■からっと! (渡辺祥智)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 魔法・コメディー
・おまけ: あとがき、設定ページ。
・その他: 現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「渡辺祥智」センセの「からっと! 1巻」です。
そんなこんなで、本日も魔法系漫画です。
ただし、学園が舞台の「暁色の潜伏魔女/袴田めら」、ファンタジー世界の「ココノカの魔女/桐原いづみ」など過去紹介のソレとは違って、現代世界での魔女っ娘漫画となっておりました。
上記どちらも魔法コメディーなんですけど、それぞれ微妙に違ってますね。
お好きな方は読み比べてみるのもいいでしょう。
さて、ありそうで結構ない、魔法っ娘漫画の「からっと! 1巻」です。
…が、すんなりそのまんまという訳ではなく。
基本設定をうまく砕いた、軽い雰囲気に仕上がっております。
※左:主人公「馬場香音さん」、右:「鹿島歩人くん」です。
並べてみても明らかに「歩人くん」のが可愛らしいんですが、男なんですねぇ。
魔法の国「カラット」では、候補者「ユニ」と「メリッサ」に次期女王の座をかけた魔法対決を試練として与えました。
お互い友人であり、直接対決を避けたい二人は代理を立てることを考えます。
その代理として選ばれたのが、外観から”真面目な優等生”に見られることにコンプレックスをもっていた「馬場香音」だったのです。
大雑把ではありますが、だいたいそんなお話。
いかにも魔法っ娘という「アルト」こと「鹿島歩人」が男子であるところがポイントのひとつ。
ぎりぎりまで期待した(かもしれない)読者の期待が見事に裏切られます。
ああ、ボーイッシュな女の子かと思ったのに…。
なんだか残念ですが、こちらは可愛らしさをウリにした系統ではないんですねー。
特に、主人公の「香音さん」がその最たるキャラでして、斜に構えた、物事に素直でない女の子。
眼鏡に三つ編みという、いかにも委員長っぽい容姿なんですが、頭は良くなく、粗暴でセンス的にもどうやら微妙。
可愛らしい格好にはいつまでも慣れず、魔法ではなく肉弾戦を挑んだりしていました。
はちゃめちゃです。
そんな、いかにもという基本をことごとく覆した可笑しさなんですね。
察するに、そうした「香音さん」の成長漫画になっているようです。
少しづつ変化も見えておりましたんで、今後はしっとり落ち着いたエピソードなどがあるかもしれませんね。
※おまけ。戦う魔法少女カノンさんです。
…って、魔法使ってないし(笑)「魔法の少尉ブラスターマリ/池田恵」を思い出しました。
好物が「肉うどん」で、それが変身のキーワードとなったり、魔法で「うどん」を召還して敵を撃退(笑)したりもしていました。
そんなんが納得できない、王道展開を期待する方には難しいでしょう。
こざっぱりとした良質なコメディーなんで、そうしたこだわりがなければ問題なくオススメです。
乱れない、丁寧な細線のすっきりとした絵柄。
すらりとした縦長な人物絵が特徴です。
コメディー時の崩れも雰囲気を損なわない程度のもので、しっかり安定した作画で全体的に巧い方。
癖はあるものの強くなく、ページ全体も見やすかったです。
話は人を選ぶものですが、「渡辺祥智」センセの絵柄に関しては万人受けするでしょう。
とりあえずまだ導入部なので、2巻以降がどう推移していくのかが楽しみなところ。
ちょっとイイ話にもできそうな素地もあるので、そういった展開にも期待。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 魔法・コメディー
・おまけ: あとがき、設定ページ。
・その他: 現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「渡辺祥智」センセの「からっと! 1巻」です。
そんなこんなで、本日も魔法系漫画です。
ただし、学園が舞台の「暁色の潜伏魔女/袴田めら」、ファンタジー世界の「ココノカの魔女/桐原いづみ」など過去紹介のソレとは違って、現代世界での魔女っ娘漫画となっておりました。
上記どちらも魔法コメディーなんですけど、それぞれ微妙に違ってますね。
お好きな方は読み比べてみるのもいいでしょう。
さて、ありそうで結構ない、魔法っ娘漫画の「からっと! 1巻」です。
…が、すんなりそのまんまという訳ではなく。
基本設定をうまく砕いた、軽い雰囲気に仕上がっております。
※左:主人公「馬場香音さん」、右:「鹿島歩人くん」です。
並べてみても明らかに「歩人くん」のが可愛らしいんですが、男なんですねぇ。
魔法の国「カラット」では、候補者「ユニ」と「メリッサ」に次期女王の座をかけた魔法対決を試練として与えました。
お互い友人であり、直接対決を避けたい二人は代理を立てることを考えます。
その代理として選ばれたのが、外観から”真面目な優等生”に見られることにコンプレックスをもっていた「馬場香音」だったのです。
大雑把ではありますが、だいたいそんなお話。
いかにも魔法っ娘という「アルト」こと「鹿島歩人」が男子であるところがポイントのひとつ。
ぎりぎりまで期待した(かもしれない)読者の期待が見事に裏切られます。
ああ、ボーイッシュな女の子かと思ったのに…。
なんだか残念ですが、こちらは可愛らしさをウリにした系統ではないんですねー。
特に、主人公の「香音さん」がその最たるキャラでして、斜に構えた、物事に素直でない女の子。
眼鏡に三つ編みという、いかにも委員長っぽい容姿なんですが、頭は良くなく、粗暴でセンス的にもどうやら微妙。
可愛らしい格好にはいつまでも慣れず、魔法ではなく肉弾戦を挑んだりしていました。
はちゃめちゃです。
そんな、いかにもという基本をことごとく覆した可笑しさなんですね。
察するに、そうした「香音さん」の成長漫画になっているようです。
少しづつ変化も見えておりましたんで、今後はしっとり落ち着いたエピソードなどがあるかもしれませんね。
※おまけ。戦う魔法少女カノンさんです。
…って、魔法使ってないし(笑)「魔法の少尉ブラスターマリ/池田恵」を思い出しました。
好物が「肉うどん」で、それが変身のキーワードとなったり、魔法で「うどん」を召還して敵を撃退(笑)したりもしていました。
そんなんが納得できない、王道展開を期待する方には難しいでしょう。
こざっぱりとした良質なコメディーなんで、そうしたこだわりがなければ問題なくオススメです。
乱れない、丁寧な細線のすっきりとした絵柄。
すらりとした縦長な人物絵が特徴です。
コメディー時の崩れも雰囲気を損なわない程度のもので、しっかり安定した作画で全体的に巧い方。
癖はあるものの強くなく、ページ全体も見やすかったです。
話は人を選ぶものですが、「渡辺祥智」センセの絵柄に関しては万人受けするでしょう。
とりあえずまだ導入部なので、2巻以降がどう推移していくのかが楽しみなところ。
ちょっとイイ話にもできそうな素地もあるので、そういった展開にも期待。
からっと!(1) (BLADE COMICS) (2007/03/30) 渡辺 祥智 商品詳細を見る |
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■魔法少女マヂカルペンチ (大林森)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・コメディー
・おまけ: あとがき、設定画ページ、
カバー裏にボツ絵・マヂカルペンチ設定。
・その他: カラー(8P)、短編×11。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大林森」センセの「魔法少女マヂカルペンチ」です。
なんだか最近は魔法関係の漫画が多い気が…します。どうですか?
こないだの「ココノカの魔女/桐原いづみ」でも書きましたが。
やっぱりの流行なのかな?
…でも、こちらの発売は去年年末頃らしいので、そうだとしても無関係ですか。
きっと気のせいですね。
※左:魔法少女「ペンチさん」、右:武者嫁「エリカさん」です。
なんだかどちらも似たようなコマになってしまいましたが。それにしても「エリカさん」はいいですねー。
そんなこんなで「大林森」センセ2冊目の単行本は「魔法少女マヂカルペンチ」です。
タイトル、表紙・裏表紙から、てっきり”魔法少女えっちモノ”と思ったんですが…残念ながら、表題作は冒頭(※カラーページ含む)からの1話だけ。
そういった趣向がお好きな方、がっかりしないようにあらかじめ注意を。
実際内容はよくある短編集でして、SFモノからガン・アクション、未来世界に武者嫁まで、幅広いジャンルな単行本となっています。
テンション高めのコメディーが特徴で、斬る・殴る・撃つ、という三拍子が揃った、「大林森」センセの独特な世界が広がっていました。
こんなん成年漫画ではちょっと珍しげです。
とりあえず購入者が最も期待するだろう表題作「魔法少女マヂカルペンチ」について。
貴重な魔道の使い手「ペンチ」は同時に破壊魔としても知られ、罰として辺境惑星である地球へと送り込まれるのでした。
地域を守るヒロインとして活躍する一方、裏では…。
だいたいそんなお話。
いきなりカラーページではヒロイン「ペンチさん」がうねうねと触手に絡めとられるシーンから始まってます。
ややテカテカし過ぎにも思いましたが、こんなん好きな方はがっちり心を掴まれるでしょう(笑)
(※こちらは「episode 0」となっており、描き下ろしかもしれません)
その後からの本編数ページに描かれた「ペンチさん」の実態が実に面白いのです。
詳細はここで書きませんが、モノ凄い裏表でした。
しかも、やっている事がことごとくセコイのが笑えます。
それでいて、ラストの1ページはほんのり暖かいという…本当にちょっとだけなんですが、これがあるだけで読後感が大違い。
設定も細かい(※「大林森」センセは設定するのが好きみたい)ようなので、ぜひ続きを見たいですね。
※担当看護婦「辻桐登喜子さん」
まさに浣腸される瞬間です。こわいよ、「登喜子さん」
盲腸で入院した主人公。
担当看護婦の「辻桐登喜子」さんは可愛く明るく、気も利く癒し系なんですが…なんだか「変」なのでした。
そんな漫画が「D.N.A」です。
浣腸にえらく喜んでいたり、毛を剃るのに刀を振り回す「登喜子さん」が良いキャラです。
可愛いけれど命懸け、ってな感じですね。
もう少しその異常さを見たかったんですが、えっちシーン割合が決まっている(らしい)成年漫画の宿命が残念なところ。
ラストの再入院オチはお約束ですかね。
ロシアから来た許婚「エリカ」さんは武士道に憧れる、ちょっと変わった娘さん。
そんな「エリカさん」に振り回される「天馬」くんを描いた良作「武者嫁!!エリカ!!」
極寒のツンドラ林で花嫁修業(?)をしてきたという「エリカさん」の勘違いっぷりが楽しいです。
「日本では古来より夜陰に乗じて隙を突き、愛する殿方を斬るという風習があると…」
ないない、そんなんない(笑)
間違いを指摘された後のリアクションも素敵でした。
くだらん知識はちゃんと持ってるのに…。
そんな訳で、ズレたボケっぷりが楽しい漫画が基本。
色々あるのもいいんですが、もう少し統一感がほしかった気もします。
あるいは、長編・中編とか連続話を見たいですね。
強いくっきりとした線と、灰色っぽくなるほどのトーン処理が特徴的。
あちこちしっかり描かれる方で、それがためページはごっちゃり気味。
びっくりした時などのティアラのような漫符が独特です。
えー、画像用意しました。↓それね。
やや濃い目な絵柄ですが、クドいほどではありません。
作画は安定しておりましたんで、最後まで安心できます。
成年漫画なのでえっちではあるんですが…なんだろか。
コメディー色が強いためか、絵柄の雰囲気がためかは分かりませんけれど、ひでるさん的にはそんなにえっちでないように思いました。
十分面白いので、別に構わないんですけれど。
魔法少女マヂカルペンチ / 大林 森
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・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・コメディー
・おまけ: あとがき、設定画ページ、
カバー裏にボツ絵・マヂカルペンチ設定。
・その他: カラー(8P)、短編×11。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大林森」センセの「魔法少女マヂカルペンチ」です。
なんだか最近は魔法関係の漫画が多い気が…します。どうですか?
こないだの「ココノカの魔女/桐原いづみ」でも書きましたが。
やっぱりの流行なのかな?
…でも、こちらの発売は去年年末頃らしいので、そうだとしても無関係ですか。
きっと気のせいですね。
※左:魔法少女「ペンチさん」、右:武者嫁「エリカさん」です。
なんだかどちらも似たようなコマになってしまいましたが。それにしても「エリカさん」はいいですねー。
そんなこんなで「大林森」センセ2冊目の単行本は「魔法少女マヂカルペンチ」です。
タイトル、表紙・裏表紙から、てっきり”魔法少女えっちモノ”と思ったんですが…残念ながら、表題作は冒頭(※カラーページ含む)からの1話だけ。
そういった趣向がお好きな方、がっかりしないようにあらかじめ注意を。
実際内容はよくある短編集でして、SFモノからガン・アクション、未来世界に武者嫁まで、幅広いジャンルな単行本となっています。
テンション高めのコメディーが特徴で、斬る・殴る・撃つ、という三拍子が揃った、「大林森」センセの独特な世界が広がっていました。
こんなん成年漫画ではちょっと珍しげです。
とりあえず購入者が最も期待するだろう表題作「魔法少女マヂカルペンチ」について。
貴重な魔道の使い手「ペンチ」は同時に破壊魔としても知られ、罰として辺境惑星である地球へと送り込まれるのでした。
地域を守るヒロインとして活躍する一方、裏では…。
だいたいそんなお話。
いきなりカラーページではヒロイン「ペンチさん」がうねうねと触手に絡めとられるシーンから始まってます。
ややテカテカし過ぎにも思いましたが、こんなん好きな方はがっちり心を掴まれるでしょう(笑)
(※こちらは「episode 0」となっており、描き下ろしかもしれません)
その後からの本編数ページに描かれた「ペンチさん」の実態が実に面白いのです。
詳細はここで書きませんが、モノ凄い裏表でした。
しかも、やっている事がことごとくセコイのが笑えます。
それでいて、ラストの1ページはほんのり暖かいという…本当にちょっとだけなんですが、これがあるだけで読後感が大違い。
設定も細かい(※「大林森」センセは設定するのが好きみたい)ようなので、ぜひ続きを見たいですね。
※担当看護婦「辻桐登喜子さん」
まさに浣腸される瞬間です。こわいよ、「登喜子さん」
盲腸で入院した主人公。
担当看護婦の「辻桐登喜子」さんは可愛く明るく、気も利く癒し系なんですが…なんだか「変」なのでした。
そんな漫画が「D.N.A」です。
浣腸にえらく喜んでいたり、毛を剃るのに刀を振り回す「登喜子さん」が良いキャラです。
可愛いけれど命懸け、ってな感じですね。
もう少しその異常さを見たかったんですが、えっちシーン割合が決まっている(らしい)成年漫画の宿命が残念なところ。
ラストの再入院オチはお約束ですかね。
ロシアから来た許婚「エリカ」さんは武士道に憧れる、ちょっと変わった娘さん。
そんな「エリカさん」に振り回される「天馬」くんを描いた良作「武者嫁!!エリカ!!」
極寒のツンドラ林で花嫁修業(?)をしてきたという「エリカさん」の勘違いっぷりが楽しいです。
「日本では古来より夜陰に乗じて隙を突き、愛する殿方を斬るという風習があると…」
ないない、そんなんない(笑)
間違いを指摘された後のリアクションも素敵でした。
くだらん知識はちゃんと持ってるのに…。
そんな訳で、ズレたボケっぷりが楽しい漫画が基本。
色々あるのもいいんですが、もう少し統一感がほしかった気もします。
あるいは、長編・中編とか連続話を見たいですね。
強いくっきりとした線と、灰色っぽくなるほどのトーン処理が特徴的。
あちこちしっかり描かれる方で、それがためページはごっちゃり気味。
びっくりした時などのティアラのような漫符が独特です。
えー、画像用意しました。↓それね。
やや濃い目な絵柄ですが、クドいほどではありません。
作画は安定しておりましたんで、最後まで安心できます。
成年漫画なのでえっちではあるんですが…なんだろか。
コメディー色が強いためか、絵柄の雰囲気がためかは分かりませんけれど、ひでるさん的にはそんなにえっちでないように思いました。
十分面白いので、別に構わないんですけれど。
魔法少女マヂカルペンチ / 大林 森
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tag : コメディー
■もとかの 2巻 (東鉄神)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・三角関係
・おまけ: アシスタント漫画、あとがき。
・その他: 全2巻、4P短編「月光浴」収録。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「東鉄神(あずまてっしん)」センセの「もとかの 2巻」です。
こちらでも何度か紹介している「東鉄神」センセ。
長編もお得意なセンセの連載「もとかの」は1巻後半あたり(※雪乃さんの髪型変わったくらい?)からなかなか良くなってきて、続くこの2巻もいい雰囲気だったんですが…。
あれ、終わっちゃいましたね。
なんだか残念。
もともと1巻で終わらせる予定だったらしいので、逆に言えば予想外に長かったのでしょうけれど。
※左:「菅野あるみ」、右:「三条雪乃」です。
両彼女ですね。性格はまったく違いますが、どちらも良い娘さんです。羨ましいですよ!
主人公「松山克彦」は「三条雪乃」さんと同棲していたんですが、一年間音沙汰なく、てっきり振られたと思っていた元カノ「菅野あるみ」さんが普通に戻ってきたのです。
色々あった末にお互いを認め、三人でおかしな同居生活を始めるんですが、「あるみさん」はまたふらりと何処かへ行ってしまうのでした。
…だいたいそんなんが1巻。
「そんな事で別れるくらいやったら、あるみが帰って来た時点で別れてるわ!」
再び失踪した「あるみさん」に落ち込む「克彦くん」にそんな言葉をかけて励ます「雪乃さん」が素敵。
こちらの巻でも彼女の行動があちこちでぐっときます。
いい娘さんですね。しみじみ。
いままで謎だった「あるみさん」の過去が2巻では明らかになります。
ありがちなんですけれど、普段の行動を見る限りではなるほど納得の設定でした。
また、こちらより登場する「あるみさん」の血縁、「おじいちゃん」と妹「久留実」さんは物語を引っ掻き回す良いキャラ。
特に妹の「久留実さん」は15話でメインを射止めており、執事「黒崎さん」とのエピソードは王道展開でしたが期待通り。
もしあの場面に第三者がいなかったなら、そのまま縁談進んじゃってたかなー、とか想像したりして。
(※そうして事が運び、ぎりぎりになって打ち明けるというのも王道展開ですか…)
※こちらが妹「久留実さん」ですね。
ひでるお気に入りです。もうちょっと出番多ければよかったんですが…。
紙に願い事書いて吊るしたり、手間取ったクリスマスプレゼント(手編みセーターです)を8月に渡したり、ひそかに家事がうまくなっていたり、会えなくなった際にベットで思わず泣いしまったり…という「あるみさん」は天然ですが、これまたいい娘さん。
そんな「あるみさん」、「雪乃さん」という彼女2人のラストが良く、ちょっとホロリときました。
えっちシーンでぼやけてますが、女の子2人の物語なのかもしれませんね。
1巻は終始コメディーちっくな流れでしたが、2巻は結末を迎えることもあってか、目を離せない展開・出来栄えでした。
あとがきにもありましたが、ずるずると3名で同居し続けず、きっちり一方を選ばせたのは、さすが「東鉄神」センセ。
ただ、それがため周囲の個性的なキャラが出ずらくなってしまったのが残念でした。
1巻冒頭は多少ぎこちなかったんですが、2巻は全体的に安定しておりました。
多少の癖はありますが、基本的には万人受けする絵だと思います。
一般漫画ですがえっちシーンもぎりぎりまで頑張って(笑)いただいておりますんで、ソレ目的の方も満足できるでしょう。たぶん。
ちなみに…前回の横並びの味気ない↓表紙より、今回の↓表紙のが動きあって断然に良いですね。
ちょっとウェーブかけた「雪乃さん」の髪型もこちらのが目立っており、正解だと思いました。
※ちなみに1巻。…ね、味気ないでしょ。
★「東鉄神」センセの漫画紹介記事
[桃色保健室 (注:これは成年漫画)]
[ダブルバースデイ]
[もとかの 1巻]
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・三角関係
・おまけ: アシスタント漫画、あとがき。
・その他: 全2巻、4P短編「月光浴」収録。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「東鉄神(あずまてっしん)」センセの「もとかの 2巻」です。
こちらでも何度か紹介している「東鉄神」センセ。
長編もお得意なセンセの連載「もとかの」は1巻後半あたり(※雪乃さんの髪型変わったくらい?)からなかなか良くなってきて、続くこの2巻もいい雰囲気だったんですが…。
あれ、終わっちゃいましたね。
なんだか残念。
もともと1巻で終わらせる予定だったらしいので、逆に言えば予想外に長かったのでしょうけれど。
※左:「菅野あるみ」、右:「三条雪乃」です。
両彼女ですね。性格はまったく違いますが、どちらも良い娘さんです。羨ましいですよ!
主人公「松山克彦」は「三条雪乃」さんと同棲していたんですが、一年間音沙汰なく、てっきり振られたと思っていた元カノ「菅野あるみ」さんが普通に戻ってきたのです。
色々あった末にお互いを認め、三人でおかしな同居生活を始めるんですが、「あるみさん」はまたふらりと何処かへ行ってしまうのでした。
…だいたいそんなんが1巻。
「そんな事で別れるくらいやったら、あるみが帰って来た時点で別れてるわ!」
再び失踪した「あるみさん」に落ち込む「克彦くん」にそんな言葉をかけて励ます「雪乃さん」が素敵。
こちらの巻でも彼女の行動があちこちでぐっときます。
いい娘さんですね。しみじみ。
いままで謎だった「あるみさん」の過去が2巻では明らかになります。
ありがちなんですけれど、普段の行動を見る限りではなるほど納得の設定でした。
また、こちらより登場する「あるみさん」の血縁、「おじいちゃん」と妹「久留実」さんは物語を引っ掻き回す良いキャラ。
特に妹の「久留実さん」は15話でメインを射止めており、執事「黒崎さん」とのエピソードは王道展開でしたが期待通り。
もしあの場面に第三者がいなかったなら、そのまま縁談進んじゃってたかなー、とか想像したりして。
(※そうして事が運び、ぎりぎりになって打ち明けるというのも王道展開ですか…)
※こちらが妹「久留実さん」ですね。
ひでるお気に入りです。もうちょっと出番多ければよかったんですが…。
紙に願い事書いて吊るしたり、手間取ったクリスマスプレゼント(手編みセーターです)を8月に渡したり、ひそかに家事がうまくなっていたり、会えなくなった際にベットで思わず泣いしまったり…という「あるみさん」は天然ですが、これまたいい娘さん。
そんな「あるみさん」、「雪乃さん」という彼女2人のラストが良く、ちょっとホロリときました。
えっちシーンでぼやけてますが、女の子2人の物語なのかもしれませんね。
1巻は終始コメディーちっくな流れでしたが、2巻は結末を迎えることもあってか、目を離せない展開・出来栄えでした。
あとがきにもありましたが、ずるずると3名で同居し続けず、きっちり一方を選ばせたのは、さすが「東鉄神」センセ。
ただ、それがため周囲の個性的なキャラが出ずらくなってしまったのが残念でした。
1巻冒頭は多少ぎこちなかったんですが、2巻は全体的に安定しておりました。
多少の癖はありますが、基本的には万人受けする絵だと思います。
一般漫画ですがえっちシーンもぎりぎりまで頑張って(笑)いただいておりますんで、ソレ目的の方も満足できるでしょう。たぶん。
ちなみに…前回の横並びの味気ない↓表紙より、今回の↓表紙のが動きあって断然に良いですね。
ちょっとウェーブかけた「雪乃さん」の髪型もこちらのが目立っており、正解だと思いました。
もとかの 2 (2) (アクションコミックス) (2007/04/28) 東 鉄神 商品詳細を見る |
※ちなみに1巻。…ね、味気ないでしょ。
もとかの 1 (1) (アクションコミックス) (2006/06/28) 東 鉄神 商品詳細を見る |
★「東鉄神」センセの漫画紹介記事
[桃色保健室 (注:これは成年漫画)]
[ダブルバースデイ]
[もとかの 1巻]
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■オイラは番台 (仁華谷)
★まんがデーター [7/15]
・絵 :■■□□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・銭湯
・おまけ: 設定資料。
・その他: 原作「インターハート」、初単行本、
短編×5(すべて表題作)、現在2巻まで発売。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「仁華谷」センセの「オイラは番台 1巻」です。
こちらは最近よく見かける、成年系PCゲームの漫画版。
原作は「インターハート」さんです。
ひでるさん、このゲームはやったことないですが、存在はちらほら知っておりました。
なにしろ、「インターハート」さんは電車だの警備員だのって、そんなんばっかでしたからねー。
なお、流行(?)の”直接参加されてていた原画家さんによる、コミックス版”なのでした。
ゲームが気に入っていたファンには嬉しいパターンでしょうけれど…やっぱり原画と漫画は全然違うものですね。
(※ちなみに、ゲームで発売されている「オイラは番台2」は原画「水無月十三」センセ)
ちなみに、↓表紙がゲームパッケージ絵そのまんまなので、初めは攻略本かなんかかと思いましたよ。
※これが主人公「団幸太郎」です。
フッ、って格好つけてる場合ではないと思いますが。
銭湯「大衆浴情」の主人「団幸太郎」は”覗き”見た女性の姿に快感を覚えるようになり、番台という立場を利用して来客に色々手を出していくのでした…。
ごく簡単ですが、だいたいそんなん。
ゲームにて複数登場するヒロインを各話に一人づつ割り振りったタイプです。
多少の流れはありますが、ほぼ独立した話なのでどこから見ても問題ありません。
おそらく2巻もそんなんだと思います。(←見てないのでわかんないですけれど)
1話が25ページと長めで、キャラごとの色々なシチュエーションをじっくり描かれています。
昨日の「恋するエプロン/英丸」は女性の悩みを次々解消していましたが、こちらはまったく逆。
下調べしてネタを取った後に、それをちらつかせてえっち強要するパターンです。
ゲームがそんなんですからね。
※左:合気道やってる「鬼塚ちづる」、右:幼馴染みの「飯島尚美」です。
「尚美さん」はさばけた感じでいいですね。
舞台が銭湯だけあって、必ず着替えとえっちシーンあるのがお約束。
基本…というか100%えっち展開なので、さしたる話ではありません。
しかし…そんな性癖の人間が番台に座ってちゃー駄目よ。
これはあくまで空想世界です。
皆さま、決して、くれぐれも真似しないよーに。
しないか。
濃く目立つ線で、ごっちゃり描かれる方。
非常にペンが強く、全体ページは黒々としていました。
漫画らしい動きから表情まで硬く、下手ではないんですが漫画的な巧さはありません。
なんというんだろ、”平たい感じ”ですかね。
そんなこんなで、やっぱり原画の方なのかな、という結論でした。
全体的には無難な出来栄えだと思います。
ゲームをやっていて、ヒロインに思い入れある方ならよりいいかもしれません。
(※ピックアップされたキャラが人気出るようなゲームでもないですが)
ただ、漫画としては散々書いてきたように微妙。
この内容ならもういいかなー、ってな理由で2巻は見送らさせて頂きました。
…というか、まさか2巻まで発売されるとは思いませんでしたけれど。
オイラは番台 / 仁華 谷
オイラは番台 第2巻 / 仁華谷
※ちなみにゲームはこんなん。
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・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・銭湯
・おまけ: 設定資料。
・その他: 原作「インターハート」、初単行本、
短編×5(すべて表題作)、現在2巻まで発売。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「仁華谷」センセの「オイラは番台 1巻」です。
こちらは最近よく見かける、成年系PCゲームの漫画版。
原作は「インターハート」さんです。
ひでるさん、このゲームはやったことないですが、存在はちらほら知っておりました。
なにしろ、「インターハート」さんは電車だの警備員だのって、そんなんばっかでしたからねー。
なお、流行(?)の”直接参加されてていた原画家さんによる、コミックス版”なのでした。
ゲームが気に入っていたファンには嬉しいパターンでしょうけれど…やっぱり原画と漫画は全然違うものですね。
(※ちなみに、ゲームで発売されている「オイラは番台2」は原画「水無月十三」センセ)
ちなみに、↓表紙がゲームパッケージ絵そのまんまなので、初めは攻略本かなんかかと思いましたよ。
※これが主人公「団幸太郎」です。
フッ、って格好つけてる場合ではないと思いますが。
銭湯「大衆浴情」の主人「団幸太郎」は”覗き”見た女性の姿に快感を覚えるようになり、番台という立場を利用して来客に色々手を出していくのでした…。
ごく簡単ですが、だいたいそんなん。
ゲームにて複数登場するヒロインを各話に一人づつ割り振りったタイプです。
多少の流れはありますが、ほぼ独立した話なのでどこから見ても問題ありません。
おそらく2巻もそんなんだと思います。(←見てないのでわかんないですけれど)
1話が25ページと長めで、キャラごとの色々なシチュエーションをじっくり描かれています。
昨日の「恋するエプロン/英丸」は女性の悩みを次々解消していましたが、こちらはまったく逆。
下調べしてネタを取った後に、それをちらつかせてえっち強要するパターンです。
ゲームがそんなんですからね。
※左:合気道やってる「鬼塚ちづる」、右:幼馴染みの「飯島尚美」です。
「尚美さん」はさばけた感じでいいですね。
舞台が銭湯だけあって、必ず着替えとえっちシーンあるのがお約束。
基本…というか100%えっち展開なので、さしたる話ではありません。
しかし…そんな性癖の人間が番台に座ってちゃー駄目よ。
これはあくまで空想世界です。
皆さま、決して、くれぐれも真似しないよーに。
しないか。
濃く目立つ線で、ごっちゃり描かれる方。
非常にペンが強く、全体ページは黒々としていました。
漫画らしい動きから表情まで硬く、下手ではないんですが漫画的な巧さはありません。
なんというんだろ、”平たい感じ”ですかね。
そんなこんなで、やっぱり原画の方なのかな、という結論でした。
全体的には無難な出来栄えだと思います。
ゲームをやっていて、ヒロインに思い入れある方ならよりいいかもしれません。
(※ピックアップされたキャラが人気出るようなゲームでもないですが)
ただ、漫画としては散々書いてきたように微妙。
この内容ならもういいかなー、ってな理由で2巻は見送らさせて頂きました。
…というか、まさか2巻まで発売されるとは思いませんでしたけれど。
オイラは番台 / 仁華 谷
オイラは番台 第2巻 / 仁華谷
※ちなみにゲームはこんなん。
オイラは番台 弐 Windows (2006/04/21) インターハート この商品の詳細を見る |
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■恋するエプロン (英丸)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 巨乳・お姉さん
・おまけ: あとがき。
・その他: 短編×9(うち表題作×8)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「英丸」センセの「恋するエプロン」です。
しっかりえっちなのに、成年漫画指定をくぐり抜けるマンサンコミックス。
企業名は「実業之日本社」なーんてカタいのが非常に不思議ですね。
(※普通の本も当然ありますが)
そちらからの新刊が「英丸」センセの「恋するエプロン」なのでした。
「英丸」センセと言えば、「モーレツ!ボイン先生」という直接的で可笑しなタイトルでお馴染み。
今回の「恋するエプロン」もどっかの料理番組みたい。
…って思っていたら、漫画内でもそのままネタに使ってました。
その通りなんですね。
※左:見合い相手「長瀬志穂」、右:TVにも出る料理研究家「塩崎祥子」です。
なんだか有名らしい「祥子先生」、そう考えるとアイドル「ほしのせな」が教室に来るのも納得ですね。
主人公「佐藤甘久郎」はモテるため、料理教室へ見学に赴きました。
そちらの料理教室にて講師「塩崎祥子」と出会い、色々自信をつけさせてもらった「甘久郎くん」はそちらに通うこととしたのです。
ごく簡単ですがそんなん。
料理教室に行ったことを切っ掛けとして、本人自身の悩みを払拭。
さらには、通っている他の女性たちを一人づつ幸せにしていくという、「奥さんバレー/前田千石」でも見られた、基本的な構成。
ちょっと残念なのが、各話のヒロインがほぼ1話だけの出番で終わってしまう点ですね。
(※鉢合わせするのもやりづらいでしょうけれど)
そんな訳で、連続した話ではありますが1話完結方式で、ラストに至るまで同じペースを保っていました。
それが理由で結末も実にあっさりした終わり方なんですが、変に無理やり誰かとくっつけようとしなかったのは話数的にも正解だと思います。
また、主人公「甘久郎くん」はモテない設定のようですが、
い) TVの特集だけで見学に行く行動力。
ろ) 料理上手である器用さ。
は) それでもなお精進しようと本を購入する向上心。
に) 新人アイドル「ほしのせな」に対する心配り。
ほ) 会社の同僚3名に弁当を作る人の良さ。
へ) ついでにアッチの才能もあるらしい。
…など、容姿はともかく普通に考えてとっくに彼女がいそうなイイ人キャラでした。
細かいですが、平凡でまるで取り得無いというよりも説得力がありますね。
(※これは「祥子先生」との出会いによって開眼したとも考えられますが)
※眼鏡の女性を…ということで同僚「平野美佐」さん。
若くないし、美人でもないけれど、自信あるものを持っているそうです。
ちなみに、「実業之日本社」での紹介文、
「お料理レシピも役立つ、英丸の大興奮作品集」
…は嘘なのでご注意を。
ちょっとした料理に関する台詞はありましたが、レシピなんてあったっけ??
乱れない細線のすっきり絵。
ロリっぽい顔の娘も登場しますが、基本はお姉さん系。
輪郭縦長で鼻がすっと長く、皆巨乳であることが特徴です。
また、「英丸」センセは”眼鏡のお姉さん”が巧いので、そんなん好きな方にはオススメです。
(※2人登場してます)
あちこち細部まで描かず、比較的ソフトな同意えっちであることが成年漫画から免れる理由なのかな。どうかな。
これはこれで十分えっちだと思いますが。
そんなこんなで、難しいことを考えずに読める良作でした。
なお、漫画では料理以外の「さ・し・す・せ・そ」も教えてくれます。
「さ」は「触って~」なんですが、それから後は……さぁ、みんなで考えよー!
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 巨乳・お姉さん
・おまけ: あとがき。
・その他: 短編×9(うち表題作×8)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「英丸」センセの「恋するエプロン」です。
しっかりえっちなのに、成年漫画指定をくぐり抜けるマンサンコミックス。
企業名は「実業之日本社」なーんてカタいのが非常に不思議ですね。
(※普通の本も当然ありますが)
そちらからの新刊が「英丸」センセの「恋するエプロン」なのでした。
「英丸」センセと言えば、「モーレツ!ボイン先生」という直接的で可笑しなタイトルでお馴染み。
今回の「恋するエプロン」もどっかの料理番組みたい。
…って思っていたら、漫画内でもそのままネタに使ってました。
その通りなんですね。
※左:見合い相手「長瀬志穂」、右:TVにも出る料理研究家「塩崎祥子」です。
なんだか有名らしい「祥子先生」、そう考えるとアイドル「ほしのせな」が教室に来るのも納得ですね。
主人公「佐藤甘久郎」はモテるため、料理教室へ見学に赴きました。
そちらの料理教室にて講師「塩崎祥子」と出会い、色々自信をつけさせてもらった「甘久郎くん」はそちらに通うこととしたのです。
ごく簡単ですがそんなん。
料理教室に行ったことを切っ掛けとして、本人自身の悩みを払拭。
さらには、通っている他の女性たちを一人づつ幸せにしていくという、「奥さんバレー/前田千石」でも見られた、基本的な構成。
ちょっと残念なのが、各話のヒロインがほぼ1話だけの出番で終わってしまう点ですね。
(※鉢合わせするのもやりづらいでしょうけれど)
そんな訳で、連続した話ではありますが1話完結方式で、ラストに至るまで同じペースを保っていました。
それが理由で結末も実にあっさりした終わり方なんですが、変に無理やり誰かとくっつけようとしなかったのは話数的にも正解だと思います。
また、主人公「甘久郎くん」はモテない設定のようですが、
い) TVの特集だけで見学に行く行動力。
ろ) 料理上手である器用さ。
は) それでもなお精進しようと本を購入する向上心。
に) 新人アイドル「ほしのせな」に対する心配り。
ほ) 会社の同僚3名に弁当を作る人の良さ。
へ) ついでにアッチの才能もあるらしい。
…など、容姿はともかく普通に考えてとっくに彼女がいそうなイイ人キャラでした。
細かいですが、平凡でまるで取り得無いというよりも説得力がありますね。
(※これは「祥子先生」との出会いによって開眼したとも考えられますが)
※眼鏡の女性を…ということで同僚「平野美佐」さん。
若くないし、美人でもないけれど、自信あるものを持っているそうです。
ちなみに、「実業之日本社」での紹介文、
「お料理レシピも役立つ、英丸の大興奮作品集」
…は嘘なのでご注意を。
ちょっとした料理に関する台詞はありましたが、レシピなんてあったっけ??
乱れない細線のすっきり絵。
ロリっぽい顔の娘も登場しますが、基本はお姉さん系。
輪郭縦長で鼻がすっと長く、皆巨乳であることが特徴です。
また、「英丸」センセは”眼鏡のお姉さん”が巧いので、そんなん好きな方にはオススメです。
(※2人登場してます)
あちこち細部まで描かず、比較的ソフトな同意えっちであることが成年漫画から免れる理由なのかな。どうかな。
これはこれで十分えっちだと思いますが。
そんなこんなで、難しいことを考えずに読める良作でした。
なお、漫画では料理以外の「さ・し・す・せ・そ」も教えてくれます。
「さ」は「触って~」なんですが、それから後は……さぁ、みんなで考えよー!
恋するエプロン (マンサンコミックス) (2007/04/28) 英丸 商品詳細を見る |
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■液化妄想 (伏竜)
★まんがデーター [8/15]
・絵 :■■□□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・むちむち
・おまけ: あとがき、カバー裏にリンク絵。
・その他: 短編×11(うち「TABOOシリーズ」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「伏竜」センセの「液化妄想」です。
タイトルはなんだか忘れましたが、やっぱり過去に単行本を購入している「伏竜」センセ。
そのまま孔明を思い出させるので、名前は覚えているんですよ。
くわしく知りませんが、けっこう昔から活動されている方ですよね?
たぶん。
購入の記憶まではあるのに、うっすら漠然としたものだけが残っている。
…それってのは、明確な危険信号でしょう。
良いと思えば他のコミックスも読みたくなる筈ですし、それならしっかり覚えているだろうからねぇ。
※姉の「ユリさん」です。
そりゃー中学生ですから(笑)
そんな訳で、ちょっとした不安を残しつつの「伏竜」センセ「液化妄想」です。
はっきり言って↓表紙のむちむち感になんとなく手を出してしまいました。
背中を押される理由なんて所詮そんなもんです。
昨日も書きましたが、GW前だからか発売されていた単行本にコレというものがなかったのも原因でしょう。
連続話があるものの、ほとんどが短編という構成。
特に母子・姉弟という近親から、教師モノが複数あり、目立っておりました。
冒頭の「Train to Heaven」はいわゆる電車内えっち。
朝の満員電車に乗車した「真木」くんはそこで後輩「吉野」さんと出会いました。
真面目な彼は、本来この時間の電車には乗ることはなかったんですが、ちょっとした反抗心から時間を20分ほど遅らせていたのです。
「サボっちゃおっか」
と、誘われた「真木くん」は混雑する電車の中で…。
だいたいそんな内容。
合意系な満員電車えっちでして、展開としてはほぼ王道。
優等生として知られる「真木くん」が日常からの脱却するという視点でも描かれており、ラストは意外なほど爽やかでした。
ただ、気になった点がひとつ。
通学に利用するような電車で、しかも身動き取れなかったほどの満員路線だったのに、乗り換る予定だった駅を過ぎただけで周囲に誰もいなくなるほど空くのは実に不自然。
最後の台詞「どこだよここ…?」って、おそらく想像するには終点なんでしょーが、これも変じゃない?
日常利用している電車の先くらい分かりそうなものだと思うんだけど。
田舎っぽい風景なので、あるいは特殊な路線なんでしょうか?
…まぁ、そこまで考えるのは無粋なのかもしれませんがね。
空いたとはいえ、車内で普通にえっちしてしまうのも、せっかくのドキドキ・シチュエーションが台無しになっているのではないでしょうか。
ちなみに、登場する「吉野さん」は(おそらく)↓表紙の娘です。
※左:「吉野さん」、右:「ヨーコ姉ちゃん」です。
こたつの中から攻める「ケン太くん」なのでした。いいんじゃないでしょうか。
連続話「Falling TABOO」、「もっとFalling TABOO」は姉弟の近親話。
中学生の弟「まさお」くんのいる姉「ユリ」さんは友人の近親相姦話により、弟を意識してしまうのでした。
簡単にはそんな導入部。
「……しょうがないわね…見るだけよ」
こうしたネタにはお約束な言葉ですが、期待通り見るだけでは済みません。
なにしろ弟「まさおくん」は中学生ですからね。
言われて1ページ程度の我慢で手を出していましたが、そりゃー当然のことでしょう。
ちなみに、1階にいる母親の「ごはん出来たわよ」という呼びかけはしっかり伝わっているのに、二人の声がまったく届いていないのは、これまた不自然。分かってて見逃していたりして。
そんなこんなで、えっちが常習化した後日談が続く後編。
なかなか止められない状況となっていた二人に、両親が家を空けてしまうという絶好のチャンスが訪れるというお話です。
迎える「ユリさん」はエプロンに短パン姿で、期待しているとしか思えません。
ちゃんと「まさおくん」も背後から襲ってくれていました。
そんなんが好きな方にはオススメ。
こちらは台所でいたしてしまうので、人参とかまで使っていました。
どーでもいいですが、食べ物は粗末に扱わないよーに(笑)
基本的には即えっちな展開でして、だいたいヒロインの何かしらの行動が発端となっていることが特徴。
強引なのも多かったですね。
コタツ好きなひでるさんとしては、「悪い子なんだから」なーんて一言で赦してくれる「ヨーコ姉ちゃん」の「つぼみにそっと春のくちづけ」が良かったです。こんなんいいなぁ。
濃い太線で黒が非常に強い絵柄。
ぽってりとした厚い唇とごっちゃり黒々したページが特徴ですね。
恥ずかし線(※恥ずかしい時に鼻から頬にかかる斜め線のことね)から目の表現までやたら濃く、ひと昔前のような雰囲気でした。
胸からお尻まで、やったらむちむちとしたスタイルにしても同様。
ここが好きか嫌いかで、評価は大きく分かれるでしょう。
ちなみに、カラーになるとだいぶスッキリとしますんで↓表紙からはいくらかマイナスした方がいいと思います。
単行本は全227ページとこちらも厚いので、読み応えはバッチリでしょう。
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・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・むちむち
・おまけ: あとがき、カバー裏にリンク絵。
・その他: 短編×11(うち「TABOOシリーズ」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「伏竜」センセの「液化妄想」です。
タイトルはなんだか忘れましたが、やっぱり過去に単行本を購入している「伏竜」センセ。
そのまま孔明を思い出させるので、名前は覚えているんですよ。
くわしく知りませんが、けっこう昔から活動されている方ですよね?
たぶん。
購入の記憶まではあるのに、うっすら漠然としたものだけが残っている。
…それってのは、明確な危険信号でしょう。
良いと思えば他のコミックスも読みたくなる筈ですし、それならしっかり覚えているだろうからねぇ。
※姉の「ユリさん」です。
そりゃー中学生ですから(笑)
そんな訳で、ちょっとした不安を残しつつの「伏竜」センセ「液化妄想」です。
はっきり言って↓表紙のむちむち感になんとなく手を出してしまいました。
背中を押される理由なんて所詮そんなもんです。
昨日も書きましたが、GW前だからか発売されていた単行本にコレというものがなかったのも原因でしょう。
連続話があるものの、ほとんどが短編という構成。
特に母子・姉弟という近親から、教師モノが複数あり、目立っておりました。
冒頭の「Train to Heaven」はいわゆる電車内えっち。
朝の満員電車に乗車した「真木」くんはそこで後輩「吉野」さんと出会いました。
真面目な彼は、本来この時間の電車には乗ることはなかったんですが、ちょっとした反抗心から時間を20分ほど遅らせていたのです。
「サボっちゃおっか」
と、誘われた「真木くん」は混雑する電車の中で…。
だいたいそんな内容。
合意系な満員電車えっちでして、展開としてはほぼ王道。
優等生として知られる「真木くん」が日常からの脱却するという視点でも描かれており、ラストは意外なほど爽やかでした。
ただ、気になった点がひとつ。
通学に利用するような電車で、しかも身動き取れなかったほどの満員路線だったのに、乗り換る予定だった駅を過ぎただけで周囲に誰もいなくなるほど空くのは実に不自然。
最後の台詞「どこだよここ…?」って、おそらく想像するには終点なんでしょーが、これも変じゃない?
日常利用している電車の先くらい分かりそうなものだと思うんだけど。
田舎っぽい風景なので、あるいは特殊な路線なんでしょうか?
…まぁ、そこまで考えるのは無粋なのかもしれませんがね。
空いたとはいえ、車内で普通にえっちしてしまうのも、せっかくのドキドキ・シチュエーションが台無しになっているのではないでしょうか。
ちなみに、登場する「吉野さん」は(おそらく)↓表紙の娘です。
※左:「吉野さん」、右:「ヨーコ姉ちゃん」です。
こたつの中から攻める「ケン太くん」なのでした。いいんじゃないでしょうか。
連続話「Falling TABOO」、「もっとFalling TABOO」は姉弟の近親話。
中学生の弟「まさお」くんのいる姉「ユリ」さんは友人の近親相姦話により、弟を意識してしまうのでした。
簡単にはそんな導入部。
「……しょうがないわね…見るだけよ」
こうしたネタにはお約束な言葉ですが、期待通り見るだけでは済みません。
なにしろ弟「まさおくん」は中学生ですからね。
言われて1ページ程度の我慢で手を出していましたが、そりゃー当然のことでしょう。
ちなみに、1階にいる母親の「ごはん出来たわよ」という呼びかけはしっかり伝わっているのに、二人の声がまったく届いていないのは、これまた不自然。分かってて見逃していたりして。
そんなこんなで、えっちが常習化した後日談が続く後編。
なかなか止められない状況となっていた二人に、両親が家を空けてしまうという絶好のチャンスが訪れるというお話です。
迎える「ユリさん」はエプロンに短パン姿で、期待しているとしか思えません。
ちゃんと「まさおくん」も背後から襲ってくれていました。
そんなんが好きな方にはオススメ。
こちらは台所でいたしてしまうので、人参とかまで使っていました。
どーでもいいですが、食べ物は粗末に扱わないよーに(笑)
基本的には即えっちな展開でして、だいたいヒロインの何かしらの行動が発端となっていることが特徴。
強引なのも多かったですね。
コタツ好きなひでるさんとしては、「悪い子なんだから」なーんて一言で赦してくれる「ヨーコ姉ちゃん」の「つぼみにそっと春のくちづけ」が良かったです。こんなんいいなぁ。
濃い太線で黒が非常に強い絵柄。
ぽってりとした厚い唇とごっちゃり黒々したページが特徴ですね。
恥ずかし線(※恥ずかしい時に鼻から頬にかかる斜め線のことね)から目の表現までやたら濃く、ひと昔前のような雰囲気でした。
胸からお尻まで、やったらむちむちとしたスタイルにしても同様。
ここが好きか嫌いかで、評価は大きく分かれるでしょう。
ちなみに、カラーになるとだいぶスッキリとしますんで↓表紙からはいくらかマイナスした方がいいと思います。
単行本は全227ページとこちらも厚いので、読み応えはバッチリでしょう。
液化妄想 (メガストアコミックス 116) (2007/04/19) 伏竜 商品詳細を見る |
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■はっぴぃでぃずあかでみぃ (坂巻あきむ)
★まんがデーター [9/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 塾・コメディー
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵・ぷち4コマまんが。
・その他: カラー(4P)、キャラ紹介ページ、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「坂巻あきむ」センセの「はっぴぃでぃずあかでみぃ 1巻」です。
GW前だからか、あまり発売されていた単行本にはコレというものありませんでした。
こちら「はっぴぃでぃずあかでみぃ 1巻」は↓表紙のぽわぽわした雰囲気に、さんざん迷った挙句釣り上げられてみました。
ちょい博打です。
イラストとかアンソロジーで活躍されている「坂巻あきむ」センセの初オリジナル単行本なんですね。
※右:「吉野川桃花さん」、左:「雛雪結衣さん」です。
あ、ヒロイン「有澤こなみちゃん」入れ忘れました(笑) まぁ、↓表紙の娘ね。
「よかったら一緒の塾入らない?」
憧れの存在、同級生「有澤こなみ」ちゃんの友人「雛雪結衣」さんからそんな誘いを受けた主人公、高校生の「柊蓮汰」くん。
試験予想の賭けで負けた「蓮汰くん」は結局そこへ通うこととなるんですが、ちょっと風変わりな塾だったのです。
大まかにはそんなお話。
塾講師「椎名紫弦」は「少し人並み外れた能力を引き出すサポート」ができるらしい。
ついでに、それは必ず伸ばせる訳でもない様子なの。
…と、「人並み外れた能力」というのが物語の核であるんですが、その能力定義が広義で曖昧、なんでもあり。
レベルがあったり、一定レベルまで達すると進化したり、なんて無理・強引に説明されておりましたが、正直なところ微妙。
ここがオリジナリティ部分になるというのも理解できますが、最近流行り(なのかもしれない)な魔法とか、そんなんにした方がすっきりしたかもしれません。
ちなみに登場した能力は、「ガチャガチャのサーチ力」、「護身術」、「読心術」、「幻覚」…などでした。
どうすか。よくわかんないでしょ?
夢にまで見る、憧れの存在「こなみちゃん」とは、現在でも試験前にノートを借りれるほどの間柄。
ちょくちょく会話もしているようですし、余計なことをしなければそのまま昵懇な間柄となれそうね。
一応正ヒロインなんですが、毛糸のぱんつ(※しかもパンダ柄)着用している以外には普通の良い娘でして、どうしてもインパクトが薄いのですよ。
(※エルフ「同級生」の「桜木舞」みたいね)
※もうひとつ、お気に入り「雛雪結衣さん」です。
ワケのワカラン、と紹介されてますね。実際いたらうっとおしそう…。
中学の時に同じクラスだった「蓮汰くん」が初恋の人だったという「吉野川桃花」さん。
不幸体質ですが、努力家で行動派という、「仏さんじょ」センセの描く「さっちゃん(弓塚さつき)」とダブる、楽しげなキャラ。
また、くるくるぴょこぴょこと小動物のように動く、テンション高い「結衣さん」は読心術での先読みとか、一人称を「ゆいたん」と書くなど、馬鹿っぽくも可愛らしく、実に良いキャラなのでした。
もしこれがギャルゲーなら、ひでるさんが真っ先に狙うのはこの「結衣さん」ですね。
性格的によく目立ち、「坂巻あきむ」センセも動かし易いのか、収録の番外編からあとがきイラスト、カバー裏4コマまんがにまで登場していました。
他にも、高圧的で眼鏡な委員長タイプ「倉橋和」さんなど、周囲がやたら個性強いため、「こなみちゃん」が余計に没個性なのでした。
今後の巻き返しに期待しましょう。
最後に気になった箇所をひとつ。
「実は………今月………ないの」
…という、「こなみちゃん」の台詞に驚いている「蓮汰くん」
おいおい、何か思い当たるような行為でもしているんですか!?
ないのはお金で、結局は夢オチなんですが、強引に思いました。
成年漫画じゃーないんだから(笑)
4コマ漫画が似合いそうな、ぷにぷにっとしたあっさり絵。
縦長の黒目と、横に広いロリっぽい人物絵柄が特徴です。
単行本としては2冊目なようですが、それ以外の活動が長かったのか、作風はほぼ固定され、全体的に作画は安定していました。
判断については、そのまま、↓表紙にてどうぞ。
そんな訳で、普通にのんきなラブコメでも良かったように思いました。
まぁ、極端に悪くもない内容ですから、2巻以降も見てみます。
あるいは、漫画内で人気アニメとされている「白衣の天使 マジカル☆ケミカル」みたいなんでも、いいんじゃないでしょうか。
はっぴぃでぃずあかでみぃ 1 (1) / 坂巻 あきむ
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 塾・コメディー
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵・ぷち4コマまんが。
・その他: カラー(4P)、キャラ紹介ページ、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「坂巻あきむ」センセの「はっぴぃでぃずあかでみぃ 1巻」です。
GW前だからか、あまり発売されていた単行本にはコレというものありませんでした。
こちら「はっぴぃでぃずあかでみぃ 1巻」は↓表紙のぽわぽわした雰囲気に、さんざん迷った挙句釣り上げられてみました。
ちょい博打です。
イラストとかアンソロジーで活躍されている「坂巻あきむ」センセの初オリジナル単行本なんですね。
※右:「吉野川桃花さん」、左:「雛雪結衣さん」です。
あ、ヒロイン「有澤こなみちゃん」入れ忘れました(笑) まぁ、↓表紙の娘ね。
「よかったら一緒の塾入らない?」
憧れの存在、同級生「有澤こなみ」ちゃんの友人「雛雪結衣」さんからそんな誘いを受けた主人公、高校生の「柊蓮汰」くん。
試験予想の賭けで負けた「蓮汰くん」は結局そこへ通うこととなるんですが、ちょっと風変わりな塾だったのです。
大まかにはそんなお話。
塾講師「椎名紫弦」は「少し人並み外れた能力を引き出すサポート」ができるらしい。
ついでに、それは必ず伸ばせる訳でもない様子なの。
…と、「人並み外れた能力」というのが物語の核であるんですが、その能力定義が広義で曖昧、なんでもあり。
レベルがあったり、一定レベルまで達すると進化したり、なんて無理・強引に説明されておりましたが、正直なところ微妙。
ここがオリジナリティ部分になるというのも理解できますが、最近流行り(なのかもしれない)な魔法とか、そんなんにした方がすっきりしたかもしれません。
ちなみに登場した能力は、「ガチャガチャのサーチ力」、「護身術」、「読心術」、「幻覚」…などでした。
どうすか。よくわかんないでしょ?
夢にまで見る、憧れの存在「こなみちゃん」とは、現在でも試験前にノートを借りれるほどの間柄。
ちょくちょく会話もしているようですし、余計なことをしなければそのまま昵懇な間柄となれそうね。
一応正ヒロインなんですが、毛糸のぱんつ(※しかもパンダ柄)着用している以外には普通の良い娘でして、どうしてもインパクトが薄いのですよ。
(※エルフ「同級生」の「桜木舞」みたいね)
※もうひとつ、お気に入り「雛雪結衣さん」です。
ワケのワカラン、と紹介されてますね。実際いたらうっとおしそう…。
中学の時に同じクラスだった「蓮汰くん」が初恋の人だったという「吉野川桃花」さん。
不幸体質ですが、努力家で行動派という、「仏さんじょ」センセの描く「さっちゃん(弓塚さつき)」とダブる、楽しげなキャラ。
また、くるくるぴょこぴょこと小動物のように動く、テンション高い「結衣さん」は読心術での先読みとか、一人称を「ゆいたん」と書くなど、馬鹿っぽくも可愛らしく、実に良いキャラなのでした。
もしこれがギャルゲーなら、ひでるさんが真っ先に狙うのはこの「結衣さん」ですね。
性格的によく目立ち、「坂巻あきむ」センセも動かし易いのか、収録の番外編からあとがきイラスト、カバー裏4コマまんがにまで登場していました。
他にも、高圧的で眼鏡な委員長タイプ「倉橋和」さんなど、周囲がやたら個性強いため、「こなみちゃん」が余計に没個性なのでした。
今後の巻き返しに期待しましょう。
最後に気になった箇所をひとつ。
「実は………今月………ないの」
…という、「こなみちゃん」の台詞に驚いている「蓮汰くん」
おいおい、何か思い当たるような行為でもしているんですか!?
ないのはお金で、結局は夢オチなんですが、強引に思いました。
成年漫画じゃーないんだから(笑)
4コマ漫画が似合いそうな、ぷにぷにっとしたあっさり絵。
縦長の黒目と、横に広いロリっぽい人物絵柄が特徴です。
単行本としては2冊目なようですが、それ以外の活動が長かったのか、作風はほぼ固定され、全体的に作画は安定していました。
判断については、そのまま、↓表紙にてどうぞ。
そんな訳で、普通にのんきなラブコメでも良かったように思いました。
まぁ、極端に悪くもない内容ですから、2巻以降も見てみます。
あるいは、漫画内で人気アニメとされている「白衣の天使 マジカル☆ケミカル」みたいなんでも、いいんじゃないでしょうか。
はっぴぃでぃずあかでみぃ 1 (1) / 坂巻 あきむ
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■だって、欲情したいんだもん (きお誠児)
★まんがデーター [9/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ミステリアス
・おまけ: 加筆修正多数。
・その他: カラー(4P)、全9話(うち「大脱走」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「きお誠児」センセの「だって、欲情したいんだもん」です。
タイトルはなんだか忘れましたが、過去に単行本を購入した「きお誠児」センセ。
はー、別名義「きお誠二」では一般漫画とか有名アニメなどでデザインを手掛けているんですね。
ぜんぜん知りませんでした。
※左:幼少期の「真悠さん」、右:表裏の顔をもつ「須橋さん」です。
アップの絵とえっちシーンは比較的安定しているんですけれどねー。
そんな訳で、成年方面では漫画から挿絵、さらにはゲーム原画などでも活躍しているベテラン「きお誠児」センセの「だって、欲情したいんだもん」です。
こちらは色々短編集が収録された、よくありがちな成年単行本となっています。
特にコレというまとまりに欠ける、はっきり言ってインパクトの弱い構成です。
単行本で唯一の連続話「大脱走」は前後編。
家庭の事情で日常生活に嫌気がさした「裕太」くんは、ついてきた彼女「静恵」ちゃんと共に家出をするのでした。
しかし、計画性のない家出はすぐさま金銭不足に陥り、「お金はなんとかなる」と言う「静恵ちゃん」に従うこととするのですが…。
かなり大雑把ですが、だいたいそんなん。
コレがねぇ、なんだかよくわかんないんですよ。
前半から後半、そしてラストに至るまで、もやもやっとした不安感を与えたまま終わってしまう、不思議な作品。
結局「静恵ちゃん」にどんな意図があったのか、どうしたかったのか、まるでわかりません。
これはひでるさんの理解力が弱いのかなー、あるいはもともとそういう漫画なのか……”女性はしたたか”って話なのかな(笑)
作画に力が入っており、後半での彼を隠したまま目前でえっちするシーンは良かったんですけれど。
一風変わった漫画「カイライ」は「きお誠児」センセの重い雰囲気と合った、ややミステリアスなお話。
人気作家と弟子の書生、そして怪しげな土蔵という、「横溝正史」のような舞台・人物設定。(※昭和十三年)
くすくす笑いをする、顔がソックリな三姉妹は可愛いというよりも非現実的。
えっちというより、官能美溢れる漫画となっておりました。
こんなんは、ちょっと恐いかも。
※これです。こわいよー。
住所不定で名もないロリ少女との「冬虫夏草のように」、幼少期の体験がもとでやや倒錯した性癖をもつこととなった「真悠」さんの「匪の娘」ほか、お姉さまと少女たちが集う”白ユリの蕾会”の「百姫夜行」など、全体的には暗く静かな漫画。
ラブでもハードでもなく、「行為」という単語が相応しいえっちが展開されています。
そんな意味ではものスゴく特殊ですが、一般的ではありませんね。
気持ち太めな線で、全体的には黒が強く、懐かしさのある絵柄。
やたら白かったり、逆にしっかり微妙な濃淡まで描かれていたりと、全体的に不安定。
女の子など、力が入った丁寧な人物絵カットも多いんですが、手抜きで崩れたようなものも多くありました。
イラストがメインの方に多い、落差が激しい漫画ですね。
念のため時期も確認してみました。
収録が「コミックメガプラス」のvol.18~vol.39ということで、時間軸としては2005年3月から2006年12月でしたが、時期による変化はさしてありませんでしたね。
単に気まぐれなのかなぁ。
可愛らしい制服女子が並ぶ↓表紙絵は非常に巧く、白黒絵でも良いものはそのままなんですが、なにせ安定感がないことが問題。
鵜呑みにしたら危険、キケン。
そのため、判断はいくらかマイナスした方が良さそうです。
話から絵まで、とかく人を選ぶだろう独特な漫画でした。
そう言えば、前に買ったのもそんなんだったかなー。
センセの描かれる妖婉な女の子が好きかどうか、が最終的な分岐点となるでしょう。
あとがきとかなんとか、ちょっとしたおまけやセンセの声がないのも、ちょっと物足りない点でした。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ミステリアス
・おまけ: 加筆修正多数。
・その他: カラー(4P)、全9話(うち「大脱走」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「きお誠児」センセの「だって、欲情したいんだもん」です。
タイトルはなんだか忘れましたが、過去に単行本を購入した「きお誠児」センセ。
はー、別名義「きお誠二」では一般漫画とか有名アニメなどでデザインを手掛けているんですね。
ぜんぜん知りませんでした。
※左:幼少期の「真悠さん」、右:表裏の顔をもつ「須橋さん」です。
アップの絵とえっちシーンは比較的安定しているんですけれどねー。
そんな訳で、成年方面では漫画から挿絵、さらにはゲーム原画などでも活躍しているベテラン「きお誠児」センセの「だって、欲情したいんだもん」です。
こちらは色々短編集が収録された、よくありがちな成年単行本となっています。
特にコレというまとまりに欠ける、はっきり言ってインパクトの弱い構成です。
単行本で唯一の連続話「大脱走」は前後編。
家庭の事情で日常生活に嫌気がさした「裕太」くんは、ついてきた彼女「静恵」ちゃんと共に家出をするのでした。
しかし、計画性のない家出はすぐさま金銭不足に陥り、「お金はなんとかなる」と言う「静恵ちゃん」に従うこととするのですが…。
かなり大雑把ですが、だいたいそんなん。
コレがねぇ、なんだかよくわかんないんですよ。
前半から後半、そしてラストに至るまで、もやもやっとした不安感を与えたまま終わってしまう、不思議な作品。
結局「静恵ちゃん」にどんな意図があったのか、どうしたかったのか、まるでわかりません。
これはひでるさんの理解力が弱いのかなー、あるいはもともとそういう漫画なのか……”女性はしたたか”って話なのかな(笑)
作画に力が入っており、後半での彼を隠したまま目前でえっちするシーンは良かったんですけれど。
一風変わった漫画「カイライ」は「きお誠児」センセの重い雰囲気と合った、ややミステリアスなお話。
人気作家と弟子の書生、そして怪しげな土蔵という、「横溝正史」のような舞台・人物設定。(※昭和十三年)
くすくす笑いをする、顔がソックリな三姉妹は可愛いというよりも非現実的。
えっちというより、官能美溢れる漫画となっておりました。
こんなんは、ちょっと恐いかも。
※これです。こわいよー。
住所不定で名もないロリ少女との「冬虫夏草のように」、幼少期の体験がもとでやや倒錯した性癖をもつこととなった「真悠」さんの「匪の娘」ほか、お姉さまと少女たちが集う”白ユリの蕾会”の「百姫夜行」など、全体的には暗く静かな漫画。
ラブでもハードでもなく、「行為」という単語が相応しいえっちが展開されています。
そんな意味ではものスゴく特殊ですが、一般的ではありませんね。
気持ち太めな線で、全体的には黒が強く、懐かしさのある絵柄。
やたら白かったり、逆にしっかり微妙な濃淡まで描かれていたりと、全体的に不安定。
女の子など、力が入った丁寧な人物絵カットも多いんですが、手抜きで崩れたようなものも多くありました。
イラストがメインの方に多い、落差が激しい漫画ですね。
念のため時期も確認してみました。
収録が「コミックメガプラス」のvol.18~vol.39ということで、時間軸としては2005年3月から2006年12月でしたが、時期による変化はさしてありませんでしたね。
単に気まぐれなのかなぁ。
可愛らしい制服女子が並ぶ↓表紙絵は非常に巧く、白黒絵でも良いものはそのままなんですが、なにせ安定感がないことが問題。
鵜呑みにしたら危険、キケン。
そのため、判断はいくらかマイナスした方が良さそうです。
話から絵まで、とかく人を選ぶだろう独特な漫画でした。
そう言えば、前に買ったのもそんなんだったかなー。
センセの描かれる妖婉な女の子が好きかどうか、が最終的な分岐点となるでしょう。
あとがきとかなんとか、ちょっとしたおまけやセンセの声がないのも、ちょっと物足りない点でした。
だって、欲情したいんだもん きお 誠児 (2007/04/28) コアマガジン この商品の詳細を見る |
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■ココノカの魔女 (桐原いづみ)
★まんがデーター [14/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : ファンタジー・魔法
・おまけ: あとがき、
カバー裏にラフ絵。
・その他: 全18話(全て表題作)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「桐原いづみ」センセの「ココノカの魔女」です。
あれれ、また魔法関係ですか。
こないだ「暁色の潜伏魔女/袴田めら」って魔女漫画(?)をやったばかりというのに…。
なんか流行っているんですかね?
そんな訳で、本日は「ひとひら」で一躍有名漫画家となった「桐原いづみ」センセの最新コミックス、「ココノカの魔女」です。
単行本全て表題作な漫画でして、1冊にすっきりまとまっているためセンセの入門編としては最適でしょう。
コメディーが基本でして、友情、意外なところでサスペンス、そして最後には感動を味わえるという、贅沢な漫画となっていました。
ページ数は149ページと薄いながら、実に綺麗にまとまっております。
※左:薬師の娘「シア・サラミ」、右:魔女「ナノカ」
見分け方は髪の毛の分け目。二人入れ替わっていたり…するかな?どうかな?
村唯一の薬師「シア・ヨーグ」を父とする主人公「シア・サラミ」
ある日、魔女が住むといわれる「ココノカの森」まで薬草取りに赴くと、そこで自分と瓜二つな魔女「ナノカ」と出会うのでした。
穏やかで優しく、失敗するものの魔法を使う彼女とすぐさま打ち解けた「サラミさん」は「ナノカちゃん」を村へと招待します。
領主の娘「ニネ・アレッタ」、果樹園の娘「スノウ・カノン」など友人をはじめ、村の人々にも馴染んでいくのですが…。
だいたいそんな流れ。
人には見えないようですが、妖精とか普通にいるファンタジー世界。
魔女は”随分昔に絶滅した存在”ということで、魔法については珍しいものの、否定はされておりません。
実際、大魔法使いと自称する「リリララ」ちゃんは制御できていないものの魔法を使っておりました。
それは、彼女のひいおばあちゃん「セシルさん」が魔法の研究をしていた成果であるみたいですね。
要するに、がんばれば魔法使えるみたい。
ゲームに出てくるような怪物の類はおらぬようですが、魔法を目の当たりにした「カノンさん」が警戒する描写もあり、絶滅したという背景には人同士のいざこざがあったのかもしれません。
わかんないけど。
「すごいっ…すごいよ貴女!!しかもなんか私がすごいみたいだし」
…という訳で、へっぽこ魔女とか言われるものの、風を制御したり葉っぱで空も飛べるという、案外凄い「ナノカちゃん」
村の人々と交わり、助け、そっくりな「サラミさん」の家に寝泊りするような間柄にまでなった、その後のこと。
話数で書けば折り返しの10話目くらい。
物語で結構重要なキャラである「リリララちゃん」はひいおばあちゃん「セシルさん」の日記によって、驚愕な事実を知るのです。
それが何かは…秘密ね。
とりあえず、その日記は村祭りの日を境に真っ白になっていました。
そして、今年の村祭りはすぐそこまで近づいていたのです……。
※疑心暗鬼の「リリララちゃん」です。
「嘘だっ!!」
…とか「ひぐらしのなく頃に」がどうしても想像されてしまうような急展開。
(※実際はそこまで大げさでないけれど。ひでる”ひぐらしノイローゼ”なのです)
いままでにこやかな笑みを絶やさなかった「ナノカちゃん」ですが、ふと素の冷たい表情を見せるようになります。
特に11話ラストのコマの表情は、思わずドキっとする雰囲気。
唯一秘密(※謎ですかね)を知り、疑心暗鬼となっていく「リリララちゃん」
そして、過去の忘れていた事象を思い出したり、見えないものが見えるなどその身体に異変が始まる「サラミさん」
さて、森の魔女「ナノカ」の正体は!?
※そして「サラミさん」も…。
…って、そんな具合。
長さもお手ごろなので、一気に読破してしまうでしょう。
いやー、巧い方ですね。
丁寧な細線で、しっかりとした濃淡ある絵柄。
黒の強い目とふんわり優しい人物絵が特徴です。
ちなみに、「リリララちゃん」は”お子ちゃま”と言われるキャラ設定なんですが、ぶっちゃけ皆似たような顔なので引き絵でないとそれと見分けつきづらかったです。
マイナス点はそれくらいかな。
癖はありますが強くはないので、抵抗感はさほどないでしょう。
↓表紙でほぼ判断できますが、白黒絵のが味あって巧い方だと思います。
そんな訳で。
あれだけへっぽこでお人よしに見えていた「ナノカさん」が、ふとした瞬間から笑顔の裏の冷酷さを感じるようになるのが見事。
こんなんで喜ぶのは私だけですかね。
それだけに最終話はちょっと感動しました。
ココノカの魔女 / 桐原 いずみ
↑アマゾンさん、「いずみ」でなく「いづみ」ですよ。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : ファンタジー・魔法
・おまけ: あとがき、
カバー裏にラフ絵。
・その他: 全18話(全て表題作)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「桐原いづみ」センセの「ココノカの魔女」です。
あれれ、また魔法関係ですか。
こないだ「暁色の潜伏魔女/袴田めら」って魔女漫画(?)をやったばかりというのに…。
なんか流行っているんですかね?
そんな訳で、本日は「ひとひら」で一躍有名漫画家となった「桐原いづみ」センセの最新コミックス、「ココノカの魔女」です。
単行本全て表題作な漫画でして、1冊にすっきりまとまっているためセンセの入門編としては最適でしょう。
コメディーが基本でして、友情、意外なところでサスペンス、そして最後には感動を味わえるという、贅沢な漫画となっていました。
ページ数は149ページと薄いながら、実に綺麗にまとまっております。
※左:薬師の娘「シア・サラミ」、右:魔女「ナノカ」
見分け方は髪の毛の分け目。二人入れ替わっていたり…するかな?どうかな?
村唯一の薬師「シア・ヨーグ」を父とする主人公「シア・サラミ」
ある日、魔女が住むといわれる「ココノカの森」まで薬草取りに赴くと、そこで自分と瓜二つな魔女「ナノカ」と出会うのでした。
穏やかで優しく、失敗するものの魔法を使う彼女とすぐさま打ち解けた「サラミさん」は「ナノカちゃん」を村へと招待します。
領主の娘「ニネ・アレッタ」、果樹園の娘「スノウ・カノン」など友人をはじめ、村の人々にも馴染んでいくのですが…。
だいたいそんな流れ。
人には見えないようですが、妖精とか普通にいるファンタジー世界。
魔女は”随分昔に絶滅した存在”ということで、魔法については珍しいものの、否定はされておりません。
実際、大魔法使いと自称する「リリララ」ちゃんは制御できていないものの魔法を使っておりました。
それは、彼女のひいおばあちゃん「セシルさん」が魔法の研究をしていた成果であるみたいですね。
要するに、がんばれば魔法使えるみたい。
ゲームに出てくるような怪物の類はおらぬようですが、魔法を目の当たりにした「カノンさん」が警戒する描写もあり、絶滅したという背景には人同士のいざこざがあったのかもしれません。
わかんないけど。
「すごいっ…すごいよ貴女!!しかもなんか私がすごいみたいだし」
…という訳で、へっぽこ魔女とか言われるものの、風を制御したり葉っぱで空も飛べるという、案外凄い「ナノカちゃん」
村の人々と交わり、助け、そっくりな「サラミさん」の家に寝泊りするような間柄にまでなった、その後のこと。
話数で書けば折り返しの10話目くらい。
物語で結構重要なキャラである「リリララちゃん」はひいおばあちゃん「セシルさん」の日記によって、驚愕な事実を知るのです。
それが何かは…秘密ね。
とりあえず、その日記は村祭りの日を境に真っ白になっていました。
そして、今年の村祭りはすぐそこまで近づいていたのです……。
※疑心暗鬼の「リリララちゃん」です。
「嘘だっ!!」
…とか「ひぐらしのなく頃に」がどうしても想像されてしまうような急展開。
(※実際はそこまで大げさでないけれど。ひでる”ひぐらしノイローゼ”なのです)
いままでにこやかな笑みを絶やさなかった「ナノカちゃん」ですが、ふと素の冷たい表情を見せるようになります。
特に11話ラストのコマの表情は、思わずドキっとする雰囲気。
唯一秘密(※謎ですかね)を知り、疑心暗鬼となっていく「リリララちゃん」
そして、過去の忘れていた事象を思い出したり、見えないものが見えるなどその身体に異変が始まる「サラミさん」
さて、森の魔女「ナノカ」の正体は!?
※そして「サラミさん」も…。
…って、そんな具合。
長さもお手ごろなので、一気に読破してしまうでしょう。
いやー、巧い方ですね。
丁寧な細線で、しっかりとした濃淡ある絵柄。
黒の強い目とふんわり優しい人物絵が特徴です。
ちなみに、「リリララちゃん」は”お子ちゃま”と言われるキャラ設定なんですが、ぶっちゃけ皆似たような顔なので引き絵でないとそれと見分けつきづらかったです。
マイナス点はそれくらいかな。
癖はありますが強くはないので、抵抗感はさほどないでしょう。
↓表紙でほぼ判断できますが、白黒絵のが味あって巧い方だと思います。
そんな訳で。
あれだけへっぽこでお人よしに見えていた「ナノカさん」が、ふとした瞬間から笑顔の裏の冷酷さを感じるようになるのが見事。
こんなんで喜ぶのは私だけですかね。
それだけに最終話はちょっと感動しました。
ココノカの魔女 / 桐原 いずみ
↑アマゾンさん、「いずみ」でなく「いづみ」ですよ。
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■よろず祟られ屋 (冨樫)
★まんがデーター [5/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■□□□□
・独創性:■□□□□
・属性 : 成年・ファンタジー
・おまけ: あとがき、次回予告、ゲストページ、
未使用トビラ絵。
・その他: 短編×7、全て表題作。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「冨樫」センセの「よろず祟られ屋」です。
漫画外も含め、広く長く活動されている「冨樫」センセ。
ネットで検索して知りましたが、著名な「冨樫義博」さんはこの「冨樫」センセのお兄さんだそうですよ。
へー。
(※正直、お兄さんはよく知らないので、どーでもいいひでるさん)
前にも書いたような気がしますが、漫画界ってのも狭いものですね。
そんなこんなで、独特な絵を描かれる「冨樫」センセの最新刊が「よろず祟られ屋」なのでした。
こちらははっきり言って↓表紙のコスチュームに惹かれて買ったんですが…残念ながら単行本中にその姿は一度もありませんでした。
そりゃーもう、がっかりよ(笑)
一応、近いボンテージっぽい衣装は淫魔の「メルテ」さんが着てましたが。
※主人公「ティアさん」です。
ちなみに「シェルファさん」より影薄いような気もします。
主人公「ティア」はどんな依頼でも引き受ける便利屋さん。
娘に取り憑いたという動物精霊を除霊するべく、狼男が棲み付いているという通称「犬屋敷」へ赴くのでした…。
冒頭1話目はそんなお話。
動物霊が出たり、エルフがいたり、ワーウルフが出現したり、って世界はファンタジーちっく。
祟られ屋、というからそんな感じ(←どんな感じだ)なのかなーって期待していたんですが、さにあらず。
もっと”どうにもならないようなえっち”が展開されれば良かったんですけれど、ほぼ合意でソフトなものでした。
なにやら「ティアさん」は体質とかなんとかに問題ありなようですが、現段階では詳細不明。
不幸なのか?
よくわかりません。
2話目からはレギュラーのハイエルフ「シェルファ」さんが登場。
その借金返済の代理確認者となり、あっさり見捨てられた「ティアさん」が一晩えろいことされる、ってドキドキなシーンがあるんですね。
”ローション使って女のコのカラダもみ回すのが趣味”なーんて相手に捕縛されたのにも関わらず、そこを一切描かないのが実に片手落ち。
なんでそのおいしい箇所をすっ飛ばしたのか、まるで解せません。
もったいないなぁ。
※左:淫魔の「メルテさん」、右:ハイエルフ「シェルファさん」です。
お二人ともでかいですね。キャラとしては「シェルファさん」が目立ってました。
あとがきに、キャラ出しとえっちシーンに力を注いだ、って書いていましたがその通りな薄っぺらい内容。
向こうが透けて見えそうなくらいですよ。
また、漫画には男性も登場していますが、基本的に絡みは女性オンリー。
そういう意味では、昨日の百合漫画と同じですね。
次回予告によると、こちらはまだ続くようです。
以降は敵となるキャラが登場してどうの、って話になるそうですから、多少はストーリーっぽくなるのかな。
知っている人なら、「織倉まこと」センセの漫画と非常に良く似た感じ、というのが最も分かりやすいと思います。
女性だけとか、内容薄いとか、オチが弱いとか…。
両センセ、およびファンの方、もし見てたらごめんなさい。
柔らかな線で全体的に薄く優しい絵柄。
綺麗に描かれているんですが、漫画というよりはイラストっぽい気がしました。
えっちシーンはコマ割り大きく迫力ありますが、反面さくさく進んであっさり終わっちゃいます。
脱力なコメディーパートもまぁいいんですけれど、絵もがくりと手抜きになるような…。
話も絵も、こうした作風で極めている方なので、合う合わないってのがあるでしょう。
しかし、普通にがんばって中立な視点で読んだとしても決して面白い漫画でないですし、成年漫画としても他に無数の単行本が出ている現状でこれでは弱い。
せっかく、すらりとしたスタイルな「ティアさん」のビジュアルが良いのに、これまたもったいないことです。
…要するに、ひでるさんは合わないんですね。
↓表紙は完璧なんですが、なんとかならんものかなぁ…。
とりあえず話はまだ続くようですが、導入部がこれでは期待しろというほうが無茶苦茶。
そんな訳で、これまでに。
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・話 :■□□□□
・独創性:■□□□□
・属性 : 成年・ファンタジー
・おまけ: あとがき、次回予告、ゲストページ、
未使用トビラ絵。
・その他: 短編×7、全て表題作。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「冨樫」センセの「よろず祟られ屋」です。
漫画外も含め、広く長く活動されている「冨樫」センセ。
ネットで検索して知りましたが、著名な「冨樫義博」さんはこの「冨樫」センセのお兄さんだそうですよ。
へー。
(※正直、お兄さんはよく知らないので、どーでもいいひでるさん)
前にも書いたような気がしますが、漫画界ってのも狭いものですね。
そんなこんなで、独特な絵を描かれる「冨樫」センセの最新刊が「よろず祟られ屋」なのでした。
こちらははっきり言って↓表紙のコスチュームに惹かれて買ったんですが…残念ながら単行本中にその姿は一度もありませんでした。
そりゃーもう、がっかりよ(笑)
一応、近いボンテージっぽい衣装は淫魔の「メルテ」さんが着てましたが。
※主人公「ティアさん」です。
ちなみに「シェルファさん」より影薄いような気もします。
主人公「ティア」はどんな依頼でも引き受ける便利屋さん。
娘に取り憑いたという動物精霊を除霊するべく、狼男が棲み付いているという通称「犬屋敷」へ赴くのでした…。
冒頭1話目はそんなお話。
動物霊が出たり、エルフがいたり、ワーウルフが出現したり、って世界はファンタジーちっく。
祟られ屋、というからそんな感じ(←どんな感じだ)なのかなーって期待していたんですが、さにあらず。
もっと”どうにもならないようなえっち”が展開されれば良かったんですけれど、ほぼ合意でソフトなものでした。
なにやら「ティアさん」は体質とかなんとかに問題ありなようですが、現段階では詳細不明。
不幸なのか?
よくわかりません。
2話目からはレギュラーのハイエルフ「シェルファ」さんが登場。
その借金返済の代理確認者となり、あっさり見捨てられた「ティアさん」が一晩えろいことされる、ってドキドキなシーンがあるんですね。
”ローション使って女のコのカラダもみ回すのが趣味”なーんて相手に捕縛されたのにも関わらず、そこを一切描かないのが実に片手落ち。
なんでそのおいしい箇所をすっ飛ばしたのか、まるで解せません。
もったいないなぁ。
※左:淫魔の「メルテさん」、右:ハイエルフ「シェルファさん」です。
お二人ともでかいですね。キャラとしては「シェルファさん」が目立ってました。
あとがきに、キャラ出しとえっちシーンに力を注いだ、って書いていましたがその通りな薄っぺらい内容。
向こうが透けて見えそうなくらいですよ。
また、漫画には男性も登場していますが、基本的に絡みは女性オンリー。
そういう意味では、昨日の百合漫画と同じですね。
次回予告によると、こちらはまだ続くようです。
以降は敵となるキャラが登場してどうの、って話になるそうですから、多少はストーリーっぽくなるのかな。
知っている人なら、「織倉まこと」センセの漫画と非常に良く似た感じ、というのが最も分かりやすいと思います。
女性だけとか、内容薄いとか、オチが弱いとか…。
両センセ、およびファンの方、もし見てたらごめんなさい。
柔らかな線で全体的に薄く優しい絵柄。
綺麗に描かれているんですが、漫画というよりはイラストっぽい気がしました。
えっちシーンはコマ割り大きく迫力ありますが、反面さくさく進んであっさり終わっちゃいます。
脱力なコメディーパートもまぁいいんですけれど、絵もがくりと手抜きになるような…。
話も絵も、こうした作風で極めている方なので、合う合わないってのがあるでしょう。
しかし、普通にがんばって中立な視点で読んだとしても決して面白い漫画でないですし、成年漫画としても他に無数の単行本が出ている現状でこれでは弱い。
せっかく、すらりとしたスタイルな「ティアさん」のビジュアルが良いのに、これまたもったいないことです。
…要するに、ひでるさんは合わないんですね。
↓表紙は完璧なんですが、なんとかならんものかなぁ…。
とりあえず話はまだ続くようですが、導入部がこれでは期待しろというほうが無茶苦茶。
そんな訳で、これまでに。
よろず祟られ屋 (TENMAコミックス) (2007/04/25) 冨樫 商品詳細を見る |
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