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■ハルコさんの新妻レシピ (大見武士)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [一般]ラブコメ・アダルトグッズ
・おまけ: あとがきマムガ、
      カバー裏に「あとがきの続き」
・その他: カラー(4P)、9話収録(全て表題作・1巻完結)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大見武士(おおみ・たけし)」センセの「ハルコさんの新妻レシピ」です。

すでに紹介したの方の場合、前の記事を見るんですが。
前回の「いんデレお姉さん」がアマゾンに繋がりませんでした。
単にリンク外れただけかなーと思ったら、またなんちゃら条例のようでした。
センセのHPにも、
ちょーと手に入りにくいかもしれませんが
とか書いてありました。
まぁ、そんなんも一般えっち系では”勇者の称号”みたいなもんでしょう。
えろいぞー、って。

ヒロイン特集1:ラブラブ「ハルコさん」
※ヒロイン特集1:ラブラブ「ハルコさん」
 細身なのに大きな胸の「ハルコさん」でした。

そんなこんなで、一般えっち系でも世間が認めるエロスな「大見武士」センセです。
最新刊は新婚カップルな「ハルコさんの新妻レシピ」です。
エロエロ新妻ですわね。
えっち体験投稿漫画のソレらとはまた違った、アダルトな魅力が発揮されてます。
こりゃ、今回も皆さん早めに書店へ走った方が良いかもしれません(笑)

仕方なく、と出席したお見合いで意気投合した「柳木慎一」と「百手ハルコ」
トントン拍子に話は進み、1ヶ月後には結婚となったのでした。
普段は大人しい「ハルコ」
しかし、えっちには底なしで、アダルトグッズ好きという、エロエロな奥様だったのです。
毎夜の行為がため「慎一」は寝不足気味で、とりあえずHをお休みとしたんですが…という流れ。

新婚カップルさんのラブコメ話です。
1冊まるまるのストーリー漫画でした。
登場キャラは少なく、ほぼ「慎一くん」・「ハルコさん」カップルでのエピソードになってます。

この漫画は、なんといっても新妻「ハルコさん」でしょう。
エロエロだけれども一途で恥ずかしがり屋という、最強クラスな人妻でした。
いきなりバイクで疾走(3話)したり、好きなだけでなく深い知識を持っていたり(6話)
そんな彼女が、細身(胸はデカイ)で切り揃えられた長髪と横に長い目という、雅やかなお嬢様外観であることがまたポイントでしょう。
どっかん強いインパクトがありましたよ。

新婚生活な1話。
こちらが先に書いたあらすじで、Hをお休みとしてみる流れ。
まぁ、どうなってしまうのか、だいたい想像通りだと思います。
3日後の「ハルコさん」にご期待下さい。
そういえば「あまみさん(※「あまみドコロ/睦茸」)」もあーした感じでしたねー。
非常に可愛らしい告白をしてくれるので、注目です。
アダルトショップへと出かける「ハルコさん」の2話目。
商品を店の奥で試してみるという、成年漫画のような展開になってます。
偶然に居合わせ、そんな彼女を覗き見る「慎一くん」に注目。
「めぞん一刻」のPCゲーム(想い出のフォトグラフ)にて「四谷さん」が、
こうやってのぞくとまた違った趣がありませんか?
そう言っていたそのままですね(笑)
ここは何気に後の誤解に繋がっていると思います。

ヒロイン特集2:和装からバイクまでの「ハルコさん」
※ヒロイン特集2:和装からバイクまでの「ハルコさん」
 このギャップは凄い。格好良いですよね。

3話はお隣に住む「川道冬子」さんとのエピソード。
こうして周辺キャラが増えるかなー、とも思いましたが…この男女2人ともそんなに器用なタイプではないですわね。
漫画的にもメイン2人に絞って正解でしょうね。
実に意外な姿の「ハルコさん」に注目です。
こうした漫画の定番の1つ、温泉に出かけるという4話目。
親戚のオジさんがやってる、度肝を抜かれる温泉旅館が舞台です。
ここで「ハルコさん」の実家がお金持ちと判明。
お見合いセッティングされてましたからねー(←別に金持ちだけのコトではないですが)
でも、あのほわーとしたテンションはブルジョワな感じかも。
こちらの注目は「ハルコさん」でなく、温泉旅館のほう。
混浴の”秘湯”とは、”秘め事を開放的にできる湯”だって。
わー、それって流行るかも。
それこそ、なんらかの条例とかに引っ掛かりそうですが。
「夢☆愛チェアー」もまたエグいですね。
掃除とか大変そう、って考えてしまうのは庶民の証拠ですか。

「ハルコさん」の母「百手科子(ももて・しなこ)」さん登場の5話。
40代という割には若々しい、姉のような容姿で、独特なカタイ口調の変わった方です。
本音がズケズケと会話の端にこぼれ出るのが特徴の、コメディーなキャラでした。
製品開発なのだとか。
あーなるほどー、そんな感じだー。
先ほど実家がどうのと書きましたが、その細かな部分までがココで明かされます。
そう秘密にすべき点ではないでしょうけど、いちおうココでは伏せておきますね。
オチにも繋がる重要な回なので、しっかり見ておきましょう。
さすがに「ハルコさん」和服似合いますねー、という6話目。
知り合いがお店を開いたので、そのお祝いなんですが…やっぱりアダルトグッズ店なんですね。
ココは、江戸時代アダルト商品のウンチク大公開、みたいな感覚でした。

7話は、とある理由がため、「ハルコさん」が風俗体験DVDを借りてくるお話。
そのまま風俗プレイに発展するのでした。
でました、伝家の宝刀”ローションえっち”
しかも「ハルコさん」が責め手なので…前半はいいとして、後半は驚くような展開になります。
さすがにそれは…!
その通りだ。
お義母さま「科子さん」再登場の8話。
開発した無線用のバイブ・オナホから、電車での羞恥プレイとなります。
照れる「ハルコさん」がキュート。
これはまた非常に良い展開。
普通の電車えっちよりもリアルで、(あまり)人に迷惑もかけなさそう。たぶん。
こんなんいいかも。
最終9話は、前回オチからの流れです。
各エピソードのあちこちがうまーく作用してますかね。
ここにきて、新キャラも登場。
「科子さん」の意外な1面が見れますよー。

ヒロイン特集3:エロいぞ「ハルコさん」
※ヒロイン特集3:エロいぞ「ハルコさん」
 さらにエロいという、最強の人妻です。

お話の重さ・長さがちょうど良く、えっちとの配分もいい感じ。
うまーく1冊にまとまった、傑作でした
良かったです。

洗練・安定した奇麗な作画。
細かい部分まで丁寧でしっかり。
濃淡は淡く、描き込みはだいたい適度なくらいでしょう。
やや癖が強くなったかなーという印象ありましたが、漫画は巧く、あちこちのバランスも優れてます。
なんというか、台詞もすっと頭に入ってくるようでした。
特にマイナス点はありません。
比較した具体的なタイトル名は伏せておきますが、「大見武士」センセのようなお上手な漫画家さんは小さいコマの使い方がいいんですね。
置きにいったような絵はなく、特にモブシーンなどは隠しキャラとか探したくなる感じよ。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 可愛く楽しく描かれていました。特に問題ないかと。
・話4: それっぽくないのにえっちという「ハルコさん」が素敵でした。
・独5: お得意なアダルトグッズネタもたっぷりです。
合計:[14/15]

これは↓表紙でもいいんですが、特に裏表紙。
そちらに何らか(なんでしょう?)を感じた方は、ぜひ手にとって下さい。
損はさせませんよ!

ハルコさんの新妻レシピ (SPコミックス)ハルコさんの新妻レシピ (SPコミックス)
(2011/09/07)
大見 武士

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★大見武士センセの漫画紹介記事  すべて一般系
いんデレお姉さん
 えっち体験投稿の漫画化4作目。なかなか手に入りにくくなっているようです。
三ツ星お姉さん
 えっち体験投稿の漫画化3作目。
月刊哀川編集長 1巻
 敏腕・編集長「哀川さん」とのラブコメ長編。
完熟ダイアリー
 えっち体験投稿の漫画化2作目。
完熟マインド
 えっち体験投稿の漫画化1作目。
ろーまじ Lotion Magic ~我が征くはぬめりの大海~
 ローション漫画3冊目。多少連続性あります。
ろーてく Lotion Technique ~輝くぬめりの宇宙へ~
 ローション漫画2冊目。こちらは長編。
ろーぷれ Lotion play ~ぬめりの中の小宇宙~
 ローション漫画1冊目。アパートに住む様々なカップルを描く。



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tag : ラブコメ江戸時代コメディー

■ビンカン☆おねえさんは感じちゃう (ひろせみほ)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [一般]ラブコメ・ビジネス
・おまけ: あとがき&おまけ漫画、カバー裏に別絵。
・その他: 短編×8。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ひろせみほ」センセの「ビンカン☆おねえさんは感じちゃう」です。

ふと店頭で見かけまして。
おお、懐かしいじゃないですか、「ひろせみほ」センセ。
そういえば昔ちらほら単行本買ったなー、ということで、ゲットしてきました
ぶっちゃけ、あまり肌に合わない方ではあるんですが。
(※くわしくは後述します)

あとがきによると、こちらはなんと5年ぶりとのことでした。
産休・育休だったそうです。
なるほどー。
おまけまんがの娘さんがキュートでした。
あ、いや、変な意味ではなく(笑)

水島弓月、砺波さん
※左:水島弓月、右:砺波さん
 「弓月さん」の話は…やや長過ぎな気が。

さて、そんなこんなで、最新刊「ビンカン☆おねえさんは感じちゃう」です。
やっぱり一般えっち系。
学生などはおらず、社会人なラブコメ群となっていました。
ああこんなだったなー、という印象。
変な意味ではなく、良くも悪くもそのままな感じです

お話・絵柄ともに悪くはないです。良いと思います。
ただ、そこそこ。
なんというか、無難なまとまり
おそらくは雑誌社の意向も強くあるんでしょうけれど。

どちらも当たり障りのないラブコメ漫画なんですね。
コレという際立つポイントがありません
強い個性というか毒がなく、ある意味では一般えっち系として最適なもの。
雑誌などでちら見るくらいではいいと思いますが、こうして単行本にまとめられると…どうにも厳しいですね。
男女ともに容姿・キャラのどちらも似通っており、インパクトは弱め
お話も同様です。
まぁ、そちらについては、ひでるさんとの相性になるかもしれませんが。

冒頭の短編「ネコと暮らせば」
「水島弓月」さんの付き合う「神野康太」くん。
子猫が家で待ってるからな」
そうした理由で、デートをすっぽかしたりしていた彼。
もしかして恋敵がいるのでは。
そう疑った「弓月さん」が彼を尾行したところ、実際に猫ではあったんですが…彼は異常なほどの猫好きだったのでした。
だいたいそんな感じ。
他の短編はほぼ16ページくらいのところ、こちらだけ70ページほどありました。
たっぷりありました。
単行本は全192ページなので、その約36パーセントほどを占めているこちら。
彼女のライバルとなる猫をどう描写するかで、ガラリとお話は変化すると思うんですが、だいたい無難な感じ。
ちょっぴり意志は見せていたものの、普通。
ファンタジーちっくな描き方ではありません。
もう少し人間っぽい反応あっても良かったかな、どうかな。
飼い猫「うどん」を溺愛する彼。
いちおう彼女「弓月さん」もかまってはいるものの、猫を優先しがち。
特に中盤あたりのメールは異常。
お話は友人「八木澄香」さんの手助け(?)もあって、あーした終わり方をしていましたが、今後も「弓月さん」はやきもきさせられるかと。
もう少し割り切って付き合わないと、今後持ちそうにないなぁ。

先輩「伊吹」は独特なテンションの持ち主。
見合いをすることとなっていた彼に好意を寄せる「河原」さん。
街で偶然に出会った切っ掛けを利用し、半ば無理やりに家まで誘うのでした。
そんな短編「お見合いしちゃダメ」
感情がそう前面に出てくるタイプではなさそうですが、彼も好意を見せてますね。
そういう意味では、この見合い話は逆に良かったのかも。
こちらはオチも良く、長さも適度なまとまり良いお話でした。

「恋は未確認」はUFO好きな男性「曾我」くんと「砺波(となみ)」さん。
秘境という温泉に誘われた「砺波さん」でしたが、誘った張本人が直前でドタキャン。
キャンセル料がもったいないと1人出かけたところ、なんと山登りというべき道のりだったのでした。
偶然UFO検証に来ていた「曾我くん」に合流し、温泉宿までサポートしてもらったのです。
あれは酷い。
秘境温泉とか一部で流行っているようですが、女性1人で行くものではありません。
実に危険ですよ。
また出かけるのならば人任せにせず、ちゃんと調べとかなきゃー。
山慣れた「曾我くん」がいて良かったですよ。
ただ、彼はともかく「砺波さん」は…あーですかねー。
個人的にはもうひとイベント足りないような気がします。

仕事の気分転換で、陶器作り体験に参加した「荒井茉莉花(あらい・まりか)」さん。
すると、その講師は元彼「背振岳」だったのでした。
そんな短編「おとなの社会科見学」
こちらの2人はもともと付き合いがあり、あのえっち展開は納得。
朝でいいよ、コーヒー
その一言が良いですね。
ただ、こちらはプライベートだったので髪を下し、眼鏡オフとなってしまっているのがやや残念。
「茉莉花さん」はツリ目で、オフィス仕様のが好き。

「ボク専用のウェイトレス」は店のウェイトレス「有希」さんと常連客。
店員と客という関係を打破するためには、直接告白するか、あからさまなくらいにアピールするしかないでしょう。
良い・悪いは置いといて、意識させてる時点である程度成功かな。
こちらもやや強引な気もしますが、
なんで私が惚れてるみたいなカンジになってるのよーっ!?
という、自らの意志と裏腹な台詞の出たコマが面白いです。
ただ、あのオチから察するに、すぐ覚めてしまいそう。
なお、「最後の3日間」も客と常連客という設定です。
「各務夕紀」さんは眼鏡の販売員。
告白に苦い思い出のある彼女は、けっこう脈がありそうな常連客「賀当」に告白できないでいたのでした。
まぁ、セオリーは男から告白するもんですわね。
ただしそんなんでなくとも、「夕紀さん」はテンパる感じの女性。
心理も含めて、見ていて楽しい娘さんでした。

河原さん、ウェイトレス「有希さん」
※左:河原さん、右:ウェイトレス「有希さん」
 ヒロインは皆可愛らしく描かれておりました。

ほか、「乙女ちっくに恋して」は料理上手な「須藤」くんと、男会社で頑張ってきた先輩「大津」さん。
まぁ、逆転カップルですわね。
ネタとしてはそう珍しくないものの、「須藤くん」の積極性はけっこう意外。
”オヤジギャル”という割には「大津さん」のキャラがいまいち弱いかなー。
容姿も普通で魅力的なので。
「やさしいリサイクル」は「周防紅」さんと「ショーマ」くん。
3年ぶりに再会したカップル話でしたが、いかにも漫画っぽいですね。
作画も他と比べて弱めに感じました。

きちっとした、優れた作画。
乱れや崩れはなく、全体に安定感があります。
濃淡・描き込みはどちらも適度なくらい。
線にはある程度の強さがあり、見易さの要因だと思います。
まとまってますね。
コマ割りは細かめで、比較的枠内にしっかりおさまっていました。
背景・小物にも優れ、コメディー崩しもお上手。
そう人を選ぶような癖もなく、特にマイナス点は見当たりません。
ただ、前述したように登場キャラの個性は弱く、印象に残らないタイプ
並べると確かに別人なんですが、ざーと流れで読んだ場合、同キャラかと錯覚しました。
ひでるさんは昔からそのあたりが肌に合いません。
なんとなく同様な感想を持ちそうな方は注意下さい。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 安定感のある良い作画です。
・話3: 無難な一般えっち系でした。
・独3: 特にコレという特徴は見られません。
合計:[10/15]

色々書いてしまいましたが。
ひでるさんが合わないだけで、優れた漫画には違いありません。
よくよく吟味頂ければ幸いです。

ビンカン☆おねえさんは感じちゃう

ビンカン☆おねえさんは感じちゃう (カルト・コミックス BINETUコレクション)



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tag : コメディーラブコメファンタジー

■恋と心とHの関係 (西野映一)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [一般]ラブコメ・カップル
・おまけ: おまけ4コマ劇場。
・その他: カラー(4P)、9話収録(全て表題作・1巻完結)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「西野映一(にしの・えいいち)」センセの「恋(LOVE)と心(はぁと)とHの関係」です。

どーでもいい前置きを少々。
風呂場の電気が切れました。
しかも、買ってきたばかりの含めて、2コ連続で。
なにかの呪いでしょうか?
しかし、薄暗い中での風呂というのは…やや不気味なものですねー。
もしローソクとかあれば、ちょっぴり淫靡な雰囲気を楽しめそうなんですが。
1日1エロス、ひでるです。


さて、くだらん話はそれくらいに、本日は「恋と心とHの関係」です。
一般えっち系でお馴染み、「マンサンコミックス」からの単行本なのでした。
しっかりとしたストーリー(ある程度でも)と、多めなえっち描写で、このシリーズは信頼度高め
むろん、こちらもそんなん。
あの↓表紙に何らかを感じた方は、手を出しても大丈夫でしょう(たぶん)
なにしろ、描かれているのは「よめはいむ」、「ぴんくぐろぅあっぷれい」などを紹介している「西野映一」センセですからね。
そう際立つような目新しさはないものの、お話・絵柄ともに安定した仕上がりでした

佐野智恵理
※佐野智恵理
 全ての切っ掛けはこの方でした。

なお、お話構成がため、今回はある程度ネタばれる書き方になっちゃっています。
先に色々と知りたくない方は↓この下に進まないように
お約束な感じ強く、そうストーリーの妙を楽し漫画ではないですけどね。
本編でも、
大崎さんの相手は僕なんだけど…
とか、作品世界を上から見下ろしているような発言もあったりします。
ちょっとしたスパイスですかね。


私決めた!!処女捨てる!!
昨夜のTVに影響された「佐野智恵理」は、いきなりそんなことを言いだしました。
しかし、友人「長原鏡子」、「大崎ゆゆみ」らが意中の相手「秋坂大介」にバラし、また煽ってしまったことで、なんだか妙な空気になってしまうのです。
そんな2人を冷静な目で見ていた「鏡子」も、想い寄せる「三矢」に挑み、また「ゆゆみ」はあぶれた「高井」にお試しえっちを誘うのでした。
かなり大雑把ですが、だいたいそんなん。

6名男女のラブコメ漫画です。
一応は連続したストーリー。
ただ、見事に3話づつでメインカップルが変更されており、それぞれ精神・肉体のどちらも通じ合うまで、が描かれていました。
個性的ではあったものの、そう突出したキャラはおらず、ごくごく無難な設定。
前述したように新鮮・派手なポイントはありませんが、しっかりとした心理描写で安定感のある1冊となってます。

えっち宣言をした「智恵理さん」が紆余曲折の末にまとまり。
触発された「鏡子さん」が色々ありつつもそれに続き。
それぞれがカップルとなったことで、あまった「ゆゆみさん」がくっつくという展開。
流れはそんなんで、カップルがバトンタッチしていくような風情でした。
いちおう繋がっているものの、同一世界、同キャラ出演のオムニバスみたいな感覚ですね。

また、6名の男女をメインとした漫画ですが、すでに相手はキッチリ決まっています。
恋愛関係での複雑なアレコレとか、揉めたりなんだりはありません。
どちらもカップル完成前なので、えっちも初めてなど、自分らのことでいっぱい・いっぱい。
それがためか、お話に入るとメイン以外のキャラはほぼ出番はなく。
まったくない訳ではないですが、絡みはごく控え目になってます。
個人的には、そのあたりが残念でした。
巻末4コマみたいに、集合した楽しさがないんだもの。

長原鏡子
※長原鏡子
 彼があんなんなので、今後も大変そう。がんばれ。

1~3話までが、中扉を1人で飾っていた「智恵理さん」と「大介くん」のエピソード。
冒頭の「鏡子さん」らは…意地悪ですね。
特に「ゆゆみさん」の一言は強烈。
天然っぽいキャラなのかと思いましたが、彼女の主役回を見る限りわざとかな。
当初の計画を崩された「智恵理さん」は置いといて、「大介くん」を決意させる切っ掛けにはなっていました。
そんな訳で、いきなり野外です。
「智恵理さん」はノーブラですか?
名前だけ出ていた男子「三矢」・「高井」が登場するのは2話から。
こちらでは友人らのサポートを受け、うまいこといってます。
その素直さが必要だわね。
前回はともかく、こちらオチであんなんなるとは思いませんでした。
…癖になっちゃうぞ。
「三矢くん」の言ってたアレはその通り。
ちょっと嬉しさあったりして(笑)

4話~6話までが、冷静沈着に見えていた「鏡子さん」
その相手は、同じく眼鏡であまり素を見せない「三矢くん」なのでした。
眼鏡で揃えないだろうと思ったんですけどねー。
皆でいる際には”アホの娘”という「智恵理さん」の存在がためか、「鏡子さん」は突っ込み役になるんですが、似たタイプの彼と一緒だと色々な表情を見せてくれますね。
そうはっちゃけた人ではないんですが。
いっぱい・いっぱいなのか。
先のカップルとは逆で、機会を逃すまいと路上えっちになる2人。
慌ただしく、間違ったりしていました。
そんな感じでお互い言葉足らずなため、身体の関係が先行して精神が追いつかないというカップルになってます。
「智恵理さん」のエピソードでも目立っていましたが、「三矢くん」は極端でややこしいキャラですね。
これは「鏡子さん」今後もやきもきさせられそうだなぁ。
彼女はなかなか敏く、ちょっとした表情から彼の心理を読んだりしてましたから。
5話オチ付近から6話冒頭あたりまでの「鏡子さん」がキュートです。
ラストにもびっくりすると思います。
アレは凄い。

大崎ゆゆみ
※大崎ゆゆみ
 見ていて面白いのは彼女。単行本前半で控え目なのはわざとかな。

7話~9話までが「ゆゆみさん」のお話。
前回に積み残された疑問の解決話から始まっております。
すっかりカップルになった2人とは裏腹に、恋愛・えっちどちらも興味ないという「ゆゆみさん」
可愛らしい容姿の彼女でしたが、ちらほら見せていた変わった部分が前面になってます。
先の2人はある意味正統派でしたが、彼女は変化球
成年漫画っぽいキャラかな。
積極的に「高井くん」を玩具としていました。
待ち合わせた際にも、彼で遊んだ後にホテルへと引っ張っていました。
たぶん、細かにデート計画立ててたと思いますよ、彼。
そんなテンションで、この先はどうなってしまうのかと思いましたが…最終話に注目です。
つい先日に見たお話と異なり、巧くまとめていたと思います。

安定感あるすっきりな絵柄。
極細の丁寧な線で、描き込みはこざっぱりとしてます。
濃淡は適度か、やや薄いくらい。
だいたいコマにおさまっており、良いまとまり。
どこか落ち着いた雰囲気あるのは、それがためかと思います。
表現などに問題はなく、特に引っかかる箇所もありません。
漫画の巧い方です。
肩幅広めなキャラは独特なバランス感覚。
ちょっと癖は強めでしょう。
カラーはまた若干見え方が異なるため、↓表紙はあまり参考になりません。
脳内でうまく線画に変換して、判断して下さい。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: すっきりとお上手ですが、癖は強めです。
・話3: 全然悪くないですが、個人的に足りないかなー、と。
・独3: プラスなんちゃらがほしかったです。 
合計:[10/15]

なぜかスカートめくりあってる↓表紙はいい感じなんですが。
もう少し露骨にそれをアップで見せてほしかったかなー、と。
文字などもあってやや見辛いんですよー。

恋と心とHの関係 (マンサンコミックス)恋と心とHの関係 (マンサンコミックス)
(2011/08/29)
西野 映一

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tag : ラブコメ

■妄想チャンネル (中田モデム)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [成年]長髪・巨乳
・おまけ: あとがき・作品解説、カバー裏にいちおう別絵、
      カラー描き下ろし「成長曲線prologue」、
      描き下ろし「筆下しover30」(一部)
・その他: カラー(4P)、短編×13(うち「成長曲線」×2)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「中田モデム(なかた・もでむ)」センセの「妄想チャンネル」です。

ちょっとスペースをお借りして。
藤子・F・不二雄ミュージアム」がオープンしましたねー。
入館チケットは日時指定の予約制なのだとか。
(※ミュージアムでの販売なく、ローソンでしか購入できない)
キャラクターのいる「はらっぱ」とか見てみたいんですが…おそらくメチャ混んでいるだろうなぁと、ある程度ほとぼり冷めるまで待つこととしました。
そのうちグッズも充実してくるだろうし。


さて、本日は「中田モデム」センセの「妄想チャンネル」です。
これで2冊目の単行本のようですが、なんと4年ぶりなのだとか。
開きましたねー。
ひでるさんはこちらが初見になります。
収録はほぼ短編での構成。
恋愛というほど重くもないですが、ラブコメというほど軽くはないお話群になっていました。
登場するのは学生や人妻などのお姉さんなど、アダルト寄りになってます。
黒髪(ばかりでないですが)好きな人はよりいいかもしれません。

佳世さん
※佳世さん
 この単行本は彼女だと思います。イイ話でした。

ネットに女性経験がないことを書き込んだ、童貞の中年男。
すると、1人筆下しを承諾の回答をしてきた女性がいたのでした。
「筆下しover30」はだいたいそんなん。
これはパンスト漫画ですね。
前半はしれっとした表情のヒロイン「佳世」さん。
足でぐりぐりやってくれます
いいなぁ(笑)
しかも器用に足だけでズボンから男性自身を取り出しています。
格好良いですね、どこで習得したんだろう。
そんな「佳世さん」の雰囲気が変わる、中盤以降がまた見どころ。
世界で私だけしか知らない…
そんな台詞も言っていましたよ。
うん、覚えておけば、他のタイミングでも使えそうですねー。
オチでも実にキュートな感じでした。
彼女の魅力がため、収録ではトップクラスの短編だと思います。
追加の描き下ろしは4ページとのこと。

冒頭漫画「成長曲線prologue」と「成長曲線」
ふしだらな行為をしている生徒がいる。
そんな訳で、理科準備室まで来た風紀委員「春菜」が見たのは、元彼「マサヤ」のえっちだったのです。
彼の自分本位なところが嫌で別れていたものの、そんなんを見せられた「春菜」は…という流れ。
気の強いヒロイン「春菜さん」は、前髪切り揃えられた黒髪ロングな女性。
「中田モデム」センセのご趣味だそうです。
それがためか、やや似た感じが多いんですかね。
カラー描き下ろしの「成長曲線prologue」は過去場面。
セーラー服の「春菜さん」です。
彼「マサヤくん」はスレンダーだった彼女に不満を持っていたので、もう少し貧乳に描いた方が分かりやすかったのでは。
本編では素晴らしいサイズを見せていましたけどねー。
取り締まる側がえっちしちゃうところがポイント。

ネットに流出した動画が学校の制服。
しかも、顔にモザイクはあったものの、映っている女性が幼馴染み「五十嵐」とホクロの位置が同じだったのでした。
それに気づいた「ヒロト」は、久しぶりで彼女に声をかけるのでした。
「小悪魔の涙」はそんな短編。
学校の定番、屋上えっちです。
こちらの「五十嵐さん」は大人しい感じのヒロイン。
そんな彼女のえっちな言動をお楽しみ下さい。
お話の結末はあーしたものでしたが、ややピンと来なくなってしまった印象です。
ページ不足というか、やや無理やりな感じがしました。

五十嵐さん、風紀委員「春菜さん」
※左:五十嵐さん、右:風紀委員「春菜さん」
 「五十嵐さん」の話はもう少しプラスなんちゃらがほしいかなー。

友人「晴美」が社長とのえっちで支店長になったことを受け、「ケイコ」もその言いなりになることを決意したのでした。
ビジネス短編「交姦条件」は簡単にそうした話。
どの程度の支店長か知りませんが…仕事はそんな甘いモノではないですよ。
こんな社長ではたかが知れてますが。
女性用下着メーカーなため、自社製品着用が義務付けられており、スカートめくりOKという規則が素敵。
コレはどんなエロ会社だ。
拘束する描写はありましたが、もっとマニアなプレイでもらしくなったかも。

「兄以上?兄妹未満」は義兄「陽一」と義妹「しのぶ」
両親の再婚で兄妹となったものの、2人の関係はギクシャクしておりました。
そこで家族旅行を提案され、2人きりで同室となったのです。
ちょっと仕掛けが早いかなー。
分らんではないものの、後半のえっち部分は強引。
あまり伝わってきません。
もともと知り合いというならばアリかもしれませんが。
独りえっちとか、お風呂シーンはなくても良かったのでは。
「双性姉妹」は双子の妹「葵」の彼氏「緑野」に、同じく想いを寄せる姉「真紅」
一度だけと、こっそり入れ替わってえっちをするのでした。
よくある双子のネタ。
お話は奇麗に終わり、超感覚などもなく、普通。
ここはバレて揉める方が好みなんですけどねー。
なお、そんなんなため、皆で一緒にという展開はありません。

「夕子」さんの「みだらばな」、メイド喫茶のバイトを始める「美樹」さんの「同級生 再会」ほか、ショート「うすい壁」も含めて人妻な3話。
「みだらばな」は…旦那があまりに情けなく、読んでいてげんなりしますよ。
ジーンズのお尻がいい感じでした。
やっぱりアダルトですよね。
「同級生 再会」はメイドさんなお話。
「私の年齢でメイド喫茶はどうかなって…」
そう本人は恥ずかしがっていましたが、絵的には問題なし。
もっとむちむちにして欲しかったなー。
ただ、こちらもお尻・パンチラシーンは良かったです。
「うすい壁」は8ページの漫画。
こちらはえっちな人妻に逆襲されるパターンでした。

ケイコ、美樹
※左:ケイコ、右:美樹
 キャラがやや似通っているかと思います。

ほか、カップル「拓海」・「空」の行為を「恋華」に見せるという短編「代償」
初3P漫画とのことでした。
ヒロイン「空さん」はセミロング・貧乳という収録にほとんどいないキャラで、目立ってます。
こんなんもいいのでは。
ちなみに、注釈も書かれていた、本編に登場する「リア充」という単語。
ひでるさんその意味知ったのは…つい1カ月前くらいのこと。
耳にする機会は何度かあったんですけどねぇ。
「おそわれ教師」も複数えっちで、「水瀬」くん・「風越」さんのカップルに、女教師がまざるというもの。
リアル女教師には処女が多い、とかあとがきにありましたが。
本当かな。
こちらでも先生が可愛らしく描かれておりました。
「色香の介護士」はホームヘルパー「あい」さん。
頼めばOKという、素敵な女性でした。
あとがきによると、”大きく画風を変化させた作品”とのことで、旧作品からのファンの人は、こちらから読んだ方がいいかもしれません。

ほぼ最近の原稿での収録です。
(もっとも古いので2010年5月)
コマ割りは大小入り乱れる複雑な感じで、線は強め。
黒が目立ってますね。
全体の濃淡も濃い目で、賑やかな描き方であるため、こってりとした味わい。
ちょっと癖はあるかな。
読んでいて気になったのはキャラ。
こうして1冊にまとまると、似た感じのヒロインがちらほら目につきました
個々はお上手なんですが、もう少し描き分けてほしいところ
大崩れや乱れはほぼないものの、個人的には人物バランス、動きの部分でやや引っかかるところがあります。
↓表紙はすっきりとして良く。
だいたいは変化ないですが、判断には裏表紙のカット絵がいいと思います。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: くっきり濃い目で、いい感じとは思うんですが…。
・話3: 個人的に、あまりカチっとこなかったです。
・独3: お好きな黒髪ロングがためか、キャラが似通っていました。
合計:[9/15]

カバー裏はいちおう別絵としてます。
表紙・裏表紙どちらも同じように見えて、微妙に傾き具合が異なっていました。
なんなんだろう。

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(2011/09/01)
中田モデム

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■ふ~ふ (源久也)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : [百合]ラブコメ・いちゃいちゃ
・おまけ: あとがき漫画、合間にネタ絵、
      カバー裏に「きょうのふ~ふ」・4コマ。
・その他: 折り返しに著者近影、初単行本、
      9話+短編2話収録、現在1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「源久也(みなもと・ひさなり)」センセの「ふ~ふ 1巻」です。

今気付きました。
昨日前置きで「飴色紅茶館歓談」の2巻が発売されるよーという話題を書いてますが。
こっちにした方が流れスムーズでしたねー。
単行本には書店へ出す予約券も封入されていましたよ。
キャストから、漫画家「早乙女愛華」、編集者「南城詩子」ほか「小熊珠李」・「鷲塚咲雪」なんて新キャラも登場するみたいですよ。

さて、そんなこんなで本日は毎度お馴染み「百合姫コミックス」です。
発売日に見当たらなく焦りましたが、別書店で残り1冊をめでたくゲットできました。
人気なんですねー。
「ふ~ふ 1巻」です。
紹介帯の青が弱く、ぱっと見で分かり辛いんですが、”夫婦”でなく”婦婦”のこと。
そりゃー、百合漫画ですからー。

主要キャラは無論のこと、背景程度でも男子が顔を見せない、女性だけの世界でした。
(※うそだ、3話で男性らしき人物が1コマ描かれてます。7話では園児に男の子が描かれてます)
お話は9話ほどが収録され、とりあえず巻数表記そのまま2巻まで続く様子で安心。
ほか、「ツタワルコトバ」・「アナタノナマエ」というお話が収録されていました。

姫藤喜菜々・都寿美
※姫藤喜菜々・都寿美
 メインカップルです。「喜菜々さん」の髪に注目。

まずはその同時収録された2話から。
先輩「日奈久ひより(ひなぐ・ひより)」から告白され、付き合う「みや」
明け透けで「好き」を連発する小さくコロコロした「ひより」に対し、大柄で無表情、さらに口下手な「みや」
感情表現もうまくない彼女は、もっと気持ちを出したいと、ぐるぐる悩むのでした。

本編と同じく、既に完成されたカップルの百合漫画です。
セオリーでは、なかなか理解され難い関係について、お互い考え、悩み…そうした色々なものを乗り越え、晴れてカップルになるというものでした。
こちらは皆が恥ずかしくて転げ回りたくなるような、カップル後のラブラブ生活を描いたものです。
なんだっけ。
ほら、昔PCゲームで「Ribbon(リボン)」というのがあったんですが。
それが画期的だったのは、意中の娘と付き合うようになった、ラブラブなその後まで描かれているという点でした。(うろ覚え)
つかず離れず難儀しつつの末にべったりとなるカタルシスもあるんでしょうけど、こちらはベタベタです。
天敵のいない、徹底的に甘い世界をお楽しみ下さい

小さい先輩「ひよりさん」
よくSDっぽくなるコメディーちっくな娘さんで、実際に声に出して喋り倒して、くっついているのは彼女のほう。
何かと「好き」を連呼してましたが、言葉だけでなく、実は「みやちゃん」のことをよく見ておりました。
ちゃんと細かいことに気付いてる所がラブいのです。
通訳みたいな描写もありました。
あんなんで、結構照れたりするのがキュート。
わざと誤魔化したりもしてますね。
大きい後輩「みやちゃん」
漫画では彼女の視点になっています。
実際に音として声には出ていないようでしたが、心のソレはなかなか饒舌。
ぐるぐると葛藤しておりました。
まぁ、生まれ育ててきた自分のキャラをぱっと変えるのは、難しいですからねー。
ほぼ顔に感情が出ないため、矢印で、”悩んでる。”とか描かれるのが面白いのです。
相手が「ひよりさん」だからこそ続くんだろうなぁ。
本編「ふ~ふ」では合計3組のカップルが登場するんですが、そのどちらとも異なるキャラクターであり、カップルになってました。
被らないので、もしかしたらおまけ的に登場することもあるかな。
いちおう収録の合間ではメインの2人とすれ違うショート漫画が収録されていましたが。

続いて、メインの「ふ~ふ」
こちらも既に完成されたカップルの百合漫画になっていました。
先のカップルはまだ関係浅く、また「みやちゃん」のキャラがため、そう甘くはなかったですが、こちらは紆余曲折の果て(←想像)に同棲にまで行き着いた、ラブラブな百合カップル。
お互い程度を熟知しており、ボケとツッコミが機能する、安定した関係となっています。

…あ、ずらずら書いてきましたが、漫画描いている人のことをスルーしちゃってましたね。
AliceQuartet OBBLIGATO」など、ちらほら見ている「源久也」センセです。
やっぱり「源」という名前には、ドキーってしますねー。
歴史好き。
センセのHPには、”不思議なことに初コミックスです”とか書いてありました。
そうなんだ、本当に不思議。

ついに同棲することとなった「姫藤喜菜々(ひめふじ・きなな)」、「都寿美(みやこ・すみ)」のカップル。
夫婦、ではないので婦婦(ふ~ふ)となった2人は、ラブラブな日々を過ごしておりました。
さらに女性にモテモテな姉「姫藤嘉菜々(ひめふじ・かなな)」、お隣の婦婦「大守(おおもり)はやせ」、「小笠原小麦」などを交え、より賑やかになっていくのです。
かなり大雑把ですが、だいたいそんな感じ。

大守はやせ・小笠原小麦
※大守はやせ・小笠原小麦
 この2人はまただいぶ面白いカップルでした。

漫画はいちおう連続話。
なかなか自由に描かれており、1、2話は1ページ毎にサブタイトルのついた、ショート重ね形式。
3話から8話までは普通のストーリー調で、9話はストーリー4コマになっていました。
「源久也」センセの技術がためか、漫画のほんわかした雰囲気がためか、さして気にはならないと思います

同棲初日という1話。
ボケ担当の「喜菜々さん」と、ツッコミ担当の「寿美さん」という感じ。
「喜菜々さん」にはピンと髪がはねているんですが、たまにハートになっているので注目。
関西弁なのかな、方言な喋り方をするんですが、ふんわりとしたキャラと合って違和感ないです。
台詞が自然に頭に入ってくるようでした。
眼鏡の「寿美さん」は雰囲気そのまま抑え役ですが、えっちなのは彼女の方。
ちなみに、2人の入浴シーンはありましたが、基本的にそうした場面は描かれておりません。
よくべたべたとひっついてはいるものの、ちょっと期待しすぎないよう注意。
蒲団の上でぬいぐるみと共に泣いてる「喜菜々さん」のSD絵がキュートでした。
2話はベッドを買いに行くお話。
ちらほらオチがついており、ここはよりコメディー強め。
浴衣はいいですよね。
「寿美さん」も前回と比べ、かなりはっちゃけています。

姉「嘉菜々さん」が登場する3話。
ここでは「寿美さん」のお仕事について描かれています。
いいなぁ、在宅仕事。
作品中で最も目立つ個性があり、なんというか最強ちっくな「嘉菜々さん」
外伝「かななお姉ちゃんのバリバリ伝説。」がまた面白かったです。
仕事中の髪まとめた姿が良いですね。
お話はこれまでと違って邪魔者の存在がため、何かと荒れる「喜菜々さん」に注目。
オチの一言は納得でした。
そんなお姉ちゃんのプランで旅行に行く4話。
こちらでもバリバリ伝説でしたねー。
登場してなくても存在感を発揮していました。
意外な趣味をもつ「喜菜々さん」
たまに旅行などで、なんでだろう、みたいに考えてしまうものもありますよね。
なお、露天風呂シーンもありましたよー。

姫藤嘉菜々
※姫藤嘉菜々
 最強ですね。それがため、7話が面白い。

5話は前話オチで顔を見せていた、「はやせ」・「小麦」のメイン登場回。
背丈大小なカップルですが、「ひより」・「みや」とはまた全然異なる2人。
こちらはどっちも方言(京都と九州?)で、穏やかーな背丈大きい「はやせさん」と、激しい小柄な「小麦さん」という感じ。
メインの2人とはまた全然違う甘さが心地よいですね。
カミングアウト早ぁあっ!
の前後が好き。
続く6話も4名でのアレコレ。
「はやせさん」のお仕事は…それこそ「喜菜々さん」ではないですが、納得。
そんな流れで、後半は猫耳な展開になっていました。
お好きな人はおめでたう!

7話は姉「嘉菜々さん」の主役回。
こちらでは、後にメイン、になるだろう「白雪」さんが登場してます。
苗字は本編のキーになっているので、こちらでは伏せておきますね。
あの「嘉菜々さん」を手玉にするという、冷静沈着なキャラでした。
なるほど、アレに対抗できるのは、こうしたのかなー。
そう、こちらカップルは切っ掛けからですね。
8話はその続きで、珍しく悩む「嘉菜々さん」
「はやせ」・「小麦」のカップルも参加し、賑やかな回になっています。
お姉ちゃんが登場すると、全部持ってっちゃう感じ。
ぶっちゃけ、キャラが増えたことで主役カップルの2人がやや存在希薄になってしまったような。
きなな、お姉さん殴ってええかな?
というコマが好き。
4コマな9話。
それぞれカップルが2ページづつ、主役カップルはプラス前後2ページという割合でした。
久々で甘いですよ。
「白雪さん」がしっかり見れるのはこちら。
けっこうオモロイ方で、次が楽しみ
また、「小麦さん」の服はやっぱりという感じでした。

お姉さん殴ってええかな?
※お姉さん殴ってええかな?
 コレです。この2人はまた相性微妙そう。

やや太めのしっかりとした線の作画。
濃淡・描き込みはすっきりしていますが、軽すぎない感じ。
乱れ・崩れなく、丁寧で安定しておりました。
コメディー寄りの、可愛らしいキャラ絵。
よくSDちっくになるなど、個性は強めかと思います。
ただ、そう人を選ぶものでなく、また漫画も巧い方なので、大きな問題ではありません。
カラーでも変化ないので、↓表紙・裏表紙にてご確認ください。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: やや4コマっぽい絵ですが、特に問題ありません。
・話5: キャラの個性ですねー。普通の話も面白くなります。
・独5: ベタベタな百合漫画でしたが、こんなんもありかと。
合計:[14/15]

これは当初の予想以上に面白かったです。
次が待ち遠しいですねー。

ふ~ふ

ふ~ふ 1巻 (IDコミックス 百合姫コミックス)


★過去に紹介した百合姫コミックス


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tag : 百合姫コミックス百合漫画コメディーラブコメ

■人妻を輪姦す8つの方法 (葵ヒトリ)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]人妻・不倫
・おまけ: あとがき漫画「今夜もヒトリ酒7」、
      カバー裏にあとがき漫画の続き。
      描き下ろし「ぎゅってしたげる」
・その他: 短編×8。
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「葵ヒトリ(あおい・ひとり)」センセの「人妻を輪姦す8つの方法」です。

若干スペースをお借りして。
こちらでも紹介している「飴色紅茶館歓談」の2巻が発売されるようです。

飴色紅茶館歓談 2巻 限定版飴色紅茶館歓談 2巻 限定版
(2011/11/18)
藤枝 雅

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11月だって。
限定版はまたドラマCDとのことで、楽しみ。
今回も予約したほうが良さそうですねー。

さて、本編は前置きと関係なく、百合姫ではないです。
こちらのブログでは「人妻汁まみれ」を紹介している「葵ヒトリ」センセ。
最新刊「人妻を輪姦す8つの方法」をゲットしてきました。
相変わらずな人妻漫画集。
全て短編です。
タイトルそのまま8話ほどの収録があり、たぶん期待通りな漫画が揃ってます。
なお、描き下ろし「ぎゅってしたげる」は「ケンゴ・サヤカ(沙耶香)」シリーズとなっていました。

家庭教師の人妻さん、社長の奥様
※左:家庭教師の人妻さん、右:社長の奥様
 皆さん豊かなスタイルをお持ちです。

家庭教師先の生徒の1人で、近くに母を亡くしていた「詩織」
様子がおかしいので聞いてみたところ、落ち込む父親から性的虐待を受けていることを知ったのです。
こうして、欲望のはけ口にされている彼女の身代わりをすることとなったのでした。
カラーページのある冒頭話「人妻家庭教師」は、だいたいそんなお話。
計算ではないですね、ダメ親父ですね。
切っ掛けが「詩織ちゃん」のお風呂を覗いたことという、いかにもなエロス設定が素敵。
娘の”傷心の親を慰めたい”心理を逆手に取った、見事な流れです。
ここで家庭教師の先生が登場するのでした。
さすがに「詩織ちゃん」相手に直接はなかったものの、彼女は他人なのでOKですからねー。
一緒にお風呂から、甘えまくっております。
台詞のうち「やんやん」というのが妙に可愛らしかったです。

アフリカから出稼ぎにきた研修生の兄弟。
どちらもよく働いてくれたものの、不況による人員削減の対象となったのでした。
不憫に思った社長は思い出にと、妻と共に温泉旅行へ連れてきたんですが…という「ニッポンのオモイデ」
実は↓表紙はこちらの作品から。
タイトルの雰囲気も手伝って、なんだかドギツイ感じに見える(※温泉の浴衣と、アフリカ人の黒さね)のは、そうした理由。
宴会で酔っ払った兄「ペペテラ」が暴走し、弟「ンバイ」の想いを暴露したため、またクビにした責任も感じていた奥様はそのまま~という複数えっち。
兄「ペペテラ」だけだったら、あーはならなかったかなー。
弟「ンバイ」はノリ良い兄と違って真面目で、そっちに流された雰囲気がありました。
また、2人のモノが漫画とはいえデカイのです。
はっきり言って、お互い見るだけで済む筈がなかったですかね(笑)

出張中の旦那が家に向かわせた、後輩4名。
妻「未散」はその3カ月の間、彼らに散々焦らされる、達したら直接されてしまうという、ゲームに付き合わせれてしまったのでした。
そうした短編「解禁日。」
こちらも複数えっちです。
旦那さんはやたら自信家なのか知りませんが、まーこんなシチュエーションで何もないのが不思議。
それでもいちおうギリギリまで我慢したらしい、お互いが凄い。
まぁ、それだけ焦らしての結果かもしれませんけどね。
後半の電話かかってくるあたりにご期待下さい。
ネタがそんなんなため、まるまるえっちシーンみたいな作品になってます。

晶さん
※晶さん
 お気に入りなので、左に学生時代の姿を入れてみました。

短編「同窓会」は、結婚を決めた「晶」
10年ぶりという懐かしいメンバーが揃い、遅い時間まで昔話を楽しんでいたんですが。
ふと気付くと、メンバーのうち「沢村」にえっちなことをされていたのでした。
このお話好き。
学生時代はショートカットで、男の子っぽかった「晶さん」
グループ男子らとも対等な付き合いをしていた彼女もすっかすり女性らしくなっていたのです。
漫画では学生時代の「晶さん」もブルマ姿で登場。
うん、美形ですね
こちらの貧乳っぷりが実に可愛いんですが、そのすぐ後の成長した豊満なスタイルがまた実に素敵なのです
周囲には他のメンバーが寝ており、声を出さぬよう頑張る様をお楽しみ下さい。
友人というべき関係で、本人の感覚とは裏腹に”皆こっそり憧れていた”というのはあるだろうなぁ。

海の家での「海のYEAR!!2010」
別に1話となるお話あるのかな。
去年浮気しまくった男子2人がバイトに。
夫の実家である海の家を手伝う「梓」さんは、今年はえっちしないと決めていたんですが、それならばとギリギリまでしないプレイをさせられることとなったのでした。
寸止めなパターンです。
豊かなスタイルながら薄着の「梓さん」が目の毒。
水着がまたエロいんですねー
メインは旦那を隣にしての、定番なサンオイルからのえっち展開。
ローションのようです。
あんなん真横にしながら、まったく気付かない旦那が吞気ですね。

老舗旅館でのえっちサービス話「人妻にはヒミツがある。」
芳しくない経営を助けるべく、あまり身体の丈夫でない女将「多香子」は自らえっちなことをしていたのです。
主人はそれに気付きながら、黙認をしたのでした。
身体弱いという条件がため、えろいとかなんとかより見ていて心配
エスカレートしているのがまた気の毒なのよ。
旦那もそんなプレイにハマらないように。

「お隣さん」は隣から聞こえてくる声に触発される奥様というパターン。
実は直接行為でなく、AVからの声だったんですが…そこには計画があったのでした。
なるほど。
重ねるというのは、他にも応用できそうですね。
まぁ、ちょっと油断かなー。

梓さん、初音さん
※左:梓さん、右:初音さん
 この「初音さん」のシチュエーションも好きです。

スワッピング話の「SWAPEACE」
友人の発案で、「初音」さん夫婦はスワッピングをすることとなりました。
友人と夫はノリノリだったものの、「初音さん」は気おくれしており、また彼女の旦那はイイ人で、2人きりとなっても何もしてこなかったのでした。
ショートカットで巨乳な「初音さん」が可愛いです。
徹底的に良い人柄な彼のため、単なるえっち行為がやがて本気になってしまうというドキドキもの。
うん、2人きりにしちゃーダメかなー。
優しい、人の良い彼にじわじわ心を開く「初音さん」が良かったです。

きっちりした描き込みと、細かいトーン処理な作画。
線は柔らかながら強く、ジャンルもあって全体ではコッテリとした感じ。
大小での色々なコマ割りが効果的で、迫力がありました。
作風がため、やや乱れっぽくも見える時もありますが、バランスは良好。
些細な点は、あまり気にならないでしょう。
アダルトらしい豊かなスタイルで、キャラはリアル寄り。
あまり濃過ぎずふんわりとした仕上がりです
↓表紙・タイトルから想像されるだろうものより、だいぶ見易いと思います。
なお、その↓表紙は判断に不適当。
裏表紙のカット絵が良いでしょう。
いかにもえっちっぽい作画をお楽しみ下さい。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 個性があり、ちょっと人を選ぶかなーという印象でした。
・話4: 良い感じのお話が色々と。バリエーション豊かです。 
・独5: むちむちっとした肉厚なスタイルの、素敵な人妻さんが揃ってます。
合計:[13/15]

なお、何気なく某書店で購入したところ、特典の小冊子をゲットできました。
ネタは「海のYEAR!!2010」の「梓さん」だったので、オススメです。

人妻を輪姦す8つの方法 (いずみコミックス)人妻を輪姦す8つの方法 (いずみコミックス)
(2011/09/02)
葵 ヒトリ

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tag : スワッピングショートカット

■とろけるあそび (いーむす・アキ)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]ラブコメ・ツンデレ
・おまけ: 
・その他: カラー(24P)、短編×15(うち「おかずシリーズ」×2)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「いーむす・アキ」センセの「とろけるあそび」です。

ふと気付いたら、深夜になってました。
いつの間にか寝てましたよ。
どっかのおとぎ話とは違って、文章はまったく手つかずなまま。
こりゃー、ダメだ。
そんな訳で、めずらしく早朝に書いております。

本日は、”『COMIC快楽天』の最終兵器”という「いーむす・アキ」センセです。
この「とろけるあそび」は6冊目の単行本。
3冊目「とろけるからだ」とシリーズっぽくしてるのかな。
ざーっと見たところ、さして関係ないか。

りおちゃん、藤崎しおり
※左:りおちゃん、右:藤崎しおり
 この眼鏡絵にピーンときました。

センセの単行本は、ブログでずっと紹介しております。
多くなったので↓下にまとめました。
今回はカラー漫画もそこそこある、ガッツリとした収録。
それがためか、おまけ少ないのが残念なところ。
連続になっているのもありますが、ほぼ短編での構成になってます。
ロリからアダルトまで色々取り揃えており、プレイも様々
色々楽しめる反面、やや統一感には欠けるかなーという感じでした。

カラー原稿から始まる「イニシャルS」は「りお」ちゃんと早漏という先輩のお話。
これはしれっとした表情でキツい言葉をあびせてくるヒロイン「りおちゃん」が最高です。
特に眼鏡な彼女が素敵
カラー部分ほか、本編でも眼鏡オフが結構あるんですが、白黒ページ頭の、
あんまり時間ないんですけど…
そのイメージを見てから、個人的評価が一変しました。
よくよく見たら↓表紙は「りおちゃん」ですねー。
早いのを解消するべく、学校内のいたるところでえっちをする先輩と、
脳は湯豆腐か何かでできてるんですか?
みたいな事を言いながら、それに付き合う彼女というお話になっています。
後半がまた可愛らしいので、ご期待下さい。
あれは前半のSな部分あってこそ、ですね。

「アマゴエ」は、自主制作のHゲームをつくる先輩「ヨシアキ」とのお話。
えっちな音は「ミコト」さんから、声は「ひより」さんから、という考えでしたが、恥ずかしいという「ひよりさん」のため演技指導をするのでした。
ワニマガジン社」さんのサンプルはこちらの漫画でした。
ポイントは冒頭からえっちしている「ミコトさん」で、ツインテールなツンデレとなっています。
指導のため「ひよりさん」とえっち(結局そんなんです)する展開なんですが、嫉妬した彼女が割って入るところが見どころ。
そんな後半が楽しい漫画に仕上がっています。

ミコトさん
※ミコトさん
 いいツンデレ具合です。やっぱりツインテールですねー。

魔法少女な「暴走マジックガール」は、ロリ・アダルトの双方が楽しめる漫画です。
「赤木りんご」さんは、納戸で見つけた”振動する魔法ステッキ”でスルのが日課になっていたんですが、勝手に変身魔法が作動して、大人になってしまうのでした。
魔法の効果は変身だけでなく、兄や周囲の人らを寄せての複数えっちです。
憧れの「ゆうと」くんに助けられるというラブい流れになっており、成長した豊満なスタイルと共にロリな姿も楽しめます。
その変化っぷりをお楽しみに。
しかし、度々「三十路」がどうのと言っており、うるさいよ!と突っ込みたくなりますよ(笑)。

バレー部のエース「相沢美咲」さんの「美咲イキます!」
男子らのえっちな視線にさらされていた「美咲さん」は、いつしか独りえっちをするようになっていました。
それを目撃してしまった、マネージャー「よしお」と…という流れ。
これはむちむちなブルマ姿ですね
あれだけ大きなサイズなのにブラもしていないらしく、そりゃーギャラリー集まるのも無理からぬこと。
…いや、わざと着けてないのかな。
彼が目撃する水飲み場シーンが非常に良い感じでした。
まー、あの体勢でえっちに流れないのは、逆に不自然。
何気に、中盤の洗っているコマがめたくたえっちです。
こっちが信じらんないですよ。

「おかず家族」、「おかず少女」は連続話。
小さなおそうざい店。
近所にできたスーパーに対抗するため、母親は新たなおかずを提供することとしたのでした。
エロい展開ですが、コレどちらもなかなかいい話。
切っ掛けの「おかず家族」は、母親のソレを目撃した娘「藤崎しおり」さんが店の手伝いを始めるというもの。
妹「めぐ」ちゃんを始め、やってることの良い悪いはともかく、家族皆で頑張っている感じ。
ラストの一言が感動的です
…まぁ、泣きはしないですが、そんな感覚よ。
続く「おかず少女」は、そうした経緯で自らをおかずとして売ることとなった「しおりさん」のヒロイン回。
男子をフリまくっているという学校での姿が描かれ、店での彼女を知ったクラスメイトが常連になり…という流れ。
「しおりさん」の補完話かな。
中盤から素の可愛らしい面を見せてくれます
今後はまた色々と大変なんでしょうけど、幸せになってほしいですね。

「濡れ宿り」、「シイナの偏愛」、「おとまり」はカラー原稿漫画。
うち「濡れ宿り」は8ページで、雨が降る田舎バス停でのえっち。
ややストーリーっぽいものの、基本は単純えっち。
Wヒロインとなっており、たぶん4ページ頭の台詞を言わせたいがための漫画ではないかなぁ
お嬢様な「シイナの偏愛」はこちらもWヒロインで10ページ。
借金から「ユウト」はお嬢様「シイナ」の所有物となったのでした、みたいな展開。
前半は彼女に言われてメイドさんと。
既に半分くらい胸が見えている服装がえっちです。
後半は金髪・ツインテールな「シイナさん」
容姿そのままのツンデレで、可愛らしくなってます。
「おとまり」は5ページ。
「ゆうこ」の家に泊まったヒロインが、彼女の兄に寝込みを襲われるというもの。
まぁ、その娘はいいとして。
見ると妹だろう「ゆうこさん」もいつの間にか全裸になっているんですが…こっちもシテるのかな。
トンデモないですね。

「イノセントコンプレックス」は「まもる」くん。
姉「ももか」さんと付き合いつつも、冒頭では妹「アイカ」ちゃんとえっちをしていました。
その理由が中盤から。
えー、いちおう伏せておきますね
あーして無邪気っぽく振る舞ってはいるものの、ある程度計算な感じも伺えます。
誘導されてるかな。
漫画は気付いたくらいで終わってしまいますが、この後大変なことになりそう。

赤木りんご、母「レイさん」
※左:赤木りんご、右:母「レイさん」
 むちむちです。やっぱりアダルトキャラはいいですねー。

姉のような母「レイ」さんの「若奥様管理室」
「ユウタ」の母「レイ」に憧れる「りょう」
マンション管理人とのえっちを知った彼はその映像を購入し、「レイ」に迫るのでした。
だいたいの基本はそんな感じでしたが、オチに驚き。
うわー、こりゃ根が深い
容姿から反応まで若々しい「レイさん」が素敵でした。
エプロンがいい感じです。
「たっくん」と「りほ姉」の「小屋の絆」
こちらも単純には、結婚する「りほ姉」が「たっくん」に1度だけの相手をしてあげるというもの。
よくあるお姉さんな展開。
後半で登場する中年男性がポイントになってます。

ほか、「フタリノカタチ」はちょっと雰囲気の異なる野外露出えっち。
そうなるまでの経緯もあり、分らんでもないですが…器小さいなぁ。
従順に従う「アユミ」ちゃんがいじらしいです。
「サイレントプレイ」は大学で再会した、元彼女「広瀬サヤカ」さん。
引っ越しで別れただけで、お互い彼氏・彼女がいる2人でしたがそのままえっちしてしまうのでした。
図書館でのプレイなので、表題になります。
これもなかなか凶悪なオチが待っているので、ご期待下さい。

今回収録はごく最近のものばかり。
厳密には、08年、09年の短編が1話づつありますが、特に気にしなくても大丈夫。
しっかりとした線で、描き込み・濃淡具合は適度なくらい。
強めな線で、複雑なコマ割りとページにごっちゃり描かれるため、全体としてはやや濃い目。
キャラなど、1つ1つはそうコテコテしていませんが。
クリっとした目のキャラは漫画っぽくもリアルっぽくもあり、ロリからアダルトまでお上手な方。
胸とお尻のふわっとした曲線を楽しめるでしょう。
バランスにも優れ、特に違和感のある所はありません
小物や背景も変でなく、漫画も邪魔しておらず、雰囲気と合っています。
だいたいはカラーと雰囲気そのままなので、↓表紙・裏表紙の判断で良いでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: ほぼ問題ないと思いますが、もう少し上が目指せるのでは。
・話4: オチまで目が離せない、良い出来栄えです。
・独4: もう少し統一感がほしいかと。
合計:[12/15]

印象的なのは、やっぱり↓表紙の「りおちゃん」でした。
ぜひ彼女の別シチュエーションが見たいですね。

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(2011/09/01)
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★「いーむす・アキ」センセの漫画紹介記事  すべて成年系
モノノケアクメ
 5冊目。河童「マオちゃん」などの妖怪発情記シリーズを収録。
コイセヨオトメ
 4冊目。カラー原稿を多く収録。
とろけるからだ
 3冊目。温泉とか和服が良い短編集。
若奥様解放区
 2冊目。人妻「吉田あやこ」さんの連続話。
いとしのみゆ先生
 初単行本。ロリな新米教師「井上みゆ」先生の長編。



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tag : ラブコメツインテール

■ぴぃち・ぷでぃんぐ (けいじえい)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]ラブコメ・マニア
・おまけ: あとがき、成瀬()ちゃんギャラリー、
      描き下ろし「ぴぃち・ぷでいんぐ」、
      カバー裏に「今からお願い・猫耳プレイ」
・その他: カラー(4P)、短編×10。
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「けいじえい」センセの「ぴぃち・ぷでぃんぐ peach pudding」です。

たぶん1、2ヵ月で辞めるだろう。
そんなことを考えていたら、驚きのニュースが。

◎前原氏、また外国人献金 15年以上前から継続、計100万円
  [産経新聞]2011年09月01日(抜粋)

民主党の前原誠司政調会長の政治団体が、在日韓国人が株の大半を保有する企業から平成8~15年、計約100万円の政治献金を受領していたことが31日、産経新聞の調べで新たに分かった。外国人献金問題で外相を辞任後、前原氏が行った内部調査からも漏れていた。15年以上前から継続して外国人から資金提供を受けていたことになり、改めて「政治とカネ」への甘い姿勢が露呈した格好だ。
---------------------------------- 。。。

わはは。
やる前からこんなんか。
彼首相になったら、超短命で終わるかと期待していたんですが。
脇が角砂糖のように甘すぎ。
もうやめたらどうよ?


まぁ、そうしたくだらん話は置いといて。
本日は「けいじえい」センセです。
ももかんプライマル」に続く2冊目は「ぴぃち・ぷでぃんぐ peach pudding」です。
収録は全て短編で、学生なラブコメが基本。
じっくりとは確認してないですが、全体的に前巻より年齢は下がったかなー。
複数多く、ややブラックなものもありましたが、そう暗くはならないのでご安心ください。 

ノリコさん
※ノリコさん
 お話・絵柄ともに今回単行本はコレだと思います。

収録で最もオススメなのが、短編「気になる季節」
大会を控えた、水泳部な「ノリコ」さん。
一般客も集まるということで、部員らは処理について色々と語っていたんですが…「ノリコさん」は恥ずかしさもあり、アンダーヘアの処理をまったくしていなかったのでした。
そう、剃毛プレイな漫画なんですね。
普通よりも濃い目という意識でしたが、なるほどいいあんばい。
鏡で自分のソレをまじまじと確認した「ノリコさん」は、”たわし”とか考えていました。
それが魅力になるんですけど…気になるか。
自分で奇麗に処理するのは難しいということで、なんと弟「ゆーちゃん」を巻き込んでおります。
いきなり下半身丸出しの姉が剃毛手伝えとか、夢のような展開ですね
言われなくてもやりますよ。ええ。
彼に剃ってもらうシチュエーションがまた最高
年頃なので、色々としておりました。
そんなこんなで、えっちに流れるという、3段階で楽しめる良作品。
今回単行本はコレだと思います。

「しょうちゃん」こと教育実習の「寺門」くんと、付き合う生徒さんヒロインという「先生そこは我慢です」
図書室で独りえっちをしていた彼女を発見した、教育実習の「寺門くん」
せっかく学校同じで毎日会えるのに構ってくれない、という不満を解消するべく、えっちに至るのでした。
机上のあれは、ちょっと危ないですね。
我慢していたためか冒頭から彼女が積極的で、中盤の人が来るドキドキ展開でもぺろぺろと継続しています。
クラスの女子に人気、という事もあってかなー。
こうした漫画でのセオリーと異なるオチがいい感じでした。
この後のそれぞれが見たいですね。
特に女の子らには、いろいろと噂されそう。
「ご褒美ちょうだい」は家庭教師と生徒。
こちらは先生がヒロインです。
教える生徒「進」くんに、毎度のようなえっちのご褒美を約束された彼女。
100点取ったらねっ
そう言い逃れたところ、実際にテストで100点を取られてしまうのでした。
彼の要求はアソコ見せる~というものでしたが、当然見るだけで済むはずもなく。
そのままえっち展開になっていました。
ただ、実際に「進くん」は頑張ったみたいで、非常に良い関係。
約束は守ってあげて下さい。
「綾瀬川さんへの生徒指導」は生活指導室に呼び出された、優等生「綾瀬川」さん。
苦情があったということで、教師より改善指導をされることとなったのです。
”綾瀬川さんの胸が気になって勉強に集中できません”
とか、そんな内容。
しらねーよ(笑)
確かに良いサイズでしたけどね。
なお、今回の↓表紙を飾っているのが「綾瀬川さん」です。
いぢめたくなります。
えっちがため苦情が減るとか言ってましたが…そうかなぁ。

「先生そこは我慢です」のヒロイン、綾瀬川さん
※左:「先生そこは我慢です」のヒロイン、右:綾瀬川さん
 最近の絵柄はだいたいこんな感じです。↑上と比較下さい。

”可愛いペットがいる”
そう「のみこ」に言われたお隣のお姉さんは、「放課後しいく倶楽部」に連れられていったんですが…そこにペットはおらず、2人の男子がいたのでした。
そんなんが「ネコ耳カチューシャと秘密の倶楽部」
なかなかブラックな複数えっち。
ああしたシチュエーションで、あの形状の粉薬を口にふくまされたら…まぁ、勘違いするだろうなぁ
「のみこちゃん」も一役買ってそう。
いや、主導したのが彼女なのかなー。
はっちゃけてます。

「今からお願い」は、いわゆる女装男子なお話。
「川元あずさ」さんから、”大切な相談をしたい”と、呼び出された「成瀬」くん。
資料室に入った途端、スタンガンで気絶させられたんですが…次に気付くと、すっかり女の子の格好をさせられていたのでした。
やったら女装の似合う「成瀬くん」とのえっちパターンです。
しっかり下着まで着替えさせられていたので、なんとなくふたなりっぽい感じでした。
なかなかややこしい性癖の「川元さん」には、理想的な相手。
かなり強引な手段でしたが、うまくいって何より。
なお、巻末では…「成瀬()ちゃんギャラリー」なんてのが見開きで2ページもありました。
収録された多くのヒロインを差し置いて。
ちなみに、カバー裏漫画もこちらの2人でした。
「けいじえい」センセ、お気に入りですね。

表題作の「ぴぃち・ぷでぃんぐ」は描き下ろし。
冒頭カラーに「ぴぃち・ぷでぃんぐ SIDE(4C)」があるんですが、2ページでおしまい。
本編「ぴぃち・ぷでぃんぐ SIDE(1C)」は巻末に位置し、ちょうど1・2ページの間くらいが「SIDE(4C)」でした。
ちゃんと吹き出しで繋がっているのがいい感じ。
ただ、読む分にはこの構成めんどくさいだけ
できるなら、全てカラーにしてほしかったですね。
CMタレントの最終審査に残った「大桃真白」・「桃井黄彩」らが、会長「桃金晩成」と複数えっちに挑む展開です。
まぁ、単行本タイトルに合わせた、おまけえっち的な漫画ですかね。
小さい水着がいい感じです。
なんだかおっちゃんのが目立ってますね。

娘「真奈香さん」、成恵ちゃん
※左:娘「真奈香さん」、右:成恵ちゃん
 お尻とお腹ですね。ややマニアな方に刺さる1冊かと。

ほか、官能小説家な母親「環」さんと娘「真奈香」さんの母子が参加する「お母さんのお手伝い」
登場する男子は、三河屋の御用聞き「サブロー」
いまどき御用聞きって職業は…みな知ってるのかな。
いくら家とはいえ、「真奈香さん」のうっかりがために彼を暴走させていました。
そうした2人を「環さん」が眺めてネタにしているのはお約束。
自分の娘の危機に、止めなさいよ。
締め切りも近く彼女が許可したことで、複数えっちに至っております。
えろくていいですね。
なお、今回収録ではおそらく「環さん」が最年長だと思います。
「太ましい彼女」はぽっちゃり系な「成恵」ちゃん。
付き合う「コウちゃん」から海に誘われた彼女は、無理なダイエットをしていたのです。
心配した彼に、「着瘦せする」という「成恵ちゃん」は服を脱いでみせたのでした。
お腹まわりの肉付き加減はなかなかしっかりとした表現。
たゆんとしてますね。
ややマニアックな感覚です。
ただし漫画なので可愛らしく描かれており、このくらいは全然良いレベルでしょう。
場所を選ばず、ということで野外多めでした。
「インストラクション 2nd」は、年下の男の子らを集めてえっちをしている「琴美」さん。
お話は、モノが大きいという初参加の「テッチン」の初体験。
周囲をぐるりと男子が囲んでいるため、こちらも複数っぽい雰囲気がありました。

おそらくは微妙な違いかと思うんですが。
…ぶっちゃけ、ひでるさんは「ももかんプライマル」の時のが絵は好み。
なんなんでしょう。
試しに、双方を並べてページをざっとめくったところ…色とバランス
前巻のが好みです。
たぶんそんなん。
簡単にはそれぞれ↓表紙絵なんですが、そちらも前のがちょっぴり色使い濃い目。
外線がしっかりしていて安定感あります。
バランスも前のが全体的にむっちりというか、ふんわりしていました。
良く言えば”洗練された”と、なるんでしょうけれど、ひでるさん的には微妙に良くなくなってしまったなーという印象
(※「Dr.P」センセのような絵柄が好きなので)
一言で言い表すならば、全体的にユルりとなった感じ。
やや線が柔らかになり、あちこちにその影響が出ている感覚。
うーん、違うかなー。
可愛らしくむっちりまとまってはおり、そう引っ掛かりはしていないんですが。
判断については、紹介帯のカット絵か、↓表紙・裏表紙が適当かと。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: うーん、好みから外れてしまいました。
・話3: こっちでなく。
・独5: 剃毛、女装、太めに母子、複数と、さまざまなプレイが楽しめます。 
合計:[11/15]

あとがきでは「試行錯誤で右往左往」という台詞もありました。
できれば…元の感じに戻してほしいなぁ。

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tag : ラブコメアンダーヘア官能小説

■ひみつのレシピ (森永みるく)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : [百合]ラブコメ・料理
・おまけ: あとがき漫画、合間にラフ絵、
      描き下ろし・プロローグ話。
・その他: 9話収録、現在1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「森永みるく(もりなが・みるく)」センセの「ひみつのレシピ 1巻」です。

先日、松戸の花火大会に行ってきました。
やっぱり花火というのはいいもんですねー。
誰があんなん考えたんだろう。
ラストは音楽花火ということでクラッシックとのコラボになっていたんですが、なかなか良いものでした。
何よりもいいのが、東京近くで比較的空いてる点ですね。
隅田川のソレと同日だったというのもあるでしょう。
(※そちらの花火も小さくだけど遠くに見える)

さて、あまり似合わないネタは置いといて。
本日は「ひみつのレシピ 1巻」です。
お馴染みの「森永みるく」センセですね。
こちらも百合なお話で、「つぼみ」での連載モノ。
やっぱり「森永みるく」センセはそっち系で外せない存在ですわねー。
GIRL FRIENDS」のシリーズとは、また違った百合シリーズです。
そっちと比べてだいぶコメディー色が強く、そのあたりが人を選んでしまいそう

1年生「若槻ちひろ」、部長「堀川ゆうこ」
※左:1年生「若槻ちひろ」、右:部長「堀川ゆうこ」
 ああ、「若槻さん」はいかにもモテそうですよねー。

人数がぎりぎりという料理部で、唯一の1年生「若槻ちひろ」さん。
”困ったことがあったら何でも相談して”
そんな事を言っていた部長「堀川ゆうこ」さんの言葉を借り、
部長。ちょっと私とキスしてみてくれませんか?
そう持ちかけたのでした。
男切れた事ないという、モテモテだった「若槻さん」
しかし、”キスしたい女の子がいる”と考えるようになり、それを確認するためのことだったんですが…その相手こそ部長「堀川さん」だったのです。
だいたいそうしたお話。

関数表記そのまま、次巻へと続く長編モノ。
前述したようにしっとり密やかな百合漫画でなく、おバカ色の強いオープンなコメディー系。
ただし、さすがは「森永みるく」センセ。
そうしたコメディーの合間ちょろちょろと、キャラのじんわりとした心理描写が入っていました。
1巻は気になる存在から恋愛に発展するかなー、というあたり。
紹介帯では”チグハグ”という単語を使っていましたが、そんな噛み合わなさがラブコメでの良い味わいになってます。

なお、あとがき漫画によると、”胸キュン成分は2巻以降で…!!”とありました。
次巻はもう少しぺったりなるのかな。
そちらでも描かれていましたが、特徴の1つがページ数。
後半は普通くらい(?)になっていましたが、前半は8から10ページとやや控えめ。
ただ、読んでいてそんなんもまるで気にならないです。
お上手でした。

2人のキスから始まっている1話目。
それぞれ、熟練者とそうでない感じがよく表現されてます。
部長「堀川さん」は自らを管理職と例えていましたが、なるほど新人類な新入社員に翻弄されてる中間職みたいですね。
2話目はその「堀川さん」視点。
前回の続きと共に、周辺の状況が語られています。
彼女としては、「若槻さん」に辞められてしまうと同好会に降格してしまうという存続に対しての危機感があるのでした。
教室には彼女がたびたび訪ねてきており、またあーして慕われてはいるので…まぁ、悪い気にしないわね。
「若槻さん」は料理下手なんですが、キャラそのまま。
なんとなく部長の感覚も変わったかな。

ラブコメな感じ
ラブコメな感じ
 だいたいこんな感じに、楽しく読める1冊です。

生まれてからまだ1度も自分から告ったことがありません
そんな「若槻さん」視点の3話目。
この漫画は料理部ということで、ちらほらそうしたネタが入るんですけど、確かに「適量」ってのは分かりづらいかも。
部長の言うように、だいたい判断つくものなんですけどねぇ。
冒頭の↑台詞のように、ここは本気で恋愛してなかった「若槻さん」の悩みが語られています。
ちょっとした行為さえも愛おしくなるもんですわね。
オチが可笑しいです。
4話目は出席率の関係で、部で2人だけとなる展開。
いきなりがっついてる「若槻さん」に注目です。
服も脱がしにかかってますね。
もう少しだ!
欲望そのままにボケてるような彼女と、厳しく突っ込む部長という、いいコンビになってきてます。
出来栄えはともかく、徹夜であんなん仕上げてしまう「若槻さん」は凄いと思う。

変わらずの大雑把っぷりを見せる「若槻さん」の5話目。
ちょっとマジメに恋愛話にもなっているんですが、お互い絶妙なすれ違いっぷりでした。
もともとの関係もあり、うまくいかないですねー。
けっこうイチャイチャしているというのに。
先に写真で顔を見せていた前部長「神戸」さん登場の6話目は、初ライバルな感じ。
性格から部長「堀川さん」はそうした感覚ないでしょうけど、あんなんはラブラブに見えるだろうなぁ。
イラつく「若槻さん」がキュートです。
中盤の展開がまたいいですね。
いかにも不器用で。
オチからの展開で、7話目はうって変わって盛り上がりを見せる料理部です。
なるほど、やっぱりそんなんでしょう。
部長がんばってました。
ただ、このことで部員が増えたため、部の存続がどうのという設定がクリアされているのです。
料理うんぬんよりも部長とイチャイチャしたい「若槻さん」が面白く感じないのも当然のこと。
珍しく途中で帰ってしまったことを受け、さっそくココでは他部員から”和を乱す”と、ネタにされていました。
先のエピソードで2人きりとなっていましたが、なるほど彼女は皆勤なんですね。
ここでは部長「堀川さん」の発言と、完全に本気となってしまった「若槻さん」に注目。
最初と比べると、かなりメロメロになっていることが分かると思います。

揉める2人
※揉める2人
 こうした展開もあります。この流れが好き。

そんな流れでの8話目。
短編だと、このあたりから描かれるんだろうなぁ。
どうにも落ち着きなくなっている「若槻さん」の、可愛いトコロが見られます。
変わったよね~
とはクラスメイトの発言ですが、その通り。
ラブラブです。
後半の、振り返り「若槻さん」の絵は、さすがの出来栄えでした。
収録でのラスト9話目は、より不安定になってる彼女が楽しいです。
すっかりオモロイ娘になっちゃいましたね
前回とこちら中盤の展開がため、部長もなにやら揺れておりました。
次巻の展開が楽しみです。
巻末の描き下ろしはプロローグ話。
4月に入部先を探す「若槻さん」らのエピソードになってます。

作画は変わらぬ安定感。
キャラはすっきりですが、線などがやや強めです。
バランスにも優れ、あちこちの表現も良い感じ。
丸っこく、ふんわりとした可愛らしいキャラ絵。
今回はコメディー寄りなため、はっちゃけた感じにまとまっていました。
特にこの点では問題ないので、いつも通りにお楽しみ下さい。
↓表紙はややふんわりし過ぎですけどね。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: やっぱりこのくらいのラブコメ具合が楽しいです。
・話5: この手の百合漫画が雄ならば問題ないかと。 
・独4: コメが強いものの、だいたい基本を押さえてます。
合計:[14/15]

カップル2人のズレ具合が実に面白かったです。
これで2巻はどうなるんだろう。

ひみつのレシピ (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)ひみつのレシピ (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)
(2011/08/11)
森永 みるく

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★「森永みるく」センセの漫画紹介記事
 「GIRL FRIENDS 2巻
 「GIRL FRIENDS
 「あまいくちびる」  成年
 「くちびるためいきさくらいろ
 「にくらしいあなたへ



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tag : ラブコメコメディー百合漫画

■らぶ2ぱっく (由河朝巳)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : [一般]ラブコメ・幼馴染み
・おまけ: あとがき、カバー裏に本編後漫画①②。
・その他: カラー(4P)、9話収録(全て表題作・1巻完結)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「由河朝巳(ゆかわ・あさみ)」センセの「らぶ2ぱっく」です。

突然の雨でズブ濡れにされました。
ベタベタです。
せめて女性がそんな感じになってたりしないかなーと思いましたが、周囲に人影はなく(笑)
まぁ、現実はそんなもんですわね。
1日1エロス、ひでるです。

さて本日は、「蜜Do萌え!」、「レン×アイTwins」を紹介している「由河朝巳」センセです。
ようやく読めました、新刊「らぶ2ぱっく」です。
一般えっち系な単行本。
今回もやっぱり1冊まるまるの長編ストーリーになっていました。

大月沙奈
※大月沙奈
 おっぱいの大きな娘さんです。

「高山真太」の幼馴染み「大月沙奈」は、生徒会の副会長。
あたしにぴったりしっくり合う相手!
そんな男性を求め、彼女は次々にえっちを重ねていたのでした。
人数はざっと16名。
えっちしては「気持ち良くなかった」と告げ、別れる日々を続けていたのです。
一方、「真太」の憧れる先輩「ひなこ」は、会長「日下部」と付け入る隙がまったくないくらいにラブラブ。
そんな2人に、「沙奈」もいつしか気になっていたのでした。
だいたいそんな感じ。

生徒会の4名をメインとしたラブコメ漫画。
主人公というべき「沙奈さん」があーした性格なので、いつもよりコメディー比率は多めですが、やはり恋愛劇ですね。
ごく近くに幼馴染みがいるというのに、理想の相手を求めるヒロイン。
…こんな設定は、ちらほらこうした漫画で見かけます。
えっちシーン差し込みやすいですからねー。

ただ、翌日にあっけらかんとばっさり振っている様は、男性読者にどう映るのか
後半である程度の結論は出ているようでしたが、「沙奈さん」はさして行動を変えておらず。
おそらくは、好ましく受け入られないと思います。
幼馴染みの彼となんのかんのとはえっち続いており、もう1組のカップルは鉄壁。
そうすると、オチはなんとなく透けて見え、決して悪くはないもののお話にドキドキ感はありませんでした
三角関係な「蜜Do萌え!」、双子・一方通行な「レン×アイTwins」らのスパイスがきいていた漫画群らと比べると、どうしてもだいぶ見劣りします。
1冊まるまるというページ数は丁寧でしたが、やや長いかなー。

カラーページのえっち相手をいきなりフっている1話。
えっちが気持ちよくなかったからムリ!
そんな事を言っておりました。
「真太くん」が言うように、下手すればいつか刺されるぞ。
生徒会副会長で信頼もある優等生らしく、少しの噂は誰も信じないとのこと。
あー、そんなんも反感買いそうだなぁ。
こっそり写真撮られ、脅迫されたのしてドロドロになっていく展開を考えましたが…まぁ、そうなる訳もなく。
こちらは「真太くん」とのえっちになってます。
まあまあ、とかこちらでもだいぶ失礼な事を言ってます。
支持を得られなさそうね。

放課後デートという2話目は、また別の相手とのえっち。
テクニックあり、上手いもののなんだか違うということでした。
難儀な娘さんですね。
なお、前半では「ひなこ」・「日下部」のラブラブ描写があり、「真太くん」のテンションをだだ下げております。
文化祭の準備中という3話、4話はカップル入れ替わりで2人きりというシチュエーション。
まずは「真太くん」と先輩「ひなこさん」
ちっちゃくて可愛いですね。
よくコメディー崩れしておりましたが、そんなんもキュートです。
ここは”根性ない”と言われていた「真太くん」が、高いところから落ちた「ひなこさん」を受け止めるというシチュエーション。
成年漫画のような展開だったので、オチの想像はついてしまいました。
続く4話は「沙奈さん」と先輩「日下部」
ばっさり断られていた彼女が、その余韻とともに「真太くん」とする流れ。
ここでは、2人の切っ掛けについても語られております。
漫画でも言われていましたが、「真太くん」のが可愛らしいですね。
変な意味でなく、性格的に

先輩「ひなこ」
※先輩「ひなこ」
 小さく可愛らしい方でした。

ややファンタジーな描写の5話目は、「ひなこさん」と「日下部くん」
漫画中で、ベタベタに可愛らしい「ひなこさん」がキュート。
この回のアレは、どうなんでしょう。
そう気にするほどではない気もしますが、ひでるさんはどっちかというと反対
ズルいよ。
またまた冒頭えっち相手をフッている(おそらく)、6話目。
ここは先輩「ひなこさん」に「沙奈さん」が相談を持ちかけるというもの。
後輩からの悩み相談に喜ぶ、直接的な事でいっぱい・いっぱいになる「ひなこさん」をお楽しみください。
ある意味まさかという展開でしたが…これもあまり好ましく見えないなぁ。
なんだ、この女は。
7話目で「日下部くん」が怒っていましたが、それも当然。
こちらで「沙奈さん」の考えがやや変わったかな。
ラストへと繋がるエピソードになっています。
なお、えっちは「真太くん」と。
真面目な話をしつつ、えっちに持ち込んでいます。

最終エピソードの8話、エピローグというべき9話。
8話ではヒロイン2人のメイド服姿が見れます。
えっちは「ひなこさん」なので、お楽しみに。
なお、ラストは当然ながら「沙奈さん」です。
最後の1コマがその通りですわね。

いつもとほぼ変化ないですね。
必要最低限のような描き込みの、平たい作画です。
線は柔らかで乱れなく、こざっぱりとしています。
気になったり、引っかかる箇所も違和感あるコマもなく、漫画の巧い方。
ただ、基本的に癖は強く、4コマちっくな雰囲気は間口狭いもの。
だいたいのイメージは↓表紙ですね。
色彩も個人的にはまとまりなく感じ、前巻、前々巻よりもイマイチに見えました。
だいぶ人は選ぶことと思います。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: 表現的には良いものの、やはり人を選びます。
・話4: 的確な心理描写の良いストーリーです。
・独3: ただ、コレというポイントには欠けると思います。
合計:[10/15]

ちょっと期待があっただけ、残念でした。
次に期待しましょう。

らぶ2ぱっく (マンサンコミックス)らぶ2ぱっく (マンサンコミックス)
(2011/07/29)
由河 朝巳

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