2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■蜜愛フルコース (さきうらら)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメビジネス
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵。
・その他: 短編×9。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「さきうらら」センセの「蜜愛フルコース」です。

紹介帯の幅が狭いのは何故なんでしょうね?
だいたい、通常の3分の2程度でした。
↓表紙絵があんなアングルだったので、「はは~ん」とか考えて帯を取ってみたところ、そのまま普通。
…あれ?
裏表紙に文字が縦書きになっていたので、それにかからないようにしただけなんでしょうか?
ちょっぴり期待したので、肩透かし(笑)

さて、馬鹿馬鹿しいことは置いといて、こちらでも以前紹介しております、「さきうらら」センセ6冊目の単行本です。
一般系はこちら「蜜愛フルコース」が初単行本でいいのかな?
…………えー、センセのHPを見てきました。
たぶん初で良いみたいです。

先輩「大原さん」、梯上さん
※左:先輩「大原さん」、右:梯上さん
 2人とも強い部分にしてみました。

そんな「さきうらら」センセと言えば、成年系の前巻「おねだりパレード」がひでるさんを直撃したんですね。
”買いに走りたいと思います”というコメントそのまま、「痴女が恋しちゃダメですか」もしっかり読みました。
このシリーズは良かったですよ~。
収録の短編らも、メインシリーズとなんらかの繋がりあるというのも、刺さった原因でした。

で、こちら「蜜愛フルコース」は…残念ながら、各話に繋がりない様子。
オムニバス短編ですね。
収録ではビジネス系っぽいもの多く、社会人向けなソフトえっち話です
良し悪しでしょうけど、まぁ無難なものが揃っています。

必ず1話は収録されていたりする、厳しい女性上司モノ「呑まれて!社員研修」
入社前の社員研修に挑んだ、主人公「皆川」くん。
眼鏡の先輩「大原」さんになぜか目を付けられており、ことさら指導を受けていたのでした。
打ち上げの飲み会前にて、彼女のお酒の話題を耳にした「皆川くん」
ちょっとした悪戯心と復讐心から、お酒を注ぎに行くんですが…と、だいたいそんなん。

こうしたキャラに眼鏡はお約束ですね(笑)
こちらは、酔っ払った上司によって、強引にいただかれてしまうお話なのでした。
流れとしては、こないだの「乙女フォルダ/雪城よし」の主任「赤城弓衣さん」パターンが好きなひでるさんなんですが…。
現実的には、こっちのがありそうですね。
普段のしれっとした顔と、髪を解いて眼鏡を外した際の色っぽい姿というギャップが、なかなか素敵でした。
やっぱり女性はかくありたいですね。
2週間の研修で溜まっていたというのも、そうだろうなぁ。

日常から口でやり合っている、先輩後輩の話「逆上ラバーズ」
おみやげ喫茶「白樺商店」に勤務する「真一」くん。
口が悪い後輩「梯上(はしがみ)」さんとは言い争いが絶えないものの、反面見習う部分もありました。
ある日、「梯上さん」に頼んでおいた商品に不備があり、「真一くん」が手伝って夜通し作業することとなったのです。
先輩「真一くん」のフォローにも、素直でない言葉をぶつける「梯上さん」は…。
大雑把ですが、そんな感じ。

↓表紙に選ばれたのは、こちらのヒロイン「梯上さん」ですね。
ぎりぎりまで言い争っていた2人が、その流れのままえっちするシチュエーションが良かったです
そんなんだったのに、えっち最中には「好き」を連発している「梯上さん」
ツンデレですねー。
”女性としての魅力”に、胸を見せるだけでなく、触らせてくれるとこがえっちでした。

なお、従妹「カンナ」ちゃんの「素直じゃありません」もそちらと似て、なかなか素直になれない系統です。
漫画中にて、「千秋」くんは2度ほど”誤って”脱衣所へ入っていましたが、普通は誰かいれば分かりそうなもんですけどねぇ。
…わざとか。
収録ヒロインらはほぼ大きな胸の持ち主でしたが、こちらの「カンナちゃん」は珍しく普通サイズでした。

幸恵さん、花梨ちゃん
※左:幸恵さん、右:花梨ちゃん
 お2人とも、胸がキーワードになっております。でかいです。

ロリ巨乳な見習マッサージ師の短編「もみほぐせれば」
月イチのペースで、マッサージに通う「飯野」くん。
ずっとお世話になっていた、担当のおばちゃんが骨折してしまったことで、急遽その姪である「望月花梨」ちゃんが代理となったのです。
まだまだ未熟ではあるものの、おばちゃんにお願いされたこともあって、実地に付き合うこととなるのでした。
だいたいそんな感じ。

マッサージで若い女性というのは、それだけで素敵なことですね。
また、童顔ながら大きな胸の「花梨ちゃん」
ことある毎に、そちらがやんわり触れてくるという、大変に喜ばしい描写なのでした。
別なトコロを元気にさせないように。
まぁ…これはえっち漫画らしい展開なのでいいですが、実際にあったら男性はなかなかしんどいパターンですねー。

ほか、中学時代の同級生にして、現在はナースとなっていた「那須幸恵」さんとの「たわわに癒して」
途中にあった、妄想が現実というのは、ヤバいぞ「磐田」くん。
こちらは、ラストの「幸恵さん」が優しいのでした。
家庭教師をしてくれた、近所のお姉さん「乃子」先生と再会して、飲みに行く短編「成人式の夜」
こちらのヒロイン「乃子さん」も包容力ある、いかにも憧れなお姉さんでした。
大人だからって皆カッコよく生きてるワケじゃないし…私だって色んな人に迷惑かけて生きてる…
…だって。
うんうん、その通りだ(笑)

全体的に女性のが積極的に動く、えっち女性な漫画です。
ラブラブカップルばかりで、暗さのない、読後感爽やかな短編集ですね。

春香さん
※おまけ:春香さん
 比較絵です。収録では最も古い原稿になります。

くっきりと乱れない線の、すっきり絵柄。
コマ割りは小さめであるため、ややごっちゃりとした感じもあります。
濃淡バランスは適度で、髪の毛などの黒ベタがよく映えておりました。
収録は06年から07、08年という期間で、それぞれ3話づつ。
当然ながら最新作のが洗練されてましたけれど、全体的には安定していたと思います。
縦長ですらりとした身長のキャラ絵。
やや癖はあるものの、クドくなく雰囲気も良く、万人向け
一般誌とかで描かれていても不思議でない感じでした…とか前回書いておりましたが、実現しましたねぇ。
えっち系ではありますが。
なお、↓表紙・裏表紙などのカラー絵ですが、参考になり難いので気を付けて下さい。
白黒絵のが断然良いですよ。

ちなみに、カバー裏などに描かれたヒロイン達のコメント「実は~」というのが、なんだか可笑しかったです。
”戦隊物ヒロインに変身できる”という「春香さん」のそんなお話が見たいなぁ。


蜜愛フルコース (バンブー・コミックス VITAMAN SELECT)蜜愛フルコース (バンブー・コミックス VITAMAN SELECT)
(2008/10/16)
さきうらら

商品詳細を見る




★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】


tag : ラブコメビジネス

■ペットライフ (草津てるにょ)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・人妻
・おまけ: あとがき、表紙ラフ絵。
・その他: 短編×9(うち「静森さんシリーズ」×3、
      「チヨリコキモノ」×2、「ある日の帰り道」×2)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「草津てるにょ(くさつ・てるにょ)」センセの「ペットライフ」です。

こないだの「若奥様解放区/いーむす・アキ」とどちらを先にするか順番を非常に迷った1冊でした。
結局、連続話のがやりやすかろうという訳で、そっちからにしたんですが。

そんな訳で、「コアマガジン」さんの連発ですね。
「草津てるにょ」センセの13冊目は「ペットライフ」です。
ひでるさんはこちらが初見。

ユリ姉ちゃん、千鶴さん
※左:ユリ姉ちゃん、右:千鶴さん
 こんなんが担任だったら…というユリ姉ちゃんです。

2、3話ほどの中編にて構成された漫画集で、人妻率が高くなっております。
タイトルはそんなんですが、あまりハードなものはありませんので、ご安心ください。

産休の三沢先生に代わって担任となった眼鏡の教師「青葉ユリ」
実は、主人公とは近所お姉ちゃんとして、昔馴染みな間柄。
子供の頃、「ユリさん」にいただかれてしまった関係から、やや女性不信気味だったのです。
その頃とまったく変わっていない「ユリさん」と指導室にて…という、だいたいそんなお話が表題作「ペットライフ」

えっち教師モノ、と言よりはお姉ちゃん系ですね。
暴君のように主導権を握っていた「ユリさん」が、えっち途中から攻守逆転してしまうのもお約束
回想シーンでは若い頃の2人が描かれているんですが…うん、もーちょっと優しい体験だったなら、また全然違う展開になったかもしれませんね。
ぱっつん・ぱっつんなスタイルで、特にミニスカートの腰回りが良いのです。
こんなんが担任だったら、さぞかし男子連中は勉強に集中できないだろうなぁ…。

タイトルは異なる(略している)ものの、ヒロイン「静森」さんがズブズブとえっちにはまってしまうお話「テンニョノハゴロモ」、「テンゴロ」、「テンゴロR」という3話。
「水野カズヤ」くんと付き合う「静森」さん。
毎朝スカートをめくってくる、「尾崎」くんは嫌いなタイプでした。
ある日、水泳だった授業の後、下着一式を忘れてしまった「静森さん」が更衣室まで探しに来ると、そこに「尾崎くん」の姿が…。
だいたいそんな流れ。

静森さん
※静森さん
 性格的にも、可愛らしい娘さんです。
 
カチューシャが特徴な「静森さん」
カズヤのお嫁さんになるって約束したんだから
…など、なかなか可愛らしい発言をしておりました。
クラス内では夫婦とか言われている彼氏「カズヤくん」とは、まだキスすらしていない関係なんですけどね。
そうした「静森さん」が、強引な「尾崎くん」とのえっちに溺れてしまうという、えろえろ話なのでした。

制服は夏服・冬服とどちらもあり、他にもブルマに競泳水着とパターンも豊富
そう、↓表紙を飾っているのは「静森さん」ですが、水着はあんな感じですね。
漫画中はメーカーまで分かりませんでしたが(笑)
しかし、クラスで最も大きいと言われる胸をお持ちだと言うのに、下着を置き忘れるというのはありえないでしょう。
これは「静森さん」自身も言ってましたけれど、迂闊でしたねぇ。
「尾崎くん」はそれに気付いたから更衣室へ行ったのかな。

やっぱり若い娘という場合は先の「静森さん」ですが、アダルト系が好みな方にオススメなのが前後編「チヨリコキモノ」
「明日香」さんと付き合う「雪緒」くん。
小学生時代に長患いをしていたためか、EDに悩まされていたのです。
様々な薬を試したものの効果なく、根拠ないまま”自分に欠けた要素”として、「明日香さん」の母親である「春香」さんに母乳を分けてくれるように頼んだのでした。
彼に同情した「春香さん」は事ある毎に母乳を与えていたんですが…と、そんな導入部。

春香さん
※春香さん
 ちゃんと(?)、「明日香さん」には手を出していませんでした。

娘の彼氏に母乳を飲ませるという、スゲエお話です
まぁ、「明日香さん」には頼めないですからね。
(※人妻「春香さん」は赤ちゃんがいる設定なの)
当初はコップにて飲ませていたのが、ちょっとしたことから授乳になり…と、じわじわエスカレートしていく展開。
直接行為できないものの、さすがに「雪緒くん」は年頃というだけあって、吸い方もえろえろでした。
そりゃー胸だけで終われる筈もなく、次々と脱がされているところがポイント。
このあたり、そこそこページ数を割いているのが良かったです。

で…えっと、特に後の展開を隠す必要ないですよね。
[※先に知るのがイヤな方は、のとこまで↓数行を飛ばして下さい]


やっぱり成年漫画なので、めでたく悩みから解放されることとなる「雪緒くん」
近い行為までは散々していた「春香さん」は、直接がないことを拠り所にしていたんですよ。
そんな2人がシテしまうあたりの、じっくりと描かれた心理描写が秀逸なのです
赤ちゃんを目前にしたえっちはヤバ過ぎ。
(※後々で心理に悪影響を及ぼすそうなので、実際にはやらんように。あのくらいだとまだ影響ないかな?)
1ヶ月後が描かれた後編もいいですね。
期間を空けているのは、お話として適切だったと思います。


★ここね★
電車にて故意に痴漢を受けていた「千鶴」さんと、子供の同級生「洋介」くんとのお話「ある日の帰り道」
実際にないでしょうけれど、ソレ目的で電車に乗るのも凄いですが、背後に立っていたのが顔見知りだったら、そりゃ驚くでしょう。
こちらは、その後の玄関先にて、立ったままする描写が素敵でした。
前編は変装のため眼鏡をかけたまま、後編は屋内なので眼鏡なしという2パターンが楽しめます。

強い線のこってり絵柄。
濃淡としては濃すぎず、ページ全体は適度な具合です。
えっちシーンでのページ半分くらいのコマや、ふと差し込まれる大ゴマがため、なかなか迫力のある構成になっておりました。
絵というより、漫画の巧い方だと思います。
ただし、内臓描写が結構多いので、苦手な人は注意して下さい。
幅広で縦長な輪郭と長めな鼻が特徴の身長高い人物絵。
ロリっぽい娘も普通に描けるようでしたが、腰回りや胸などの雰囲気・表現が抜群なため、アダルトなキャラのが合っています。
判断には、↓表紙で問題ないでしょう。
裏表紙も良かったですよー。

ペットライフ (メガストアコミックスシリーズ No. 188)ペットライフ (メガストアコミックスシリーズ No. 188)
(2008/10/18)
草津てるにょ

商品詳細を見る




★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】


tag : コアマガジンカチューシャ競泳水着

■菜々子さん的な日常RE (瓦敬助)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : コメディー・ちょいエロ
・おまけ: あとがき漫画「非日常的な日常」、加筆・修正あり、
      瓦くん的な解説(1~4)、プレゼントQUIZ、
      ゲストページ、カバー裏に別絵。
・その他: 登場人物紹介、カラー(8P)、全て同一話(全26話)、
      現在は3冊ほど発売。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「瓦敬助(かわら・けいすけ)」センセの「菜々子さん的な日常RE」です。

今週末のメインと言ったら、やはりこれしかないでしょう。
以前にも紹介しております、「菜々子さん的な日常」シリーズの最新刊「菜々子さん的な日常RE」です。
あとがきによると、6年振りだそうです。
なるほど、「菜々子さん的な日常2」は2002年発売なんですねー。
あの頃は…大変だったなぁ、いろいろと。
            
むちむちな菜々子さん
※むちむちな「菜々子さん」
 やたらめったら無防備なのです。いいなぁ。

さて、今回収録されている漫画は、「メガストア」とかアンソロジー系雑誌など、全て商業誌発表のもの。
確か同人誌でも描かれていたと思いますが、そちらからの収録はイラストのみでした。
持っている方はご安心を。
ここは色々と事情があるのかな。
また、勘違いし易いですが、こちらは成年指定でなく一般系です。
全年齢対象ですよ。
そんな訳で、頻繁に見せている(見られている)肝心な部分は描かれておらず、また直接えっちな描写は一切ありません
くれぐれも勘違いしないように、気を付けて下さい。

内容としては、お馴染み同キャラの登場する、8ページのショートオムニバス。
それぞれの連続性は薄く、キャラもヒロイン「菜々子さん」、主人公「瓦くん」とかなり限定されているので、どちらからでも楽しむことができます。
お話はセンセの体験談が主になっており、モノローグが牽引するタイプ。
ちょっとした出来事について、よりえっち方面を強くアレンジされております。
大人な方はしみじみとノスタルジーに浸れるでしょうし、若い方は”あるいは身近にあるかもしれない”、えっちなシチュエーションを楽しむことができるでしょう。
ここで内容をしっかり書いてしまうとつまんないので、ある程度かいつまんで紹介します。

・00話「岩陰の菜々子さん」
収録では唯一のカラー原稿です。
露天風呂エピソードなので、全裸な「菜々子さん」が楽しめます。
カラーに相応しいお話ですね。

・01話「窓際の菜々子さん」
授業中にもぞもぞやっている光景というのは、多くの方が経験あることではないでしょうか。
何か、はともかくとして(笑)
あの位置に入れていたカイロを、わざわざ見せてから手渡しにするというのは…なんか別の期待を持ってしまいそうでした。
(※しかし、決して恋愛とかそっち方面へ発展しないのが、この漫画のいいところ)

実は巨乳な菜々子さん
※実は巨乳な「菜々子さん」
 ブラを破壊する「菜々子さん」なのです。いいなぁ。

・15話「フロントホックの菜々子さん」
同学年では、かなり豊満なものをお持ちな「菜々子さん」
どちらかというとお尻で勝負している「菜々子さん」の、数少ない胸エピソードです。
ちょっと待ってね、はずしちゃうから
とか、平気で言っておりました。
そりゃー待ちますよ!いくらでも!
収録では17話「グラビアの菜々子さん」もそんな感じでした。
「瓦くん」の視線に気付いて、やめるところが秀逸。

・08話「逆さの菜々子さん」
こちらはパンチラ、というかモロな「菜々子さん」です。
この娘はよくパンチラしたり、させていたりするんですが…実はそちらから一歩進んで、頻繁にのーぱん状態となることのが多い「菜々子さん」なのでした。
03話、07話、09話、10話、11話、14話、20話、「屋根裏の菜々子さん」、「出張版 菜々子さん的な日常」…というあたりのネタがそんなん。
上半身より、圧倒的に下半身を丸出しにしていることが多いのです。どんな娘だ。
普通ならばスカートの裾を気にする羞恥プレイ的なものなんですが、まったく関係なく、いつもと同じように動き回る活動的な「菜々子さん」なのでした。
いちおう羞恥心はあるんですけどねー。
アクシデントで脱げちゃうパターンもあるんですけれど、たいてい自ら脱いでたりします。
なお、「クロスカントリーの菜々子さん」は放尿話でして、雪国らしい描写が実に良かったです。

のーぱんな菜々子さん
※のーぱんな「菜々子さん」
 こうして、自らバンバン脱いでしまうのです。

・02話「擦りむけの菜々子さん」
お友達「ミチコ」「ヒロコ」によってえっちなことをされてしまう、基本パターンの一つです。
ほか、04話、13話、18話などもそういった感じのネタ。
窓に挟まった(笑)「菜々子さん」を室内外にて救助するエピソード、「部室の菜々子さん」は特に良く出来たシチュエーションでした。
胸がつっかえて…」の言葉にていきなり反発を買うあたりなど、いかにも女友達です。
なお、「菜々子さん」はやっぱりまだ生えていないようでしたが、ちょっと遅くないかなぁ。(←どーでもいいですが)

…だいたいそんな感じです。
天然でやたら健康的なため、あちこちえっちではあるものの、そういった色は薄めです。
気軽に楽しむタイプな漫画ですね。

濃い目な太線のさっぱり絵柄。
乱れず安定感は抜群で、背景や小物まであちこちの描写がしっかりとしております。
コメディーちっくな描写も雰囲気から逸脱することなく適度で、さすがに描き慣れておられるため、漫画としてかなり高レベルな出来栄えでした。
多少癖のある絵柄ですが、お話で牽引するタイプの漫画なのであまり問題はないでしょう。
判断については、↓表紙・裏表紙にてどうぞ。
ちなみに、そちら↓表紙のカラー絵を店頭にてふと見つけた瞬間。
セーラー服にショートカット、そして躍動感あるところが…なんだかハチマキ巻いた格闘キャラみたいに思いました。
あれは、どっちが先なのかなぁ。
(※ZEROが1995年5月。帯そのまま「菜々子さん」のデビュー10周年が正確だとすると…1998年?)

以上、「瓦敬助」センセのライフワークというべき漫画でした。
ネタのある限り半永久的に続けられるモノだと思いますんで、今後も期待しております。

菜々子さん的な日常RE

菜々子さん的な日常RE (メガストアコミックスシリーズ No. 186)



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】


tag : コメディーメガストアアンソロジーノスタルジーパンチラショートカット

■若奥様解放区 (いーむす・アキ)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・人妻
・おまけ: 加筆・修正あり、
      カバー裏にコメント・女子高時代のあやこさん、
      描き下ろし「若奥様解放区エピローグ」、「いーむす・解放区」
・その他: カラー(12P)、短編×12
      (うち「若奥様解放区」×10、「渚の乙女達」×2)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「いーむす・アキ」センセの「若奥様解放区」です。

確か…そこそこ前に単行本が出るよーって予告されていた、「いーむす・アキ」センセ。
調べたてみたら、6月下旬でした。
ずいぶんズレましたねー。描き下ろしとかの関係かなぁ。
なお、「あれふぇち/北河トウタ」も店頭に並んでいましたが、こちらも7月の発売リストから延期したものみたい。

さて、初単行本「いとしのみゆ先生」に続く2冊目は、ガラリと雰囲気変わった人妻系「若奥様解放区」です。
タイトルそのままという、分かり易い単行本に仕上がっております

人妻「吉田あやこ」
※人妻「吉田あやこ」
 こんな感じですね。この絵が刺されば、問題ないでしょう。

表題の長編「若奥様解放区」
旦那さんとラブラブな新婚生活を送っていた、人妻「吉田あやこ」さん。
しかし、愛する旦那さんは、単身赴任で名古屋へ行くこととなってしまうのでした。
その後は、ぼんやりと日々を過ごしていた「あやこさん」
うっかり落としてしまった洗濯物を届けてくれた、上の階に住む「鈴木けいた」くんにお礼をするため、部屋に入れるんですが…。
だいたいそんな感じ。

単行本の大半を占めている、人妻えっち漫画。
ラブっぽい描写も少しあるんですが、基本的には行為がどんどんエスカレートしていくタイプなのです。
途中からお隣に住む人妻「ちかこ」さんも参加し、果ては…という流れ。

正ヒロイン「あやこさん」は、むちむちなスタイルと包容力のある、こうした漫画にぴったりな女性
↓表紙は当然ながら「あやこさん」ですね。
8ページという、なかなかボリュームのある冒頭カラー原稿部分でも、しっかり活躍しておりました。
短いながら、買い物帰りみたいな、ちゃんと服を着た描写から始まっていたのも良かったです。
なによりも気になった点は、上でも少し触れた切っ掛け部分ですね。
ちょっと箇条書きにしてみました。

人妻「吉田あやこ」2
※またまた人妻「吉田あやこ」
 泣いている「あやこさん」です。どーしたの!?

1) 寂しさを紛らわすため、独りえっちで悶々としている「あやこさん」
2) そんなため、日中はぽやーっとしており、うっかりと洗濯物(しかも下着)を落としてしまうのです。
3) 偶然に(笑)、下を通りかかっていた「けいたくん」の目前にて着地。
4) 見上げると、しっかり持ち主が分かるような素振りをしている「あやこさん」がいたのでした。
5) 当然ながら、親切にそれ(下着)を拾って届ける「けいたくん」
6) それならお礼とばかりに、「ジュースでも飲んでく?」と部屋へ招き入れました。
7) これまたうっかり、飲み物を”股間”にこぼしてしまうのです。
8) 「シミになっちゃう」ということで、しっかりふいていると…。

…ってな感じの、ベタベタ展開なのでした。
まぁ、ある意味では読者の期待に沿った、それを裏切らない漫画と言えるでしょう。
タイトルに釣り上げられる方も多いと思うので、これで正解だと思います。ええ。
3話ではこれまた定番の裸エプロンがあり、後ろえっちに母乳、さらに複数・野外など、色々なことをされておりました。
(※エピローグ部分では縛りに首輪でした。お腹いっぱいです)
多少ハードな描写もありましたが、ある程度までで暗さもないため、そういったのが不得意な方でも問題ありません。
ある程度慣れてきながらも初々しさを失わない「あやこさん」をたっぷり堪能下さいませ

しかし、まさか後半があーんなこと(←いちおう伏せます)になるとは、思いませんでした。
会員制とかにして、ちょこっとずつでもお金取れば、いい商売になりそうですね。
雰囲気的に、「ちかこさん」が発信源なのかなぁ。

そんな「ちかこさん」は、4話「疼き妻の響き」にて初登場する、ショートカットで控え目な胸の人妻。
単行本の裏表紙が彼女ですね。
旦那さんの前で着ていたキャミソール姿など、当初は可愛らしかったんですが…まさかあんなになるとは(笑)
ほか、”まゆみちゃんのおかあさん”とか、ツインテールのロリ奥様、初参加らしいポニーテールの方など、登場は少しだけでしたが、ちょっと詳しく見てみたいキャラも多かったです。
あんまりしつこく続くのもどうかと思うので、ボリューム・話数としては適当なくらいではないでしょうか。

ちかこ、志保、里美
※左からちかこ、志保、里美。
 作画の雰囲気が…これで伝わるかなぁ。

合間に収録された「いーむす・解放区」は、「若奥様解放区」のパロディ。
こちらではツインテールなロリ少女が出ておりましたが、こちらを経由して前後編「渚の乙女達」へと続く構成なんですね。
人妻まみれから、若く可愛らしい(だけじゃないけど)雰囲気にガラりと変わるので、適切な処置だと思いました。

そちら「渚の乙女達」は、人気のない海辺の小屋にて行われていた、「志保」「里美」の行為を覗き見てしまった「洋介」くんのお話。
実は、「里美」さんは男性のモノも持ち合わせているという、ふたなりキャラなのです。
ラスト部分にて多少存在感を示しておりましたが、ほとんど男性「洋介くん」はえっちの道具程度。
後編はほぼ百合漫画ちっくな色になっておりました。
作画の雰囲気が「若奥様解放区」とは明確に違っており、すっきりと爽やか。
アンダーヘアも描かれておりません。
こっちのが、「いとしのみゆ先生」に近いと思います。

そんな訳でジャンルが影響しているのもあるようですが、なんとなーく、どことなく、濃厚な雰囲気が漂っておりました。
基本的には、強い線であるもののすっきりとした絵柄。
ただ、盛りあがってくるとごっちゃりと賑やかになり、またベタ・トーンなどが多め。
一部バラつきを感じる箇所がありましたけれど、加筆・修正の結果か全体的には安定しておりました。
↓表紙からはかなり劇画ちっくな印象を持つかもしれませんが、もうちょっと穏やかです
白黒絵のが巧く見易いので、プラス判断が良いでしょう。

かなりがちゃがちゃとしたストーリーだった「いとしのみゆ先生」に比べ、こちらはヒロイン「あやこさん」がブレなかったことで、お話としては断然良くなっておりました。
ロリちっくな娘さんから、アダルトな色っぽい女性まで描ける、今後も注目な方だと思います。

若奥様解放区 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)若奥様解放区 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
(2008/10/17)
いーむす・アキ

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】



tag : ショートカットツインテールポニーテール百合漫画アンダーヘア

■ビージェネ! (林家志弦)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : アクション・ボクシング
・おまけ: あとがき。
・その他: 1巻完結(全7話)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「林家志弦(はやしや・しずる)」センセの「ビージェネ!Beat Punk Generation」です。

当初、こちらは特に触れぬまま流そうと思っていたんですが…。
他単行本が紹介し辛いものばかりなので、変更しました。
…なんで紹介しづらいかは秘密(笑)

そんな訳で、最近は新装版の「はやて×ブレード」が気になる「林家志弦」センセの最新刊です。
こちらのブログで紹介するのは…うぉ、「ストロベリーシェイクSweet」以来のことなんですね!
自分自身でなんだか意外でした。
ちなみに、2巻はいつ発売されるんでしょうねー。

来堂夏月
※主人公「来堂夏月」
 それなりに美形な「夏月さん」です。女子にモテそう。

さて、話を戻して「ビージェネ!Beat Punk Generation」について。
実は1巻にて完結という漫画です。
ご覧の通り、↓表紙はやたらめったら地味なもの。
紹介帯があればまだいいんですが、外すとこれまた弱いのです。
まぁ、かなり知名度のある方なので、そんなんでも問題ないのかもしれませんが、内容についてもインパクト薄い同じようなものでした。
前述しております、”特に触れぬまま流そうかと思っていた”のは、あまりいい紹介ができなさそうだからなのね。
そんなこんなで、ざーっと簡単にやります。

無気力・怠惰に日々を過ごしていた主人公「来堂夏月(らいどう・なつき)」
ある日、近所の幼馴染み「藤本深奈」に連れられ、高校生の間で密かなブームとなっているストリートボクシング「ビートファイト」の地区予選を観戦に行ったのです。
そちらでトラブルを起こした「夏月」は、選手「桜井礁(さくらい・しょう)」に勝負を申し込まれ、一発KOされてしまうのでした。
現実を見せつけられたものの納得できず、再試合にてブッ飛ばすことを考えた「夏月」
ボクシング部のマネージャーをしている先輩「土方哲平」の元で特訓をすることを考えるんですが…。
だいたいそんな感じですかね。

コメディーっぽい色を多く含んだ、青春スポコン漫画です。
あちこちに「林家志弦」センセっぽさが出てはいるものの、実にスタンダードな展開と構成
つまんなくはないです。
どっちかというと、面白い漫画に違いありません。それは間違いありません。

試合中の夏月さん
※試合中の夏月さん。
 ボコボコです(笑)

…ただ、どうにもイマイチに感じてしまうんですね
これは、過去作品のインパクトが大きく、結果として期待値がどーんと高いのが原因だと思います。
代表作であるアクション・チャンバラ漫画「はやて×ブレード」、ほか「演撃少女命」、「ひまわり地獄」などのコメディー。さらには、百合漫画コメディーの融合した「ストロベリーシェイクSweet」などですか。
それらが実に個性的で、かつ他で見られないインパクト強いものだったことが、逆に不利に作用しているのだと考えます
ファンタジーシスターレッド」の時と同様に、普通くらいの漫画では物足りなく感じるのよ。

また、1巻ラストがばっさりと終わっているのも原因のひとつ。
そのあたり、あとがきにて触れていたということは…発表当時から色々言われたのかな?
この感じで続いたとしても、面白さが激変すると考え難いので、ひでるさんとしては良い判断だと思います。
しかし、おそらく読者の大半はブーイングでしょうねぇ。

基礎体力が全然なく、もともとの性格がため、すぐへばる「夏月さん」
先輩「土方」の友人「渋谷陸」のアイデアによって、だましだまし、じわじわ続く描写がいいですね。
また素質はともかく、ボクシング素人という「夏月さん」が初試合にてかなり追いつめられるところも良かったです。
極端に成長する訳でないのよ。
おまけみたいな、ラストに収録されていた6ページのショート「Interval」が、最も面白かったりして(笑)
やっぱりセンセはこの路線のが正解だったかなぁ

強い安定した線のすっきり絵柄。
全体的には白比率の高い、のっぺりとしたものです。
いつものようにコメディー部分が目立っておりましたが、シリアスな描写も多く見られました。
とにかく漫画の非常に巧い方なので、読み易く・集中できるでしょう。
このあたりでの問題はまったくありません

いちおう、ヒロインが活躍する格闘アクションではあるんですが…他作品そのまま女性っぽさは強調されておりません。
なんというか中性的ですね。
もしこれが「ヴァルキリーコミックス」だったなら、それはまた全然違ってくると思うんですけれど(笑)

ビージェネ

ビージェネ!Beat Punk Generation (電撃コミックス)



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】


tag : アクションコメディーファンタジー百合漫画ヴァルキリーコミックス

■センセイとイイコトしよっか (大波耀子)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・年上
・おまけ: あとがき。
・その他: 短編×9。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大波耀子(おおなみ・ようこ)」センセの「センセイとイイコトしよっか」です。

以前「うそつきなきみ。」を紹介しております「大波耀子」センセ。
4冊目の単行本は「センセイとイイコトしよっか」なのです。

えっと、いきなりですが。
冒頭に収録された短編に「ONE’S TEACHER」という教師モノがあるんですね。
ハズレなコンパへ出席し、成果もなくずるずると帰宅する眼鏡な女教師「木山」さん。
ふと立ち寄ったコンビニ店にて、元教え子「岡本」くんとばったり5年振りに再会。
彼は新米だった頃に初めて受け持ったクラスの中でも、よく懐いていた生徒なのです。
いまだ慕ってくれていた彼に…と、だいたいそんな感じ。

木山先生、課長さん
※左:木山先生、右:課長さん
 お2人とも勝負服だけあって、なかなか素敵な感じです。

登場するヒロイン「木山先生」は、さばけたお姉さん的な方。
(※実は裏表紙がそう(たぶん)なんですが、あれは5年前の2人ですね)
お話としては、”しょうがないわねー”みたいなえっちの始まり方から、若さと想いと勢いによって流されるパターン。
まぁ、冷静にはよくありがちな漫画と言えるでしょう。

…ただ、これが良かったー

なんなんだろう。
眼鏡?巨乳?あのシチュエーション??
容姿そのまま、黒い下着というのも良かったです。
前半のコメディー崩れから、えっち最中の顔。
特に、泣いてしまった「岡本くん」を諭す際の優しい表情などはいいですねー。素敵ですね。

そんな感じで、冒頭話のこちらがドハマりしてしまったのでした
…で、思い出すタイトル「センセイとイイコトしよっか」
さらに、ページを振り返ってみると、もくじ部分が”Lesson01””Lesson02”…みたいな書き方であったため、すっかり連続話だと思ったひでるさん(本当)
この時は、単行本1冊をまるまる使った長編漫画だと勘違いしたんですねー。

しかし、実際には各話の繋がりない短編という構成なのでした。
教師っぽいものとしても、次の「カテキョにおまかせ」、「センセーのお仕事」くらい。
これにがーっかりしたの。
教師モノ好きな皆さんも注意ね

家庭教師の先輩、有藤さん
※左:家庭教師の先輩、右:有藤さん
 こちらがほか教師モノ登場のヒロイン。やっぱりさっきの「木山先生」かなぁ。

あーした形でえっちをした2人が、今後どーなっていくのか、どんなプレイが展開される(笑)のか、と楽しみに読み進めていただけ、ショックが大きかったのでした。
いままで自覚なかったですけど、もしかしたひでるさんは女教師モノとか刺さり易いのかもしれません。
ちなみに、収録では3話目となる「前略、課長殿。」の時まで、短編集だと気付きませんでした(こちらも本当)

これまたよくありがちな、サラリーマンファンタジーな短編が「前略、課長殿。」
主人公「山田」くんはデキると評判の厳しい上司(課長)に厳しく指導されておりました。
入社して2年目となった今でもそれは変わらず、ただ頑張るだけの毎日だったのです。
そんな頃、道端で酔っていた女性を介抱すると…なんと、眼鏡を外した姿の課長さんだったのでした。

サラリーマン憧れの短編ですね。
タイプ…というか、この課長さんは先の「木山先生」と性格から容姿までよく似た方で、表紙を飾っております。(※名前なし)
会社内では真面目で堅物そうなんですが、胸元開いた服にて色仕掛けまでするという、本気で仕事ができそうな方でした。
結局は失敗しているんですが、そこまでして仕事を取りに行った理由が、これまた可愛らしかったの
花丸です。
いやぁ、素敵な方ですよ。

残りの教師モノ「カテキョにおまかせ」は、学年トップという成績優秀な先輩に家庭教師をしてもらう男性の短編。
こちらは故あって、お尻でしちゃう流れなんですけれど、あれは言い方が悪かったかなぁ…先輩さん。
先払いとのことなので、頑張って化学の成績を上げるしかないですね。
ただ、満点はキビシイな。
眼鏡の生徒「有藤」さんと「松田」先生のえっち話「センセーのお仕事」
ある程度見越して行動していた「松田先生」がスゴイです。
なかなか深刻なものを抱えているらしい眼鏡な「有藤さん」を、適切にフォローしておりました。
こちらは、ブルマでない体操服姿が久し振りでリアルな感覚ですよ。

初姉、佐和子さん
※左:初姉、右:佐和子さん
 お姉ちゃん・人妻な2人です。あるいはこちら(笑)

ほか、温泉・浴衣・人妻と三拍子そろった「翔んだ記念日」、デリバリーされてきたのが幼馴染みなお姉さんだったという「腐れ縁デリバリー」、そちらよりもう少し年の離れた、憧れなお姉さんとのしっとり短編「Pleiades ~プレアデス~」など、全体的には年上系な単行本になっております。
ょっとしたらあるかもしれない、という絶妙な程度のわくわく話に引き込まれますね
なお、収録では「Sister? Sister!」のヒロイン「松平みちる」ちゃんが、唯一縦に大きい目の可愛らしいキャラ。
まぁ、単にそれだけでは終わらないんですけどねー。

ややこってり気味な絵柄。
濃淡は適度なものだと思いますが、安定していながらも強い線が目立って、ページ全体は濃厚でした。
あちこち絵はバランスに優れ、また漫画としても伝わり良く巧い方。
数年後には、一般誌とかで普通に見掛けそうな雰囲気を感じました。
黒い目と顔全体にかかる恥ずかし線(※恥ずかしい時に鼻から頬に付近にかかる斜め線のことね)が特徴で、登場するヒロインらは豊かなものをお持ちです。
大まかには、↓表紙・裏表紙の判断で問題ないでしょう。

個人的には、「ONE’S TEACHER」の続編を中~長編で見たいですねー。無理かなぁ。
あるいは、温泉人妻「佐和子」さんとか、着物が良かった「初」姉さんみたいな、人妻・お姉ちゃん系でもいいなぁ。

センセイとイイコトしよっか

センセイとイイコトしよっか (エンジェルコミックス)



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】


tag : ファンタジーサラリーマンコメディー

■マは小悪魔のマ (海野螢)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : ラブコメ・悪魔
・おまけ: あとがき、カバー裏に設定画・コメント。
・その他: 1巻完結(全10話)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「海野螢(うんの・ほたる)」センセの「マは小悪魔のマ」です。

えー、色々とあります。
あるんですが…連続の単行本を紹介するのはなるたけ控えたい(かもしれない)ので、他のにしてみました。
(※いずれ改めて紹介しようと思いますが、「ろりーた絶対王政 2巻」、「恋をするのが仕事です 2巻」、「つぶらら 4巻[完結]」…などは非常に良かったです。オススメですよ)

そんな訳で、本日は「海野螢」センセの一般えっち系「マは小悪魔のマ」です。
こちら、1巻まるまる使った、センセの巧さが発揮される長編漫画なのでした。

悪魔「メフィスト」
※悪魔「メフィストさん」
 こんな感じです。まんまスクール水着なコスチュームが素敵です。

クラスメイト「日暮まりか」ちゃんに片想いをする、気弱な主人公「不破太一」くん。
そんな彼のもとに、突然悪魔の「メフィスト」が現れたのでした。
可愛らしい女の子の「メフィスト」は軽い口調とそれっぽくない性格の、変わった悪魔。
オマエの”夢”を叶えるコト…かな?
特に代償もいらず、願いを叶える事だけが目的と告げる彼女と、”契約”ではなく”約束”をした「太一くん」
憧れの「まりかちゃん」をゲットするため、そんな「メフィスト」が取った行動は…と、だいたいそんな感じ。

人外な女の子とのラブコメです。
先に紹介しております、同時発売だった成年系「大人の手がまだ触れない」よりもエンターテイメント性が上がり、対象年齢そのまま一般向け。
そのため、センセの濃いSF話がお好きな方には、ちーと物足りないかも。

正直なところ、お話の基本ネタとしては、たいしたものではありません。
よくあるタイプの漫画で、あらゆる事件・問題がとりあえずえっちへと結びつくのはお約束通り。
そこにお得意なSF要素と、可愛らしい貧乳ヒロインらが絡むことによって、「海野螢」センセ独特な雰囲気を漂わせる作品となっておりました。

バニー姿のメフィストさん
※おまけ:バニー姿のメフィストさん
 こんな姿もいいですねー。ズレそう。

なぜかスクール水着っぽい基本コスチュームのヒロイン「メフィストさん」
八重歯のような牙、尖った耳、やや半開きなツリ目など、あちこち容姿にポイントの多いキャラクターです。
特に、常に片目が隠れている個性的な髪型がいいですね。
ここだけで、普通の人とちょっと違った色を持たせることに成功していると思います。
また、なんやーかんやーとコスプレするところは、いかにもえっち系。
冒頭の裸Yシャツから裸エプロン、ナース(これは見せるだけ)、ふりふりなメイド服にバニーガールと続くんですが、なんといっても後半部分の巫女服が秀逸
だって、悪魔の巫女服姿ですよ(笑)
そちらもやたら似合っており、こういったキャラでもいいかなーって本気で思いました。
あ、通常コスチュームでのえっちもちゃんとありましたんで、スタンダード好きな方もご安心ください(笑)

……ちなみにメイド服の際…「似合わねー」とか言っていた「太一くん」
いやいや、その”似合わなさ”が逆にいいトコなんですけどね。
下着も可愛らしいものでしたよー。

日暮まりか
※日暮まりかさん
 いつも通りで、安心できるキャラです。

もう一人のヒロイン「まりかちゃん」はショートカット・貧乳という、センセのスタンダードキャラです。
散々「太一くん」の妄想にて、えっちなことをされておりました。
階段での水玉パンチラほか、後半はブルマ姿でがんばっております。
このあたりはロリっとした容姿とピッタリで、おそらく読者の期待通りでしょう。

他にも眼鏡の女教師が登場するんですが、色っぽい割にしっかりと貧乳なのでした。
少しだけですが、「メフィストさん」とレズる描写もあったので、お好きな方はおめでとうございます。

なんだか↓表紙はべっとりしておりますが、白黒絵についてはいつも通りなのでまったく問題ありません。
安定感抜群の素朴な絵柄です。
完全に個性を確立されておりますが、癖が強めなので注意下さい。
相変わらず雰囲気作りは絶妙に巧みな方でして、模造紙に絵を貼り付けていったようなコマ割りが独特です。
センセの成年系とは、ほぼ局部描写がないだけの違いで、いつもと大差はありません。
えっち度の低めな、ロリではなく貧乳キャラですね。
お話がため、いつも以上にコメディー崩しな絵が多く見られました。

ややこしい事柄が抑えられ、かなり間口の広がった印象です。
過去発売の単行本を含め、「海野螢」センセの導入本として最も相応しいものになっていると思います。

マは小悪魔のマ (マンサンコミックス) (マンサンコミックス)マは小悪魔のマ (マンサンコミックス) (マンサンコミックス)
(2008/09/29)
海野 螢

商品詳細を見る


★海野螢センセの漫画紹介記事
 [大人の手がまだ触れない] 成年
 [思春期の終り] 成年
 [時計じかけのシズク] 成年
 [少女の異常な愛情] 成年
 [めもり星人] 一般



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】



tag : コメディーラブコメコスプレショートカットパンチラスクール水着

■とろける穴 (てっちゃん)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・学園
・おまけ: あとがき。
・その他: 短編×12(一部は繋がりある短編)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「てっちゃん」センセの「とろける穴」です。

紹介帯に書かれていた「祝・MUJIN COMIC 初単行本」、「ティーアイネット 初単行本」という文字。
…これがよくわかんない。
別に読者は、”どこから発売された単行本”ってトコにこだわりないと思うのだけれど…。
出版社の方にしてみれば、有名漫画家さんがついにウチから~って感慨深いのかもしれませんけどね。
まぁ、損得ないので別にいいか。

アヤネちゃん
※アヤネちゃん、です。
 スカート短っ、というのはいいもんですね。

さて、そんな訳で「てっちゃん」センセの「とろける穴」です。
こないだ紹介しました「おとなスイッチ」がプチ・ザッピングなオールスター方式でなかなか印象深かったので、こちらも手にとりました。
しかし、前巻は6月でしたか。
リリース早いですねー。

センセ自身もあとがきで述べておりましたが、こちらはロリ系ではありません
そっち系な漫画家さんだと(※絵柄もそんなんですし)思っていたので、ちょっぴり意外です。
ひでるさんは別段どっちでもいいんですが、好みがある方はちょっと注意。

↓表紙にもなっているツインテールな「綾乃」ちゃんの「コスプレ店員」
この娘が、胸はあるもののロリちっくな容姿(※妹キャラですからね)なので、ややこしさを増幅させているかもしれません。
お話は兄妹の近親モノ。
閑散となった喫茶店を再興するため、「綾乃ちゃん」にメイド服を着てもらうという、ありがちなものなんですが…。
従来のソレと差別化をはかるため、メイドに奴隷属性を追加したという”メイ奴隷喫茶”を発案するんです。
ここがスゴい。
これじゃあまる見えになるよっ!!」というミニスカートなメイド服に、首輪でヒモ付き、四つん這いで接客するんだって
…うん、いいと思いますよ。
結構流行るんじゃーないでしょうか?
行きたくはないですが(笑)
あ、だいたい四つん這いだとモノ運べないか。

朝倉エリカ、朝倉真央
※左:姉「朝倉エリカ」、右:妹「朝倉真央」
 実は姉妹という2人です。「エリカさん」は珍しい服着た姿だったりして。

そして、やっぱりこちらにもありました、キャラ・場面の繋がっているお話。
「まなびや」、「とろけるのう」、「お情けは人のためならず」、「だすモノでるモノトコロかまわず」…という4話は、同キャラが出演したりする、確実に繋がった短編です。

私、ふくよかな男の人が大好きなんですっっ!!
という、成績優秀な巨乳美少女「高嶋美加」さんと体格良い「山本」くんの、屋上でえっちする話「まなびや」
うん、こうした女性いますよねー。
しかし、ちょっと痩せた(かもしれない)だけで、「ダイエットしちゃだめだよォ」とか言われてましたが。
容姿とは裏腹にえろい女性で、後ろを使ったりしていました。
なお、単なる使い回しかもしれませんが、校舎のカット絵が「田中先生の後悔」とうり2つでした。
特に他との繋がりは書かれていませんでしたが、ひょっとして同じ学校なのかな?
ちなみにこちらは、停職1ヶ月となってしまった「田中」先生を生徒「美帆」ちゃんがブルマで慰めてあげる短編です。
こうした流れはちょっといいですね。ジーンときます。

屋上で居眠りをする加藤くん。
その頭に、突然下着が降ってきたのです。
不意に上から登場した眼鏡の「朝倉エリカ」さんですが、なんと全裸だったのでした。
私、部屋では裸族なの!
ということで、「朝倉さん」は屋上の一角に生活スペースを作っていたのです。
…という、びっくり設定の「とろけるのう」

この発想はスゴイ。必見です!

とにかく、あの登場シーンに脳天を直撃されました
あれだけ異常で変態的な状況にも関わらず、どこか当然のような、日常っぽい空気に包まれているのです。
まるで恥ずかしさを見せない「朝倉さん」がいいですね。
公園よりも安全って、ちょっと常識(?)あるところも見せていました。
そりゃそうかもしれないですけれど。
なお、漫画中にて下でえっちしていたのが、先の「高嶋さん」・「山本くん」カップルです。
繋がりとしてはそこ。

屋上で暮らす「朝倉さん」
※おまけ:屋上で暮らす「朝倉さん」
 こんな感じなのです。真冬どうこうより、雨降ったらどうするんでしょう?

相変わらず屋上にて全裸で暮らしている「朝倉さん」
その理由が判明する、「お情けは人のためならず」
こちらは完全に上から続いており、「朝倉さん」のお父さん、担任教師「秋葉」さんが登場するエピソードです。
おそらく年齢としては、「Noと言えない秋本さん」のヒロイン、人妻「美奈子」さんと並んで収録では上位クラス。
その割に若く見えるのは、センセの絵柄と「おじさま」という呼び方かもしれません。
なおラストにて、服を着た「朝倉さん」の貴重なカット(笑)がありました。

めでたく、引っ越しした「朝倉さん」と、何度か言葉に出ていた、妹「真央」ちゃんの登場話「だすモノでるモノトコロかまわず」
出迎えた時はちゃんと着ていたのに、やっぱり全裸な「朝倉さん」
まだカーテンもないというのに、いい娘さんです。
前半は「朝倉さん」ですが、携帯電話を切っ掛けに後半からは妹「真央ちゃん」の場面にチェンジ。
可愛らしい顔をしていながら、女性の恐ろしさが垣間見えるお話になっていました。
この姉妹は何があっても生き抜くことできるでしょうね。

直接繋がりは書かれていませんが、コンビニ前カット絵が何度か使われていた短編「妄想店長」
万引きをしたお嬢様学校に通うツインテールな娘さんを~というお約束話です。
実は~というオチなんですけどね。
色々と言ってましたが、ありゃお互い様でしょー。
こちらにあった、股覗きな絵が妙に良かったです。

ツインテールな娘さん
※股覗きな絵の下部分です。
 こちらのブログでは上部分は掲載できません(笑)単行本にてどうぞ。

複数プレイ話、眼鏡のマネージャー「ミサキ」ちゃんの「菊池君の約束」、空手道場に通う「ユカ」さんの「カラテカ」という2話。
うち「カラテカ」ですが、成年漫画には珍しく、ちゃんと道着の下にシャツを着ていました。
そちらにあった冒頭コマの汗具合がリアルなんですね。
どちらも複数プレイに発展するハード系なんですが、えろえろで勝ち残るため読後感が和らいでおりました。

ほか、彼女「アヤネ」ちゃんがブレザーの制服を着てみる話「せーふくゲーム」、眼鏡の生徒会長・「カナ」ちゃんの「かんちがい」などが収録されております。

丁寧で強めな線の、基本としてはすっきりとした絵柄。
特に曲線の柔らかな感じ優しく、とこか素朴な雰囲気もありました。…なんとなく。
トーン処理された大きめな目、しっかりとした鼻、広めな輪郭が特徴。
そうしたキャラ絵がため、こてっと感じる方もいると思います。
極端にピックアップされていませんが、ヒロインの下着がシマパン率が高かったりしました。
どちらかというと、やっぱり可愛い系な女性のが合っていると思います。
また、もさもさ濃くはないものの、ちゃんとアンダーヘアを描かれる方です。
このあたりは、読者によって良し悪しかなぁ。
濃淡バランス適度で、あちこち絵の巧い漫画家さん
安定感も抜群にあったので、↓表紙・裏表紙で違和感なければ問題ないでしょう。

完全に「とろけるのう」の「朝倉さん」を楽しむ単行本ですね。
こちらのエピソードだけでも、見る価値はあると思います。
ただ、↓表紙・裏表紙のイラストがあちこち使いまわされていたのは、ちょっとがっかり。

とろける穴 (MUJIN COMICS)とろける穴 (MUJIN COMICS)
(2008/10/10)
てっちゃん

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】


tag : コスプレツインテールティーアイネットアンダーヘア

■ラッキー・ライフ (佐藤茶菓子)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・人妻
・おまけ: あとがき・作品解説。
・その他: 短編×10。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「佐藤茶菓子(さとう・ちゃがし)」センセの「ラッキー・ライフ」です。

…唐辛子の次が佐藤(笑)

さて、くだらんことは置いといて、「佐藤茶菓子」センセの10冊目「ラッキー・ライフ」です。
こちらのブログでは、「ベターハーフ」、「マルチスタイル」、「ドキドキ!あの娘とリユニオン」などを紹介しております。

毎回ブログでは好き勝手に書かせて頂いておりますが、発売の全巻(たぶん)を揃えている、単なるファンというひでるさん。
センセの単行本を購入する際に気になっていることが、「ドキドキ!あの娘とリユニオン」の際にも書きました再録問題。
今回は…大丈夫そうでした。
ひと安心です。

ホームクリーニングの奥様、西原さん
※左:ホームクリーニングの奥様、右:西原さん
 なにげに眼鏡な2人。どちらも容姿とは裏腹に…。

やっぱり相変わらずな内容という「ラッキー・ライフ」です。
いわゆる、オムニバス形式な一般系えっち漫画で、ネタとしては人妻系でまとまっていました。

夫婦でやっているらしいホームクリーニングの「スッキリクリーニング」
妻と別れて1人暮らしをする主人公。
長年放置していた、2階のエアコン2台とキッチンの掃除をプロの業者に頼むこととしたのでした。

なんと言っても、こちらは眼鏡で真面目そうな雰囲気のホームクリーニングの奥様。
必要とされる時間を計算し、
そうすると1時間くらい暇になっちゃうから…よしっ、寝よう
とか言っておりました。
寝るなよ。
旦那(※2階で別の掃除をしている)の手伝いに行こう、とかは考えないのね(笑)
おまけに、客の見ている前で堂々とサボるところが素敵過ぎでした。
ノーブラだったのは確実なんですが、ひょっとしたら下も穿いてなかったかもしれませんねー。

杉原茜さん、飲食店の奥様
※左:杉原茜さん、右:飲食店の奥様。
 こちらはポニーテールですね。人妻、というよりお姉ちゃんぽいです。

人妻系らしく、御近所奥様モノが4話ほどありました。
隣の奥さま「杉原茜」さんに尾行を依頼される「とばっちりラブ・アフェアー」
登場する「茜さん」のテンション高く、コメディー調です。
浮気が題材というのに、終始非常に明るい雰囲気のお話なのでした。
隣に住む奥様「三橋さん」の露出プレイ短編「ワークアウトな散歩道」
5ページまでの巻き込まれ方が、いかにも「茶菓子センセ」という感じです。
しかし、「松下」くんも誘われるまで、まったく手を出そうとしないところがスゴイですね。

近所で美人と有名である、眼鏡な「西原」さんの「コインランドリー」
いきなり穿いていた下着を脱ぎ出し、洗濯機の中へ入れるんですよ。
誰かに見られるワケじゃあるまいし
という台詞でしれっとしておりました。
実際にもありそうな、あって欲しいような(笑)、どっちつかずな微妙さが良かったです。
近所にある、飲食店の奥様との短編「ケアしてあげて」
風邪をひいたので、体洗うのを手伝ってくれるんですが…入る前にああいった状態を確認していながら、全裸というのは確実にそのつもりですよねー。
そんなんでも、やっぱり誘われるまで大人しくしていた「圭佑」くんは偉い。

そちらに限らず、収録の男性らはしっかりと理性あって進まず、女性陣のが積極的に誘うパターンになっておりました。
センセの漫画はおおむねそんな傾向ですよね。
義姉「佳織」さんの「ゲレンデでこっそり」はやや違いましたが、冗談まじりなお願いをあっさり承諾するところなど「茶菓子センセ」流

義姉「佳織さん」
※義姉「佳織さん」です。
 あっさり承諾、のサンプルですね。

ほか、旦那に相手にされない元カノ「楠田友恵」さんの浮気短編「貪(むさぼ)リックシンドローム」、露出プレイが日常だった元カノ「梨紗」さんの「ドキドキ」、OL「安東さん」の「ヤキモキ」、奥様「美樹」さんの「妻検定」などがありました。
そちら「妻検定」ですが、元教え子との浮気現場をばっちり押さえられながら、まるで動じていない「美樹さん」がやたら強い(笑)
逆に立場が弱い旦那さんの言動が楽しい、コメディー色な漫画に仕上がっておりました。

さすがに作画の安定感は抜群です。
小さくはないものの極端に巨乳過ぎず、むちむちとした健康的なスタイルです。
むちむちっぷりも決してエロ過ぎない、ドギつくない、自然ですっきりとしたものなんですね。
そんな訳で、えっちシーンも爽やかソフト気味。
浮気漫画もいくつかありましたが、まるであとくされなさそうなのが不思議です。
まぁ、成年指定でないということもあるのでしょう。
エロスに慣れた方(?)には、やや物足りなさがあるかもしれません。

毎度のことながら、単行本タイトル、↓表紙・裏表紙、そして内容に至るまで、色の弱い無難にまとめられたものでした。
そういったのが「佐藤茶菓子」センセの個性ですし、また掲載紙などの問題もあるので、なかなか自由にはいかないのでしょう。
それに、こうしたほわわーんとした緩やかな空気を表現できる方はそうそう見当たらず、この路線を死守してほしいとも思ったりして
どうしたもんでしょうね。
個人的には長編「ほーむめいど・しすた~ず」のようなものを期待しています。

ラッキー・ライフ (アクションコミックス)ラッキー・ライフ (アクションコミックス)
(2008/10/11)
佐藤 茶菓子

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】


tag : ラブコメコメディーポニーテール

■七色唐辛子 (唐辛子ひでゆ)

★まんがデーター [9/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・和風
・おまけ: あとがき・作品解説、カバー裏に別絵、
      描き下ろし「ほっかほか金時」
・その他: 初単行本、カラー(4P)、短編×9
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「唐辛子ひでゆ(とうがらし・ひでゆ)」センセの「七色唐辛子」です。

店頭で最も目立っていたのはこちらだったかなぁ…。
和服・緊縛・花という取り合わせはなんとも筆舌にし難い、心を揺さぶられるものがありますね(笑)
…ただ、きのこまで突っ込まれているとは思いませんでしたが。

さて、こちらはゲーム原画とかイラストなどでも活躍されている「唐辛子ひでゆ」センセの初単行本。「七色唐辛子」です。
明るく楽しいお話の短編集。
かなりコメディーに傾倒していく、軽いエピソードが多く収録されておりました。
絵柄と合っているかもしれませんが、いまいちひでるさんには刺さりませんねぇ。

華道部「野花さん」
※華道部「野花さん」
 これは序ノ口。この後は大変なこととなります(笑)

↓表紙の女の子「野花」さんが登場する短編「錦上添花」
華道部の「野花さん」は、ちょっとアブない先輩「御手洗」のことが好き。
意を決して告白するんですが、先輩の反応は…とだいたいそんな感じ。

冒頭でえっち妄想している「野花さん」なんですが、しっかり縛られておりました。
せめて想像中では素敵に…ということもなく、先輩のイメージを正確にとらえてます(笑)
キミの体を自由にしてイイということかい?
という告白の返答からも、そんなんが伺えるでしょう。
当人も考えていましたが、果たしてコイツのどこが良かったんだろう??
そんな感じに、登場している男性「御手洗」が、かなりはっちゃけたコメディーなのでした。
和服姿の女性を縛ったり、華道と絡んでいたり、漏らしたり…。
もし、これがしっとりとした感じだったなら、下手すると(←なんのこっちゃ)好きな系統だったかもしれません。
せめて、きのこは除いてほしかったなぁ。

そちらの流れか、他収録の短編でも和風っぽい味付けがあちこち見かけられました。
ちょっとシリアスな部分もある、剣道場での短編「あなたに免許皆伝」
お話としては前時代的な、よくあるパターン。
ですが、ポニーテール・道着姿というヒロイン「月並冴」さんがそのまま可愛らしかったです。
(※前折り返し部分では、全裸に胴と籠手という格好。わぉ!)
脱がしているシーンを見ると…もしかして「冴さん」はいつも下着つけてなかったの?

美空さん、村上さん
※左:美空さん、右:村上さん
 矢絣な2人です。こんなんにぐっときた方はいいでしょう。

明治・大正時代っぽい矢絣(やがすり:あるいは矢羽根模様)のお召・袴という服装のヒロインが登場する、「節切の丘」、「股の教室」の2話。
うち、「節切の丘」はちょっといい話。
受け止めて胸を触ってしまうのはお約束ですが、そこから安易にえっちシーンへ流れなかったのは正解だと思います。
最中にてありました、「旋回しまーす」がなんだか妙に良かったです。
四十八手の授業をする「股の教室」
こちらは「花咲け!おとめ塾/陸乃家鴨」のようなネタですね。
(※短編ということもあり、お話としては遠く及びませんが)
眼鏡なヒロイン「村下ちえ」さんよりも、ツインテールな「氷上」さんのがキャラ的に目立っておりました。
誰だっけ?
とか、覚えていなかったのは確かに酷いですが、その後フォローもないままばっさりと終わったのが残念。

姉弟の近親系「ねえちんとオフロ」
実際に姉がいない者にとって、憧れなシチュエーションですね。
どの年齢までそれが許されるのか知りませんが、漫画での姉「熱湯実」さん、弟「建湧」くんは親公認で一緒に入っておりました。
後半ではなかなかハードなことまでやっており、オチが納得できる展開です。
ちなみに、「熱湯実さん」が後折り返し部分でしたが、紹介帯がちょうどいいラインだったので、着脱で絵が変化するとか、遊んでほしかったところでした。

冴さん、熱湯実さん
※左:冴さん、右:熱湯実さん
 ポニーテールな2人は共に折り返しを担当していました。

ほか、そんなアホな、という馬鹿話「キミはたくましい像」、一攫千金・芸能界進出を夢見る「しまちゃん」「みえちゃん」の「Girls Be Ambitious!」、宇宙船でのウィルス話「Fuck or Die」が収録されております。
うち「Fuck or Die」はリーダー格の「聖子」、幼馴染み「アリス」、密かに想っていた「千奈美」の3名にて、生き残るためにもっとドギつく争ってほしいところでした。

強めな線のすっきり絵柄。
濃淡は適度ですが、比較的ごっちゃり描かれる方で、ページは賑やか。
ほぼ個性を確立しており、全体的に安定感ありましたが、引き絵などにて力が抜けたようなコマもありました。
大き過ぎない縦長目と、ホームベースな輪郭が特徴。
キャラの表情や人・物などのバランス感覚まで、決して下手な方ではないものの、損をし易い作画の雰囲気があります。
カラーでも大きく変化はしないので、↓表紙・裏表紙での判断で問題ないでしょう。

センセは袴がお好きなようなので、次回とかはそっち系だけで押してもいいかなー、と。
また、コメディー描写がやたら目立っていたんですが、こちらは読み手によって良し悪しだと思います

七色唐辛子

七色唐辛子 (セラフィンコミックス)



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】


tag : コメディーツインテールポニーテールゲーム原画

QRコード
QR
検索フォーム
作者名検索カテゴリー
【 お名前で分類 】
カウンター
プロフィール

 あおぶひでる

Author: あおぶひでる
 まんがとの出会いは一期一会。そんな、漫画の魅力についてのんびり書きたいと思います。
 いいよね、まんがって。
<現在は更新しておりません>

 はじめての方は↑カテゴリの(※サイトについて)をご覧下さい。

↓メールフォームを用意しました。なにかありましたらそちらに。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

カレンダー
09 | 2008/10 | 11
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
月別アーカイブ
他にどんな記事あるの?

全ての記事を表示する

最近の記事
リンク
最近のコメント
最近のトラックバック
フリーエリア
【趣味のCMエリアです】