■テンタクルバージン (ほりとも)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ファンタジー
・おまけ: あとがき、描き下ろし(?)「はみ射精(だ)し劇場」、
カバー裏に別絵(表紙の続き)・キャララフ、
描き下ろし「VSアクマっ子」
・その他: カラー(4P)、短編×9。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ほりとも」センセの「テンタクルバージン」です。
本日は時間ないので、直接書きます。
毎度お馴染み、「キルタイムコミュニケーション」さんの単行本。
「ほりとも」センセの「テンタクルバージン」ですね。
こちらは初単行本「フェアリーテールズ」に続く2冊目。
全て短編の構成で、前巻から続くキャラもいます。
そちらを読んでいれば、より楽しめるでしょう。
※エルフ「ニムルさん」
これはびっくりするでしょーねー。
エルフ「ニムル」は接近している魔物の群れの斥候に出ました。
しかし、仲間から心配されていたそのまま不注意から発見されてしまい、得意の弓にて撃退していたんですが…足元に出現した敵の親玉の奇襲によって捕縛されてしまったのです。
だいたいそんな流れの「ニムル奇譚」
魔法が使えないものの、なかなか優れた戦闘力を発揮していた「ニムルさん」
結構戦力になりそうな気もするんですが…やっぱりあのドジっ娘っぽいところかな。
お付き(?)である「テテ」との掛け合いが良く、いいコンビでした。
えっちシーンはお約束に触手です。
今回の↓表紙は「ニムルさん」でしたが、だいたいあんな感じよ。
そちらで刺さった方にはいいでしょう。
金髪に緑服が合うので、個人的にはこちらをカラー原稿で見たかったです。
悪魔を封じるため出陣した聖騎士「ウィルバニア」は、魔物を撃退。
捕まっていた子供を救出したんですが…実はその子こそが騒ぎの元凶だったのです。
描き下ろし「VSアクマっ子」は、「ウィルバニアさん」と触手杖を操るロリ子悪魔のお話。
人によって評価は異なるかもしれませんが…センセの漫画は優しいですね。
中盤からの逆襲が、まさかあーなるとは意外でした。
Wヒロインみたいなネタで、この2人がコンビを組んでも面白そうです。
ありがちですが、設定から他シチュエーションが色々と考えられそうな短編「淫魔シスター カーリーン」
漆黒の森にて、淫魔に捕まってしまった子供たち。
ことごとく退けられた大人らはシスター「カーリーン」に助けを求めたのです。
漆黒の森に入った「カーリーン」はついに淫魔を発見するんですが、子供を盾にされた彼女も撃退されてしまったのです。
「太い鞭みたいなのが巻きついて~」
とか言っていたので、それこそ触手でドカドカ(笑)されるパターンだと思っていたんですが、コレは半分くらい的中。
子供らに囲まれるんですねー。
「カーリーンさん」も指摘していたとおり、彼らセオリーのように操られていなかったのはちょっとしたポイント。
うーん、えっちな格好してるしねぇ。
彼女は、前単行本にて登場した見習いシスター「チリカ」と同じく、スカート丈異常に短いため普通にパンチラしているのです。
折り返し部分には彼女カラー立ち絵があったんですけど…あらためて見ると、相当にえっちな格好で素敵。
そりゃー、若い彼らがふらーっと誘惑もされてしまうのも当然だと思います。
どんなシスターだ(笑)
たかる子供らを払いのけることもできず、大ピンチな彼女でしたが…意識を失ってしまった彼女に代わり、封印されていた淫魔皇女「フェルナル」が出現するのでした。
正反対という性格の2段ヒロインな設定で、”かならずピンチになるべき”こうした漫画にはうってつけ。
オチ部分のおしおき描写、「はみ射精し劇場」の2人も良かったので、他シチュエーションで見たいですね。
※左:シスター「カーリーン」、右:トカゲっ娘「シッポ」
尻尾で釣りをするのでした。良いお尻です。
短編「シッポでフィッシングっ」は前巻から唯一の連続参加、トカゲっ娘「シッポ」ちゃんのお話。
風邪をひいて寝込んでしまったご主人のため、滋養があるとされる”美人魚”を釣りに出掛ける「シッポちゃん」なのでした。
せっかく再登場となった彼女なんですが、残念ながらいまいち。
いやね、自らの尻尾をおとりにして釣りするとか、薄皮スーツみたいなコスチュームは良かったんですよ。
えっちシーンも相手が巨大ダコだったので、吸盤つき触手が嫌らしくていい感じでした。
これが連続したストーリー中の1エピソードならばならいいんですが、単独話でマイナス。
何故かって、やっぱり彼女はご主人とセットでツンデレる方が面白いんだもの。
漫画前後ではそんなんありましたが、やっぱり頻繁に「バカバカ」言ってくれた方が良かったかなぁ。
人見知りで、街の人と会話していた彼女は新鮮。
ここはOKかと。
冒頭にあったカラーのショート短編「教室にて 『見てはいけない』外伝」
こちらも同じく前巻に収録されていた「見てはいけない」の外伝話。
契約でどうのという設定は変わらず、お話的に妥当なページ数だと思います。
「お姫様と7匹の淫獣たち」は、ほのぼの触手漫画。
権力闘争渦巻く宮廷から、森に捨てられてしまった姫「メリル」
彼女がキスによって目覚めると、その目前には7匹の淫獣がいたのです。
これセンセの作風と合致した良作品ですね!
「無望菜志」センセのラブコメ系触手漫画と同列の、愛ある触手えっちとなっています。
まず、実は毒殺されていた「メリルさん」を救ったのからして、彼ら7匹の淫獣。
”身体中の毒は全部吸い出した”…って、そのシーンも見たかったなぁ(笑)
普通に知能あって会話ができ、どうやら自制もきく様子。
(※彼らは初H、と口では言っていました)
そんな訳で、あまり幸福でなかった彼女を優しく触手えっちしておりました。
釣り上げたりしてるんですけどねー。
基本コメディータッチながら辛い過去描写も差し込まれ、諸々を含めてオチでの笑顔は眩しかったです。
幸せそうでなにより。
※左:聖騎士「ウィルバニア」、右:姫「メリル」
こちらの「メリルさん」のお話はなかなか新鮮でした。
騎士訓練場にて、訓練をする王国騎士師第3師団団長「レイチェル」
才色兼備でしたが気性も激しく、年下の皇子にして許嫁「カール」との特訓はイジメのようでした。
しかし…居残った2人は先ほどまでと違った雰囲気だったのです。
こちら「王国騎士師団長レイチェル」はファンタジーですが、よく学園モノで見られるようなパターンですね。
凛々しい彼女が実は~という、委員長などにありそうな展開。
悪くはないものの、冒頭の「レイチェル」はヒステリーちっくにしか映らず、あまり魅力的でなかったのは残念。
また、肝心の過去風景がファンタジーっぽくないのも、マイナスです。
あの下着はちょっと違うと思います。
ほか、「疾風蜂波拳! リンロウ!!」は地下格闘の挑戦者「リンロウ」さん。
ちなみに、相手は淫獣超人「X」なんて人外で、触手えっちなのでした。
こうした拳法娘もよく登場しますね。
「Lilithコレクション 反逆のベレッタ~淫獄ニ堕散ル戦士~」は原作ゲームなお話。
ちょっと大変そうでした。
だいたいの説明から、「ベレッタ」、「ルージュ」という両ヒロインのえっちあり…センセは頑張っていたと思います。
柔らかな線の濃い絵柄。
強い濃淡でページいっぱいに描かれたごっちゃり系で、コテコテとしております。
まぁ、そういったのが売りとなるネタですからね。
心なしか、前巻よりもっさり重くなった感じがしました。
処理が変わったりしてるのかなぁ。
(※描き下ろし漫画のような、ごちゃーとした中にすっきりなイメージでした)
どちらかと言うと可愛らしいヒロイン絵で、コメディーっぽい処理の巧い方。
そのためか、お話も真っ暗なオチは少ないですね。
判断は裏表紙もいいですが、やっぱり立ち読みもできる「キルタイムコミュニケーション」さんのHP、あるいはセンセ自身のHPがヒロインの全身絵が並べられていたのでオススメ。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・さきほど書いたように、前巻のがすっきり見易かったように思いました。
・触手が頻繁に登場するものの、珍しく暗さの少ない漫画になってます。
・「お姫様と7匹の淫獣たち」は非常に良かったんですが、他は全体的にスタンタード。
合計:[11/15]
期待が大きかったのかな。
前巻にあった衝撃度は弱めでした。
また「シッポちゃん」は登場しそうなので、次に期待しましょう。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ファンタジー
・おまけ: あとがき、描き下ろし(?)「はみ射精(だ)し劇場」、
カバー裏に別絵(表紙の続き)・キャララフ、
描き下ろし「VSアクマっ子」
・その他: カラー(4P)、短編×9。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ほりとも」センセの「テンタクルバージン」です。
本日は時間ないので、直接書きます。
毎度お馴染み、「キルタイムコミュニケーション」さんの単行本。
「ほりとも」センセの「テンタクルバージン」ですね。
こちらは初単行本「フェアリーテールズ」に続く2冊目。
全て短編の構成で、前巻から続くキャラもいます。
そちらを読んでいれば、より楽しめるでしょう。
※エルフ「ニムルさん」
これはびっくりするでしょーねー。
エルフ「ニムル」は接近している魔物の群れの斥候に出ました。
しかし、仲間から心配されていたそのまま不注意から発見されてしまい、得意の弓にて撃退していたんですが…足元に出現した敵の親玉の奇襲によって捕縛されてしまったのです。
だいたいそんな流れの「ニムル奇譚」
魔法が使えないものの、なかなか優れた戦闘力を発揮していた「ニムルさん」
結構戦力になりそうな気もするんですが…やっぱりあのドジっ娘っぽいところかな。
お付き(?)である「テテ」との掛け合いが良く、いいコンビでした。
えっちシーンはお約束に触手です。
今回の↓表紙は「ニムルさん」でしたが、だいたいあんな感じよ。
そちらで刺さった方にはいいでしょう。
金髪に緑服が合うので、個人的にはこちらをカラー原稿で見たかったです。
悪魔を封じるため出陣した聖騎士「ウィルバニア」は、魔物を撃退。
捕まっていた子供を救出したんですが…実はその子こそが騒ぎの元凶だったのです。
描き下ろし「VSアクマっ子」は、「ウィルバニアさん」と触手杖を操るロリ子悪魔のお話。
人によって評価は異なるかもしれませんが…センセの漫画は優しいですね。
中盤からの逆襲が、まさかあーなるとは意外でした。
Wヒロインみたいなネタで、この2人がコンビを組んでも面白そうです。
ありがちですが、設定から他シチュエーションが色々と考えられそうな短編「淫魔シスター カーリーン」
漆黒の森にて、淫魔に捕まってしまった子供たち。
ことごとく退けられた大人らはシスター「カーリーン」に助けを求めたのです。
漆黒の森に入った「カーリーン」はついに淫魔を発見するんですが、子供を盾にされた彼女も撃退されてしまったのです。
「太い鞭みたいなのが巻きついて~」
とか言っていたので、それこそ触手でドカドカ(笑)されるパターンだと思っていたんですが、コレは半分くらい的中。
子供らに囲まれるんですねー。
「カーリーンさん」も指摘していたとおり、彼らセオリーのように操られていなかったのはちょっとしたポイント。
うーん、えっちな格好してるしねぇ。
彼女は、前単行本にて登場した見習いシスター「チリカ」と同じく、スカート丈異常に短いため普通にパンチラしているのです。
折り返し部分には彼女カラー立ち絵があったんですけど…あらためて見ると、相当にえっちな格好で素敵。
そりゃー、若い彼らがふらーっと誘惑もされてしまうのも当然だと思います。
どんなシスターだ(笑)
たかる子供らを払いのけることもできず、大ピンチな彼女でしたが…意識を失ってしまった彼女に代わり、封印されていた淫魔皇女「フェルナル」が出現するのでした。
正反対という性格の2段ヒロインな設定で、”かならずピンチになるべき”こうした漫画にはうってつけ。
オチ部分のおしおき描写、「はみ射精し劇場」の2人も良かったので、他シチュエーションで見たいですね。
※左:シスター「カーリーン」、右:トカゲっ娘「シッポ」
尻尾で釣りをするのでした。良いお尻です。
短編「シッポでフィッシングっ」は前巻から唯一の連続参加、トカゲっ娘「シッポ」ちゃんのお話。
風邪をひいて寝込んでしまったご主人のため、滋養があるとされる”美人魚”を釣りに出掛ける「シッポちゃん」なのでした。
せっかく再登場となった彼女なんですが、残念ながらいまいち。
いやね、自らの尻尾をおとりにして釣りするとか、薄皮スーツみたいなコスチュームは良かったんですよ。
えっちシーンも相手が巨大ダコだったので、吸盤つき触手が嫌らしくていい感じでした。
これが連続したストーリー中の1エピソードならばならいいんですが、単独話でマイナス。
何故かって、やっぱり彼女はご主人とセットでツンデレる方が面白いんだもの。
漫画前後ではそんなんありましたが、やっぱり頻繁に「バカバカ」言ってくれた方が良かったかなぁ。
人見知りで、街の人と会話していた彼女は新鮮。
ここはOKかと。
冒頭にあったカラーのショート短編「教室にて 『見てはいけない』外伝」
こちらも同じく前巻に収録されていた「見てはいけない」の外伝話。
契約でどうのという設定は変わらず、お話的に妥当なページ数だと思います。
「お姫様と7匹の淫獣たち」は、ほのぼの触手漫画。
権力闘争渦巻く宮廷から、森に捨てられてしまった姫「メリル」
彼女がキスによって目覚めると、その目前には7匹の淫獣がいたのです。
これセンセの作風と合致した良作品ですね!
「無望菜志」センセのラブコメ系触手漫画と同列の、愛ある触手えっちとなっています。
まず、実は毒殺されていた「メリルさん」を救ったのからして、彼ら7匹の淫獣。
”身体中の毒は全部吸い出した”…って、そのシーンも見たかったなぁ(笑)
普通に知能あって会話ができ、どうやら自制もきく様子。
(※彼らは初H、と口では言っていました)
そんな訳で、あまり幸福でなかった彼女を優しく触手えっちしておりました。
釣り上げたりしてるんですけどねー。
基本コメディータッチながら辛い過去描写も差し込まれ、諸々を含めてオチでの笑顔は眩しかったです。
幸せそうでなにより。
※左:聖騎士「ウィルバニア」、右:姫「メリル」
こちらの「メリルさん」のお話はなかなか新鮮でした。
騎士訓練場にて、訓練をする王国騎士師第3師団団長「レイチェル」
才色兼備でしたが気性も激しく、年下の皇子にして許嫁「カール」との特訓はイジメのようでした。
しかし…居残った2人は先ほどまでと違った雰囲気だったのです。
こちら「王国騎士師団長レイチェル」はファンタジーですが、よく学園モノで見られるようなパターンですね。
凛々しい彼女が実は~という、委員長などにありそうな展開。
悪くはないものの、冒頭の「レイチェル」はヒステリーちっくにしか映らず、あまり魅力的でなかったのは残念。
また、肝心の過去風景がファンタジーっぽくないのも、マイナスです。
あの下着はちょっと違うと思います。
ほか、「疾風蜂波拳! リンロウ!!」は地下格闘の挑戦者「リンロウ」さん。
ちなみに、相手は淫獣超人「X」なんて人外で、触手えっちなのでした。
こうした拳法娘もよく登場しますね。
「Lilithコレクション 反逆のベレッタ~淫獄ニ堕散ル戦士~」は原作ゲームなお話。
ちょっと大変そうでした。
だいたいの説明から、「ベレッタ」、「ルージュ」という両ヒロインのえっちあり…センセは頑張っていたと思います。
柔らかな線の濃い絵柄。
強い濃淡でページいっぱいに描かれたごっちゃり系で、コテコテとしております。
まぁ、そういったのが売りとなるネタですからね。
心なしか、前巻よりもっさり重くなった感じがしました。
処理が変わったりしてるのかなぁ。
(※描き下ろし漫画のような、ごちゃーとした中にすっきりなイメージでした)
どちらかと言うと可愛らしいヒロイン絵で、コメディーっぽい処理の巧い方。
そのためか、お話も真っ暗なオチは少ないですね。
判断は裏表紙もいいですが、やっぱり立ち読みもできる「キルタイムコミュニケーション」さんのHP、あるいはセンセ自身のHPがヒロインの全身絵が並べられていたのでオススメ。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・さきほど書いたように、前巻のがすっきり見易かったように思いました。
・触手が頻繁に登場するものの、珍しく暗さの少ない漫画になってます。
・「お姫様と7匹の淫獣たち」は非常に良かったんですが、他は全体的にスタンタード。
合計:[11/15]
期待が大きかったのかな。
前巻にあった衝撃度は弱めでした。
また「シッポちゃん」は登場しそうなので、次に期待しましょう。
テンタクルバージン (アンリアルコミックス 43) (2009/11/30) ほりとも 商品詳細を見る |
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■ラブラブしちゃうぞ (はんざきじろう)
★まんがデーター [13/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : ラブコメ・年上
・おまけ: あとがき、合間にヒロイン絵。
・その他: 短編×8(うち「ラブラブ・おそろいシスター」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「はんざきじろう」センセの「ラブラブしちゃうぞ」です。
ぱっと↓表紙を見て。
「巧い方だなぁ」
とかなんとか、手に取ってみたら「はんざきじろう」センセでした。
そう、つい先日つい先日に成年系「ラブラブ・らんぶる」を紹介したばかり。
良いリリース間隔ですね。
こちらの「ラブラブしちゃうぞ」は、おそらく4冊目の単行本。
しかも、初の一般単行本なのでした!
すごい!!
えっち系なんですけどね。
よくあるえっち一般な単行本そのまま、短編による構成です。
ただ、↓表紙を飾っている2人のお話だけ巻末に続編がありました。
姉妹、先生などが目立っており、どちらかというとお姉さん系なラブコメ漫画。
読んでいて何となく思いましたが…軽いラブコメ話で……ごめんなさいね。
失礼ながら、そう良質なお話がばちーと揃っている訳ではないと思うんですが…コレが実に楽しく読ませて頂きました。
あちこち良かったです。
似たようなラブコメ漫画では退屈に感じてしまうものもあったりするんですが、そんなんもありません。
こうしたのは、やっぱりセンセの漫画力がスゴイという事なんでしょうかねぇ。
(※漫画力[まんがぢから]:絵とかネタとか漫画に必要な要素の総合力みたいなイメージ)
あ、単純にひでるさん好みである、というのもあると思います。ええ。
※左:妹「茜ちゃん」、右:隣の「ナナさん」
「ラブラブ・おそろいシスター」のメインヒロインは彼女ですよねー
なんと2話ほどありました、「ラブラブ・おそろいシスター」
姉「葵」さんと結婚間近という「タツロー」くんは彼女の頼みもあり、妹「茜」ちゃんを伴ってプライベートビーチまでやってきました。
”義妹とも仲良くなるチャンス”という思いと裏腹に、お姉ちゃん子であった「茜ちゃん」には敵視されていたのです。
しかし、予想外なサイズに成長していた「葵さん」の胸に驚いた彼女は、ちょっとした勘違いもあって「タツローくん」に大きくしてもらうべく胸のマッサージを依頼するのでした…。
だいたいそんな流れ。
いちおう姉妹が登場しますが、漫画のメインはツインテールな妹「茜ちゃん」
単行本の主要ヒロインでは、断トツのぺったり感(笑)
そんな義妹(予定)を、彼女公認でえっちする展開がいいですねー。
スカっと爽やかで。
水着跡が残る日焼けした「茜ちゃん」で終わってしまいましたが…巻末の続編でしっかりフォローです!
これは嬉しい!
いちおう、設定としては1年後。
すっかり打ち解け…過ぎて、3人でスルのが当たり前みたいになっていました。
「葵さん」もそれを受け入れる度量があったんですが…後半で納得。
もしかしたら、この話まだ続いたりして。
「姉×2パニック」は2人の義姉と弟。
これまた宜しい布陣です。
彼女「ミサオ」ちゃんを家に招き、えっちまでいった「ヨシツネ」くん。
しかし、その寸前で邪魔が入って果たせず、また2人の義姉「トモエ(姉:髪ロング)」「シズカ(妹:髪ショート)」が覗いていたことを知った彼は問い詰めるものの、逆に続きの面倒を見てもらうこととなったのでした。
”母親代わり”という義姉は生活からえっち方面まで幅広いサポートだった様子。
1コマだけ描かれていた、精通描写が良かったです。
(※2人の義姉は当時セーラー服)
現実には絶対ないでしょうけれど、あんなんは憧れるなぁ。
ただし、彼にとっては食傷気味なのか、えっち最中にも「ミサオちゃん」の姿を重ねていました。
お熱いかぎり。
ただ…まさかあーしたオチとは、ちょっとびっくり。
それを知った際の「ヨシツネくん」を見てみたいですね。
ちなみに、キャラの名前が源平ちっくなのはセンセの趣味かな。
「ときめき・となりのお姉さん」は隣に住む「ナナ」さん。
失恋して、酔っ払って潰れていた彼女の面倒をみる「ハルキ」くん、という場面設定ですね。
いわゆる”優しく教えてアゲル”なパターンで、たっぷりな色気と年上然とした「ナナさん」が素敵でした。
会社の先輩を家へ招くことに成功した「望月」さんのえっち短編「ドキドキはんてぃんぐ」
「いいからもませろ、そして…はさめっ!!!」
という、彼女の先輩という人からのアドバイス。
流石は恋愛小説家、短いながらも的確・効果的な言葉ですね(笑)
途中でシャワー浴びてしまうんですが…個人的にはその流れのまま突入してほしかったです。
ちなみに、裏表紙が「望月さん」です。
※いちゃいちゃ系作品の2人、左が「~モーニング」、右が「~仲直りH」
「~モーニング」はオチでちょっと驚きました。ああしたもんですかねー。
いちゃいちゃ系作品「いちゃいちゃ・モーニング」、「いちゃいちゃ仲直りH」
似たタイトルだったので並べてみましたが、それぞれは独立した短編です。
まず、「いちゃいちゃ・モーニング」はカップルの朝風景。
昨晩のえっちから泊まりになり、朝を迎えた2人がなんとなくまた始めちゃうラブラブなパターンです。
時間に限りあるため、当初は嫌がっていた”一緒にシャワー”まで実現するなど、「もう勝手にして下さい」というほどのアツアツっぷりでした。
こちらの漫画のスゴイ所はラスト1ページ。
特に隠していた訳ではないでしょうけれど、甘い一夜から日常へ戻る(?)オチ部分が非常に印象的。
なるほど、そんな関係だったのか!
…とか、驚くこと請け合い。たぶん。
「いちゃいちゃ仲直りH」は女教師と生徒「ユージくん」のえっち話。
後輩の女の子と親しげに話していた彼に先生が嫉妬する、みたいなの。
こちらの先生はそうした感情ほか、髪型・服装まで女学生のような可愛らしい女性。
「誓いのキス」とか言っているあたりが、なんだか夢見心地(笑)です。
それでいてスタイルは年相応にむちむちしており、大きな胸は無論のこと腰回りが素敵でした。
この先生はモテるだろうなぁ。
タイトルそのまま幽霊な女の子が登場する「どろろん秘密の同居人」
ファンタジーな描写があり、収録ではやや趣の異なったりは…特にしません。
「シズマ」くんの住むアパートはいわゆるワケ有りの格安物件。
霊感のある彼は幽霊「タマキ」ちゃんの存在を発見しましたが、普通に会話できてバラエティ番組好きという、特に問題ない彼女がためうまく同居しておりました。
ただ彼女を部屋へ呼べないのが唯一の難点だったのです。
しかし、その日は彼女「ユカリ」さんに押されて部屋を見せることとなったのでした。
なぜか巫女装束な幽霊「タマキちゃん」
足は曖昧で人魂を連れている以外は普通の人間と変わらず、この娘が可愛いんですね。
憑依する描写があり、2人を相手にした感覚なのかな。
ちょっと「シズマくん」が羨ましいですが…下手すると名前間違えて怒られそうですね。
※どろろん「タマキちゃん」
この娘さん、居つく原因ってなんなんでしょうね。
乱れずしっかりとした線の絵柄。
濃淡は適度なくらいで、黒ベタがないだけ全体は淡い印象でした。
線の強さもあり、どちらかと言うと濃い目ですがコテコテとはしておりません。
あまり画面はごっちゃりとせず、キャラから背景に至るまで非常にバランス良く描かれているためだと思われます。
色気と可愛さを持ったヒロインが魅力的。
適度なくらいに幅広めなスタイルで、お姉さん~アダルト傾向です。
ぽてっと唇を厚くする描き方はえっちっぽくなるものの、顔全体の個性をソレだけで持っていきかねない、通常は好みを大きく左右してしまうもの。(たぶん)
ただ、「はんざきじろう」センセは通常時は線、えっち時には厚みを出すなど、それを巧く利用されておりました。
絵柄にも、違和感なくマッチしております。(※↓表紙参照)
そんな訳で極端な癖なく、漫画も巧い方なので、こちらに関しては何の問題もありません。
オススメです。
センセがHPにてサンプルを公開しておられましたので、余裕ある方はそちらを参照するのがいいでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・一般向けにも合致する、バランスに優れたものでした。
・登場ヒロインが魅力的に描かれ、楽しくえっちな短編集です。
・個人的意見を最優先。「茜ちゃん」の日焼け跡、「いちゃいちゃ・モーニング」の2話ですね。
合計:[13/15]
えー、最後にちょっと1点だけ。
こちらを見た際からずっと思っていたんですが…この単行本の↓表紙。
背景は「赤」かなぁ…。
髪が黄色、肌も日焼け跡があったりして濃い目なので、暖色・暖色してるんですよ。
水着ですし、内容爽やかラブコメなので、やっぱりブルー系のがセールス的に良かったのでは…。
(※余談:カバー外すと、やっぱり赤なの)
購入時からなんとなくそう感じていましたが、内容を読んだ後はなおさら「やっぱり青だったのでは?」という考えが頭より離れません。
まぁ、何の根拠もデータもないんですけどね。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : ラブコメ・年上
・おまけ: あとがき、合間にヒロイン絵。
・その他: 短編×8(うち「ラブラブ・おそろいシスター」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「はんざきじろう」センセの「ラブラブしちゃうぞ」です。
ぱっと↓表紙を見て。
「巧い方だなぁ」
とかなんとか、手に取ってみたら「はんざきじろう」センセでした。
そう、つい先日つい先日に成年系「ラブラブ・らんぶる」を紹介したばかり。
良いリリース間隔ですね。
こちらの「ラブラブしちゃうぞ」は、おそらく4冊目の単行本。
しかも、初の一般単行本なのでした!
すごい!!
えっち系なんですけどね。
よくあるえっち一般な単行本そのまま、短編による構成です。
ただ、↓表紙を飾っている2人のお話だけ巻末に続編がありました。
姉妹、先生などが目立っており、どちらかというとお姉さん系なラブコメ漫画。
読んでいて何となく思いましたが…軽いラブコメ話で……ごめんなさいね。
失礼ながら、そう良質なお話がばちーと揃っている訳ではないと思うんですが…コレが実に楽しく読ませて頂きました。
あちこち良かったです。
似たようなラブコメ漫画では退屈に感じてしまうものもあったりするんですが、そんなんもありません。
こうしたのは、やっぱりセンセの漫画力がスゴイという事なんでしょうかねぇ。
(※漫画力[まんがぢから]:絵とかネタとか漫画に必要な要素の総合力みたいなイメージ)
あ、単純にひでるさん好みである、というのもあると思います。ええ。
※左:妹「茜ちゃん」、右:隣の「ナナさん」
「ラブラブ・おそろいシスター」のメインヒロインは彼女ですよねー
なんと2話ほどありました、「ラブラブ・おそろいシスター」
姉「葵」さんと結婚間近という「タツロー」くんは彼女の頼みもあり、妹「茜」ちゃんを伴ってプライベートビーチまでやってきました。
”義妹とも仲良くなるチャンス”という思いと裏腹に、お姉ちゃん子であった「茜ちゃん」には敵視されていたのです。
しかし、予想外なサイズに成長していた「葵さん」の胸に驚いた彼女は、ちょっとした勘違いもあって「タツローくん」に大きくしてもらうべく胸のマッサージを依頼するのでした…。
だいたいそんな流れ。
いちおう姉妹が登場しますが、漫画のメインはツインテールな妹「茜ちゃん」
単行本の主要ヒロインでは、断トツのぺったり感(笑)
そんな義妹(予定)を、彼女公認でえっちする展開がいいですねー。
スカっと爽やかで。
水着跡が残る日焼けした「茜ちゃん」で終わってしまいましたが…巻末の続編でしっかりフォローです!
これは嬉しい!
いちおう、設定としては1年後。
すっかり打ち解け…過ぎて、3人でスルのが当たり前みたいになっていました。
「葵さん」もそれを受け入れる度量があったんですが…後半で納得。
もしかしたら、この話まだ続いたりして。
「姉×2パニック」は2人の義姉と弟。
これまた宜しい布陣です。
彼女「ミサオ」ちゃんを家に招き、えっちまでいった「ヨシツネ」くん。
しかし、その寸前で邪魔が入って果たせず、また2人の義姉「トモエ(姉:髪ロング)」「シズカ(妹:髪ショート)」が覗いていたことを知った彼は問い詰めるものの、逆に続きの面倒を見てもらうこととなったのでした。
”母親代わり”という義姉は生活からえっち方面まで幅広いサポートだった様子。
1コマだけ描かれていた、精通描写が良かったです。
(※2人の義姉は当時セーラー服)
現実には絶対ないでしょうけれど、あんなんは憧れるなぁ。
ただし、彼にとっては食傷気味なのか、えっち最中にも「ミサオちゃん」の姿を重ねていました。
お熱いかぎり。
ただ…まさかあーしたオチとは、ちょっとびっくり。
それを知った際の「ヨシツネくん」を見てみたいですね。
ちなみに、キャラの名前が源平ちっくなのはセンセの趣味かな。
「ときめき・となりのお姉さん」は隣に住む「ナナ」さん。
失恋して、酔っ払って潰れていた彼女の面倒をみる「ハルキ」くん、という場面設定ですね。
いわゆる”優しく教えてアゲル”なパターンで、たっぷりな色気と年上然とした「ナナさん」が素敵でした。
会社の先輩を家へ招くことに成功した「望月」さんのえっち短編「ドキドキはんてぃんぐ」
「いいからもませろ、そして…はさめっ!!!」
という、彼女の先輩という人からのアドバイス。
流石は恋愛小説家、短いながらも的確・効果的な言葉ですね(笑)
途中でシャワー浴びてしまうんですが…個人的にはその流れのまま突入してほしかったです。
ちなみに、裏表紙が「望月さん」です。
※いちゃいちゃ系作品の2人、左が「~モーニング」、右が「~仲直りH」
「~モーニング」はオチでちょっと驚きました。ああしたもんですかねー。
いちゃいちゃ系作品「いちゃいちゃ・モーニング」、「いちゃいちゃ仲直りH」
似たタイトルだったので並べてみましたが、それぞれは独立した短編です。
まず、「いちゃいちゃ・モーニング」はカップルの朝風景。
昨晩のえっちから泊まりになり、朝を迎えた2人がなんとなくまた始めちゃうラブラブなパターンです。
時間に限りあるため、当初は嫌がっていた”一緒にシャワー”まで実現するなど、「もう勝手にして下さい」というほどのアツアツっぷりでした。
こちらの漫画のスゴイ所はラスト1ページ。
特に隠していた訳ではないでしょうけれど、甘い一夜から日常へ戻る(?)オチ部分が非常に印象的。
なるほど、そんな関係だったのか!
…とか、驚くこと請け合い。たぶん。
「いちゃいちゃ仲直りH」は女教師と生徒「ユージくん」のえっち話。
後輩の女の子と親しげに話していた彼に先生が嫉妬する、みたいなの。
こちらの先生はそうした感情ほか、髪型・服装まで女学生のような可愛らしい女性。
「誓いのキス」とか言っているあたりが、なんだか夢見心地(笑)です。
それでいてスタイルは年相応にむちむちしており、大きな胸は無論のこと腰回りが素敵でした。
この先生はモテるだろうなぁ。
タイトルそのまま幽霊な女の子が登場する「どろろん秘密の同居人」
ファンタジーな描写があり、収録ではやや趣の異なったりは…特にしません。
「シズマ」くんの住むアパートはいわゆるワケ有りの格安物件。
霊感のある彼は幽霊「タマキ」ちゃんの存在を発見しましたが、普通に会話できてバラエティ番組好きという、特に問題ない彼女がためうまく同居しておりました。
ただ彼女を部屋へ呼べないのが唯一の難点だったのです。
しかし、その日は彼女「ユカリ」さんに押されて部屋を見せることとなったのでした。
なぜか巫女装束な幽霊「タマキちゃん」
足は曖昧で人魂を連れている以外は普通の人間と変わらず、この娘が可愛いんですね。
憑依する描写があり、2人を相手にした感覚なのかな。
ちょっと「シズマくん」が羨ましいですが…下手すると名前間違えて怒られそうですね。
※どろろん「タマキちゃん」
この娘さん、居つく原因ってなんなんでしょうね。
乱れずしっかりとした線の絵柄。
濃淡は適度なくらいで、黒ベタがないだけ全体は淡い印象でした。
線の強さもあり、どちらかと言うと濃い目ですがコテコテとはしておりません。
あまり画面はごっちゃりとせず、キャラから背景に至るまで非常にバランス良く描かれているためだと思われます。
色気と可愛さを持ったヒロインが魅力的。
適度なくらいに幅広めなスタイルで、お姉さん~アダルト傾向です。
ぽてっと唇を厚くする描き方はえっちっぽくなるものの、顔全体の個性をソレだけで持っていきかねない、通常は好みを大きく左右してしまうもの。(たぶん)
ただ、「はんざきじろう」センセは通常時は線、えっち時には厚みを出すなど、それを巧く利用されておりました。
絵柄にも、違和感なくマッチしております。(※↓表紙参照)
そんな訳で極端な癖なく、漫画も巧い方なので、こちらに関しては何の問題もありません。
オススメです。
センセがHPにてサンプルを公開しておられましたので、余裕ある方はそちらを参照するのがいいでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・一般向けにも合致する、バランスに優れたものでした。
・登場ヒロインが魅力的に描かれ、楽しくえっちな短編集です。
・個人的意見を最優先。「茜ちゃん」の日焼け跡、「いちゃいちゃ・モーニング」の2話ですね。
合計:[13/15]
えー、最後にちょっと1点だけ。
こちらを見た際からずっと思っていたんですが…この単行本の↓表紙。
背景は「赤」かなぁ…。
髪が黄色、肌も日焼け跡があったりして濃い目なので、暖色・暖色してるんですよ。
水着ですし、内容爽やかラブコメなので、やっぱりブルー系のがセールス的に良かったのでは…。
(※余談:カバー外すと、やっぱり赤なの)
購入時からなんとなくそう感じていましたが、内容を読んだ後はなおさら「やっぱり青だったのでは?」という考えが頭より離れません。
まぁ、何の根拠もデータもないんですけどね。
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■ドリームハンター麗夢XX 蒼の機関騎士 (火浦R)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ビキニアーマー
・おまけ: あとがき、ゲストページ(原作)、キャラクターデザイン集、
折り返しに「お勉強教室」・挨拶、カバー裏に「続・お勉強教室」
・その他: 原作「奥田誠治」、登場人物紹介、8話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「火浦R(ひうら・あーる)」センセの「ドリームハンター麗夢XX 蒼の機関騎士」です。
こないだの「超昂閃忍ハルカ」と共に、期待していた「キルタイムコミュニケーション」さんの単行本2冊。
…結果としては、あまり良くありません。
「ハルカ」は以前の紹介記事通り、そしてこちらのは「ドリームハンター麗夢」は絵が良かったものの、どうにも期待からズレる展開なのでした。
そのあたり、ざーと書いていきます。
※ヒロイン特集1:色々な服の「麗夢さん」
できればもっとバリエーションが見たいところでした。
「ドリームハンター麗夢XX 蒼の機関騎士」は全て1冊まるまるの長編漫画です。
なんとなーく、記憶にあるような、ないような感じ。
調べてみたところ、OVAを原作として、色々派生していったような作品でした。
ひでるさんはやっぱり今回が初見。
なんとなく記憶にあるような感じを受けるのは、おそらく当時流行だったビキニアーマーからの勘違いだと思います。
ロリっとした主人公「麗夢」が目立っておりますが、基本的には”夢魔”という不確かな相手と闘うミステリーアクションのようなお話みたい。
もともと18禁だったのが、評価を得て一般リリースされた経緯があった様子。
それがためか、今回の漫画もややどっちつかずな印象なんですね。
いちおう成年マークをつけていますが、漫画でそういったシーンはぽろぽろという程度。
捕えられている女の子ほか、「麗夢」の触手えっちなど無い訳ではありませんが、少しだけ。
「麗夢」の変身後がいかにも80年代ちっくな露出の大きいビキニアーマー。
そのため、えっちくさい匂いがしているものの、描写はだいぶソフトに落ち着いています。
簡単に一言で表現するならば、ストーリーに比重があるだけ成年漫画っぽくないのでした。
下手をすれば、同社の一般くくりな「ヴァルキリーコミックス」でもぎりぎりOKなのではと思いました。
原作のそういった事情をよく知っているならば問題ないと思いますが、初見な方の場合は…やっぱり、↓表紙のロリちっくな女の子がそりゃーもう色々な事をされてしまう絵を想像する筈。たぶん。
なにしろ、裏表紙の漫画カットもそういうシーンばかりチョイスされていましたから。
わざわざ書くまでもありませんが、ひでるさんはモロに”勘違いした派”でした。
逆に原作ファンの方にしてみれば、もしかしたらえっち過ぎると評価されるかもしれませんねー。
夢から人を蝕む”夢魔”と戦う少女探偵「綾小路麗夢」
いつものように床についた彼女は、知らぬうちどちらかの夢世界へ入っていました。
「麗夢」の持つ変身能力も使えず、あちこち調べていたところ、巨大な機関車と謎の男「ジョバンニ」が出迎えたのです。
一方、現実世界では携帯電話を持った女の子らが”闇の中から現れる列車に連れ去られる”という謎の事件が発生しておりました。
調査を命じられた警部「榊純一郎」は、協力を得るべく「麗夢」のを探していたものの捕まらず、超心理学者「鬼童海丸(きどう・うみまる)」に接触。
ついに、不穏な気を察知するのでした…と、だいたいそんな導入部。
※ヒロイン特集2:ビキニアーマーな「麗夢さん」
こんなんが好きかどうかが最大のポイント。あっさり破られます(笑)
前述したように、1冊まるまるの長編漫画。
完全新作で、「麗夢さん」の1エピソードという風情になってます。
そのため、シリーズについては”知っているもの”という扱いで、多少説明的な台詞があるくらい。
もくじ部分にはいちおう登場人物紹介があるんですが、ちょっとだけ。
まったく無いよりは親切ですけれど、初見な方には厳しい情報量。
どうせなら1ページくらい使って、OVA作品の紹介とかして盛り上げればいいのに…。
”ドリームハンター”というヒロイン「麗夢さん」
↓表紙では剣を持ってビキニアーマーを着用し、またそれが破れかかっているいい感じなんですが…微妙な活躍。
原作もこんな感じなのかな。
1話目「悪夢の銀河鉄道」は完全に導入という感じ。
おそらく寝間着姿なので、パンチラが目に優しい(笑)程度。
えっち描写は捕まった女の子らの数カットのみでした。
続く2話目「生命の操車場」は、主要登場人物が集結するような回。
修行僧「円光」、サポートの犬猫らが顔を見せるのもこちらから。
えっちシーンはさらに少なく、「麗夢さん」の扱いも少しだけ。
ほぼ、男どもがお話を進めているのです。
前述しました”微妙な活躍”
主要キャラはおやぢと坊主と学者にペットと「麗夢さん」以外に色気がなく、この先のストーリーではえっち描写のためもあってか「麗夢さん」はほとんど捕まったままになるのです。
キャラが彼女だけならば、「キルタイムコミュニケーション」さんのお約束そのまま、えっちなことされつつも事件をじわじわ解決していくんでしょう。
しかし、こちらは変に周辺キャラが大勢いるため、「麗夢さん」が何もしていなくてもお話は勝手に進んでいくのでした。
これが、主役たるヒロインの出番・活躍を少なくし、またサービスシーンもちょろっとという原因なんですね。
2話ラストでようやく変身した「麗夢さん」
続く3話「終着駅の怪人」は、皆さん待望のアクションシーンです。
剣を振るい、触手によってアーマーが破られ、人質を盾にされた彼女は…という、非常に盛り上がるお話になっています。
ストーリーを追っている関係で、各話の差が激しいんですね。
捕まった「麗夢さん」は当然~ということで、4話目「永遠の箱舟」は期待そのままな展開。
触手ですよ。
「体が徐々に元に戻っているのか…」
そんな台詞そのまま、じわじわロリちっくになるところがポイントです。
「お前を全て解析してやるぞ」とか言っていたので、期待したんですが…たまに「麗夢さん」が描かれているものの、ほぼ周辺キャラが活躍。
大まかには6話「電脳魔城の悪意」までそんな感じ。
故あって復活した「麗夢さん」でしたが、活躍する間もなく再び触手に絡め取られてしまうのでした。
やたら簡単に破られてしまうビキニアーマーが実に良い感じ(笑)
ここからクライマックスですよ!
※ヒロイン特集3:触手と「麗夢さん」
あるいはこんなん。回数(ページ)が少なめなのが残念。また、ソフトです。
強めな線の丁寧な絵柄。
濃淡は黒とトーンの目立つ、やや濃い目な感じ。
各キャラ、背景などのバランスに優れており、確かな描写で見易い作画でした。
サイトで見た原作よりも、可愛らしくなった印象。
前述しているように男キャラが活躍しているもののあまりうっとうしさはなく、「麗夢さん」もぷにぷにとキュートに描かれています。
お話のややこしさはありましたが絵的に分かり辛い箇所はなく、こちらについては問題ありません。
非常に良かったと思います。
判断については、ほぼカラーと変化ないので↓表紙を参考にして下さい。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・センセの単行本「火浦係数」に興味がわくほどの画力がありました。原作ファンも納得するのでは。
・敷居が高く、成年漫画では分かり辛い部類。えっちシーンも少なく、読者の期待と合致するか微妙。
・知っていること前提で、漫画部分では夢世界での能力うんぬんという基本が弱かったように思います。
合計:[11/15]
周囲の男キャラがお話を進行していた印象が強く、えっち度もあまり高くはありません。
ページとしても多くないです。ちょっと残念。
敷居も高いままで、シリーズを知っているのが前提という感じでした。
ただし絵は一級品という出来栄えで、ビキニアーマーのロリちっくな可愛いヒロインが触手と戯れる描写がお好みな方なら、楽しめるかもしれません。
えっち目的な場合は要検討のこと。
※こちらが原作
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ビキニアーマー
・おまけ: あとがき、ゲストページ(原作)、キャラクターデザイン集、
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・その他: 原作「奥田誠治」、登場人物紹介、8話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「火浦R(ひうら・あーる)」センセの「ドリームハンター麗夢XX 蒼の機関騎士」です。
こないだの「超昂閃忍ハルカ」と共に、期待していた「キルタイムコミュニケーション」さんの単行本2冊。
…結果としては、あまり良くありません。
「ハルカ」は以前の紹介記事通り、そしてこちらのは「ドリームハンター麗夢」は絵が良かったものの、どうにも期待からズレる展開なのでした。
そのあたり、ざーと書いていきます。
※ヒロイン特集1:色々な服の「麗夢さん」
できればもっとバリエーションが見たいところでした。
「ドリームハンター麗夢XX 蒼の機関騎士」は全て1冊まるまるの長編漫画です。
なんとなーく、記憶にあるような、ないような感じ。
調べてみたところ、OVAを原作として、色々派生していったような作品でした。
ひでるさんはやっぱり今回が初見。
なんとなく記憶にあるような感じを受けるのは、おそらく当時流行だったビキニアーマーからの勘違いだと思います。
ロリっとした主人公「麗夢」が目立っておりますが、基本的には”夢魔”という不確かな相手と闘うミステリーアクションのようなお話みたい。
もともと18禁だったのが、評価を得て一般リリースされた経緯があった様子。
それがためか、今回の漫画もややどっちつかずな印象なんですね。
いちおう成年マークをつけていますが、漫画でそういったシーンはぽろぽろという程度。
捕えられている女の子ほか、「麗夢」の触手えっちなど無い訳ではありませんが、少しだけ。
「麗夢」の変身後がいかにも80年代ちっくな露出の大きいビキニアーマー。
そのため、えっちくさい匂いがしているものの、描写はだいぶソフトに落ち着いています。
簡単に一言で表現するならば、ストーリーに比重があるだけ成年漫画っぽくないのでした。
下手をすれば、同社の一般くくりな「ヴァルキリーコミックス」でもぎりぎりOKなのではと思いました。
原作のそういった事情をよく知っているならば問題ないと思いますが、初見な方の場合は…やっぱり、↓表紙のロリちっくな女の子がそりゃーもう色々な事をされてしまう絵を想像する筈。たぶん。
なにしろ、裏表紙の漫画カットもそういうシーンばかりチョイスされていましたから。
わざわざ書くまでもありませんが、ひでるさんはモロに”勘違いした派”でした。
逆に原作ファンの方にしてみれば、もしかしたらえっち過ぎると評価されるかもしれませんねー。
夢から人を蝕む”夢魔”と戦う少女探偵「綾小路麗夢」
いつものように床についた彼女は、知らぬうちどちらかの夢世界へ入っていました。
「麗夢」の持つ変身能力も使えず、あちこち調べていたところ、巨大な機関車と謎の男「ジョバンニ」が出迎えたのです。
一方、現実世界では携帯電話を持った女の子らが”闇の中から現れる列車に連れ去られる”という謎の事件が発生しておりました。
調査を命じられた警部「榊純一郎」は、協力を得るべく「麗夢」のを探していたものの捕まらず、超心理学者「鬼童海丸(きどう・うみまる)」に接触。
ついに、不穏な気を察知するのでした…と、だいたいそんな導入部。
※ヒロイン特集2:ビキニアーマーな「麗夢さん」
こんなんが好きかどうかが最大のポイント。あっさり破られます(笑)
前述したように、1冊まるまるの長編漫画。
完全新作で、「麗夢さん」の1エピソードという風情になってます。
そのため、シリーズについては”知っているもの”という扱いで、多少説明的な台詞があるくらい。
もくじ部分にはいちおう登場人物紹介があるんですが、ちょっとだけ。
まったく無いよりは親切ですけれど、初見な方には厳しい情報量。
どうせなら1ページくらい使って、OVA作品の紹介とかして盛り上げればいいのに…。
”ドリームハンター”というヒロイン「麗夢さん」
↓表紙では剣を持ってビキニアーマーを着用し、またそれが破れかかっているいい感じなんですが…微妙な活躍。
原作もこんな感じなのかな。
1話目「悪夢の銀河鉄道」は完全に導入という感じ。
おそらく寝間着姿なので、パンチラが目に優しい(笑)程度。
えっち描写は捕まった女の子らの数カットのみでした。
続く2話目「生命の操車場」は、主要登場人物が集結するような回。
修行僧「円光」、サポートの犬猫らが顔を見せるのもこちらから。
えっちシーンはさらに少なく、「麗夢さん」の扱いも少しだけ。
ほぼ、男どもがお話を進めているのです。
前述しました”微妙な活躍”
主要キャラはおやぢと坊主と学者にペットと「麗夢さん」以外に色気がなく、この先のストーリーではえっち描写のためもあってか「麗夢さん」はほとんど捕まったままになるのです。
キャラが彼女だけならば、「キルタイムコミュニケーション」さんのお約束そのまま、えっちなことされつつも事件をじわじわ解決していくんでしょう。
しかし、こちらは変に周辺キャラが大勢いるため、「麗夢さん」が何もしていなくてもお話は勝手に進んでいくのでした。
これが、主役たるヒロインの出番・活躍を少なくし、またサービスシーンもちょろっとという原因なんですね。
2話ラストでようやく変身した「麗夢さん」
続く3話「終着駅の怪人」は、皆さん待望のアクションシーンです。
剣を振るい、触手によってアーマーが破られ、人質を盾にされた彼女は…という、非常に盛り上がるお話になっています。
ストーリーを追っている関係で、各話の差が激しいんですね。
捕まった「麗夢さん」は当然~ということで、4話目「永遠の箱舟」は期待そのままな展開。
触手ですよ。
「体が徐々に元に戻っているのか…」
そんな台詞そのまま、じわじわロリちっくになるところがポイントです。
「お前を全て解析してやるぞ」とか言っていたので、期待したんですが…たまに「麗夢さん」が描かれているものの、ほぼ周辺キャラが活躍。
大まかには6話「電脳魔城の悪意」までそんな感じ。
故あって復活した「麗夢さん」でしたが、活躍する間もなく再び触手に絡め取られてしまうのでした。
やたら簡単に破られてしまうビキニアーマーが実に良い感じ(笑)
ここからクライマックスですよ!
※ヒロイン特集3:触手と「麗夢さん」
あるいはこんなん。回数(ページ)が少なめなのが残念。また、ソフトです。
強めな線の丁寧な絵柄。
濃淡は黒とトーンの目立つ、やや濃い目な感じ。
各キャラ、背景などのバランスに優れており、確かな描写で見易い作画でした。
サイトで見た原作よりも、可愛らしくなった印象。
前述しているように男キャラが活躍しているもののあまりうっとうしさはなく、「麗夢さん」もぷにぷにとキュートに描かれています。
お話のややこしさはありましたが絵的に分かり辛い箇所はなく、こちらについては問題ありません。
非常に良かったと思います。
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【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
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・敷居が高く、成年漫画では分かり辛い部類。えっちシーンも少なく、読者の期待と合致するか微妙。
・知っていること前提で、漫画部分では夢世界での能力うんぬんという基本が弱かったように思います。
合計:[11/15]
周囲の男キャラがお話を進行していた印象が強く、えっち度もあまり高くはありません。
ページとしても多くないです。ちょっと残念。
敷居も高いままで、シリーズを知っているのが前提という感じでした。
ただし絵は一級品という出来栄えで、ビキニアーマーのロリちっくな可愛いヒロインが触手と戯れる描写がお好みな方なら、楽しめるかもしれません。
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■となりのアサミさん (ふうたまろ)
★まんがデーター [13/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : ラブコメ・母
・おまけ: あとがき。
・その他: 短編×10(うち「となりのアサミさん」×9)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ふうたまろ」センセの「となりのアサミさん」です。
ついにプレイしました、「海原川背・旬 ~セカンドエディション完全版~」
良い出来栄えです!
知ってる方は無論のこと、知らない方にはぜひオススメなゲームです。
面白いんですが…もともとアクションが苦手な上に腕は相当鈍っており、ダメダメなひでるさんです。
もっと巧く「川背さん」を操縦してあげたいんですが…もう親指がアツいのですよー。
自分の体はうまくスイングしてるんですけどね(笑)
さて、ゲーム紹介のブログではないので本題をば。
本日は「アナよび」などを紹介しております「ふうたまろ」センセです。
待望の新刊が発売されました!
こちらで5冊目という新刊は「となりのアサミさん」です。
あとがきに書かれていてやっとこさ気付きましたが、センセの短編集「愛・家族―ふうたまろセクシー短編集」の同タイトルを長編漫画用にしたもの。
※コレね。
あらためてそちらを見ると…おおっと、びっくり!!
お持ちの方はぜひそれぞれを見比べて下さい。
1話お風呂のシーン前後です。
「それはいい考えね」の台詞あたりから~背中流すくだりまで、まったく同じ流れです。
セルフパロディのような風情ですねー。
(あ、でも基本的に同じ漫画なのか)
と、うっかりあらすじ書く前に本編へ行ってしまったので、ちょっと戻してあらすじから。
主人公「川崎秋彦」の隣に住む幼馴染み「吉原かがり」ちゃんの母「吉原朝美」さんは、近所でも評判な美人。
その美貌と料理の腕前により、TVにてお料理コーナーを担当するほどでした。
母親のない「秋彦」にとっては母性を感じる存在であると共に、憧れな年上女性でもあったのです。
ある日、「朝美さん」のものらしき下着を拾った「秋彦」がなんとなく1人でしていたところ、内外での公認カップルであった「かがりちゃん」にうっかり目撃されてしまいました。
激しく非難し、絶交まで宣言した彼女の言葉を受けた「朝美さん」は…
「秋彦くん、じゃあ私の恋人になってくれる?」
※じゃあ私の恋人になってくれる?
小さい頃から変わってないですね、この方。
いかにも「ふうたまろ」センセ、というラブコメ漫画でした。
「朝美さん」の方針がため、全裸率が非常に高くなっています。
そのため、あとがきでセンセが書いているようにえっち度は他よりもやや上向きな単行本に仕上がっておりました。
こちらのメインヒロイン「朝美さん」
センセの書かれるアダルトヒロインというのは、一歩下がって皆を優しく導くような存在。
「煽情的家族」の「美紗子さん」とかがソレですね。
しかし、こちらの「朝美さん」は自分に正直な、かなりはっちゃけた女性なのでした。
冒頭での裸エプロン(※↓表紙と同じですが、さらに下着も着けてません)に始まり、いきなりの恋人宣言。
これが単に「かがりちゃん」を素直にさせるための方策かと思いきや、お風呂へ侵入すると彼の妄想そのままというえっちをしておりました。
この方、本気で娘と張り合ってます。
その後も「秋彦くん」の父親から承諾を得ると、同居のため勝手に引っ越しを開始。
さらに、”家の中で服を着るのは禁止”としておりました。
「この世にはね…戦わずに手に入るものなんて何もないのよ」
だって。
どんな人生だったんだろう。
※吉原朝美
はっちゃけ母親。面白い人ですねー。
そうした流れで、むりやり全裸にさせられる娘「かがりちゃん」
豊かな「朝美さん」とは違い、これからなスタイルですねー。
がつがつ貪欲に娘の恋人を奪う母親(笑)と対抗するため、素直に頑張っておりました。
怒ったり、恥ずかしがっている場合ではないですから。
「まじめなだけじゃ幸せにはなれないの…」
うんうん、その通りだ。
「かがりちゃん」は恋人の権利を1つ譲られ、さてこれからというところ登場するのが、もう1人の幼馴染み「菜摘」ちゃん。
センセお得意(たぶん)なツーサイドアップなキャラですね。
ほわほわお嬢さまっぽい割になかなか大胆で、胸も大きめ。
もともと気持ちは封印しようとしていたためか、7話ではナースコスプレ(その下にベルト状の拘束衣)、8話では母親「渚」さんの目前など、登場するたびにはっちゃけていくのでした。
「秋彦くん」モテモテですねー。
決して表情には見せませんが、なにげに監視を強化している「朝美さん」が可愛いです。
なお、6話では「菜摘ちゃん」の母「渚さん」が参戦してます。
行動が多少は怪しいものの、あくまでも娘の幸せを願うなど、「朝美さん」と比べるとだいぶ普通。
しかし、近しい女性と次々にえっちする「秋彦くん」は羨ましいですね。
「かえって苦労するわよ」
という台詞は、おそらく本心からのものでしょう。
※左:かがりちゃん、右:菜摘ちゃん
「家で服着てると変な感じ」とか言ってましたよ。
そんなこんなで、「朝美さん」の下着を発端にしたカオスがどんな決着を迎えるのか、ぜひ単行本でご確認ください。
どう転ぶのか、ラストのぎりぎりまで目が離せない漫画です。
なにげに他単行本のヒロインらがもゲスト出演しているので、そちらも見逃さないように。
なお、複数で乱れる短編「快画の時間!」は、なんとなく「すえひろがり」センセちっくなお話でした。
しなやかな線のすっきり絵柄。
濃淡は適度からやや薄めという具合です。
大変バランスに優れ、決して崩れることない安定感のあるもの。
コテコテしていないものの、ゆったりとした豊かな曲線が微妙なふっくらな肉加減をうまーく表現しております。
「ボクのアダルトヴィーナス」の頃から巧い方でしたが、特に最近の絵は洗練させて綺麗ですね。
お話も含めて多少の癖はありますが、万人に好まれるタイプだと思います。
近い雰囲気だと…「陸乃家鴨」センセかな。
そちらよりもう少し落ち着いた感じです。
↓表紙、裏表紙の判断で良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・ソフトなタッチながら、きっちりえっちな絵柄です。絵的な問題はありません。
・ストーリーよりもえっちに比重のある、はっちゃけ話でした。
・センセ独特なキャラですね。やっぱりアダルトな女性は巧いなぁ。
合計:[13/15]
可愛い↓表紙なんですが…「朝美さん」、もう少し手を上にしてほしかったなぁ(笑)
個人的には、後ろ折り返しの母子絵が好きです。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : ラブコメ・母
・おまけ: あとがき。
・その他: 短編×10(うち「となりのアサミさん」×9)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ふうたまろ」センセの「となりのアサミさん」です。
ついにプレイしました、「海原川背・旬 ~セカンドエディション完全版~」
良い出来栄えです!
知ってる方は無論のこと、知らない方にはぜひオススメなゲームです。
面白いんですが…もともとアクションが苦手な上に腕は相当鈍っており、ダメダメなひでるさんです。
もっと巧く「川背さん」を操縦してあげたいんですが…もう親指がアツいのですよー。
自分の体はうまくスイングしてるんですけどね(笑)
海腹川背・旬 セカンドエディション完全版 (2009/10/29) Nintendo DS 商品詳細を見る |
さて、ゲーム紹介のブログではないので本題をば。
本日は「アナよび」などを紹介しております「ふうたまろ」センセです。
待望の新刊が発売されました!
こちらで5冊目という新刊は「となりのアサミさん」です。
あとがきに書かれていてやっとこさ気付きましたが、センセの短編集「愛・家族―ふうたまろセクシー短編集」の同タイトルを長編漫画用にしたもの。
愛・家族―ふうたまろセクシー短編集 (マンサンコミックス) (2006/03/29) ふうたまろ 商品詳細を見る |
※コレね。
あらためてそちらを見ると…おおっと、びっくり!!
お持ちの方はぜひそれぞれを見比べて下さい。
1話お風呂のシーン前後です。
「それはいい考えね」の台詞あたりから~背中流すくだりまで、まったく同じ流れです。
セルフパロディのような風情ですねー。
(あ、でも基本的に同じ漫画なのか)
と、うっかりあらすじ書く前に本編へ行ってしまったので、ちょっと戻してあらすじから。
主人公「川崎秋彦」の隣に住む幼馴染み「吉原かがり」ちゃんの母「吉原朝美」さんは、近所でも評判な美人。
その美貌と料理の腕前により、TVにてお料理コーナーを担当するほどでした。
母親のない「秋彦」にとっては母性を感じる存在であると共に、憧れな年上女性でもあったのです。
ある日、「朝美さん」のものらしき下着を拾った「秋彦」がなんとなく1人でしていたところ、内外での公認カップルであった「かがりちゃん」にうっかり目撃されてしまいました。
激しく非難し、絶交まで宣言した彼女の言葉を受けた「朝美さん」は…
「秋彦くん、じゃあ私の恋人になってくれる?」
※じゃあ私の恋人になってくれる?
小さい頃から変わってないですね、この方。
いかにも「ふうたまろ」センセ、というラブコメ漫画でした。
「朝美さん」の方針がため、全裸率が非常に高くなっています。
そのため、あとがきでセンセが書いているようにえっち度は他よりもやや上向きな単行本に仕上がっておりました。
こちらのメインヒロイン「朝美さん」
センセの書かれるアダルトヒロインというのは、一歩下がって皆を優しく導くような存在。
「煽情的家族」の「美紗子さん」とかがソレですね。
しかし、こちらの「朝美さん」は自分に正直な、かなりはっちゃけた女性なのでした。
冒頭での裸エプロン(※↓表紙と同じですが、さらに下着も着けてません)に始まり、いきなりの恋人宣言。
これが単に「かがりちゃん」を素直にさせるための方策かと思いきや、お風呂へ侵入すると彼の妄想そのままというえっちをしておりました。
この方、本気で娘と張り合ってます。
その後も「秋彦くん」の父親から承諾を得ると、同居のため勝手に引っ越しを開始。
さらに、”家の中で服を着るのは禁止”としておりました。
「この世にはね…戦わずに手に入るものなんて何もないのよ」
だって。
どんな人生だったんだろう。
※吉原朝美
はっちゃけ母親。面白い人ですねー。
そうした流れで、むりやり全裸にさせられる娘「かがりちゃん」
豊かな「朝美さん」とは違い、これからなスタイルですねー。
がつがつ貪欲に娘の恋人を奪う母親(笑)と対抗するため、素直に頑張っておりました。
怒ったり、恥ずかしがっている場合ではないですから。
「まじめなだけじゃ幸せにはなれないの…」
うんうん、その通りだ。
「かがりちゃん」は恋人の権利を1つ譲られ、さてこれからというところ登場するのが、もう1人の幼馴染み「菜摘」ちゃん。
センセお得意(たぶん)なツーサイドアップなキャラですね。
ほわほわお嬢さまっぽい割になかなか大胆で、胸も大きめ。
もともと気持ちは封印しようとしていたためか、7話ではナースコスプレ(その下にベルト状の拘束衣)、8話では母親「渚」さんの目前など、登場するたびにはっちゃけていくのでした。
「秋彦くん」モテモテですねー。
決して表情には見せませんが、なにげに監視を強化している「朝美さん」が可愛いです。
なお、6話では「菜摘ちゃん」の母「渚さん」が参戦してます。
行動が多少は怪しいものの、あくまでも娘の幸せを願うなど、「朝美さん」と比べるとだいぶ普通。
しかし、近しい女性と次々にえっちする「秋彦くん」は羨ましいですね。
「かえって苦労するわよ」
という台詞は、おそらく本心からのものでしょう。
※左:かがりちゃん、右:菜摘ちゃん
「家で服着てると変な感じ」とか言ってましたよ。
そんなこんなで、「朝美さん」の下着を発端にしたカオスがどんな決着を迎えるのか、ぜひ単行本でご確認ください。
どう転ぶのか、ラストのぎりぎりまで目が離せない漫画です。
なにげに他単行本のヒロインらがもゲスト出演しているので、そちらも見逃さないように。
なお、複数で乱れる短編「快画の時間!」は、なんとなく「すえひろがり」センセちっくなお話でした。
しなやかな線のすっきり絵柄。
濃淡は適度からやや薄めという具合です。
大変バランスに優れ、決して崩れることない安定感のあるもの。
コテコテしていないものの、ゆったりとした豊かな曲線が微妙なふっくらな肉加減をうまーく表現しております。
「ボクのアダルトヴィーナス」の頃から巧い方でしたが、特に最近の絵は洗練させて綺麗ですね。
お話も含めて多少の癖はありますが、万人に好まれるタイプだと思います。
近い雰囲気だと…「陸乃家鴨」センセかな。
そちらよりもう少し落ち着いた感じです。
↓表紙、裏表紙の判断で良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・ソフトなタッチながら、きっちりえっちな絵柄です。絵的な問題はありません。
・ストーリーよりもえっちに比重のある、はっちゃけ話でした。
・センセ独特なキャラですね。やっぱりアダルトな女性は巧いなぁ。
合計:[13/15]
可愛い↓表紙なんですが…「朝美さん」、もう少し手を上にしてほしかったなぁ(笑)
個人的には、後ろ折り返しの母子絵が好きです。
となりのアサミさん (マンサンコミックス) (2009/10/29) ふうたまろ 商品詳細を見る |
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■この願いが叶うなら (袴田めら)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■□□□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 百合・三角関係
・おまけ: あとがき漫画、描き下ろし「魔法の呪文」
・その他: 折り返しにコメント、短編×9(うち「この願いが叶うなら」×5)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「袴田めら(はかまだ・めら)」センセの「この願いが叶うなら」です。
バタバタしてます。
やろうと思っていた単行本があるんですが、ちょっとした事情がためにできなくなってしまいました。
今週は枯渇傾向なので、1つのズレが大きいです。たはー。
ともかく、急遽差し替えたこともあって、ちょろっとですみません。
本日は「袴田めら」センセです。
こないだの「わたしの大切なともだち」ほか何冊かセンセの漫画を取り上げていますが、こちらは百合姫コミックス。
「この願いが叶うなら」で早くも2冊目ですねー。
前の「夜空の王子と朝焼けの姫」は全て短編でしたが、メインの中編と短編による構成。
全4話ほどの「この願いが叶うなら」は、いかにもセンセらしい”甘いだけではない恋愛話”で、さすがに表題となっているだけの漫画でした。
※月子、陽、海
こんな3名の中編漫画です。
「陽」、「海」、「月子」という、とても仲良しな3人組。
うち「陽」の家だけが離れているため、岐路の途中で「海」・「月子」らとは道が分かれることとなるのです。
貸すCDを渡し忘れていた彼女は、戻ってその後を追いかけるんですが…なんと、2人がキスしている現場にはち合わせてしまったのでした…。
そんなんが切っ掛けとなる中編です。
三角関係な百合漫画でした。
1話目は2人の現場を目の当たりにした「陽さん」視点。
ジャンルがために当然恋愛が絡んでいましたが、軽い事柄程度ならああした事は誰しも経験があるでしょう。
むこうの友人同士で、いつの間にか知らぬ話題ができてしまうようなこと。
あれって、ひどく置いてかれたような気分になるものですよね。
2話は一言も台詞がなかった「月子さん」にメインが変更。
そして、ここで明かされるびっくりな真実。
うわ、そっちか(笑)
自らもそうした感情を持っていただけ、やたら冷静な目で見ている彼女が印象的でした。
その後、喋るうちにじわじわと想いを巡らせ、どちらかというと感情を表に出さなかった彼女が崩れてしまう後半が重い。
ついでに、それを受けた「海さん」もずしーっとした重量感があったんですが…続く3話はそんな彼女の主役話。
ひでるさんはココが好き(笑)
気持ちそのまま醜い感情がむき出しになると共に、残っていた冷静さが良心の呵責を生み出し、ぐるぐると悩み・苦しむ様が実に見事でした。
うーん、そう簡単に割り切れるものではないですからねー。
凄い漫画だなぁ。
※コメディーでは済まない、海さんと月子さん
この漫画は「海さん」が良かったです。
表面とは裏腹に、いまいち合致しない3名のラストが果たしてどうなってしまうのか、ぜひ単行本でご確認下さい。
どちらかというと第3者的だった「陽さん」が、きゅっと漫画を締めくくっていました。
ちなみに、描き下ろし「魔法の呪文」はダークさが素敵な「海さん」視点。
どんどん深みにハマっていくこの娘の性格がいいですね。
「止めてくれて…ありがと」
なにげにその台詞は半端ないです。
センセはこうした漫画が本当に巧い方です。
甘さだけでない百合ストーリーもぜひ堪能下さい。
ボケと突っ込みのような関係の2人による短編「雨と初恋」
ぱたぱたと騒がしい「えび」さんと冷静な「ゆかり」さん。
冒頭からの一言二言で返答する「ゆかりさん」が面白いです。
まるで表情を変えなかった彼女が、とある場面で”必要以上に冷静だった普段の顔が崩れる”様が最大のポイント。
先の「月子さん」もそうでしたが、こんな展開大好き。
ほか、小説を書く「久子」さんの恋愛話「ラブレター」
いいところで漫画は終わってしまいますが、ほんわり温かな流れだったので…良い結果になりそうでした。
わかんないけど。
あれでばっさり落とすというのも、逆にアリかもしれませんが。
(※「サヤコ」さんの表情を見る限り、大丈夫そぅな感じでしたけどね)
なお、手紙が飛ぶ、犬がキャッチする描写はやったらコメディーちっくでした。
読まずに食べるのかと思いましたよ。
※左:えびさん・ゆかりさん、右:蜜・綾音
右の2人が「黒づくめの女の子」です。なぜ真っ黒なんでしょう。
”可愛い絵柄の割にブラック描写”という、いかにもセンセらしい短編「うつくしいもの」
こちらは中盤の展開ですね。
甘い空気を一瞬にして凍りつかせておりました。
これもすごいなぁ。
オチについても、他の百合漫画とは一味違ったものなので必見です。
「黒づくめの女の子」もオチが命ですね。
そうか、よく見るとヒントがあちこちにあるんだ。
もしこれから読む方は、どんな話なのかじっくり読むのをオススメします。
まさかこのジャンルでああいったネタがあるとは意外でした。
柔らか線のあっさり絵柄。
白比率が大きく、濃淡も薄めでさらりとした印象です。
ぺったり平面的で、描き込みそこそこという素朴な感覚なのです。
幅広な輪郭と丸い目という独特な人物絵。
バランスが取れているため変な箇所はありませんが、非常に癖が強いタイプなので、好き嫌いが分かれるでしょう。
↓表紙は彩色によってちょっと雰囲気が異なるため、うまーく脳内で線画に変換して判断するのがオススメです。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・かなり癖ある絵柄で、好みはきっちり分かれるでしょう。慣れると気にはならないんですが…。
・可愛らしい絵と裏腹に、甘さのないお話です。それでいてやったらコメディーな部分もあるんですけどね。
・独特なセンスの漫画を描かれる方です。
合計:[12/15]
ほわほわした絵ですが、百合漫画の中ではラブコメ的でないストーリー展開です。
絵・話どちらも人を選ぶものですが、刺さる人には直撃コースな単行本でしょう。
★過去に紹介した百合姫コミックス (※作者名あいうえお順)
・flower*flower ふらわーふらわー/石見翔子
・アオイシロ-青い城の円舞曲-/江戸屋ぽち
・かわいいあなた/乙ひより
・クローバー/乙ひより
・マーメイドライン/金田一蓮十郎
・リンケージ/倉田嘘
・春夏秋冬[限定版]/蔵王大志
・初恋姉妹1巻 3巻[完結] /東雲水生
・百合心中 猫目堂ココロ譚/東雲水生
・EPITAPH エピタフ/硝音あや
・乙女ケーキ/タカハシマコ
・紅蓮紀/武若丸
・少女美学 秘蜜少女 /CHI-RAN
・ゆるゆり/なもり
・voiceful/ナヲコ
・ときめき☆もののけ女学園/南国ばなな
・夜空の王子と朝焼けの姫/袴田めら
・SIMOUN シムーン/速瀬羽柴
・ストロベリーシェイクSweet1巻 2巻[完結] /林家志弦
・飴色紅茶館歓談 限定版/藤枝雅
・極上ドロップス/三国ハヂメ
・マイナスりてらしー/宮下未紀
・絶対×浪漫/むっちりむうにい
・楽園の条件/森島明子
・半熟女子・瑠璃色の夢/森島明子
・くちびるためいきさくらいろ/森永みるく
・GIRL FRIENDS1巻 2巻 /森永みるく[おまけ]
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・絵 :■■□□□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 百合・三角関係
・おまけ: あとがき漫画、描き下ろし「魔法の呪文」
・その他: 折り返しにコメント、短編×9(うち「この願いが叶うなら」×5)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「袴田めら(はかまだ・めら)」センセの「この願いが叶うなら」です。
バタバタしてます。
やろうと思っていた単行本があるんですが、ちょっとした事情がためにできなくなってしまいました。
今週は枯渇傾向なので、1つのズレが大きいです。たはー。
ともかく、急遽差し替えたこともあって、ちょろっとですみません。
本日は「袴田めら」センセです。
こないだの「わたしの大切なともだち」ほか何冊かセンセの漫画を取り上げていますが、こちらは百合姫コミックス。
「この願いが叶うなら」で早くも2冊目ですねー。
前の「夜空の王子と朝焼けの姫」は全て短編でしたが、メインの中編と短編による構成。
全4話ほどの「この願いが叶うなら」は、いかにもセンセらしい”甘いだけではない恋愛話”で、さすがに表題となっているだけの漫画でした。
※月子、陽、海
こんな3名の中編漫画です。
「陽」、「海」、「月子」という、とても仲良しな3人組。
うち「陽」の家だけが離れているため、岐路の途中で「海」・「月子」らとは道が分かれることとなるのです。
貸すCDを渡し忘れていた彼女は、戻ってその後を追いかけるんですが…なんと、2人がキスしている現場にはち合わせてしまったのでした…。
そんなんが切っ掛けとなる中編です。
三角関係な百合漫画でした。
1話目は2人の現場を目の当たりにした「陽さん」視点。
ジャンルがために当然恋愛が絡んでいましたが、軽い事柄程度ならああした事は誰しも経験があるでしょう。
むこうの友人同士で、いつの間にか知らぬ話題ができてしまうようなこと。
あれって、ひどく置いてかれたような気分になるものですよね。
2話は一言も台詞がなかった「月子さん」にメインが変更。
そして、ここで明かされるびっくりな真実。
うわ、そっちか(笑)
自らもそうした感情を持っていただけ、やたら冷静な目で見ている彼女が印象的でした。
その後、喋るうちにじわじわと想いを巡らせ、どちらかというと感情を表に出さなかった彼女が崩れてしまう後半が重い。
ついでに、それを受けた「海さん」もずしーっとした重量感があったんですが…続く3話はそんな彼女の主役話。
ひでるさんはココが好き(笑)
気持ちそのまま醜い感情がむき出しになると共に、残っていた冷静さが良心の呵責を生み出し、ぐるぐると悩み・苦しむ様が実に見事でした。
うーん、そう簡単に割り切れるものではないですからねー。
凄い漫画だなぁ。
※コメディーでは済まない、海さんと月子さん
この漫画は「海さん」が良かったです。
表面とは裏腹に、いまいち合致しない3名のラストが果たしてどうなってしまうのか、ぜひ単行本でご確認下さい。
どちらかというと第3者的だった「陽さん」が、きゅっと漫画を締めくくっていました。
ちなみに、描き下ろし「魔法の呪文」はダークさが素敵な「海さん」視点。
どんどん深みにハマっていくこの娘の性格がいいですね。
「止めてくれて…ありがと」
なにげにその台詞は半端ないです。
センセはこうした漫画が本当に巧い方です。
甘さだけでない百合ストーリーもぜひ堪能下さい。
ボケと突っ込みのような関係の2人による短編「雨と初恋」
ぱたぱたと騒がしい「えび」さんと冷静な「ゆかり」さん。
冒頭からの一言二言で返答する「ゆかりさん」が面白いです。
まるで表情を変えなかった彼女が、とある場面で”必要以上に冷静だった普段の顔が崩れる”様が最大のポイント。
先の「月子さん」もそうでしたが、こんな展開大好き。
ほか、小説を書く「久子」さんの恋愛話「ラブレター」
いいところで漫画は終わってしまいますが、ほんわり温かな流れだったので…良い結果になりそうでした。
わかんないけど。
あれでばっさり落とすというのも、逆にアリかもしれませんが。
(※「サヤコ」さんの表情を見る限り、大丈夫そぅな感じでしたけどね)
なお、手紙が飛ぶ、犬がキャッチする描写はやったらコメディーちっくでした。
読まずに食べるのかと思いましたよ。
※左:えびさん・ゆかりさん、右:蜜・綾音
右の2人が「黒づくめの女の子」です。なぜ真っ黒なんでしょう。
”可愛い絵柄の割にブラック描写”という、いかにもセンセらしい短編「うつくしいもの」
こちらは中盤の展開ですね。
甘い空気を一瞬にして凍りつかせておりました。
これもすごいなぁ。
オチについても、他の百合漫画とは一味違ったものなので必見です。
「黒づくめの女の子」もオチが命ですね。
そうか、よく見るとヒントがあちこちにあるんだ。
もしこれから読む方は、どんな話なのかじっくり読むのをオススメします。
まさかこのジャンルでああいったネタがあるとは意外でした。
柔らか線のあっさり絵柄。
白比率が大きく、濃淡も薄めでさらりとした印象です。
ぺったり平面的で、描き込みそこそこという素朴な感覚なのです。
幅広な輪郭と丸い目という独特な人物絵。
バランスが取れているため変な箇所はありませんが、非常に癖が強いタイプなので、好き嫌いが分かれるでしょう。
↓表紙は彩色によってちょっと雰囲気が異なるため、うまーく脳内で線画に変換して判断するのがオススメです。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・かなり癖ある絵柄で、好みはきっちり分かれるでしょう。慣れると気にはならないんですが…。
・可愛らしい絵と裏腹に、甘さのないお話です。それでいてやったらコメディーな部分もあるんですけどね。
・独特なセンスの漫画を描かれる方です。
合計:[12/15]
ほわほわした絵ですが、百合漫画の中ではラブコメ的でないストーリー展開です。
絵・話どちらも人を選ぶものですが、刺さる人には直撃コースな単行本でしょう。
この願いが叶うなら (IDコミックス 百合姫コミックス) (2009/07/18) 袴田 めら 商品詳細を見る |
★過去に紹介した百合姫コミックス (※作者名あいうえお順)
・flower*flower ふらわーふらわー/石見翔子
・アオイシロ-青い城の円舞曲-/江戸屋ぽち
・かわいいあなた/乙ひより
・クローバー/乙ひより
・マーメイドライン/金田一蓮十郎
・リンケージ/倉田嘘
・春夏秋冬[限定版]/蔵王大志
・初恋姉妹1巻 3巻[完結] /東雲水生
・百合心中 猫目堂ココロ譚/東雲水生
・EPITAPH エピタフ/硝音あや
・乙女ケーキ/タカハシマコ
・紅蓮紀/武若丸
・少女美学 秘蜜少女 /CHI-RAN
・ゆるゆり/なもり
・voiceful/ナヲコ
・ときめき☆もののけ女学園/南国ばなな
・夜空の王子と朝焼けの姫/袴田めら
・SIMOUN シムーン/速瀬羽柴
・ストロベリーシェイクSweet1巻 2巻[完結] /林家志弦
・飴色紅茶館歓談 限定版/藤枝雅
・極上ドロップス/三国ハヂメ
・マイナスりてらしー/宮下未紀
・絶対×浪漫/むっちりむうにい
・楽園の条件/森島明子
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・くちびるためいきさくらいろ/森永みるく
・GIRL FRIENDS1巻 2巻 /森永みるく[おまけ]
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■むれムレ! (花巻かえる)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・初体験
・おまけ: あとがき、ゲストページ、カバー裏にリンク別絵。
・その他: 初単行本、カラー(4P)、
短編×8(うち「恋する姪っ子 めんこい子」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「花巻かえる(はなまき・かえる)」センセの「むれムレ!」です。
最近よく目にするキーワード「東アジア共同体」
これが嫌い。ものすごくイヤ。
個人的に言っているだけなら構いませんが、あの立場の人が各国で勝手に言いふらすのには寒気がします。
あれやめてくんないかなー。
反対の人はかなり多くいると思うんですが…。
…はっ。
臭うつまらん前置きにしてしまいました、すみません。
本日は「花巻かえる」センセの初単行本「むれムレ!」です。
ほぼ短編集という構成で、2話の連続が1エピソード。
男女とも、なにかと初体験が関わるような漫画集となっていました。
楽しい漫画ばかりなので、読後感もいいものですよ。
※乃絵美ちゃん
太眉な「乃絵美ちゃん」です。ヤバイほどのむちむちさですねー。
2話の連続「恋する姪っ子 めんこい子」は裏表紙を飾っているむっちりなヒロイン「乃絵美」ちゃんのお話。
久々に帰省した「大我」くん。
年齢が近く、ほとんど妹という感じに仲良しだった姪「乃絵美ちゃん」と再会しました。
いきなり着替えていた彼女とはち合わせてしまったこともあり、ぎくしゃくしていた2人でしたが…。
大雑把ですが、そんな感じ。
田舎でのえっち場所と言ったら、やっぱり近所の河原ですよねー。
露出の大きいワンピースが、またノスタルジーでいい感じなのです。
こちらの「乃絵美ちゃん」は眉太めでしたが、スタイルもぽよぽよと健康的。
昔の彼女から察するに、どうやら成長してより肉付きの良い感じになったようでした。
(※当時も足はやや太めでしたけど)
彼としてはまったく自然にした肩車から、女を感じてしまう展開もいいと思います。
強い方言の残る台詞は好み次第なんですが…続くエピソードにて効果的に作用していたのでした。
学校見学のため上京した「乃絵美ちゃん」の2話目。
明らかに1話目と違う、垢抜けた服装と標準語がいかにもという感じで素敵です。
やっぱり女の子ですねー。
なにげに下着も黒なんて穿いてましたよ。
とある理由から電車内よりじわじわ始まっており、部屋についた途端のえっちが良かったです。
あれだけ完璧だった言葉もすっかり元通りになっており、そうした点からもえっちを盛り上げていました。
そうか、そんな使い方がありましたね!
これを狙って2話としていたなら、「花巻かえる」センセは只者ではありません。
カラー原稿もある冒頭話「プレゼント」
生徒らに誕生会を開いてもらうこととなった教師「小見川」さん。
しかし、乱交状態だった会場に驚く彼女に対し、委員長「戸松」がプレゼントの説明をするのでした。
だいたいそんな感じの短編。
複数でのえっちに見えますが、メインは”これが初めて”という「小見川先生」
この後も何度か登場する、表題ストレートなパンストが最高ですね。
カラーページでも、大変喜ばしいほどのグラデーションを出していましたよ。
※左:桃子さん、右:愛・綾
コスプレな「桃子さん」です。しっかり決めポーズしてました。
「魔女っ子桃子の憂鬱」はファンタジー要素のない、兄妹の近親漫画。
就職に失敗してから、すっかり引き籠りとなってしまった兄。
そんな彼を心配した妹「桃子」さんは、衣装をこっそり拝借してコスプレ姿で気合を入れようと考えたのです。
しかし、その姿に興奮した兄は…という流れ。
実妹とのコスプレえっちなんですが、”リアル妹がいるのに妹属性って”という部分がいいですねー。
「妹なんだよ?」
…という寸止め台詞ですら、しっかり逆効果になっていました。
なにしろ、基準となっているのが同人なようなので、どうにもなりません(笑)
うわ、ダメ人間だ。
最終的に相手が「桃子さん」だったと気付いていないのも、相当な重症具合でした。
「カッコよかった」という昔の1コマがこれまた良いコメディーです。
でも、あーんな調子の彼が、果たしてそう簡単に社会復帰できるかなぁ。
2人でえっちにハマってそう。
「お義姉ちゃん胚争奪精子ぐらんぷり」は義姉「天音」さんと。
やたらえっちな「天音さん」に弄ばれる「陽」くんという構図です。
あの、ほわほわーっとした感じが凶悪なのよ。
おまけにのーぱん・パンストなんて刺激的な格好をしていました。
あれはえろい。
この漫画はまたオチがいいんですね。
女性の言うOKというのは当てになりません(笑)
課長「早乙女」と職場結婚することとなった「あるみ」
偶然に元彼の「大貫雷太」と再会した彼女は、酔ったそのままホテルへと入ってしまうのでした。
やや過ぎるほどに真面目な「早乙女」に物足りなさを感じていた「あるみ」は…という「元カレは浮気に入りますか?」
新婚さん浮気漫画ですね。(※実際には婚前)
まぁ…元カレとラブホなんぞに行った時点でえっちありきでしょう。
ほとんど抵抗っぽいこともしてませんでしたねー。
そんな訳で、なかなかしたたかなラスト部分にも注目下さい。
えっち最中に電話かかってくるという、お約束なシチュエーションもありました。
※義姉「天音さん」
どちらかにパンスト絵を入れたかったので。
ほか「秘湯!逆ナン温泉~効能:童貞卒業~」は「愛」・「綾」というWヒロインな温泉えっち短編。
タイトルそのまま、2人に誘われた男性陣が筆おろしをしてもらう内容でした。
捕まった「浩」くんが気の毒なような、羨ましいような。わはは。
「むれ←→ムレ」は教師「ゆかな」、同級生「沙織」という、これまたWヒロインもの。
「空太」くんに想いを寄せる2人の争奪戦で、張り合う2人がいい感じ。
ちなみに、「沙織ちゃん」はブルマ、「ゆかな先生」は黒パンストというネタになっています。
さて、どっちが好きですか?
太線のこってり絵柄。
それぞれの絵は大きめでコマをぶち抜くこと多く、ページとしては賑やかですが、コマ単位で見た場合はさほどでもありません。
また、濃淡もそれほど強くはないものの、全体の雰囲気としてはやっぱり濃い目でした。
曲線で幅広な輪郭と大きい目、無くなりがちな鼻という特徴。
むっちり系ですね。
ほぼ個性は確立されており、初単行本ですが安定しています。
キャラなどのバランスを含めてセンセ独特な癖があるため、人を選ぶ作画と思われます。
次巻以降、洗練されてくれば門も広がっていくことでしょう。
白黒絵は↓表紙などのカラーイラストより強いので、判断は濃さをプラスして考えて下さい。
ちなみにカバー裏は↓表紙とのリンク絵でしたが、なんだか本音と建前みたいな感じで面白かったです。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・個人的には好きな系統です。癖が強く、バランスにも個性があったので平均としました。
・読んでいて大きな違和感はなく、自らの絵を生かしたネタ・お話がえっちでした。
・やっぱり「乃絵美ちゃん」のお話ですね。ある程度の統一感もあり、プラス評価にしました。
合計:[11/15]
むちむちキャラで、失礼ながらお話も意外なほどしっかりとしていました。
全体的にひでるさん好みというのもあります。
名前も特徴的で覚え易いので、ぜひ今後も追っかけさせて頂こうと思います。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・初体験
・おまけ: あとがき、ゲストページ、カバー裏にリンク別絵。
・その他: 初単行本、カラー(4P)、
短編×8(うち「恋する姪っ子 めんこい子」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「花巻かえる(はなまき・かえる)」センセの「むれムレ!」です。
最近よく目にするキーワード「東アジア共同体」
これが嫌い。ものすごくイヤ。
個人的に言っているだけなら構いませんが、あの立場の人が各国で勝手に言いふらすのには寒気がします。
あれやめてくんないかなー。
反対の人はかなり多くいると思うんですが…。
…はっ。
臭うつまらん前置きにしてしまいました、すみません。
本日は「花巻かえる」センセの初単行本「むれムレ!」です。
ほぼ短編集という構成で、2話の連続が1エピソード。
男女とも、なにかと初体験が関わるような漫画集となっていました。
楽しい漫画ばかりなので、読後感もいいものですよ。
※乃絵美ちゃん
太眉な「乃絵美ちゃん」です。ヤバイほどのむちむちさですねー。
2話の連続「恋する姪っ子 めんこい子」は裏表紙を飾っているむっちりなヒロイン「乃絵美」ちゃんのお話。
久々に帰省した「大我」くん。
年齢が近く、ほとんど妹という感じに仲良しだった姪「乃絵美ちゃん」と再会しました。
いきなり着替えていた彼女とはち合わせてしまったこともあり、ぎくしゃくしていた2人でしたが…。
大雑把ですが、そんな感じ。
田舎でのえっち場所と言ったら、やっぱり近所の河原ですよねー。
露出の大きいワンピースが、またノスタルジーでいい感じなのです。
こちらの「乃絵美ちゃん」は眉太めでしたが、スタイルもぽよぽよと健康的。
昔の彼女から察するに、どうやら成長してより肉付きの良い感じになったようでした。
(※当時も足はやや太めでしたけど)
彼としてはまったく自然にした肩車から、女を感じてしまう展開もいいと思います。
強い方言の残る台詞は好み次第なんですが…続くエピソードにて効果的に作用していたのでした。
学校見学のため上京した「乃絵美ちゃん」の2話目。
明らかに1話目と違う、垢抜けた服装と標準語がいかにもという感じで素敵です。
やっぱり女の子ですねー。
なにげに下着も黒なんて穿いてましたよ。
とある理由から電車内よりじわじわ始まっており、部屋についた途端のえっちが良かったです。
あれだけ完璧だった言葉もすっかり元通りになっており、そうした点からもえっちを盛り上げていました。
そうか、そんな使い方がありましたね!
これを狙って2話としていたなら、「花巻かえる」センセは只者ではありません。
カラー原稿もある冒頭話「プレゼント」
生徒らに誕生会を開いてもらうこととなった教師「小見川」さん。
しかし、乱交状態だった会場に驚く彼女に対し、委員長「戸松」がプレゼントの説明をするのでした。
だいたいそんな感じの短編。
複数でのえっちに見えますが、メインは”これが初めて”という「小見川先生」
この後も何度か登場する、表題ストレートなパンストが最高ですね。
カラーページでも、大変喜ばしいほどのグラデーションを出していましたよ。
※左:桃子さん、右:愛・綾
コスプレな「桃子さん」です。しっかり決めポーズしてました。
「魔女っ子桃子の憂鬱」はファンタジー要素のない、兄妹の近親漫画。
就職に失敗してから、すっかり引き籠りとなってしまった兄。
そんな彼を心配した妹「桃子」さんは、衣装をこっそり拝借してコスプレ姿で気合を入れようと考えたのです。
しかし、その姿に興奮した兄は…という流れ。
実妹とのコスプレえっちなんですが、”リアル妹がいるのに妹属性って”という部分がいいですねー。
「妹なんだよ?」
…という寸止め台詞ですら、しっかり逆効果になっていました。
なにしろ、基準となっているのが同人なようなので、どうにもなりません(笑)
うわ、ダメ人間だ。
最終的に相手が「桃子さん」だったと気付いていないのも、相当な重症具合でした。
「カッコよかった」という昔の1コマがこれまた良いコメディーです。
でも、あーんな調子の彼が、果たしてそう簡単に社会復帰できるかなぁ。
2人でえっちにハマってそう。
「お義姉ちゃん胚争奪精子ぐらんぷり」は義姉「天音」さんと。
やたらえっちな「天音さん」に弄ばれる「陽」くんという構図です。
あの、ほわほわーっとした感じが凶悪なのよ。
おまけにのーぱん・パンストなんて刺激的な格好をしていました。
あれはえろい。
この漫画はまたオチがいいんですね。
女性の言うOKというのは当てになりません(笑)
課長「早乙女」と職場結婚することとなった「あるみ」
偶然に元彼の「大貫雷太」と再会した彼女は、酔ったそのままホテルへと入ってしまうのでした。
やや過ぎるほどに真面目な「早乙女」に物足りなさを感じていた「あるみ」は…という「元カレは浮気に入りますか?」
新婚さん浮気漫画ですね。(※実際には婚前)
まぁ…元カレとラブホなんぞに行った時点でえっちありきでしょう。
ほとんど抵抗っぽいこともしてませんでしたねー。
そんな訳で、なかなかしたたかなラスト部分にも注目下さい。
えっち最中に電話かかってくるという、お約束なシチュエーションもありました。
※義姉「天音さん」
どちらかにパンスト絵を入れたかったので。
ほか「秘湯!逆ナン温泉~効能:童貞卒業~」は「愛」・「綾」というWヒロインな温泉えっち短編。
タイトルそのまま、2人に誘われた男性陣が筆おろしをしてもらう内容でした。
捕まった「浩」くんが気の毒なような、羨ましいような。わはは。
「むれ←→ムレ」は教師「ゆかな」、同級生「沙織」という、これまたWヒロインもの。
「空太」くんに想いを寄せる2人の争奪戦で、張り合う2人がいい感じ。
ちなみに、「沙織ちゃん」はブルマ、「ゆかな先生」は黒パンストというネタになっています。
さて、どっちが好きですか?
太線のこってり絵柄。
それぞれの絵は大きめでコマをぶち抜くこと多く、ページとしては賑やかですが、コマ単位で見た場合はさほどでもありません。
また、濃淡もそれほど強くはないものの、全体の雰囲気としてはやっぱり濃い目でした。
曲線で幅広な輪郭と大きい目、無くなりがちな鼻という特徴。
むっちり系ですね。
ほぼ個性は確立されており、初単行本ですが安定しています。
キャラなどのバランスを含めてセンセ独特な癖があるため、人を選ぶ作画と思われます。
次巻以降、洗練されてくれば門も広がっていくことでしょう。
白黒絵は↓表紙などのカラーイラストより強いので、判断は濃さをプラスして考えて下さい。
ちなみにカバー裏は↓表紙とのリンク絵でしたが、なんだか本音と建前みたいな感じで面白かったです。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・個人的には好きな系統です。癖が強く、バランスにも個性があったので平均としました。
・読んでいて大きな違和感はなく、自らの絵を生かしたネタ・お話がえっちでした。
・やっぱり「乃絵美ちゃん」のお話ですね。ある程度の統一感もあり、プラス評価にしました。
合計:[11/15]
むちむちキャラで、失礼ながらお話も意外なほどしっかりとしていました。
全体的にひでるさん好みというのもあります。
名前も特徴的で覚え易いので、ぜひ今後も追っかけさせて頂こうと思います。
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■乙女王子~女子高漫研ホストクラブ~ (888)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : コメディー・ホスト
・おまけ: 描き下ろし「エピローグ(おまけ漫画)」、
カバー裏に”一番最初に描いた登場人物設定”・予告カット。
・その他: 9話+おまけ収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「888(はちはちはち)」センセの「乙女王子~女子高漫研ホストクラブ~」です。
「あそびにいくヨ!」の漫画版でお馴染み「888」センセの新刊。
7冊目の単行本は「乙女王子~女子高漫研ホストクラブ~」でした。
でました、最近流行り(?)なホストの漫画。
1巻完結の一般コメディーとなっており、読んでの感覚として長さはこんなものかなぁ。
※漫研(ホストクラブ)ヒロインズ
…あ、主人公を↓下の固有絵に出し忘れました。左の娘が「ひよなちゃん」
漫画好きな主人公「小形ひよな」
桜花女子校へ入学した彼女は当然、漫画研究部を目指しました。
しかし、そこで彼女が見たものは、酷い部室と漫画知識のない先輩達だったのです。
唯一経験のあった「ひよな」は部で指導をすることとなったんですが、なにしろ道具を揃えると共に部室修繕の必要もあり、”とにかくお金が必要”だったのです。
さらに悪い事は重なり、部員が不足していたことで漫画研究部同好会に降格されることとなってしまうのです。
降格を告げにきた生徒会副会長「比田井」の弱点を掴んだ漫研部長「金堂」は、皆でホストクラブをして彼女を接待することを提案したのでした…。
だいたいそんな流れ。
部活コメディーというこちら。
女子校の漫研ながら、ホストに流れてしまうというお話の妙がポイントでしょう。
漫画研究部で…廃部とかなんとかって……こないだ紹介の「げーむ部!/かたせなの」と同じ流れですね。
つい最近読んだそちらと基本部分が同じだったので、どうしても脳内で比較してしまうのです。
※左:部長「金堂さん」、右:副会長「比田井さん」
なにげに準主役というべき「比田井さん」です。後半は出ずっぱり。
先輩が一斉に抜けてしまったため、まったく活動していなかったこちらの漫研。
ただし、部長「金堂さん」を始め皆やる気はあり、目的は違えども部の存続を願っています。
それに比べ、手芸部なのに楽しく漫画活動をしており、廃部と決まってから急に仲間だのなんだのとシリアスになってしまう「げーむ部!」はやっぱり変。
また、降格されてあれこれという部分について、徹底的にコメディーしていました。
うん、中途半端にシリアスを入れるより、これのが正解だと思います。
(※人それぞれですが)
…まぁ、あっちは女の子の可愛らしさが最大の売りなので、基本的に意味が違うのでしょうけれど。
降格(廃部)となってから、まったく別のことを始めるのも同様な展開。
勢いだけでゲーム部と言っていたのに対し、こちらは副会長「比田井さん」を篭絡する目的でホストを決めておりました。
この部分については、今回の「乙女王子」のがちゃんとした流れですよね。
しかも前述しているように、ココが漫画の売りなのです。
女の子オンリー世界でのホストということで、基本コメディーながら百合漫画ちっくなところもありました。
ちなみに、ホスト宣言をする段階までで2話ほど経過しております。
続く3話はそうした勢いのまま手探りでやったものが、見事に失敗するネタ。
相当に酷く、マニアな「比田井さん」が怒るのも無理ないですが、格好はともかく実はあれ結構リアルだと思いました。
学校でホストとか言っても、普通はあんなものでしょうからねー。
そんな失敗から立ち直り、本格的にホスト活動の始まる4話以降がまた非常に面白いのです。
※左:宇田川さん、右:昌さん
ホスト実力発揮、な2人。後半はこの2人によって「ひよな」の出番を減らしていました。
部長になりたかったがため、漫画部にいるという漫研部長「金堂さん」
行動・決断早くノリが良いという、リーダー素質のある方でしょう。
ただし勢いだけの部分多く、そんな彼女をうまくサポートしているのが部活掛け持ちをしている「宇田川さん」
彼女は顔が広く、成績優秀(教師にも顔がきく)で運動も(掛け持ちするほどに)出来るという、まさに万能キャラです。
背丈あって話が巧く、また演劇部もやっていることで、最もホストとして安定感がありました。
もともと学校で人気があるというのも納得。
たぶん1番人気ではないかなぁ。
無口ながら身長は最も高く、形だけで言えば最も似合っているのが「昌さん」
↓表紙も彼女ですよね。
いちおう「ひよなさん」の入部前からやる気あったらしく、ノートマンガなんて描いておりました。
うわ、懐かしいですねー。
ひでるさんも過去にあんなんやってましたよ。
「昌先輩ってなんなんだろう…」
という台詞がありましたけど、登場キャラでは最もいじくられていたのも彼女。
普段ぼーっとして目立たない割に、エスコートを巧く担当するほか、叩かれそうになった「ひよな」を守るシーンなど、随所で格好いいところを見せておりました。
おデコ、みつ編み、眼鏡という典型的な容姿の生徒会副会長「比田井さん」
そもそもの発端は、彼女がアイドル・美男子が好きだということを知られたため。
そんな訳で、漫画の半分は彼女の物語と言っても過言でありません。
後半では、ついに漫研ホストクラブのある方とデートになるんですが…どうなるかは秘密。
柔らかな線のすっきり絵柄。
適度な濃淡具合でバランスも良いです。
ただ、コメディーなジャンルがため崩し絵は多く、勢いはあるもののセンセの描かれる女の子が好きな方には微妙かもしれません。
(※しかもホストですからねー)
テンポにも優れ、漫画力(※漫画力[まんがぢから]:絵とかネタとか漫画に必要な要素の総合力みたいなイメージ)のある方だと思います。
全体として、絵的には↓表紙・裏表紙の判断で良いものの、ジャンル・ネタ的に癖が強いため、人を選ぶと思います。
紹介帯・裏面のあらすじなどで判断して下さい。
”女子だけのホストクラブ”というネタがなかなかおもしろかったので、もうちょっと色々なパターンを見たいような気もするんですが…本来は漫画研究部な訳ですし、このくらいが適度かな。
そう、あれだけ脱線していながら、ちゃんと売り上げを漫画部の部費としていたのは凄いですね。
こんな漫画研究部、そして部費目的のホスト活動がどうなってしまうか、ぜひ単行本にてどうぞ。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : コメディー・ホスト
・おまけ: 描き下ろし「エピローグ(おまけ漫画)」、
カバー裏に”一番最初に描いた登場人物設定”・予告カット。
・その他: 9話+おまけ収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「888(はちはちはち)」センセの「乙女王子~女子高漫研ホストクラブ~」です。
「あそびにいくヨ!」の漫画版でお馴染み「888」センセの新刊。
7冊目の単行本は「乙女王子~女子高漫研ホストクラブ~」でした。
でました、最近流行り(?)なホストの漫画。
1巻完結の一般コメディーとなっており、読んでの感覚として長さはこんなものかなぁ。
※漫研(ホストクラブ)ヒロインズ
…あ、主人公を↓下の固有絵に出し忘れました。左の娘が「ひよなちゃん」
漫画好きな主人公「小形ひよな」
桜花女子校へ入学した彼女は当然、漫画研究部を目指しました。
しかし、そこで彼女が見たものは、酷い部室と漫画知識のない先輩達だったのです。
唯一経験のあった「ひよな」は部で指導をすることとなったんですが、なにしろ道具を揃えると共に部室修繕の必要もあり、”とにかくお金が必要”だったのです。
さらに悪い事は重なり、部員が不足していたことで漫画研究部同好会に降格されることとなってしまうのです。
降格を告げにきた生徒会副会長「比田井」の弱点を掴んだ漫研部長「金堂」は、皆でホストクラブをして彼女を接待することを提案したのでした…。
だいたいそんな流れ。
部活コメディーというこちら。
女子校の漫研ながら、ホストに流れてしまうというお話の妙がポイントでしょう。
漫画研究部で…廃部とかなんとかって……こないだ紹介の「げーむ部!/かたせなの」と同じ流れですね。
つい最近読んだそちらと基本部分が同じだったので、どうしても脳内で比較してしまうのです。
※左:部長「金堂さん」、右:副会長「比田井さん」
なにげに準主役というべき「比田井さん」です。後半は出ずっぱり。
先輩が一斉に抜けてしまったため、まったく活動していなかったこちらの漫研。
ただし、部長「金堂さん」を始め皆やる気はあり、目的は違えども部の存続を願っています。
それに比べ、手芸部なのに楽しく漫画活動をしており、廃部と決まってから急に仲間だのなんだのとシリアスになってしまう「げーむ部!」はやっぱり変。
また、降格されてあれこれという部分について、徹底的にコメディーしていました。
うん、中途半端にシリアスを入れるより、これのが正解だと思います。
(※人それぞれですが)
…まぁ、あっちは女の子の可愛らしさが最大の売りなので、基本的に意味が違うのでしょうけれど。
降格(廃部)となってから、まったく別のことを始めるのも同様な展開。
勢いだけでゲーム部と言っていたのに対し、こちらは副会長「比田井さん」を篭絡する目的でホストを決めておりました。
この部分については、今回の「乙女王子」のがちゃんとした流れですよね。
しかも前述しているように、ココが漫画の売りなのです。
女の子オンリー世界でのホストということで、基本コメディーながら百合漫画ちっくなところもありました。
ちなみに、ホスト宣言をする段階までで2話ほど経過しております。
続く3話はそうした勢いのまま手探りでやったものが、見事に失敗するネタ。
相当に酷く、マニアな「比田井さん」が怒るのも無理ないですが、格好はともかく実はあれ結構リアルだと思いました。
学校でホストとか言っても、普通はあんなものでしょうからねー。
そんな失敗から立ち直り、本格的にホスト活動の始まる4話以降がまた非常に面白いのです。
※左:宇田川さん、右:昌さん
ホスト実力発揮、な2人。後半はこの2人によって「ひよな」の出番を減らしていました。
部長になりたかったがため、漫画部にいるという漫研部長「金堂さん」
行動・決断早くノリが良いという、リーダー素質のある方でしょう。
ただし勢いだけの部分多く、そんな彼女をうまくサポートしているのが部活掛け持ちをしている「宇田川さん」
彼女は顔が広く、成績優秀(教師にも顔がきく)で運動も(掛け持ちするほどに)出来るという、まさに万能キャラです。
背丈あって話が巧く、また演劇部もやっていることで、最もホストとして安定感がありました。
もともと学校で人気があるというのも納得。
たぶん1番人気ではないかなぁ。
無口ながら身長は最も高く、形だけで言えば最も似合っているのが「昌さん」
↓表紙も彼女ですよね。
いちおう「ひよなさん」の入部前からやる気あったらしく、ノートマンガなんて描いておりました。
うわ、懐かしいですねー。
ひでるさんも過去にあんなんやってましたよ。
「昌先輩ってなんなんだろう…」
という台詞がありましたけど、登場キャラでは最もいじくられていたのも彼女。
普段ぼーっとして目立たない割に、エスコートを巧く担当するほか、叩かれそうになった「ひよな」を守るシーンなど、随所で格好いいところを見せておりました。
おデコ、みつ編み、眼鏡という典型的な容姿の生徒会副会長「比田井さん」
そもそもの発端は、彼女がアイドル・美男子が好きだということを知られたため。
そんな訳で、漫画の半分は彼女の物語と言っても過言でありません。
後半では、ついに漫研ホストクラブのある方とデートになるんですが…どうなるかは秘密。
柔らかな線のすっきり絵柄。
適度な濃淡具合でバランスも良いです。
ただ、コメディーなジャンルがため崩し絵は多く、勢いはあるもののセンセの描かれる女の子が好きな方には微妙かもしれません。
(※しかもホストですからねー)
テンポにも優れ、漫画力(※漫画力[まんがぢから]:絵とかネタとか漫画に必要な要素の総合力みたいなイメージ)のある方だと思います。
全体として、絵的には↓表紙・裏表紙の判断で良いものの、ジャンル・ネタ的に癖が強いため、人を選ぶと思います。
紹介帯・裏面のあらすじなどで判断して下さい。
”女子だけのホストクラブ”というネタがなかなかおもしろかったので、もうちょっと色々なパターンを見たいような気もするんですが…本来は漫画研究部な訳ですし、このくらいが適度かな。
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■ラブラブ・らんぶる (はんざきじろう)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ハーレム
・おまけ: 修正あり、描き下ろし「パジャマパーティーおまけシーン」
・その他: カラー(4P)、短編×11(全て同一世界・描き下ろしのぞく)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「はんざきじろう」センセの「ラブラブ・らんぶる」です。
うわ、これも全て同一世界モノなんですね。
↓表紙・裏表紙では絶対に違うと思っていたんですが、良い方面で驚きです。
(※ちなみに…裏表紙のあらすじ部分にはしっかり”全シリーズを収録”って書いてありました)
さて、「はんざきじろう」センセの新刊です。
たぶんひでるさんはこちらが初見。
3冊目「ラブラブ・らんぶる」ですね。
こちらは前述したように全て同一世界のお話。
ストーリーよりえっちに比重があり、好みは分かれるでしょうけれど成年漫画としてはこれも正解。
登場で男性は「タクミ」くんだけで、完全なハーレム漫画です。
同級生以外は家庭教師、人妻など年齢高めなのがポイント。
大人気シリーズというのも納得です。
※家庭教師「アヤさん」・幼馴染み「マイさん」
どうしても掲載したかった、眼鏡な「アヤさん」です。こりゃーいー!!
前中後編の3話「うきうきごほうびレッスン」
ぽってり唇がセクシーな「アヤ」さんを家庭教師とする、主人公「タクミ」くん。
最近は幼馴染みの「沖田マイ」さんがいぶかしむほど浮かれていました。
それもその筈、彼は「アヤさん」との間に”成績が良ければご褒美”という約束をしていたのです…。
そもそも、全て物語の発端となっているのがこちら。
ここはよくありがちな、家庭教師からのえっちレッスン、その影響から幼馴染みとのカップル化という漫画でした。
前半の採点シーン~すっとぼける流れはいかにもという感じで、「アヤさん」の素敵さが溢れています。
掴みOKですね。
また、勉強中の「アヤさん」には眼鏡姿もあったんですが、才女然としたそちらもいいですねー。
これが、えっち前に外しちゃうんですけど。
そんなんでいて、
「タクミくんのためにHな下着してきちゃった」
…とか言うあたりが、凶悪な可愛らしさです。
中編ではお風呂えっち。
こちらになると、ほぼ家庭教師という設定は関係ないですね(笑)
後半になって、ようやくメインヒロイン「マイさん」が(まともに)登場。
剣道なんてやっている、ポニーテールと絆創膏が特徴のスポーツ少女。
家がお隣で、2話ラストの描写から気軽にベランダを行き来する仲なので…あんなことが起こるのも当然ですね。
こちらでの「アヤさん」、「マイさん」という2人の言動に注目。
幼馴染みの慣れた部屋ながら緊張する「マイさん」と共に、大人の余裕を見せながらもつい戻ってきてしまう「アヤさん」がまた可愛らしいのです。
こっそり下着を確認する「マイさん」の描写もいいですね。
前後編の2話「どきどき初恋ママ」は、そちらから直接続くエピソード。
タイトルはそんなんですが、前編は「タクミくん」と幼馴染み「マイさん」
今までは単なる幼馴染みだったから~というのは、そうでしょうねー。
しかし、むちむちとしたスパッツ姿を目前でふりふり見せられたら、たまらないでしょう。
そんな訳で、彼女の家でえっちに突入する2人なんですが…そこに戻ってきたのが、「マイさん」の母「ユキ」さんなのでした。
この「ユキさん」がまた、「マイさん」をより色っぽくしたような女性(←母子だしねぇ)
直接えっちはないものの、一緒にお風呂という実に羨ましい展開でした。
やたら「ノーメイク」と言っていたのが可笑しいです。
で、ここまではまだ序の口。
※藤堂ウララ・原田サヤカ
ほぼ脱いでるので適当な分かりやすいコマがありませんでした。
2話とおまけシーンの描き下ろしがある、「ぱぱぱぱパジャマパーティー」
これに続く漫画も合わせ、単行本でのメインというべきエピソードです。
幼馴染み「マイさん」は友人「原田サヤカ」さん、「藤堂ウララ」さんらとパジャマパーティーをすることとなりました。
さっそく「タクミくん」の部屋でえっちDVDの観賞会をしていると、そこに当人が帰宅。
関係を疑う「原田さん」の挑発に応じてしまった「マイさん」がため、2人の目前でえっちを始め…という、複数に発展する王道展開でした。
なにげに、前話オチからちゃんと続いてます。
「うきうきごほうびレッスン」でもちらりと顔を見せていた、2人の友人。
数少ない貧乳キャラである「藤堂さん」がスタイルから性格まで、やったらキュートなのでした。
(※ついでに言えば、下着も可愛らしいの)
”男子に隠れファンが多い”というのも伊達ではありません。
漫画でも突っ込まれていましたが、「タクミくん」も心なしか彼女に御執心でした。
ただ、1つだけ残念だったのが…詳しくは書きませんがラストページの「藤堂さん」
1コマだけで流すには、実に勿体ない絵でした。
あれ見たかったなぁ。
そうした同年代2人と比較すると…「マイさん」はかなり発育良いことが分かります。
剣道なんてやっているのに、あの胸は…母親の血ですかねぇ。
そんな訳で再び登場、「マイさん」の母親「ユキさん」ほか年上グループなお話「ママママMADてぃーぱーてぃー」
近所の奥様「永倉アサミ」さんより、欲求不満の解消について聞かれた「ユキさん」・「シズル」さん。
「マイさん」が忘れた携帯を利用して、まんまと「タクミくん」を誘いだすことに成功。
悩んでいた「アサミさん」の不満解消と共に、自らも楽しむこととしたのでした。
※母「ユキさん」、「シズルさん」・「アサミさん」
はっちゃけ人妻です。…っていうか、正式に人妻は「アサミさん」だけなんですが。
こちらは声色にまんまと引っ掛かる(笑)、冒頭の描写が好き。
電話越しでしたし、ぎりぎりわかんないかも。
(※ぶっちゃけ携帯だったので、メールでも確実に引っ掛かったでしょう)
もともとの目的であった、「アサミさん」とのえっちがメインなんですが…。なにげに注目なのが、彼女の母親「ユキさん」
前回登場(↑上参照)の際からこちらでも直接えっちはなく、”やっぱり娘の彼氏だからねぇ”とか思っていたら…最後の最後で……やってしまいました(笑)
「マイが出てきたトコ入りたいでしょ~」
なーんて言ってましたよ。おいおい。
なお、漫画中には同時進行で「アヤさん」宅へ遊びに行った「マイさん」が描かれており、こちらではゆりゆりとしていました。
ラストの「バイバイごほうびレッスン」は、元に戻って「アヤさん」・「マイさん」との複数です。
言葉良くないですが、”こうした漫画にしてはちゃんとオチまで描かれていた”ので、「タクミくん」らがどういった結末を迎えるのか、ぜひ単行本にてどうぞ。
なお、冒頭にあった「ドキドキごほうびレッスン」はカラー原稿のショート。
家庭教師先の母子とのえっちなんですが…これ、全体の時間的にはもっとも新しい話なんですね。
途中にあった、「ユカ…ホントにママの娘?」という問いが妙に可笑しかったです。
ちなみに、こちらに登場しているツインテールな「ユカちゃん」が貧乳キャラの2人目です。
(※裏表紙、中央2人の右側の娘ね)
丁寧な線のデジタル絵柄。
線はやや太めで、濃淡はやや薄め~適度なくらい。
非常に安定しており、乱れの無い綺麗な作画であるため、ごっちゃりしてもかなり見易いですね。
コマ割りは比較的大きく、迫力があります。
…これは、ヒロインが大人な女性が多いのも影響しているかもしれません。
違和感・分かり辛い個所なども見当たらず、漫画も巧い方でした。
人物絵はリアル寄りで、比較的小さい目とすっとした鼻筋が特徴。
やたらボリュームのあるスタイルです。
(※貧乳もいますが、お腹から腰のあたりがいい感じ(笑))
ふんわりと柔らかそうな肌質を堪能できますよ。
↓表紙より裏表紙のが判断には適当かと思います。
カラーも悪くはないですが、やっぱり白黒絵のがいい雰囲気でした。
あるいは、センセのHPには多くサンプルが掲載されていたので、時間ある方は検索してみるといいでしょう。
後で驚くほどそれぞれの関係まで練りこまれていた「侵略的恋愛主義/Dr.P」と違い、えっちシーンに特化したこちらはまた違った良さがありました。
いいですよね、同一世界な単行本って。
ラブラブ・らんぶる (富士美コミックス)
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ハーレム
・おまけ: 修正あり、描き下ろし「パジャマパーティーおまけシーン」
・その他: カラー(4P)、短編×11(全て同一世界・描き下ろしのぞく)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「はんざきじろう」センセの「ラブラブ・らんぶる」です。
うわ、これも全て同一世界モノなんですね。
↓表紙・裏表紙では絶対に違うと思っていたんですが、良い方面で驚きです。
(※ちなみに…裏表紙のあらすじ部分にはしっかり”全シリーズを収録”って書いてありました)
さて、「はんざきじろう」センセの新刊です。
たぶんひでるさんはこちらが初見。
3冊目「ラブラブ・らんぶる」ですね。
こちらは前述したように全て同一世界のお話。
ストーリーよりえっちに比重があり、好みは分かれるでしょうけれど成年漫画としてはこれも正解。
登場で男性は「タクミ」くんだけで、完全なハーレム漫画です。
同級生以外は家庭教師、人妻など年齢高めなのがポイント。
大人気シリーズというのも納得です。
※家庭教師「アヤさん」・幼馴染み「マイさん」
どうしても掲載したかった、眼鏡な「アヤさん」です。こりゃーいー!!
前中後編の3話「うきうきごほうびレッスン」
ぽってり唇がセクシーな「アヤ」さんを家庭教師とする、主人公「タクミ」くん。
最近は幼馴染みの「沖田マイ」さんがいぶかしむほど浮かれていました。
それもその筈、彼は「アヤさん」との間に”成績が良ければご褒美”という約束をしていたのです…。
そもそも、全て物語の発端となっているのがこちら。
ここはよくありがちな、家庭教師からのえっちレッスン、その影響から幼馴染みとのカップル化という漫画でした。
前半の採点シーン~すっとぼける流れはいかにもという感じで、「アヤさん」の素敵さが溢れています。
掴みOKですね。
また、勉強中の「アヤさん」には眼鏡姿もあったんですが、才女然としたそちらもいいですねー。
これが、えっち前に外しちゃうんですけど。
そんなんでいて、
「タクミくんのためにHな下着してきちゃった」
…とか言うあたりが、凶悪な可愛らしさです。
中編ではお風呂えっち。
こちらになると、ほぼ家庭教師という設定は関係ないですね(笑)
後半になって、ようやくメインヒロイン「マイさん」が(まともに)登場。
剣道なんてやっている、ポニーテールと絆創膏が特徴のスポーツ少女。
家がお隣で、2話ラストの描写から気軽にベランダを行き来する仲なので…あんなことが起こるのも当然ですね。
こちらでの「アヤさん」、「マイさん」という2人の言動に注目。
幼馴染みの慣れた部屋ながら緊張する「マイさん」と共に、大人の余裕を見せながらもつい戻ってきてしまう「アヤさん」がまた可愛らしいのです。
こっそり下着を確認する「マイさん」の描写もいいですね。
前後編の2話「どきどき初恋ママ」は、そちらから直接続くエピソード。
タイトルはそんなんですが、前編は「タクミくん」と幼馴染み「マイさん」
今までは単なる幼馴染みだったから~というのは、そうでしょうねー。
しかし、むちむちとしたスパッツ姿を目前でふりふり見せられたら、たまらないでしょう。
そんな訳で、彼女の家でえっちに突入する2人なんですが…そこに戻ってきたのが、「マイさん」の母「ユキ」さんなのでした。
この「ユキさん」がまた、「マイさん」をより色っぽくしたような女性(←母子だしねぇ)
直接えっちはないものの、一緒にお風呂という実に羨ましい展開でした。
やたら「ノーメイク」と言っていたのが可笑しいです。
で、ここまではまだ序の口。
※藤堂ウララ・原田サヤカ
ほぼ脱いでるので適当な分かりやすいコマがありませんでした。
2話とおまけシーンの描き下ろしがある、「ぱぱぱぱパジャマパーティー」
これに続く漫画も合わせ、単行本でのメインというべきエピソードです。
幼馴染み「マイさん」は友人「原田サヤカ」さん、「藤堂ウララ」さんらとパジャマパーティーをすることとなりました。
さっそく「タクミくん」の部屋でえっちDVDの観賞会をしていると、そこに当人が帰宅。
関係を疑う「原田さん」の挑発に応じてしまった「マイさん」がため、2人の目前でえっちを始め…という、複数に発展する王道展開でした。
なにげに、前話オチからちゃんと続いてます。
「うきうきごほうびレッスン」でもちらりと顔を見せていた、2人の友人。
数少ない貧乳キャラである「藤堂さん」がスタイルから性格まで、やったらキュートなのでした。
(※ついでに言えば、下着も可愛らしいの)
”男子に隠れファンが多い”というのも伊達ではありません。
漫画でも突っ込まれていましたが、「タクミくん」も心なしか彼女に御執心でした。
ただ、1つだけ残念だったのが…詳しくは書きませんがラストページの「藤堂さん」
1コマだけで流すには、実に勿体ない絵でした。
あれ見たかったなぁ。
そうした同年代2人と比較すると…「マイさん」はかなり発育良いことが分かります。
剣道なんてやっているのに、あの胸は…母親の血ですかねぇ。
そんな訳で再び登場、「マイさん」の母親「ユキさん」ほか年上グループなお話「ママママMADてぃーぱーてぃー」
近所の奥様「永倉アサミ」さんより、欲求不満の解消について聞かれた「ユキさん」・「シズル」さん。
「マイさん」が忘れた携帯を利用して、まんまと「タクミくん」を誘いだすことに成功。
悩んでいた「アサミさん」の不満解消と共に、自らも楽しむこととしたのでした。
※母「ユキさん」、「シズルさん」・「アサミさん」
はっちゃけ人妻です。…っていうか、正式に人妻は「アサミさん」だけなんですが。
こちらは声色にまんまと引っ掛かる(笑)、冒頭の描写が好き。
電話越しでしたし、ぎりぎりわかんないかも。
(※ぶっちゃけ携帯だったので、メールでも確実に引っ掛かったでしょう)
もともとの目的であった、「アサミさん」とのえっちがメインなんですが…。なにげに注目なのが、彼女の母親「ユキさん」
前回登場(↑上参照)の際からこちらでも直接えっちはなく、”やっぱり娘の彼氏だからねぇ”とか思っていたら…最後の最後で……やってしまいました(笑)
「マイが出てきたトコ入りたいでしょ~」
なーんて言ってましたよ。おいおい。
なお、漫画中には同時進行で「アヤさん」宅へ遊びに行った「マイさん」が描かれており、こちらではゆりゆりとしていました。
ラストの「バイバイごほうびレッスン」は、元に戻って「アヤさん」・「マイさん」との複数です。
言葉良くないですが、”こうした漫画にしてはちゃんとオチまで描かれていた”ので、「タクミくん」らがどういった結末を迎えるのか、ぜひ単行本にてどうぞ。
なお、冒頭にあった「ドキドキごほうびレッスン」はカラー原稿のショート。
家庭教師先の母子とのえっちなんですが…これ、全体の時間的にはもっとも新しい話なんですね。
途中にあった、「ユカ…ホントにママの娘?」という問いが妙に可笑しかったです。
ちなみに、こちらに登場しているツインテールな「ユカちゃん」が貧乳キャラの2人目です。
(※裏表紙、中央2人の右側の娘ね)
丁寧な線のデジタル絵柄。
線はやや太めで、濃淡はやや薄め~適度なくらい。
非常に安定しており、乱れの無い綺麗な作画であるため、ごっちゃりしてもかなり見易いですね。
コマ割りは比較的大きく、迫力があります。
…これは、ヒロインが大人な女性が多いのも影響しているかもしれません。
違和感・分かり辛い個所なども見当たらず、漫画も巧い方でした。
人物絵はリアル寄りで、比較的小さい目とすっとした鼻筋が特徴。
やたらボリュームのあるスタイルです。
(※貧乳もいますが、お腹から腰のあたりがいい感じ(笑))
ふんわりと柔らかそうな肌質を堪能できますよ。
↓表紙より裏表紙のが判断には適当かと思います。
カラーも悪くはないですが、やっぱり白黒絵のがいい雰囲気でした。
あるいは、センセのHPには多くサンプルが掲載されていたので、時間ある方は検索してみるといいでしょう。
後で驚くほどそれぞれの関係まで練りこまれていた「侵略的恋愛主義/Dr.P」と違い、えっちシーンに特化したこちらはまた違った良さがありました。
いいですよね、同一世界な単行本って。
ラブラブ・らんぶる (富士美コミックス)
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■ぼいトレ! (PONPON)
★まんがデーター [9/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき。
・その他: カラー(8P)、短編×10
(うち「ぼいトレ!」×6、「のーれず」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「PONPON(ぽんぽん?)」センセの「ぼいトレ!」です。
こちら、”日本ツンデレっ娘推進協議会推薦図書”だそうです。
紹介帯の折り返しにそう書いてありましたよー。
さて、そんな推薦図書「ぼいトレ!」は「PONPON」センセの3冊目。
ブログでは初単行本「Start Up!」を紹介しています。
この単行本は…何と言っても表題作「ぼいトレ!」でしょう。
全6話という中編漫画で、こちらが初連載だそうです。
単行本には他の漫画も収録されていましたが、できればこれ1本で単行本まとめてほしかったところ。
後述しますが、収録短編の出来栄えがひでるさん的にイマイチで、また表題作もなんとなーく不完全燃焼という感じだったので、なおさらそんな感覚が強いのでした。
※エリちゃん初対面
身長差を見せたかったので、チョイスしました。
出演アニメから、関連商品の売り上げまで好調という人気声優「針美谷エリ(はりみや・えり)」
主人公「木野里志」はそんな彼女のマネージャー採用面接を受けることとなったんですが…目前にいたのは、写真集・PVとは違う、11歳の女の子だったのです。
驚く「里志」に対し、”直接面接”をするという「エリ」は突然服を脱ぎ…と、ごく簡単ですがそんな感じ。
基本的にはロリ・ラブコメという漫画です。
知識のある方は、あちこちに元ネタ(だろうもの)を発見できるでしょう。
そんなんを楽しめるならいいですが、気になる方はやや鼻につくところがあるかもしれません。
読んでいて思い出したのは、名作「キャノン先生トばしすぎ/ゴージャス宝田」でした。
あちらは人気成年漫画家「巨砲キャノン」の正体が、実は若干12才の小学生だった、というもの。
描いているネタがそんなんなため、えっちへの流れも比較的スムーズ。
また連載も長かったことで、ストーリーについても過不足ありませんでした。
こちらの「ぼいトレ!」は、人気声優の正体が若干11才の小学生という設定。
人気が出てしまったため、引っ込みがつかずそのまま黙認しているというのも同じなんですが…やや強引ですか。
ネタとしては面白いんですけどねー。
初対面となる1話目「エリちゃん遭遇する」
”中の人の中の人”という一言がなかなか楽しいです。
「エリちゃん」の出番が早過ぎるかなぁ。
バレバレでも、できればもうちょっと焦らしてくれた方が良かったように思います。
とある理由から、直接面接にていきなりえっちとなる2人。
分からんでもないけれど、なんのかんの言いながらも無抵抗な「里志くん」、またその模様を録画しているプロダクション。
違和感あるなー。
「みんなこうしたら~」
という「エリちゃん」の台詞ありましたが、他にも経験あるってことですよね?
ただでさえ年齢でアウトだと言うのに、影武者を立てているほどの彼女自らそんな表立った行動をしているのは疑問。
※人気声優「針美谷エリ」
お話ほっといても、やっぱり家でのドキドキ・エピソードが欲しいですね。
冒頭にて同居していることが分かる2話目「エリちゃん仕事する」
押し入れに布団が敷いてあるとか、えっちに慣れた幼女との同棲生活など、良さげなネタがコロコロ転がっているんてすが…そんなんはあまり描かれておりません。
おそらくメインヒロインの声を担当しながら、正体を隠すため1人で収録をする彼女。
才能はあるのかもしれませんけれど…わざわざ面倒ですね。
実際に、お話ではそこがネックになっていました。
「里志くん」にだけ心を開いている、というのは常套手段ながらも読みやすくていいんですが、やっぱりそこまでの信頼関係を構築するに至る、もう1エピソードくらい挟んでほしいところでした。
そう、「エリちゃん」はツンデレと言わているキャラ。
推薦図書ですからね。
…なんですけど、読んでいてひでるさんはあまりそれを感じません。
それぞれのバランスが悪いためかなぁ。
あるいはストーリーが原因なのか、はたまた「エリちゃん」がえっち好きで積極的過ぎるからか…。
やはりお話の流れを止めても、ゆったりとした2人の日常シーンが必要だったのでは。
3話目「エリちゃん目撃する」は、「エリちゃん」の影武者「森衛結衣(もりえ・ゆい)」登場回。
誤魔化しもできるので、普段から2人は同じ行動を取った方がいいように思うんですけれど。
まぁ、そういう指摘はもういいか。
おそらく、日々の行動はかなり制限されている筈で、悩みを抱える彼女。
えっちはいいとして、その後の行動は非常に迂闊なもの。
これが4話目「エリちゃん迷走する」以降に繋がり、クライマックスへの布石となっていました。
そんな訳で、詳細はいちおう伏せますね。
あれら言動は計算づくで、密かに秘密をぶっ壊そうとしていた~くらいのインパクトでも面白かったかと。
※影武者「森衛結衣」、「神楽坂岬」・「早川由利子」
「岬さん」が鍵をかけていなかったのは、かなり不自然だと思います。
うーん、キャラ・設定などが非常に良かっただけ、あちこち残念な出来栄えでした。
ストーリーの割には話数・ページ数不足ですかね。
特に後半の熱い展開などは性急過ぎた感じ。
もっとも見たい「エリちゃん」・「里志くん」カップルのやり取りが少なかったのもマイナスでした。
なお、センセのHPには詳しい紹介ページがあります。
分かりやすいので、興味を持った方はそちらもどうぞ。
先輩「神楽坂岬」と「早川由利子」さんのお話「のーれず」
女子校に通う「岬さん」は家柄も良く、成績優秀・容姿端麗という、全校生徒の憧れ。
そんな彼女を慕う1人であった「由利子さん」は、ある日その秘密を知ってしまうのでした…。
こちらはカラー原稿もある2話の連続。
ああした育ち方をしてきたためか、「岬さん」は意外なほどに受け身。
特に2話目では、「由利子さん」にされていましたよ(笑)
漫画ではあくまでも2人をピックアップしていたので描かれていませんが、学校内で「由利子さん」は羨望と嫉妬を一身に受けることとなるでしょう。
そっちも見てみたい気が。
ほか、「浩之」くんと友人「貴弘」くんの姉「貴子」さんの「げっふん!乙女ロード」
マニアな「貴子さん」のスイッチオンな描写が可笑しいです。
うん、あんなんですね。
ごめんなさい、お話としては他愛ないもの。
やたら濃い目なアンダーヘアが妙に気になりました。
「100ぱーせんと純愛産」はあまり好きではありません。
「出世など出来ないぞ」
とか言ってましたが…彼氏、偉そうな事言う前に働け。
食材うんぬんのあたりもバカバカしくて腹が立ちますよ。
強い黒線のばっさりな絵柄。
ベタが濃く、線と擬音文字などが乱れ飛ぶ、こってりな雰囲気です。
メリハリがあまりなく、とにかく全体的に強め。
縦長で鋭角なキャラ絵は勢いがある半面、丁寧さでは欠けています。
個性が確立され、単行本は安定。
かなり癖はあるため、明確に好き・嫌いが分かれるでしょう。
カラーでも大きく変化はないので、だいたい↓表紙での判断で問題ありません。
あるいは紹介帯、余裕あるならばセンセのHP、「コアマガジン」さんのHPがいいと思います。
ちなみに、カバーを外すと妙に硬派な感じになります。(←暑苦しいとも言う)
何らかの事情(笑)でそのまま本棚に置きづらい方は外すのをオススメ。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき。
・その他: カラー(8P)、短編×10
(うち「ぼいトレ!」×6、「のーれず」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「PONPON(ぽんぽん?)」センセの「ぼいトレ!」です。
こちら、”日本ツンデレっ娘推進協議会推薦図書”だそうです。
紹介帯の折り返しにそう書いてありましたよー。
さて、そんな推薦図書「ぼいトレ!」は「PONPON」センセの3冊目。
ブログでは初単行本「Start Up!」を紹介しています。
この単行本は…何と言っても表題作「ぼいトレ!」でしょう。
全6話という中編漫画で、こちらが初連載だそうです。
単行本には他の漫画も収録されていましたが、できればこれ1本で単行本まとめてほしかったところ。
後述しますが、収録短編の出来栄えがひでるさん的にイマイチで、また表題作もなんとなーく不完全燃焼という感じだったので、なおさらそんな感覚が強いのでした。
※エリちゃん初対面
身長差を見せたかったので、チョイスしました。
出演アニメから、関連商品の売り上げまで好調という人気声優「針美谷エリ(はりみや・えり)」
主人公「木野里志」はそんな彼女のマネージャー採用面接を受けることとなったんですが…目前にいたのは、写真集・PVとは違う、11歳の女の子だったのです。
驚く「里志」に対し、”直接面接”をするという「エリ」は突然服を脱ぎ…と、ごく簡単ですがそんな感じ。
基本的にはロリ・ラブコメという漫画です。
知識のある方は、あちこちに元ネタ(だろうもの)を発見できるでしょう。
そんなんを楽しめるならいいですが、気になる方はやや鼻につくところがあるかもしれません。
読んでいて思い出したのは、名作「キャノン先生トばしすぎ/ゴージャス宝田」でした。
あちらは人気成年漫画家「巨砲キャノン」の正体が、実は若干12才の小学生だった、というもの。
描いているネタがそんなんなため、えっちへの流れも比較的スムーズ。
また連載も長かったことで、ストーリーについても過不足ありませんでした。
こちらの「ぼいトレ!」は、人気声優の正体が若干11才の小学生という設定。
人気が出てしまったため、引っ込みがつかずそのまま黙認しているというのも同じなんですが…やや強引ですか。
ネタとしては面白いんですけどねー。
初対面となる1話目「エリちゃん遭遇する」
”中の人の中の人”という一言がなかなか楽しいです。
「エリちゃん」の出番が早過ぎるかなぁ。
バレバレでも、できればもうちょっと焦らしてくれた方が良かったように思います。
とある理由から、直接面接にていきなりえっちとなる2人。
分からんでもないけれど、なんのかんの言いながらも無抵抗な「里志くん」、またその模様を録画しているプロダクション。
違和感あるなー。
「みんなこうしたら~」
という「エリちゃん」の台詞ありましたが、他にも経験あるってことですよね?
ただでさえ年齢でアウトだと言うのに、影武者を立てているほどの彼女自らそんな表立った行動をしているのは疑問。
※人気声優「針美谷エリ」
お話ほっといても、やっぱり家でのドキドキ・エピソードが欲しいですね。
冒頭にて同居していることが分かる2話目「エリちゃん仕事する」
押し入れに布団が敷いてあるとか、えっちに慣れた幼女との同棲生活など、良さげなネタがコロコロ転がっているんてすが…そんなんはあまり描かれておりません。
おそらくメインヒロインの声を担当しながら、正体を隠すため1人で収録をする彼女。
才能はあるのかもしれませんけれど…わざわざ面倒ですね。
実際に、お話ではそこがネックになっていました。
「里志くん」にだけ心を開いている、というのは常套手段ながらも読みやすくていいんですが、やっぱりそこまでの信頼関係を構築するに至る、もう1エピソードくらい挟んでほしいところでした。
そう、「エリちゃん」はツンデレと言わているキャラ。
推薦図書ですからね。
…なんですけど、読んでいてひでるさんはあまりそれを感じません。
それぞれのバランスが悪いためかなぁ。
あるいはストーリーが原因なのか、はたまた「エリちゃん」がえっち好きで積極的過ぎるからか…。
やはりお話の流れを止めても、ゆったりとした2人の日常シーンが必要だったのでは。
3話目「エリちゃん目撃する」は、「エリちゃん」の影武者「森衛結衣(もりえ・ゆい)」登場回。
誤魔化しもできるので、普段から2人は同じ行動を取った方がいいように思うんですけれど。
まぁ、そういう指摘はもういいか。
おそらく、日々の行動はかなり制限されている筈で、悩みを抱える彼女。
えっちはいいとして、その後の行動は非常に迂闊なもの。
これが4話目「エリちゃん迷走する」以降に繋がり、クライマックスへの布石となっていました。
そんな訳で、詳細はいちおう伏せますね。
あれら言動は計算づくで、密かに秘密をぶっ壊そうとしていた~くらいのインパクトでも面白かったかと。
※影武者「森衛結衣」、「神楽坂岬」・「早川由利子」
「岬さん」が鍵をかけていなかったのは、かなり不自然だと思います。
うーん、キャラ・設定などが非常に良かっただけ、あちこち残念な出来栄えでした。
ストーリーの割には話数・ページ数不足ですかね。
特に後半の熱い展開などは性急過ぎた感じ。
もっとも見たい「エリちゃん」・「里志くん」カップルのやり取りが少なかったのもマイナスでした。
なお、センセのHPには詳しい紹介ページがあります。
分かりやすいので、興味を持った方はそちらもどうぞ。
先輩「神楽坂岬」と「早川由利子」さんのお話「のーれず」
女子校に通う「岬さん」は家柄も良く、成績優秀・容姿端麗という、全校生徒の憧れ。
そんな彼女を慕う1人であった「由利子さん」は、ある日その秘密を知ってしまうのでした…。
こちらはカラー原稿もある2話の連続。
ああした育ち方をしてきたためか、「岬さん」は意外なほどに受け身。
特に2話目では、「由利子さん」にされていましたよ(笑)
漫画ではあくまでも2人をピックアップしていたので描かれていませんが、学校内で「由利子さん」は羨望と嫉妬を一身に受けることとなるでしょう。
そっちも見てみたい気が。
ほか、「浩之」くんと友人「貴弘」くんの姉「貴子」さんの「げっふん!乙女ロード」
マニアな「貴子さん」のスイッチオンな描写が可笑しいです。
うん、あんなんですね。
ごめんなさい、お話としては他愛ないもの。
やたら濃い目なアンダーヘアが妙に気になりました。
「100ぱーせんと純愛産」はあまり好きではありません。
「出世など出来ないぞ」
とか言ってましたが…彼氏、偉そうな事言う前に働け。
食材うんぬんのあたりもバカバカしくて腹が立ちますよ。
強い黒線のばっさりな絵柄。
ベタが濃く、線と擬音文字などが乱れ飛ぶ、こってりな雰囲気です。
メリハリがあまりなく、とにかく全体的に強め。
縦長で鋭角なキャラ絵は勢いがある半面、丁寧さでは欠けています。
個性が確立され、単行本は安定。
かなり癖はあるため、明確に好き・嫌いが分かれるでしょう。
カラーでも大きく変化はないので、だいたい↓表紙での判断で問題ありません。
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■I-Girl [アイガアル] (ホリエ)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: 血涙!おまけ4コマ、描き下ろし「ネガティブハッピーライフ その後」
・その他: カラー(4P)、短編×8(※描き下ろし以外)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ホリエ」センセの「I-Girl [アイガアル]」です。
一度紹介しているためブログ記事にはしませんが、2巻が発売された「はだかのくすりゆび/艶々」について少々。
スペースをお借りします。
今回は娘「摩耶さん」がメイン。
ある程度まとまり(良い・悪いは別にして)、これで完結かなぁ、と思ったんですが…まだ続くんですね。
母「翠さん」に慣れが出てきたことで、今回は正直1巻よりも落ち着いちゃった感じ。
どう3巻が展開していくのか、楽しみにしております。
※左:優等生「篠宮詠美」、右:義妹「柴山弥生」
「弥生ちゃん」は可愛いですね。「卓也くん」があーなるのも、仕方ないかも。
さて、余談はそのくらいで、本日は「ホリエ」センセです。
たぶん2冊目の単行本「I-Girl [アイガアル]」です。
センセの漫画はこちらが初見。
野郎のビジュアルが強めで、ややうっとおしいのが特徴です。
ただ、単に暑苦しいだけでなく、お話に絡んでそれぞれ”熱さ”を見せており、えっちを盛り上げていました。
前半の学生系はそうした熱血ちっくな描写がポイントで読みごたえあり、人妻な短編はほのかに漂うエロスが良い感じでした。
平均よりやや上という、無難な優等生「篠宮詠美」さん。
”私は私が大嫌い”
波風立たないように振る舞い、周囲に迎合してしまう自分を「詠美さん」は嫌っておりました。
そんな彼女が付き合うこととなった「山県」くんは、正反対に素直な一直線タイプ。
自らを無価値だと悩んでいた「詠美さん」は彼の真っ直ぐさがため、ついに気持ちを爆発させて…と、描き下ろしもあるメイン短編「ネガティブハッピーライフ」はだいたいそんな感じ。
↓表紙では外されていましたが、こちらの「詠美さん」は収録で唯一の眼鏡ヒロイン。
髪型もみつ編みで野暮ったく、悩むそのままな感じでした。
一方の彼はやや変質的(笑)で、一見かなーり変でしたが、あちこちの言動はなかなかの好青年。
中盤の言葉はなかなかカッコいいです。モテ台詞ですね。
描き下ろしの後日談も相変わらずな感じでした。
義妹「柴山弥生」にベタ惚れな兄「柴山卓也」の短編「LOVELY SISTER」
友人との会話にあった、”兄貴と血が繋がっていない上、一緒に住んでいる”から、「じゃあ毎日やってんだ」という結論は成年漫画してますね。女子なのに…。
あまりに過保護すぎな「卓也くん」に嫌気がさしていた「弥生さん」は、「能登」くんの告白を受け入れてデートすることとなりました。
詳しくは伏せますが、このあたりで垣間見える3者それぞれの心情はいいですねー。
「能登くん」も優しく、読後感の良いお話でした。
ロール髪が嬉しいダンス部・部長「貴法院玲華」の「パッション☆ダンス」
あらゆるダンスに精通している優等生「玲華さん」と、ダンス部の新顧問になった「雄山」の激突えっち話です。
過去の事情もあって、なかなか素直に受け入れられない「玲華さん」
逆に「雄山」を脅すなど、キャラそのままな感じで実にいいんですが…
「終わっても構わない、君達の為なら命だって懸けられる」
とか言われておりました。
飄々としてましたが、かっこえーですねー。
なにげに途中からロリちっくな「伊藤」さんも混ざり、Wヒロインという風情になっていました。
「伊藤さん」のような貧乳キャラもなかなか良かったです。
※左:教師「大崎郁代」、右:奥様「田中祥子」
アダルトグループ(笑)です。特に人妻短編の2話は良かったなぁ。
「Baster Complex Lesson」は同じく生徒・教師ネタですが、こちらは先生「大崎郁代」がヒロイン側。
傷ついた生徒「品川逸郎」のため、「郁代さん」が身体を張るという王道展開でした。
「嫁ぎ先に間々ある風景」、「借りてきた種馬」という2話は人妻系短編です。
「ホリエ」センセの描かれる人妻は派手さないものの、奥ゆかしい美人という感じで良いと思います。
前者「嫁ぎ先に間々ある風景」は奥様「田中祥子」とその義父。
簡単には、エロ老人話です。
前半のパンチラ視線(※きっちり「祥子さん」も気付いていた)から、介護にかこつけて色々と触るのがえろい。
真剣に介護を頑張っている方には大変申し訳ないですが、憧れなシチュエーションですよ。
いつまでも、男子はかくありたいものですね(笑)
どーでもいいですが、お義父さん全然元気じゃない。
世話必要ないでしょ。
後者「借りてきた種馬」は戦後財を築いた老人「衛藤君信」の夫人「衛藤沙也香」さんのお話。
かなりの年齢差がある「沙也香さん」は唯一の縁者であり、全ての財産を受け継ぐということから、金目当てだと噂されておりました。
そんな彼女から、それとなく誘われた庭師は…という流れ。
これまたえっちで、かつ非常に良いエピソード。
清楚な「沙也香さん」から誘われる展開が実にいいんですが、何よりも意識ないくらいの主人と語らう彼女、そしてその後の庭師さん。
ここが秀逸。
なんというか、ココロ掻きむしられるような、もどかしい感覚ですね。
彼がやや乱暴になってしまうのも、無理からぬところでした。
※左:副主将「間宮玲子」、右:上司「斉藤さん」
裏表紙落選の2人です。もともと高いレベルなので、さほど気にならないとは思いますが。
収録はほぼ最近の漫画でしたが、「黒帯伝説」は05年、「斉藤さんのアフター5」は06年という2話だけ古い原稿。
前者「黒帯伝説」は空手部の副主将「間宮玲子」、主将「周健一」カップルのコメディー漫画。
収録では最もはっちゃけ感があり、なんとなく全体をかき回してしまったような印象です。
ヒロイン「玲子ちゃん」はコロコロと表情を変える、アクティブで楽しい娘でした。
後者「斉藤さんのアフター5」はよくある女性上司とのカップル漫画。
美人ながら”仕事の鬼”と揶揄される「斉藤」さん。
その直属の部下「原泰等」くんはダメ社員と評判で、今日も厳しい叱責を受けていたのです。
しかし、実は2人は恋人同士であり、帰りの電車内にて…と、そんな感じ。
公私混同せずに厳しくダメ出しをするのはいい。
…ですが、「お茶汲みからやり直した方が~」は感情的な台詞で余計ですね。
お茶汲みで仕事ができるようになるなら、バンバンお茶汲みますってば。
そうした厳しい上司ですが、私生活では「原泰くん」にかなり依存しておりました。
えっちでめろめろにされてしまう様をご堪能下さい。
スーツ姿の女性は素敵ですね。
乱れることない、強い線の絵柄。
適度な濃淡でクドクドしさなく、比較的ページは賑やかでしたが画面は荒れていません。
なんというか…綺麗に整然としている印象です。
絵には多少センセの独特なバランス感覚が見えますが、大崩れなく巧さのあるもの。
キャラ絵はリアル寄りながらこってり感なく、これまた適度に漫画っぽいものでした。
色気と可愛らしさがあり、成年漫画の人物絵としては広範囲に好まれるものでしょう。
カラーよりも白黒絵のが味あって良いので、判断は裏表紙が最適です。
単行本「ティーアイネット」さんなので、裏表紙には漫画カットがあるんですねー。
これがキャラの名前まで書かれているので、ブログにも優しいのですよ。
(※ちなみに、古い原稿と前述した2話のヒロインはちゃっかり含まれていません。なんかずるー)
そのカバー裏なんですが、カット横の絵には吹き出しがあったので、何だろなぁと思ったら…。
これが単にカラー原稿の使い回し。
別に悪くはないと思いますが、できれば何か描いてほしいところでした。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: 血涙!おまけ4コマ、描き下ろし「ネガティブハッピーライフ その後」
・その他: カラー(4P)、短編×8(※描き下ろし以外)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ホリエ」センセの「I-Girl [アイガアル]」です。
一度紹介しているためブログ記事にはしませんが、2巻が発売された「はだかのくすりゆび/艶々」について少々。
スペースをお借りします。
今回は娘「摩耶さん」がメイン。
ある程度まとまり(良い・悪いは別にして)、これで完結かなぁ、と思ったんですが…まだ続くんですね。
母「翠さん」に慣れが出てきたことで、今回は正直1巻よりも落ち着いちゃった感じ。
どう3巻が展開していくのか、楽しみにしております。
※左:優等生「篠宮詠美」、右:義妹「柴山弥生」
「弥生ちゃん」は可愛いですね。「卓也くん」があーなるのも、仕方ないかも。
さて、余談はそのくらいで、本日は「ホリエ」センセです。
たぶん2冊目の単行本「I-Girl [アイガアル]」です。
センセの漫画はこちらが初見。
野郎のビジュアルが強めで、ややうっとおしいのが特徴です。
ただ、単に暑苦しいだけでなく、お話に絡んでそれぞれ”熱さ”を見せており、えっちを盛り上げていました。
前半の学生系はそうした熱血ちっくな描写がポイントで読みごたえあり、人妻な短編はほのかに漂うエロスが良い感じでした。
平均よりやや上という、無難な優等生「篠宮詠美」さん。
”私は私が大嫌い”
波風立たないように振る舞い、周囲に迎合してしまう自分を「詠美さん」は嫌っておりました。
そんな彼女が付き合うこととなった「山県」くんは、正反対に素直な一直線タイプ。
自らを無価値だと悩んでいた「詠美さん」は彼の真っ直ぐさがため、ついに気持ちを爆発させて…と、描き下ろしもあるメイン短編「ネガティブハッピーライフ」はだいたいそんな感じ。
↓表紙では外されていましたが、こちらの「詠美さん」は収録で唯一の眼鏡ヒロイン。
髪型もみつ編みで野暮ったく、悩むそのままな感じでした。
一方の彼はやや変質的(笑)で、一見かなーり変でしたが、あちこちの言動はなかなかの好青年。
中盤の言葉はなかなかカッコいいです。モテ台詞ですね。
描き下ろしの後日談も相変わらずな感じでした。
義妹「柴山弥生」にベタ惚れな兄「柴山卓也」の短編「LOVELY SISTER」
友人との会話にあった、”兄貴と血が繋がっていない上、一緒に住んでいる”から、「じゃあ毎日やってんだ」という結論は成年漫画してますね。女子なのに…。
あまりに過保護すぎな「卓也くん」に嫌気がさしていた「弥生さん」は、「能登」くんの告白を受け入れてデートすることとなりました。
詳しくは伏せますが、このあたりで垣間見える3者それぞれの心情はいいですねー。
「能登くん」も優しく、読後感の良いお話でした。
ロール髪が嬉しいダンス部・部長「貴法院玲華」の「パッション☆ダンス」
あらゆるダンスに精通している優等生「玲華さん」と、ダンス部の新顧問になった「雄山」の激突えっち話です。
過去の事情もあって、なかなか素直に受け入れられない「玲華さん」
逆に「雄山」を脅すなど、キャラそのままな感じで実にいいんですが…
「終わっても構わない、君達の為なら命だって懸けられる」
とか言われておりました。
飄々としてましたが、かっこえーですねー。
なにげに途中からロリちっくな「伊藤」さんも混ざり、Wヒロインという風情になっていました。
「伊藤さん」のような貧乳キャラもなかなか良かったです。
※左:教師「大崎郁代」、右:奥様「田中祥子」
アダルトグループ(笑)です。特に人妻短編の2話は良かったなぁ。
「Baster Complex Lesson」は同じく生徒・教師ネタですが、こちらは先生「大崎郁代」がヒロイン側。
傷ついた生徒「品川逸郎」のため、「郁代さん」が身体を張るという王道展開でした。
「嫁ぎ先に間々ある風景」、「借りてきた種馬」という2話は人妻系短編です。
「ホリエ」センセの描かれる人妻は派手さないものの、奥ゆかしい美人という感じで良いと思います。
前者「嫁ぎ先に間々ある風景」は奥様「田中祥子」とその義父。
簡単には、エロ老人話です。
前半のパンチラ視線(※きっちり「祥子さん」も気付いていた)から、介護にかこつけて色々と触るのがえろい。
真剣に介護を頑張っている方には大変申し訳ないですが、憧れなシチュエーションですよ。
いつまでも、男子はかくありたいものですね(笑)
どーでもいいですが、お義父さん全然元気じゃない。
世話必要ないでしょ。
後者「借りてきた種馬」は戦後財を築いた老人「衛藤君信」の夫人「衛藤沙也香」さんのお話。
かなりの年齢差がある「沙也香さん」は唯一の縁者であり、全ての財産を受け継ぐということから、金目当てだと噂されておりました。
そんな彼女から、それとなく誘われた庭師は…という流れ。
これまたえっちで、かつ非常に良いエピソード。
清楚な「沙也香さん」から誘われる展開が実にいいんですが、何よりも意識ないくらいの主人と語らう彼女、そしてその後の庭師さん。
ここが秀逸。
なんというか、ココロ掻きむしられるような、もどかしい感覚ですね。
彼がやや乱暴になってしまうのも、無理からぬところでした。
※左:副主将「間宮玲子」、右:上司「斉藤さん」
裏表紙落選の2人です。もともと高いレベルなので、さほど気にならないとは思いますが。
収録はほぼ最近の漫画でしたが、「黒帯伝説」は05年、「斉藤さんのアフター5」は06年という2話だけ古い原稿。
前者「黒帯伝説」は空手部の副主将「間宮玲子」、主将「周健一」カップルのコメディー漫画。
収録では最もはっちゃけ感があり、なんとなく全体をかき回してしまったような印象です。
ヒロイン「玲子ちゃん」はコロコロと表情を変える、アクティブで楽しい娘でした。
後者「斉藤さんのアフター5」はよくある女性上司とのカップル漫画。
美人ながら”仕事の鬼”と揶揄される「斉藤」さん。
その直属の部下「原泰等」くんはダメ社員と評判で、今日も厳しい叱責を受けていたのです。
しかし、実は2人は恋人同士であり、帰りの電車内にて…と、そんな感じ。
公私混同せずに厳しくダメ出しをするのはいい。
…ですが、「お茶汲みからやり直した方が~」は感情的な台詞で余計ですね。
お茶汲みで仕事ができるようになるなら、バンバンお茶汲みますってば。
そうした厳しい上司ですが、私生活では「原泰くん」にかなり依存しておりました。
えっちでめろめろにされてしまう様をご堪能下さい。
スーツ姿の女性は素敵ですね。
乱れることない、強い線の絵柄。
適度な濃淡でクドクドしさなく、比較的ページは賑やかでしたが画面は荒れていません。
なんというか…綺麗に整然としている印象です。
絵には多少センセの独特なバランス感覚が見えますが、大崩れなく巧さのあるもの。
キャラ絵はリアル寄りながらこってり感なく、これまた適度に漫画っぽいものでした。
色気と可愛らしさがあり、成年漫画の人物絵としては広範囲に好まれるものでしょう。
カラーよりも白黒絵のが味あって良いので、判断は裏表紙が最適です。
単行本「ティーアイネット」さんなので、裏表紙には漫画カットがあるんですねー。
これがキャラの名前まで書かれているので、ブログにも優しいのですよ。
(※ちなみに、古い原稿と前述した2話のヒロインはちゃっかり含まれていません。なんかずるー)
そのカバー裏なんですが、カット横の絵には吹き出しがあったので、何だろなぁと思ったら…。
これが単にカラー原稿の使い回し。
別に悪くはないと思いますが、できれば何か描いてほしいところでした。
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