■HHH トリプルエッチ (DISTANCE)
★まんがデーター [14/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき、カバー裏にカラー別絵。
・その他: カラー(6P)、短編×8(うち「HHH トリプルエッチ」×6)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「DISTANCE(でぃすたんす)」センセの「HHH トリプルエッチ」です。
しっかりとしたストーリーと成年漫画らしい激しいえっち描写の「DISTANCE」センセ。
今回もベテランらしい、完成度の高い単行本になっていました。
たぶんこちらの「HHH トリプルエッチ」が19冊目。
ブログでは以前「しちゃう?」、「堕ちる天使」を紹介してますが、やっぱり「DISTANCE」センセはそうした連続話ですねー、とか思った表題作「HHH トリプルエッチ」が全6話の中編。
お話的に「もうちょっと見たいなー」というくらいでした。
1冊でまとまっているので、センセの漫画が初見という方には買い易いと思います。
※左:こなみちゃん、右:みゆきさん
基本的に登場ヒロインは皆大きいです。
…で、なにげにオススメしたいのが、そのほか2話ほど収録されている短編。
カラー原稿から始まる「ピーチ てんぷてーしょん」
「お兄ちゃん」とか呼んでくる、ご近所(隣ね)の娘「こなみ」ちゃん。
お互いの両親が出掛けたため、「こなみちゃん」はわざわざ夕食を作りに来てくれていました。
小さい頃から一緒で、妹のように接してきた彼女。
しかし、一部分だけ急激な成長を見せており…彼はえっちな妄想を重ねていたのでした。
「男を惑わす魔乳だ」
とかなんとか言っていたお兄ちゃん。
なるほど、「こなみちゃん」は可愛い顔に反する、やたらな巨乳なのでした。
卓上に乗せる描写は素敵ですね。大きいですね。
純粋に慕う彼女に、一時は煩悩を封印しようとしていましたが…その迫力にあっさり打ち負かされるところが可笑しいです。
1回だけ揉むくらいなら…というのは分かる分かる(笑)
彼女寝てましたし、それくらいなら誤魔化せそうですもんね。
まぁ、それが1回で済む訳はないんですが。
あれだけのサイズながら、なにげにノーブラだった「こなみちゃん」が素敵です。
ブラしようよ。
実は陥没乳首でもあり、そちらが最後のひと押しになる演出が良かったです。
えっちシーンでの「こなみちゃん」も可愛いですよ。
「娘と父の約束。」は個人的に収録で最もお気に入りの短編。
高2「みゆき」さんの秘密は、実はまだお父さんとお風呂に入っていること。
母親が同窓会に出掛けたチャンス(?)に、久しぶりにお風呂を共にした2人は~という展開。
着替え段階から、触ったり、嗅いだりしているお父さん。
「このエロオヤジぃ~~~~!!!」
その程度で済むならば、全然オッケーですね。
うーん、羨ましい親子関係ですよ。
「おかしいよ」とか「変なの」などと言っている「みゆきさん」でしたが、言葉だけでさして抵抗したりもせず、色々と許しているのがいい感じでした。
なかなかお人好しです。
ちなみに、ちゃんと最後までシテしまう近親えっちな2人でしたが、いちおうコレで3回目。
えー、いわゆる遮るものないのは初だそうでしたが、1回目もどんなんだったか見たいなぁ。
触るのはいいとしても、そこを如何に承諾させたのか知りたいですよ。
やっぱり泣き落としかな。(←プライド捨ててましたよね、彼)
ラストページほか、カバー裏のカラー部分まで良かったです。
お風呂サイコー!
※先輩「高島しぐれ」
優等生・素な「しぐれさん」です。本当はもう少しはっちゃけたいんだろうなぁ。
連続話ながら様々なシチュエーションで魅せる表題作の「HHH トリプルエッチ」
モデルにスカウトされているという、容姿端麗な先輩「高島しぐれ」さんは男女問わず学園での人気は抜群。
スポーツ万能で所属する水泳部ではエース的な存在、勉強させれば全国模試2位、しかも生徒会長まで務めているという、まさに完璧な女性なのでした。
小動物系な男子「北小松」くんは、居残りで掃除をさせられていました。
そんな時、放課後の教室にて全裸で1人えっちを楽しむ「しぐれさん」を目撃してしまったのです。
見られた当人がいたって冷静だったのに比べ、うろたえる「北小松くん」
「皆の期待に応えるのってすっごくプレッシャーなわけなの」
と言っていた「しぐれさん」は、他言しないことを明言した彼に…という流れ。
えっち好きな強い女生と、可愛らしい男子というカップルな話。
ややツンデレちっくな面もありますね。
前半は彼の振り回される姿、後半は垣間見える「しぐれさん」の素顔がポイントという、ラブコメになっていました。
手を振るシーンがお約束な1話目。
注目を浴びる彼女が遠くの自分に向かってサインを送るというのは、こうした漫画のお約束ですね。
後半の2ページもいいなぁ。
ある程度覚悟していたのか、あるいはそうしたのもプレイの一環という考えなのか、1人えっちを見られた筈の「しぐれさん」でしたが肝が据わってます。
覚悟もあったのかな。
そのため、溜まっていた欲求を全て彼で晴らそうとしたのは、当然のこと。
普段からは想像できないようなえっちワードから、あちこちのリアクションまでが素敵なのでした。
予行演習に熱心だった彼女はその虜となったらしく、続く2話目は水泳部な描写。
やっぱり見逃せない競泳水着で、しかも女子更衣室です。
2人してロッカー内という、王道展開になっていました。
音・声を気にする漫画は多くありますが、匂いを口にしたのはなかなかリアルだと思います。
3話は祭りでの1コマ。
えっちばかりに熱心な「しぐれさん」
前回から「北小松くん」は恋人を意識するようになっていました。
男女のこうした感覚の違いはあるでしょうねー。
こちらは着物で野外。
2人で花火見たりして、いいムード…というセオリーには全然ならず、上がるソレを無視して勝負下着をアピールしていました。
ある意味で可愛らしい行動なんですけど、いまいち不幸な「北小松くん」なのでした。
しかし、あんなんは子供に見せないように。
あの娘トラウマになりそうですね。
優等生な普段の描写が興味深い4話。
本人もストレスを感じていましたが、なるほど1話での言動も納得です。
どこか心の底に、どーでもいいやーって感情があるのでしょう。
特に忙しい時期らしく、限界を超えた「しぐれさん」の壊れっぷりがポイントです。
勘違いしてる「北小松くん」も楽しいですね。
なお、ちらほらスカート下が気になっていましたが、こちらは嬉しいスパッツ着用でした。
※リミット寸前な「しぐれさん」
左のコマが好きなのでチョイスしました。怖いよ「しぐれさん」
彼女の自宅へ招待され、攻守に微妙な変化が出る5話。
「しぐれさん」両親への挨拶で、
「肉バイ…」
とかなんとか言いかけていた「北小松くん」
こいつ馬鹿だ(笑)
詳細は伏せますが、ラスト部分がお気に入りです。
やっぱり親ですねー。
続く6話はツンデレ全開な「しぐれさん」に注目。
キャラがためか、「北小松くん」はすっかり彼女の母親と仲良しになっていました。
あの感じならば、今後も安泰だろうなぁ。
しっかり「しぐれさん」の危険日を計算しているなど、なかなか芸の細かさも見せています。
「DISTANCE」センセのお得意な感じの漫画でした。
余計にキャラを絡ませず、カップルを掘り下げたのが良く作用していたと思います。
絵柄については、いつも通りの安定感。
漫画の非常に巧い方で、構図・表現・心理描写などに優れております。
短編もそうですが、特に中編・長編という連続話には”やめられない・とまらない”という「かっぱえびせん」のような、ぐいぐい引き込む魅力があるのでした。
えっちシーンも大小コマで流れるようで、なかなか濃い描写。
ちらほら内蔵描写があったほか、絵にも癖があるのでやや人を選ぶかもしれません。
カラーでもあまり雰囲気の変化はなかったので、↓表紙・裏表紙にて判断下さい。
ちなみに、↓表紙は…おそらくスイッチオン状態なためか目付き悪くなってます。
あまり気にしなくてもOKでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・えっちで迫力もあり、漫画としても非常に巧い方です。
・収録全てハズレなしという単行本。よくまとまっていました。
・毎度お馴染み、巨乳から局部まで匂うような濃厚さがあります。
合計:[14/15]
なお、前巻「美~ちく」と同様に某漫画専門店では「HHH トリプルエッチ 番外編」の描き下ろし小冊子(全8ページ)がついて、1話分お得になっています。
数には限りがあるでしょうから、興味ある方は書店へゴー!
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき、カバー裏にカラー別絵。
・その他: カラー(6P)、短編×8(うち「HHH トリプルエッチ」×6)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「DISTANCE(でぃすたんす)」センセの「HHH トリプルエッチ」です。
しっかりとしたストーリーと成年漫画らしい激しいえっち描写の「DISTANCE」センセ。
今回もベテランらしい、完成度の高い単行本になっていました。
たぶんこちらの「HHH トリプルエッチ」が19冊目。
ブログでは以前「しちゃう?」、「堕ちる天使」を紹介してますが、やっぱり「DISTANCE」センセはそうした連続話ですねー、とか思った表題作「HHH トリプルエッチ」が全6話の中編。
お話的に「もうちょっと見たいなー」というくらいでした。
1冊でまとまっているので、センセの漫画が初見という方には買い易いと思います。
※左:こなみちゃん、右:みゆきさん
基本的に登場ヒロインは皆大きいです。
…で、なにげにオススメしたいのが、そのほか2話ほど収録されている短編。
カラー原稿から始まる「ピーチ てんぷてーしょん」
「お兄ちゃん」とか呼んでくる、ご近所(隣ね)の娘「こなみ」ちゃん。
お互いの両親が出掛けたため、「こなみちゃん」はわざわざ夕食を作りに来てくれていました。
小さい頃から一緒で、妹のように接してきた彼女。
しかし、一部分だけ急激な成長を見せており…彼はえっちな妄想を重ねていたのでした。
「男を惑わす魔乳だ」
とかなんとか言っていたお兄ちゃん。
なるほど、「こなみちゃん」は可愛い顔に反する、やたらな巨乳なのでした。
卓上に乗せる描写は素敵ですね。大きいですね。
純粋に慕う彼女に、一時は煩悩を封印しようとしていましたが…その迫力にあっさり打ち負かされるところが可笑しいです。
1回だけ揉むくらいなら…というのは分かる分かる(笑)
彼女寝てましたし、それくらいなら誤魔化せそうですもんね。
まぁ、それが1回で済む訳はないんですが。
あれだけのサイズながら、なにげにノーブラだった「こなみちゃん」が素敵です。
ブラしようよ。
実は陥没乳首でもあり、そちらが最後のひと押しになる演出が良かったです。
えっちシーンでの「こなみちゃん」も可愛いですよ。
「娘と父の約束。」は個人的に収録で最もお気に入りの短編。
高2「みゆき」さんの秘密は、実はまだお父さんとお風呂に入っていること。
母親が同窓会に出掛けたチャンス(?)に、久しぶりにお風呂を共にした2人は~という展開。
着替え段階から、触ったり、嗅いだりしているお父さん。
「このエロオヤジぃ~~~~!!!」
その程度で済むならば、全然オッケーですね。
うーん、羨ましい親子関係ですよ。
「おかしいよ」とか「変なの」などと言っている「みゆきさん」でしたが、言葉だけでさして抵抗したりもせず、色々と許しているのがいい感じでした。
なかなかお人好しです。
ちなみに、ちゃんと最後までシテしまう近親えっちな2人でしたが、いちおうコレで3回目。
えー、いわゆる遮るものないのは初だそうでしたが、1回目もどんなんだったか見たいなぁ。
触るのはいいとしても、そこを如何に承諾させたのか知りたいですよ。
やっぱり泣き落としかな。(←プライド捨ててましたよね、彼)
ラストページほか、カバー裏のカラー部分まで良かったです。
お風呂サイコー!
※先輩「高島しぐれ」
優等生・素な「しぐれさん」です。本当はもう少しはっちゃけたいんだろうなぁ。
連続話ながら様々なシチュエーションで魅せる表題作の「HHH トリプルエッチ」
モデルにスカウトされているという、容姿端麗な先輩「高島しぐれ」さんは男女問わず学園での人気は抜群。
スポーツ万能で所属する水泳部ではエース的な存在、勉強させれば全国模試2位、しかも生徒会長まで務めているという、まさに完璧な女性なのでした。
小動物系な男子「北小松」くんは、居残りで掃除をさせられていました。
そんな時、放課後の教室にて全裸で1人えっちを楽しむ「しぐれさん」を目撃してしまったのです。
見られた当人がいたって冷静だったのに比べ、うろたえる「北小松くん」
「皆の期待に応えるのってすっごくプレッシャーなわけなの」
と言っていた「しぐれさん」は、他言しないことを明言した彼に…という流れ。
えっち好きな強い女生と、可愛らしい男子というカップルな話。
ややツンデレちっくな面もありますね。
前半は彼の振り回される姿、後半は垣間見える「しぐれさん」の素顔がポイントという、ラブコメになっていました。
手を振るシーンがお約束な1話目。
注目を浴びる彼女が遠くの自分に向かってサインを送るというのは、こうした漫画のお約束ですね。
後半の2ページもいいなぁ。
ある程度覚悟していたのか、あるいはそうしたのもプレイの一環という考えなのか、1人えっちを見られた筈の「しぐれさん」でしたが肝が据わってます。
覚悟もあったのかな。
そのため、溜まっていた欲求を全て彼で晴らそうとしたのは、当然のこと。
普段からは想像できないようなえっちワードから、あちこちのリアクションまでが素敵なのでした。
予行演習に熱心だった彼女はその虜となったらしく、続く2話目は水泳部な描写。
やっぱり見逃せない競泳水着で、しかも女子更衣室です。
2人してロッカー内という、王道展開になっていました。
音・声を気にする漫画は多くありますが、匂いを口にしたのはなかなかリアルだと思います。
3話は祭りでの1コマ。
えっちばかりに熱心な「しぐれさん」
前回から「北小松くん」は恋人を意識するようになっていました。
男女のこうした感覚の違いはあるでしょうねー。
こちらは着物で野外。
2人で花火見たりして、いいムード…というセオリーには全然ならず、上がるソレを無視して勝負下着をアピールしていました。
ある意味で可愛らしい行動なんですけど、いまいち不幸な「北小松くん」なのでした。
しかし、あんなんは子供に見せないように。
あの娘トラウマになりそうですね。
優等生な普段の描写が興味深い4話。
本人もストレスを感じていましたが、なるほど1話での言動も納得です。
どこか心の底に、どーでもいいやーって感情があるのでしょう。
特に忙しい時期らしく、限界を超えた「しぐれさん」の壊れっぷりがポイントです。
勘違いしてる「北小松くん」も楽しいですね。
なお、ちらほらスカート下が気になっていましたが、こちらは嬉しいスパッツ着用でした。
※リミット寸前な「しぐれさん」
左のコマが好きなのでチョイスしました。怖いよ「しぐれさん」
彼女の自宅へ招待され、攻守に微妙な変化が出る5話。
「しぐれさん」両親への挨拶で、
「肉バイ…」
とかなんとか言いかけていた「北小松くん」
こいつ馬鹿だ(笑)
詳細は伏せますが、ラスト部分がお気に入りです。
やっぱり親ですねー。
続く6話はツンデレ全開な「しぐれさん」に注目。
キャラがためか、「北小松くん」はすっかり彼女の母親と仲良しになっていました。
あの感じならば、今後も安泰だろうなぁ。
しっかり「しぐれさん」の危険日を計算しているなど、なかなか芸の細かさも見せています。
「DISTANCE」センセのお得意な感じの漫画でした。
余計にキャラを絡ませず、カップルを掘り下げたのが良く作用していたと思います。
絵柄については、いつも通りの安定感。
漫画の非常に巧い方で、構図・表現・心理描写などに優れております。
短編もそうですが、特に中編・長編という連続話には”やめられない・とまらない”という「かっぱえびせん」のような、ぐいぐい引き込む魅力があるのでした。
えっちシーンも大小コマで流れるようで、なかなか濃い描写。
ちらほら内蔵描写があったほか、絵にも癖があるのでやや人を選ぶかもしれません。
カラーでもあまり雰囲気の変化はなかったので、↓表紙・裏表紙にて判断下さい。
ちなみに、↓表紙は…おそらくスイッチオン状態なためか目付き悪くなってます。
あまり気にしなくてもOKでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・えっちで迫力もあり、漫画としても非常に巧い方です。
・収録全てハズレなしという単行本。よくまとまっていました。
・毎度お馴染み、巨乳から局部まで匂うような濃厚さがあります。
合計:[14/15]
なお、前巻「美~ちく」と同様に某漫画専門店では「HHH トリプルエッチ 番外編」の描き下ろし小冊子(全8ページ)がついて、1話分お得になっています。
数には限りがあるでしょうから、興味ある方は書店へゴー!
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■レンアイショウジョ (獅童ありす)
★まんがデーター [9/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・色々
・おまけ: カバー裏にあとがき・ラフ絵・日常漫画、
描き下ろし「でりでび番外編」
・その他: 折り返しにコメント、カラー(4P)、
短編×12(うち「天使の放課後」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「獅童ありす(しどう・ありす)」センセの「レンアイショウジョ」です。
あの華奢な感じはなんだか懐かしいですね。
寒色系できゅと引き締まっており、いい↓表紙だと思います。
さて、こちらは「獅童ありす」センセ2冊目の単行本。
事情あって漫画から遠ざかっていたようで、前単行本となる「エピキュリアンシンドローム」は06年1月の発売でした。
だいぶ久しぶりです。
そちらが新装版として発売されるのも当然かもしれません。
ちなみに「エピキュリアンシンドローム」はこちらのブログでも取り上げており、さきほどちらと見てみました。
…当時のひでるさんは全然刺さってないですね。
自分自身でちょっと驚き。
まぁ、感じ方というのは年を重ねるごとに変化していくもの。
そっち気にしないでいきます。
※左:舞奈ちゃん、右:美和子さん
カバーを飾る2人です。↓表紙の雰囲気はいいですねー。
いちおう最新刊である「レンアイショウジョ」
しかし、収録されている漫画は05年6月から07年2月と、眠っていた当時原稿の復活パターン。
新しい漫画が収録されているのではありません。
良く言えば、記憶にあるそのまま、悪く言えば過去の原稿一掃という感じでした。
絵の話題になったので、続けます。
しなやかな細線の絵柄。
濃淡では白が目立って画面としては薄く、そこそこのごっちゃり感がありました。
概ね問題ない程度ですが、ややバランスの悪い箇所もあります。
大きい目に尖った顎で、可愛らしさと気品を兼ね備えたヒロインですね。
すらりと細めなスタイルで、感覚的には「きみづか葵」センセなどの系統かなぁ。
個性を確立されているので癖はありましたが、きっちり好みが分かれるタイプではないと思います。
前述しているように、収録はほぼ数年前という古い原稿群で構成されておりました。
10ページほどの描き下ろしあります。
そちらなんですが…処理が異なるためか、雰囲気は洗練されていたものの、どことなく違和感が……。
当然かもしれませかんが、ちょっと絵柄変化してました。
そちらは後にしっかり見ることになると思いますので、それまで保留。
だいたい↓表紙での判断で良いでしょう。
続いて収録のお話ついて。
短編と中編による組み合わせになっておりました。
ショート短編からまるでえっちのないお話まで含まれており、ファンならばともかく成年漫画の構成としては微妙なラインです。
収録のうち、「ガッコウで。」が07年と最新。
優等生で、先生とは授業中に間違いを指摘し、嫌味を言うような間柄だった「山岸美和子」さん。
実は感情の裏返しでそういう態度を取っており、先生に想いを巡らせながら教員用トイレで1人えっちしていたところ…漏れ聞こえる声からばっちり目撃されてしまったのでした。
だいたいそんな感じ。
多くのヒロインを押さえ、彼女が裏表紙をゲットしてましたね。
個室の扉はカギかかってなかったようなので…あれって、ハプニングに見せかけた確信犯ですよね。
…ね?
弱味を発見して反撃の良い機会と思ったのか、先生も冒頭の態度とは違って強気になっていました。
この漫画はラブラブだったので良いとして、もし嫌われてたなら、絶対にカメラとか仕掛けられててクビになるパターンでしょう。
とりあえずこちらでは、しっかり「好き」と言わせておりました。
和式便器でのえっちはなんだか新鮮。
これは時代かな。
※リリちゃん・比較絵(左が06年、右が描き下ろし)
これだけでは分かり辛いですね。
描き下ろし「でりでび番外編」も含んだ「でりでび」
初めてデリヘルを頼んだ「山本」くん。
玄関に立っていたのは、眼鏡の大人しそうな女の子だったのでした。
お互い初めて同士だったこともあって打ち解け、さっそくえっちな事をするんですが…彼女「リリ」ちゃんには秘密があったのです。
こちらを含め、収録のほとんどは06年のものです。
漫画内では悪魔という表現でしたが、
「精力をもらわないと生きていけない~」
という台詞から察するにインキュバスとかの類ですかね。
誘惑が出来ないので、風俗でそれを得るという王道パターンでした。
オチはやや唐突すぎ、あれは蛇足でないかなぁ。
なお、描き下ろし部分には先輩悪魔が登場し、2人でいちゃいちゃするというものです。
そちらが初登場かと思いましたが、本編にあった”こーゆーの”という1カットは先輩さんですかね。
6ページのショート「アブナイ夜道」
これはページ数が厳しかった。
前後が急いでいるためか、1周目はよく伝わりませんでした。
収録で唯一の連続話「天使の放課後」は教師・生徒のカップルで、先の「ガッコウで。」に近い感覚。
お嬢さまの通う女子高で教師をしている主人公「市村」
清楚で可愛らしく、まさに別世界というべき環境だったのです。
しかし、生徒からも絶大な人気のある優等生、委員長「抄子(しょうこ)」には何故か嫌われているらしく、素っ気ない態度を取られ続けていたのでした。
しかし、ちょっとしたアクシデントから、「抄子」が手にしていたえっち小説を目撃。
ギャップに驚いた「市村先生」でしたが、ぼろぼろと泣きだした彼女にまた驚かされることとなるのです。
大雑把ですが、だいたいそんなん。
女生徒から次々言い寄られるという、実に羨ましい先生ネタです。
周囲からは”完璧な優等生”という目で見られていた「抄子さん」
まぁ、もし当人がそう自覚していたならば相当にイヤーな感じでしたが、さすがにお嬢さま(←推測)
やたら可愛らしいことを言っておりました。
そうした純粋な彼女にえっちなことを仕掛ける「市村先生」が嫌らしいですよ。
ただ…あーまでしておきながら、途中でスイッチ切れたようになるのは、ちょっと変かな。
ノリノリだったじゃーん。
1話目のオチからが、実はひでるさん大好きな展開。
そんな2人を覗き見ていた「真上美紅(まがみ・みく)」ちゃん。
なにげに1話にもちらほら顔を見せてますね。
吐露してませんが、普段の態度と裏腹に黒い感情を抱えている彼女。
ぐるぐるなツインテールがいい感じです。
また、容姿そのまま見事な貧乳っぷりでした。
ちょっとですが、先のヒロイン「抄子さん」と違って過去描写から好きになる経緯までが描かれております。
どっちかというと…感情移入されるのは「美紅ちゃん」ですね。
なにせ「抄子さん」は学年トップな成績だそうなので…。
本人イロイロと言ってましたが、いやー完璧な娘だー。
そんな訳で、ガンバレ「美紅ちゃん」となってしまうのです。
3話目は2人の直接対決。
うーん…こちらでの言葉も、なんだかイイコぶって、誤魔化されてるような…。
やっぱりここでも「美紅ちゃん」のが可愛く見えてしまいました。
そんなこんなでサブヒロインにぐさー刺さってしまったので、ひでるさん的には微妙(笑)
※左:抄子さん、右:美紅ちゃん
こちらの「美紅ちゃん」が良かったです。幸せになってほしいですよ。
カラー原稿から始まる冒頭話「華火」
家路を急いでいた主人公「桐理(とうり)」
ふと、立ち入り禁止の廃屋へ入る義妹「舞奈(まいな)」を見かけたのでした。
気になってその姿を追うと、1人えっちをしていた彼女を目撃してしまうのです。
しかも、その口から聞こえてきたのは…というお話。
↓表紙は「舞奈ちゃん」ですよね。
黒の背景で幻想的っぽく、本編と合致したイラストでした。
そちらはメイド服でしたけど、本編はふりふりとした可愛らしい服。
お花のついたリボンが素敵です。
普段の彼女は饒舌でなく、物静かな娘。
そんな「舞奈ちゃん」でしたから、廃屋で夜な夜な行われているアレは…見に行って当然。
よくある近親ラブコメのような軽さなく、どこか重苦しい空気が危険な感じでした。
おそらく歓迎はされないだろうなぁ。
ほか、「せいさくにっき。」は初単行本のおまけ漫画。
コレはそっちに収録したかったですね。
…ひょっとして宣伝目的??
タイトルそのまま「にゃんバナ」はネコ耳・コスプレな短編。
「アヤ」さんと「真治」くんですね。
あれは恥ずかしいなぁ。
収録で「時に勇気はタマにキズ」、「オレメモ」が05年と最も古い原稿です。
実はどちらもえっちのないコメディー話。
前者は8ページのショート。
あの店員さんのヌードは…どんなか見たかったなぁ。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・繊細なヒロインがいい感じです。全体で平均するとこれくらい。
・コメディーちっくなのも悪くはないですが、いわゆる恋愛然とした方が面白いと思います。
・成年漫画の冠があるなか、えっちのない短編は余計のような。つまんなくはないんですが。
合計:[9/15]
連続話「天使の放課後」と「ガッコウで。」にあったような、教師・生徒のカップル漫画がいいなぁ。
短編「華火」も↓表紙を飾っているだけあってヒロインが魅力的。
絵のタッチから、そうした緊張感あるお話のが合っていると思います。
あとは、最近の絵柄が果たしてどんな感じになっているかでしょう。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・色々
・おまけ: カバー裏にあとがき・ラフ絵・日常漫画、
描き下ろし「でりでび番外編」
・その他: 折り返しにコメント、カラー(4P)、
短編×12(うち「天使の放課後」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「獅童ありす(しどう・ありす)」センセの「レンアイショウジョ」です。
あの華奢な感じはなんだか懐かしいですね。
寒色系できゅと引き締まっており、いい↓表紙だと思います。
さて、こちらは「獅童ありす」センセ2冊目の単行本。
事情あって漫画から遠ざかっていたようで、前単行本となる「エピキュリアンシンドローム」は06年1月の発売でした。
だいぶ久しぶりです。
そちらが新装版として発売されるのも当然かもしれません。
ちなみに「エピキュリアンシンドローム」はこちらのブログでも取り上げており、さきほどちらと見てみました。
…当時のひでるさんは全然刺さってないですね。
自分自身でちょっと驚き。
まぁ、感じ方というのは年を重ねるごとに変化していくもの。
そっち気にしないでいきます。
※左:舞奈ちゃん、右:美和子さん
カバーを飾る2人です。↓表紙の雰囲気はいいですねー。
いちおう最新刊である「レンアイショウジョ」
しかし、収録されている漫画は05年6月から07年2月と、眠っていた当時原稿の復活パターン。
新しい漫画が収録されているのではありません。
良く言えば、記憶にあるそのまま、悪く言えば過去の原稿一掃という感じでした。
絵の話題になったので、続けます。
しなやかな細線の絵柄。
濃淡では白が目立って画面としては薄く、そこそこのごっちゃり感がありました。
概ね問題ない程度ですが、ややバランスの悪い箇所もあります。
大きい目に尖った顎で、可愛らしさと気品を兼ね備えたヒロインですね。
すらりと細めなスタイルで、感覚的には「きみづか葵」センセなどの系統かなぁ。
個性を確立されているので癖はありましたが、きっちり好みが分かれるタイプではないと思います。
前述しているように、収録はほぼ数年前という古い原稿群で構成されておりました。
10ページほどの描き下ろしあります。
そちらなんですが…処理が異なるためか、雰囲気は洗練されていたものの、どことなく違和感が……。
当然かもしれませかんが、ちょっと絵柄変化してました。
そちらは後にしっかり見ることになると思いますので、それまで保留。
だいたい↓表紙での判断で良いでしょう。
続いて収録のお話ついて。
短編と中編による組み合わせになっておりました。
ショート短編からまるでえっちのないお話まで含まれており、ファンならばともかく成年漫画の構成としては微妙なラインです。
収録のうち、「ガッコウで。」が07年と最新。
優等生で、先生とは授業中に間違いを指摘し、嫌味を言うような間柄だった「山岸美和子」さん。
実は感情の裏返しでそういう態度を取っており、先生に想いを巡らせながら教員用トイレで1人えっちしていたところ…漏れ聞こえる声からばっちり目撃されてしまったのでした。
だいたいそんな感じ。
多くのヒロインを押さえ、彼女が裏表紙をゲットしてましたね。
個室の扉はカギかかってなかったようなので…あれって、ハプニングに見せかけた確信犯ですよね。
…ね?
弱味を発見して反撃の良い機会と思ったのか、先生も冒頭の態度とは違って強気になっていました。
この漫画はラブラブだったので良いとして、もし嫌われてたなら、絶対にカメラとか仕掛けられててクビになるパターンでしょう。
とりあえずこちらでは、しっかり「好き」と言わせておりました。
和式便器でのえっちはなんだか新鮮。
これは時代かな。
※リリちゃん・比較絵(左が06年、右が描き下ろし)
これだけでは分かり辛いですね。
描き下ろし「でりでび番外編」も含んだ「でりでび」
初めてデリヘルを頼んだ「山本」くん。
玄関に立っていたのは、眼鏡の大人しそうな女の子だったのでした。
お互い初めて同士だったこともあって打ち解け、さっそくえっちな事をするんですが…彼女「リリ」ちゃんには秘密があったのです。
こちらを含め、収録のほとんどは06年のものです。
漫画内では悪魔という表現でしたが、
「精力をもらわないと生きていけない~」
という台詞から察するにインキュバスとかの類ですかね。
誘惑が出来ないので、風俗でそれを得るという王道パターンでした。
オチはやや唐突すぎ、あれは蛇足でないかなぁ。
なお、描き下ろし部分には先輩悪魔が登場し、2人でいちゃいちゃするというものです。
そちらが初登場かと思いましたが、本編にあった”こーゆーの”という1カットは先輩さんですかね。
6ページのショート「アブナイ夜道」
これはページ数が厳しかった。
前後が急いでいるためか、1周目はよく伝わりませんでした。
収録で唯一の連続話「天使の放課後」は教師・生徒のカップルで、先の「ガッコウで。」に近い感覚。
お嬢さまの通う女子高で教師をしている主人公「市村」
清楚で可愛らしく、まさに別世界というべき環境だったのです。
しかし、生徒からも絶大な人気のある優等生、委員長「抄子(しょうこ)」には何故か嫌われているらしく、素っ気ない態度を取られ続けていたのでした。
しかし、ちょっとしたアクシデントから、「抄子」が手にしていたえっち小説を目撃。
ギャップに驚いた「市村先生」でしたが、ぼろぼろと泣きだした彼女にまた驚かされることとなるのです。
大雑把ですが、だいたいそんなん。
女生徒から次々言い寄られるという、実に羨ましい先生ネタです。
周囲からは”完璧な優等生”という目で見られていた「抄子さん」
まぁ、もし当人がそう自覚していたならば相当にイヤーな感じでしたが、さすがにお嬢さま(←推測)
やたら可愛らしいことを言っておりました。
そうした純粋な彼女にえっちなことを仕掛ける「市村先生」が嫌らしいですよ。
ただ…あーまでしておきながら、途中でスイッチ切れたようになるのは、ちょっと変かな。
ノリノリだったじゃーん。
1話目のオチからが、実はひでるさん大好きな展開。
そんな2人を覗き見ていた「真上美紅(まがみ・みく)」ちゃん。
なにげに1話にもちらほら顔を見せてますね。
吐露してませんが、普段の態度と裏腹に黒い感情を抱えている彼女。
ぐるぐるなツインテールがいい感じです。
また、容姿そのまま見事な貧乳っぷりでした。
ちょっとですが、先のヒロイン「抄子さん」と違って過去描写から好きになる経緯までが描かれております。
どっちかというと…感情移入されるのは「美紅ちゃん」ですね。
なにせ「抄子さん」は学年トップな成績だそうなので…。
本人イロイロと言ってましたが、いやー完璧な娘だー。
そんな訳で、ガンバレ「美紅ちゃん」となってしまうのです。
3話目は2人の直接対決。
うーん…こちらでの言葉も、なんだかイイコぶって、誤魔化されてるような…。
やっぱりここでも「美紅ちゃん」のが可愛く見えてしまいました。
そんなこんなでサブヒロインにぐさー刺さってしまったので、ひでるさん的には微妙(笑)
※左:抄子さん、右:美紅ちゃん
こちらの「美紅ちゃん」が良かったです。幸せになってほしいですよ。
カラー原稿から始まる冒頭話「華火」
家路を急いでいた主人公「桐理(とうり)」
ふと、立ち入り禁止の廃屋へ入る義妹「舞奈(まいな)」を見かけたのでした。
気になってその姿を追うと、1人えっちをしていた彼女を目撃してしまうのです。
しかも、その口から聞こえてきたのは…というお話。
↓表紙は「舞奈ちゃん」ですよね。
黒の背景で幻想的っぽく、本編と合致したイラストでした。
そちらはメイド服でしたけど、本編はふりふりとした可愛らしい服。
お花のついたリボンが素敵です。
普段の彼女は饒舌でなく、物静かな娘。
そんな「舞奈ちゃん」でしたから、廃屋で夜な夜な行われているアレは…見に行って当然。
よくある近親ラブコメのような軽さなく、どこか重苦しい空気が危険な感じでした。
おそらく歓迎はされないだろうなぁ。
ほか、「せいさくにっき。」は初単行本のおまけ漫画。
コレはそっちに収録したかったですね。
…ひょっとして宣伝目的??
タイトルそのまま「にゃんバナ」はネコ耳・コスプレな短編。
「アヤ」さんと「真治」くんですね。
あれは恥ずかしいなぁ。
収録で「時に勇気はタマにキズ」、「オレメモ」が05年と最も古い原稿です。
実はどちらもえっちのないコメディー話。
前者は8ページのショート。
あの店員さんのヌードは…どんなか見たかったなぁ。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・繊細なヒロインがいい感じです。全体で平均するとこれくらい。
・コメディーちっくなのも悪くはないですが、いわゆる恋愛然とした方が面白いと思います。
・成年漫画の冠があるなか、えっちのない短編は余計のような。つまんなくはないんですが。
合計:[9/15]
連続話「天使の放課後」と「ガッコウで。」にあったような、教師・生徒のカップル漫画がいいなぁ。
短編「華火」も↓表紙を飾っているだけあってヒロインが魅力的。
絵のタッチから、そうした緊張感あるお話のが合っていると思います。
あとは、最近の絵柄が果たしてどんな感じになっているかでしょう。
レンアイショウジョ(ポプリコミックス61) (2009/12/17) 獅童ありす 商品詳細を見る |
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■たいへんよくできました? (大和川)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき・作品解説、カバー裏にラフ絵
・その他: カラー(6P)、短編×10(うち「たいへんよくできました?」×3)
※初回は「2010年ポータブル眼福カレンダー」つき。
※一部初回版はマイクロファイバー製タオルつき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大和川(やまとがわ)」センセの「たいへんよくできました?」です。
やっちまいました。
発売表から、「笹倉綾人」センセの単行本があることは認識していたんですが…なんとコレがショタ系。
家でようやく気付いたんですねー。
がーっかり。とほほ。
タイトルは「少年ドルチェ」ですし、紹介帯にもしっかりと明記されていました。
我ながら…本当に店頭でまったく確認しておりません。
皆さまはくれぐれもご注意を。
…まぁ、そんな訳で紹介しようと思っていた「笹倉綾人」センセにフラれたので、本日は「大和川」センセです。
「たいへんよくできました?」という4冊目の単行本。
こちらでは初単行本である「AQUA BLESS」から単行本を紹介し続けております。
前巻「たゆたゆ」、「Witchcraft」などは1冊まるまるという長編でしたが、今回は短編集という風情。
いちおう、3話ほど続く中編も収録されてますが、他は短編になっていました。
※左:美奈子さん、右:佐倉咲さん
こうしたカップルのやり取りは非常によく描かれていました。
「美奈子」さんと「ヒロくん」は付き合いの長いカップル。
最近マンネリを感じていた「ヒロくん」は、教室でのえっちを提案したのです。
別れ話かと勘ぐっていた「美奈子さん」はノリノリでそれを快諾したんですが…運悪く朝早くに登校してきた生徒がいたのです。
慌てて窓の外へ隠れたものの、スカートを教室に置いてきて~という「ドキドキ on the roof」
えっち途中で下半身丸出し(いちおう下着のみ)なまま、「美奈子さん」が窓外のルーフ部分に置き去りにされるんですね。
壁のすぐ向こうにクラスメイト集まる教室という、ドキドキな短編。
恥ずかしさで半泣き状態な彼女が可愛いですね。
ハプニングが逆に作用し、彼氏は盛り上がっていましたが…それも当然かと。
でも、あれは外から結構に目立つのではないかなぁ。
立場逆転してしまったような、ラストの2人がまた素敵。
「ヒロくん」は引いてそうですが。
表題作「たいへんよくできました?」は前中後編という連続話。
高校時代から付き合っている「成嶋優(なるしま・ゆう)」と「佐倉咲(さくら・さき)」
「一緒の大学行こうね」
そんな事を言い合い、大学受験に臨んだんですが…前日の”緊張をほぐすおまじない”から発展したえっちの激しさで消耗した「優」は1人受験に失敗。
なんと浪人生になってしまったのでした。
予備校の宿舎に入って合格を目指す彼でしたが、部屋にはヒマを持てあました「咲」が入り浸っていたのです。
浪人生ラブコメですね。
漫画の舞台はほぼ宿舎で彼の部屋。
学生時代は円満だった2人ですが、彼の受験失敗からちょっと怖い感じの「咲さん」
関係は確実に深まっているものの、慣れと不満とで衝突も多くなっている2人。
「大和川」センセはこうしたカップル描写が実に巧いですねー。
1話での喧嘩して出ていく前後、2話冒頭のやる気出るように励ます「咲さん」、3話のえっち禁止な様…など、えっちシーンも無論いいんですが、ああした日常シーンがそれに負けないほど魅力的な面白さにて描かれていました。
お互い遠慮そこそこに言い合いが出来ており、揉めてはいるものの安定した関係であると思います。
「咲さん」の寝顔に向かって素直に自分を反省し、可愛いと思って眺める「優くん」
なんのかんの言っても仲良し。
そんな訳で、気付いた「咲さん」とえっちするんですが…しっかり成績が落ちている2話。
「言うことなんでも聞いてあげる」
そうした提案によって、奮起した「優くん」は見事Aクラスの結果を出したのでした。
男性はスゴイですね(笑)
彼の要望によって、メイドコスプレをする展開になっています。
マンネリ打破となったようで、実に結構(笑)
すっかり気に入ったようで、ナース姿にもなっているのでした。
当然こんな調子で成績が上向くこともなく…「咲さん」が禁欲宣言をするのが3話。
必死に我慢をする彼女が可愛いですね。
隣であーされたら…やっぱりぎりぎりまで見守りたいなぁ。
勉強なんてしてる暇はありませんね。
こちらのラストページは全3話を総括するようなもので、よくまとまっておりました。
ちなみに↓表紙は「咲さん」で、裏表紙は「おねぇさんといっしょ!」の「えり」さんとのこと。
最新原稿だったので、裏は逆に最も古いキャラにしたそうです。
※美香さん
意識はありますが、ある意味寝込み襲うようなパターンですね。
カラー原稿のある「CYBER RABBIT」は短編。
五感の全てを仮想空間に投影できるシステムが実用化された世界のお話。
「りゅーくん」とその彼女「美香」さんは、同じ大学生カップル。
そのシステムによって講義もオンラインで受講できるため、「美香さん」はすっかり引き籠りな状態となっていたのです。
デートからえっちまで、当然のようにネット上で済ます彼女に不満があった「りゅーくん」は喧嘩してしまったのでした。
そこで、以前にもらっていた合鍵を手にした彼は…という流れ。
よくある近未来・バーチャルな漫画。
漫画内でネット世界に没頭していたのは、女性の「美香さん」でした。(いちおう理由ありますが)
ただ、あれほどの感じなら…きっと男性のがハマる人多いだろうなぁ。
えっちシーンでは「美香さん」が3名に増えたほか、髪型からスタイルまで自由自在でした。
ちなみにカラー原稿部分は、いきなりお姫様で触手でしたねー。
なかなかえろいプレイです。
ただ、この漫画のポイントはやっぱり現実描写。
中扉のイラストにもありましたが、仮想空間に入ったままで無防備な彼女に色々しちゃうのは良いシチュエーション。
あの近未来ちっくなメットと貧乳っぷりがいいですよね(笑)
めでたく吹っ切れたようで、オチ部分も良かったです。
本来はあーした趣味だったのかなぁ。
楽しい話が多い中、短編「imp -インプ-」のみちょっと異質なエピソード。
主人公「西澤洋子」の姉「西澤瀬莉果」はおせっかいで真面目な人。
1人暮らしを始めた「洋子」のことを心配し、週ペースで様子を見に来ていたのです。
それを邪魔に感じ、彼を巻き込んでえっちなイタズラを仕掛けることとしたんですが…。
えー、詳細を描いてしまうとつまんないか。
もしかしたら、こんなん現実にあるかもしれませんね。
事柄違ったりして。
余裕のあった「洋子さん」でしたが、予想外な展開に慌てる中盤以降が見事。
彼女と共に圧倒されました。
ヒロインがお気に入りの「いただきま~す!」
伊集院家でメイドとして仕える「名波英子」
その正体は、闇を切り裂くトレジャーハンター”怪盗A子”だったのです。
お屋敷にて”とある乗り物”を狙う彼女は、ご主人様の寝室に顔を見せたのでした。
これは目だけの覆面とぴったりな黒スーツですかね。
しかもそちらにはファスナーがついており、大事な部分だけがぼろりと露出する、えっちなものなのです。
これはいいなぁ。
ショートカットのヒロイン「英子さん」がまたやたら可愛い娘なので注目。
ぜひ他の話で見たいですね。
同じくメイド話「お役に立ちます! 」はメイドカフェ…というよりも風俗。
とろく、何をやっても失敗続きだった「カエデ」ちゃんが、友人「ユナ」さんのお店で働くというもの。
なるほど、あーした店ならば失敗するのが逆に売りとなりますわね。
黙ってても勝手にえろい展開になりそうで、あれは天職かもしれません。
※左:春日部さん、右:名波英子さん
ブルマと黒スーツですね。こちらの「英子さん」は収録で好みな感じです。
母校で実習する、保健体育の教育実習生「竹田裕介」くん。
元陸上部であった彼はそのまま陸上部の面倒を見ていたんですが…部員「春日部」さんがマッサージを教えてほしいと言ってきたのでした。
その後も彼女は誘惑するような言動をしており~という展開の「あすれちっくerror」
女生徒にじわじわアピールを受けるという、男性憧れなシチュエーションですね。
短パン脱いでブルマになるところがまた実に結構。
調べたところ、陸上競技のソレは「レーシングブルマ」と言うみたい。
普通の販売サイトながら、サンプル写真がなかなかえっちでした(笑)
白のタイプはやばいですね。
興味ある方はぜひ検索してみて。
(※いちおう:真面目に競技へ参加されてる方、どーもすみません)
脱線しました。
アスリート志望な「春日部さん」は胸大きく、なかなか積極的でイイ感じ。
ガラス描写も雰囲気あって巧いですね。
ただ…この漫画はわざわざ落とさなくても良かったのではないかなぁ。
しなやかな細線の絵柄。
乱れなく画面は安定しており、濃淡も適度なくらい。
バランス良いですね。
どちらかと言うと縦長・楕円な輪郭のキャラ絵で、リアルっぽくありながら漫画ちっくな可愛らしさがあります。
コメディー時のデフォルメも適度で良い雰囲気。
個性は確立されていますが大きな癖なく、万人に好まれるでしょう。
収録された短編のうち「お役に立ちます! 」、「おねぇさんといっしょ!」という2話は初期の原稿。
確かに差はありましたが、もともと巧い方なのでそれほど気にならないと思います。
カラーだとまた雰囲気違いますが、判断には概ね問題ないかと。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵は無論のこと漫画も巧い方で、特にコメディー部分は良かったです。
・表題作は非常に面白かったですが、短編については正直もう1歩くらい欲しい感じでした。
・カップルの慣れたやりとりが秀逸。やっぱり「咲さん」ですねー。
合計:[11/15]
初回にはカレンダーがついてくるので、気になる方は急いで本屋さんへ。
切れば定期などにも入るコンパクトサイズで、なかなか実用的でした。
(数字部分は小さいですけどね)
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・その他: カラー(6P)、短編×10(うち「たいへんよくできました?」×3)
※初回は「2010年ポータブル眼福カレンダー」つき。
※一部初回版はマイクロファイバー製タオルつき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大和川(やまとがわ)」センセの「たいへんよくできました?」です。
やっちまいました。
発売表から、「笹倉綾人」センセの単行本があることは認識していたんですが…なんとコレがショタ系。
家でようやく気付いたんですねー。
がーっかり。とほほ。
タイトルは「少年ドルチェ」ですし、紹介帯にもしっかりと明記されていました。
我ながら…本当に店頭でまったく確認しておりません。
皆さまはくれぐれもご注意を。
…まぁ、そんな訳で紹介しようと思っていた「笹倉綾人」センセにフラれたので、本日は「大和川」センセです。
「たいへんよくできました?」という4冊目の単行本。
こちらでは初単行本である「AQUA BLESS」から単行本を紹介し続けております。
前巻「たゆたゆ」、「Witchcraft」などは1冊まるまるという長編でしたが、今回は短編集という風情。
いちおう、3話ほど続く中編も収録されてますが、他は短編になっていました。
※左:美奈子さん、右:佐倉咲さん
こうしたカップルのやり取りは非常によく描かれていました。
「美奈子」さんと「ヒロくん」は付き合いの長いカップル。
最近マンネリを感じていた「ヒロくん」は、教室でのえっちを提案したのです。
別れ話かと勘ぐっていた「美奈子さん」はノリノリでそれを快諾したんですが…運悪く朝早くに登校してきた生徒がいたのです。
慌てて窓の外へ隠れたものの、スカートを教室に置いてきて~という「ドキドキ on the roof」
えっち途中で下半身丸出し(いちおう下着のみ)なまま、「美奈子さん」が窓外のルーフ部分に置き去りにされるんですね。
壁のすぐ向こうにクラスメイト集まる教室という、ドキドキな短編。
恥ずかしさで半泣き状態な彼女が可愛いですね。
ハプニングが逆に作用し、彼氏は盛り上がっていましたが…それも当然かと。
でも、あれは外から結構に目立つのではないかなぁ。
立場逆転してしまったような、ラストの2人がまた素敵。
「ヒロくん」は引いてそうですが。
表題作「たいへんよくできました?」は前中後編という連続話。
高校時代から付き合っている「成嶋優(なるしま・ゆう)」と「佐倉咲(さくら・さき)」
「一緒の大学行こうね」
そんな事を言い合い、大学受験に臨んだんですが…前日の”緊張をほぐすおまじない”から発展したえっちの激しさで消耗した「優」は1人受験に失敗。
なんと浪人生になってしまったのでした。
予備校の宿舎に入って合格を目指す彼でしたが、部屋にはヒマを持てあました「咲」が入り浸っていたのです。
浪人生ラブコメですね。
漫画の舞台はほぼ宿舎で彼の部屋。
学生時代は円満だった2人ですが、彼の受験失敗からちょっと怖い感じの「咲さん」
関係は確実に深まっているものの、慣れと不満とで衝突も多くなっている2人。
「大和川」センセはこうしたカップル描写が実に巧いですねー。
1話での喧嘩して出ていく前後、2話冒頭のやる気出るように励ます「咲さん」、3話のえっち禁止な様…など、えっちシーンも無論いいんですが、ああした日常シーンがそれに負けないほど魅力的な面白さにて描かれていました。
お互い遠慮そこそこに言い合いが出来ており、揉めてはいるものの安定した関係であると思います。
「咲さん」の寝顔に向かって素直に自分を反省し、可愛いと思って眺める「優くん」
なんのかんの言っても仲良し。
そんな訳で、気付いた「咲さん」とえっちするんですが…しっかり成績が落ちている2話。
「言うことなんでも聞いてあげる」
そうした提案によって、奮起した「優くん」は見事Aクラスの結果を出したのでした。
男性はスゴイですね(笑)
彼の要望によって、メイドコスプレをする展開になっています。
マンネリ打破となったようで、実に結構(笑)
すっかり気に入ったようで、ナース姿にもなっているのでした。
当然こんな調子で成績が上向くこともなく…「咲さん」が禁欲宣言をするのが3話。
必死に我慢をする彼女が可愛いですね。
隣であーされたら…やっぱりぎりぎりまで見守りたいなぁ。
勉強なんてしてる暇はありませんね。
こちらのラストページは全3話を総括するようなもので、よくまとまっておりました。
ちなみに↓表紙は「咲さん」で、裏表紙は「おねぇさんといっしょ!」の「えり」さんとのこと。
最新原稿だったので、裏は逆に最も古いキャラにしたそうです。
※美香さん
意識はありますが、ある意味寝込み襲うようなパターンですね。
カラー原稿のある「CYBER RABBIT」は短編。
五感の全てを仮想空間に投影できるシステムが実用化された世界のお話。
「りゅーくん」とその彼女「美香」さんは、同じ大学生カップル。
そのシステムによって講義もオンラインで受講できるため、「美香さん」はすっかり引き籠りな状態となっていたのです。
デートからえっちまで、当然のようにネット上で済ます彼女に不満があった「りゅーくん」は喧嘩してしまったのでした。
そこで、以前にもらっていた合鍵を手にした彼は…という流れ。
よくある近未来・バーチャルな漫画。
漫画内でネット世界に没頭していたのは、女性の「美香さん」でした。(いちおう理由ありますが)
ただ、あれほどの感じなら…きっと男性のがハマる人多いだろうなぁ。
えっちシーンでは「美香さん」が3名に増えたほか、髪型からスタイルまで自由自在でした。
ちなみにカラー原稿部分は、いきなりお姫様で触手でしたねー。
なかなかえろいプレイです。
ただ、この漫画のポイントはやっぱり現実描写。
中扉のイラストにもありましたが、仮想空間に入ったままで無防備な彼女に色々しちゃうのは良いシチュエーション。
あの近未来ちっくなメットと貧乳っぷりがいいですよね(笑)
めでたく吹っ切れたようで、オチ部分も良かったです。
本来はあーした趣味だったのかなぁ。
楽しい話が多い中、短編「imp -インプ-」のみちょっと異質なエピソード。
主人公「西澤洋子」の姉「西澤瀬莉果」はおせっかいで真面目な人。
1人暮らしを始めた「洋子」のことを心配し、週ペースで様子を見に来ていたのです。
それを邪魔に感じ、彼を巻き込んでえっちなイタズラを仕掛けることとしたんですが…。
えー、詳細を描いてしまうとつまんないか。
もしかしたら、こんなん現実にあるかもしれませんね。
事柄違ったりして。
余裕のあった「洋子さん」でしたが、予想外な展開に慌てる中盤以降が見事。
彼女と共に圧倒されました。
ヒロインがお気に入りの「いただきま~す!」
伊集院家でメイドとして仕える「名波英子」
その正体は、闇を切り裂くトレジャーハンター”怪盗A子”だったのです。
お屋敷にて”とある乗り物”を狙う彼女は、ご主人様の寝室に顔を見せたのでした。
これは目だけの覆面とぴったりな黒スーツですかね。
しかもそちらにはファスナーがついており、大事な部分だけがぼろりと露出する、えっちなものなのです。
これはいいなぁ。
ショートカットのヒロイン「英子さん」がまたやたら可愛い娘なので注目。
ぜひ他の話で見たいですね。
同じくメイド話「お役に立ちます! 」はメイドカフェ…というよりも風俗。
とろく、何をやっても失敗続きだった「カエデ」ちゃんが、友人「ユナ」さんのお店で働くというもの。
なるほど、あーした店ならば失敗するのが逆に売りとなりますわね。
黙ってても勝手にえろい展開になりそうで、あれは天職かもしれません。
※左:春日部さん、右:名波英子さん
ブルマと黒スーツですね。こちらの「英子さん」は収録で好みな感じです。
母校で実習する、保健体育の教育実習生「竹田裕介」くん。
元陸上部であった彼はそのまま陸上部の面倒を見ていたんですが…部員「春日部」さんがマッサージを教えてほしいと言ってきたのでした。
その後も彼女は誘惑するような言動をしており~という展開の「あすれちっくerror」
女生徒にじわじわアピールを受けるという、男性憧れなシチュエーションですね。
短パン脱いでブルマになるところがまた実に結構。
調べたところ、陸上競技のソレは「レーシングブルマ」と言うみたい。
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白のタイプはやばいですね。
興味ある方はぜひ検索してみて。
(※いちおう:真面目に競技へ参加されてる方、どーもすみません)
脱線しました。
アスリート志望な「春日部さん」は胸大きく、なかなか積極的でイイ感じ。
ガラス描写も雰囲気あって巧いですね。
ただ…この漫画はわざわざ落とさなくても良かったのではないかなぁ。
しなやかな細線の絵柄。
乱れなく画面は安定しており、濃淡も適度なくらい。
バランス良いですね。
どちらかと言うと縦長・楕円な輪郭のキャラ絵で、リアルっぽくありながら漫画ちっくな可愛らしさがあります。
コメディー時のデフォルメも適度で良い雰囲気。
個性は確立されていますが大きな癖なく、万人に好まれるでしょう。
収録された短編のうち「お役に立ちます! 」、「おねぇさんといっしょ!」という2話は初期の原稿。
確かに差はありましたが、もともと巧い方なのでそれほど気にならないと思います。
カラーだとまた雰囲気違いますが、判断には概ね問題ないかと。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵は無論のこと漫画も巧い方で、特にコメディー部分は良かったです。
・表題作は非常に面白かったですが、短編については正直もう1歩くらい欲しい感じでした。
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合計:[11/15]
初回にはカレンダーがついてくるので、気になる方は急いで本屋さんへ。
切れば定期などにも入るコンパクトサイズで、なかなか実用的でした。
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■乙女戦士ラブリー5! (城之内寧々)
★まんがデーター [7/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■□□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : コメディー・ゴスロリ
・おまけ: あとがき、合間にキャラ紹介・ネタ絵、
カバー裏に全身絵(半裸)。
・その他: 折り返しにコメント、7話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「城之内寧々(じょうのうち・ねね)」センセの「乙女戦士ラブリー5!」です。
毎度お馴染み、「百合姫コミックス」の1冊。
↓下にリンクを置いていますが、こちら「乙女戦士ラブリー5!」はその中でも超変化球というタイプ。
曲がりが大きく、キャッチャーが捕球できなかった感じですね。
ちょっと変。
はっちゃけているタイトルそのままコメデイー色が強く、ストーリーも珍道中ちっく。
ふらふらしてます。
いちおうシリーズではありますが、いかにも百合漫画という繊細な描写は弱いので、スタンダードがお好きな方は注意下さい。
※この漫画の内容
おおよそこんな感じの漫画で良い筈。
さて、そんな「乙女戦士ラブリー5!」は「城之内寧々」センセのだいたい4冊目くらいの単行本。
「なるしすのあ~る」という別名があり、BLでも描かれているようでした。
そちらも合せて4冊ね。
もともとは携帯用に描き下ろされたものの単行本化であるみたい。
コマ割りはかなり複雑になっていましたが…順を追って表示される(と思う)携帯なら、問題ないのかなー。
ミッションスクール「私立オグドアス学園」は自由な校風。
正義の味方に憧れる、変わった女子「雪柳春良(ゆきやなぎ・はるら)」
ちょっとおかしい保健医に、
「ごちゃごちゃした服」
「無意味な装飾」
…など、着ていた服を否定された事で大いに反発。
”可愛い物を排斥しようとする輩からそれを守るために戦う”
そんな宣言をしたのでした。
そんな訳で、「春良」は友人「八重菫(はちのえ・すみれ)」を巻き込み、ヒーローらしく3名の仲間を探すのです。
かなり大雑把ですが、だいたいそんなん。
※左:雪柳春良、右:新山紫苑
実はなかなか胸の大きい「春良さん」なのでした。
生徒・教師による学園漫画。
ラスト数話は直接繋がっておりましたが、それ意外はブツ切りです。
開始から続く2、3、4話は仲間となる3名のエピソードが展開され、主役(?)の「春良さん」らはゲスト扱い。
「椿ざくろ」さん登場の4話目はともかく、他は本編から逸脱したエピソードとなっており、お話の分かり辛い原因になっていると思います。
また、いわゆる戦隊モノではなく、単なるごっこ遊びに過ぎないというのがより混乱する原因。
”可愛い物を守る”というのが漠然としており、エコ怪人って言っても単なる教師。
戦っているというより、じゃれ合っているような感じなのでした。
何をしたいのかが、よく分からないんですね。
保健医が白衣+全裸というトンデモな格好(いちおうエコ意識である様子)で「春良さん」らとは対照的。
そんな彼女ほか、もともと服装を否定しているところから始まっていること、メンバーの1人「海棠桃香」さんの結末などから、察するに自由に着飾りたい~みたいな服装攻防戦というのがポイントなのかもしれません。
そう考えると、学生らしく一致団結したりして、理不尽な体制側に抵抗する~みたいな、王道とかけ離れていることも読み辛い原因なのでしょう。
さらに言えば、基本コメディー然としていながら、百合漫画らしい恋愛描写、それを越えてえっちシーンまであるので、とかくガチャガチャしているのでした。
はっきり言ってお話に見るべきところは薄く、「春良さん」らのきらびやかな服装、雰囲気からは意外な百合えっちを楽しむ漫画なのかもしれません。
導入となる1話の前半では、「春良さん」と「菫さん」が”囚われの正義の味方VS悪の女幹部”というプレイをしておりました。
いきなりえっちでいいですね。
ここを見ていると…普通に異能者集団という生徒らが、何らかと戦う~みたいなのが良かったのではと思います。
本編終了後のネタ絵が2人の性格・関係を表しており、なかなか面白いです。
「菫さん」は「マリスさん(※アリスソフト)」みたいな人ですね。
2話目は「桃香さん」と数学教師「新山蘇芳」さん、3話目は学級委員「新山紫苑」と歴史教師「梨田サツキ」
憧れな相手への思慕、ほぼ直接支配と、それぞれ異なる関係があります。
「それは気のせいだ」
そうばっさり切り捨てられる2話目がいいですね。
ここは収録で最も百合漫画っぽいエピソードだと思います。
一方の3話目はノーパンで授業など目立つえっち描写に注目。
ちなみに、教師「蘇芳さん」と学級委員「紫苑さん」は姉妹だそうですが…どんな育ち方したんだろう。
※左:梨田サツキ、右:椿ざくろ
かなりえっち描写の多い作品です。「ざくろさん」の包帯プレイは必見。
「ざくろさん」登場の4話目から、ようやく本編へ戻ってきたような感じ。
メインは彼女の包帯えっちですね。
他エピソードと違って内容は「ざくろさん」に切りこむものでなく、彼女のみミステリアスなまま終わっています。
ようやく全員集結する5話目は「菫さん」と化学教師「シスター・マルゲリータ」
1話から登場していながら、目立っていなかった彼女の主役回。
「シスター」とのえっちから、妄想全開みたいな「春良さん」との関係が面白いです。
「菫さん」はなかなか良いキャラですね。
6、7話は最終決戦なんですが…まぁ、最後までわちゃわちゃした感じでした。
しなやかな線のすっきり絵。
濃淡はさほど濃くないものの、画面賑やかにごっちゃりと描かれる方。
(※あーした服装ですからね)
コマ割りは細かく、こうした漫画らしく枠線をぶち抜く、重なる、無くなるなどが頻繁です。
前述しておりますが、かなり複雑でした。
キャラはすらりとしたスタイルで、細い顎が特徴。
主要5名はほぼ年齢同じだと思うんですが…かなり目の大きさ異なっているので、雰囲気違いますね。
(※↓表紙参照)
かなり個性が強いため、よくよく吟味して下さい。
「桃香さん」によく見られた、軽くコメディーちっくに描かれたような絵の方が個人的には好きです。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・キャラの感じが不安定で個性強く、構成もやや見辛いです。巧い方ではあります。
・設定も中途半端な上、詰め込み過ぎな印象です。
・非常に独特な漫画ではあると思いますが…百合姫コミックスなので。
合計:[7/15]
ちょっとコレは合いませんでした。
ただし、えっち描写は頻繁だったので、服装など好みが合致すれば良いかもしれません。
★過去に紹介した百合姫コミックス (※作者名あいうえお順)
・flower*flower ふらわーふらわー/石見翔子
・アオイシロ-青い城の円舞曲-/江戸屋ぽち
・かわいいあなた/乙ひより
・クローバー/乙ひより
・マーメイドライン/金田一蓮十郎
・リンケージ/倉田嘘
・春夏秋冬[限定版]/蔵王大志
・初恋姉妹1巻 3巻[完結] /東雲水生
・百合心中 猫目堂ココロ譚/東雲水生
・EPITAPH エピタフ/硝音あや
・乙女ケーキ/タカハシマコ
・紅蓮紀/武若丸
・少女美学 秘蜜少女 /CHI-RAN
・ゆるゆり/なもり
・voiceful/ナヲコ
・ときめき☆もののけ女学園/南国ばなな
・・この願いが叶うなら 夜空の王子と朝焼けの姫/袴田めら
・SIMOUN シムーン/速瀬羽柴
・ストロベリーシェイクSweet1巻 2巻[完結] /林家志弦
・飴色紅茶館歓談 限定版/藤枝雅
・極上ドロップス/三国ハヂメ
・マイナスりてらしー/宮下未紀
・絶対×浪漫/むっちりむうにい
・楽園の条件/森島明子
・半熟女子・瑠璃色の夢/森島明子
・くちびるためいきさくらいろ/森永みるく
・GIRL FRIENDS1巻 2巻/森永みるく[おまけ]
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・絵 :■■■□□
・話 :■□□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : コメディー・ゴスロリ
・おまけ: あとがき、合間にキャラ紹介・ネタ絵、
カバー裏に全身絵(半裸)。
・その他: 折り返しにコメント、7話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「城之内寧々(じょうのうち・ねね)」センセの「乙女戦士ラブリー5!」です。
毎度お馴染み、「百合姫コミックス」の1冊。
↓下にリンクを置いていますが、こちら「乙女戦士ラブリー5!」はその中でも超変化球というタイプ。
曲がりが大きく、キャッチャーが捕球できなかった感じですね。
ちょっと変。
はっちゃけているタイトルそのままコメデイー色が強く、ストーリーも珍道中ちっく。
ふらふらしてます。
いちおうシリーズではありますが、いかにも百合漫画という繊細な描写は弱いので、スタンダードがお好きな方は注意下さい。
※この漫画の内容
おおよそこんな感じの漫画で良い筈。
さて、そんな「乙女戦士ラブリー5!」は「城之内寧々」センセのだいたい4冊目くらいの単行本。
「なるしすのあ~る」という別名があり、BLでも描かれているようでした。
そちらも合せて4冊ね。
もともとは携帯用に描き下ろされたものの単行本化であるみたい。
コマ割りはかなり複雑になっていましたが…順を追って表示される(と思う)携帯なら、問題ないのかなー。
ミッションスクール「私立オグドアス学園」は自由な校風。
正義の味方に憧れる、変わった女子「雪柳春良(ゆきやなぎ・はるら)」
ちょっとおかしい保健医に、
「ごちゃごちゃした服」
「無意味な装飾」
…など、着ていた服を否定された事で大いに反発。
”可愛い物を排斥しようとする輩からそれを守るために戦う”
そんな宣言をしたのでした。
そんな訳で、「春良」は友人「八重菫(はちのえ・すみれ)」を巻き込み、ヒーローらしく3名の仲間を探すのです。
かなり大雑把ですが、だいたいそんなん。
※左:雪柳春良、右:新山紫苑
実はなかなか胸の大きい「春良さん」なのでした。
生徒・教師による学園漫画。
ラスト数話は直接繋がっておりましたが、それ意外はブツ切りです。
開始から続く2、3、4話は仲間となる3名のエピソードが展開され、主役(?)の「春良さん」らはゲスト扱い。
「椿ざくろ」さん登場の4話目はともかく、他は本編から逸脱したエピソードとなっており、お話の分かり辛い原因になっていると思います。
また、いわゆる戦隊モノではなく、単なるごっこ遊びに過ぎないというのがより混乱する原因。
”可愛い物を守る”というのが漠然としており、エコ怪人って言っても単なる教師。
戦っているというより、じゃれ合っているような感じなのでした。
何をしたいのかが、よく分からないんですね。
保健医が白衣+全裸というトンデモな格好(いちおうエコ意識である様子)で「春良さん」らとは対照的。
そんな彼女ほか、もともと服装を否定しているところから始まっていること、メンバーの1人「海棠桃香」さんの結末などから、察するに自由に着飾りたい~みたいな服装攻防戦というのがポイントなのかもしれません。
そう考えると、学生らしく一致団結したりして、理不尽な体制側に抵抗する~みたいな、王道とかけ離れていることも読み辛い原因なのでしょう。
さらに言えば、基本コメディー然としていながら、百合漫画らしい恋愛描写、それを越えてえっちシーンまであるので、とかくガチャガチャしているのでした。
はっきり言ってお話に見るべきところは薄く、「春良さん」らのきらびやかな服装、雰囲気からは意外な百合えっちを楽しむ漫画なのかもしれません。
導入となる1話の前半では、「春良さん」と「菫さん」が”囚われの正義の味方VS悪の女幹部”というプレイをしておりました。
いきなりえっちでいいですね。
ここを見ていると…普通に異能者集団という生徒らが、何らかと戦う~みたいなのが良かったのではと思います。
本編終了後のネタ絵が2人の性格・関係を表しており、なかなか面白いです。
「菫さん」は「マリスさん(※アリスソフト)」みたいな人ですね。
2話目は「桃香さん」と数学教師「新山蘇芳」さん、3話目は学級委員「新山紫苑」と歴史教師「梨田サツキ」
憧れな相手への思慕、ほぼ直接支配と、それぞれ異なる関係があります。
「それは気のせいだ」
そうばっさり切り捨てられる2話目がいいですね。
ここは収録で最も百合漫画っぽいエピソードだと思います。
一方の3話目はノーパンで授業など目立つえっち描写に注目。
ちなみに、教師「蘇芳さん」と学級委員「紫苑さん」は姉妹だそうですが…どんな育ち方したんだろう。
※左:梨田サツキ、右:椿ざくろ
かなりえっち描写の多い作品です。「ざくろさん」の包帯プレイは必見。
「ざくろさん」登場の4話目から、ようやく本編へ戻ってきたような感じ。
メインは彼女の包帯えっちですね。
他エピソードと違って内容は「ざくろさん」に切りこむものでなく、彼女のみミステリアスなまま終わっています。
ようやく全員集結する5話目は「菫さん」と化学教師「シスター・マルゲリータ」
1話から登場していながら、目立っていなかった彼女の主役回。
「シスター」とのえっちから、妄想全開みたいな「春良さん」との関係が面白いです。
「菫さん」はなかなか良いキャラですね。
6、7話は最終決戦なんですが…まぁ、最後までわちゃわちゃした感じでした。
しなやかな線のすっきり絵。
濃淡はさほど濃くないものの、画面賑やかにごっちゃりと描かれる方。
(※あーした服装ですからね)
コマ割りは細かく、こうした漫画らしく枠線をぶち抜く、重なる、無くなるなどが頻繁です。
前述しておりますが、かなり複雑でした。
キャラはすらりとしたスタイルで、細い顎が特徴。
主要5名はほぼ年齢同じだと思うんですが…かなり目の大きさ異なっているので、雰囲気違いますね。
(※↓表紙参照)
かなり個性が強いため、よくよく吟味して下さい。
「桃香さん」によく見られた、軽くコメディーちっくに描かれたような絵の方が個人的には好きです。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・キャラの感じが不安定で個性強く、構成もやや見辛いです。巧い方ではあります。
・設定も中途半端な上、詰め込み過ぎな印象です。
・非常に独特な漫画ではあると思いますが…百合姫コミックスなので。
合計:[7/15]
ちょっとコレは合いませんでした。
ただし、えっち描写は頻繁だったので、服装など好みが合致すれば良いかもしれません。
乙女戦士ラブリー5! (IDコミックス 百合姫コミックス) (2009/11/18) 城之内 寧々 商品詳細を見る |
★過去に紹介した百合姫コミックス (※作者名あいうえお順)
・flower*flower ふらわーふらわー/石見翔子
・アオイシロ-青い城の円舞曲-/江戸屋ぽち
・かわいいあなた/乙ひより
・クローバー/乙ひより
・マーメイドライン/金田一蓮十郎
・リンケージ/倉田嘘
・春夏秋冬[限定版]/蔵王大志
・初恋姉妹1巻 3巻[完結] /東雲水生
・百合心中 猫目堂ココロ譚/東雲水生
・EPITAPH エピタフ/硝音あや
・乙女ケーキ/タカハシマコ
・紅蓮紀/武若丸
・少女美学 秘蜜少女 /CHI-RAN
・ゆるゆり/なもり
・voiceful/ナヲコ
・ときめき☆もののけ女学園/南国ばなな
・・この願いが叶うなら 夜空の王子と朝焼けの姫/袴田めら
・SIMOUN シムーン/速瀬羽柴
・ストロベリーシェイクSweet1巻 2巻[完結] /林家志弦
・飴色紅茶館歓談 限定版/藤枝雅
・極上ドロップス/三国ハヂメ
・マイナスりてらしー/宮下未紀
・絶対×浪漫/むっちりむうにい
・楽園の条件/森島明子
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・GIRL FRIENDS1巻 2巻/森永みるく[おまけ]
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■スマガRE (廣瀬周)
★まんがデーター [14/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 原作ゲーム・ループ世界
・おまけ: あとがき。
・その他: 原作「ニトロプラス」、折り返しにコメント、
6話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「廣瀬周(ひろせ・しゅう)」センセの「スマガRE[すまがあーるいー]」です。
…あれ。
まだアマゾンにレビューないんですねー。
原作がありながら面白く、完成度の高い漫画だったので、ちょっぴり意外。
きっと絶賛されてるだろうと思ったんですが。
さて、今回の「スマガRE」は原作ゲームの漫画版。
もともとはパソコンのえっちゲームですね。
複数ヒロインで、いくつかエンディングもあるみたい。
よくブログでも取り上げ、似たような事を書いているんですが…こうしたもののコミックス版って難しいですよね。
漫画家さんが気の毒に感じることもしばしばあります。
※スマガRE・ヒロインズ
どーでもいいですが…「スピカさん」、胸元開き過ぎよ。
その点、こちら「スマガRE」
基本設定はそのまま。
…たぶん。
毎度のように原作は未プレイなので、正確なところまでは分かりません
ただしとりあえず確実であろうことは、ちゃんとストーリーを漫画用に置き直しているらしいこと。
細かいところまで無理なく・違和感なく描かれているんですね。
おそらくは綿密な打ち合わせがなされたのだろうと思います。
メーカーさんの本気度が伝わってくるようでした(←実際どうかは知りませんが)
原作をゲームとする漫画はいろいろありましたが、かなり成功した1冊だと思います。
あちこち非常によく出来ており、今後の参考にしてほしいくらいの漫画でした。
”巨大怪獣・悪魔(ゾディアック)”によって、滅亡の危機にある伊都夏市。
記憶喪失な主人公「カケル」は自らを天才と言う魔女(エトワール)「スピカ」と共に学園祭を過ごしておりました。
初対面だったもののやけに気が合っていた2人は、突然「スピカ」からの告白で、えっち寸前にまでなったのです。
…が。
空から襲いかかってきた「悪魔(ゾディアック)」がため、いきなり死んでしまうのでした。
……ふと、目覚めた「カケル」の目前には…
「かみしゃまでち」
巨大な漫画本のコマ内から語りかけてくる、神様がいたのです。
”本当に生き返りたいと願って足掻き、それが面白ければ長期連載もありえる~”という言葉から、「どーてーマン」こと「カケル」は再度人生をやり直すこととしたんですが…。
大まかにはだいたいそんな感じ。
簡単には、何度も死亡(ゲームオーバー)となりながら、その経験を生かして幸せな未来を模索するというお話。
そんなんはゲームと同じもの。
感覚としては、「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」みたいな感じなのかな。
(※そっちも未プレイなので、実際のところ良く分かってないですが)
ストーリーは原作とは別モノ。
こちらでは学園祭の1日…おそらく数時間のうち「悪魔(ゾディアック)」に襲われ、死ぬ運命にある様子。
タイムリミットはごくわずか。
そんな中、どうしたら幸せに物事を解決できるのか、「カケルくん」は手を替え品を替え模索していくのです。
失敗から学んだ事が少しづつ実を結び、世界の謎を解き明かす~みたいな感じ。
RPGで成長していく主人公を見ているように自然と感情移入し易く、刺さるフォーマットであると思います。
まず、もともとのこうした設定がいいんですね。
…で、あちこちで死ぬ運命である「カケルくん」が、頻繁に訪れることとなるのが神様のいる天国(?)
ゲーム版は、巨大なテレビに映っている幼稚園児のような女の子が神様なんですね。
「マンガのめでぃあみっくしゅだからでち!」
そうした台詞そのまま、漫画版は女の子が巨大な漫画本のコマに描かれているのでした。
しかも、黄色の通園帽ではなく、ちゃんとベレー帽になっており、他のコマではキャラが色々とリアクションしていたりするんですね。
ココが秀逸。
とにかくお話での鍵である天界シーンは芸が細かく面白く、漫画版が成功する最大の要因であると思います。
バッドエンドとなった際の漫画が足元に転がっていたりもしてますね。
かなりの回数やり直しをしているため、無数の漫画本が散らばっている、凄まじい光景です。
単なる演出だと思っていましたが…きっと後半で驚くこととなるでしょう。
※天界シーンと通常シーン(「デネブ」、「カペラ」)
この漫画ならでは、という表現が絶妙でした。
1~2話は物語の導入からメインである「スピカさん」編というべきもの。
いきなりえっちシーンから始まって、訳の分からない状態。
こちらも演出で、読み進めればだいたい理解できるようになってます。
記憶喪失という設定がためか、世界とかなんとかの説明をしなかったのは正解だと思いました。
サクサク進めますね。
ロリ担当な「ミラ」、巨乳・眼鏡な「ガーネット」という他の主要ヒロインが登場する3話。
「スピカさん」と長く付き合ったことによって、彼女の状況・心情を把握し、他に目が向くんですね。
ここから4話までは2人を中心とした構成。
料理対決に野球勝負と、これまた失敗し続けることとなるんですけど…ちゃっかりフローチャートなんて作成していた「カケルくん」
かなり慌ただしいスケジュールをこなし、最終的には保健室行きになるほどボロボロの状態で良い結果を導き出すのでした。
…が、しかし。
考えてみれば当然のいうべき理由がため、それも破綻することとなるのでした。
揉める描写は大好物です(笑)
※うまくいかない3名
まぁ、同時進行でこーなるのは当然かと。
そしたらどーすれば良いのか、というのが5話からラストまで。
ここでは物語の真実が描かれています。
ちらほら顔を見せていた、ゲームでは外伝に登場する「カペラ」、「デネブ」というヒロインが登場。
えー、詳細は伏せますがスゴイですね。
なるほどなぁ。
八方塞がりの中、最終話にはびっくり。
これは…たぶん漫画だけの解決ですよね??
良い・悪いは置いといて、まさかあーなるとは予想外でした。
面白かったです。
強めで丁寧な線の絵柄。
濃淡は適度~やや濃いくらいで、乱れ・崩れなく見易いです。
あちこちのバランスに優れ、変にごちゃごちゃもしていません。
あとがきによると、天国シーンは鉛筆で描かれているらしく、素朴なタッチによって通常シーンとの違いを演出しておりました。
誰のアイデアか知りませんが、こうした気遣いも素敵ですね。
良いと思います。
キャラは全体的に幅広めで、可愛らしい漫画っぽいもの。
原作はすっきりとした、やや縦長の人物絵でした。
そちらに慣れている場合は、ちょっとぷにぷにし過ぎてるかも。
漫画版から入ったひでるさんとしては、コマ内で動かし易いようデフォルメされている感覚です。
だいたい↓表紙・表紙で判断して下さい。
ちなみに…↓表紙はパンチラのサービスがあったんですが、紹介帯があるとコレが隠れちゃうんですねー。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・可愛いキャラ絵で、説明ちっくなコマ、分かり辛い箇所もなく、テンポは良好でした。
・ちょっとズルい気もしますが…やや厚め226ページは読み応えありました。
・原作の良い設定を漫画という媒体にて見事に昇華されていたと思います。
合計:[14/15]
紹介帯の「Hで泣けます」はやや大袈裟。
”泣ける”は置いといて、えっち度は低めです
(※これは慣れ過ぎてるからかもしれませんが)
ちなみに、涙腺「徳光和夫」なひでるさんですが、泣く事はありませんでした。
感動でなく、あちこち感心してたのね。
※こちらがゲームの絵になります。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 原作ゲーム・ループ世界
・おまけ: あとがき。
・その他: 原作「ニトロプラス」、折り返しにコメント、
6話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「廣瀬周(ひろせ・しゅう)」センセの「スマガRE[すまがあーるいー]」です。
…あれ。
まだアマゾンにレビューないんですねー。
原作がありながら面白く、完成度の高い漫画だったので、ちょっぴり意外。
きっと絶賛されてるだろうと思ったんですが。
さて、今回の「スマガRE」は原作ゲームの漫画版。
もともとはパソコンのえっちゲームですね。
複数ヒロインで、いくつかエンディングもあるみたい。
よくブログでも取り上げ、似たような事を書いているんですが…こうしたもののコミックス版って難しいですよね。
漫画家さんが気の毒に感じることもしばしばあります。
※スマガRE・ヒロインズ
どーでもいいですが…「スピカさん」、胸元開き過ぎよ。
その点、こちら「スマガRE」
基本設定はそのまま。
…たぶん。
毎度のように原作は未プレイなので、正確なところまでは分かりません
ただしとりあえず確実であろうことは、ちゃんとストーリーを漫画用に置き直しているらしいこと。
細かいところまで無理なく・違和感なく描かれているんですね。
おそらくは綿密な打ち合わせがなされたのだろうと思います。
メーカーさんの本気度が伝わってくるようでした(←実際どうかは知りませんが)
原作をゲームとする漫画はいろいろありましたが、かなり成功した1冊だと思います。
あちこち非常によく出来ており、今後の参考にしてほしいくらいの漫画でした。
”巨大怪獣・悪魔(ゾディアック)”によって、滅亡の危機にある伊都夏市。
記憶喪失な主人公「カケル」は自らを天才と言う魔女(エトワール)「スピカ」と共に学園祭を過ごしておりました。
初対面だったもののやけに気が合っていた2人は、突然「スピカ」からの告白で、えっち寸前にまでなったのです。
…が。
空から襲いかかってきた「悪魔(ゾディアック)」がため、いきなり死んでしまうのでした。
……ふと、目覚めた「カケル」の目前には…
「かみしゃまでち」
巨大な漫画本のコマ内から語りかけてくる、神様がいたのです。
”本当に生き返りたいと願って足掻き、それが面白ければ長期連載もありえる~”という言葉から、「どーてーマン」こと「カケル」は再度人生をやり直すこととしたんですが…。
大まかにはだいたいそんな感じ。
簡単には、何度も死亡(ゲームオーバー)となりながら、その経験を生かして幸せな未来を模索するというお話。
そんなんはゲームと同じもの。
感覚としては、「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」みたいな感じなのかな。
(※そっちも未プレイなので、実際のところ良く分かってないですが)
ストーリーは原作とは別モノ。
こちらでは学園祭の1日…おそらく数時間のうち「悪魔(ゾディアック)」に襲われ、死ぬ運命にある様子。
タイムリミットはごくわずか。
そんな中、どうしたら幸せに物事を解決できるのか、「カケルくん」は手を替え品を替え模索していくのです。
失敗から学んだ事が少しづつ実を結び、世界の謎を解き明かす~みたいな感じ。
RPGで成長していく主人公を見ているように自然と感情移入し易く、刺さるフォーマットであると思います。
まず、もともとのこうした設定がいいんですね。
…で、あちこちで死ぬ運命である「カケルくん」が、頻繁に訪れることとなるのが神様のいる天国(?)
ゲーム版は、巨大なテレビに映っている幼稚園児のような女の子が神様なんですね。
「マンガのめでぃあみっくしゅだからでち!」
そうした台詞そのまま、漫画版は女の子が巨大な漫画本のコマに描かれているのでした。
しかも、黄色の通園帽ではなく、ちゃんとベレー帽になっており、他のコマではキャラが色々とリアクションしていたりするんですね。
ココが秀逸。
とにかくお話での鍵である天界シーンは芸が細かく面白く、漫画版が成功する最大の要因であると思います。
バッドエンドとなった際の漫画が足元に転がっていたりもしてますね。
かなりの回数やり直しをしているため、無数の漫画本が散らばっている、凄まじい光景です。
単なる演出だと思っていましたが…きっと後半で驚くこととなるでしょう。
※天界シーンと通常シーン(「デネブ」、「カペラ」)
この漫画ならでは、という表現が絶妙でした。
1~2話は物語の導入からメインである「スピカさん」編というべきもの。
いきなりえっちシーンから始まって、訳の分からない状態。
こちらも演出で、読み進めればだいたい理解できるようになってます。
記憶喪失という設定がためか、世界とかなんとかの説明をしなかったのは正解だと思いました。
サクサク進めますね。
ロリ担当な「ミラ」、巨乳・眼鏡な「ガーネット」という他の主要ヒロインが登場する3話。
「スピカさん」と長く付き合ったことによって、彼女の状況・心情を把握し、他に目が向くんですね。
ここから4話までは2人を中心とした構成。
料理対決に野球勝負と、これまた失敗し続けることとなるんですけど…ちゃっかりフローチャートなんて作成していた「カケルくん」
かなり慌ただしいスケジュールをこなし、最終的には保健室行きになるほどボロボロの状態で良い結果を導き出すのでした。
…が、しかし。
考えてみれば当然のいうべき理由がため、それも破綻することとなるのでした。
揉める描写は大好物です(笑)
※うまくいかない3名
まぁ、同時進行でこーなるのは当然かと。
そしたらどーすれば良いのか、というのが5話からラストまで。
ここでは物語の真実が描かれています。
ちらほら顔を見せていた、ゲームでは外伝に登場する「カペラ」、「デネブ」というヒロインが登場。
えー、詳細は伏せますがスゴイですね。
なるほどなぁ。
八方塞がりの中、最終話にはびっくり。
これは…たぶん漫画だけの解決ですよね??
良い・悪いは置いといて、まさかあーなるとは予想外でした。
面白かったです。
強めで丁寧な線の絵柄。
濃淡は適度~やや濃いくらいで、乱れ・崩れなく見易いです。
あちこちのバランスに優れ、変にごちゃごちゃもしていません。
あとがきによると、天国シーンは鉛筆で描かれているらしく、素朴なタッチによって通常シーンとの違いを演出しておりました。
誰のアイデアか知りませんが、こうした気遣いも素敵ですね。
良いと思います。
キャラは全体的に幅広めで、可愛らしい漫画っぽいもの。
原作はすっきりとした、やや縦長の人物絵でした。
そちらに慣れている場合は、ちょっとぷにぷにし過ぎてるかも。
漫画版から入ったひでるさんとしては、コマ内で動かし易いようデフォルメされている感覚です。
だいたい↓表紙・表紙で判断して下さい。
ちなみに…↓表紙はパンチラのサービスがあったんですが、紹介帯があるとコレが隠れちゃうんですねー。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・可愛いキャラ絵で、説明ちっくなコマ、分かり辛い箇所もなく、テンポは良好でした。
・ちょっとズルい気もしますが…やや厚め226ページは読み応えありました。
・原作の良い設定を漫画という媒体にて見事に昇華されていたと思います。
合計:[14/15]
紹介帯の「Hで泣けます」はやや大袈裟。
”泣ける”は置いといて、えっち度は低めです
(※これは慣れ過ぎてるからかもしれませんが)
ちなみに、涙腺「徳光和夫」なひでるさんですが、泣く事はありませんでした。
感動でなく、あちこち感心してたのね。
スマガRE (チャンピオンREDコミックス) (2009/11/20) ニトロプラス 商品詳細を見る |
※こちらがゲームの絵になります。
スマガ 通常版 (2009/05/22) Windows 商品詳細を見る |
スマガスペシャル (2009/06/26) Windows 商品詳細を見る |
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■聖天使ユミエル エンドレスフィード (白ぅ~凪ぃ)
★まんがデーター [8/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・触手
・おまけ: あとがき、合間にイラスト、
シリーズ紹介ページ。
・その他: 初単行本(?)、原作「黒井弘騎」、カラー(8P)、
8話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「白ぅ~凪ぃ(?)」センセの「聖天使ユミエル エンドレスフィード」です。
えー、「白ぅ~凪ぃ」センセ。
お名前の読み方が分かりません。
そのまま「しろぅーなぎぃ」だと思うんですが、奥付のローマ字は「usyuuri」と書いてあり…「うしゅうりぃ?」
間違っても失礼なので、↑上の読み仮名はハテナにしておきました。
初連載とは記述ありましたが、今回の「聖天使ユミエル エンドレスフィード」が初単行本になるのかな。
どちらかというとイラストをメインにお仕事されていたようで、原作である「聖天使ユミエル」の小説1巻「シャドークルセイド」の挿絵を担当されていたのが「白ぅ~凪ぃ」センセ。
人気があったようで、ついこないだにはPCゲームにもなってましたね。
ちなみに、最近の挿絵はそちらゲームと同じ方。
ファンの方は、”どのタイミングでこの作品を知ったか”、がポイントになるかもしれません。
※左:羽連悠美、右:一之瀬恵理子
変身前はこんな感じ。こんなんがもう少し多くても良かったかなぁ。
弱い心が欲望に呑まれることによって人間が変化する化け物「エクリプス」
ロザリオからの奇跡の力によって「光翼天使ユミエル」に変身する主人公「羽連悠美(はむら・ゆみ)」は、人知れず彼らを始末しておりました。
「エクリプス」を求め、天恵学園へ潜入した「悠美」は「一之瀬恵理子」という友人を得ました。
しかし、出現した「エクリプス」は触手によって「恵理子」を捕えてしまい…と、だいたいそんな導入部。
変身ヒロインと触手な化け物が闘うという、毎度お馴染み「キルタイムコミュニケーション」さんらしい単行本。
手を変え品を変え、濃厚なえっちが繰り広げられておりました。
触手ネタが好きならばほぼ問題ないと思われます。
タイトルは”聖天使”となっていましたが…こないだの「戦乙女ヴァルキリー2/inoino」などとは違って、「悠美さん」はいちおう普通の人間。
…たぶん。
(※出生が不確かなので、何らかの設定があるのかも)
母から受け継いだロザリオによって「光翼天使ユミエル」になるという、変身ヒロインなのでした。
こちらのお話の良いところは、とにかく”変身後のえっちが頻繁”であること。
基本的に変身後はパワーアップして強くなってる筈。
ただし、えっちが見たいのは変身後の凛々しい姿~ということで、ここにジレンマがあるのです。
そのため、”本来は強いのに、何かしらの事情があってえっちをされ続けてしまう…”というネタをいかに無理ないシチュエーションで流すかが腕の見せ所であると思います。
今回の「光翼天使ユミエル」ですが、1話目「影を狩る者」は人質があったので仕方ないとしても、3話は事情あったとはいえ、油断して相手の術中にはまっていました。
5話については、相当におめでたい感じなのですね、彼女。
「馬鹿ね悠美っ」
とか言われていましたが、その通り。
戦闘シーンで活躍している場面はほとんどなく、せいぜい1話冒頭くらいなもの。
(※そちらでも息乱してましたが)
撃破はたいてい一撃必殺で攻撃力では申し分なさそそうでしたけど、この娘は精神的に弱く、またあちこち甘いんです。
トータルの戦闘力で考えると、そう大したものではなさそう。
話を戻しますが、そんな訳でまともに闘う描写ですらほとんどなく、”変身後のえっちが頻繁”に繋がるのでした。
そりゃー、成年漫画らしくバカバカされています。
特に3話「淫辱の夜」では、主人公ヒロイン「ユミエル」が敵の目前で意識を失ってしまうという、完全敗北な状態にまでなっていました。
話が違えば、あの後調教されたり、改造(笑)されたりしても変ではないですよね。
そちらでは、”もの足りない”ので見逃されてるのです。
だめじゃん。
※光翼天使ユミエル
バンバンえっちされてしまう「ユミエルさん」なのでした。
先ほど精神的に弱い、と書きました。
漫画のテーマに女性同士の友情・愛情というところがあり、「恵理子さん」は重要キャラ。
「悠美さん」の過去描写などもあり、分からない訳でもないんですが…まず1話「影を狩る者」でいきなり親しくなり過ぎて違和感。
だって…あれ転校初日ですよね。
流す程度でもいいので、できれば親しくなっていく日常シーンを差し込みたいところでした。
ついでに言えば、「エクリプス」と闘っている間は「恵理子さん」意識を失っていたようなので…おそらく、ちょうど変身を解いたあたりの「悠美さん」から目撃した筈。
いきなりバケモノにえっちされ、気絶していたような女の子はあーした言動あり得ないでしょう。
襲われていたところ身を呈して助け、隙をついて撃破~という一連の流れをじっくり見せた方が良かったのではないかなぁ。
続いて事情が話される2話「告白」も同様の違和感。
キスしたり、半裸で一緒に寝てたりしてますね、
「恵理子さん」が実は敵の手先であり、一度安心・信頼させ、最後で正体を見せてどん底へ突き落とす…なら分からんでもないですが。
ごめんなさい、もう1つ。
6話「破戒の十字架」~7話「闇の覚醒」という展開は、王道のラストバトルっぽいんですが…ここをクライマックスとしなかったのは、大きな失敗。
詳細は伏せますけど、これでまだ続くのはしつこいです。
漫画・映画などで見られる演出のソレと違って、単に「まだ続くの??」と思ってしまうようなもの。
心情的な面が分からんでもないですが、叫んでゴボッ…となった瞬間に止め刺すでも良かったのでは。
あーなってもなお捕縛されてる「ユミエル」は、敵にも言われているそのまま相当なお馬鹿さんにしか見えません。
色々書いてしまいました。
まぁ、原作つきでぎりぎりのページ制限がある中、えっちとストーリーを両立させるというのは大変だと思います。
「悠美さん」の転校・挨拶シーンをたった1ページでしっかり雰囲気を伝えているところは、「白ぅ~凪ぃ」センセの実力を大いに感じました。
ぺらぺらめくれば分かると思いますが…非常に特徴的な作画なのです。
細くしなやかな線の絵柄。
濃淡はやや濃い目で、ページ全体はデジタルな灰色になっています。
触手なバトルアクションというジャンルで、そんなんから液体・擬音に至るまで盛りだくさん。
大小のコマは入り乱れ、キャラ・台詞などがぶち抜くことも頻繁。
相当なごっちゃり・コテコテ感でした。
枠線がどこだか分からない時もありますね。
可愛らしい絵柄でバランスにも優れ、絵の巧い方ではあると思うんですが…ちと極端。
お話もそうですが、どうなっているのかすら理解し辛い部分もありました。
イラストではともかく、漫画と考えた場合は派手なところはいいんですが、頑張り過ぎかと。
かなり個性があるので、ご注意下さい。
カラーでもそのままなので、↓表紙・裏表紙の判断で良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵の巧い方ですが…ちょっと分かり辛いレベルのごっちゃり感でした。
・キャラの細かい心情まで描かれておらず、結果として中途半端な印象です。
・スタンダードな触手えっち。読者をじんわりさせるまで到達していません。
合計:[8/15]
冒頭に登場していた先輩「藤堂」
あれは…「朝からお盛んな事ですね!」とか、悠長なこと言ってるレベルではないですね。
とっとと始末して下さい(笑)
※こちらが小説版・ゲーム版
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・絵 :■■■□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・触手
・おまけ: あとがき、合間にイラスト、
シリーズ紹介ページ。
・その他: 初単行本(?)、原作「黒井弘騎」、カラー(8P)、
8話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「白ぅ~凪ぃ(?)」センセの「聖天使ユミエル エンドレスフィード」です。
えー、「白ぅ~凪ぃ」センセ。
お名前の読み方が分かりません。
そのまま「しろぅーなぎぃ」だと思うんですが、奥付のローマ字は「usyuuri」と書いてあり…「うしゅうりぃ?」
間違っても失礼なので、↑上の読み仮名はハテナにしておきました。
初連載とは記述ありましたが、今回の「聖天使ユミエル エンドレスフィード」が初単行本になるのかな。
どちらかというとイラストをメインにお仕事されていたようで、原作である「聖天使ユミエル」の小説1巻「シャドークルセイド」の挿絵を担当されていたのが「白ぅ~凪ぃ」センセ。
人気があったようで、ついこないだにはPCゲームにもなってましたね。
ちなみに、最近の挿絵はそちらゲームと同じ方。
ファンの方は、”どのタイミングでこの作品を知ったか”、がポイントになるかもしれません。
※左:羽連悠美、右:一之瀬恵理子
変身前はこんな感じ。こんなんがもう少し多くても良かったかなぁ。
弱い心が欲望に呑まれることによって人間が変化する化け物「エクリプス」
ロザリオからの奇跡の力によって「光翼天使ユミエル」に変身する主人公「羽連悠美(はむら・ゆみ)」は、人知れず彼らを始末しておりました。
「エクリプス」を求め、天恵学園へ潜入した「悠美」は「一之瀬恵理子」という友人を得ました。
しかし、出現した「エクリプス」は触手によって「恵理子」を捕えてしまい…と、だいたいそんな導入部。
変身ヒロインと触手な化け物が闘うという、毎度お馴染み「キルタイムコミュニケーション」さんらしい単行本。
手を変え品を変え、濃厚なえっちが繰り広げられておりました。
触手ネタが好きならばほぼ問題ないと思われます。
タイトルは”聖天使”となっていましたが…こないだの「戦乙女ヴァルキリー2/inoino」などとは違って、「悠美さん」はいちおう普通の人間。
…たぶん。
(※出生が不確かなので、何らかの設定があるのかも)
母から受け継いだロザリオによって「光翼天使ユミエル」になるという、変身ヒロインなのでした。
こちらのお話の良いところは、とにかく”変身後のえっちが頻繁”であること。
基本的に変身後はパワーアップして強くなってる筈。
ただし、えっちが見たいのは変身後の凛々しい姿~ということで、ここにジレンマがあるのです。
そのため、”本来は強いのに、何かしらの事情があってえっちをされ続けてしまう…”というネタをいかに無理ないシチュエーションで流すかが腕の見せ所であると思います。
今回の「光翼天使ユミエル」ですが、1話目「影を狩る者」は人質があったので仕方ないとしても、3話は事情あったとはいえ、油断して相手の術中にはまっていました。
5話については、相当におめでたい感じなのですね、彼女。
「馬鹿ね悠美っ」
とか言われていましたが、その通り。
戦闘シーンで活躍している場面はほとんどなく、せいぜい1話冒頭くらいなもの。
(※そちらでも息乱してましたが)
撃破はたいてい一撃必殺で攻撃力では申し分なさそそうでしたけど、この娘は精神的に弱く、またあちこち甘いんです。
トータルの戦闘力で考えると、そう大したものではなさそう。
話を戻しますが、そんな訳でまともに闘う描写ですらほとんどなく、”変身後のえっちが頻繁”に繋がるのでした。
そりゃー、成年漫画らしくバカバカされています。
特に3話「淫辱の夜」では、主人公ヒロイン「ユミエル」が敵の目前で意識を失ってしまうという、完全敗北な状態にまでなっていました。
話が違えば、あの後調教されたり、改造(笑)されたりしても変ではないですよね。
そちらでは、”もの足りない”ので見逃されてるのです。
だめじゃん。
※光翼天使ユミエル
バンバンえっちされてしまう「ユミエルさん」なのでした。
先ほど精神的に弱い、と書きました。
漫画のテーマに女性同士の友情・愛情というところがあり、「恵理子さん」は重要キャラ。
「悠美さん」の過去描写などもあり、分からない訳でもないんですが…まず1話「影を狩る者」でいきなり親しくなり過ぎて違和感。
だって…あれ転校初日ですよね。
流す程度でもいいので、できれば親しくなっていく日常シーンを差し込みたいところでした。
ついでに言えば、「エクリプス」と闘っている間は「恵理子さん」意識を失っていたようなので…おそらく、ちょうど変身を解いたあたりの「悠美さん」から目撃した筈。
いきなりバケモノにえっちされ、気絶していたような女の子はあーした言動あり得ないでしょう。
襲われていたところ身を呈して助け、隙をついて撃破~という一連の流れをじっくり見せた方が良かったのではないかなぁ。
続いて事情が話される2話「告白」も同様の違和感。
キスしたり、半裸で一緒に寝てたりしてますね、
「恵理子さん」が実は敵の手先であり、一度安心・信頼させ、最後で正体を見せてどん底へ突き落とす…なら分からんでもないですが。
ごめんなさい、もう1つ。
6話「破戒の十字架」~7話「闇の覚醒」という展開は、王道のラストバトルっぽいんですが…ここをクライマックスとしなかったのは、大きな失敗。
詳細は伏せますけど、これでまだ続くのはしつこいです。
漫画・映画などで見られる演出のソレと違って、単に「まだ続くの??」と思ってしまうようなもの。
心情的な面が分からんでもないですが、叫んでゴボッ…となった瞬間に止め刺すでも良かったのでは。
あーなってもなお捕縛されてる「ユミエル」は、敵にも言われているそのまま相当なお馬鹿さんにしか見えません。
色々書いてしまいました。
まぁ、原作つきでぎりぎりのページ制限がある中、えっちとストーリーを両立させるというのは大変だと思います。
「悠美さん」の転校・挨拶シーンをたった1ページでしっかり雰囲気を伝えているところは、「白ぅ~凪ぃ」センセの実力を大いに感じました。
ぺらぺらめくれば分かると思いますが…非常に特徴的な作画なのです。
細くしなやかな線の絵柄。
濃淡はやや濃い目で、ページ全体はデジタルな灰色になっています。
触手なバトルアクションというジャンルで、そんなんから液体・擬音に至るまで盛りだくさん。
大小のコマは入り乱れ、キャラ・台詞などがぶち抜くことも頻繁。
相当なごっちゃり・コテコテ感でした。
枠線がどこだか分からない時もありますね。
可愛らしい絵柄でバランスにも優れ、絵の巧い方ではあると思うんですが…ちと極端。
お話もそうですが、どうなっているのかすら理解し辛い部分もありました。
イラストではともかく、漫画と考えた場合は派手なところはいいんですが、頑張り過ぎかと。
かなり個性があるので、ご注意下さい。
カラーでもそのままなので、↓表紙・裏表紙の判断で良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵の巧い方ですが…ちょっと分かり辛いレベルのごっちゃり感でした。
・キャラの細かい心情まで描かれておらず、結果として中途半端な印象です。
・スタンダードな触手えっち。読者をじんわりさせるまで到達していません。
合計:[8/15]
冒頭に登場していた先輩「藤堂」
あれは…「朝からお盛んな事ですね!」とか、悠長なこと言ってるレベルではないですね。
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■女神荘ぱにっく! (前田千石)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : コメディー・アパート
・おまけ: あとがき。
・その他: 10話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「前田千石(まえだ・せんごく)」センセの「女神荘ぱにっく!」です。
発売日が12日ということで…土曜日も本屋まで行ってきました。
ありましたよ、「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」の2巻。
前巻から登場していた幼馴染み「土浦彩葉さん」ですが…これまた妹「高梨奈緒さん」とは違ったオカシイ娘さん。
なるほど、2階部屋に住む男子なら、わざわざカーテン閉めたりはしないですよね。
ライバルキャラの出現によって、さらにややこしいこととなっていました。
面白いですね。
メインがどっちかと言うと「彩葉さん」であり、また2巻目ということもあってか、前回ほどのインパクトはありません。
これは連続モノなので仕方ないかな。
ただ、11話以降の兄妹描写”まえ以上の見苦しさだわっ!”は良かったので、今後も注目です。
さて、共に発売されていた、ひでるさん的にメインな「前田千石」センセの最新刊。
いつものように一般えっち系ですね。
なにげに単行本は全て追跡しているので、こちら「女神荘ぱにっく!」も当然取り上げさせて頂きます。
大学生「澤田漣児(さわだ・れんじ)」は、資産家であるらしい祖父「友蔵」のアパートへ居候の上、学費の面倒も見てもらっていました。
ある日、祖父がオーナーである「女神荘」へ管理人として住み込むよう言われたのです。
「女神荘」は年季の入ったボロながら、女性のみが入居できるという夢のようなアパート。
しかし「漣児」は徹底した女嫌いで、共にそちらへ移ることとなった正体不明な同居人「紗江子」のスキンシップにも悲鳴を上げていたような男性だったのでした。
だいたいそんなんです。
※女神荘・住人群
海水浴へ行った際のカットです。ちなみに中央が「九恵さん」
今回も1冊まるまるという連続話。
「めぞん一刻」が有名であります、アパート・集団キャラな漫画ですね。
いかにもセンセらしい、コメディー描写の多いストーリーに仕上がっていました。
特に固定となるべきヒロインは…いないっぽく、登場していた多くの住人らが彼を困惑・サポートするような感じ。
大雑把には。
各話ヒロイン持ち回りなブツ切り形式でなく、主人公自身の問題解決がメインという内容。
深いトラウマを持っており、会話程度なら問題ないものの…過剰な接触には悲鳴を上げて顔色悪くなり、えっち中に気絶するという「漣児くん」
正真正銘の女嫌いですねー。
そんな彼が管理人となったアパート「女神荘」
入居する女性を祖父「友蔵」が必ず面接をしているらしく、”愛人候補”であると考えていた住人もいました。
前半はちょっと変わった住人らとのやりとり、後半は彼の抱えるトラウマから、アパートの秘密までが描かれています。
主人公「漣児くん」は真面目でややお人好し。
ボケ倒してくる周囲の女性陣に対し、次々に突っ込みを入れておりました。
赴任・挨拶後に「ドッと疲れた」とか言ってましたが、それも納得。
しかも、女性を苦手とする彼ならば尚更ですね。
漫画にはえっちシーンがあるんですが、ほぼヤラれちゃうパターン(笑)
女性がやたらめったら積極的で、壁際に追い詰められる事も頻繁にありました。
※左:柊はるか、右:摩夜さん
突っ込みまくりの「漣児くん」なのでした。こりゃ疲れそうだ(笑)
もっとも彼を振り回していたのが、102号室の住人・同い年である従妹「九恵(このえ)」さん。
いちおう元管理人な彼女。
当然ながら「漣児くん」とは面識があり、記憶では”すごい人見知りで大人しい”という彼女。
しかし、何年ぶりかに再会した「九恵さん」は、”動物じみた求愛行動”とか言われていた、住人中でもトップクラスの変態なのでした。
子供の頃から察するに…過剰に感じていた(なかば勘違い)ものの反動が大きく出たのかな。
可愛い外観とは違って言動危なく、よくコスプレして迫っていました。
だいたい、再会であーんなところを目撃されているというのに、まるで気にしていないところがスゴイですねー。
4話では猫コスプレにて”拾って下さい”みたいなコトをやってます。
(※「漣児くん」曰く「1人コント」)
あの格好で外歩いてきたのかなぁ…。
また、6話海水浴での”スイカ割り”の姿は必見です。
201号室の「摩夜」さんは、常に下着姿でうろつくようなお姉さん。
だらりとした感じで、酒・煙草というキーワードが似合う、ステレオタイプな女性です。
色々と設定があったかもしれませんが、漫画ではあまり目立つところなく、ちと残念。
もしかしたら、外観とは裏腹にそこそこ常識人だったのかもしれませんね。
唯一の子持ち「柊はるか」さんは202号室。
言動のしっかりした娘「柊さやか」ちゃんの母ですね。
離婚というよりも未亡人っぽいかな?
先の「摩夜さん」とは逆に、落ち着いた女性に見えるものの実は変。
職業は看護師で、おそらく大した考えないまま「漣児くん」を治療すべく奮闘しておりました。
最も早く「漣児くん」と関係し、いきなり彼を追いこんでいます。
5話では「さやかちゃん」の挨拶にも拒否反応を示すほど悪化していた「漣児くん」ですが、明らかに原因の1つですね。
名前以外は正体不明という103号室の「紗江子さん」
もともと祖父の部屋から同居しており、ちらほら誘惑はしていたものの一度も手を出さなかったという彼女。
↓表紙を飾っており、お話では要所をしめていたところから察するに…正ヒロインは「紗江子さん」かなぁ。
雰囲気的に「縁切り本舗」でお気に入りなキャラ「美月さん」とよく似た感じ。
購入の際に見た↓表紙の段階で直撃コースだったんですが、以前にも書いているように髪で片目の隠れるキャラはひでるさんのツボ。
しかも、催眠術を使ったりもする、冷静沈着な策士というのも良い設定でした。
核心部分に触れるので詳細は伏せますが、トラブルの元「樫原翔子」が登場する後半では大活躍しておりました。
7話で彼女に見せた、ふとした(笑顔でない)視線もいいですねー。
実は詳しく事情を知っている1人で、元々の目的の1つはトラウマの解消だったのかな。
(※漫画中、完治はしてないようですが)
最もタチ悪い方なのかもしれません。
ただ、そんなトコもお気に入りです(笑)
※紗江子さん
直撃されました。このキャラはあちこち良かったなぁ。
「漣児くん」の部屋は1階であったようなので、想像するに101号室の筈。
102号室は従妹「九恵さん」、103号室が「紗江子さん」、201号室は「摩夜さん」、202号室は「柊はるか・さやか」親子。
部屋番号から察するに、「女神荘」はおそらく6部屋なため…。
じっくり2周目を見ましたが、なるほどかなり前半にヒントがありましたね!
(※9話にもしっかりありましたけど、見過ごしてしまいましたー)
乱れることのない、正確な線の絵柄。
濃淡は適度なくらいですが、描き込みは軽めでページ全体はすっきり。
センセの絵柄はシリアスだと殺伐とした緊張感に包まれるんですが、こちらなどコメディーの場合はぺかぺかとした珍道中ちっく。
どっちも描ける画力をお持ちで、崩し絵は無論のことちょっとした表情変化が巧いです。
特に後半はそんな感じ。
同じような笑顔の「紗江子さん」は、たまにじんわりという静かな威圧感がありました。
詳細は伏せますが、「まだ続ける?」のコマが非常に良かったです。
好みを大きく左右するような癖ではない(と思う)ので、判断は↓表紙で良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・いつも通りの安定感でした。万人にも好まれるタイプでしょう。
・ひと盛り上がりしたところで終わってしまった感じ。ちょっと早いかなぁ。
・いかにもセンセらしい、えっちコメディーでした。
合計:[12/15]
「紗江子さん」ほか、登場キャラは非常に良かったので、たった1巻で終わってしまうのは非常に残念。
これは大人の事情かなぁ。
もっと「前田千石」センセの漫画をじっくり・きっちり読みたいです。
★「前田千石」センセの漫画紹介記事
[ミセスリンク]
B-men’s comics 初単行本 人妻調教
[奥さんバレー]
ACTION COMICS 2冊目 スポーツえっち
[アネモエ 姉萌え]
B-men’s comics 3冊目 お姉さんとの近親
[森乃さんちの婿事情]
ACTION COMICS 4冊目 お隣の母・姉妹とのコメディー
[ふぁみこん。]
B-men’s comics 5冊目 母子の近親・小さい兄と大きい妹(母もいる)のコメディー
[ハハカノ]
ACTION COMICS 6冊目 義母との近親コメディー
[縁切り本舗]
ACTION COMICS 7冊目 憧れていた従姉のお姉さんの豹変ぶりは?
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : コメディー・アパート
・おまけ: あとがき。
・その他: 10話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「前田千石(まえだ・せんごく)」センセの「女神荘ぱにっく!」です。
発売日が12日ということで…土曜日も本屋まで行ってきました。
ありましたよ、「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」の2巻。
前巻から登場していた幼馴染み「土浦彩葉さん」ですが…これまた妹「高梨奈緒さん」とは違ったオカシイ娘さん。
なるほど、2階部屋に住む男子なら、わざわざカーテン閉めたりはしないですよね。
ライバルキャラの出現によって、さらにややこしいこととなっていました。
面白いですね。
メインがどっちかと言うと「彩葉さん」であり、また2巻目ということもあってか、前回ほどのインパクトはありません。
これは連続モノなので仕方ないかな。
ただ、11話以降の兄妹描写”まえ以上の見苦しさだわっ!”は良かったので、今後も注目です。
お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!2(アクションコミックス) (2009/12/12) 草野 紅壱 商品詳細を見る |
さて、共に発売されていた、ひでるさん的にメインな「前田千石」センセの最新刊。
いつものように一般えっち系ですね。
なにげに単行本は全て追跡しているので、こちら「女神荘ぱにっく!」も当然取り上げさせて頂きます。
大学生「澤田漣児(さわだ・れんじ)」は、資産家であるらしい祖父「友蔵」のアパートへ居候の上、学費の面倒も見てもらっていました。
ある日、祖父がオーナーである「女神荘」へ管理人として住み込むよう言われたのです。
「女神荘」は年季の入ったボロながら、女性のみが入居できるという夢のようなアパート。
しかし「漣児」は徹底した女嫌いで、共にそちらへ移ることとなった正体不明な同居人「紗江子」のスキンシップにも悲鳴を上げていたような男性だったのでした。
だいたいそんなんです。
※女神荘・住人群
海水浴へ行った際のカットです。ちなみに中央が「九恵さん」
今回も1冊まるまるという連続話。
「めぞん一刻」が有名であります、アパート・集団キャラな漫画ですね。
いかにもセンセらしい、コメディー描写の多いストーリーに仕上がっていました。
特に固定となるべきヒロインは…いないっぽく、登場していた多くの住人らが彼を困惑・サポートするような感じ。
大雑把には。
各話ヒロイン持ち回りなブツ切り形式でなく、主人公自身の問題解決がメインという内容。
深いトラウマを持っており、会話程度なら問題ないものの…過剰な接触には悲鳴を上げて顔色悪くなり、えっち中に気絶するという「漣児くん」
正真正銘の女嫌いですねー。
そんな彼が管理人となったアパート「女神荘」
入居する女性を祖父「友蔵」が必ず面接をしているらしく、”愛人候補”であると考えていた住人もいました。
前半はちょっと変わった住人らとのやりとり、後半は彼の抱えるトラウマから、アパートの秘密までが描かれています。
主人公「漣児くん」は真面目でややお人好し。
ボケ倒してくる周囲の女性陣に対し、次々に突っ込みを入れておりました。
赴任・挨拶後に「ドッと疲れた」とか言ってましたが、それも納得。
しかも、女性を苦手とする彼ならば尚更ですね。
漫画にはえっちシーンがあるんですが、ほぼヤラれちゃうパターン(笑)
女性がやたらめったら積極的で、壁際に追い詰められる事も頻繁にありました。
※左:柊はるか、右:摩夜さん
突っ込みまくりの「漣児くん」なのでした。こりゃ疲れそうだ(笑)
もっとも彼を振り回していたのが、102号室の住人・同い年である従妹「九恵(このえ)」さん。
いちおう元管理人な彼女。
当然ながら「漣児くん」とは面識があり、記憶では”すごい人見知りで大人しい”という彼女。
しかし、何年ぶりかに再会した「九恵さん」は、”動物じみた求愛行動”とか言われていた、住人中でもトップクラスの変態なのでした。
子供の頃から察するに…過剰に感じていた(なかば勘違い)ものの反動が大きく出たのかな。
可愛い外観とは違って言動危なく、よくコスプレして迫っていました。
だいたい、再会であーんなところを目撃されているというのに、まるで気にしていないところがスゴイですねー。
4話では猫コスプレにて”拾って下さい”みたいなコトをやってます。
(※「漣児くん」曰く「1人コント」)
あの格好で外歩いてきたのかなぁ…。
また、6話海水浴での”スイカ割り”の姿は必見です。
201号室の「摩夜」さんは、常に下着姿でうろつくようなお姉さん。
だらりとした感じで、酒・煙草というキーワードが似合う、ステレオタイプな女性です。
色々と設定があったかもしれませんが、漫画ではあまり目立つところなく、ちと残念。
もしかしたら、外観とは裏腹にそこそこ常識人だったのかもしれませんね。
唯一の子持ち「柊はるか」さんは202号室。
言動のしっかりした娘「柊さやか」ちゃんの母ですね。
離婚というよりも未亡人っぽいかな?
先の「摩夜さん」とは逆に、落ち着いた女性に見えるものの実は変。
職業は看護師で、おそらく大した考えないまま「漣児くん」を治療すべく奮闘しておりました。
最も早く「漣児くん」と関係し、いきなり彼を追いこんでいます。
5話では「さやかちゃん」の挨拶にも拒否反応を示すほど悪化していた「漣児くん」ですが、明らかに原因の1つですね。
名前以外は正体不明という103号室の「紗江子さん」
もともと祖父の部屋から同居しており、ちらほら誘惑はしていたものの一度も手を出さなかったという彼女。
↓表紙を飾っており、お話では要所をしめていたところから察するに…正ヒロインは「紗江子さん」かなぁ。
雰囲気的に「縁切り本舗」でお気に入りなキャラ「美月さん」とよく似た感じ。
購入の際に見た↓表紙の段階で直撃コースだったんですが、以前にも書いているように髪で片目の隠れるキャラはひでるさんのツボ。
しかも、催眠術を使ったりもする、冷静沈着な策士というのも良い設定でした。
核心部分に触れるので詳細は伏せますが、トラブルの元「樫原翔子」が登場する後半では大活躍しておりました。
7話で彼女に見せた、ふとした(笑顔でない)視線もいいですねー。
実は詳しく事情を知っている1人で、元々の目的の1つはトラウマの解消だったのかな。
(※漫画中、完治はしてないようですが)
最もタチ悪い方なのかもしれません。
ただ、そんなトコもお気に入りです(笑)
※紗江子さん
直撃されました。このキャラはあちこち良かったなぁ。
「漣児くん」の部屋は1階であったようなので、想像するに101号室の筈。
102号室は従妹「九恵さん」、103号室が「紗江子さん」、201号室は「摩夜さん」、202号室は「柊はるか・さやか」親子。
部屋番号から察するに、「女神荘」はおそらく6部屋なため…。
じっくり2周目を見ましたが、なるほどかなり前半にヒントがありましたね!
(※9話にもしっかりありましたけど、見過ごしてしまいましたー)
乱れることのない、正確な線の絵柄。
濃淡は適度なくらいですが、描き込みは軽めでページ全体はすっきり。
センセの絵柄はシリアスだと殺伐とした緊張感に包まれるんですが、こちらなどコメディーの場合はぺかぺかとした珍道中ちっく。
どっちも描ける画力をお持ちで、崩し絵は無論のことちょっとした表情変化が巧いです。
特に後半はそんな感じ。
同じような笑顔の「紗江子さん」は、たまにじんわりという静かな威圧感がありました。
詳細は伏せますが、「まだ続ける?」のコマが非常に良かったです。
好みを大きく左右するような癖ではない(と思う)ので、判断は↓表紙で良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・いつも通りの安定感でした。万人にも好まれるタイプでしょう。
・ひと盛り上がりしたところで終わってしまった感じ。ちょっと早いかなぁ。
・いかにもセンセらしい、えっちコメディーでした。
合計:[12/15]
「紗江子さん」ほか、登場キャラは非常に良かったので、たった1巻で終わってしまうのは非常に残念。
これは大人の事情かなぁ。
もっと「前田千石」センセの漫画をじっくり・きっちり読みたいです。
女神荘ぱにっく!(アクションコミックス) (2009/12/12) 前田 千石 商品詳細を見る |
★「前田千石」センセの漫画紹介記事
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B-men’s comics 5冊目 母子の近親・小さい兄と大きい妹(母もいる)のコメディー
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ACTION COMICS 6冊目 義母との近親コメディー
[縁切り本舗]
ACTION COMICS 7冊目 憧れていた従姉のお姉さんの豹変ぶりは?
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■年中無休★サンタさん! (仏さんじょ)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■□□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : コメディー・変身ヒロイン
・おまけ: あとがき4コマ、
カバー裏にプレゼンツ大百科(No.001,002)
・その他: 折り返しにコメント、カラー(4P)、
5話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「仏さんじょ(いむ・さんじょ)」センセの「年中無休★サンタさん! 1巻」です。
ついに発売されました。
これが7/13に頂いたコメントで存在を知りましたサンタ漫画ですね!
さて、こちらでも紹介しておりました「厳守!きまり学園」
勝手に学園公認番長とされてしまった主人公「見城憲太郎」とそのお目付け役・風紀委員「菊川きまり」が各イベントの風紀委員と絡むコメディーでした。
そちらのゲストに、クリスマス風紀「三田太陽(さんた・さん)」という非常に良いキャラがいたのです。
「仏さんじょ」センセもだいぶ気に入った様子。
なにしろ単行本のおまけカードはあちこちヒロインを横目に彼女が描かれており、”レギュラーに出来そうもなかったので、作品自体を終了させてみました”というような冗談を書いていましたが…なんと、これが現実になったのです。
※ヒロイン特集1:恥ずかしい「三田燦さん」
なんだこれーとか言ってます。ただ、クリスマス風紀の彼女より露出は控えめ(笑)
そんな訳で、他にも「五月病症候群」、「ろりぽ アンリミテッド」を紹介している「仏さんじょ」センセの最新刊。
通算10冊目という「年中無休★サンタさん!」をさっそく読んでみました。
…相変わらず、ものスゴイ独特な世界が広がってます。
こうした漫画については、おそらく右に出る方いないのではないでしょうか。
高校生の主人公「三田燦(みた・さん)」は、生徒会では副会長を務める優等生でした。
ある日、名前そのまま”サンタになる家系”であることを告げられた「燦」は母より力を継承。
16才の誕生日にサンタとなったのです。
その仕事は良い子にプレゼントを届けるというものでなく…”大切にされなかったプレゼントのなれの果て”である、通称「プレゼンツ」を狩ること。
誰かの趣味でやたら短いスカートと、恥ずかしさたっぷりな必殺技を駆使して町内を守るのでした。
だいたいそんな感じ。
格好としてはミニスカサンタですが、ノリとしては完全に変身・魔法ヒロインな漫画。
先の「三田太陽さん」とは、設定は当然のこと、ミニスカサンタ衣装についても変化しておりました。
基本的はコメディー。
少女と言い張る母親ほか、外面の良い腹黒キャラ「白銀高尚(しろがね・たかなお)」、通称「がっかり会長」という生徒会長「蓮沼本見」…など、ボケ倒す、暴走する彼・彼女らに振り回されつつ、サンタとして頑張る「燦さん」という感じ。
色々と恥ずかしい変身後から、あっさり「高尚くん」に正体を知られるなど、センセお得意な不幸描写は秀逸。
面白いです。
※ヒロイン特集2:必殺技の「三田燦さん」
腰を左・右・左に振って、ウィンクで発動なのでした。これは失敗パターン。
導入となる1話「真夏のサンタさん!」
困惑する「燦さん」から、彼女の母親とのやりとりが可笑しいです。
変身前後で全裸になるのはお約束ですねー。
ちなみに、「高尚くん」は冒頭にパンチラを目撃していたようですが…絵には描かれておらず、その手のえっち描写はごく控え目。
期待した方はちと残念。
変身・入浴シーンも肝心な部分は隠されてます。
基本的にコメディーな展開ですが、敵「チワワ・ザ・シェイカー」にはっちゃけ感はありませんでした。
攻撃に無傷で、なにげに力を使いこなしているなど、「燦さん」の能力が垣間見えます。
2話「仮面の良い子たち!」は学園描写。
前話オチ部分から、ちょっと気になる幼馴染み「高尚くん」をピックアップしたものになっていました。
変身の際に、ちゃっかりカメラを構える「高尚くん」がいい感じ(笑)
収録中にて、3話「初めての強敵 初めての大ピンチ!」、4話「あきらめない!」は非常に良いエピソード。
先ほど書きましたが、この漫画は敵に冗談っぽさないのが特徴。
冒頭はコメディーちっくな描写になっていましたが…手足がオモチャになったりするのはちょっと恐ろしいですね。
追跡していたサンタ(※デザインは「三田太陽さん」っぽい)を余裕で消滅させるなど、こちらの敵「ダックス・憤怒」は相当な実力者。
サポート役の「パンディ」もはっきり”強敵”と言っています。
しかも、前話オチの流れから人間関係がギスギスして、精神的に不安定だった「燦さん」が襲われる、シリアス展開になっているのです。
能力を解析された挙句精神的にも揺さぶられ、不安定な精神状態を狙って攻撃が仕掛けられるという、「帰ってきたウルトラマン」の37、38話みたいな風情でした。
(※計画的なそちらと違い、単に偶然タイミング重なっただけですが)
ここが非常に深い。
強大な相手に対する揺らぎ、「高尚くん」に対する想いから隙を見せてしまい、ピンチに陥る「燦さん」にドキドキ。
ひでるさん好みな展開です(笑)
ぶっちゃけ…このまま終わっても良いくらいでした。
※ヒロイン特集3:シリアス「三田燦さん」
ギャグだけではありません。こうしたエピソードは大好物なひでるです。
そんな訳で前話が真面目なエピソードだったためか、5話は敵も出現せず、皆で焼肉を食べに行くというはっちゃけ話。
実は焼肉ショーグンだった「燦さん」
(※注意:焼肉ショーグン→鍋奉行の焼肉版みたいな感じ。センセの造語…ですよね?)
独自の理論を展開し、おっかないくらいに仕切るというものでした。
ここは本来の「仏さんじょ」センセらしいお話です。
柔らか線のすっきり絵。
適度なくらいの濃淡で、描き込みそこそこなので画面はこざっぱりな印象です。
コメディー描写が強く、勢いあるだけそれなり。
癖の強い平面絵です。
きっちり人を選びますが…漫画的なものは巧く、ネタで引っ張るタイプなので、違和感が少なければ問題ないでしょう。
分かり辛い箇所もありません。
はっちゃけ表現からテンポまで優れています。
カラーでも大きく変化はしないので、↓表紙の判断で良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・分かり易い表現で、個人的には違和感ないですが…一般的ではこのくらいかと。
・ぺかぺかした冗談ばかりでなかったのが気に入りましたが、読者によりけりですかね。
・サンタクロースをこうした漫画に仕上げれるのは、世界でただ1人でしょう。
合計:[11/15]
本来のコメディーもいいですが、3、4話がどうにも刺さってしまいました。
5話があーした感じだったので、次の戦闘がどうなってしまうのか、楽しみにしたいと思います。
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・絵 :■■□□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : コメディー・変身ヒロイン
・おまけ: あとがき4コマ、
カバー裏にプレゼンツ大百科(No.001,002)
・その他: 折り返しにコメント、カラー(4P)、
5話収録、現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「仏さんじょ(いむ・さんじょ)」センセの「年中無休★サンタさん! 1巻」です。
ついに発売されました。
これが7/13に頂いたコメントで存在を知りましたサンタ漫画ですね!
さて、こちらでも紹介しておりました「厳守!きまり学園」
勝手に学園公認番長とされてしまった主人公「見城憲太郎」とそのお目付け役・風紀委員「菊川きまり」が各イベントの風紀委員と絡むコメディーでした。
そちらのゲストに、クリスマス風紀「三田太陽(さんた・さん)」という非常に良いキャラがいたのです。
「仏さんじょ」センセもだいぶ気に入った様子。
なにしろ単行本のおまけカードはあちこちヒロインを横目に彼女が描かれており、”レギュラーに出来そうもなかったので、作品自体を終了させてみました”というような冗談を書いていましたが…なんと、これが現実になったのです。
※ヒロイン特集1:恥ずかしい「三田燦さん」
なんだこれーとか言ってます。ただ、クリスマス風紀の彼女より露出は控えめ(笑)
そんな訳で、他にも「五月病症候群」、「ろりぽ アンリミテッド」を紹介している「仏さんじょ」センセの最新刊。
通算10冊目という「年中無休★サンタさん!」をさっそく読んでみました。
…相変わらず、ものスゴイ独特な世界が広がってます。
こうした漫画については、おそらく右に出る方いないのではないでしょうか。
高校生の主人公「三田燦(みた・さん)」は、生徒会では副会長を務める優等生でした。
ある日、名前そのまま”サンタになる家系”であることを告げられた「燦」は母より力を継承。
16才の誕生日にサンタとなったのです。
その仕事は良い子にプレゼントを届けるというものでなく…”大切にされなかったプレゼントのなれの果て”である、通称「プレゼンツ」を狩ること。
誰かの趣味でやたら短いスカートと、恥ずかしさたっぷりな必殺技を駆使して町内を守るのでした。
だいたいそんな感じ。
格好としてはミニスカサンタですが、ノリとしては完全に変身・魔法ヒロインな漫画。
先の「三田太陽さん」とは、設定は当然のこと、ミニスカサンタ衣装についても変化しておりました。
基本的はコメディー。
少女と言い張る母親ほか、外面の良い腹黒キャラ「白銀高尚(しろがね・たかなお)」、通称「がっかり会長」という生徒会長「蓮沼本見」…など、ボケ倒す、暴走する彼・彼女らに振り回されつつ、サンタとして頑張る「燦さん」という感じ。
色々と恥ずかしい変身後から、あっさり「高尚くん」に正体を知られるなど、センセお得意な不幸描写は秀逸。
面白いです。
※ヒロイン特集2:必殺技の「三田燦さん」
腰を左・右・左に振って、ウィンクで発動なのでした。これは失敗パターン。
導入となる1話「真夏のサンタさん!」
困惑する「燦さん」から、彼女の母親とのやりとりが可笑しいです。
変身前後で全裸になるのはお約束ですねー。
ちなみに、「高尚くん」は冒頭にパンチラを目撃していたようですが…絵には描かれておらず、その手のえっち描写はごく控え目。
期待した方はちと残念。
変身・入浴シーンも肝心な部分は隠されてます。
基本的にコメディーな展開ですが、敵「チワワ・ザ・シェイカー」にはっちゃけ感はありませんでした。
攻撃に無傷で、なにげに力を使いこなしているなど、「燦さん」の能力が垣間見えます。
2話「仮面の良い子たち!」は学園描写。
前話オチ部分から、ちょっと気になる幼馴染み「高尚くん」をピックアップしたものになっていました。
変身の際に、ちゃっかりカメラを構える「高尚くん」がいい感じ(笑)
収録中にて、3話「初めての強敵 初めての大ピンチ!」、4話「あきらめない!」は非常に良いエピソード。
先ほど書きましたが、この漫画は敵に冗談っぽさないのが特徴。
冒頭はコメディーちっくな描写になっていましたが…手足がオモチャになったりするのはちょっと恐ろしいですね。
追跡していたサンタ(※デザインは「三田太陽さん」っぽい)を余裕で消滅させるなど、こちらの敵「ダックス・憤怒」は相当な実力者。
サポート役の「パンディ」もはっきり”強敵”と言っています。
しかも、前話オチの流れから人間関係がギスギスして、精神的に不安定だった「燦さん」が襲われる、シリアス展開になっているのです。
能力を解析された挙句精神的にも揺さぶられ、不安定な精神状態を狙って攻撃が仕掛けられるという、「帰ってきたウルトラマン」の37、38話みたいな風情でした。
(※計画的なそちらと違い、単に偶然タイミング重なっただけですが)
ここが非常に深い。
強大な相手に対する揺らぎ、「高尚くん」に対する想いから隙を見せてしまい、ピンチに陥る「燦さん」にドキドキ。
ひでるさん好みな展開です(笑)
ぶっちゃけ…このまま終わっても良いくらいでした。
※ヒロイン特集3:シリアス「三田燦さん」
ギャグだけではありません。こうしたエピソードは大好物なひでるです。
そんな訳で前話が真面目なエピソードだったためか、5話は敵も出現せず、皆で焼肉を食べに行くというはっちゃけ話。
実は焼肉ショーグンだった「燦さん」
(※注意:焼肉ショーグン→鍋奉行の焼肉版みたいな感じ。センセの造語…ですよね?)
独自の理論を展開し、おっかないくらいに仕切るというものでした。
ここは本来の「仏さんじょ」センセらしいお話です。
柔らか線のすっきり絵。
適度なくらいの濃淡で、描き込みそこそこなので画面はこざっぱりな印象です。
コメディー描写が強く、勢いあるだけそれなり。
癖の強い平面絵です。
きっちり人を選びますが…漫画的なものは巧く、ネタで引っ張るタイプなので、違和感が少なければ問題ないでしょう。
分かり辛い箇所もありません。
はっちゃけ表現からテンポまで優れています。
カラーでも大きく変化はしないので、↓表紙の判断で良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・分かり易い表現で、個人的には違和感ないですが…一般的ではこのくらいかと。
・ぺかぺかした冗談ばかりでなかったのが気に入りましたが、読者によりけりですかね。
・サンタクロースをこうした漫画に仕上げれるのは、世界でただ1人でしょう。
合計:[11/15]
本来のコメディーもいいですが、3、4話がどうにも刺さってしまいました。
5話があーした感じだったので、次の戦闘がどうなってしまうのか、楽しみにしたいと思います。
年中無休★サンタさん! 1 (IDコミックス REXコミックス) (2009/12/09) 仏 さんじょ 商品詳細を見る |
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■FEVER!ぱっくん妹 (藤坂リリック)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき、作品解説、
カバー裏に別絵(表紙はリンク絵)、
カラー描き下ろし「弥侑FEVER!プレリュード」
・その他: カラー(10P)、短編×12(うち「弥侑FEVER!」×2、
「純情すく水スクール」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「藤坂リリック(ふじさか・りりっく)」センセの「FEVER!ぱっくん妹」です。
週末の本屋さんはまだちらほらという感じ。
大攻勢は来週以降ですかね。
眠気たっぷりですが、年末までもう数日。
ぎりぎりまで頑張っていきましょう。
さて、本日は久しぶりで手に取りました「藤坂リリック」センセ。
6冊目の単行本「FEVER!ぱっくん妹」です。
こちらでは2冊目にあたる「Honey&Sweet」を紹介しておりますが…あまり刺さらなかったんですね。
今回の単行本は、オレンジが映えた↓表紙が良かったので、手にとってみました。
表紙というのは重要ですね。
露出控えめでしたが、その分ポップで柑橘系。
本編のラブで楽しい雰囲気を醸し出していたと思います。
バランス的にも良いのではないでしょうか。
※彩花ちゃん
やっぱりこうした近親・妹系がオススメです。
タイトルから察するにメインな短編「弥侑FEVER!」
妹「弥侑」ちゃんとのお風呂を楽しみにしていた兄。
毎週金曜日は”お風呂の日”ということで、2人仲良く入っていたんですが…6年生になっていた「弥侑ちゃん」はそれをすっぱり断ってきたのです。
尋常でないほどの落ち込みを見せていた彼に「弥侑ちゃん」は…という流れ。
いい表情を見せていた↓表紙が「弥侑ちゃん」です。
カラー描き下ろしという「弥侑FEVER!プレリュード」は、プロローグ的なお話でした。
(※プレリュードが序曲みたいな意味ですね)
ここはたった4ページだけなんですが、お風呂を共にする兄が(えろい意味はなく)いかにも見て・考えているかもしれない感じで面白いですね。
妄想部分はちと極端ですが、手を出さずとも同じ映像が浮かんでいるのも同様。
そうした経緯があり、思春期真っ只中な「弥侑ちゃん」がお風呂を拒否するのは当然のこと。
ショックを受ける気持ち(←父親みたいですね)は分からんでもないですが、年下に気を使わせるほど落胆しないように(笑)
「裸だけでイイから見せてくれ!」
とかなんとか、要求がズレていくのもなかなか良い感じ。
このあたりの掛け合いは楽しいので必見です。
どんな兄妹だ。
オチまで巧くまとまっており、「弥侑ちゃん」の魅力全開なお話になっていました。
センセもお気に入りなようです。
カラー原稿のある「イロドリいろは」も妹「彩花」ちゃんと兄の近親ラブコメ。
”Hなことを考えると発情し、暴走してしまう”という、馬鹿馬鹿しい病気のお兄ちゃん。
その処理をしていた「彩花ちゃん」でしたが、いつからかその病気は彼女にも感染していたのでした。
だいたいそんなん。
単行本では、目次後のカラー2ページのイラストが…なにげに「彩花ちゃん」なのでした。
(※その直後に始まっているのが先の「弥侑FEVER!」なんですが…位置的にややこしいですね。まさか乱丁ではないよねぇ…)
水玉模様な下着がいい感じです。
先の兄妹と違い、病気を建前にして既に近親関係があった2人。
常套手段の1つですよね。
いままで”処理していた”「彩花ちゃん」でしたが、これからは共に処理し合う必要があり…単なるラブラブなカップルになっていくのでしょう。
ちなみに、呼び出しにすぐ駆け付けたほか、申し訳なく思って気にしているなど、先のお兄ちゃんよりマトモでした。
※左:弥侑ちゃん、右:菜摘ちゃん
「弥侑ちゃん」は非常に良いお話でした。「菜摘ちゃん」の下は…単行本でどうぞ。
「菜摘まっサカリ」の妹「菜摘」ちゃん。
こちらのお兄ちゃんは頻繁にイタズラされていましたけど…まぁ、あーまで絡んでくるというのはちょっと違いますよね。
彼の妹趣味を見て、無視されてないんだもの。
下着を投げつけてきて、何も穿いてないと見せかけて絆創膏~というシチュエーションが冒頭にあるんですが…「菜摘ちゃん」、アレは逆にえっちくさいですよ。
兄・弟がいる「しおり」ちゃんの「せいちょうのしおり」はコメディーちっく。
「お姉ちゃんみたいに変態になりたくないし…」
とか言われていたそのまま、えっちに貪欲で興味津々な「しおりちゃん」
テストも保健だけ満点というのが楽しいですね。
1人2人弟妹が増えてもおっけー、ということで、3名での近親えっちを堪能していました。
よかないでしょー!!
描き下ろしでなく、ちゃんと連続形式になっているのが「純情すく水スクール」
スイミングスクールで記録を伸ばし続けるエース「浩志」くん。
東京の学校へ推薦入学が決まっており、彼に想いを寄せていた「緋月」ちゃんは最後のチャンス。
先輩「藤瀬葵依」さんの後押しもあり、遂に告白したのでした。
Wヒロインな漫画ですね。
スクール水着な2人(※「葵依さん」は上半身セーラー服です)とのえっち。
実は「葵依さん」も彼のことが好きで、「緋月ちゃん」の言葉もあって参加することとなるんですが、注目なのが2話目。
「毎日エッチ」
とか1話目では締めくくっていましたが…なにげに毎回シテいたのは「葵依さん」らしく、「緋月ちゃん」はまだ1回もなかったようなのです。
あべこべになっているんですねー。
基本複数でしたが、漫画的にはメインが入れ替わるに自然な流れとなっていました。
そんな訳で、あのオチは当然のこと。
ただ、選手としては微妙な感じになってしまうかもしれません。
※左から、葵依さん、緋月」ちゃん、蓬莱雫さん
キャラとしては独特なテンションの「雫さん」が良かったです。
「反省莉緒ちゃん」は「新城莉緒」ちゃんと風紀委員長の男の子という同級生なパターン。
風紀委員な「莉緒ちゃん」でしたが、サボっている上に自ら風紀を乱すという問題児。
口うるさく注意をしてきた委員長に対し、”勝った方の言う事を聞く”ということでえっち勝負を持ちかけるのでした。
当人2人もいいんですが、良かったのは外で見張りをしていた「佳子」ちゃんら友達。
中からは声だけが聞こえているようで、ドキドキしている描写が差し込まれていたんですが…ちゃんとオチにも登場しておりました。
刺激強いよね。
ほか、「恵一」くんと「マミ」ちゃんの「オナQ」、ロリ巨乳な「珠美」さんと「哲弘」くんの「揺れるお誘い」、さらに「蓬莱雫(ほうらい・しずく)」さんの「はにかみラビット」、「莉々奈」さんの「莉々奈さん養成日記」も同級生。
「オナQ」はプレイ的には変化球でしたが、誕生日プレゼントをしているなど、カップルとしては普通。
ちょっとした「恵一くん」の言葉によってプライドを刺激された「マミちゃん」が、自らえっちへと誘う展開です。
またまたひと波乱ありそうなオチが秀逸ですね。
「揺れるお誘い」は不釣り合いに大きい胸がポイント。
机に乗っけてる感じ。
まぁ…勉強どころではないですね(笑)
「はにかみラビット」はポーカーフェイスで独特なテンションの「雫さん」
あちこちのリアクションから、勝手にどんどん進めていくえっちが良かったです。
くっきりとした乱れない曲線の絵柄。
ページいっぱいに描かれているような印象で、濃淡はやや濃い目。
コマ内へのおさまりが良く、崩れもありませんでした。
輪郭は柔らかく幅広く、縦に大きい目と横に広がる口が特徴という、可愛らしいキャラ絵です。
また、小さく描かれる鼻はなくなること頻繁で、顔はぷにぷにとしてロリちっくな感覚。
いかにも漫画っぽいバランスですね。
個性は確立して安定感もありますが、傾きは大きく癖は目立つタイプでしょう。
カラーでもあまり変化はないので、↓表紙から判断下さい。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・個性強いですが、ロリちっくな安定した絵柄です。
・キャラがお話を盛り上げていました。やっぱり近親ネタのが巧いですかね。
・ネタとしてはメインの「弥侑FEVER!」ですね。ダメな兄が楽しいです。
合計:[12/15]
刺さるポイントというのは人それぞれだと思います。
また、絵やネタなどのほか、細かい些細な変化によって、面白さというのはガラリと変わっていくのでしょう。
個人的に今回の「FEVER!ぱっくん妹」は、脳内イメージを変化させるくらいに良かったです。
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき、作品解説、
カバー裏に別絵(表紙はリンク絵)、
カラー描き下ろし「弥侑FEVER!プレリュード」
・その他: カラー(10P)、短編×12(うち「弥侑FEVER!」×2、
「純情すく水スクール」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「藤坂リリック(ふじさか・りりっく)」センセの「FEVER!ぱっくん妹」です。
週末の本屋さんはまだちらほらという感じ。
大攻勢は来週以降ですかね。
眠気たっぷりですが、年末までもう数日。
ぎりぎりまで頑張っていきましょう。
さて、本日は久しぶりで手に取りました「藤坂リリック」センセ。
6冊目の単行本「FEVER!ぱっくん妹」です。
こちらでは2冊目にあたる「Honey&Sweet」を紹介しておりますが…あまり刺さらなかったんですね。
今回の単行本は、オレンジが映えた↓表紙が良かったので、手にとってみました。
表紙というのは重要ですね。
露出控えめでしたが、その分ポップで柑橘系。
本編のラブで楽しい雰囲気を醸し出していたと思います。
バランス的にも良いのではないでしょうか。
※彩花ちゃん
やっぱりこうした近親・妹系がオススメです。
タイトルから察するにメインな短編「弥侑FEVER!」
妹「弥侑」ちゃんとのお風呂を楽しみにしていた兄。
毎週金曜日は”お風呂の日”ということで、2人仲良く入っていたんですが…6年生になっていた「弥侑ちゃん」はそれをすっぱり断ってきたのです。
尋常でないほどの落ち込みを見せていた彼に「弥侑ちゃん」は…という流れ。
いい表情を見せていた↓表紙が「弥侑ちゃん」です。
カラー描き下ろしという「弥侑FEVER!プレリュード」は、プロローグ的なお話でした。
(※プレリュードが序曲みたいな意味ですね)
ここはたった4ページだけなんですが、お風呂を共にする兄が(えろい意味はなく)いかにも見て・考えているかもしれない感じで面白いですね。
妄想部分はちと極端ですが、手を出さずとも同じ映像が浮かんでいるのも同様。
そうした経緯があり、思春期真っ只中な「弥侑ちゃん」がお風呂を拒否するのは当然のこと。
ショックを受ける気持ち(←父親みたいですね)は分からんでもないですが、年下に気を使わせるほど落胆しないように(笑)
「裸だけでイイから見せてくれ!」
とかなんとか、要求がズレていくのもなかなか良い感じ。
このあたりの掛け合いは楽しいので必見です。
どんな兄妹だ。
オチまで巧くまとまっており、「弥侑ちゃん」の魅力全開なお話になっていました。
センセもお気に入りなようです。
カラー原稿のある「イロドリいろは」も妹「彩花」ちゃんと兄の近親ラブコメ。
”Hなことを考えると発情し、暴走してしまう”という、馬鹿馬鹿しい病気のお兄ちゃん。
その処理をしていた「彩花ちゃん」でしたが、いつからかその病気は彼女にも感染していたのでした。
だいたいそんなん。
単行本では、目次後のカラー2ページのイラストが…なにげに「彩花ちゃん」なのでした。
(※その直後に始まっているのが先の「弥侑FEVER!」なんですが…位置的にややこしいですね。まさか乱丁ではないよねぇ…)
水玉模様な下着がいい感じです。
先の兄妹と違い、病気を建前にして既に近親関係があった2人。
常套手段の1つですよね。
いままで”処理していた”「彩花ちゃん」でしたが、これからは共に処理し合う必要があり…単なるラブラブなカップルになっていくのでしょう。
ちなみに、呼び出しにすぐ駆け付けたほか、申し訳なく思って気にしているなど、先のお兄ちゃんよりマトモでした。
※左:弥侑ちゃん、右:菜摘ちゃん
「弥侑ちゃん」は非常に良いお話でした。「菜摘ちゃん」の下は…単行本でどうぞ。
「菜摘まっサカリ」の妹「菜摘」ちゃん。
こちらのお兄ちゃんは頻繁にイタズラされていましたけど…まぁ、あーまで絡んでくるというのはちょっと違いますよね。
彼の妹趣味を見て、無視されてないんだもの。
下着を投げつけてきて、何も穿いてないと見せかけて絆創膏~というシチュエーションが冒頭にあるんですが…「菜摘ちゃん」、アレは逆にえっちくさいですよ。
兄・弟がいる「しおり」ちゃんの「せいちょうのしおり」はコメディーちっく。
「お姉ちゃんみたいに変態になりたくないし…」
とか言われていたそのまま、えっちに貪欲で興味津々な「しおりちゃん」
テストも保健だけ満点というのが楽しいですね。
1人2人弟妹が増えてもおっけー、ということで、3名での近親えっちを堪能していました。
よかないでしょー!!
描き下ろしでなく、ちゃんと連続形式になっているのが「純情すく水スクール」
スイミングスクールで記録を伸ばし続けるエース「浩志」くん。
東京の学校へ推薦入学が決まっており、彼に想いを寄せていた「緋月」ちゃんは最後のチャンス。
先輩「藤瀬葵依」さんの後押しもあり、遂に告白したのでした。
Wヒロインな漫画ですね。
スクール水着な2人(※「葵依さん」は上半身セーラー服です)とのえっち。
実は「葵依さん」も彼のことが好きで、「緋月ちゃん」の言葉もあって参加することとなるんですが、注目なのが2話目。
「毎日エッチ」
とか1話目では締めくくっていましたが…なにげに毎回シテいたのは「葵依さん」らしく、「緋月ちゃん」はまだ1回もなかったようなのです。
あべこべになっているんですねー。
基本複数でしたが、漫画的にはメインが入れ替わるに自然な流れとなっていました。
そんな訳で、あのオチは当然のこと。
ただ、選手としては微妙な感じになってしまうかもしれません。
※左から、葵依さん、緋月」ちゃん、蓬莱雫さん
キャラとしては独特なテンションの「雫さん」が良かったです。
「反省莉緒ちゃん」は「新城莉緒」ちゃんと風紀委員長の男の子という同級生なパターン。
風紀委員な「莉緒ちゃん」でしたが、サボっている上に自ら風紀を乱すという問題児。
口うるさく注意をしてきた委員長に対し、”勝った方の言う事を聞く”ということでえっち勝負を持ちかけるのでした。
当人2人もいいんですが、良かったのは外で見張りをしていた「佳子」ちゃんら友達。
中からは声だけが聞こえているようで、ドキドキしている描写が差し込まれていたんですが…ちゃんとオチにも登場しておりました。
刺激強いよね。
ほか、「恵一」くんと「マミ」ちゃんの「オナQ」、ロリ巨乳な「珠美」さんと「哲弘」くんの「揺れるお誘い」、さらに「蓬莱雫(ほうらい・しずく)」さんの「はにかみラビット」、「莉々奈」さんの「莉々奈さん養成日記」も同級生。
「オナQ」はプレイ的には変化球でしたが、誕生日プレゼントをしているなど、カップルとしては普通。
ちょっとした「恵一くん」の言葉によってプライドを刺激された「マミちゃん」が、自らえっちへと誘う展開です。
またまたひと波乱ありそうなオチが秀逸ですね。
「揺れるお誘い」は不釣り合いに大きい胸がポイント。
机に乗っけてる感じ。
まぁ…勉強どころではないですね(笑)
「はにかみラビット」はポーカーフェイスで独特なテンションの「雫さん」
あちこちのリアクションから、勝手にどんどん進めていくえっちが良かったです。
くっきりとした乱れない曲線の絵柄。
ページいっぱいに描かれているような印象で、濃淡はやや濃い目。
コマ内へのおさまりが良く、崩れもありませんでした。
輪郭は柔らかく幅広く、縦に大きい目と横に広がる口が特徴という、可愛らしいキャラ絵です。
また、小さく描かれる鼻はなくなること頻繁で、顔はぷにぷにとしてロリちっくな感覚。
いかにも漫画っぽいバランスですね。
個性は確立して安定感もありますが、傾きは大きく癖は目立つタイプでしょう。
カラーでもあまり変化はないので、↓表紙から判断下さい。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・個性強いですが、ロリちっくな安定した絵柄です。
・キャラがお話を盛り上げていました。やっぱり近親ネタのが巧いですかね。
・ネタとしてはメインの「弥侑FEVER!」ですね。ダメな兄が楽しいです。
合計:[12/15]
刺さるポイントというのは人それぞれだと思います。
また、絵やネタなどのほか、細かい些細な変化によって、面白さというのはガラリと変わっていくのでしょう。
個人的に今回の「FEVER!ぱっくん妹」は、脳内イメージを変化させるくらいに良かったです。
FEVER!ぱっくん妹(こ) (ホットミルクコミックス 310) (2009/12/10) 藤坂リリック 商品詳細を見る |
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■らぶちち (歌麿)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・巨乳
・おまけ: あとがき・作品解説「まろ通信」、ゲストページ、
カバー裏にラフ絵、描き下ろし「あままい その後」・
「ラブユリNTR! その後」・「おまけ(情欲リベリオン)」
・その他: 折り返しに4コマ、カラー(8P)、短編×10(描き下ろし除く)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「歌麿(うたまろ)」センセの「らぶちち」です。
他に書くスペースがないので、ちょろっとだけ。
えー、先日「お寺さんぽ」のブログにて「キンレイ」さんの冷凍麺「武田信玄ゆかりの味噌鍋うどん」を取り上げたんですね。
そしたら、テレ朝の番組にて、そうした冷凍麺のランキングをつけるコーナーがあったのよ。
「おお、タイムリーじゃん」
とか、ぼーっと見ていたら…なんと1位に輝いたのは「武田信玄ゆかりの味噌鍋うどん」でした。
びっくり。
確かに美味かったですが、あれトップクラスな商品だったんですねー。
※こんなん。
さて、余談はそのくらいに、本日は「ふにぷにデイズ」を紹介したばかりの「歌麿」センセです。
たぶん3冊目くらいの単行本「らぶちち」が発売されていました。
早いリリースです。
同じ「コアマガジン」さんで「藤坂リリック」センセの新刊もゲットしていましたが、先にこちらをチョイス致しました。
ひでるさん的に↓表紙でこちらのが刺さったの。
収録は全て短編という構成で、描き下ろしに後日談があったりします。
紹介帯「ワシはちちが好きなんや!!」というそのまま、豊かなバストのヒロインが次々登場します。
基本はラブコメちっく。
中には集団えっちの話もあったんですが暗さなく、楽しいエピソードに仕上がっていました。
↓表紙を飾っている、眼鏡な「かんな」ちゃんのえっち話「情欲リベリオン」
「スグル」くんはえっちゲームでナニしていたところを、「かんなちゃん」に目撃されてしまいました。
「アタシがオカズになってあげよっか?」
固まっていた「スグルくん」に対し、「かんなちゃん」はそんなことを言ってきたのです。
ネタを提供する代わりに、彼女の命令を聞くこと。
そんな条件を受け入れ、甘えていた「スグルくん」
ふとした拍子の鋭い突っ込みは、「かんなちゃん」の心を大いに揺さぶってしまったのでした。
巻末描き下ろしの「おまけ」もこちらの2人ですね。
強い態度と言葉の「かんなちゃん」
ズバリ言い当てられ、途端に泣き崩れてしまうところが可愛らしいです。
あー、小さい娘みたいですねー。
眼鏡だけでなく、パンパンに張った胸とニーソックス、シマパン、ツンデレちっくな性格など、色々なキーワードを合わせ持ったヒロインでした。
そんな彼女の脇にやたら執着していた「スグルくん」は、ちょっと特殊な趣味。
彼女がノースリーブだったのは、それに合せてのものかなぁ。
「完璧に変態じゃん」
とか言われていましたよ。
※左:真黒艶子、右:美作瑠璃
この2人のお話がお気に入りです。…どちらも困った感じね。
裏表紙・折り返し4コマを受け持っているのが、「スマイルハート」のヒロイン「真黒艶子(まくら・つやこ)」さん。
大学生「柿崎信太」くんは、最近「艶子さん」に付きまとわれていました。
何か言いたげではあるものの間が悪く、変なタイミングばかり。
家が華道の名門で常に和服、周囲との付き合いも希薄という彼女の目的は??
まぁ、隠すほどではないと思いますが…「信太くん」が関西弁というのがヒント。
彼女の一言で、冒頭の行動に納得。
なるほど、普通に話しかけたらつまんないですもんね。
微妙にスレ違ったままえっちをするんですが…胸からハトが飛び出したのにはびっくり(笑)
「あらいけない、ネタ用のハトが…」
とかなんとか、非常に面白い娘さんでした。
実家の指導がためか、ちゃんと下着つけていなかったのはいいですね。
いわゆる三角目ちっくで独特なキャラもあり、強いインパクトのヒロインでした。
付き合うとまた違った魅力が出て来そうなので、別シチュエーションを見てみたいですね。
短編「Oh!lala」の「美作瑠璃」さんもまた違ったオモロイ女性。
「あたしの美しさを引き立たせる一因に過ぎないのよ!」
…などと、雨にうたれながら1人自分に酔っているような娘。
そこそこ重症(笑)
ちょっとした偶然から、後輩「小松山花太郎」くんに恋をするのでした。
それも、「あたしのことが好きなんでしょう!?」とかなんとか、「機動戦艦ナデシコ」の「ユリカ」みたいなことを言っています。
勝手に誤解・暴走した挙句、えっちまでしてしまうのでした。
先の「艶子さん」と違って単純で分かり易いですが…ややうっとおしいかも。
※妹「麻衣さん」
季節モノなので、サンタコスプレな彼女をチョイスしました。
「そーちゃん」こと「宗太郎」くんと付き合っていた「真知」さん。
最近のおかしな行動から、浮気を疑った彼が尾行をしていると…その先輩「凛子」さんが相手だと判明。
「真知さん」をはさんでえっち勝負することとなったのです。
「ラブユリNTR!」は、だいたいそんな流れ。
ヒロインを男女が取り合うということで…つい先日読んだばかりの「蜜Do萌え!/由河朝巳」を思い出しました。
そちらと違い、ヒロイン「真知さん」はなかなかしたたかで、2人を手玉に取っているような感覚。
「宗太郎くん」も軽く、「凛子さん」ともえっちしてしまうのでした(←「真知さん」のリクエストによる)
そうだ、成年漫画だとやっぱこーですわね。
個人的には本編より、メイドコスプレな描き下ろしの部分のが楽しいです。
「宗太郎くん」面白いなぁ。
「糖分が足りないといやらしくなる」体質の「此花あんず」さん。
ケーキ屋でウェイトレスをしていた彼女は適度に(半ば無理矢理)糖分を摂取していましたが…買い出しに出ていた「あんずさん」は間に合わず緊急事態となっており、偶然歩いていた「ナオト」くんを相手に誘ったのでした。
そんな展開が「スウィーツスウィーツ」
漫画内でも言われてましたが…ウソくさい設定ですね(笑)
ただ、それがため「おかげで余分なお肉が付いちゃうし」に繋がっています。
むちむちです。
兄「圭太」、妹「麻衣」のラブラブ近親話「あままい」
朝からべったりくっついてくる妹「麻衣ちゃん」
兄「圭太くん」の周囲をうろつく「宮崎」さんを意識した、彼女は嫉妬もあって途端に不機嫌になってしまうのでした。
妹相手に混乱する「圭太くん」でしたが…ぐるぐる考えはしていたものの、まるで抵抗してませんね。
「ちょっとぐらいはいいよな…」
とかなんとか言って、初えっちを引き受けるのです。
終始ラブな視線を向けていた「麻衣ちゃん」に対し、「圭太くん」はどこか冷めた感じ。
描き下ろし部分でも、サンタコスプレで暴走気味な彼女を前に、諦めさせるための方策を考えていました。
ちょっと今後がうまくいかなそうで心配。
※左から真知さん・凛子さん、上司「百瀬さん」
散々怒鳴られていた「百瀬さん」これはいいですねー。
ほか、「鷹村うららの受難」は電車内、「ひな先生といっしょ」は放課後の小学校、「please love me」はオフィス…と、それぞれ集団でのえっちパターンです。
「ひな先生~」はふんわり美人な「ひな先生」がなかなか良い感じ。
他2話と違って、終始良い笑顔を見せていました。
「please~」は厳しい上司「百瀬」さんを報復で襲う短編。
なんですが…直前にて、いつも怒鳴られていた「秋月」くんにふと優しい言葉がかかるのが最大のポイント。
実は彼に好意を持っていたんですねー。
落差が大きく、普通に言われるよりもドキっとしますね。
サラリーマン憧れなストーリーでしょう。(…あれだけ美人の上司なら、ですが)
そんな訳で後半はラブラブえっちに発展するという、独特な展開になっていました。
「鷹村うらら~」はちょっと軽く、あまり刺さりませんでした。
カラー原稿のあるお話「ムラむらダイアリー」はモノローグで進むえっち人妻「美津子」さん。
隣に住む「ミカ」くんに好き勝手しておりました。
水着もいいですが…個人的には年齢オーバーちっくなチアガール衣装の彼女をじっくり見たかったです。
柔らかな細線の絵柄。
適度なくらいの濃淡で、デジタルな灰色です。
やや強いコメディー崩しはありますが、全体的に乱れはなく作画は安定しておりました。
コテコテとした描き込みもなく、また白過ぎることもなく、見易いものだと思います。
そこそこの幅と縦長な輪郭で、鼻から長い感じが特徴。
ちょっとツリ目な傾向ですね。
人妻などアダルトなキャラも巧く描かれ、アンダーヘアは結構くっきり。
タイトルにもなっているように、”ぼわん”というような、巨大肉まんちっくな胸も大きな特徴です。
個性を確立され、癖はあるものの万人向けな画風であると思います。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・嫌味なく、幅広く刺さりそうな絵柄でしょう。あとは胸が好みかどうか。
・楽しいエピソードでいいんですが、正直なところもうひと押し欲しい感じです。
・ちらほらセンセ独特な感性が見えました。コメディーが巧いです。
合計:[11/15]
判断は紹介帯、あるいは「コアマガジン」さんのHPは直接センセのHPにも飛べるので便利。
普通に検索すると、有名浮世絵師がどかっーとヒットしてしまうので。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・巨乳
・おまけ: あとがき・作品解説「まろ通信」、ゲストページ、
カバー裏にラフ絵、描き下ろし「あままい その後」・
「ラブユリNTR! その後」・「おまけ(情欲リベリオン)」
・その他: 折り返しに4コマ、カラー(8P)、短編×10(描き下ろし除く)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「歌麿(うたまろ)」センセの「らぶちち」です。
他に書くスペースがないので、ちょろっとだけ。
えー、先日「お寺さんぽ」のブログにて「キンレイ」さんの冷凍麺「武田信玄ゆかりの味噌鍋うどん」を取り上げたんですね。
そしたら、テレ朝の番組にて、そうした冷凍麺のランキングをつけるコーナーがあったのよ。
「おお、タイムリーじゃん」
とか、ぼーっと見ていたら…なんと1位に輝いたのは「武田信玄ゆかりの味噌鍋うどん」でした。
びっくり。
確かに美味かったですが、あれトップクラスな商品だったんですねー。
※こんなん。
さて、余談はそのくらいに、本日は「ふにぷにデイズ」を紹介したばかりの「歌麿」センセです。
たぶん3冊目くらいの単行本「らぶちち」が発売されていました。
早いリリースです。
同じ「コアマガジン」さんで「藤坂リリック」センセの新刊もゲットしていましたが、先にこちらをチョイス致しました。
ひでるさん的に↓表紙でこちらのが刺さったの。
収録は全て短編という構成で、描き下ろしに後日談があったりします。
紹介帯「ワシはちちが好きなんや!!」というそのまま、豊かなバストのヒロインが次々登場します。
基本はラブコメちっく。
中には集団えっちの話もあったんですが暗さなく、楽しいエピソードに仕上がっていました。
↓表紙を飾っている、眼鏡な「かんな」ちゃんのえっち話「情欲リベリオン」
「スグル」くんはえっちゲームでナニしていたところを、「かんなちゃん」に目撃されてしまいました。
「アタシがオカズになってあげよっか?」
固まっていた「スグルくん」に対し、「かんなちゃん」はそんなことを言ってきたのです。
ネタを提供する代わりに、彼女の命令を聞くこと。
そんな条件を受け入れ、甘えていた「スグルくん」
ふとした拍子の鋭い突っ込みは、「かんなちゃん」の心を大いに揺さぶってしまったのでした。
巻末描き下ろしの「おまけ」もこちらの2人ですね。
強い態度と言葉の「かんなちゃん」
ズバリ言い当てられ、途端に泣き崩れてしまうところが可愛らしいです。
あー、小さい娘みたいですねー。
眼鏡だけでなく、パンパンに張った胸とニーソックス、シマパン、ツンデレちっくな性格など、色々なキーワードを合わせ持ったヒロインでした。
そんな彼女の脇にやたら執着していた「スグルくん」は、ちょっと特殊な趣味。
彼女がノースリーブだったのは、それに合せてのものかなぁ。
「完璧に変態じゃん」
とか言われていましたよ。
※左:真黒艶子、右:美作瑠璃
この2人のお話がお気に入りです。…どちらも困った感じね。
裏表紙・折り返し4コマを受け持っているのが、「スマイルハート」のヒロイン「真黒艶子(まくら・つやこ)」さん。
大学生「柿崎信太」くんは、最近「艶子さん」に付きまとわれていました。
何か言いたげではあるものの間が悪く、変なタイミングばかり。
家が華道の名門で常に和服、周囲との付き合いも希薄という彼女の目的は??
まぁ、隠すほどではないと思いますが…「信太くん」が関西弁というのがヒント。
彼女の一言で、冒頭の行動に納得。
なるほど、普通に話しかけたらつまんないですもんね。
微妙にスレ違ったままえっちをするんですが…胸からハトが飛び出したのにはびっくり(笑)
「あらいけない、ネタ用のハトが…」
とかなんとか、非常に面白い娘さんでした。
実家の指導がためか、ちゃんと下着つけていなかったのはいいですね。
いわゆる三角目ちっくで独特なキャラもあり、強いインパクトのヒロインでした。
付き合うとまた違った魅力が出て来そうなので、別シチュエーションを見てみたいですね。
短編「Oh!lala」の「美作瑠璃」さんもまた違ったオモロイ女性。
「あたしの美しさを引き立たせる一因に過ぎないのよ!」
…などと、雨にうたれながら1人自分に酔っているような娘。
そこそこ重症(笑)
ちょっとした偶然から、後輩「小松山花太郎」くんに恋をするのでした。
それも、「あたしのことが好きなんでしょう!?」とかなんとか、「機動戦艦ナデシコ」の「ユリカ」みたいなことを言っています。
勝手に誤解・暴走した挙句、えっちまでしてしまうのでした。
先の「艶子さん」と違って単純で分かり易いですが…ややうっとおしいかも。
※妹「麻衣さん」
季節モノなので、サンタコスプレな彼女をチョイスしました。
「そーちゃん」こと「宗太郎」くんと付き合っていた「真知」さん。
最近のおかしな行動から、浮気を疑った彼が尾行をしていると…その先輩「凛子」さんが相手だと判明。
「真知さん」をはさんでえっち勝負することとなったのです。
「ラブユリNTR!」は、だいたいそんな流れ。
ヒロインを男女が取り合うということで…つい先日読んだばかりの「蜜Do萌え!/由河朝巳」を思い出しました。
そちらと違い、ヒロイン「真知さん」はなかなかしたたかで、2人を手玉に取っているような感覚。
「宗太郎くん」も軽く、「凛子さん」ともえっちしてしまうのでした(←「真知さん」のリクエストによる)
そうだ、成年漫画だとやっぱこーですわね。
個人的には本編より、メイドコスプレな描き下ろしの部分のが楽しいです。
「宗太郎くん」面白いなぁ。
「糖分が足りないといやらしくなる」体質の「此花あんず」さん。
ケーキ屋でウェイトレスをしていた彼女は適度に(半ば無理矢理)糖分を摂取していましたが…買い出しに出ていた「あんずさん」は間に合わず緊急事態となっており、偶然歩いていた「ナオト」くんを相手に誘ったのでした。
そんな展開が「スウィーツスウィーツ」
漫画内でも言われてましたが…ウソくさい設定ですね(笑)
ただ、それがため「おかげで余分なお肉が付いちゃうし」に繋がっています。
むちむちです。
兄「圭太」、妹「麻衣」のラブラブ近親話「あままい」
朝からべったりくっついてくる妹「麻衣ちゃん」
兄「圭太くん」の周囲をうろつく「宮崎」さんを意識した、彼女は嫉妬もあって途端に不機嫌になってしまうのでした。
妹相手に混乱する「圭太くん」でしたが…ぐるぐる考えはしていたものの、まるで抵抗してませんね。
「ちょっとぐらいはいいよな…」
とかなんとか言って、初えっちを引き受けるのです。
終始ラブな視線を向けていた「麻衣ちゃん」に対し、「圭太くん」はどこか冷めた感じ。
描き下ろし部分でも、サンタコスプレで暴走気味な彼女を前に、諦めさせるための方策を考えていました。
ちょっと今後がうまくいかなそうで心配。
※左から真知さん・凛子さん、上司「百瀬さん」
散々怒鳴られていた「百瀬さん」これはいいですねー。
ほか、「鷹村うららの受難」は電車内、「ひな先生といっしょ」は放課後の小学校、「please love me」はオフィス…と、それぞれ集団でのえっちパターンです。
「ひな先生~」はふんわり美人な「ひな先生」がなかなか良い感じ。
他2話と違って、終始良い笑顔を見せていました。
「please~」は厳しい上司「百瀬」さんを報復で襲う短編。
なんですが…直前にて、いつも怒鳴られていた「秋月」くんにふと優しい言葉がかかるのが最大のポイント。
実は彼に好意を持っていたんですねー。
落差が大きく、普通に言われるよりもドキっとしますね。
サラリーマン憧れなストーリーでしょう。(…あれだけ美人の上司なら、ですが)
そんな訳で後半はラブラブえっちに発展するという、独特な展開になっていました。
「鷹村うらら~」はちょっと軽く、あまり刺さりませんでした。
カラー原稿のあるお話「ムラむらダイアリー」はモノローグで進むえっち人妻「美津子」さん。
隣に住む「ミカ」くんに好き勝手しておりました。
水着もいいですが…個人的には年齢オーバーちっくなチアガール衣装の彼女をじっくり見たかったです。
柔らかな細線の絵柄。
適度なくらいの濃淡で、デジタルな灰色です。
やや強いコメディー崩しはありますが、全体的に乱れはなく作画は安定しておりました。
コテコテとした描き込みもなく、また白過ぎることもなく、見易いものだと思います。
そこそこの幅と縦長な輪郭で、鼻から長い感じが特徴。
ちょっとツリ目な傾向ですね。
人妻などアダルトなキャラも巧く描かれ、アンダーヘアは結構くっきり。
タイトルにもなっているように、”ぼわん”というような、巨大肉まんちっくな胸も大きな特徴です。
個性を確立され、癖はあるものの万人向けな画風であると思います。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・嫌味なく、幅広く刺さりそうな絵柄でしょう。あとは胸が好みかどうか。
・楽しいエピソードでいいんですが、正直なところもうひと押し欲しい感じです。
・ちらほらセンセ独特な感性が見えました。コメディーが巧いです。
合計:[11/15]
判断は紹介帯、あるいは「コアマガジン」さんのHPは直接センセのHPにも飛べるので便利。
普通に検索すると、有名浮世絵師がどかっーとヒットしてしまうので。
らぶちち (ホットミルクコミックス 312) (2009/12/10) 歌麿 商品詳細を見る |
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