2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■ぴんくぐろぅあっぷれい (西野映一)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : [一般]ラブコメ・片想い
・おまけ: おまけ4コマ「ちょっとだけその後」
・その他: カラー(4P)、9話収録(全て表題作・1巻完結)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「西野映一(にしの・えいいち)」センセの「ぴんくぐろぅあっぷれい pink grow up play」です。

こちらは、単行本「ツンな彼女がデレるまで」と同じ舞台の漫画だそうです。
そうかー。
先の「よめはいむ」が初見だったので、残念ながらそっちは読んでないんですよ。
そんな訳で、アマゾンで検索したところ…なぜか引っ掛かりません。
なんでかなーって思ったら…有害図書指定(東京都)だって。
それか。
もっと取り締まるべきモノはあると思うんですがね。

ともかく、そちらを読んでいる人はより楽しいでしょう。
…ネットとかで探してみましょうか。
あ、読んでいなくても大丈夫だったので、ご安心を。
いちおう。

1年生「三原まいか」
※1年生「三原まい」(20101210訂正)
 前半と後半の彼女。触覚部分に注目下さい。

そんな訳で、最新刊「ぴんくぐろぅあっぷれい pink grow up play」です。
このブログでは、婚活ラブコメよめはいむ」を紹介している「西野映一」センセです。
「夜魔介」という別名義でも単行本があり、どうやら6冊目くらいになるのかなー。
漫画は一般えっち系の長編です。
前回は回ごとにヒロインの変わるオムニバス形式でしたが、こちらは長編モノ。
「西野映一」センセはやっぱり長編で期待されているみたい。

よく2人でいる生徒会長「高木零児」、副会長「高木一子」の双子兄妹。
クールで知られ、学園内で”氷結双子兄妹”と呼ばれていました。
後輩の1年生「三原まい」、「大石春樹」らはそんな2人に恋をし、保健医「風間茶子」の入れ知恵によって告白をするんですが…
好きです!!!SEXしてください!!!
そんなインパクト抜群という直接的な台詞も、あっさりスルーされてしまったのです。
しかし、その告白から出来た小さな縁は、やがて大きく膨らむこととなるのでした。
だいたいそんな感じ。

カップル2組による長編ラブコメです。
片想いの恋愛成就ストーリーで、難攻不落っぽいクールな相手を熱くえっちに陥落させていきます
1話タイトル「6人の主人公によるトリガー」でも示されているように、登場人物は上記あらすじに保健委員「御剣龍馬」を加えた6名のみ。
当初は歯牙にも掛けなかった相手に、じわじわ心動かされる様が楽しく描かれております。

告白の玉砕から始まる1話「6人の主人公によるトリガー」
あの告白に対して、微動だにしない2人がスゴイですね。
さすがに”氷結双子兄妹”と呼ばれているだけのことはありました。
こちらでの担当は、派手な触覚髪が特徴の「まいさん」
公衆の面前にての告白によって絡まれてしまうんですが…そこに通りかかったのが、意中の相手「零児くん」
無事でなにより。
もしここで彼が登場しなかったならば、まったく毛色の違う成年漫画になってしまうでしょう。
馬鹿なのかお前は!!!
気持ち分かりますが、本人を指差してそんな事を言うのはどうかと思いますよ、「零児くん」
ただ、確かにあの危機的場面から脱した女の子の台詞ではないと思います。
漫画ですね。
ちょっと気になったのが、途中の”女体など一子で慣れている”の部分。
あるいは近親関係かと深読みしてしまいました。

保健医「風間茶子」
※保健医「風間茶子」
 むちむちです。こんな保健医いないだろうなぁ。

2話「チャイルドジェントルとワイルドナイーブ」
こちらでは、「まいさん」の成功に続けとばかりに「春樹くん」が奮闘しています。
顔を出した先々にて「一子さん」にどつかれてました。
格闘技の経験あるそうです。
太ももまで達するほどの長髪にキツい目が特徴の彼女。
非常に良いすらりと長い足をお持ちで、丈の短いスカートが素敵でした。
立派な胸の持ち主であった「まいさん」と違って貧乳。
とかく彼女とは対称的なキャラに設定されており、幅広く好みを受け止められるようになっています。
このエピソードでは直接えっちないものの、感じ易い「一子さん」の可愛い様が見られます。

3話「意図せず始まるスパイラル」は、逆に「零児くん」・「一子さん」らが保健医「茶子さん」に相談をもちかけるというもの。
どちらからも相談されているというのは、彼女が生徒らから信頼されている証拠でしょう。
やり易いですね(笑)
双子に送ったアドバイスは、
とりあえず仲良くなってみたら?
…というもの。
先の「まい」・「春樹」へのそれも、温度の高い2人が勘違いしただけで、それなりに真っ当でした。
両者の主張を巧くさばいています
年長者らしかったですよ。
こちらはガツガツいける「まいさん」
(※男性側がえっちに邁進すると違う漫画になってしまうので)
やや出来過ぎなシチュエーションで、暴走してるような様が見どころです。
同じく、アドバイスを受けた「一子さん」の4話「柔肌の熱き血潮に触れもせず…?」
普段余計に気を張っているためか、近づくと弱さが見えていいですねー。
前回は肌で懲りていたため、こちらは髪の毛なんですが…やたら敏感な彼女
触られて、ガクガクしていました。
あいちゃん(※「尾崎未来」センセ)」より凄いですね(笑)
詳しいシチュエーションは伏せますが、ここはびっくり飲尿ネタです。
…もしかして流行り?

前後編「朱に交われば赤くなり」が5、6話。
まずは「一子さん」から。
まぁ、確かにあの刺激は強かったでしょう。
その変化をしっかり気付いていた「春樹くん」は偉い。さすが。
性格からハッキリとは言えず、じわじわとえっちへ流れています
(それに女性からあーは言い辛いでしょう)
しっかり描かれているため、直接えっちに至るまで次のお話にまでなっています。
そちらにて同時に登場するのが、「まいさん」・「零児くん」のカップル。
「まいさん」は1話目でほぼ疑似的なこともやっており、比較的スムーズです。
それと共に、「一子さん」らも合わせてシテいました。
…私が痛いままで終わらせるほうが、後味悪かろう?
その一言が秀逸。
キャラ的にひでるさんは「一子さん」らカップルがいいなぁ。

副会長「高木一子」
※副会長「高木一子」
 洗うのが大変そうな長髪です。彼女の方が良かったなぁ。

7話「釈根灌枝(しゃくこん・かんし)」は、前話にちょっとヒントがありました、「まいさん」のお話。
うーん、なるほどねぇ。
詳しくはヒミツにしておきます。
こちらにて、最後の壁が取っ払われた感じでした。
なお、保健医「茶子さん」・「龍馬くん」のえっちもあります。
オチが面白いので必見。
晴れてえっち関係になった8話「ザッピングトーク」、9話「jack-pot」が最終エピソードです。
冒頭に着ていた水着をあっさり脱いでしまったのが残念です。
この4名がどんな結末を迎えるのか、お楽しみに。

極細線の絵柄。
洗練されたデジタル絵で、濃淡は薄め。
描き込みはそこそこですっきり。
全体的に丁寧ではあったものの、今回は一部ばっさり荒れた感じも受けました。
些細な程度ですが。
男女キャラとも個性強いので、人を選ぶと思います。
だいたいは↓表紙・裏表紙にての判断で良いでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: すっきりと見易い絵柄です。
・話3: 良質なラブコメ漫画です。ややはっちゃけてるかな。
・独4: 2組カップル、6名に絞ったのは正解だったと思います。
合計:[11/15]

どうにも気になる「まいさん」の触覚髪。
ちらほら長さ違うんですが、基本的にはだんだん伸びてましたねー。
まぁ、髪の毛なので不思議ではないのだけれど。

ぴんくぐろぅあっぷれい (マンサンコミックス)ぴんくぐろぅあっぷれい (マンサンコミックス)
(2010/10/29)
西野 映一

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : ラブコメ

■お姉様がイかせてあげる (舞六まいむ)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : [成年]お嬢様・人妻
・おまけ: あとがき、描き下ろし「お姉様がイかせてあげる」、
      合間にネタ絵・キャラクターデザイン・ラフ
・その他: カラー(12P)、短編×9(うち「ブライダル☆プリンセス」×4)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「舞六まいむ(まいむ・まいむ)」センセの「お姉様がイかせてあげる」です。

ちょっとスペースお借りして。
「かんぱち/結城心一」を読みました。
題材がどんなんであろうと、いつもの「結城心一」センセな世界です。
ただ…アレは本人どんな感覚なのか、ひでるさんには想像もつかなく、そういう意味で興味津々。
”まさか自分が描くことになろうとは”
とか書いてありましたが、そうでしょうねぇ。
やり辛いのか、さして気にしないのか…。

かんぱち 1 (IDコミックス REXコミックス)かんぱち 1 (IDコミックス REXコミックス)
(2010/10/27)
結城 心一

商品詳細を見る


さて、「アネドル お姉ちゃんはアイドル」を過去に紹介している「舞六まいむ」センセ。
2冊目という最新刊は、「お姉様がイかせてあげる」です。
メインの連続話はお嬢様との中編。
ほか短編は保健医に義姉と、広義でのお姉さん
ヒロインには人妻がちらほらいたので、↑上の属性は人妻としています。

収録でのメイン「ブライダル☆プリンセス」は全4話。
「富余有蔵(とみあまり・ゆうぞう)」との結婚を控える「金福財百合花」
「富余銀行」頭取の息子に嫁ぐというベタな政略結婚でしたが、苦しい経営となった「金福財商事」のためにそれを受け入れていたのです。
しかし、姉から止められていた相手の写真を見た「百合花」は、車から逃亡。
偶然にも近くを歩いていた「金福財商事」の新人サラリーマン「平民男(ひら・たみお)」に助けを求めたのでした…。
大雑把ですが、だいたいそんな感じ。

世間ズレしたお嬢様とのラブコメ
連続ストーリーになっており、「百合花さん」との出会いからなにげに事が巧く運ぶ様がポイントです。
爽やか(…だよね、いちおう)で前向きな、読後感良い作品に仕上がっていました。

金福財百合花
※金福財百合花
 物事(好きな人)に対して自然とよく解釈する方。幸せだろうなぁ。

出会いの1話目は電車プレイから。
「百合花さん」を逃がすため、彼女を連れて電車へと駆け込む「民男くん」
初めて電車に乗ったのね。
お嬢様だー。
満員電車で密着した彼女と、”合ってはいるものの場面が間違っている”知識にて、えっち展開となってました。
駅に到着した途端に行為バレているんですが、それが自分らの事だと気付いていない「百合花さん」が可笑しいです。
その後も勘違いは続いてます。
そんな調子なので、「百合花さん」があー言うのは分かるんですけど、「民男くん」の”好き”は軽いですねー

メイド姿な「百合花さん」が可愛い2話目は彼の家。
ちらほら”お姉さま”と言葉に出ていた、姉「凛花」さんが登場してます。
彼女が「金福財商事」の社長さん。
こちらでも、勘違いの「百合花さん」によって、危機がうやむやになっています
眼鏡で凛々しい「凛花さん」とのえっちですね。
やはり「愛してます社長!!
とかなんとか言ってる「民男くん」
その真意はともかく、「凛花さん」もメロメロにされていました。
…かなり巧いのかな。

3話目は「有蔵」の妹「鈴音」ちゃん登場。
先輩・後輩という「民男くん」とは、昔付き合っていた間柄なのです。
彼女が社長令嬢であることも知らなかった雰囲気なので、それが本当ならば付き合っていた事実も納得。
彼、特にかしこまっていないところが良かったのかなー。
ある意味大物なのかもしれませんね。
こちらの危機でも、助けに入った「百合花さん」によって流されていました。
後半での3名入り乱れる複数えっちにご期待下さい。

最終4話は結婚式エピソード。
なんていい花嫁なんだ…
途中でそうした台詞がありましたが、その通り。
あの”勝手に良く解釈”してしまう「百合花さん」の性質は、もう才能というべきレベル。
行動力もあり、パートナーとしては最高でしょう。
ちょっと彼が羨ましいですね。
ここでの言葉はもう軽くは感じませんでしたよ。

保健医「由梨さん」、繭さん
※左:保健医「由梨さん」、右:繭さん
 この「由梨さん」が可愛いです。保健室行きたくなりますね。

短編「人妻保健痴女医」
タイトルには”痴女”の文字がありますが、ヒロインの保健医「由梨」さんは優しいお姉さん的な描かれ方
とある事情で、年の離れた校長の妻となっている「由梨さん」
2人の行為を目撃した生徒「学」くんは、ある悩みを打ち明けてきたのです。

こちらのポイントは、校長以外の登場人物はそれ関係に疎いということ。
特に「学くん」は同級生にも馬鹿にされるほどの知識なさ。若いのに。
「由梨さん」としては、たぶん初めて仕事柄・年齢相応に指導できる相手で、かつえっちでも主導権を握ることのできる稀有な存在。
ちらほら校長と比べてましたが、そりゃー若いのがいいでしょう(笑)
また、中盤でははち合わせる場面があるんですけど、アレで気付かないというのはおっさんボケてるのかな。

カラー原稿から始まる「兄嫁の誘惑」は、「信行」くんと義姉「雪乃」さん。
相変わらずなんだかよく分からない人だ…
そんな兄の嫁「雪乃さん」が、暇つぶしに彼を使って子育てゴッコをするというもの。
前半のアレは物凄いですね。
兄「正行」は東大卒のエリートだと書かれていましたが、彼女のどこが良かったんだろう。
…あ、そういう訳分かんないところか。
出来ちゃった婚なため、普通に母乳の出る「雪乃さん」
いちおう子育てマニュアルを見ながらのアレコレなんですが、いちいちえっちでした。
あんなんしていながら、直接えっちについては(いちおう)抵抗していたのが意外。
そうした普通の感覚もあるのねぇ。

義姉「雪乃さん」
※義姉「雪乃さん」
 こんなんでは試験どころでないでしょうね(笑)

いきなり地下室に監禁される「勇」くんという場面から始まる、「子作りティーチャー」
お話は、子供がたくさん欲しいという彼女「雛」さんが、自らの姉「繭(まゆ)」さんに作り方のレクチャーを依頼したというもの。
自らの娘、小さい「鈴」ちゃんを連れている「繭さん」がエグいです。
(※彼女いくつか知りませんけど。なお、さすがに参加しません)
講師役だったはずの「繭さん」がいつしか楽しんでいるところがポイント。
人妻はいいなぁ。
この後の「雛さん」とはちらほら揉めてそうね。

「秘密のフェアリー」は「千秋」・「梨花」のWヒロイン話。
お嬢様な「梨花」に友人以上の感情を抱いていた「千秋」は、放課後の待ち合わせで彼女の裏の顔を知ることとなるのでした。
展開はいちおう複数えっちでしたが、どちらかと言うと「梨花さん」のがそうだったのかな。
ラスト前ページの断定口調な彼女には強さがありました
男どもはどーでもいいんでしょうね。

描き下ろしの表題作「お姉様がイかせてあげる」は、たぶん↓表紙・裏表紙を飾る彼女とのえっちショートでした。
悪くないものの、特にコレというものないまま終わってしまうのは残念。

強めな線の絵柄。
コマはほぼすき間なく詰め込まれ、かなり賑やか。
髪の毛やら液体やらで、ごっちゃりしてます。
ちと見辛い時もあるくらい。
劇画ちっくのアダルトなキャラも手伝って、濃厚な雰囲気がありました。
前回は途中から雰囲気違っていた絵柄が気になっていたんですが、どうやら漫画によって変えられている様子。
幅広いんですね。
「お姉様がイかせてあげる」というタイトルそのまま、大人っぽい仕上がりでした。
「舞六まいむ」センセのHPを見る限り、こっちのがスタンダードみたい。
カラーもお上手で、特に今回はメイン連続話「ブライダル☆プリンセス」の2話目。
金髪・青メイド服のお嬢様が配色からイイ感じで、次の可能性をひしひしと感じました
白黒絵は安心・確実な「ティーアイネット」さんなので、例によって裏表紙で判断できます。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: やや個性強め。細かい部分にも安定感が欲しいです。
・話4: 短編も良いですが、メインの「百合花さん」が良かったですね。
・独3: もっと姉押しのが良いかと。せめて保健医「由梨さん」みたいな感じ。
合計:[11/15]

なお、「ティーアイネット」さんのHPのサンプルには前述した”メイド服なお嬢様”のカラー部分がありました。
気になった方はぜひお邪魔してみて下さい。


お姉様がイかせてあげるお姉様がイかせてあげる
(2010/11/05)
舞六 まいむ

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : ラブコメサラリーマン

■彼女で満室 (真鍋譲治)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : [一般]ラブコメ・漫画家
・おまけ: あとがき、設定資料、4コマ。
・その他: カラー(4P)、9話収録、現在1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「真鍋譲治(まなべ・じょうじ)」センセの「彼女で満室 1巻」です。

こちらでも紹介しております、「リン×ママ」の4巻と同時発売でした。
どちらも一般系だったので、”なるほど、同時発売で旧作ファンを新作に引き継ぎするのか”、って深読みしましたが、あっちは5巻まで続くそうで。
勘違いでした。
ともかく、出版社側は同時発売をフェアとして盛り上げていたんですが…抱き枕カバーとICカード用シールって、どちらもいらないなぁ。
(※しかも抽選)
前に「井上よしひさ」センセがやっていたような、小冊子の全員サービスとかならば良かったんですが。
あれは色々なキャラの共演する、実に楽しいものでした。

成年漫画家3名
※成年漫画家3名
 眼鏡の娘が「小野あゆみ」、左下が「モッチぃー」です。

さて、そんな訳で本日は「真鍋譲治」センセの最新刊「彼女で満室(かのじょでいっぱい) 1巻」です。
一般えっち系な長編漫画。
ぶっちゃけ、↓表紙の段階では、ややぼんやりとした感覚。
同時発売だった「リン×ママ」のが、強い引きを感じますね。
タイトルもカチッと内容が伝わってくるようなものではありません。
コレといった特徴が見えず、はっきり言って読み手を誘引できそうにない雰囲気。
アピール力が弱いです
(※絵柄が横だとしても、収録の見開きカラーページな絵のが良かったと思う)

ただし、なんちゃら耳が登場するようなファンタジー(←不得意なのです)ではなく、普通のサラリーマンを主人公としたお話も今まで見た中では最も日常的。
次々に新たなヒロインが増えていくのは相変わらずなようですが、あちこちに妙な大仰さもなく。
個人的に、「真鍋譲治」センセの漫画では最も面白い仕上がりだと感じました

離婚手続き中の主人公「東堂あきら」
悪い事は重なり、新居への引っ越し当日、ダブルブッキングが発覚したのです。
不動産屋のミスはともかく、その相手「神山ひな」ともども待たせていた引越し屋のため、とりあえず同じアパートの別々の部屋へ荷物を入れたのでした。
こうして、20歳という若い女性とルームシェアのような状態になったのです。
困惑する「あきら」とは裏腹に、マイペースな「ひな」の職業は漫画家さん。
締め切り間近だった「ひな」は、同居の初日から挨拶もそこそこに「あきら」に協力を要請し、普通に仕事ある彼はいきなり徹夜させられる羽目になってしまったのでした。
…大雑把にはだいたいそんなお話。

女性漫画家さんとの同居ラブコメ長編です
描いているネタが(当然のように)成年漫画なので、そっち方面はネタの追及もあって興味津々。
「ひなさん」は独特なテンションで気さくな性格がため、男とのルームシェアは無論のこと、えっちにも普通に応じています。
一方の主人公「トドさん」こと「あきらくん」
離婚調停中というなかなか軽くはない状態で、いちおう漫画では常識人。
結婚生活での甘くない部分も体験してきており、そーした感じの「ひなさん」との同居生活でも浮かれている雰囲気はありませんでした。
こうした2人に、「ひなさん」と同じ女性漫画家な2人、同じく離婚経験のある「あきらくん」の女性上司などのヒロインが脇を固めております。
実際のところ、現実味はないお話。
しかし、探偵・怪盗、女子プロレスなどの世界と比べればちらほら関わる、理解できる部分も多く、感情移入のし易い、スルリと読める漫画になっていると思います

主任「高瀬響子」
※主任「高瀬響子」
 彼女がなかなかいい活躍をしていました。

ダブルブッキングの1話目。
描かれている「ひなさん」の性格から察するに、あーした行動にも違和感ありません。
「あきらくん」の部屋にもまったく遠慮なく入っていましたからね。
下手をすると、同居人がいるというあのシチュエーションすら、逆に楽しく感じているのかも
挨拶でもはしゃいでいましたし、出ていく・出ていかないという話題をすっ飛ばしてルームシェアを受け入れたような発言がありました。
知識のない一般人が、いきなりあーした原稿みたら、びっくりするだろうなぁ。
えっち関係となるのは、原稿お手伝いのお礼から。
徹夜明けでの仕事ってのは厳しいですねー。
同情しますよ。
それを癒すという名目で、お風呂に誘ったのは「ひなさん」から。
「あきらくん」はそちらでもまったく手を出していなかった点に注目。

2話目は会社の上司、主任「高瀬響子」さん登場。
離婚経験者でそっち方面のアドバイスもしてくれる、頭の上がらない相手ですね。
なるほど、調停中に別の女性と同居しているのはマズいこと。
そうした重い部分を、吹き飛ばすような「ひなさん」がスゴイ。
えっちもそうですが、性格的にも「あきらくん」にとっては癒しになりそうです。
やっぱり誘うのは「ひなさん」からでした。
そんなんですが、逆に迫られたと勘違いした際の反応が可愛いです。
「響子さん」とのえっちか描かれる3話目。
なかなか面倒見の良い方です。
酔っ払って独りになりたくないんだよ~
とか言っていましたが、これは「あきらくん」にも当てはまりそう。
そうした意味で、考える隙を与えないような「ひなさん」の存在が大きいかと。
こちらでは珍しく「あきらくん」から。
厳しさあるものの「響子さん」は美人ですし、普段見慣れた上司のあーした無防備な姿というのは刺さって当然のこと。
でも、たぶん…「ひなさん」への対応(1話目)を見る限り、許可なければぎりぎりで思い止まるだろうなぁ、彼は。
しっかりメモっている「ひなさん」が可笑しいですが、ダンボールかぶったままなのね(笑)

”猫が3匹に増えていた……”という4話目。
ここで「ひなさん」と同じ漫画家の友人「モッチぃー」、「小野あゆみ」が登場しています。
女3人寄ればかしましい、とは言いますが、お風呂から寝ている時まで「あきらくん」疲れそうですね。
漫画というネタでは欠かせない、モデルになるパターン。
なお、性格的に”いかにもその必要なさそう”な「ひなさん」ではなく、「あゆみさん」でした。
また、引っ越しからまったく片付いていない部屋は「ひなさん」のキャラクターそのままという感じでしたが、”彼女がどこで寝ていたか”、の描写は特に秀逸
なるほど、そんな感じだ。
「ひなさん」とお出かけの5話目はアダルトショップの店員「朝霞優衣」さん登場回。
周囲に夫婦とふれ回っているのも彼女らしいですね。
後半の寝る2人のうち、先に手を出してきたのはやっぱり「ひなさん」でした。

漫画家「神山ひな」
※漫画家「神山ひな」
 オモロイ娘さんです。えっちでいいよね。

そうした彼女も可愛いんですが、収録で最も良かったのが6話目。
ここは前半の会社シーン。
先のえっちから、会社では緊張感ある「響子さん」
それを察した「あきらくん」がスイッチを入れたことで、エレベーター内でのキスに発展しています。
ここの流れはエロスですね
機会があれば(ないよ)、ぜひ名前を耳元で囁きたいですよ。
後半から7話目に直接繋がっており、ショップ店員「優衣さん」と。
悪くないとは思いますが、彼女はお話でやや異質な存在。
あまり目立たない方がいいのでは…
ヒロインをバラかさず、もっと「ひなさん」中心でいいように思います。

現実に引き戻されるような8話目は離婚調停ネタ、続く収録のラスト9話目では「あきらくん」の奥さま「東堂美幸」さんがついに登場します。
ある程度生活に慣れ、また思い出させられるような切っ掛けもあってか、「あきらくん」の表情が曇っています。
そんな彼を助けているのは、最適な相談相手役の「響子さん」
感情的なことはともかく、色々と支えになっています。
タバコの量を減らしたというのもキュート。
退社時間後のえっちがいいですね。
一方、「ひなさん」はここでもマイペース。
「響子さん」とはまた違う意味での支えですかね。
彼を訪ねてきた「美幸さん」と鉢合わせしているものの、のらりくらりと煙に巻いていました
特に、直接対決(?)の部分は見事な返しでした。
いちおう、引っ越し先の連絡もしているのね。
そういうもの?

絵柄についてはそうカラーと差はなく、↓表紙・裏表紙の判断で良いでしょう。
やや濃い目なバランスで、丁寧なもの。
描き込みは適度なくらいでしょう。
全体で安定感しており、表現など漫画についても巧い方です。
楽しく読み進められるかと思います。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: やや癖はあるものの、絵・漫画の巧い方です。
・話5: まだ掴みの1巻ですが、面白かったです。今後はどうなるかなぁ。
・独4: しつこくない程度に業界・離婚調停などのネタもありました。
合計:[14/15]

ちょっと気になっているのは、↑上でも書きましたがショップ店員「優衣さん」とのアレコレ。
直接ストーリーとの関係はなく、個人的には蛇足に感じました。
もっと「ひなさん」・「響子さん」とイチャイチャさせた方がいいのではないかなぁ。

彼女で満室 1 (芳文社コミックス)彼女で満室 1 (芳文社コミックス)
(2010/10/27)
真鍋 譲治

商品詳細を見る


★「真鍋譲治」センセの漫画紹介記事
恋するウシチチ
 成年。獣人ヒロインなストーリー。いろいろあったらしく、未完。
リン×ママ
 一般。人妻、女子プロレスなどの要素あるラブコメ。5巻まで続く様子。
幕の内でらっくす 3巻
幕の内でらっくす 1巻
 一般。探偵・怪盗などが活躍するアクション・ラブコメ。全3巻。 
てぇいる・ちぇいさー
 成年。猫耳ボンテージな「マルス」とのアクション・ラブコメ。全3巻。 
 

★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : サラリーマンラブコメファンタジー

■発情オンナノコ (神馬耶樹)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]ラブコメ・メイド
・おまけ: あとがき、ゲストページ、合間にラフ絵、
      カバー裏に「発情オンナノコ相関図」
・その他: 短編×13(※同一世界漫画あり)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「神馬耶樹(しんば・やぎ)」センセの「発情オンナノコ」です。

”COMIC快楽天の秘蔵っ子”

そんな紹介をされていた「神馬耶樹」センセ。
アンソロジーとかイラストのお仕事も多くやっていた様子。
一般では「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」を描かれており、そちらが初単行本のようでした。
あ、タイトルだけは聞いたことありますよ。
どんなんかはまるで知りませんが。

さて、こちら「発情オンナノコ」は、2冊目の単行本になっています。
ポップな色で、えっちより爽やかに感じる↓表紙そのまま、心地よいラブコメ話群になっていました。
当初はなんとなーく読み始めましたが、これはイイ!
各話の流れ、単行本構成、そしてキャラなど、ひでるさんの直撃コースでした
短編の一部は、「てっちゃん」センセ、「Dr.P」センセらがお得意である、”世界観を同じにした”もの。
何度も書いてますが、こんなん大好き。
カバー裏には親切に「発情オンナノコ相関図」というのがあり、こちらを眺めた後に2周目を見ると、また新たな発見がありました。(あるかも)
非常に好みな感じで、”秘蔵っ子”というのも納得。
読後感の良いラブコメではありますが、”単にラブラブしてるだけではない”のも、大きいポイントになってます。

教育実習生「小谷野さん」、「明日香ちゃん」
※左:教育実習生「小谷野さん」、右:「明日香ちゃん」
 クセっ毛な「明日香ちゃん」です。いや、普通固まるでしょー。

激レアゲームを没収されてしまった「立川」くん。
傷心な彼が馴染みのコスプレ喫茶へ行ったところ、ミニスカ・チャイナ服プラス猫耳で迎えたその人こそが、取り上げた張本人である教育実習生「小谷野」さんでした。
実習生ではダントツ人気な彼女の秘密を知った彼は…という「レクチャーてぃーちゃー」
多くのヒロインを押さえ、こちらの「小谷野さん」が見事に↓表紙をゲットしています。
そちらで見事なサイズを披露していますが、身体の線が出やすいチャイナ服が素敵
「立川くん」の視線もそちらでした。
成年漫画のパターンではそれをネタに~って王道ですが、彼の発言は現実的なもの。
そうだろうなぁ。
漫画は、彼の発言で安心した(たぶん)「小谷野さん」が”お姉さん力を発揮”するような感じです。
オチがラブコメしてました。

「くりくり! Lovery hair style」は”くりくり明日香”こと幼馴染み「明日香」ちゃん。
雨の中、濡れ鼠状態で家に戻った主人公。
親が不在の家で出迎えたのは、4年振りの幼馴染み「明日香ちゃん」でした。
しかも、彼女は普通に下着姿だったのです。
私のことなんて弟扱いだったじゃない!
そう言ってた「明日香ちゃん」
いや、さすがに下着姿ともなれば別物ですよ。
(※ちなみに、1コマあった過去描写の彼女はショートで、また違った可愛いさでしたが)
ただ、動揺した彼にその真意を知った「明日香ちゃん」は、一緒にお風呂へ入るのでした。
長年の想いが通じたためか、えっち最中も積極的。
ラブラブでしたよ。

競泳水着なお話「プールサイドでしてあげる」
「川森マキコ」に失恋して、「高峰」は落ち込んでいました。
恋愛相談を持ちかけていた、彼女の親友「水野千奈」はそんな彼を慰めるべく周囲をちょろちょろしていたんですが…やけに近い距離まで来た彼女は、そっとキスをしてきたのです。
これはオチ部分の彼女を楽しむ漫画でしょう。
だいたい想像そのままですけどね。
漫画は可愛らしくまとまっていましたが…あれ、ひょっとして天然に見せかけた作戦だったりして。

さて、↑上の3話もどこかしら繋がる可能性あるかもしれません(※特に「高峰」という名字は↓下でも登場する)が、明確に同一世界観とされているのは、次の「遊佐さんの天然回路」からです。

歩いていた「馬渕」くんの顔に飛び込んできたのは、洗濯ものの女性下着でした。
落した彼女の家を訪ねたところ、出迎えたのは会社の先輩「遊佐時子」さん。
意中の彼に下着を拾われたことにテンパった「遊佐さん」
それでもしたたかに、別人を装って好みのタイプを聞き出そうと考えたのでした。
ちらほら見られる、「神馬耶樹」センセ独特の天然キャラですね。
あれだけパニックになっていながら、”会社とは違ってリラックスした姿だからバレてない”とか考えてる、面白い娘さん。
出迎えた際も、下着姿にパーカー羽織っただけという刺激的な格好でした。
気が緩むとドジばっか
そう言っていましたが、納得ですね。
えっちへの流れも勢いだけで、ページめくったらいきなりキスしていて驚き。
ちょっとは落ち着け(笑)
明らかに会社とは違う~
そんな台詞ありましたけど、会社での彼女がどんなんか見たいです。
「深河純佳さん(※)」見たいにキャリアウーマンしてたら可笑しいですね
(※「新(ニュー)」センセ)

「太田紗枝(姉)」、「太田綾香(妹)」、「高峰サチ」
※左から、「太田紗枝(姉)」、「太田綾香(妹)」、「高峰サチ」
 武政家メイド隊です。「綾香さん」だけエロいのが謎。…性格かな。

「トップシークレット ~カノジョの秘密~」、「アナザーシークレット」の2話は明確に繋がっているお話。
「由利」、「タカ」、「真紀」という幼馴染み3名の関係が話のメインになっており、前者は「由利」、「タカ」の2人。
「タカくん」に対しては強く当たっている「由利さん」
いやらしい目で見られてる
そう、「真紀さん」にやめた方がいいと指摘された、学校指定のオーバーニーソックスは「由利さん」にとってまた別の意味があったのでした。
ちらほらパンチラしている作品。
ニーソックスを強調するためかなー、って思っていたら、別の場面で最大の効果を発揮していました。
な、なるほどー!!
眼鏡で終始強い感じだった「由利さん」が、屋上にて明かした秘密に注目。
それに驚きつつも、すぐ口で受けにいった「タカくん」はエライ、えろい
えー、詳細は軽く伏せておきますが、こないだの「にょう☆どう?/高城ごーや」な感じね。
街中とかでヒザ触りたくなりますよ。
後者は、幼馴染み3名のもう1人「真紀さん」
いきなりのえっちシーンに驚き
彼女は3名でコメディーリリーフ的な存在だと思っていたんですが、複数えっちなのでした
うっわー、そうくるかー。
こちらも幼馴染みという「湯北」、「富永」とのえっちが繰り広げられています。
華奢で小さく、収録では圧倒的にロリ体型ですが、頭は年相応。
ちょっと切ない漫画になっていました。
前半はともかく、あのオチがためになんだか安心。

「プリ×プリ メイドランデブー」、「はじめての×××」、「インドアランデブー」、「メイドのお嫁さん」の4話は武政家とメイドさんらのお話。
こちらがメインですかね。
うち「プリ×プリ メイドランデブー」は「武政桜」と専属メイド「太田綾香」、そして「桜」の許嫁「道隆」
Wヒロイン話です。
半年振りに帰省した「道隆」とより親密になるため、「桜」は「綾香」の助けを借りて彼にえっちを仕掛けるのでした。
周囲でちらほらしている「綾香さん」が可笑しいです。
2人は完全に彼女に食われちゃいましたねー
そのえっちシーンから直接繋がる「はじめての×××」は同じくメイドの「太田紗枝」さん。
「綾香さん」とは姉妹だそうです。
相手の「佐藤」くんは執事みたいな感じなのかな。
「桜さん」を導いていた妹「綾香さん」と逆で、まるで知識ない「紗枝さん」
ステキな世間知らずっぽさでした。
その要素が、えっちシーンでは可愛く、オチ部分では可笑しくまとまっています
これは巧い。
「佐藤くん」はまた今後大変そうだなぁ。

「インドアランデブー」は再び「綾香さん」
彼女はシリーズで出ずっぱりでしたね。
プライベート話で、彼氏「まーくん」とのデートエピソードです。
婦長から言いつかっておりますので
…とか初登場話にて言ってましたが、こちらでも自らを”えっち”と認識している彼女は姉「紗枝さん」とは異なる教育・成長をしてきたのかなぁ。
彼よりも経験豊富で、やや押し気味なのが心配。
「メイドのお嫁さん」は「はじめての×××」登場時から気になっていた、眼鏡メイド「高峰サチ」さん。
何度か書いてますが、たぶん刺さるのはこの娘ではないか、って(笑)
ちと違いましたねー。
成人した「サチさん」が、旦那様「武政明」の晩酌の相手をするというお話。
彼が「桜さん」の父親でいいのかな。
彼女もこれが初めてのことで、”実の娘”と考えられていた相手に好意を寄せているのは、「紗枝さん」と同じ成長なんでしょうか。
ますます1人だけえっちな「綾香さん」が不思議ですよ
なお、小さい頃の「サチさん」の描写は、違う意味で可愛らしいです。
その感情を持ち続けたことに感謝。

由利さん、講師「松永雪枝さん」
※左:由利さん、右:講師「松永雪枝さん」
 幼馴染み3名、松永家のアレコレ、どちらも興味深いエピソードでした。

ドライフラワーの教室をやっている、松永家のエピソード「明るい家族計画」、「いやしてデリバリー」、「ワタシの家族を紹介します」の3話。
うち「明るい家族計画」は、講師「松永雪枝」さんの子「松永朋」くんと昔馴染みな「梢」さん。
「雪枝さん」の助手で、教室では最も古株という「梢さん」
「朋くん」にとってはお姉ちゃん的な存在。
そんな彼女とトイレで鉢合わせするんですが…冒頭からの笑顔からは想像もできない状態になっていました。
うわわ、アレいいなぁ。
また、タイトル扉の次ページ。
咄嗟に「朋くん」を室内へと引き入れる流れが、なんだかよく分かりませんが物凄く刺さりました
年上然とした余裕のある対応で、「もぉー」とか言うシーンが好き。
「いやしてデリバリー」は「朋くん」の妹「松永環」さん。
職場でうたた寝をしていた「秋川」
ふと違和感に気付いて目覚めたところ、下半身にちょっと顔見知り程度な「環さん」がくっついていたのでした。
エプロンのひまわりマークで、ばーっとページ戻りました。
なるほど、そちらとも繋がっているんですね。
かなりハチャメチャなことやってましたが、あの母親だからなぁ。
なお、こちらの「秋川くん」と先の「馬渕くん」・「遊佐さん」は同じ会社の同僚です。
冒頭が「明るい家族計画」とデジャヴュな「ワタシの家族を紹介します」
ようやく講師「松永雪枝さん」のエピソード。
あれだけ大きな息子・娘がいるのだから、おそらくは相応の年齢である筈。
それに対し、相手となる「高峰良助」は相当に若い様子。
カバー裏の相関図によると、眼鏡メイド「サチさん」の弟になっており…成人したという「サチさん」から考えて、そのくらいな年齢でしょう。
まぁ、教室で若い人間と接することの多い「雪枝さん」は、感覚・容姿どちらも年齢よりも若めだと想像できますが。
母さんにいたずらされないように気をつけてな
台詞は「朋くん」からのものでしたが、懸念そのままな状況になっていました。
そうした展開がため、「良助くん」からの一言でガラリと雰囲気が変わります。
ラブラブです。
まさかオチあーなるとは意外でしたよ。
 
強めな線の絵柄。
描き込みは適度なくらいで、濃淡はやや濃いめかなーというくらい。
目立つ乱れ・崩れはなく、多少の差はあるものの安定しています。
引っ掛かるコマなく、表現については問題なし。
するっとお話が頭に入っていました。
幅広な輪郭のキャラは可愛いくまとまっています。
漫画寄りでしたが、そう極端にも感じません。
だいたいカラーでの判断で問題ないものの、白黒絵のが魅力あるものです。
紹介帯のカット絵ほか、「ワニマガジン社」さんのHPにあるサンプルが確認に良いでしょう。
(※「トップシークレット」の一部が見れます)

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: もう少しで一段高いところに手が届きそうです。
・話5: 前述したように、これはひでるさんのツボ。面白かったですよ。
・独4: シリーズをわくわく読ませて頂きました。「真紀さん」は驚きました。
合計:[13/15]

出版社さんの意向もあるのかなー。
裏表紙の「綾香ちゃん」イラストは露出を取られたようですが、あれはメイド服の黒比率がもっとあった方が良かったと思います。
胸は↓表紙でこと足りているので、上半身は着たままでストッキングと黒の共演をさせたのが、”定評のあるメイドモノ(紹介文抜粋)”っぽくなったのでは?

発情オンナノコ (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)発情オンナノコ (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
(2010/10/30)
神馬 耶樹

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : ニーソックスコメディーラブコメパンチラアンソロジーコスプレ競泳水着

■自慰支援委員会 (西安)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : [成年]複数・積極的
・おまけ: ぼくとわたしのあとがき、カバー裏にカラー別絵。
・その他: 紹介帯折り返しにコメント、カラー(32P)、
       短編×17(うち「セフレママン」×2)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「西安(にしいおり)」センセの「自慰支援委員会」です。

コミック快楽天」の表紙イラスト組の1人、「西安」センセ。
今回も抜群に巧いです
もう、絵柄については、段違いな感覚でした。
前回「LOVE DOLL」を紹介した際に”欠点の見当たらない”と書きましたが、こちらも同様。
いや、よりパワーアップしてるかも。

「秋山さん」・「桐野さん」
※「秋山さん」・「桐野さん」
 チアガール姿のカラーページが必見です。

収録では1つ07年と古めな原稿(※カラーのショート短編です)ありましたが、巻末の人妻系は08年。
他は09年7月以降という最近のもの。
もともと巧く落差などはありませんが、より洗練されたような感覚です。

太めでしっかりとした作画。
描き込みとしては適度なくらい。
線の強さ、小さい吹き出し・擬音が乱れることもあって、濃い目。
丁寧でメリハリもあるためか、あまり見辛さは感じません
小コマ・引き絵にも弱さなく、また表現などに引っ掛かる箇所もありません。
繊細な心理描写のあるジャンルではないものの、絵は無論のこと漫画も巧い方でした。

カメラレンズのような目と、特徴ある口のキャラ絵。
どちらかと言うと漫画っぽい可愛らしさあるバランスで、顔パーツやスタイルを微妙に変化させることによって、ロリからアダルトまでを描き分けています。
今回は若めが多く、年齢ではティーンエージャーくらい。
後述しますが、個人的にそのあたりのキャラはちょっと似通って見えました
胸より、ふんわりとしたお腹回り、肉付き良いお尻から太ももにかけては特に素敵
ぽよんとした弾力ありそう。
なお、アンダーヘアを描かれる方です。

白黒での良さに、そのまま色づけしたようなカラー原稿も見事なもの。
さすがの味わいです。
判断は↓表紙・裏表紙で良いでしょう。
ワニマガジン社」さんのHPでは「はじめてのおこない」の数ページが読めるので、どんなんか見たい方はそちらが最適です。

いつもとは順番を変えて、いきなりざーっと絵柄について書かせていただきました。
やっぱり紹介はソコからですよね。
さて、こちらの「自慰支援委員会」が5冊目の単行本だそうです。
収録は人妻「由美子」さんの「セフレママン」シリーズが2話あったものの、他はやはり短編での構成でした。
全部で17話と数多いものの、前半に収録のカラー漫画5話は8~4ページというショートです。

前述したように絵柄は抜群に巧く、またお話も短編は多かったものの、悪くは感じません。
そりゃー楽しく読ませて頂きましたよ。ええ。
ただ…これだけ良い単行本が、なぜか刺さらない
退屈でも、おいてきぼりにされてるのでもなく、仕上がりもえっちであるのに、ひでるさんは不思議と照準は合いませんでした
ごめんなさい、ごめんなさい。
なんでだろう、って1日仕事しながら考え(←あー)、思い付いた理由は以下のとおり。
あくまでも個人的な感覚ですが。

1)キャラが弱い
当然、短編ばかりというのもあるでしょう。
↑上でヒロインについてどうの書いてますが、ストレートロング、ツインテールサイドテール)などのヒロインはどちらも似た雰囲気。
見分けつかないほどではないんですが、性格に特徴ないので際立たない
収録の漫画にはタイトルの扉絵ないまま始まったりするのがあるんですけど、次の漫画になっていることに気付かない時もありました。
長編とかシリーズものが見たいですよ。

2)フェチ度が低い
まったくないとは思いませんが。
ただ、ヒロインを脱がさずともじんわり伝わってくるようなエロスは見当たりません。
ほら、「いとうえい」センセがよく巻末で力説しているようなアレコレみたいなこと。
例えば下着。
「西安」センセはお嫌いなのか、いきなりモロ出しというのが多いんですね。
あまり描かれていません。

3)コレというポイントがない
大変失礼な感じですみません。
あちこち巧いんですけど、それだけに目立つものがありません。
絵柄の抜群な巧さはもちろんポイントではありますが、心を揺さぶられるようなものではないと思います。
なんというか、”上手に成年漫画を描いている”ような気がしました。
ストーリーの影響というのも大きいかな。

明日美さん、ひなさん
※左:明日美さん、右:ひなさん
 お腹付近のふんわりした感じがえっちです。

とりあえず、表題作「自慰支援委員会」
長い付き合いで明け透けな「明日美」さん。
「山里直也」くんの1人えっちを助けるべく、”支援委員会”としてネタを提供するのでした。
やっぱり気はあるのかな。
支援ながら言いたい・やりたい放題で、どちらかというと「明日美さん」は自らの発散をしているみたい。
昔馴染みな「直也くん」の性格をある程度理解もしているため、安心感があったというのもあるでしょう。
立場がガラリと逆転する後半が見どころです。

優等生同士のエピソード「さよならストレスさん」は後半から雰囲気が一変するお話。
ストレス解消のため、各委員などを兼任する「木村美優」はお互いのメールしか知らないという「圭介」とえっちするようになっていたんですが…という展開。
お互いの告白から、ある意味人間らしい感じになっています。
実際でも、ああいったモノかもしれませんね。
「ゆりのボーイフレンド」も、優等生な「ゆり」ちゃんの発散話。
先の「美優さん」とは違い、彼女を取り巻く3名は中年オヤジなのでした。
可愛らしい彼女がそんな連中に色々されている、よりエロい画面になっています。

カラー原稿から始まる「チア部特別応援実施中」
これはカラーでの横並びになってる部分でしょう。
卑猥でしたねー
有望な部を選別し、事前のえっちアピールと、勝利後のご褒美によって、選手を奮起させるというもの。
なかなかいいアイデア(笑)
事前準備として、選手の前で見せる「秋山」・「桐野」という両ヒロインがスゴイ。
慣れてる「秋山さん」に対し、恥ずかしさの残る「桐野さん」が可愛らしいです。
カラーはともかく、白黒のメイン部分は脱がし過ぎ
アンダースコートの描写もありません。
せっかくのチア衣装なのに…。

「あけおめ」は、姪「ゆうな」ちゃんからのビデオレターなお話。
この娘が収録では最年少かな。
画面の向こうでやたらエロい事をしていましたが、なにゆえ彼に帰省してほしいんだろう。
内容から察するに、最初のお手付き?
お年玉の催促もしているのは生々しいですよ。

ほか、「ソーセージミックス」はタイトルそのまま双子「まゆみ」・「あゆみ」なお話。
漫画は付き合っていた彼女が双子だと知った直後のえっち。
3Dな感覚ですね。
あの場面ではあーでしたが、お話的にはその後の方が面白いのでは
どっちかが抜け駆けしたりして。
美術部の先輩2人に好き勝手される「にくおもちゃ生活」はWヒロイン話。
ほとんどは彼女らのペースでした。
ただし散々弄ばれた結果か、「新井」くんも後半頑張り、ちょっと見直されていましたよ。
意中の相手「森沢さくら」のマネされる場面が好き。
幼馴染み「舞」ちゃんと色々えっちなことをする「はじめてのおこない」
ラブラブカッブルのじっくりえっちという風情。
もう勝手にやってて下さい、という漫画ですね(笑)
ブラが縞模様だったので、どうせならショーツもそれに合わせればいいのに…。
一方、「イソノアワビ」は幼馴染みグループでの紅一点「ひな」さんとのエピソード。
その1人である「ゆうじ」くん視点なんですが、あれは…ちょっと複雑よね。

森下恵理子、「光くん」の母親
※左:森下恵理子、右:「光くん」の母親
 人妻系です。こっちで占めてもいいかな。

「憂姦マダム」はエプロン姿の可愛い「森下恵理子」さん。
1人えっち(しかも露出)から、近所の奥さん。
果てはスワッピングサークルの男連中を呼ぶなど、まさにやりたい放題
わざわざ旦那に電話をかけるのがエグいですが…あれはバレるでしょ。
「セフレママン」は友人「秋」くんの母「由美子」さんとのえっち。
”同年代の女友達くらべたってダントツに可愛い”
という魅力的なキャラ。
8ページなのが残念、とか思っていたら続編がありました。
「セフレママン2」ではもう少し相応な雰囲気である「光」くんの母親も参加。
うわ、「森山優希」くんはまだストックを持っていたんですか。
せっかくパンストだったのに、いきなり脱いでしまうのが惜しい。

カラー原稿だけのお話は、5話ほどの収録があります。
冒頭の「しらねば」は8ページと長め。
彼氏がいるものの、あちこちでえっちしてしまう「稲森」さんのお話です。
破滅タイプですねー。
元クラスメイトがAV出演していたという「クラスのあのコ」
地味目な「谷村香奈子」さんが、低俗なグラビアアイドルからAVへと進出しています。
特にヒネりはなく、静かなラストでした。
「共有財産」は彼女「春日愛香」の母親。
”何か電波が出てんのか”というえっちな方で、次々に娘の彼氏と関係してしまうのです。
まぁ、あの容姿では仕方ないでしょうね(笑)
「奥様喫茶ママハハ」はコスプレ風俗みたいな感覚。
彼女らのトークが母親ちっくなのね。
「つままん」は乱交サークルに属する双子「真由子」・「久美子」の姉妹。
これはコメディーでした。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 全く問題ありません。↓表紙そのままの巧さです。
・話4: 短編で仕掛け早いものの、悪くない作品群だと思います。
・独3: 個人的な感覚です。面白いものの、刺さる感じがありません。
合計:[12/15]

モノローグで説明して、流していくような描き方がやはり多いです。
ちょっと頻繁過ぎ。
もっとキャラ同士の会話で進めた方がいいのではないかなぁ。

自慰支援委員会 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)自慰支援委員会 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
(2010/10/30)
西安

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : コミック快楽天コメディーツインテールサイドテールアンダーヘアコスプレ

■いちごま~ぶる (URAN)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]恋愛・巨乳
・おまけ: あとがき、ゲストページ、
      おまけ4コマ「キャラ名の由来」、加筆修正あり。
・その他: 9話収録(全て表題作・1巻完結)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「URAN(うらん)」センセの「いちごま~ぶる」です。

もうコンビニとか、店頭にあると思いますが。
ふと、「ようこそNERV基地」という食玩を発見しました。

EVANGELION ようこそNERV基地 BOX (食玩)EVANGELION ようこそNERV基地 BOX (食玩)
(2010/10/27)
バンダイ

商品詳細を見る

こんなの。

いや、誰の企画か知りませんが、面白い事考えますねー。
サンダーバード」の時代から、こうした秘密基地セットが好きなひでるさんです。
誰か「マシーンブラスター」の秘密基地セットについて、知ってる人いませんか?
あれ好きだったんですよ。


さて、本日は「誘惑はあかね色」、「ちちぺでぃあ」と紹介している「URAN」センセ。
3冊目の単行本は、「いちごま~ぶる」でした。
これまでにも連続話が必ず収録されていましたが、こちらは1冊まるまるの長編漫画になってます。
可愛く健康的なエロスある人物絵を描かれ、お話も巧い方なので期待したんですが…。
すみません。
個人的にはもう1、2歩という感じでした。
初単行本のシリーズが刺さっているので、期待が大き過ぎたかも。

豊岡乙女
※豊岡乙女
 博多弁なヒロイン「乙女ちゃん」です。実に大きく、美しいのです。

福岡出身の主人公「天王練(あまおう・れん)」
東京へ上京した彼は、バー「Berryz(ベリーズ)」にてバイトをしておりました。
貧乏生活を続ける彼の楽しみは、バイト先の同僚・女性バーテンダーの「章姫紅穂(あきひめ・べにほ)」さん。
都会的な美人という彼女に憧れていた「練」
ある日の仕事帰りに「紅穂」から誘われた彼は、飲みの延長でえっちの相手までしたのでした。
初めての充実したそれに夢見心地だった彼を待っていたのは、同じ大学に入ったという幼馴染み「豊岡乙女」だったのです。
何故か素っ気ない態度の「練」に対し、「乙女」は甲斐甲斐しく世話を焼き…と、だいたいそんな流れ。

ラブコメ…というほど軽くはないですね。
「練くん」・「乙女ちゃん」の恋愛ストーリーな漫画です。

前述したように1冊まるまるの長編ですが、正直なところお話は弱め。
全体的に悪くはないんです。
ただ、”後にくっつくんだろうなぁ”って、なんとなーく感じたそのまま一本調子。
するりと結末を迎えてしまった印象です。
うーん、ここまでの長さは不要だったかも。
あとがきによるとちらほら迷っていた様子など書かれており、それが作品に反映しているのかな。

今回のヒロイン「乙女ちゃん」
↓表紙ではツインテールにしてますが、髪型のバリエーションは多め。
アップにしてたり、ストーレートでリボン、カチューシャ、あるいはポニーテールだったりもしていました。
「URAN」センセの出身地でもある、博多弁で喋るのが最大のポイント
そんなんがぐさーって刺さる方には、非常に魅力的でしょう。
こんな娘が、また犯罪的なほどの巨乳・美乳であるのが素敵です。
特に中扉のカラー絵はちょっとはにかんだ表情が色っぽく、必見。
とにかく可愛く、彼に一途なイイ娘なのです。

それに対し、主人公の「練くん」はとかく未熟で身勝手。
過去の事情がため、1人で勝手にうじうじしています。
「乙女ちゃん」のためにあえて若く設定したそうで、その引き立て役としてはうってつけでしたが。
ここは「URAN」センセの思惑通り。
もう、単行本の前半から、本気でイラっときましたねー。
お話中でなんらかのデカイ罰を与えても良かったのでは(笑)

章姫紅穂
※章姫紅穂
 もっとお話に絡んでほしかった。
 
”三角関係を繊細かつ濃密に描いた”
紹介帯にはそう書いてありました。
しかし、実際のところ、そう言うほどややこしい関係にはなっていません

まず、完璧超人なイイ娘「乙女ちゃん」
そうした設定がため、彼女からは裏切ることができなくなっています。
読んでいてそういう娘だと感じましたし、もし彼女が他の野郎とえっちしてしちゃったら…さぞ、フラストレーションたまるでしょうねー。
最近の流行り(?)はそっちもアリか。
こないだの「イマコさん」みたいな。
普通ならば、あの娘どちらかのタイミングでそっと姿を消していたかな。
特に6話「君の隣で」の隣部屋(住まい)でのえっちなど、「乙女ちゃん」からすれば”身を掻きむしりたくなるようなシチュエーション”ですよね。
その前にちょっとしたすれ違いもありましたし…。
ストレス満点な彼女の視点で描かれたのが、面白かったのでは?

また、もう1人のヒロイン「紅穂さん」
裏表紙の彼女は小悪魔的なキュートさあります(ペコちゃん舌がためかな)が、本編ではもう少し大人なイメージ。
お話において彼女は、ちらと関わる程度です。
「練くん」・「乙女ちゃん」のカップル2人は意識(勘違い)していたかもしれませんが、おそらく「紅穂さん」にとって「練くん」は、5話「Wait for…」で出会った、そこらの男連中となんら変わりないのでは。
あたしは単純にセックスしたいだけなんだから
そう1話「いちごま~ぶる」で言ったそのまま、単に欲望ぶつけただけ。
例えば、不安定になった際(本命と危うくなったとか)に頼る相手が「練くん」~という訳でもなく。
また、「乙女ちゃん」にいたっては、おそらく眼中にもなかったでしょう。
この漫画、はっきり三角関係ではないのです。

非常に良かった1冊目「誘惑はあかね色」と大きく異なるのは、やはり結末が読めてしまうこと。
どっちにするのかハラハラ、揺れる主人公(ヒロイン)という感じはなく、直球・ストレート。
後半8話「Love Shower」から最終9話「Stay With Me」にかけてのアレも、やや唐突な感じ。
あの場面で「練くん」を向かわせて、どちららにも1、2発ぶっ飛ばされた方がスッキリしたかも(笑)

泣いちゃう「乙女ちゃん」
※泣いちゃう「乙女ちゃん」
 こんな娘を泣かせるなんて、最低っ!

また、周辺の登場人物も弱いです。
「練くん」・「乙女ちゃん」の2名以外は、ほぼその他大勢。
1話「いちごま~ぶる」から登場していた、友人「飯塚」くんも悪人にはなりきれませんでしたねー。
久しぶりに目立った6話「君の隣で」でもいま一歩。
うーん。

あのグラついてるところで、ヌルリと2人の間に割り込んだりして…ちょっと日数経過してから「練くん」が思い出すのよ。
”そういえば最近見ないけど、どうしたんだろう?”
そうして隣の様子伺うと、「乙女ちゃん」がバキバキに調教されてたりして、トンデもな状態になっていたのでした。
…一瞬でそんなん想像しましたが、コレは違う漫画ですね。

詳細は描きませんが、結末部分の色々も読後感が良いだけやや軽め。
まぁ、「乙女ちゃん」が幸せそうなので良かったですが。
逆に「紅穂さん」をメインとして、2人の関係を掻き回した結果、それぞれの関係を修復して去っていく…だと前と同じになっちゃうか。
お話が弱かったのは、やっぱり「紅穂さん」が最大の原因ではないかなぁ。
お姉さんぶって第三者的(えっちはするのよ)でいながら、自分でも驚くほどに依存していた、みたいなのが良かったかも。

くっきり強い線で、濃淡はやや濃い目。
乱れや崩れなどなく丁寧で、画面賑やかでも見辛さはありません。
背景や小物などもキャラ・画面と合っていました。
広い輪郭の人物絵で、ふんわりスタイル。
健康的なお色気あり、役柄的には異なるだろう「紅穂さん」も可愛く見えます。
表現などにも引っ掛かる部分なく、漫画としては良好
修正もされた結果か、全体で安定感もあります。
↓表紙・裏表紙の感じが刺さるなら、特に問題はないでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 絵的にはそう問題を感じません。多少癖があるかな。
・話3: お話はちと弱めかと。可愛い「乙女ちゃん」を堪能して下さい。
・独4: 「乙女ちゃん」に加点。もっとフェチっぽくても良かったのでは。
合計:[11/15]

あるいは、スタイルから言葉遣い、性格まで魅力的な「乙女ちゃん」とひたすらラブラブするとか…。
例えば4話みたいにちょっといじめてみる、みたいなお話だけのが良かったのではないかなぁ。

いちごま~ぶる (富士美コミックス)いちごま~ぶる (富士美コミックス)
(2010/10/25)
URAN

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : カチューシャラブコメツインテール

■モノノケアクメ (いーむす・アキ)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]ラブコメ・妖怪
・おまけ: あとがき漫画、一部描き下ろし「ヨリミチ」、
      冬将軍カラーイラスト。
・その他: カラー(20P)、短編×12(うち「妖怪発情記シリーズ」×9)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「いーむす・アキ」センセの「モノノケアクメ」です。

期待していた妖怪シリーズ。
確か…小学校時代に「水木しげる」センセの、大百科的なものが初遭遇でした。
昔から、そうした系統(※ケイブンシャの「全怪獣怪人大百科」とか…)が大好物だったひでるさん。
さしてよく分かっていないまま、妖怪にハマっていったのです。

ちらほら怖さも感じてはいたんですけどねー。
目目連(もくもくれん)とかは今だに苦手です。
ぞわーってしますよ。
同じ理由で、「百目タイタン」とかも嫌い。(←仮面ライダーストロンガー
なんだか脱線しましたが、まぁ、そんな感じでアマゾンで↓表紙を見た際から、わくわく待っていたのです。

さて、ロリだったり、人妻だったり、と変幻自在な「いーむす・アキ」センセ。
こちら「モノノケアクメ」は、5冊目の単行本です。
ブログではなにげに全ての単行本を追っかけており、ロリ教師の初単行本「いとしのみゆ先生」、人妻セットな2冊目「若奥様解放区」、短編集の3冊目「とろけるからだ」、カラーページの多い4冊目「コイセヨオトメ」…という具合。
今回は収録のほとんどがシリーズもの
いわゆる連続話っぽい風情は薄く、同キャラ登場のオムニバス。
なかなか面白かったので、できればそのネタだけで1冊にしてほしかったです。

河童「マオちゃん」、雪ん子
※左:河童「マオちゃん」、右:雪ん子
 ヒロインではこの2人が最も良かったかなぁ。

全部で9話ほど収録のある、妖怪発情記シリーズ。
コメディーではないものの、薄暗い感じのない、はっちゃけストーリーになっています。
登場するヒロインのほぼ全てが妖怪です。
おそらく見知っているだろう、スタンダードなあたりを押さえていました。
身体になんらかの特徴ある以外は、単にほぼ全裸な女性。
↓表紙は各話にて登場するカッパ娘「マオ」ちゃんですが、だいたいああした感じ
アリスソフト」さんのゲームをやっている人は、”女の子モンスター”な風情というのが分かりやすいかな。

全てカラー原稿という「なめなめ」が冒頭を飾るお話。
なお、こちらシリーズのタイトルは、全てNHK「連想ゲーム」のような繰り返しになってます。
それでだいたいどんな妖怪か分かるのがスゴイですね。
「垢なめ」の「ユリカ」さんが登場。
中津賢也」センセの「妖怪仕置人」でもヒロインでいましたが、えっち系では欠かせない(たぶん)妖怪です。
廃校になった校舎に立ち寄った「テツロウ」が見た彼女は…という、懐かしい感覚なお話
改造セーラー服みたいな服装の「ユリカさん」
1人えっちから主人公、続いて複数へと展開しているんですが、ノスタルジーな雰囲気とオチがためか、妙な温かさのある仕上がりです。

シリーズを通してのヒロイン、河童の「マオちゃん」が初登場の「かぱかぱ」
こちらが実質的な1話目で、冒頭には街の説明も差し込まれています。
いちおう女の子じゃないのもいましたね(笑)
”年頃の妖怪の娘たちは人間さんから精気をもらって力を蓄える”
…とかなんとか、なにげにしっかり共存できているのがこの話のポイントでしょう。
「マオちゃん」も年頃な妖怪。
背負う甲羅は定番ですけど、なぜかドンブリを頭にかぶっている彼女
そのデザインが何よりも秀逸
ちょっとトボけたようなそれが、最大の特徴であり、魅力にもなっていました。
気が弱く、もじもじしているところがキュート。
シリーズでの主人公「コウタロウ」くんとの初えっちになってます。
なお、冒頭ページはカラー原稿でした。

「コウタロウ」・「マオちゃん」のえっちから始まる「ろんろん」
すっかりカップルな2人です。
最近日照り続きであったため、彼女に雨を降らせてもらうよう頼んだところ…「龍神様」を紹介される流れ。
なんだか出来そうな気もしますが、河童は天候に関わる能力ないですからね。
龍頭を頭にかぶっている、ロリな「龍神様」が登場。
えっちによって力が戻ると、大人バージョンになっていました。
こちらでは村長さんがイイ味を出しています。

巫女戦士「おりん」、天狗「フウコ」
※左:巫女戦士「おりん」、右:天狗「フウコ」
 「おりんさん」も凛々しくていい感じです。

3名の妖怪ヒロインが登場する「ほわほわ」は、冬のお話。
メインのお相手は赤頭巾のような「雪ん子」ですが、それを放置すると「雪女」、さらに発展すると「冬将軍」になるみたい。
この出世魚みたいなパターンがお気に入り。
特に「冬将軍」は、「絶対零度」なんて「ゴアゴンゴン」を思い出すような旗を持ち、独眼でかっちょえーデザイン。
4人がかりでも太刀打ちできねぇっ
とか言われてました。
そんなんに対し、「雪ん子」は性格も良さげで、レギュラーにしたいくらいの可愛さがありました。
なお、冒頭の背景カット(※屋根になんらか妖怪がいて、上空を「一反木綿」が飛んでる)は、”普通に妖怪のいる世界を表現している”ようで、お気に入りです。

「みこみこ」は妖怪発情記シリーズの”番外編”
妖怪ではなく、天狗と戦う巫女戦士の「おりん」がヒロインです。
彼女は「マオちゃん」ほか登場する天狗と対決姿勢であり、”成敗”とか言っていました。
人間から精気をもらう、妖怪の娘さん。
そちらだと成年漫画としてのお約束コメディーになるんですが、これが男子妖怪・人の女性というカップルの場合、どうしても襲われるイメージで、ほわほわした雰囲気にはなりません。
これ以外に男子妖怪は出ていないんですが、人の女の子らはどうしてるんでしょうね。

おまけ:水中移動の「マオちゃん」
※おまけ:水中移動の「マオちゃん」
 このコマがお気に入り。ちょっと青っぽくしてみました。

「てんてん」は天狗のお姉さん「フウコ」さま。
カラーページ部分では修験者らに崇められており、なかなか良さげな生活をしているようでした。
普通ならそこで精気の吸収もできるようなんですが、とある理由で山を降りていたのです。
「コウタロウくん」は女性妖怪に好かれる何らかの要素があるのかな。
途中から複数えっちに発展しているんですが、「フウコさま」の興味は彼オンリーのようでした。

「こんこん」、「さくさく」は直接繋がりのあるお話。
もはや彼女である「マオちゃん」をより満足させるため、お稲荷様に祈った「コウタロウくん」はキツネ耳な「お社様」に出会うのでした。
彼女もロリちっく。
大人パターンあるかなーって思いましたが、終始小さいままでした。
そのえっちに触発された、桜の精「サクヤ」さん。
彼女はアダルトな雰囲気で、羽衣をまとう天女ちっくなキャラ。
某昔話と絡められていました。
久しぶりに村長らも登場し、後半はやっぱり複数えっちになります。
アンタ生きてたんかい。

収録でラストの「にゃんにゃん」は、発情期を迎えている猫又さん。
街のあちこちでそんな状態になっていました。
「コウタロウ」・「マオちゃん」はそんなんに触発されて始めちゃうパターンで、こちらでは完全にゲスト扱い。
メインは、赴任したばかりの教師と、奥手な猫又さんでした。

稲荷神社・お社様、桜の精「サクヤ」
※左:稲荷神社・お社様、右:桜の精「サクヤ」
 まだ色々と妖怪キャラが考えられますね。

収録ではそちらがラストなんですが、特にそれっぽくないまま、さらりと終わってます。
特に単発でずっと続けられそうなお話なので、機会ある毎に描きためてほしいですね。
そのうち大百科になったりして。
なお、登場ヒロインの皆さんは、やや露出過剰気味。
ほぼ丸出し。
これはこれで全然良いんですけど、じんわりとしたエロスではなく、個人的にはちょっと残念でした。
たとえば河童「マオちゃん」あたりは、薄皮なボディースーツとか着てたらより好みだったんですが。

ほか収録の短編群についてざらりと。
お嬢様「西園れいか」さんの「お嬢様のお戯れ」
皆が憧れる彼女のえっち相手に選ばれた「たけし」くん。
なぜ自分が選ばれたのか、自分自身でも分からなかったんですが…というもの。
ちと酷い感じのオチでしたが、お嬢様だしねぇ。
「ロボオット」はタイトルそのままな、はっちゃけコメディー
まるで動じない奥さま「ゆうな」さんが可愛いんですが、まさかあんなオチになるとはびっくり。
「ヨリミチ」は「コイセヨオトメ」の表紙の娘みたいなツインテールの「ミナ」ちゃん。
…巻末をツインテールなロリ少女が飾るのはお約束ですか?
ほぼ全編えっちシーンで、可愛く仕上がってます。

今回の収録ですが、妖怪発情記シリーズの1話目が06年9月と古めな原稿。
現在よりもあっさり風味で、一言で言うなら”やや大雑把な感じ”です。
見比べると差は当然あるものの、もともと巧い方なので大きな問題ではありません。
強い色のこってり絵柄。
ロリからアダルトまで幅広く、ふんわり柔らかそうなタッチが楽しめます。
今回は特にジャンルから独特なので、人を選ぶかもしれません。
↓表紙・裏表紙ほか、紹介帯などでご判断下さい。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 癖強めで、不安定さもあるので。
・話4: こんなん好きです。ただ、「ロボオット」だけはちょっと…。 
・独4: 収録全て”妖怪発情記シリーズ”にしたかったですねー。
合計:[12/15]

この単行本はやっぱり「マオちゃん」かなぁ。
なんでドンブリかぶせたんだろう。
あとは「冬将軍さん」がメインで描かれなかったのが残念。

モノノケアクメ (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)モノノケアクメ (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
(2010/10/30)
いーむす・アキ

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : ラブコメコメディーツインテールアリスソフトノスタルジー

■はな*ぱれっ! (あべつくも)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [一般]ラブコメ・商店街再興
・おまけ: あとがき、合間に4コマ・ネタ絵。
・その他: 8話収録、現在1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「あべつくも」センセの「はな*ぱれっ! 花咲商店街オンパレード 1巻」です。

こないだの「前田千石」センセを筆頭に、10月下旬あたり発売は一般系が賑やかでした。
紹介についても、どれにしようかなー、って感じ。
色々考えて、今回は「あべつくも」センセにしました。
前にばっさり書いてしまったので、やはり楽しめた際にはそれをしっかり伝えなければ、と

4冊目というこちら「はな*ぱれっ! 花咲商店街オンパレード 1巻」は、初の長編作品。
過去に紹介した初単行本「あたふたLOVE!」から、久しぶりにゲットしてきました。
一般えっち系の長編漫画。
大雑把に言うと、軽いラブコメちっくなお話です。
コレといった派手に目立つものは薄いものの、絵柄は安定し、肝心のお話も良質なエンターテイメントに仕上がっておりました。

新・花咲商店街の面々
※新・花咲商店街の面々
 温泉旅行話は良い感じになっていました。

どうにか大学を卒業した主人公「中江隆人」
ふらりと地元に帰省した彼は、閑古鳥が鳴いている花咲商店街の現状を知ったのです。
優れた理事であった父「茂隆」の血を引く「隆人」に期待を寄せた商店街の面々は、復活のため理事就任を要請。
店を出したいって思ってる若い人たちに、店そのものを貸しちゃえばいいんじゃないか
なんとなく思い付いたそのアイデアに皆が飛び付いたことから、否応なしに理事として商店街を引っ張ることとなってしまったのでした。
…だいたいそんな感じの導入部。

一般漫画ではお馴染み、問題解決タイプのお話。
基本的に各話にて別ヒロインが登場し、えっち込みで商店街に新店舗をオープンさせていく流れになってます。
”さびれた老舗温泉旅館(あるいは銭湯)の立て直し~”というのなら、えっち展開にし易いこともあってかよく見られますが、こちらは商店街。
実際によく問題として取り上げられますよねー。

”若い人達に空店舗を貸し出す”

細かい良し悪しは置いといて、取りあえず若い人間(やる気のある)が仕切るだけで、少しは垢抜けるでしょう。
それが若い娘なら、雰囲気だって変わるだろうし。
またその娘が可愛ければ、目当ての男性客も集まると想像されるので…良い流れになるのではないかなぁ。
現実には難しい部分があると思いますが、コレはなかなか捨てがたい発想ではないでしょうか。
(※知識ないので、細かいところは知りませんけど)
ちょっと本気でプレゼン書きたくなりますね。

山野まこ・宇佐美羽菜、由衣・芽衣
※左から、山野まこ・宇佐美羽菜、由衣・芽衣
 左の2人は非常におさまり良いですね。

特に見ていて良かったのが、2話でオープンした「山野まこ」さんのパン屋。
5話などのカットを見る限り、改装にさして金を掛けていない様子が伺えました
あれは単に性格かもしれませんが、いきなり綺麗・豪華にリニューアルされてたら変ですもんね。
また、そこそこパン屋は賑わっていましたけど、8話での福引コーナーは閑散としていました。
いきなり人が集まってくるようになり、めでたし・めでたし~みたいな軽さないのも、好感が持てます。
今のところは。
今後は、初回のアイデアに続いて主人公「隆人くん」がちらりとでも気の利いたことを言う、何かしら巧く仕切って問題解決する、などココという場面でその才を示すような描写あれば、より盛り上がると思います。
あまり仰々しくなく、かと言って地味でもなく。
そこそこ現実味ありそうなバランスを保ってほしいですねー。
難しいでしょうけれど、2巻以降の展開を期待します。

1話「救世主来たる!?」は彼の実家「中江食堂」を手伝う、看板娘「宇佐美羽菜(うさみ・はな)」さん。
いかにも正ヒロイン然とした、清楚な可愛らしさのある娘です。
うさぎのヘアピンが特徴ですが、あれは…なんらかの事情がありそう。
(※彼女の年齢からは子供っぽいデザインなので。あるいは単純に”宇佐美”から来ているのかもしれませんが)
エプロンも抜群に似合っていました。
この漫画のもう1つ良い部分
いきなり彼女とのえっちシーンがあるところ。
「隆人くん」の家族とは当然懇ろで、1巻では2度のえっちを担当している彼女は実質理事補佐みたいな役回りになっており、登場回数も頻繁。
「あべつくも」センセもお気に入りなのか、それらしく扱いは優遇されていました
ここでは思い出の場所にてのえっちなんですが、いきなり野外です。
大胆ねぇ。

そんな「羽菜さん」と対で描かれることらの多い、実質的な2番手キャラ「山野まこさん」登場の2話「焼きたてホッカホカ」
関西弁・八重歯のはっちゃけた娘で、登場するとよく目立ってます。
↓表紙でも、「羽菜さん」と色違い・サイズ違い(笑)で、収まり良かったですね。
美味いパンを作る彼女。
もともと子供らを相手にリサーチみたいなことをやっており、その後の人気の裏付けになっていました。
雰囲気そのまま、ショートパンツな「まこさん」
そんな彼女を肩車して~という展開になっています。
なお、しっかり「羽菜さん」が彼をサポートしていたのもポイントでしょう。

3話「まさかの大変身!?」は、サブタイトルそのままなネタ。
”小さい飲食系の店をやりたい”という、眼鏡・みつ編みな「高畑奈々子」さん。
野暮ったい」とか言われていた彼女は、容姿からガラリと変わってセクシーパブなんぞをオープンさせていました。
驚いていた「隆人くん」
せめてどんな店やるかくらい確認しようよ。
店舗もそれほど大きくなく、性格から察するにあれはストレス発散みたいな感じなのかなぁ。
オープン当日に店内でのえっちに発展するんですが…お客は彼1人ですか?

日高朝子、勝木紀子
※左:日高朝子、右:勝木紀子
 結局「朝子さん」は店を持てていなかったですねー。

4話「百合の花びら大回転」は下着店を出店する「芽衣」・「由衣」の姉妹。
初のWヒロイン話ですね。
この2人のうち、続く4コマにて”ある役割ができた”ツインテールな「由衣ちゃん」がいいですね。
また、こちらのエピソードから「まこさん」ほか以前のキャラが登場するようになってます
「まこさん」に続く目立つ容姿の「日高朝子」さん登場の5話「揺れるボインと乙女心!?」
作品中では現在のところ最大のバストサイズという彼女。
丸眼鏡で弱気なのもいい感じでした。
えっちに至るのはやや強引でしたが、ここはオチが秀逸
やっぱりね。
6話「湯けむりチン道中」はキャラ集合の温泉旅行話。
なにげに婚前旅行を計画していた「羽菜さん」
真面目一辺倒でない、ちゃっかりした点を見せてくれました。
女の子ですね。
なお、こちらでは「羽菜さん」との温泉えっちです。
集合したことで各キャラの性格付けがより強調され、コマ隅での言動がなにげに面白くなっています
正体が判明してから、昼・夜が混ざりあったような容姿の「奈々子さん」が可愛いですね。

登場キャラで最も貧乳な「笹塚みゆ」の7話「セクシーメイド・喫茶」
冒頭の電話シーンが好き。
彼女はメイド喫茶なんですが、肝心の喫茶関係がまるでダメという困った娘。
…さきほどもそうでしたけど、店構える前にちゃんと確認しようよ。
それを認識しているのか、やたらめったら露出の大きいメイド服でした。
「隆人くん」の評価は微妙なモノでしたが、あれはマニア受けするのでいいと思います。
9話「イキイキ・商店街」は逆に活気のある、いきいき商店街の視察。
こちらでは昔馴染みの「勝木紀子」さんが仕切っており、おそらくは彼女の人脈・人望が支えになっているみたい。
ちらほら可愛らしい部分も見え、「羽菜さん」を含めて軽い三角関係になりそうでした。
また、お手本を見るというのは、今後のお話に繋がりそうですねー。

しっかりとした、強めな線の絵柄。
濃淡はやや濃いめ。
良く描けているコマがあるものの、乱れ・崩れを感じる部分もありました。
基本ラブコメ話で、勢いあるのであまり気にならないと思いますが。
表現に引っ掛かる箇所なく、漫画のテンポは良好。
もうちょい露出大きめでも良かったかなーという↓表紙は、派手でアピール力のあるもの。
カラーの良さが出ていましたが、だいたいそちらの判断で問題ないかと。
中扉の白黒絵も可愛くまとまってましたよ。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: もう少し丁寧さがほしいですが、上に近い「3」です。
・話4: 重くはないものの、軽いばかりでない、適度なバランスでした。
・独5: 難しい商店街をネタにしながら、良い感じに流れています。
合計:[12/15]

合間に差し込まれている4コマは、各話の隙間を埋めるちょろっとネタ
大げさかもしれませんが、作品に厚みをもたらせていると感じました。
これも非常に良かったです。

はな*ぱれっ!(1) (アクションコミックス)はな*ぱれっ!(1) (アクションコミックス)
(2010/10/28)
あべ つくも

商品詳細を見る




★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : ラブコメツインテール

■はにーとらっぷ! (オガタガタロー)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]ラブコメ・むちむち
・おまけ: カバー裏にあとがき・作品解説、
      描き下ろし「その後のDoctor (仮)は取れるのか?」
・その他: 短編×9(うち「Doctor(仮)シリーズ」×3、
      「ドキドキ…してる?」×3、「もみじ桃色忍法帳!」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「オガタガタロー」センセの「はにーとらっぷ!」です。

寒くなりました。
布団がいい季節ですよ。
日々の疲れもあってか、だーって寝ていたら…もう14時を過ぎていました。
まぁ、寝たの4時頃なんですけどね。
やる事盛りだくさんだと言うのに。

さて、まだ頭が半分眠っているような状態ですが、本日は「はにーとらっぷ!」です。
描かれている「オガタガタロー」センセは別名義「がたやん」でも発売があり、トータルでは4冊目くらいの単行本。
ブログに書いてないようですが、前巻「憧れのあの娘を肉奴隷にする方法」も読んでます。
最新刊「はにーとらっぷ!」は、2~3話ほどの中編が大部分という構成。
だいたいは↓表紙・裏表紙をそのまま判断してOKです。
特に↓表紙を飾っている眼鏡な彼女は、雰囲気と裏腹な胸の持ち主。
ヒット出版社」さんのHPで見た際から記憶にしっかり残っていましたよ。

見習いくの一「もみじちゃん」
※見習いくの一「もみじちゃん」
 漫画はこんな感じのコメディーちっくな仕上がり

そんな訳で、多くのヒロインを押しのけてメイン部分をゲットしていた眼鏡でお下げな彼女「竹宮真琴」さんのシリーズ「ドキドキ…してる?」から。
こちらは前中後編と3話構成になっています。

通学電車の途中、車内でえっちしている年下のカップル「郁人」・「胡桃(くるみ)」らを発見した主人公「竹宮真琴」
2人に声を掛けたところ、それに巻き込まれてしまったのでした。
ホームに降りた「真琴」は、憧れの「石井広之」と遭遇。
先の行為からの恥ずかしさもあって、その場を逃げるように走り去った彼女は学生手帳を落としており…届に自宅を訪ねていた「郁人」・「胡桃」と再会したのです。
だいたいそんな流れ。

「真琴さん」のラブコメ話ですね。
”電車プレイが描きたかった”
ということで、あちこちのタイミングにてそんなんが差し込まれています。
1話目の冒頭も、「郁人くん」・「胡桃ちゃん」の電車内えっちでした。
(※大人だと生々しいので子供同士にしたようです)
そもそも、その2人に「真琴さん」が注意したのが全ての起こり。
容姿そのまま、真面目な娘さんですね。
真っ最中でスイッチ入っていた「胡桃ちゃん」に、あちこち触られてます。
なお、漫画での「胡桃ちゃん」は、終始ゴスロリ服。
カバー裏では「もみじ桃色忍法帳!」の「もみじ」ちゃんとセットで描かれており、その忍者服に興味を持っていました。
ファッション感覚のある娘なのかな。
ちゃんとドロワーズを穿いてましたよー。
後半でえっちに本格参戦させられる「真琴さん」
彼女を察してお尻にした「郁人くん」は若いながら出来た子です。
それが良い事なのか知りませんが。

胡桃ちゃん、竹宮真琴
※左:胡桃ちゃん、右:竹宮真琴
 お尻もいいですね。むちむちしてます。

2話冒頭にて、2人とのプレイを反芻していた「真琴さん」
なにげに前話と下着デザインが異なっていたので…あれはまた別の日の事柄みたい。
もう、えっちなんだから。
平日に「真琴さん」の学校をふらふらしていた「郁人くん」・「胡桃ちゃん」
なにゆえ電車内でシテいたのかが判明します
軽くではあるものの、なかなか複雑な事情があるようでした。
えっちは保健室での「郁人くん」・「胡桃ちゃん」
続いて、「真琴さん」は「石井くん」を目前にしたまま「郁人くん」にお尻をされています。
個人的には、保健医が気になりました。

3話冒頭も電車内。
ただ、「郁人くん」の狙いは「真琴さん」でした。
2人にとって貴重な時間だと思うんですが、「胡桃ちゃん」的にもそれでオッケーなのね。
その後の、コメディーちっくな状態になっている「真琴さん」に注目。
寝苦しいだろうから…コートを脱がせるだけ…
とか言っていた「石井くん」があっさり男の子していたのが意外でした。
いや、まぁ、その気持ちはよく分かりますけどー。

「Doctor(仮)シリーズ」は裏表紙の2人姉「白石姫子」、妹「白石アサミ」という姉妹。
姉妹とは家族ぐるみの付き合いがある「安達裕介」
ちゃんとしようよ、お医者さんごっこ!
そんな事を言い出した「姫子」とえっちしてしまうのです。
2人の関係を察した同級生「アサミ」も、ある切っ掛けによって自らの想いを打ち明けるのでした。

姉妹とのえっちの前後編「愛しのDoctor(仮)」
前編は姉「姫子さん」
言動が幼く、天然ちっく。
お姉さん然とした雰囲気はないものの、
もーっ、ちゃんと追いかけてきてよっ!!!
とかなんとか、走り去った後に戻ってくるところがお茶目(笑)
冒頭のお医者さんごっこな部分も、良いコメディーでした。
後編は妹「アサミちゃん」
はっちゃけていた「姫子さん」と違い、普通な感覚の女の子。
たぶん、精神的にかなり追いつめられていたのでは。
彼女の性格から察するに、平時ではあーはしないでしょう。
なにタダ見してんのよっ!!!
そんな発言が可愛らしいです。
どーでもいいですが、似てない姉妹ですねー。

姉「白石姫子」、妹「白石アサミ」
※左:姉「白石姫子」、右:妹「白石アサミ」
 「アサミちゃん」はあーした「姫子さん」にはかなわなそう

「真夏のDoctor(仮)」は3名だけで合宿に避暑地へ行くというもの。
ちゃんと両親に許可取っていました。
さすがに医者を目指す「裕介くん」
姉妹らの両親にはまるで反対されないどころか、逆に彼の親を説得していました。
こちらでは、結託(?)した彼女らによって、「裕介くん」はされるがまま。
途中で暴走してます。
描き下ろし(?)にてその後のエピソードがありましたけど、このままだと医者は遠いかも

ほか、収録で唯一の短編「ひとり寝」
なかなか驚くだろうオチが描かれる、一撃必殺なお話
詳細は伏せておきますね。
前後編の「もみじ桃色忍法帳!」
こちらはコメディー
巨大なポニーテールが特徴の、時代錯誤なくの一「もみじちゃん」
そんな彼女とのえっち最中になにやら説教していた主人公「石川鉄男」
テメェ、言ってる事とやってる事メチャクチャじゃねーか(笑)
後編では、忍者モノらしく追手が登場。
「もみじちゃん」は捕まってしまうので、そんなんお好きな方はいいでしょう。
どうせなら、もっと忍術バトル的な描写あった方が良かったなぁ。

強い曲線な絵柄。
キッチリ線が引かれている印象で、乱れず丁寧な仕上がり。
キャラは無論のこと背景までよく描き込まれており、特に下着など服装については頑張っています。
フリルお疲れさまでした、という感じね。
濃淡はさほどではないものの、全体的にややごっちゃり。
濃い目でしょう
丸っこい輪郭と、大きな目が特徴。
ロリちっくな雰囲気ですがキャラとしては一部のみ。
皆さん巨乳揃いで、ぽよぽよとした感覚のデフォルメされたスタイルです。
バランスに優れていて違和感はなく、健康的。
収録のうち2年前の原稿という「もみじ桃色忍法帳!」は、確かにそれなりな感じ。
現在と比べてしまうと差は当然大きくありますが、そう極端ではない程度だと思います。
ウルトラマンのマスクのAタイプ(初期)とCタイプ(後期)なくらい。
分かりづらいですね。
個性を確立されており、癖があります。
前述していますが、判断については↓表紙・裏表紙を参照下さい。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 濃いめでしっかり。ちと個性が強めかな。
・話3: 平均でこのくらい。忍者モノがだいぶ弱めかと。
・独4: むちっとしたヒロイン絵でのラブコメがいい感じでした。
合計:[11/15]

ヒット出版社」さんのHPでは、例によってサンプル絵ほか1話がまるまる見れるので判断に最適。
「愛しのDoctor(仮)前編」が読め、はっちゃけ「姫子さん」の姿が楽しめます。

はにーとらっぷ! (セラフィンコミックス)はにーとらっぷ! (セラフィンコミックス)
(2010/10/28)
オガタ ガタロー

商品詳細を見る




★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : コメディーラブコメポニーテール

■若い人はいいっ☆ (要青豆)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■■
・属性 : [成年]複数・巨乳
・おまけ: あとがき、カバー裏に4コマ・作品解説、
      描き下ろし「若い人以外もいいっ☆」
・その他: カラー(4P)、短編×11(うち「若い人はいいっ☆」×7)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「要青豆(かなめ・あおまめ)」センセの「若い人はいいっ☆」です。

コレは凄かった
ちょうど前に見た単行本が大人しいものだったので、その差もあったのだと思います。
”明るい多人数Hの決定版”
紹介帯のそんなんは伊達ではありません

さて、本日は「若い人はいいっ☆」です
描かれている「要青豆」センセの3冊目なのかな。
なんだか妙に前巻「先輩ナイスですっ」の表紙は記憶があったんですけど、たぶんこちらが初見。
表題作の中編をメインに、短編が収録されています。

ミク、ナース「黒井紗枝」
※左:ミク、右:ナース「黒井紗枝」
 この「紗枝さん」は収録の中で最も好き

とりあえず表題作は置いといて、短編から。
押しかけ同居人「ミク」の「ミクとの遭遇」
いきなりHっておかしいだろ!!
と言われていたそのまま、即えっちなお話。
オチで判明しますが、「ミク」は正体不明なヒロイン。
アノ部分の形状変化とかしていました。
後半では姿から変わっており、アダルト、ロリバージョンなどが楽しめます。

独特なテンションとキツい目が可愛いナース「黒井紗枝」さんの「回診ですわよ」
青年病棟を担当する「黒井紗枝」は、診回りにて色々ため込んでいる彼らの相手をするのでした。
ほぼそんなん。
ほぼ通常でもパンチラしているやたらスカート丈の短いナース服と、名前そのままな黒下着の「紗枝さん」
もう、とにかくエロくて素敵
彼女は裏表紙も飾っているんですが、やっぱり白黒絵のがいいですね。
1話だけなのが残念。
ちょっと他のエピソードなども見てみたいですよ。

窃盗団”怪盗きのこ”の「キナコ」さんと手下A、Bによる「ボス・キャラ!!」
スカポンタン」という台詞など、やや有名悪役3人組な風情。
えっちはいいんですが、前半に描かれていたむちむちスーツでの描写がなかったのが非常に残念でした。
「ぱわ☆はら」は課長「美弥子」と新人研修から面倒を見ている男の子。
途中で”夜だけ部長”に任命され、立場逆転する様がポイントです。
USBメモリを谷間に挟むのが好き。
なお、収録では「ミクとの遭遇」と並んで2人だけのえっちでした。

さて、そんな訳でメインの連続話「若い人はいいっ☆」です。
全6話で、冒頭の「若い人以外もいいっ☆」はカラー原稿の描き下ろしになってます。

じゃあ、中で待ったら?暇つぶしに私の相手でもしない?

そもそもの切っ掛けはそんな一言から。
友人「ヒロ」を訪ねてきた2人は、彼が急な呼び出しで不在であると聞かされました。
対応したお姉さんにそう言われた彼らは、”私の相手”を拡大解釈してえっちされてしまうんですが…「ヒロ」に用事を頼んだのは彼女自身。
しかも、お姉さんだと勘違いされた彼女は、その母「高山雪美」なのでした。
だいたいそんなん。

高山雪美
※高山雪美
 前半と後半の彼女。表情もありますが…ちょっと別人みたいね。

えっちな女性がひたすらそれを楽しむという、いかにも成年漫画なお話。
もともとは、短編で考えていたとのこと。
連続はしているもののストーリー的なものは弱く、即えっち状態です
途中からは初単行本「色香のヒミツ」登場のキャラ、元教師「岩波(嶋)美奈美」、義姉・アナウンサーの「泉河」なども登場し、そちらからのファンには嬉しい展開になっていました。

お姉さんだと思われちった
そんな一言が可笑しい冒頭話。
そもそも「雪美さん」が計画したもので、アピールのためかレースクイーンのような服装をしています。
もの凄いスタイルですね。
あれでは、勘違いされて当然。
ただ、出迎えた次のページではもう開始しているなど、ジェットコースターえっちな展開です。
こ短編仕様だからかな。

常習化している2話目。
俺らの2つか3つ違いでしょ?
とかなんとか、いかにも喜ぶだろう台詞があります。
…実際にはどれだけ違うんでしょうね。
少なくとも倍くらい?
「雪美さん」・男子2人の会話シーンあるお風呂場にての一言、
こんなオイシイ事人には喋れない
それは納得。
こうした漫画は途中から呼んだクラスメイトなどが参加したりしがちですけど、「M教師 望月先生のヒミツ/たくじ」でもあったように、それだけ割合減っちゃいますからね。

日焼け跡が嬉しい3話。
冒頭の競泳水着は、こちらのフリですかね。
ビデオに撮られたりして、ちょっと違う雰囲気だったんですが…満更でもない感じの「雪美さん」がスゴイ。
なお、ここから「美奈美先生」も登場しています。
4話は「泉河さん」・「美奈美先生」
こっちでもえっちでした(笑)
いつもの「雪美さん」と違って慣れています。
そんな一方、「雪美さん」は…という5話。
「泉河さん」の下僕らが「雪美さん」宅まで押し寄せるというドキドキ展開。
珍しく余裕の無い彼女が楽しめます。
ちょっぴり意外ね。
オチではパワーアップしたような「雪美さん」が見られ、それがためかブラックな色が和らいでいました。
なお、カラーの描き下ろしはこちらの抜き出しかな。

元教師「岩波美奈美」・アナウンサー「泉河さん」
※元教師「岩波美奈美」・アナウンサー「泉河さん」
 ファンの方は嬉しい展開でしょう。こっちもエロいです。

最終6話は「雪美さん」・「美奈美先生」の新旧コラボレーション。
前半の「美奈美先生」は迫力があり、この後どうなってしまうかと思われましたが…見事に落してもらいました
吉本ばりにコケてしまいそう。
ラストだけあって、こちらもエラいこととなっています。
まるで暗い感じなく、驚くほどに爽やかなオチが心地よいですよ。

しなやかな線の絵柄。
乱れなく安定しており、丁寧で細やか。
絵柄も崩れなくバランスは適度なものでした。
かなり大きめで、枠間ないコマ割りが最大の特徴。
1ページに2、3コマというのも頻繁。
トントコ進みますね。
それでいて文字から髪の毛から液体までド派手で、白い部分はほとんどありません。
かなりごっちゃりです。
ただ、その迫力は”超弩級戦艦”という単語が脳裏に浮かぶような、圧倒的なもの
なかなか見られるものではないので、ちょっとでも気になった方はぜひ一度お試し下さい。
お腹いっぱいになると思います。
紹介帯には漫画カットがあったので、そちらが参考になるでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 好みはあるでしょうけど、巧い方です。
・話3: 成年漫画らしい即えっち。コレでいいと思います。
・独5: 絵というか漫画の描き方が独特でした。とかく迫力があります。
合計:[13/15]

なお、「要青豆」センセのHPによると、コミックメガストアの12月号に「若い人はいいっ☆」のエピローグが掲載されるそうてです。
カラー6ページとのことでした。
次の単行本かなぁ。

若い人はいいっ☆ (メガストアコミックスシリーズ No. 283)若い人はいいっ☆ (メガストアコミックスシリーズ No. 283)
(2010/10/30)
要 青豆

商品詳細を見る



★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】

tag : パンチラジェットコースター競泳水着コミックメガストア

QRコード
QR
検索フォーム
作者名検索カテゴリー
【 お名前で分類 】
カウンター
プロフィール

 あおぶひでる

Author: あおぶひでる
 まんがとの出会いは一期一会。そんな、漫画の魅力についてのんびり書きたいと思います。
 いいよね、まんがって。
<現在は更新しておりません>

 はじめての方は↑カテゴリの(※サイトについて)をご覧下さい。

↓メールフォームを用意しました。なにかありましたらそちらに。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

カレンダー
10 | 2010/11 | 12
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
月別アーカイブ
他にどんな記事あるの?

全ての記事を表示する

最近の記事
リンク
最近のコメント
最近のトラックバック
フリーエリア
【趣味のCMエリアです】