMISSION」にて秘密が明らかになります。
このアパートは…男性住人からの儲けで成り立ってるのかな。
あるいは、単に大家の趣味か。
※左:引っ越しセンター主任「望月テレサ」、右:警官「日向美羽」
この2人もお気に入りです。「美羽さん」もいいなぁ。
4話目は独特なイントネーションの「塩田明日香さん」
新入居者のオーディションと称して、よく分かっていない「明日香さん」に好き勝手しておりました。
世間知らずで可愛らしいですね。
5話目は”ダークネス引越センター”の主任「望月テレサ」さんと引き続き「明日香さん」です。
こちらの「テレサさん」は眼帯とツリ目、大きいリボンなど個性的な容姿で目立っていました。
後にちらほら顔を出しており、「甘夏」センセのお気に入りな様子。
ひでるさんも収録では「明日香さん」と「テレサさん」ですね。
いちおう引っ越し自体の手際は良いようでしたが、”まごごろ耐震サーピス”というSMちっくなプレイになってます。
6話目は久しぶりに「ゆずきさん」
住人らの仕込みでお化け屋敷と化したアパートでの悪戯でした。
あの通路はおっかないですね!
よく「ゆずきさん」も先に進むなぁ。
7話目は近所に住む主婦「深沢真由」さん。
今度はアパート内で運動会をしており、貼られていたビラにうっかり「真由さん」がつられてしまうパターン。
ここは無理矢理でなく、ブルマに着替えたりしていました。
アパート住人の姿は見えず、参加してたのはほとんど無関係な人たちみたい。(←そりゃそうか)
なお、やはり「INTERMISSION」にてそちらの秘密が描かれています。
お子さまのいる「真由さん」の母乳な描写をお楽しみに。
8話目は”ダークネス引越センター”の主任「テレサさん」のメイン話。
こちらはハロウィンのイベントで、暇を持て余していた(※他の従業員は忙しそうに働いてる)彼女が逆えっちを仕掛ける流れ。
女性からというのは、「テレサさん」が始めてですね。
魔女コスプレが似合ってました。
”襲われる事に耐性がない”という住人がコメディーです。
※望月天音
右手は気にしないように。
9話目は新人警官「日向美羽」さん。
刑事課を希望する彼女が、怪しげな噂が報告されるアパートへ潜入捜査をするというもの。
”慎重かつ大胆に!”
とか言ってましたが、大胆というか行き当たりばったりで何も考えてないですね、この人。
「ゆずきさん」・「明日香さん」が顔を合わせる10話目はクリスマス。
実はもう1人女の子の住人がいるということで、眼鏡な新キャラ「望月天音」さんが登場しています。
最上階奥に住む陰気な女性でしたが、実は女王様な漫画家さんでした。
確かに最も美形ですね。
11話目も続いて「天音さん」
宅配ドライバーの男の子を喰っています。
その彼女がピザ屋の「ヒカリさん」であったほか、後半では意外な繋がりとかなんとかが描かれていました。
なるほど、6、7話などにも実は関わっていたのかなぁ。
全体的に濃い目な色具合です。
カラー原稿の収録なので、基本的には↓表紙そのまま。
もうちょっと濃い目かなぁ。
コテコテ描き込む雰囲気ではないものの、コマ割りは細かくページは賑やか。
気持ちバランスが気になることもありましたが、勢いとコメディー描写でかなり中和されていました。
あまり気にならないと思います、本当に。
縦長なヒロイン絵で、胸の目立つスタイルです。
変態的な男性陣がそろっているためか、そちらはクドめで嫌な目立ち方。
前述した携帯サイトのサンプルがお手軽で、判断に最適だと思います。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: 強めな癖があり、好みは分かれそうです。
・話4: メガヒットも納得な面白さがありました。あとはえっちコメディーが好きかどうか。
・独5: 突っ込み疲れそうなくらいにボケ倒していました。
合計:[12/15]
巻数表記ないですが、2巻は出るのかな。
続きにも期待しましょう。
1エロDK~24H快感アパート (ニチブンコミックス) (2011/03/28) 甘夏 商品詳細を見る |
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■いなり、こんこん、恋いろは。 (よしだもろへ)
★まんがデーター [14/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : [一般]ラブコメ・神様
・おまけ: あとがき漫画、カバー裏に「いなりちゃんイラスト集」
・その他: カラー(4P)、5話収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「よしだもろへ」センセの「いなり、こんこん、恋いろは。 1巻」です。
こちらは↓表紙・裏表紙でしたねー。
キツネのお面と、鳥居がため、手に取りました。
前にも書きましたが、ざーっと並ぶ鳥居はやっぱり素敵。
誰が考えたんでしょう。
さて、そんな訳で本日は「いなり、こんこん、恋いろは。」です。
紹介帯によると…
”京都発!恋する中学生が贈る゛変身少女ラブコメディ!!”
そうあったので、てっきり魔法少女っぽいかと思いましたが、普通(?)に神様な長編漫画でした。
あ、和風魔法少女とは言えるかも。
※伏見いなり
性格から、なかなか順風満帆とはいかなそうですねー。
こちらで紹介した、「かみあり/染屋カイコ[※ちょろっと2巻]」、「かみちゅ!/鳴子ハナハル」などが近い系統ですかね。
漫画はラブコメがメインだったので、どっちかと言うと「かみちゅ!」のが近い感じでした。
器用でないヒロインが友人、神様らと交わりつつ、意中の相手に頑張る~みたいなの。
寝坊で遅刻しそうになった主人公「伏見いなり」
近道である、神社を経由するルートをチョイスしたところ、今にも川に落ちそうな子犬に遭遇。
その救出でずぶ濡れになった「いなり」は、結局遅刻してしまったのでした。
そんな頃、意中の相手「丹波橋紅司」に失態を演じていた「いなり」は、彼が”藤草中のアイドル”という「墨染朱美」と校舎裏で会っていたところを目撃。
こうして、意気消沈していた彼女の目前に、伊奈里神社の神様「宇迦之御魂神(うかの・みたまのかみ)」が出現したのです。
眷属である狐を助けたお礼にと、「いなり」は1つだけ願いを叶えると言われたんですが…
「墨染さんになりたい」
そんな願いを口にしたのでした。
お稲荷さんの協力を得たヒロイン「いなりちゃん」のラブコメ奮闘記な漫画です。
正直、購入時は1巻完結の作品だと思っていました。
モロに↓表紙も見ていたんですけどね。
左上に数字があったのかー。
こちらの1巻ですが、各話のバランスが実に良いのです。
違和感なく始まってからそれに続くエピソードがあり、驚く展開からじわじわっと盛り上がって…特に慌てることなく、するりと終わっていました。
非常に収まりイイのです。
めでたし、めでたし、かと思いきや。
たったラスト2ページにて、また後引く展開となっています。
…ぶっちゃけ、ひでるさんはここまで読んでようやく初めて続きがある漫画なのだと分かりました。
気付くの遅いなぁ。
でも、真面目に、”このまま終わっても何ら不思議でない”くらい、優れたストーリー構成です。
こうした系統の漫画が好みな方には、特にオススメ。
※変身「いなりちゃん」(※墨染朱美)
願い叶っても、ぜんぜん幸せ展開にならないのが凄い(笑)
どんくさいヒロイン、取り巻く友人「三条京子」・「丸太町」、意中の男の子「丹波橋くん」などは、前述した「かみちゅ!」ちっくな感じ。
試合で活躍できるように、とお守りは購入したものの、渡すことができなかったのでした。
そんな彼女は、うっかり「丹波橋くん」をパンモロさせてしまうんですが…怒っていました。
あの年齢の子は特に恥ずかしい時期だろうしなぁ。
せめてマル出しでなかったのは良かったと思いましたが(笑)
小さい頃同様に、友人「京子さん」が優しいです。
この導入となる1話は、舞台設定から各キャラの紹介まで、ごく自然で丁寧。
失敗、無視、別の女…と、徹底的に「いなりちゃん」を失意のズンドコへたたき落としてから、「うか様」こと「宇迦之御魂神」の登場をさせていました。
うーん、確かに「墨染さん」可愛いからなぁ。
そんな続きで、なんと願いが叶ってしまった2話。
冒頭のお兄ちゃんのリアクションに注目。
あれは成年漫画だとえっちパターンですかね。
お兄ちゃんほか家庭の皆は自分だと気付いてもらえず、初めてナンパされる、腹が減るなど、軽いパニックになっていました。
やがて行方不明とされ、捜索願いまで出されてしまうのです。
ここの展開は、ぺかぺかしたラブコメと違ってリアル。
そりゃー1人いなくなれば、コメディーでは済まない事態でしょう。
ひょっとしたら、と思った「京子さん」も気付いてなかったですねー。
こうして、”願いを叶えたのに喜ばれていない”ということで、再び「うか様」へ会いに行くのでした。
ココも必見。
ぜひ、1話の登場時と比べて見て下さい。
こうした庶民的な風情は「かみあり」ちっくですね。
ラスト前のお兄ちゃんに注目。
2周目で気付きました。
こうして「いなりちゃん」は「うか様」の変身能力を授かったのでした、という3話目。
2話の中盤にて偶然「丹波橋くん」と会っていた際に、そのまま告白をしていたので…まったく見知らぬ本人(※墨染さん)と、彼のフォローをすることとなってしまうのです。
基本的に彼女どんくさいので、あちこちスマートではありませんね。
すっかり変な人になっており、ついでに「墨染さん」をも微妙な感じにしていました。
彼の家にプリントを届ける後半では、その友人「橋本」くんに変身。
こっちでも「橋本くん」をBL疑惑にしています。
オモロイです。
※神様「宇迦之御魂神」
なかなかの胸でした。「いなりちゃん」どうなる!?
そちらの後半から4、5話が収録でのクライマックス。
詳細は描きませんが、1ページをまるまる使用した、神様の世界「高天原(たかまがはら)」の描写が見事。
うわーって、圧倒される「いなりちゃん」とシンクロできると思います。
「うか様」が言ってたお兄ちゃんというのは、「大年神(おおとし・のかみ)」でいいのかな。
美人な「うか様」と明らかに雰囲気違う、太陽神「天照大御神(あまてらす・おおみかみ)」にも注目。
ここも「いなりちゃん」とシンクロできそう。
凄まじい落し方ですわね。
なお、こちらエピソードでは、「うか様」の巨乳が見れるのでご期待下さい。
今まで服装でよく分からなかったんですよ。
5話ではヒロイン「いなりちゃん」のお風呂シーンがあるんですが…これが見事に「うか様」の真逆。
まだ服着てる方が女の子っぽいかな。
まぁ、まだ中学生だからねぇ。
そんなサービスもありつつ、4話後半は涙を誘う展開でした。
泣けます、というか毎度の如く泣きました。
5話では意外にお兄ちゃんが活躍。
次巻はもしかして…そっちのラブコメになったりするのかな。
すぐ5月に発売されるようなので、期待して待ちましょう。
柔らかながら強めな線で、全体はやや濃いめ。
特に背景はしっかり描き込みされており、お話の盛り上げに一役買っている印象。
かなり細かい描写で、ややキャラが浮いてるようにも見えました。
全体的に丁寧で、小さいコマなどもキッチリ。
あちこち巧いため、やや落差の大きいコメディー崩しが気になりました。
面白いんですけどね。
ちょっと人を選びそうかな。
判断には、紹介帯裏のカット絵が良いと思います。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: ほぼ問題ないです。ちょっと大きめな崩しが気になったので。
・話5: 1冊にきゅっとまとまる、優れたストーリー構成でした。逆に2巻が心配なくらい。
・独5: これはまた良いアプローチの神様漫画でした。
合計:[14/15]
「いなりちゃん」と行動を共にする子狐も可愛かったです。
あんなん頭に乗せていたいですよねー。
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : [一般]ラブコメ・神様
・おまけ: あとがき漫画、カバー裏に「いなりちゃんイラスト集」
・その他: カラー(4P)、5話収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「よしだもろへ」センセの「いなり、こんこん、恋いろは。 1巻」です。
こちらは↓表紙・裏表紙でしたねー。
キツネのお面と、鳥居がため、手に取りました。
前にも書きましたが、ざーっと並ぶ鳥居はやっぱり素敵。
誰が考えたんでしょう。
さて、そんな訳で本日は「いなり、こんこん、恋いろは。」です。
紹介帯によると…
”京都発!恋する中学生が贈る゛変身少女ラブコメディ!!”
そうあったので、てっきり魔法少女っぽいかと思いましたが、普通(?)に神様な長編漫画でした。
あ、和風魔法少女とは言えるかも。
※伏見いなり
性格から、なかなか順風満帆とはいかなそうですねー。
こちらで紹介した、「かみあり/染屋カイコ[※ちょろっと2巻]」、「かみちゅ!/鳴子ハナハル」などが近い系統ですかね。
漫画はラブコメがメインだったので、どっちかと言うと「かみちゅ!」のが近い感じでした。
器用でないヒロインが友人、神様らと交わりつつ、意中の相手に頑張る~みたいなの。
寝坊で遅刻しそうになった主人公「伏見いなり」
近道である、神社を経由するルートをチョイスしたところ、今にも川に落ちそうな子犬に遭遇。
その救出でずぶ濡れになった「いなり」は、結局遅刻してしまったのでした。
そんな頃、意中の相手「丹波橋紅司」に失態を演じていた「いなり」は、彼が”藤草中のアイドル”という「墨染朱美」と校舎裏で会っていたところを目撃。
こうして、意気消沈していた彼女の目前に、伊奈里神社の神様「宇迦之御魂神(うかの・みたまのかみ)」が出現したのです。
眷属である狐を助けたお礼にと、「いなり」は1つだけ願いを叶えると言われたんですが…
「墨染さんになりたい」
そんな願いを口にしたのでした。
お稲荷さんの協力を得たヒロイン「いなりちゃん」のラブコメ奮闘記な漫画です。
正直、購入時は1巻完結の作品だと思っていました。
モロに↓表紙も見ていたんですけどね。
左上に数字があったのかー。
こちらの1巻ですが、各話のバランスが実に良いのです。
違和感なく始まってからそれに続くエピソードがあり、驚く展開からじわじわっと盛り上がって…特に慌てることなく、するりと終わっていました。
非常に収まりイイのです。
めでたし、めでたし、かと思いきや。
たったラスト2ページにて、また後引く展開となっています。
…ぶっちゃけ、ひでるさんはここまで読んでようやく初めて続きがある漫画なのだと分かりました。
気付くの遅いなぁ。
でも、真面目に、”このまま終わっても何ら不思議でない”くらい、優れたストーリー構成です。
こうした系統の漫画が好みな方には、特にオススメ。
※変身「いなりちゃん」(※墨染朱美)
願い叶っても、ぜんぜん幸せ展開にならないのが凄い(笑)
どんくさいヒロイン、取り巻く友人「三条京子」・「丸太町」、意中の男の子「丹波橋くん」などは、前述した「かみちゅ!」ちっくな感じ。
試合で活躍できるように、とお守りは購入したものの、渡すことができなかったのでした。
そんな彼女は、うっかり「丹波橋くん」をパンモロさせてしまうんですが…怒っていました。
あの年齢の子は特に恥ずかしい時期だろうしなぁ。
せめてマル出しでなかったのは良かったと思いましたが(笑)
小さい頃同様に、友人「京子さん」が優しいです。
この導入となる1話は、舞台設定から各キャラの紹介まで、ごく自然で丁寧。
失敗、無視、別の女…と、徹底的に「いなりちゃん」を失意のズンドコへたたき落としてから、「うか様」こと「宇迦之御魂神」の登場をさせていました。
うーん、確かに「墨染さん」可愛いからなぁ。
そんな続きで、なんと願いが叶ってしまった2話。
冒頭のお兄ちゃんのリアクションに注目。
あれは成年漫画だとえっちパターンですかね。
お兄ちゃんほか家庭の皆は自分だと気付いてもらえず、初めてナンパされる、腹が減るなど、軽いパニックになっていました。
やがて行方不明とされ、捜索願いまで出されてしまうのです。
ここの展開は、ぺかぺかしたラブコメと違ってリアル。
そりゃー1人いなくなれば、コメディーでは済まない事態でしょう。
ひょっとしたら、と思った「京子さん」も気付いてなかったですねー。
こうして、”願いを叶えたのに喜ばれていない”ということで、再び「うか様」へ会いに行くのでした。
ココも必見。
ぜひ、1話の登場時と比べて見て下さい。
こうした庶民的な風情は「かみあり」ちっくですね。
ラスト前のお兄ちゃんに注目。
2周目で気付きました。
こうして「いなりちゃん」は「うか様」の変身能力を授かったのでした、という3話目。
2話の中盤にて偶然「丹波橋くん」と会っていた際に、そのまま告白をしていたので…まったく見知らぬ本人(※墨染さん)と、彼のフォローをすることとなってしまうのです。
基本的に彼女どんくさいので、あちこちスマートではありませんね。
すっかり変な人になっており、ついでに「墨染さん」をも微妙な感じにしていました。
彼の家にプリントを届ける後半では、その友人「橋本」くんに変身。
こっちでも「橋本くん」をBL疑惑にしています。
オモロイです。
※神様「宇迦之御魂神」
なかなかの胸でした。「いなりちゃん」どうなる!?
そちらの後半から4、5話が収録でのクライマックス。
詳細は描きませんが、1ページをまるまる使用した、神様の世界「高天原(たかまがはら)」の描写が見事。
うわーって、圧倒される「いなりちゃん」とシンクロできると思います。
「うか様」が言ってたお兄ちゃんというのは、「大年神(おおとし・のかみ)」でいいのかな。
美人な「うか様」と明らかに雰囲気違う、太陽神「天照大御神(あまてらす・おおみかみ)」にも注目。
ここも「いなりちゃん」とシンクロできそう。
凄まじい落し方ですわね。
なお、こちらエピソードでは、「うか様」の巨乳が見れるのでご期待下さい。
今まで服装でよく分からなかったんですよ。
5話ではヒロイン「いなりちゃん」のお風呂シーンがあるんですが…これが見事に「うか様」の真逆。
まだ服着てる方が女の子っぽいかな。
まぁ、まだ中学生だからねぇ。
そんなサービスもありつつ、4話後半は涙を誘う展開でした。
泣けます、というか毎度の如く泣きました。
5話では意外にお兄ちゃんが活躍。
次巻はもしかして…そっちのラブコメになったりするのかな。
すぐ5月に発売されるようなので、期待して待ちましょう。
柔らかながら強めな線で、全体はやや濃いめ。
特に背景はしっかり描き込みされており、お話の盛り上げに一役買っている印象。
かなり細かい描写で、ややキャラが浮いてるようにも見えました。
全体的に丁寧で、小さいコマなどもキッチリ。
あちこち巧いため、やや落差の大きいコメディー崩しが気になりました。
面白いんですけどね。
ちょっと人を選びそうかな。
判断には、紹介帯裏のカット絵が良いと思います。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: ほぼ問題ないです。ちょっと大きめな崩しが気になったので。
・話5: 1冊にきゅっとまとまる、優れたストーリー構成でした。逆に2巻が心配なくらい。
・独5: これはまた良いアプローチの神様漫画でした。
合計:[14/15]
「いなりちゃん」と行動を共にする子狐も可愛かったです。
あんなん頭に乗せていたいですよねー。
いなり、こんこん、恋いろは。 (1) (角川コミックス・エース 326-1) (2011/04/04) よしだ もろへ 商品詳細を見る |
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■なまプリン (isao)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]コスプレ・ラブコメ
・おまけ: あとがき、作品解説、
カラー描き下ろし「響さんのコスプレ7days」
・その他: カラー(8P)、短編×13
(うち「プリンシリーズ」×3、「バージンシリーズ」×2、
「長瀬リサシリーズ」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「isao(いさお)」センセの「なまプリン」です。
ふと見掛けました。
「夢幻戦士ヴァリス」など「日本テレネット」さんのサウンドトラックが発売されるそうです。
↓これね。
なんで今になって。
(※ちなみにひでるさんは「ヴァリス2」のサウンドトラックを持ってます)
漫画版もあるので、これらを切っ掛けにリニューアル発売されたりしないかな。
1作目はクリアできなかったんですよねー。
さて、本日は「isao」センセです。
「えっちーみっくす!!」に続く2冊目は「あこがれプリン」でした。
ヒロインは人妻も多く、だいたい年上傾向。
ラブコメ系統もありましたが、そうでないのもちらほらあり…えっちなお姉さん漫画という表現が正しいかと思います。
単行本のメインというべき「プリンシリーズ」は、「あこがれプリン」、「いいなりプリン」そして描き下ろし「響さんのコスプレ7days」という合計3話。
主人公「小峰聡」は、年下ながらアルバイト先では先輩という「楢崎響(ならさき・ひびき)」からバイト1年経過のお祝いに誘われました。
そんな彼を「響」はコスプレにて出迎え~と、そうしたお話。
※左:響さん、右:ユリさん
めんどくさいからと言って、殴って済ませないように。
あの格好より、普通の胸元あらわなバイト先衣装のがいいですね。
巨乳にヘッドロックされていましたが…羨ましいなぁ。
「響さん」も胸には自信あるようでした。
雰囲気とは裏腹に、ちゃんと料理もできるところが素敵です。
続く「いいなりプリン」は付き合ってからの2人。
誕生日という「聡くん」の要望により、バニーとされていました。
良い趣味ですね(笑)
ちゃんと脱がさないままのえっちになってます。
カラー描き下ろしの「響さんのコスプレ7days」では、バイト先衣装や制服、↓表紙のコスプレもこちらでしていました。
スタイル良いので、どちらの姿もお似合いでしたよ。
カラー原稿から始まる「へんしん!お姉ちゃん」もコスプレ話。
従姉の「ユリ」さんが某格闘ゲームヒロインな格好をしていたところ、「智」くんと鉢合わせてしまったのでした。
書かれている設定から、彼女はコスプレするっぽい人ではないようなんですが…”待ちくたびれた”と届いた宅急便を喜んでいたところから察するに、隠れコスプレイヤーみたいな人かな。
いちおうひと段落(笑)した彼は冷静に戻っていましたが、続きを仕掛けたのは「ユリさん」でした。
冒頭のカラー原稿部分はそんなん。
「智くん」は持ちキャラであったようなので、さぞ楽しめたことでしょう。
ビジネス系「ミダレル誘い」はビアガールなコスプレ。
営業成績を上げた「越智」くんらチームは、同僚「中里ゆり」さんの誕生日祝いを兼ねた飲み会に課長さんを誘っていました。
しかし、その席に呼ばれた2人はコスプレさせられていたのです。
なんのかんの言いつつ、ちゃっかり着替えている課長さんが素敵ですね。
いい歳して、とか謙遜してたものの、「ゆりさん」の言葉そのままよくお似合いでした。
切っ掛けは飲み会後の「越智くん」・「ゆりさん」の2人えっちから。
別に付き合ってはおらず、そんなんに気付いた課長さんも流れるまま参加させられるパターン。
可愛らしかったです。
「バージンあげちゃう!」、「いただきバージン」は同じ場面からの分岐漫画です。
コレでそれぞれ会話していた4名を追っかけるのもアリだと思いますが、前者は「ユリ」さん、後者は「エミ」さんと言う2人のお話になっていました。
妹の初えっちを話題にしてきた「エミさん」
居合わせた2人も経験済みで、”高2では遅い”という発言もあったため、聞いていた「ユリさん」は慌てて幼馴染み「コウスケ」を訪ねたのでした。
こうした流れなのに、殴ってえっちに誘ってました。
ひでえなぁ。
プライドも高く、初えっちながら知識を総動員してがんばっている様がキュートです。
オチも彼女らしい感じですねー。
なんのかんの言いつつも、結局「ユリさん」は「コウスケくん」と続いていくのではないかなぁ。
2話目「いただきバージン」は、前話で話題を提供していた「エミさん」
先のエピソードは取り残された「ユリさん」がショックを受けていたためか、こちらのお話の予定がなったためか(笑)、スルーされていましたが…実は「エミさん」もだいぶ分かり易い感じに反応していたのでした。
あーでしたがいちおう相手のいた「ユリさん」に対し、「エミさん」はターゲットになる男性はおらず。
たまたま遊びに来ていた妹「ナツミ」さんの彼氏「優一」くんを相手としていました。
独りえっちを目撃されての展開。
実は「優一くん」も未経験で、年下らしい大人しい子であったため、こちらも目一杯にお姉さんを演じています。
これは、その後の2人のが面白そうですねー。
「優一くん」としては「エミさん」に会うたび反芻してドキドキするでしょうし。
※長瀬リサ
売れないのは、事務所側にも原因があるでしょうねー。
裏表紙の2人は…実は同一人物だったのでした。
そんな訳で、元アイドル「長瀬リサ」さんの「奥さんのひみつ」、「アイドルトレーニング」という2話。
アイドルを引退し、結婚していた「リサさん」
旦那が連れてきた、今度取引するというお客様を見て驚いたのでした。
彼こそ、昔枕営業をしたプロデューサー「藤堂」だったのです。
ひでるさんは取引相手なんて絶対に自宅へ招きたくないですけどねー。
アイドル時代と違い、眼鏡で髪型もガラリと変わっているので、↑前述したようにほとんど別人。
「しばらく見ない間にいい女になったな」
そうした台詞にも納得です。
プロデューサー、エロいですよ。
今回はまた過去をバラされたくないことに加え、旦那の重要な仕事相手にもなっており、完全に逆らえない相手となっていました。
解説にて「isao」センセも書いていましたが、眼鏡を外しちゃうのはがっかりする人いるでしょうねー。
「アイドルトレーニング」は、アイドル時代の「リサさん」です。
まさか続きが、しかも過去描写であるとは驚き。
なかなか雰囲気ある良いアイドルなんですが、バースデーイベントであの集客では…どうにもなりません。
キッチリこなしたのは立派だと思いますけどね。
そんな訳で、1から鍛え直すという名目から、複数えっちになっていました。
こんなんで大きな仕事なんてできないってば。
せいぜいAV進出でしょう。
AV繋がりで、短編「シークレットトラップ」は昔1度だけ出演していたという義姉とのえっち。
それも望んでのことではなかったようで、「奥さんのひみつ」と似た雰囲気になっていました。
旦那には内緒に~とかありましたけれど、普通に流通していたみたい。
いずれバレちゃうよ。
深読みしたひでるさんは、実は兄貴が間接的に弟「哲也」くんをそう仕向けているのかと思いましたが。
こりゃ成年漫画の見過ぎか。
ちょっとコメディーちっく「快感マッサージ」は、人妻「多香子」さん。
旦那とのえっちにさして満足していなかった「多香子さん」は、ストレス発散も兼ねてエステに行ってみたのでした。
担当したマッサージ師は相当怪しい男でしたが…実際に腕前は良いみたい。
自ら悩みをペラペラ喋っていたのも、会話テクニックだと思います。
えっちはしていたものの後腐れなく、その後も旦那と楽しめるようになっていたので、結果オーライというお話です。
ただ、冒頭の「ホント俺ら相性いいな」という、独りよがりな台詞は怖いですね、寒々しいですね。
現状に満足することなく、日々精進しましょう。
※家庭教師「周防聡美」
このコマがお気に入り。こんな美人には、わざと溜息ついてもらいたいですね。
ほか、「Lesson to me!」は色っぽい「周防聡美」さんと「智明」くん。
プロの家庭教師という「聡美さん」の判定で、問題とされたのが弱気。
もともと彼は頭いいようで、勉強でなくえっちを教わるという流れでした。
なお、こちらの「聡美さん」は眼鏡のままです。
「久しぶりだねー」とか同窓会にて美人に声を掛けられた「蓮見」くん。
しかし、全く彼女については思い出せなかったのでした。
そんな「ハプニング同窓会!」
まぁ、あーしたシチュエーションでは無理矢理に話合わせるしかないですからねー。
えっちはともかく、実際にも経験ある人多いだろう設定でした。
分かった際にはなかなか恥ずかしいものありますが、あれは彼女も酷い。
あの変化は分かんないってば。
比較的大きめなコマ割りで、迫力ある作画です。
強めで丁寧な線は乱れず安定傾向。
濃淡具合・描き込みは適度で、そうごっちゃりした感じはありません。
お姉さん系のヒロイン群で、優れたスタイルと身長がありました。
色気よりも可愛らしい感じのが強いかなー。
収録で時期古めな作品にやや引っ掛かるコマありましたが、それも僅かな程度。
普通に読んで気になることはないでしょう。
カラーでもそう雰囲気は変わらず、また紹介帯裏面のカット絵なども参考にいいと思います。
なお、「ワニマガジン社」さんのHPで立ち読みのできたサンプルは「あこがれプリン」でした。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 全体の平均ではこれくらいかと。より安定すればいいですね。
・話4: 不可ないお話群でしたが、プラスなんちゃらが欲しい気もします。
・独4: コスプレでしょう。スタイルの良さもあり、いい感じでした。
合計:[12/15]
短編より、各シリーズモノが良かったです。
コスプレカップルとか、バージンシリーズとか、キャラで牽引・発展していくのもアリではないかと。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]コスプレ・ラブコメ
・おまけ: あとがき、作品解説、
カラー描き下ろし「響さんのコスプレ7days」
・その他: カラー(8P)、短編×13
(うち「プリンシリーズ」×3、「バージンシリーズ」×2、
「長瀬リサシリーズ」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「isao(いさお)」センセの「なまプリン」です。
ふと見掛けました。
「夢幻戦士ヴァリス」など「日本テレネット」さんのサウンドトラックが発売されるそうです。
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(※ちなみにひでるさんは「ヴァリス2」のサウンドトラックを持ってます)
漫画版もあるので、これらを切っ掛けにリニューアル発売されたりしないかな。
1作目はクリアできなかったんですよねー。
さて、本日は「isao」センセです。
「えっちーみっくす!!」に続く2冊目は「あこがれプリン」でした。
ヒロインは人妻も多く、だいたい年上傾向。
ラブコメ系統もありましたが、そうでないのもちらほらあり…えっちなお姉さん漫画という表現が正しいかと思います。
単行本のメインというべき「プリンシリーズ」は、「あこがれプリン」、「いいなりプリン」そして描き下ろし「響さんのコスプレ7days」という合計3話。
主人公「小峰聡」は、年下ながらアルバイト先では先輩という「楢崎響(ならさき・ひびき)」からバイト1年経過のお祝いに誘われました。
そんな彼を「響」はコスプレにて出迎え~と、そうしたお話。
※左:響さん、右:ユリさん
めんどくさいからと言って、殴って済ませないように。
あの格好より、普通の胸元あらわなバイト先衣装のがいいですね。
巨乳にヘッドロックされていましたが…羨ましいなぁ。
「響さん」も胸には自信あるようでした。
雰囲気とは裏腹に、ちゃんと料理もできるところが素敵です。
続く「いいなりプリン」は付き合ってからの2人。
誕生日という「聡くん」の要望により、バニーとされていました。
良い趣味ですね(笑)
ちゃんと脱がさないままのえっちになってます。
カラー描き下ろしの「響さんのコスプレ7days」では、バイト先衣装や制服、↓表紙のコスプレもこちらでしていました。
スタイル良いので、どちらの姿もお似合いでしたよ。
カラー原稿から始まる「へんしん!お姉ちゃん」もコスプレ話。
従姉の「ユリ」さんが某格闘ゲームヒロインな格好をしていたところ、「智」くんと鉢合わせてしまったのでした。
書かれている設定から、彼女はコスプレするっぽい人ではないようなんですが…”待ちくたびれた”と届いた宅急便を喜んでいたところから察するに、隠れコスプレイヤーみたいな人かな。
いちおうひと段落(笑)した彼は冷静に戻っていましたが、続きを仕掛けたのは「ユリさん」でした。
冒頭のカラー原稿部分はそんなん。
「智くん」は持ちキャラであったようなので、さぞ楽しめたことでしょう。
ビジネス系「ミダレル誘い」はビアガールなコスプレ。
営業成績を上げた「越智」くんらチームは、同僚「中里ゆり」さんの誕生日祝いを兼ねた飲み会に課長さんを誘っていました。
しかし、その席に呼ばれた2人はコスプレさせられていたのです。
なんのかんの言いつつ、ちゃっかり着替えている課長さんが素敵ですね。
いい歳して、とか謙遜してたものの、「ゆりさん」の言葉そのままよくお似合いでした。
切っ掛けは飲み会後の「越智くん」・「ゆりさん」の2人えっちから。
別に付き合ってはおらず、そんなんに気付いた課長さんも流れるまま参加させられるパターン。
可愛らしかったです。
「バージンあげちゃう!」、「いただきバージン」は同じ場面からの分岐漫画です。
コレでそれぞれ会話していた4名を追っかけるのもアリだと思いますが、前者は「ユリ」さん、後者は「エミ」さんと言う2人のお話になっていました。
妹の初えっちを話題にしてきた「エミさん」
居合わせた2人も経験済みで、”高2では遅い”という発言もあったため、聞いていた「ユリさん」は慌てて幼馴染み「コウスケ」を訪ねたのでした。
こうした流れなのに、殴ってえっちに誘ってました。
ひでえなぁ。
プライドも高く、初えっちながら知識を総動員してがんばっている様がキュートです。
オチも彼女らしい感じですねー。
なんのかんの言いつつも、結局「ユリさん」は「コウスケくん」と続いていくのではないかなぁ。
2話目「いただきバージン」は、前話で話題を提供していた「エミさん」
先のエピソードは取り残された「ユリさん」がショックを受けていたためか、こちらのお話の予定がなったためか(笑)、スルーされていましたが…実は「エミさん」もだいぶ分かり易い感じに反応していたのでした。
あーでしたがいちおう相手のいた「ユリさん」に対し、「エミさん」はターゲットになる男性はおらず。
たまたま遊びに来ていた妹「ナツミ」さんの彼氏「優一」くんを相手としていました。
独りえっちを目撃されての展開。
実は「優一くん」も未経験で、年下らしい大人しい子であったため、こちらも目一杯にお姉さんを演じています。
これは、その後の2人のが面白そうですねー。
「優一くん」としては「エミさん」に会うたび反芻してドキドキするでしょうし。
※長瀬リサ
売れないのは、事務所側にも原因があるでしょうねー。
裏表紙の2人は…実は同一人物だったのでした。
そんな訳で、元アイドル「長瀬リサ」さんの「奥さんのひみつ」、「アイドルトレーニング」という2話。
アイドルを引退し、結婚していた「リサさん」
旦那が連れてきた、今度取引するというお客様を見て驚いたのでした。
彼こそ、昔枕営業をしたプロデューサー「藤堂」だったのです。
ひでるさんは取引相手なんて絶対に自宅へ招きたくないですけどねー。
アイドル時代と違い、眼鏡で髪型もガラリと変わっているので、↑前述したようにほとんど別人。
「しばらく見ない間にいい女になったな」
そうした台詞にも納得です。
プロデューサー、エロいですよ。
今回はまた過去をバラされたくないことに加え、旦那の重要な仕事相手にもなっており、完全に逆らえない相手となっていました。
解説にて「isao」センセも書いていましたが、眼鏡を外しちゃうのはがっかりする人いるでしょうねー。
「アイドルトレーニング」は、アイドル時代の「リサさん」です。
まさか続きが、しかも過去描写であるとは驚き。
なかなか雰囲気ある良いアイドルなんですが、バースデーイベントであの集客では…どうにもなりません。
キッチリこなしたのは立派だと思いますけどね。
そんな訳で、1から鍛え直すという名目から、複数えっちになっていました。
こんなんで大きな仕事なんてできないってば。
せいぜいAV進出でしょう。
AV繋がりで、短編「シークレットトラップ」は昔1度だけ出演していたという義姉とのえっち。
それも望んでのことではなかったようで、「奥さんのひみつ」と似た雰囲気になっていました。
旦那には内緒に~とかありましたけれど、普通に流通していたみたい。
いずれバレちゃうよ。
深読みしたひでるさんは、実は兄貴が間接的に弟「哲也」くんをそう仕向けているのかと思いましたが。
こりゃ成年漫画の見過ぎか。
ちょっとコメディーちっく「快感マッサージ」は、人妻「多香子」さん。
旦那とのえっちにさして満足していなかった「多香子さん」は、ストレス発散も兼ねてエステに行ってみたのでした。
担当したマッサージ師は相当怪しい男でしたが…実際に腕前は良いみたい。
自ら悩みをペラペラ喋っていたのも、会話テクニックだと思います。
えっちはしていたものの後腐れなく、その後も旦那と楽しめるようになっていたので、結果オーライというお話です。
ただ、冒頭の「ホント俺ら相性いいな」という、独りよがりな台詞は怖いですね、寒々しいですね。
現状に満足することなく、日々精進しましょう。
※家庭教師「周防聡美」
このコマがお気に入り。こんな美人には、わざと溜息ついてもらいたいですね。
ほか、「Lesson to me!」は色っぽい「周防聡美」さんと「智明」くん。
プロの家庭教師という「聡美さん」の判定で、問題とされたのが弱気。
もともと彼は頭いいようで、勉強でなくえっちを教わるという流れでした。
なお、こちらの「聡美さん」は眼鏡のままです。
「久しぶりだねー」とか同窓会にて美人に声を掛けられた「蓮見」くん。
しかし、全く彼女については思い出せなかったのでした。
そんな「ハプニング同窓会!」
まぁ、あーしたシチュエーションでは無理矢理に話合わせるしかないですからねー。
えっちはともかく、実際にも経験ある人多いだろう設定でした。
分かった際にはなかなか恥ずかしいものありますが、あれは彼女も酷い。
あの変化は分かんないってば。
比較的大きめなコマ割りで、迫力ある作画です。
強めで丁寧な線は乱れず安定傾向。
濃淡具合・描き込みは適度で、そうごっちゃりした感じはありません。
お姉さん系のヒロイン群で、優れたスタイルと身長がありました。
色気よりも可愛らしい感じのが強いかなー。
収録で時期古めな作品にやや引っ掛かるコマありましたが、それも僅かな程度。
普通に読んで気になることはないでしょう。
カラーでもそう雰囲気は変わらず、また紹介帯裏面のカット絵なども参考にいいと思います。
なお、「ワニマガジン社」さんのHPで立ち読みのできたサンプルは「あこがれプリン」でした。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 全体の平均ではこれくらいかと。より安定すればいいですね。
・話4: 不可ないお話群でしたが、プラスなんちゃらが欲しい気もします。
・独4: コスプレでしょう。スタイルの良さもあり、いい感じでした。
合計:[12/15]
短編より、各シリーズモノが良かったです。
コスプレカップルとか、バージンシリーズとか、キャラで牽引・発展していくのもアリではないかと。
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■桜色ぶりざぁど (むつきつとむ)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : [一般]ラブコメ・人外
・おまけ: あとがき、合間にネタ絵「夏ちゃん写真集(?)」
・その他: カラー(4P)、9話収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「むつきつとむ」センセの「桜色ぶりざぁど 1巻」です。
アマゾンをざーって見ていた際に、こちらの単行本を見掛けました。
水色な↓表紙にカチっと照準が合いましたよ。
そんな訳で、あわてて取り扱いの多い店を訪ねてきました。
よく行く書店はこうした一般えっち系が弱く、入荷数少ないのか、はたまた入荷してないのか、見当たらない事多いんですよねー。
もったいないなぁ。
そんな訳で、とりあえず名前を見たら自動的に手が出る「むつきつとむ」センセ。
最新刊は「桜色ぶりざぁど 1巻」です。
※雪女「小雪さん」
洋服も着ていましたが、やっぱり和服ですよねー。
毎度お馴染み一般えっち系。
お得意のラブコメ漫画なんですが、ヒロインは雪女でした。
またまた雪女です。
ついこないだの漫画でも刺さったの”雪女”でしたが、こちらは巻数をまたぐ長編モノになっています。
個人的にブームな感じですよ。
あとがきによると、
「以前読み切りで描いた作品の設定等をベースにしている~」
とか書いてありました。
それって、「爆走彼女 むつきつとむ作品集」に収録されていた短編「ゆきの里」かな。
そっちは雪女の世界へ迷い込むパターンでしたが、こちらはだいたい立場が逆になっています。
「殿方の種をいただきにやってまいりました…」
散る桜と共に降ってきた女性に押し潰された、主人公「唯川涼(ゆいかわ・すずむ)」
介抱してくれた彼女「小雪」は、自らを”雪女”であると名乗ったのです。
ちらりと見られた能力から、本物らしいと気付いた「涼」
彼女の役目が、”子を成すため殿方と交わる”ことだと知ったのでした。
こうして、年々数が減り、絶滅の危機にあった雪女とえっちすることになったんですが…と、だいたいそんな感じ。
この1巻は、全体的にほわほわ穏やかな空気でしたね。
えっちシーンがポイントになっている、ラブコメ漫画でした。
特にヒロインの「小雪さん」などは、いかにも「むつきつとむ」センセらしいキャラです。
ラブでコメな可愛らしさがありつつも、ちらほら垣間見える心理描写はしっかりしていました。
個人的には収録の8話にびっくりしましたよ。
世間知らずのヒロイン「小雪さん」は雪女。
おっとりとした物腰の女性で、和服がよく似合っています。
ただ、草履について知識なかったのは意外。
登場時は裸足でしたが、もともと履かないものでしたっけ。
いちおう雪女に違いないんですが、語るそのままでは”人の血の方が濃い混血”とのこと。
そのため、能力も自在には扱えていません。
平時ではせいぜい手の平程度の雪を作り出すくらい。
なんとなく冷気を放出しているようなコマはあったものの、よくありがちな”身体が冷たい”という設定もない様子。
炎天下を歩いたり、お湯に触れたりと熱に弱いこともなく、普通に料理とかもしていました。
(※肉じゃが作ってます)
そのため人間と大差はなく、「涼くん」の妹「夏」さんは能力について手品の類だと疑っており、母「夕紀」さんについては特に深く考えず流していました。
ぽこぽこ発生させる、小さい雪だるまが可愛らしいです。
「小雪さん」の目的、もともとの使命は子作り。
そのため、話すうちに自然とえっちな方面へ流れるんですが…彼女は恥ずかしがり屋で未経験なのでした。
声だけ登場していたお姉さんも、1年もかからずに男性と出会ったことを驚いていますね。
※言だるま
これが欲しい!!商品化されないかなぁ。
ほか、「涼」・「夕紀」といった名前と比較して、唯一「小雪さん」の対極っぽい名前だった妹「夏さん」
家では家事を取り仕切るしっかり者で、世話好き。
(※母「夕紀さん」は小料理屋の女将で、たぶん家は不在がち)
ラブとは違うと思いますが、理想的な兄の像があるのかな。
何かと2人にちょっかい出していました。
やや小姑っぽいですかねー。
外面は良いらしく、「涼くん」とその友人が全く異なるイメージであったのが可笑しいです。
今回の収録は、だいたい4部の構成になっていました。
出会いの1、2話。
後半の描写から木登りは得意そうだったので、落ちてきたのはそうした原因かなー。
胸で押しつぶしており、どっかんなる王道パターン。
ここで「涼くん」は軽く足をひねっており、「小雪さん」の性格から家まで付いてくるのは自然な流れに感じました。
妹「夏さん」の登場はいかにも一般系っぽいですね。
3話から5話までが、”目指せ初えっち”という展開。
このカップルはお互い不慣れなんですよ。
さらに、風邪で大学受験に失敗していた「涼くん」は、”肝心な場面で失敗する”と思い込んでいる、精神的な弱さがありました。
”ダメ”という言葉がキーワードになってますね。
そうした彼が、純粋な「小雪さん」によって成長していく~みたいな側面もあるようです。
「もう一度、じっくりと見せて下さいませんか!?」
そうした3話は、なんらかのプレイちっくでした。
ああいうのはまたいいかも。
続く4話は「小雪さん」・「夏さん」の会話に注目。
兄のえっち失敗談を聞かされるというのは、複雑な心境でしょうねぇ。
また、遠方通信能力の”言だるま”がキュート。
あれ携帯電話として発売されたら、ひでるさんは絶対に買います。
隣で見ていた「夏さん」のリアクションがまたいいですね。
「小雪さん」の古風な閃き漫符も刺さりました。
5話は1巻のクライマックスですね。
「お役目が果たせました」
…という言葉で、我に返った「涼くん」という6、7話。
関係を深めるパートですかね。
確かに、目的達した彼女がだらだらと居候を続ける必要はないのです。
純な「小雪さん」によって、前に進むことのできた彼ですから、”帰したくない”と思うのは当然のこと。
ちょっと機嫌の悪い、レアな表情も見られます。
禁止されていた、家でのえっちが描かれる7話が好き。
あれはぜひ「夏さん」がどうだったか見たいなぁ。
※左:夏さん、右:春日奈胡さん
次巻ではさらなる活躍が見込まれる「奈胡さん」です。
ホテル代を稼ぐ(←家ではダメなので)ため、「涼くん」はバイトを始めています。
そんな8、9話は新キャラ登場話。
バイト先であるコンビニでの同僚「春日奈胡(かすが・なこ)」さん。
ショートカットのすらりとした美人でした。
初登場時はどきーって刺さりましたが、まさかあんな展開になるとは意外。
詳細は伏せますが、次巻はどうなってしまうんでしょう。
なお、彼女がよくサボっていた上に切実な金銭問題(笑)を抱えていた「涼くん」は、1週間で”仕事完璧”という評価を得ていました。
そうした調子で試験も巧く運べばいいですね。
柔らかな線で、濃淡・描き込みの適度な作画。
ふわりとした優しさがあり、ソフトな洗練具合でした。
漫画の巧い方で、特にコメディー描写に優れています。
引っ掛かるポイントもなく、テンポよく読み進められるでしょう。
バランス良く、全体も安定していました。
多少の癖はあるものの、そう嫌味ある絵柄ではないと思います。
そう変化はないので、↓表紙・裏表紙にてご判断下さい。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: そう問題ないと思いますが、コメディー部分は好き嫌いあるかなー。
・話4: ファンタジーなキャラを相手に、ほのぼのとしたテンションのラブコメです。
・独3: 細かく面白いものの、今のところコレと目立つポイントは薄いかも。
合計:[11/15]
2巻はひょっとして「小雪さん」の故郷へ行ったりするのかな。
”言だるま”の相手であったお姉さんほか、ロリな雪女さんの登場とかがあるかもしれません。
期待しましょう!
★「むつきつとむ」センセの漫画紹介記事 ※下記は全て一般単行本。
「オンラインな彼女」
中編、短編集。チャットと現実が別人のような女性の話がメインです。
「快感温度n℃」 「快感温度n℃[完結]」
全2巻。温泉宿が舞台のラブコメストーリー。
「桃色ぴ~ナッツ」
全2巻。下宿する大学生の女性4名と大家兄弟の恋愛話。
「いきなり☆ねこキック」
1巻発売中。猫耳少女を「ちゃろ」と麻木家姉弟の恋愛話。
「ロマンス地獄」
1巻完結。 喫茶店「浪漫棲」を経営する姉妹との恋愛話。
「爆走彼女 むつきつとむ作品集」
短編集。猫耳とか雪女とか妹とかおねーちゃんとか。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : [一般]ラブコメ・人外
・おまけ: あとがき、合間にネタ絵「夏ちゃん写真集(?)」
・その他: カラー(4P)、9話収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「むつきつとむ」センセの「桜色ぶりざぁど 1巻」です。
アマゾンをざーって見ていた際に、こちらの単行本を見掛けました。
水色な↓表紙にカチっと照準が合いましたよ。
そんな訳で、あわてて取り扱いの多い店を訪ねてきました。
よく行く書店はこうした一般えっち系が弱く、入荷数少ないのか、はたまた入荷してないのか、見当たらない事多いんですよねー。
もったいないなぁ。
そんな訳で、とりあえず名前を見たら自動的に手が出る「むつきつとむ」センセ。
最新刊は「桜色ぶりざぁど 1巻」です。
※雪女「小雪さん」
洋服も着ていましたが、やっぱり和服ですよねー。
毎度お馴染み一般えっち系。
お得意のラブコメ漫画なんですが、ヒロインは雪女でした。
またまた雪女です。
ついこないだの漫画でも刺さったの”雪女”でしたが、こちらは巻数をまたぐ長編モノになっています。
個人的にブームな感じですよ。
あとがきによると、
「以前読み切りで描いた作品の設定等をベースにしている~」
とか書いてありました。
それって、「爆走彼女 むつきつとむ作品集」に収録されていた短編「ゆきの里」かな。
そっちは雪女の世界へ迷い込むパターンでしたが、こちらはだいたい立場が逆になっています。
「殿方の種をいただきにやってまいりました…」
散る桜と共に降ってきた女性に押し潰された、主人公「唯川涼(ゆいかわ・すずむ)」
介抱してくれた彼女「小雪」は、自らを”雪女”であると名乗ったのです。
ちらりと見られた能力から、本物らしいと気付いた「涼」
彼女の役目が、”子を成すため殿方と交わる”ことだと知ったのでした。
こうして、年々数が減り、絶滅の危機にあった雪女とえっちすることになったんですが…と、だいたいそんな感じ。
この1巻は、全体的にほわほわ穏やかな空気でしたね。
えっちシーンがポイントになっている、ラブコメ漫画でした。
特にヒロインの「小雪さん」などは、いかにも「むつきつとむ」センセらしいキャラです。
ラブでコメな可愛らしさがありつつも、ちらほら垣間見える心理描写はしっかりしていました。
個人的には収録の8話にびっくりしましたよ。
世間知らずのヒロイン「小雪さん」は雪女。
おっとりとした物腰の女性で、和服がよく似合っています。
ただ、草履について知識なかったのは意外。
登場時は裸足でしたが、もともと履かないものでしたっけ。
いちおう雪女に違いないんですが、語るそのままでは”人の血の方が濃い混血”とのこと。
そのため、能力も自在には扱えていません。
平時ではせいぜい手の平程度の雪を作り出すくらい。
なんとなく冷気を放出しているようなコマはあったものの、よくありがちな”身体が冷たい”という設定もない様子。
炎天下を歩いたり、お湯に触れたりと熱に弱いこともなく、普通に料理とかもしていました。
(※肉じゃが作ってます)
そのため人間と大差はなく、「涼くん」の妹「夏」さんは能力について手品の類だと疑っており、母「夕紀」さんについては特に深く考えず流していました。
ぽこぽこ発生させる、小さい雪だるまが可愛らしいです。
「小雪さん」の目的、もともとの使命は子作り。
そのため、話すうちに自然とえっちな方面へ流れるんですが…彼女は恥ずかしがり屋で未経験なのでした。
声だけ登場していたお姉さんも、1年もかからずに男性と出会ったことを驚いていますね。
※言だるま
これが欲しい!!商品化されないかなぁ。
ほか、「涼」・「夕紀」といった名前と比較して、唯一「小雪さん」の対極っぽい名前だった妹「夏さん」
家では家事を取り仕切るしっかり者で、世話好き。
(※母「夕紀さん」は小料理屋の女将で、たぶん家は不在がち)
ラブとは違うと思いますが、理想的な兄の像があるのかな。
何かと2人にちょっかい出していました。
やや小姑っぽいですかねー。
外面は良いらしく、「涼くん」とその友人が全く異なるイメージであったのが可笑しいです。
今回の収録は、だいたい4部の構成になっていました。
出会いの1、2話。
後半の描写から木登りは得意そうだったので、落ちてきたのはそうした原因かなー。
胸で押しつぶしており、どっかんなる王道パターン。
ここで「涼くん」は軽く足をひねっており、「小雪さん」の性格から家まで付いてくるのは自然な流れに感じました。
妹「夏さん」の登場はいかにも一般系っぽいですね。
3話から5話までが、”目指せ初えっち”という展開。
このカップルはお互い不慣れなんですよ。
さらに、風邪で大学受験に失敗していた「涼くん」は、”肝心な場面で失敗する”と思い込んでいる、精神的な弱さがありました。
”ダメ”という言葉がキーワードになってますね。
そうした彼が、純粋な「小雪さん」によって成長していく~みたいな側面もあるようです。
「もう一度、じっくりと見せて下さいませんか!?」
そうした3話は、なんらかのプレイちっくでした。
ああいうのはまたいいかも。
続く4話は「小雪さん」・「夏さん」の会話に注目。
兄のえっち失敗談を聞かされるというのは、複雑な心境でしょうねぇ。
また、遠方通信能力の”言だるま”がキュート。
あれ携帯電話として発売されたら、ひでるさんは絶対に買います。
隣で見ていた「夏さん」のリアクションがまたいいですね。
「小雪さん」の古風な閃き漫符も刺さりました。
5話は1巻のクライマックスですね。
「お役目が果たせました」
…という言葉で、我に返った「涼くん」という6、7話。
関係を深めるパートですかね。
確かに、目的達した彼女がだらだらと居候を続ける必要はないのです。
純な「小雪さん」によって、前に進むことのできた彼ですから、”帰したくない”と思うのは当然のこと。
ちょっと機嫌の悪い、レアな表情も見られます。
禁止されていた、家でのえっちが描かれる7話が好き。
あれはぜひ「夏さん」がどうだったか見たいなぁ。
※左:夏さん、右:春日奈胡さん
次巻ではさらなる活躍が見込まれる「奈胡さん」です。
ホテル代を稼ぐ(←家ではダメなので)ため、「涼くん」はバイトを始めています。
そんな8、9話は新キャラ登場話。
バイト先であるコンビニでの同僚「春日奈胡(かすが・なこ)」さん。
ショートカットのすらりとした美人でした。
初登場時はどきーって刺さりましたが、まさかあんな展開になるとは意外。
詳細は伏せますが、次巻はどうなってしまうんでしょう。
なお、彼女がよくサボっていた上に切実な金銭問題(笑)を抱えていた「涼くん」は、1週間で”仕事完璧”という評価を得ていました。
そうした調子で試験も巧く運べばいいですね。
柔らかな線で、濃淡・描き込みの適度な作画。
ふわりとした優しさがあり、ソフトな洗練具合でした。
漫画の巧い方で、特にコメディー描写に優れています。
引っ掛かるポイントもなく、テンポよく読み進められるでしょう。
バランス良く、全体も安定していました。
多少の癖はあるものの、そう嫌味ある絵柄ではないと思います。
そう変化はないので、↓表紙・裏表紙にてご判断下さい。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: そう問題ないと思いますが、コメディー部分は好き嫌いあるかなー。
・話4: ファンタジーなキャラを相手に、ほのぼのとしたテンションのラブコメです。
・独3: 細かく面白いものの、今のところコレと目立つポイントは薄いかも。
合計:[11/15]
2巻はひょっとして「小雪さん」の故郷へ行ったりするのかな。
”言だるま”の相手であったお姉さんほか、ロリな雪女さんの登場とかがあるかもしれません。
期待しましょう!
桜色ぶりざぁど 1 (マンサンコミックス) (2011/03/29) むつき つとむ 商品詳細を見る |
★「むつきつとむ」センセの漫画紹介記事 ※下記は全て一般単行本。
「オンラインな彼女」
中編、短編集。チャットと現実が別人のような女性の話がメインです。
「快感温度n℃」 「快感温度n℃[完結]」
全2巻。温泉宿が舞台のラブコメストーリー。
「桃色ぴ~ナッツ」
全2巻。下宿する大学生の女性4名と大家兄弟の恋愛話。
「いきなり☆ねこキック」
1巻発売中。猫耳少女を「ちゃろ」と麻木家姉弟の恋愛話。
「ロマンス地獄」
1巻完結。 喫茶店「浪漫棲」を経営する姉妹との恋愛話。
「爆走彼女 むつきつとむ作品集」
短編集。猫耳とか雪女とか妹とかおねーちゃんとか。
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■えろぐん (あきやまけんた)
★まんがデーター [13/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]軍隊・戦記
・おまけ: あとがき、えろぐん・人物紹介、
えろぐん・用語解説、カバー裏に別絵。
・その他: カラー(10P)、短編×9
(うち「えろぐん」×7)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「あきやまけんた」センセの「えろぐん」です。
ちょっとだけ昔話を。
PCゲームで「FOXY2(エルフ)」というのがあったの。
戦車とかなんとかの、いわゆる現代戦シミュレーションゲームで、合間に軽いえっちシーンがあったりするのよ。
こちらが好きだったんです。
ゲームは普通に面白く、ヒロインもリアル寄りでした。
名前はすっきり忘れましたが、赤い髪のヒロインが良かったなぁ。
「リサ」さんだっけか。
似たSLGの「シャングリラ」はリニューアルされてたみたいですが、こっちは「エルフオールスターズ脱衣雀」みたいなお祭りソフトでも無視されていて…なんだかさみしい限り。
るるる。
ネット検索でも、あまりバチーとヒットしなかったですねー。
…と、なんでそんな事を延々と時間をかけて検索(笑)しながら書いたのか。
女の子+軍服という組み合わせを意識するようになった切っ掛けが、ソレだったかなーと思ったので。
「軍服を剥ぎ取れ!!」
今回紹介します単行本「えろぐん」の紹介帯にはそうした文言がありました。
描かれている「あきやまけんた」センセの名前もサーチに引っ掛かったんですが、気になったのはそっち。
手に取って、↓表紙・裏表紙で即座に購入決定です。
※左:秘書官「敷島沙霧」、右:参謀長「倉杜高嶺」
眼鏡を揃えてみました。「高嶺さん」は目立ってましたね。
女の子の軍服姿っていいですよね。
個人的には、学ラン女子と似た角度の刺さり方ではないかなぁ、って考えています。
男性イメージの服装に、ほんのり女性っぽさ(顔は無論、胸とか尻とか足とか…)が加わるのがいいのでは。
わかんないですが。
(あとがきには、”需要ない”って書かれてました。ないのかー)
そうしたポイントほかお話も良く、以前に紹介した「楽園☆遊戯」より、ぐさー刺さりました。
良かったです。
前置き長くなりましたが、じっくり描いていきます。
収録は表題作の「えろぐん」がほとんどで、2話ほどの短編がオマケっぽく収録されていました。
軍事部隊の中編ストーリーで、巻末にはキャラ紹介とか用語解説もあります。
要するに、単純なドッカン話ではなく、かなり細かく設定をされているんですね。
どっかメーカーさんにSLG化してほしいくらい。
そんな訳で、お話は良く、読み応えもあったんですが…肝心の軍服えっち。
2話に少々、3、5話はそこそこしっかり描かれていたものの、他のエピソードでは脱衣シーンもなく、他の服装だったり、いきなり全裸だったり…。
あああ「あきやまけんた」センセ、脱がすの早過ぎますぅー。
警官とかナースとかのAVは規制あると昔聞いたことあるんですが、こっちにもなんらかの規制とか圧力があったりするのかな。
紹介帯で期待をパンパンに膨らませてしまうと、がっかりするかもしれません。
「大猫神帝国」櫓州軍の司令官(大将)という主人公「更科直人」
指揮した戦闘では負け知らずで、”魔王”と恐れられていました。
戦争を挑んだ隣国「ヴェルディア王国」の主要都市は既に陥落。
僅かな部隊のみが抵抗を続ける戦況で、「レーナ姫」から国を腐敗させていた各大臣までを捕えていたのです。
侵攻の理由は「レーナ姫」という「直人」でしたが…彼の許嫁で副官「御子神綾羽」は、そんな理由に疑問を感じていたのでした。
かなり大雑把ですが、だいたいそんな導入部。
櫓州軍のアレコレを描いたストーリー漫画。
えっちシーンとかコメディーっぽさも少しだけ。
基本的には、えっちをメインとした、ややシリアス寄りな軍記モノという風情です。
だいたい現代戦のようでしたが、戦闘シーンなどはほとんど描かれていません。
それっぽいのは、軍議の場面くらい。
彼の周囲を固めているのが女性ばかりと、実に羨ましい限りなのでした。
まぁ、成年漫画ですからねー。
ただし端々には深い設定が匂っており、なかなか読み応えあります。
なるたけお話に触れないよう、各話について軽く書きますね。
先に情報を得たくない方は、↓以下をすっ飛ばして頂ければ。
※金色の美竜姫「シャルロット姫」
こうした、信頼関係あるパトロンの存在がいいですね。盛り上がりますね。
1話は「ヴェルディア王国」の「レーナ姫」
ファンタジーっぽいお姫様で、拘束されていた彼女とのえっち展開。
「直人くん」は”左手で触れると感覚が敏感になる”という、大変に都合のよい得意能力の持ち主でした。
そのため、いきなり盛り上がっており…後半の公開えっちなどは「キルタイム」さんの姫様漫画ちっく。
彼も制裁を受けるため、読後感は悪くありません。
ただ、いきなり軍服ヒロインではないんですよねー。
2話は秘書官(中尉相当官)「敷島沙霧」さんと、同盟国「神聖ブリガンディ帝国」の姫「シャルロット(シャーリー)」さん。
「沙霧さん」は秘書らしく机の下から登場です。
タイツと黒下着が素敵。
”金色の美竜姫”という「シャーリーさん」は、先の「レーナ姫」と違って武闘派。
3名でのえっち対決っぽさもありました。
ここの注目は、1話の真相が明かされる後半部分かな。
「シャーリーさん」は立場もあってか直接の出番はこのエピソードのみと少ないんですが、そちら「直人くん」との会話から非常に印象的なキャラとなっています。
出番コレだけというのはもったいないですねー。
「綾羽さん」との絡みをもっと見たいです。
3話はヒロイン「綾羽さん」を横目に↓表紙を飾っている参謀長(陸軍大佐)「倉杜高嶺(くらもり・たかね)」
眼鏡の巨乳さんですね。
「あきやまけんた」センセは彼女が好みなのかな。
軍服えっちが堪能できるお話で、軍服下からの巨乳、しかも陥没となっていました。
複数にされるパターンでしたが、ラスト前のあんなんはやっぱりという感じでしたよー。
「シャーリーさん」も指摘していたキーワードの追加情報もあった4話。
こちらは第12師団・師団長(陸軍少将)「榊魅代」、第42師団・師団長(陸軍少将)「久我坂優」の猫耳・複数えっちです。
ノリノリなツインテール・ロリちっくな「優さん」より、嫌がってる「魅代さん」のがいいですね。
急遽の資金調達も可能という、凄まじい部隊でした。
なお、3、4話どちらも「綾羽さん」がため、コメディーちっくなオチになってます。
兵站参謀(陸軍少佐)「越石真里菜」さんと参謀長「高嶺さん」の百合プレイがカラー原稿であった5話。
ある事情から、2人が”特別営倉”行きとなっていました。
これはまた、やたらめったら卑猥なシチュエーションでしたねー。
名作「いけないよゆう子さん/唯登詩樹」と似た感じのプレイで、こんなん好き。
ここはえっち面のクライマックスでしょう。
6、7話が最終エピソード。
皆さま想像とおり、こちらは真面目な副官「綾羽さん」
黒髪・貧乳の可愛らしい方でした。
えーっと、どこまで書いていいかな…。
泣ける展開でしたよ。
ひでるさんは涙腺やたらめったら弱いので、そんなんもあまり参考にならないですが…とにかく良い、熱いお話にて締めくくられていました。
前述しているように、えっち部分はやや不満な点がありましたが、もうちょっと彼女らを色々と見ていたいですね。
できれば、2冊から3冊くらいでじっくりと。
※左:副官「御子神綾羽」、右:兵站参謀「越石真里菜」
「綾羽さん」は可愛らしい方でした。彼あんなんだと落ち着かなそうですけどね。
4ページのショート「the After Day」は08年と原稿時期では最も古いモノ。
こちらに登場しているのは、「メイドdeラプソディー」のキャラたちです。
タイトルそのまま、後日談のようでした。
ブログでは紹介してませんが、登場するヒロインらはなんとない記憶があり…たぶん読んでいた筈。
短い上にヒロインが次々に顔を見せ、またその説明もまるでなく、ばっさり終了。
描き下ろし漫画的な内容なので、やはり「メイドdeラプソディー」の方に収録してほしかったところ。
この単行本には相応しくないですねー。
有名RPGを思い出す短編「あぶない水着」
ビキニを着るため必死にダイエットした「ミキ」さんでしたが、恋人「ゆーじ」は無反応。
そこで、より面積の少ない水着でアピールしたところ、あっさり乗っかってきたのでした。
彼は素早く反応してましたね。
個人的には、”あぶなくない水着”のが好きです。
隠されてるのを見るのが楽しいのよ。
そんな訳で、このエロ水着パターンはひでるさん刺さりません。
漫画の舞台は部屋内でしたが、もしこれが外で、さらに多くの視線があったりすれば、話はまた別なんですが。
乱れや崩れのない、洗練された綺麗な作画。
濃淡はさほど濃くなく、ややごっちゃり感はあったものの全体は丁寧でした。
派手でバランスも良いですね。
すらりと身長あるキャラは漫画っぽさが残りつつも、美人傾向。
これがコメディーからシリアスな展開まで、幅広く、違和感のないものにしています。
特に引っ掛かるようなコマや表現もなく、重すぎず軽くもない雰囲気がお話と合っていました。
↓表紙などカラー部分とそう極端な差はないので、判断はそちらで良いでしょう。
なお、「ヒット出版社」さんのHPではたっぷりの原稿と「えろぐん」の1話が立ち読みできます。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 現状でも良いんですが、さらに高みが目指せそうな気がするので…。
・話4: ハチャメチャでなく、お話は好きな系統でした。もっと見たいです。
・独5: 軍服えっちは少なかったものの、こうした成年漫画はそう見掛けません。
合計:[13/15]
1話軍議のシーンには地図が描かれています。
それぞれキャラの喋る地名などはこちらから引っ張れること多く、見ながら読むと掴み易いと思います。
ぜひ再登場してほしいですねー。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]軍隊・戦記
・おまけ: あとがき、えろぐん・人物紹介、
えろぐん・用語解説、カバー裏に別絵。
・その他: カラー(10P)、短編×9
(うち「えろぐん」×7)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「あきやまけんた」センセの「えろぐん」です。
ちょっとだけ昔話を。
PCゲームで「FOXY2(エルフ)」というのがあったの。
戦車とかなんとかの、いわゆる現代戦シミュレーションゲームで、合間に軽いえっちシーンがあったりするのよ。
こちらが好きだったんです。
ゲームは普通に面白く、ヒロインもリアル寄りでした。
名前はすっきり忘れましたが、赤い髪のヒロインが良かったなぁ。
「リサ」さんだっけか。
似たSLGの「シャングリラ」はリニューアルされてたみたいですが、こっちは「エルフオールスターズ脱衣雀」みたいなお祭りソフトでも無視されていて…なんだかさみしい限り。
るるる。
ネット検索でも、あまりバチーとヒットしなかったですねー。
…と、なんでそんな事を延々と時間をかけて検索(笑)しながら書いたのか。
女の子+軍服という組み合わせを意識するようになった切っ掛けが、ソレだったかなーと思ったので。
「軍服を剥ぎ取れ!!」
今回紹介します単行本「えろぐん」の紹介帯にはそうした文言がありました。
描かれている「あきやまけんた」センセの名前もサーチに引っ掛かったんですが、気になったのはそっち。
手に取って、↓表紙・裏表紙で即座に購入決定です。
※左:秘書官「敷島沙霧」、右:参謀長「倉杜高嶺」
眼鏡を揃えてみました。「高嶺さん」は目立ってましたね。
女の子の軍服姿っていいですよね。
個人的には、学ラン女子と似た角度の刺さり方ではないかなぁ、って考えています。
男性イメージの服装に、ほんのり女性っぽさ(顔は無論、胸とか尻とか足とか…)が加わるのがいいのでは。
わかんないですが。
(あとがきには、”需要ない”って書かれてました。ないのかー)
そうしたポイントほかお話も良く、以前に紹介した「楽園☆遊戯」より、ぐさー刺さりました。
良かったです。
前置き長くなりましたが、じっくり描いていきます。
収録は表題作の「えろぐん」がほとんどで、2話ほどの短編がオマケっぽく収録されていました。
軍事部隊の中編ストーリーで、巻末にはキャラ紹介とか用語解説もあります。
要するに、単純なドッカン話ではなく、かなり細かく設定をされているんですね。
どっかメーカーさんにSLG化してほしいくらい。
そんな訳で、お話は良く、読み応えもあったんですが…肝心の軍服えっち。
2話に少々、3、5話はそこそこしっかり描かれていたものの、他のエピソードでは脱衣シーンもなく、他の服装だったり、いきなり全裸だったり…。
あああ「あきやまけんた」センセ、脱がすの早過ぎますぅー。
警官とかナースとかのAVは規制あると昔聞いたことあるんですが、こっちにもなんらかの規制とか圧力があったりするのかな。
紹介帯で期待をパンパンに膨らませてしまうと、がっかりするかもしれません。
「大猫神帝国」櫓州軍の司令官(大将)という主人公「更科直人」
指揮した戦闘では負け知らずで、”魔王”と恐れられていました。
戦争を挑んだ隣国「ヴェルディア王国」の主要都市は既に陥落。
僅かな部隊のみが抵抗を続ける戦況で、「レーナ姫」から国を腐敗させていた各大臣までを捕えていたのです。
侵攻の理由は「レーナ姫」という「直人」でしたが…彼の許嫁で副官「御子神綾羽」は、そんな理由に疑問を感じていたのでした。
かなり大雑把ですが、だいたいそんな導入部。
櫓州軍のアレコレを描いたストーリー漫画。
えっちシーンとかコメディーっぽさも少しだけ。
基本的には、えっちをメインとした、ややシリアス寄りな軍記モノという風情です。
だいたい現代戦のようでしたが、戦闘シーンなどはほとんど描かれていません。
それっぽいのは、軍議の場面くらい。
彼の周囲を固めているのが女性ばかりと、実に羨ましい限りなのでした。
まぁ、成年漫画ですからねー。
ただし端々には深い設定が匂っており、なかなか読み応えあります。
なるたけお話に触れないよう、各話について軽く書きますね。
先に情報を得たくない方は、↓以下をすっ飛ばして頂ければ。
※金色の美竜姫「シャルロット姫」
こうした、信頼関係あるパトロンの存在がいいですね。盛り上がりますね。
1話は「ヴェルディア王国」の「レーナ姫」
ファンタジーっぽいお姫様で、拘束されていた彼女とのえっち展開。
「直人くん」は”左手で触れると感覚が敏感になる”という、大変に都合のよい得意能力の持ち主でした。
そのため、いきなり盛り上がっており…後半の公開えっちなどは「キルタイム」さんの姫様漫画ちっく。
彼も制裁を受けるため、読後感は悪くありません。
ただ、いきなり軍服ヒロインではないんですよねー。
2話は秘書官(中尉相当官)「敷島沙霧」さんと、同盟国「神聖ブリガンディ帝国」の姫「シャルロット(シャーリー)」さん。
「沙霧さん」は秘書らしく机の下から登場です。
タイツと黒下着が素敵。
”金色の美竜姫”という「シャーリーさん」は、先の「レーナ姫」と違って武闘派。
3名でのえっち対決っぽさもありました。
ここの注目は、1話の真相が明かされる後半部分かな。
「シャーリーさん」は立場もあってか直接の出番はこのエピソードのみと少ないんですが、そちら「直人くん」との会話から非常に印象的なキャラとなっています。
出番コレだけというのはもったいないですねー。
「綾羽さん」との絡みをもっと見たいです。
3話はヒロイン「綾羽さん」を横目に↓表紙を飾っている参謀長(陸軍大佐)「倉杜高嶺(くらもり・たかね)」
眼鏡の巨乳さんですね。
「あきやまけんた」センセは彼女が好みなのかな。
軍服えっちが堪能できるお話で、軍服下からの巨乳、しかも陥没となっていました。
複数にされるパターンでしたが、ラスト前のあんなんはやっぱりという感じでしたよー。
「シャーリーさん」も指摘していたキーワードの追加情報もあった4話。
こちらは第12師団・師団長(陸軍少将)「榊魅代」、第42師団・師団長(陸軍少将)「久我坂優」の猫耳・複数えっちです。
ノリノリなツインテール・ロリちっくな「優さん」より、嫌がってる「魅代さん」のがいいですね。
急遽の資金調達も可能という、凄まじい部隊でした。
なお、3、4話どちらも「綾羽さん」がため、コメディーちっくなオチになってます。
兵站参謀(陸軍少佐)「越石真里菜」さんと参謀長「高嶺さん」の百合プレイがカラー原稿であった5話。
ある事情から、2人が”特別営倉”行きとなっていました。
これはまた、やたらめったら卑猥なシチュエーションでしたねー。
名作「いけないよゆう子さん/唯登詩樹」と似た感じのプレイで、こんなん好き。
ここはえっち面のクライマックスでしょう。
6、7話が最終エピソード。
皆さま想像とおり、こちらは真面目な副官「綾羽さん」
黒髪・貧乳の可愛らしい方でした。
えーっと、どこまで書いていいかな…。
泣ける展開でしたよ。
ひでるさんは涙腺やたらめったら弱いので、そんなんもあまり参考にならないですが…とにかく良い、熱いお話にて締めくくられていました。
前述しているように、えっち部分はやや不満な点がありましたが、もうちょっと彼女らを色々と見ていたいですね。
できれば、2冊から3冊くらいでじっくりと。
※左:副官「御子神綾羽」、右:兵站参謀「越石真里菜」
「綾羽さん」は可愛らしい方でした。彼あんなんだと落ち着かなそうですけどね。
4ページのショート「the After Day」は08年と原稿時期では最も古いモノ。
こちらに登場しているのは、「メイドdeラプソディー」のキャラたちです。
タイトルそのまま、後日談のようでした。
ブログでは紹介してませんが、登場するヒロインらはなんとない記憶があり…たぶん読んでいた筈。
短い上にヒロインが次々に顔を見せ、またその説明もまるでなく、ばっさり終了。
描き下ろし漫画的な内容なので、やはり「メイドdeラプソディー」の方に収録してほしかったところ。
この単行本には相応しくないですねー。
有名RPGを思い出す短編「あぶない水着」
ビキニを着るため必死にダイエットした「ミキ」さんでしたが、恋人「ゆーじ」は無反応。
そこで、より面積の少ない水着でアピールしたところ、あっさり乗っかってきたのでした。
彼は素早く反応してましたね。
個人的には、”あぶなくない水着”のが好きです。
隠されてるのを見るのが楽しいのよ。
そんな訳で、このエロ水着パターンはひでるさん刺さりません。
漫画の舞台は部屋内でしたが、もしこれが外で、さらに多くの視線があったりすれば、話はまた別なんですが。
乱れや崩れのない、洗練された綺麗な作画。
濃淡はさほど濃くなく、ややごっちゃり感はあったものの全体は丁寧でした。
派手でバランスも良いですね。
すらりと身長あるキャラは漫画っぽさが残りつつも、美人傾向。
これがコメディーからシリアスな展開まで、幅広く、違和感のないものにしています。
特に引っ掛かるようなコマや表現もなく、重すぎず軽くもない雰囲気がお話と合っていました。
↓表紙などカラー部分とそう極端な差はないので、判断はそちらで良いでしょう。
なお、「ヒット出版社」さんのHPではたっぷりの原稿と「えろぐん」の1話が立ち読みできます。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 現状でも良いんですが、さらに高みが目指せそうな気がするので…。
・話4: ハチャメチャでなく、お話は好きな系統でした。もっと見たいです。
・独5: 軍服えっちは少なかったものの、こうした成年漫画はそう見掛けません。
合計:[13/15]
1話軍議のシーンには地図が描かれています。
それぞれキャラの喋る地名などはこちらから引っ張れること多く、見ながら読むと掴み易いと思います。
ぜひ再登場してほしいですねー。
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■セレ・カノ (五十嵐電マ)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]ラブコメ・お嬢様
・おまけ: あとがき、合間におまけページ、
加筆修正あり。
・その他: 初単行本、カラー(8P)、短編×11
(うち「セレ・カノ」×6、「泳ごオナ」×2、
「コキつかってください」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「五十嵐電マ(いがらし・でんま)」センセの「セレ・カノ」です。
青でキュッとしまった、素敵な↓表紙ですね。
なんだかだいぶ苦しそうなポーズでしたが、艶やかな髪、透き通った瞳、縁取りのタイトル文字、スカート、そして下着まで、暖色の中にある各青色がポイントになっていました。
店頭でも目立ってましたよー。
そちらヒロインに刺さった方は、満足できる1冊でしょう。
そんなこんなで、「五十嵐電マ」センセの初単行本「セレ・カノ」ですね。
収録はメインの中編から、2話ほどのエピソードと短編になっていました。
それぞれ気になる点はちらほらあったものの、魅力的な仕上がり。
良いと思います。
※社長「マリサ」・秘書「コマツ」
この「コマツさん」は優秀そうでしたねー。ほとんどを取り仕切ってるのでは。
なお、某専門書店では8ページの小冊子がつくそうです。
内容は表題の漫画で、描き下ろしの別エピソードな様子です。
数に限りあるそうなので、気になる方は書店へダッシュ。
うっわー、そっちだったかー。
まずは収録で唯一の短編「いれて巫女」
奉納の儀の相手に指名された「道朗」くんは、巫女をつとめる「桂香」さんの相手をすることとなったのでした。
こちらのお社の御神体はいわゆる男性器。
もしかすると、こうした神事ってのは実際にあったかもしれませんねー。
”村一番の美人”という「桂香さん」
初めてを巫女服な彼女に奪われるというのは、取っといた甲斐あったかも。
女の子向けのグッズを扱い、急成長していた会社「ファンシーファクトリー」
成年女性のグッズを新たに扱うこととなり、社員を募集していたのです。
不況から就職に難攻していた主人公「森川」は、そちらの面接に気合いを入れたんですが…。
社員は社長「マリサ」、秘書「コマツ(コマっちゃん)」という若い女性が2人だけ。
しかも、面接会場はベットの上で、”実践して試したい”ということからいきなり脱がされてしまったのでした。
そんなビジネス話「コキつかってください」は、2話の連続モノです。
眼鏡でいかにも事務能力高そうな秘書「コマツさん」と、女学生みたいな社長「マリサさん」という複数ヒロインですね。
まぁ、”女学生みたいな”、って着ているのは制服で、次のエピソードを見る限り本物のようでしたが。
(※さらに、「同クラの子でねー」という台詞から察するに、秘書「コマツさん」も学生か)
だいたいは外注任せなのかな。
なんらか商品がヒットすれば、なるほど2人だけの会社ではウハウハかもしれません。
結局のところ開発した大人のオモチャも好評なようでした。
その礎になった(笑)と思われるのが、1話目の「森川くん」ですね。
えっちしているものの開発には真剣。
軽そうな雰囲気の社長「マリサさん」は、快楽に流されることなく(そこそこ流されてた)、使用感を確認していました。
「コマツさん」も万能っぷりを見せており、オチの1コマがいい感じです。
続く2話目は、「マリサさん」に悩み相談をしていたクラスメイト「桃花」さんが参加しています。
相変わらず「森川くん」が名前を覚えられていないのはお約束。
驚いていた前回に比べ、完全に社員となっている様が可笑しいです。
「やあっ、くまちゃんだよっ☆」
とか言ってました。
うわー、恥ずかしー。
そう言えば、商品の”くまちゃん”はちゃんと強度調整されていましたね。
えっちメインは「桃花さん」で、残る2人はそのサポート。
「コマツさん」が秘書になる切っ掛けも描かれており、あんな感じに優秀な社員(?)をじわじわ増やしていくんだろうなぁ。
同じく2話の連続漫画「泳ごオナ。」は裏表紙の2人です。
憧れな「マキノ」くんがいるため、スイミングスクールへ入った「アキ」さん。
そんな「アキさん」を追いかける「美羽」さんは、悶々としていた彼女をこっそり覗いていたのです。
うっかり飛び出したことで「アキさん」をパニックに追い込んでしまった「美羽さん」は、そのお詫びとして2人の仲を取り持つことを約束したのでした。
だいたいそんな感じ。
※美羽さん
こんなんです。そりゃー写真に撮りたくなって当然でしょ。
「アキさん」が大好きという、百合傾向のある「美羽さん」が主人公。
その想い人「マキノくん」に対した際の、異なる態度が可笑しいですね。
まぁ、腹立つだろうしなぁ。
「引っ込み思案なくせしてドエロなんだから」
そんな指摘をされていた「アキさん」は、告白直前にも独りで始めてしまう、エロい女性。
恥ずかしがっていたものの、欲望そのままえっちを進めていました。
告白はだーいぶ後でしたねー。
また、そんな様を真横で眺めて鼻血たらす「美羽さん」など、コメディー色の強いお話です。
最中にちらほら2人の邪魔をしてましたね。
続く2話目はスイミング部での3名。
いちおう諦めていたようなんですが…何度も2人のえっちを見せつけられた「美羽さん」は、合宿にて「マキノくん」をおとしめるべく、暗躍したのです。
”罠を仕掛けた洞窟に誘い、彼の恥ずかしい写真を撮る”という、漫画ちっくな計画です。
撮影要員として、写真部の「コミ山」くんが登場。
よわーいネタにて「マキノくん」を怖がらせていましたが…写真部「コミ山くん」の撮影対象はビキニ姿の「美羽さん」
確かにそっちですよねー。
描かれていた、跨るようなアングルが秀逸。
「とってもフォトジェニック」とか言ってましたが、その通り。
ユルい計画で結果的に2人の絆は深まり、「美羽さん」は流れで「コミ山くん」とのえっちになっていました。
優れたえっちコメディーでしたよ。
今後も失敗し続ける「美羽さん」が見たいです。
メインの「セレ・カノ」は、「0.5話」を含めて全6話という中編です。
大好きだった祖父の仕事を継ぎ、円寺(つぶらじ)家の執事となった「桂木竜ノ介」
そちらのお嬢様「円寺琴葉」は凛とした美人で、素人同然の彼を相手にしなかったのでした。
しかし、祖父の死に際の一言、
「とても素直で可愛らしくてなぁ、昔からお前に友達になってほしかったんだよ」
そんな期待から、諦めずに「琴葉」の部屋を訪ねてみると…なんと、独りえっち真っ最中な彼女とはち合わせてしまったのです。
そんな訳で、お嬢様と執事のえっちストーリーです。
収録のカラー原稿は、全てこちらのお話。
家庭環境などの要因から、独りえっちにハマっていたお嬢様「琴葉さん」
家族の前ほか学校エピソードでの振舞いなど、かなり自分を抑えていたので…ストレス発散には必要なことでしょう。
”見られてもいい”という感覚もちょろっとあり、ギリギリな様を楽しんでいるようでした。
そんな「琴葉さん」でしたから、「桂木くん」はぶっちゃけられる唯一の相手。
彼のおじいちゃんはそうした面を見抜いていたのかな。
見事な張りのある巨乳で、ややツンデレちっくで、べったり甘えてくるようなんがキュートです。
どっかがアニメにしそう。
お互いに初えっちな1話目。
「琴葉専用(わたしだけの)の執事(かつらぎ)になってくれる…?」
…とかなんとか、中盤ではだいぶ可愛らしい発言をしていました。
両親を前にしていた、初登場時とは雲泥の差ですね。
実はかなり表情豊かな娘さんです。
独りでは熟練者だったためか、いきなりメロメロになっていました。
冒頭のカラー原稿部分はオチに続く描写でしたね。
2話目は学校エピソード。
創立者は彼女の祖父で、成績優秀・容姿端麗で生徒会長でもあった「琴葉さん」
”円寺学園の奇跡”
そんな呼ばれ方をしていたため…相当に猫をかぶってます。
ストレス溜まるだろうなぁ。
ただ、そのすぐ横には「桂木くん」
学園・資料室でのえっちになっていました。
お嬢様学校らしく、大きめな窓が効果的です。
「琴葉さん」のバストは89cmだって。
男子らの噂話に照れる様がいいですねー。
番外編という2.5話は修学旅行前の「琴葉さん」とのエピソード。
あれも普段のストレスに対する退行現象ですかね。
幼児言葉で違った一面が垣間見えます。
オチの1ページが好き。
※お嬢様「円寺琴葉」
この単行本は「琴葉さん」でしょう。いい胸でした。
3話は別荘へ行くお話。
メイドさんらを遊びに行かせ、「桂木くん」との2人きりを満喫しています。
かなり彼を信頼してますね。
”死ぬほど恥ずかしい”というエロ水着でアピールしていました。
どーでもいいですが、海の隣にえらい広そうなプールを持っているんですね。
さすが円寺家。
後半にカラー原稿があり、「泳ぎ教えて」からの展開が羨ましいくらいラにブラブです。
再び学園エピソードの4話。
こちらでは新キャラ・眼鏡爆乳の「栗皆まいん」さんが登場しています。
「琴葉さん」が大好きなんですが、”近づくのは畏れ多い”と、最も近しい「桂木くん」とのえっちになっていました。
そんな感じに第三者が介入してきたことで、2人の関係をハッキリさせることとなってます。
5話がラストエピソード。
詳細は伏せますが、「琴葉さん」はお嬢様のわりに行動力ありますねー。
ここはラブラブハッピーだけでなく、ストーリー完成度の底上げがされていたように感じます。
そりゃそうだろうなぁ。
良い漫画でした。
↓表紙に釣り上げられた人も納得だと思います。
そんなカラー絵は、まとまった非常に良いモノ。
ただ、白黒絵はそれに比べて、やや弱い印象でした。
コメディー傾向もあるため、漫画のあちこちはばっさりとした軽い絵柄です。
えっちシーンなど、描き込みとか濃淡とかキッチリ処理のされたコマとの落差がそれなりにありました。
線・バランスもやや不安定気味。
乱れ、崩れを感じますね。
しかし、ある程度の水準は保たれており、各ヒロインの可愛さがためか、そう細かい部分は気になりません。
比較的幅広な輪郭と、小さい鼻。
↓表紙でも目立っていた、横長のきゅっとした目・ガラスのような瞳が特徴でした。
この目が素敵なんですよ。
ヒロインの魅力を倍増していたように思います。
前述したように、まとまったカラー絵とはやや差を感じたので、よくよく吟味して下さい。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: そう悪く感じませんでしたが、もう少し安定感が欲しいところ。
・話5: 良質のラブコメ話でした。ボリュームもあり、面白かったです。
・独4: お嬢様と巨乳ですね。「琴葉さん」万歳。
合計:[12/15]
裏表紙のカット絵は小さく、参考にはやや難しいですかね。
また「若生出版」さんHPの立ち読みページも…原稿が小さ過ぎて見辛いです。
セレ・カノ (ワコーコミックス)
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・話 :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]ラブコメ・お嬢様
・おまけ: あとがき、合間におまけページ、
加筆修正あり。
・その他: 初単行本、カラー(8P)、短編×11
(うち「セレ・カノ」×6、「泳ごオナ」×2、
「コキつかってください」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「五十嵐電マ(いがらし・でんま)」センセの「セレ・カノ」です。
青でキュッとしまった、素敵な↓表紙ですね。
なんだかだいぶ苦しそうなポーズでしたが、艶やかな髪、透き通った瞳、縁取りのタイトル文字、スカート、そして下着まで、暖色の中にある各青色がポイントになっていました。
店頭でも目立ってましたよー。
そちらヒロインに刺さった方は、満足できる1冊でしょう。
そんなこんなで、「五十嵐電マ」センセの初単行本「セレ・カノ」ですね。
収録はメインの中編から、2話ほどのエピソードと短編になっていました。
それぞれ気になる点はちらほらあったものの、魅力的な仕上がり。
良いと思います。
※社長「マリサ」・秘書「コマツ」
この「コマツさん」は優秀そうでしたねー。ほとんどを取り仕切ってるのでは。
なお、某専門書店では8ページの小冊子がつくそうです。
内容は表題の漫画で、描き下ろしの別エピソードな様子です。
数に限りあるそうなので、気になる方は書店へダッシュ。
うっわー、そっちだったかー。
まずは収録で唯一の短編「いれて巫女」
奉納の儀の相手に指名された「道朗」くんは、巫女をつとめる「桂香」さんの相手をすることとなったのでした。
こちらのお社の御神体はいわゆる男性器。
もしかすると、こうした神事ってのは実際にあったかもしれませんねー。
”村一番の美人”という「桂香さん」
初めてを巫女服な彼女に奪われるというのは、取っといた甲斐あったかも。
女の子向けのグッズを扱い、急成長していた会社「ファンシーファクトリー」
成年女性のグッズを新たに扱うこととなり、社員を募集していたのです。
不況から就職に難攻していた主人公「森川」は、そちらの面接に気合いを入れたんですが…。
社員は社長「マリサ」、秘書「コマツ(コマっちゃん)」という若い女性が2人だけ。
しかも、面接会場はベットの上で、”実践して試したい”ということからいきなり脱がされてしまったのでした。
そんなビジネス話「コキつかってください」は、2話の連続モノです。
眼鏡でいかにも事務能力高そうな秘書「コマツさん」と、女学生みたいな社長「マリサさん」という複数ヒロインですね。
まぁ、”女学生みたいな”、って着ているのは制服で、次のエピソードを見る限り本物のようでしたが。
(※さらに、「同クラの子でねー」という台詞から察するに、秘書「コマツさん」も学生か)
だいたいは外注任せなのかな。
なんらか商品がヒットすれば、なるほど2人だけの会社ではウハウハかもしれません。
結局のところ開発した大人のオモチャも好評なようでした。
その礎になった(笑)と思われるのが、1話目の「森川くん」ですね。
えっちしているものの開発には真剣。
軽そうな雰囲気の社長「マリサさん」は、快楽に流されることなく(そこそこ流されてた)、使用感を確認していました。
「コマツさん」も万能っぷりを見せており、オチの1コマがいい感じです。
続く2話目は、「マリサさん」に悩み相談をしていたクラスメイト「桃花」さんが参加しています。
相変わらず「森川くん」が名前を覚えられていないのはお約束。
驚いていた前回に比べ、完全に社員となっている様が可笑しいです。
「やあっ、くまちゃんだよっ☆」
とか言ってました。
うわー、恥ずかしー。
そう言えば、商品の”くまちゃん”はちゃんと強度調整されていましたね。
えっちメインは「桃花さん」で、残る2人はそのサポート。
「コマツさん」が秘書になる切っ掛けも描かれており、あんな感じに優秀な社員(?)をじわじわ増やしていくんだろうなぁ。
同じく2話の連続漫画「泳ごオナ。」は裏表紙の2人です。
憧れな「マキノ」くんがいるため、スイミングスクールへ入った「アキ」さん。
そんな「アキさん」を追いかける「美羽」さんは、悶々としていた彼女をこっそり覗いていたのです。
うっかり飛び出したことで「アキさん」をパニックに追い込んでしまった「美羽さん」は、そのお詫びとして2人の仲を取り持つことを約束したのでした。
だいたいそんな感じ。
※美羽さん
こんなんです。そりゃー写真に撮りたくなって当然でしょ。
「アキさん」が大好きという、百合傾向のある「美羽さん」が主人公。
その想い人「マキノくん」に対した際の、異なる態度が可笑しいですね。
まぁ、腹立つだろうしなぁ。
「引っ込み思案なくせしてドエロなんだから」
そんな指摘をされていた「アキさん」は、告白直前にも独りで始めてしまう、エロい女性。
恥ずかしがっていたものの、欲望そのままえっちを進めていました。
告白はだーいぶ後でしたねー。
また、そんな様を真横で眺めて鼻血たらす「美羽さん」など、コメディー色の強いお話です。
最中にちらほら2人の邪魔をしてましたね。
続く2話目はスイミング部での3名。
いちおう諦めていたようなんですが…何度も2人のえっちを見せつけられた「美羽さん」は、合宿にて「マキノくん」をおとしめるべく、暗躍したのです。
”罠を仕掛けた洞窟に誘い、彼の恥ずかしい写真を撮る”という、漫画ちっくな計画です。
撮影要員として、写真部の「コミ山」くんが登場。
よわーいネタにて「マキノくん」を怖がらせていましたが…写真部「コミ山くん」の撮影対象はビキニ姿の「美羽さん」
確かにそっちですよねー。
描かれていた、跨るようなアングルが秀逸。
「とってもフォトジェニック」とか言ってましたが、その通り。
ユルい計画で結果的に2人の絆は深まり、「美羽さん」は流れで「コミ山くん」とのえっちになっていました。
優れたえっちコメディーでしたよ。
今後も失敗し続ける「美羽さん」が見たいです。
メインの「セレ・カノ」は、「0.5話」を含めて全6話という中編です。
大好きだった祖父の仕事を継ぎ、円寺(つぶらじ)家の執事となった「桂木竜ノ介」
そちらのお嬢様「円寺琴葉」は凛とした美人で、素人同然の彼を相手にしなかったのでした。
しかし、祖父の死に際の一言、
「とても素直で可愛らしくてなぁ、昔からお前に友達になってほしかったんだよ」
そんな期待から、諦めずに「琴葉」の部屋を訪ねてみると…なんと、独りえっち真っ最中な彼女とはち合わせてしまったのです。
そんな訳で、お嬢様と執事のえっちストーリーです。
収録のカラー原稿は、全てこちらのお話。
家庭環境などの要因から、独りえっちにハマっていたお嬢様「琴葉さん」
家族の前ほか学校エピソードでの振舞いなど、かなり自分を抑えていたので…ストレス発散には必要なことでしょう。
”見られてもいい”という感覚もちょろっとあり、ギリギリな様を楽しんでいるようでした。
そんな「琴葉さん」でしたから、「桂木くん」はぶっちゃけられる唯一の相手。
彼のおじいちゃんはそうした面を見抜いていたのかな。
見事な張りのある巨乳で、ややツンデレちっくで、べったり甘えてくるようなんがキュートです。
どっかがアニメにしそう。
お互いに初えっちな1話目。
「琴葉専用(わたしだけの)の執事(かつらぎ)になってくれる…?」
…とかなんとか、中盤ではだいぶ可愛らしい発言をしていました。
両親を前にしていた、初登場時とは雲泥の差ですね。
実はかなり表情豊かな娘さんです。
独りでは熟練者だったためか、いきなりメロメロになっていました。
冒頭のカラー原稿部分はオチに続く描写でしたね。
2話目は学校エピソード。
創立者は彼女の祖父で、成績優秀・容姿端麗で生徒会長でもあった「琴葉さん」
”円寺学園の奇跡”
そんな呼ばれ方をしていたため…相当に猫をかぶってます。
ストレス溜まるだろうなぁ。
ただ、そのすぐ横には「桂木くん」
学園・資料室でのえっちになっていました。
お嬢様学校らしく、大きめな窓が効果的です。
「琴葉さん」のバストは89cmだって。
男子らの噂話に照れる様がいいですねー。
番外編という2.5話は修学旅行前の「琴葉さん」とのエピソード。
あれも普段のストレスに対する退行現象ですかね。
幼児言葉で違った一面が垣間見えます。
オチの1ページが好き。
※お嬢様「円寺琴葉」
この単行本は「琴葉さん」でしょう。いい胸でした。
3話は別荘へ行くお話。
メイドさんらを遊びに行かせ、「桂木くん」との2人きりを満喫しています。
かなり彼を信頼してますね。
”死ぬほど恥ずかしい”というエロ水着でアピールしていました。
どーでもいいですが、海の隣にえらい広そうなプールを持っているんですね。
さすが円寺家。
後半にカラー原稿があり、「泳ぎ教えて」からの展開が羨ましいくらいラにブラブです。
再び学園エピソードの4話。
こちらでは新キャラ・眼鏡爆乳の「栗皆まいん」さんが登場しています。
「琴葉さん」が大好きなんですが、”近づくのは畏れ多い”と、最も近しい「桂木くん」とのえっちになっていました。
そんな感じに第三者が介入してきたことで、2人の関係をハッキリさせることとなってます。
5話がラストエピソード。
詳細は伏せますが、「琴葉さん」はお嬢様のわりに行動力ありますねー。
ここはラブラブハッピーだけでなく、ストーリー完成度の底上げがされていたように感じます。
そりゃそうだろうなぁ。
良い漫画でした。
↓表紙に釣り上げられた人も納得だと思います。
そんなカラー絵は、まとまった非常に良いモノ。
ただ、白黒絵はそれに比べて、やや弱い印象でした。
コメディー傾向もあるため、漫画のあちこちはばっさりとした軽い絵柄です。
えっちシーンなど、描き込みとか濃淡とかキッチリ処理のされたコマとの落差がそれなりにありました。
線・バランスもやや不安定気味。
乱れ、崩れを感じますね。
しかし、ある程度の水準は保たれており、各ヒロインの可愛さがためか、そう細かい部分は気になりません。
比較的幅広な輪郭と、小さい鼻。
↓表紙でも目立っていた、横長のきゅっとした目・ガラスのような瞳が特徴でした。
この目が素敵なんですよ。
ヒロインの魅力を倍増していたように思います。
前述したように、まとまったカラー絵とはやや差を感じたので、よくよく吟味して下さい。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: そう悪く感じませんでしたが、もう少し安定感が欲しいところ。
・話5: 良質のラブコメ話でした。ボリュームもあり、面白かったです。
・独4: お嬢様と巨乳ですね。「琴葉さん」万歳。
合計:[12/15]
裏表紙のカット絵は小さく、参考にはやや難しいですかね。
また「若生出版」さんHPの立ち読みページも…原稿が小さ過ぎて見辛いです。
セレ・カノ (ワコーコミックス)
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■椿色バラッド (皇ハマオ)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [一般]大正時代・女学院
・おまけ: あとがき・4コマ
・その他: 折り返しにコメント、6話収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「皇ハマオ(すめらぎ・はまお)」センセの「椿色バラッド」です。
朝から何故かネットに接続できません。
ざーっと色々調べてみたところ、不具合起こり得るものらしく、とりあえずは問い合わせしないとダメみたい。
現在は時間外なので、明日まで身動きできません。
もう、勘弁してよー。
(※結局のところ外の断線が原因でした。何かひっかけられたのか…よく分かんないですが)
そんな訳で、あまりブログを書くテンションではないんですが…やります。
本日は「椿色バラッド」ですね。
描かれているのは「つよきす」などのコミックスで有名な「皇ハマオ」センセです。
個人的に、ゲームソフトの漫画家さんという印象。
購入時は、こちらもそうなのかと思いましたが、オリジナルみたい。
センセは袴娘がお好きなようで、↓表紙の雰囲気そのまま大正時代のお話になっていました。
※愛染椿
なんとなく「桜の一番!/影崎由那」を思い出しましたが…。
「あなたはいま悩んでいることや、苦しんでいること…なにかない!?」
女学院「東京仁愛師範学校附属高等女学校」へ転入してきた「愛染椿(あいぜん・つばき)」
そんなことを言っている、正義感の強い彼女。
転入早々、クラスでは”変わり者”とされてしまったのでした。
同じく転入生だった「前田かの子」は、大人しい性格からクラスでやや孤立気味。
そうしたアクティブな「椿」に押され、ちょっと気になっていた事柄について調査をお願いしたのです。
大雑把にはそうした導入部。
簡単に言えば、裏表紙そのままに”浪漫活劇”ですかね。
今のところラブと言う要素なく、女性同士の友情を描いているような感じ。
いちおう主人公は「椿さん」ですが、「かの子さん」単独の描写も多め。
感覚的には、半々くらいかな。
「ほとんど勢いだけで描いている」
あとがきにそう書かれていました。
まぁ、それは謙遜なのでしょうけど。
警察官を目指すという「椿さん」
目標はいちおう明確でしたが、時代ほか様々な要因から実際には遠いもの。
ああした↑性格から様々なことに首を突っ込むため、お話にはこと欠かないでしょう。
1話、あるいは数話による、問題解決っぽい展開ですね。
別に悪くはないものの、コレがいまいちパンチ弱め。
前述しているように目標がぼんやりしたもののため、あまり物語に引き込まれません。
もっと事件っぽくするとか、コメディーに「かの子さん」を振り回すくらいでも良かったかなぁ。
悩む暇もないくらい(笑)
4話にて加わる、独逸(どいつ)からの異国人「北野=カメーリエ=シュマンプティ」こと「プティさん」
彼女の加入で”変わり者が3名揃った”事により、だんだん面白くなってきていました。
2巻以降はまた期待できそうですが、やや仕掛けは遅かったのではないかなぁ。
※前田かの子
りぼんは「椿さん」にもらったもの。
うじうじと暗いオーラなヒロイン「かの子さん」
基本的にうつむき加減ですね。
可愛いのに勿体ない。
対人が相当苦手なようで、「椿さん」の言葉にもビクついていました。
基本的に「椿さん」は好き勝手に動くため、相棒「かの子さん」はワトソン役でも、冷静に見極める役回りでもなく、単なる話し合い相手程度の立ち位置です。
これから、なのかもしれませんが、ややぼんやり。
一人称が多く、性格からモノローグは多めで、「椿さん」と共にお話を引っ張っていました。
内向きですけどね。
先ほど書いた”目標”ですが、「かの子さん」の成長というのはあると思います。
ガツガツと勢いたっぷりに問題解決を目指す「椿さん」
雰囲気的に口数多く、声自体も大きそう。
大正野球娘などのネタから察するに、あの言動は相当なお転婆だと周囲に見られるのではないかなぁ。
(※逆に「椿さん」みたいな反応のが多かったのでは?)
警官と真っ向から口論してましたからね。
そうした言動がためか、3話では”変わり者”から”不良少女”に評価が変わっています。
1話後半にて、格好良い系な男性キャラという「高見清一郎」から帽子(※↓表紙参照)を貰っています。
あの矢絣な袴姿に警察帽という組み合わせは、なかなか可愛くてヒット。
これを前面にしていきたいですね。
なお、やたら物事に首を突っ込むものの、能力的にそう優れた描写はありません。
2話では走る警官に追いつけず(袴だしね)、頭も判断も際立ったものは特にない様子。
行動力あってしつこいくらいか。
ついでに、見た目そのまま料理・裁縫なども残念なようでした(笑)
※北野=カメーリエ=シュマンプティ
だいたいこんな感じ。2巻以降のがいいかな。
後半でなかなか良い味を出していた「プティさん」
言葉数少ない、不思議系でした。
彼女は基本黒セーラー服で、半開きな目が素敵。
しれっとしているため、「椿さん」とのやり取りも可笑しいです。
言い負かしてましたよ。
やっぱり女性は3名集団のが漫画的に映えますね。
5話での、
「あなたしか見てないから、へーき」
そんな、スカートまくっているシーンが刺さりました。
この漫画の最大の見どころだと思います(笑)
しっかりとした線で描き込みも適度。
濃淡はやや濃いめくらいです。
時代設定がためか、背景とか服装・小物はしっかりとしていました。
やっぱり気を使ってるのかな。
そう時代に詳しくはないものの、それっぽく違和感はありません。
比較的コマ内にしっかりおさまっており、全体では静かな印象です。
キャラ絵はどっちかと言うと、可愛らしいもの。
表情・動きは良く、バランスにも優れていました。
カラーでも変化はないので、だいたい↓表紙・裏表紙の判断で良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: コメディー崩しがやや大きめですが、よく描けていると思います。
・話3: 悪くはないものの、際立って良くも感じませんでした
・独3: やはりパンチ不足な印象ですね。
合計:[11/15]
漫画ではお風呂シーンほか、ちょっぴりサービスシーンもありました。
えっち系ではないので過度な期待はしないように。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [一般]大正時代・女学院
・おまけ: あとがき・4コマ
・その他: 折り返しにコメント、6話収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「皇ハマオ(すめらぎ・はまお)」センセの「椿色バラッド」です。
朝から何故かネットに接続できません。
ざーっと色々調べてみたところ、不具合起こり得るものらしく、とりあえずは問い合わせしないとダメみたい。
現在は時間外なので、明日まで身動きできません。
もう、勘弁してよー。
(※結局のところ外の断線が原因でした。何かひっかけられたのか…よく分かんないですが)
そんな訳で、あまりブログを書くテンションではないんですが…やります。
本日は「椿色バラッド」ですね。
描かれているのは「つよきす」などのコミックスで有名な「皇ハマオ」センセです。
個人的に、ゲームソフトの漫画家さんという印象。
購入時は、こちらもそうなのかと思いましたが、オリジナルみたい。
センセは袴娘がお好きなようで、↓表紙の雰囲気そのまま大正時代のお話になっていました。
※愛染椿
なんとなく「桜の一番!/影崎由那」を思い出しましたが…。
「あなたはいま悩んでいることや、苦しんでいること…なにかない!?」
女学院「東京仁愛師範学校附属高等女学校」へ転入してきた「愛染椿(あいぜん・つばき)」
そんなことを言っている、正義感の強い彼女。
転入早々、クラスでは”変わり者”とされてしまったのでした。
同じく転入生だった「前田かの子」は、大人しい性格からクラスでやや孤立気味。
そうしたアクティブな「椿」に押され、ちょっと気になっていた事柄について調査をお願いしたのです。
大雑把にはそうした導入部。
簡単に言えば、裏表紙そのままに”浪漫活劇”ですかね。
今のところラブと言う要素なく、女性同士の友情を描いているような感じ。
いちおう主人公は「椿さん」ですが、「かの子さん」単独の描写も多め。
感覚的には、半々くらいかな。
「ほとんど勢いだけで描いている」
あとがきにそう書かれていました。
まぁ、それは謙遜なのでしょうけど。
警察官を目指すという「椿さん」
目標はいちおう明確でしたが、時代ほか様々な要因から実際には遠いもの。
ああした↑性格から様々なことに首を突っ込むため、お話にはこと欠かないでしょう。
1話、あるいは数話による、問題解決っぽい展開ですね。
別に悪くはないものの、コレがいまいちパンチ弱め。
前述しているように目標がぼんやりしたもののため、あまり物語に引き込まれません。
もっと事件っぽくするとか、コメディーに「かの子さん」を振り回すくらいでも良かったかなぁ。
悩む暇もないくらい(笑)
4話にて加わる、独逸(どいつ)からの異国人「北野=カメーリエ=シュマンプティ」こと「プティさん」
彼女の加入で”変わり者が3名揃った”事により、だんだん面白くなってきていました。
2巻以降はまた期待できそうですが、やや仕掛けは遅かったのではないかなぁ。
※前田かの子
りぼんは「椿さん」にもらったもの。
うじうじと暗いオーラなヒロイン「かの子さん」
基本的にうつむき加減ですね。
可愛いのに勿体ない。
対人が相当苦手なようで、「椿さん」の言葉にもビクついていました。
基本的に「椿さん」は好き勝手に動くため、相棒「かの子さん」はワトソン役でも、冷静に見極める役回りでもなく、単なる話し合い相手程度の立ち位置です。
これから、なのかもしれませんが、ややぼんやり。
一人称が多く、性格からモノローグは多めで、「椿さん」と共にお話を引っ張っていました。
内向きですけどね。
先ほど書いた”目標”ですが、「かの子さん」の成長というのはあると思います。
ガツガツと勢いたっぷりに問題解決を目指す「椿さん」
雰囲気的に口数多く、声自体も大きそう。
大正野球娘などのネタから察するに、あの言動は相当なお転婆だと周囲に見られるのではないかなぁ。
(※逆に「椿さん」みたいな反応のが多かったのでは?)
警官と真っ向から口論してましたからね。
そうした言動がためか、3話では”変わり者”から”不良少女”に評価が変わっています。
1話後半にて、格好良い系な男性キャラという「高見清一郎」から帽子(※↓表紙参照)を貰っています。
あの矢絣な袴姿に警察帽という組み合わせは、なかなか可愛くてヒット。
これを前面にしていきたいですね。
なお、やたら物事に首を突っ込むものの、能力的にそう優れた描写はありません。
2話では走る警官に追いつけず(袴だしね)、頭も判断も際立ったものは特にない様子。
行動力あってしつこいくらいか。
ついでに、見た目そのまま料理・裁縫なども残念なようでした(笑)
※北野=カメーリエ=シュマンプティ
だいたいこんな感じ。2巻以降のがいいかな。
後半でなかなか良い味を出していた「プティさん」
言葉数少ない、不思議系でした。
彼女は基本黒セーラー服で、半開きな目が素敵。
しれっとしているため、「椿さん」とのやり取りも可笑しいです。
言い負かしてましたよ。
やっぱり女性は3名集団のが漫画的に映えますね。
5話での、
「あなたしか見てないから、へーき」
そんな、スカートまくっているシーンが刺さりました。
この漫画の最大の見どころだと思います(笑)
しっかりとした線で描き込みも適度。
濃淡はやや濃いめくらいです。
時代設定がためか、背景とか服装・小物はしっかりとしていました。
やっぱり気を使ってるのかな。
そう時代に詳しくはないものの、それっぽく違和感はありません。
比較的コマ内にしっかりおさまっており、全体では静かな印象です。
キャラ絵はどっちかと言うと、可愛らしいもの。
表情・動きは良く、バランスにも優れていました。
カラーでも変化はないので、だいたい↓表紙・裏表紙の判断で良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: コメディー崩しがやや大きめですが、よく描けていると思います。
・話3: 悪くはないものの、際立って良くも感じませんでした
・独3: やはりパンチ不足な印象ですね。
合計:[11/15]
漫画ではお風呂シーンほか、ちょっぴりサービスシーンもありました。
えっち系ではないので過度な期待はしないように。
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