■セイギクラブ (永野あかね)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : アクション・コメディー
・おまけ: カバー裏に4コマ、
描き下ろし「7話での合宿中にあった話」
・その他: 折り返しにコメント、合間にイラスト、
6話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「永野あかね(ながの・あかね)」センセの「セイギクラブ 1巻」です。
こないだ紹介しました「あまガミ/竹下けんじろう」と同じく、「バンブーコミックス・マーブルセレクト」系の単行本。
迷ったそちらと違い、必殺「作者名買い」発動のため、即手に取りました。
当ブログでは何度か紹介しております「永野あかね」センセですね。
それらに気を取られたので、うっかり「彼女的な彼女/888」を買い損ねていましたが…。
※左:火之浦映未、右:三田地まや
名前に色の漢字を入れたいところでしたが…水金地火木……なのかな。
そんなこんなで最新刊「セイギクラブ 1巻」です。
正確には戦隊モノではなく、学園モノというべき単行本。
「超常機動 サイレーン/井原裕士」と言うより、「松ヶ丘エンジェル/めいびい」寄りですね。
こないだ刺さった「サテンdeヒナカ/永井朋裕」のような奇抜さはないものの、コメディー・アクション・サービスという各要素が適度に混じった、良い仕上がりでした。
主人公、「金星業(かねほし・かるま)」くんは転入生。
登校時に「宇水七瀬(うすい・ななせ)」さんとばっちり目が合ってしまったことから勧誘を受け、無理やり「正義同好会」の一員とされてしまったのでした。
「七瀬さん」が会長であるそちらは、”正義の味方が悪を叩くための組織”というトンデモなもの。
入会希望者であった「火之浦映未(ひのうら・えみ)」、「三田地まや」などと共に、この世の悪を滅ぼすべく活動を始めるのでした。
…大雑把ですが、だいたいそんなん。
アクション要素が強めな、コメディー漫画です。
そのうちラブコメちっくにもなりそうですが、今のところはありません。
ちょっとしたパロディが各所にあったので、毎度ながら元ネタを知ってる人はより楽しいでしょう。
※宇水七瀬
実は、相当強い女の子です。他にもいろいろと…。
”己の正義”を疑うことなく、「七瀬さん」は純粋にそれを貫こうとしている方。
彼女はより極端でしたが、普通のヒーローにも当てはまりますよね。
そのため主導する活動内容はかなり怪しいものばかりで、ロリな「まやちゃん」を囮にしてエロオヤジの殲滅を図ったり、部と認めない生徒会長「沢木朋也」を闇討ちにしようと計画しておりました。
だいたい、「正義」とか「平和」をやたら連呼している奴は……ごにょごにょ(笑)
子供の頃から正義感強かった、容姿淡麗・成績優秀なメインヒロイン「七瀬さん」
収録の3話では、大きく傾倒する切っ掛けになる体験が描かれておりました。
はっきり言ってありがちなモノですが、それだけに辛さはよく伝わってきます。
子供って残酷。
そうした悩みを乗り越えているためか、彼女は単なるヒーロー好きではありません。
自ら正義を実践すべく、相当の鍛練をした結果と感じられました。
技名を叫びつつのアクションは様になっており、ほとんどの場面で男性を相手にして圧勝しております。
行動力あって頭の回転も良く、怪しげな黒手帳(笑)まで持っていました。
なかなか隙のない娘さんですね。
※正義クラブ・ピンチ!
実はこんなシーンもあったりします。
足技が基本の「七瀬さん」は、その度にパンチラしているサービス満点な娘さん。
「永野あかね」センセの漫画で、しかも戦隊モノであればパンチラ多いのは当然のこと。
開始早々の3コマ目がいきなりパンチラでしたからね。
また、1話目からいきなり2ページぶち抜きで全裸を披露しておりました。
「恥ずかしくなんかないわよ」
きっぱり言い切ったそのまま裸を見られることに動じない人なので、下着程度はいくら見えても関係ないのでしょう。
精神的にも強くなったんでしょうかね。
くっきりとした強い線で、濃い色の絵柄。
アクション描写の多い漫画でしたが、おおむね違和感なく描かれております。
売りであるサービスシーンは多く、コメディー部分と良いバランス感覚でした。
もともとのセンセの作風と、戦隊コメディーというネタの相性は良好だったと思います。
えー、実写ヒーローモノで育ったひでるさんは、こんなん好きなんですね。
楽しめました。
ただ、ヒロインとか周囲の人物、各種設定から話のネタなど…心なしか、どこぞの人気アニメ・有名小説ちっく。
これは気のせい?
だいたい、こういったモノになるのかなぁ。
そんなんがため、5話の展開はもの凄く意外で驚いたのです。
まぁ、コレもいいか…いや、いきなりそっち方面というのは陳腐か…。
結果として、ああした流れは無難で正解だったかもしれませんが、あえて冒険してほしかったところです。
今更ながら、漫画って難しいですね。
ちなみに、巻末の描き下ろしは「7話での合宿中にあった話」でした。
…あの、単行本は6話までしか収録されていないんですけど。
★「永野あかね」センセの漫画紹介記事
[カナ式!ラジオスター] ラジオ・アイドル
[おとミヤ!] アパート系ラブコメ
[ラブケア~永野あかね作品集] 軽いえっち・ラブコメ
[トキメキ☆とらいあんぐる] アイドル・ラブコメ
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : アクション・コメディー
・おまけ: カバー裏に4コマ、
描き下ろし「7話での合宿中にあった話」
・その他: 折り返しにコメント、合間にイラスト、
6話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「永野あかね(ながの・あかね)」センセの「セイギクラブ 1巻」です。
こないだ紹介しました「あまガミ/竹下けんじろう」と同じく、「バンブーコミックス・マーブルセレクト」系の単行本。
迷ったそちらと違い、必殺「作者名買い」発動のため、即手に取りました。
当ブログでは何度か紹介しております「永野あかね」センセですね。
それらに気を取られたので、うっかり「彼女的な彼女/888」を買い損ねていましたが…。
※左:火之浦映未、右:三田地まや
名前に色の漢字を入れたいところでしたが…水金地火木……なのかな。
そんなこんなで最新刊「セイギクラブ 1巻」です。
正確には戦隊モノではなく、学園モノというべき単行本。
「超常機動 サイレーン/井原裕士」と言うより、「松ヶ丘エンジェル/めいびい」寄りですね。
こないだ刺さった「サテンdeヒナカ/永井朋裕」のような奇抜さはないものの、コメディー・アクション・サービスという各要素が適度に混じった、良い仕上がりでした。
主人公、「金星業(かねほし・かるま)」くんは転入生。
登校時に「宇水七瀬(うすい・ななせ)」さんとばっちり目が合ってしまったことから勧誘を受け、無理やり「正義同好会」の一員とされてしまったのでした。
「七瀬さん」が会長であるそちらは、”正義の味方が悪を叩くための組織”というトンデモなもの。
入会希望者であった「火之浦映未(ひのうら・えみ)」、「三田地まや」などと共に、この世の悪を滅ぼすべく活動を始めるのでした。
…大雑把ですが、だいたいそんなん。
アクション要素が強めな、コメディー漫画です。
そのうちラブコメちっくにもなりそうですが、今のところはありません。
ちょっとしたパロディが各所にあったので、毎度ながら元ネタを知ってる人はより楽しいでしょう。
※宇水七瀬
実は、相当強い女の子です。他にもいろいろと…。
”己の正義”を疑うことなく、「七瀬さん」は純粋にそれを貫こうとしている方。
彼女はより極端でしたが、普通のヒーローにも当てはまりますよね。
そのため主導する活動内容はかなり怪しいものばかりで、ロリな「まやちゃん」を囮にしてエロオヤジの殲滅を図ったり、部と認めない生徒会長「沢木朋也」を闇討ちにしようと計画しておりました。
だいたい、「正義」とか「平和」をやたら連呼している奴は……ごにょごにょ(笑)
子供の頃から正義感強かった、容姿淡麗・成績優秀なメインヒロイン「七瀬さん」
収録の3話では、大きく傾倒する切っ掛けになる体験が描かれておりました。
はっきり言ってありがちなモノですが、それだけに辛さはよく伝わってきます。
子供って残酷。
そうした悩みを乗り越えているためか、彼女は単なるヒーロー好きではありません。
自ら正義を実践すべく、相当の鍛練をした結果と感じられました。
技名を叫びつつのアクションは様になっており、ほとんどの場面で男性を相手にして圧勝しております。
行動力あって頭の回転も良く、怪しげな黒手帳(笑)まで持っていました。
なかなか隙のない娘さんですね。
※正義クラブ・ピンチ!
実はこんなシーンもあったりします。
足技が基本の「七瀬さん」は、その度にパンチラしているサービス満点な娘さん。
「永野あかね」センセの漫画で、しかも戦隊モノであればパンチラ多いのは当然のこと。
開始早々の3コマ目がいきなりパンチラでしたからね。
また、1話目からいきなり2ページぶち抜きで全裸を披露しておりました。
「恥ずかしくなんかないわよ」
きっぱり言い切ったそのまま裸を見られることに動じない人なので、下着程度はいくら見えても関係ないのでしょう。
精神的にも強くなったんでしょうかね。
くっきりとした強い線で、濃い色の絵柄。
アクション描写の多い漫画でしたが、おおむね違和感なく描かれております。
売りであるサービスシーンは多く、コメディー部分と良いバランス感覚でした。
もともとのセンセの作風と、戦隊コメディーというネタの相性は良好だったと思います。
えー、実写ヒーローモノで育ったひでるさんは、こんなん好きなんですね。
楽しめました。
ただ、ヒロインとか周囲の人物、各種設定から話のネタなど…心なしか、どこぞの人気アニメ・有名小説ちっく。
これは気のせい?
だいたい、こういったモノになるのかなぁ。
そんなんがため、5話の展開はもの凄く意外で驚いたのです。
まぁ、コレもいいか…いや、いきなりそっち方面というのは陳腐か…。
結果として、ああした流れは無難で正解だったかもしれませんが、あえて冒険してほしかったところです。
今更ながら、漫画って難しいですね。
ちなみに、巻末の描き下ろしは「7話での合宿中にあった話」でした。
…あの、単行本は6話までしか収録されていないんですけど。
セイギクラブ 1 (バンブーコミックス マーブルセレクト) (バンブーコミックス マーブルセレクト) (2009/03/02) 永野 あかね 商品詳細を見る |
★「永野あかね」センセの漫画紹介記事
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■プリンセスナイトメア (野口芽衣)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : 原作ゲーム・ファンタジー
・おまけ:
・その他: 初単行本(?)、折り込み小ポスター、
原作「花梨エンターテイメント」、
4話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「野口芽衣(のぐち・めい)」センセの「プリンセスナイトメア 1巻」です。
…うわ、コレってもともとはゲームなのか。
調べてびっくり。
(※だって単行本にはそんなこと一言も書いてなかったしー)
そう言えば「花梨エンターテイメント」とは書かれていました。
良くは知りませんでしたが、調べてみたところ女性向けゲーム製作ブランドなようでした。
と、すると…基本的には漫画も女の子向けなのか。
まぁ、普通に面白かったからどーでもいいや。
いいもんはいい。
※吸血シーン
人は襲わないんですねー。
そんな訳で、プレステでも発売されているらしい、アドベンチャーゲームの漫画版。
存在自体知らなかったので、当然ながら未プレイ。
描かれている「野口芽衣」センセは、たぶんコレが初単行本だと思うんですが…詳しくは不明。
(※違う形で参加されているのは見つけましたが、後はよくわかんない)
百年前、現在は義兄である「ラドウ」によってバンパイアとなった吸血鬼の少女「リトル・ドラクレア」
114歳の誕生日プレゼントに彼女が欲したのは「青春」でした。
「フツーの女の子みたいな生活がしてみたい…!」
そんな願いから、「リトル」はお目付け役である兄「ラドウ」と共に「聖ローザ学園」の夜間部へ入学したのです。
そこには、ニホンオオカミと人間のハーフ・人狼「犬飼一狼太」、夜間部の生徒会長にして妖魔が視える「小早川真治」など変わった面々が揃っており、学園生活を満喫していたんですが…。
世間では”薄闇町のバンパイア事件”ほか不可解な怪死事件が頻発していたのです。
だいたいそんな雰囲気。
※リトルさん、学園Ver
ちなみに、使い魔「チェシャ」の変化をあっさりと見破ってた「真治」も凄い
女の子の吸血鬼というと…ひでるさんが真っ先に思い出すのは某吸血姫。
そちらは和風でしたが、こちらは洋風。
お話としても、派手な戦闘からコメディーちっくな描写まで、万人向きな印象がありました。
洋風ということで、ふりふりな黒いゴスロリ衣装である「リトル」
2話では悩む「犬飼」をあっさりと立ち直らせる、主人公らしい前向きな娘でした。
さらに、「犬飼」に対する心情が吐露される3話のあちこちがまたいいですね。
あれは…言われた当人も驚いていましたが、ラブコメちっくなのかな?
当初の想像より、今のところそうした描写は薄かったです。
※リトルさん、バンパイアVer
戦闘モードです。てっきりこの調子でいくと思ったんですが。
逆に目立っていたのがアクション場面。
人知れず学園を守る…みたいな、妖魔やハンターなども登場する話もありました。
1話ほかに描かれていた、義兄「ラドウ」、人狼「犬飼」らと「リトル」のコンビネーションは良く、てっきり毎回そんな感じで進むのかと思いましたが、実は彼女には秘密があり…。
…という、「約束の日」となったところで、2巻へ続いておりました。
あーいうインテリっぽいキャラはやっぱ胡散臭いですねー。
しっかりと乱れない線の綺麗な絵柄。
光と影というお話そのまま、色の強弱について効果的に使用されていたと思います。
ややこしい衣装なども違和感なく、非常に安定感ありました。
また、聖ローザ際で”浮かれ過ぎ”とたしなめる「ラドウ」に対する、義父「ブラド」の顔が印象的。
言葉はなくともちゃんと表現できる技術を持った、腕のある方でした。
いちおうゲームの絵も見てきましたが、原作の雰囲気を残しつつ、巧く漫画っぽくアレンジされています。
以上、楽しく読めました。ありがとうございます。
とりあえずはまだ1巻。
こうした漫画はよく見かけるので、2巻以降の展開でいかにオリジナリティが発揮されるか、今後の展開に期待します。
※これがゲーム版ですね。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : 原作ゲーム・ファンタジー
・おまけ:
・その他: 初単行本(?)、折り込み小ポスター、
原作「花梨エンターテイメント」、
4話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「野口芽衣(のぐち・めい)」センセの「プリンセスナイトメア 1巻」です。
…うわ、コレってもともとはゲームなのか。
調べてびっくり。
(※だって単行本にはそんなこと一言も書いてなかったしー)
そう言えば「花梨エンターテイメント」とは書かれていました。
良くは知りませんでしたが、調べてみたところ女性向けゲーム製作ブランドなようでした。
と、すると…基本的には漫画も女の子向けなのか。
まぁ、普通に面白かったからどーでもいいや。
いいもんはいい。
※吸血シーン
人は襲わないんですねー。
そんな訳で、プレステでも発売されているらしい、アドベンチャーゲームの漫画版。
存在自体知らなかったので、当然ながら未プレイ。
描かれている「野口芽衣」センセは、たぶんコレが初単行本だと思うんですが…詳しくは不明。
(※違う形で参加されているのは見つけましたが、後はよくわかんない)
百年前、現在は義兄である「ラドウ」によってバンパイアとなった吸血鬼の少女「リトル・ドラクレア」
114歳の誕生日プレゼントに彼女が欲したのは「青春」でした。
「フツーの女の子みたいな生活がしてみたい…!」
そんな願いから、「リトル」はお目付け役である兄「ラドウ」と共に「聖ローザ学園」の夜間部へ入学したのです。
そこには、ニホンオオカミと人間のハーフ・人狼「犬飼一狼太」、夜間部の生徒会長にして妖魔が視える「小早川真治」など変わった面々が揃っており、学園生活を満喫していたんですが…。
世間では”薄闇町のバンパイア事件”ほか不可解な怪死事件が頻発していたのです。
だいたいそんな雰囲気。
※リトルさん、学園Ver
ちなみに、使い魔「チェシャ」の変化をあっさりと見破ってた「真治」も凄い
女の子の吸血鬼というと…ひでるさんが真っ先に思い出すのは某吸血姫。
そちらは和風でしたが、こちらは洋風。
お話としても、派手な戦闘からコメディーちっくな描写まで、万人向きな印象がありました。
洋風ということで、ふりふりな黒いゴスロリ衣装である「リトル」
2話では悩む「犬飼」をあっさりと立ち直らせる、主人公らしい前向きな娘でした。
さらに、「犬飼」に対する心情が吐露される3話のあちこちがまたいいですね。
あれは…言われた当人も驚いていましたが、ラブコメちっくなのかな?
当初の想像より、今のところそうした描写は薄かったです。
※リトルさん、バンパイアVer
戦闘モードです。てっきりこの調子でいくと思ったんですが。
逆に目立っていたのがアクション場面。
人知れず学園を守る…みたいな、妖魔やハンターなども登場する話もありました。
1話ほかに描かれていた、義兄「ラドウ」、人狼「犬飼」らと「リトル」のコンビネーションは良く、てっきり毎回そんな感じで進むのかと思いましたが、実は彼女には秘密があり…。
…という、「約束の日」となったところで、2巻へ続いておりました。
あーいうインテリっぽいキャラはやっぱ胡散臭いですねー。
しっかりと乱れない線の綺麗な絵柄。
光と影というお話そのまま、色の強弱について効果的に使用されていたと思います。
ややこしい衣装なども違和感なく、非常に安定感ありました。
また、聖ローザ際で”浮かれ過ぎ”とたしなめる「ラドウ」に対する、義父「ブラド」の顔が印象的。
言葉はなくともちゃんと表現できる技術を持った、腕のある方でした。
いちおうゲームの絵も見てきましたが、原作の雰囲気を残しつつ、巧く漫画っぽくアレンジされています。
以上、楽しく読めました。ありがとうございます。
とりあえずはまだ1巻。
こうした漫画はよく見かけるので、2巻以降の展開でいかにオリジナリティが発揮されるか、今後の展開に期待します。
プリンセスナイトメア 1 (1) (BLADE COMICS) (2009/02/10) 花梨エンターテイメント野口 芽衣 商品詳細を見る |
※これがゲーム版ですね。
プリンセスナイトメア (2008/05/22) PlayStation2 商品詳細を見る |
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■Princess Force (七瀬瑞穂)
★まんがデーター [6/15]
・絵 :■□□□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ファンタジー
・おまけ: あとがき、作品解説、もくじ下にキャラクター紹介、
描き下ろし「Princess Force カラープロローグ」
・その他: カラー(4P)、短編×8(うち「Princess Force」×6)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「七瀬瑞穂(ななせ・みずほ)」センセの「Princess Force [プリンセスフォース]」です。
察しのいい方ならば想像つくかもしれませんが、↓表紙につられた1冊。
なんとなく聞いた名前だなぁ…とは感じました(※どっかのヒロインに同名キャラがいるかと思った)が、こちらのブログでは2冊目の単行本「姉・づくし」を紹介してました。
初見ではなかったんですねー。
なんと、そっちも表紙によって釣り上げられ、後でがっかりしていたという…。
あれれー??
どんだけ黒ストッキングに弱いんだ(笑)
※タリア=エル=ルゼルダ姫
触手も掲載してみましたが…どう?
さて、3冊目となる単行本「Princess Force」はつい先日に取り上げた、「その手に救いは届かない/抹茶ちゃもも」と同じ「キルタイムコミュニケーション」さん。
前巻「姉・づくし」は、ひでるさんにまったく合いませんでした。
締めの言葉は”今後に期待”でしたが、それもまだ先であるようです。
…ただ、アマゾンにて書き込まれていたコメントには、満足されている方がおりました。
人によりけりなんでしょう。
そんな訳で、↑上での採点通り、まったく刺さっておりません。
これからの文章もおそらく好ましいものは並ばないので、毎度の如く苦手な方はここで御遠慮下さい。
センセ、およびファンの方、ごめんなさい。
正直な感想を書かせて頂きます。
・
・
・
そろそろいいですか?
いきます。
もっとも原因だと思われるのが、作画について。
前回も書いていましたが、とにかくコレが軽い、悪い。
すっきりと見やすく…という感じでもありませんね。
小物はともかく、背景については「描かない方がよかったのでは?」というほどの酷さ。
引き絵の厳しさは相変わらずで、相当バランスが崩れているところもありました。
そんな訳で、アクション描写についても同様。
迫力というレベルには程遠く、なんだか気の毒な感じさえしました。
そうした絵の怪しさは、最も肝心なキャラにまで波及しております。
正面はいいとして、横顔は苦手なのかなぁ…。
大崩れすることも多く、成年漫画として致命的。
よく描かれているコマもあるだけ、そうした点が大きいマイナス面となっていました。
発売が「キルタイムコミュニケーション」さんなので当然触手ネタもある(少し)んですが、これもダメ。
全然えっちに見えません。
質感は皆無で、なんというか薄過ぎ。
※左:リネル、右:「blood night」の「ローザさん」
こう見ると、「ローザさん」は…なんだか「エスカレイヤー」みたいですね。
また、コマ間の繋がりが弱いのでドカドカと唐突に展開し、お話についても”紙面の向こうで勝手にやっている”という印象でした。
台詞にも喋っている感じないんですね。
ファンタジー世界を表現する以前の問題である気がします。
↓表紙は相当良い感じに仕上がっているので、ひでるさんのように引っかけられないよう注意して下さい。
時期が(おそらく)新しい原稿はだいぶ改善されていましたが、それも収録はちょっとだけ。
はっきり、ファンの方以外にはオススメできません。
表題作「Princess Force」は6話の長編。
魔貴族「レゼ」の指揮する魔族軍の侵略を受けた「聖ルゼルダ国」
城門は破られ、結界も突破され、騎士「リネル」に守られた「タリア姫」はどうにか城外へと脱出。
古文書に記されていた”魔を滅ぼす力”を得るため、封印の地へと急ぐのでした。
しかし、国を襲った「レゼ」の目的もそこにあり、両者は封印の地に向かっていたんですが…。
ある意味びっくりな結末を迎える、ファンタジー漫画です。
黒騎士の正体がバレバレなのは…いいのかな。
2話くらいで終わる漫画を無理やりに引き延ばし、だらだらと間延びした印象でした。
ラストの1話だけは良かったんですけどねー。
とにかく、前述した作画のマイナス面が大きいので面白く感じません。
短編「blood night」は、絵的に最も安定しておりました。
結末を含め、こうしたジャンルにはよくある展開ですね。
もうひとつの短編「Angel Garden」は逆にお話が良かったです。
…とまぁ、こうした漫画はなかなか難しいものですね。
ちゃんと覚えとけ、というひでるさんでした。
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・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ファンタジー
・おまけ: あとがき、作品解説、もくじ下にキャラクター紹介、
描き下ろし「Princess Force カラープロローグ」
・その他: カラー(4P)、短編×8(うち「Princess Force」×6)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「七瀬瑞穂(ななせ・みずほ)」センセの「Princess Force [プリンセスフォース]」です。
察しのいい方ならば想像つくかもしれませんが、↓表紙につられた1冊。
なんとなく聞いた名前だなぁ…とは感じました(※どっかのヒロインに同名キャラがいるかと思った)が、こちらのブログでは2冊目の単行本「姉・づくし」を紹介してました。
初見ではなかったんですねー。
なんと、そっちも表紙によって釣り上げられ、後でがっかりしていたという…。
あれれー??
どんだけ黒ストッキングに弱いんだ(笑)
※タリア=エル=ルゼルダ姫
触手も掲載してみましたが…どう?
さて、3冊目となる単行本「Princess Force」はつい先日に取り上げた、「その手に救いは届かない/抹茶ちゃもも」と同じ「キルタイムコミュニケーション」さん。
前巻「姉・づくし」は、ひでるさんにまったく合いませんでした。
締めの言葉は”今後に期待”でしたが、それもまだ先であるようです。
…ただ、アマゾンにて書き込まれていたコメントには、満足されている方がおりました。
人によりけりなんでしょう。
そんな訳で、↑上での採点通り、まったく刺さっておりません。
これからの文章もおそらく好ましいものは並ばないので、毎度の如く苦手な方はここで御遠慮下さい。
センセ、およびファンの方、ごめんなさい。
正直な感想を書かせて頂きます。
・
・
・
そろそろいいですか?
いきます。
もっとも原因だと思われるのが、作画について。
前回も書いていましたが、とにかくコレが軽い、悪い。
すっきりと見やすく…という感じでもありませんね。
小物はともかく、背景については「描かない方がよかったのでは?」というほどの酷さ。
引き絵の厳しさは相変わらずで、相当バランスが崩れているところもありました。
そんな訳で、アクション描写についても同様。
迫力というレベルには程遠く、なんだか気の毒な感じさえしました。
そうした絵の怪しさは、最も肝心なキャラにまで波及しております。
正面はいいとして、横顔は苦手なのかなぁ…。
大崩れすることも多く、成年漫画として致命的。
よく描かれているコマもあるだけ、そうした点が大きいマイナス面となっていました。
発売が「キルタイムコミュニケーション」さんなので当然触手ネタもある(少し)んですが、これもダメ。
全然えっちに見えません。
質感は皆無で、なんというか薄過ぎ。
※左:リネル、右:「blood night」の「ローザさん」
こう見ると、「ローザさん」は…なんだか「エスカレイヤー」みたいですね。
また、コマ間の繋がりが弱いのでドカドカと唐突に展開し、お話についても”紙面の向こうで勝手にやっている”という印象でした。
台詞にも喋っている感じないんですね。
ファンタジー世界を表現する以前の問題である気がします。
↓表紙は相当良い感じに仕上がっているので、ひでるさんのように引っかけられないよう注意して下さい。
時期が(おそらく)新しい原稿はだいぶ改善されていましたが、それも収録はちょっとだけ。
はっきり、ファンの方以外にはオススメできません。
表題作「Princess Force」は6話の長編。
魔貴族「レゼ」の指揮する魔族軍の侵略を受けた「聖ルゼルダ国」
城門は破られ、結界も突破され、騎士「リネル」に守られた「タリア姫」はどうにか城外へと脱出。
古文書に記されていた”魔を滅ぼす力”を得るため、封印の地へと急ぐのでした。
しかし、国を襲った「レゼ」の目的もそこにあり、両者は封印の地に向かっていたんですが…。
ある意味びっくりな結末を迎える、ファンタジー漫画です。
黒騎士の正体がバレバレなのは…いいのかな。
2話くらいで終わる漫画を無理やりに引き延ばし、だらだらと間延びした印象でした。
ラストの1話だけは良かったんですけどねー。
とにかく、前述した作画のマイナス面が大きいので面白く感じません。
短編「blood night」は、絵的に最も安定しておりました。
結末を含め、こうしたジャンルにはよくある展開ですね。
もうひとつの短編「Angel Garden」は逆にお話が良かったです。
…とまぁ、こうした漫画はなかなか難しいものですね。
ちゃんと覚えとけ、というひでるさんでした。
Princess Force (アンリアルコミックス27) (アンリアルコミックス) (2009/02/01) 七瀬瑞穂 商品詳細を見る |
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■ほろあまオモチャ箱 (のら猫長屋)
★まんがデーター [14/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・ミニマム
・おまけ: なかがき、加筆修正あり、
作品説明「オモチャとかのいろいろ」、
カバー裏に漫画「耶社ちゃん/演ちゃん」
・その他: カラー(12P)、短編×12
(うち「オモチャシリーズ」×6)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「のら猫長屋(のらねこながや)」センセの「ほろあまオモチャ箱」です。
長いので前置きそこそこに始めます。
でました、人気である「オモチャシリーズ」を含めた最新単行本「ほろあまオモチャ箱」です。
全体的にはラブコメな漫画ですね。
お馴染みの妹さんほかちまちまっとしたヒロイン多く、くくりはロリというよりミニマム系なのでした。
まずは神様(?)から戦隊ヒーローまで、実にバラエティ豊かな短編から。
※左:無憂弥ちゃん、右:姫奈さん
容姿の割に年齢高いだろう2人です。特に「無憂弥ちゃん」は…。
バイトにて近道をした主人公は、建物の間にひっそりとあった社を発見。
それと同時に、お稲荷さま「無憂弥(むうや)」と出会いました。
社を認識していたお婆さんが亡くなったことで、自らの存在が希薄になっていた「無憂弥」は…という、ファンタジーな短編「故に我在り」
巫女さん風な「無憂弥ちゃん」は、キツネ耳と尻尾の可愛い幼女キャラ。
彼女の性格やテンションなど、まんま「オモチャシリーズ」みたいなカップルでした。
思い出したように口調を変えるコメディー部分ほか、尻尾が弱いなんてお約束ちっくな所はいいですね。
ちなみに、「二百年前は見目良かった」ということで、できるならそちらの姿も見たいです。
たぶん、すらりとした美人なんだろうなぁ…。
ぜひ、続きが見たくなるお話でした。
小さい「姫奈(ひいな)」さんと彼氏「祐二」くんの、カラーで始まる冒頭話「街角の恋人」
同い年な2人ですが、「姫奈さん」は身長差がため恋人として見られないことを不満に思っていました。
それを察した「祐二くん」は…という短編。
やや羞恥プレイっぽい、街中・往来にてのコート内えっちでした。
これは、体格差を生かした見事なシチュエーションだと思います。
ちなみに、「姫奈さん」は小さい割にしっかりと胸がありました。
「弾丸戦隊 ガンバレンジャー」のピンクを演じる「縞野優」さん。
彼女の実姉「演」さんは、舞台にて妹の役柄を担当していたのですが…という戦隊モノ漫画「ピンクの舞台」
お話置いといて、こちらはスーツでのえっちがやたらいいですねー。
ひでるさんほかお好きな人には、ぐっさりと刺さるシチュエーションだと思います。たぶん。
ラストも良く、これまたぜひ続きを見たい短編なのです。
髪型が同じポニーテールでは姉妹2人そっくりで、映像にて自らの様を楽しむ「演さん」が素敵。
いい趣味だなぁ(笑)
ちなみに、背景にはどっかで見たような顔が並んでいました。
(※そんな意味では、外伝的な話と言えるかも)
※左:演さん、右:風雅さん
果たして、スーツの切れ目はどんなんになっているんでしょう??
ほか、眼鏡とオデコの可愛い生徒会長「風雅」さんの「些し重いモノ」
何気ない描写ですが、「ネクタイ……曲がっていますよ」はぐっときますね。
ラストの表情も色っぽかったです。
「なない」さんのえろえろ話「常世」は、なんとなく「智沢渚優」センセを思い出す、和テイストなもの。
カバー裏を飾っていた「乙子」さんらの「チジョウの楽園」は「タイ子」さん、「ヒラメ子」さんらも加わる複数プレイ話でした。
これら短編はえっち度合が高かったです。
さて、やっぱりメインは前単行本「オモチャたちの吐息」から続く「オモチャシリーズ」でしょう。
お兄ちゃんにべったりな妹「稲葉耶社(いなば・やしろ)」ちゃんは、日々の雑用だけでなく性欲処理まで従順に従っていました。
兄妹のえっちはイケナイこと。
そう知った「耶社ちゃん」は、妹ではなく”最高の道具”として自らを提供するのです。
「きみおたまこ」センセがよくやっていたような、ぽつぽつ連続話です。
基本としては兄妹の近親。
話数が進んでキャラ・世界観が広がっているため外伝的な別話があり、同キャラ・同世界観という風情。
いちおう別話を引き継いでいるものの複雑さはなく、どれも普通に楽しめると思います。
ヒロイン「耶社ちゃん」がまったく登場しない回もあり、お気に入りの方には複雑かもしれません。
以下より、それぞれのお話について。
「オモチャのスーパー合体風」は、掃除していてうっかり兄のエログッズをちらかしてしまった「耶社ちゃん」のお話。
自らを道具とする彼女にとって、それらは心情的に複雑な存在。
ちらほらと気にする描写は、当然のことでしょう。
センセはもともと液体描写の派手な方ですが、こちらはぬるぬるローションプレイだったので、いつもより増量!みたいな風情でした。
「オモチャの改造計画」は、とある理由にての揉みプレイ。
控え目な胸をわざわざ重点的にというのは、なんだか余計にえっち。
中盤のお兄ちゃんが怒るシーン、「耶社ちゃん」が疑問を持ったオチ部分が可笑しいです。
両親のえっちからスイッチ入るパターンである、「オモチャの夜ふかし」
前半にお兄ちゃんの言った台詞は、まさにその通り。
普通あのくらいの年代なら、引くか極端にはトラウマとなってもおかしくありません。
誰のせいかな。
ただ、「”弟”か”妹”できる?」とかキラキラして聞いてくるのは、いかにも女の子。
ラスト付近の毛布な描写も良かったです。
※左:稲葉耶社、右:森本サキ
お兄ちゃんオンリーな「耶社ちゃん」は、他キャラと絡ませられないのが難しい点かと。
「雨の日 梅雨空 秋の空」は、目立つツインテールなクラスメイト、「森本サキ」ちゃんの初主役話。
同学年の男の子「細川仁志」くんをあっさり陥落させ、「男子では1番好き」みたいなことを言っていながら…小悪魔ですね。
続く「そんなお仕事」との関係は深く、こちらでは母グループ指揮官である「森本冴理」さんが「来珠遠乃(※旧姓が細川なのです)」さん、「相川実依(あいかわ・みい)」さんらとパーティーを楽しむ流れ。
母子揃ってトンデモな親子ですよ。
「ゆっくり歩いて」は「オモチャの改造計画」からの新キャラ、「松坂美紐」ちゃんと先生の短編。
同学年ながらスタイル良く、”学年最強戦闘力”とか言われている「美紐ちゃん」
しかし、皆が羨むほどに成長の早い身体は、彼女にとって嬉しいものではなかったのです。
前単行本からどんどん縮んでいく「耶社ちゃん」らとは違って大人っぽい娘ですね。
(私に擦り替わらないように…)
とか、年上と付き合っているだけあってか、精神的にも複雑なことを考えておりました。
なるほどなぁ。
ちなみに、あらすじ・人物紹介な「オモチャとかのいろいろ」というページもキチンとありました。
こういったのは親切で嬉しいですね。
ただ、やっぱり前単行本もきっちり揃えるのがオススメです。
柔らかな線の丁寧・繊細なデジタル絵柄。
濃淡では非常に薄いですが、ぬるぬるとした液体描写などが細かいごっちゃり系です。
めいっぱいキュートなキャラ絵は漫画調。
ロリの印象が強いものの、人妻も巧い方なのです。
…ただ、色っぽいというよりは少女のようですが(笑)
全体的に癖はあるものの安定感あり、雰囲気よりもあちこちえっちな良質漫画です。
「のら猫長屋」センセは↓表紙のようなカラーより段違いに白黒絵が素敵ですから、いくらかプラス判定でどうぞ。
(※あの繊細な絵はカラーに不向きな気がします)
なお、カバー裏の漫画はネタ分かる人には面白いでしょうが、知らない人は訳分からんでしょうねぇ。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・ミニマム
・おまけ: なかがき、加筆修正あり、
作品説明「オモチャとかのいろいろ」、
カバー裏に漫画「耶社ちゃん/演ちゃん」
・その他: カラー(12P)、短編×12
(うち「オモチャシリーズ」×6)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「のら猫長屋(のらねこながや)」センセの「ほろあまオモチャ箱」です。
長いので前置きそこそこに始めます。
でました、人気である「オモチャシリーズ」を含めた最新単行本「ほろあまオモチャ箱」です。
全体的にはラブコメな漫画ですね。
お馴染みの妹さんほかちまちまっとしたヒロイン多く、くくりはロリというよりミニマム系なのでした。
まずは神様(?)から戦隊ヒーローまで、実にバラエティ豊かな短編から。
※左:無憂弥ちゃん、右:姫奈さん
容姿の割に年齢高いだろう2人です。特に「無憂弥ちゃん」は…。
バイトにて近道をした主人公は、建物の間にひっそりとあった社を発見。
それと同時に、お稲荷さま「無憂弥(むうや)」と出会いました。
社を認識していたお婆さんが亡くなったことで、自らの存在が希薄になっていた「無憂弥」は…という、ファンタジーな短編「故に我在り」
巫女さん風な「無憂弥ちゃん」は、キツネ耳と尻尾の可愛い幼女キャラ。
彼女の性格やテンションなど、まんま「オモチャシリーズ」みたいなカップルでした。
思い出したように口調を変えるコメディー部分ほか、尻尾が弱いなんてお約束ちっくな所はいいですね。
ちなみに、「二百年前は見目良かった」ということで、できるならそちらの姿も見たいです。
たぶん、すらりとした美人なんだろうなぁ…。
ぜひ、続きが見たくなるお話でした。
小さい「姫奈(ひいな)」さんと彼氏「祐二」くんの、カラーで始まる冒頭話「街角の恋人」
同い年な2人ですが、「姫奈さん」は身長差がため恋人として見られないことを不満に思っていました。
それを察した「祐二くん」は…という短編。
やや羞恥プレイっぽい、街中・往来にてのコート内えっちでした。
これは、体格差を生かした見事なシチュエーションだと思います。
ちなみに、「姫奈さん」は小さい割にしっかりと胸がありました。
「弾丸戦隊 ガンバレンジャー」のピンクを演じる「縞野優」さん。
彼女の実姉「演」さんは、舞台にて妹の役柄を担当していたのですが…という戦隊モノ漫画「ピンクの舞台」
お話置いといて、こちらはスーツでのえっちがやたらいいですねー。
ひでるさんほかお好きな人には、ぐっさりと刺さるシチュエーションだと思います。たぶん。
ラストも良く、これまたぜひ続きを見たい短編なのです。
髪型が同じポニーテールでは姉妹2人そっくりで、映像にて自らの様を楽しむ「演さん」が素敵。
いい趣味だなぁ(笑)
ちなみに、背景にはどっかで見たような顔が並んでいました。
(※そんな意味では、外伝的な話と言えるかも)
※左:演さん、右:風雅さん
果たして、スーツの切れ目はどんなんになっているんでしょう??
ほか、眼鏡とオデコの可愛い生徒会長「風雅」さんの「些し重いモノ」
何気ない描写ですが、「ネクタイ……曲がっていますよ」はぐっときますね。
ラストの表情も色っぽかったです。
「なない」さんのえろえろ話「常世」は、なんとなく「智沢渚優」センセを思い出す、和テイストなもの。
カバー裏を飾っていた「乙子」さんらの「チジョウの楽園」は「タイ子」さん、「ヒラメ子」さんらも加わる複数プレイ話でした。
これら短編はえっち度合が高かったです。
さて、やっぱりメインは前単行本「オモチャたちの吐息」から続く「オモチャシリーズ」でしょう。
お兄ちゃんにべったりな妹「稲葉耶社(いなば・やしろ)」ちゃんは、日々の雑用だけでなく性欲処理まで従順に従っていました。
兄妹のえっちはイケナイこと。
そう知った「耶社ちゃん」は、妹ではなく”最高の道具”として自らを提供するのです。
「きみおたまこ」センセがよくやっていたような、ぽつぽつ連続話です。
基本としては兄妹の近親。
話数が進んでキャラ・世界観が広がっているため外伝的な別話があり、同キャラ・同世界観という風情。
いちおう別話を引き継いでいるものの複雑さはなく、どれも普通に楽しめると思います。
ヒロイン「耶社ちゃん」がまったく登場しない回もあり、お気に入りの方には複雑かもしれません。
以下より、それぞれのお話について。
「オモチャのスーパー合体風」は、掃除していてうっかり兄のエログッズをちらかしてしまった「耶社ちゃん」のお話。
自らを道具とする彼女にとって、それらは心情的に複雑な存在。
ちらほらと気にする描写は、当然のことでしょう。
センセはもともと液体描写の派手な方ですが、こちらはぬるぬるローションプレイだったので、いつもより増量!みたいな風情でした。
「オモチャの改造計画」は、とある理由にての揉みプレイ。
控え目な胸をわざわざ重点的にというのは、なんだか余計にえっち。
中盤のお兄ちゃんが怒るシーン、「耶社ちゃん」が疑問を持ったオチ部分が可笑しいです。
両親のえっちからスイッチ入るパターンである、「オモチャの夜ふかし」
前半にお兄ちゃんの言った台詞は、まさにその通り。
普通あのくらいの年代なら、引くか極端にはトラウマとなってもおかしくありません。
誰のせいかな。
ただ、「”弟”か”妹”できる?」とかキラキラして聞いてくるのは、いかにも女の子。
ラスト付近の毛布な描写も良かったです。
※左:稲葉耶社、右:森本サキ
お兄ちゃんオンリーな「耶社ちゃん」は、他キャラと絡ませられないのが難しい点かと。
「雨の日 梅雨空 秋の空」は、目立つツインテールなクラスメイト、「森本サキ」ちゃんの初主役話。
同学年の男の子「細川仁志」くんをあっさり陥落させ、「男子では1番好き」みたいなことを言っていながら…小悪魔ですね。
続く「そんなお仕事」との関係は深く、こちらでは母グループ指揮官である「森本冴理」さんが「来珠遠乃(※旧姓が細川なのです)」さん、「相川実依(あいかわ・みい)」さんらとパーティーを楽しむ流れ。
母子揃ってトンデモな親子ですよ。
「ゆっくり歩いて」は「オモチャの改造計画」からの新キャラ、「松坂美紐」ちゃんと先生の短編。
同学年ながらスタイル良く、”学年最強戦闘力”とか言われている「美紐ちゃん」
しかし、皆が羨むほどに成長の早い身体は、彼女にとって嬉しいものではなかったのです。
前単行本からどんどん縮んでいく「耶社ちゃん」らとは違って大人っぽい娘ですね。
(私に擦り替わらないように…)
とか、年上と付き合っているだけあってか、精神的にも複雑なことを考えておりました。
なるほどなぁ。
ちなみに、あらすじ・人物紹介な「オモチャとかのいろいろ」というページもキチンとありました。
こういったのは親切で嬉しいですね。
ただ、やっぱり前単行本もきっちり揃えるのがオススメです。
柔らかな線の丁寧・繊細なデジタル絵柄。
濃淡では非常に薄いですが、ぬるぬるとした液体描写などが細かいごっちゃり系です。
めいっぱいキュートなキャラ絵は漫画調。
ロリの印象が強いものの、人妻も巧い方なのです。
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■ぴことぴけ (中島零)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 警官・コメディー
・おまけ: あとがき、キャラ設定「ぴこ」
・その他: カラー(6P)、6話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「中島零(なかじま・れい)」センセの「ぴことぴけ 1巻」です。
珍しく原作ゲームをPCにてプレイしているため、「MELTY BLOOD/桐嶋たける」をやろうかと思っていたんですが…なんだかまだ続くのかな??
それに、正直なところレビューのし辛い漫画でもあるので、やめました。
そんな訳で、ブログでは「いぬみみ」を紹介している「中島零」センセの最新刊です。
正直なところそちらが刺さらなかったので、「ぴことぴけ 1巻」もどうかなーって思っていたんですが…なかなか良かったです。
今回↓表紙は顔のアップになっていましたが、セールス的には制服姿で2人並ばせた方がいいのではないかなぁ。
よく見ないと、これまでの漫画と区別し辛く、警官モノってジャンルがすぐ分からないですから。
※ぴことぴけ・スーツ姿
だいたいこんなテンションなのです。
警察学校を卒業し、無事長年の夢であった警察官となった「鏑木璃子(かぶらぎ・りこ)」
しかし、勤務先である長府署へ一歩踏み出したその直後!
「璃子」は署から飛び出してきた車によって、交通事故に遭ってしまうのでした。
次に目覚めると、彼女の脳は”新三ツ崎重工メカトロニクス事業部HTR課”課長「宇駕神」によって、最新ヒューマノイド型ロボットに移植されていたのです。
手術は大成功で、すっかりサイボーグとされてしまった「璃子」は「長府ぴこ」と名乗り、同型のロボット「長府ぴけ」と共にあらためて長府署に配属されるのでした。
…だいたいそんなお話。
女の子版ロボット刑事ですね。
…あれは元からロボットなんだっけか。
1巻のお話としては、まだまだ導入部。
収録された1、2話はサイボーグになる経緯と機能(設定)説明、3話でようやく配属。
6話ものんびりとした休憩エピソードなので、お話のメインであろう警官としての活躍はちょっとだけです。
内勤みたいな作業もやっていましたが、やっぱりビジュアル的にはアクションしてくれた方がいいなぁ。
※ぴことぴけ・制服姿
この2人の個性が発揮されると面白いですねー。
いきなり交通事故に遭ってしまう、悲劇の主人公「璃子さん」
父母は亡くなっているのかな。
本人は無論、家族の承認もないまま勝手に改造されるというのは漫画ですねー。
実験とかトンデモな言い間違いをしかかっていましたが、もし本当に助からない状態だったなら、あるいは最善なのか。
他にも事情があり、またもともとが眼鏡でトロそうな感じだったので、彼女の夢を叶えるためにはいいのかな。
いちおう本人も納得してましたからね。
ただ、2話冒頭のシーンはえっちでした。
そんな訳で、アンドロイド「長府ぴこ」となってしまった「璃子さん」
緊張もあるでしょうけれど、力の調整ができない、データ処理で酔うなど、配属後に判明するというのは絶対に調整不足では?
そんなん出していいのか??
また、相棒「長府ぴけ」とは同型であるためほとんど容姿は変わらないんですが、はっきりと変化させても良かったと思います。
なにしろどちらも凹凸が少ないので、冒頭からのスーツ姿に楽しみが薄いのよ(笑)
やっぱり制服を着た後のが断然いいですね。
元人間のアンドロイド、ロボットという違いから、性格(対応)も異なっている2人。
ただ、熱血派・冷静沈着というコンビはこうした漫画の基本で、無難ながらも個性が発揮される捕物シーンではやはり見応えありました。
どちらかと言うと日常シーンが多そうな雰囲気あり、細かい部分に気になる箇所もちらほらありましたが…今後のアクションシーンに期待しましょう。
※おまけ:Wキック!
表情以外、そっくりな2人です。1号、2号みたいなもんか。
安定感あるくっきり線の絵柄。
トーン処理のデジタル絵で、色としては灰色の薄いもの。
バランスに優れ、丁寧までしっかり描かれる方なので、見やすい漫画です。
たまに強すぎる気もしますが。
癖はあるものの、漫画は巧く、コメディー描写は秀逸。
おおまかには↓表紙・裏表紙の判断で問題ありません。
センセがお好きらしいロボ娘ジャンルでした。
警官+ロボ娘という組み合わせで、かつ完璧ではない所は単純に良いと思います。
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・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 警官・コメディー
・おまけ: あとがき、キャラ設定「ぴこ」
・その他: カラー(6P)、6話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「中島零(なかじま・れい)」センセの「ぴことぴけ 1巻」です。
珍しく原作ゲームをPCにてプレイしているため、「MELTY BLOOD/桐嶋たける」をやろうかと思っていたんですが…なんだかまだ続くのかな??
それに、正直なところレビューのし辛い漫画でもあるので、やめました。
そんな訳で、ブログでは「いぬみみ」を紹介している「中島零」センセの最新刊です。
正直なところそちらが刺さらなかったので、「ぴことぴけ 1巻」もどうかなーって思っていたんですが…なかなか良かったです。
今回↓表紙は顔のアップになっていましたが、セールス的には制服姿で2人並ばせた方がいいのではないかなぁ。
よく見ないと、これまでの漫画と区別し辛く、警官モノってジャンルがすぐ分からないですから。
※ぴことぴけ・スーツ姿
だいたいこんなテンションなのです。
警察学校を卒業し、無事長年の夢であった警察官となった「鏑木璃子(かぶらぎ・りこ)」
しかし、勤務先である長府署へ一歩踏み出したその直後!
「璃子」は署から飛び出してきた車によって、交通事故に遭ってしまうのでした。
次に目覚めると、彼女の脳は”新三ツ崎重工メカトロニクス事業部HTR課”課長「宇駕神」によって、最新ヒューマノイド型ロボットに移植されていたのです。
手術は大成功で、すっかりサイボーグとされてしまった「璃子」は「長府ぴこ」と名乗り、同型のロボット「長府ぴけ」と共にあらためて長府署に配属されるのでした。
…だいたいそんなお話。
女の子版ロボット刑事ですね。
…あれは元からロボットなんだっけか。
1巻のお話としては、まだまだ導入部。
収録された1、2話はサイボーグになる経緯と機能(設定)説明、3話でようやく配属。
6話ものんびりとした休憩エピソードなので、お話のメインであろう警官としての活躍はちょっとだけです。
内勤みたいな作業もやっていましたが、やっぱりビジュアル的にはアクションしてくれた方がいいなぁ。
※ぴことぴけ・制服姿
この2人の個性が発揮されると面白いですねー。
いきなり交通事故に遭ってしまう、悲劇の主人公「璃子さん」
父母は亡くなっているのかな。
本人は無論、家族の承認もないまま勝手に改造されるというのは漫画ですねー。
実験とかトンデモな言い間違いをしかかっていましたが、もし本当に助からない状態だったなら、あるいは最善なのか。
他にも事情があり、またもともとが眼鏡でトロそうな感じだったので、彼女の夢を叶えるためにはいいのかな。
いちおう本人も納得してましたからね。
ただ、2話冒頭のシーンはえっちでした。
そんな訳で、アンドロイド「長府ぴこ」となってしまった「璃子さん」
緊張もあるでしょうけれど、力の調整ができない、データ処理で酔うなど、配属後に判明するというのは絶対に調整不足では?
そんなん出していいのか??
また、相棒「長府ぴけ」とは同型であるためほとんど容姿は変わらないんですが、はっきりと変化させても良かったと思います。
なにしろどちらも凹凸が少ないので、冒頭からのスーツ姿に楽しみが薄いのよ(笑)
やっぱり制服を着た後のが断然いいですね。
元人間のアンドロイド、ロボットという違いから、性格(対応)も異なっている2人。
ただ、熱血派・冷静沈着というコンビはこうした漫画の基本で、無難ながらも個性が発揮される捕物シーンではやはり見応えありました。
どちらかと言うと日常シーンが多そうな雰囲気あり、細かい部分に気になる箇所もちらほらありましたが…今後のアクションシーンに期待しましょう。
※おまけ:Wキック!
表情以外、そっくりな2人です。1号、2号みたいなもんか。
安定感あるくっきり線の絵柄。
トーン処理のデジタル絵で、色としては灰色の薄いもの。
バランスに優れ、丁寧までしっかり描かれる方なので、見やすい漫画です。
たまに強すぎる気もしますが。
癖はあるものの、漫画は巧く、コメディー描写は秀逸。
おおまかには↓表紙・裏表紙の判断で問題ありません。
センセがお好きらしいロボ娘ジャンルでした。
警官+ロボ娘という組み合わせで、かつ完璧ではない所は単純に良いと思います。
ぴことぴけ(1) (Gum comics) (GUM COMICS) (2009/01/23) 中島 零 商品詳細を見る |
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■ときめき☆もののけ女学園 (南国ばなな)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■□□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 百合・妖怪
・おまけ: あとがき、描き下ろし「ろくろ首先生の華麗な生活」
・その他: 折り返しにコメント、
8話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「南国ばなな(なんごく・ばなな)」センセの「ときめき☆もののけ女学園 1巻」です。
確かに、↓表紙の段階からはっちゃけておりましたが…。
これまた、ものスゴく偏った漫画ですねー。
ひでるさんは買った漫画を次々に積んでいくんですが、昨日こちらの「ときめき☆もののけ女学園 1巻」を発掘したのです。
そういえばまだ読んでなかったなぁ、ということで、ブログでは本年度初の百合漫画となりました。
何かしらの記念日には決まって雨が降るという、いわゆる”雨女”な主人公「雨野あられ」さん。
高校の入学式当日もやっぱり雨で、時間ぎりぎりだったこともあり、墓地を抜ける近道を選択したのです。
しかし、不思議なことに墓地の風景は途切れることなく続き、そこで出会った着物姿の女性は…なんと、ろくろ首だったのでした。
妖怪の学園「もののけ女学園」の転入生だと勘違いされた「あられさん」は、女性妖怪らと生活・勉学を共にすることとなってしまうのです。
…と、だいたいそんな導入部。
※雨野あられとペロさん。
宣言通り、エンジョイしまくっている「あられさん」なのでした。
やたらコメディー色が強い、妖怪の百合漫画。
こりゃー独特な漫画です。
↓下記リンクにもあるように、何冊かの百合姫コミックスを見てきましたが…これは群を抜いて異質なものでした。
百合漫画というよりは、タイトルの雰囲気そのままコメディーかなぁ。
はっきり言って、1巻については女性同士のアレコレ(笑)を期待して買うと、がっかりするかもしれません。
ちょっと注意ね。
「もののけ女学園」は全寮制。
そのため、「あられさん」は寮から学校まで、四六時中妖怪に囲まれて生活することとなったのです。
非日常なこちらの漫画ですが、当面の目的としては”人間とバレずに生活する”こと。
同部屋のあかなめ「ペロ」さんは、彼女を人間と看破して一晩中なめまわしていたそうです。
(※「妖怪仕置人/中津賢也」にも”あかなめ”は脇キャラとして早くから登場してましたが、いかにもなチョイスですよねー。なお、妖怪は母親から生まれないため、おへその有無が人間と見分ける方法)
基本的に妖怪は人に対して悪さをすることのが多く、クラスメイトの発言を並べると、「食う」、「犯す」、「イタズラしちゃう」…とのこと。
こわいなぁ(笑)
人間界へ戻る方法も分からず、自らを”妖怪雨女”と偽って生活する毎日。
八方塞がりの絶望的な状況に、暗く閉じこもったりしそうですが…彼女はわくわくと好奇心たっぷりで元気に生活しておりました。
見習いたいくらい、非常にアクティブで前向きな娘さんです。
帰る方法を必死になって模索しそうなものですけど、さしてそうした描写もなく、宣言そのまま学園生活を楽しんでいます。
初授業の3話、海水浴の5話などを見る限り、かなり変わった娘さんではあると思います。
妖怪世界にあって、それに負けないくらいコメディーなヒロインでした。
※雨野あられとろくろ首先生、キリさん。
やっぱり百合漫画はキスですね。えっちっぽい描写も多いです。
その相手は、登場キャラでもっともまともな性格の猫又「キリ」さん。
同部屋「ペロさん」と共に、「あられさん」を人間と知る妖怪です。
彼女の「男に興味あるの?」
という発言から、百合属正…というか、作品中に「男なんてじじいとはげしかいないよ?」という台詞もあり、あるいは皆そんなんかもしれません。
二口女「ベニ」さん、河童「キザクラ」さんのカップルには、描写としてギリギリっぽい、えっちくさいシーンがありました。
あれは妖怪だからOKなのかなぁ。
「下のお口がどうの~」って、下ネタな発言から、乳しぼりなんてエロい展開もありますねー。
1巻ラストでは、「キリさん」に告白・キスするドキドキ展開を迎えていましたので、2巻はもう少し百合漫画ちっくになるかもしれません。
期待して待ちましょう。
あるいは、コマのあちこちに描かれた女性妖怪をぼんやり眺めるのもいいでしょう。
※ちょっと考えたこと。
墓地の脇道を走っていた「あられさん」は、途中で突っ切る道を選択し、いつしか異世界へ迷い込んでましたよね。
冒頭コマでは見通しの悪そうな雨の中を走っていたので……もしかして、彼女実はもう死んでたりして。
そうしたブラックなラストを想像したので、展開が気になるひでるさんなのでした。
まぁ、ないだろうなぁ。
しっかりした細線のすっきり絵柄。
濃淡具合からコマ・ページの描き方までが適度で、各絵のバランスにも優れた見易いものです。
人物絵については鼻と唇に特徴があり、漫画とリアルの中間みたいな感じ。
癖はあるものの、基本的に巧い方です。
そうした画力にて、スタンダードな百合漫画を見たかった方も多いでしょう。
かなりはっちゃけたコメディー描写なので、そんな意味では人を選ぶと思います。
ちなみに関係ない話ですが…紹介帯にあった「ヒキ」の↓表紙が妙なまでのインパクトあり、気になりました。
あれは怖そうですね~。
…触ると恐怖が浮き出る特殊カバーって何!?
★過去に紹介した百合姫コミックス
・flower*flower ふらわーふらわー/石見翔子
・アオイシロ-青い城の円舞曲-/江戸屋ぽち
・かわいいあなた/乙ひより
・クローバー/乙ひより
・マーメイドライン/金田一蓮十郎
・春夏秋冬[限定版]/蔵王大志
・初恋姉妹1巻 3巻[完結] /東雲水生
・EPITAPH エピタフ/硝音あや
・乙女ケーキ/タカハシマコ
・少女美学 秘蜜少女 /CHI-RAN
・voiceful/ナヲコ
・夜空の王子と朝焼けの姫/袴田めら
・SIMOUN シムーン/速瀬羽柴
・ストロベリーシェイクSweet/林家志弦
・極上ドロップス/三国ハヂメ
・紅蓮紀/武若丸
・絶対×浪漫/むっちりむうにい
・楽園の条件/森島明子
・くちびるためいきさくらいろ/森永みるく
・GIRL FRIENDS1巻 2巻 /森永みるく[おまけ]
※おまけ:こんな表紙です。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■□□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 百合・妖怪
・おまけ: あとがき、描き下ろし「ろくろ首先生の華麗な生活」
・その他: 折り返しにコメント、
8話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「南国ばなな(なんごく・ばなな)」センセの「ときめき☆もののけ女学園 1巻」です。
確かに、↓表紙の段階からはっちゃけておりましたが…。
これまた、ものスゴく偏った漫画ですねー。
ひでるさんは買った漫画を次々に積んでいくんですが、昨日こちらの「ときめき☆もののけ女学園 1巻」を発掘したのです。
そういえばまだ読んでなかったなぁ、ということで、ブログでは本年度初の百合漫画となりました。
何かしらの記念日には決まって雨が降るという、いわゆる”雨女”な主人公「雨野あられ」さん。
高校の入学式当日もやっぱり雨で、時間ぎりぎりだったこともあり、墓地を抜ける近道を選択したのです。
しかし、不思議なことに墓地の風景は途切れることなく続き、そこで出会った着物姿の女性は…なんと、ろくろ首だったのでした。
妖怪の学園「もののけ女学園」の転入生だと勘違いされた「あられさん」は、女性妖怪らと生活・勉学を共にすることとなってしまうのです。
…と、だいたいそんな導入部。
※雨野あられとペロさん。
宣言通り、エンジョイしまくっている「あられさん」なのでした。
やたらコメディー色が強い、妖怪の百合漫画。
こりゃー独特な漫画です。
↓下記リンクにもあるように、何冊かの百合姫コミックスを見てきましたが…これは群を抜いて異質なものでした。
百合漫画というよりは、タイトルの雰囲気そのままコメディーかなぁ。
はっきり言って、1巻については女性同士のアレコレ(笑)を期待して買うと、がっかりするかもしれません。
ちょっと注意ね。
「もののけ女学園」は全寮制。
そのため、「あられさん」は寮から学校まで、四六時中妖怪に囲まれて生活することとなったのです。
非日常なこちらの漫画ですが、当面の目的としては”人間とバレずに生活する”こと。
同部屋のあかなめ「ペロ」さんは、彼女を人間と看破して一晩中なめまわしていたそうです。
(※「妖怪仕置人/中津賢也」にも”あかなめ”は脇キャラとして早くから登場してましたが、いかにもなチョイスですよねー。なお、妖怪は母親から生まれないため、おへその有無が人間と見分ける方法)
基本的に妖怪は人に対して悪さをすることのが多く、クラスメイトの発言を並べると、「食う」、「犯す」、「イタズラしちゃう」…とのこと。
こわいなぁ(笑)
人間界へ戻る方法も分からず、自らを”妖怪雨女”と偽って生活する毎日。
八方塞がりの絶望的な状況に、暗く閉じこもったりしそうですが…彼女はわくわくと好奇心たっぷりで元気に生活しておりました。
見習いたいくらい、非常にアクティブで前向きな娘さんです。
帰る方法を必死になって模索しそうなものですけど、さしてそうした描写もなく、宣言そのまま学園生活を楽しんでいます。
初授業の3話、海水浴の5話などを見る限り、かなり変わった娘さんではあると思います。
妖怪世界にあって、それに負けないくらいコメディーなヒロインでした。
※雨野あられとろくろ首先生、キリさん。
やっぱり百合漫画はキスですね。えっちっぽい描写も多いです。
その相手は、登場キャラでもっともまともな性格の猫又「キリ」さん。
同部屋「ペロさん」と共に、「あられさん」を人間と知る妖怪です。
彼女の「男に興味あるの?」
という発言から、百合属正…というか、作品中に「男なんてじじいとはげしかいないよ?」という台詞もあり、あるいは皆そんなんかもしれません。
二口女「ベニ」さん、河童「キザクラ」さんのカップルには、描写としてギリギリっぽい、えっちくさいシーンがありました。
あれは妖怪だからOKなのかなぁ。
「下のお口がどうの~」って、下ネタな発言から、乳しぼりなんてエロい展開もありますねー。
1巻ラストでは、「キリさん」に告白・キスするドキドキ展開を迎えていましたので、2巻はもう少し百合漫画ちっくになるかもしれません。
期待して待ちましょう。
あるいは、コマのあちこちに描かれた女性妖怪をぼんやり眺めるのもいいでしょう。
※ちょっと考えたこと。
墓地の脇道を走っていた「あられさん」は、途中で突っ切る道を選択し、いつしか異世界へ迷い込んでましたよね。
冒頭コマでは見通しの悪そうな雨の中を走っていたので……もしかして、彼女実はもう死んでたりして。
そうしたブラックなラストを想像したので、展開が気になるひでるさんなのでした。
まぁ、ないだろうなぁ。
しっかりした細線のすっきり絵柄。
濃淡具合からコマ・ページの描き方までが適度で、各絵のバランスにも優れた見易いものです。
人物絵については鼻と唇に特徴があり、漫画とリアルの中間みたいな感じ。
癖はあるものの、基本的に巧い方です。
そうした画力にて、スタンダードな百合漫画を見たかった方も多いでしょう。
かなりはっちゃけたコメディー描写なので、そんな意味では人を選ぶと思います。
ちなみに関係ない話ですが…紹介帯にあった「ヒキ」の↓表紙が妙なまでのインパクトあり、気になりました。
あれは怖そうですね~。
…触ると恐怖が浮き出る特殊カバーって何!?
ときめき☆もののけ女学園 1 (IDコミックス 百合姫コミックス) (2008/07/18) 南国 ばなな 商品詳細を見る |
★過去に紹介した百合姫コミックス
・flower*flower ふらわーふらわー/石見翔子
・アオイシロ-青い城の円舞曲-/江戸屋ぽち
・かわいいあなた/乙ひより
・クローバー/乙ひより
・マーメイドライン/金田一蓮十郎
・春夏秋冬[限定版]/蔵王大志
・初恋姉妹1巻 3巻[完結] /東雲水生
・EPITAPH エピタフ/硝音あや
・乙女ケーキ/タカハシマコ
・少女美学 秘蜜少女 /CHI-RAN
・voiceful/ナヲコ
・夜空の王子と朝焼けの姫/袴田めら
・SIMOUN シムーン/速瀬羽柴
・ストロベリーシェイクSweet/林家志弦
・極上ドロップス/三国ハヂメ
・紅蓮紀/武若丸
・絶対×浪漫/むっちりむうにい
・楽園の条件/森島明子
・くちびるためいきさくらいろ/森永みるく
・GIRL FRIENDS1巻 2巻 /森永みるく[おまけ]
※おまけ:こんな表紙です。
ヒキ (WINGS COMICS) (2008/07) 南国 ばなな 商品詳細を見る |
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■スイート☆パラダイス (なまもななせ)
★まんがデーター [7/15]
・絵 :■■□□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 成年・ツンデレ
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵。
・その他: カラー(4P)、短編×12(うち「教えて~」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「なまもななせ」センセの「スイート☆パラダイス」です。
たまにあるんですが、今回も自分自身でびっくりしました。
私、この「なまもななせ」センセはレビューしていたんですね!
しかも、前回はかなり厳しい事を書かせて頂き、次はないかなーという流れだったのに…またあっさり手にしているという(笑)
まるで失敗が生かされておりませんね。
記憶わちゃくちゃです。
まぁ、発売元がひでるさん好きな「コアマガジン」さんだったから、仕方ないか。
まだ言いたいことは多くあるものの、全体的に前よりは良くなっていたと思います。
※左:閻魔大王の娘「閻魔冥」、右:姉「涼ヶ波リリス」
「冥ちゃん」はなかなか良いキャラでした。
とりあえずは絵柄について。
試行錯誤であるためか、各話によってちらほらと異なっており、非常に不安定。
個人的に好きな雰囲気のもあり、そうでないのもあり、という感じでした。
全体的に強め・太めな線の絵柄。
トーン処理と黒ベタが目立つ、デジタル風なこってり・濃い目でした。
丸っこく可愛らしいヒロインという長所はそのまま残っており、この点については良かったと思います。
前回あった雑な部分もかなり改善されておりました。
薄っぺらい背景ほか小物まで、まだ残念な部分は多くありますけどね。
特に厳しいのは、各キャラの表情、構図というあたり。
表情は台詞部分と不一致気味で、漫画を読んでいて普通は気にならないところが、ちらほらと目についてしまいました。
また、構図についてはもう1、2、3歩…という感じで、こちらが漫画の分かり辛さ、テンポの悪さに繋がっております。
モノローグで状況説明するパターンもいちいち良くないですね。
たまならいいんですけど、こうも頻繁では自ら尻尾を出しているとしか思えません。
固定のイラストはともかく、漫画としての巧さはやっぱりありません。
オススメできません。
続いて、お話についてを簡単にまとめました。
死後の世界を描いた「タマの恩返し~閻魔のドキドキ☆極楽パラダイス~」
猫族皇女「彩菜」と閻魔大王の娘「閻魔冥」というWヒロインもの。
ゴスロリな閻魔大王「冥ちゃん」が可愛かったですね。
POSシステムみたいな描写なども面白いです。
なお、収録では「恋する魔法はアイシテル」も魔女「アルル」さんが登場する、ファンタジーちっくなものでした。
※左:妹「鳳城寺アリカ」、右:メイド「高見音ルリカ」
各キャラの名前がいちいち大仰なのも、どうかなぁ…。
同じWヒロインでも、姉妹なのが「双子ノキモチ」、「地下室のお嬢様」
付き合うこととなった妹「花見月えみる」と幼馴染み「佑太」のはっきりしない仲を進展させるため、姉「花見月絵菜」が身体を張るという短編が「双子ノキモチ」
うーん、あれ気付かないもんかなぁ…。
一方、「地下室のお嬢様」は執事「高坂真一」が姉「涼ヶ波リリス」、妹「涼ヶ波アリス」というお嬢様2人に色々されてしまうお話でした。
「教えて、お兄ちゃん」はカラー原稿のショート「教えて☆いもうと様」と同キャラな短編。
血の繋がらない兄「高坂博之」、妹「鳳城寺アリカ」
海辺での水着えっちで、「アリカさん」は収録で最もベタなツンデレなキャラでした。
そうした意味では、冒頭話に相応しいと思います。
幼馴染みな生徒会長「天空寺ユキ」の「ツンデレ☆おでこミルク」
漫画のためか、色濃く・線太く、ぱっと見でもかなり空気が異なる短編になっていました。
特におデコの好きな方にはいいでしょう。
なお、「生徒会長パズル」の「新川涼子」さんも生徒会長。
やはり女の子が主導でえっちに流れるパターンで、こちらは首輪なども飛び出す調教ちっくな流れ。
覗きがバレる描写の繋がり部分がかなり唐突で驚きました。
ほか、漫画同好会の部長「大園寺百合菜」の「どうじん☆レッスン」はサンプルで見て~という王道展開、「逆痴漢電車」はメイド「高見音ルリカ」さんとの電車内えっち、「幼馴染みの初恋は看護婦さん」はナース「栗山夕菜」さんが勘違いするネタでした。
紹介帯にもあったように、登場しているヒロインはツンデレちっくな娘ばかり。
路線としては、これで正解でしょう。
タイトルは…そんなんでないんですね。もったいないなぁ。
ここまで揃えたなら、直球なタイトルでも良かったように思いますが。
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・絵 :■■□□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 成年・ツンデレ
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵。
・その他: カラー(4P)、短編×12(うち「教えて~」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「なまもななせ」センセの「スイート☆パラダイス」です。
たまにあるんですが、今回も自分自身でびっくりしました。
私、この「なまもななせ」センセはレビューしていたんですね!
しかも、前回はかなり厳しい事を書かせて頂き、次はないかなーという流れだったのに…またあっさり手にしているという(笑)
まるで失敗が生かされておりませんね。
記憶わちゃくちゃです。
まぁ、発売元がひでるさん好きな「コアマガジン」さんだったから、仕方ないか。
まだ言いたいことは多くあるものの、全体的に前よりは良くなっていたと思います。
※左:閻魔大王の娘「閻魔冥」、右:姉「涼ヶ波リリス」
「冥ちゃん」はなかなか良いキャラでした。
とりあえずは絵柄について。
試行錯誤であるためか、各話によってちらほらと異なっており、非常に不安定。
個人的に好きな雰囲気のもあり、そうでないのもあり、という感じでした。
全体的に強め・太めな線の絵柄。
トーン処理と黒ベタが目立つ、デジタル風なこってり・濃い目でした。
丸っこく可愛らしいヒロインという長所はそのまま残っており、この点については良かったと思います。
前回あった雑な部分もかなり改善されておりました。
薄っぺらい背景ほか小物まで、まだ残念な部分は多くありますけどね。
特に厳しいのは、各キャラの表情、構図というあたり。
表情は台詞部分と不一致気味で、漫画を読んでいて普通は気にならないところが、ちらほらと目についてしまいました。
また、構図についてはもう1、2、3歩…という感じで、こちらが漫画の分かり辛さ、テンポの悪さに繋がっております。
モノローグで状況説明するパターンもいちいち良くないですね。
たまならいいんですけど、こうも頻繁では自ら尻尾を出しているとしか思えません。
固定のイラストはともかく、漫画としての巧さはやっぱりありません。
オススメできません。
続いて、お話についてを簡単にまとめました。
死後の世界を描いた「タマの恩返し~閻魔のドキドキ☆極楽パラダイス~」
猫族皇女「彩菜」と閻魔大王の娘「閻魔冥」というWヒロインもの。
ゴスロリな閻魔大王「冥ちゃん」が可愛かったですね。
POSシステムみたいな描写なども面白いです。
なお、収録では「恋する魔法はアイシテル」も魔女「アルル」さんが登場する、ファンタジーちっくなものでした。
※左:妹「鳳城寺アリカ」、右:メイド「高見音ルリカ」
各キャラの名前がいちいち大仰なのも、どうかなぁ…。
同じWヒロインでも、姉妹なのが「双子ノキモチ」、「地下室のお嬢様」
付き合うこととなった妹「花見月えみる」と幼馴染み「佑太」のはっきりしない仲を進展させるため、姉「花見月絵菜」が身体を張るという短編が「双子ノキモチ」
うーん、あれ気付かないもんかなぁ…。
一方、「地下室のお嬢様」は執事「高坂真一」が姉「涼ヶ波リリス」、妹「涼ヶ波アリス」というお嬢様2人に色々されてしまうお話でした。
「教えて、お兄ちゃん」はカラー原稿のショート「教えて☆いもうと様」と同キャラな短編。
血の繋がらない兄「高坂博之」、妹「鳳城寺アリカ」
海辺での水着えっちで、「アリカさん」は収録で最もベタなツンデレなキャラでした。
そうした意味では、冒頭話に相応しいと思います。
幼馴染みな生徒会長「天空寺ユキ」の「ツンデレ☆おでこミルク」
漫画のためか、色濃く・線太く、ぱっと見でもかなり空気が異なる短編になっていました。
特におデコの好きな方にはいいでしょう。
なお、「生徒会長パズル」の「新川涼子」さんも生徒会長。
やはり女の子が主導でえっちに流れるパターンで、こちらは首輪なども飛び出す調教ちっくな流れ。
覗きがバレる描写の繋がり部分がかなり唐突で驚きました。
ほか、漫画同好会の部長「大園寺百合菜」の「どうじん☆レッスン」はサンプルで見て~という王道展開、「逆痴漢電車」はメイド「高見音ルリカ」さんとの電車内えっち、「幼馴染みの初恋は看護婦さん」はナース「栗山夕菜」さんが勘違いするネタでした。
紹介帯にもあったように、登場しているヒロインはツンデレちっくな娘ばかり。
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スイート☆パラダイス (メガストアコミックスシリーズ No. 198) (2008/12/25) なまもななせ 商品詳細を見る |
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■いとこ同士 (のぞみ侑海)
★まんがデーター [15/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがきのようなもの・涙の没カット劇場、
涙の没コンテ劇場・出張版「千夏ちゃんのいる風景」
カバー裏に涙の没コンテ劇場「杏樹さんのいる風景」・
「千夏ちゃんのいる風景」、
・その他: 短編×10(うち「~彼と彼女は」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「のぞみ侑海(のぞみ・ゆう)」センセの「いとこ同士」です。
お疲れ様ですぅー。
どうにか休まず、無事に週末を迎えることができました。
ひと安心です。
さて、本日のメインはだいぶ久し振りの「のぞみ侑海」センセです。
前単行本である「少女の日」は2001年発売だって!
実に7年ぶり。
こちらのブログではセンセの初単行本、傑作「ぽぽんが劇場」を紹介しておりますが…そちらは1997年。
より、ゆっくりなペースになっております(笑)
3冊目の単行本「いとこ同士」は、連続話も含まれた短編集。
タイトルそのまま、いとこ関係のカップルが目立っておりました。
※左:ほのかさん、右:華月さん
この「華月さん」が最高でした。勝てそうにはないですねー。
「今のほのかとなら間違いを犯す自信あるよ?」
避暑のため別荘に来た「宏」くんは、そこで4年ぶりに従妹「ほのか」さんと再会しました。
穏やかな空気に包まれ、昔を懐かしむ2人。
やがて「ほのかさん」は…。
「-じつはね、わたしにもあるんだよ?宏くんと、間違いを犯す自信-」
光表現と背景・効果音が絶妙に絡まり、ノスタルジー溢れる短編。
紹介帯の文言にもっとも近い、冒頭話にぴったりな単行本を代表する作品でした。
もともと親しかった2人の掛け合いが面白く、自然なラブ加減が心地よかったです。
「ほのかさん」がスカートの裾をたくし上げて川へ入るシーンあるんですけど…あんなんには魂を揺さぶられますね(笑)
優しさ溢れる短編「おいしいカレー -Delicious Carry-」
御堂家は分家から妻を娶ることにより、一族の結束と繁栄を維持しておりました。
本家の嫡男「御堂彰宏」もそれに従い、生まれて間もない頃より結婚相手が定められていたのです。
その相手「御堂咲夜」は学校の保健医。
ある日、「彰宏」は彼女の勤務する女子校へ忍び込んだのでした。
静かな緊張感と共に、お互いを想う気持ち溢れる良作品。
ちょっとした暗さもあるラブコメ話は、「のぞみ侑海」センセの十八番と言えるでしょう。
後半の「彰宏くん」が心情を吐露するところから、声が出ちゃう、扉が開いちゃうと、ドキドキな「咲夜さん」まで、実によくまとまった短編でした。
静かなラストページも素敵ですね。
※左:保健医「御堂咲夜」、右:淫魔「セレンさん」
「セレンさん」は「これ以上はだめです」の台詞が良いです
こちらも「のぞみ侑海」センセらしい漫画「夏のぬるぬる」
詳細は省きますが…普段が明るく可愛らしいだけ、それに見え隠れする現実が重ため。
モノローグにて簡潔に処理されてましたけど、夢に苦しめられる従妹「雛緒」ちゃんがそのまま描かれていたら、また違った感じを受けたかもしれません。
そんなんは置いといて、漫画のポイントはなんと言ってもラストページ部分。
女の子の怖さが表現された、非常に良いものでした。
なお、収録の「やがてまた満ちる月」に登場する「華月」さんもそんな感じ。
これも実によくまとまったお話で、終始女の子のしたたかさが表現されておりました。
ひでるさんは、ラストの1コマで撃沈されました。
こちらのカップルの掛け合いも良かったです。
もう一つの従妹漫画「わんこ、じゃれる」は犬耳・尻尾の一風変わったお話でした。
かなりはっちゃけたコメディーですね。
お兄さま「秋彦」くんにじゃれつく、子犬のような「一子」さんが可愛いのです。
収録では唯一の連続話「ある冬の日、彼と彼女は」、「ある週末、彼と彼女は」
ラブラブなお嬢様「夕華」さんと、愛想なく勉強する家政婦の息子「高文」くんのラブコメですね。
元気な「夕華さん」はショートカットの犬ちっくな娘。
「高文くん」の憧れていた人が実姉「円華」さんであるため、激しい対抗心を持っているのでした。
やや暴走気味に思考を発展させ、勝手に腹を立ててしまうややこしさが素敵です。
傍から見る分には楽しいですが、実際隣にいたら疲れそうですけどねー。
ライバルの姉「円華さん」は、そんな「夕華さん」がふたまわり(笑)くらい成長したような、落ち着いた物腰の美人でした。
はち合わせた際の、必死な「夕華さん」が実にいいです。刺さるー。
※左:妹「夕華さん」、右:姉「円華さん」
ちょい役なのがもったいないくらいの「円華さん」です。
ほか、それっぽくないファンタジー短編「ALL YOU SAY IT…」、「彼女についてのコト」
「ALL YOU SAY IT…」は、ホムンクルス少女「ミレイユ」とそのマスター、魔導士「ユニ・ゾン・シフト」のお話。
収録中で2003年と際立って古い原稿でした。(※他は05~08年)
もともと巧い方なので違和感ないですけどね。
「彼女についてのコト」はサキュバス「セレン」さんの短編です。
色っぽくも可愛らしいヒロイン「セレンさん」がいいですね。
↓表紙が彼女かな。
よくある他の淫魔話とは、完全に一線を画する作品でした。
記憶に残っていた以前の感じと比べ、かなーり絵柄は洗練された印象です。
柔らかで丁寧な線のすっきりとした絵柄。
コマ割りに変化あり、モノローグや文字など効果的に使用されております。
ページは雰囲気たっぷりですね。
ちょこちょこと、薄い色で処理された箇所ありましたが、そちらもワンポイントになっています。
ただ…↓表紙などカラーになると、本来の良さが出にくい、損なタイプの漫画家さん。
間違いなく白黒絵のが味ありますので、いくらかプラス判定で良いでしょう。
以前より控え目にはなっていたものの、個性は強め。
好みはくっきり分かれるかなぁ。
合間に挟み込まれる、穏やかなコメディー。
それと逆に、はっとなるよなリアル・シリアスの描写が適度という、お話にて牽引する漫画です。
今回も非常に良かったです。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがきのようなもの・涙の没カット劇場、
涙の没コンテ劇場・出張版「千夏ちゃんのいる風景」
カバー裏に涙の没コンテ劇場「杏樹さんのいる風景」・
「千夏ちゃんのいる風景」、
・その他: 短編×10(うち「~彼と彼女は」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「のぞみ侑海(のぞみ・ゆう)」センセの「いとこ同士」です。
お疲れ様ですぅー。
どうにか休まず、無事に週末を迎えることができました。
ひと安心です。
さて、本日のメインはだいぶ久し振りの「のぞみ侑海」センセです。
前単行本である「少女の日」は2001年発売だって!
実に7年ぶり。
こちらのブログではセンセの初単行本、傑作「ぽぽんが劇場」を紹介しておりますが…そちらは1997年。
より、ゆっくりなペースになっております(笑)
3冊目の単行本「いとこ同士」は、連続話も含まれた短編集。
タイトルそのまま、いとこ関係のカップルが目立っておりました。
※左:ほのかさん、右:華月さん
この「華月さん」が最高でした。勝てそうにはないですねー。
「今のほのかとなら間違いを犯す自信あるよ?」
避暑のため別荘に来た「宏」くんは、そこで4年ぶりに従妹「ほのか」さんと再会しました。
穏やかな空気に包まれ、昔を懐かしむ2人。
やがて「ほのかさん」は…。
「-じつはね、わたしにもあるんだよ?宏くんと、間違いを犯す自信-」
光表現と背景・効果音が絶妙に絡まり、ノスタルジー溢れる短編。
紹介帯の文言にもっとも近い、冒頭話にぴったりな単行本を代表する作品でした。
もともと親しかった2人の掛け合いが面白く、自然なラブ加減が心地よかったです。
「ほのかさん」がスカートの裾をたくし上げて川へ入るシーンあるんですけど…あんなんには魂を揺さぶられますね(笑)
優しさ溢れる短編「おいしいカレー -Delicious Carry-」
御堂家は分家から妻を娶ることにより、一族の結束と繁栄を維持しておりました。
本家の嫡男「御堂彰宏」もそれに従い、生まれて間もない頃より結婚相手が定められていたのです。
その相手「御堂咲夜」は学校の保健医。
ある日、「彰宏」は彼女の勤務する女子校へ忍び込んだのでした。
静かな緊張感と共に、お互いを想う気持ち溢れる良作品。
ちょっとした暗さもあるラブコメ話は、「のぞみ侑海」センセの十八番と言えるでしょう。
後半の「彰宏くん」が心情を吐露するところから、声が出ちゃう、扉が開いちゃうと、ドキドキな「咲夜さん」まで、実によくまとまった短編でした。
静かなラストページも素敵ですね。
※左:保健医「御堂咲夜」、右:淫魔「セレンさん」
「セレンさん」は「これ以上はだめです」の台詞が良いです
こちらも「のぞみ侑海」センセらしい漫画「夏のぬるぬる」
詳細は省きますが…普段が明るく可愛らしいだけ、それに見え隠れする現実が重ため。
モノローグにて簡潔に処理されてましたけど、夢に苦しめられる従妹「雛緒」ちゃんがそのまま描かれていたら、また違った感じを受けたかもしれません。
そんなんは置いといて、漫画のポイントはなんと言ってもラストページ部分。
女の子の怖さが表現された、非常に良いものでした。
なお、収録の「やがてまた満ちる月」に登場する「華月」さんもそんな感じ。
これも実によくまとまったお話で、終始女の子のしたたかさが表現されておりました。
ひでるさんは、ラストの1コマで撃沈されました。
こちらのカップルの掛け合いも良かったです。
もう一つの従妹漫画「わんこ、じゃれる」は犬耳・尻尾の一風変わったお話でした。
かなりはっちゃけたコメディーですね。
お兄さま「秋彦」くんにじゃれつく、子犬のような「一子」さんが可愛いのです。
収録では唯一の連続話「ある冬の日、彼と彼女は」、「ある週末、彼と彼女は」
ラブラブなお嬢様「夕華」さんと、愛想なく勉強する家政婦の息子「高文」くんのラブコメですね。
元気な「夕華さん」はショートカットの犬ちっくな娘。
「高文くん」の憧れていた人が実姉「円華」さんであるため、激しい対抗心を持っているのでした。
やや暴走気味に思考を発展させ、勝手に腹を立ててしまうややこしさが素敵です。
傍から見る分には楽しいですが、実際隣にいたら疲れそうですけどねー。
ライバルの姉「円華さん」は、そんな「夕華さん」がふたまわり(笑)くらい成長したような、落ち着いた物腰の美人でした。
はち合わせた際の、必死な「夕華さん」が実にいいです。刺さるー。
※左:妹「夕華さん」、右:姉「円華さん」
ちょい役なのがもったいないくらいの「円華さん」です。
ほか、それっぽくないファンタジー短編「ALL YOU SAY IT…」、「彼女についてのコト」
「ALL YOU SAY IT…」は、ホムンクルス少女「ミレイユ」とそのマスター、魔導士「ユニ・ゾン・シフト」のお話。
収録中で2003年と際立って古い原稿でした。(※他は05~08年)
もともと巧い方なので違和感ないですけどね。
「彼女についてのコト」はサキュバス「セレン」さんの短編です。
色っぽくも可愛らしいヒロイン「セレンさん」がいいですね。
↓表紙が彼女かな。
よくある他の淫魔話とは、完全に一線を画する作品でした。
記憶に残っていた以前の感じと比べ、かなーり絵柄は洗練された印象です。
柔らかで丁寧な線のすっきりとした絵柄。
コマ割りに変化あり、モノローグや文字など効果的に使用されております。
ページは雰囲気たっぷりですね。
ちょこちょこと、薄い色で処理された箇所ありましたが、そちらもワンポイントになっています。
ただ…↓表紙などカラーになると、本来の良さが出にくい、損なタイプの漫画家さん。
間違いなく白黒絵のが味ありますので、いくらかプラス判定で良いでしょう。
以前より控え目にはなっていたものの、個性は強め。
好みはくっきり分かれるかなぁ。
合間に挟み込まれる、穏やかなコメディー。
それと逆に、はっとなるよなリアル・シリアスの描写が適度という、お話にて牽引する漫画です。
今回も非常に良かったです。
いとこ同士 (ホットミルクコミックス 279) (2008/12/10) のぞみ侑海 商品詳細を見る |
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■サテンdeヒナカ (永井朋裕)
★まんがデーター [13/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : コメディー・ヒーロー
・おまけ:
・その他: 6話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「永井朋裕(ながい・ともひろ)」センセの「サテンdeヒナカ」です。
当初はまるで買う予定でなかったこちら。
「永井朋裕」センセの漫画は初見で、店頭でも↓表紙にて合わないかなーって判断していました。
それなのに、とりあえず手を伸ばしてみたというこの偶然。
…漫画に呼ばれたんですね。
※おやっさんとお呼び下さい!
ここで刺さるかどうかが分かれ目。
↓表紙からは、単純な喫茶店ラブコメっぽい印象を持ちました。
しかし、裏表紙にはヒーロー、喫茶店の主人、憩いの場、天然ボケ…という文面があり、それが最後のひと押しになりました。
そうなんです、これ実は変身ヒーローモノのパロディちっくな漫画なのです。
実写ヒーロー系に思い入れがあるかどうかで評価は変わると思いますが、好きな人には絶対オススメな1冊。
いや、これは面白いですよ!!
怪人が暴れ回ったり、ヒーローが退治に現れたり、というのが当たり前な世界。
喫茶店”Coffe de Hinaka”はそんなヒーローたちの憩いの場でした。
友人として、家族として彼らを支え続けた先代「橘勘兵」の意思を継いだ「橘ひなか」は、立派な「おやっさん」となることを目指して、日夜努力するのです。
…だいたいそんな感じね。
ヒーローとか、悪の秘密結社のパロディー作品というのはよく見かけます。
「超常機動サイレーン/井原裕士」とか、「松ヶ丘エンジェル/めいびい」とか、こないだの「しるバ./爆天童」とかですね。
しかし、いわゆる仮面ヒーローに必須であった「おやっさん」に目をつけ、そちらを主役としたのはこれが初めてだと思います。たぶん。
※おやっさん、を目指す「橘ひなか」
”天然にえろい”、巨乳な「ひなかさん」なのです。
さて、主人公の「橘ひなか」さん。
「私のことは”おやっさん”って呼んでくださいって!」
改造人間ではあるものの、普通に女性。
ぶるぶるとした巨乳の天然キャラで、言葉を書きためたという「おやっさんの心得」をバイブルに頑張っているのです。
この設定だけで、漫画はほぼ成功したと言えるでしょう。
なるほど、こうした感じもあったか~、と素直に関心。
一生懸命さがカラ回りする”火に油を注ぐタイプ”で、本来は脇役の立ち位置であるはずなのに物語をぐいぐいと牽引しておりました。
”天然にえろい”とは、そんな「ひなかさん」に与えられたもの。
これが、なかなか的確に彼女を表現した言葉なんですね。
さすがに直接はないものの、本作品は結構サービスシーンが豊富。
パンチラから半裸、そして全裸とよく脱ぐことが特徴で、あちこちでその巨乳を弾けさせておりました。
バストトップも隠されることなく頻繁に露出しており、「ヒーローのお身体のメンテナンスをする」という名目で、男湯にもタオル巻いただけの状態でたびたび侵入しています。
2話でのスーツのサイズが合わない(※しかも結局破れる)、指摘されてから自分が処女か気にする描写、5話にあった喧嘩仲裁での「もふっ」、は非常に良かったです。
登場するヒーローたちも個性的で、メタルヒーロー「メタライオー」こと「銀剛士」はそれなりの常識人で突っ込み役、ダークヒーロー「カーボタイガ」こと「麻炭深夜(ますみ・しんや)」は女性を受け付けれない童貞、鳥人戦隊ダイバードの紅一点「ホワイト・スワン」こと「白鳥舞」は戦隊内でふたまたかける、遊び慣れた方でした。
そちらの「舞さん」と「ひなかさん」という女性2人のコンピが、これまた楽しいので必見です。
※「ホワイト・スワン」こと「白鳥舞」
この方も実に良いキャラクターです。
太めな線の濃い絵柄。
強い黒ベタとトーン処理で、ややコテコテとした印象です。
コメディー色が強く勢いがあるため、豊富なサービスシーンも爽やかで、さほどえっちには感じません。
…まぁ、それは良し悪しかもしれませんが。
曲線の目立つキャラ絵はほぼ↓表紙そのまま。
ただそちらより、白黒絵のが味わい深いと思います。
安定しているので、極端に違和感なければまず大丈夫でしょう。
よく出来た設定・お話と個性的なキャラで、当初の予想をはるかに超えた良作品でした。
これで完結というのは実に惜しいですね。勿体ない。
悪の秘密結社「ザンゲリア」と海の家対決をする最終6話は良いオチで盛り上がったんですが、特にラストという雰囲気なく…ひょっとしてまだ続いたりするのかな??
ぜひ続くといいなぁ。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : コメディー・ヒーロー
・おまけ:
・その他: 6話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「永井朋裕(ながい・ともひろ)」センセの「サテンdeヒナカ」です。
当初はまるで買う予定でなかったこちら。
「永井朋裕」センセの漫画は初見で、店頭でも↓表紙にて合わないかなーって判断していました。
それなのに、とりあえず手を伸ばしてみたというこの偶然。
…漫画に呼ばれたんですね。
※おやっさんとお呼び下さい!
ここで刺さるかどうかが分かれ目。
↓表紙からは、単純な喫茶店ラブコメっぽい印象を持ちました。
しかし、裏表紙にはヒーロー、喫茶店の主人、憩いの場、天然ボケ…という文面があり、それが最後のひと押しになりました。
そうなんです、これ実は変身ヒーローモノのパロディちっくな漫画なのです。
実写ヒーロー系に思い入れがあるかどうかで評価は変わると思いますが、好きな人には絶対オススメな1冊。
いや、これは面白いですよ!!
怪人が暴れ回ったり、ヒーローが退治に現れたり、というのが当たり前な世界。
喫茶店”Coffe de Hinaka”はそんなヒーローたちの憩いの場でした。
友人として、家族として彼らを支え続けた先代「橘勘兵」の意思を継いだ「橘ひなか」は、立派な「おやっさん」となることを目指して、日夜努力するのです。
…だいたいそんな感じね。
ヒーローとか、悪の秘密結社のパロディー作品というのはよく見かけます。
「超常機動サイレーン/井原裕士」とか、「松ヶ丘エンジェル/めいびい」とか、こないだの「しるバ./爆天童」とかですね。
しかし、いわゆる仮面ヒーローに必須であった「おやっさん」に目をつけ、そちらを主役としたのはこれが初めてだと思います。たぶん。
※おやっさん、を目指す「橘ひなか」
”天然にえろい”、巨乳な「ひなかさん」なのです。
さて、主人公の「橘ひなか」さん。
「私のことは”おやっさん”って呼んでくださいって!」
改造人間ではあるものの、普通に女性。
ぶるぶるとした巨乳の天然キャラで、言葉を書きためたという「おやっさんの心得」をバイブルに頑張っているのです。
この設定だけで、漫画はほぼ成功したと言えるでしょう。
なるほど、こうした感じもあったか~、と素直に関心。
一生懸命さがカラ回りする”火に油を注ぐタイプ”で、本来は脇役の立ち位置であるはずなのに物語をぐいぐいと牽引しておりました。
”天然にえろい”とは、そんな「ひなかさん」に与えられたもの。
これが、なかなか的確に彼女を表現した言葉なんですね。
さすがに直接はないものの、本作品は結構サービスシーンが豊富。
パンチラから半裸、そして全裸とよく脱ぐことが特徴で、あちこちでその巨乳を弾けさせておりました。
バストトップも隠されることなく頻繁に露出しており、「ヒーローのお身体のメンテナンスをする」という名目で、男湯にもタオル巻いただけの状態でたびたび侵入しています。
2話でのスーツのサイズが合わない(※しかも結局破れる)、指摘されてから自分が処女か気にする描写、5話にあった喧嘩仲裁での「もふっ」、は非常に良かったです。
登場するヒーローたちも個性的で、メタルヒーロー「メタライオー」こと「銀剛士」はそれなりの常識人で突っ込み役、ダークヒーロー「カーボタイガ」こと「麻炭深夜(ますみ・しんや)」は女性を受け付けれない童貞、鳥人戦隊ダイバードの紅一点「ホワイト・スワン」こと「白鳥舞」は戦隊内でふたまたかける、遊び慣れた方でした。
そちらの「舞さん」と「ひなかさん」という女性2人のコンピが、これまた楽しいので必見です。
※「ホワイト・スワン」こと「白鳥舞」
この方も実に良いキャラクターです。
太めな線の濃い絵柄。
強い黒ベタとトーン処理で、ややコテコテとした印象です。
コメディー色が強く勢いがあるため、豊富なサービスシーンも爽やかで、さほどえっちには感じません。
…まぁ、それは良し悪しかもしれませんが。
曲線の目立つキャラ絵はほぼ↓表紙そのまま。
ただそちらより、白黒絵のが味わい深いと思います。
安定しているので、極端に違和感なければまず大丈夫でしょう。
よく出来た設定・お話と個性的なキャラで、当初の予想をはるかに超えた良作品でした。
これで完結というのは実に惜しいですね。勿体ない。
悪の秘密結社「ザンゲリア」と海の家対決をする最終6話は良いオチで盛り上がったんですが、特にラストという雰囲気なく…ひょっとしてまだ続いたりするのかな??
ぜひ続くといいなぁ。
サテンdeヒナカ (リュウコミックス) (リュウコミックス) (2008/11/20) 永井 朋裕 商品詳細を見る |
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■となりのだんな様 (野々原ちき)
★まんがデーター [13/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : ラブコメ・年の差
・おまけ: あとがき・4コマ、合間にちょっと絵、
カバー裏にちょっと絵。
・その他: 1巻完結・全て表題作(全17話)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「野々原ちき(ののはら・ちき)」センセの「となりのだんな様」です。
やっと木曜まできました。
あともうひと踏ん張りです。
寒暖の差もあってか、仕事面は無論のこと体調面までぎりぎりなひでるさんなのでした。
皆さんも注意して下さいねー。
さて、本日は動物コメディー「とりねこ」を過去に紹介しております、「野々原ちき」センセです。
そちらが6月でしたか。
比較的早いリリースですね。
こちら「となりのだんな様」は、1巻まるまる使った長編漫画。
4コマでなく、1話8ページくらいのエピソードが続いておりました。
予想以上に良かったですよ。
※ヒロイン「城之内ヒメ」
さばけた可愛らしい方ですね。
主人公「城之内ヒメ」はこの春から高校1年生。
荒れた中学時代は「鬼」などと呼ばれていた「ヒメ」ですが、進学と共に女の子らしく、穏やかに過ごそうと誓っていたのでした。
隣に住む幼馴染み「青葉龍之介」は小学生。
なんと、彼は親同士の決めた許嫁なのです。
「ヒメ」にはそんな気ないものの「龍之介」はこの関係を気に入っている様子で、なにかとくっついてくるのでした。
…大雑把には、そんな感じ。
年の差ラブコメな漫画です。
小さいくせして上からのモノを言ってくる、生意気な小学生「龍之介くん」
「毎日こつこつ勉強しているだけだ」
と言う彼は「ヒメさん」よりも遥かに頭良く、小学生ながら高校レベルの問題まで解いておりました。
センター試験の自己採点が”正解率95%”とか言っておりましたからねぇ。
只者ではありません(笑)
…まぁ、それというのも年上の「ヒメさん」に一歩でも近づき、相応しい男となるため、常に努力している結果なのでしょう。
「嫁にもらう」だの「一緒にいたい」だのという日常の言葉から、発見するたびに飛びつき・抱きついたりするなど、ラブラブっぶりを隠そうともしていない「龍之介くん」
バイト先で意外にモテている「ヒメさん」に嫉妬し、店長と掛け合ってクビにさせてしまう(※代わりに自分が働くのね)ほか、彼女のあやしい料理を完食するなど、男前な一面も見せていました。
クラスの委員長「泉清香」さんには片想いされておりましたけど、なるほどあの学力と純粋さと積極性は、女性にとってなかなか心地よいものかと思います。
(※ちなみに、「ヒメさん」と「清香さん」の口喧嘩は概ね同レベルだったりして(笑))
※おまけ:委員長「泉清香さん」
「あんこ玉にガムシロかけたみたいな許嫁ライフを送る予定だったのに…」
なーんて台詞もあります。
ずいぶんと甘々なカップルが理想のようですが、それを目指している割には日々の言葉が厳しすぎすね。
あれはもうちょっと改めた方がいいかなぁ。
ただ、対する「ヒメさん」はちょっとした言動に照れる描写もあり、中学時代に荒れていただけあってか年上ながらも恋愛経験、男女経験は薄い様子。
なんとなく、”あの年の差がため、現在のような関係を維持できている”感がありました。
もうひと山越えたら、一気に成年漫画な世界へいっちゃいそうですねー。
「龍之介くん」よりも上のメロメロ・ラブラブっぶりを見せてくれそうな気がしました。
(※とりあえず、言葉より先に手が出てしまう癖を直してもらわないと危険ですが)
※過去には尖っていた「ヒメさん」
相変わらず周囲には恐れられているのでした。
なお、漫画冒頭話では、”今日から高校1年生”とか言っていた「ヒメさん」
終盤16話にて「龍之介くん」が中学生になっていたので…年の差は4歳くらい?
「恋愛ディストーション(2巻)/犬上すくね」にありましたけれど、”子供の頃の1歳違いは大きい”ものの、”社会に出た途端5年も10年も大して変わらない”というのは、その通りだと思います。
中学生になったばかりの「龍之介くん」は相変わらずな関係にかなりショックを受けておりました。
いや、あともうちょっとの辛抱ですよ。
それぞれのキャラ設定がためにややこしいリアルさはほとんどなく、軽い気持ちで楽しめるラブコメ漫画でした。
男女どちらにもオススメですが、もしかしたら女性のがこうした漫画は好きでないかな?違う?
丁寧な細線のすっきり絵柄。
濃淡では白比率高く、ぺらりと平たい絵と共に4コマちっく。
コメディーとしてのバランスに優れており、そうした系統の漫画が実に巧い方。
縦長黒目と丸い輪郭、細めな手足が特徴。
癖はありますが強く意識させられるものではないので、人は選ばないと思います。
なお、↓表紙のようなカラーよりも白黒絵のが味あるタイプの漫画家さんなので、判断はプラスで問題ありません。
適度な毒気と、本当の悪人不在という温かな雰囲気のほんわかラブコメに仕上がっておりました。
ラブコメ好きなひでるさんとしては、やっぱり「とりねこ」よりもこっちのネタのが面白かったです。
となりのだんな様 (電撃コミックス EX)
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : ラブコメ・年の差
・おまけ: あとがき・4コマ、合間にちょっと絵、
カバー裏にちょっと絵。
・その他: 1巻完結・全て表題作(全17話)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「野々原ちき(ののはら・ちき)」センセの「となりのだんな様」です。
やっと木曜まできました。
あともうひと踏ん張りです。
寒暖の差もあってか、仕事面は無論のこと体調面までぎりぎりなひでるさんなのでした。
皆さんも注意して下さいねー。
さて、本日は動物コメディー「とりねこ」を過去に紹介しております、「野々原ちき」センセです。
そちらが6月でしたか。
比較的早いリリースですね。
こちら「となりのだんな様」は、1巻まるまる使った長編漫画。
4コマでなく、1話8ページくらいのエピソードが続いておりました。
予想以上に良かったですよ。
※ヒロイン「城之内ヒメ」
さばけた可愛らしい方ですね。
主人公「城之内ヒメ」はこの春から高校1年生。
荒れた中学時代は「鬼」などと呼ばれていた「ヒメ」ですが、進学と共に女の子らしく、穏やかに過ごそうと誓っていたのでした。
隣に住む幼馴染み「青葉龍之介」は小学生。
なんと、彼は親同士の決めた許嫁なのです。
「ヒメ」にはそんな気ないものの「龍之介」はこの関係を気に入っている様子で、なにかとくっついてくるのでした。
…大雑把には、そんな感じ。
年の差ラブコメな漫画です。
小さいくせして上からのモノを言ってくる、生意気な小学生「龍之介くん」
「毎日こつこつ勉強しているだけだ」
と言う彼は「ヒメさん」よりも遥かに頭良く、小学生ながら高校レベルの問題まで解いておりました。
センター試験の自己採点が”正解率95%”とか言っておりましたからねぇ。
只者ではありません(笑)
…まぁ、それというのも年上の「ヒメさん」に一歩でも近づき、相応しい男となるため、常に努力している結果なのでしょう。
「嫁にもらう」だの「一緒にいたい」だのという日常の言葉から、発見するたびに飛びつき・抱きついたりするなど、ラブラブっぶりを隠そうともしていない「龍之介くん」
バイト先で意外にモテている「ヒメさん」に嫉妬し、店長と掛け合ってクビにさせてしまう(※代わりに自分が働くのね)ほか、彼女のあやしい料理を完食するなど、男前な一面も見せていました。
クラスの委員長「泉清香」さんには片想いされておりましたけど、なるほどあの学力と純粋さと積極性は、女性にとってなかなか心地よいものかと思います。
(※ちなみに、「ヒメさん」と「清香さん」の口喧嘩は概ね同レベルだったりして(笑))
※おまけ:委員長「泉清香さん」
「あんこ玉にガムシロかけたみたいな許嫁ライフを送る予定だったのに…」
なーんて台詞もあります。
ずいぶんと甘々なカップルが理想のようですが、それを目指している割には日々の言葉が厳しすぎすね。
あれはもうちょっと改めた方がいいかなぁ。
ただ、対する「ヒメさん」はちょっとした言動に照れる描写もあり、中学時代に荒れていただけあってか年上ながらも恋愛経験、男女経験は薄い様子。
なんとなく、”あの年の差がため、現在のような関係を維持できている”感がありました。
もうひと山越えたら、一気に成年漫画な世界へいっちゃいそうですねー。
「龍之介くん」よりも上のメロメロ・ラブラブっぶりを見せてくれそうな気がしました。
(※とりあえず、言葉より先に手が出てしまう癖を直してもらわないと危険ですが)
※過去には尖っていた「ヒメさん」
相変わらず周囲には恐れられているのでした。
なお、漫画冒頭話では、”今日から高校1年生”とか言っていた「ヒメさん」
終盤16話にて「龍之介くん」が中学生になっていたので…年の差は4歳くらい?
「恋愛ディストーション(2巻)/犬上すくね」にありましたけれど、”子供の頃の1歳違いは大きい”ものの、”社会に出た途端5年も10年も大して変わらない”というのは、その通りだと思います。
中学生になったばかりの「龍之介くん」は相変わらずな関係にかなりショックを受けておりました。
いや、あともうちょっとの辛抱ですよ。
それぞれのキャラ設定がためにややこしいリアルさはほとんどなく、軽い気持ちで楽しめるラブコメ漫画でした。
男女どちらにもオススメですが、もしかしたら女性のがこうした漫画は好きでないかな?違う?
丁寧な細線のすっきり絵柄。
濃淡では白比率高く、ぺらりと平たい絵と共に4コマちっく。
コメディーとしてのバランスに優れており、そうした系統の漫画が実に巧い方。
縦長黒目と丸い輪郭、細めな手足が特徴。
癖はありますが強く意識させられるものではないので、人は選ばないと思います。
なお、↓表紙のようなカラーよりも白黒絵のが味あるタイプの漫画家さんなので、判断はプラスで問題ありません。
適度な毒気と、本当の悪人不在という温かな雰囲気のほんわかラブコメに仕上がっておりました。
ラブコメ好きなひでるさんとしては、やっぱり「とりねこ」よりもこっちのネタのが面白かったです。
となりのだんな様 (電撃コミックス EX)
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