■貴方を吸ってもイイですか? (いとうえい)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・吸血鬼
・おまけ: あとがき漫画「お嬢さま&お姫様」、合間にラフ絵・コメント、
描き下ろし「死の眠りと乙女の目覚め」、
カバー裏に「CHU×3製作中のいとう脳内」・別絵。
・その他: カラー(4P)、9話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「いとうえい」センセの「貴方を吸ってもイイですか?」です。
いつもより、またさらに関係の薄い話から。
先日、お土産がてらプレゼントに絵本を買ってったんですよ。
「もりのえほん/安野光雅」というやつ。
コレ全ページに文字はなく、単純に森の風景が描かれているだけなんですが…よーく見ると、あちこちに動物が!
いわゆる「かくし絵」な本なのね。
これが非常に面白い。
はっきり言って、子供そっちのけで大人が楽しんでいました。
中には「昆虫」、「人の顔」、果ては「魔女」なんてのも隠されており、見つけてビックリ。
いちおう巻末に”何が隠れているか”は書いてありましたが、”どこに隠れているか”はなく、ざーっとひと通り眺めた後には、そちらと照らし合わせながら探してました。(←でもちらほら分かんないのがある)
同じ「安野光雅」さんのシリーズで「旅の絵本」というのがあるんですが、そちらも楽しそうでした。
ちょっと変わった、楽しめるプレゼントになると思うので、なんらかそういったシチュエーションでお探しの方は見てみるのもイイと思います。
…以上、余談でした。
と、楽しい絵本話から一転し、紹介はガッチリな成年漫画です。
物凄い急反転ですね。
「いとうえい」センセの最新刊、「貴方を吸ってもイイですか?」ですよ。
待っていました。
去年は、どっかーと大量に単行本を出されていましたが、今年はコレが初めて。
センセのHPによると、9月には駄メイド「リンさん」の「お気に召すままご主人サマ2巻」が出るみたい。
こちらも期待して待ちましょう。
「貴方を吸ってもイイですか?」は、「ぷりプロ ~Princess+Propose~」に続く1冊まるまるのえっちストーリーです。
さほどカッチリしたお話でなく、タイプ違うヒロインとのえっち、フェチ描写を楽しむ単行本だと思います。
※左:美影さん、右:貴方を吸って~ヒロインズ
ああした、ボンテージっぽいのがお好きならより良いでしょう。
1人暮らしをしていた主人公「勇樹」と同居を開始した「美影」
勝手に住み着いてしまったという彼女は、実は吸血鬼でした。
「勇樹」はその抗体保持者であり、”血を吸われても、えっちしてもヴァンパイア化しない”という特異体質。
しかも、「美影」とは同年代で、また容姿も彼女の好みであったため、あちこち大変に都合の良い人間だったのでした。
彼女とのアレコレで性欲が過敏になるという副作用もあり、「勇樹」は栄養を奪われ続けていたんですが…仲間である”グランド・ヴァンパイア”は、「ルナ」、「沙霧」とさらにもう2人いたのです。
だいたいそんな感じ。
そんな訳で、複数ヒロインとのヴァンパイア漫画。
主要人物は「勇樹くん」以外は人外で揃っていたものの、そうファンタジーな描写はありません。
ちょっとだけね。
基本としてはラブコメ調ですが、ざっと見てラブ描写は薄め。
複数も多いです。
コメディー比重が高く、シリアスな事柄あっても皆さんさらりと流していました。
重々しさのない、軽いお話具合です。
いちおう1話から登場していた「美影さん」が正ヒロインです。
しかし、不死で時間概念ないためか、物事に寛容で独占欲もあまりなく、やや地味目。
”黒い”という特徴を持っているようでしたが…本編ではそう暗黒面を見せておらず、単にえっち回数が多いだけ。
ぶっちゃけ、目立っていたのは最後に顔を見せたロリ陛下なチビッ娘(※名前ない)
描き下ろしも彼女でした。
楽しくえっちにまとまってはいたものの、あのページ数では合計4名というヒロインらを描き切れていない印象です。
倍くらいか、はたまた2名くらいカットした方がお話としては良かったかもしれません。
どちらかと言うと、シチュエーションえっちな単行本ですかね。
※左:ルナさん、右:沙霧さん
この2人のため、もう1、2話ほしかったなぁ。
1話目は正ヒロインの「美影さん」
カラー原稿があるのはこちらだけで、彼女とのえっちシーンになっていました。
にんにく好きとか、夜型、携帯などの現代吸血鬼な描写はコメディーとして面白く、もうちょっと「美影さん」と2人きりなまま、日常生活が描かれていたら良かったかなぁ。
「~だからねっ」という台詞のある、ツンデレな「ルナさん」の登場する2話目。
たまに「勇樹くん」のことを食糧扱い(※デザート、ごはん、朝ごはん…とか言ってる)していた「美影さん」
「一生添い遂げる覚悟~」
という台詞もあり、彼は大変に貴重な存在だと思うんです。
それなのに、わざわざ同族の「ルナさん」に会わせたのが、イマイチよく分かりません。
1人でたっぷり・じっくり楽しもう、といった性格ではないのかなー。
前述した”ラブ描写は薄め”、”独占欲ない”というのは、このあたりから感じられるのです。
モデルを職業としている「ルナさん」
”瞳術(どうじゅつ)使い”ということで、頻繁にそんなんがありました。
えっちシーンの途中でヴァンパイア衣装(↓表紙のようなボンテージ風なもの)に着替えてしまうんですが…すみません、個人的には直前のミニスカート+パンストなままのが良かったです。
続く3話は「沙霧さん」の登場話。
彼女はこうしたネタでのお約束である、襲撃してくるパターンでした。
前回から、ちらほら語られている「勇樹くん」の秘密。
あの設定って…”敵対する相手が実は最も相性良い”とも読みとれるので、まるまるお話重視にしても良さそうな感覚でしたね。
メインの「沙霧さん」は、スポーティーな容姿で貧乳。
スパッツを特徴とされていました。
ひでるさんのお気に入りは彼女。
えー、しつこいですが片目隠れるような髪型ね。
えっち知識ないのをいいことに、目隠しで飲ませるとか、教えてあげちゃうとか、可愛かったです。
そんな訳で、ついに3名の”グランド・ヴァンパイア”が揃った4話目。
ここでは皆さんヴァンパイア衣装で、複数入り乱れ~ではなく次々に順番です。
悪くはないですが、どっちかと言うと私服なままのがいいかなぁ。
個人的には、後半の対決シーンがお気に入り。
やっぱり力づくで奪ってほしいものですよねー。
そちらから直接続く5話は、ついにチビッ娘・ロリ陛下が登場。
ヴァンパイアの始祖ということで、口調もそうした感じ。
容姿だけ若々しいのよ。
…だから色々してもOKみたいな、「いとうえい」センセの感覚が好き(笑)
女王様ちっくな彼女でしたが、えっち最中に立場逆転するという、これもお約束なパターンでした。
※チビッ娘・ロリ陛下
彼女をメインにした方が良かったように思いました。
そんなロリ陛下は、重大な事柄について語っているんですが…さっくり流していた6話目。
まぁ、成年漫画ですからね。
こちらのエピソードで、ようやく「美影さん」に戻ります。
縄とかえっちネタは置いといて、彼女の台詞は正ヒロインらしいもの。
なかなか良い感じでありましたが、やっぱりもう1、2話くらい「美影さん」との絡みがほしかったかなぁ。
7話は「ルナさん」・「沙霧さん」のターン。
ここでも冒頭のキスなど、チビッ娘・ロリ陛下がふと存在感を発揮していました。
「だっこしないならひざまづけ!」
そんな選択肢が見事です。
本編では、性格がら面倒になって強く出てしまう「ルナさん」が、いかにもという感じでした。
「沙霧さん」もスパッツで頑張ってますね。
ラストエピソードの8話は複数えっち。
メインは3名でしたが、やはりチビッ娘・ロリ陛下は目立ちますね。
ひやむぎでの1コマが好き。
…でね、巻末に収録の描き下ろし漫画「死の眠りと乙女の目覚め」がまた、チビッ娘・ロリ陛下の単独話になっているのよ。
寝ている幼女(←風な熟女ですが)にえっち仕掛けるというネタほか、ラスト前での台詞がやたら良い感じでした。
最後にコレを読むこととなるため、6話で頑張っていた「美影さん」の存在もぶっちゃけ希薄になってしまうのです。
「いとうえい」センセも、「美影さん」より彼女の方が刺さっていたのではないかなぁ。
ヒロインがブレ気味であるなど、お話はざっくりでしたが、フェチっぽさは相変わらずな感じでした。
絵柄はいつも通りの安定感。
丁寧できっちり描き込みされ、綺麗にまとまっていました。
特にマイナス点は見当たらず、気になるコマなどもありません。
横綱相撲ですね。
いちおう、前巻「その唇で囁いて」よりヒロインの年齢層はやや低め~というくらいかな。
逆に言えば、チビッ娘・ロリ陛下は久しぶりな感覚があると思います。
紹介帯にてカット絵が見れるので、そちらが参考になるでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 絵柄については何の問題もないでしょう。黒が多めかな。
・話3: 今回、ここは明確に物足りなさを感じてしまいました。
・独4: 色々あって満足頂けると思います。下着成分が…ちと薄めかな。
合計:[12/15]
複数キャラの↓表紙は賑やかで、コメディーっぽくまとまって悪くはないと思うんですが…成年漫画の表紙としては弱いかなぁ。
ごっちゃり配置もバランス悪いように見え、店頭でもイマイチ目立っていない印象でした。
下の2人もSDちっくな感じですよね。
★「いとうえい」センセの漫画紹介記事
「秘密の関係」
初見で刺さった6冊目。小さい教師「あゆみちゃん」など、いまだに好みな単行本です。
「少女図鑑」
5冊目くらいの短編集。母親もありますが、全体的には年下系。絶版かな。
「少女図鑑DX」
上記よりサイズの変更・2話追加という再販本。
「LOVE!!恋の翼を探して」
近親・百合・ふたなりなどの要素ある、四角関係な恋愛長編。
「恋の涙と愛の蜜」
明るいコメディータッチなフェチ短編集。
「キスより大切」
「LOVE!!恋の翼を探して」の外伝も収録された、色々な短編集。
「ぷりプロ ~Princess+Propose~」
お姫様との同居ラブコメな長編。おまけ要素も充実。
「お姉さんじゃダメかしら?」
お姉さんがメインの年上系。知らぬうちに弟を自らの好みに洗脳する姉「京さん」が最高。
「ぶらこんッ!?」
近親関係をテーマにした一般系。あとがき漫画も秀逸です。
「お気に召すままご主人サマ」
駄メイド「リンさん」の一般系。頻繁にパンチラほかサービスカットも多めです。
「その唇で囁いて」
先輩、先生など、年上系な短編集。コメディー「好きすき大スキ」もこちらに収録。
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・吸血鬼
・おまけ: あとがき漫画「お嬢さま&お姫様」、合間にラフ絵・コメント、
描き下ろし「死の眠りと乙女の目覚め」、
カバー裏に「CHU×3製作中のいとう脳内」・別絵。
・その他: カラー(4P)、9話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「いとうえい」センセの「貴方を吸ってもイイですか?」です。
いつもより、またさらに関係の薄い話から。
先日、お土産がてらプレゼントに絵本を買ってったんですよ。
「もりのえほん/安野光雅」というやつ。
コレ全ページに文字はなく、単純に森の風景が描かれているだけなんですが…よーく見ると、あちこちに動物が!
いわゆる「かくし絵」な本なのね。
これが非常に面白い。
はっきり言って、子供そっちのけで大人が楽しんでいました。
中には「昆虫」、「人の顔」、果ては「魔女」なんてのも隠されており、見つけてビックリ。
いちおう巻末に”何が隠れているか”は書いてありましたが、”どこに隠れているか”はなく、ざーっとひと通り眺めた後には、そちらと照らし合わせながら探してました。(←でもちらほら分かんないのがある)
同じ「安野光雅」さんのシリーズで「旅の絵本」というのがあるんですが、そちらも楽しそうでした。
ちょっと変わった、楽しめるプレゼントになると思うので、なんらかそういったシチュエーションでお探しの方は見てみるのもイイと思います。
もりのえほん (1981/02/01) 安野 光雅 商品詳細を見る |
…以上、余談でした。
と、楽しい絵本話から一転し、紹介はガッチリな成年漫画です。
物凄い急反転ですね。
「いとうえい」センセの最新刊、「貴方を吸ってもイイですか?」ですよ。
待っていました。
去年は、どっかーと大量に単行本を出されていましたが、今年はコレが初めて。
センセのHPによると、9月には駄メイド「リンさん」の「お気に召すままご主人サマ2巻」が出るみたい。
こちらも期待して待ちましょう。
「貴方を吸ってもイイですか?」は、「ぷりプロ ~Princess+Propose~」に続く1冊まるまるのえっちストーリーです。
さほどカッチリしたお話でなく、タイプ違うヒロインとのえっち、フェチ描写を楽しむ単行本だと思います。
※左:美影さん、右:貴方を吸って~ヒロインズ
ああした、ボンテージっぽいのがお好きならより良いでしょう。
1人暮らしをしていた主人公「勇樹」と同居を開始した「美影」
勝手に住み着いてしまったという彼女は、実は吸血鬼でした。
「勇樹」はその抗体保持者であり、”血を吸われても、えっちしてもヴァンパイア化しない”という特異体質。
しかも、「美影」とは同年代で、また容姿も彼女の好みであったため、あちこち大変に都合の良い人間だったのでした。
彼女とのアレコレで性欲が過敏になるという副作用もあり、「勇樹」は栄養を奪われ続けていたんですが…仲間である”グランド・ヴァンパイア”は、「ルナ」、「沙霧」とさらにもう2人いたのです。
だいたいそんな感じ。
そんな訳で、複数ヒロインとのヴァンパイア漫画。
主要人物は「勇樹くん」以外は人外で揃っていたものの、そうファンタジーな描写はありません。
ちょっとだけね。
基本としてはラブコメ調ですが、ざっと見てラブ描写は薄め。
複数も多いです。
コメディー比重が高く、シリアスな事柄あっても皆さんさらりと流していました。
重々しさのない、軽いお話具合です。
いちおう1話から登場していた「美影さん」が正ヒロインです。
しかし、不死で時間概念ないためか、物事に寛容で独占欲もあまりなく、やや地味目。
”黒い”という特徴を持っているようでしたが…本編ではそう暗黒面を見せておらず、単にえっち回数が多いだけ。
ぶっちゃけ、目立っていたのは最後に顔を見せたロリ陛下なチビッ娘(※名前ない)
描き下ろしも彼女でした。
楽しくえっちにまとまってはいたものの、あのページ数では合計4名というヒロインらを描き切れていない印象です。
倍くらいか、はたまた2名くらいカットした方がお話としては良かったかもしれません。
どちらかと言うと、シチュエーションえっちな単行本ですかね。
※左:ルナさん、右:沙霧さん
この2人のため、もう1、2話ほしかったなぁ。
1話目は正ヒロインの「美影さん」
カラー原稿があるのはこちらだけで、彼女とのえっちシーンになっていました。
にんにく好きとか、夜型、携帯などの現代吸血鬼な描写はコメディーとして面白く、もうちょっと「美影さん」と2人きりなまま、日常生活が描かれていたら良かったかなぁ。
「~だからねっ」という台詞のある、ツンデレな「ルナさん」の登場する2話目。
たまに「勇樹くん」のことを食糧扱い(※デザート、ごはん、朝ごはん…とか言ってる)していた「美影さん」
「一生添い遂げる覚悟~」
という台詞もあり、彼は大変に貴重な存在だと思うんです。
それなのに、わざわざ同族の「ルナさん」に会わせたのが、イマイチよく分かりません。
1人でたっぷり・じっくり楽しもう、といった性格ではないのかなー。
前述した”ラブ描写は薄め”、”独占欲ない”というのは、このあたりから感じられるのです。
モデルを職業としている「ルナさん」
”瞳術(どうじゅつ)使い”ということで、頻繁にそんなんがありました。
えっちシーンの途中でヴァンパイア衣装(↓表紙のようなボンテージ風なもの)に着替えてしまうんですが…すみません、個人的には直前のミニスカート+パンストなままのが良かったです。
続く3話は「沙霧さん」の登場話。
彼女はこうしたネタでのお約束である、襲撃してくるパターンでした。
前回から、ちらほら語られている「勇樹くん」の秘密。
あの設定って…”敵対する相手が実は最も相性良い”とも読みとれるので、まるまるお話重視にしても良さそうな感覚でしたね。
メインの「沙霧さん」は、スポーティーな容姿で貧乳。
スパッツを特徴とされていました。
ひでるさんのお気に入りは彼女。
えー、しつこいですが片目隠れるような髪型ね。
えっち知識ないのをいいことに、目隠しで飲ませるとか、教えてあげちゃうとか、可愛かったです。
そんな訳で、ついに3名の”グランド・ヴァンパイア”が揃った4話目。
ここでは皆さんヴァンパイア衣装で、複数入り乱れ~ではなく次々に順番です。
悪くはないですが、どっちかと言うと私服なままのがいいかなぁ。
個人的には、後半の対決シーンがお気に入り。
やっぱり力づくで奪ってほしいものですよねー。
そちらから直接続く5話は、ついにチビッ娘・ロリ陛下が登場。
ヴァンパイアの始祖ということで、口調もそうした感じ。
容姿だけ若々しいのよ。
…だから色々してもOKみたいな、「いとうえい」センセの感覚が好き(笑)
女王様ちっくな彼女でしたが、えっち最中に立場逆転するという、これもお約束なパターンでした。
※チビッ娘・ロリ陛下
彼女をメインにした方が良かったように思いました。
そんなロリ陛下は、重大な事柄について語っているんですが…さっくり流していた6話目。
まぁ、成年漫画ですからね。
こちらのエピソードで、ようやく「美影さん」に戻ります。
縄とかえっちネタは置いといて、彼女の台詞は正ヒロインらしいもの。
なかなか良い感じでありましたが、やっぱりもう1、2話くらい「美影さん」との絡みがほしかったかなぁ。
7話は「ルナさん」・「沙霧さん」のターン。
ここでも冒頭のキスなど、チビッ娘・ロリ陛下がふと存在感を発揮していました。
「だっこしないならひざまづけ!」
そんな選択肢が見事です。
本編では、性格がら面倒になって強く出てしまう「ルナさん」が、いかにもという感じでした。
「沙霧さん」もスパッツで頑張ってますね。
ラストエピソードの8話は複数えっち。
メインは3名でしたが、やはりチビッ娘・ロリ陛下は目立ちますね。
ひやむぎでの1コマが好き。
…でね、巻末に収録の描き下ろし漫画「死の眠りと乙女の目覚め」がまた、チビッ娘・ロリ陛下の単独話になっているのよ。
寝ている幼女(←風な熟女ですが)にえっち仕掛けるというネタほか、ラスト前での台詞がやたら良い感じでした。
最後にコレを読むこととなるため、6話で頑張っていた「美影さん」の存在もぶっちゃけ希薄になってしまうのです。
「いとうえい」センセも、「美影さん」より彼女の方が刺さっていたのではないかなぁ。
ヒロインがブレ気味であるなど、お話はざっくりでしたが、フェチっぽさは相変わらずな感じでした。
絵柄はいつも通りの安定感。
丁寧できっちり描き込みされ、綺麗にまとまっていました。
特にマイナス点は見当たらず、気になるコマなどもありません。
横綱相撲ですね。
いちおう、前巻「その唇で囁いて」よりヒロインの年齢層はやや低め~というくらいかな。
逆に言えば、チビッ娘・ロリ陛下は久しぶりな感覚があると思います。
紹介帯にてカット絵が見れるので、そちらが参考になるでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 絵柄については何の問題もないでしょう。黒が多めかな。
・話3: 今回、ここは明確に物足りなさを感じてしまいました。
・独4: 色々あって満足頂けると思います。下着成分が…ちと薄めかな。
合計:[12/15]
複数キャラの↓表紙は賑やかで、コメディーっぽくまとまって悪くはないと思うんですが…成年漫画の表紙としては弱いかなぁ。
ごっちゃり配置もバランス悪いように見え、店頭でもイマイチ目立っていない印象でした。
下の2人もSDちっくな感じですよね。
貴方を吸ってもイイですか? (メガストアコミックス) (2010/08/19) いとうえい 商品詳細を見る |
★「いとうえい」センセの漫画紹介記事
「秘密の関係」
初見で刺さった6冊目。小さい教師「あゆみちゃん」など、いまだに好みな単行本です。
「少女図鑑」
5冊目くらいの短編集。母親もありますが、全体的には年下系。絶版かな。
「少女図鑑DX」
上記よりサイズの変更・2話追加という再販本。
「LOVE!!恋の翼を探して」
近親・百合・ふたなりなどの要素ある、四角関係な恋愛長編。
「恋の涙と愛の蜜」
明るいコメディータッチなフェチ短編集。
「キスより大切」
「LOVE!!恋の翼を探して」の外伝も収録された、色々な短編集。
「ぷりプロ ~Princess+Propose~」
お姫様との同居ラブコメな長編。おまけ要素も充実。
「お姉さんじゃダメかしら?」
お姉さんがメインの年上系。知らぬうちに弟を自らの好みに洗脳する姉「京さん」が最高。
「ぶらこんッ!?」
近親関係をテーマにした一般系。あとがき漫画も秀逸です。
「お気に召すままご主人サマ」
駄メイド「リンさん」の一般系。頻繁にパンチラほかサービスカットも多めです。
「その唇で囁いて」
先輩、先生など、年上系な短編集。コメディー「好きすき大スキ」もこちらに収録。
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■冬のアゲハ (桐原小鳥)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : ファンタジー・サスペンス
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵・コメント、
加筆修正。
・その他: 12話くらい収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「桐原小鳥(きりはら・ことり)」センセの「冬のアゲハ」です。
はい、毎度のようにちょこっとスペース借ります。
まず「佐藤茶菓子」センセの最新刊「ポジティブレッスン」
これが…怖ろしいほどにいつも通り。良くも悪くも。
”家ではいつも全裸”という社長さん(※表紙)とかかなぁ。
書き辛く感じたので、ブログでは取りあげませんでした。
「人妻インモラル」は「天童一斗」センセの2冊目。
ちょっとバランスが微妙で、また濃過ぎに思いました。
「私が試着してみましょうか?」
というデパート店員さんなお話がいいですね。
HP掲載から期待していた「小宮利公」センセの「鎧亜騎譚」
ちらほらのセクシー描写は好きなんですが…「真田幸村」がやたらな英雄として描かれるのはいいとして、大坂方が「幸村」の入城を請う4話冒頭にげんなり。
あれはない。
まぁ、基本的にはっちゃけ戦国絵巻な漫画なので、細かいことぐちぐち指摘するのは違うと思いますが…。
※ヒロイン特集1:「ドラちゃん」は吸血鬼のお嬢さま
こうした雰囲気はスタンダードな感じですね。
さて、本日は以前に「イン・ザ・スカート」を紹介している「桐原小鳥」センセ。
4冊目の単行本は「冬のアゲハ」です。
こちらは1冊まるまるな長編。
いわゆる吸血鬼モノなファンタジーで、現代が舞台になってます。
「桐原小鳥」センセの柔らかな作画がお話と合って、良くまとまっていました。
なお、こちらには成年表記なく、表現もソフト目ではあったものの、かなり頻繁にえっちシーンがあります。
ちょっと注意ね。
主人公「枸堂暁音(くどう・あかね)」は殺人事件を捜査する刑事。
犯人を追っていた彼は情報提供者からマンションの一室に住んでいる不似合いなドレスの少女を紹介されました。
「貴様が今探している『殺人鬼』とやらはそいつだ。ま、残念な事に未だ鬼には程遠いがな」
犯人の名を教えられた「暁音」は、
”相応の対価が必要”
というそのまま、血液を提供することとなりました。
そう、彼女は人ではなく、吸血鬼だったのです。
だいたいは↓表紙のイメージそのままな長編・連続話ですね。
刑事「暁音くん」のある事情がストーリーの中心になっていましたが、大半はああした吸血鬼少女とのラブストーリーになってます。
漫画にはコメディーっぽい描写もちらほらありましたが、全体的にはしっとり静かな雰囲気。
基本的にはラブコメという軽さありません。
また、ファンタジーではあるものの、ドカドカ魔物が出現し、バンバン魔法が駆使されるようなものでもありませんでした。
※ヒロイン特集2:ラブラブ「ドラちゃん」
彼女のが、かなり傾倒してる感じでした。
ヒロインの彼女「ドラちゃん」は吸血鬼な女の子。
「暁音くん」曰く、
「ドラキュラのお姫様なんでしょ?」
とのこと。
(ちなみに、彼女の名前は1つのポイントになってます)
華奢なスタイルでそれっぽい口調(吸血鬼なお姫様)になっており、なかなかえっち。
途中に描かれていた、”がんばっただけなのにっっ”での拗ねた感じも可愛いです。
正確に年齢の記述はなかったものの、知識(一般常識?)みたいなのは薄いらしく、「暁音くん」にメロメロにされていました。
愛情の何パーセントか(半分以上?)はえっちによるものでしょう。たぶん。
最中での色々な台詞はやたらキュートでした。
兄「彗羽(せいは)」、妹分「エメラルド」こと「ダンテ・ミストランド」にはだいたい厳しい態度で接しているため、ラブラブっぷりは極端。
特に「彗羽」とのやり取りはリアルに兄妹っぽく、
「実妹の艶事をご覧になりたい、というような手に負えない変態でないのなら、お引き取りくださいませ」
の一言は秀逸でした。
ああ、いかにもそんなん言いそうです。
事件があり、「暁音くん」が危機に陥ったった中盤では、彼が目覚めた際にポロポロと涙をこぼしていました。
自らを守るための「蝶」までも彼に与えていますね。
それほど彼に傾倒していただけ、後半の頑なさが生きていました。
※ヒロイン特集3:すねる「ドラちゃん」
かなり可愛らしい表情もあります。
彼女に好かれる「暁音くん」は軽い物腰な男性。
中盤あたりから変わったのかなぁ。
おそらく、当初は単に異端な力を利用するつもりだったのだと思いますが…違うかな。
「喰えない男」
とか言われていましたが、刑事らしく手の内を容易には見せないしたたかさもありました。
そのため、「ドラちゃん」と同じく、珍しく感情的になる後半が良いです。
登場キャラ抑え気味で、2人のやりとりにページが割かれておりました。
派手さはないものの、しっとり独特な雰囲気・緊張感のある漫画に仕上がってます。
可能ならば、番外編みたいな感じで「ドラちゃん」の日常とか、夜の街を2人デートとかしてほしかったなぁ。
ほぼ部屋の中に引き籠りっぱないなのね、彼女。
やわらかな線の絵柄。
黒が多くなりそうなネタですが、白比率あってすっきり気味。
描き込みもそこそこで、コマ割りも大きめ。
さらりと流すようなタッチなど、少女漫画っぽい雰囲気です。
コメディーは良いですが、アクション部分は正直なところ微妙。
漫画のメインを恋愛部分にしたのは正解だったと思います。
華奢で肉感的ではない「桐原小鳥」センセのヒロイン絵は、吸血鬼少女とぴったりでした。
やはりカラー絵は背景の物語を想像させるほどにお上手なので、白黒絵と差があります。
うまーく脳内で線画変換してご判断下さい。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: このお話にはガッチリ合っていました。
・話4: 成年縛りないためか、適度にえっちながらストーリーしてます。
・独3: もうひと捻りあっても良いかなぁ。
合計:[11/15]
なお、「桐原小鳥」センセのHPによると、単行本は2話目がごっそり抜けているようです。
そちらとか、設定、描き下ろしなどを含めたものを「冬のアゲハ解説本」として同人誌で発表するようでした。
気になった方はぜひそちらも。
冬のアゲハ (ワールドコミックススペシャル)
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : ファンタジー・サスペンス
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵・コメント、
加筆修正。
・その他: 12話くらい収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「桐原小鳥(きりはら・ことり)」センセの「冬のアゲハ」です。
はい、毎度のようにちょこっとスペース借ります。
まず「佐藤茶菓子」センセの最新刊「ポジティブレッスン」
これが…怖ろしいほどにいつも通り。良くも悪くも。
”家ではいつも全裸”という社長さん(※表紙)とかかなぁ。
書き辛く感じたので、ブログでは取りあげませんでした。
「人妻インモラル」は「天童一斗」センセの2冊目。
ちょっとバランスが微妙で、また濃過ぎに思いました。
「私が試着してみましょうか?」
というデパート店員さんなお話がいいですね。
HP掲載から期待していた「小宮利公」センセの「鎧亜騎譚」
ちらほらのセクシー描写は好きなんですが…「真田幸村」がやたらな英雄として描かれるのはいいとして、大坂方が「幸村」の入城を請う4話冒頭にげんなり。
あれはない。
まぁ、基本的にはっちゃけ戦国絵巻な漫画なので、細かいことぐちぐち指摘するのは違うと思いますが…。
※ヒロイン特集1:「ドラちゃん」は吸血鬼のお嬢さま
こうした雰囲気はスタンダードな感じですね。
さて、本日は以前に「イン・ザ・スカート」を紹介している「桐原小鳥」センセ。
4冊目の単行本は「冬のアゲハ」です。
こちらは1冊まるまるな長編。
いわゆる吸血鬼モノなファンタジーで、現代が舞台になってます。
「桐原小鳥」センセの柔らかな作画がお話と合って、良くまとまっていました。
なお、こちらには成年表記なく、表現もソフト目ではあったものの、かなり頻繁にえっちシーンがあります。
ちょっと注意ね。
主人公「枸堂暁音(くどう・あかね)」は殺人事件を捜査する刑事。
犯人を追っていた彼は情報提供者からマンションの一室に住んでいる不似合いなドレスの少女を紹介されました。
「貴様が今探している『殺人鬼』とやらはそいつだ。ま、残念な事に未だ鬼には程遠いがな」
犯人の名を教えられた「暁音」は、
”相応の対価が必要”
というそのまま、血液を提供することとなりました。
そう、彼女は人ではなく、吸血鬼だったのです。
だいたいは↓表紙のイメージそのままな長編・連続話ですね。
刑事「暁音くん」のある事情がストーリーの中心になっていましたが、大半はああした吸血鬼少女とのラブストーリーになってます。
漫画にはコメディーっぽい描写もちらほらありましたが、全体的にはしっとり静かな雰囲気。
基本的にはラブコメという軽さありません。
また、ファンタジーではあるものの、ドカドカ魔物が出現し、バンバン魔法が駆使されるようなものでもありませんでした。
※ヒロイン特集2:ラブラブ「ドラちゃん」
彼女のが、かなり傾倒してる感じでした。
ヒロインの彼女「ドラちゃん」は吸血鬼な女の子。
「暁音くん」曰く、
「ドラキュラのお姫様なんでしょ?」
とのこと。
(ちなみに、彼女の名前は1つのポイントになってます)
華奢なスタイルでそれっぽい口調(吸血鬼なお姫様)になっており、なかなかえっち。
途中に描かれていた、”がんばっただけなのにっっ”での拗ねた感じも可愛いです。
正確に年齢の記述はなかったものの、知識(一般常識?)みたいなのは薄いらしく、「暁音くん」にメロメロにされていました。
愛情の何パーセントか(半分以上?)はえっちによるものでしょう。たぶん。
最中での色々な台詞はやたらキュートでした。
兄「彗羽(せいは)」、妹分「エメラルド」こと「ダンテ・ミストランド」にはだいたい厳しい態度で接しているため、ラブラブっぷりは極端。
特に「彗羽」とのやり取りはリアルに兄妹っぽく、
「実妹の艶事をご覧になりたい、というような手に負えない変態でないのなら、お引き取りくださいませ」
の一言は秀逸でした。
ああ、いかにもそんなん言いそうです。
事件があり、「暁音くん」が危機に陥ったった中盤では、彼が目覚めた際にポロポロと涙をこぼしていました。
自らを守るための「蝶」までも彼に与えていますね。
それほど彼に傾倒していただけ、後半の頑なさが生きていました。
※ヒロイン特集3:すねる「ドラちゃん」
かなり可愛らしい表情もあります。
彼女に好かれる「暁音くん」は軽い物腰な男性。
中盤あたりから変わったのかなぁ。
おそらく、当初は単に異端な力を利用するつもりだったのだと思いますが…違うかな。
「喰えない男」
とか言われていましたが、刑事らしく手の内を容易には見せないしたたかさもありました。
そのため、「ドラちゃん」と同じく、珍しく感情的になる後半が良いです。
登場キャラ抑え気味で、2人のやりとりにページが割かれておりました。
派手さはないものの、しっとり独特な雰囲気・緊張感のある漫画に仕上がってます。
可能ならば、番外編みたいな感じで「ドラちゃん」の日常とか、夜の街を2人デートとかしてほしかったなぁ。
ほぼ部屋の中に引き籠りっぱないなのね、彼女。
やわらかな線の絵柄。
黒が多くなりそうなネタですが、白比率あってすっきり気味。
描き込みもそこそこで、コマ割りも大きめ。
さらりと流すようなタッチなど、少女漫画っぽい雰囲気です。
コメディーは良いですが、アクション部分は正直なところ微妙。
漫画のメインを恋愛部分にしたのは正解だったと思います。
華奢で肉感的ではない「桐原小鳥」センセのヒロイン絵は、吸血鬼少女とぴったりでした。
やはりカラー絵は背景の物語を想像させるほどにお上手なので、白黒絵と差があります。
うまーく脳内で線画変換してご判断下さい。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: このお話にはガッチリ合っていました。
・話4: 成年縛りないためか、適度にえっちながらストーリーしてます。
・独3: もうひと捻りあっても良いかなぁ。
合計:[11/15]
なお、「桐原小鳥」センセのHPによると、単行本は2話目がごっそり抜けているようです。
そちらとか、設定、描き下ろしなどを含めたものを「冬のアゲハ解説本」として同人誌で発表するようでした。
気になった方はぜひそちらも。
冬のアゲハ (ワールドコミックススペシャル)
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■しまいずむ (吉富昭仁)
★まんがデーター [15/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 百合・コメディー
・おまけ: ゲストページ、カバー裏に「どきどき性格診断」、
描き下ろし「ぞく おとまり」
・その他: 10話+描き下ろし収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「吉富昭仁(よしとみ・あきひと)」センセの「しまいずむ 1巻」です。
ちょっと関係ない話から。
こちらでも紹介しました、「けものの★」センセの「ネガティブ・ツインタワー!」の2巻が発売されました。
表紙を見て驚き。
あれだけコメディーに崩した、個性の強いキャラを、よくもここまで魅力的(※含むエロス)に描かれるものだと思いました。
やっぱりセンセは凄いですね!
2巻の後半にてようやく輪が広がるかなー、というじっくりなお話の進め方もイイ感じ。
安易に友人ができたら、彼女らっぽくないですもんね。
また、期末テストのくだりも面白かったです。
あれは「要さん」でなくても落ち着かないわ。
さて、本日は「吉富昭仁」センセの「しまいずむ 1巻」です。
「星川銀座四丁目/玄鉄絢」と同じ「芳文社」さんは「つぼみ」からの百合コミックスです。
描かれている「吉富昭仁」センセの漫画は初見ではありません。
ただ、ぶっちゃけ…「ソーサリアン」が人気だった頃の漫画シリーズ、「失われたタリスマン」以来のことです。
「コンプティーク」読者だったひでるさんは、そちらで挿絵も見てました…が。
えー、正直なところ刺さらなかったんですね。
そこから長々見ていなかったんですけど、「しまいずむ 1巻」は「つぼみ」のHPにあるサンプルから購入を決意しました。
すっきりとしていて、独特な微妙な感じの間が気に入ったのです。
その時は、ぶっちゃけ”似たような名前の別な方”という認識。
それくらい、脳に残っていたイメージから違っていました。
こんな絵柄だったっけか??
それとも漫画に合わせてタッチを変更しているということなのかな。
※「西山桜」・「友長舞」
基本的にこの2人は可愛く描かれてました。
「西山遥」と「友長芳子」は幼馴染み。
2人にはそれぞれ「西山桜」・「友長舞」という2歳違いの妹がいるんですけど、「遥」は「舞」に恋をしており、また「芳子」は「桜」に恋をしていたのです。
お互いそれを口に出すこともできず、親友同士である「桜」・「舞」らを眺めて、楽しんでいたのでした。
…だいたいそんな感じ。
百合コメディーという漫画です。
ぱっと思いつくのが、「ゆるゆり/なもり」でした。
同質の似た雰囲気のユルさあり、テンション的には近いものの、あれほどボケ倒しておりません。
また、同じコメディーでも「ストロベリーシェイクSweet/林家志弦」のようにはっちゃけていません。
日常風景がメインで、舞台も部屋ばかり。
皆さんは学生なんですが、驚くほどに学校描写はありませんでした。
察しの良い方いそうですね。
そう、漫画の登場人物も、上記4名だけなのです。
基本的には、「桜」・「舞」の遊ぶ様を眺める「遥」・「芳子」がゆりゆりとする感覚。
だらーっとしてました。
紹介帯にあった”変態”の文字。
漫画世界では”百合=変態”というように描かれており、直接を好む傾向でどことなく男性的。
じんわり染みる精神的なものでなく、そのあたりがコメディーになっていました。
そうした、この漫画を形づくっているアレコレというのは…実は、全て↓表紙に凝縮されています。
間違い探しか、はたまはた”なんちゃらを探せ”みたいな風情の単行本、表紙・裏表紙。
部屋で散らかっている各小物は、全て本編のどちらかエピソードで登場していたもの。
中央で仲良く寝そべっている「桜」・「舞」、それをちょっと離れた位置で眺める「遥」・「芳子」という位置関係は設定そのまんま。
片付けられていない惨状すら、遠まわしに漫画の空気を語っているようでした。
非常に良く、「しまいずむ」の作品世界を表現してます。
※「西山遥」・「友長芳子」
一方、この2人はこんなテンションです
基本設定の描かれる1話「おとまり」
”こうして眺めているだけで和みます”
ということで、クッションから見詰める2人の様は、表紙そのまんま。
視線が危なく、アレでは「桜ちゃん」に追い出されるのも当然。
「舞ちゃん」はたいてい笑ってるだけですね。
同性なのに、お風呂上がりをぬーんと覗いて怒られるのも、独特な感覚でした。
えっちっぽい感覚の2話目「ニュースペーパー」
お互い妹の下着について報告し合う様が素敵。
…変な女子ですね(笑)
ここでは新聞紙にて服を作って遊ぶ「桜」・「舞」が描かれているんですが、ファッションに楽しげな2人に対し、欲望丸出しな「遥」・「芳子」という2人が良い感じ。
3話「すりすりさせて」は、やたら直接的。
このエピソードはちょっとえっちっぽくていいですね。
特に後半の「遥」・「芳子」は素敵でした。
また、それぞれ年齢組の感覚差を感じるオチが可笑しいです。
それぞれの水着姿の楽しめる4話「そうめんゲーム」
「桜」・「舞」のスクール水着が見どころなんですが…2人普通にキスしてるのね。
ひでるさん、すっかり麻痺しているのでよくわかりませんけど、女の子ってのはああしたモノなの??
浴衣姿の5話「ぎょるい」
ここは、もしかしたら非常に重要な事が描かれています。
どんなんかは秘密ね。
ぜひ単行本でご確認下さい。
もしかしたら…いずれそっちの流れになるのかな。
※下着を教え合う2人
どんな姉だ。ここで頭にとっついているのが、裏表紙のソレ。
6話「ぺろぺろさせて」、7話「もみもみさせて」はタイトルそのままな直接話。
だんだん重症になってます。
同じような流れでの可笑しさがありました。
「芳子さん」のが積極的であるのは、なんだか意外。
非常に良い雰囲気でした。
しかし、8話「つるつるのこころ」では、またコメディーに逆戻り。
「私…なんかヤバい感じだ!!」
じゃーないでしょー!
あの外観を前に、普通な「芳子さん」がなかなか凄いです。
9話「ちょうひなまつり」、10話「キャベツのせんぎり」もコメディー調。
魔法少女なコスプレの10話ですね。
実は裏表紙にも繋がる、キャベツのネタが良かったです。
基本的に笑顔だった「舞ちゃん」の意外な一面にも注目。
やっぱり年下組2人も妙に仲良しですねー。
描き下ろし「ぞく おとまり」はお風呂・ベッドの描写があり、ちょっと緊張感もあるお話でした。
コレがため、読後感も百合っぽくまとまった気がします。
柔らかな細線のすっきり絵柄。
濃淡は適度なくらいでしたが、白の比率は高め。
また、描き込み適度であちこち丁寧なため、非常に見易くなってます。
丸っこく、適度なふんわり感のある人物絵。
可愛い系統ですがどこか淡々としており、ゆったりした描き方が独特な間を生み出していました。
コメディーは巧く、あちこちの表現にも違和感ありません。
ちょっとした癖はあるものの、それに関してはそう人を選ばないでしょう。
絵というより漫画展開のが個性的ですかね。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 良かったです。「熱帯少女」も探してみようと思いました。
・話5: 強く百合要素ありますが、さっぱり相手にされないコメディーですね。
・独5: 独特の漫画はこびが刺さりました。非常に面白いです。
合計:[15/15]
サンプルでは、2話「ニュースペーパー」の途中から数ページが見れました。
雰囲気を掴むには十分なので、ちょっと気になる方はHPを覗いてみるのがいいかも。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 百合・コメディー
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描き下ろし「ぞく おとまり」
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あれだけコメディーに崩した、個性の強いキャラを、よくもここまで魅力的(※含むエロス)に描かれるものだと思いました。
やっぱりセンセは凄いですね!
2巻の後半にてようやく輪が広がるかなー、というじっくりなお話の進め方もイイ感じ。
安易に友人ができたら、彼女らっぽくないですもんね。
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さて、本日は「吉富昭仁」センセの「しまいずむ 1巻」です。
「星川銀座四丁目/玄鉄絢」と同じ「芳文社」さんは「つぼみ」からの百合コミックスです。
描かれている「吉富昭仁」センセの漫画は初見ではありません。
ただ、ぶっちゃけ…「ソーサリアン」が人気だった頃の漫画シリーズ、「失われたタリスマン」以来のことです。
「コンプティーク」読者だったひでるさんは、そちらで挿絵も見てました…が。
えー、正直なところ刺さらなかったんですね。
そこから長々見ていなかったんですけど、「しまいずむ 1巻」は「つぼみ」のHPにあるサンプルから購入を決意しました。
すっきりとしていて、独特な微妙な感じの間が気に入ったのです。
その時は、ぶっちゃけ”似たような名前の別な方”という認識。
それくらい、脳に残っていたイメージから違っていました。
こんな絵柄だったっけか??
それとも漫画に合わせてタッチを変更しているということなのかな。
※「西山桜」・「友長舞」
基本的にこの2人は可愛く描かれてました。
「西山遥」と「友長芳子」は幼馴染み。
2人にはそれぞれ「西山桜」・「友長舞」という2歳違いの妹がいるんですけど、「遥」は「舞」に恋をしており、また「芳子」は「桜」に恋をしていたのです。
お互いそれを口に出すこともできず、親友同士である「桜」・「舞」らを眺めて、楽しんでいたのでした。
…だいたいそんな感じ。
百合コメディーという漫画です。
ぱっと思いつくのが、「ゆるゆり/なもり」でした。
同質の似た雰囲気のユルさあり、テンション的には近いものの、あれほどボケ倒しておりません。
また、同じコメディーでも「ストロベリーシェイクSweet/林家志弦」のようにはっちゃけていません。
日常風景がメインで、舞台も部屋ばかり。
皆さんは学生なんですが、驚くほどに学校描写はありませんでした。
察しの良い方いそうですね。
そう、漫画の登場人物も、上記4名だけなのです。
基本的には、「桜」・「舞」の遊ぶ様を眺める「遥」・「芳子」がゆりゆりとする感覚。
だらーっとしてました。
紹介帯にあった”変態”の文字。
漫画世界では”百合=変態”というように描かれており、直接を好む傾向でどことなく男性的。
じんわり染みる精神的なものでなく、そのあたりがコメディーになっていました。
そうした、この漫画を形づくっているアレコレというのは…実は、全て↓表紙に凝縮されています。
間違い探しか、はたまはた”なんちゃらを探せ”みたいな風情の単行本、表紙・裏表紙。
部屋で散らかっている各小物は、全て本編のどちらかエピソードで登場していたもの。
中央で仲良く寝そべっている「桜」・「舞」、それをちょっと離れた位置で眺める「遥」・「芳子」という位置関係は設定そのまんま。
片付けられていない惨状すら、遠まわしに漫画の空気を語っているようでした。
非常に良く、「しまいずむ」の作品世界を表現してます。
※「西山遥」・「友長芳子」
一方、この2人はこんなテンションです
基本設定の描かれる1話「おとまり」
”こうして眺めているだけで和みます”
ということで、クッションから見詰める2人の様は、表紙そのまんま。
視線が危なく、アレでは「桜ちゃん」に追い出されるのも当然。
「舞ちゃん」はたいてい笑ってるだけですね。
同性なのに、お風呂上がりをぬーんと覗いて怒られるのも、独特な感覚でした。
えっちっぽい感覚の2話目「ニュースペーパー」
お互い妹の下着について報告し合う様が素敵。
…変な女子ですね(笑)
ここでは新聞紙にて服を作って遊ぶ「桜」・「舞」が描かれているんですが、ファッションに楽しげな2人に対し、欲望丸出しな「遥」・「芳子」という2人が良い感じ。
3話「すりすりさせて」は、やたら直接的。
このエピソードはちょっとえっちっぽくていいですね。
特に後半の「遥」・「芳子」は素敵でした。
また、それぞれ年齢組の感覚差を感じるオチが可笑しいです。
それぞれの水着姿の楽しめる4話「そうめんゲーム」
「桜」・「舞」のスクール水着が見どころなんですが…2人普通にキスしてるのね。
ひでるさん、すっかり麻痺しているのでよくわかりませんけど、女の子ってのはああしたモノなの??
浴衣姿の5話「ぎょるい」
ここは、もしかしたら非常に重要な事が描かれています。
どんなんかは秘密ね。
ぜひ単行本でご確認下さい。
もしかしたら…いずれそっちの流れになるのかな。
※下着を教え合う2人
どんな姉だ。ここで頭にとっついているのが、裏表紙のソレ。
6話「ぺろぺろさせて」、7話「もみもみさせて」はタイトルそのままな直接話。
だんだん重症になってます。
同じような流れでの可笑しさがありました。
「芳子さん」のが積極的であるのは、なんだか意外。
非常に良い雰囲気でした。
しかし、8話「つるつるのこころ」では、またコメディーに逆戻り。
「私…なんかヤバい感じだ!!」
じゃーないでしょー!
あの外観を前に、普通な「芳子さん」がなかなか凄いです。
9話「ちょうひなまつり」、10話「キャベツのせんぎり」もコメディー調。
魔法少女なコスプレの10話ですね。
実は裏表紙にも繋がる、キャベツのネタが良かったです。
基本的に笑顔だった「舞ちゃん」の意外な一面にも注目。
やっぱり年下組2人も妙に仲良しですねー。
描き下ろし「ぞく おとまり」はお風呂・ベッドの描写があり、ちょっと緊張感もあるお話でした。
コレがため、読後感も百合っぽくまとまった気がします。
柔らかな細線のすっきり絵柄。
濃淡は適度なくらいでしたが、白の比率は高め。
また、描き込み適度であちこち丁寧なため、非常に見易くなってます。
丸っこく、適度なふんわり感のある人物絵。
可愛い系統ですがどこか淡々としており、ゆったりした描き方が独特な間を生み出していました。
コメディーは巧く、あちこちの表現にも違和感ありません。
ちょっとした癖はあるものの、それに関してはそう人を選ばないでしょう。
絵というより漫画展開のが個性的ですかね。
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・絵5: 良かったです。「熱帯少女」も探してみようと思いました。
・話5: 強く百合要素ありますが、さっぱり相手にされないコメディーですね。
・独5: 独特の漫画はこびが刺さりました。非常に面白いです。
合計:[15/15]
サンプルでは、2話「ニュースペーパー」の途中から数ページが見れました。
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■快楽ユーフォリア (高崎たけまる)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・学園
・おまけ: あとがき的なアレコレ、ゲストページ、
合間に作品解説、描き下ろし「カミツキの村 蛇足」
・その他: カラー(6P)、短編×10(うち「カミツキの村」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「高崎たけまる(たかさき・たけまる)」センセの「快楽ユーフォリア」です。
あまり時間が無いので、いきなり始めますね。
過去に「Fresh Goddess」を紹介している「高崎たけまる」センセ。
2冊目くらいな単行本は「快楽ユーフォリア」でした。
描き下ろしを含め、1つの中編と短編による構成。
前回も書いてますが、正直なところ絵柄は癖が大きく合わないんですが…やっぱりお話は面白い。
特に中編の「カミツキの村」ほか、教師・生徒なシリーズ、可愛いお姉ちゃんなど短編も良かったです。
※相馬恵
このお話は後編に注目!目が離せません!!
4名が全生徒という「上月村」へ赴任した、教師「日下部」
高3の「水沢絵理花」、高2の「相馬恵」、中1の「時坂綾子」・「時坂琴子」という生徒らとの仲も順調で、楽しい学校生活を送っていました。
しかし、”毎年行っている”という歓迎会に呼ばれた彼は、小さな寒村の暗部を知ることとなるのです。
そんなお話が前後編「カミツキの村」
緊張感のある、サスペンスちっくなお話。
「高崎たけまる」センセはこれが初の中編だそうです。
4名のうち、もっとも大人っぽい雰囲気の「恵さん」が明確に正ヒロインとして位置付けられており、1話目で切っ掛けを作っていたのも彼女でした。
彼女が~というより、先生に想いがあったから、あの役目を買って出たのかな。
後編・冒頭のモノローグは彼女が担当しており、本来の女の子らしい表情を見せていました。
てっきりそのまま流れるのかなーって思いましたが、捻りあるドキドキ展開。
前編では想像できなかったようなオチになっていました。
ノスタルジー・ミステリーかつ、ラブコメなお話が面白かったです。
もう少し他の3名を掘り下げたかったかな。でもページは前後編でぎりぎりか。
色々と細かな設定まで考えられていたようですが、ひでるさんも書かなくて正解だったと思います。
また、本編を受けたその後のお話、描き下ろし「カミツキの村 蛇足」も良かったです。
特に「綾子ちゃん」は期待通りな感じでした。
「3年B組ぺったん先生」、「せんせいのほしいもの」、「ヤンデレ心理の飼い慣らし方」も教師・生徒なカップルです。
うち、「3年B組ぺったん先生」は眼鏡・貧乳な「内藤沙織」さん。
容姿そのまま、可愛らしくいじめて系な方で、授業中にあわあわしてました。
誰1人として耳を傾けていない生徒がいい感じ(笑)
お約束に、「内藤ちゃん」と”ちゃん付け”で呼ばれていました。
最終的には、生徒「菱川」くんのとどめで、なんと授業をほっぽり出して逃げています。
…ダメじゃん。
しかも、追いかけてきた「菱川くん」とそのままえっちまでしてしまうのでした。
じゅ、授業は!?
「せんせいのほしいもの」は、そんな「内藤ちゃん」と打って変わって年上然とした、色っぽい保健医「陵小宵(みささぎ・こよい)」さん。
(※実は彼女も”ちゃん付け”で呼ばれてましたが)
異なる可愛らしさがあり、生徒「静馬」くんとラブラブしていました。
※左:教師「内藤沙織」、右:保健医「陵小宵」
今回のお気に入り。同じ眼鏡教師でしたが両極端です。…でもないか?
「ヤンデレ心理の飼い慣らし方」は、教師「皆本樹」、生徒「中嶋静奈」という2人。
一服盛られた「皆本」が気付くと、保健室に全裸で拘束されていたのでした。
そんな訳で、いちおう「静奈さん」の恋愛相談話です。
「どうしてそんなこと知ってるんだ…?」
といった発言の後は、より程度が増した、狂気な「静奈さん」が見たかった気がします。
読んでいて「こはるの日々/大城ようこう」を思い出しましたが、”ヤンデレ”を冠にするならばもっとデフォルメ強い方がインパクトあったと思います。
またこちらの短編は後半がイイ感じの幕引きなので、どうしても心理面が弱めに感じてしまいました。
お姉ちゃんとの近親モノ「しすたーざ☆すとーむぶりんがー」にも拘束シーンがありました。
ただしこちらのヒロインはSとかMとかでなく、天然系。
弟「柊也」くんの趣味をロリだと勘違い(?)したお姉ちゃんは、彼が捕まる前に行動を起こしたのでした。
ぽわぽわしてますね。
収録短編(ヒロイン)では最もはっちゃけた感じのコメディー系。
可愛いお姉ちゃんでした。
しかし、DSぶっ壊すのはやめてほしいなぁ。
なお、「ナツコイ」は妹「棗(なつめ)」ちゃんとの近親話。
ラブラブなんですが…ちょっと中盤の展開が急過ぎかな。
女装な男子「佐倉」くんのお話「UPSIDE-DOWN」
演劇部に所属する、唯一の男子「佐倉くん」
ふと置かれていた先輩「美琴」さんの制服に魅せられ、なんと着た上に独りシテいたところを当人に見つかってしまったのです。
しかし、彼女の反応は独特なもので、「佐倉くん」はその日を境に先輩の玩具(カレシ)となったのでした。
「大好きなんでしょ?女の子の格好」
そんな発言ありましたが、核心かな。
制服は無論のこと、下着(ブラ)まで着用していました。
普通ならば「変態!」って、しかるべきトコロへ突き出されるんでしょうが、見つけた当人「美琴さん」は、Mちっくな彼を弄ぶこととしたのです。
彼の趣味はしっかり部員全員に知れ渡っており、どっちかというとえっちされちゃうパターン。
最後にはバニーなコスプレまでさせられていました。
傍目には微妙でしたが、彼は楽しそうなのでいいのかな。
「美琴さん」との相性も悪くはなさそうですし。
※左:お姉ちゃん、右:先輩「奈々子さん」
お姉ちゃんは可愛らしい人でした。ちょっと天然過ぎですけどね。
「S×Mプレイ」はカラー原稿のある短編。
こちらの先輩「奈々子」さんは学年屈指の秀才。
そんな彼女に憧れていた「辻村」くんはついに告白するんですが…
「私客観的に言って『変態』だから」
そう言った彼女の服の下は、そりゃー大変なことになっていたのでした。
確かに可愛らしい面がちらほらと伺える、魅力的な娘さんです。
ツリ目と八重歯が素敵。
ただ、
「本格的な野外露出プレイ~」
という発言もあり、性癖普通な彼が…果たしてどこまで彼女の相手をできるのか、微妙な気がしました。
いちおう現在はうまくいってましたけれど。
考えようによっては、コレ「辻村くん」の調教話ですね。
強い線のごっちゃり絵。
大きめなコマ割りで、1ページ2コマだけというのも頻繁なほど。
それでいてはみ出す、ぶち抜くことも多く、ページはかなり賑やかでした。
ちょっと分かり辛く感じるほどです。
キャラ絵は鋭角・縦長気味で、なんというか独特なバランス感覚。
非常に癖があり、キッチリ人を選ぶと思います。
正直なところ、ひでるさんは合いません。
良い部分もあるんですが、斜めからの絵とか、やや平たく感じるの。
また、個人的にちらほらと気になるコマがありました。
だいたいは↓表紙の判断で良いと思います。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: かなり癖があります。人を選ぶと思います。
・話4: 中編・短編とも、無理なくまとまっていた印象です。
・独4: それぞれヒロインも目立っていました。
合計:[11/15]
なお、カバーイラストは↓表紙・裏表紙で1枚絵。
HPに「是非カバーをのばして~」と描かれていましたが、なるほど反面づつを見るのとは大違い。
特に、折り返しにまたがって描かれているお姉ちゃん(※「しすたーざ~」の姉)が全身見えるのは大きいです。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・学園
・おまけ: あとがき的なアレコレ、ゲストページ、
合間に作品解説、描き下ろし「カミツキの村 蛇足」
・その他: カラー(6P)、短編×10(うち「カミツキの村」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「高崎たけまる(たかさき・たけまる)」センセの「快楽ユーフォリア」です。
あまり時間が無いので、いきなり始めますね。
過去に「Fresh Goddess」を紹介している「高崎たけまる」センセ。
2冊目くらいな単行本は「快楽ユーフォリア」でした。
描き下ろしを含め、1つの中編と短編による構成。
前回も書いてますが、正直なところ絵柄は癖が大きく合わないんですが…やっぱりお話は面白い。
特に中編の「カミツキの村」ほか、教師・生徒なシリーズ、可愛いお姉ちゃんなど短編も良かったです。
※相馬恵
このお話は後編に注目!目が離せません!!
4名が全生徒という「上月村」へ赴任した、教師「日下部」
高3の「水沢絵理花」、高2の「相馬恵」、中1の「時坂綾子」・「時坂琴子」という生徒らとの仲も順調で、楽しい学校生活を送っていました。
しかし、”毎年行っている”という歓迎会に呼ばれた彼は、小さな寒村の暗部を知ることとなるのです。
そんなお話が前後編「カミツキの村」
緊張感のある、サスペンスちっくなお話。
「高崎たけまる」センセはこれが初の中編だそうです。
4名のうち、もっとも大人っぽい雰囲気の「恵さん」が明確に正ヒロインとして位置付けられており、1話目で切っ掛けを作っていたのも彼女でした。
彼女が~というより、先生に想いがあったから、あの役目を買って出たのかな。
後編・冒頭のモノローグは彼女が担当しており、本来の女の子らしい表情を見せていました。
てっきりそのまま流れるのかなーって思いましたが、捻りあるドキドキ展開。
前編では想像できなかったようなオチになっていました。
ノスタルジー・ミステリーかつ、ラブコメなお話が面白かったです。
もう少し他の3名を掘り下げたかったかな。でもページは前後編でぎりぎりか。
色々と細かな設定まで考えられていたようですが、ひでるさんも書かなくて正解だったと思います。
また、本編を受けたその後のお話、描き下ろし「カミツキの村 蛇足」も良かったです。
特に「綾子ちゃん」は期待通りな感じでした。
「3年B組ぺったん先生」、「せんせいのほしいもの」、「ヤンデレ心理の飼い慣らし方」も教師・生徒なカップルです。
うち、「3年B組ぺったん先生」は眼鏡・貧乳な「内藤沙織」さん。
容姿そのまま、可愛らしくいじめて系な方で、授業中にあわあわしてました。
誰1人として耳を傾けていない生徒がいい感じ(笑)
お約束に、「内藤ちゃん」と”ちゃん付け”で呼ばれていました。
最終的には、生徒「菱川」くんのとどめで、なんと授業をほっぽり出して逃げています。
…ダメじゃん。
しかも、追いかけてきた「菱川くん」とそのままえっちまでしてしまうのでした。
じゅ、授業は!?
「せんせいのほしいもの」は、そんな「内藤ちゃん」と打って変わって年上然とした、色っぽい保健医「陵小宵(みささぎ・こよい)」さん。
(※実は彼女も”ちゃん付け”で呼ばれてましたが)
異なる可愛らしさがあり、生徒「静馬」くんとラブラブしていました。
※左:教師「内藤沙織」、右:保健医「陵小宵」
今回のお気に入り。同じ眼鏡教師でしたが両極端です。…でもないか?
「ヤンデレ心理の飼い慣らし方」は、教師「皆本樹」、生徒「中嶋静奈」という2人。
一服盛られた「皆本」が気付くと、保健室に全裸で拘束されていたのでした。
そんな訳で、いちおう「静奈さん」の恋愛相談話です。
「どうしてそんなこと知ってるんだ…?」
といった発言の後は、より程度が増した、狂気な「静奈さん」が見たかった気がします。
読んでいて「こはるの日々/大城ようこう」を思い出しましたが、”ヤンデレ”を冠にするならばもっとデフォルメ強い方がインパクトあったと思います。
またこちらの短編は後半がイイ感じの幕引きなので、どうしても心理面が弱めに感じてしまいました。
お姉ちゃんとの近親モノ「しすたーざ☆すとーむぶりんがー」にも拘束シーンがありました。
ただしこちらのヒロインはSとかMとかでなく、天然系。
弟「柊也」くんの趣味をロリだと勘違い(?)したお姉ちゃんは、彼が捕まる前に行動を起こしたのでした。
ぽわぽわしてますね。
収録短編(ヒロイン)では最もはっちゃけた感じのコメディー系。
可愛いお姉ちゃんでした。
しかし、DSぶっ壊すのはやめてほしいなぁ。
なお、「ナツコイ」は妹「棗(なつめ)」ちゃんとの近親話。
ラブラブなんですが…ちょっと中盤の展開が急過ぎかな。
女装な男子「佐倉」くんのお話「UPSIDE-DOWN」
演劇部に所属する、唯一の男子「佐倉くん」
ふと置かれていた先輩「美琴」さんの制服に魅せられ、なんと着た上に独りシテいたところを当人に見つかってしまったのです。
しかし、彼女の反応は独特なもので、「佐倉くん」はその日を境に先輩の玩具(カレシ)となったのでした。
「大好きなんでしょ?女の子の格好」
そんな発言ありましたが、核心かな。
制服は無論のこと、下着(ブラ)まで着用していました。
普通ならば「変態!」って、しかるべきトコロへ突き出されるんでしょうが、見つけた当人「美琴さん」は、Mちっくな彼を弄ぶこととしたのです。
彼の趣味はしっかり部員全員に知れ渡っており、どっちかというとえっちされちゃうパターン。
最後にはバニーなコスプレまでさせられていました。
傍目には微妙でしたが、彼は楽しそうなのでいいのかな。
「美琴さん」との相性も悪くはなさそうですし。
※左:お姉ちゃん、右:先輩「奈々子さん」
お姉ちゃんは可愛らしい人でした。ちょっと天然過ぎですけどね。
「S×Mプレイ」はカラー原稿のある短編。
こちらの先輩「奈々子」さんは学年屈指の秀才。
そんな彼女に憧れていた「辻村」くんはついに告白するんですが…
「私客観的に言って『変態』だから」
そう言った彼女の服の下は、そりゃー大変なことになっていたのでした。
確かに可愛らしい面がちらほらと伺える、魅力的な娘さんです。
ツリ目と八重歯が素敵。
ただ、
「本格的な野外露出プレイ~」
という発言もあり、性癖普通な彼が…果たしてどこまで彼女の相手をできるのか、微妙な気がしました。
いちおう現在はうまくいってましたけれど。
考えようによっては、コレ「辻村くん」の調教話ですね。
強い線のごっちゃり絵。
大きめなコマ割りで、1ページ2コマだけというのも頻繁なほど。
それでいてはみ出す、ぶち抜くことも多く、ページはかなり賑やかでした。
ちょっと分かり辛く感じるほどです。
キャラ絵は鋭角・縦長気味で、なんというか独特なバランス感覚。
非常に癖があり、キッチリ人を選ぶと思います。
正直なところ、ひでるさんは合いません。
良い部分もあるんですが、斜めからの絵とか、やや平たく感じるの。
また、個人的にちらほらと気になるコマがありました。
だいたいは↓表紙の判断で良いと思います。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: かなり癖があります。人を選ぶと思います。
・話4: 中編・短編とも、無理なくまとまっていた印象です。
・独4: それぞれヒロインも目立っていました。
合計:[11/15]
なお、カバーイラストは↓表紙・裏表紙で1枚絵。
HPに「是非カバーをのばして~」と描かれていましたが、なるほど反面づつを見るのとは大違い。
特に、折り返しにまたがって描かれているお姉ちゃん(※「しすたーざ~」の姉)が全身見えるのは大きいです。
快楽ユーフォリア (ホットミルクコミックス) (2010/08/10) 高崎たけまる 商品詳細を見る |
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■大江山流護身術道場 (KAKERU)
★まんがデーター [14/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 護身術・成長
・おまけ: あとがき、おまけ落書きコーナー、カバー裏に別絵、
大江山秋人コラム「おやじのひとりごと」
・その他: 折り返しにQ&A、7話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「KAKERU(かける[?])」センセの「大江山流護身術道場 1巻」です。
またまた出ました。
「バー・ぴぃちぴっと」センセの一般向け、「KAKERU」名義での単行本です。
前巻「魔法少女プリティ☆ベル」で度肝を抜かれた記憶がまだ鮮明に残ってますよ。
(※ちなみに、そちらの2巻も9月頃に発売されるみたい)
ただ…このまま、一般にシフトしていっちゃうのかなぁ……。
さて、そんな訳で「KAKERU」センセ。
最新刊は「大江山流護身術道場 1巻」です。
ちょっと硬いタイトルですよね。
しかし、↓表紙を飾っている眼鏡な女の子そのまま、内容は可愛さ・華やかさもありました。
表紙はフェイクで、実はボデイビルな男子が活躍したりはありません。
どうかご安心下さい(笑)
※大江山夏・中村睦月
ちゃんと、こうした女の子の活躍する漫画です。
主人公「中村睦月」の窮地を救ったのは、中学生「大江山夏」でした。
”大江山流護身術道場”の娘で、徹底的に護身術を叩き込まれて育った彼女は、囲んでいた恐いお兄さんらを鮮やかに撃退していたのです。
電車に乗れば痴漢に遭い、道を歩けば変な人に追いかけられる、ストーカーされるという毎日を過ごしていた、超トラブル体質な高校生「睦月」
そうした散々な日常を変えるべく、護身術を教わることとなったのでした。
…大雑把ですが、だいたいそんなん。
ちょっと珍しい護身術漫画です。
巻数表記そのまま長編になっており、アクション、コメディーという要素も含まれていました。
格闘モノならば多く見かけるものの、護身術をここまでしっかり取り上げたのは記憶にありません。
(※ひでるさんの記憶はアテになりませんが)
漫画っぽく処理されることもありましたが、基本的にはキチンとした説明・解説がされています。
護身術の奥義は、
「そもそも危険に巻き込まれないようにする」
…だって。
ごもっとも。
漫画中でも言っていたように、”生兵法は怪我のもと”ではあるものの、描かれているアレコレは実際にも活用できそうなもの。
ちらほら注釈なども散見され、かなり丁寧に描かれていました。
そのためか自然にテキストは多く、読み応えのある内容。
それでいてテンポも失っていないのは、「KAKERU」センセの腕前でしょう。
真面目一辺倒でなく、適度にコメディー、ちょっとセクシー描写もありました。
読み手によって評価は割れるかもしれませんが、間口は広めです。
漫画っぽい絵柄に違和感がなければ、案外女性が読むのもいいかもしれません。
程度の差はあっても、同じような悩みを持つ方は一見の価値アリですよ。
※左:睦月さん、右:なっちゃん
でも、あわあわする「睦月さん」が見れないのはちと寂しいかも。
出会いの1話目。
登場シーンにピン★ときましたが…「小中ロック」からのひでるさんお気に入りキャラ、「なっちゃん」こと「大江山夏さん」でした。
きゃっほう!
まさか一般単行本で再会できるとは思いませんでした。
さすがにえっちなシーンはないものの、なんだかアドバンテージもらったみたいで嬉しいですね。
(※ちなみに、パンチラ、お風呂シーンとかはありましたが、バストトップの描写はありません)
主人公の「睦月さん」は、眼鏡の可愛い、いじめて系なヒロイン。
彼女を狙う男性陣は無論のこと、年下で同性の「なっちゃん」でさえ、
「すっげえ意地悪して泣かせた後めちゃくちゃ優しくしてやりたい感じ」(※2話より)
とか言ってました。
どんな娘さんだ。
ここでは、不意打ちを常としてきた「なっちゃん」のピンチシーンが描かれます。
基本がバレてしまった際の、彼女の護身術に注目下さい。
道場へ入門し、本格的に訓練の始まる2話目。
ここでは色々と実戦的なことが詳細に描かれています。
念のため、軽く覚えておくといいかもしれません。
体操服なタイトル絵がいいですね。
「睦月さん」でかいなぁ…。(←対照的に平らな「なっちゃん」もキュート)
そのまま、後半のネタにも繋がっています。
小4で「C」だって。
凄いなぁ。
1度もトラブルに逢わなかった、と安心した直後がホラーちっくで見事。
アレは怖い。
全滅した「烈怒州固瑠飛怨(れっどすこるぴおん)」の仇を討つべく、敵対組織(人)が活発になる3話目。
どーでもいいですが、「睦月さん」メッチャ狙われてますねー。
ここでは眼力技「邪視」ほか、「群雲(むらくも)」に続く奥義「無拍子」について描かれています。
やっぱり技名があると盛り上がりますね(笑)
人気のない体育倉庫でマウントポジションを取られ、絶対絶命というピンチを迎える「睦月さん」
(※しかも複数人数)
彼女がどうなってしまうのか、ぜひ単行本でご確認下さい。
※左から、神崎沙織、大友かなえ、天津風おとめ
左は扉絵で本編とは無関係ですが…いい絵ですね。
ちらと顔を見せていた「なっちゃん」の友人「神崎沙織」、「大友かなえ」の登場する4話目。
「沙織さん」は「小中ロック2」でモロに共演していましたが、「かなえさん」は「小中ロック」の彼女でいいのかな?
「同居人はサラリーマン」
とか言ってました。
4名でカラオケ行ったり、銭湯へ行ったりと、断トツに華やかでサービス満点な回になってます。
闇の組織「世界HEN☆TAI同盟」が登場する5、6、7話。
本編の裏で彼らの集会模様が描かれてます。
大真面目な様が良いコメディーでした。
5話からの黒下着ネタがお約束で好き。
総統閣下いいなぁ。
メインでは、いままで襲われる側であった「睦月さん」の大幅な成長が見られます。
A組女子の危機を見事な作戦で逆に救っているほか、空手の有段者であるお嬢さま「天津風おとめ」との寸止め試合がありました。
格闘経験ある彼女から、「睦月さん」が一本奪う様はなんだか感動的。
お父さんのような視点でご覧下さい。
ちなみに…「おとめさん」は名前違ったものの、その容姿はどっかで見た感じでしたよ。
しっかり丁寧で濃い目な線・作画。
派手に描かれているため、ページは賑やかで迫力があります。
テキスト(小さい文字とか)も多めですね。
アクションシーンの多い話ですが表現的に分かりづらいこともなく、漫画の巧い方。
コメディーも良く、安定してます。
幅広な輪郭の可愛らしいキャラ絵に違和感なければ、問題ないでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: ほぼ問題ないものの…ちょっと軽い絵もあったので。
・話5: 「睦月さん」良かったですよ。個人的には、見覚えあるキャラが嬉しいです。
・独5: 色々な人にオススメしたい護身術漫画でした。
合計:[14/15]
1巻時点でかなりな成長を見せ、当面の目標はクリアしてしまった印象。
まさか、このまま強い相手を求めてさ迷い歩くことは考えられず…次にどうなっていくのか楽しみです。
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・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
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本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「KAKERU(かける[?])」センセの「大江山流護身術道場 1巻」です。
またまた出ました。
「バー・ぴぃちぴっと」センセの一般向け、「KAKERU」名義での単行本です。
前巻「魔法少女プリティ☆ベル」で度肝を抜かれた記憶がまだ鮮明に残ってますよ。
(※ちなみに、そちらの2巻も9月頃に発売されるみたい)
ただ…このまま、一般にシフトしていっちゃうのかなぁ……。
さて、そんな訳で「KAKERU」センセ。
最新刊は「大江山流護身術道場 1巻」です。
ちょっと硬いタイトルですよね。
しかし、↓表紙を飾っている眼鏡な女の子そのまま、内容は可愛さ・華やかさもありました。
表紙はフェイクで、実はボデイビルな男子が活躍したりはありません。
どうかご安心下さい(笑)
※大江山夏・中村睦月
ちゃんと、こうした女の子の活躍する漫画です。
主人公「中村睦月」の窮地を救ったのは、中学生「大江山夏」でした。
”大江山流護身術道場”の娘で、徹底的に護身術を叩き込まれて育った彼女は、囲んでいた恐いお兄さんらを鮮やかに撃退していたのです。
電車に乗れば痴漢に遭い、道を歩けば変な人に追いかけられる、ストーカーされるという毎日を過ごしていた、超トラブル体質な高校生「睦月」
そうした散々な日常を変えるべく、護身術を教わることとなったのでした。
…大雑把ですが、だいたいそんなん。
ちょっと珍しい護身術漫画です。
巻数表記そのまま長編になっており、アクション、コメディーという要素も含まれていました。
格闘モノならば多く見かけるものの、護身術をここまでしっかり取り上げたのは記憶にありません。
(※ひでるさんの記憶はアテになりませんが)
漫画っぽく処理されることもありましたが、基本的にはキチンとした説明・解説がされています。
護身術の奥義は、
「そもそも危険に巻き込まれないようにする」
…だって。
ごもっとも。
漫画中でも言っていたように、”生兵法は怪我のもと”ではあるものの、描かれているアレコレは実際にも活用できそうなもの。
ちらほら注釈なども散見され、かなり丁寧に描かれていました。
そのためか自然にテキストは多く、読み応えのある内容。
それでいてテンポも失っていないのは、「KAKERU」センセの腕前でしょう。
真面目一辺倒でなく、適度にコメディー、ちょっとセクシー描写もありました。
読み手によって評価は割れるかもしれませんが、間口は広めです。
漫画っぽい絵柄に違和感がなければ、案外女性が読むのもいいかもしれません。
程度の差はあっても、同じような悩みを持つ方は一見の価値アリですよ。
※左:睦月さん、右:なっちゃん
でも、あわあわする「睦月さん」が見れないのはちと寂しいかも。
出会いの1話目。
登場シーンにピン★ときましたが…「小中ロック」からのひでるさんお気に入りキャラ、「なっちゃん」こと「大江山夏さん」でした。
きゃっほう!
まさか一般単行本で再会できるとは思いませんでした。
さすがにえっちなシーンはないものの、なんだかアドバンテージもらったみたいで嬉しいですね。
(※ちなみに、パンチラ、お風呂シーンとかはありましたが、バストトップの描写はありません)
主人公の「睦月さん」は、眼鏡の可愛い、いじめて系なヒロイン。
彼女を狙う男性陣は無論のこと、年下で同性の「なっちゃん」でさえ、
「すっげえ意地悪して泣かせた後めちゃくちゃ優しくしてやりたい感じ」(※2話より)
とか言ってました。
どんな娘さんだ。
ここでは、不意打ちを常としてきた「なっちゃん」のピンチシーンが描かれます。
基本がバレてしまった際の、彼女の護身術に注目下さい。
道場へ入門し、本格的に訓練の始まる2話目。
ここでは色々と実戦的なことが詳細に描かれています。
念のため、軽く覚えておくといいかもしれません。
体操服なタイトル絵がいいですね。
「睦月さん」でかいなぁ…。(←対照的に平らな「なっちゃん」もキュート)
そのまま、後半のネタにも繋がっています。
小4で「C」だって。
凄いなぁ。
1度もトラブルに逢わなかった、と安心した直後がホラーちっくで見事。
アレは怖い。
全滅した「烈怒州固瑠飛怨(れっどすこるぴおん)」の仇を討つべく、敵対組織(人)が活発になる3話目。
どーでもいいですが、「睦月さん」メッチャ狙われてますねー。
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やっぱり技名があると盛り上がりますね(笑)
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左は扉絵で本編とは無関係ですが…いい絵ですね。
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とか言ってました。
4名でカラオケ行ったり、銭湯へ行ったりと、断トツに華やかでサービス満点な回になってます。
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本編の裏で彼らの集会模様が描かれてます。
大真面目な様が良いコメディーでした。
5話からの黒下着ネタがお約束で好き。
総統閣下いいなぁ。
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A組女子の危機を見事な作戦で逆に救っているほか、空手の有段者であるお嬢さま「天津風おとめ」との寸止め試合がありました。
格闘経験ある彼女から、「睦月さん」が一本奪う様はなんだか感動的。
お父さんのような視点でご覧下さい。
ちなみに…「おとめさん」は名前違ったものの、その容姿はどっかで見た感じでしたよ。
しっかり丁寧で濃い目な線・作画。
派手に描かれているため、ページは賑やかで迫力があります。
テキスト(小さい文字とか)も多めですね。
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コメディーも良く、安定してます。
幅広な輪郭の可愛らしいキャラ絵に違和感なければ、問題ないでしょう。
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・絵4: ほぼ問題ないものの…ちょっと軽い絵もあったので。
・話5: 「睦月さん」良かったですよ。個人的には、見覚えあるキャラが嬉しいです。
・独5: 色々な人にオススメしたい護身術漫画でした。
合計:[14/15]
1巻時点でかなりな成長を見せ、当面の目標はクリアしてしまった印象。
まさか、このまま強い相手を求めてさ迷い歩くことは考えられず…次にどうなっていくのか楽しみです。
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■おにいちゃん★コントロール (影崎由那)
★まんがデーター [13/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : ラブコメ・妹
・おまけ: あとがき4コマ、イラスト、合間にネタ絵。
・その他: カラー(4P)、6話+ショート2話収録、
現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「影崎由那(かげさき・ゆな)」センセの「おにいちゃん★コントロール 1巻」です。
買った際にはもっと甘い感じのラブコメかと思いましたが…。
なるほど。
”いかにも「影崎由那」センセ!”という仕上がりです。
新連載の「碧海のAiON」は、ごめんなさいイマイチ刺さりませんでしたが、これこそがひでるさんの期待するセンセの漫画でした。
面白いです。
※ヒロイン特集1:可愛い妹「乃亜ちゃん」
定番の起こす場面です。右は「豪志くん」視点なので可愛いのです。
さて、そんな訳で「影崎由那」センセ。
コメディーの「すとれんじマンション」、番外編的な「かりんairmail 影崎由那短編集」、後日談「ひぐらしのなく頃に 心癒し編」などをブログで紹介してます。
最新刊は「おにいちゃん★コントロール 1巻」ですね。
巻数またぐ長編ストーリー。
タイトル・↓表紙などから察せられるそのまま、近親ラブコメな単行本。
成年漫画と違ってある程度(?)常識が存在するため、その関係に身悶えるような内容になってます。
紹介帯の文言は、
「変態兄妹の危ない攻防戦!」
…でした。
ただ、当初は異常に見えたお兄ちゃんが”途中から常識人に見えてくる”ほど、妹キャラの個性が強い漫画になってます。
攻防戦は確かにそうでしたが、常に妹さんがオフェンス(攻撃側)ですね。
「じつはねっ、あたしも東京の大学を受験することにしたのっ」
そんな妹「弘瀬乃亜」からの電話に、顔を青ざめる兄「弘瀬豪志」
彼の部屋は、「乃亜」の写真やグッズにて埋め尽くされていたのです。
そう、彼は妹に対して肉親以上の感情を持っており、いたたまれなくなって実家を飛び出したという経緯があったのです。
見事大学に合格し、同居生活を送ることとなった2人。
しかし、肉親以上の感情を持っていたのは、妹「乃亜」も同様だったのでした。
だいたいそんな感じ。
兄妹のラブコメ漫画ですね。
やっぱりコメディーは強めで、はっちゃけてます。
”おっぱい出しアリ、ビミョーなエロアリアリの漫画”
と、あとがきにも描かれていたように、ちらほら全裸シーンもありました。
PCゲームなどからのそっち系なファンの方にも満足頂けることと思います。
※ヒロイン特集2:怒る「乃亜ちゃん」
ラブラブです。他人に対しては容赦ありません。
さて、妹と言われて、ぱっと想像されるのは…史上最強の妹「奈津メグ(※「けものの★」センセ)」、策略家な妹「高梨奈緒(※「草野紅壱」センセ)」でしょう。
ちょっと、それぞれの単行本を見返してみました。
「メグちゃん」は成年漫画キャラということもあってか、非常に直接的。ぐいぐい迫っていたほか、演技力を駆使してお兄ちゃんをまんまと篭絡してます。
実際に手を出させているところから考えると、やっぱり”史上最強”の冠が相応しいと思います。
「奈緒ちゃん」は、スケベなお兄ちゃんの悶々としたアレコレを受けることに快感を感じているようなところがありました。細かく策を張り巡らせていますね。
また、いちおう表面的には強い態度で接しているのが特徴でしょう。
(※ちなみに、「草野紅壱」センセのソレは出版社も同じであるためか、作中にも登場してます)
そうした2人と比較すると、こちらの妹「乃亜ちゃん」はやや病的。
兄の部屋を盗撮、ライバルの部屋を盗聴していたほか、薬物を用いる、邪魔になりそうな相手には刃物で脅す…など、かなり直接的な手段を使ってます。
ほか、兄の部屋は無論のこと、あちこち合鍵を勝手に作ってるだろう描写もあります。
全てきっちり犯罪行為ですね。
「兄さんと結ばれる為なら、あたしは何だってやってやるんだから!」
とか言ってました。
かなり禍々しい黒いオーラをもっている「乃亜ちゃん」でしたが、「豪志くん」の前ではきっちり可愛い妹を演じております。
抱きつく、風呂へ乱入する、目の前で着替える~なども天然っぽい、無防備な感じを演出していました。
家族のいない同居生活、どこまで「豪志くん」は耐えられるのかなぁ(笑)
そんな「豪志くん」視点の1話目。
1人暮らしの部屋を妹「乃亜ちゃん」のグッズで埋め尽くす、妄想で楽しむなど、なかなかの変態っぷりでした。
しっかりえっちなことまで考えて(2話冒頭)おり、先の「奈緒ちゃん」は兄のネタをわざわざ妹モノに置き換えるシーンまでありましたが、彼に関してはほっといても妹モノばかり集めてることでしょう。
妹グッズを隠す間もなく、登場する「乃亜ちゃん」
なかなか凶悪です。あれ、やめてほしいなー。
ここでの彼女はほぼ可愛らしく描かれているんですが…なかなか寝付かなかった「豪志くん」が眠ったのち、すっと「乃亜ちゃん」が起きるのでした。
ずげぇ。
わざと下着を置き忘れたりもしてましたよ。
大学に合格し、2人っきりの同居生活が始まる2話目。
「めでたく合格~」
とか言ってましたが、実は”すべり止め”と教師から言われるほど楽勝レベルな大学でした。
そちらを受験した理由は2点ほど。
兄のアパートから近い(通学に便利)というのはすぐ思い付きますが、なるほど。
また、事前に通知することなく引っ越し荷物を送り、驚く間もなく本人も到着するという念の入れようでした。
「絶対逃がさないもん」
だって。
なんというか…腹黒いなぁ。
聴診器(医者が首に下げるアレね)を使う最後の1コマが、またいい感じでした。
※ヒロイン特集3:裏の顔な「乃亜ちゃん」
お互いに「変態」という自覚のある兄妹でした。こわいよ「乃亜ちゃん」
より異常さの発揮される3、4話目は1巻では最大の見どころ。
引っ越し挨拶の際にチェックしていた、隣の「小鳥遊小鳥(たかなし・ことり)」さんとのやり取りが描かれます。
盗撮していたカメラで危機を感じた「乃亜ちゃん」は、入学式をサボって急遽駆け付けていました。
凄い行動力です。
可愛い態度でまんまと「小鳥遊さん」の部屋へ入った後の豹変する様が見事。
こわいよ(笑)
兄の視線がない場面での、手段を選ばない、徹底した様が伺えます。
こうした2面性は、さすが「影崎由那」センセ。
絶妙に巧いですね。
「豪志くん」に自分の下着(着替え)を選ばせるシーンも良かったです。
普通の兄妹だったら、絶対にあり得ないシチュエーションでしょうねー。
5、6話目はもう一方のお隣「江戸外院(えど・げいん)」を交えたエピソード。
妹属性のある引き籠りです。
彼の黒いオーラに接し、「乃亜ちゃん」は珍しく怯えてました。
あ、ちょっと可愛いかも。
実は「小鳥遊さん」とちょっとした関係があったのでした。
意外な展開になるので注目。
なお、先のエピソードは”刃物”でしたが、ここでの「乃亜ちゃん」は”火”でした。
特に6話のすーっと冷める彼女は必見です。
強い線でやや濃い目な作画。
個性があり、センセのバランスではあるものの安定しております。
特にコメディー部分、さらにエロ・暴力などの過激なシーンは巧く、可愛さと怖さのあるヒロイン「乃亜ちゃん」を魅力的に描かれています。
迫力ありました。
賑やかながら見易く、さほどごっちゃりもしておりません。
真横に区切るようなコマ割りが多めでした。
カラーでもそう変化しないので、判断は↓表紙で問題ないでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 漫画の巧い方です。ちょっと癖があるかなぁ、って思います。
・話4: 基本的には寸止めネタなので、この後どうなるか楽しみ。
・独5: ラブコメ、猟奇(狂気?)、えっちなど、センセの魅力満載です。
合計:[13/15]
前述してますが、”いかにも「影崎由那」センセ!”という仕上がりでした。
6話には新キャラも登場していたので、次巻にも期待してます。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : ラブコメ・妹
・おまけ: あとがき4コマ、イラスト、合間にネタ絵。
・その他: カラー(4P)、6話+ショート2話収録、
現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「影崎由那(かげさき・ゆな)」センセの「おにいちゃん★コントロール 1巻」です。
買った際にはもっと甘い感じのラブコメかと思いましたが…。
なるほど。
”いかにも「影崎由那」センセ!”という仕上がりです。
新連載の「碧海のAiON」は、ごめんなさいイマイチ刺さりませんでしたが、これこそがひでるさんの期待するセンセの漫画でした。
面白いです。
※ヒロイン特集1:可愛い妹「乃亜ちゃん」
定番の起こす場面です。右は「豪志くん」視点なので可愛いのです。
さて、そんな訳で「影崎由那」センセ。
コメディーの「すとれんじマンション」、番外編的な「かりんairmail 影崎由那短編集」、後日談「ひぐらしのなく頃に 心癒し編」などをブログで紹介してます。
最新刊は「おにいちゃん★コントロール 1巻」ですね。
巻数またぐ長編ストーリー。
タイトル・↓表紙などから察せられるそのまま、近親ラブコメな単行本。
成年漫画と違ってある程度(?)常識が存在するため、その関係に身悶えるような内容になってます。
紹介帯の文言は、
「変態兄妹の危ない攻防戦!」
…でした。
ただ、当初は異常に見えたお兄ちゃんが”途中から常識人に見えてくる”ほど、妹キャラの個性が強い漫画になってます。
攻防戦は確かにそうでしたが、常に妹さんがオフェンス(攻撃側)ですね。
「じつはねっ、あたしも東京の大学を受験することにしたのっ」
そんな妹「弘瀬乃亜」からの電話に、顔を青ざめる兄「弘瀬豪志」
彼の部屋は、「乃亜」の写真やグッズにて埋め尽くされていたのです。
そう、彼は妹に対して肉親以上の感情を持っており、いたたまれなくなって実家を飛び出したという経緯があったのです。
見事大学に合格し、同居生活を送ることとなった2人。
しかし、肉親以上の感情を持っていたのは、妹「乃亜」も同様だったのでした。
だいたいそんな感じ。
兄妹のラブコメ漫画ですね。
やっぱりコメディーは強めで、はっちゃけてます。
”おっぱい出しアリ、ビミョーなエロアリアリの漫画”
と、あとがきにも描かれていたように、ちらほら全裸シーンもありました。
PCゲームなどからのそっち系なファンの方にも満足頂けることと思います。
※ヒロイン特集2:怒る「乃亜ちゃん」
ラブラブです。他人に対しては容赦ありません。
さて、妹と言われて、ぱっと想像されるのは…史上最強の妹「奈津メグ(※「けものの★」センセ)」、策略家な妹「高梨奈緒(※「草野紅壱」センセ)」でしょう。
ちょっと、それぞれの単行本を見返してみました。
「メグちゃん」は成年漫画キャラということもあってか、非常に直接的。ぐいぐい迫っていたほか、演技力を駆使してお兄ちゃんをまんまと篭絡してます。
実際に手を出させているところから考えると、やっぱり”史上最強”の冠が相応しいと思います。
「奈緒ちゃん」は、スケベなお兄ちゃんの悶々としたアレコレを受けることに快感を感じているようなところがありました。細かく策を張り巡らせていますね。
また、いちおう表面的には強い態度で接しているのが特徴でしょう。
(※ちなみに、「草野紅壱」センセのソレは出版社も同じであるためか、作中にも登場してます)
そうした2人と比較すると、こちらの妹「乃亜ちゃん」はやや病的。
兄の部屋を盗撮、ライバルの部屋を盗聴していたほか、薬物を用いる、邪魔になりそうな相手には刃物で脅す…など、かなり直接的な手段を使ってます。
ほか、兄の部屋は無論のこと、あちこち合鍵を勝手に作ってるだろう描写もあります。
全てきっちり犯罪行為ですね。
「兄さんと結ばれる為なら、あたしは何だってやってやるんだから!」
とか言ってました。
かなり禍々しい黒いオーラをもっている「乃亜ちゃん」でしたが、「豪志くん」の前ではきっちり可愛い妹を演じております。
抱きつく、風呂へ乱入する、目の前で着替える~なども天然っぽい、無防備な感じを演出していました。
家族のいない同居生活、どこまで「豪志くん」は耐えられるのかなぁ(笑)
そんな「豪志くん」視点の1話目。
1人暮らしの部屋を妹「乃亜ちゃん」のグッズで埋め尽くす、妄想で楽しむなど、なかなかの変態っぷりでした。
しっかりえっちなことまで考えて(2話冒頭)おり、先の「奈緒ちゃん」は兄のネタをわざわざ妹モノに置き換えるシーンまでありましたが、彼に関してはほっといても妹モノばかり集めてることでしょう。
妹グッズを隠す間もなく、登場する「乃亜ちゃん」
なかなか凶悪です。あれ、やめてほしいなー。
ここでの彼女はほぼ可愛らしく描かれているんですが…なかなか寝付かなかった「豪志くん」が眠ったのち、すっと「乃亜ちゃん」が起きるのでした。
ずげぇ。
わざと下着を置き忘れたりもしてましたよ。
大学に合格し、2人っきりの同居生活が始まる2話目。
「めでたく合格~」
とか言ってましたが、実は”すべり止め”と教師から言われるほど楽勝レベルな大学でした。
そちらを受験した理由は2点ほど。
兄のアパートから近い(通学に便利)というのはすぐ思い付きますが、なるほど。
また、事前に通知することなく引っ越し荷物を送り、驚く間もなく本人も到着するという念の入れようでした。
「絶対逃がさないもん」
だって。
なんというか…腹黒いなぁ。
聴診器(医者が首に下げるアレね)を使う最後の1コマが、またいい感じでした。
※ヒロイン特集3:裏の顔な「乃亜ちゃん」
お互いに「変態」という自覚のある兄妹でした。こわいよ「乃亜ちゃん」
より異常さの発揮される3、4話目は1巻では最大の見どころ。
引っ越し挨拶の際にチェックしていた、隣の「小鳥遊小鳥(たかなし・ことり)」さんとのやり取りが描かれます。
盗撮していたカメラで危機を感じた「乃亜ちゃん」は、入学式をサボって急遽駆け付けていました。
凄い行動力です。
可愛い態度でまんまと「小鳥遊さん」の部屋へ入った後の豹変する様が見事。
こわいよ(笑)
兄の視線がない場面での、手段を選ばない、徹底した様が伺えます。
こうした2面性は、さすが「影崎由那」センセ。
絶妙に巧いですね。
「豪志くん」に自分の下着(着替え)を選ばせるシーンも良かったです。
普通の兄妹だったら、絶対にあり得ないシチュエーションでしょうねー。
5、6話目はもう一方のお隣「江戸外院(えど・げいん)」を交えたエピソード。
妹属性のある引き籠りです。
彼の黒いオーラに接し、「乃亜ちゃん」は珍しく怯えてました。
あ、ちょっと可愛いかも。
実は「小鳥遊さん」とちょっとした関係があったのでした。
意外な展開になるので注目。
なお、先のエピソードは”刃物”でしたが、ここでの「乃亜ちゃん」は”火”でした。
特に6話のすーっと冷める彼女は必見です。
強い線でやや濃い目な作画。
個性があり、センセのバランスではあるものの安定しております。
特にコメディー部分、さらにエロ・暴力などの過激なシーンは巧く、可愛さと怖さのあるヒロイン「乃亜ちゃん」を魅力的に描かれています。
迫力ありました。
賑やかながら見易く、さほどごっちゃりもしておりません。
真横に区切るようなコマ割りが多めでした。
カラーでもそう変化しないので、判断は↓表紙で問題ないでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 漫画の巧い方です。ちょっと癖があるかなぁ、って思います。
・話4: 基本的には寸止めネタなので、この後どうなるか楽しみ。
・独5: ラブコメ、猟奇(狂気?)、えっちなど、センセの魅力満載です。
合計:[13/15]
前述してますが、”いかにも「影崎由那」センセ!”という仕上がりでした。
6話には新キャラも登場していたので、次巻にも期待してます。
おにいちゃん★コントロール(1)ーアクションコミックス ((コミックハイ!)) (2010/08/10) 影崎 由那 商品詳細を見る |
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■ちゅーちゅーちぇりー (ぼっしぃ)
★まんがデーター [13/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・複数
・おまけ: あとがき、描き足し「さくらんぼ」1話・最終話、
さくらんぼ登場人物・イラスト、
ぼっしぃ流「くのいち」の世界…!!、
カバー裏に「貧乏お嬢様アルバイト奮闘記」プロローグ。
・その他: カラー(32P)、短編×13(うち「さくらんぼ」×4、
保育園シリーズ×2、「貧乏お嬢様アルバイト奮闘記」×5)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ぼっしぃ(Bosshi)」センセの「ちゅーちゅーちぇりー」です。
今回は…初回限定とかそんなんないですよね。
とある書店に行ったら、やけにあっさり並んでいたので驚きました。
もっとガッツリ山積まなきゃ。
そんな訳で、初単行本「水着彼女」、「お嬢様はHがお好き」と紹介している「ぼっしぃ」センセ。
3冊目は「ちゅーちゅーちぇりー」です。
今回は中編が2本と短編による構成。
やっぱり「くのいち」ネタも収録されているんですね。
(※余談。そちらは説明に1ページ割かれており、始めてな人にも配慮されてます。なかなか親切でいい感じ)
変わらずカラーはお上手で、32ページとたっぷり収録されていました。
なお、↓表紙・裏表紙は水着姿でしたが、ネタ的には「ぬるぬるoilyビーチ」の1話くらいで、どっちかと言うと2冊目から続くお嬢さまっぽい感じです。
そう、紹介帯を見て驚きましたが、「お嬢様はHがお好き」もアニメになってるのね。
「ピンクパイナップル」さん凄いなぁ。
※はるかぜ・さゆり
この2人はカラー原稿の水着話でしょう。
まずは2話ほど収録された短編から。
「おねぇ30[サーティー]」は会社の先輩「葉月」さん。
職場ではおどおどした「葉月さん」
しかし、アルコールが入ると豹変し、絡まれた「たいち」くんはそのままアパートまで引っ張られてしまったのでした。
ちゃんと正座していた彼は律儀。
非常に立派な胸が魅力的です。
年齢もあってか、良いむちむち感な肉付きでした。
必ず収録されいるくのいち漫画「淫忍」
こちらでは、ついに白銀の「空」、双尾の「凛」という2人が競演です。
いちおう前回「抜忍」のオチは”続かない”でしたが、実はそのまま続いていました。
個人的にはもうちょっと緊張感ある方がいいなぁ。
「のびのび保育園」はそのまま保育園なお話。
むちむちな「さゆり」先生と、貧乳・ツインテールな「はるかぜ」先生です。
冒頭の雰囲気から、園児らと色々といった展開かと思いましたが、実は預かっている子供らは父子家庭。
そんな訳で、迎えに来た父親とのえっちがメインでした。
うん、あれは急いで帰りたくなるわ。
後半に描かれているジャングルジムなネタがいい感じ。
あれを傍から見たら、さぞ異様な光景でしょうね(笑)
なお、同じく「さゆり」・「はるかぜ」のWヒロインが登場する「ぬるぬるoilyビーチ」は、初単行本「水着彼女」が刺さった方向け。
カラー原稿で8ページな漫画です。
やっぱり「さゆりさん」の面積少ない水着より、「はるかぜさん」の競泳水着かなぁ。
慣れない反応も可愛いですよ。
※左:妹「みぞれ」、右:姉「みゆき」
すみません、刺さったのはメインでない「みゆきさん」でした。いい透け具合です。
タイトルからして今回単行本ではメイン扱い(だと思う)な「さくらんぼ」
4話の中編で、描き下ろしも含まれていました。
従姉「みゆき」さん、その妹「みぞれ」ちゃんと再会した、帰郷した「浩二」くん。
既に結婚している憧れの「みゆきさん」にお願いされ「みぞれちゃん」の初めてな相手をした「浩二くん」は、彼女の強い想いを受け止めていくのでした。
かなり大雑把ですが、だいたいそんなん。
姉妹ほか、大岩診療所の看護師「レイ」さんといったヒロインとのえっちストーリー。
メインは無口・貧乳な「みぞれちゃん」ですね。
彼女はサイズ小さいものの、ちらほらあった水で透けるパターンに注目です。
1話目は全てカラー原稿で、10ページほど。
冒頭から「みゆきさん」、「みぞれちゃん」の水に透ける絵が続いてます。
こんなんは「ぼっしぃ」センセお上手ですねー。
「こらっ、これでも人妻なんだぞっ」
とか言ってる「みゆきさん」が素敵でした。
えっちはツインテール・縞パンな「みぞれちゃん」
”こんなかわいい声だったんだな”とか言ってましたが、マトモに声を聞くのもこれが初めてなようでした。
2話目「みぞれのお見舞い?」は大岩診療所でのエピソード。
壁を隔てて、看護師「レイさん」、そして「みぞれちゃん」とのえっちが同時展開されてます。
「レイさん」の様をすき間から覗きつつ、「みぞれちゃん」としてました。
すっかり「浩二くん」にメロメロですね。
背中をさするコマが可愛いです。
3話目「人妻エッチ大作戦」はついに「みゆきさん」登場。
(※1話でも近いとこまではシテましたが)
お話は車内でのえっちなんですが、それぞれの心理が関わるポイント的なお話でした。
車まで引っ張り、どこか行くと見せかけてえっちに誘うのは、なかなか良い作戦。
なんかのかんの言いつつも流されてしまう「みゆきさん」が素敵でした。
ぶっちゃけ、全4話で最も良かったのがこのエピソード。
やっぱ人妻ですね(笑)
いちおう「浩二くん」としては区切りだったかな。
4話目「とりいれの季節」が最終話。
カラー原稿部分は看護師「レイさん」
前回は黒い下着でしたが、今回はカラーということでオレンジでした。
さすが、えっちキャラですね。
なにげに「みゆきさん」ともしてましたが、メインは「みぞれちゃん」です。
どんな場面で登場するかは内緒。
ラストの4ページ部分が描き下ろし部分かな。
タイトルそのまま、さくらんぼなえっちをしてます。
最後のひとコマは…ちょっと表現が弱いと感じました。
服装はもっと強調したもの、髪型も変えて良かったのではないかなぁ。
※「白鷺まりん」お嬢さま
今回は何と言っても彼女。オモロイ娘さんです。
もう1つの中編「貧乏お嬢様アルバイト奮闘記」は全5話。
表題は先の「さくらんぼ」に譲りましたが、しっかり↓表紙、カバー裏漫画を押さえていました。
さすが白鷺家のお嬢さまですね。
(※ついでに言えば、あとがき絵、もくじ絵も「白鷺まりん(真鈴)」お嬢さまです)
父親の会社が倒産し、家・財産が差し押さえられた「白鷺まりん」
世話役の爺と暮らす彼女は、白鷺家を再興するべくアルバイトに明け暮れるのでした…。
あちこちでバイトをする、お嬢さま「まりんさん」
世間知らずなため、お客に流されて先々でえっちしてしまう、コメディーちっくなコスプレえっちもの。
お嬢さまな感じが抜けきらない、「まりんさん」が実に可愛いのでした。
コスプレ喫茶な1話目は全てカラー原稿。
口調そのままなため、”お嬢さまキャラ”と勘違いされていました。
「いいからもっと高いものを注文なさい」
という台詞がいいですね。
「中華編」という2話目もカラーですが、2ページの超ショート。
チャイナ服ちっくな水着でした。
これがなかなかえっちで秀逸。
短いのが実に残念です。
3話目「ごきげんハイブリッド」ではレースクイーン。
本人も感じていましたが、なるほどこの仕事は合ってるかも。
説明も完璧で、目をキラキラさせていました。
こちらは顕著でしたけど、「まりんさん」というより、なぜかエロい客が彼女の周囲に集まってしまうのが最も問題かなぁ。
「チアガール珍体験」という4話目はチアガール衣装。
こちらでも評価されており、大会のレギュラーに選ばれているんですが…ここはお付きの「爺」が原因ですね。
しかし、大会当日にいきなり彼女を出すのは、ちと無理あるような。
最終話「御奉仕さしあげます」はメイドさん。
ついに主従逆転してしまいました。
しかし、これまでのえっち経験が功を奏しており、まとまりのいい結末です。
でも、あれって白鷺家は再興されてないよねー。
絵柄については、まるで問題ありません。
丁寧な線で描き込み・濃淡まで適度。
賑やかになっても、見易く安定してます。
カラーは無論のこと白黒絵も巧く、漫画的なものも同様。
判断については、そのまま↓表紙などをご利用下さい。
そう極端な癖でなく、またネタ的にも極端さはありません。
間口広く、幅広く好まれると思います。(←たぶん)
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 何の問題もありません。抜群に巧い方です。
・話4: 中編・短編共にえっちとお話の両立されたものでした。
・独4: 水着自体は少ないものの、近いモノはちらほらありました。
合計:[13/15]
全体的には複数が多めでした。
その中心たる「貧乏お嬢様アルバイト奮闘記」はお嬢さま「まりんさん」のキャラで楽しくまとまっており、メインのきっちりとした「さくらんぼ」はラブコメ。
そうしたタイプの異なる中編が安定しており、、「のびのび保育園」など脇を固めるお話などバランス良い構成だったと思います。
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・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・複数
・おまけ: あとがき、描き足し「さくらんぼ」1話・最終話、
さくらんぼ登場人物・イラスト、
ぼっしぃ流「くのいち」の世界…!!、
カバー裏に「貧乏お嬢様アルバイト奮闘記」プロローグ。
・その他: カラー(32P)、短編×13(うち「さくらんぼ」×4、
保育園シリーズ×2、「貧乏お嬢様アルバイト奮闘記」×5)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ぼっしぃ(Bosshi)」センセの「ちゅーちゅーちぇりー」です。
今回は…初回限定とかそんなんないですよね。
とある書店に行ったら、やけにあっさり並んでいたので驚きました。
もっとガッツリ山積まなきゃ。
そんな訳で、初単行本「水着彼女」、「お嬢様はHがお好き」と紹介している「ぼっしぃ」センセ。
3冊目は「ちゅーちゅーちぇりー」です。
今回は中編が2本と短編による構成。
やっぱり「くのいち」ネタも収録されているんですね。
(※余談。そちらは説明に1ページ割かれており、始めてな人にも配慮されてます。なかなか親切でいい感じ)
変わらずカラーはお上手で、32ページとたっぷり収録されていました。
なお、↓表紙・裏表紙は水着姿でしたが、ネタ的には「ぬるぬるoilyビーチ」の1話くらいで、どっちかと言うと2冊目から続くお嬢さまっぽい感じです。
そう、紹介帯を見て驚きましたが、「お嬢様はHがお好き」もアニメになってるのね。
「ピンクパイナップル」さん凄いなぁ。
※はるかぜ・さゆり
この2人はカラー原稿の水着話でしょう。
まずは2話ほど収録された短編から。
「おねぇ30[サーティー]」は会社の先輩「葉月」さん。
職場ではおどおどした「葉月さん」
しかし、アルコールが入ると豹変し、絡まれた「たいち」くんはそのままアパートまで引っ張られてしまったのでした。
ちゃんと正座していた彼は律儀。
非常に立派な胸が魅力的です。
年齢もあってか、良いむちむち感な肉付きでした。
必ず収録されいるくのいち漫画「淫忍」
こちらでは、ついに白銀の「空」、双尾の「凛」という2人が競演です。
いちおう前回「抜忍」のオチは”続かない”でしたが、実はそのまま続いていました。
個人的にはもうちょっと緊張感ある方がいいなぁ。
「のびのび保育園」はそのまま保育園なお話。
むちむちな「さゆり」先生と、貧乳・ツインテールな「はるかぜ」先生です。
冒頭の雰囲気から、園児らと色々といった展開かと思いましたが、実は預かっている子供らは父子家庭。
そんな訳で、迎えに来た父親とのえっちがメインでした。
うん、あれは急いで帰りたくなるわ。
後半に描かれているジャングルジムなネタがいい感じ。
あれを傍から見たら、さぞ異様な光景でしょうね(笑)
なお、同じく「さゆり」・「はるかぜ」のWヒロインが登場する「ぬるぬるoilyビーチ」は、初単行本「水着彼女」が刺さった方向け。
カラー原稿で8ページな漫画です。
やっぱり「さゆりさん」の面積少ない水着より、「はるかぜさん」の競泳水着かなぁ。
慣れない反応も可愛いですよ。
※左:妹「みぞれ」、右:姉「みゆき」
すみません、刺さったのはメインでない「みゆきさん」でした。いい透け具合です。
タイトルからして今回単行本ではメイン扱い(だと思う)な「さくらんぼ」
4話の中編で、描き下ろしも含まれていました。
従姉「みゆき」さん、その妹「みぞれ」ちゃんと再会した、帰郷した「浩二」くん。
既に結婚している憧れの「みゆきさん」にお願いされ「みぞれちゃん」の初めてな相手をした「浩二くん」は、彼女の強い想いを受け止めていくのでした。
かなり大雑把ですが、だいたいそんなん。
姉妹ほか、大岩診療所の看護師「レイ」さんといったヒロインとのえっちストーリー。
メインは無口・貧乳な「みぞれちゃん」ですね。
彼女はサイズ小さいものの、ちらほらあった水で透けるパターンに注目です。
1話目は全てカラー原稿で、10ページほど。
冒頭から「みゆきさん」、「みぞれちゃん」の水に透ける絵が続いてます。
こんなんは「ぼっしぃ」センセお上手ですねー。
「こらっ、これでも人妻なんだぞっ」
とか言ってる「みゆきさん」が素敵でした。
えっちはツインテール・縞パンな「みぞれちゃん」
”こんなかわいい声だったんだな”とか言ってましたが、マトモに声を聞くのもこれが初めてなようでした。
2話目「みぞれのお見舞い?」は大岩診療所でのエピソード。
壁を隔てて、看護師「レイさん」、そして「みぞれちゃん」とのえっちが同時展開されてます。
「レイさん」の様をすき間から覗きつつ、「みぞれちゃん」としてました。
すっかり「浩二くん」にメロメロですね。
背中をさするコマが可愛いです。
3話目「人妻エッチ大作戦」はついに「みゆきさん」登場。
(※1話でも近いとこまではシテましたが)
お話は車内でのえっちなんですが、それぞれの心理が関わるポイント的なお話でした。
車まで引っ張り、どこか行くと見せかけてえっちに誘うのは、なかなか良い作戦。
なんかのかんの言いつつも流されてしまう「みゆきさん」が素敵でした。
ぶっちゃけ、全4話で最も良かったのがこのエピソード。
やっぱ人妻ですね(笑)
いちおう「浩二くん」としては区切りだったかな。
4話目「とりいれの季節」が最終話。
カラー原稿部分は看護師「レイさん」
前回は黒い下着でしたが、今回はカラーということでオレンジでした。
さすが、えっちキャラですね。
なにげに「みゆきさん」ともしてましたが、メインは「みぞれちゃん」です。
どんな場面で登場するかは内緒。
ラストの4ページ部分が描き下ろし部分かな。
タイトルそのまま、さくらんぼなえっちをしてます。
最後のひとコマは…ちょっと表現が弱いと感じました。
服装はもっと強調したもの、髪型も変えて良かったのではないかなぁ。
※「白鷺まりん」お嬢さま
今回は何と言っても彼女。オモロイ娘さんです。
もう1つの中編「貧乏お嬢様アルバイト奮闘記」は全5話。
表題は先の「さくらんぼ」に譲りましたが、しっかり↓表紙、カバー裏漫画を押さえていました。
さすが白鷺家のお嬢さまですね。
(※ついでに言えば、あとがき絵、もくじ絵も「白鷺まりん(真鈴)」お嬢さまです)
父親の会社が倒産し、家・財産が差し押さえられた「白鷺まりん」
世話役の爺と暮らす彼女は、白鷺家を再興するべくアルバイトに明け暮れるのでした…。
あちこちでバイトをする、お嬢さま「まりんさん」
世間知らずなため、お客に流されて先々でえっちしてしまう、コメディーちっくなコスプレえっちもの。
お嬢さまな感じが抜けきらない、「まりんさん」が実に可愛いのでした。
コスプレ喫茶な1話目は全てカラー原稿。
口調そのままなため、”お嬢さまキャラ”と勘違いされていました。
「いいからもっと高いものを注文なさい」
という台詞がいいですね。
「中華編」という2話目もカラーですが、2ページの超ショート。
チャイナ服ちっくな水着でした。
これがなかなかえっちで秀逸。
短いのが実に残念です。
3話目「ごきげんハイブリッド」ではレースクイーン。
本人も感じていましたが、なるほどこの仕事は合ってるかも。
説明も完璧で、目をキラキラさせていました。
こちらは顕著でしたけど、「まりんさん」というより、なぜかエロい客が彼女の周囲に集まってしまうのが最も問題かなぁ。
「チアガール珍体験」という4話目はチアガール衣装。
こちらでも評価されており、大会のレギュラーに選ばれているんですが…ここはお付きの「爺」が原因ですね。
しかし、大会当日にいきなり彼女を出すのは、ちと無理あるような。
最終話「御奉仕さしあげます」はメイドさん。
ついに主従逆転してしまいました。
しかし、これまでのえっち経験が功を奏しており、まとまりのいい結末です。
でも、あれって白鷺家は再興されてないよねー。
絵柄については、まるで問題ありません。
丁寧な線で描き込み・濃淡まで適度。
賑やかになっても、見易く安定してます。
カラーは無論のこと白黒絵も巧く、漫画的なものも同様。
判断については、そのまま↓表紙などをご利用下さい。
そう極端な癖でなく、またネタ的にも極端さはありません。
間口広く、幅広く好まれると思います。(←たぶん)
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 何の問題もありません。抜群に巧い方です。
・話4: 中編・短編共にえっちとお話の両立されたものでした。
・独4: 水着自体は少ないものの、近いモノはちらほらありました。
合計:[13/15]
全体的には複数が多めでした。
その中心たる「貧乏お嬢様アルバイト奮闘記」はお嬢さま「まりんさん」のキャラで楽しくまとまっており、メインのきっちりとした「さくらんぼ」はラブコメ。
そうしたタイプの異なる中編が安定しており、、「のびのび保育園」など脇を固めるお話などバランス良い構成だったと思います。
ちゅーちゅーちぇりー(WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL) (2010/08/11) ぼっしぃ 商品詳細を見る |
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■星川銀座四丁目 (玄鉄絢)
★まんがデーター [15/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 百合・年齢差
・おまけ: あとがき、各話後にネタ絵、
とくべつ付録「ちゅースタンプカード」、描き下ろし。
・その他: 5話+描き下ろし収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「玄鉄絢(くろがね・けん)」センセの「星川銀座四丁目 1巻」です。
”あまくてやさしい、百合アンソロジー”という連載の「つぼみ」は、「芳文社」さんでした。
「百合姫~」の「一迅社」さんとは別。
発売は隔月になったようですし、ジャンルの需要が見込まれてきたということでしょうか。
すごいなぁ。
さて、そんな訳で本題。
やっと出ました。
前巻「少女セクト(2巻ね)」以来のことで、なんと4年ぶりという単行本。
「星川銀座四丁目 1巻」です。
…お、遅いなぁ。
べつにポコポコ出せばいいとも思いませんが、やっぱりある程度コンスタントに見たいですよ、「玄鉄絢」センセ。
つい先日に、早くて完成度の高い方を見ているので、どうしても比較してしまいました。
次はもうちっと早いかなー。そうだといいなー。
※那珂川湊・松田乙女
ちょっとセクシーなカットをチョイスしてみました。
えー、漫画自体にマイナス点がないので、あらかじめ苦言を述べさせていただきました。
すみません。
こちら「星川銀座四丁目」は巻数表記から察せられる通り、長編の連続ストーリー。
静かながらも、激しい百合漫画という感じでした。
「那珂川湊(なかがわ・みなと)」は学校教師。
とある理由から、不登校だった生徒「松田乙女(まつだ・おとめ)」を自らのアパートに引き取って、共同生活を始めていました。
「乙女」に親以上の深い愛情を注ぐ「湊」
それを受ける「乙女」は、家事がダメな「湊」に代わってその一切を仕切り、再び登校を開始するなど生きる活力を取り戻していくのでした…。
大雑把にはそんな感じでいいと思います。
様々な問題に向き合い・乗り越え、深く結びついていく2人の物語です。
簡単に言うと、年の差・百合カップルなラブコメ漫画。
”ラブコメ”なんて単語がハマる軽さがある一方、2人の繊細な心理描写まで描かれていました。
絶妙なメリハリ具合ですね。
漫画はほぼ2人だけの世界。
唯一、4話に登場する「大濠観月(おおほり・みづき)」さんが今のところ唯一の例外です。
彼女は関係に刺激をもたらすような役回りですね。
※コメディーな2人
今回のお気に入りなコマです。「ヒャッハー!」
たいていは「湊さん」のアパートにてお話が進行しています。
当初は登校していなかったものの、「乙女ちゃん」は学生で「湊さん」は呼ばれるそのまま先生。
しかし、学校シーンは職員室など数カットくらいで、わずかなものでした。
「湊さん」の授業風景はちょっと興味あったんですけどね。
また「少女セクト」から察するに、こちらも色々と細かく設定付けされていると思われますが…わずかな描写から、あちこちが伺い知れるようになっています。
(コテコテ説明のされる4話は、違う意図ですね)
セオリーな百合ネタとは異なって、冒頭からお互い好き合っており、それをほぼ確認しています。
ただし、性別、13という年齢差、また同居に至る経緯などの理由がため、そう簡単ではない状況(環境)でもありました。
儚く脆い、微妙な感じですねー。
なお世間的には当然ながら彼女の感情まで伝わっておらず、「教育者の鑑」という評価でした。
そうした複雑な部分が、しっとりと描かれています。
お互いに依存している2人。
しかし、家事ができる「乙女ちゃん」のが生活力ある感じ。
「湊さん」のが顕著でしたね。
彼女を思うがあまり、仕事へ行けなくなったりしています。
1話のテスト問題、2話のお風呂シーンなどが非常に良い感じ。
また、「湊さん」は強い愛情(欲望)のある反面、それをきっちり理性で押さえ込んでいました。
見境つかなくなる、条件反射でしてしまうなど、なかなか自分をよく分かっている様子。
キスもようやく5話目から。
若いだけあって積極的な「乙女ちゃん」に対し、だいぶ面白い感じになっていました。
描き下ろしの1話は必見です。
それなりに男性とのお付き合いもあったようですが、結局はうまくいっていない「湊さん」
過去のお話、あちこちの言動から、確かに家庭で旦那の帰りをかいがいしく待つタイプではなさそう。
かと言って、外でバリバリ仕事するようにも見えませんが…。
ずっと引きこもっている訳ではないものの、不登校な「乙女ちゃん」のが活発。
キチンと家事をこなしていたほか、「湊さん」のお弁当を用意し、プレゼントは手作り(※いちおう小遣い貰ってる)
自ら節約を始める2話では極端な面を見せており、熱中症で倒れたりしてました。
皆様もご用心。
「先生の奥さんみたい」
そう言われた3話から、「湊さん」にアプローチするようになっています。
自らの気持ちを確認したんでしょうね。
かなり可愛い、面白い一面を見せるようになりました。
漫画中に言ってましたが、「乙女ちゃん」はもともとの経緯がため、普通の恋愛はなかなかできなさそう。
たぶん、機微にも人一倍敏感ではないかなぁ。
※シリアスな2人
かなり「湊さん」のがモロい感じなのです。
そんな訳で、諸問題はあるもののバランス良いカップルでした。
5話後日談という描き下ろし部分を見る限り、2巻以降はより突っ込んだところまで描かれるかもしれません。
いまから楽しみに待ちましょう。
柔らかな線の絵柄。
適度なくらいな濃淡で、全体的にはスッキリ気味です。
また、クドくない程度に、細かく描き込まれていました。
しっかりメリハリがついており、このあたりのバランス感覚は絶妙。
背景などのカットが、静かな間となっています。
漫画というより、映像作品を見ているかのようですね。
曲線で丸っこい、可愛らしい人物絵。
どちらかというとコメディーが巧く、合間のネタ絵など崩しは自然です。
普段ほわほわしているだけ、ちょっとしたシリアスには良い緊張感がありました。
前も書きましたが、「つぼみ」に”お試し読み”があったので、判断にはそちらがオススメです。
2話の冒頭シーンが見れますよ。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 特にマイナス面なく、人を選ばないだろう綺麗な絵柄です。
・話5: 自然に物語世界に入っていけると思います。
・独5: 2人だけの世界がじっくりと描かれていました。
合計:[15/15]
ちなみに、購入後気になったのが、「つぼみ」に書かれている紹介文面。
詳しくはHPを見て頂くとして、「そんな2人の毎日はドキドキイベントだらけ」、「ムフフな後日談もしっかりたっぷり入ってます」といった軽いテンションで、なんだか誤解を招きそう。
間違ってはいないものの、もっと深い物語だと思うんですが…。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 百合・年齢差
・おまけ: あとがき、各話後にネタ絵、
とくべつ付録「ちゅースタンプカード」、描き下ろし。
・その他: 5話+描き下ろし収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「玄鉄絢(くろがね・けん)」センセの「星川銀座四丁目 1巻」です。
”あまくてやさしい、百合アンソロジー”という連載の「つぼみ」は、「芳文社」さんでした。
「百合姫~」の「一迅社」さんとは別。
発売は隔月になったようですし、ジャンルの需要が見込まれてきたということでしょうか。
すごいなぁ。
さて、そんな訳で本題。
やっと出ました。
前巻「少女セクト(2巻ね)」以来のことで、なんと4年ぶりという単行本。
「星川銀座四丁目 1巻」です。
…お、遅いなぁ。
べつにポコポコ出せばいいとも思いませんが、やっぱりある程度コンスタントに見たいですよ、「玄鉄絢」センセ。
つい先日に、早くて完成度の高い方を見ているので、どうしても比較してしまいました。
次はもうちっと早いかなー。そうだといいなー。
※那珂川湊・松田乙女
ちょっとセクシーなカットをチョイスしてみました。
えー、漫画自体にマイナス点がないので、あらかじめ苦言を述べさせていただきました。
すみません。
こちら「星川銀座四丁目」は巻数表記から察せられる通り、長編の連続ストーリー。
静かながらも、激しい百合漫画という感じでした。
「那珂川湊(なかがわ・みなと)」は学校教師。
とある理由から、不登校だった生徒「松田乙女(まつだ・おとめ)」を自らのアパートに引き取って、共同生活を始めていました。
「乙女」に親以上の深い愛情を注ぐ「湊」
それを受ける「乙女」は、家事がダメな「湊」に代わってその一切を仕切り、再び登校を開始するなど生きる活力を取り戻していくのでした…。
大雑把にはそんな感じでいいと思います。
様々な問題に向き合い・乗り越え、深く結びついていく2人の物語です。
簡単に言うと、年の差・百合カップルなラブコメ漫画。
”ラブコメ”なんて単語がハマる軽さがある一方、2人の繊細な心理描写まで描かれていました。
絶妙なメリハリ具合ですね。
漫画はほぼ2人だけの世界。
唯一、4話に登場する「大濠観月(おおほり・みづき)」さんが今のところ唯一の例外です。
彼女は関係に刺激をもたらすような役回りですね。
※コメディーな2人
今回のお気に入りなコマです。「ヒャッハー!」
たいていは「湊さん」のアパートにてお話が進行しています。
当初は登校していなかったものの、「乙女ちゃん」は学生で「湊さん」は呼ばれるそのまま先生。
しかし、学校シーンは職員室など数カットくらいで、わずかなものでした。
「湊さん」の授業風景はちょっと興味あったんですけどね。
また「少女セクト」から察するに、こちらも色々と細かく設定付けされていると思われますが…わずかな描写から、あちこちが伺い知れるようになっています。
(コテコテ説明のされる4話は、違う意図ですね)
セオリーな百合ネタとは異なって、冒頭からお互い好き合っており、それをほぼ確認しています。
ただし、性別、13という年齢差、また同居に至る経緯などの理由がため、そう簡単ではない状況(環境)でもありました。
儚く脆い、微妙な感じですねー。
なお世間的には当然ながら彼女の感情まで伝わっておらず、「教育者の鑑」という評価でした。
そうした複雑な部分が、しっとりと描かれています。
お互いに依存している2人。
しかし、家事ができる「乙女ちゃん」のが生活力ある感じ。
「湊さん」のが顕著でしたね。
彼女を思うがあまり、仕事へ行けなくなったりしています。
1話のテスト問題、2話のお風呂シーンなどが非常に良い感じ。
また、「湊さん」は強い愛情(欲望)のある反面、それをきっちり理性で押さえ込んでいました。
見境つかなくなる、条件反射でしてしまうなど、なかなか自分をよく分かっている様子。
キスもようやく5話目から。
若いだけあって積極的な「乙女ちゃん」に対し、だいぶ面白い感じになっていました。
描き下ろしの1話は必見です。
それなりに男性とのお付き合いもあったようですが、結局はうまくいっていない「湊さん」
過去のお話、あちこちの言動から、確かに家庭で旦那の帰りをかいがいしく待つタイプではなさそう。
かと言って、外でバリバリ仕事するようにも見えませんが…。
ずっと引きこもっている訳ではないものの、不登校な「乙女ちゃん」のが活発。
キチンと家事をこなしていたほか、「湊さん」のお弁当を用意し、プレゼントは手作り(※いちおう小遣い貰ってる)
自ら節約を始める2話では極端な面を見せており、熱中症で倒れたりしてました。
皆様もご用心。
「先生の奥さんみたい」
そう言われた3話から、「湊さん」にアプローチするようになっています。
自らの気持ちを確認したんでしょうね。
かなり可愛い、面白い一面を見せるようになりました。
漫画中に言ってましたが、「乙女ちゃん」はもともとの経緯がため、普通の恋愛はなかなかできなさそう。
たぶん、機微にも人一倍敏感ではないかなぁ。
※シリアスな2人
かなり「湊さん」のがモロい感じなのです。
そんな訳で、諸問題はあるもののバランス良いカップルでした。
5話後日談という描き下ろし部分を見る限り、2巻以降はより突っ込んだところまで描かれるかもしれません。
いまから楽しみに待ちましょう。
柔らかな線の絵柄。
適度なくらいな濃淡で、全体的にはスッキリ気味です。
また、クドくない程度に、細かく描き込まれていました。
しっかりメリハリがついており、このあたりのバランス感覚は絶妙。
背景などのカットが、静かな間となっています。
漫画というより、映像作品を見ているかのようですね。
曲線で丸っこい、可愛らしい人物絵。
どちらかというとコメディーが巧く、合間のネタ絵など崩しは自然です。
普段ほわほわしているだけ、ちょっとしたシリアスには良い緊張感がありました。
前も書きましたが、「つぼみ」に”お試し読み”があったので、判断にはそちらがオススメです。
2話の冒頭シーンが見れますよ。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 特にマイナス面なく、人を選ばないだろう綺麗な絵柄です。
・話5: 自然に物語世界に入っていけると思います。
・独5: 2人だけの世界がじっくりと描かれていました。
合計:[15/15]
ちなみに、購入後気になったのが、「つぼみ」に書かれている紹介文面。
詳しくはHPを見て頂くとして、「そんな2人の毎日はドキドキイベントだらけ」、「ムフフな後日談もしっかりたっぷり入ってます」といった軽いテンションで、なんだか誤解を招きそう。
間違ってはいないものの、もっと深い物語だと思うんですが…。
星川銀座四丁目 (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ) (2010/08/11) 玄鉄 絢 商品詳細を見る |
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■イイことしよっ! (都氏)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: PostScript・4コマ、
カバー裏に漫画「モーソーまっしぐら!」・「モーソーモーソーまたモーソー」
・その他: カラー(4P)、短編×9。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「都氏(とし)」センセの「イイことしよっ!」です。
まぁ、単に好みの問題かもしれませんが…。
あの↓表紙は、またちと極端ですね。
過去にも書きましたが、カラーだともともとの良さが半減してしまうようでした。
実際の白黒絵のが刺さると思うで、特に気にしないように。
透けてて見辛いですが、紹介帯裏のカット絵が参考になりますよ。
そんな訳で、過去に「glamourous parlor」、「放課後ピンク」を紹介しています「都氏」センセ。
たぶん4冊目くらいな単行本は「イイことしよっ!」です。
全体的にすっきりとした、ラブコメ短編集。
女性のがえっちっぽく描かれており、その描写も重々しさなく、ふんわりと軽めです。
気軽に読めるタイプの単行本でした。
※左:マユミさん、右:あゆさん
顔が見辛いですが…えっちくさい絵をチョイスしてみました(笑)
”ベッドで横になるとすぐ寝てしまう”という「ユキ」さん。
最中でも構わず寝てしまうため、もっぱらえっちはソファの上でした。
そのため、
「ソファ見るとドキドキするようになっちゃった☆」
とか言っていたのです。
そのうち、2人で旅行へ行くことになったんですが、長椅子に長時間揺られていた「ユキさん」は…と、そんなんが短編「パブロフな彼女」
カラー原稿のある冒頭話です。
電車・ボックス席でのえっちでした。
ぽわぽわした彼女が可愛いですね。
台詞中に”秘境”という単語があり、周囲に乗客はいなくなっています。
そのため結構普通にえっちしてるんですが、できれば前半戦は周囲に人がいる中でじわじわシテほしかったかなぁ。
ちなみに、カラー原稿はメインの部分の変形でした。
やっぱり白黒のが味あって良いですね。
むちむちなスタイルで、仕草もえっちくさい「あゆ」さん。
彼女からの告白で付き合う「兵太」くんはそんな彼女に備えて特訓(笑)していたものの、3カ月は何もないまま過ぎてしまったのでした。
そんな訳で、ちょっと誘ってみたところ…
「で…でも私、エッチなことしたくないの…」
そうした、意外な返事が返ってきたのです。
「ナイショのハナシ」はだいたいそんなん。
実は大きく常識がズレた女の子という漫画。
彼女がえっちで想像していた嫌なことの3点は、どちらもお兄ちゃんからの知識でSM寄りでした。
ああ、お兄ちゃん(笑)
その影響でかなり極端な知識を得ており、”彼氏の前では下着を着けない”を実践していました。
デートでの服装はやたら丈の短いスカートでしたけどねー。
一発ネタでしたが、もうちょっと彼女が見たくなるような良いラブコメです。
ちなみに、あとがきでの4コマはこちらのカップル。
兄「佐藤敬一」のアパートへ1日泊めてもらうため、そちらに向かった「佐藤浩次」
なぜか玄関の鍵は開いており、中へ入ったところ…同棲相手「立花雛子」がちょうどシャワーから出てきたところだったのです。
お互い落ち着く間もなく「敬一」が帰宅したため、とりあえず「浩次」は隣の部屋へ隠れることとしたんですが、なんとえっちが始まってしまったのでした。
そんな短編「隣でアイツが寝てる間に」
えっち最中に、覗くこちらに視線を送るのがエロスです。
何よりも彼女自身がこのシチュエーションに刺さっており、チラと見る際の表情が色っぽいのでした。
「こんなにHなこと初めて…」
と言う訳で、兄弟2人を相手にしております。
オチでの彼女がまた必見。
都会で就職した、元隣のお姉さん「アヤ」と「幸(コウ)」のお話「隣のカノジョ」
帰郷した昔馴染みなお姉ちゃん話。
冒頭にて「幸くん」が自転車を走らせている背景には、そこそこなビル群が見えました。
”都会から垢抜けて帰ってきた”という漫画の割りに、ノスタルジー感は薄め。
舞台もほぼ室内だけで、外の風景もありません。
ここはスタンダードな構成にした方が良かったのではないかなぁ。
プラスになるかもしれない要素を自ら排除してしまったような気がします。
また、「アヤさん」には無理矢理グラス飲み干すとか、もっといっぱい・いっぱいな描写がほしかったです。
※かのかさん
この場面でこんな台詞が言えるのはスゴイと思いました。
短編「おねえさん!下着がおちました!」は、現在隣に住んでいる憧れなお姉さん「かのか」さん。
主人公「幸太」くんは偶然風に飛ばされた”えっち下着”を拾ったものの、返す事ができず、また返したくない気持ちもあり、ずっと持っていたのです。
しかし、ある朝に下着について聞かれると、誤魔化すことができず謝ってしまうのでした。
しっかり使用済みなソレを返されたにも関わらず、ヒロイン「かのかさん」はやたら包容力のある素敵な女性。
「ごめんね私のせいで混乱させちゃって」
とか言っていました。
おお、素直に告白して正解なパターンですよ。
しかも、どうやって使うのか、実践して見せてくれていました。
最初はさっと読み飛ばしていましたが、オチの前フリがちゃんと描かれてましたね。
屋上への踊り場でサボっていたところ…
「人に見つかっちゃダメってご主人様に言われたのに……」
とか、偶然にプレイ真っ最中(放置)だった女の子を発見してしまうのでした。
そんな「大人の階段登ったら」は、ブルマも楽しい短編です。
前半のイマイチ噛み合わない会話。
「じゃあいいけど…」、「あの…大丈夫ですか?」、「何が?」
というやり取りがリアルっぽくて面白いですね。
ある程度想定内なのか、単にエロいだけか、慣れた様が素敵です。
中盤でのご主人様登場なイベントも楽しくまとまっており、後半は3名での複数になっていました。
こちらのオチは本編とのギャップが大きく、驚くようなモノです。
あれで…続く学校生活がどんなになるのか、興味ありますねー。
なお、収録されている短編「幼なじみ妻」
主人公「雨宮啓太」の隣に越してきた新婚の「梶取マユミ」は、昔馴染みの「日高マユミ」でした。
そうしたストーリーでしたが、誘う「マユミさん」、えっち最中に旦那が帰宅してばっちり目撃されるなどの流れがそっくり。
心なしか、先のご主人様とこちらの旦那「聡史」はよく似た雰囲気。
ばっちり合体している状態で挨拶される絵ほか、ラストでの描写がやたら可笑しいです。
そう、こちらも会話がいまいち噛み合ってないですね。
ぺこりん、じゃねーだろー(笑)
※左:九重遊美、右:従妹「萌枝ちゃん」
この「遊美さん」の変化をお楽しみに。
眼鏡・みつ編みな優等生っぽい「九重遊美(ここのえ・ゆうみ)」さんの「にゃんな彼女の観察日記」
極度の恥ずかしがり屋という彼女でしたが、初めてお邪魔した自宅ではかなり大胆で、口調も変化するのでした。
照れてる表情が色っぽくて良いですね。
周囲の目がない安心感からか、露出ある服装でラブラブ。
果ては「にゃん」とかネコ語になり、髪の毛も猫耳のようにぴんとはねていました。
あの髪の毛って、単に漫画演出ですよね?
2周目を読んだ際に…冒頭黒猫に驚く描写があり、もしかしたら彼女猫娘か何かの類かとも考えたんですが…それはないか。
短編「おにいちゃんのミカタ☆」のヒロイン・従妹「萌枝(もえ)」ちゃんは、細いツインテールの目立つキャラ。
1人暮らしを始めた「槙(しん)」のアパートに毎週末通ってくる「萌枝ちゃん」
あまり美味くはないようでしたけど、ちゃんと食事の用意をしているなど、家事を頑張っていました。
心地よいラブラブ設定でしたよ。
丁寧な線のすっきり絵柄。
濃淡はどちらかと言うと薄く、描き込みもそこそこありながら見辛さはありません。
ほぼ最近の原稿のみで構成され、安定感は抜群です。
綺麗にまとまってました。
どちらかと言うと丸っこく、目の大きく可愛いキャラ絵。
これが伏し目っぽくなると途端に色っぽさが増すのです。
そのあたりが調整されたキャラもおりましたが、だいたいはどちらの表情も見せており、やや一定ではない印象。
癖があるので、もしかしたら人を選ぶかもしれません。
ただ、ジャンルはラブコメですし、ヒロインも”キュートな女性”として描かれていました。
さして大きな問題ではないでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: ちとコメディーが強い気もしますが、可愛く描かれていました。
・話3: 気軽に楽しめる作品集です。しつこさないだけ、インパクトも薄め。
・独4: 調教もそれっぽさが和らぐ、ふわふわした空気でした。
合計:[11/15]
”本編とは特に関係ありません”とあった、カバー裏の漫画は同じ場面にて男女のそれぞれ別視点で描かれたコメディーでした。
コレがまたなにげに面白かったです。
●携帯向け【イイことしよっ!】
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: PostScript・4コマ、
カバー裏に漫画「モーソーまっしぐら!」・「モーソーモーソーまたモーソー」
・その他: カラー(4P)、短編×9。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「都氏(とし)」センセの「イイことしよっ!」です。
まぁ、単に好みの問題かもしれませんが…。
あの↓表紙は、またちと極端ですね。
過去にも書きましたが、カラーだともともとの良さが半減してしまうようでした。
実際の白黒絵のが刺さると思うで、特に気にしないように。
透けてて見辛いですが、紹介帯裏のカット絵が参考になりますよ。
そんな訳で、過去に「glamourous parlor」、「放課後ピンク」を紹介しています「都氏」センセ。
たぶん4冊目くらいな単行本は「イイことしよっ!」です。
全体的にすっきりとした、ラブコメ短編集。
女性のがえっちっぽく描かれており、その描写も重々しさなく、ふんわりと軽めです。
気軽に読めるタイプの単行本でした。
※左:マユミさん、右:あゆさん
顔が見辛いですが…えっちくさい絵をチョイスしてみました(笑)
”ベッドで横になるとすぐ寝てしまう”という「ユキ」さん。
最中でも構わず寝てしまうため、もっぱらえっちはソファの上でした。
そのため、
「ソファ見るとドキドキするようになっちゃった☆」
とか言っていたのです。
そのうち、2人で旅行へ行くことになったんですが、長椅子に長時間揺られていた「ユキさん」は…と、そんなんが短編「パブロフな彼女」
カラー原稿のある冒頭話です。
電車・ボックス席でのえっちでした。
ぽわぽわした彼女が可愛いですね。
台詞中に”秘境”という単語があり、周囲に乗客はいなくなっています。
そのため結構普通にえっちしてるんですが、できれば前半戦は周囲に人がいる中でじわじわシテほしかったかなぁ。
ちなみに、カラー原稿はメインの部分の変形でした。
やっぱり白黒のが味あって良いですね。
むちむちなスタイルで、仕草もえっちくさい「あゆ」さん。
彼女からの告白で付き合う「兵太」くんはそんな彼女に備えて特訓(笑)していたものの、3カ月は何もないまま過ぎてしまったのでした。
そんな訳で、ちょっと誘ってみたところ…
「で…でも私、エッチなことしたくないの…」
そうした、意外な返事が返ってきたのです。
「ナイショのハナシ」はだいたいそんなん。
実は大きく常識がズレた女の子という漫画。
彼女がえっちで想像していた嫌なことの3点は、どちらもお兄ちゃんからの知識でSM寄りでした。
ああ、お兄ちゃん(笑)
その影響でかなり極端な知識を得ており、”彼氏の前では下着を着けない”を実践していました。
デートでの服装はやたら丈の短いスカートでしたけどねー。
一発ネタでしたが、もうちょっと彼女が見たくなるような良いラブコメです。
ちなみに、あとがきでの4コマはこちらのカップル。
兄「佐藤敬一」のアパートへ1日泊めてもらうため、そちらに向かった「佐藤浩次」
なぜか玄関の鍵は開いており、中へ入ったところ…同棲相手「立花雛子」がちょうどシャワーから出てきたところだったのです。
お互い落ち着く間もなく「敬一」が帰宅したため、とりあえず「浩次」は隣の部屋へ隠れることとしたんですが、なんとえっちが始まってしまったのでした。
そんな短編「隣でアイツが寝てる間に」
えっち最中に、覗くこちらに視線を送るのがエロスです。
何よりも彼女自身がこのシチュエーションに刺さっており、チラと見る際の表情が色っぽいのでした。
「こんなにHなこと初めて…」
と言う訳で、兄弟2人を相手にしております。
オチでの彼女がまた必見。
都会で就職した、元隣のお姉さん「アヤ」と「幸(コウ)」のお話「隣のカノジョ」
帰郷した昔馴染みなお姉ちゃん話。
冒頭にて「幸くん」が自転車を走らせている背景には、そこそこなビル群が見えました。
”都会から垢抜けて帰ってきた”という漫画の割りに、ノスタルジー感は薄め。
舞台もほぼ室内だけで、外の風景もありません。
ここはスタンダードな構成にした方が良かったのではないかなぁ。
プラスになるかもしれない要素を自ら排除してしまったような気がします。
また、「アヤさん」には無理矢理グラス飲み干すとか、もっといっぱい・いっぱいな描写がほしかったです。
※かのかさん
この場面でこんな台詞が言えるのはスゴイと思いました。
短編「おねえさん!下着がおちました!」は、現在隣に住んでいる憧れなお姉さん「かのか」さん。
主人公「幸太」くんは偶然風に飛ばされた”えっち下着”を拾ったものの、返す事ができず、また返したくない気持ちもあり、ずっと持っていたのです。
しかし、ある朝に下着について聞かれると、誤魔化すことができず謝ってしまうのでした。
しっかり使用済みなソレを返されたにも関わらず、ヒロイン「かのかさん」はやたら包容力のある素敵な女性。
「ごめんね私のせいで混乱させちゃって」
とか言っていました。
おお、素直に告白して正解なパターンですよ。
しかも、どうやって使うのか、実践して見せてくれていました。
最初はさっと読み飛ばしていましたが、オチの前フリがちゃんと描かれてましたね。
屋上への踊り場でサボっていたところ…
「人に見つかっちゃダメってご主人様に言われたのに……」
とか、偶然にプレイ真っ最中(放置)だった女の子を発見してしまうのでした。
そんな「大人の階段登ったら」は、ブルマも楽しい短編です。
前半のイマイチ噛み合わない会話。
「じゃあいいけど…」、「あの…大丈夫ですか?」、「何が?」
というやり取りがリアルっぽくて面白いですね。
ある程度想定内なのか、単にエロいだけか、慣れた様が素敵です。
中盤でのご主人様登場なイベントも楽しくまとまっており、後半は3名での複数になっていました。
こちらのオチは本編とのギャップが大きく、驚くようなモノです。
あれで…続く学校生活がどんなになるのか、興味ありますねー。
なお、収録されている短編「幼なじみ妻」
主人公「雨宮啓太」の隣に越してきた新婚の「梶取マユミ」は、昔馴染みの「日高マユミ」でした。
そうしたストーリーでしたが、誘う「マユミさん」、えっち最中に旦那が帰宅してばっちり目撃されるなどの流れがそっくり。
心なしか、先のご主人様とこちらの旦那「聡史」はよく似た雰囲気。
ばっちり合体している状態で挨拶される絵ほか、ラストでの描写がやたら可笑しいです。
そう、こちらも会話がいまいち噛み合ってないですね。
ぺこりん、じゃねーだろー(笑)
※左:九重遊美、右:従妹「萌枝ちゃん」
この「遊美さん」の変化をお楽しみに。
眼鏡・みつ編みな優等生っぽい「九重遊美(ここのえ・ゆうみ)」さんの「にゃんな彼女の観察日記」
極度の恥ずかしがり屋という彼女でしたが、初めてお邪魔した自宅ではかなり大胆で、口調も変化するのでした。
照れてる表情が色っぽくて良いですね。
周囲の目がない安心感からか、露出ある服装でラブラブ。
果ては「にゃん」とかネコ語になり、髪の毛も猫耳のようにぴんとはねていました。
あの髪の毛って、単に漫画演出ですよね?
2周目を読んだ際に…冒頭黒猫に驚く描写があり、もしかしたら彼女猫娘か何かの類かとも考えたんですが…それはないか。
短編「おにいちゃんのミカタ☆」のヒロイン・従妹「萌枝(もえ)」ちゃんは、細いツインテールの目立つキャラ。
1人暮らしを始めた「槙(しん)」のアパートに毎週末通ってくる「萌枝ちゃん」
あまり美味くはないようでしたけど、ちゃんと食事の用意をしているなど、家事を頑張っていました。
心地よいラブラブ設定でしたよ。
丁寧な線のすっきり絵柄。
濃淡はどちらかと言うと薄く、描き込みもそこそこありながら見辛さはありません。
ほぼ最近の原稿のみで構成され、安定感は抜群です。
綺麗にまとまってました。
どちらかと言うと丸っこく、目の大きく可愛いキャラ絵。
これが伏し目っぽくなると途端に色っぽさが増すのです。
そのあたりが調整されたキャラもおりましたが、だいたいはどちらの表情も見せており、やや一定ではない印象。
癖があるので、もしかしたら人を選ぶかもしれません。
ただ、ジャンルはラブコメですし、ヒロインも”キュートな女性”として描かれていました。
さして大きな問題ではないでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: ちとコメディーが強い気もしますが、可愛く描かれていました。
・話3: 気軽に楽しめる作品集です。しつこさないだけ、インパクトも薄め。
・独4: 調教もそれっぽさが和らぐ、ふわふわした空気でした。
合計:[11/15]
”本編とは特に関係ありません”とあった、カバー裏の漫画は同じ場面にて男女のそれぞれ別視点で描かれたコメディーでした。
コレがまたなにげに面白かったです。
イイことしよっ! (ムーグコミックス) (2010/07/28) 都氏 商品詳細を見る |
●携帯向け【イイことしよっ!】
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■辞書とスカート (榎木知之)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・ファッション
・おまけ: あとがき・日常漫画「榎記。」・「軌跡。」、
カバー裏に漫画。
・その他: 初単行本、短編×10。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「榎木知之(えのき・ともゆき)」センセの「辞書[と]スカート」です。
前置きのネタが特にないので、例によって関係のないお話から。
こちらでも紹介しました「こはるびより/みづきたけひと」の最新6巻。
基本的には「住友みのりちゃん」な構成になっており、修業したり、住み込みでメイドしたり、と出番多めでした。
そうした中、「ゆいちゃん」が小さくなってしまう46話が刺さりました。
ここで「ゆいちゃん」はボディメンテのため、一時的にチョコボール箱程度の大きさのバックアップにデータを移されているんですが…テーブルに正座して「村瀬くん」と喋る、手のひらにちょこんと座るコマが最高。
できれば引っ張ってほしかったんですが、残念ながら1話だけでした。
まぁ、あれだとハンドメイドなアニメになっちゃうか。
※おまけ:小さい「ゆいちゃん」
こんなん。
さて、本日は「榎木知之」センセの初単行本です。
「辞書[と]スカート」ですね。
アマゾンで見かけた↓表紙に引っかけられ、あちこち探していましたがようやく手に入れました。
どうですか、なかなか良い感じでしょ?
これがカラー・白黒で雰囲気の変化なく、最も肝心な本編の作画も良好なのでした。
最近発売の一般えっち系単行本では、こちらがベストではないでしょうか。
大学生カップル「榊」くん、「高槻」さんの「道徳ガール」
高校時代に生徒会役員だった「榊」、後輩「高槻」は大学から付き合うようになっていました。
今時の大学生を、
「彼氏だ彼女だチャラチャラと…」
とか批判する、ちょっと変わった感覚の持ち主。
しかし、校内でふと他人のえっちを見掛けた「高槻さん」は…
「いま見たのは一般の、標準的なセックスでしたか、と聞いてるんです」
そんな事を聞いてきたのです。
「榊くん」を”先輩”と言って慕う、おカタい女性。
友人からのコンパの誘いも、勝手に断わってくれていました(笑)
真面目で面白い女性です。
不用意な一言がトンデモない事になるかもしれませんね。
単にモテないだけだった彼のことを極端に誤解・美化しており、やや暴走気味。
えっち関係の知識も乏しいらしく、非常に可愛らしい反応をしていました。
ラストのあれは、まぁ、いかにも彼女らしい発言ですね。
がんばれ。
※左:後輩「高槻さん」、右:ブルマな女性
収録ではこの2人かなぁ。「高槻さん」は面白いキャラだと思います。
ドジっ娘な女性の「ブルマで秘め事」
バスケ練習のため、市民体育館に行った主人公。
しかし、そこにはママさんバレーの練習に来たという女性が体育倉庫室で絡まって動けなくなっていたのでした。
なぜか(笑)ブルマ姿です。
「ジャージとか持っていなくて」
ということで、高校時代のを着用しておりました。
むちむちでヤバめです。
特にネットに絡まっていた絵は、何かのプレイみたいでした。
漫画は、怪我をしたという彼女に”舐めて消毒する”という流れ。
傷口は運の良いことに太もも内側だったりして、そんなトコを「舐めてもらったらダメですか?」とか言われるドキドキなシチュエーションになっていました。
そりゃ、違うトコまで舐めたくなるわね。
なお、「片桐さんはミスをする」のウェイトレス「片桐」さんもドジっ娘な女性。
Mちっくなので、なかなかタチ悪めでした。
「樋口」くんに怒られてる際の表情が必見です。
理不尽な新人研修合宿のお話「名刺の渡し方から腰の使い方まで」
ひでるさんはどっち側でも経験してますが、へんな根性論を叩き込まれたりします。
よく分かんないですね。
最も問題なのは、いまだに”それが効果ある”と思っている筋肉質な人が多いこと。
それも全て否定はしませんが、実際にはどうなのかなぁ。
脱線しました、失礼しました。
漫画はシゴキ相手である先輩「早川」さんに、夜でもシゴかれるというもの(笑)
ほぼ逆レイプでしたね。
途中に描かれていた悪魔コスプレな彼女が可愛いです。
※先輩「早川さん」
この絵がお気に入りです。
主人公「水原」くんは予備校に通う受験生。
親に無理言ってアパートを用意してもらっていたんですが…その隣に住む、志望大学に一発合格していた「入江」さんに、何かと便利に扱われていたのでした。
そんなお話「おべんきょしようぜ!」
「入江さん」は関西弁な女の子。
友人に聞いたところ、あちらの感覚は東京と違って、アパート隣人でも気さくであるようでした。
(※私の友人は隣人のお姉さんに醤油のおすそ分けとか、水道の故障などで呼び出されたそうです。…ちょっとイイかも)
そう考えると、コレは漫画っぽく見えて、結構リアルにありえる事なのかもしれません。
勝手に部屋へ入り、ゲームなんぞをやっていたほか、お風呂まで使っていましたが、彼女。
後半の言動を見る限り、気に入られたということなのでしょうね。
”年下んのに「さん」づけで呼んでしまう”
という、スタイル抜群で大人っぽい彼女「末永こずえ」さん。
しかし、実際は可愛い物が好きだったのでした。
「黒と桃」はそんな短編。
たぶん、「小柴」くんがどれだけ誉めても、本人としては否定し続けるでしょう。
実際には。
ああいった子供の頃から続く感性は、そう簡単に変わったりしないと思います。
あの黒で統一された、ピシっとした服装も嫌いではないですね。
可愛らしい下着を持っていたので、脱がせた際にそんなんだとより盛り上がるんですが…。
(※見えない部分までピシっと決めていた様子)
スカートに慣れていないらしく、照れる反応が良いので、やっぱりたまに着てくれたほうがいいなぁ。
「そんな君に恋をした」のヒロイン「実果」さんは、口数少なく大人しい娘さん。
季節冬なので厚着しているんですが、そんな風景が似合ってます。
真意が読み辛く、普段はちょっと扱いづらい感じでしたが、えっちの際はいい感じ。
付き合う「杜屋」くんが骨抜きになっているのもよく理解できますよ。
※左:木下桃子さん、右:柚子さん
いちおうサンプルを兼ねてます。左右原稿はちょうど1年でした。
ほか、「アナウンサーを目指すなら」はこうしたネタのお約束で、えっち実況話。
ほぼ服を着たままな先輩「美香」さんとがいい感じでしたが、さして捻りなくそのまま終わってしまったのが残念。
「彼女の問題」は”超グレイトなバストHカップ(推定)”という「木下桃子」さん。
「椎名」くんとのやり取りはほぼ恋人同士のじゃれあいみたいなもので、もうひと押しな感覚。
そのため、「まじめに答えて」という彼女に対する回答は結果「△」でしたが、アレで適切だったと思います。
初出によると、もっとも古い原稿であるのが「こいなか」
さすがに最新作と比べてしまうと差を感じますが、大きなものではありません。
問題ないレベルですね。
漫画は東京から帰省した「柚子」さんとのえっちです。
いちおう良い感じにまとまっていましたけど、たぶん彼女は早いうちに戻った方が良さそうだなぁ。
やや強めな細線の絵柄。
濃淡は適度からやや濃いめ、というくらい。
非常に丁寧で描き込みについてもきっちり。
あちこちのバランスにも優れておりました。
特に小さいコマ、背景までをキチンと描かれており、漫画世界の雰囲気作りができています。
初単行本ながら、スタート位置がいきなり高いですよ。
丸い黒眼がキュートな人物絵。
「榎木知之」センセは服装などファッション的なものが洗練されているため、着ているキャラもあまり漫画漫画しておりません。
どこぞの女性雑誌から飛び出てきそうな、垢抜けた感じでありました。
爽やかさがあり、一般えっち系に合っていると思います。
前述しましたように、判断には↓表紙などのカラー絵、あるいは紹介帯のカット絵がいいでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 漫画を含め、かなり巧い方です。次の単行本が楽しみ。
・話3: 一般えっち系らしく、当たり障りのないお話でした。
・独3: 服装など細かくいい感じですが、もうワンパンチほしいです。
合計:[10/15]
作画など表現力ある方なので、短編でどれだけインパクトを残せるか、だと思います。
全体的に悪くはないものの、続きを見たくなるようなお話は少なかったです。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・ファッション
・おまけ: あとがき・日常漫画「榎記。」・「軌跡。」、
カバー裏に漫画。
・その他: 初単行本、短編×10。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「榎木知之(えのき・ともゆき)」センセの「辞書[と]スカート」です。
前置きのネタが特にないので、例によって関係のないお話から。
こちらでも紹介しました「こはるびより/みづきたけひと」の最新6巻。
基本的には「住友みのりちゃん」な構成になっており、修業したり、住み込みでメイドしたり、と出番多めでした。
そうした中、「ゆいちゃん」が小さくなってしまう46話が刺さりました。
ここで「ゆいちゃん」はボディメンテのため、一時的にチョコボール箱程度の大きさのバックアップにデータを移されているんですが…テーブルに正座して「村瀬くん」と喋る、手のひらにちょこんと座るコマが最高。
できれば引っ張ってほしかったんですが、残念ながら1話だけでした。
まぁ、あれだとハンドメイドなアニメになっちゃうか。
※おまけ:小さい「ゆいちゃん」
こんなん。
さて、本日は「榎木知之」センセの初単行本です。
「辞書[と]スカート」ですね。
アマゾンで見かけた↓表紙に引っかけられ、あちこち探していましたがようやく手に入れました。
どうですか、なかなか良い感じでしょ?
これがカラー・白黒で雰囲気の変化なく、最も肝心な本編の作画も良好なのでした。
最近発売の一般えっち系単行本では、こちらがベストではないでしょうか。
大学生カップル「榊」くん、「高槻」さんの「道徳ガール」
高校時代に生徒会役員だった「榊」、後輩「高槻」は大学から付き合うようになっていました。
今時の大学生を、
「彼氏だ彼女だチャラチャラと…」
とか批判する、ちょっと変わった感覚の持ち主。
しかし、校内でふと他人のえっちを見掛けた「高槻さん」は…
「いま見たのは一般の、標準的なセックスでしたか、と聞いてるんです」
そんな事を聞いてきたのです。
「榊くん」を”先輩”と言って慕う、おカタい女性。
友人からのコンパの誘いも、勝手に断わってくれていました(笑)
真面目で面白い女性です。
不用意な一言がトンデモない事になるかもしれませんね。
単にモテないだけだった彼のことを極端に誤解・美化しており、やや暴走気味。
えっち関係の知識も乏しいらしく、非常に可愛らしい反応をしていました。
ラストのあれは、まぁ、いかにも彼女らしい発言ですね。
がんばれ。
※左:後輩「高槻さん」、右:ブルマな女性
収録ではこの2人かなぁ。「高槻さん」は面白いキャラだと思います。
ドジっ娘な女性の「ブルマで秘め事」
バスケ練習のため、市民体育館に行った主人公。
しかし、そこにはママさんバレーの練習に来たという女性が体育倉庫室で絡まって動けなくなっていたのでした。
なぜか(笑)ブルマ姿です。
「ジャージとか持っていなくて」
ということで、高校時代のを着用しておりました。
むちむちでヤバめです。
特にネットに絡まっていた絵は、何かのプレイみたいでした。
漫画は、怪我をしたという彼女に”舐めて消毒する”という流れ。
傷口は運の良いことに太もも内側だったりして、そんなトコを「舐めてもらったらダメですか?」とか言われるドキドキなシチュエーションになっていました。
そりゃ、違うトコまで舐めたくなるわね。
なお、「片桐さんはミスをする」のウェイトレス「片桐」さんもドジっ娘な女性。
Mちっくなので、なかなかタチ悪めでした。
「樋口」くんに怒られてる際の表情が必見です。
理不尽な新人研修合宿のお話「名刺の渡し方から腰の使い方まで」
ひでるさんはどっち側でも経験してますが、へんな根性論を叩き込まれたりします。
よく分かんないですね。
最も問題なのは、いまだに”それが効果ある”と思っている筋肉質な人が多いこと。
それも全て否定はしませんが、実際にはどうなのかなぁ。
脱線しました、失礼しました。
漫画はシゴキ相手である先輩「早川」さんに、夜でもシゴかれるというもの(笑)
ほぼ逆レイプでしたね。
途中に描かれていた悪魔コスプレな彼女が可愛いです。
※先輩「早川さん」
この絵がお気に入りです。
主人公「水原」くんは予備校に通う受験生。
親に無理言ってアパートを用意してもらっていたんですが…その隣に住む、志望大学に一発合格していた「入江」さんに、何かと便利に扱われていたのでした。
そんなお話「おべんきょしようぜ!」
「入江さん」は関西弁な女の子。
友人に聞いたところ、あちらの感覚は東京と違って、アパート隣人でも気さくであるようでした。
(※私の友人は隣人のお姉さんに醤油のおすそ分けとか、水道の故障などで呼び出されたそうです。…ちょっとイイかも)
そう考えると、コレは漫画っぽく見えて、結構リアルにありえる事なのかもしれません。
勝手に部屋へ入り、ゲームなんぞをやっていたほか、お風呂まで使っていましたが、彼女。
後半の言動を見る限り、気に入られたということなのでしょうね。
”年下んのに「さん」づけで呼んでしまう”
という、スタイル抜群で大人っぽい彼女「末永こずえ」さん。
しかし、実際は可愛い物が好きだったのでした。
「黒と桃」はそんな短編。
たぶん、「小柴」くんがどれだけ誉めても、本人としては否定し続けるでしょう。
実際には。
ああいった子供の頃から続く感性は、そう簡単に変わったりしないと思います。
あの黒で統一された、ピシっとした服装も嫌いではないですね。
可愛らしい下着を持っていたので、脱がせた際にそんなんだとより盛り上がるんですが…。
(※見えない部分までピシっと決めていた様子)
スカートに慣れていないらしく、照れる反応が良いので、やっぱりたまに着てくれたほうがいいなぁ。
「そんな君に恋をした」のヒロイン「実果」さんは、口数少なく大人しい娘さん。
季節冬なので厚着しているんですが、そんな風景が似合ってます。
真意が読み辛く、普段はちょっと扱いづらい感じでしたが、えっちの際はいい感じ。
付き合う「杜屋」くんが骨抜きになっているのもよく理解できますよ。
※左:木下桃子さん、右:柚子さん
いちおうサンプルを兼ねてます。左右原稿はちょうど1年でした。
ほか、「アナウンサーを目指すなら」はこうしたネタのお約束で、えっち実況話。
ほぼ服を着たままな先輩「美香」さんとがいい感じでしたが、さして捻りなくそのまま終わってしまったのが残念。
「彼女の問題」は”超グレイトなバストHカップ(推定)”という「木下桃子」さん。
「椎名」くんとのやり取りはほぼ恋人同士のじゃれあいみたいなもので、もうひと押しな感覚。
そのため、「まじめに答えて」という彼女に対する回答は結果「△」でしたが、アレで適切だったと思います。
初出によると、もっとも古い原稿であるのが「こいなか」
さすがに最新作と比べてしまうと差を感じますが、大きなものではありません。
問題ないレベルですね。
漫画は東京から帰省した「柚子」さんとのえっちです。
いちおう良い感じにまとまっていましたけど、たぶん彼女は早いうちに戻った方が良さそうだなぁ。
やや強めな細線の絵柄。
濃淡は適度からやや濃いめ、というくらい。
非常に丁寧で描き込みについてもきっちり。
あちこちのバランスにも優れておりました。
特に小さいコマ、背景までをキチンと描かれており、漫画世界の雰囲気作りができています。
初単行本ながら、スタート位置がいきなり高いですよ。
丸い黒眼がキュートな人物絵。
「榎木知之」センセは服装などファッション的なものが洗練されているため、着ているキャラもあまり漫画漫画しておりません。
どこぞの女性雑誌から飛び出てきそうな、垢抜けた感じでありました。
爽やかさがあり、一般えっち系に合っていると思います。
前述しましたように、判断には↓表紙などのカラー絵、あるいは紹介帯のカット絵がいいでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 漫画を含め、かなり巧い方です。次の単行本が楽しみ。
・話3: 一般えっち系らしく、当たり障りのないお話でした。
・独3: 服装など細かくいい感じですが、もうワンパンチほしいです。
合計:[10/15]
作画など表現力ある方なので、短編でどれだけインパクトを残せるか、だと思います。
全体的に悪くはないものの、続きを見たくなるようなお話は少なかったです。
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